JP2010138634A - 太陽電池モジュールの取付構造及び取付方法 - Google Patents

太陽電池モジュールの取付構造及び取付方法 Download PDF

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Abstract

【課題】下地材への水の浸入を防止すること。
【解決手段】太陽電池モジュールの取付構造1は、上方に開口する溝11が長手方向に沿って形成され、下地材S上に固定される底部12と並行に延びる張り出し部13が開口付近に設けられた吊子10と、所定の間隔をおいて下地材Sに固定された複数の吊子10の間において、該下地材Sを覆うように取り付けられる塗覆装鋼板20と、溝11を覆うように取り付けられるインナーキャップ30と、張り出し部13上に配置された太陽電池モジュール90の枠材92を吊子10に固定する固定部材50と、を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、建物の屋根や壁などの外囲体に太陽電池モジュールを取り付ける際に用いる、太陽電池モジュールの取付構造及び取付方法に関する。
従来から、建物の屋根や壁などの外囲体に太陽電池モジュールを取り付ける技術が知られている。例えば、下記特許文献1には、レールをねじで屋根に固定し、そのレールに太陽電池モジュールを固定する技術が開示されている。この特許文献1に開示されている取付構造は、いわゆる屋根置き型と呼ばれるものである。また、設置される太陽電池モジュールが屋根材のような機能も果たす、いわゆる屋根建材型と呼ばれる取付構造も知られている。
特開2001−98726号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載されているような取付構造では、レールを固定するねじにより開けられたねじ穴が建物の振動によって広がってしまい、雨水がそのねじ穴から下地材(例えば屋根の下地材)に浸入するおそれがある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、下地材への水の浸入を防止することが可能な太陽電池モジュールの取付構造及び取付方法を提供することを目的とする。
本発明の太陽電池モジュールの取付構造は、太陽電池パネルと該太陽電池パネルを支持する枠材とを有する太陽電池モジュールの取付構造であって、上方に開口する溝が長手方向に沿って形成され、下地材上に固定される底部と並行に延びる張り出し部が開口付近に設けられた長尺部材と、所定の間隔をおいて下地材に固定された複数の長尺部材の間において、該下地材を覆うように取り付けられた外囲体と、溝を覆うように取り付けられたキャップと、張り出し部上に配置された枠材を長尺部材に固定する固定部材と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の太陽電池モジュールの取付方法は、太陽電池パネルと該太陽電池パネルを支持する枠材とを有する太陽電池モジュールの取付方法であって、上方に開口する溝が長手方向に沿って形成され、底部と並行に延びる張り出し部が開口付近に設けられた長尺部材を、所定の間隔をおいて下地材上に複数固定する工程と、下地材に固定された長尺部材の間において、該下地材を覆うように外囲体を取り付ける工程と、溝を覆うようにキャップを取り付ける工程と、張り出し部上に枠材を配置し、固定部材により該枠材を長尺部材に固定する工程と、を含むことを特徴とする。
このような太陽電池モジュールの取付構造及び取付方法によれば、所定の間隔をおいて下地材に固定された長尺部材の間において、その下地材を覆うように外囲体が取り付けられるので、隣り合う長尺部材間における下地材への水の浸入を防止できる。加えて、長尺部材に形成された溝がキャップにより覆われるので、溝の中に水が浸入せず、よって、長尺部材の取付面である底部を介して下地材に水が浸入することを防止できる。したがって、太陽電池モジュールを取り付ける領域全体にわたって、下地材への水の浸入を防止することが可能になる。
本発明の太陽電池モジュールの取付構造では、張り出し部が、長尺部材の開口部を塞ぐ方向に延びており、外囲体の端部が、長尺部材の側部及び張り出し部の上面と接するように成形されていることが好ましい。
この場合、外囲体の端部が、長尺部材の側部と、長尺部材の開口部を塞ぐ方向に延びた張り出し部の上面とに接するように成形されているので、外囲体と長尺部材との隙間を介して下地材に水が浸入することをより確実に防止できる。
本発明の太陽電池モジュールの取付構造では、キャップには、長尺部材の開口部から該長尺部材の溝に嵌め込まれる突起部が形成され、突起部のうち溝に嵌め込まれる部分の幅が、長尺部材の開口部の幅よりも大きいことが好ましい。
