JP2010137938A - 用紙折り装置及び画像形成システム - Google Patents

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Abstract

【課題】用紙の折り処理において、カールを持った用紙や複数枚の用紙を折り処理する場合に発生する用紙端部の角折れ、ジャム等の発生を防止する。
【解決手段】一対のローラからなる折り手段に用紙を導入する折り導入手段を構成する用紙押さえ部材を用紙の幅方向の端位置に設ける。
【選択図】図6

Description

本発明は用紙を折り処理する用紙折り装置、特に、画像形成装置の後処理装置として用いられる用紙折り装置に関し、さらには、用紙折り装置と画像形成装置とにより形成される画像形成システムに関する。
画像形成装置との組み合わせで用いられる用紙折り装置としては、例えば、特許文献1に開示されているように、用紙の2カ所に折り目を形成する三つ折り処理を行うものがある。
特許文献1の用紙折り装置においては、用紙に第1折り目を形成し、該第1折り目が形成された用紙に第2折り目が形成される。
これら第1折り目及び第2折り目はいずれも、ローラ対間のニップに折り曲げにより2枚重ねとなった用紙を導入することにより形成される。
2枚重ねの用紙をローラ対間のニップに導入する手段として、第1の折り目形成においては、折り板が用いられ、第2の折り目形成においては、用紙の先端を止める先端停止部材、及び先端停止の状態で用紙を搬送し用紙を屈曲させる搬送手段が用いられている。
特開2004−99199号公報
特許文献1のように、先端停止部材により用紙先端を止めた状態で搬送手段が用紙を搬送することにより用紙を屈曲させた後に、用紙を折り手段に導入する構成では、折り手段への用紙の導入の確実性に問題があることが判明した。
即ち、カールを持った用紙や纏めて折り処理される複数枚の用紙の場合、カール等により用紙端部が浮き上がり、浮き上がった用紙端部が折り手段に円滑に導入されず、用紙端部の角折れ、ジャム等が発生する場合がある。
本発明は、従来の用紙折り装置における前記の問題を解決し、高品質の折り畳み用紙を安定して作成することができる用紙折り装置、及びかかる用紙折り装置を有する画像形成システムを提供することを目的とする。
前記目的は下記の発明により達成される。
1.用紙を搬送する搬送手段、
互いに接触して回転する一対のローラからなる折り手段、
前記搬送手段により搬送される用紙の先端を止める先端停止部材及び、
折り導入手段を有し、
前記先端停止部材により、用紙先端が止められた状態で、前記搬送手段が用紙を搬送することにより、用紙に屈曲部を形成し、前記折り導入手段により、前記屈曲部を前記折り手段に導入し、前記折り手段が折り目を形成する用紙折り装置において、
前記折り導入手段は、
前記搬送手段により搬送された用紙により押されて回転するように回転可能に支持され、用紙の幅方向の端部において用紙を押さえる用紙押さえ部材を有することを特徴とする用紙折り装置。
2.前記幅方向の両端部に配置された複数の前記用紙押さえ部材を有することを特徴とする前記1に記載の用紙折り装置。
3.前記幅方向の中央部に配置された中央部用紙押さえ部材を有することを特徴とする前記1に記載の用紙折り装置。
4.前記用紙押さえ部材は前記中央部用紙押さえ部材以上の長さを有することを特徴とする前記3に記載の用紙折り装置。
5.前記用紙押さえ部材は前記中央部用紙押さえ部材以上の荷重で用紙を押さえることを特徴とする前記3に記載の用紙折り装置。
6.用紙に画像を形成する画像形成装置及び、
前記1〜5のいずれか1項に記載の用紙折り装置であって、前記画像形成装置から排出された用紙に対して折り処理を行う用紙折り装置を有することを特徴とする画像形成システム。
本発明によれば、用紙を折り手段に導入する折り導入手段の用紙押さえ部材により、用紙の屈曲部が確実に折り手段に導入される。前記用紙押さえ部材は、用紙の幅方向に端部において、用紙の浮き上がりを押さえる。
