JP2010141060A - エピタキシャルウェーハの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】エピタキシャルウェーハとサセプターとの接触部における転位発生を抑制可能なエピタキシャルウェーハの製造方法等を提供する。
【解決手段】実質的に水平状態に配されるサセプターに載置されたシリコンウェーハ基板の主表面にエピタキシャル層を成長させるエピタキシャルウェーハの製造方法において、前記エピタキシャル層の成長工程と、前記エピタキシャル層を備えるエピタキシャルウェーハを冷却する冷却工程と、を含み、前記冷却工程は、該エピタキシャルウェーハの外周部の温度を計測する工程と、前記サセプターの温度を計測する工程と、計測された前記外周部の温度と前記サセプターの温度との差が所定の範囲内となるように、少なくとも前記サセプター又は前記エピタキシャルウェーハを加熱できるヒータを制御する工程と、を含む。
【選択図】なし

Description

本発明は、半導体の集積回路素子等に使用されるエピタキシャルウェーハの製造方法に関し、特に、エピタキシャル成長の際にウェーハの温度を制御するエピタキシャルウェーハの製造方法に関する。
シリコン半導体による集積回路素子(デバイス)の高密度化傾向は、急速に進行しており、デバイスを形成させるシリコンウェーハの品質への要求は、ますます厳しくなっている。つまり、集積が高密度化するほど回路は繊細となるので、リーク電流の増大やキャリアのライフタイム短縮原因となる、転位などの結晶欠陥は、これまでよりはるかに厳しく制限される。
エピタキシャルウェーハの製造において、一般に、基板となる単結晶シリコンウェーハをサセプターの上に置き、基板となるシリコンウェーハ及び周辺部品を清浄にし、該基板の表面を、シランまたはトリクロロシランのようなシリコン源に約800℃またはそれ以上で暴露して、前記表面にシリコンのエピタキシャル層を成長させる。所定の厚さのエピタキシャル層を成長させた後、原料ガスの供給を止め、エピタキシャル層を積んだシリコンウェーハの温度を下げて、チャンバー内から取出して、このエピタキシャルウェーハが次の工程に供給されるようにする。この一連の製造工程において、コンタミや、転位などの結晶欠陥を生じさせないように細心の注意が払われる。
エピタキシャル層の成長は、温度に大きく影響されるので、温度制御は重要である。また、シリコンウェーハの主表面/裏面間の温度勾配が急となる場合には、シリコンウェーハに反りを引き起こすおそれがある。たとえ反りが生じない場合であっても、ウェーハ内にスリップ転位という結晶欠陥が発生するおそれがある。このため、シリコンウェーハの主表面にエピタキシャル層を成長させる際に、原料ガスを徐々に加えて急激な温度低下を防止し、サセプターに働きかける高周波誘導加の出力を制御し、サセプターからシリコンウェーハへの熱の移動を制限している(例えば特許文献1)。
ところで、半導体ウェーハをRTA装置により所定温度で熱処理する工程を有する半導体ウェーハの製造方法において、前記半導体ウェーハの少なくとも半導体ウェーハを支持する支持治具との接触部分の温度が、半導体ウェーハの中心部の温度よりも3〜20℃低くなる様に制御した状態で熱処理を行い、スリップ転位の発生を抑制する技術が開示されている(特許文献2)。
特開2002−16004号公報 特開2002−164300号公報
しかしながら、特許文献1の温度制御は、キャリアガス及び/又は原料ガスの流量及び高周波誘導加等の出力を同時に制御する場合に有効な手段であるが、流量が変化しない場合やその他のヒータ(例えば、ハロゲンランプ)による加熱を行う場合には、そのまま適用することができず、また、サセプターからの加熱により半導体ウェーハを加熱するため温度調整の制御が容易ではない。一方、特許文献2では、もっぱら半導体ウェーハの中心部と、支持治具との接触部分(その外周部)との温度差を所定の温度範囲に限ることにより、接触部の転位発生と、中心部と外周部との温度差に起因する転位発生とを抑制することを目的としており、その他の要因で生じ得る転位の発生を有効に抑制することができない。
