JP2003202081A - 回転軸の高圧フィルムシール - Google Patents
回転軸の高圧フィルムシールInfo
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Abstract
っても作動可能であり、長寿命を有する高圧フィルム周
シールを提供する。 【解決手段】 回転軸とシールとの間の、荷重リングに
係合するセグメントシールリングの孔内表面は、シール
ダムに隣接するシール領域と、上流の軸受領域とを有す
る。軸受領域には、シールセグメントを回転軸から離隔
する方向に移動させてシールリングの孔内表面にかかる
摩擦荷重を減少しシール寿命が増加させるリフトポケッ
トが設けられている。
Description
には、回転部材と静止部材との間の流体の流れを制限す
るための改良型高圧フィルム周シールであって、両部材
の間に高い圧力差があっても作動し、長寿命を有するシ
ールに関する。本発明は、全ての流体系で使用できる
が、特に、乾燥ガス環境における密封手段して有用であ
る。
ジン及び工業用ターボ機械を含む種々の用途に広く受け
入れられている装置である。工業用として用いるこれら
のシール装置の条件は、連続運転で最短5年(43,8
00時間)のオーダーのシール寿命を有することであ
る。これらの周シールは、圧力逃し型(圧力平衡型でな
い)接触装置であり、典型的な工業用ターボ圧縮機にお
いて所要の寿命を得るために、両端間の圧力が15乃至
20psigの用途にその利用が一般的に限定される。
所要の寿命を達成するためにはシールにかかる荷重を低
く抑えることが必要であるが、これは、孔内ダムのシー
ル長さを合理的な小さい値に減少することにより行う。
半径方向及び軸方向のばね荷重も同様に低い値に制御さ
れる。シールリングが静的回転振れまたは振動による軸
の動的運動に追従できないようにする力は、主として、
回転する軸スリーブと、金属製のシールハウジングの内
径との間の露出した隙間から得られる。ロータに追従し
ようとするシールリングの加速による慣性力も存在する
が、これらは、シールリングが低密度、従って軽量の炭
素グラファイトのような材料で作られているため、問題
ではない。これらの目的を達成するためのフィルム周シ
ールを提供しようとする試みが米国特許第3,575,
424号にTaschenbergにより記載されているが、その
結果、外周面が低圧にさらされ、固定ハウジングコンポ
ーネントにより最小の間隙が得られたシールリングが提
供された。従来型の或る特定の構造は浮動リングコンポ
ーネントより成る二次シールを備えているが、これらは
Popeの米国特許第5,284,347号のように回転し
ないハウジング部品だけに付随するものである。この構
造は二次シールの間隙を制限するが、回転軸と、円周方
向の浮動荷重リングとの間の間隙を最小限に抑える浮動
荷重リング一次ガスシール構造を発明したものはいな
い。
250psiまたはそれ以上の圧力差の非常に大きい圧
力降下があっても作動可能であり、圧縮性流体で形成さ
れるガス環境に特に有用な流体周シール装置を、回転軸
とシールとの間の間隙を画定する、セグメントシールリ
ングと縦続するように装着された、荷重リングと呼ぶ、
浮動ハウジング部分にセグメント周シールリングを係合
させて、提供するものである。セグメントシールリング
の孔内表面は、シールダムに隣接するシール領域と、流
体の流れ方向においてその上流の軸受領域とを有する。
本発明の一実施例によると、軸受部分には、シールセグ
メントを回転軸または回転軸に取り付けたスリーブから
離隔する方向に移動させてシールリングの孔内表面にか
かる摩擦荷重を減少するためのリフトポケットも設けら
れている。本発明のシールリングは炭素グラファイトま
たはセラミック複合物のような軽量材料で作られている
ため、リフトポケットのようなシール手段は、金属製軸
スリーブのような硬い金属部品に形成される。このた
め、それらの部品がこすりあっても、リフトポケットが
破壊されて、シールの動作寿命が減少することはない。
セグメントシールと浮動荷重リングとを、フィルム流体
周シールの通常の軸受領域にあるリフトポケットと共に
用いると、シール寿命が増加するだけでなく、高い差圧