カールを持った用紙や複数枚の用紙は、特に、幅方向の端部において、大きく浮き上がる傾向がある。幅方向の端部において、用紙を押さえる用紙押さえ部材により、用紙の浮き上がりにより発生する角折れ、ジャム等が十分に抑制される。
本発明を図示の実施の形態に基づいて説明するが、本発明は該実施の形態に限定されない。
[画像形成システム]
図1は画像形成装置A、用紙後処理装置FSからなる本発明の実施の形態に係る画像形成システムの全体図である。
〈画像形成装置A〉
図示の画像形成装置Aは、画像読取部1、画像処理部2、画像書込部3、画像形成部4、給紙カセット5、給紙手段6、定着装置7、排紙部8、自動両面コピー給紙部(ADU)9を備えている。
画像形成装置Aの上部には、自動原稿送り装置DFが搭載されている。画像形成装置Aの図示の左側面の排紙部8側には、用紙後処理装置FSが連結されている。
自動原稿送り装置DFの原稿台上に載置された原稿は矢印方向に搬送され画像読み取り部1の光学系により原稿の片面又は両面の画像が読みとられ、CCDイメージセンサ1Aに読み込まれる。
CCDイメージセンサ1Aにより光電変換されたアナログ信号は、画像処理部2において、アナログ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮処理等を行った後、画像
書込部3に送られる。
画像形成時には、画像書込部3の半導体レーザから出力光が発せられ、画像形成部4の感光体ドラム4Aが照射されて潜像が形成される。画像形成部4においては、帯電、露光、現像、転写、分離、クリーニング等の処理が行われ感光体ドラム4A上にトナー像が形成される。給紙カセット5から給紙手段6により給送された記録用紙S1は、感光体ドラム4Aに接触し、転写手段4Bによりトナー像が記録用紙S1に転写される。トナー像を担持した記録用紙S1は、定着装置7により定着処理され、排紙部8から用紙後処理装置FSに送り込まれる。両面コピーの場合には、片面画像処理済みの記録用紙S1は搬送路切り替え板8Aにより自動両面コピー給紙部9に送り込まれ、画像形成部4において裏面にトナー像が転写され、定着された後、排紙部8から排出される。
[用紙後処理装置FS]
用紙後処理装置FSは、用紙搬入部20と、挿入紙給紙部30a、30bと、複数の後処理部とを有する。後処理部としては、穴あけ処理部40、本発明の実施の形態に係る用紙折り装置としての折り部50、重ね合わせ処理部60、綴じ処理部71、72、及び排紙部80を有する。
挿入紙給紙部30aには挿入紙S2が装填され、挿入紙給紙部30bには他の挿入紙S3が装填される。
挿入紙S2、S3は、画像形成装置Aから排出される複数枚の記録用紙S1の間に挿入される表紙用紙やインサート用紙等の挿入紙であり、記録用紙S1と同様に、穴あけ処理や折り処理を行うことができる。
挿入紙給紙部30a、30bから送り出された挿入紙S2、S3は下方に向かう搬送路(参照符号なし)を経て用紙搬入部20に搬送される。
穴あけ処理部40は、用紙搬入部20に配置される。
なお、以下の説明では、記録用紙S1、挿入紙S2、S3を総称して用紙Sと称する。
折り部50は、用紙搬入部20から下方に分岐した搬送路H1上に配設されている。
重ね合わせ処理部60は、用紙搬入部20から上方に分岐した搬送路H2の下流側に配設され、搬送路H3、H4、H5を備えている。
重ね合わせ処理部60は、下流側に位置する綴じ処理部71において、先行する用紙Sに綴じ処理するための時間を確保するために、後続の用紙Sを搬送路H3及び搬送路H4、H5に待機させる。
搬送路H2の下流側に位置する搬送路は、二重に湾曲する搬送路に分岐し、内側の搬送路H4と外側の搬送路H3、H5とに分かれる。
搬送路H2から分岐して湾曲する内側の搬送路を形成する搬送路H4の排出口には、搬送ローラ21が設けられ、綴じ処理を行う用紙Sの1枚目が搬送されてきた場合、回転を停止した状態で用紙先端を受け止め搬送ローラ21に当接した状態で待機させる。
