JP2010141963A - ステータ - Google Patents

ステータ Download PDF

Info

Publication number
JP2010141963A
JP2010141963A JP2008313455A JP2008313455A JP2010141963A JP 2010141963 A JP2010141963 A JP 2010141963A JP 2008313455 A JP2008313455 A JP 2008313455A JP 2008313455 A JP2008313455 A JP 2008313455A JP 2010141963 A JP2010141963 A JP 2010141963A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insulating
interphase
interphase insulating
coil
stator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008313455A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5187174B2 (ja
Inventor
Takeshi Tomonaga
岳志 朝永
Hiroaki Urano
広暁 浦野
Akihiro Tanaka
章博 田中
Masao Okumura
正雄 奥村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2008313455A priority Critical patent/JP5187174B2/ja
Publication of JP2010141963A publication Critical patent/JP2010141963A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5187174B2 publication Critical patent/JP5187174B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/64Electric machine technologies in electromobility

Landscapes

  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)

Abstract

【課題】相間絶縁シートの面積の低減を図ると共に、コイル同士間およびコイルおよびステータコア間の絶縁性の確保が図られたステータを提供する。
【解決手段】 ステータは、第1電機子ユニット500Aおよび該第1電機子ユニット500Aと隣り合う第2電機子ユニットを含み、第1電機子ユニット500Aは、コイル180と、コイル180の外側面154Aを覆う相間絶縁部材130Aとを含み、第2電機子ユニットは、第2コイルと、第2コイルの第2外側面を覆う第2相間絶縁部材とを含み、相間絶縁部材130Aには、第1絶縁片と、第1切欠部とが形成され、第2相間絶縁部材には、第2絶縁片と、第2切欠部とが形成され、第1絶縁片は、第2切欠部から露出する第2外側面を覆い、第2絶縁片は、第1切欠部から露出する外側面154Aを覆う。
【選択図】図3

