JP2010143355A - ウエザストリップ及びその取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】意匠リップと内装部材とが離間するといった事態を防止することのできるウエザストリップ及びその取付構造を提供する。
【解決手段】ウエザストリップ5は、ドア用開口部周縁に沿って設けられたフランジ部33に取付けられ、車内側側壁部12と車外側側壁部13と両側壁部12、13を連結する連結部とを具備する断面略U字状のトリム部11と、車内側側壁部12と連結部14との境界部から車内側に延出し、内装部材35の端縁を覆う意匠リップ26とを備えている。また、ウエザストリップ5は、長手方向全域が押出成形によって形成され、ウエザストリップ5のうち、ドア用開口部の後上コーナー部に対応して取付けられる屈曲部位に関しては、その他の一般部位に比べ、トリム部11のフランジ部33への取付前の状態における車外側側壁部13と連結部14とのなす角度θが小さく構成されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、車両のドア用開口部周縁に沿って取付けられるウエザストリップ及びその取付構造に関するものである。
一般に、自動車等の自動車ボディに形成されたドア用開口部周縁にはウエザストリップ(オープニングトリム)が設けられる。ウエザストリップは、ドア用開口部周縁に沿って設けられたフランジ部に取付けられ、車内側側壁部と、車外側側壁部と、両側壁部を連結する連結部とを具備する断面略U字状のトリム部と、車外側側壁部から車外側に突出するシール部とを備えている。そして、ドアを閉めたときに、シール部がドアの周縁部に圧接されることによって、自動車ボディとドアとの間がシールされるようになっている。また、ウエザストリップは、車内側側壁部と連結部との境界部から車内側に延出する意匠リップを備えている。当該意匠リップにより内装部材の端部が覆われ、これによって意匠性の向上が図られている。さらに、ウエザストリップは、一般に、長手方向全域又は大部分が押出成形によって略直線状に形成されている。
ところで、ドア用開口部のコーナー部に対応してウエザストリップの押出成形部が屈曲(湾曲)されて取付けられる場合、意匠リップが当該屈曲に伴う応力を受け、内装部材から離間する方向に向けて変形してしまうおそれがある。特に、意匠リップと内装部材とが離間してしまった場合、意匠性の低下やシール性の低下等の不具合を招くおそれがある。
これに対し、意匠リップの付根部側を厚肉部とし、先端部側を薄肉部とするとともに、厚肉部と薄肉部との境界部を薄肉部の先端部よりも車内側に位置させるといった技術がある(例えば、特許文献1参照)。
実開平5−26661号公報
上記特許文献1の構成を採用した場合、ウエザストリップを上記のように屈曲させた際に、意匠リップの先端部側(薄肉部)が車内側ではなく車外側に向けて変形する。このため、意匠リップと内装部材とがトリム部のフランジ部への取付方向に対して交差する方向において当接する場合には、ドア用開口部のコーナー部において意匠リップと内装部材とが離間してしまうといった不具合を抑制することができる。
ところが、意匠リップと内装部材とがトリム部のフランジ部への取付方向において当接する場合には、上記特許文献1に記載のように、意匠リップを屈曲させたとしても、意匠リップと内装部材との離間を防止するといった作用効果が上手く奏されない(意匠リップの先端部側が車外側に向けて傾倒変形することで、逆に離間し易くなってしまう)ことが懸念される。
また、ウエザストリップのうちドア用開口部のコーナー部に対応して取付けられる屈曲部位を型成形によって予めコーナー部に対応した屈曲形状に構成することも考えられるが、この場合、押出成形部と型成形部との境界部において段差が形成されたり、色艶の相違が生じたりしてしまい、意匠性の低下を招くおそれがある。さらに、製造に要する工数が増加してしまうおそれがある。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、意匠リップと内装部材とが離間するといった事態を防止して、意匠性の低下を防止することのできるウエザストリップ及びその取付構造を提供することにある。
