JP2010139161A - 空気調和機および家電製品 - Google Patents

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【課題】製品や機能品が耐用限界に近いことを事前に知らせ、その交換、メンテナンス等を促すとともに、耐用限界を超えて使用されることに対する歯止めを設けて重大事故の発生を未然防止できる空気調和機および家電製品を提供することを目的とする。
【解決手段】空気調和機1および空気調和機1の機能品の稼働時間相当値をカウントし、その積算稼働時間相当値を記憶する記憶部30と、空気調和機1および機能品の積算稼働時間相当値が予め想定されている耐用限界に到達する所定期間前から空気調和機1および機能品の交換案内等を表示する表示部28,32とを備え、空気調和機1および機能品の積算稼働時間相当値が耐用限界に到達した場合には、空気調和機1の運転を強制停止するとともに、積算稼働時間相当値がリセットされるまで空気調和機1の運転再開を禁止する制御部27が設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、空気調和機等の家電製品およびそれに使われている機能品が耐用限界を超えて使用されることが原因となる事故を未然に防止できる空気調和機および家電製品に関するものである。
空気調和機や冷蔵庫、その他の家電製品については、メーカー側が想定している耐用限界(耐用年数)がある。この耐用限界は、一般にメーカー側が保証している保証期間に比べて長く、例えば空気調和機の場合は、メーカー保証期間が10年とされているのに対して、耐用限界は15年程度と想定されている。機能品についても同様であり、例えば圧縮機はメーカー保証期間が20000時間とされているのに対して、耐用限界は22000時間程度と想定されている。
ところで、家電製品の場合は、故障により使用できなくなってしまった場合を除き、メーカー保証期間を過ぎても使われ続けているのが通常であり、メーカー側が想定している耐用限界を超えて使用されているケースも少なくないと推察される。このような場合において、或る日突然、機能品が故障する等によって想定外の大きな事故、例えば空気調和機について言えば、モーターが故障して発火し火災に至る。熱交換器、冷媒配管等が損傷して冷媒漏洩事故に至る。膨張弁等の故障に伴って別の機能品である、例えば圧縮機が故障する。などの事故に繋がるおそれがあった。
こうした中、冷蔵庫や空気調和機等の家電製品において、交換部品や機能部品の使用積算時間を計測し、その時間が当該部品の寿命を想定して予め設定されている時間に達したときに、その部品が寿命であることを表示し、当該部品の交換等を促すようにした技術が提案されている(例えば、特許文献1,2参照)。
特開2002−277015号公報 特開2005−16871号公報
しかしながら、特許文献1,2に示されている技術では、交換部品や機能部品の使用時間が予め設定されている寿命設定時間に到達したときに、それを検知して表示手段により使用者に対して警告することができるだけに過ぎない。このため、予め寿命と設定されている時間に到達することを事前に使用者に知らせることによって、前広に当該部品の交換やメンテナンスを促すことができない。また、警告を看過して使用され続けることに対する歯止めとなるものでもない。従って、メーカー側が想定している耐用限界を超えて使用され続けることが原因となる事故の発生を抑止するための対策にはならないという問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、製品や機能品が耐用限界に近いことを事前に知らせ、その交換、メンテナンス等を促すとともに、耐用限界を超えて使用されることに対する歯止めを設けて重大事故の発生を未然防止できる空気調和機および家電製品を提供することを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明の空気調和機および家電製品は、以下の手段を採用する。