でシールが動作することができる。この差圧(ガスシー
ルの)は、適当な寿命を有するこれらの用途のシールに
つき通常予想される15−20psi時よりも1オーダ
ー十分に大きいものである。本発明はまた、差圧が高く
てもシールに沿うシールギャップが小さい流体周シール
を提供するものである。さらに、シールリングと浮動荷
重リングが本質的に圧力平衡関係にある実施例が提供さ
れる。
素について使用し、構成要素の変形例を同一の参照番号
にプライム符号を付したもので示す添付図面を参照し
て、図1は、回転可能な軸10を内臓するハウジング8
が略示した本発明のシール装置の実施例の概略的な断面
図である。図1には図示しないが、ハウジング8は、例
えば圧縮機のハウジングのような種々の機械装置を分離
するハウジングであり、回転軸は、電気モーターまたは
タービンのような駆動機構(図示せず)と係合するため
に、また他方の端部で圧縮機の翼のような被駆動機構
(図示せず)と係合するために、ハウジング8を貫通し
ていることが明らかである。
ウジングセグメント12に接続されているが、このセグ
メントは、Oリング14のような適当なシールにより漏
洩を防止するべくハウジング8に密封固定されているた
め、ハウジング8とセグメント12との間の界面を介す
るハウジング8の内部からの漏洩はない。固定装置(図
示せず)を取外せば、周シール(以下に説明する)への
アクセスが可能になる。ハウジング8の下方に延びる肩
部16は、ハウジングセグメント12と対向し、また、
回転可能な軸10の方を向いている。ハウジング8内で
肩部16と接触するのは、ほぼL字形断面を有する環状
シールハウジング18であるが、この環状シールハウジ
ングは、金属製で、中央開口22を有する下方に延びた
環状フランジ20を備えている。シールハウジング18
とハウジング8との間の漏洩は、それらの間の界面に沿
って流体が流れないようにする環状周溝とOリング24
とにより阻止される。シールハウジング18の取外し可
能なカバーリング26は、ハウジングセグメント12に
隣接するシールハウジング18の端部に装着されてお
り、そのカバーリングの下方に延びる環状フランジ28
は、フランジ20の開口22とほぼ整列する関係にあ
り、軸10に沿って軸方向に離隔する開口30を備えて
いる。シールハウジング18とカバーリング26とは、
キャップボルト32(ただ1個だけを示す)のような円
周方向に離隔したボルトにより互いに固定され、軸方向
に離隔したフランジ20と28との間に、シール装置の
コンポーネントを受容する環状領域を画定する。
態で、フランジ20と28との間のほぼ中間点で始まる
ネックダウン部分を有する。このため、軸10は軸スリ
ーブ34を受容する。軸スリーブ34は、外方に延びる
周溝とOリングとの組み合わせ36により軸10とスリ
ーブ34との間の空間の漏洩を防止するように、軸の外
表面上に装着されている。スリーブ34は、軸10の相
補的凹部42と整列する軸スリーブ34に形成された少
なくとも1つの凹部38により、軸10に関して回転で
きない。両方の凹部38、42内を延びるピン40は、
環状ロックマット44のような適当な手段により定位置
に固定されるが、このロックナットは、46の螺着手段
のような適当な手段により軸に固定されている。軸スリ
ーブ34は、軸10上の軸方向定位置に軸スリーブ34
を維持するために軸の肩部50と係合する突起部48を
有する。
ジ20、28の開口22、30を貫通して軸10上に配
置される。フランジ20と28との間の開口には、セグ
メント一次シールリング52が配置されている。セグメ
ントシールリング52は、図2A、2B及び3−7にも
図示してある。この例(図2A及び2Bを参照)におい
て、セグメント一次シールリング52は3つのセグメン
ト54より成るが、各セグメントはオフセット舌状部5
5と、斜めに切った溝部分58(図7を参照)とを有す
る。舌状部55の斜面(図示せず)は、溝58内にぴっ
たり受容されるため、セグメント54間における半径方
向または軸方向の流体の流れが阻止される。この例の各
シールリングのセグメント54は、炭素グラファイト複
合材料または窒化ケイ素または炭化ケイ素のようなセラ
