JP2010141245A - マスクレス露光装置および基板観察方法 - Google Patents

マスクレス露光装置および基板観察方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 本発明は、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)、半導体等の製造に用いるマスクレス露光装置に関し、基板の所定部位を容易に観察することを目的とする。
【解決手段】 基板を支持するステージと、前記基板に投影する露光パターンを生成するパターン生成部と、前記パターン生成部で生成された露光パターンを前記基板に投影する対物レンズと、前記対物レンズを介して前記基板を観察する観察光学系と、前記基板を露光するための制御を行う露光モードと、前記露光モードで露光された前記基板を観察するための制御を行う観察モードとを備えた制御手段とを有することを特徴とする。
【選択図】 図3

Description

本発明は、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)、半導体等の製造に用いるマスクレス露光装置に関する。
近時、DMD(Digital Micromirror Device)を用いて露光パターンを生成し、この露光パターンを縮小投影して基板を露光するマスクレス露光装置が開発されている。このような露光装置は、マスクを制作する必要がないため、多種少量生産に適しており、研究開発機関での使用に適している。
特開2006−259153号公報
このようなマスクレス露光装置では、高倍、高NAの顕微鏡対物レンズを投影レンズとして使用する場合が多い。従って、ウエハ等の基板上に露光したパターンを、現像後、再び装置に戻して顕微鏡観察することが可能である。
しかしながら、従来のマスクレス露光装置では、顕微鏡観察を行うため、基板の観察位置を対物レンズの光軸上に位置させるのに多大な時間が必要になる。
本発明は、かかる事情に対処してなされたもので、基板の所定部位を容易に観察することができるマスクレス露光装置および基板観察方法を提供することを目的とする。
第1の発明のマスクレス露光装置は、基板を支持するステージと、前記基板に投影する露光パターンを生成するパターン生成部と、前記パターン生成部で生成された露光パターンを前記基板に投影する対物レンズと、前記対物レンズを介して前記基板を観察する観察光学系と、前記基板を露光するための制御を行う露光モードと、前記露光モードで露光された前記基板を観察するための制御を行う観察モードとを備えた制御手段とを有することを特徴とする。
第2の発明のマスクレス露光装置は、第1の発明のマスクレス露光装置において、前記露光パターンを記憶するパターン記憶部をさらに有し、前記パターン記憶部には前記基板の位置を特定するアライメントマークを記憶しており、前記露光モードでは、前記基板の所定位置にアライメントマークを露光する制御と、前記アライメントマークに基づいて前記基板を位置決めして露光パターンを露光する制御とが可能であり、前記観察モードでは、前記アライメントマークの位置に基づいて前記基板を観察位置に移動する制御が可能であることを特徴とする。
第3の発明のマスクレス露光装置は、第2の発明のマスクレス露光装置において、前記パターン記憶部は、ラフアライメントマークとファインアライメントマークとを記憶しており、前記観察モードは、前記ラフアライメントマークに基づいて前記基板のラフアライメントを行った後、前記ファインアライメントマークに基づいて前記基板を観察位置に移動する制御が可能であることを特徴とする。
第4の発明のマスクレス露光装置は、第1ないし第3のいずれか1の発明のマスクレス露光装置において、前記パターン生成部は、反射角変更制御可能なマイクロミラーを複数有するDMDと、前記DMDに露光光を照射する露光照明光学系とを有することを特徴とする。
第5の発明の基板観察方法は、露光パターンを基板に投影する対物レンズを備えたマスクレス露光装置により露光された基板を、前記マスクレス露光装置に設けられ前記対物レンズを介して前記基板を観察する観察光学系により観察する基板観察方法であって、前記マスクレス露光装置を用いて前記基板の所定位置に予めアライメントマークを形成しておき、前記露光時に前記アライメントマークを基準として前記露光を行い、前記基板の観察時に、前記アライメントマークの位置に基づいて前記基板を観察位置に移動して観察することを特徴とする。
