JP2010138841A - ローラクラッチ装置およびこれを用いたスタータ及びエンジン始動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】静粛性及び耐久性の向上したローラクラッチ装置およびこれを用いたスタータ及びエンジン始動装置を提供することにある。
【解決手段】ローラクラッチ9は、回転駆動力によって回転するクラッチインナ9bと、クラッチインナの外周に同軸状態に配置されてクラッチインナと相対回転可能なクラッチアウタ9cと、クラッチインナとクラッチアウタの間に配置されるローラ9aとで構成される。クラッチアウタ9cは、ローラ9aと接触する内周傾斜面9c1と、内周傾斜面9c1よりも半径方向の深さが大きい凹面部9c2と、内周傾斜面と凹面部の間に位置する段差部9c3とからなるカム面を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、ローラクラッチ装置およびこれを用いたスタータ及びエンジン始動装置に係り、特に、所定の条件が成立したときにエンジンを自動停止させ、かつ、自動始動させるエンジンの自動停止・始動装置に用いるに好適なローラクラッチ装置およびこれを用いたスタータ及びエンジン始動装置に関する。
一般に、車両が市街地走行を行う時などにおいては、交差点や踏切などで停止する場合があり、このようなときにエンジンをアイドル運転させたままの状態では、無駄な燃料を消費するため、燃料消費量が増加する。
このため、車両が停止するなど一定の条件が整ったときに、車両のエンジンを自動停止させて、車両の一時的停止中の燃料消費をカットさせ、その後、車両停止中に所定の条件が整ったときには、エンジンを再び自動始動させるエンジンの自動停止・始動装置がある。エンジンの自動停止から再び自動始動させる条件としては、運転者の意志、例えばアクセルの踏込みや、ブレーキから足を離す等の条件によるエンジンの自動始動方法がある。
エンジンの自動停止・始動装置に適したローラクラッチを内蔵したスタータとしては、エンジン側のクランク軸に装着するクランクプーリと、スタータの回転軸に装着するスタータプーリとをベルトで結合し、且つ、スタータの回転軸に装着するスタータプーリに一方向クラッチ(ローラ式クラッチ)を配置したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
ここで、一方向クラッチは、スタータプーリと連結されたクラッチアウタと、スタータに駆動されて回転するクラッチインナ、及び、クラッチアウタとクラッチインナとの間に配置されるローラ等を有する構成となっている。スタータの回転駆動力をエンジン側へ伝達する時(エンジンを始動する時)のみ、ローラを介してクラッチアウタとクラッチインナとが係合(接触)して、クラッチインナの回転がクラッチアウタに伝達される。エンジン始動後は、ローラが空転してクラッチアウタとクラッチインナとがフリーとなって相対回転することで、エンジン側からスタータ側への回転動力伝達を遮断する。
実開昭52−15631号公報
しかしながら、特許文献1記載にものでは、エンジン始動後のエンジン回転中に、クラッチインナとローラが摺動接触しているため、騒音の発生や、ローラクラッチ部品の温度上昇,磨耗の進行,ローラクラッチ内部に封入したグリースの熱劣化等が発生する。そのため、ローラクラッチの静粛性,耐久性が低下するという問題があった。
本発明の目的は、静粛性及び耐久性の向上したローラクラッチ装置およびこれを用いたスタータ及びエンジン始動装置を提供することにある。
(1)上記目的を達成するため、本発明は、回転駆動力によって回転するクラッチインナと、クラッチインナの外周に同軸状態に配置されてクラッチインナと相対回転可能なクラッチアウタと、クラッチインナとクラッチアウタの間に配置されるローラとで構成されるローラクラッチ装置であって、前記クラッチアウタは、前記ローラと接触する内周傾斜面と、該内周傾斜面よりも半径方向の深さが大きい凹面部と、内周傾斜面と凹面部の間に位置する段差部とからなるカム面を備えるようにしたものである。
