JP2010139137A - 燃焼器 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃焼ガスの熱によって混合気を加熱する小型化可能な燃焼器において、混合気の自着火を防止すると共に燃焼器の設計自由度を向上させる。
【解決手段】燃料G1の流路であると共に自らの外部に燃料G1を噴出可能な燃料流路10と、空気G2の流路であると共に自らの外部に空気G2を噴出可能な空気流路20と、燃料G1と空気G2とが混合された混合気を燃焼させる燃焼領域Rを有すると共に該燃焼によって生じた燃焼ガスの排気流路となる排気ガス流路30とを備え、燃焼ガスの熱によって燃料流路10内部の燃料G1及び空気流路20内部の空気G2を加熱すると共に、燃料流路10から噴出される燃料G1と空気流路20から噴出される空気G2とを排気ガス流路30にて混合して混合気とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、燃料と酸化剤とが混合された混合気を燃焼させると共に当該燃焼によって生じた燃焼ガスの熱によって混合気を加熱する小型化可能な燃焼器に関するものである。
従来から、小型化が可能な燃焼器として、第1配管から消炎距離以下の開口部を介して噴出された燃焼用ガス(燃料と酸化剤とが混合された混合気)を第2配管内部の燃焼領域にて燃焼させる燃焼器が知られている。
このような燃焼器によれば、消炎距離以下とされた開口部によって第1配管に火炎が伝播することが防止され、かつ、適度な燃焼用ガスの供給を行うことによって第2配管内部の極めて狭い燃焼領域にて燃焼用ガスを安定して燃焼させることができる。
このような燃焼器としては、燃焼用ガスのより安定した燃焼、燃焼器のさらなる小型化、及び、エネルギ効率の向上を目的として、燃焼用ガスの燃焼によって生じた燃焼ガスの熱を燃焼用ガスに伝熱して燃焼用ガスを燃焼前に加熱する燃焼器が提案されている。
特開2004−156862号公報
しかしながら、燃焼用ガスは、上述のように燃料と酸化剤とが予め混合されたものであるため、自着火温度以上に加熱されると自然発火する。このため、燃焼ガスの熱を燃焼用ガスに伝熱する燃焼器においては、燃焼ガスから燃焼用ガスに伝熱される熱を制限するために、熱交換経路の距離が制限されたり、熱交換経路の材質が制限されたり、さらには燃焼エネルギの制限等が生じ、燃焼器の設計自由度が低減する。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、燃焼ガスの熱によって混合気を加熱する小型化可能な燃焼器において、混合気の自着火を防止すると共に燃焼器の設計自由度を向上させることを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するための手段として、以下の構成を採用する。
第1の発明は、燃料の流路であると共に自らの外部に上記燃料を噴出可能な燃料流路と、酸化剤の流路であると共に自らの外部に上記酸化剤を噴出可能な酸化剤流路と、上記燃料と上記酸化剤とが混合された混合気を燃焼させる燃焼領域を有すると共に該燃焼によって生じた燃焼ガスの排気流路となる排気ガス流路とを備え、上記燃焼ガスの熱によって上記燃料流路内部の上記燃料及び上記酸化剤流路内部の上記酸化剤の少なくともいずれかを加熱すると共に、上記燃料流路から噴出される上記燃料と上記酸化剤流路から噴出される酸化剤とを上記排気ガス流路にて混合して上記混合気とするという構成を採用する。
第2の発明は、上記第1の発明において、一端が閉塞端とされた第1配管と、該第1配管を囲うと共に上記第1配管の閉塞端側の一端が閉塞端とされる第2配管と、該第2配管を囲うと共に上記第1配管の閉塞端側の一端が閉塞端とされる第3配管とを備え、上記第1配管の内部が上記燃料流路及び上記酸化剤流路の一方とされ、上記第1配管と上記第2配管との間の空間が上記燃料流路及び上記酸化剤流路の他方とされ、上記第2配管と上記第3配管との間の空間が上記排気ガス流路とされているという構成を採用する。
第3の発明は、上記第2の発明において、上記第1配管が噴出孔を備え、上記第2配管が上記第1配管の上記噴出孔に対して貫通方向において重ねて形成される噴出孔を備えるという構成を採用する。
第4の発明は、上記第3の発明において、上記第2配管の上記噴出孔の開口面積が、上記第1配管の上記噴出孔の開口面積よりも広いという構成を採用する。
第5の発明は、上記第3の発明において、上記第1配管の上記閉塞端が上記第2配管の上記閉塞端に接合され、上記第1配管の上記噴出孔と上記第2配管の上記噴出孔との位置関係がずれないように上記第1配管の熱伸縮を吸収する吸収手段を備えるという構成を採用する。