以下、上記目的等を解決するのに適した各手段につき項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果等を付記する。
手段1.車両本体のドア用開口部周縁に沿って設けられたフランジ部に取付けられ、車外側側壁部と車内側側壁部と両側壁部を連結する連結部とを具備する断面略U字状のトリム部と、
前記車外側側壁部から車外側に突出して設けられ、前記ドア用開口部を開閉するドアの閉鎖時に、前記ドアの周縁部に圧接されるシール部と、
前記車内側側壁部と前記連結部との境界部付近から車内側に延出し、内装部材の端縁をドア用開口部内周側から覆う意匠リップとを備え、
長手方向において少なくとも一部が押出成形によって形成されるとともに、ドア用開口部のコーナー部に対応して押出成形部が屈曲されて取付けられ、
前記トリム部には、その長手方向に沿って金属製のインサートが埋設されたウエザストリップであって、
少なくとも前記トリム部の前記フランジ部への取付状態において最も曲率が大きくなる屈曲部位に関しては、その他の一般部位に比べ、前記トリム部の前記フランジ部への取付前の状態における前記車外側側壁部と前記連結部とのなす角度が小さく構成されていることを特徴とするウエザストリップ。
手段1によれば、屈曲部位においては一般部位よりも車外側側壁部と連結部とのなす角度が小さく構成されている。これにより、屈曲部位の意匠リップの付根部をフランジ部の付根部側、ひいては、内装部材側に寄せるとともに、屈曲部位の意匠リップを内装部材側に傾かせることができる。このため、コーナー部に対応して屈曲部位を屈曲(湾曲)させた際に、トリム部が口開きするようにして変形したとしても、意匠リップが内装部材から離間してしまうといった事態を抑止することができる。従って、意匠リップが内装部材から離間してしまうことに起因して、意匠性の低下やシール性の低下等を招いてしまうといった事態を防止することができる。
また、本手段によれば、ドア用開口部のコーナー部に対応して押出成形部が屈曲されて取付けられている。このため、屈曲部位を型成形部によって構成する場合のように、ドア用開口部のコーナー部において、押出成形部と型成形部との接続線が外観に表れたり、色・艶の相違が生じたりして、外観品質の低下を招いてしまうといった事態を回避することができる。さらに、型成形部を形成する工程を減らすことができることから、製造に要する工数の低減を図ることができ、製造効率の向上等を図ることができる。尚、ウエザストリップの長手方向全域が押出成形によって形成される場合、上記作用効果が一層顕著なものとなる。
さらに、本手段によれば、車外側側壁部と連結部とのなす角度を長手方向全域において小さくするのではなく、屈曲部位における前記角度を小さく構成している。このため、一般部位においても前記角度が小さく構成されることに起因して、意匠リップと内装部材とが圧接しすぎてしまい、これに起因して意匠リップがいびつに変形し、意匠性の低下を招いてしまうといった事態を回避することができる。加えて、トリム部にインサートが埋設されていることにより、屈曲部位において比較的容易かつ確実に車外側側壁部と連結部とのなす角度を変えることができる。
手段2.前記屈曲部位の両端部における前記一般部位との境界部には、前記車外側側壁部と前記連結部とのなす角度が徐々に変化する徐変部位が設けられ、
前記徐変部位の長さは15mm以上、100mm以下であることを特徴とする手段1に記載のウエザストリップ。
手段2によれば、徐変部位の存在により、屈曲部位と一般部位との境界部において、ウエザストリップの断面形状が急激に変化してしまう(連結部及び意匠リップに極端な段差が形成されてしまう)といった事態を防止することができる。従って、意匠性の低下を防止することができる。また、ウエザストリップの断面形状を急激に変化させることに起因して、シール性の低下を招いたり、取付状態が不安定になってしまったりするといった事態を抑制することができる。特に、本手段2では、徐変部位の長さが15mm以上に設定されているため、徐変部位におけるウエザストリップの断面形状の変化を緩やかなものとすることができ、上記作用効果が確実に奏される。尚、徐変部位の長さが15mm未満の場合、断面形状の変化が急激すぎてしまい、意匠性の低下等が危惧される。また、徐変部位の長さが100mmを超えると、曲げ加工治具の大型化を招く(全長が大きくなってしまう)おそれがある。