第6の発明の基板観察方法は、第5の発明の基板観察方法において、前記アライメントマークは、ラフアライメントマークとファインアライメントマークとを有し、前記ラフアライメントマークに基づいて前記基板のラフアライメントを行った後、前記ファインアライメントマークに基づいて前記基板を観察位置に移動することを特徴とする。
本発明では、基板の所定部位を容易に観察することができる。
以下、本発明の実施形態を図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明のマスクレス露光装置の一実施形態を示している。
このマスクレス露光装置は、テーブル11および本体部13を有している。テーブル11は、4本の脚部15と上板17とを有している。本体部13は、底板19と鏡基21とを有している。底板19は、上板17の上面に除振台23を介して配置されている。底板19の上面の中央には、水平方向に移動するX−Yステージ23が配置されている。X−Yステージ23の上面には、上下方向に移動し回転可能なZθステージ25が配置されている。Zθステージ25上には、ウエハ等の基板27が載置可能とされている。
鏡基21は、4本の脚部29と水平部31とを有している。4本の脚部29は、底板19の上面に固定されている。水平部31は空洞になっており、中央の下方には対物レンズ33が配置されている。対物レンズ33は、基板27の上方に位置されている。水平部31の内部には、観察照明光学系35が収容されている。水平部31の上部の片側には、オートフォーカス(AF)光学系37、露光光学系(対物レンズ33を除く)39が配置されている。露光光学系39の上方には、筒部41を介してテレビカメラ43が配置されている。水平部31の上部の他側には、接眼部45が配置されている。
接眼部45、テレビカメラ43、本体部13等を覆って本体カバー47が配置されている。本体カバー47の下端は、テーブル11の上板17の上面に固定されており、内部は暗室とされている。テーブル11の上板17における本体カバー47の外側の上面には、基板27にレジストを塗布するスピンコータ49、基板27を現像するディベロッパ51が配置されている。テーブル11の上板17の下方には、基板27のレジストをベーキングするベーキング装置53が配置されている。
図2は、図1に示したマスクレス露光装置の光学系および制御系の詳細を示している。
マスクレス露光装置は、露光光学系39、観察光学系55、オートフォーカス光学系57を有している。そして、対物レンズ33が、露光光学系39と観察光学系55に共用されている。
露光光学系39は、露光照明光学系59、DMD61、第2の対物レンズ63、ダイクロイックミラー65,67,69、対物レンズ33を有している。
露光照明光学系59は、露光光源71、コレクタレンズ73を有している。露光光源71には、LD、LED、水銀ランプ等が使用される。より具体的には、i線(365nm)、g線(436nm)等の露光光が使用される。コレクタレンズ73は、露光光源71からの露光光を集光し、平行光をDMD61に照射する。DMD(Digital Micromirror Device)61は、反射角変更可能であり2次元に配列された多数のマイクロミラーを有している。マイクロミラーを駆動して反射角を変えることで、種々な形状の露光パターンを生成することが可能である。
DMD61で反射された露光パターンを有する露光光は、第2の対物レンズ63を通りダイクロイックミラー65で反射される。反射された露光光は、ダイクロイックミラー67,69、対物レンズ33を通り、基板27上に照射され基板27に塗布されたレジストが露光される。対物レンズ33は、例えば100倍程度の拡大倍率を有しており、対物レンズ33を通過した露光パターンは、基板27上に1/100程度に縮小投影される。なお、対物レンズ33は、レボルバに支持されており、レボルバを回転することで倍率の異なる複数の対物レンズに交換可能とされている。この実施形態では、10倍と100倍の対物レンズを有している。
観察光学系55は、観察照明光学系75、対物レンズ33、ダイクロイックミラー65,67,69、第2の対物レンズ77、ビームスプリッタ79、接眼レンズ81、テレビカメラ43を有している。
観察照明光学系75は、光源83、コレクタレンズ85、開口絞り(AS)87、視野絞り(FS)89、コンデンサレンズ91を有している。光源83には、白色光を発生する白色光源が使用される。より具体的には、基板27のレジストを感光しない、例えば波長が500nm以上の可視光が使用される。光源からの光は、コレクタレンズ85、開口絞り(AS)87、視野絞り(FS)89、コンデンサレンズ91を通りダイクロイックミラー69で反射される。反射された光は、対物レンズ33を通り、基板27を照明する。基板27で反射した照明光は、ダイクロイックミラー65,67,69、第2の対物レンズ77を通りビームスプリッタ79に導かれる。
