JP2010143347A - シートアレンジ案内システム - Google Patents
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Abstract
【課題】車両の使用者が所望のシートアレンジを容易に選択でき、そのシートアレンジを行うための操作を分かり易く案内するシートアレンジ案内システムを提供する。
【解決手段】使用者が指示操作をするための入力装置2と、シートアレンジをするための各操作部位52において発光し又は各該操作部位52を照明する発光器5と、使用者の指示操作によって選択されたシートアレンジを行うために、所定の手順に基づいて操作部位52を発光器5により使用者に指示する制御部3と、を備える。更にスピーカ4を備え、操作部位52及び操作方法を音声によって案内することができる。また、シート位置を検出する位置検出器6を備えることにより、手順ごとに指示した操作が使用者によってなされたことを判定することができる。表示装置7には、シートアレンジを選択するためのメニューが表示される。
【選択図】図2
【解決手段】使用者が指示操作をするための入力装置2と、シートアレンジをするための各操作部位52において発光し又は各該操作部位52を照明する発光器5と、使用者の指示操作によって選択されたシートアレンジを行うために、所定の手順に基づいて操作部位52を発光器5により使用者に指示する制御部3と、を備える。更にスピーカ4を備え、操作部位52及び操作方法を音声によって案内することができる。また、シート位置を検出する位置検出器6を備えることにより、手順ごとに指示した操作が使用者によってなされたことを判定することができる。表示装置7には、シートアレンジを選択するためのメニューが表示される。
【選択図】図2
Description
本発明は、車両のシートアレンジ案内システムに関し、詳しくは、シートアレンジの選択を容易にし、選択されたシートアレンジをするための操作部位を光その他の手段によって案内するシートアレンジ案内システムに関する。
自動車においては、個々のシートの位置やシートバックの傾きが変更できるばかりでなく、多くの荷物を載せる場合にシートを畳んだり格納したりすることができるなど、シートアレンジに様々な工夫が施されている。すべてのシートバックを倒してフラットな状態にしたり、シートを回転して対座型にする等のシートアレンジを可能として、乗員の快適性・居住性を高めた車種もある。とくに、乗員用の車室に荷室が一体とされたいわゆる1ボックス型の車やステーションワゴンにおいては、多様なシートアレンジが可能にされている。
一方、シートアレンジを行うための多数の操作レバーや操作スイッチが車両内の各所に設けられることとなり、使用者の操作が煩雑化している。このため、使用者がシートアレンジを簡単にすることができるように、案内方法やシートの機構が工夫されている。
一方、シートアレンジを行うための多数の操作レバーや操作スイッチが車両内の各所に設けられることとなり、使用者の操作が煩雑化している。このため、使用者がシートアレンジを簡単にすることができるように、案内方法やシートの機構が工夫されている。
一般の使用者にはシートアレンジの仕方が分かり難いため、車室内にシートアレンジの案内が表示されている。簡単には、シートバックの背面等にシートアレンジ方法の説明を表示したり、操作レバー等にその動作を表す絵や図形を表示する等である。
また、車両の使用方法を案内する従来技術として電子マニュアルがある。例えば、車両の種々の部位やその操作方法が記載された操作マニュアルをCD−ROMやDVD−ROM等に記録し、車載のナビゲーションシステムを用いて画像と音声によって案内する車両用電子マニュアルが知られている(特許文献1を参照)。これによれば、画面上でセット可能なシートアレンジを一覧することができ、シートアレンジの仕方を画像及び音声によって理解することも可能である。
また、車両の使用方法を案内する従来技術として電子マニュアルがある。例えば、車両の種々の部位やその操作方法が記載された操作マニュアルをCD−ROMやDVD−ROM等に記録し、車載のナビゲーションシステムを用いて画像と音声によって案内する車両用電子マニュアルが知られている(特許文献1を参照)。これによれば、画面上でセット可能なシートアレンジを一覧することができ、シートアレンジの仕方を画像及び音声によって理解することも可能である。
使用者の負担を軽減するため、シートアレンジを簡単にする機構も採用されている。例えば、一つの操作レバーを引くだけで、シートの座面が跳ね上がるとともにシートバックが倒れて、後部シートが床下等に自動的に格納される機構を備えるものがある。
また、シートの作動が電動化され、例えば格納スイッチを操作するだけでシートが折り畳まれて格納されるものがある。
さらに、シートアレンジの自動化を進めた従来例もある。例えば、既載荷物及び積載予定の荷物に付されたICタグの情報を読み込んで荷物の寸法や重量等の情報を得るとともに、乗員の着座状況の情報を加味して最適なシートアレンジを決定し、そのシートアレンジに自動で調整するシート装置を搭載した車両が提案されている(特許文献2を参照)。
また、シートの作動が電動化され、例えば格納スイッチを操作するだけでシートが折り畳まれて格納されるものがある。
さらに、シートアレンジの自動化を進めた従来例もある。例えば、既載荷物及び積載予定の荷物に付されたICタグの情報を読み込んで荷物の寸法や重量等の情報を得るとともに、乗員の着座状況の情報を加味して最適なシートアレンジを決定し、そのシートアレンジに自動で調整するシート装置を搭載した車両が提案されている(特許文献2を参照)。
前記の通り、多様なシートアレンジが可能な自動車において、シートアレンジを簡単にする案内方法や機構が工夫され、電子化・情報化も進められている。しかしながら、一般の使用者の誰もが簡単にシートアレンジを行うことができるようにするためには、多くの問題がある。