手段3.前記車外側側壁部から前記トリム部の内側に向けて延びる車外側保持リップと、
前記車内側側壁部から前記トリム部の内側に向けて延びる車内側保持リップとを備え、
前記フランジ部に対して前記車外側保持リップ及び前記車内側保持リップが圧接することにより、前記トリム部が前記フランジ部に取付けられる構成であって、
前記屈曲部位は、前記屈曲部位の前記連結部の傾斜角度と、前記一般部位の前記連結部の傾斜角度とが異なるように、前記車外側側壁部と前記連結部との境界部を中心として、前記連結部を前記トリム部の内側に向けて傾倒変形させることによって、その断面形状が形成されていることを特徴とする手段1又は2に記載のウエザストリップ。
例えば、屈曲部位の車外側側壁部を、一般部位の車外側側壁部と傾斜角度が異なるように変形させることで、屈曲部位における車外側側壁部と連結部とのなす角度を小さく構成した場合、意匠リップの付根部位置や傾斜角度は変化するが、屈曲部位の車外側側壁部のみが車内側に凸形状となるため、フランジ部に取付けた際には、一般部位(屈曲部位との境界部付近)の車外側側壁部がフランジ部車外側面から離れ、シール性の低下等を招くおそれがある。また、トリム部のフランジ部への取付後に、ウエザストリップを屈曲部位と一般部位との境界部付近において捻れ変形させないと、屈曲部位の意匠リップを内装部材に近づけて意匠リップと内装部材との離間を防止するといった作用効果が上手く奏されないおそれがある。しかしながら、保持リップの弾性力によってインサートともどもウエザストリップを上記作用効果が奏されるように的確に捻れ変形させることは困難である。また、たとえウエザストリップを上手く捻れ変形させたとしても、今度は一般部位等に対して当該変形に伴う応力が作用し、取付状態が不安定になる等の不具合を招くおそれがある。
これに対し、本手段3によれば、屈曲部位の連結部を、一般部位の連結部とは傾斜角度が異なるように変形させることで、屈曲部位における車外側側壁部と連結部とのなす角度が小さく構成されている。このため、トリム部のフランジ部への取付後にウエザストリップを捻れ変形させなくても、屈曲部位の意匠リップが内装部材側に寄せられるとともに、内装部材側に傾くこととなる。従って、上記のような不具合を回避しつつ、上記手段1の作用効果がより確実に奏されることとなる。
手段4.上記手段1乃至3のいずれかに記載のウエザストリップの取付構造であって、
ドア用開口部のうち、前記屈曲部位が取付けられる前記コーナー部においては、その他の部位に比べ、前記トリム部の前記フランジ部への取付方向において前記フランジ部の先端部と前記内装部材の先端部とが比較的大きく離間していることを特徴とするウエザストリップの取付構造。
ドア用開口部のコーナー部に関しては、フランジ部や内装部材等をコーナー形状に合わせて形成する必要があるため、製造上の種々の要因(例えば、製造誤差等)により、トリム部のフランジ部への取付方向においてフランジ部の先端部と内装部材の先端部とが比較的大きく離間してしまう場合がある。つまり、ドア用開口部のコーナー部においては、ウエザストリップを屈曲させることに起因して意匠リップと内装部材とが離間し易くなっているだけでなく、ウエザストリップが取付けられるフランジ部の先端部と内装部材の先端部とが離れていることによっても意匠リップと内装部材とが離間し易くなっている。
これに対し、上記手段1に記載のように、屈曲部位における車外側側壁部と連結部とのなす角度を小さくすることで、意匠リップの先端部を内装部材へ確実に当接させることができる。従って、意匠リップが内装部材から浮いてしまうことに起因して、意匠性の低下やシール性の低下等を招いてしまうといった事態をより確実に防止することができる。