そこで、本発明者は、基板となるシリコンウェーハの主表面にエピタキシャル層を成長させるエピタキシャルウェーハ製造方法において、外周部、特にサセプターとの接触部近傍を鋭意研究し、転位発生の原因を突き止め、それを防止することにより転位発生を有効に防止し可能な本発明を完成するに至った。即ち、エピタキシャルウェーハとサセプターとの接触部における転位発生を抑制可能なエピタキシャルウェーハの製造方法、製造装置、その部品を提供することを目的とする。
サセプターに載置され、基板となるシリコンウェーハの主表面にエピタキシャル層を成長させるエピタキシャルウェーハ製造方法によって製造されるシリコンウェーハが、外周部、特にサセプターとの接触部を起点とする転位が見つけられた。これは、外周部近傍における応力に起因すると考えられたが、より詳しくは、シリコンウェーハ及びサセプターの接触部(及びその近傍)の高い温度差によることが分かった。この温度差は、該シリコンウェーハの外周部(又はその近傍)で生じるものである。
一般に、エピタキシャルウェーハの製造方法において、基板となるシリコンウェーハの主表面の温度は放射温度計等でモニターされるが、装置の構造上、外周部近傍でのモニターは容易ではない。従って、該シリコンウェーハの中央部の温度によりエピタキシャルウェーハの温度と理解されてきた。ところで、ウェーハ面内における温度分布は、エピタキシャル成長速度等に影響を及ぼすため、中心部と外周部での温度管理は、エピタキシャル成長の際には注意して行われる。つまり、エピタキシャル成長工程では、該シリコンウェーハの中央部の温度管理で十分な処置が取られている。
しかるに、エピタキシャル成長工程で十分な温度管理がなされていても、得られたエピタキシャルウェーハに転位等の欠陥が外周部において発生することがあった。そこで、鋭意研究を続けたところ、エピタキシャル成長後に、エピタキシャルウェーハを冷却する工程で、シリコンウェーハ及びサセプターの接触部における温度差が大きい場合、かかる欠陥が生じることを見出した。即ち、エピタキシャル成長中には、該シリコンウェーハ及びサセプターの温度に差があまりないため接触部の温度差はあまりないところ、該シリコンウェーハ及びサセプターの冷却過程では、該シリコンウェーハとサセプターとの冷え方の違いにより両者に大きな温度差が生じ、それが互いの接触部(及び近傍)における大きな温度差となるのである。
特に、該シリコンウェーハ及びサセプターの中央部は随時モニターされているため、冷却工程でも大きな温度差が生じないような工夫がなされるかもしれないが、該シリコンウェーハの中央部と外周部とでは、冷却工程において比較的大きな温度差がありえる。一方、該サセプターにおいては、中央部と外周部とでは温度差が比較的小さい。そのため、該シリコンウェーハの中央部のみをモニターしただけでは、互いの接触部(及び近傍)における大きな温度差を把握できない。
そこで、エピタキシャル成長後の冷却工程において、シリコンウェーハの外周部の温度をモニターし、この温度と同時にモニターされるサセプターの温度(中央部、周辺部での温度差があまりないとされる。ただし、より望ましくは周辺部の温度)との差を所定の値以下にするように冷却工程を温度管理する。より具体的には、離隔したところから熱を奪うことは難しいので、熱を加えるためのハロゲンランプ等の外部ヒータの出力を適宜制御する。ここで、この冷却工程における該シリコンウェーハの中央部の温度と、外周部の温度との関係は放熱及び加熱環境が同じであれば一定と考えられるので、両者の関係を予め求めておき、測定が比較的容易な中央部の温度から外周部の温度が得られる予測方法を用いて該シリコンウェーハの中央部の温度によって外周部の温度を計算して得ることもできる。これにより測定が比較的容易な該シリコンウェーハの中央部の温度をモニターするだけで、外周部の温度をモニターでき、上記外部ヒータの出力の制御を適切に行うことができる。
より具体的には、以下のような方法を提供することができる。