搬送路H2を搬送された用紙Sは、前記のように、搬送ローラ21に先頭が突き当たった状態で待機するが、後続の用紙Sは、搬送路H2から搬送路H3に進入して、搬送ローラ21に到達する。
搬送ローラ21からは、先行する用紙Sと後行する用紙Sとが重なった状態で、2枚一緒に搬送され、集積部70へと搬送される。
搬送路H3は、搬送路H2の下流において、搬送路H2に連続しており、搬送路H5は、搬送路H3に連続する。
搬送路H3は、搬送路H5と搬送路H6に分岐している。
そして、搬送路H6は、固定排紙皿81に用紙Sを排出する排紙路を形成する。
固定排紙皿81は、搬送路H3上の搬送ローラ24において重ね合わせ処理部60から分岐する搬送路H6の下流側で、用紙後処理装置FSの機外に突出する位置に配設されている。
固定排紙皿81は前記に説明したように、搬送路H2、H3、H6を経て搬送され、排出された用紙Sを集積する。
排紙部80は排紙ローラ22及び整合機構を有し、用紙Sを昇降排紙皿82に排出する。整合機構は図示しないが、搬送排出方向に直角な水平方向に往復移動して用紙を整合する周知のもので構成される。
排紙ローラ22は、一対のローラからなり、非排紙時には、一対のローラは離間しており、排紙時に接触して用紙Sをニップし搬送して、昇降排紙皿82に排出する。
搬送ローラ21により搬送される用紙Sは、排紙ローラ22を構成し、離間している一対のローラ間を左方向に走行し、後端が搬送ローラ21から離れたときに、集積部70に落下し、傾斜している集積部70を滑落してストッパ(図示せず)により受け止められて集積部70上で停止する。
設定枚数の用紙Sが集積部70上に集積されたときに、綴じ処理部71が作動して用紙Sを綴じ処理する。
綴じ処理された用紙Sは前記ストッパにより押し上げられて集積部70上を左上方に移動する。
このとき、排紙ローラ22を構成する一対のローラが接触して用紙Sをニップし、搬送して、昇降排紙皿82に排出する。
折りモードにおいては、用紙Sは用紙搬入部20から搬送路H1を下方に搬送され、折り部50において、中折り又は三つ折り処理されて下部排紙皿83に排出される。
中綴じモードにおいては、用紙Sは用紙搬入部20から搬送路H1を搬送され、綴じ処理部72において、中綴じ処理され、折り部50において、中折り処理された後に、下部排紙皿83に排出される。
用紙Sの排紙経路としては、次の4経路がある。
1)用紙搬入部20→搬送路H2→搬送路H3→搬送路H6→固定排紙皿81
2)用紙搬入部20→搬送路H2→搬送路H3、H4、H5→集積部70→排紙部80→昇降排紙皿82
3)用紙搬入部20→搬送路H2→H4→排紙部80→昇降排紙皿82
4)用紙搬入部20→搬送路H1→折り部50→下部排紙皿83
経路1)、2)及び4)は前記に説明したとおりである。
経路3)は、綴じ処理や、折り処理を施すことなく、大量の画像形成を行う際に選択される。
用紙Sは、後処理なしで、昇降排紙皿82に排出され、昇降排紙皿82は、排紙される用紙Sの最上面が常に一定した高さになるように図の鎖線で示すように下方に移動する。
したがって、昇降排紙皿82上には、数千枚の用紙を集積することが可能である。
図2は、折り部50の正面図である。
図1における搬送路H1は、折り部50の上流部で用紙Sを案内する案内板51A及び下流部で用紙Sを案内する案内板51Bからなる案内部材51で構成される。
搬送路H1には、折り部50の下流側で用紙Sの位置を規制する規制部材51Cが設けられる。規制部材51Cは用紙Sの下端を所定位置に規制するものであり、用紙サイズに応じて変位可能である。
折り部50は、折り板52、折り上ローラ(以下、上ローラと称す)53、折り下ローラ(以下、下ローラと称す)54、折りローラ55、切り替え案内手段としての搬送路切替部材57、折り導入手段を構成する案内部材58、先端停止部材581を備え、用紙Sを二つ折り処理又は三つ折り処理を行う。
第1の折り手段を構成する上ローラ53、下ローラ54は、また、搬送により用紙Sを屈曲させて、下ローラ54と折りローラ55との間に挿入する搬送手段を構成する。