以下に、一実施形態について図面を参照して説明する。図1に示すように、車両としての自動車1には、自動車ドア(図ではフロントドア:以下、単に「ドア2」という)が開閉可能に設けられている。また、ドア2に対応する自動車ボディ3(車両本体)のドア用開口部4の周縁部には、ドア2の閉鎖時においてドア用開口部4の周縁部とドア2との間をシールするウエザストリップ5(オープニングトリム)が設けられている。
図2に示すように、本実施形態のウエザストリップ5は、その長手方向にみてドア用開口部4の前縁部に対応する前縦辺部と、上縁部に対応する上辺部と、後縁部に対応する後縦辺部とを備えている。そして、ドア用開口部4の内周に沿って形成されたフランジ部33(図3参照)に対して当該ウエザストリップ5が取付けられている。また、ウエザストリップ5は、その長手方向全域が押出成形によりほぼ直線状に形成されている。このため、ドア用開口部4の前上コーナー部C1及び後上コーナー部C2(図1参照)においては、ウエザストリップ5が屈曲されてフランジ部33に取付けられている。尚、本実施形態では、後上コーナー部C2の曲率の方が前上コーナー部C1の曲率よりも大きく構成されている。
図3に示すように、ウエザストリップ5は、車内側側壁部12と、車外側側壁部13と、両側壁部12、13を連結する連結部14とを具備して断面略U字状をなすトリム部11と、車外側側壁部13から車外側に突出して設けられ、内部に中空部15aを有してなるシール部15とを備えている。また、トリム部11には、その長手方向に沿って金属製のインサート17が埋設されている。本実施形態のインサート17は、トリム部11の長手方向に沿って所定間隔毎に埋設された断面略U字状の骨片部17aと、各骨片部17aの略中央部同士を連結するセンターボンド部(図示略)とを備える所謂センターボンドタイプのインサートである。
また、フランジ部33は、自動車ボディ3を構成するインナパネル31及びアウタパネル32が接合されることにより形成されている。尚、図3に示すフランジ部33は、その強度を高めるべく両パネル31、32間に板状のリーンフォースが設けられている。そして、トリム部11の内側にフランジ部33を相対的に嵌め込むことで、ウエザストリップ5がドア用開口部4の周縁部に取付けられている。また、ドア2の閉鎖時においては、シール部15がドア2の周縁部に圧接して潰れ変形し、これによりドア2と自動車ボディ3との間がシールされるようになっている。
さらに、ウエザストリップ5は、車内側側壁部12から車外側かつ連結部14側に向けて延びる1本の車内側保持リップ21と、車外側側壁部13から車内側かつ連結部14側に向けて延びる3本の車外側保持リップ22とを備えている。3本の車外側保持リップ22は、トリム部11のフランジ部33への取付方向において所定距離を隔てて設けられている。また、車内側保持リップ21は、車外側保持リップ22よりも太くかつ長く構成されている。そして、トリム部11の内側にフランジ部33を相対的に嵌め込むことで、車内側保持リップ21及び全ての車外側保持リップ22がフランジ部33に圧接するとともに、保持リップ21、22による弾性力等に基づいてウエザストリップ5の取付状態が保持されるようになっている。また、トリム部11(ウエザストリップ5)のフランジ部33への取付状態においては、車内側保持リップ21により、車外側保持リップ22がフランジ部33に押付けられ、車外側側壁部13がフランジ部33に沿って(略平行して)延在することとなる。
また、ウエザストリップ5は、連結部14と車内側側壁部12との境界部から車内側に向けて延び、内装部材35(ピラーガーニッシュ等)の端縁をドア用開口部4の内周側から覆う意匠リップ26を備えている。本実施形態では、トリム部11、保持リップ21、22、及び意匠リップ26はソリッドEPDM(エチレン−プロピレン−ジエン共重合ゴム)により構成され、シール部15はスポンジEPDMにより構成されている。また、意匠リップ26及び連結部14の外表面には、TPO(オレフィン系熱可塑性エラストマー)により構成されたシート状の被覆部27が貼着されている。