Description

本発明は、ステータに関し、特に回転電機のステータに関する。
回転電機のステータは、コイル間の絶縁を維持するために、相間絶縁紙が隣接するコイル間に設けられている。
たとえば、特開2006−320136号公報に記載された回転電機の固定子は、コア素子のティース部に装着されたボビンと、ボビンに装着されたコイルとを備えており、隣り合うコイル間に形成された間隙に短冊状の相間絶縁シートを配置している。
そして、ボビンにスリットを形成すると共に相間絶縁シートの端部に係止部を形成し、相間絶縁シートの係止部をボビンのスリットに係止させている。
特開2001−136700号公報に記載された固定子は、複数の磁極片がジョイント部を介して連結された連結鉄心と、連結鉄心に装着されたインシュレータと、バックヨーク絶縁シートとを備える。磁極片は、バックヨーク部およびティース部を含み、インシュレータはティースの壁面を覆うティース部周壁部と、ティースの根元部分に位置するバックヨーク部突起とを含む。
バックヨーク絶縁シートは、複数のティース部が挿入されるティース受け入れ溝が形成され、複数のバックヨーク部壁面を覆うように配置されている。
そして、固定子の製造過程において、連結鉄心は円環状に折り曲げられており、この工程の際にバックヨーク絶縁シートも折り曲げられる。そして、バックヨーク絶縁シートの余剰部分が隣接するコイル間に突出して、相間絶縁部が形成されている。
特開平9−182342号公報に記載された回転電機の固定子は、コイル間に設けられた相間絶縁部と、この相間絶縁部を囲むと共にコイルの外周を覆うモールド樹脂とを備えている。
特開2006−320136号公報 特開2001−136700号公報 特開平9−182342号公報
特開2006−320136号公報に記載された回転電機の固定子においては、相間絶縁シートとコア素子との間には隙間が生じやすく、コイルの背面側部分とコア素子との間
の絶縁性を確保することが困難なものとなっている。
さらに、特開2001−136700号公報に記載されたバックヨーク絶縁シートの長さは長く、バックヨーク絶縁シートの面積が広くなっている。このため、固定子の製造コストが嵩む要因となっている。
特開平9−182342号公報に記載された回転電機の固定子は、コイル間に相間絶縁部が挿入されることで、コイル間の絶縁性が確保されている。しかし、相間絶縁部は単にコイル間に挿入されているのみで、コイルと、当該コイルが装着された分割鉄心と隣接する分割鉄心との間の間に隙間が生じ易くなっている。このため、コイルと分割鉄心との間の絶縁性を確保することが困難なものとなっている。
本発明は、上記のような課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、相間絶縁シートの面積の低減を図ると共に、コイル同士間およびコイルおよびステータコア間の絶縁性の確保が図られたステータを提供することである。
本発明に係るステータは、環状に配列する複数の電機子ユニットを備えた回転電機のステータであって、電機子ユニットは、第1電機子ユニットおよび該第1電機子ユニットと隣り合う第2電機子ユニットを含む。そして、上記第1電機子ユニットは、第1分割ステータコアと、第1分割ステータコアに装着された第1絶縁ボビンと、第1絶縁ボビンに装着される第1コイルと、周方向に配列する第1コイルの第1外側面を覆う第1相間絶縁部材とを含み、第2電機子ユニットは、第2分割ステータコアと、第2分割ステータコアに装着された第2絶縁ボビンと、第2絶縁ボビンに装着される第2コイルと、第1外側面と対向する第2コイルの第2外側面を覆う第2相間絶縁部材とを含む。さらに、上記第1相間絶縁部材には、ステータの径方向外方側に位置する第1コイルの背面を覆う第1背面絶縁部と、第1外側面の一部を覆う第1絶縁片と、第1外側面の他の部分を露出させる第1切欠部とが形成される。上記第2相間絶縁部材には、ステータの径方向外方側に位置する第2コイルの背面を覆う第2背面絶縁部と、第2外側面の一部を覆う第2絶縁片と、第2外側面の他の部分を露出させる第2切欠部とが形成され、第1絶縁片は、第2切欠部から露出する第2外側面を覆い、第2絶縁片は、第1切欠部から露出する第1外側面を覆う。
好ましくは、上記第1相間絶縁部材は第1ボビンに装着され、第2相間絶縁部材は第2ボビンに装着される。好ましくは、上記第1絶縁ボビンは、第1相間絶縁部材を係止する第1係止部を含み、第2絶縁ボビンは、第2相間絶縁部材を係止する第2係止部を含む。好ましくは、上記第1相間絶縁部材は第1分割ステータコアに装着され、第2相間絶縁部材は第2分割ステータコアに装着される。好ましくは、上記第1分割ステータコアは、第1ボビンおよび第1相間絶縁部材を係止する第1係止部を含み、第2分割ステータコアは、第2ボビンおよび第2相間絶縁部材を係止する第2係止部を含む。