かかる構成により、ローラクラッチ装置の静粛性及び耐久性を向上し得るものとなる。
(2)上記(1)において、好ましくは、前記クラッチアウタの内周側傾斜面と前記クラッチインナの外周面との間に形成されるくさび状空間に配置される前記ローラを、該くさび状空間が狭くなる方向に付勢する押しバネを備え、前記クラッチアウタの回転速度が高くなって前記ローラに作用する遠心力が、前記バネの付勢力より大きくなると、前記ローラが前記内周傾斜面から離脱して前記凹面部に移動するようにしたものである。
(3)上記(1)において、好ましくは、前記クラッチアウタの回転速度が高くなって前記ローラに作用する遠心力が大きくなると、前記ローラが前記内周傾斜面から離脱して前記凹面部に移動するときの前記クラッチアウタの回転速度を分離回転速度をNaとし、前記クラッチアウタの回転速度が低くなって前記ローラに作用する遠心力が小さくなると、前記ローラが前記凹面部から前記段差部を乗り越えて前記内周傾斜面に戻るときの前記クラッチアウタの回転速度を係合回転速度をNbとしたとき、Na>Nbである。
(4)また、上記目的を達成するため、本発明は、エンジンを始動させるための回転駆動力を発生するモータと、該モータにより発生する回転駆動力を出力する出力部材と、前記モータと前記出力部材との間に、前記モータにより発生する回転駆動力を前記出力部材に一方向に伝達するローラクラッチとを有し、前記ローラクラッチは、回転駆動力によって回転するクラッチインナと、クラッチインナの外周に同軸状態に配置されてクラッチインナと相対回転可能なクラッチアウタと、クラッチインナとクラッチアウタの間に配置されるローラとで構成されるスタータであって、前記クラッチアウタは、前記ローラと接触する内周傾斜面と、該内周傾斜面よりも半径方向の深さが大きい凹面部と、内周傾斜面と凹面部の間に位置する段差部とからなるカム面を備えるようにしたものである。
かかる構成により、スタータの静粛性及び耐久性を向上し得るものとなる。
(5)さらに、上記目的を達成するため、本発明は、エンジンを始動させるための回転駆動力を発生するモータと、該モータにより発生する回転駆動力を出力する出力部材と、この出力部材とエンジンのクランク軸とを常時連結して前記出力部材の回転を前記クランク軸に伝達する動力伝達手段とを有し、前記ローラクラッチは、回転駆動力によって回転するクラッチインナと、クラッチインナの外周に同軸状態に配置されてクラッチインナと相対回転可能なクラッチアウタと、クラッチインナとクラッチアウタの間に配置されるローラとで構成されるエンジン始動装置であって、前記クラッチアウタは、前記ローラと接触する内周傾斜面と、該内周傾斜面よりも半径方向の深さが大きい凹面部と、内周傾斜面と凹面部の間に位置する段差部とからなるカム面を備えるようにしたものである。
かかる構成により、エンジン始動装置の静粛性及び耐久性を向上し得るものとなる。
(6)上記(5)において、好ましくは、前記出力部材は、モータ側プーリであり、前記動力伝達手段は、モータ側プーリと前記クランク軸に装着されたクランク側プーリとをベルトで連結して構成され、前記ローラクラッチは、前記モータ側プーリーと前記出力部材との間に設けられたものである。
(7)上記(5)において、好ましくは、前記出力部材は、モータ側プーリであり、前記動力伝達手段は、モータ側プーリと前記クランク軸に装着されたクランク側プーリとをベルトで連結して構成され、前記ローラクラッチは、前記クランク側プーリーと前記クランク軸との間に設けられたものである。
本発明によれば、ローラクラッチ装置およびこれを用いたスタータ及びエンジン始動装置の静粛性及び耐久性が向上する。
以下、図1〜図8を用いて、本発明の一実施形態によるワンウェイクラッチを用いたエンジン始動装置の構成及び動作について説明する。