この場合、長尺部材の溝に嵌め込まれるキャップの突起部の幅が長尺部材の開口部の幅よりも大きいので、キャップが長尺部材から抜けることをより確実に防止できる。
本発明の太陽電池モジュールの取付構造では、張り出し部が、長尺部材の開口部から遠ざかる方向に延びており、外囲体の端部が、長尺部材の側部及び張り出し部の下面と接するように成形されていることが好ましい。
この場合、外囲体の端部が、長尺部材の側部と、長尺部材の開口部から遠ざかる方向に延びた張り出し部の下面とに接するように成形されているので、外囲体と長尺部材との隙間を介して下地材に水が浸入することをより確実に防止できる。
本発明の太陽電池モジュールの取付構造では、キャップの断面が略ハット型であり、該キャップの鍔部が張り出し部を囲むように断面略コ字型に成形されていることが好ましい。
この場合、キャップの鍔部が張り出し部を囲むように成形されているので、キャップが長尺部材から抜けることをより確実に防止できる。
このような太陽電池モジュールの取付構造及び取付方法によれば、太陽電池モジュールの枠材が固定される長尺部材間における下地材が外囲体に覆われるとともに、長尺部材に形成された溝がキャップにより覆われるので、太陽電池モジュールを取り付ける領域全体にわたって、下地材への水の浸入を防止できる。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一又は同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
(第1実施形態)
まず、図1〜2を用いて、第1実施形態に係る太陽電池モジュールの取付構造を説明する。図1は太陽電池モジュールの取付構造1を示す断面図である。図2は図1に示す吊子10の斜視図である。
太陽電池モジュールの取付構造1(以下では単に取付構造1という)は、建築物の屋根や壁面などに太陽電池モジュール90を取り付けるための機構である。ここで、太陽電池モジュール90は、太陽電池パネル91と、その太陽電池パネル91の外縁に取り付けられた枠材92とを含んで構成されている。
取付構造1は、吊子(長尺部材)10、塗覆装鋼板(外囲体)20、インナーキャップ(キャップ)30、固定部材50、及び目地キャップ60を備えている。
吊子10は、断面が略C字型の溝形鋼である。吊子10の溝11は上方に開口しており、吊子10の長手方向に沿って形成されている。吊子10の底部12は下地材Sと接する部分であり、平坦に形成されている。吊子10の開口付近には、その開口部14(図2参照)を塞ぐ方向に底部12と並行に延びる張り出し部13が設けられている。言い換えれば、張り出し部13は吊子10の幅方向に延びている。太陽電池モジュール90の枠材92は、この張り出し部13の上に配置される。吊子10は、所定の間隔をおいて下地材S上に略平行に複数配置される。そして、各吊子10は、底部12を貫通して下地材Sに食い込むようにドリルねじDを締めることで下地材S上に固定される。このとき、底部12上には補強板Hが配置される。
塗覆装鋼板20は、下地材Sに固定された吊子10の間に、下地材Sを覆うように取り付けられる。下地材Sに沿って延びる塗覆装鋼板20の両端部はそれぞれ、対応する吊子10の側部15(図2参照)と接するように上方に折り曲げられ、更に張り出し部13の上面と接しながら開口部14付近にまで至る。
インナーキャップ30は、吊子10の溝11に嵌め込まれる長尺状の部材であり、その長さは吊子10の長さと同じである。言い換えれば、インナーキャップ30はその溝11を覆うように取り付けられる。インナーキャップ30には、吊子10の溝11に嵌め込まれる突起部31が形成されている。この突起部31の幅は、吊子10の開口部14付近ではその開口幅と略同じであり、溝11内では吊子10の開口幅よりも大きい。インナーキャップ30は、例えばゴム製やプラスチック製であるが、インナーキャップの原材料は限定されない。
固定部材50は、張り出し部13上に配置された太陽電池モジュール90の枠材92を吊子10に固定する部材である。この固定部材50は、受け金具51、押え金具52及び接合ボルト53を含んで構成される。受け金具51は、吊子10の溝11内(インナーキャップ30の突起部31内)に配置される。このとき、受け金具51の上面の一部は張り出し部13の下面と接する。押え金具52は、断面略コ字型であり、隣り合う太陽電池モジュール90の枠材92を上方から同時に押える役割を果たす。受け金具51及び押え金具52にはボルト穴(図示せず)が形成されており、接合ボルト53は、その二つのボルト穴に通されて締め付けられる。このように接合ボルト53が締め付けられることにより、太陽電池モジュール90の枠材92が吊子10に固定される。