本発明に係るステータは、他の局面では、環状に配列する複数の電機子ユニットを備えた回転電機のステータであって、電機子ユニットは、周方向に延びる分割ヨーク部および分割ヨーク部の内周面から径方向内方に向けて突出するステータティースを含む分割ステータコアと、ステータティースに装着された絶縁ボビンと、絶縁ボビンに装着されたコイルと、周方向に配列するコイルの一方の側面を覆う第1分割絶縁紙と、コイルの他方の側面を覆う第2分割絶縁紙とを備える。そして、上記分割ステータコアは、分割ヨーク部の内周面のうちステータティースと隣り合う部分に形成された第1突出部と、分割ヨーク部の内周面のうちステータティースに対して第1突出部と反対側に位置する部分に形成された第2突出部とを含み、第1突出部は第1分割絶縁紙および絶縁ボビンを係止し、第2突出部は第2分割絶縁紙および絶縁ボビンを係止する。
本発明に係るステータによれば、コイル同士間およびステータコアおよびコイル間の絶縁を確保しつつ、相間絶縁シートの面積の低減を図ることができる。
本実施の形態に係るステータおよびこのステータを備えた回転電機について、図1から図12を用いて説明する。
なお、以下に説明する実施の形態において、個数、量などに言及する場合、特に記載がある場合を除き、本発明の範囲は必ずしもその個数、量などに限定されない。また、以下の実施の形態において、各々の構成要素は、特に記載がある場合を除き、本発明にとって必ずしも必須のものではない。また、以下に複数の実施の形態が存在する場合、特に記載がある場合を除き、各々の実施の形態の特徴部分を適宜組合わせることは、当初から予定されている。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る回転電機の概略構成を示す側断面図である。この図1に示すように、回転電機100は、回転中心線Oを中心に回転可能に支持された回転シャフト110と、この回転シャフト110に固設され、回転シャフト110と共に回転可能に設けられたロータ120と、このロータ120の周囲に設けられた環状のステータ140とを備えている。この回転電機100は、典型的には、ハイブリッド車両に搭載され、車輪を駆動する駆動源やエンジン等の動力によって電気を発電する発電機として機能する。さらには、電気自動車等にも搭載可能であり、車輪を駆動する駆動源としても利用される。
ロータ120は、複数の電磁鋼板等を積層して構成されたロータコア125と、ロータコア125に形成された磁石挿入孔126内に挿入された永久磁石123と、ロータコア125の軸方向の端面に設けられたエンドプレート122とを備えている。永久磁石123は、磁石挿入孔126内に充填された樹脂124によって固定されている。
図2は、ステータ140の平面図である。この図2に示すように、ステータ140は、環状に配列する複数の電機子ユニット500と、この電機子ユニット500の外周側に配置された環状の固定リング173とを備えている。そして、ステータ140は、電機子ユニット500Aおよびこの電機子ユニット500Aと隣り合う電機子ユニット500Bとを含む。
図3は、電機子ユニット500の斜視図であり、図4は、電機子ユニット500の分解斜視図である。この図3およびに示すように、電機子ユニット500は、分割ステータコア175と、分割ステータコア175に装着された絶縁性のインシュレータ(絶縁ボビン)160と、インシュレータ160に装着されたコイル180と、周方向に配列するコイル180の外側面154A,155A上に位置する相間絶縁紙130と、コイル180の上面上に配置された保持部材165とを備えている。
分割ステータコア175は、周方向に延びる分割ヨーク部176と、この分割ヨーク部176の内周面から径方向内方に向けて突出するステータティース171とを備えている。分割ステータコア175は、積層された複数の電磁鋼板や圧粉磁心によって構成されている。
インシュレータ160は、ステータティース171を受け入れ、ステータティース171の周面を覆うティース受入部161と、このティース受入部161の端部に形成され、ティース受入部161から外方に張り出すように形成された張出部162とを備えている。なお、軸方向に配列するティース受入部161の端面には、装着されるコイル180の内周面を支持する突出部163が形成されている。張出部162は、分割ヨーク部176の内周面を覆うように形成されている。張出部162は、装着されるコイル180と分割ステータコア175と間を絶縁している。インシュレータ160は、たとえば、PPS(ポリフェニレンサルファイド)樹脂やLCP(液晶ポリマー)樹脂などから形成されている。