尚、本実施形態の内装部材35の先端部側の部位は、トリム部11のフランジ部33への取付方向に対してほぼ直交する方向に延びており、意匠リップ26と内装部材35とがトリム部11のフランジ部33への取付方向において当接している。また、本実施形態では、ドア用開口部4のうち後上コーナー部C2においては、その他の部位に比べ、トリム部11のフランジ部33への取付方向においてフランジ部33の先端部と内装部材35の先端部とが比較的大きく離間している(図4参照)。
さて、本実施形態では、ドア用開口部4の後上コーナー部C2に対応して取付けられる屈曲部位41に関しては、その他の一般部位42に比べ、トリム部11のフランジ部33への取付前の状態における車外側側壁部13と連結部14とのなす角度θが小さく構成されている。詳しくは後述するが、屈曲部位41は、屈曲部位41の連結部14の傾斜角度と、一般部位42の連結部14の傾斜角度とが異なるように、車外側側壁部13と連結部14との境界部を中心として、連結部14をトリム部11の内側に向けて傾倒変形させることで、その断面形状が形成される。このため、屈曲部位41の意匠リップ26の付根部が一般部位42の意匠リップ26の付根部よりもトリム部11のフランジ部33への取付方向側(トリム部11の開口側)に位置し、屈曲部位41の意匠リップ26が一般部位42の意匠リップ26よりもトリム部11のフランジ部33への取付方向側に傾斜している。また、屈曲部位41と一般部位42とで、連結部14及び意匠リップ26の傾斜角度は異なるが、車外側側壁部13に関しては、その傾斜角度は同じとなっている。尚、一般部位42における車外側側壁部13と連結部14とのなす角度θは、フランジ部33への取付状態のときと、取付前の状態のときとでほぼ変化がない(ほぼ同じである)。
尚、車内側側壁部12と連結部14とのなす角度は、一般部位42よりも屈曲部位41の方が大きくなっている。すなわち、車外側側壁部13と連結部14とのなす角度θが小さくなると、車内側側壁部12とフランジ部33との間隔が詰まり、フランジ部33に対する車内側保持リップ21の反発力が大きくなって、トリム部11の取付状態のバランスを崩してしまう場合がある。このため、トリム部11のフランジ部33への取付前の状態において、車幅方向における車内側保持リップ21の先端部の位置が屈曲部位41と一般部位42とでほぼ同じ位置となるように、屈曲部位41における車内側側壁部12と連結部14とのなす角度を比較的大きく構成することによって、上記不具合を防止することができる。
さらに、図5に示すように、屈曲部位41の両端部における一般部位42との境界部(屈曲部位41の長手方向両端部)には、車外側側壁部13と連結部14とのなす角度θが徐々に変化する徐変部位43が設けられている。尚、ウエザストリップ5の長手方向において、徐変部位43の連結部14、車内側側壁部12、及び意匠リップ26は傾斜しているが、車外側側壁部13は傾斜しておらず、徐変部位43における車外側側壁部13と、屈曲部位41及び一般部位42の車外側側壁部13とは面一(傾斜角度が同じ)となっている。本実施形態では、ウエザストリップ5の長手方向における徐変部位43の長さはそれぞれ約30mmとなっている。また、ウエザストリップ5の長手方向における屈曲部位41の長さは一対の徐変部位43の長さも含めて約100mmとなっており、一対の徐変部位43に挟まれた同一断面形状部分の長さは約40mmとなっている。
以上のように構成されるウエザストリップ5は、例えば次のようにして得られる。まず、図示しない押出成形機のダイスの成形孔からインサート17とともに未加硫ゴムを押出す。このとき、トリム部11に相当する部位は、車内側側壁部12及び車外側側壁部13が大きく開いた形状となっている。
続いて、押出された未加硫ゴムを加硫した後、トリム部11に相当する部位を断面略U字状に曲げ加工する。その後、図示しない裁断装置において、所定長に裁断する。さらに、本実施形態では、屈曲部位41に曲げ加工を施すこととなる。