(1)実質的に水平状態に配されるサセプターに載置されたシリコンウェーハ基板の主表面にエピタキシャル層を成長させるエピタキシャルウェーハの製造方法において、前記エピタキシャル層の成長工程と、前記エピタキシャル層を備えるエピタキシャルウェーハを冷却する冷却工程と、を含み、前記冷却工程は、該エピタキシャルウェーハの外周部の温度を計測する工程と、前記サセプターの温度を計測する工程と、計測された前記外周部の温度と前記サセプターの温度との差が所定の範囲内となるように、少なくとも前記サセプター又は前記エピタキシャルウェーハを加熱できるヒータを制御する工程と、を含むことを特徴とするエピタキシャルウェーハの製造方法を提供することができる。
ここで、エピタキシャルウェーハの外周部とは、円板形状のウェーハの直径において、外周から直径の10%までの周縁部分を意味することができる。また、より厳密には、5%までとすることもできる。温度計測は、熱電対、放射温度計等、好ましい如何なる計測手段をも用いることができる。
(2)実質的に水平状態に配されるサセプターに載置されたシリコンウェーハ基板の主表面にエピタキシャル層を成長させるエピタキシャルウェーハの製造方法において、前記シリコンウェーハ基板の中央部の温度から外周部の温度が得られる予測方法を取得する予備工程と、前記シリコンウェーハ基板の主表面に実際にエピタキシャル層を成長させる成層工程と、を含み、前記成層工程は、前記エピタキシャル層の成長工程と、前記エピタキシャル層を備えるエピタキシャルウェーハを冷却する冷却工程と、を含み、前記冷却工程は、該エピタキシャルウェーハの中央部の温度を計測する工程と、前記サセプターの温度を計測する工程と、計測された前記中央部の温度から前記予測方法により得られる外周部の温度と前記サセプターの温度との差が所定の範囲内となるように、少なくとも前記サセプター又は前記エピタキシャルウェーハを加熱できるヒータを制御する工程と、を含むことを特徴とするエピタキシャルウェーハの製造方法を提供することができる。
ここで、シリコンウェーハ基板の中央部とは、エピタキシャル層を含むシリコンウェーハ基板が持つ円形状の中心から、直線で計って直径の10%以下の距離の範囲内を意味することができる。また、より厳密には、5%以下とすることもできる。シリコンウェーハ基板の中央部の温度から外周部の温度を求める予測方法とは、所定の条件下において中央部の温度から外周部の温度を計算等により求める方法を意味してよい。このとき、回転中心をシリコンウェーハ基板の中心と一致させてシリコンウェーハ基板が回転するため、外周部の温度は均一であると仮定できる。従って、中央部から外周部に向けての温度分布は、シリコンウェーハ基板の厚み方向の温度が均一であると仮定できれば、中心からの距離Lに対する関数[外周部の温度=F(L,中央部の温度)。但し、Lは、0からシリコンウェーハ基板の半径。]として扱うことができる。即ち、シリコンウェーハ基板の熱収支は、シリコンウェーハ表面及びヒータエレメントの放射による熱の出入り、シリコンウェーハ表面を流れるキャリアガスによる対流による冷却効果、サセプター等からの伝達熱等の複雑な熱経路にかかわらず、比較的シンプルな計算式が期待される。例えば、Lに関する3次関数として温度を計算可能となる場合もある。このとき、予備実験では、4以上(より望ましくは5以上)の複数箇所の温度を計測しておき、3次関数の各定数を最小二乗法で求めることが望ましい。
(3)前記成長工程直後に前記冷却工程を所定の冷却速度以上で行うことを特徴とする上記(1)又は(2)に記載のエピタキシャルウェーハの製造方法を提供することができる。
(4)前記冷却工程において、前記エピタキシャルウェーハは900℃以上から冷却されることを特徴とする上記(1)から(3)のいずれかに記載のエピタキシャルウェーハの製造方法を提供することができる。
ここで、900℃以上とあるのは、エピタキシャルウェーハを含むシリコンウェーハにおいて、転位等の結晶欠陥が発生し得る温度以上と考えられるためである。従って、より低い温度で転位等の結晶欠陥が発生し得る場合は、その温度以上からの冷却において、温度制御を行うことが好ましい。また、より高温で移動度が高くなり、転位等の結晶欠陥がより発生し易くなるので、より高温からの冷却において同制御は有効である。しかしながら、シリコンが融解する温度では、このような転位等の結晶欠陥の発生を検討するまでもないので、融点以下の温度からの冷却に意義がある。