ミック材料のような、適当な耐摩耗性、低密度、軽量及
び適当な潤滑性を有する材料で全体を形成されている。
シールリングセグメントは、軸スリーブ34の外周面と
係合する一次周シールの孔内表面56を有する。軸スリ
ーブ34の外周面は、全体的に金属で形成され、好まし
くは、シールリングセグメント54と摩擦係合の可能性
がある位置に硬い被覆を施すのが好ましい。軸10に設
けた別個の軸スリーブ34の使用例を図示したが、軸1
0それ自体をシールリング52のシール表面として作用
させ、軸10の外周面にポケット96及び供給溝(後述
する)を形成して、シール装置から軸スリーブ34を省
略することが可能である。
接するように配置すると、連続する周孔表面56のフラ
ンジ28から遠隔の端縁部に実質的に連続するシールダ
ム62が形成される。各シールリングセグメントは、周
孔表面56上のシールダム62の上流側に隣接するとこ
ろに実質的に連続するシールダム溝64を有する。シー
ルダム溝64は、各セグメント54の溝58及び舌状部
55に隣接する雌端部で終端する。従って、各セグメン
ト54の継目の孔内表面56の小さな部分を除き、シー
ルダム溝64は本質的に連続している。
溝64は、複数の開口68により各シールリングセグメ
ント54の後方または外周面67と流体連通関係にある
が、これら複数の開口68は、シールダム溝64とシー
ルリングセグメント54の外周面側67にかかるガス圧
力とが流体連通関係になるように、シールリングセグメ
ント54の周りでほぼ等距離離隔している。後述するよ
うに、この外周面67は、ハウジング8内の高圧領域P
1にさらされている。
リングセグメント54は、外周面67に周溝68を有す
るが、この周溝は、シールリングセグメント54を軸1
0及び軸スリーブ34の方へ半径方向内方に付勢するガ
ーターばね71を受容するためにシールリング52の周
面を延びている。加えて、各シールリングセグメント5
4の右側を半径方向に延びる表面にはばねを受容する複
数の凹部70が設けられており、これらの凹部は、シー
ルの組み立てが完了すると、シールカバー26のフラン
ジ28と対向する。図2Bに示すように、各シールセグ
メント54はかかる凹部70を4個有するが、これらは
シールリングセグメント54をフランジ28から離れる
方向に、またフランジ20へ近付く方向に付勢するコイ
ルばねを受容する(図1を参照)。
荷重リング74は、シールリングセグメント54と、シ
ールリングハウジング18のフランジ20との間に介在
する。浮動荷重リング74は、金属製であるのが望まし
く、内周面に下方且つ軸方向に向いた凹部76を有し、
この凹部内には、焼嵌めのような適当な方法によりイン
サート78が固定されている。インサート78は、荷重
リング74の内周面の半径方向内方に、また荷重リング
に対向するフランジ20の側の半径方向表面80からわ
ずかに外方に延びている。荷重リングのインサート78
は、各シールリングセグメント54を形成する材料のよ
うな適当な材料で形成され、軸スリーブ34と係合する
と、そのスリーブ34と摩擦係合するように、浮動シー
ルリングのコンポーネントとして配置されている。同様
に、フランジ20に隣接してインサート78の半径方向
に延びる表面は、該フランジ20と係合して補助的なシ
ールを形成するように配置されるが、金属製の荷重リン
グ74が金属製のフランジ20と係合するのではない。
荷重リング74の外周面は1個またはそれ以上の凹部8
2を有するが、これらの凹部はシールハウジング18の
凹部に固定される回転防止ピン84を受容する。これら
のピン84は、浮動荷重リングが軸10及び軸シール3
4に関して回転しないようにする。ピン84は、シール
リングが、ピン84による干渉を受けずに浮動可能で、
半径方向及び軸方向に限られた量だけ移動できるように
凹部82内に緩く受容されるため、シール装置の組み立
てが可能となる。
半径方向に延びる表面の最下方において荷重リング74
の方へ延びる環状突出部86を有するため、荷重リング
74とフランジ20との係合による補助的なシール87
は、荷重リングのインサート78と突出部86との間で
のみ形成されることがわかる。突出部86の半径方向に
延びる金属製の表面は、本質的に平坦な表面を提供する