下ローラ54と折りローラ55とは用紙Sをニップして搬送することにより用紙Sを折り処理する第2の折り手段を構成する。
下ローラ54は前記搬送手段及び前記折り手段に共用されるが、前記搬送手段と前記折り手段とをそれぞれ一対のローラで構成し、4個のローラで用紙折り装置を構成することも可能である。
上ローラ53と下ローラ54とは、ほぼ対称形をなす左右一対の押圧手段により支持されている。一方の押圧手段は、上ローラ53を回転可能に支持し、支軸531を中心に揺動可能な支持板532と、この支持板532の一端に係止され、上ローラ53を挟持位置方向に付勢するバネ533とから成る。もう一方の押圧手段は、支軸541を中心に揺動可能な支持板542と、この支持板542の一端に係止され、下ローラ54を挟持位置方向に付勢するバネ543とから成る。上ローラ53、下ローラ54は、折りローラ駆動モータ(図示せず)により駆動回転される。上ローラ53、下ローラ54の各外周面は、高摩擦抵抗材により形成されている。
搬送路切替部材57はソレノイドSDにより駆動されて揺動可能であり、三つ折り処理時には、実線で示す位置に設定されて用紙Sを案内部材58で形成される搬送路に案内する。
搬送路切替部材57は、二つ折り、即ち、中折り及び中綴じ・中折りには、点線の位置に設定されて、用紙Sを排出口E1に案内する。
58は搬送手段と先端停止部材581との間で用紙Sを案内する案内部材であり、後に説明するように用紙Sの中央部が下方に屈曲するような搬送路を形成する。
59は前記折り導入手段を構成する金属製の用紙押さえ部材であり、自重で用紙Sを押さえる。
先端停止部材581は、搬送手段、即ち、上ローラ53と下ローラ54とにより搬送される用紙Sの先端を停止させることにより用紙Sを折り手段に向けて屈曲させる用紙曲げ手段を構成する。
用紙曲げ手段としては、先端停止部材581の他に、上ローラ53及び下ローラ54による搬送方向と反対方向に用紙Sの先端を搬送するローラで構成することも可能である。
用紙曲げ手段をローラで構成した場合、用紙曲げ手段としてのローラは用紙Sの折り目位置が折り手段による折り位置に到達した時点で、搬送手段の搬送方向と反対方向に用紙Sを搬送するように作動する。
以上の構成を有する折り部50の折り動作について説明する。
1)二つ折り処理(中折り及び中綴じ・中折り)
中折り処理は、用紙Sの搬送方向に関して中央部において折り処理するモードであり、中折り・中綴じ処理は、用紙Sの前記中央部を綴じ処理するとともに、前記中央部で中折り処理するモードである。
中折り処理においては、設定枚数の用紙Sが、規制部材51Cにより受け止められて集積される。設定枚数の用紙Sが規制部材51Cで規制された集積された段階で、折り板52が駆動手段(図示せず)により駆動されて用紙Sの折り目を上ローラ53、下ローラ54の間に挿入する。
中折り・中綴じ処理においては、設定枚数の用紙Sが、規制部材51Cにより受け止められて集積される。設定枚数の用紙Sが規制部材51Cで規制された集積された段階で、綴じ処理部72が作動して用紙Sの中央部に綴じ針を打ち込む綴じ処理を行う。
綴じ処理が終了した段階で、規制部材51Cが移動して、用紙Sの中央部を折り板52の位置まで下げる。
中折り処理における設定枚数集積段階及び中折り・中綴じ処理における綴じ処理終了段階で、折り板52の作動と同時に上ローラ53、下ローラ54それぞれが矢印のように回転して、用紙Sを折り処理しつつ搬送する。
折り板52は用紙Sが上ローラ53、下ローラ54間にニップされた段階で用紙Sの搬送方向と反対方向に移動して退避する。
上ローラ53、下ローラ54により折り処理された用紙Sは折り目を先頭にして搬送され、点線の位置に設定された搬送路切替部材57の案内でその下方を通過し、排出口E1から排出される。
中折り及び中綴じ・中折りモードにおいては、用紙押さえ部材59は用紙Sに押されて時計方向に回転し退避するので、用紙Sの搬送は円滑に行われる。
2)三つ折り処理