(5)前記ヒータは、前記エピタキシャルウェーハの上方、及び/又は、前記サセプターの下方に配置されていることを特徴とする上記(1)から(4)のいずれかに記載のエピタキシャルウェーハの製造方法を提供することができる。
(6)前記冷却工程において、少なくとも前記エピタキシャルウェーハの上方又は前記サセプターの下方に配置されているヒータの出力を実質的に切ることを特徴とする上記(5)に記載のエピタキシャルウェーハの製造方法を提供することができる。
本発明によれば、冷却工程において発生する転位を有効に防止することができ、欠陥の少ない良好なエピタキシャルウェーハを製造することができる。
次に、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。各図面において同一の構成又は機能を有する構成要素及び相当部分には、同一の符号を付し、その説明は省略する。また、以下の説明では、本発明に係る実施の態様の例を示したに過ぎず、当業者の技術常識に基づき、本発明の範囲を超えることなく、適宜変更可能である。従って、本発明の範囲はこれらの具体例に限定されるものではない。また、これらの図面は、説明のために強調されて表されており、実際の寸法とは異なる場合がある。
図1は、本発明の実施形態に関し、エピタキシャルウェーハ製造装置10の概略図である。ほぼ水平に配置された基板としてのシリコンウェーハ12は、ウェーハ支持部材であるサセプター14の接触部14aに、その外周部の接触部12aにおいて接触し、該サセプター14に載置される。この接触部14aは、サセプター14の中央の凹部の内周底部に設けられる段差にあり、少ない接触点(又は線若しくは面積)でシリコンウェーハ12に接触し、サセプター14からの影響を最小限に抑える工夫がされている。シリコンウェーハ12の裏面と、サセプター14の中央の凹部の底面との間には、狭い空間が設けられ、パージガスがこれら部材間の隙間から流入し充填される。
このエピタキシャルウェーハ製造装置10のシリコンウェーハ12及びサセプター14からなるコア部分は、上面及び下面において透明な石英ガラスが用いられたチャンバー151に囲まれ、外部から気密的に隔離されている。本図では、上面及び下面の石英ガラスの上方及び下方に、それぞれ2本のハロゲンランプ16が描かれているが、上面の上方のハロゲンランプ16は、シリコンウェーハ12の中心を通る中心軸を軸として回転対称に複数本(例えば32本)配置されている。同様に、下面の下方のハロゲンランプ16は、同じ中心軸を軸として回転対称に複数本(例えば32本)配置されている。ここでは、図示されないが、それぞれのハロゲンランプ16の背後(チャンバー151から遠い側)には、リフレクターが設けられ、ハロゲンランプの放射熱が無駄なく均一に(例えば、シリコンウェーハ12の中央部と外周部で同様な熱量を受けるように)与えられるようにされている。
本図において、チャンバー151の上面の上方及び下面の下方であって、シリコンウェーハ12の中央部に相当する位置に、放射熱温度計200、210が設けられ、矢印202、212によって指し示される中央部の温度が計測される。
図2は、本発明の実施形態に関し、図1と同様なエピタキシャルウェーハ製造装置10を示す概略図である。図1との違いは、チャンバー151の上面の上方及び下面の下方であって、シリコンウェーハ12の外周部に相当する位置に、放射熱温度計220、230が設けられ、矢印222、232によって指し示される外周部の温度が計測されることである。
図1及び2に示すようなエピタキシャルウェーハ製造装置10によって、基板となる単結晶シリコンウェーハの主表面が、シランまたはトリクロロシランのようなシリコン源に約800℃またはそれ以上で暴露され、そこにシリコンのエピタキシャル層を成長させた。このときのエピタキシャル成長条件にはキャリアガスとして水素、原料ガスとしてトリクロロシランを用いた。