目地キャップ60は、隣り合う太陽電池モジュール90の間に嵌め込まれる長尺状の部材である。目地キャップ60の断面は略コ字型である。目地キャップ60は、その上面が太陽電池モジュール90の枠材92の上面と略連続するように嵌め込まれる。目地キャップ60は、例えばゴム製やプラスチック製であるが、目地キャップの原材料は限定されない。
次に、図3〜4を用いて、取付構造1を用いて太陽電池モジュール90を取り付ける方法を説明する。なお、太陽電池モジュール90の取り付けとは、下地材S上に吊子10を固定し、吊子10間に塗覆装鋼板20を取り付け、吊子10の溝11にインナーキャップ30を嵌め、太陽電池モジュール90の枠材92を吊子10に固定するという一連の作業のことをいう。
まず、太陽電池モジュール90と、取付構造1を構成する吊子10、塗覆装鋼板20、インナーキャップ30、固定部材50、及び目地キャップ60とを用意する(ステップS11)。続いて、吊子10を所定の間隔をおいて下地材S上に複数固定する(ステップS12)。続いて、固定された吊子10間に塗覆装鋼板20を取り付ける(ステップS13)。このとき、塗覆装鋼板20の両端部はそれぞれ、対応する吊子10に接するように上方に折り曲げられ、更に、張り出し部13の上面と接するように折り曲げられるので、吊子10間の下地材Sは塗覆装鋼板20により完全に覆われることになる。
続いて、インナーキャップ30を吊子10の溝11に嵌め込む(ステップS14)。これにより、吊子10の溝11はインナーキャップ30により完全に覆われる。続いて、太陽電池モジュール90の枠材92を吊子10の張り出し部13上に配置し、その枠材92を固定部材50により吊子10に固定する(ステップS15)。そして、目地キャップ60を隣り合う太陽電池モジュール90の間に嵌めこむ(ステップS16)。これで、太陽電池モジュール90の取り付けが完了する。このときの外観は、図4に示すように、下地材S上に太陽電池モジュール90が取り付けられ、太陽電池モジュール90の間が目地キャップ60により覆われた状態となる。
以上説明したように、本実施形態によれば、所定の間隔をおいて下地材Sに固定された吊子10の間において、その下地材Sを覆うように塗覆装鋼板20が取り付けられるので、隣り合う吊子10間における下地材Sへの水の浸入を防止できる。加えて、吊子10に形成された溝11がインナーキャップ30により覆われるので、溝11の中に水が浸入せず、よって、吊子10の取付面である底部12を介して下地材Sに水が浸入することを防止できる。したがって、太陽電池モジュール90を取り付ける領域全体にわたって、下地材Sへの水の浸入を防止することが可能になる。
また、本実施形態によれば、塗覆装鋼板20の端部が、吊子10の側部15と、吊子10の開口部14を塞ぐ方向に延びた張り出し部13の上面とに接するように成形されているので、塗覆装鋼板20と吊子10との隙間を介して下地材Sに水が浸入することをより確実に防止できる。
また、本実施形態によれば、吊子10の溝11に嵌め込まれるインナーキャップ30の突起部31の幅が吊子10の開口部14の幅よりも大きいので、インナーキャップ30が吊子10から抜けることをより確実に防止できる。
また、本実施形態によれば、吊子10の上に枠材92を配置することで太陽電池モジュール90と塗覆装鋼板20との間に一定範囲の間隔が確保されるので、太陽電池モジュール90の熱上昇を抑制できる。また、吊子10上に枠材を配置することで、隣り合う太陽電池モジュール90間にできる隙間を小さくすることができる。
また、本実施形態によれば、仕上げ材である塗覆装鋼板の取付作業時に太陽電池モジュールを取り付けることができるので、後から太陽電池モジュールを取り付ける場合と比較して作業が容易になり、また取付費用を抑制することができる。
(第2実施形態)
次に、図5〜6を用いて、第2実施形態に係る太陽電池モジュールの取付構造を説明する。図5は太陽電池モジュールの取付構造2(以下では単に取付構造2という)を示す断面図である。図6は図5に示す吊子70の斜視図である。なお、第1実施形態と重複する説明は省略する。
取付構造2は、吊子(長尺部材)70、塗覆装鋼板(外囲体)25、インナーキャップ35、固定部材80、キャップ受け65及び目地キャップ66を備えている。
吊子70は、断面略ハット型の溝形鋼である。吊子70の溝71は上方に開口しており、吊子70の長手方向に沿って形成されている。吊子70の底部72は下地材Sと接する部分であり、平坦に形成されている。吊子70の開口付近には、その開口部74(図6参照)から遠ざかる方向に底部72と並行に延びる張り出し部73が設けられている。言い換えれば、張り出し部73は吊子70の幅方向に延びている。