先ず、シートアレンジをするための操作レバー等がシートの下部や離れた位置に設けられている場合には見つけ難い。また、操作部が多数あるため、よく似た複数の操作レバー等が近傍に配設されている場合には、間違えたり操作順が分からないという問題がある。シート背面等に案内が表示されていても、それを読んで操作することは使用者にとって煩わしいことである。
さらに、夜間には操作レバー等の位置が分からず、案内の文字や絵等も見えないという問題もある。
さらに、夜間には操作レバー等の位置が分からず、案内の文字や絵等も見えないという問題もある。
部分的にシートの操作を簡単化する機構が備えられていたり電動化が図られていても、所望のシートアレンジを能率よく行うためには、その車両でセット可能なシートアレンジが分かり、全般にわたって適切な手順でシートの操作を進める必要がある。そこで、シートアレンジを自動的に行うシート装置を導入しようとすると、専用のメカニズムが必要で高価になるという問題がある。
また、使用者はセット可能なシートアレンジの種類や操作手順を覚えていないことが通常である。従来の前記車両用電子マニュアル等を利用すれば、説明書を見なくてもシートアレンジの仕方について理解することが可能となるが、これには所定の電子媒体及びカーナビゲーション装置等を使用する必要があり、カーナビゲーション装置等が起動していて、且つ使用者がその使用に慣れていなければならないという問題がある。また、その画面上で表示される画像と音声による説明であるので、実際の操作場所から離れており、案内を受けて操作レバー等を見て操作しながらシートアレンジを進めていくことができないという問題がある。
以上の通り、幅広い層の使用者の誰もが、また、初めて使用する車種や頻繁にシートアレンジの変更をしないような場合であっても、車両に備えられたシートアレンジを簡単に行うことは困難であった。
本発明は、上記の問題に鑑み、簡易な構成により、誰もが、セット可能なシートアレンジのうちから所望のシートアレンジを容易に選択でき、そのシートアレンジの操作が使用者に簡単に分かるように案内できるシートアレンジ案内システムを提供することを目的とする。
本発明は、以下の通りである。
1.シート位置を変更して複数のシートアレンジが可能な車両に備えられ、使用者に該シートアレンジの方法を案内するシートアレンジ案内システムであって、使用者が指示操作をするための入力装置と、該シートアレンジをするための各操作部位において発光し又は各該操作部位を照明する発光器と、該指示操作によって選択された該シートアレンジを行うために、所定の手順に基づいて該操作部位を該発光器により使用者に指示する制御部と、を備えることを特徴とするシートアレンジ案内システム。
2.音声を発生するスピーカを更に備え、前記制御部は前記操作部位及び操作方法を音声によって案内する前記1.記載のシートアレンジ案内システム。
3.前記制御部は前記発光器を明滅させることにより前記操作部位を指示する前記1.又は2.に記載のシートアレンジ案内システム。
4.前記シート位置を検出するための位置検出器を更に備え、前記制御部は該シート位置を検出することによって前記手順ごとに指示した操作がされたことを判定する前記1.乃至3.のいずれかに記載のシートアレンジ案内システム。
5.前記制御部は現在の各該シート位置を前記位置検出器によって検出し、該シート位置から前記選択されたシートアレンジに変更するための最適な手順を設定する前記4.記載のシートアレンジ案内システム。
6.前記制御部は、前記手順ごとに指示した操作に対して誤った操作がされたことを前記位置検出器により検出したときは、表示、音声又はブザーによって報知する前記4.又は5.に記載のシートアレンジ案内システム。
7.前記入力装置は選択可能な前記シートアレンジごとに対応する選択スイッチを備える前記1.乃至6.のいずれかに記載のシートアレンジ案内システム。
8.表示装置を更に備え、前記制御部は前記シートアレンジを選択するためのメニューを該表示装置に表示する前記1.乃至6.のいずれかに記載のシートアレンジ案内システム。
9.前記メニューは選択可能な前記シートアレンジが順次表示される前記8.記載のシートアレンジ案内システム。
10.前記メニューは選択可能な前記シートアレンジの一覧である前記8.記載のシートアレンジ案内システム。
11.前記メニューは目的又は用途を表示し、選択された該目的又は該用途に対応した前記シートアレンジを案内する前記8.記載のシートアレンジ案内システム。
1.シート位置を変更して複数のシートアレンジが可能な車両に備えられ、使用者に該シートアレンジの方法を案内するシートアレンジ案内システムであって、使用者が指示操作をするための入力装置と、該シートアレンジをするための各操作部位において発光し又は各該操作部位を照明する発光器と、該指示操作によって選択された該シートアレンジを行うために、所定の手順に基づいて該操作部位を該発光器により使用者に指示する制御部と、を備えることを特徴とするシートアレンジ案内システム。
2.音声を発生するスピーカを更に備え、前記制御部は前記操作部位及び操作方法を音声によって案内する前記1.記載のシートアレンジ案内システム。
3.前記制御部は前記発光器を明滅させることにより前記操作部位を指示する前記1.又は2.に記載のシートアレンジ案内システム。
4.前記シート位置を検出するための位置検出器を更に備え、前記制御部は該シート位置を検出することによって前記手順ごとに指示した操作がされたことを判定する前記1.乃至3.のいずれかに記載のシートアレンジ案内システム。
5.前記制御部は現在の各該シート位置を前記位置検出器によって検出し、該シート位置から前記選択されたシートアレンジに変更するための最適な手順を設定する前記4.記載のシートアレンジ案内システム。
6.前記制御部は、前記手順ごとに指示した操作に対して誤った操作がされたことを前記位置検出器により検出したときは、表示、音声又はブザーによって報知する前記4.又は5.に記載のシートアレンジ案内システム。
7.前記入力装置は選択可能な前記シートアレンジごとに対応する選択スイッチを備える前記1.乃至6.のいずれかに記載のシートアレンジ案内システム。