図3は、図2の製造装置により、エピタキシャル層を成長させた後、エピタキシャルウェーハを実質的に放冷(ハロゲンランプの出力を最小にしたもの。上面側と下面側の出力比は約4:6。)した場合の、該エピタキシャルウェーハの中央部の温度と、それに相当する位置のサセプター14の温度とを時間の関数として表したグラフである。この図から、エピタキシャルウェーハ12の温度が若干サセプター14の温度より低いことがわかる。図4は、図3の温度計測を行っている際に、図2の製造装置の放射熱温度計220、230で計測した外周部の温度の時間変化を表したものである。冷却開始直前から、エピタキシャルウェーハ12の温度が若干サセプター14の温度より若干低く、更に、冷却工程では、更にその温度差が広がっていることがわかる。このように、該エピタキシャルウェーハの中央部の温度と外周部の温度では、外周部の温度の方が低く、冷却工程での転位発生が懸念される外周部の温度差を評価するためには、外周部の温度を直接計測するか、両者の関係(式)等を予備実験等により予め求めておくことが好ましいことがわかる。
図5は、図1の製造装置により、エピタキシャル層を成長させた後、エピタキシャルウェーハを種々の条件で放冷(ハロゲンランプの出力を数段階で変化。上面側と下面側の出力比も数段階で変化させた。)して外周部の温度を直接計測し、その温度と歪の関係を示すグラフである。
このグラフの縦軸は赤外線偏光法(若しくは赤外偏光法)により求めた歪量である。このグラフから明らかなように、外周部での温度差は、プラス/マイナス30℃(マイナス30〜プラス30℃)の範囲内が好ましい。より詳細には、温度差が30℃以下(図中矢印で示す範囲)では、歪が十分小さく、転位の発生が低く抑えられるため好ましい。温度差が10℃以下では、更に小さくなり、より好ましい。
図8は、図5に対応するグラフであり、エピタキシャルウェーハ中央部におけるエピタキシャルウェーハ及びそれに相当する位置のサセプターの温度差と歪の関係を示すグラフである。このときの冷却条件は、図5の場合と同様である。中央部では温度差がプラス40℃以下、マイナス20℃以上(即ち、プラス40〜マイナス20℃)であることが好ましい。また、中央部の温度差がプラス30℃以下、マイナス10℃以上であることが更に好ましい。
図6は、以上のような実験結果に基づき、ハロゲンランプの制御を適宜行い、上述の温度差が5℃以下と小さくなるようにしたときの該エピタキシャルウェーハの外周部の温度と、それに相当する位置のサセプター14の温度とを時間の関数として表したグラフである。ハロゲンランプによる加熱をより多く加えるため、冷却速度は若干遅くなるが、温度差は殆どなく、転位が少ない良好なエピタキシャルウェーハを得ることができる。
図7は、エピタキシャルウェーハ外周部におけるエピタキシャルウェーハ及びそれに相当する位置のサセプターの温度差を30℃とした場合、冷却工程を開始するときの温度と歪との関係を示すグラフである。このグラフから明らかなように、冷却工程の開始の温度が、900℃以下であれば歪は殆どないが、900℃を超えると歪が大きくなる。特に、1050℃以上では、その増加が顕著になっている。これは、転位の発生が高温で起こり易いためであり、低温であれば多少の温度差があっても、転位の発生のおそれは極めて低い。また、転位発生は、温度がまだ高い冷却工程の開始直後の所定の期間内に起こることもわかる。この期間は、開始温度によっても異なるが、少なくとも3秒である。或いは、冷却工程において、エピタキシャルウェーハが1000℃以下、より好ましくは900℃以下となるまでは、温度差を30℃以下に抑えることが好ましい。
図9は、本発明に使用可能な熱容量を低減させたサセプター140の概略断面図である。上述のサセプター14と同様中央に凹部があり、その内周面の底部に段差が設けられ、その段差に、シリコンウェーハ12の外周部の接触部12aと接触するサセプター140の接触部140aを備える。シリコンウェーハ12の下面とサセプター140の底面との間には狭い空間143が設けられる。このサセプター140では、外周部分142が除去され、熱容量が低く抑えられている。ここで、熱容量とは、比熱(Cp)×密度(ρ)×体積(V)で求めることができ、より具体的には、以下の表1にまとめるシリコン及びグラファイトの物性を用いて試算することができる。
