JP2010141961A - ステータおよびステータの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】放熱特性の向上が図られたステータおよびステータの製造方法を提供する。
【解決手段】ステータは、複数の分割ステータコア175が環状に配列して形成された環状のステータコア141および該ステータコア141に装着されたコイル180を備えたステータであって、分割ステータコア175は、ステータコア141の周方向に延びるヨーク部176と、ヨーク部176から突出するステータティース171とを含み、ステータティース171のステータコア141の周方向に配列する側面193と、ステータティース171のステータの径方向に位置する径方向端面192と、ステータコア141の径方向に配列するヨーク部176の径方向端面198,199のうち、ステータティース171が形成された径方向端面198との少なくとも一部に、ヨーク部176のステータコア141の周方向に位置する周方向端面190,191よりも表面粗さが粗い、粗面部が形成された。
【選択図】図3

Description

本発明は、回転電機用のステータおよびステータの製造方法に関する。
従来から複数の電磁鋼板を積層して構成された分割ステータコアを環状に配列して形成されたステータが各種提案されている。
特開2003−304655号公報に記載された回転電機のステータ鉄心構造は、複数のティースと、略円筒状のヨーク部とを備え、鋼板を積層することで形成されている。
特開2003−88013号公報に記載された回転電機の固定子鉄心は、各突極部ごとに分割された複数のセグメントから構成されている。
特開2005−73490号公報に記載された電気機械のための主要部材は、磁束路ヨーク部と、この磁束路ヨーク部内に装着された複数の磁極歯部とを備えている。
特開2003−304655号公報 特開2003−88013号公報 特開2005−73490号公報
しかし、上記従来のステータ鉄心構造、固定子鉄心および電気機械のための主要部材においては、これらステータ鉄心構造、固定子鉄心および電気機械のための主要部材が搭載された回転電機が駆動すると温度が上昇し、コイルの絶縁性能が劣化する等の弊害が生じる。
本発明は、上記のような課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、放熱特性の向上が図られたステータおよびステータの製造方法を提供することである。
本発明に係るステータは、複数の分割ステータコアが環状に配列して形成された環状のステータコアおよび該ステータコアに装着されたコイルを備えたステータである。そして、上記分割ステータコアは、前記ステータコアの周方向に延びるヨーク部と、前記ヨーク部から突出するステータティースとを含む。さらに、上記ステータティースの前記ステータコアの周方向に配列する側面と、前記ステータティースの前記ステータの径方向に位置する端面と、前記ステータコアの径方向に配列する前記ヨーク部の径方向端面のうち、前記ステータティースが形成された径方向端面との少なくとも一部に、前記ヨーク部の前記ステータコアの周方向に位置する周方向端面よりも表面粗さが粗い、粗面部が形成される。
好ましくは、上記粗面部は、前記ステータコアの中心軸方向中央部側の方が、前記ステータコアの中心軸方向に配列する端面側よりも粗くされる。
好ましくは、上記分割ステータコアは、平板状の第1および第2主表面を有する単位鋼板を複数積層して形成される。さらに、上記単位鋼板のうち、積層されることで前記粗面部を規定する単位粗面部は、前記単位鋼板のうち、積層されることで前記ヨーク部の前記周方向端面を規定する単位周方向端面より、前記第1主表面から前記第2主表面までの表面距離が長くされる。
好ましくは、上記粗面部は、前記単位鋼板の単位粗面部は、プレス成型によって形成される。好ましくは、上記単位粗面部および前記単位周方向端面は、プレス成型によって形成され、前記単位粗面部におけるせん断面に対する破断面の割合は、前記単位周方向端面におけるせん断面に対する破断面の割合よりも大きくされる。
好ましくは、上記粗面部は、表面処理によって形成される。好ましくは、上記粗面部の表面に沿ってのびる絶縁性の樹脂をさらに備える。
好ましくは、上記コイルは、該コイルの延在方向に対して垂直な断面形状が方形形状とされる。
本発明に係るステータの製造方法は、単位ヨーク部と、該単位ヨーク部から突出するように形成された単位ステータティース部とを含む単位鋼板を積層することで、前記単位ヨーク部が積層されて形成されたヨーク部および前記単位ステータティースが積層されて形成されたステータティース部を含む分割ステータコアが複数環状に配置されて形成されたステータコアを備えたステータの製造方法である。そして、上記単位鋼板の形状が模られた穴部が形成された第1金型と、前記単位鋼板の形状が模られ、前記穴部内に挿入可能な凸部を備えた第2金型との間に電磁鋼板を配置して、前記単位鋼板を形成する工程を備える。さらに、上記穴部を規定する前記第1金型の内表面と前記凸部の外表面との隙間うち、前記単位ティース部を形成する部分の隙間は、前記単位ヨーク部のうち、前記ステータコアの周方向に位置する単位周方向端面を規定する部分の隙間よりも大きい。