ビームスプリッタ79で反射した光は、接眼部45の接眼レンズ81に導かれる。従って、接眼部45を覗くことで、基板27を拡大観察することができる。ビームスプリッタ79を通過した光は、テレビカメラ43の撮像素子(例えばCCD)93に導かれる。撮像素子93で取得された基板27の拡大画像は、表示装置101の画面に表示される。この表示により基板27を拡大観察することができる。
オートフォーカス(AF)光学系57は、撮像素子(例えばCCD)95、結像レンズ97、ダイクロイックミラー67を有している。基板27の像が対物レンズ33、ダイクロイックミラー67,69を介して結像レンズ97に入射され、撮像素子95上に結像される。そして、撮像素子95上への結像状態に基づいて対物レンズ33のオートフォーカスが行われる。
テレビカメラ43には、表示装置101、画像処理装置103が接続されている。表示装置101は、テレビカメラ43で取得された画像を表示する。画像処理装置103は、テレビカメラ43で取得された画像に対してパターンマッチング処理などの画像処理をしてアライメントマークの位置等の演算を行う。画像処理装置103は、制御装置105に接続されている。
制御装置105は、メモリ107、CPU109等を有している。制御装置105には、入力装置111が接続されている。制御装置105は、駆動部113を介してZθステージ25を駆動する。また、駆動部115を介してX−Yステージ23を駆動する。制御装置105は、露光モードと観察モードとを有している。モードの選択は入力装置111からの入力により行われる。露光モードは、基板27を露光する時に使用されるモードであり、基板27の所定位置にアライメントマークを露光するモードと、基板27の後述する露光領域に露光パターンを露光するモードを有している。観察モードは、露光モードで露光された基板27を観察する時に使用されるモードである。
以下、上述したマスクレス露光装置を用いた基板27の製造工程を説明する。この製造工程は、図3に示すように、アライメントマーク形成工程(ステップS1からステップS3)、露光パターン形成工程(ステップS4からステップS8)、観察工程(ステップS9からステップS11)を有している。
(アライメントマーク形成工程)
アライメントマーク形成工程(図3のステップS1からステップS3)は、基板27にアライメントマークを形成する工程である。
ステップS1:基板27のプリアライメントを行う。基板27のプリアライメントは、図4に示すように、Zθステージ25に形成される3本の基準固定ピンP1,P2,P3に基板27の外周を軽く当接させることにより行われる。基板27の基準固定ピンP1,P2,P3への当接は、位置決めハンマHで基板27を軽く叩くことにより行われる。基準固定ピンP1には、基板27の外周が当接される。基準固定ピンP2,P3には、基板27のオリフラ27aが当接される。
ステップS2:基板27にアライメントマークを露光する。
ステップS3:基板27を現像してアライメントマークを形成する。
図5は、製造された基板27を示している。基板27のオリフラ27aに平行な方向がX方向とされ、X方向に垂直な方向がY方向とされている。アライメントマークとして、ラフアライメントマークRM1,RM2,RM3とファインアライメントマークFMとが形成されている。ラフアライメントマークRM1,RM2は、X方向に延在する直線状をしており、基板27のX方向に所定間隔をおいてパターン露光領域外に形成されている。ラフアライメントマークRM3は、Y方向に延在する直線状をしており、基板27のX方向の中心から垂直な方向に形成されている。ファインアライメントマークFMは、十字状をしており各チップ部C1〜C8に対応して形成されている。各チップ部C1〜C8には、露光領域Rが形成されている。なお、図5において、(X0,Y0)は基板27の中心位置の座標である。
図6は、チップ部C1の詳細を示している。露光領域Rには、複数のショット領域Sが形成されている。ショット領域Sは、DMD素子61の1ショットにより形成される領域であり矩形形状をしている。ショット領域Sを複数連続して形成することにより所望のチップが形成される。チップ部C2〜C8も同様に形成されている。