Figure 2010141060
即ち、シリコンからなるウェーハの体積V(Si)が、グラファイトからなるサセプターの体積V(Su)の約70%となるときに、同じ熱容量となり、単位時間当り同じ量の熱がそれぞれ蓄積されると、同じ速度で昇温することになる。このとき、どちらの材料も100W/m・K以上の高い熱伝導率を持っているので、部材内の温度違いは無視できると仮定している。このように、シリコンウェーハとサセプターの熱容量の異同を考慮し、適切に温度管理(加熱出力の増減、シェーディング、雰囲気ガスの温度調節等)を行うことが好ましい。
図10は、エピタキシャルウェーハ製造装置100の概略図である。図中ほぼ中央にシリコンウェーハ12がほぼ水平に配置され、それを載置して支えるサセプター14が支持アーム161につられて回転するように支持される。支持アーム161は、少なくとも3本、回転対称に中心の回転軸162に片持ちで支持されて設けられる(図は4本支持の場合を示す)。回転軸162を囲う円筒形の上下昇降支持軸164には昇降支持アーム163が片持に備えられる。これらのチャンバー内部材は、透明な石英ガラスの下部覆い158及び上部窓150により視認可能に収納される。これらの覆い158及び窓150は、それぞれベースフレーム156及び蓋フレーム152によって気密的に支持される。ベースフレーム156と本体フレーム154の間には、キャリアガス及び原料ガスをチャンバー内に流出させる開口168と、チャンバーからの混合ガスを排出する開口170とが形成される。下方には、ハロゲンランプ16が、放射状に配列され、回転対称となる内側ランプ環及び外側ランプ環からなる二重加熱ヒータを構成する。この内側ランプ環及び外側ランプ環の間には、これらを隔離するようにリフレクター19aが円筒形状で備えられる。また、外側ランプ環の外側にも同様なリフレクター19bが囲むように円筒形状で備えられる。内側ランプ環の更に内側には、上述の上下昇降支持軸164を覆うように上部にテーパー部を持つ円筒形状で備えられたリフレクター20が配置される。これにより、軸部への放射熱が遮断される。これらのハロゲンランプ16の下側(底部)にも、板状のリフレクター18が備えられ、放射熱の有効利用が図られている。
上部窓150の上方には、覆い190で全体が覆われた中に、ハロゲンランプ16が同様に放射状に配置されて、回転対称となる二重のランプ環を形成する。ハロゲンランプ16からの直接の放射熱は、上部窓150を通して、シリコンウェーハ12に照射される。覆い190の上部であって、シリコンウェーハ12の中央部の真上の位置に放射熱温度計200が設けられ、矢印202に示すように、シリコンウェーハ12の中央部の温度を計測する。一方、サセプター14の中央部は、放射熱等の光の通り道となる開口を内部に設ける管211が回転軸162の上方に備えられ、図示しない放射熱温度計によりサセプター14の中央部の温度が計測される。
図10に示すような装置においては、各部材の配置及びその表面状態が、ほぼ一定に保たれるので、シリコンウェーハ12及びサセプター14の放熱特性は、ほぼ一定となる。従って、約1000℃という比較的高温からの放冷においては、かなりの熱が放射によりシリコンウェーハ12及びサセプター14から放出されると考えられるが、その割合は比較的一定であり、装置毎に実験に基づく放冷特性を予め求めておけば、シリコンウェーハ12及びサセプター14の接触部での温度差を小さく保ったまま冷却することができる。そして、そのモニターは、シリコンウェーハ12の中央部の温度測定で求めた温度を、種々の関係式等で換算することにより、各種の温度モニター及びヒータ制御が可能である。