ように、精密に機械加工され、硬い被覆を施すのが好ま
しいことがわかる。この表面は、荷重リングインサート
78の半径方向に延びる隣接表面と係合するが、この隣
接表面もまた非常に小さな公差範囲内で本質的に平坦な
ように機械加工及び/またはラップ仕上げされる。同様
に、荷重リングインサート78の全ての表面は、荷重リ
ング74及びインサート78の金属及び非金属部分間の
漏洩を防止するために、また、荷重リングの内周面と軸
スリーブ34との間に本質的に一定のギャップを維持す
るために、ラップ仕上げにより本質的に平坦にされてい
る。波形ばね90のような付勢手段は、荷重リング74
と、カバーリング26との間に介在し、荷重リング74
をフランジ20の突出部86と係合するように付勢して
補助的なシール87を形成する。フランジ28に向いた
荷重リング74の半径方向表面には、複数の非回転ピン
92が、各シールセグメント54につき少なくとも1個
設けられている。これらのピンは、シールセグメント5
4の凹部(図2Aを参照)内に延びて、荷重リング74
及び軸スリーブ34に関するシールセグメントの回転を
防止する。シール及び荷重リングとそれらに付随するコ
ンポーネントを組み込んでシールハウジング18を形成
すると、シールセグメント54は、軸スリーブ34と係
合するように付勢されて一次シール57を形成し、また
浮動荷重リング74に隣接する側の半径方向表面は二次
シール61を形成することがわかる。荷重リング74の
この表面上の係合領域は、これらコンポーネント間の摩
耗と漏洩とを最小限に抑えるために精密に機械加工さ
れ、硬い表面にされることがわかる。補助的なシール8
7については、荷重リングは、波形ばね90及びコイル
ばね72によりフランジ20の肩部86に対して押圧さ
れている。
P1及びP0を有するが、領域P1(図1の右側)は高
圧、領域P0は通常それよりも低い圧力であることがわ
かる。本発明のシール装置の目的は、領域P1とP0と
の間の圧力差を維持することである。従って、領域P1
の圧力はフランジ20と28との間の空間にも存在する
ため、シールリング52及び荷重リング74の外周側
の、フランジ28に隣接するシールリングセグメントの
半径方向側は高圧である。フランジ20及びその突出部
86と浮動荷重リング74との間の流体(ガス)の漏洩
は、それらの間に形成される補助的なシール87により
防止され、また、フランジ28及びシールリング52に
最も近い荷重リング74の半径方向表面に沿う漏洩は、
ばね72及び90の負荷の作用下で二次シール61を形
成する、これらのコンポーネントの表面間の摩擦係合に
より阻止される。従って、領域P1とP0との間の全て
の漏洩流は、全てシールギャップに沿って、即ち、シー
ルリング52の孔内領域62と、シールリングインサー
ト78とスリーブ34の外周面との間の空間との間だけ
を流れるように意図されている。本発明の一次シール5
7は、領域P1とP0との間の圧力差が最大250ps
iまたはそれ以上である(本発明のシールと、許容圧力
差が20−30psiにすぎない業界で現在使用されて
いるシールと比較されたい)環境で使用可能な長寿命
(5年またはそれ以上)のフィルムシールであるように
意図されている。さらに、シールリング52の孔内領域
56の流路は、流体の流れ方向で見て、矢印A(図6を
参照)の間の上流の軸受け領域と、シールダム60に隣
接する下流のリフト領域とを含み、通路68を介してシ
ールダム溝64に高圧が導入されることがわかる。
軸受領域Aとスリーブ34との間をこすり合わせる力を
除去して、上述したような圧力差で長寿命を確保するこ
とである。この目的のための圧力除去システムを図8及
び9に示すが、シールリングの軸受領域Aには、その領
域が摩擦したりこすり合ったりする可能性を減少するた
めに、円周方向に延びる、比較的短く、浅いリフトポケ
ット96が互いに離隔して設けられている。この例のリ
フトポケット96は、軸スリーブ34に形成され、ハウ
ジング8の領域P1と連通する、その軸スリーブに設け
た軸方向通路98により高圧を供給される。図9に示す
この例のリフトポケット96は、互いに整列関係にある
が、それらは、所望であれば、軸受領域でオフセット且