図7は、基板27にアライメントマークを露光するための制御動作を示している。この制御動作は、制御装置105に露光モードを設定し、さらに、露光モードからアライメントマークを露光するモードを設定することにより開始される。
ステップS21:制御装置105のCPU109は、メモリ107から予め設定された各アライメントマークRM1,RM2,RM3,FMの位置を読み込む。制御装置105には、各アライメントマークRM1,RM2,RM3,FMの位置および形状が入力装置111を介して予め入力されメモリ107に記憶されている。
ステップS22:CPU109は、読み込まれた1つのアライメントマークの位置が対物レンズ33の光軸と一致するようにX−Yステージ23を駆動する。例えば図5のラフアライメントマークRM1を最初に露光する場合には、そのラフアライメントマークRM1の中心位置が対物レンズ33の光軸と一致するようにX−Yステージ23を移動する。
ステップS23:CPU109は、DMD素子61にアライメントマークのパターン(メモリ107に記憶されている)を形成する。例えば図5のラフアライメントマークRM1を露光する場合には、そのラフアライメントマークRM1の形状に露光パターンを形成する。
ステップS24:CPU109は、露光照明光学系59を所定時間オンにして、アライメントマークを基板27に露光する。例えば図5のラフアライメントマークRM1を露光する。
ステップS25:CPU109は、全てのアライメントマークRM1,RM2,RM3,FMを露光したか否かを判断する。すなわち、図5のアライメントマークRM1,RM2,RM3,FMが、例えばラフアライメントマークRM1,RM2,RM3、各チップ部C1〜C8のファインアライメントマークFMの順で1つずつ露光されるが、全てのアライメントマークRM1,RM2,RM3,FMが露光された時に、全てのアライメントマークRM1,RM2,RM3,FMが露光されたと判断する。そして、基板27にアライメントマークRM1,RM2,RM3,FMを露光するための制御動作を終了する。一方、全てのアライメントマークが露光されていない場合には、ステップS22からステップS24を繰り返し全てのアライメントマークを露光する。
(露光パターン形成工程)
露光パターン形成工程(図3のステップS4からステップS8)は、基板27の露光領域Rに露光パターンを形成する工程である。
ステップS4:現像によりアライメントマークが形成された基板27のプリアライメントを行う。基板27のプリアライメントは、既に述べたステップS1と同様にして行う。
ステップS5:基板27のラフアライメントを行う。
ステップS6:ラフアライメントの結果に基づいて基板27とステージの座標系とのアライメントを行い、各ファインアライメントマークFMを検出し、基板27の各ファインアライメントマークFMを基準にして各露光領域Rへの露光を行う。
ステップS7:ステージから基板27を取り去り、基板27を現像する。
ステップS8:現像された基板27をエッチングする。
図8は、基板27のラフアライメント(ステップS5)および露光領域Rへの露光(ステップS6)のための制御動作を示している。この制御動作は、制御装置105に露光モードを設定し、さらに、露光モードから露光領域Rに露光するモードを設定することにより開始される。
ステップS31:制御装置105のCPU109は、メモリ107から基板27に形成された各アライメントマークRM1,RM2,RM3,FMの位置を読み込む。制御装置105のメモリ107には、前述したアライメントマーク形成工程(ステップS1からステップS3)でアライメントマークを形成した基板27の番号が記憶されている。そして、基板27の番号に対応して基板27の各アライメントマークRM1,RM2,RM3,FMのプリアライメント後を基準とした位置が記憶されている。従って、入力装置111から基板27の番号を入力すると基板27のアライメントマークRM1,RM2,RM3,FMの位置が読み込まれる。
ステップS32:CPU109は、基板27に形成されるラフアライメントマークRM1,RM2,RM3に基づいてラフアライメントを行う。ラフアライメントは、基板27のラフアライメントマークRM1,RM2,RM3を観察光学系55を介してテレビカメラ43により撮像し、撮像された画像を画像処理装置103で処理(パターンマッチング等)することにより行われる。この時には、観察光学系55の対物レンズ33として、例えば10倍の倍率の対物レンズが用いられる。