8.表示装置を更に備え、前記制御部は前記シートアレンジを選択するためのメニューを該表示装置に表示する前記1.乃至6.のいずれかに記載のシートアレンジ案内システム。
9.前記メニューは選択可能な前記シートアレンジが順次表示される前記8.記載のシートアレンジ案内システム。
10.前記メニューは選択可能な前記シートアレンジの一覧である前記8.記載のシートアレンジ案内システム。
11.前記メニューは目的又は用途を表示し、選択された該目的又は該用途に対応した前記シートアレンジを案内する前記8.記載のシートアレンジ案内システム。
本発明のシートアレンジ案内システムによれば、指示操作をするための入力装置を備えるため使用者は容易にシートアレンジを選択することができ、選択されたシートアレンジを行うための各操作部位において発光等する発光器を備えるため、操作レバー等の位置を知らなくても光によって操作すべき操作レバー等を知ることができる。また、制御部により所定の手順に基づいて上記操作部位が指示されるため、能率よく選択されたシートアレンジに変更することができる。車両のシートアレンジに不慣れな使用者であっても簡単にシートアレンジを行うことができ、夜間であっても分かり易い。本システムは車種を問わず適用することができる。
音声を発生するスピーカーを更に備え、操作部位及び操作方法を音声によって案内すれば、光と音声によって操作部位が指示され、操作方法も音声によって説明されるため、シートアレンジを更に容易にすることができる。
また、前記発光器を明滅させることにより操作部位を指示すれば、使用者は操作部位を容易に見出すことができる。
前記シート位置を検出するための位置検出器を更に備え、前記制御部は該シート位置を検出することによって前記手順ごとに指示した操作がされたことを判定すれば、使用者の操作を確認しながら手順を進めることができ、使用者による操作に応じてシートアレンジの案内を適切にすることができる。
さらに、制御部は現在の各該シート位置を位置検出器によって検出し、そのシート位置から選択されたシートアレンジに変更するための最適な手順を設定すれば、使用者は最小の操作によって能率よくシートアレンジを実現できる。
また、制御部は前記手順ごとに指示した操作に対して誤った操作がされたことを位置検出器により検出したとき、表示、音声又はブザーによって報知すれば、使用者はすぐに誤操作を修正することができ、安心して操作を進めることができる。
さらに、制御部は現在の各該シート位置を位置検出器によって検出し、そのシート位置から選択されたシートアレンジに変更するための最適な手順を設定すれば、使用者は最小の操作によって能率よくシートアレンジを実現できる。
また、制御部は前記手順ごとに指示した操作に対して誤った操作がされたことを位置検出器により検出したとき、表示、音声又はブザーによって報知すれば、使用者はすぐに誤操作を修正することができ、安心して操作を進めることができる。
前記入力装置は選択可能な前記シートアレンジごとに対応する選択スイッチを備えれば、入力装置を少ない部品で簡易に構成することができ、使用者は選択スイッチを押すだけで所望のシートアレンジを選択することができるため分かり易い。
表示装置を更に備え、シートアレンジを選択するためのメニューを表示装置に表示すれば、必要に応じて文字、図形、絵、画像等を使用して選択案内を表示することができるため、柔軟性のある選択方法を実現することができる。
前記メニューは選択可能な前記シートアレンジを順次表示するものであれば、小型の表示画面によって多種類のシートアレンジが順次表示されるため、使用者は所望のシートアレンジを容易に選択することができる。
また、前記メニューは選択可能なシートアレンジの一覧であれば、適宜の表し方で一覧を使用者に提示することができ、使用者は少ない指示操作でシートアレンジを選択することが可能になる。
また、前記メニューは目的又は用途を表示し、選択された目的又は用途に対応したシートアレンジを案内すれば、人を多く乗せる、荷物を多く載せるなど、使用者の目的又は用途に適ったシートアレンジを容易に選択することができる。
前記メニューは選択可能な前記シートアレンジを順次表示するものであれば、小型の表示画面によって多種類のシートアレンジが順次表示されるため、使用者は所望のシートアレンジを容易に選択することができる。
また、前記メニューは選択可能なシートアレンジの一覧であれば、適宜の表し方で一覧を使用者に提示することができ、使用者は少ない指示操作でシートアレンジを選択することが可能になる。
また、前記メニューは目的又は用途を表示し、選択された目的又は用途に対応したシートアレンジを案内すれば、人を多く乗せる、荷物を多く載せるなど、使用者の目的又は用途に適ったシートアレンジを容易に選択することができる。
本発明のシートアレンジ案内システムは、シート位置を変更して複数のシートアレンジが可能な車両に備えられる。図1は、貨室と一体化された車室9のフロアに、3列のシートが配置された一例を模式的に示すものである。車室9内のシートは、1列目が運転席及びNo.1(8a)、2列目がNo.2及び3(8b、8c)、3列目がNo.4及び5(8d、8e)から構成されている。
勿論、シートの数や配列、種類等はこれに限るものではなく、例えば、シートが2列から構成されていてもよいし、各列のシートはベンチシートであってもキャプテンシートであってもよい。また、図1において、運転席及びNo.1〜No.5の各シートは、シートクッション(座面)81及びシートバック(背もたれ)82から構成されているが、その形態や機能はシートごとに異なっていてもよい。
勿論、シートの数や配列、種類等はこれに限るものではなく、例えば、シートが2列から構成されていてもよいし、各列のシートはベンチシートであってもキャプテンシートであってもよい。また、図1において、運転席及びNo.1〜No.5の各シートは、シートクッション(座面)81及びシートバック(背もたれ)82から構成されているが、その形態や機能はシートごとに異なっていてもよい。