塗覆装鋼板25は、下地材Sに固定された吊子70の間に、下地材Sを覆うように取り付けられる。下地材Sに沿って延びる塗覆装鋼板25の両端部はそれぞれ、対応する吊子70の側部75(図6参照)と接するように上方に折り曲げられ、更に張り出し部73の下面と接しながら張り出し部73の端部付近にまで至る。
インナーキャップ35は、吊子70の溝71に嵌め込まれる長尺状の部材であり、その長さは吊子70の長さと同じである。言い換えれば、インナーキャップ35はその溝71を覆うように取り付けられる。インナーキャップ35の断面はハット型であり、その鍔部36は張り出し部73を囲むことができるように断面略コ字型に成形されている。
固定部材80は、張り出し部73上に配置された太陽電池モジュール90の枠材92を吊子70に固定する部材である。この固定部材80は、第1受け金具81、第2受け金具82、第1押え金具83、第2押え金具84及び接合ボルト85を含んで構成される。
第1受け金具81は、断面略L字型の部材であり、溝71を覆うように吊子10の上方に配置される。第1受け金具81の一部は、一方の張り出し部73を挟むように形成された抜け止め部81aとなっている。第2受け金具82は断面略L字型の部材であり、第1受け金具81の上に配置される。第2受け金具82の一部は、他方の張り出し部73を挟むように形成された抜け止め部82aとなっている。第1押え金具83は、断面略コ字型であり、第2受け金具82の上に配置される。第2押え金具84は、断面略コ字型であり、隣り合う太陽電池モジュール90の枠材92を上方から同時に押える役割を果たす。第1受け金具81、第2受け金具82、第1押え金具83、第2押え金具84にはそれぞれボルト穴(図示せず)が形成されており、接合ボルト85は、各ボルト穴に通されて締め付けられる。このように接合ボルト85が締め付けられることにより、太陽電池モジュール90の枠材92が吊子70に固定される。
キャップ受け65は、後述する目地キャップ66を固定するための部材である。キャップ受け65は略円筒体であるが、その上部は閉じられている。キャップ受け65は、締め付けられた接合ボルト85を上方から覆うように取り付けられる。キャップ受け65の側面には、側方に隆起した隆起部65aが形成されている。
目地キャップ66は、隣り合う太陽電池モジュール90の間に配置される長尺状の部材である。目地キャップ66は、略くの字型の係止部66aがキャップ受け65の隆起部65aの下方に嵌め込まれることで、隣り合う太陽電池モジュール90間の隙間を塞いだ状態で固定される。
次に、図7を用いて、取付構造2を用いて太陽電池モジュール90を取り付ける方法を説明する。図7は太陽電池モジュール90の取付方法を示すフローチャートである。
まず、太陽電池モジュール90と、取付構造2を構成する吊子70、塗覆装鋼板25、インナーキャップ35、固定部材80、キャップ受け65及び目地キャップ66とを用意する(ステップS21)。続いて、吊子70を所定の間隔をおいて下地材S上に複数固定する(ステップS22)。続いて、固定された吊子70間に塗覆装鋼板25を取り付ける(ステップS23)。このとき、塗覆装鋼板25の両端部はそれぞれ、対応する吊子70に接するように上方に折り曲げられ、更に、張り出し部73の下面と接するように折り曲げられるので、吊子70間の下地材Sは塗覆装鋼板25により完全に覆われることになる。
続いて、インナーキャップ35を吊子70の溝71を覆うように取り付ける(ステップS24)。続いて、太陽電池モジュール90の枠材92を張り出し部73上に配置し、その枠材92を固定部材80により吊子70に固定する(ステップS25)。このとき、キャップ受け65を、接合ボルト85を覆うように取り付ける。そして、目地キャップ66をキャップ受け65に対して固定することで、隣り合う太陽電池モジュール90間の隙間を塞ぐ(ステップS26)。これで、太陽電池モジュール90の取り付けが完了する。なお、取付完了時の様子は図4に示すものと同様である。
以上説明したように、本実施形態においても、所定の間隔をおいて下地材Sに固定された吊子70の間において、その下地材Sを覆うように塗覆装鋼板25が取り付けられるので、隣り合う吊子70間における下地材Sへの水の浸入を防止できる。加えて、吊子70に形成された溝71がインナーキャップ35により覆われるので、溝71の中に水が浸入せず、よって、吊子70の取付面である底部72を介して下地材Sに水が浸入することを防止できる。したがって、太陽電池モジュール90を取り付ける領域全体にわたって、下地材Sへの水の浸入を防止することが可能になる。