すなわち、本発明にかかる空気調和機は、空気調和機および該空気調和機の機能品の稼働時間相当値をカウントし、その積算稼働時間相当値を記憶する記憶部と、前記空気調和機および前記機能品の前記積算稼働時間相当値が予め想定されている耐用限界に到達する所定期間前から前記空気調和機および前記機能品の交換案内等を表示する表示部とを備え、前記空気調和機および前記機能品の前記積算稼働時間相当値が前記耐用限界に到達した場合には、前記空気調和機の運転を強制停止するとともに、前記積算稼働時間相当値がリセットされるまで前記空気調和機の運転再開を禁止する制御部が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、空気調和機および該空気調和機の機能品の稼働時間相当値をカウントしてその積算稼働時間相当値を記憶部により記憶し、積算稼働時間相当値が予め想定されている耐用限界に到達する所定期間前から空気調和機および機能品の交換案内等を表示部により表示するとともに、空気調和機および機能品の積算稼働時間相当値が耐用限界に到達した場合には、制御部により空気調和機の運転を強制停止し、積算稼働時間相当値がリセットされるまで空気調和機の運転再開を禁止するようにしているので、空気調和機の使用者に対して空気調和機および機能品が予め想定されている耐用限界に近づいていることを前もって知らせ、その交換または更新を促すことができる。また、仮に使用者が事前の知らせを看過して運転を継続しそのまま耐用限界を超えたときには、空気調和機の運転を強制停止しその再開を禁止することにより、機能品等の故障による想定外の事故を防ぐことができる。このため、メーカー側が想定している空気調和機の耐用限界を超えての使用が原因となる事故の発生を未然に防止することが可能となるとともに、使用者側に対してメンテナンス意識の定着化を期すことができる。
また、本発明の空気調和機は、上記の空気調和機において、前記表示部は、前記耐用限界に到達する少なくとも1ケ月前から前記空気調和機および前記機能品の交換案内等の表示を開始し、1日経過毎に残存日数を再表示することを特徴とする。
本発明によれば、表示部によって耐用限界に到達する少なくとも1ケ月以前から前記空気調和機および前記機能品の交換案内等の表示を開始し、1日経過毎に残存日数を再表示するようにしているので、使用者は少なくとも1ケ月の間に耐用限界までの残存日数を考慮しながら、メーカー側に対して空気調和機および機能品の交換、メンテナンス、更新等を依頼する契機とすることができる。従って、これがメンテナンスや機能品の交換等を促進し、ひいては空気調和機の使用期間の更なる延長に繋がる。
また、本発明の空気調和機は、上述のいずれかの空気調和機において、前記表示部は、前記制御部により前記空気調和機の運転が強制停止されたとき、前記耐用限界のオーバーによる強制停止である旨を表示することを特徴とする。
本発明によれば、制御部により空気調和機の運転が強制停止されたとき、耐用限界のオーバーによる強制停止である旨が表示部により表示されるので、使用者は空気調和機の運転停止の原因が耐用限界のオーバーによるものであることを認識することができる。このため、メンテナンスの実施または空気調和機の更新等が不可避となり、耐用限界オーバーによる重大事故の発生を着実に防止することが可能となる。
また、本発明の空気調和機は、上述のいずれかの空気調和機において、前記記憶部は、不揮発性メモリにより構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、積算稼働時間を記憶する記憶部が不揮発性メモリにより構成されているので、電源がオフとされても記録がクリアされることはなく、このため、カウントした積算稼働時間を確実に記録しておくことができる。
また、本発明の空気調和機は、上記の空気調和機において、前記不揮発性メモリは、前記制御部を構成する制御基板に対して着脱自在に設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、不揮発性メモリが制御部を構成する制御基板に対して着脱自在に設けられているので、何らかの要因で制御基板を交換する必要が生じた場合でも、不揮発性メモリを取り外して交換した新たな基板に取り付けることができる。このため、基板交換時までの記録を確実に引き継ぐことができ、所期の機能を維持し続けることができる。