各シート又は車室9内には、各シート位置を調整又は変更するための操作部51が備えられている。操作部51は、具体的には、操作レバーや操作スイッチ等である。操作部51の位置又はその近傍を含めて、以下、操作部位(52)という。
また、各シート又は周辺に、各シート位置を検出するための位置検出器(6)を備えることができる。
上記操作部、位置検出器の数や配置等が車種によって異なることは言うまでもない。
また、各シート又は周辺に、各シート位置を検出するための位置検出器(6)を備えることができる。
上記操作部、位置検出器の数や配置等が車種によって異なることは言うまでもない。
本書でいう「シート位置」とは、シートクッションの前後左右の位置や高さ、シートバックの傾きの他、シートの回転、ヘッドレストの着脱、シートを畳んだり格納した場合等の各状態の位置を含む。
また、「シートアレンジ」とは上記車室内のシート配列の態様をいい、その一つの態様にシート位置を変更することを含む。また、シートアレンジは、すべてのシートを対象とするばかりでなく、一部のシートのみを対象とするものも含む。
また、「シートアレンジ」とは上記車室内のシート配列の態様をいい、その一つの態様にシート位置を変更することを含む。また、シートアレンジは、すべてのシートを対象とするばかりでなく、一部のシートのみを対象とするものも含む。
図1に示した例で、No.1〜No.5の各シート(8a〜8e)のシート位置が変更可能であれば、様々なシートアレンジが可能である。例えば、図3に示すようなシートアレンジが挙げられる。
図3(a)は、すべてのシートを乗員用とする基本的なシートアレンジであり、同図(b)は2列目のシートを回転させることによって2列目及び3列目のシートを対座式にセットするものであり、同図(c)は3列目のシートを床下等に格納することによって荷物の搭載スペースを設けるものであり、同図(d)は、更に2列目シートを畳んで荷物搭載スペースを拡大するシートアレンジである。これらに限らず、各シートバックを倒してフラットにするシートアレンジ、長尺の荷物を収納するためのスペースを作るシートアレンジ等、様々な態様があり得る。
図3(a)は、すべてのシートを乗員用とする基本的なシートアレンジであり、同図(b)は2列目のシートを回転させることによって2列目及び3列目のシートを対座式にセットするものであり、同図(c)は3列目のシートを床下等に格納することによって荷物の搭載スペースを設けるものであり、同図(d)は、更に2列目シートを畳んで荷物搭載スペースを拡大するシートアレンジである。これらに限らず、各シートバックを倒してフラットにするシートアレンジ、長尺の荷物を収納するためのスペースを作るシートアレンジ等、様々な態様があり得る。
(シートアレンジ案内システムの構成)
図2に、本発明のシートアレンジ案内システムを中心としたブロック構成を示す。
本発明のシートアレンジ案内システム1は、制御部(ECU)3を中心に構成され、少なくとも入力装置2及び発光器5を備える。入力装置2及び発光器5は、制御部3に接続されている。また、スピーカ4、位置検出器6、表示装置7、状態表示器42、ブザー44、カメラ46を備えることができ、それぞれ制御部3に接続される。
シートアレンジ案内システム1を構成する各部回路には、車両のバッテリから給電を受ける電源回路(図示せず)によって、必要な電力を供給することができる。
図2に、本発明のシートアレンジ案内システムを中心としたブロック構成を示す。
本発明のシートアレンジ案内システム1は、制御部(ECU)3を中心に構成され、少なくとも入力装置2及び発光器5を備える。入力装置2及び発光器5は、制御部3に接続されている。また、スピーカ4、位置検出器6、表示装置7、状態表示器42、ブザー44、カメラ46を備えることができ、それぞれ制御部3に接続される。
シートアレンジ案内システム1を構成する各部回路には、車両のバッテリから給電を受ける電源回路(図示せず)によって、必要な電力を供給することができる。
図2に示される操作部51は、シート位置を変更するための操作レバー、操作スイッチ等であり、車室9内の各所に設けられている。発光器5はその操作部51に対応して設けられ、位置検出器6も各シート位置を検出するため車室9内の各所に配設される。
入力装置2、表示装置7、スピーカ4等は、シートアレンジ案内システム1と使用者とのインターフェースを果たす部分(その制御処理を含めて、以下、「使用者インターフェース」という。)である。使用者インターフェース部は、例えば、車室9内のドアー付近のピラー部や天井部等、使用者がシートアレンジの選択、操作をするために便利な位置に配設することができる。また、その一部がリモートコントローラとして構成されてもよい。
入力装置2、表示装置7、スピーカ4等は、シートアレンジ案内システム1と使用者とのインターフェースを果たす部分(その制御処理を含めて、以下、「使用者インターフェース」という。)である。使用者インターフェース部は、例えば、車室9内のドアー付近のピラー部や天井部等、使用者がシートアレンジの選択、操作をするために便利な位置に配設することができる。また、その一部がリモートコントローラとして構成されてもよい。
入力装置2は、使用者がシートアレンジ案内システム1に指示操作をするための装置であり、使用者による入力内容は制御部3に入力される。入力装置2は、例えば、複数の操作スイッチ(操作ボタン)によって構成されてもよいし、表示装置7の画面上に設けられたタッチセンサ(タッチパネル)等が使用されてもよい。また、制御部3に音声入力を処理する音声入力処理手段を備えることにより、音声による指示操作ができるように構成されてもよい。
表示装置7は、シートアレンジの選択や操作の案内を画面に表示するための表示器を備える。表示内容は、文字、図形又は絵、画像等によって構成することができる。表示器は特に限定されず、例えば液晶表示器(LCD)、EL表示器等が挙げられる。表示器の画面のサイズや解像度等は表示内容によって選択されればよい。
発光器5は、各所に存在する操作部51の位置(操作部位52)を使用者が視認することができるようにするための光源となる。したがって、発光器5はシートアレンジに必要な操作部51に対応して配設され、制御部3によってそれぞれ別個に点灯及び消灯が制御される。光源としては、発光ダイオード(LED)、電球、レーザ等を適宜に用いることができる。