第6の発明は、上記第2の発明において、上記第1配管の上記閉塞端が上記第2配管の上記閉塞端より上記第3配管の上記閉塞端側に位置するように上記第1配管が上記第2配管から突出され、上記第1配管及び上記第2配管が噴出孔を備え、上記第1配管の上記噴出孔が上記第2配管の上記閉塞端よりも上記第1配管の上記閉塞端側に形成されているという構成を採用する。
第7の発明は、上記第6の発明において、上記第1配管の周面と上記第2配管の上記閉塞端との境界領域に少なくとも離散的に隙間が形成されているという構成を採用する。
本発明によれば、燃料の流路であると共に燃料を噴出可能な燃料流路と、酸化剤の流路であると共に酸化剤を噴出可能な酸化剤流路とが別体に設けられており、燃料流路から噴出された燃料と酸化剤流路から噴出された酸化剤とが、燃焼領域を備える排気ガス流路にて混合される。また、燃焼ガスの熱によって、混合される前の燃料あるいは酸化剤が加熱される。
そして、本発明によれば、燃料流路及び酸化剤流路において混合気が存在しないため、燃料流路及び酸化剤流路において混合気が自着火するという現象は起こりえない。また、燃料あるいは酸化剤は、通常、混合されない限りは自着火しない。このため、燃料流路及び酸化剤流路において火炎が形成されることがない。
したがって、燃焼ガスから燃料及び酸化剤への熱の多少に関わらず、燃焼領域を備える排気ガス流路以外での燃焼が生じることを防止することができ、混合気の自着火を防止することができる。このため、熱交換経路の距離が制限されたり、熱交換経路の材質が制限されたり、さらには燃焼エネルギの制限等が生じない。
よって、本発明によれば、燃焼ガスの熱によって混合気を加熱する小型化可能な燃焼器において、混合気の自着火を防止すると共に燃焼器の設計自由度を向上させることが可能となる。
以下、図面を参照して、本発明に係る燃焼器の一実施形態について説明する。
なお、以下の図面において、各部材を認識可能な大きさとするために、各部材の縮尺を適宜変更している。
(第1実施形態)
図1及び図2は、本実施形態の燃焼器100の概略構成を模式的に示した図であり、図1が斜視図、図2が断面図である。
これらの図に示すように、本実施形態の燃焼器100は、同心円状に配置された第1配管1と、第2配管2と、第3配管3とを備えた、いわゆる三重管構造を有している。
第1配管1は、一端が閉塞端1aとされた円筒形状を有しており、耐熱性を有する金属材料によって形成されている。
そして、当該第1配管1の閉塞端1a近傍の周面には複数の貫通孔が形成されており、当該貫通孔は、第1配管1内部の流体を第1配管1の外部に噴出する噴出孔1bとされている。
第2配管2は、第1配管1を囲うと共に第1配管1の閉塞端1a側の一端が閉塞端2aとされた円筒形状を有しており、第1配管1と同様に耐熱性を有する金属材料によって形成されている。なお、第2配管2の閉塞端2aと第1配管1の閉塞端1aとは離間して配置されている。
そして、当該第2配管2の閉塞端2a近傍の周面には複数の貫通孔が形成されており、当該貫通孔は、第2配管2内部の流体を第2配管2の外部に噴出する噴出孔2bとされている。
また、第2配管2の噴出孔2bは、第1配管1の噴出孔1bに対して貫通方向において重なるように形成されており、第1配管1の噴出孔1bと同数設けられている。さらに、本実施形態において第2配管2の噴出孔2bの開口面積は、第1配管1の噴出孔1bの開口面積よりも広く設定されている。
第3配管3は、第2配管2を囲うと共に第2配管2の閉塞端2a側の一端が閉塞端3aとされた円筒形状を有しており、第1配管1及び第2配管2と同様に耐熱性を有する金属材料によって形成されている。なお、第3配管3の閉塞端3aと第2配管2の閉塞端2aとは離間して配置されている。
そして、本実施形態の燃焼器100においては、第1配管1の内部が、燃料G1の流路であると共に自らの外部に燃料G1を噴出可能な燃料流路10とされている。
この燃料流路10は、閉塞端1aと反対側から第1配管1の内部に供給された燃料G1を閉塞端1a側に導くと共に噴出孔1bを介して燃料を自らの外部に噴出する。
なお、燃料G1としては、例えばメタンガスやプロパンガス等を用いることができる。
また、本実施形態の燃焼器100においては、第1配管1と第2配管2との間の空間が、空気G2(酸化剤)の流路であると共に自らの外部に空気G2を噴出可能な空気流路20(酸化剤流路)とされている。
この空気流路20は、閉塞端2aと反対側から第1配管1と第2配管2との間に供給された空気G2を閉塞端2a側に導くと共に噴出孔2bを介して空気G2を自らの外部に噴出する。