さらに、本発明にかかる家電製品は、家電製品および該家電製品の機能品の稼働時間相当値をカウントし、その積算稼働時間相当値を記憶する記憶部と、前記家電製品および前記機能品の前記積算稼働時間相当値が予め想定されている耐用限界に到達する所定期間前から前記家電製品および前記機能品の交換案内等を表示する表示部とを備え、前記家電製品および前記機能品の前記積算稼働時間相当値が前記耐用限界に到達した場合には、前記家電製品の運転を強制停止するとともに、前記積算稼働時間相当値がリセットされるまで前記家電製品の運転再開を禁止する制御部が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、家電製品および該家電製品の機能品の稼働時間相当値をカウントしてその積算稼働時間相当値を記憶部により記憶し、積算稼働時間相当値が予め想定されている耐用限界に到達する所定期間前から家電製品および機能品の交換案内等を表示部により表示するとともに、家電製品および機能品の積算稼働時間相当値が耐用限界に到達した場合には、制御部によって家電製品の運転を強制停止し、積算稼働時間相当値がリセットされるまで家電製品の運転再開を禁止するようにしているので、家電製品の使用者に対して家電製品および機能品が耐用限界に近づいていることを事前に知らせ、その交換または更新を促すことができる。また、仮に使用者が事前の知らせを看過して運転を継続しそのまま耐用限界を迎えたときには、家電製品の運転を強制停止しその再開を禁止することにより、機能品等の故障による想定外の事故を防ぐことができる。このため、メーカー側が想定している家電製品の耐用限界を超えての使用が原因となる事故の発生を未然に防止することが可能となるとともに、使用者側に対してメンテナンス意識の定着化を期すことができる。
本発明の空気調和機および家電製品によると、空気調和機、家電製品等の使用者側に対して空気調和機、家電製品およびそれらの機能品が耐用限界に近づいていることを事前に知らせ、その交換または更新等を促すことができる。また、仮に使用者が事前の知らせを看過して運転を継続しそのまま耐用限界を超えたときには、空気調和機、家電製品等の運転を強制停止しその再開を禁止することにより、機能品等の故障による想定外の事故を防ぐことができる。従って、メーカー側が想定している空気調和機、家電製品等の耐用限界を超えての使用が原因となる事故の発生を未然に防止することが可能となるとともに、使用者側に対してメンテナンス意識の定着化を期すことができる。
以下に、本発明にかかる実施形態について、図面を参照して説明する。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について、図1ないし図4を用いて説明する。
図1には、天井設置型の空気調和機1の斜視図が示され、図2には、その制御系統のブロック図、図3には、制御フローチャート図が示されている。
空気調和機1は、室内の天井等に設置される室内機2と、屋外の適所に設置され、室内機2に対して冷媒配管4および電気配線5を介して接続される室外機3とにより構成されている。なお、ここでは、1台の室外機3に対して室内機2が1台接続された空気調和機1について説明するが、室内機2が複数台並列に接続されるマルチタイプの空気調和機にも同様に適用できることは云うまでもない。
室外機3には、冷媒圧縮機(コンプレッサ)6、図示省略の四方切換弁や室外側電子膨張弁、室外側熱交換器7、ファンモータを含む室外側ファン8、室外コントロールボックス9等の機器が配設されている。この室外機3は、室内機2内に設けられる後述の室内側熱交換器18や室内側電子膨張弁(図示省略)等と共に冷凍サイクルを構成し、室内機2に供給する冷媒の調整機能を担うものである。
室内機2は、下部が開放されている四方形状のキャビネット10と、このキャビネット10の下部に装備されている四方形状の天井パネル11とを備えている。キャビネット10内の下方部には、空気吸い込み口12と、その周りに設けられるベルマウス13とが一体形成されるとともに、風路15の一部を形成するドレンパン14が設けられている吸込みパネル16が設置されている。また、キャビネット10の天板側には、図示省略のファンモータにより回転駆動されるターボファン等からなる室内側ファン17が設置され、該室内側ファン17を取り囲むように四角形状に曲げ形成された構成の室内側熱交換器18が図示省略のブラケットを介して天板側に固定設置されている。