発光器5は、各操作部51自体に組み込まれてもよいし、その近傍に配設されてもよい。また、操作部51から離れた場所に光源を設けて、樹脂線路等によって各操作部位52に導光するように構成されてもよい。また、それぞれの操作部位52を照明し又は指し示すように光源が設けられてもよい。
発光器5は、各操作部51自体に組み込まれてもよいし、その近傍に配設されてもよい。また、操作部51から離れた場所に光源を設けて、樹脂線路等によって各操作部位52に導光するように構成されてもよい。また、それぞれの操作部位52を照明し又は指し示すように光源が設けられてもよい。
制御部3は、シートアレンジ案内システム1の制御を掌る電子制御ユニット(ECU)である。制御部3の制御機能は、ハードウェア、ソフトウェアのいずれによって実現されてもよく、好適には、CPU、メモリ(ROM、RAM等)、入出力回路等を備えるマイクロコントローラ(マイクロコンピュータ)、及び入出力インターフェース等周辺回路によって構成することができる。これに限らず、プログラム可能な論理回路、ゲートアレーその他の論理回路によって構成されてもよい。
制御部3の処理機能は、選択処理31、操作案内処理32等から構成することができる。制御部3には、車両においてセット可能なシートアレンジに関する情報、操作部位に関する情報、シートアレンジを行うための手順に関する情報等が記憶されている。これらの情報に基づいて、シートアレンジの選択処理31、シートアレンジの操作案内処理32が行われる。
また、制御部3は、音声を生成する周知の音声出力手段を備えることができる。スピーカ4を備えることにより、シートアレンジの選択や操作について、使用者に音声でガイドするように構成することができる。
好ましくは、シート位置を検出するためのセンサとして、位置検出器6を備えることができる。各所に設けられた各位置検出器6の信号は、制御部3に入力される。
位置検出器6は、例えば、各シートが限度となる各シート位置(前後左右、高さ、傾き、回転、折畳み、回転、格納等)にあることを検出するように設けることができる。このための位置検出器6として、機械式リミットスイッチや光スイッチ、ホール素子等を、検出対象に応じて用いることができる。
シート位置の一部は、車室内にシートを撮影するカメラ46等を設定して、それによって取得される画像情報からシート位置を認識・判定するようにしてもよい。
位置検出器6は、例えば、各シートが限度となる各シート位置(前後左右、高さ、傾き、回転、折畳み、回転、格納等)にあることを検出するように設けることができる。このための位置検出器6として、機械式リミットスイッチや光スイッチ、ホール素子等を、検出対象に応じて用いることができる。
シート位置の一部は、車室内にシートを撮影するカメラ46等を設定して、それによって取得される画像情報からシート位置を認識・判定するようにしてもよい。
この他、状態表示器42、ブザー44等を備えることができる。
状態表示器42は、シートアレンジの進捗状態を使用者に知らせる場合等に使用する表示器であり、例えば、1又は2以上のLED等によって構成することができる。
ブザー44は、使用者の誤操作を検出した場合等に、鳴音によって報知するために備えられる。
状態表示器42は、シートアレンジの進捗状態を使用者に知らせる場合等に使用する表示器であり、例えば、1又は2以上のLED等によって構成することができる。
ブザー44は、使用者の誤操作を検出した場合等に、鳴音によって報知するために備えられる。
なお、シートアレンジ案内システム1における情報処理や使用者インターフェースは、専用のハードウェアを用いることなく、一般のカーナビゲーション装置において構成されてもよい。
(シートアレンジ案内システムの動作)
シートアレンジ案内システム1は、前記電源回路によって電源が供給されたときに起動するようにすることができる。また、車両の扉が開かれたときや、入力装置2に設けられた操作スイッチ等が操作されたときなどに起動されてもよい。
表示装置7を備える場合には、起動後に、シートアレンジを選択するための情報(メニュー)を画面に表示することができる。
シートアレンジ案内システム1は、前記電源回路によって電源が供給されたときに起動するようにすることができる。また、車両の扉が開かれたときや、入力装置2に設けられた操作スイッチ等が操作されたときなどに起動されてもよい。
表示装置7を備える場合には、起動後に、シートアレンジを選択するための情報(メニュー)を画面に表示することができる。
また、現在のシートアレンジを表示器等によって表示することができる。現在のシートアレンジは、直前のシートアレンジを前記メモリに記憶しておくことによって取得することができる。また、起動後に位置検出器6によって、現在の各シート位置を検出してもよい。
その後、シートアレンジ案内システム1は、使用者によって操作指示が入力されるまで待機する。
その後、シートアレンジ案内システム1は、使用者によって操作指示が入力されるまで待機する。
選択処理31は、入力装置2を介して使用者による操作指示が入力されると、使用者の指示に従ってシートアレンジを決定するための選択処理を行う。使用者インターフェースは種々の構成及び形態によって実現できるため、それぞれに対応する選択処理とすることができる。
例えば、使用者インターフェースのハードウェアは、図5に示すように、入力装置2と状態表示器42とによって構成することができる。本例の使用者インターフェースでは、表示装置7は特に必要とされない。また、スピーカ4を備えれば、シートアレンジの選択方法等を音声によって案内することができる。
図5において、入力装置2は、4種類のシートアレンジに対応した4個の選択スイッチ(21a、21b、21c、21d)と、2個の操作スイッチ24を備える。操作スイッチ24は、シートアレンジの手順を次に進めたり前に戻すために使用することができる。