ラフアライメントでは、先ず、図9に示すように、基板27のX方向の両側に形成されるラフアライメントマークRM1,RM2を画像処理してラフアライメントマークRM1,RM2により傾きθが求められる。そして、ラフアライメントマークRM1,RM2の傾きθに基づいて、ラフアライメントマークRM1,RM2の長手方向の中心線がY0を通るX方向の線分上に位置するようにZθステージ25が回転される。次に、基板27のY方向の上側に形成されるラフアライメントマークRM3を画像処理してラフアライメントマークRM3の位置が求められる。そして、ラフアライメントマークRM3の位置に基づいて、ラフアライメントマークRM3がX0を通りX方向と垂直な線分上に位置するようにX−Yステージ23が駆動される。なお、図9において、(X0,Y0)は基板27の中心位置の座標である。これにより基板27の座標系とX−Yステージの相関が求まり、所謂アライメントがなされる。
ステップS33:読み込まれた1つのファインアライメントマークFMの位置にステージを駆動する。例えば図5のチップ部C1の露光領域Rを最初に露光する場合には、そのチップ部C1のファインアライメントマークFMの位置が対物レンズ33の光軸と一致するようにX−Yステージ23を移動する。この移動は、メモリ107に記憶されているチップ部C1のファインアライメントマークFMの位置が対物レンズ33の光軸と一致するようにX−Yステージ23を駆動することにより行われる。
ステップS34:ファインアライメントマークFMを基準にして、露光領域Rの露光位置までX−Yステージ23を駆動する。例えば図6のチップ部C1の各ショット領域Sの座標は、ファインアライメントマークFMを基準にしてオフセット値(x,y)として設定されている。各ショット領域Sを露光する場合には、ファインアライメントマークFMの位置を基準にしてそのオフセット値(x,y)だけX−Yステージ23を移動する。ファインアライメントマークFMの正確な位置は、ファインアライメントマークFMを観察光学系55を介してテレビカメラ43により撮像し、撮像された画像を画像処理装置103で処理(パターンマッチング等)することにより求められる。この時には、観察光学系55の対物レンズ33として、例えば100倍の倍率の対物レンズ33が用いられる。
ステップS35:CPU109は、DMD素子61にショット領域Sへの露光パターンを形成する。
ステップS36:CPU109は、露光照明光学系59を所定時間オンにして、露光パターンをショット領域Sに露光する。
ステップS37:CPU109は、1つのチップ部C1〜C8の露光領域Rに全ての露光パターンを露光したか否かを判断する。すなわち、例えば図6のチップ部C1のショット領域Sにそれぞれ露光パターンが1つずつ露光されるが、全てのショット領域Sに露光パターンが露光された時に、全ての露光パターンが露光されたと判断する。そして、チップ部C1に露光パターンを露光するための制御動作を終了し、チップ部C2に露光パターンを露光するための制御動作に入る。一方、チップ部C1の全てのショット領域Sが露光されていない場合には、ステップS33からステップS36を繰り返し全てのショット領域Sを露光する。
ステップS38:CPU109は、全てのチップ部C1〜C8の露光領域Rに露光パターンを露光したか否かを判断する。すなわち、例えば図5の各チップ部C1〜C8の露光領域Rに露光パターンが露光されるが、全てのチップ部C1〜C8の露光領域Rに露光パターンが露光された時に、全てのチップ部C1〜C8の露光領域Rに露光されたと判断する。そして、基板27に露光パターンを露光するための制御動作を終了する。一方、全てのチップ部C1〜C8が露光されていない場合には、ステップS33からステップS37を繰り返し全てのチップ部C1〜C8を露光する。
(観察工程)
観察工程(図3のステップS9からステップS11)は、基板27に形成されたパターンを観察する工程である。
ステップS9:基板27のプリアライメントを行う(ステップS4と同様)。
ステップS10:基板27のラフアライメントを行う(ステップS5と同様)。
ステップS11:基板27の各ファインアライメントマークFMを基準にして各露光領域Rを観察する。
図10は、基板27の各露光領域Rの観察のための制御動作を示している。この制御動作は、制御装置105に観察モードを設定することにより開始される。