当該屈曲部位41の曲げ加工は、図6に示す治具51を用いて行われる。具体的に、治具51は、トリム部11が固定されるフランジ状の保持部53を有する本体部52と、本体部52に対して相対変位可能に設けられ、保持部53に固定されたウエザストリップ5の連結部14と意匠リップ26とに当接可能な当接面57を有する成形部56とを備えている。成形部56の当接面57の全長は、屈曲部位41(徐変部位43を含む)に対応して約100mmとなっている。また、成形部56の当接面57は、屈曲部位41の同一断面形状部分(一対の徐変部位43に挟まれた部位)に当接する第1成形区間の傾斜角度(図6の左右方向における傾斜角度)が最も大きくなっており、徐変部位43に当接する第2成形区間では、第1成形区間側の端部から反対側の端部に向けて次第に傾斜が緩くなるように構成されている。そして、屈曲部位41のトリム部11を保持部53に固定し、成形部56の当接面57を連結部14及び意匠リップ26の外側面に押し当て、車外側側壁部13と連結部14との境界部を中心として、連結部14側の部位をトリム部11の内側に向けて傾倒変形させる。これにより、屈曲部位41においては、一般部位42よりも、車外側側壁部13と連結部14とのなす角度θが小さく構成される。以上のようにして、屈曲部位41の意匠リップ26の付根部が一般部位42の意匠リップ26の付根部よりもトリム部11のフランジ部33への取付方向側(図6では下側)に位置するとともに、屈曲部位41の意匠リップ26が一般部位42の意匠リップ26よりもトリム部11のフランジ部33への取付方向側(図6では下側)に傾斜したウエザストリップ5が得られる。
尚、治具51は、成形部56の変位量を制限する図示しないストッパーを備えており、当該ストッパーの存在により、連結部14が必要以上に変形してしまうといった事態を防止することができる。また、当該屈曲部位41の曲げ加工は、手作業によって行われることとしてもよいし、プレス装置を用いて(オートメーションで)行われることとしてもよい。
以上詳述したように、本実施形態によれば、屈曲部位41における車外側側壁部13と連結部14とのなす角度θを小さくすることで、屈曲部位41の意匠リップ26の付根部をフランジ部33の付根部側、ひいては、内装部材35側に寄せるとともに、屈曲部位41の意匠リップ26を内装部材35側に傾かせている。このため、上記のように後上コーナー部C2において、フランジ部33の先端部と内装部材35の先端部とが比較的大きく離間している上、後上コーナー部C2に対応して屈曲部位41を屈曲させた際にトリム部11が口開きするようにして変形する場合であっても、屈曲部位41の意匠リップ26が内装部材35から離間してしまうといった事態を抑止することができる。従って、意匠リップ26が内装部材35から離間してしまうことに起因して、意匠性の低下やシール性の低下等を招いてしまうといった事態を防止することができる。
また、本実施形態によれば、ウエザストリップ5の長手方向全域が押出成形により構成されている。このため、押出成形部と型成形部とによりウエザストリップを構成する場合のように、接続線が外観に表れたり、色・艶の相違が生じたりして、外観品質の低下を招いてしまうといった事態を回避することができる。さらには、型成形を要しない分、製造に要する工数の低減を図ることができ、製造効率の向上等を図ることができる。
さらに、本実施形態によれば、車外側側壁部13と連結部14とのなす角度θをウエザストリップ5の長手方向全域において小さくするのではなく、屈曲部位41における前記角度θを小さくする構成としている。このため、一般部位42においても前記角度θが小さく構成されることに起因して、意匠リップ26と内装部材35とが圧接しすぎてしまい、これに起因して意匠リップ26がいびつに変形し、意匠性の低下を招いてしまうといった事態を回避することができる。加えて、トリム部11にインサート17が埋設されていることにより、屈曲部位41において比較的容易かつ確実に車外側側壁部13と連結部14とのなす角度θを変えることができる。