図4において、相間絶縁紙130は、ティース受入部161に装着される枠部132と、枠部132の側辺部に設けられた絶縁片131とを備えている。ティース受入部161には、ティース受入部161が挿入される穴部が形成されている。周方向に配列する枠部132の側辺部のうち絶縁片131と隣り合う部分には、切欠部が形成されている。
コイル180は、コイル線280を巻回しながら積層することで形成された巻回部151と、巻回部151の径方向外方側の端面から引き出された端部152と、径方向内方側の端面から引き出された引出部153とを備えている。引出部153は、巻回部151の上方にまで達し、周方向に延びている。そして、引出部153の端部は他のコイル180の端部152と接続している。
ステータ140は、上記のように構成された電機子ユニット500を周方向に複数配列し、各コイル180同士が接続されることで形成されている。図5は、相間絶縁紙130A,130Bの展開図である。なお、相間絶縁紙130Aは、上記図2および図3に示す電機子ユニット500Aに設けられ、相間絶縁紙130Bは、図2および図6に示す電機子ユニット500Bに設けられている。なお、図2に示すように、相間絶縁紙130Aを含む電機子ユニット500Aと、相間絶縁紙130Bを含む電機子ユニット500Bとは互いに周方向に隣接する。
この図5に示す例においては、相間絶縁紙130Aと相間絶縁紙130Bとは、同一形状とされている。相間絶縁紙130Aの枠部132は、周方向に配列する側辺部134および側辺部135を含み、枠部132には、インシュレータ160のティース受入部161が挿入される挿入孔129が形成されている。
ステータ140を構築した際に、相間絶縁紙130Aの側辺部134と、相間絶縁紙130Bの側辺部135とが互いに周方向に隣り合うように位置する。
相間絶縁紙130Aの側辺部134には、間隔を隔てて2つ(複数)の絶縁片131と、側辺部134のうち絶縁片131と隣り合う部分に位置する切欠部133とが形成されている。相間絶縁紙130Bの側辺部135には、間隔を隔てて3つ(複数)の絶縁片131と、側辺部135のうち絶縁片131と隣り合う部分に位置する切欠部133とが形成されている。
相間絶縁紙130Aをインシュレータ160に装着する際には、相間絶縁紙130Aの一部を折返し部136,139で折返し、各絶縁片131を枠部132から立ち上がらせる。折返し部136は、切欠部133の縁部と挿入孔129の内周縁部との間に位置している。このため、折返し部136で相間絶縁紙130Aの一部を折り返すことで、絶縁片131および付根部137が枠部132から立ち上がる。付根部137は、切欠部133と折返し部136との間に位置する。同様に、折返し部138で相間絶縁紙130Aの一部を折り曲げることで、絶縁片131および付根部139が枠部132から立ち上がるように曲げられる。
そして、相間絶縁紙130Aは、上記のように折り曲げられた状態で、インシュレータ160に装着される。具体的には、相間絶縁紙130Aの挿入孔129内にティース受入部161が挿入される。その後、コイル180がインシュレータ160に装着される。これにより、枠部132は、図3に示すステータ140の径方向外方側に位置するコイル180の端面156A上に位置する。端面156Aと側面155Aとによって規定されるコイル180の辺部は、絶縁片131と付根部137とによって覆われる。側面155Aの一部は、絶縁片131によって覆われる。ここで、側面155Aのうち、切欠部133が位置する部分は、相間絶縁紙130Aから露出している。
端面156Aと側面154Aとによって規定される辺部は、付根部139および絶縁片131の一部によって覆われる。さらに、コイル180の側面154Aの一部が絶縁片131によって覆われる。
ここで、側面154Aのうち、切欠部133が位置する部分は、相間絶縁紙130Aから露出している。
図5において、相間絶縁紙130Bの側辺部135に形成された絶縁片131と、相間絶縁紙130Aの側辺部134に形成された切欠部133とが合致し、相間絶縁紙130Aの側辺部134に形成された絶縁片131と、相間絶縁紙130Bの側辺部135に形成された切欠部133とが合致するように形成されている。