三つ折り処理においては、搬送路切替部材57は実線で示す位置に設定される。
用紙Sは搬送路H1を搬送され、その先端が規制部材51Cに突き当たって停止する。
設定枚数の用紙Sが規制部材51Cで規制され集積した段階で、折り板52が駆動手段(図示せず)により駆動されて鎖線W1で示す搬送路に沿って移動し、用紙Sの折り目を上ローラ53と下ローラ54との間に挿入する。
折り板52の作動と同時に上ローラ53、下ローラ54及び折りローラ55それぞれが矢印のように回転して、用紙Sを折り処理しつつ搬送する。
折り板52は用紙Sが上ローラ53、下ローラ54間にニップされた段階で用紙Sの搬送方向と反対方向に移動して退避する。
上ローラ53と下ローラ54とにより折り処理された用紙Sは搬送路切替部材57により案内されて案内部材58により形成された搬送路に、折り目を先頭にして進行する。用紙Sの折り目は先端停止部材581に突き当たって停止する。
用紙Sの折り目が先端停止部材581に突き当たった後も上ローラ53、下ローラ54及び折りローラ55は回転を継続する。
上ローラ53、下ローラ54の回転継続により、用紙Sは上ローラ53、下ローラ54間のニップと先端停止部材581との間で撓み湾曲する。
図2(b)に示すように、案内部材58の用紙案内面の方向W2は、上ローラ53と下ローラ54により形成される搬送路W1と交叉し、W1とW2とが形成する角度θが下ローラ54と折りローラ55とにより形成される折り手段と反対の側で180度よりも小であるように案内部材58が形成される。
折り導入手段を構成する案内部材58を、搬送手段としての上ローラ53及び下ローラ54との配置関係で前記のように構成することにより、上ローラ53及び下ローラ54により搬送され、先端停止部材581により先端が止められた用紙Sは、下ローラ54及び折りローラ55により構成される折り手段の側に屈曲する。
湾曲した用紙Sは下ローラ54と折りローラ55間のニップに進入し、下ローラ54と折りローラ55とにより、第2の折り目が形成される。
下ローラ54及び折りローラ55の継続する回転により、2カ所で折られた用紙S、即ち、三つ折り処理された用紙Sは排紙口E2を通過して折り部50から排出され、下部排紙皿83(図1参照)に排出される。
図3は三つ折り工程を説明する図である。
図3(a)は用紙Sが折り部50に導入されない状態を示す。
図3(a)では、用紙押さえ部材59は案内部材58により規制されて、垂直から若干傾いた状態、即ち、約「7時」の状態で設定されている。
図4に示すように、用紙押さえ部材を支持する支持部材としての案内部材58には切欠58Aが形成され、用紙押さえ部材59は切欠58A内に出入して回転する。用紙押さえ部材59に形成されたストッパ59Dが案内部材58に突き当たることによって、用紙押さえ部材59は図3(a)の位置、即ち、用紙押さえ部材59が「7時」に近い傾斜した状態の端位置に設定される。
案内部材58により端位置を規制された用紙押さえ部材59の下端は、図3(a)に示されるように、下ローラ54の近傍であり、且つ、下ローラ54から離間している。
上ローラ53、下ローラ54等は、メンテナンス時等に図2に矢印で示す方向と反対方向に回転する場合があるが、用紙押さえ部材59が下ローラ54から離れているので、このような回転が円滑に行われる。
図2におけるW1は、上ローラ53と下ローラ54とによりニップされて用紙Sが搬送される搬送路を示している。
図示のように、用紙押さえ部材59の先端(下端)は図3(a)の端位置(初期位置)において、用紙Sの搬送路W1の下側(折り手段側)に位置しているので、用紙Sが折り部50に導入され、二つ折りされた用紙Sの折り目が用紙押さえ部材59を押すことにより、用紙押さえ部材59が時計方向に回転する。
図3(b)は用紙押さえ部材59が用紙Sに押されて回転した状態を示す。
用紙Sは用紙押さえ部材59と搬送路切替部材57との間を通過する。
用紙Sの折り目が先端停止部材581に突き当たって停止するが、用紙Sは継続して上ローラ53と下ローラ54とにより搬送される。