最初に、図1を用いて、本実施形態によるワンウェイクラッチを用いたエンジン始動装置の構成について説明する。
図1は、本発明の一実施形態によるワンウェイクラッチを用いたエンジン始動装置の構成図である。
エンジン1のクランク軸6には、クランクプーリ7が取り付けられている。
一方、エンジン1を始動するための回転駆動力を発生するスタータ2の出力軸3には、スタータプーリ5が取り付けられている。スタータプーリ5は、クランクプーリ7とベルト8によって連結されており、スタータ2の回転駆動力をエンジン1に伝達することができる。
なお、以下の説明では、スタータプーリ5の内部に、本実施形態によるワンウェイクラッチが備えられている。
次に、図2を用いて、本実施形態によるエンジン始動装置に用いるスタータの構成について説明する。
図2は、本発明の一実施形態によるエンジン始動装置に用いるスタータの構成を示す断面図である。
スタータ2は、周知の直流電動機であり、内蔵するアーマチャ15がバッテリからの通電を受けて回転駆動力を発生する。
アーマチャ15により発生した回転駆動力は、アーマチャシャフト16から遊星歯車減速装置12で減速されてスタータ2の出力軸3に伝達される。減速装置12のハウジング18は、ボールベアリング19を介して、アーマチャシャフト16に回転可能に支持されている。遊星歯車機構のキャリア軸11は、出力軸3に連結されている。出力軸3は、アーマチャシャフト16に対して回転可能である。ハウジング18の端部内周面には、遊星歯車機構の内歯13が圧入されている。遊星歯車機構のサンギア14は、アーマチャシャフト16に固定されている。キャリア軸11は、サンギア14及び内歯13と係合している。かかる構成の遊星歯車減速装置12により、アーマチャシャフト16の回転力は減速されて、出力軸3に伝達される。
出力軸3とスタータプーリ5との間には、エンジン1が始動した後、そのエンジン1の回転駆動力がアーマチャ15に伝わらない様に、ローラクラッチ9が配置されている。ローラクラッチ9は、図3を用いて詳述するが、ローラ9aと、インナ9bと、アウタ9cとから構成されるワンウェイクラッチである。インナ9bは、出力軸3と一体化されている。アウタ9cは、プーリー5の内周側に圧入されている。プーリー5は、ボールベアリング10を介して、アーマチャシャフト16に回転可能に支持されている。
なお、ここでは、スタータ2に用いる電動機として、アーマチャを備える直流電動機の例で説明したが、同期電動機のような交流電動機を用いることもできる。
次に、図3を用いて、本実施形態によるワンウェイクラッチの構成について説明する。
図3は、本発明の一実施形態によるワンウェイクラッチの構成を示す断面図である。なお、図1及び図2と同一符号は、同一部分を示している。
ローラクラッチ9は、ローラ9aを介して半径方向に対向して同軸上に配置されたクラッチインナ9bとクラッチアウタ9cとを有し、このクラッチアウタ9cの内周にローラ9aと押しバネ9eを収容するカム室9dが形成された外カム式のローラクラッチである。
クラッチインナ9bは、出力軸3と一体に構成されており、エンジン1を始動する際にアーマチャシャフトと遊星歯車減速装置を介して回転駆動される。
クラッチアウタ9cは、スタータプーリ5とは相対回転ができないように連結されており、一方、クラッチインナ9bに対しては相対回転可能に支持されている。クラッチアウタ9cの半径方向内周面には、内周傾斜面9c1と、内周傾斜面9c1に続く凹面部9c2とがカム面として設けられている。内周傾斜面9c1は、クラッチインナ9bの外周の接線方向と平行ではなく、クラッチインナ9bの外周の接線方向に対して一定の角度で傾斜している。従って、クラッチアウタ9cの内周傾斜面とクラッチインナ9bの外周円筒面との間には、くさび状空間が形成されている。凹面部9c2は、内周傾斜面9c1の凹面側端部における半径方向の深さよりも、大きな半径方向の深さを有している。したがって、内周傾斜面9c1と凹面部9c2との間には、段差部9c3が形成されている。