つオーバーラップしてもよい。図1から、これらの通路
98はシールセグメント54の軸受領域Aの部分の下に
あり、軸受領域Aの上流方向に延びて高圧(P1)にさ
らされることがわかる。スリーブ34を形成する材料は
シールセグメント54の材料よりも硬いから、シールセ
グメント54と軸スリーブ34とがこすり合うと、軟ら
かいシールセグメント54の方が摩耗して、リフトポケ
ット96の健全性が維持されることがわかる(ポケット
は0.5ミリインチまたはそれ以下の非常に浅いもので
あるため、それらがシールセグメント54上に形成され
ておれば、軸スリーブ34とシールセグメント54の表
面の長期間に亘る摩擦係合により消滅する可能性がある
ことがわかる)。本発明の精神から逸脱することなくシ
ールリングセグメント54に通路98及びリフトポケッ
ト96を形成することができるが、硬い軸スリーブ34
にポケット96及び通路98を形成すると、これらのポ
ケット及び通路がシールの寿命全体に亘って保持される
ため、明確な利点が得られることがわかるであろう。
される表面から見た浮動荷重リング74の平面図であ
り、その上には荷重リング74の内周面に隣接してシー
ルダム100が設けられている。シールダム100は、
荷重リングの金属部分上に形成され、このダムは、圧力
負荷を最小限に抑えるためにできるだけ狭いものにされ
ている。加えて、圧力負荷は、荷重リング74の表面上
をシールダム100から半径方向外方に延びて3つの離
隔した周溝104と接続する半径方向の溝102により
さらに減少されるが、これら3つの周溝104は組み立
てが完了すると各シールセグメント54と整列関係にあ
る。従って、溝104は互いに接続されておらないが、
それらの間の隆起部分により分離されている。荷重リン
グ74には、回転防止ピン92を受容するための開口9
3が形成され、上述したように、回転防止ピン84(図
1)を受容するためのキー溝82が設けられている。上
述したように、インサート78は、フランジ20に向い
た側の荷重リング74の表面から外方に延び、インサー
ト78とフランジ20の突出部86との間の摩擦係合が
金属対金属の接触ではなくて突出部86とインサート7
8との間で起こるように肩部79を形成する。図11に
示すように、インサートまたはダイナー78を受容する
荷重リング74の金属部分の半径方向に延びる表面上に
は、複数の供給溝106が機械加工により形成されてお
り、これらの溝は、荷重リング74の金属部分とインサ
ート78との間の焼嵌めした界面で生じる漏洩ガスを排
出し、これらのコンポーネントが分離しないようにする
働きがある。
すると、一次シールのリングの表面荷重、即ち、シール
リング52の表面61にかかる荷重を大きく減少するこ
とができる。図1は上述したクリアランスを誇張して示
すが、半径方向のクリアランスXは、機械の組み立て及
び公差にとって必要なクリアランス、即ち、フランジ2
0の内周面と軸スリーブ34の外周面との間の開口22
である。この公差は、0.035インチ+となるように
設計される。浮動荷重リング74は、そのチェンバ内で
シールハウジング18と共に半径方向にXだけ自由に浮
動し、軸スリーブ34と荷重リングインサート78との
間の通常は約0.005インチ(5ミル)の実際に小さ
なクリアランスYで回転する軸スリーブ34上に載って
いる。このクリアランスYは、機械にとって許容可能な
実際の振動警報/トリップ設定に基づきセットされる。
換言すれば、軸がリングの孔部内で、連続して接触する
ことなく自由に振動できるようにセットされる。金属製
の浮動荷重リング74と軸スリーブ34との間のクリア
ランスをZで示すが、このクリアランスは大きく減少さ
れ、接触を回避するために荷重リングインサート78と
軸スリーブ34との間のクリアランスYより小さいもの
であってはならず、好ましくは0.005乃至0.01
0インチ(5−10ミル)である。このクリアランスに
より、浮動荷重リングに対する一次シールリングに圧力
不平衡の全荷重が発生する。この圧力負荷は、クリアラ
ンスXにより生じるもののほんの一部である。シールダ
ム60における孔部のクリアランスはこれらのクリアラ
ンスより有意に小さい。即ち、0.002インチ(0.