その結果、用紙Sは下ローラ54と折りローラ55との間で下方に屈曲する。用紙押さえ部材59はその自重で用紙Sを下方に押し、用紙Sを確実に下方に湾曲させる。
用紙Sは上下ローラ53、54のさらなる搬送により下方に大きく湾曲し、用紙押さえ部材59は用紙Sの上を滑って反時計方向に回転して図3(c)に示す状態となる。図3(c)の状態では、用紙押さえ部材59は図3(a)の状態と同様に、案内部材58により規制されて端位置に停止する。
また、図3(c)の状態では、二つ折りされた用紙Sの折り返しSAが用紙押さえ部材59の先端に形成された用紙押さえ部59Cにより押さえられている。
用紙Sがカールしている場合や用紙Sが複数枚の場合、用紙Sの折り返しSAが浮き上がる。折り返しSAの浮き上がりが大きいと、折り返しSAが下ローラ54と折りローラ55との間のニップに進入せず、端部の角折れ、ジャム等が発生する。
用紙押さえ部材59で折り返しSAの浮き上がりを押さえることにより、このような不具合が解消される。
用紙押さえ部材59の図3(a)の状態から図3(b)の状態を経て図3(c)の状態に回転する過程において、用紙押さえ部材59の回転中心は変位する。このような用紙押さえ部材59の回転動作を、用紙押さえ部材59の支持手段を示す図5により説明する。
用紙押さえ部材59は断面円形の軸59Aにより支持されている。軸59Aは固定されている。
用紙押さえ部材59の基部には、軸59Aの外径よりも大きな内径を有する円形の軸孔59Bが設けられており、軸59Aと軸孔59Bとは遊びを持った軸・軸孔係合で係合している。
用紙押さえ部材59に外力が作用しないときは、図5(a)に示されるように、軸59Aの上端が軸孔59Bに接触する。即ち、用紙押さえ部材59は軸59Aに吊り下がっている。用紙押さえ部材59に対して、これを持ち上げる力が作用したときは、図5(b)に示されるように軸59Aの下端部が軸孔59Bに接触する。このように、用紙押さえ部材59の回転中心である軸孔59Bの中心は、図5(a)から図5(b)へと変位する。
図5(a)は図3(a)に示すように、折り部50に用紙Sが通紙されないときの状態を示し、図5(b)は折り部50に用紙Sが通紙され、用紙Sにより用紙押さえ部材59が持ち上げられた状態、即ち、図3(b)、図3(c)の状態を示す。
このように用紙押さえ部材59の回転中心が変位することにより、用紙押さえ部材59が図3(b)の状態から図3(c)の状態へと円滑に回転する。
したがって、カールした用紙や複数枚の用紙Sでも折り返しSAの浮き上がりが用紙押さえ部材59により十分に押さえられて良好な折り処理が行われる。
なお、図示の用紙押さえ部材59は変位可能な回転中心の周りに回転して図3(a)から図3(c)の状態となるが、用紙押さえ部材を、固定軸を中心として回転可能に設けることも可能である。
用紙押さえ部材59は図6に示すように、用紙搬送方向W3に直角な幅方向の両端部の各1個(591、594)設けられるとともに、中央部に2個の中央部用紙押さえ部材592、593が設けられる。
用紙押さえ部材591、594と中央部用紙押さえ部材592、593とは、次に説明するように長さが異なる他は同一形状を有する。
両端部の用紙押さえ部材591、594が特に重要である。
即ち、カールを有する用紙Sは端部において図7に示すような浮き上がりを生じやすく、図7に示すような浮き上がりを用紙押さえ部材591、594で押さえることにより、適正な折り処理が行われるようになる。
図6において、SED1はA4Sのエッジ、即ち、用紙搬送方向W3を長辺として搬送されるA4サイズ用紙のサイドエッジ、SED2は8.5×11Sのエッジ、即ち、用紙搬送方向W3を長辺として搬送される8.5×11インチサイズ用紙のサイドエッジを示す。
用紙押さえ部材59は用紙Sのサイドエッジから数mm以内の位置で用紙Sを押さえれば、用紙の浮き上がりを押さえることが可能であり、図示のように、用紙押さえ部材591、594はA4S、8.5×11Sの用紙に対して共通に用いられる。