クラッチインナ9b及びクラッチアウタ9cが回転していない状態では、ローラ9aは、クラッチアウタ9cの内周傾斜面とクラッチインナ9bの外周円筒面との間に形成されるくさび状空間に配置され、そのくさび状空間が狭くなる方向に押しバネ9eによって付勢されている。
ローラクラッチ9は、出力軸3の円周方向に複数個備えられている。スタータプーリー5の内周側に、ローラクラッチ9が備えられる場合には、ローラクラッチ9の個数は、例えば、5個や、6個である。これらのローラクラッチは、円周方向に等間隔で配置されている。また、図1に示したクランクプーリー7の側にローラクラッチ9を配置することもできる。例えば、クランクプーリー7の直径が、ステータプーリー5の2倍の場合には、ローラクラッチ9の個数は、例えば、10個〜12個である。
次に、図4及び図5を用いて、本実施形態によるワンウェイクラッチの動作について説明する。
図4は、本発明の一実施形態によるワンウェイクラッチの動作説明のための断面図である。なお、図4と同一符号は、同一部分を示している。図5は、本発明の一実施形態によるワンウェイクラッチの動作説明図である。
図4において、図4(A)は、エンジンの始動時であって、スタータの回転動力がエンジンに伝達されている場合の、ローラクラッチ9の状態を示している。図4(B)は、エンジンが着火してアイドル回転へ移行中であって、スタータの回転動力のエンジンへの伝達が遮断されている場合の、ローラクラッチ9の状態を示している。図4(C)は、エンジンの始動後であって、エンジンの回転数が十分に早くなり、ローラがクラッチインナから分離されている場合の、ローラクラッチ9の状態を示している。
図4(A)に示すように、クラッチインナ9bがアーマチャから回転駆動されて出力軸3と一体に矢印R1方向に回転する。すると、ローラ9aを介してクラッチインナ9bとクラッチアウタ9cとが係合(ロック)されて、クラッチインナ9bの回転がクラッチアウタ9cに伝達され、クラッチアウタ9cは矢印R2方向に回転する。クラッチアウタ9cの回転は、スタータプーリ5からベルト伝動によってクランクプーリ7に伝達され、エンジン1のクランク軸6を回転させる(図5の(P1)−(P2)間)。
次に、図4(B)に示すように、エンジン1が着火してクランク軸6の回転速度が高くなると、クランクプーリ7とベルト8によってスタータプーリ5が、矢印R2方向に高速で回転駆動される。スタータプーリ5と連結されたクラッチアウタ9cの回転速度がクラッチインナ9bの回転速度(スタータ2の無負荷回転速度)を上回る(オーバーラン状態になる)と、ローラ9aがクラッチインナ9bの外周円筒面に摺接しながら空転することにより、クラッチアウタ9cとクラッチインナ9bとの係合が外れて(フリーとなって)、クラッチアウタ9cからクラッチインナ9bへの動力伝達を遮断する(図5の(P2)−(P3)間)。
その後、図4(C)に示すように、エンジン1がアイドル回転へ移行中に、スタータプーリ5の回転速度が高くなると、ローラ9aに作用する遠心力F1が大きくなる。ここで、ローラ9aに作用する遠心力F1の、バネ9eの付勢力が作用する方向の分力が、バネ9eの付勢力よりも大きくなると、ローラ9aはクラッチアウタの内周傾斜面9c1から離脱し、凹面部9c2に移動する。その結果、クラッチインナ9bの外周円筒面から完全に分離する(図5の(P3)−(P4)間)。すなわち、ローラ9aとクラッチインナ9bとが完全に非接触になる。
そして、車両の走行中やエンジンのアイドリング中は、エンジン回転速度が変化してローラ9aに作用する遠心力の大きさが変わっても、段差部9c3は、ローラ9aが内周傾斜面(係合面)9c1に戻るのを阻止するため、ローラ9aとクラッチインナ9bとが完全に分離した状態を安定して保持する(図5の(P5)−(P6)間)。