エピタキシャルウェーハ製造装置の概略図である。 温度のモニタリングを外周部にも追加したエピタキシャルウェーハ製造装置の概略図である。 エピタキシャルウェーハ中央部におけるエピタキシャルウェーハ及びそれに相当する位置のサセプターの温度の時間変化を示すグラフである。 エピタキシャルウェーハ外周部におけるエピタキシャルウェーハ及びそれに相当する位置のサセプターの温度の時間変化を示すグラフである。 エピタキシャルウェーハ外周部におけるエピタキシャルウェーハ及びそれに相当する位置のサセプターの温度差と歪の関係を示すグラフである。 エピタキシャルウェーハ外周部におけるエピタキシャルウェーハ及びそれに相当する位置のサセプターの温度の差を小さくするようにヒータ制御を行ったときの両温度の時間変化を示すグラフである。 エピタキシャルウェーハ外周部におけるエピタキシャルウェーハ及びそれに相当する位置のサセプターの温度差を30℃とした場合、冷却工程を開始するときの温度と歪との関係を示すグラフである。 エピタキシャルウェーハ中央部におけるエピタキシャルウェーハ及びそれに相当する位置のサセプターの温度差と歪の関係を示すグラフである。 熱容量を低減させたサセプターの概略断面図である。 エピタキシャルウェーハ製造装置のより詳しい概略図である。
符号の説明
10、100 エピタキシャルウェーハ製造装置
12 シリコンウェーハ
12a サセプターとの接触部
14、140 サセプター
14a シリコンウェーハとの接触部
16 ハロゲンランプ
18、19a、19b、20 リフレクター
151 チャンバー
200、210、220、230 放射熱温度計

Claims (6)

  1. 実質的に水平状態に配されるサセプターに載置されたシリコンウェーハ基板の主表面にエピタキシャル層を成長させるエピタキシャルウェーハの製造方法において、
    前記エピタキシャル層の成長工程と、
    前記エピタキシャル層を備えるエピタキシャルウェーハを冷却する冷却工程と、を含み、
    前記冷却工程は、
    該エピタキシャルウェーハの外周部の温度を計測する工程と、
    前記サセプターの温度を計測する工程と、
    計測された前記外周部の温度と前記サセプターの温度との差が所定の範囲内となるように、少なくとも前記サセプター又は前記エピタキシャルウェーハを加熱できるヒータを制御する工程と、を含むことを特徴とするエピタキシャルウェーハの製造方法。
  2. 実質的に水平状態に配されるサセプターに載置されたシリコンウェーハ基板の主表面にエピタキシャル層を成長させるエピタキシャルウェーハの製造方法において、
    前記シリコンウェーハ基板の中央部の温度から外周部の温度が得られる予測方法を取得する予備工程と、
    前記シリコンウェーハ基板の主表面に実際にエピタキシャル層を成長させる成層工程と、を含み、
    前記成層工程は、
    前記エピタキシャル層の成長工程と、
    前記エピタキシャル層を備えるエピタキシャルウェーハを冷却する冷却工程と、を含み、
    前記冷却工程は、
    該エピタキシャルウェーハの中央部の温度を計測する工程と、
    前記サセプターの温度を計測する工程と、
    計測された前記中央部の温度から前記予測方法により得られる外周部の温度と前記サセプターの温度との差が所定の範囲内となるように、少なくとも前記サセプター又は前記エピタキシャルウェーハを加熱できるヒータを制御する工程と、を含むことを特徴とするエピタキシャルウェーハの製造方法。
  3. 前記成長工程直後に前記冷却工程を所定の冷却速度以上で行うことを特徴とする請求項1又は2に記載のエピタキシャルウェーハの製造方法。
  4. 前記冷却工程において、前記エピタキシャルウェーハは900℃以上から冷却されることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のエピタキシャルウェーハの製造方法。
  5. 前記ヒータは、前記エピタキシャルウェーハの上方、及び/又は、前記サセプターの下方に配置されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のエピタキシャルウェーハの製造方法。
  6. 前記冷却工程において、少なくとも前記エピタキシャルウェーハの上方又は前記サセプターの下方に配置されているヒータの出力を実質的に切ることを特徴とする請求項5に記載のエピタキシャルウェーハの製造方法。
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