なお、相間絶縁紙130Bの側辺部135に設けられた絶縁片131は、電機子ユニット500Bに装着された状態では、図6に示す電機子ユニット500Bのコイル180の側面155B上に位置し、側辺部134に設けられた絶縁片131は、コイル180の側面154B上に位置する。
そして、電機子ユニット500Aと電機子ユニット500Bとが隣接することで、図3に示すコイル180の側面154Aと、図6に示すコイル180の側面155Bとが対向する。
そして、図3および図6において、側面154A上に位置する相間絶縁紙130Aの絶縁片131が、側面155Bのうち、相間絶縁紙130Bから露出する部分を覆う。同様に、側面155B上に位置する絶縁片131が、相間絶縁紙130Aから露出する側面154Aを覆う。
このように、相間絶縁紙130Aの絶縁片131が相間絶縁紙130Bの切欠部133にはまり込み、相間絶縁紙130Bの絶縁片131が相間絶縁紙130Aの切欠部133に嵌りこむことで、各電機子ユニット500A,500Bに設けられたコイル180間を絶縁している。
さらに、相間絶縁紙130A,130Bの絶縁片131および付根部137,139が、コイル180の辺部を覆うことで、電機子ユニット500Aのコイル180と電機子ユニット500Bの分割ステータコア175との絶縁と、電機子ユニット500Aの分割ステータコア175と電機子ユニット500Bのコイル180との間の絶縁とが確保されている。
ここで、各相間絶縁紙130A,130Bには切欠部133が形成されており、切欠部133が形成されていない相間絶縁紙の面積と相間絶縁紙130A,130Bの面積とを比較すると、相間絶縁紙130A,130Bの面積の方が小さくなっている。このため、相間絶縁紙130A,130Bの製造コストの低減を図ることができる。
(実施の形態2)
図7および適宜上記図2等を用いて、本発明の実施の形態2に係る回転電機について説明する。なお、図7に示す構成のうち、上記図1から図6に示された構成と同一または相当する構成については同一の符号を付してその説明を省略する場合がある。
図7は、本実施の形態2に係る回転電機に設けられるインシュレータ160および相間絶縁紙190の斜視図である。この図7に示すように、インシュレータ160は張出部162とティース受入部161とを含み、張出部162のうち、ティース受入部161と隣り合う部分には、突出部164が形成されている。
そして、本実施の形態2に係る回転電機においては、2つの相間絶縁紙がティース受入部161の両側に配置される。各相間絶縁紙190は、互いに独立であり、上記図5に示す相間絶縁紙130のような枠部132が設けられていない。このため、相間絶縁紙190の面積の低減が図られている。
相間絶縁紙190は、基部192と、基部192から立ち上がるように屈曲する絶縁片191とから構成されている。ステータ140の周方向の基部192の幅は、ティース受入部161と張出部162の側辺部との間の幅と略一致している。
基部192には突出部164が挿入される穴部194が形成されている。なお、突出部164および穴部194は、高さ方向に間隔を隔てて複数形成されている。そして、突出部164を穴部194にはめ込むことで、相間絶縁紙190をインシュレータ160に装着する。
このように、各相間絶縁紙190をインシュレータ160に装着可能とすることで、上記図5に示す枠部132を省略することができ、相間絶縁紙190の面積の低減が図られている。
図8は、図7に示された相間絶縁紙190の変形例を示す斜視図である。この図8に示す相間絶縁紙190は、基部192の側辺部に高さ方向に間隔を隔てて複数の絶縁片191が形成されている。そして、絶縁片191と隣り合う部分には、切欠部193が形成されている。そして、ステータ140を構築した状態では、この相間絶縁紙190と隣り合う位置に、他の相間絶縁紙190が位置している。
この他の相間絶縁紙190には、上記相間絶縁紙190の切欠部193と対応する部分に絶縁片191が形成されている。これにより、相間絶縁紙190の切欠部193から露出するコイル180の側面は、他の相間絶縁紙190の絶縁片191によって覆われる。さらに、他の相間絶縁紙190の切欠部193から露出するコイル180の側面は、相間絶縁紙190の絶縁片191によって覆われる。この結果、隣り合う相間絶縁紙190同士が協働して、コイル180間の絶縁性が確保されている。
この図8に示す例においては、上記図7に示す例と比較して、切欠部193が形成されている分、面積の低減が図られており、製造コストの低減が図られている。
(実施の形態3)