4種類のシートアレンジは、模式図(22a、22b、22c、22d)により、それぞれ上記選択スイッチ上に表されている。選択スイッチ上にLED等を用いた表示器(23a、23b、23c、23d)を備えれば、現在のシートアレンジや、選択されたシートアレンジ等を表示することができる。
選択スイッチ(21a等)の数は、選択可能なシートアレンジの種類に応じて設ければよい。
シートアレンジの表示(22a等)の方法は特に限定されず、文字、図形、絵等を用いることができる。また、使用者が表示を見て各選択スイッチと対応付けることができれば、表示場所も選択スイッチ上に限定されない。
4種類のシートアレンジは、模式図(22a、22b、22c、22d)により、それぞれ上記選択スイッチ上に表されている。選択スイッチ上にLED等を用いた表示器(23a、23b、23c、23d)を備えれば、現在のシートアレンジや、選択されたシートアレンジ等を表示することができる。
選択スイッチ(21a等)の数は、選択可能なシートアレンジの種類に応じて設ければよい。
シートアレンジの表示(22a等)の方法は特に限定されず、文字、図形、絵等を用いることができる。また、使用者が表示を見て各選択スイッチと対応付けることができれば、表示場所も選択スイッチ上に限定されない。
図5の使用者インターフェースにおいては、4種類の選択可能なシートアレンジごとに選択スイッチが対応しているため、使用者が押した選択スイッチによって、シートアレンジが選択(決定)される。
選択処理31によってシートアレンジが選択されると、シートアレンジ案内システム1は、制御部3内に記憶されている手順に関する情報に基づいて、選択されたシートアレンジを行うための最適な手順(操作の順番)を設定する。
ここで、現在のシートアレンジを基に、例えば、選択されたシートアレンジに変更するまでの操作が少なくなるように、上記最適な手順を設定することも可能である。
ここで、現在のシートアレンジを基に、例えば、選択されたシートアレンジに変更するまでの操作が少なくなるように、上記最適な手順を設定することも可能である。
上記最適な手順の設定後、使用者にシートアレンジの操作を案内する操作案内処理32を開始する。
スピーカ4を備える場合には、操作案内処理の開指時及び各手順において、シート位置を変更するための操作部位及び操作方法等について、音声によって案内することが可能である。
スピーカ4を備える場合には、操作案内処理の開指時及び各手順において、シート位置を変更するための操作部位及び操作方法等について、音声によって案内することが可能である。
操作案内処理32は、設定された手順に基づいて、順次、選択されたシートアレンジを行うための操作部位を、光によって使用者に指示する。
具体的には、各手順において操作すべきレバー等がある操作部位52のみを、発光器5によって発光させ又は発光器5によって照明するように、各発光器5が制御される。
発光器5による発光又は照明は、単に点灯するだけでなく、一定の周期で明滅させることにより、使用者が見出し易いようにすることができる。
使用者は、発光器5によって指示された操作部位52にある操作部51を作動させて、シート位置を変更すればよい。
具体的には、各手順において操作すべきレバー等がある操作部位52のみを、発光器5によって発光させ又は発光器5によって照明するように、各発光器5が制御される。
発光器5による発光又は照明は、単に点灯するだけでなく、一定の周期で明滅させることにより、使用者が見出し易いようにすることができる。
使用者は、発光器5によって指示された操作部位52にある操作部51を作動させて、シート位置を変更すればよい。
位置検出器6を備えれば、使用者が指示された操作を行ったかどうかを、シート位置を検出することによって判断することができる。これにより、発光器5によって指示された操作部51の操作が適正にされたときは、自動的に次の手順に進むようにしてもよい。
また、当該指示と異なる操作を行ったことが検出された場合には、表示、音声、ブザー等によって使用者に報知することができる。
また、当該指示と異なる操作を行ったことが検出された場合には、表示、音声、ブザー等によって使用者に報知することができる。
例えば、一つのシート8を折畳む動作は、図4に示すようになる。
第1の手順として、操作部位521が発光器の光によって指示される(同図(a))。使用者が当該部位にあるレバー511を操作してシート8を前にスライドさせると、シート8の移動は位置検出器61によって検出される(同図(b))。
第2の手順として、操作部位522が発光器の光によって指示される(同図(c))。使用者が当該部位にあるレバー512を操作してシートバックを前に倒すと、そのシート位置が位置検出器62によって検出される(同図(d))。
第1の手順として、操作部位521が発光器の光によって指示される(同図(a))。使用者が当該部位にあるレバー511を操作してシート8を前にスライドさせると、シート8の移動は位置検出器61によって検出される(同図(b))。
第2の手順として、操作部位522が発光器の光によって指示される(同図(c))。使用者が当該部位にあるレバー512を操作してシートバックを前に倒すと、そのシート位置が位置検出器62によって検出される(同図(d))。
一つの手順で指示された操作を終了したとき、又はその操作を省略する場合等は、例えば、使用者が次の手順に移行するように入力装置2を介して指示するようにすることができる。また、位置検出器6によってシート位置を判定することにより、自動的に手順を進めてもよい。
シートアレンジの進捗度合いは、例えば、設定されたすべての手順のどこまで進んだかを、状態表示器42、表示装置7等を用いて表示することができる。
設定された手順がすべて行われれば、シートアレンジが終了することとなる。
シートアレンジの進捗度合いは、例えば、設定されたすべての手順のどこまで進んだかを、状態表示器42、表示装置7等を用いて表示することができる。
設定された手順がすべて行われれば、シートアレンジが終了することとなる。
(シートアレンジ案内システムの制御方法)