また、本実施形態の燃焼器100においては、第2配管2と第3配管3との間の空間が、燃料G1と空気G2とが混合された混合気を燃焼させる燃焼領域Rを有すると共に当該燃焼によって生じた燃焼ガスG3の排気流路となる排気ガス流路30とされている。
この排気ガス流路30は、燃焼領域Rで混合気が燃焼されることによって生じた燃焼ガスG3を閉塞端3aと反対側に導いて自らの外部に排出する。
次に、このように構成された本実施形態の燃焼器100の動作について説明する。
なお、以下の説明においては、不図示の着火装置によって既に混合気への着火が行われ、排気ガス流路30内の燃焼領域Rにおいて混合気が燃焼されている状態であるものとして説明する。
燃焼領域Rにて混合気が燃焼されていると、混合気の燃焼によって生じた高温の燃焼ガスG3が排気ガス流路30を閉塞端3aと反対側に導かれる。
この際、燃焼ガスG3の熱が第2配管2を介して空気流路20を流れる空気G2に伝熱されることによって空気G2を加熱し、さらには第1配管1を介して燃料流路10を流れる燃料G1に伝熱されることによって燃料G1を加熱する。中でも、燃焼ガスG3と第2配管2のみを隔てて流れる空気G2に多くの熱が伝熱されて、空気G2が特に加熱される。
燃料G1は、燃料流路10を閉塞端1aに向けて流れる間において上述のように加熱され、第1配管1に形成された噴出孔1bから燃料流路10の外部に噴出される。ここで、第1配管1に形成された噴出孔1bと第2配管2に形成された貫通孔2bとは、貫通方向において重ねされている。このため、燃料G1は、第1配管1に形成された噴出孔1bから噴出された後、さらに第2配管2に形成された噴出孔2bを介して排気ガス流路30に供給される。
一方、空気G2は、空気流路20を閉塞端2aに向けて流れる間において上述のように加熱され、第2配管2に形成された噴出孔2bから空気流路20の外部、すなわち排気ガス流路30に噴出される。
ここで、燃料G1と空気G2とは、共に自らが流れる流路(燃料流路10及び空気流路20)の流路面積よりも極めて小さな開口である噴出孔1b,2bを介して噴出されるため、噴出孔1b,2bから噴出される際に、早い流速でかつ乱流状態で噴出される。
したがって、噴出孔1bから噴出された燃料G1と、噴出孔2bから噴出された空気G2とは、排気ガス流路30に供給される過程において急速に混合されて高温の混合気となり、排気ガス流路30の燃焼領域Rに供給される。
そして、燃焼領域Rに供給された燃料G1と空気G2とは、予め燃焼領域Rに存在する火炎に触れることによって燃焼する。
つまり、本実施形態の燃焼器100においては、燃料G1の流路であると共に自らの外部に燃料G1を噴出可能な燃料流路10と、空気G2の流路であると共に自らの外部に空気G2を噴出可能な空気流路20と、燃料G1と空気G2とが混合された混合気を燃焼させる燃焼領域Rを有すると共に該燃焼によって生じた燃焼ガスG3の排気流路となる排気ガス流路30とを備える。
そして、本実施形態の燃焼器100においては、燃焼ガスG3の熱によって燃料流路10内部の燃料G1及び空気流路20内部の空気G2を加熱すると共に、燃料流路10から噴出される燃料G1と空気流路20から噴出される空気G2とを排気ガス流路30にて混合して混合気とする。
このような本実施形態の燃焼器100によれば、燃料G1の流路であると共に燃料G1を噴出可能な燃料流路10と、空気G2の流路であると共に空気G2を噴出可能な空気流路20とが別体に設けられており、燃料流路10から噴出された燃料G1と空気流路20から噴出された空気G2とが、燃焼領域Gを備える排気ガス流路30にて混合される。また、燃焼ガスG3の熱によって、混合される前の燃料G1及び空気G2が加熱される。
そして、本実施形態の燃焼器100によれば、燃料流路10及び空気流路20において混合気が存在しないため、燃料流路10及び空気流路20において混合気が自着火するという現象は起こりえない。また、燃料G1あるいは空気G2は、通常、混合されない限りは自着火しない。このため、燃料流路10及び空気流路20において火炎が形成されることがない。
したがって、燃焼ガスG3から燃料G1及び空気G2への熱の多少に関わらず、燃焼領域Rを備える排気ガス流路30以外での燃焼が生じることを防止することができ、混合気の自着火を防止することができる。このため、熱交換経路の距離が制限されたり、熱交換経路の材質が制限されたり、さらには燃焼エネルギの制限等が生じない。例えば、燃焼領域Rに多量の混合気を供給することによって多量の燃焼エネルギを生じさせ、燃焼器100の出力を向上させることができる。