図9から図12を用いて、本発明の実施の形態3に係る回転電機について説明する。図9は、本発明の実施の形態3に係る回転電機を構成する電機子ユニット500の斜視図である。この図9に示すように、電機子ユニット500は、コイル180の側面を覆う相間絶縁紙200を備えている。
図10は、相間絶縁紙200および相間絶縁紙200が装着される分割ステータコア175の斜視図である。この図10に示すように、相間絶縁紙200は、ステータティース171の両側に設けられており、各相間絶縁紙200同士は互いに独立とされている。
分割ステータコア175の分割ヨーク部176の内周面には、突出部179が形成されている。より具体的には、分割ヨーク部176の内周面のうち、ステータティース171と隣り合う部分には、突出部179が形成されている。
相間絶縁紙200は、基部202と、基部202から立ち上がるように形成された絶縁片201とを備えている。そして、基部202には、突出部179に対応する位置に穴204が形成されている。このため、各相間絶縁紙200は、直接分割ステータコア175に装着することができ、上記図5に示す枠部132を設ける必要がない。このため、この図10に示す例においても、相間絶縁紙の面積の低減を図ることができ、相間絶縁紙の製造コストの低減を図ることができる。
図11は、分割ステータコア175に相間絶縁紙200、インシュレータ160およびコイル180を装着した状態における断面図である。この図11に示すように、インシュレータ160の張出部162には、突出部179に対応する穴部166が形成されている。このため、インシュレータ160を分割ステータコア175に正確に位置決めさせることができ、インシュレータ160と分割ステータコア175とを互いに密着させることができる。
このように、分割ステータコア175とインシュレータ160とを密着させることで、コイル180からの熱をインシュレータ160を通して、分割ステータコア175に良好に放熱させることができる。
なお、図12は、上記図10に示す相間絶縁紙200の変形例を示す斜視図であり、この図12に示すように、絶縁片201に切欠部203を形成してもよい。この場合、ステータ140を構築した状態では、第1の相間絶縁紙200の切欠部203から露出するコイル180の側面を、第1の相間絶縁紙200と隣り合う第2の相間絶縁紙200の絶縁片201が閉塞する。同様に、第2の相間絶縁紙200の切欠部203から露出するコイル180の側面を第1の相間絶縁紙200の絶縁片201が覆う。
このように、隣り合う相間絶縁紙200同士が協働して、コイル180間の絶縁を確保する。さらに、各相間絶縁紙200に切欠部203を形成することで、相間絶縁紙200の面積の低減を図ることができる。
以上のように本発明の実施の形態について説明を行なったが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。さらに、上記数値などは、例示であり、上記数値および範囲にかぎられない。
本発明は、回転電機に好適である。
本発明の実施の形態1に係る回転電機の概略構成を示す側断面図である。 エンドプレートを外した状態におけるステータの平面図である。 電機子ユニットの斜視図である。 電機子ユニットの分解斜視図である。 相間絶縁紙の展開図である。 電機子ユニットの斜視図である。 本実施の形態2に係る回転電機に設けられるインシュレータおよび相間絶縁紙の斜視図である。 図7に示された相間絶縁紙の変形例を示す斜視図である。 本発明の実施の形態3に係る回転電機を構成する電機子ユニットの斜視図である。 相間絶縁紙および相間絶縁紙が装着される分割ステータコアの斜視図である。 分割ステータコアに相間絶縁紙、インシュレータおよびコイル180を装着した状態における断面図である。 図10に示す相間絶縁紙の変形例を示す斜視図である。
符号の説明
100 回転電機、110 回転シャフト、120 ロータ、122 エンドプレート、123 永久磁石、124 樹脂、125 ロータコア、126 磁石挿入孔、129 挿入孔、130 相間絶縁紙、131 絶縁片、132 枠部、133 切欠部、134 側辺部、135 側辺部、160 インシュレータ、161 ティース受入部、162 張出部、163 突出部、164 突出部、165 保持部材、171 ステータティース、175 分割ステータコア、176 分割ヨーク部、179 突出部、180 コイル、180 各コイル、固定リング 173,190 相間絶縁紙、191 絶縁片、192 基部、193 切欠部、194 穴部、、200 相間絶縁紙、201 絶縁片、202 基部、204 穴、280 コイル線、500 電機子ユニット。