また、徐変部位43の存在により、屈曲部位41と一般部位42との境界部において、ウエザストリップ5の断面形状が急激に変化してしまう(連結部14及び意匠リップ26に極端な段差が形成されてしまう)といった事態を防止することができる。従って、意匠性の低下を防止することができる。また、ウエザストリップ5の断面形状を急激に変化させることに起因して、シール性の低下を招いたり、取付状態が不安定になってしまったりするといった事態を抑制することができる。特に、本実施形態では、徐変部位43の長さが約30mmあるため、徐変部位43におけるウエザストリップ5の断面形状の変化を緩やかなものとすることができ、上記作用効果が確実に奏される。
また、例えば、屈曲部位41の車外側側壁部13を、一般部位42の車外側側壁部13とは傾斜角度が異なるように変形させることで、屈曲部位41における車外側側壁部13と連結部14とのなす角度θを小さく構成した場合、意匠リップ26の付根部位置や傾斜角度は変化するが、屈曲部位41の車外側側壁部13のみが車内側に凸形状となるため、フランジ部33に取付けた際には、一般部位42(屈曲部位41との境界部付近)の車外側側壁部13がフランジ部33車外側面から離れ、シール性の低下等を招くおそれがある。また、トリム部11のフランジ部33への取付後に、ウエザストリップ5を屈曲部位41と一般部位42との境界部付近において捻れ変形させないと、屈曲部位41の意匠リップ26を内装部材35に近づけて意匠リップ26と内装部材35との離間を防止するといった作用効果が上手く奏されないおそれがある。しかしながら、保持リップ21、22の弾性力によってインサート17ともどもウエザストリップ5を上記作用効果が奏されるように的確に捻れ変形させることは困難である。また、たとえウエザストリップ5を上手く捻れ変形させたとしても、今度は一般部位42等に対して当該変形に伴う応力が作用し、ウエザストリップ5の取付状態が不安定になる等の不具合を招くおそれがある。
これに対し、本実施形態によれば、屈曲部位41の連結部14を、一般部位42の連結部14とは傾斜角度が異なるように変形させることで、屈曲部位41における車外側側壁部13と連結部14とのなす角度θが小さく構成されている。このため、トリム部11のフランジ部33への取付後にウエザストリップ5を捻れ変形させなくても、屈曲部位41の意匠リップ26が内装部材35側に寄せられるとともに、内装部材35側に傾くこととなる。従って、上記のような不具合を回避しつつ、上記各作用効果がより確実に奏されることとなる。
尚、上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。勿論、以下において例示しない他の応用例、変更例も当然可能である。
(a)上記実施形態では、フロントドア2に対応する自動車ボディ3のドア用開口部4の周縁部に設けられるウエザストリップ5について具体化しているが、リヤドア等の他のドアの周縁部に圧接されるウエザストリップについて適用することも可能である。また、上記実施形態ではウエザストリップ5をEPDMにより構成しているが、オレフィン系熱可塑性エラストマー(TPO)等の別の素材により構成してもよい。
(b)上記実施形態では、ウエザストリップ5が、ドア用開口部4の前縁部、上縁部、及び後縁部に対応して設けられているが、特にこのような構成に限定されるものではなく、例えば、ドア用開口部4の周縁部に沿って、ドア用開口部4の下縁部にもウエザストリップ5が設けられるように構成してもよい。
また、ウエザストリップ5を構成する押出成形部の両端末部を型成形により接続成形してもよい。この場合、ウエザストリップ5は、押出成形部と型成形部とにより略環状に構成されることとなるが、押出成形部の両端末部(両端末部を接続する型成形部)がドア用開口部4の下縁部に位置するようにしてウエザストリップ5を設けることで、スカッフプレート等により接続部位が覆われる。このため、かかる接続部位が視認されることに起因して意匠性の低下を招いてしまうといった事態を防止することができる。
