JP2016005157A - 操作装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】操作装置10は、乗員の手のひら上に操作画像を投影する投影機30と、手のひら上における乗員の手指の動作を検出する検出部20と、検出部20により検出された該手指の動作に対応した操作信号を出力する出力部である制御装置と、を備えている。
【選択図】図7
Description
図1に示すように、車室内には、1列目席71、2列目席72、及び3列目席73が設けられている。また、天井81における2列目席72及び3列目席73の上方には、操作装置10がそれぞれ設けられている。
従って、第1モータ32によってホルダ34と共に投影機30が支持軸33を中心に回動されると、投影機30の投影方向が前後方向に沿って変更される。また、第2モータ35によって投影機30が支持軸36を中心に回動されると、投影機30の投影方向が車幅方向に沿って変更される。ベース部材31、第1モータ32、ホルダ34、及び第2モータ35によって、投影機30による操作画像Pの投影位置を手のひら91の移動に追従して変更可能な変更部が構成されている。
制御装置50は、赤外線カメラ24により撮影された画像情報などの出力信号に基づき各種の制御を行なうものであり、各種の制御に係る演算処理を実施する中央演算処理装置(CPU)、各種の制御用のプログラムやデータが記憶されたメモリなどを備えて構成されている。そして、制御装置50は、赤外線カメラ24からの出力信号を読み込み、各種演算処理を実行し、その結果に基づいて各種の制御を実行する。
図5(a),(c)に示すように、乗員の一方の手の手のひら91上に他方の手の指92がない場合には、手のひら91上の位置H1において赤外線が反射する。一方、図5(b),(c)に示すように、乗員の一方の手の手のひら91上に他方の手の指92がある場合には、指92の厚さ分だけ上記位置H1よりも上方の位置H2において赤外線が反射する。このため、上記位置H2において赤外線が反射する場合には、上記位置H1において赤外線が反射する場合に比べて赤外線カメラ24と反射位置との間の距離が短くなる。本実施形態では、手のひら91上の位置H1を基準とした赤外線カメラ24と指92の位置、すなわち赤外線の反射位置との間の距離の変化態様に基づいて乗員の一方の手の手のひら91上における他方の手の指92の動作を検出するようにしている。
図8は、操作装置10における制御処理の実行手順を示したフローチャートである。このフローチャートに示されるプログラムは制御装置50のメモリに格納されている。また、この一連の制御処理は、車両のアクセサリ電源のスイッチがオン状態のときに、制御装置50によって所定期間毎に繰り返し実行される。
ステップS1においては、例えば赤外線カメラ24により撮影された画像情報に基づいて2列目席72或いは3列目席73の乗員の顔が検出されておらず、同乗員の一方の手のひら91が検出されているときに、同乗員が着座しており、操作画像Pを投影する投影面である手のひら91が存在しているとして、上記実行条件が成立している旨判断される。より詳しくは、手のひら91と同手のひら91から延びる5本の指とが共に検出されることをもって上記実行条件が成立している旨判断される。
一方、上記実行条件が成立していると判断された場合(ステップS1:「YES」)には、次に、追従制御が実行される(ステップS2)。すなわち、操作画像Pの投影位置が手のひら91の移動に追従して変更されるようにモータ32,35の作動が制御される。なお、複数の乗員が手のひら91を上に向けた場合には、最初に検出された手のひら91に対して追従制御が実行されることとなる。
ここで、上記経過時間が所定時間未満であると判断された場合(ステップS3:「YES」)には、次に、乗員からの投影制御の実行要求が有るか否かが判断される(ステップS4)。
そして、上記経過時間が所定時間未満であると判断されない場合(ステップS3:「NO」)には、乗員が手のひら91を上に向けたものの、乗員が後述する投影制御の実行要求を出す可能性が低いとして、次に、追従制御を終了して(ステップS11)、この一連の処理を一旦終了する。
そして、上記経過時間が所定時間未満であると判断された場合(ステップS6:「YES」)には、次に、オーディオ60の音量を大きくする操作、或いは小さくする所定の操作に対応する手指92の動作が有るか否かが判断される(ステップS7)。
ステップS9においては、例えば手のひら91を広げた状態から拳を握ることにより上記終了要求が有る旨判断される。
一方、上記終了要求が有る旨判断された場合(ステップS9:「YES」)には、次に、投影制御を終了し(ステップS10)、追従制御を終了して(ステップS11)、この一連の処理を一旦終了する。
(1)操作装置10は、乗員の手のひら91上に操作画像Pを投影する投影機30と、手のひら91上における乗員の手指92の動作を検出する検出部20と、検出部20により検出された該手指92の動作に対応した操作信号を出力する出力部である制御装置50と、を備えている。
こうした構成によれば、乗員が手のひら91を移動させた場合であっても、投影機30による操作画像Pの投影位置が手のひら91の移動に追従して変更されるため、手のひら91上に操作画像Pを投影することができる。従って、操作装置10の利便性を高めることができる。
こうした構成によれば、2列目席72や3列目席73の乗員が着座したままで自身の手のひら91上に投影された操作画像Pを目視しながらオーディオ60の操作を容易に行なうことができる。
・乗員の手指92の動作に基づいて他の操作画像に切り換えるようにすることもできる。この場合、例えばオーディオ60の各種機能(AMラジオ放送、FMラジオ放送、CD、TV放送など)を選択するための操作画像に切り換えるようにしてもよい。また、空調装置の設定温度を操作する操作画像に切り換えるようにしてもよい。
・例えば各座席に対応して検出部及び投影機を設けることもできる。また、投影機による操作画像の投影位置を手のひらの移動に追従して変更可能な変更部を省略することもできる。
・赤外線カメラに代えてステレオカメラを採用することもできる。
Claims (3)
- 車室内の投影面上に操作画像を投影する投影機と、
前記投影面上における乗員の手指の動作を検出する検出部と、
前記検出部により検出された該手指の動作に対応した操作信号を出力する出力部と、を備える、
操作装置。 - 前記投影機は乗員の手のひら上に前記操作画像を投影するものであり、
前記投影機による前記操作画像の投影位置を前記手のひらの移動に追従して変更可能な変更部が設けられている、
請求項1に記載の操作装置。 - 前記投影機は後席の乗員の手のひら上に前記操作画像を投影するものである、
請求項1又は請求項2に記載の操作装置。
Priority Applications (1)
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