ステップS41:制御装置105のCPU109は、メモリ107から基板27に形成された各アライメントマークRM1,RM2,RM3,FMの位置を読み込む。制御装置105のメモリ107には、前述したアライメントマーク形成工程(図3のステップS1からステップS3)でアライメントマークRM1,RM2,RM3,FMを形成した基板27の番号が記憶されている。そして、基板27の番号に対応して基板27の各アライメントマークRM1,RM2,RM3,FMの位置が記憶されている。従って、入力装置111から基板27の番号を入力すると基板27のアライメントマークRM1,RM2,RM3,FMの位置が読み込まれる。
ステップS42:CPU109は、基板27に形成されるラフアライメントマークRM1,RM2,RM3に基づいてラフアライメントを行う。ラフアライメントは、上述したステップS32(図8に示す)と同様にして行われる。
ステップS43:CPU109は、観察位置を読み込む。観察位置は、観察者により入力装置111から入力される。観察位置は、チップ部C1〜C8の番号、および、そのチップ部C1〜C8のファインアライメントマークFMからのオフセット値(x,y)を入力することにより行われる。観察位置には、例えば図11の(a)、(b)に示すように、ショット領域Sの間のラインL1,L2の接続部が選択される。正常な接続がなされているか否かを観察するためである。この実施形態では、複数の観察位置を同時に入力することができる。なお、観察位置はパターンの設計情報から自動的に算出して外部コンピュータから入力装置111を介して入力しても良い。
ステップS44:読み込まれた1つのチップ部C1〜C8のファインアライメントマークFMの位置にステージを駆動する。この移動は、メモリ107に記憶されているファインアライメントマークFMの位置が対物レンズ33の光軸と一致するようにX−Yステージ23を駆動することにより行われる。
ステップS45:ファインアライメントマークFMを基準にして、露光領域Rの観察位置までステージを駆動する。すなわち、ファインアライメントマークFMの位置を基準にしてオフセット値(x,y)だけX−Yステージ23を移動する。例えば図6のチップ部C1においてオフセット値として(x1,y1)が設定されている場合には、ファインアライメントマークFMの位置を基準にしてそのオフセット値(x1,y1)だけX−Yステージ23を移動する。ファインアライメントマークFMの正確な位置は、ファインアライメントマークFMを観察光学系55を介してテレビカメラ43により撮像し、撮像された画像を画像処理装置103で処理することにより求められる。この時には、観察光学系55の対物レンズ33として、例えば100倍の倍率の対物レンズ33が用いられる。
ステップS46:観察画像を表示装置101に表示する。露光領域Rの観察位置の画像を表示装置101に表示する。観察光学系55の対物レンズ33として、例えば100倍の倍率の対物レンズ33を用いた時の画像が表示装置101に表示される。観察者は、表示装置101を見ながら観察を行う。観察の終了後に、観察の終了を入力装置111に入力する。
ステップS47:入力装置111に観察の終了が入力されたか否かを判断する。入力されない場合には入力されるまで待つ。
ステップS48:CPU109は、観察の終了が入力された場合には、全ての観察位置の観察を終了したか否かを判断する。すなわち、CPU109は、例えば観察位置が入力されている順に表示装置101に表示し、観察の終了の入力により次の観察位置に表示を切り替える。そして、全ての観察位置の観察を終了した時に制御動作を終了する。
上述した実施形態では、制御装置105に、基板27を露光するための制御を行う露光モードと、露光モードで露光された基板27を観察するための制御を行う観察モードとを設けたので、露光モードにより基板27を容易,確実に露光することができ、また、観察モードにより露光モードで露光された基板27の所定部位を容易に観察することができる。
また、マスクレス露光装置を用いて基板27の所定位置に予めアライメントマークRM1,RM2,RM3,FMを形成しておき、基板27の観察時に、アライメントマークRM1,RM2,RM3,FMの位置に基づいて基板27を観察位置に移動して観察するようにしたので、基板27の所定部位を容易,確実に観察することができる。
そして、露光モードによる露光と観察モードによる観察に、同一のマスクレス露光装置を用いるようにしたので、露光時と観察時にステージ、対物レンズ33等が同一になり仮にステージ駆動の走りや直交度等に誤差があっても露光モード時と観察モード時で座標系を一致させることができるので観察精度を高めることができる。
(実施形態の補足事項)