好ましくは、上記分割ステータコアを環状に配列して形成された環状のステータコアを備えたステータの製造方法である。そして、単位ヨーク部と、該単位ヨーク部から突出するように形成された単位ステータティース部とを含む単位鋼板を積層することで、前記単位ヨーク部が積層されて形成されたヨーク部および前記単位ステータティースが積層されて形成されたステータティース部を含む分割ステータコアを形成する工程とを含む。そして、上記ステータティースの周面の少なくとも一部に表面処理を施して、前記ヨーク部の前記ステータの周方向に位置する端面より、表面粗さを粗くする工程を備える。
本発明に係るステータによれば、放熱特性の向上を図ることができ、本発明に係るステータの製造方法によれば、放熱特性の向上が図られたステータを得ることができる。
本発明の実施の形態に係るステータ、ステータの製造方法について、図1から図18を用いて説明する。
なお、以下に説明する実施の形態において、個数、量などに言及する場合、特に記載がある場合を除き、本発明の範囲は必ずしもその個数、量などに限定されない。また、以下の実施の形態において、各々の構成要素は、特に記載がある場合を除き、本発明にとって必ずしも必須のものではない。また、以下に複数の実施の形態が存在する場合、特に記載がある場合を除き、各々の実施の形態の特徴部分を適宜組合わせることは、当初から予定されている。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る回転電機の概略構成を示す側断面図である。この図1に示すように、回転電機100は、回転中心線Oを中心に回転可能に支持された回転シャフト110と、この回転シャフト110に固設され、回転シャフト110と共に回転可能に設けられたロータ120と、このロータ120の周囲に設けられた環状のステータ140とを備えている。この回転電機100は、典型的には、ハイブリッド車両に搭載され、車輪を駆動する駆動源やエンジン等の動力によって電気を発電する発電機として機能する。さらには、電気自動車等にも搭載可能であり、車輪を駆動する駆動源としても利用される。
ロータ120は、複数の電磁鋼板等を積層して構成されたロータコア125と、ロータコア125に形成された磁石挿入孔126内に挿入された永久磁石123と、ロータコア125の軸方向の端面に設けられたエンドプレート122とを備えている。永久磁石123は、磁石挿入孔126内に充填された樹脂124によって固定されている。
ステータ140は、環状に形成されており、ロータ120の周囲を取り囲むように環状に形成されたステータコア141と、このステータコア141の外周に装着されたリング181と、ステータコア141に装着されたU相コイル180U,V相コイル180V,W相コイル180Wとを備えている。このステータ140(ステータコア141)の軸方向端面177,178には、絶縁性のモールド樹脂172が形成されている。このモールド樹脂172は、たとえばBMC(Bulk Molding Compound)、エポキシ樹脂といった熱硬化性樹脂やPPS(Polyphenylene Sulfide)、PBT(Polybutylene Terephthalate)などの熱可塑性樹脂等により構成されている。
そして、ステータ140は、環状に延びるヨーク部本体170と、このヨーク部本体170の内周面から径方向内方に向けて突出する複数のステータティース171とを備えている。
図2は、図1におけるII−II線における断面図である。この図2に示されるように、ステータ140は、複数の分割ステータコア175と、分割ステータコア175に装着された後述するインシュレータ160と、インシュレータ160を介して、分割ステータコア175に装着されたコイル180と、各分割ステータコア175の外周側に装着され、分割ステータコア175を環状に固定するリング181とを備えている。
ここで、各分割ステータコア175は、ステータ140の周方向に延びるヨーク部176と、このヨーク部176からステータ140の径方向内方に向けて突出するステータティース171とを備えている。
ここで、ヨーク部176の表面のうち、ステータ140の周方向に配列する周方向端面190,191は、当該分割ステータコア175に対して、ステータ140の周方向に隣接する他の分割ステータコア175の周方向端面190,191と当接している。
そして、各分割ステータコア175のヨーク部176が周方向に配列することで、環状のヨーク部本体170が規定されている。
図3は、図2の一部を拡大視した拡大断面図である。この図3に示すように、コイル180は、このコイル180の延在方向に対して、垂直な断面形状が方形形状とされており、具体的には、エッジワイズコイル(Edge Width Coil)等の平角線が採用されている。このため、隣り合うステータティース171間に規定されたスロット内に収容されるコイル180の占積率の向上が図られている。
このコイル180は、ステータティース171の表面のうち、ステータ140の周方向に配列する側面193に沿って順次積層するように順次巻回されている。
各分割ステータコア175は、複数の単位鋼板300が積層されて構成されている。この単位鋼板の厚みは、たとえば、0.3mm程度とされている。
そして、コイル180と分割ステータコア175との間には、絶縁性のインシュレータ160が設けられており、コイル180と分割ステータコア175との間の絶縁が確保されている。インシュレータ160は、PPS(ポリフェニレンサルファイド)樹脂やLCP(液晶ポリマー)樹脂などから形成されている。
このインシュレータ160は、ステータティース171を受入れ可能な筒状のティース受入部161と、このティース受入部161の端部に形成され、ヨーク部176の内周面に沿って延び、ヨーク部176の内周面に支持される張出部162とを備えている。ティース受入部161の周面のうち、回転中心線O方向に位置する軸方向端面には、回転中心線O方向に向けて突出する突出部が形成されている。
このように形成されたインシュレータ160には、コイル180が装着されている。この図3に示すように、コイル180は、延在方向に対して垂直な断面の形状が、方形形状とされたコイル線280を巻回することで構成されている。
図4は、分割ステータコア175の断面図であり、側面193およびその近傍の構成を示す断面図であり、図5は、分割ステータコア175の断面図であり、ヨーク部176の周方向端面191およびその近傍を示す断面図である。
図4および図5に示すように、側面193には、周方向端面191の表面粗さよりも粗く形成されている。このように、側面193には、周方向端面191よりも表面粗さの粗い粗面部350が形成されており、側面193における表面積は、大きくなっている。このように、分割ステータコア175の表面積が確保されているので、分割ステータコア175内の熱を良好に放熱することができ、分割ステータコア175の放熱効率の向上が図られている。このため、回転電機100の駆動中等において、分割ステータコア175の温度が上昇することを抑制することができ、コイル180の温度上昇を抑制することができる。これにより、コイル180の表面に形成された絶縁皮膜の劣化を抑制することができ、コイル180の絶縁性能の確保を図ることができる。
ここで、図2において、回転電機100が駆動する際には、各U相コイル180U,V相コイル180V,W相コイル180Wには、位相の異なる電力が供給され、ロータ120とステータ140との間で磁束回路が形成される。
ロータ120とステータ140との間を流れる磁束は、たとえば、ロータ120からエアギャップを介して、分割ステータコア175のステータティース171の径方向端面192に達し、ステータティース171をステータ140の径方向に流れる。そして、分割ステータコア175のステータティース171を通り、その後、ヨーク部176に達する。そして、ヨーク部176をステータ140の周方向に流れて、ステータ140の周方向端面190,191に達する。そして、この周方向端面190,191から、この分割ステータコア175に対して周方向に隣り合う他の分割ステータコア175内のヨーク部176に入り込み、この他の分割ステータコア175のステータティース171からステータ140に戻る。具体的には、たとえば、U相コイル180Uが装着されたステータティース171からから入り込んだ磁束は、他のU相コイル180Uが装着されたステータティース171の端面からロータ120内に戻る。
このように、ステータティース171内においては、磁束は、ステータ140の径方向に流れている。その一方で、図4に示す粗面部350は、ステータティース171の側面193に沿って形成されており、上記磁束の流れを跨ぐようには形成されておらず、粗面部350によって磁束の磁気抵抗が大きくなることは抑制されている。
さらに、この粗面部350が位置する部分においては、ステータティース171の側面193と、インシュレータ160のティース受入部161との間に、モールド樹脂172が充填されている。このモールド樹脂172は、側面193の粗面部350の表面に沿って延びており、ティース受入部161の内表面とステータティース171の側面193との間を充填している。
そして、このモールド樹脂172は、ステータティース171の側面193上から図1に示すステータ140の軸方向端面177および軸方向端面178上にまで達している。このため、ステータティース171の側面193等からモールド樹脂172に放熱された熱は、軸方向端面177,178上に位置するモールド樹脂172まで達し、外部に放熱される。
そして、図5および図2において、ヨーク部176における周方向端面190および周方向端面191においては、側面193よりも表面粗さが低くなっている。このため、隣り合う分割ステータコア175の周方向端面190,191の接触面積が確保されている。これにより、磁束が、周方向端面190,191を通って、ヨーク部176間を通る際に、磁気抵抗が大きくなることを抑制することができ、磁束の流れを確保することができる。このように、ステータ140の放熱特性の向上を図ることができると共に、ステータ140内の磁気抵抗の上昇の抑制を図ることができる。
ここで、図3において、粗面部350は、ステータティース171のステータ140の周方向に配列する側面193に限られず、ステータ140の径方向内方に位置する径方向端面192に形成してもよい。
さらに、粗面部350は、分割ステータコア175のヨーク部176のうち、ステータ140の径方向に配列する径方向端面198、199のうち、ステータティース171が形成された径方向端面198に形成してもよい。
なお、当該径方向端面198においては、回転電機100の駆動時等において、磁束の流れに与える影響が小さく、当該部分に粗面部350を形成することにより、磁気抵抗が大きくなり難くなっている。
図6は、単位鋼板300の平面図である。この図6に示すように、単位鋼板300は、積層されることで、分割ステータコア175のステータティース171を規定する単位ステータティース271と、積層されることでヨーク部176を規定する単位ヨーク部276とを備えている。
そして、単位鋼板300が積層されることで、単位ステータティース271のステータ140の側面293が積層され、分割ステータコア175のステータティース171の側面193が形成される。また、単位ヨーク部276の単位周方向端面290,291が順次積層されて、分割ステータコア175の周方向端面190,191が形成される。
図7は、単位鋼板300の側面293の詳細を示す断面図であり、図8は、単位鋼板300の単位周方向端面290の詳細を示す断面図である。
図7において、側面193の表面には、せん断面301と破断面302とが形成されている。これら、せん断面301および破断面302は、単位鋼板300を金型で打ち抜く際に形成されたものである。そして、せん断面301は、単位鋼板300の主表面310から主表面311に向けて、単位鋼板300の厚み方向に延びており、略平坦面状に形成されている。このため、このせん断面301が位置する部分では、単位鋼板300における幅(ステータ140の周方向の幅)は、略均一なものとなっている。
破断面302は、概ね、主表面310から主表面311に向かうにしたがって、単位鋼板300における幅(ステータ140の周方向の幅)が小さくなるように傾斜するように形成されており、表面が凹凸形状となっている。
側面293においては、せん断面301が占める領域t1よりも、破断面302が占める領域t2の方が大きくなっている。
図8において、単位鋼板300の単位周方向端面290にも、せん断面303と破断面304とが形成されている。せん断面303は、略平坦面状に形成されており、ステータ140の幅が略均一ななるように、単位鋼板300の厚み方向に延びている。破断面304が位置する部分では、主表面310から主表面311に向かうにしたがって、単位鋼板300の幅が小さくなるように傾斜している。
単位周方向端面290が位置する部分においては、せん断面303が占める領域t3は、破断面304が占める領域t4よりも大きくなっている。
そして、側面293において、せん断面301に対する破断面302の割合よりは、単位周方向端面290におけるせん断面303に対する破断面304の割合よりも大きくなっている。
このため、側面293における表面距離L1は、単位周方向端面290における表面距離L2よりも長くなっている。ここで、表面距離L1は、単位鋼板300の断面において、主表面310から主表面311までの側面293の長さである。さらに、表面距離L2とは、単位鋼板300の断面において、主表面310から主表面311までの単位周方向端面290の長さである。そして、たとえば、表面距離L1は、表面距離L2の3倍以上とする。
ここで、上記のように、側面293の表面距離L1が長いので、側面293から分割ステータコア175内の熱を良好にステータティース171に放熱することができ、分割ステータコア175の温度上昇を抑制することができる。
さらに、単位周方向端面290においては、せん断面303の占める割合が大きいので、単位周方向端面290と、当該単位周方向端面290が形成された分割ステータコア175に対して隣り合う他の分割ステータコア175の単位周方向端面290との接触面積を確保することができる。具体的には、隣り合う単位鋼板300のせん断面303同士が接触することで、隣り合う分割ステータコア175同士の接触面積を確保することができ、磁気抵抗の低減を図ることができ、回転電機100の駆動性能を確保することができる。なお、単位鋼板300の表面のうち、ステータ140の径方向に配列する単位径方向端面299および単位径方向端面298のうち、単位ステータティース271が形成された単位径方向端面298についても、上記側面293と同様に形成してもよい。これにより、分割ステータコア175の放熱効率の向上を図ることができる。
ここで、各側面193、径方向端面192、径方向端面198は、ステータ140の軸方向端面177,178側から回転中心線O方向中央部に向かうにしたがって、表面粗さが粗くなるように形成されている。
これにより、各分割ステータコア175における回転中心線O方向中央部における放熱効率の向上を図ることができ、ステータ140内に熱が蓄積されることを抑制することができる。
上記のように構成されたステータ140の製造方法について、図9から図13を用いて説明する。図9は、単位鋼板300を形成する工程を示し、ステータ140の製造工程の第1工程を示す斜視図である。この図9に示すように、単位鋼板300は、電磁鋼板を金型500で打ち抜くことで形成される。
金型500は、単位鋼板300の形状が模られた成型穴503が形成された下金型501と、成型穴503内に挿入可能なパンチ502とを備えている。
そして、下金型501上に電磁鋼板を配置して、パンチ502で当該電磁鋼板を打ち抜くことで、単位鋼板300が形成される。
図10は、成型穴503内にパンチ502を挿入したときの状態を示す断面図である。この図10に示すように、パンチ502の少なくとも一部は、成型穴503内に挿入可能とされており、パンチ502の外周縁部は、成型穴503の内周縁部より、僅かに小さくなるように形成されている。
ここで、成型穴503の内周縁部は、単位鋼板300の外周縁部に沿って延びている。そして、成型穴503は、図6に示す単位鋼板300の単位径方向端面299を形成する外周縁形成部599と、単位周方向端面290,291を形成する端辺形成部590,591と、単位径方向端面298を形成する内周縁形成部598と、側面293を形成する側面形成部593と、端面292を形成する端面形成部592とを備えている。
パンチ502は、単位鋼板300の単位ヨーク部276を形成するヨーク形成部676と、単位鋼板300の単位ステータティース271を形成するティース形成部671とを備えている。
そして、パンチ502は、単位鋼板300の単位径方向端面299を形成する外周縁形成部699と、単位周方向端面290を形成する端辺形成部690と、単位径方向端面298を形成する内周縁形成部698と、側面293を形成する側面形成部693と、端面292を形成する端面形成部692とを備えている。
パンチ502を成型穴503内に挿入した際に、パンチ502の端辺形成部690と、成型穴503の端辺形成部591との間のクリアランスK1よりも、側面形成部693と側面形成部593との間のクリアランスK3の方が大きくなっている。
ここで、パンチ502の外周縁部と、成型穴503の内周縁部との間のクリアランスKが狭い部分の方で切断されたときの電磁鋼板の切断面と、クリアランスの大きい部分で切断されたときの電磁鋼板の切断面とを比較すると、クリアランスの大きい部分で形成された断面の方が、せん断面よりも破断面の方が占める領域が大きくなる。
このため、上記のような金型500で電磁鋼板を打ち抜いて単位鋼板300を形成すると、単位鋼板300の単位周方向端面290が位置する部分における破断面の割合よりおも、側面293が位置する部分における破断面の割合の方が大きくなる。
これにより、側面293の方が単位周方向端面290より、表面粗さの粗い単位鋼板300を形成することができる。
また、パンチ502の端面形成部692と、成型穴503の端面形成部592との間のクリアランスK4は、上記クリアランスK1よりも大きくなるように形成されている。これにより、金型500によって形成された単位鋼板300は、単位周方向端面290よりも、端面292の表面粗さが粗くなる。
さらに、パンチ502の内周縁形成部698と成型穴503の内周縁形成部598との間のクリアランスK2は、上記クリアランスK1よりも大きくなるように形成されている。これにより、打ち抜かれた単位鋼板300において、単位周方向端面290の表面粗さよりも、単位径方向端面298の表面粗さの方が粗くなる。
すなわち、パンチ502の表面と、成型穴503の内表面との間の隙間が大きい部分においては、電磁鋼板を打ち抜く際に、電磁鋼板が引き千切られ、せん断面よりも破断面の方が形成されやすくなる。
図11は、分割ステータコア175を形成する工程を示し、ステータ140の製造工程の第2工程を示す斜視図である。この図11に示すように、電磁鋼板を金型500で打ち抜いて形成された単位鋼板300を所定の高さまで積層して、この積層された単位鋼板300をカシメて、分割ステータコア175を形成する。そして、形成された分割ステータコア175にインシュレータ160を装着して、このインシュレータ160を介して、コイル180を装着する。
図12は、各分割ステータコア175を環状に固定する工程を示し、ステータ140の製造工程の第3工程を示す断面図である。この図12に示す例においては、外周面が円形状に形成された支持金型400の外周面上に、分割ステータコア175を配列させる。そして、分割ステータコア175のステータティース171の先端面を、支持金型400の外周面上に当接させた状態で、各分割ステータコア175を環状に配列させる。
そして、その後、リング181を焼き嵌めする。これにより、各分割ステータコア175は環状に配列した状態で、リング181によって互いに固定される。
図13は、モールド樹脂172を形成する工程を示し、ステータ140の第4工程を示す断面図である。この図13に示すように、環状に配列する複数の分割ステータコア175の外周面に配置され、各分割ステータコア175を環状に固定するリング181が装着された状態で、モールド樹脂を充填する金型内に挿入して、モールド樹脂を充填する。
これにより、図1に示すように、ステータ140の軸方向端面177,178にモールド樹脂172が形成されると共に、図4に示すように、分割ステータコア175の側面193とインシュレータ160との間にもモールド樹脂172が充填される。さらに、径方向端面198と、インシュレータ160の張出部162との間にもモールド樹脂172が充填される。さらに、内金型401と、ステータティース171の径方向端面192との間には、僅かな隙間があるため、径方向端面192上にも、モールド樹脂172が形成される。この際、モールド樹脂は、環状に配列する分割ステータコア175の中心軸方向端面側から充填される。
このため、上述のように、周方向端面190,191、径方向端面198、径方向端面192において、軸方向端面177,178側の表面粗さを、回転中心線O方向中央部の表面粗さよりも小さくすることで、モールド樹脂が、回転中心線O方向中央部にまで入り込み易くすることができる。
ここで、モールド樹脂を充填する際には、各ステータティース171には、コイル180が装着されている。本実施の形態1においは、当該コイル180は、断面形状が方形形状とされており、各コイル180を形成するコイル線は、ステータティース171の側面193に沿って延びており、充填されたモールド樹脂は、コイル線に沿って、流れる。
このため、側面193の回転中心線O方向中央部にまで、モールド樹脂が達することができ、側面193をモールド樹脂で覆うことができる。
なお、本実施の形態においては、コイル180として、エッジワイズコイルが採用されているが、これに限られない。
(実施の形態2)
図14から図16を用いて、本発明の実施の形態2に係る回転電機の製造方法について説明する。なお、図14から図16に示された構成のうち、上記図1から図13に示された構成と同一または相当する構成については、同一の符号を付して、その説明を省略する場合がある。
図14は、電磁鋼板を打ち抜いて単位鋼板300を形成する工程のうち、電磁鋼板に切込み部351,352を形成する工程を示し、回転電機100の製造工程の第1工程を示す平面図である。この図14に示すように、切込み部351および切込み部352を互いに間隔を隔てて形成する。
ここで、切込み部351および切込み部352は、たとえば、三角形形状に形成されており、切込み部351の一辺部が、単位鋼板300の単位周方向端面290を形成し、切込み部352の一辺部が、単位周方向端面291を形成する。
図15は、電磁鋼板を打ち抜いて、単位鋼板300を形成する工程を示し、上記図14に示された工程後の工程を示す平面図であり、図16は、図15に示された工程によって打ち抜かれた単位鋼板300の平面図である。
この図15に示すように、単位周方向端面290および単位周方向端面291が形成された電磁鋼板を打ち抜いて、図16に示す単位鋼板300を形成する。
この図15に示すように、予め切込み部351,352が形成された電磁鋼板のうち、形成する単位鋼板300の単位径方向端面299,単位径方向端面298,側面293,端面292となる部分を打ち抜く。これにより、単位鋼板300を形成することができる。このように、図14に示す第1打ち抜き工程において、単位周方向端面290となる部分を打ち抜いて、その後、単位鋼板300の他の部分を形成する。
ここで、単位周方向端面290,291となる部分は、第2打ち抜き工程で打ち抜く打ち抜き量よりも小さくなっている。このため、第1打ち抜き工程形成された単位周方向端面290,291の断面は、図8に示すように、その大部分がせん断面303となる。
その一方で、第2打ち抜き工程で形成される部分は、第1打ち抜き工程で打ち抜かれる打ち抜き量よりも多いので、当該第2打ち抜き工程で打ち抜かれた部分の断面は、図7に示すように、破断面が多くなる。
これにより、単位周方向端面290は、側面293,単位径方向端面298,端面292よりも表面粗さを小さくすることができる。
そして、このようにして形成された単位鋼板300を積層して、分割ステータコア175を形成し、ステータ140を製造する。このようにして製造されたステータ140においても、上記実施の形態1に係るステータ140と同様に、放熱効率の向上を図ることができると共に、磁気回路の抵抗低減を図ることができる。
(実施の形態3)
図17を用いて、本発明の実施の形態3に係るステータ140の製造方法について説明する。なお、この図17において、上記図1から図16に示された構成と同一の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する場合がある。
図17は、分割ステータコア175を形成した後における工程を示す斜視図である。この図17において、複数の単位鋼板300を積層して、分割ステータコア175を形成する。そして、この分割ステータコア175の表面のうち、単位鋼板300の積層方向に位置させられた分割ステータコア175の両端面と、周方向端面190,191と、径方向端面199とを覆うように、保護膜360を形成する。
このため、ステータティース171の側面193および径方向端面192と、ヨーク部176の径方向端面198とが外方に露出する。このように、側面193および径方向端面192を露出させた状態で、表面にショットピーニングを施して、側面193および径方向端面192の表面粗さを高める。なお、このようなショットピーニング処理に限られず、当該、側面193および径方向端面192の表面に酸等を塗布して、薬液による表面処理を施してもよい。
このように、側面193および径方向端面192に表面処理を施し分割ステータコア175を環状に配列して、ステータ140を形成する。これにより、側面193および
径方向端面192の表面積が大きいステータ140を形成することができ、放熱効率の向上が図られたステータ140を形成することができる。
(実施の形態4)
図18を用いて、本発明の実施の形態4に係るステータ140の製造方法について説明する。なお、図18において、上記図1から図17に示された構成と同一または相当する構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図18は、本発明の実施の形態4に係るステータ140の製造工程のうち、単位鋼板300を製造する工程を示す平面図である。この図18に示すように、電磁鋼板340の表面上に、単位鋼板300の形状を模ったマスク370を形成する。
そして、このようにマスク370が形成された電磁鋼板340にエッチングを施して、単位鋼板300を形成する。
このようにして形成された単位鋼板300を積層して、分割ステータコア175を形成した後、周方向端面190,191を研磨する。これにより、側面193および径方向端面192の表面粗さよりも、周方向端面190および周方向端面191の表面粗さを低減する。このように、研磨処理が施された分割ステータコア175を環状に配置した後、リング181にて各分割ステータコア175を固定することで、ステータ140を形成する。なお、この図18に示す例においては、エッチング処理により、単位鋼板300を形成しているが、これに限られず、たとえば、ワイヤーカット装置により、単位鋼板300を電磁鋼板340から切り取るようにしてもよい。そして、単位鋼板300からワイヤーカットされた単位鋼板300を積層して、分割ステータコア175を形成する。そして、同様に、周方向端面190,191の表面に研磨処理を施すようにしてもよい。
このようにして形成されたステータ140においても、上記実施の形態1〜3に示されたステータ140と同様に、ステータティース171の表面積が大きくすることができ、ステータ140の放熱効率の向上を図ることができると共に、磁気抵抗の低減を図ることができる。
以上のように本発明の実施の形態について説明を行なったが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。さらに、上記数値などは、例示であり、上記数値および範囲にかぎられない。
本発明は、回転電機用のステータおよびステータの製造方法に好適である。
本発明の実施の形態1に係る回転電機の概略構成を示す側断面図である。 図1におけるII−II線における断面図である。 図2の一部を拡大視した拡大断面図である。 コイルと、インシュレータとが装着された分割ステータコアの断面図である。 分割ステータコアの断面図である。 単位鋼板の平面図である。 単位鋼板の側面の詳細を示す断面図である。 単位鋼板の単位周方向端面の詳細を示す断面図である。 単位鋼板を形成する工程を示し、ステータの製造工程の第1工程を示す斜視図である。 成型穴内にパンチを挿入したときの状態を示す断面図である。 分割ステータコアを形成する工程を示し、ステータの製造工程の第2工程を示す斜視図である。 各分割ステータコアを環状に固定する工程を示し、ステータの製造工程の第3工程を示す断面図である。 モールド樹脂を形成する工程を示し、ステータの第4工程を示す断面図である。 電磁鋼板を打ち抜いて単位鋼板を形成する工程のうち、電磁鋼板に切込み部を形成する工程を示し、回転電機の製造工程の第1工程を示す平面図である。 電磁鋼板を打ち抜いて、単位鋼板を形成する工程を示し、図14に示された工程後の工程を示す平面図である。、 図15に示された工程によって打ち抜かれた単位鋼板の平面図である。 分割ステータコアを形成した後における工程を示す斜視図である。 本発明の実施の形態4に係るステータの製造工程のうち、単位鋼板を製造する工程を示す平面図である。
符号の説明
100 回転電機、110 回転シャフト、120 ロータ、122 エンドプレート、123 永久磁石、124 樹脂、125 ロータコア、126 磁石挿入孔、131 軸方向端面、132 軸方向端面、135 径方向端面、140 ステータ、141 ステータコア、145 径方向端面、150 引出部、151 巻回部、152 端部、153 引出部、154 渡線、155 端部、160 インシュレータ、161 ティース受入部、162 張出部、163,164 突出部、170 ヨーク部本体、171 ステータティース、172 モールド樹脂、175 分割ステータコア、176 ヨーク部、177,178 軸方向端面、180 コイル、181 リング、190,191 周方向端面、192 径方向端面、193 側面、198 径方向端面、271 単位ステータティース、276 単位ヨーク部、280 コイル線、301 せん断面、302 破断面、303 せん断面、304 破断面、310 主表面、311 主表面、340 電磁鋼板、350 粗面部。

Claims (10)

  1. 複数の分割ステータコアが環状に配列して形成された環状のステータコアおよび該ステータコアに装着されたコイルを備えたステータであって、
    前記分割ステータコアは、前記ステータコアの周方向に延びるヨーク部と、前記ヨーク部から突出するステータティースとを含み、
    前記ステータティースの前記ステータコアの周方向に配列する側面と、前記ステータティースの前記ステータの径方向に位置する端面と、前記ステータコアの径方向に配列する前記ヨーク部の径方向端面のうち、前記ステータティースが形成された径方向端面との少なくとも一部に、前記ヨーク部の前記ステータコアの周方向に位置する周方向端面よりも表面粗さが粗い、粗面部が形成された、ステータ。
  2. 前記粗面部は、前記ステータコアの中心軸方向中央部側の方が、前記ステータコアの中心軸方向に配列する端面側よりも粗くされた、請求項1に記載のステータ。
  3. 前記分割ステータコアは、平板状の第1および第2主表面を有する単位鋼板を複数積層して形成され、
    前記単位鋼板のうち、積層されることで前記粗面部を規定する単位粗面部は、前記単位鋼板のうち、積層されることで前記ヨーク部の前記周方向端面を規定する単位周方向端面より、前記第1主表面から前記第2主表面までの表面距離が長い、請求項1または請求項2に記載のステータ。
  4. 前記粗面部は、前記単位鋼板の単位粗面部は、プレス成型によって形成された、請求項3に記載のステータ。
  5. 前記単位粗面部および前記単位周方向端面は、プレス成型によって形成され、
    前記単位粗面部におけるせん断面に対する破断面の割合は、前記単位周方向端面におけるせん断面に対する破断面の割合よりも大きい、請求項4に記載のステータ。
  6. 前記粗面部は、表面処理によって形成された、請求項1から請求項3のいずれかに記載のステータ。
  7. 前記粗面部の表面に沿って延びる絶縁性の樹脂をさらに備えた、請求項1から請求項6のいずれかに記載のステータ。
  8. 前記コイルは、該コイルの延在方向に対して垂直な断面形状が方形形状とされた、請求項6に記載のステータ。
  9. 単位ヨーク部と、該単位ヨーク部から突出するように形成された単位ステータティース部とを含む単位鋼板を積層することで、前記単位ヨーク部が積層されて形成されたヨーク部および前記単位ステータティースが積層されて形成されたステータティース部を含む分割ステータコアが複数環状に配置されて形成されたステータコアを備えたステータの製造方法であって、
    前記単位鋼板の形状が模られた穴部が形成された第1金型と、前記単位鋼板の形状が模られ、前記穴部内に挿入可能な凸部を備えた第2金型との間に電磁鋼板を配置して、前記単位鋼板を形成する工程を備え、
    前記穴部を規定する前記第1金型の内表面と前記凸部の外表面との隙間うち、前記単位ティース部を形成する部分の隙間は、前記単位ヨーク部のうち、前記ステータコアの周方向に位置する単位周方向端面を規定する部分の隙間よりも大きい、ステータの製造方法。
  10. 複数の分割ステータコアを環状に配列して形成された環状のステータコアを備えたステータの製造方法であって、
    単位ヨーク部と、該単位ヨーク部から突出するように形成された単位ステータティース部とを含む単位鋼板を積層することで、前記単位ヨーク部が積層されて形成されたヨーク部および前記単位ステータティースが積層されて形成されたステータティース部を含む分割ステータコアを形成する工程と、
    前記ステータティースの周面の少なくとも一部に表面処理を施して、前記ヨーク部の前記ステータの周方向に位置する端面より、表面粗さを粗くする工程とを備えた、ステータの製造方法。
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