図8は、シートアレンジ案内システム1の制御方法の一例を示すフローチャートである。以下のフローチャートにおいて、*印を付したステップは音声による案内を行う場合であり、**印を付したステップはシートの位置検出器6を備える場合である。
シートアレンジ案内システム1の起動後、表示装置7を備える場合には、画面に最初に表示するためのメニュー等を設定する(S10)。また、位置検出器6により、現在の各シート位置を検出することができる(S15)。
そして、選択処理(S20)において、使用者によりシートアレンジが選択される。
図8は、シートアレンジ案内システム1の制御方法の一例を示すフローチャートである。以下のフローチャートにおいて、*印を付したステップは音声による案内を行う場合であり、**印を付したステップはシートの位置検出器6を備える場合である。
シートアレンジ案内システム1の起動後、表示装置7を備える場合には、画面に最初に表示するためのメニュー等を設定する(S10)。また、位置検出器6により、現在の各シート位置を検出することができる(S15)。
そして、選択処理(S20)において、使用者によりシートアレンジが選択される。
使用者によりシートアレンジが選択されると、そのシートアレンジを行うための最適な手順(以下、その各手順を手順nと表す。)を設定する(S30)。
音声により、シートアレンジの開始の案内、操作のガイダンス等をすることができる(S40)。
そして、最初の手順(n=1)に設定してから(S50)、すべての手順を終了するまで(S80)、手順nの操作案内処理(S70)を繰り返して行う。この過程で、現在の手順nに対応して、シートアレンジの進捗状態を表示することができる(S60)。
すべての手順が終了したとき(S80)、選択されたシートアレンジは終了する。このとき、音声によって「終了」を報知することもできる(S90)。
音声により、シートアレンジの開始の案内、操作のガイダンス等をすることができる(S40)。
そして、最初の手順(n=1)に設定してから(S50)、すべての手順を終了するまで(S80)、手順nの操作案内処理(S70)を繰り返して行う。この過程で、現在の手順nに対応して、シートアレンジの進捗状態を表示することができる(S60)。
すべての手順が終了したとき(S80)、選択されたシートアレンジは終了する。このとき、音声によって「終了」を報知することもできる(S90)。
図9は、前記選択処理(S20)における制御の例を示すフローチャートである。
適宜に、シートアレンジのガイダンスや選択方法を音声によって案内することができる(S210)。
適宜に、シートアレンジのガイダンスや選択方法を音声によって案内することができる(S210)。
表示装置7を備える場合には、設定されたメニューを表示装置7に表示することができる(S220)。メニューが、複数又は階層的に構成されている場合には、使用者による指示入力に応じて、メニューを表示する画面を切り替えて処理をすることができる(S260、S220)。操作スイッチ(「決定」、「次へ」、「戻る」)の入力による処理(S230、S240、S250)は、最終的にシートアレンジが選択されるまでのメニューの切り換え処理の一例である。
表示装置7を備えないで、選択可能なシートアレンジに対応して選択スイッチが設けられている場合(図5参照)には、押された選択スイッチによってシートアレンジが選択されることとなる(S230)。
いずれの場合も、使用者の指示操作によって、シートアレンジが選択(決定)される(S270)。
いずれの場合も、使用者の指示操作によって、シートアレンジが選択(決定)される(S270)。
図10は、前記操作案内処理(S70)における手順nの制御の例を示すフローチャートである。
先ず、発光器5の点灯、明滅等を開始することによって、手順nにおいて操作すべき操作部位52を指示する(S710)。
表示装置7を備える場合には、操作部位・操作方法等を画面に表示して説明することができる(S720)。
また、操作部位・操作方法等を音声によって案内することができる(S730)。
先ず、発光器5の点灯、明滅等を開始することによって、手順nにおいて操作すべき操作部位52を指示する(S710)。
表示装置7を備える場合には、操作部位・操作方法等を画面に表示して説明することができる(S720)。
また、操作部位・操作方法等を音声によって案内することができる(S730)。
例えば、使用者により操作スイッチ「次へ」が押されたら、次の手順(n+1)への移行を図ることができる(S745、S770)。また、操作スイッチ「戻る」が押された場合には、前の手順(n−1)へ戻るようにしてもよい(S740、S775)。
位置検出器6によりシート位置を検出することにより(S750)、指定した操作がされたかどうかを判断し(S760)、当該操作がされたことを検出したときは次の手順への移行を図ることもできる(S770)。
上記により手順nを終了するとき、手順nにおける操作部位52の点灯、明滅等を停止する(S780)。
(使用者インターフェースの実施形態)
前記使用者インターフェースは、図5に例示した形態の他、種々の形態が可能である。また、使用者がシートアレンジを選択するためのメニューも、種々の形態を採用することができる。
前記使用者インターフェースは、図5に例示した形態の他、種々の形態が可能である。また、使用者がシートアレンジを選択するためのメニューも、種々の形態を採用することができる。
図6は、表示装置7を備えた使用者とのインターフェースの構成例を示す模式図である。表示装置7は、同図(a)、(b)、(c)において、表示装置71a、71b、71cと表している。また、図6では、入力装置(25a、25b、25c)として、3個の操作スイッチを備える。
シートアレンジを選択するための情報(メニュー)は、上記表示装置の画面に表示される(以下、メニューを表示する画面を「選択画面」と呼ぶ。)。メニューは、文字、記号、絵、画像等を用いて任意に選択画面として表示することができる。
また、メニューは、種々の構成とすることができる。例えば、選択可能なシートアレンジの種類、シートアレンジの目的又は用途、それらの組合せ等である。メニューは複数であっても、階層的に構成されてもよい。メニューの構成に対応して、複数の選択画面を用意することができる。