天井パネル11には、その四辺に四方向に空調風を吹き出す長方形状の空気吹き出し口19が風路15と連通するように設けられるとともに、中央部に室内空気を吸い込むための開口20が設けられている。開口20には、内面側にエアフィルタ(図示省略)が設置されている吸い込みグリル21が、図1に示されるように、ワイヤ22等を介して昇降自在に装備されている。また、各空気吹き出し口19には、該空気吹き出し口19から吹き出される空調風の風向を調整するための風向調整ルーバ23が、ステッピングモータ等によって個別にスイング可能に設置されている。
これによって、室内機2では、天井パネル11の吸い込みグリル21からエアフィルタを通して吸い込まれた室内空気が、空気吸い込み口12よりベルマウス13を介して室内側ファン17に導入され、さらに室内側ファン17によって昇圧された後、放射方向に吹き出されて室内側ファン17の周りに配設されている室内側熱交換器18に流通されるようになっている。室内側熱交換器18において冷媒と熱交換され、冷却または加熱された空気は、キャビネット10の内面とドレンパン14の外周面とで形成される風路15へと流出された後、風路15と連通されている空気吹き出し口19を経て風向調整ルーバ23により調整された方向に向け室内へと吹き出されるように構成されている。
空気調和機1は、リモコン24により操作されるようになっている。リモコン24としては、ワイヤードリモコンの例が図示されているが、ワイヤレスリモコンであってもよいことはもちろんである。空気調和機1は、図2に示されるように、室内機2の制御部(図示省略)と、室外機3の制御部27およびリモコン24とがそれぞれ通信線25,26を介して接続されている。
室外機3側の制御部(制御基板)27には、リセット操作、警告等の表示を行う表示部28と、リセット操作を行うリセット操作部29と、空気調和機1およびそれに使用されている機能品の予め想定されている耐用限界(耐用年数)を記憶するとともに、それらの稼働時間を定義されたカウント方法に従ってカウントし、その積算稼働時間を記憶する記憶部(不揮発性メモリ)30と、予め想定されている空気調和機1および機能品の耐用限界と積算稼働時間とを比較演算し、耐用限界に近いことや耐用限界を超えたことの警告表示や運転の強制停止等を指令する演算部31と、が設けられている。また、リモコン24側には、警告等の表示を行う表示部32と、警告表示等を消去するための操作部33とが設けられている。
記憶部(不揮発性メモリ)30によって記憶される積算稼働時間相当値のカウント方法は、例えば図4に示されるように、空気調和機1全体としては通電時間をカウントし、また、機能品である冷媒圧縮機(コンプレッサ)6については圧縮機ON時間、室外側ファン8あるいは室内側ファン17についてはファンモータON時間、室外側および室内側電子膨張弁(EEV)については基準位置出し増し締め総パルス数、電磁弁についてはOFF状態からのON回数を各々カウントするようにしている。
記憶部30による積算稼働時間相当値の記憶は、電源がOFFされた場合でも記録データがクリアされないように、不揮発性メモリ(EEPROM等)により記録されるようになっている。この記録データは、制御基板が交換された時にも引き継げるように、不揮発性メモリが制御基板に対して着脱自在に設置され、交換された新しい制御基板に対して移設できるようにされている。なお、制御基板の補用品については、メモリが外されたものとしておき、メモリが取り付けられないと運転ができないようにしておくとよい。
また、耐用限界の判定を行うための限界判定値としては、通常メーカーが保証している期間(年、時間)や回数、パルス数に対して、例えば10%増し程度の期間や回数等が設定されている。本実施形態では、例えば、空気調和機1全体の通電時間は15年、冷媒圧縮機(コンプレッサ)ON時間は22000時間、ファンモータON時間は22000時間、電子膨張弁(EEV)の増し締め総パルス数は550万パルス、電磁弁のOFF状態からのON回数は22万回というように設定されている。