2ミル)のオーダーであり、これはガス用一次周シール
のギャップとして注目すべきものである。
かる荷重を示す圧力図12を参照すると、シールリング
セグメント54の軸受領域Aのリフトポケットにより、
シールリング52に正味で上方向の力がかかることがわ
かる。図13は、図1−10の荷重リングにかかる負荷
と、側方負荷の不平衡な状態をハッチング領域で示す。
従って、この例の負荷リングは不平衡な状態にある。
状態にした本発明のシール装置である。図14の同一コ
ンポーネントについてはさらに説明しないが、この例で
は、軸スリーブ34’の外周面上には、フランジ20に
向いた下方に延びる肩部110が設けられ、荷重リング
インサート78’の肩部110の鼻部分112と係合す
ることがわかる。加えて、荷重リングインサート78’
の鼻部分114は、突出部86’の外表面と係合して、
それらの間に補助的なシール87’を形成する。肩部1
10の半径方向長さは、荷重リング74’の圧力平衡を
達成するため、鼻部分114の半径方向長さに依存す
る。さらに、荷重リング74’は、フランジ20の方へ
延びる突起部116を有し、また、キー溝82’が突出
部116の側に形成され、回転防止ピン84’がフラン
ジ20からキー溝82’内へ延びる。この実施例におい
て、カバー46’の固定手段はスナップリング32’で
ある。図15は、図14の平衡荷重リングの圧力図であ
り、それにかかる荷重が本質的に圧力平衡状態であるこ
とを示す。
にかかる圧力負荷及びシール57’にかかる圧力負荷
(図14を参照)は、現在の周シールの一次シールの圧
力負荷と比べると最大で25%減少可能であるため、現
場で用いる現在の周シール技術よりも1.5オーダー以
上大きい圧力差で作動可能な(ガス環境で使用される場
合)長寿命のフィルム周シールが提供される。さらに、
軸受領域におけるフィルムの幾何学的関係により、長寿
命を可能にする接触のない動作が得られる。軸受機能及
びシール機能は完全に別個のものであり、互いに依存関
係にない。流体軸受には深い供給溝により高圧の流体が
供給されるが、一方、シールダム及び孔内表面にはシー
ルリングセグメント54に穿孔した通路68を介して高
圧の流体が供給される。ロータとハウジングのクリアラ
ンスによる禁止力は、浮動荷重リング74、74’を用
いることにより極度に小さな値に減少される。荷重リン
グ74または74’はまた、狭いクリアランスのバック
アップシール装置として、即ち、動作の不具合の場合の
浮動ブッシングとして機能する。図示のように、浮動荷
重リングは禁止力をほとんど0に減少するために圧力平
衡型として設計可能である。既存の技術の15倍以上の
圧力差を有する環境での周シールの動作は、フェイスタ
イプのシールによってのみ達成可能な圧力範囲に匹敵す
る。
225psiのガス環境で本発明の直径5.6インチの
シールについて行った。75時間のテストを終了した
後、シールリングセグメント54と軸スリーブ34との
間の接触または浮動リングインサート78と軸スリーブ
34との接触は僅かであったことが観察された。摩耗は
認められなかった。
開示した特定の実施例に限定されず、頭書の特許請求の
範囲内に含まれる全ての実施例を包含するものである。
であり、軸の中心線より上方の固定ハウジング及び回転
軸だけを示すものである。
縮尺平面図である。
平面図である。
の拡大断面図である。
た図である。
ある。
断片的な拡大図であり、2つのセグメント間の接合部を
示す。
の拡大断面図である。
部の断片的な平面図であり、セグメントシールリングの
孔内表面の軸受セグメントのリフトポケット及び供給孔
を示す。
面図である。
表面の縮尺平面図であり、図1の右から左を見た荷重リ