以上、本発明を上述した実施形態によって説明してきたが、本発明の技術的範囲は上述した実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下のような形態でも良い。
(1)上述した実施形態では、DMD素子61により露光パターンを生成した例について説明したが、例えば、画面を細かく分割し透過率を制御する液晶表示素子等の空間変調器を用いても良い。
(2)上述した実施形態では、観察光学系55に接眼部45およびテレビカメラ43を設けた例について説明したが、いずれか一方のみを設けても良い。
本発明のマスクレス露光装置の一実施形態を示す外観図である。 図1のマスクレス露光装置の光学系と制御系とを示す説明図である。 図1のマスクレス露光装置を用いた基板の製造方法を示す説明図である。 プリアライメント方法を示す説明図である。 製造された基板を示す説明図である。 図5のチップ部を拡大して示す説明図である。 基板にアライメントマークを露光するための制御動作を示す説明図である。 基板のラフアライメントおよび露光領域への露光のための制御動作を示す説明図である。 ラフアライメント方法を示す説明図である。 基板の各露光領域の観察のための制御動作を示す説明図である。 ショット領域の接続部を示す説明図である。
符号の説明
23…X−Yステージ、25…Zθステージ、27…基板、33…対物レンズ、39…露光光学系、55…観察光学系、59…露光照明光学系、61…DMD素子、75…観察照明光学系、103…画像処理装置、105…制御装置。

Claims (6)

  1. 基板を支持するステージと、
    前記基板に投影する露光パターンを生成するパターン生成部と、
    前記パターン生成部で生成された露光パターンを前記基板に投影する対物レンズと、
    前記対物レンズを介して前記基板を観察する観察光学系と、
    前記基板を露光するための制御を行う露光モードと、前記露光モードで露光された前記基板を観察するための制御を行う観察モードとを備えた制御手段と、
    を有することを特徴とするマスクレス露光装置。
  2. 請求項1記載のマスクレス露光装置において、
    前記露光パターンを記憶するパターン記憶部をさらに有し、
    前記パターン記憶部には前記基板の位置を特定するアライメントマークを記憶しており、 前記露光モードでは、前記基板の所定位置にアライメントマークを露光する制御と、前記アライメントマークに基づいて前記基板を位置決めして露光パターンを露光する制御とが可能であり、
    前記観察モードでは、前記アライメントマークの位置に基づいて前記基板を観察位置に移動する制御が可能であることを特徴とするマスクレス露光装置。
  3. 請求項2記載のマスクレス露光装置において、
    前記パターン記憶部は、ラフアライメントマークとファインアライメントマークとを記憶しており、前記観察モードは、前記ラフアライメントマークに基づいて前記基板のラフアライメントを行った後、前記ファインアライメントマークに基づいて前記基板を観察位置に移動する制御が可能であることを特徴とするマスクレス露光装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項記載のマスクレス露光装置において、
    前記パターン生成部は、
    反射角変更制御可能なマイクロミラーを複数有するDMDと、
    前記DMDに露光光を照射する露光照明光学系と、
    を有することを特徴とするマスクレス露光装置。
  5. 露光パターンを基板に投影する対物レンズを備えたマスクレス露光装置により露光された基板を、前記マスクレス露光装置に設けられ前記対物レンズを介して前記基板を観察する観察光学系により観察する基板観察方法であって、
    前記マスクレス露光装置を用いて前記基板の所定位置に予めアライメントマークを形成しておき、前記露光時に前記アライメントマークを基準として前記露光を行い、前記基板の観察時に、前記アライメントマークの位置に基づいて前記基板を観察位置に移動して観察することを特徴とする基板観察方法。
  6. 請求項5記載の基板観察方法において、
    前記アライメントマークは、ラフアライメントマークとファインアライメントマークとを有し、前記ラフアライメントマークに基づいて前記基板のラフアライメントを行った後、前記ファインアライメントマークに基づいて前記基板を観察位置に移動することを特徴とする基板観察方法。
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