その後、エンジンの停止操作がなされて、エンジンの回転速度がアイドリング回転速度N-idleよりも十分に低い回転速度に低下すると、ローラ9aに作用する遠心力が小さくなる。その結果、ローラ9aは、凹面部9c2から段差部9c3を乗り越えて、内周傾斜面(係合面)9c1に戻り(図5の(P7)−(P8)間)、ローラクラッチ9は係合状態となる(図5の(P8)−(P1)間)。
なお、このローラ9aがクラッチアウタ9cの凹面部9c2に移動してクラッチインナ9bから分離する時の回転速度を分離回転速度Naと称する。そして、このローラ9aがクラッチアウタ9cの凹面部9c2から段差部を乗り越えて内周傾斜面(係合面)9c1に戻ってクラッチインナ9bと係合する時の回転速度を係合回転速度Nbと称する。本実施形態では、内周傾斜面(係合面)9c1と、内周傾斜面9c1に続く凹面部9c2とを備えるので、両者の間には、段差部9c3が形成されている。そのため、図5に示すように、クラッチインナ9bとクラッチアウタ9cが係合状態から分離状態に至る場合と、クラッチインナ9bとクラッチアウタ9cが分離状態から係合状態に至る場合とでは、ヒステリシス特性を有する。そして、分離回転速度Naと係合回転速度Nbとの間には、図5に示すように、Na>Nbの関係を有することとなる。
凹面部9c2の段差9c3は、エンジンの始動後は、ローラ9aを凹面部9c2に維持し、エンジン停止時には、ローラ9aが段差9c3を乗り越える必要がある。クラッチアウタ9cの半径方向における、段差9c3の高さがローラ9aの直径の50%以上となると、エンジン停止時に、ローラ9aは容易に段差9c3を乗り越えることができなくなる。一方、段差9c3の高さがあまり低いと、エンジン回転数が低下したとき、ローラ9aは容易に段差9c3を乗り越えることになる。ローラ9aは容易に段差9c3を乗り越えないようにするには、ローラアウタ9cの半径方向における、段差9c3の高さがローラ9aの直径の5%以上とする。例えば、ローラ9aの直径が6mmとすると、段差9c3の高さは、0.3mm以上3.0mm以下が好ましいものである。
次に、図6を用いて、本実施形態によるエンジン自動停止・始動装置の構成について説明する。
図6は、本発明の一実施形態によるエンジン自動停止・始動装置の構成を示すブロック図である。なお、図1と同一符号は、同一部分を示している。
図6において、エンジン1の動力伝達部のクランク軸6には、クランクプーリ7が取付けられている。クランクプーリ7の回転速度は、回転センサ11により検出される。コントローラ30は、検出された回転速度Nから、エンジン1の運転状態を検出する。また、コントローラ30は、車両の車両速度センサ12により車両速度Vを検出し、車両が停止したかどうかを判定する。
アクセルペダル21の踏み込み量(アクセル開度)は、アクセルセンサ13により検出される。
スタータ2は、ボルトでエンジン1に装着固定されている。スタータ2の出力軸3には、出力部材であるスタータプーリ5が取り付けられている。スタータプーリ5は、クランクプーリ7とベルト8によって連結されており、スタータ2の回転駆動力をエンジン1に伝達することができる。
コントローラ30は、回転センサ11、アクセルセンサ13、キースイッチ22からの出力信号を取り込む入力ポート301と、この入力ポート301からの信号を受けてメモリ(ROM)302に格納された制御プログラムに従って、メモリ(RAM)303と相互接続されてデータ処理を行う中央演算処理装置(CPU)304と、このCPU304の出力信号を外部に送信するための出力ポート305とを備えている。
出力ポート305からの出力信号は、スタータ2の回転停止を制御するためのスタータ制御リレー23に供給される。
次に、図7及び図8を用いて、本実施形態によるエンジン自動停止・始動装置の回路構成について説明する。
図7は、本発明の一実施形態によるエンジン自動停止・始動装置の構成を示す回路図である。図8は、本発明の一実施形態によるエンジン自動停止・始動装置の動作を示すタイムチャートである。なお、図1と同一符号は、同一部分を示している。