ング表面を示す。
断面図である。
ントの拡大圧力図である。
る圧力を示す圧力図である。
実施例を示す、図1によく似た概略的な断面図である。
用する力を示す圧力図である。
Claims (13)
- 【請求項1】 ハウジング内で回転可能な回転軸に沿う
密封を行うために該ハウジングに設けた周シール装置で
あって、 ハウジングは、それぞれが回転軸を受容する開口を備
え、回転軸に沿って軸方向に離隔した2つの環状フラン
ジを有し、回転軸は離隔したフランジの開口を貫通する
外周面を有し、第1のフランジは、第2のフランジから
遠い方の半径方向に延びる側面において第1のハウジン
グ領域の高い圧力にさらされており、第2のフランジ
は、第1のフランジから遠い方の半径方向に延びる表面
において第2のハウジング領域の比較的低い圧力にさら
されており、 シール装置は、第1のハウジング領域から第2のハウジ
ング領域への回転軸に沿う流体の流れを制限するために
前記フランジの半径方向に延びる2つの対向表面間に配
置され、シール装置は、2つの対向表面間に位置し、そ
れぞれが回転軸を中央開口で受容するように縦続的に離
隔して配置された少なくとも2つのほぼ環状のシール手
段を有し、一方のシール手段は、第1のフランジの対向
表面に隣接し、適切な耐摩耗性、低密度、軽量及び適当
な潤滑性を有する材料から形成されたセグメントシール
リングより成り、セグメントシールリングは各セグメン
トの内周面に孔内表面を有し、これらのセグメントは、
一次シールを形成するように軸の周面の方へまたはそれ
から離れる方向に半径方向に移動可能なように装着さ
れ、また隣接するセグメント間の漏洩を防止するような
形状を有し、第2のシール手段は第2のフランジとセグ
メントシールリングの対向表面間に配置され、またハウ
ジング、第2のフランジ、セグメントシールリング及び
軸の周面により画定される空間内で浮動するように装着
され、荷重リングは、二次シールを形成するためにセグ
メントシールリングの各セグメントの半径方向に延びる
表面と係合する半径方向に延びる表面を有し、 荷重リングは、補助的なシールを形成するために第2の
フランジの対向表面と係合するように配置された半径方
向に延びるシール表面を有し、その内周面は軸の周面を
ぴったり受容するように配置された内周面を有し、ハウ
ジングから延びる回転防止装置は、荷重リングと係合し
てハウジングに関する荷重リングの回転を阻止し、 第1のばねは、第1のフランジの対向表面と、シールリ
ングの各セグメントの隣接する半径方向に延びる表面と
の間で圧縮されて、セグメントを第1のフランジの対向
表面から離れる方向に付勢して浮動荷重リングの隣接す
る半径方向に延びる表面と係合させることにより、それ
らの間に二次的なシールを形成し、二次的なシールを第
2のフランジの対向表面の方へ軸方向に移動させて、負
荷リングの半径方向に延びる表面が第2のフランジの対
向表面と係合させることにより、補助的なシールを形成
し、 シールリングセグメントの外周面に装着されたガーター
ばねは、セグメントを軸の外周面の方へ移動させ、各セ
グメントの孔内表面は軸の周面と係合するように移動可
能であり、フランジとハウジングとは、セグメントシー
ルリング及び荷重リングの外周面と、第1のフランジの
対向表面に隣接するセグメントシールリングの半径方向
に延びる表面とを、第1のハウジング領域の高い圧力に
さらすような形状を有し、 シールリングセグメントの各孔内表面は、第1のハウジ
ング領域から第2のハウジング領域の方へ軸に沿って縦
続する軸受表面及びそれに隣接するリフト領域を有し、
軸受領域は第1のハウジング領域に隣接し、リフト領域
は軸方向流体の流れの方向で下流に位置し、シールリン
