JP5222001B2 - 空気調和機の制御装置 - Google Patents
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Description
本発明は、室外機および該室外機に接続された少なくとも1台の室内機を制御する空気調和機の制御装置であって、前記室内機および前記室外機以外の異なる外部機器に出力する制御信号および異なる前記外部機器から入力される制御信号を複数種記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された複数種の制御信号の中から、異なる前記外部機器との連動運転を行うために必要な制御信号を外部出力信号または外部入力信号として選択的に設定する設定部と、前記設定部により設定された前記外部出力信号を前記外部機器に出力するとともに、前記設定部により設定された前記外部入力信号を前記外部機器から入力する外部入出力部と、前記外部入出力部に入力した前記外部入力信号に基づいて前記室内機および前記室外機を制御する制御部とを備える空気調和機の制御装置を採用する。
表示部に外部出力信号または外部入力信号の種類を表示することで、外部出力信号または外部入力信号の設定作業を容易にするとともに、適正な設定が行われていることをユーザが確認することができる。表示部としては、例えば、7セグメントの表示器を採用することで、外部出力信号または外部入力信号の種類を表示することができる。
外部出力信号を運転出力信号および異常出力信号の少なくとも一方とすることで、空気調和機の遠隔監視や外部機器との連動運転が可能となる。
外部入力信号を「外部運転入力」信号、「デマンド入力」信号、「冷暖強制入力」信号、「静音モード入力」信号とすることで、それぞれ、外部機器との連動停止、電力のピークカット、運転モードの冷房/暖房の優先設定、静音運転が可能となる。
図1は、本実施形態に係る空調システム1の機能を展開して示したブロック図である。
図1に示すように、空調システム1は、空気調和機2と、空気調和機2の外部に設けられた外部機器9(例えば、加湿器等)とから構成されている。
空気調和機2は、室外機3と、室外機3に接続された室内機5と、室外機3の内部に設けられ、室外機3および室内機5を制御する制御装置7を備えている。
設定部13は、記憶部11に記憶された複数種の制御信号の中から、外部機器9との連動運転を行うために必要な制御信号を外部出力信号または外部入力信号として設定するようになっている。
制御部17は、外部入出力部15により入力される外部入力信号に基づいて室内機5および室外機3を制御するようになっている。
表示部19は、設定部13により設定された外部出力信号または外部入力信号の種類を表示するようになっており、例えば、7セグメントの表示器を採用することとしてもよい。
まず、ユーザが設定部13を操作することにより、外部入出力設定モードが選択され、表示部19に外部入出力モードの表示が行なわれる。
図2に示す外部出力信号は、室外機3の運転状態に連動して外部機器9を動作させるために出力する制御信号であり、いずれかの信号が有効となった場合に外部出力用リレーをONとする。
図3に示す外部入力信号は、外部機器9の状態に連動して室外機3を動作させるため入力される制御信号であり、制御回路を短絡または開放させることにより室外機3を制御する。具体的には、外部入力信号として、「外部運転入力」を設定した場合、図4に示すように、外部入力信号がON(短絡)している状態において、リモコンを操作(PUSH)することによりエアコン(空気調和機)を運転させる事を許可させ、再びリモコンを操作することによりエアコンを停止させる(通常運転)。また、外部入力信号がOFF(開放)することによりエアコンを強制停止させる。
なお、上記制御において、図5に示すように、パルス入力により外部入力信号のON(短絡)およびOFF(開放)を行うこととしてもよい。この場合のパルス幅は、例えば、500msecとする。
冷暖選択方式のマルチ型空気調和機では、複数の室内機からの運転モード要求に対して先押し優先方式を採用することが一般的である。一方、ホテル等に設置される場合には、先押し優先方式では不都合が生じるため、管理者側が運転モードを事前に決定し、利用者が決定された運転モードでのみ運転可能とする必要がある。この要求に応えるために室外機に直接運転可能なモードを設定し、そのモードでのみ運転可能とし、運転可能モード以外は冷暖アンマッチとして処理する。
また、制御機器単独で設定する事ができ、室内機5、室外機3、リモコン等の通信線設置や冷媒配管の設置等が完了していなくても、設定可能である。
また、外部入力信号を「外部運転入力」信号、「デマンド入力」信号、「冷暖強制入力」信号、「静音モード入力」信号とすることで、それぞれ、外部機器との連動運転、電力のピークカット、運転モードの冷房/暖房の優先設定、静音運転が可能となる。
例えば、上述の実施形態において外部入力信号に基づいて室外機3のみを制御することとして説明したが、室内機5のみを制御してもよいし、室外機3と室内機5の両方を制御することとしてもよい。
また、制御装置7を室外機3の内部に設けることとして説明したが、室内機5の内部に設けてもよく、室外機3と室内機5の外部に設けることとしてもよい。また、室外機3と室内機5のそれぞれについて制御装置を設けることとしてもよい。
また、外部出力信号および外部入力信号をデフォルトとして設定しておき、設定部13での操作により後で変更できるようにしてもよい。
2 空気調和機
3 室外機
5 室内機
7 制御装置
9 外部機器
11 記憶部
13 設定部
15 外部入出力部
17 制御部
19 表示部
Claims (4)
- 室外機および該室外機に接続された少なくとも1台の室内機を制御する空気調和機の制御装置であって、
前記室内機および前記室外機以外の異なる外部機器に出力する制御信号および異なる前記外部機器から入力される制御信号を複数種記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶された複数種の制御信号の中から、異なる前記外部機器との連動運転を行うために必要な制御信号を外部出力信号または外部入力信号として選択的に設定する設定部と、
前記設定部により設定された前記外部出力信号を前記外部機器に出力するとともに、前記設定部により設定された前記外部入力信号を前記外部機器から入力する外部入出力部と、
前記外部入出力部に入力した前記外部入力信号に基づいて前記室内機および前記室外機を制御する制御部と
を備える空気調和機の制御装置。 - 前記外部出力信号または前記外部入力信号の種類を表示する表示部を備える請求項1に記載の空気調和機の制御装置。
- 前記外部出力信号は、前記空気調和機が運転中であることを示す運転出力信号および前記空気調和機が異常を検出したことを示す異常出力信号の少なくとも一方である請求項1または請求項2に記載の空気調和機の制御装置。
- 前記外部入力信号は、前記外部機器から、運転の許可/禁止を切換える「外部運転入力」信号、前記空気調和機の運転能力を制御する「デマンド入力」信号、前記空気調和機の運転モードを設定する「冷暖強制入力」信号、および前記空気調和機の騒音を低下させる「静音モード入力」信号の少なくとも一つである請求項1から請求項3のいずれかに記載の空気調和機の制御装置。
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