Claims (5)

  1. 環状に配列する複数の電機子ユニットを備えた回転電機のステータであって、
    前記電機子ユニットは、第1電機子ユニットおよび該第1電機子ユニットと隣り合う第2電機子ユニットを含み、
    前記第1電機子ユニットは、第1分割ステータコアと、前記第1分割ステータコアに装着された第1絶縁ボビンと、前記第1絶縁ボビンに装着される第1コイルと、周方向に配列する前記第1コイルの第1外側面を覆う第1相間絶縁部材とを含み、
    前記第2電機子ユニットは、第2分割ステータコアと、前記第2分割ステータコアに装着された第2絶縁ボビンと、前記第2絶縁ボビンに装着される第2コイルと、前記第1外側面と対向する前記第2コイルの第2外側面を覆う第2相間絶縁部材とを含み、
    前記第1相間絶縁部材には、前記ステータの径方向外方側に位置する前記第1コイルの背面を覆う第1背面絶縁部と、前記第1背面絶縁部に連設され、前記第1外側面の一部を覆う第1絶縁片と、前記第1外側面の他の部分を露出させる第1切欠部とが形成され、
    前記第2相間絶縁部材には、前記ステータの径方向外方側に位置する前記第2コイルの背面を覆う第2背面絶縁部と、前記第2背面絶縁部に連設され、前記第2外側面の一部を覆う第2絶縁片と、前記第2外側面の他の部分を露出させる第2切欠部とが形成され、
    前記第1絶縁片は、前記第2切欠部から露出する前記第2外側面を覆い、前記第2絶縁片は、前記第1切欠部から露出する前記第1外側面を覆う、ステータ。
  2. 前記第1相間絶縁部材は前記第1絶縁ボビンに装着され、前記第2相間絶縁部材は前記第2絶縁ボビンに装着された、請求項1に記載のステータ。
  3. 前記第1絶縁ボビンは、前記第1相間絶縁部材を係止する第1係止部を含み、前記第2絶縁ボビンは、前記第2相間絶縁部材を係止する第2係止部を含む、請求項2に記載のステータ。
  4. 前記第1相間絶縁部材は前記第1分割ステータコアに装着され、前記第2相間絶縁部材は前記第2分割ステータコアに装着された、請求項1に記載のステータ。
  5. 前記第1分割ステータコアは、前記第1絶縁ボビンおよび前記第1相間絶縁部材を係止する第1係止部を含み、前記第2分割ステータコアは、前記第2絶縁ボビンおよび前記第2相間絶縁部材を係止する第2係止部を含む、請求項4に記載のステータ。
JP2008313455A 2008-12-09 2008-12-09 ステータ Expired - Fee Related JP5187174B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008313455A JP5187174B2 (ja) 2008-12-09 2008-12-09 ステータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008313455A JP5187174B2 (ja) 2008-12-09 2008-12-09 ステータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010141963A true JP2010141963A (ja) 2010-06-24
JP5187174B2 JP5187174B2 (ja) 2013-04-24