なお、用紙サイズに応じて用紙押さえ部材591を幅方向に変位させるようにすることもできる。
前記に説明したように、用紙押さえ部材59は用紙の幅方向の端部に配置されることが好ましいことから、端部の用紙押さえ部材591、594の長さを中央部用紙押さえ部材592、593よりも若干長くすることにより、端部における用紙押さえ効果をより大きくすることが好ましい。即ち、用紙押さえ部材591、594の長さをL1、中央部用紙押さえ部材592、593の長さをL2とした場合、両者の差L1−L2=ΔLを、例えば、ΔL=0.5〜2mmのようにすることが好ましい。
図7に示すように、端位置に設定されている用紙押さえ部材59は用紙Sの折り返しSAに対して90度に近い角度(図示の例では約70度)で用紙Sを押さえている。したがって、用紙押さえ部材59の長さが長いほど浮き上がり防止効果が大きい。
用紙の幅方向端部において、より大きな用紙押さえ機能を用紙押さえ部材59に持たせる他の手段として、幅方向に配置された複数の用紙押さえ部材のうちの端部のものの質量又は荷重をより大きくすることも可能である。
例えば、端部の用紙押さえ部材を大きな部材とする或いは、ばねにより端部の用紙押さえ部材に大きな荷重を加えることにより、端部の用紙押さえ部材の押さえ機能を大きくすることができる。
用紙端部において大きな用紙押さえ機能を有する用紙押さえ部材を用いることにより、用紙の浮き上がりを良好に押さえ、精度の高い折り処理が行われるようになる。
本発明の実施の形態に係る画像形成システムの全体図である。 本発明の実施の形態に係る用紙折り装置としての折り部50の正面図である。 三つ折り処理工程を説明するための図である。 用紙押さえ部材59の支持手段を示す図である。 用紙押さえ部材59の支持手段を示す図である。 複数の用紙押さえ部材の配置を示す図である。 用紙押さえ部材59の用紙押さえ作用を示す図である。
符号の説明
A 画像形成装置
FS 後処理装置
50 折り部
52 折り板
53 上ローラ
54 下ローラ
55 折りローラ
57 搬送路切替部材
58 案内部材
59、591、594 用紙押さえ部材
59A 軸
59B 軸孔
592、593 中央部用紙押さえ部材

Claims (6)

  1. 用紙を搬送する搬送手段、
    互いに接触して回転する一対のローラからなる折り手段、
    前記搬送手段により搬送される用紙の先端を止める先端停止部材及び、
    折り導入手段を有し、
    前記先端停止部材により、用紙先端が止められた状態で、前記搬送手段が用紙を搬送することにより、用紙に屈曲部を形成し、前記折り導入手段により、前記屈曲部を前記折り手段に導入し、前記折り手段が折り目を形成する用紙折り装置において、
    前記折り導入手段は、
    前記搬送手段により搬送された用紙により押されて回転するように回転可能に支持され、用紙の幅方向の端部において用紙を押さえる用紙押さえ部材を有することを特徴とする用紙折り装置。
  2. 前記幅方向の両端部に配置された複数の前記用紙押さえ部材を有することを特徴とする請求項1に記載の用紙折り装置。
  3. 前記幅方向の中央部に配置された中央部用紙押さえ部材を有することを特徴とする請求項1に記載の用紙折り装置。
  4. 前記用紙押さえ部材は前記中央部用紙押さえ部材以上の長さを有することを特徴とする請求項3に記載の用紙折り装置。
  5. 前記用紙押さえ部材は前記中央部用紙押さえ部材以上の荷重で用紙を押さえることを特徴とする請求項3に記載の用紙折り装置。
  6. 用紙に画像を形成する画像形成装置及び、
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の用紙折り装置であって、前記画像形成装置から排出された用紙に対して折り処理を行う用紙折り装置を有することを特徴とする画像形成システム。
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