(c)上記実施形態では、屈曲部位41の長手方向両端部に設けられる徐変部位43の長さがそれぞれ約30mmに構成されているが、特にこのような構成に限定されるものではない。但し、各徐変部位43の長さは15mm以上、100mm以下であることが望ましい。この場合、徐変部位43における断面形状の変化を緩やかなものとすることができ、屈曲部位41と一般部位42とで断面形状が急激に変化することに起因する不具合をより確実に抑制することができる。尚、徐変部位43の長さが15mm未満の場合、断面形状の変化が急激すぎてしまい、意匠性の低下等が危惧される。また、徐変部位43の長さが100mmを超えると、治具51の大型化を招く(全長が大きくなってしまう)おそれがある。
フロントドアが開状態にある自動車の斜視図である。 ウエザストリップの正面図である。 ウエザストリップの一般部位を示す図2のJ−J線断面図である。 フランジ部への取付前の状態にあるウエザストリップの屈曲部位を示す図2のK−K線断面図である。 屈曲部位付近のウエザストリップを示す説明図である。 ウエザストリップの製造過程を示す説明図である。
符号の説明
1…自動車、2…ドア、3…自動車ボディ、4…ドア用開口部、5…ウエザストリップ、11…トリム部、12…車内側側壁部、13…車外側側壁部、14…連結部、15…シール部、17…インサート、21…車内側保持リップ、22…車外側保持リップ、26…意匠リップ、33…フランジ部、35…内装部材、41…屈曲部位、42…一般部位、43…徐変部位。

Claims (4)

  1. 車両本体のドア用開口部周縁に沿って設けられたフランジ部に取付けられ、車外側側壁部と車内側側壁部と両側壁部を連結する連結部とを具備する断面略U字状のトリム部と、
    前記車外側側壁部から車外側に突出して設けられ、前記ドア用開口部を開閉するドアの閉鎖時に、前記ドアの周縁部に圧接されるシール部と、
    前記車内側側壁部と前記連結部との境界部付近から車内側に延出し、内装部材の端縁をドア用開口部内周側から覆う意匠リップとを備え、
    長手方向において少なくとも一部が押出成形によって形成されるとともに、ドア用開口部のコーナー部に対応して押出成形部が屈曲されて取付けられ、
    前記トリム部には、その長手方向に沿って金属製のインサートが埋設されたウエザストリップであって、
    少なくとも前記トリム部の前記フランジ部への取付状態において最も曲率が大きくなる屈曲部位に関しては、その他の一般部位に比べ、前記トリム部の前記フランジ部への取付前の状態における前記車外側側壁部と前記連結部とのなす角度が小さく構成されていることを特徴とするウエザストリップ。
  2. 前記屈曲部位の両端部における前記一般部位との境界部には、前記車外側側壁部と前記連結部とのなす角度が徐々に変化する徐変部位が設けられ、
    前記徐変部位の長さは15mm以上、100mm以下であることを特徴とする請求項1に記載のウエザストリップ。
  3. 前記車外側側壁部から前記トリム部の内側に向けて延びる車外側保持リップと、
    前記車内側側壁部から前記トリム部の内側に向けて延びる車内側保持リップとを備え、
    前記フランジ部に対して前記車外側保持リップ及び前記車内側保持リップが圧接することにより、前記トリム部が前記フランジ部に取付けられる構成であって、
    前記屈曲部位は、前記屈曲部位の前記連結部の傾斜角度と、前記一般部位の前記連結部の傾斜角度とが異なるように、前記車外側側壁部と前記連結部との境界部を中心として、前記連結部を前記トリム部の内側に向けて傾倒変形させることによって、その断面形状が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のウエザストリップ。
  4. 上記請求項1乃至3のいずれか1項に記載のウエザストリップの取付構造であって、
    ドア用開口部のうち、前記屈曲部位が取付けられる前記コーナー部においては、その他の部位に比べ、前記トリム部の前記フランジ部への取付方向において前記フランジ部の先端部と前記内装部材の先端部とが比較的大きく離間していることを特徴とするウエザストリップの取付構造。
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