Family

ID=42351587

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008313455A Expired - Fee Related JP5187174B2 (ja) 2008-12-09 2008-12-09 ステータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5187174B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012105420A (ja) * 2010-11-09 2012-05-31 Mitsubishi Electric Corp モータの絶縁構造及びその製造方法
WO2013140564A1 (ja) * 2012-03-22 2013-09-26 三菱電機株式会社 回転電機の電機子
CN105191073A (zh) * 2013-02-15 2015-12-23 三菱电机株式会社 旋转电机的定子
JP2017133371A (ja) * 2016-01-25 2017-08-03 東芝ホームテクノ株式会社 送風装置
WO2020032463A1 (ko) * 2018-08-10 2020-02-13 엘지이노텍 주식회사 인슐레이터 및 이를 포함하는 모터
WO2024053393A1 (ja) * 2022-09-09 2024-03-14 三菱電機株式会社 電気機械の電機子および電気機械
US11942844B2 (en) 2018-09-06 2024-03-26 Flender Gmbh Tooth-wound coil and method for producing a tooth-wound coil

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH065353U (ja) * 1992-03-31 1994-01-21 株式会社安川電機 電動機のステータの絶縁装置
JPH10126997A (ja) * 1996-09-02 1998-05-15 Mitsubishi Electric Corp 回転電機用固定子鉄心のためのインシュレータ
JPH11122855A (ja) * 1997-10-17 1999-04-30 Toshiba Corp ステータ用コイルボビンと電動機
JP2001136698A (ja) * 1999-11-01 2001-05-18 Nippon Densan Corp 回転機の電機子およびその製造方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH065353U (ja) * 1992-03-31 1994-01-21 株式会社安川電機 電動機のステータの絶縁装置
JPH10126997A (ja) * 1996-09-02 1998-05-15 Mitsubishi Electric Corp 回転電機用固定子鉄心のためのインシュレータ
JPH11122855A (ja) * 1997-10-17 1999-04-30 Toshiba Corp ステータ用コイルボビンと電動機
JP2001136698A (ja) * 1999-11-01 2001-05-18 Nippon Densan Corp 回転機の電機子およびその製造方法

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012105420A (ja) * 2010-11-09 2012-05-31 Mitsubishi Electric Corp モータの絶縁構造及びその製造方法
WO2013140564A1 (ja) * 2012-03-22 2013-09-26 三菱電機株式会社 回転電機の電機子
JP5642315B2 (ja) * 2012-03-22 2014-12-17 三菱電機株式会社 回転電機の電機子
US9601959B2 (en) 2012-03-22 2017-03-21 Mitsubishi Electric Corporation Armature of rotating electrical machine
CN105191073A (zh) * 2013-02-15 2015-12-23 三菱电机株式会社 旋转电机的定子
JP6038274B2 (ja) * 2013-02-15 2016-12-07 三菱電機株式会社 回転電機の固定子
US9755471B2 (en) 2013-02-15 2017-09-05 Mitsubishi Electric Corporation Stator of rotary electric machine
JP2017133371A (ja) * 2016-01-25 2017-08-03 東芝ホームテクノ株式会社 送風装置
WO2020032463A1 (ko) * 2018-08-10 2020-02-13 엘지이노텍 주식회사 인슐레이터 및 이를 포함하는 모터
US11909287B2 (en) 2018-08-10 2024-02-20 Lg Innotek Co., Ltd. Insulator and motor comprising same
US11942844B2 (en) 2018-09-06 2024-03-26 Flender Gmbh Tooth-wound coil and method for producing a tooth-wound coil
WO2024053393A1 (ja) * 2022-09-09 2024-03-14 三菱電機株式会社 電気機械の電機子および電気機械

Also Published As

Publication number Publication date
JP5187174B2 (ja) 2013-04-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5187174B2 (ja) ステータ
JP5489698B2 (ja) インシュレータ、回転電機および回転電機の製造方法
JP6060257B2 (ja) 回転機
JP5314908B2 (ja) 回転電機の固定子および回転電機
JP6208365B2 (ja) ステータ及び回転機
JP6294469B2 (ja) アキシャルエアギャップ型回転電機
JP2012244842A (ja) 回転電機
JP6720306B2 (ja) 回転電機の固定子
JP2010154701A (ja) 回転電機用ターミナル
JP2010239798A (ja) 回転電機用電機子
JP2012165630A (ja) 回転電機の固定子及びその製造方法
JP2009268219A (ja) 回転電機の固定子およびその製造方法
JP2017184520A (ja) 回転電機のステータ
CN113544945A (zh) 定子
JP5181627B2 (ja) 回転電機および回転電機の製造方法
JP5233630B2 (ja) ステータ、回転電機、ステータの製造方法および回転電機の製造方法
JP2009207334A (ja) コイルの固定部材及び回転電機
JP5330860B2 (ja) 回転電機
EP3675326B1 (en) Bobbin structure of armature
JP2007074844A (ja) ステータコア、モータ
JP2008199856A (ja) ステータコア、回転電機および回転電機ユニット
JP6742263B2 (ja) 回転電機
JP2006304427A (ja) 回転電機のアーマチュア
JP2022500993A (ja) モーター
JP6009937B2 (ja) 回転機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110622

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121214

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121225

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130107

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160201

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5187174

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160201

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees