JP2010141540A - 音波発信器 - Google Patents

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三千緒 松本
Hiromichi Miyazaki
裕道 宮崎
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順民 山上
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Abstract

【課題】従来、大深度の水圧に耐えることができるとともに低周波数の音波を発振することができ、更に小型化することができる音波発信器は存在しない。
【解決手段】音波発信器1は、開口部及びその開口部に対向する底部2aを有する箱2と、超磁歪素子及びこれに巻き付けられたコイルからなり、変位方向が箱2の開口部と底部2aとの対向方向に一致するように箱2内に収められていて、基端が底部2aに支持された超磁歪アクチュエータ3と、上記開口部に配置され、超磁歪アクチュエータ3の先端に支持された振動板5と、上記開口部と振動板5の周縁部とを接続しており、可撓性を有するシート6と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、音波を発振する音波発信器に関する。
従来、水中で音波等を発振させる装置としてセラミック発信器が使用されており、潜水艦のソナーや海洋工事での位置決めに広く用いられている。
音波を土中又は水中で発振させるためには、深度に応じて増大する水圧に対抗して振動板を振動させる駆動力が必要である。土中では、高周波数の音波よりも低周波数の音波の方が減衰が少ないため、マグネチック型水中スピーカ方式が低周波数の音波を発振させることに向いており有利と考えられる。しかしながら、一般に用いられている水中スピーカでは原理的に大きな駆動力が得られないため、大出力で音波を発振することができない。これは、マグネットとコイルとの間に働く電磁誘導の原理によるものであり、駆動力を大きくしようとすれば大電力化するしかなく、従って機器自体も大きくなってしまう。
特開2008−122078号公報
上記のセラミック発信器は、超音波等の高い周波数の音波を発振させる用途に向いており、土中のように音波の周波数が高いとその振動が大きく減衰する場所で使用するのには不向きである。
また、水中スピーカは、水深が数m程度までしか使えないものが多く、深い水中で使用できるものはない。特に、深度が深いと水圧も大きくなり、振動発生面は大きな力で押されるためこの水圧を押し返して振動するためには、大きな駆動力が必要とされる。しかしながら、それを実現する物は見当たらない。
また、水中は気中と違って媒質の質量が大きくその粘性も高い。そのため、気中で使用するスピーカを水中に沈めても気中で得られるような動作結果は得られない。例えば、スピーカを袋や箱に入れて防水し、水中に沈めてそれを鳴らしても水の中を伝播する音波の振動は微々たるものであるので、気中で得られる音と同じ量の音を水中で得ることはできない。
海洋工事及び土木工事では大深度での工事が多くなっている。そのような背景から、音波を水中や土中での位置計測又は通信等に利用するためには、大深度の水圧でも使用できる性能が要求される。また、土中では高い周波数の音波ほどその振動の減衰が大きいため、低い周波数の音波の発振が望まれるが、セラミック発信器では周波数が低い音波を発振させる用途に使用することができない。
このような理由から、地下水位を含む大深度の水圧に耐えることができ、かつ低周波数の音波を発振することができる音波発信器は現在見当たらない。また、建設工事ではボーリング孔内に沈めて使用する場合もあるので、音波発信器は極力小型であることが望まれるが、小型では出力が小さくなってしまうなど多くの問題を抱えているのが現状である。
本発明は、大深度の水圧に耐えることができるとともに低周波数の音波を発振することができ、更に小型化することができる音波発信器を提供することを目的とする。
上記課題を解決し上記目的を達成するために、本発明の音波発信器は、開口部及びその開口部に対向する底部を有する箱と、超磁歪素子及びこれに巻き付けられたコイルからなり、変位方向が前記箱の前記開口部と前記底部との対向方向に一致するように前記箱内に収められていて、基端が前記底部に支持された超磁歪アクチュエータと、前記開口部に配置され、前記超磁歪アクチュエータの先端に支持された振動板と、前記開口部と前記振動板の周縁部とを接続しており、可撓性を有する接続部と、を備える。
本発明の音波発信器は、大きな磁歪を生じさせ駆動力が大きい超磁歪素子を有しているので、低周波数の音波を発振することができるとともに、超磁歪素子が振動板を支持しているので、大深度の水圧でも音波を発振することができる。つまり、本発明の音波発信器は、大深度の水圧に耐えることができる。また、超磁歪素子の駆動力が大きいので、本発明の音波発信器は、小型化することができる。
本発明の音波発信器は、前記超磁歪アクチュエータを複数有していてもよい。その場合、前記振動板が円形であって、前記複数の超磁歪アクチュエータが、前記振動板の半分の半径を有する仮想同心円上に等間隔に配置されていることが望ましい。各超磁歪アクチュエータが、同じ力で前記振動板を支持することができるからである。
前記接続部は、例えばゴム製のシートである。
前記接続部は、ヒンジ構造を有していてもよい。その場合、前記接続部は、前記振動板と一体化していてもよい。
前記箱には、孔が設けられていてもよい。
上述したように、本発明では超磁歪素子に着目した。一般に、磁性体に磁場を与えると、その外形がわずかに変形する。この現象は、1847年にフランスのジュールによって発見され、磁歪(じわい)という。磁歪による磁性体の寸法変化は、100万分の1〜10万分の1(1〜10ppm)程度で、素子の長さが100mであれば、伸びは0.1〜1mm程度である。
しかし、変位量が従来の1000倍(1000ppm)以上の、例えば、テルビウム、ディスプロシウム及び鉄等により形成される超磁歪素子が開発された。超磁歪素子では、長さ1mで数mmの変位が得られる。また、超磁歪素子の発生応力は400kgf/cmと非常に大きいため、1cm四方の面積の超磁歪素子で、400kgの重量の物を動かすことができる。この超磁歪素子に磁場を変化させるコイルを巻いたものが超磁歪アクチュエータと呼ばれる。本発明は、超磁歪アクチュエータを有する音波発信器を提供する。
本発明の特徴として、振動板自体の剛性で水圧に耐えるのではなく、超磁歪素子により振動板を支える点が挙げられる。したがって、振動板自体の剛性及び靭性に頼る必要がない。その結果、超磁歪素子が収められる防水ケースと振動板との接続部は、防水のみを考慮して設計されれば良く、またゴム又は樹脂等の柔軟な材質を使用することができる。これにより、超磁歪素子の動き(伸縮)をロス無く振動板に伝えることができる。
本発明は、大深度の水圧に耐えることができるとともに低周波数の音波を発振することができ、更に小型化することができる音波発信器を提供することができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態を図面を参照して説明する。
(実施の形態1)
先ず、実施の形態1の音波発信器1を説明する。
図1は実施の形態1の音波発信器1の断面図であり、図2は音波発信器1の上面図であり、図3は音波発信器1を構成するシート6の上面図である。
図1及び図2に示すように、音波発信器1は、箱2と、3個の超磁歪アクチュエータ3と、リード線4と、2枚の振動板5と、シート6とを有する。
箱2は、底部2aと側面部2bとを有する器であって、底部2aと対向する上部に開口部が設けられている。図1では、その開口部は、底部2aより右側に位置する。箱2の側面部2bには、防水部2cが設けられている。防水部2cは、リード線4を箱2の内部から外部に引き出すことを可能とするとともに、それ以外の部分については箱2が水中に置かれたときに箱2の外部の水が箱2の内部に浸入することを防止する。なお、実施の形態1では、底部2aが円板であり、側面部2bが円筒であることを想定している。しかしながら、底部2a及び側面部2bの形状は制限されない。
超磁歪アクチュエータ3は、振動板5により音波を発振させるために磁歪により振動するものであって、柱状の超磁歪素子と、超磁歪素子の外部に巻かれたコイルとで構成されている。実施の形態1では、3個の超磁歪アクチュエータ3が、超磁歪素子の変位方向が箱2の開口部と底部2aとの対向方向に一致するように箱2の内部に収められている。また、各超磁歪アクチュエータ3は、その基端が底部2aに支持されている。更にいうと、3個の超磁歪アクチュエータ3は、円板である振動板5の半径の半分の半径を有する仮想同心円上に等間隔に配置されている。
また、各超磁歪アクチュエータ3の一端は箱2の開口部に配置されている振動板5と接続している。振動板5寄りの超磁歪アクチュエータ3の一端には、外周に雄ねじが形成されている、棒状の固定部3aが設けられており、その雄ねじは超磁歪アクチュエータ3と振動板5との接続に寄与している。
なお、超磁歪アクチュエータ3の個数は3個であるとは限定されない。1個又は複数個の超磁歪アクチュエータ3が、超磁歪素子の変位方向が箱2の開口部と底部2aとの対向方向に一致するように箱2に収められているとともに、各超磁歪アクチュエータ3の一端が振動板5と接続しており、更に、基端が底部2aに支持されていればよい。
リード線4は、一端が超磁歪アクチュエータ3を構成するコイルの一端と接続しており、他端が箱2に設けられている防水部2cを介して箱2の外部に引き出されている導線である。実施の形態1では、リード線4は3個の超磁歪アクチュエータ3に対応して6本存在するが、6本のリード線4は、箱2の内部で並列又は直列に接続されて入力用と出力用との2本にまとめられていてもよい。
振動板5は、超磁歪アクチュエータ3の振動に伴って振動し、低周波数の音波を発振する板であって、2枚の振動板5がシート6を挟んだ状態で箱2の開口部に配置されている。振動板5の形状は箱2の開口部より小さい円板であって、底部2a寄りの振動板5には、その振動板5の半径の半分の半径を有する仮想同心円上において等しい距離離れた3か所の位置に、孔が設けられている。各孔には、超磁歪アクチュエータ3の固定部3aの外周に設けられている雄ねじと嵌合する雌ねじが設けられている。外側の振動板5には、その振動板5の半径の半分の半径を有する仮想同心円上において等しい距離離れた3か所の位置に、穴(凹部)が設けられている。各穴(凹部)には、超磁歪アクチュエータ3の固定部3aの外周に設けられている雄ねじと嵌合する雌ねじが設けられている。
シート6は、箱2の側面部2bの直径と同等の直径を有する、ゴムにより形成された円形のシートであって、シート6には、図3に示すように、シート6の半径の半分の半径を有する仮想同心円上において等しい距離離れた3か所の位置に、孔が設けられている。シート6は、それらの各孔と、底部2a寄りの振動板5に設けられている各孔と、外側の振動板5に設けられている各穴(凹部)とが重なるように、2枚の振動板5により挟まれている。そして、各超磁歪アクチュエータ3の固定部3aがシート6の各孔に入った状態で、各超磁歪アクチュエータ3が2枚の振動板5及びシート6に接続されている。
上述したように、固定部3aの外周には雄ねじが設けられており、振動板5に設けられている孔又は穴(凹部)には上記雄ねじと嵌合する雌ねじが設けられている。そのため、固定部3aがシート6の各孔に入ると、雄ねじと雌ねじとが嵌合し、それにより固定部3aは振動板5に固定される。つまり、各超磁歪アクチュエータ3が、振動板5に接続し、振動板5に固定される。これにより、3個の超磁歪アクチュエータ3が振動板5を支持することになり、大深度の水圧でも振動板5は振動する。なお、ナット7により、固定部3aが振動板5に固定される状態が保持されている。
シート6には、図3に示すように、外周にも複数の孔が設けられており、シート6は、それら外周の孔にねじ8が通され、ねじ8により箱2の側面部2bとリングを介して密着するように柔に接続されている。これにより、シート6は、振動板5と側面部2bとの空間を埋め、箱2の内部は密閉状態となる。
なお、シート6は、可撓性を有するものであれば、ゴム以外のシートに置き換えられてもよい。可撓性を有するシート6が振動板5及び側面部2bと接続しているので、振動板5は箱2に拘束されることなく振動する。つまり、振動板5と箱2とは相対的に変位する。
振動板5と箱2の側面部2bとのクリアランスが適切に設けられると、音波発信器1が水中に配置された場合、音波発信器1の外部の水圧による露出したシート6の変形及び破損を防ぐことができる。例えば、シート6の厚みが1mmであれば、クリアランスは1mmである。しかしながら、クリアランスは、シート6の材質、厚み及び、音波発信器1の外部の水圧等の条件により適切に変更される。
上述した音波発信器1のリード線4に電源が接続され、電流が電源からリード線4に供給されると、超磁歪アクチュエータ3が振動し、その振動により振動板5が振動し、それにより低周波数の音波が発振する。すなわち、音波発信器1は低周波数の音波を発振することができる。
また、音波発信器1は駆動力が大きい超磁歪素子を有している。そのため、音波発信器1の振動板5は大深度の水圧でも音波を発振することができる。また、3個の超磁歪アクチュエータ3が振動板5を支持しているので、振動板5は大深度の水圧でも音波を発振することができる。つまり、音波発信器1は、大深度の水圧に耐えて音波を発振することができる。また、超磁歪素子の駆動力が大きいので、音波発信器1は小型化することができる。
なお、シート6は、本発明の音波発信器の接続部の一例である。
また、振動板5は2枚用意されなくてもよい。例えば、1枚の振動板5とシート6とが重ね合わされ、シート6の外周が箱2の側面部2bに接続されていてもよい。要するに、可撓性を有するシート6は、振動板5及び側面部2bと接続していればよい。しかしながら、2枚の振動板5がシート6を挟む構成の方が、大深度においても水圧に耐えることができる効果がより大きく発揮される。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2の音波発信器11を説明する。
図4は実施の形態2の音波発信器11の断面図であり、図5は音波発信器11の上面図である。
図4及び図5に示すように、音波発信器11は、箱2と、3個の超磁歪アクチュエータ3と、リード線4と、振動板15と、接続部16とを有する。
実施の形態1の音波発信器1が2枚の振動板5とシート6とを有するのに対し、実施の形態2の音波発信器11は、振動板5及びシート6に代わって振動板15と接続部16とを有する。その点が実施の形態1と実施の形態2との相違点である。したがって、以下の説明では、その相違点を説明する。
振動板15は、超磁歪アクチュエータ3の振動に伴って振動し、低周波数の音波を発振する板であって、箱2の開口部に配置されている。振動板15の形状は箱2の開口部より小さい円板であって、振動板15は、固定部3aにより各超磁歪アクチュエータ3に接続されている。
接続部16は、振動板15の外周に設けられているリング状のものであって、ヒンジ構造を有している。接続部16には、外周に複数の孔が設けられており、接続部16は、それら外周の孔にねじ8が通され、ねじ8により箱2の側面部2bとリングを介して密着するように柔に接続されている。これにより、接続部16は、振動板15と側面部2bとの空間を埋め、箱2の内部は密閉状態となる。可撓性を持つヒンジ構造を有する接続部16が振動板15及び側面部2bと接続しているので、振動板15は箱2に拘束されることなく自由に振動する。実施の形態2では、振動板15と接続部16とは一体化している。
なお、ヒンジ構造を有する接続部16の幅及び厚みは、音波発信器11が水中に配置された場合の水圧による変形及び破損を防止するとともに、その場合の音波発信器11の外の水が音波発信器11の内部に浸入することを防止することができるように、適切に設計されればよい。
また、振動板15、接続部16、及び側面部2bのねじ8の固定部は、塩化ビニル等により一体化されていてもよい。
(実施の形態3)
次に、実施の形態3の音波発信器21を説明する。
図6は実施の形態3の音波発信器21の断面図であり、図7は音波発信器21の上面図であり、図8は音波発信器21の下面図である。
図6から図8に示すように、音波発信器21は、箱22と、3個の超磁歪アクチュエータ3と、リード線4と、振動板15と、接続部26とを有する。
実施の形態2の音波発信器11が箱2を有するのに対し、実施の形態3の音波発信器21は、箱2に代わって箱22を有する。その点が実施の形態2と実施の形態3との相違点である。また、実施の形態2の音波発信器11がヒンジ構造を有する接続部16を有するのに対し、実施の形態3の音波発信器21は、接続部16に代わって接続部26を有する。したがって、以下の説明では、その相違点を説明する。
箱22は、孔222が設けられた底部22aと側面部2bとを有する器であって、底部22aと対向する上部に開口部が設けられている。箱2の底部2aには孔は設けられていないが、箱22の底部22aには孔222が設けられている。その点が実施の形態2の音波発信器11を構成する箱2と実施の形態3の音波発信器21を構成する箱22との相違点である。孔222には通水管Aが接続される。通水管Aの長さは、生じる負圧が振動板15からの圧力波に影響しない範囲内に延ばされる。
なお、超磁歪アクチュエータ3は、柱状の超磁歪素子と、超磁歪素子の外部に配置されたコイルと、皿バネ等により構成されている。コイルはエナメル線等により形成されているので、コイルとリード線4との接続部分が防水されていれば、音波発信器21は、水中に置かれても、ショートすることなく正常に動作する。
箱22を構成する底部22aに孔222が設けられているので、音波発信器21は、空気室部分が存在しなくなるため、理論的には1万m以上の水深度でも正常に動作する。
なお、孔222は底部22aではなく、側面部2bに設けられていてもよい。
接続部26は、振動板15と側面部2bとの間を埋める、ゴム等の可撓性を有するものであって、振動板15及び側面部2bと接続している。これにより、箱22の上部では内部と外部とが遮断され、かつ、振動板15は箱22に拘束されることなく振動する。
なお、接続部26は、接続部16に置き換えられてもよい。
また、振動板15及び接続部26は、実施の形態1において説明した振動板5とシート6とに置き換えられてもよい。
上述したように、本実施の形態の音波発信器1、音波発信器11、及び音波発信器21は、超磁歪アクチュエータ3を有するので、水中及び土中で効率よく音波を発信することができる。
また、超磁歪アクチュエータ3を構成する超磁歪素子は、電磁コイルで駆動するため、本実施の形態の音波発信器1、音波発信器11、及び音波発信器21は、極めて低い周波数の音波を発信することができる。
また、超磁歪アクチュエータ3を構成する超磁歪素子は、電磁石により駆動するため、超磁歪アクチュエータ3は、通常のアンプで動作させることができ、セラミック方式のような特殊な高電圧出力装置は必要とされない。
また、シート6及び接続部16といった、振動板5又は振動板15と箱2の側面部2bとを接合する接続部の厚み、形状、及び幅の全部又は一部を変えることにより、音波発信器1、音波発信器11、及び音波発信器21は、深度100m以上の場所に置かれても、性能は維持される。
また、超磁歪アクチュエータ3を構成する超磁歪素子は駆動力が大きく、側面部2bの直径等の箱2のサイズに応じて箱2の内部に収められる超磁歪アクチュエータ3のサイズを変えることができるので、原理的には、音波発信器1、音波発信器11、及び音波発信器21が置かれる深度に制限はない。
また、音波発信器1、音波発信器11、及び音波発信器21は、構造がシンプルなので、小型化することができる。
更に、超磁歪アクチュエータ3を構成する超磁歪素子は、長ければ振幅が大きく、太ければ駆動力が大きいので、音波を伝播させる媒質に応じて、自由度の高い設計が可能である。
実施の形態1の音波発信器1の断面図 音波発信器1の上面図 音波発信器1を構成するシート6の上面図 実施の形態2の音波発信器11の断面図 音波発信器11の上面図 実施の形態3の音波発信器21の断面図 音波発信器21の上面図 音波発信器21の下面図
符号の説明
1 音波発信器
2 箱
2a 底部
2b 側面部
2c 防水部
3 超磁歪アクチュエータ
3a 固定部
4 リード線
5 振動板
6 シート
7 ナット
8 ねじ
11 音波発信器
15 振動板
16 接続部
21 音波発信器
22 箱
22a 底部
222 孔
26 接続部

Claims (7)

  1. 開口部及びその開口部に対向する底部を有する箱と、
    超磁歪素子及びこれに巻き付けられたコイルからなり、変位方向が前記箱の前記開口部と前記底部との対向方向に一致するように前記箱内に収められていて、基端が前記底部に支持された超磁歪アクチュエータと、
    前記開口部に配置され、前記超磁歪アクチュエータの先端に支持された振動板と、
    前記開口部と前記振動板の周縁部とを接続しており、可撓性を有する接続部と、
    を備える音波発信器。
  2. 前記超磁歪アクチュエータを複数有する請求項1記載の音波発信器。
  3. 前記振動板は円形であり、前記複数の超磁歪アクチュエータは、前記振動板の半分の半径を有する仮想同心円上に等間隔に配置されている請求項2記載の音波発信器。
  4. 前記接続部は、ゴム製のシートである請求項1から3のいずれか一項に記載の音波発信器。
  5. 前記接続部は、ヒンジ構造を有している請求項1から3のいずれか一項に記載の音波発信器。
  6. 前記接続部は、前記振動板と一体化している請求項5記載の音波発信器。
  7. 前記箱には、孔が設けられている請求項1から6のいずれか一項に記載の音波発信器。
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