制御部27は、図3に示される制御フローチャートに従って、空気調和機1および上記の各機能品が耐用限界(耐用年数)に達する所定期間前から交換案内等を警告表示するとともに、耐用限界に到達した場合には、空気調和機1の運転を強制停止し、積算稼働時間相当値がリセットされるまで空気調和機1の運転再開を禁止するように構成されている。
つまり、制御部27は、電源がONされると、ステップS1において、記憶部30から各機能品等の積算稼働時間相当値が読み込み可能か否かを判定し、「NO」(記録データ読み込み不能)と判定された場合には、ステップS2に移行して表示部28,32等に警告を表示するとともに、空気調和機1の運転を禁止する。一方、ステップS1において「YES」と判定された場合は、ステップS3に移行し、積算稼働時間相当値のカウントアップが実行されるようになっている。
積算稼働時間相当値のカウントアップが実行されている間、ステップS4では、「積算稼働時間相当値≧耐用限界−X日相当(X=1〜30)か」否かが判定されるようになっている。この警告判定は、理解し易いように以下のとおり通電時間に換算して行われ、換算通電時間で耐用限界判定の1ケ月前(30日前)から警告表示されるようになっている。
通電時間/稼働時間積算値×(耐用限界判定−稼働時間積算値)=30日 警告判定
通電時間/稼働時間積算値×(耐用限界判定−稼働時間積算値)=29日 再警告判定
なお、この警告表示は、操作部33の操作により消去可能とされているが、上記の如く1日毎に再表示されるようにしている。
ステップS4で「YES」と判定されると、ステップS5に移行され、例えば「耐用限界までX日」等の警告表示が表示部28,32により表示される。この警告表示は、音声等を伴うものであってもよいことはもちろんである。また、この警告表示は、ステップS6において、操作部33により消去操作が実施されているか否かが判定され、「YES」のときは、ステップS7に移行して警告表示が消去されるとともに、「NO」のときは、ステップS5に戻り警告表示が継続されるようになっている。
ステップS4で「NO」と判定された場合、ステップS8に移行され、「積算稼働時間相当値≧耐用限界か」否かが判定される。ここで、「NO」と判定された場合には、ステップS3に戻り以下同様の動作を繰り返す。一方、「YES」と判定された場合には、ステップS9に移行され、表示部28,32に対して「耐用限界のため、運転停止」等の警告表示が実施されるとともに、空気調和機1の運転が強制停止されるようになっている。
ステップS9において、警告表示および空気調和機1の運転停止が実行されると、ステップS10に移行される。ステップS10では、積算稼働時間相当値のリセットが実施されたか否かが判定され、「NO」の場合には、そのまま運転停止状態が維持され、リセット操作部29の操作により積算稼働時間相当値がリセットされるまでは、空気調和機1の運転再開が禁止されるようになっている。また、ステップS10において、積算稼働時間相当値のリセットが実施され、「YES」と判定されると、ステップS11に移行される。ここでは、積算稼働時間相当値の0リセットと、記憶部(不揮発性メモリ)30への積算稼働時間相当値リセット回数+1の記録とが実行され、その後ステップS3に戻されるようになっている。
なお、空気調和機1を運転再開のための積算稼働時間相当値のリセット方法は、事故を未然防止するという観点から使用者側には知らせず、使用者側が勝手にリセットして空気調和機1の運転を再開できないようにし、サービスマンが必要な点検を実施した後、リセットできるようにしておくことが望ましい。また、操作履歴の記録の観点からリセット回数の記録値はリセット不可としておくことが望ましい。
以上に説明の構成により、本実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。
空気調和機1が長期間にわたって使用され続け、メーカー保証期間を経過すると、その後にメーカー側が耐用限界と想定している期間に近づくことになる。これまでは、特段の異常が発生していなければそのまま使われ続けているケースが多いと推察されるが、耐用限界を超えていることから、以降の使用において、故障や事故等の可能性が大きくなることは避けられない。