図7において、エンジン自動停止・始動装置は、スタータ2と、コントローラ30と、バッテリ50とスタータ2へ電流を供給するか否かの選択を行うスタータ制御リレー23とを備えている。
コントローラ30のCPU304、メモリ302、303及び制御プログラム等によって実行される機能を大別すると、エンジン運転状態判定部310と、スタータ制御部312とがある。
エンジン運転状態判定部310は、エンジン1の回転センサ11及びアクセルセンサ13からの出力信号に基づき、エンジン1が停止しているか否か、アクセルペダル21が踏み込まれたか否か、運転中の場合はエンジン1の回転速度が所定値以上か否か等の運転状態を判定する。
また、スタータ制御部312は、スタータ2の動作を制御して、エンジン1が始動を指示されている状態にあるときに、スタータ2の回転駆動力によりベルト8によって連結されたクランクプーリ7を回転させてエンジン1を始動する。
次に、本実施形態のエンジン自動停止・始動装置の動作について説明する。
車両が交差点や踏切などで走行を停止して、エンジン停止の条件が整ったときに、コントローラ30がエンジン1を自動停止させる。エンジン1が停止すると、クランクプーリ7とベルト8で連結されているスタータプーリ5も停止する。
スタータプーリ5が停止すると、回転中は遠心力によってクラッチアウタの凹面部9c2に位置していたローラクラッチのローラ9aが、凹面部9c2から段差部を乗り越えて内周傾斜面(係合面)9c1に戻ってローラクラッチが係合状態となる(図4(A))。
その後、所定の始動条件が満たされ、アクセルペダル21の踏み込みをアクセルセンサ13で感知したとき(図8の時間T1)、スタータ制御リレー23がオンとされ、バッテリ50からスタータ2に通電され、回転駆動力が発生する。
スタータ2の回転駆動力は、スタータプーリ5とベルト8によって連結されたクランクプーリ7を回転させてエンジン1を始動する。
エンジン始動後、エンジン1の回転速度が回転センサ11によりエンジン1の始動が完了したと判定できる回転速度Ns、例えば、600r/min以上の回転速度を検出した時(図8の時間T2)に、エンジン1が始動したとコントローラ30のエンジン運転状態判定部310が判定して、スタータ制御リレー23をオフとする。
スタータ制御リレー23がオフとされると、バッテリ50からスタータ2への通電が遮断されてスタータ2が停止し、エンジン1の始動が完了する。
その際、エンジンが着火して、エンジン1の回転速度が早くなると、ベルト8によって連結されたスタータプーリ5の回転速度も早くなる。
スタータプーリ5の回転速度が早くなると、ローラ9aに作用する遠心力も大きくなってローラ9aが凹面部9c2に移動し、クラッチインナ9bから離れることによりクラッチの動力伝達が遮断される(図4(C))。
そして、車両の走行継続中の加速や減速によって、エンジン1の回転速度が変動したり、エンジンの回転速度が遅い時に各気筒の爆発間隔による回転速度の脈動によって遠心力の大きさが変化しても、内周傾斜面(係合面)9c1と凹面部9c2の間の段差部によってローラ9aが凹面部9c2から内周傾斜面(係合面)9c1に戻るのを阻止し、動力伝達を完全に遮断した状態を安定的に維持する(図8の時間T4)。
その後、再び、車両が交差点などで停止してエンジン停止の条件が整ったときに、コントローラ30がエンジン1を自動停止させ、上述した動作を繰り返す。
以上説明したように、本実施形態によれば、車両の走行停止後、エンジンが動作状態から自動停止状態となってクランクプーリ7とベルト8で連結されているスタータプーリ5が停止すると、ローラクラッチ9が係合してエンジン始動が可能な状態となる。
そして、所定の始動条件が満たされ、アクセルペダル21の踏み込みをアクセルセンサ713で感知すると、エンジン1を再始動する。その際、エンジンが着火し、エンジン1の回転速度が上昇すると、エンジン1からスタータ2への回転動力伝達を完全に遮断されるので、エンジン1の回転はスタータ2のアーマチャ15には伝達されない。