よって、本実施形態の燃焼器100によれば、燃焼ガスの熱によって混合気を加熱する小型化可能な燃焼器において、混合気の自着火を防止すると共に燃焼器の設計自由度を向上させることが可能となる。
また、本実施形態の燃焼器100においては、第2配管2の噴出孔2bの開口面積は、第1配管1の噴出孔1bの開口面積よりも広く設定されている。
このため、第1配管1と第2配管2との位置関係が熱伸縮によって変化した場合であっても、第1配管1の噴出孔1bと第2配管2の噴出孔2bとを貫通方向に常に重ねておくことが可能となる。
なお、第1配管1と第2配管2とは、主に延在方向に熱伸縮する。このため、例えば、第2配管2の噴出孔2bの形状を、上記延在方向に長い長孔とすることによって、不必要に第2配管2の噴出孔2bの開口面積が増大することを防止することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、本第2実施形態の説明において、上記第1実施形態と同様の部分については、その説明を省略あるいは簡略化する。
図3は、本実施形態の燃焼器200の概略構成を模式的に示した断面図である。この図に示すように、本実施形態の燃焼器200は、第1配管1の噴出孔1bにエジェクタノズル4が設置されている。
このような構成を有する本実施形態の燃焼器200によれば、燃料G1と空気G2とのうち、流量の大きな一方の流体が作動流体となって他方の流体を吸い込みながら排気ガス流路30に供給される。
このため、燃料G1と空気G2との混合をより促進させることが可能となり、燃焼領域Rにおける混合気のより安定した燃焼を実現することが可能となる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。なお、本第3実施形態の説明においても、上記第1実施形態と同様の部分については、その説明を省略あるいは簡略化する。
図4は、本実施形態の燃焼器300の概略構成を模式的に示す断面図である。この図に示すように、本実施形態の燃焼器300は、第1配管1の閉塞端1aが第2配管2の閉塞端2aより第3配管3の閉塞端3a側に位置するように第1配管1が第2配管2から突出されている。
さらに、第1配管1の噴出孔1bが第2配管2の閉塞端2aよりも第1配管1の閉塞端1a側に形成されている。
このような構成を有する本実施形態の燃焼器300によれば、燃料流路10から噴出される燃料G1と、空気流路20から噴出される空気G2とを完全に別の経路にて排気ガス流路30に供給することができる。
このため、より確実に排気ガス流路30以外の領域で混合気が存在することを防止することができ、より確実に排気ガス流路30以外での燃焼が生じることを防止することができる。
なお、図5に示すように、第1配管1の周面と第2配管2の閉塞端2aとの境界領域に少なくとも離散的に隙間Sを形成することによって、該隙間Sを介して第2配管2の閉塞端2aと第3配管3の閉塞端3aとの間の空間に空気G2が供給されるように構成しても良い。
当該構成によれば、第2配管2の閉塞端2aと第3配管3の閉塞端3aとの間の空間に混合気が生じるため、例えば、第2配管2の閉塞端2aと第3配管3の閉塞端3aとの間の空間において、混合気に対する着火を行うことが可能となる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について説明する。なお、本第4実施形態の説明においても、上記第1実施形態と同様の部分については、その説明を省略あるいは簡略化する。
図6は、本実施形態の燃焼器400の概略構成を模式的に示す断面図である。この図に示すように、本実施形態の燃焼器400は、第1配管1の閉塞端1aが第2配管2の閉塞端2aに接合され、さらに第1配管1の噴出孔1bと第2配管2の噴出孔2bとの位置関係がずれないように第1配管1の熱伸縮を吸収する吸収部401(吸収手段)を第1配管1の途中部位及び第2配管2の途中部位に備える。なお、吸収部401は、例えば、耐熱性の可撓性部材によって構成することができる。
このような構成を有する本実施形態においては、第1配管1及び第2配管2が熱伸縮する場合であっても、第1配管1の閉塞端1aが第2配管2の閉塞端2aに接合され、さらに吸収部401によって第1配管1及び第2配管2の熱伸縮が吸収されるため、第1配管1の噴出孔1bと第2配管2の噴出孔2bとを貫通方向に常に重ねておくことが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明に係る燃焼器の好適な実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記実施形態においては、第1配管1の内部を燃料流路10、第1配管1と第2配管2との間の空間を空気流路20とする構成について説明した。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、第1配管1の内部を空気流路、第1配管1と第2配管2との間の空間を燃料流路とすることもできる。