また、メニューは、種々の構成とすることができる。例えば、選択可能なシートアレンジの種類、シートアレンジの目的又は用途、それらの組合せ等である。メニューは複数であっても、階層的に構成されてもよい。メニューの構成に対応して、複数の選択画面を用意することができる。
図6(a)は、表示装置71a上の選択画面として、選択可能な一つのシートアレンジを模式図(72a)によって表示する例である。例えば、操作スイッチ部25aによる使用者の操作に応じて選択画面を順次切り替えて表示することによって、所望のシートアレンジを選択するようにすることができる。
メニューとして、選択可能なシートアレンジを一覧として表示することもできる。図6(b)は、表示装置71b上の選択画面として、選択可能な4つのシートアレンジの模式図を一覧として表示する例である。操作スイッチ部25bによる使用者の操作に応じて、所望のシートアレンジを選択するようにすることができる。
メニューは、シートアレンジの目的又は用途を基にして構成されてもよい。例えば、図7に示すように、「人を多く乗せる」、「荷物を多く載せる」といった目的又は用途を表す選択肢を第1階層(M01、M02)として、階層的な構成によりシートアレンジを選択できるようにすることもできる。
図6(c)は、図7に示したメニューの第1階層を、表示装置71c上の選択画面として表示する例である。操作スイッチ部25cによる使用者の操作に応じて、目的又は用途に適ったシートアレンジを決定するようにすることができる。
図6(c)は、図7に示したメニューの第1階層を、表示装置71c上の選択画面として表示する例である。操作スイッチ部25cによる使用者の操作に応じて、目的又は用途に適ったシートアレンジを決定するようにすることができる。
その他、メニューは任意に構成することができ、使用する表示装置7に応じて柔軟に画面を構成することができる。例えば、一定の画像表示が可能な表示装置7を使用すれば、静止画や動画を用いて、シートアレンジの選択や操作の案内をすることができる。
1;シートアレンジ案内システム、2;入力装置、3:制御部(ECU)、4;スピーカ、5;発光器、6、61,62;位置検出器、7、71a、71b、71c;表示装置、8;シート、9;車室、21a〜21d;選択スイッチ、24、25a、25b、25c;操作スイッチ、31;選択処理、32;操作案内処理、42;状態表示器、51、511、512;操作部、52;操作部位。
Claims (11)
- シート位置を変更して複数のシートアレンジが可能な車両に備えられ、使用者に該シートアレンジの方法を案内するシートアレンジ案内システムであって、
使用者が指示操作をするための入力装置と、
該シートアレンジをするための各操作部位において発光し又は各該操作部位を照明する発光器と、
該指示操作によって選択された該シートアレンジを行うために、所定の手順に基づいて該操作部位を該発光器により使用者に指示する制御部と、
を備えることを特徴とするシートアレンジ案内システム。 - 音声を発生するスピーカを更に備え、
前記制御部は前記操作部位及び操作方法を音声によって案内する請求項1記載のシートアレンジ案内システム。 - 前記制御部は前記発光器を明滅させることにより前記操作部位を指示する請求項1又は2に記載のシートアレンジ案内システム。
- 前記シート位置を検出するための位置検出器を更に備え、
前記制御部は該シート位置を検出することによって前記手順ごとに指示した操作がされたことを判定する請求項1乃至3のいずれかに記載のシートアレンジ案内システム。 - 前記制御部は現在の各該シート位置を前記位置検出器によって検出し、該シート位置から前記選択されたシートアレンジに変更するための最適な手順を設定する請求項4記載のシートアレンジ案内システム。
- 前記制御部は、前記手順ごとに指示した操作に対して誤った操作がされたことを前記位置検出器により検出したときは、表示、音声又はブザーによって報知する請求項4又は5に記載のシートアレンジ案内システム。
- 前記入力装置は選択可能な前記シートアレンジごとに対応する選択スイッチを備える請求項1乃至6のいずれかに記載のシートアレンジ案内システム。
- 表示装置を更に備え、
前記制御部は前記シートアレンジを選択するためのメニューを該表示装置に表示する請求項1乃至6のいずれかに記載のシートアレンジ案内システム。 - 前記メニューは選択可能な前記シートアレンジが順次表示される請求項8記載のシートアレンジ案内システム。
- 前記メニューは選択可能な前記シートアレンジの一覧である請求項8記載のシートアレンジ案内システム。
- 前記メニューは目的又は用途を表示し、選択された該目的又は該用途に対応した前記シートアレンジを案内する請求項8記載のシートアレンジ案内システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008321461A JP2010143347A (ja) | 2008-12-17 | 2008-12-17 | シートアレンジ案内システム |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014091391A (ja) * | 2012-11-02 | 2014-05-19 | Toyota Boshoku Corp | 車両用シート |
CN107867225A (zh) * | 2016-09-28 | 2018-04-03 | 法雷奥照明公司 | 指示车辆座椅的配置状态的照明装置 |
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-
2008
- 2008-12-17 JP JP2008321461A patent/JP2010143347A/ja active Pending
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