その後、車両の走行中は速度変化によってエンジンの回転速度が変動し、ローラ9aに作用する遠心力の大きさが変化しても、クラッチインナ9bとローラ9aとの係合(接触)を完全に切り離した状態を安定的に維持することが可能である。
このため、クラッチインナ9bとローラ9aの摺動接触による騒音の発生やローラクラッチ部品の温度上昇、磨耗の進行、ローラクラッチ内部に封入したグリースの熱劣化等を防止してローラクラッチの静粛性、耐久性が向上する。
したがって、騒音が少なく、耐久性に優れ、信頼性の高いスタータ、エンジンの始動装置、及び、始動方法を実現することができる。
なお、上述した実施形態においては、ローラクラッチをスタータの出力軸に装着して動力伝達機構を構成したが、エンジンのクランク軸に装着して構成することもできる。なお、本実施形態によるローラクラッチは、クラッチインナからクラッチアウタには動力を伝達できるが、クラッチアウタからクラッチインナへは動力を伝達できないワンウェイクラッチである。したがって、ローラクラッチをエンジンのクランク軸に装着する場合、クランク軸がローラクラッチのクラッチアウタに連結し、ローラクラッチのクラッチインナがクランクプーリーに連結する構成とする必要がある。ローラクラッチをエンジンのクランク軸に装着することで、ローラクラッチの動力伝達が遮断されると、スタータのアーマチャだけでなく、クランクプーリ、ベルト、スタータプーリへも回転が伝達されないので動力伝達損失が小さく、より低騒音で高耐久なエンジンの始動装置を実現できる。
また、上述した実施形態においては、エンジン停止の条件が整ったときに、コントローラがエンジンを自動停止させ、エンジン始動の要求があると再始動するエンジン自動停止・始動装置に関して説明したが、自動停止・再始動の機能を持たない通常のエンジン装置に本発明を適用しても同様の効果があり、より低騒音で高耐久なエンジンの始動装置を実現できる。
以上説明したように、本実施形態では、エンジン始動後に、ローラクラッチのクラッチインナ部材とローラ部材との係合(接触)を完全に切り離すと共に、エンジン動作中はクラッチインナ部材とローラ部材との係合(接触)を完全に切り離した状態を安定的に維持することが可能で、騒音が少なく、耐久性に優れ、信頼性の高いスタータ、エンジンの始動装置、及び、始動方法を実現することができる。
本発明の一実施形態によるワンウェイクラッチを用いたエンジン始動装置の構成図である。 本発明の一実施形態によるエンジン始動装置に用いるスタータの構成を示す断面図である。 本発明の一実施形態によるワンウェイクラッチの構成を示す断面図である。 本発明の一実施形態によるワンウェイクラッチの動作説明のための断面図である。 本発明の一実施形態によるワンウェイクラッチの動作説明図である。 本発明の一実施形態によるエンジン自動停止・始動装置の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態によるエンジン自動停止・始動装置の構成を示す回路図である。 本発明の一実施形態によるエンジン自動停止・始動装置の動作を示すタイムチャートである。
符号の説明
1…エンジン
2…スタータ
3…出力軸
5…スタータプーリ
6…クランク軸
7…クランクプーリ
8…ベルト
9…ローラクラッチ
9a…ローラ
9b…クラッチインナ
9c…クラッチアウタ
9c1…クラッチアウタの内周傾斜面(係合面)
9c2…クラッチアウタの凹面部
9c3…クラッチアウタの段差部
9d…カム室
9e…押しバネ
11…回転センサ
12…車輌速度センサ
13…アクセルセンサ
21…アクセルペダル
22…キースイッチ
23…スタータ制御リレー
30…コントローラ
50…バッテリ
310…エンジン運転状態判定部
312…スタータ制御部

Claims (7)

  1. 回転駆動力によって回転するクラッチインナと、クラッチインナの外周に同軸状態に配置されてクラッチインナと相対回転可能なクラッチアウタと、クラッチインナとクラッチアウタの間に配置されるローラとで構成されるローラクラッチ装置であって、