本実施形態では、空気調和機1および空気調和機1において使用されている圧縮機6等の機能品の稼働時間相当値をカウントしてその積算稼働時間相当値を記憶部((不揮発性メモリ)30により記憶し、それらの積算稼働時間相当値がメーカー側において予め想定されている耐用限界の所定期間前(例えば、1ケ月または30日)になると、制御部27が「積算稼働時間相当値≧耐用限界−X日相当(X=1〜30)か」否かを判定し、表示部28,32等に対して「耐用限界までX日」等の警告表示を行い、それを1日経過毎に耐用限界までの残存日数を再表示して、繰り返し表示するようにしている。
これによって、使用者は、耐用限界に達するまでの1ケ月または30日の期間内に、メーカー側に対して空気調和機1およびその機能品の交換、メンテナンス、更新等の必要な処置を依頼することができる。仮に、この期間内に上記の部品交換、メンテナンス、更新等が実施されないまま、耐用限界に到達した場合、制御部27は、表示部28,32に対して「耐用限界のため、運転停止」等の警告表示をメッセージするとともに、空気調和機1の運転を強制停止し、リセット操作部29によって積算稼働時間相当値がリセットされるまでの間、空気調和機1の運転再開が禁止されるようになる。
上記の積算稼働時間相当値のリセットは、使用者が勝手に実施できないようにされているため、「耐用限界のため、運転停止」等のメッセージ付きで運転が強制停止された場合には、サービスマンを呼んで必要な点検を実施する以外に運転再開の途はなく、この段階において強制的とはいえ点検が実施されることによって、空気調和機1の使用期間を更に延長することが可能となる。
このように、本実施形態によれば、空気調和機1の使用者に対して空気調和機1およびその機能品が耐用限界(耐用年数)に近づいていることを前もって知らせることができるため、それらのメンテナンス、交換または更新等を促すことができる。また、仮に使用者が事前の知らせを看過して運転を継続しそのまま耐用限界を超えたときには、空気調和機1の運転を強制的に停止しその再開を禁止するようにしているため、機能品等の故障による想定外の事故を防ぐことができる。従って、メーカー側が想定している空気調和機1の耐用限界を超えての使用が原因となる想定外の事故の発生を未然に防止することが可能となると同時に、使用者側に対してメンテナンス意識の定着化を期すことができる。
さらに、制御部27により空気調和機1の運転が強制停止されたとき、耐用限界オーバーによる強制停止である旨のメッセージが表示部28,32等に表示されるので、使用者は空気調和機の運転停止の原因が「耐用限界のため、運転停止」であることを認識することができる。これによって、部品交換やメンテナンスの実施または空気調和機1の更新が不可避となるため、耐用限界(耐用年数)オーバーによる重大事故の発生を着実に防止することが可能となる。
また、空気調和機1やその機能品の稼働時間相当値をカウントし、その積算稼働時間相当値を記憶する記憶部31が、不揮発性メモリにより構成されているため、電源がオフとされても記録がクリアされることはなく、従って、カウントした積算稼働時間相当値を確実に記録しておくことができる。更に、この記憶部31を構成する不揮発性メモリが、制御部27を構成している制御基板に対して着脱自在に設けられているので、何らかの要因で制御基板を交換する必要が生じた場合でも、不揮発性メモリを取り外して交換した新たな基板に取り付けることができる。このため、基板交換時までの記録を引き継ぐことによって、所期の機能を維持し続けることができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について、説明する。
上記した第1実施形態では、本発明を空気調和機に適用した形態について、詳細に説明したが、本発明は、空気調和機に限らず、他の家電製品に対しても広く適用することができる。例えば、冷蔵庫については、空気調和機と同様に冷凍サイクルを備え、圧縮機やファンモータ等の機能品が搭載されており、その耐用限界も略類似している。従って、第1実施形態における空気調和機1を冷蔵庫と置き換えることにより、そのまま適用することができる。なお、冷蔵庫では一般にリモコンを使わないため、第1実施形態においてリモコン24に設けていた表示部32や操作部33等については、冷蔵庫のドアにおける表面等に設ければよい。