グセグメントは、セグメントの下流の端縁部に隣接する
孔内表面に本質的に連続する周シールダムを有し、セグ
メントはその孔内表面上にシールダムに隣接するその上
流側に周溝を形成し、各シールリングセグメントは、高
圧にさらされるその側面から延びてかかる流体を周溝に
供給する複数の供給溝を有し、 軸の外周面及び全てのシールリングセグメントの軸受領
域の表面の少なくとも1つは、それらの表面のそれ以外
のものと整列関係にある少なくとも1つの浅い円周方向
に延びるリフトポケットを有し、その1つの表面は軸方
向に延びる供給溝を有し、その溝は各リフトポケットと
連通し且つ各リフトポケットからハウジングの高圧領域
へ延びて、高圧の流体を各リフトポケットに供給するこ
とにより、セグメントの軸受領域と軸スリーブとの間の
接触を最小限に抑えてシール装置の寿命を増加させるシ
ール装置。 - 【請求項2】 円周方向に延びる浅いリフトポケット
と、軸方向に延びる供給溝とは、各シールセグメントの
軸受領域に形成される請求項1のシール装置。 - 【請求項3】 円周方向に延びる浅いリフトポケット
と、軸方向に延びる供給溝とは、各シールセグメントの
軸受領域の下にくるように軸の外周面に形成される請求
項1のシール装置。 - 【請求項4】 軸の外周面は、シールリングセグメント
を形成する材料よりも耐摩耗性の大きい材料で作られて
いる請求項1のシール装置。 - 【請求項5】 浮動荷重リングは、シールリングセグメ
ントと同じ材料で作られた下向きのインサートに固定さ
れ、インサートは、第2のフランジと係合し、荷重リン
グの外周面を形成するような大きさで荷重負荷リング上
に配置される請求項1のシール装置。 - 【請求項6】 軸の外周面は、外周面の摩耗を減少する
ように硬い被覆を有する請求項1のシール装置。 - 【請求項7】 セグメントシールリングの各セグメント
の半径方向に延びる表面と係合するように配置された荷
重リングの半径方向に延びる表面は、荷重リングの半径
方向に延びる表面の摩耗を減少するために硬い被覆を有
する請求項1のシール装置。 - 【請求項8】 少なくとも1つのハウジングフランジ
は、シール装置の点検及び改造を可能にするようにハウ
ジングに着脱自在に固定されている請求項1のシール装
置。 - 【請求項9】 半径方向に延びる圧力除去用の溝は、二
次シールの圧力を除去し且つ荷重リングとシールセグメ
ントとの間の半径方向の相対運動を許容するように荷重
リングの半径方向に延びる表面に形成されている請求項
1のシール装置。 - 【請求項10】 軸の外周面は、軸スリーブとセグメン
トシールリングとの間の一次シールを形成する軸表面の
部分よりも直径が小さい、浮動荷重リングと整列関係に
ある第1の部分を有し、荷重リングは開口内の軸スリー
ブの第1の部分の方へ延び且つその部分をぴったりと受
容する環状の鼻状部を有する請求項1のシール装置。 - 【請求項11】 軸スリーブの鼻状部と第1の部分との
間のクリアランスは約5ミルインチのオーダーであり、
荷重リングはシール動作の間は本質的に圧力が平衡して
いる請求項10のシール装置。 - 【請求項12】 浮動シールリングはそれに固定した下
向きのインサートを有し、鼻状部はインサート上に形成
されている請求項11のシール装置。 - 【請求項13】 下向きのインサートは補助的なシール
を形成する第2のフランジの対向表面と係合する第2の
鼻状部を有し、第2の鼻状部の半径方向の寸法は一次シ
ールを形成する軸スリーブの部分と第1の軸スリーブの
間との半径の差に本質的に等しい請求項12のシール装
置。
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