    前記クラッチアウタは、前記ローラと接触する内周傾斜面と、該内周傾斜面よりも半径方向の深さが大きい凹面部と、内周傾斜面と凹面部の間に位置する段差部とからなるカム面を備えることを特徴とするローラクラッチ装置。
  2. 請求項1記載のローラクラッチ装置において、
    前記クラッチアウタの内周側傾斜面と前記クラッチインナの外周面との間に形成されるくさび状空間に配置される前記ローラを、該くさび状空間が狭くなる方向に付勢する押しバネを備え、
    前記クラッチアウタの回転速度が高くなって前記ローラに作用する遠心力が、前記バネの付勢力より大きくなると、前記ローラが前記内周傾斜面から離脱して前記凹面部に移動することを特徴とするローラクラッチ装置。
  3. 請求項1記載のローラクラッチ装置において、
    前記クラッチアウタの回転速度が高くなって前記ローラに作用する遠心力が大きくなると、前記ローラが前記内周傾斜面から離脱して前記凹面部に移動するときの前記クラッチアウタの回転速度を分離回転速度をNaとし、前記クラッチアウタの回転速度が低くなって前記ローラに作用する遠心力が小さくなると、前記ローラが前記凹面部から前記段差部を乗り越えて前記内周傾斜面に戻るときの前記クラッチアウタの回転速度を係合回転速度をNbとしたとき、
    Na>Nb
    であることを特徴とするローラクラッチ装置。
  4. エンジンを始動させるための回転駆動力を発生するモータと、該モータにより発生する回転駆動力を出力する出力部材と、前記モータと前記出力部材との間に、前記モータにより発生する回転駆動力を前記出力部材に一方向に伝達するローラクラッチとを有し、
    前記ローラクラッチは、回転駆動力によって回転するクラッチインナと、クラッチインナの外周に同軸状態に配置されてクラッチインナと相対回転可能なクラッチアウタと、クラッチインナとクラッチアウタの間に配置されるローラとで構成されるスタータであって、
    前記クラッチアウタは、前記ローラと接触する内周傾斜面と、該内周傾斜面よりも半径方向の深さが大きい凹面部と、内周傾斜面と凹面部の間に位置する段差部とからなるカム面を備えることを特徴とするスタータ。
  5. エンジンを始動させるための回転駆動力を発生するモータと、該モータにより発生する回転駆動力を出力する出力部材と、この出力部材とエンジンのクランク軸とを常時連結して前記出力部材の回転を前記クランク軸に伝達する動力伝達手段とを有し、
    前記ローラクラッチは、回転駆動力によって回転するクラッチインナと、クラッチインナの外周に同軸状態に配置されてクラッチインナと相対回転可能なクラッチアウタと、クラッチインナとクラッチアウタの間に配置されるローラとで構成されるエンジン始動装置であって、
    前記クラッチアウタは、前記ローラと接触する内周傾斜面と、該内周傾斜面よりも半径方向の深さが大きい凹面部と、内周傾斜面と凹面部の間に位置する段差部とからなるカム面を備えることを特徴とするエンジン始動装置。
  6. 請求項5記載のエンジン始動装置において、
    前記出力部材は、モータ側プーリであり、
    前記動力伝達手段は、モータ側プーリと前記クランク軸に装着されたクランク側プーリとをベルトで連結して構成され、
    前記ローラクラッチは、前記モータ側プーリーと前記出力部材との間に設けられたことを特徴とするエンジン始動装置。
  7. 請求項5記載のエンジン始動装置において、
    前記出力部材は、モータ側プーリであり、
    前記動力伝達手段は、モータ側プーリと前記クランク軸に装着されたクランク側プーリとをベルトで連結して構成され、
    前記ローラクラッチは、前記クランク側プーリーと前記クランク軸との間に設けられたことを特徴とするエンジン始動装置。
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