また、上記実施形態においては、本発明の酸化剤として空気G2を用いる構成について説明した。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば酸化剤として純酸素ガスを用いたり、空気と異なる酸素分圧の酸素含有ガスを用いても良い。
また、例えば、燃料及び酸化剤のいずれか一方が、燃焼直前まで加熱が好ましくない場合には、当該燃料あるいは酸化剤の流路を第1配管1の内部とし、さらに第1配管1に断熱性を付与しても良い。
本発明の第1実施形態における燃焼器の概略構成を模式的に示す斜視図である。 本発明の第1実施形態における燃焼器の概略構成を模式的に示す断面図である。 本発明の第2実施形態における燃焼器の概略構成を模式的に示す断面図である。 本発明の第3実施形態における燃焼器の概略構成を模式的に示す断面図である。 本発明の第3実施形態における燃焼器の変形例を示す断面図である。 本発明の第4実施形態における燃焼器の概略構成を模式的に示す断面図である。
符号の説明
100,200,300,400……燃焼器、1……第1配管、1a……閉塞端、1b……噴出孔、2……第2配管、2a……閉塞端、2b……噴出孔、3……第3配管、3a……閉塞端、4……エジェクタノズル、10……燃料流路、20……空気流路(酸化剤流路)、30……排気ガス流路、G1……燃料、G2……空気(酸化剤)、G3……燃焼ガス、R……燃焼領域、401……吸収部(吸収手段)

Claims (8)

  1. 燃料の流路であると共に自らの外部に前記燃料を噴出可能な燃料流路と、酸化剤の流路であると共に自らの外部に前記酸化剤を噴出可能な酸化剤流路と、前記燃料と前記酸化剤とが混合された混合気を燃焼させる燃焼領域を有すると共に該燃焼によって生じた燃焼ガスの排気流路となる排気ガス流路とを備え、
    前記燃焼ガスの熱によって前記燃料流路内部の前記燃料及び前記酸化剤流路内部の前記酸化剤の少なくともいずれかを加熱すると共に、前記燃料流路から噴出される前記燃料と前記酸化剤流路から噴出される酸化剤とを前記排気ガス流路にて混合して前記混合気とする
    ことを特徴とする燃焼器。
  2. 一端が閉塞端とされた第1配管と、該第1配管を囲うと共に前記第1配管の閉塞端側の一端が閉塞端とされる第2配管と、該第2配管を囲うと共に前記第1配管の閉塞端側の一端が閉塞端とされる第3配管とを備え、
    前記第1配管の内部が前記燃料流路及び前記酸化剤流路の一方とされ、
    前記第1配管と前記第2配管との間の空間が前記燃料流路及び前記酸化剤流路の他方とされ、
    前記第2配管と前記第3配管との間の空間が前記排気ガス流路とされている
    ことを特徴とする請求項1記載の燃焼器。
  3. 前記第1配管が噴出孔を備え、前記第2配管が前記第1配管の前記噴出孔に対して貫通方向において重ねて形成される噴出孔を備えることを特徴とする請求項2記載の燃焼器。
  4. 前記第2配管の前記噴出孔の開口面積が、前記第1配管の前記噴出孔の開口面積よりも広いことを特徴とする請求項3記載の燃焼器。
  5. 前記第1配管の前記閉塞端が前記第2配管の前記閉塞端に接合され、前記第1配管の前記噴出孔と前記第2配管の前記噴出孔との位置関係がずれないように前記第1配管の熱伸縮を吸収する吸収手段を備えることを特徴とする請求項3記載の燃焼器。
  6. 前記第1配管の前記噴出孔にエジェクタノズルが設置されていることを特徴とする請求項3〜5いずれかに記載の燃焼器。
  7. 前記第1配管の前記閉塞端が前記第2配管の前記閉塞端より前記第3配管の前記閉塞端側に位置するように前記第1配管が前記第2配管から突出され、
    前記第1配管及び前記第2配管が噴出孔を備え、前記第1配管の前記噴出孔が前記第2配管の前記閉塞端よりも前記第1配管の前記閉塞端側に形成されている
    ことを特徴とする請求項2記載の燃焼器。
  8. 前記第1配管の周面と前記第2配管の前記閉塞端との境界領域に少なくとも離散的に隙間が形成されていることを特徴とする請求項7記載の燃焼器。
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