同様に、空気調和機、冷蔵庫以外にも、一般の家庭で広く使用されているテレビ、各種レコーダー、洗濯機、扇風機等々の家電製品全般に対して、本発明が広範に適用できることは明らかであり、これらに適用しても第1実施形態と略同等の作用効果を得ることができる。
なお、本発明は、上記実施形態にかかる発明に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、適宜変形が可能である。例えば、上記実施形態では、天井設置型空気調和機1の例について説明したが、床置き型や壁掛け型等、他の型式の空気調和機にも同様に適用できることはもちろんである。また、ビルの空調等に用いるマルチタイプの空気調和機では、個々のリモコンに限らず、集中コントローラー側にも表示部32や操作部33を設けてもよい。
さらに、空気調和機等を遠隔監視するシステムを有している場合には、故障等の製品サポートを行っているサービスセンター側に上記した耐用限界に関する情報を通信し、サービスセンター側でその情報を把握できるようにすることにより、メーカー側から使用者に対して積極的にメンテナンス、部品交換または更新等を働きかけるサービスを提供することができるようになる。
本発明の第1実施形態に係る空気調和機の斜視図である。 図1に示す空気調和機の制御系統のブロック図である。 図2に示す制御系統ブロックによる制御フローチャート図である。 図1に示す空気調和機およびその機能品の稼働時間相当値のカウント方法と耐用限界判定の例を纏めた図である。
符号の説明
1 空気調和機
6 冷媒圧縮機(コンプレッサ)
8 室外側ファン
17 室内側ファン
27 制御部(制御基板)
28 表示部
29 リセット操作部
30 記憶部(不揮発性メモリ)
31 演算部
32 表示部
33 操作部

Claims (6)

  1. 空気調和機および該空気調和機の機能品の稼働時間相当値をカウントし、その積算稼働時間相当値を記憶する記憶部と、前記空気調和機および前記機能品の前記積算稼働時間相当値が予め想定されている耐用限界に到達する所定期間前から前記空気調和機および前記機能品の交換案内等を表示する表示部とを備え、前記空気調和機および前記機能品の前記積算稼働時間相当値が前記耐用限界に到達した場合には、前記空気調和機の運転を強制停止するとともに、前記積算稼働時間相当値がリセットされるまで前記空気調和機の運転再開を禁止する制御部が設けられていることを特徴とする空気調和機。
  2. 前記表示部は、前記耐用限界に到達する少なくとも1ケ月前から前記空気調和機および前記機能品の交換案内等の表示を開始し、1日経過毎に残存日数を再表示することを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  3. 前記表示部は、前記制御部により前記空気調和機の運転が強制停止されたとき、前記耐用限界のオーバーによる強制停止である旨を表示することを特徴とする請求項1または2に記載の空気調和機。
  4. 前記記憶部は、不揮発性メモリにより構成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の空気調和機。
  5. 前記不揮発性メモリは、前記制御部を構成する制御基板に対して着脱自在に設けられていることを特徴とする請求項4に記載の空気調和機。
  6. 家電製品および該家電製品の機能品の稼働時間相当値をカウントし、その積算稼働時間相当値を記憶する記憶部と、前記家電製品および前記機能品の前記積算稼働時間相当値が予め想定されている耐用限界に到達する所定期間前から前記家電製品および前記機能品の交換案内等を表示する表示部とを備え、前記家電製品および前記機能品の前記積算稼働時間相当値が前記耐用限界に到達した場合には、前記家電製品の運転を強制停止するとともに、前記積算稼働時間相当値がリセットされるまで前記家電製品の運転再開を禁止する制御部が設けられていることを特徴とする家電製品。
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