加えて、本実施形態では、塗覆装鋼板25の端部が、吊子70の側部と、吊子70の開口部74から遠ざかる方向に延びた張り出し部73の下面とに接するように成形されているので、塗覆装鋼板25と吊子70との隙間を介して下地材Sに水が浸入することをより確実に防止できる。
また、本実施形態では、インナーキャップ35の鍔部36が張り出し部73を囲むように成形されているので、インナーキャップ35が吊子70から抜けることをより確実に防止できる。
本実施形態によっても、第1実施形態と同様に、太陽電池モジュール90の熱上昇を抑制したり、隣り合う太陽電池モジュール90間にできる隙間を小さくしたりすることができる。加えて、取付作業を容易にしたり取付費用を抑制したりすることもできる。
以上、本発明をその実施形態に基づいて詳細に説明した。しかし、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で以下のような様々な変形が可能である。
固定部材の構成は、上述した固定部材50,80に限定されず、様々な変形が可能である。また、目地キャップの構成も、上述した目地キャップ60,66に限定されず、様々な変形が可能である。
第1実施形態に係る太陽電池モジュールの取付構造を示す断面図である。 図1に示す吊子の斜視図である。 第1実施形態に係る太陽電池モジュールの取付方法を示すフローチャートである。 太陽電池モジュールの取り付けが完了したときの様子を示す図である。 第2実施形態に係る太陽電池モジュールの取付構造を示す断面図である。 図5に示す吊子の斜視図である。 第2実施形態に係る太陽電池モジュールの取付方法を示すフローチャートである。
符号の説明
1,2…太陽電池モジュールの取付構造、10,70…吊子(長尺部材)、11,71…溝、12,72…底部、13,73…張り出し部、14,74…開口部、15,75…側部、20,25…塗覆装鋼板(外囲体)、30,35…インナーキャップ(キャップ)、31…突起部、36…鍔部、50,80…固定部材、60,66…目地キャップ、90…太陽電池モジュール、91…太陽電池パネル、92…枠材、S…下地材。

Claims (6)

  1. 太陽電池パネルと該太陽電池パネルを支持する枠材とを有する太陽電池モジュールの取付構造であって、
    上方に開口する溝が長手方向に沿って形成され、下地材上に固定される底部と並行に延びる張り出し部が開口付近に設けられた長尺部材と、
    所定の間隔をおいて前記下地材に固定された複数の前記長尺部材の間において、該下地材を覆うように取り付けられた外囲体と、
    前記溝を覆うように取り付けられたキャップと、
    前記張り出し部上に配置された前記枠材を前記長尺部材に固定する固定部材と、
    を備えることを特徴とする太陽電池モジュールの取付構造。
  2. 前記張り出し部が、前記長尺部材の開口部を塞ぐ方向に延びており、
    前記外囲体の端部が、前記長尺部材の側部及び前記張り出し部の上面と接するように成形されている、
    請求項1に記載の太陽電池モジュールの取付構造。
  3. 前記キャップには、前記長尺部材の開口部から該長尺部材の溝に嵌め込まれる突起部が形成され、
    前記突起部のうち前記溝に嵌め込まれる部分の幅が、前記長尺部材の開口部の幅よりも大きい、
    請求項2に記載の太陽電池モジュールの取付構造。
  4. 前記張り出し部が、前記長尺部材の開口部から遠ざかる方向に延びており、
    前記外囲体の端部が、前記長尺部材の側部及び前記張り出し部の下面と接するように成形されている、
    請求項1に記載の太陽電池モジュールの取付構造。
  5. 前記キャップの断面が略ハット型であり、該キャップの鍔部が前記張り出し部を囲むように断面略コ字型に成形されている、
    請求項4に記載の太陽電池モジュールの取付構造。
  6. 太陽電池パネルと該太陽電池パネルを支持する枠材とを有する太陽電池モジュールの取付方法であって、
    上方に開口する溝が長手方向に沿って形成され、底部と並行に延びる張り出し部が開口付近に設けられた長尺部材を、所定の間隔をおいて下地材上に複数固定する工程と、
    前記下地材に固定された前記長尺部材の間において、該下地材を覆うように外囲体を取り付ける工程と、
    前記溝を覆うようにキャップを取り付ける工程と、
    前記張り出し部上に前記枠材を配置し、固定部材により該枠材を前記長尺部材に固定する工程と、
    を含むことを特徴とする太陽電池モジュールの取付方法。
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