JP2010137655A - 車両の制御装置および制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ハイブリッド車両の減速時における排気エミッションの悪化を抑制する。
【解決手段】HV_ECUは、要求駆動力を算出するステップ(S100)と、禁止条件が成立すると(S102にてYES)、エンジンによる負方向の駆動力の発生を禁止するステップ(S104)と、入力制限Winよりモータによる駆動力の最小値を算出するステップ(S106)と、要求駆動力の絶対値がモータによる駆動力の最小値の絶対値よりも大きいと(S108にてYES)、モータによる駆動力の最小値を駆動力決定値として設定するステップ(S110)と、要求駆動力の絶対値がモータによる駆動力の最小値の絶対値以下であると(S108にてNO)、要求駆動力を駆動力決定値として設定するステップ(S112)と、設定された駆動力決定値に基づいて回生制御を実行し、触媒暖機を継続するステップ(S114)とを含む、プログラムを実行する。
【選択図】図3

Description

本発明は、内燃機関とモータとを駆動源として搭載した車両の制御に関し、特に、内燃機関の触媒暖機中におけるモータの制御に関する。
近年、環境問題対策の1つとして、内燃機関とモータとを駆動源として搭載したハイブリッド車両が注目されている。このようなハイブリッド車両においては、内燃機関の排気浄化触媒を活性化した状態にするために従来の内燃機関のみを駆動源とする車両と同様に排気浄化触媒の暖機を行なう必要がある。排気浄化触媒を暖機する技術としては、たとえば、特開2008−179262号公報(特許文献1)は、バッテリが満充電に達しても、排気温度の速やかな上昇を可能にする暖機制御装置を開示する。この暖機制御装置は、エンジンの動力で発電する発電機と、発電機の電力を充電可能なバッテリと、エンジンと車輪の間に介装された変速機と、エンジンの排気温度を上昇させる必要があるときに、バッテリの充電量に応じて、発電機の発電負荷を増加させる発電制御及び変速機の変速比を増速側に変更する変速制御のいずれか一方又は双方を行なう暖機手段と、を備えることを特徴とする。
上述した公報に開示された暖機制御装置によると、電負荷の増加だけではなく、変速比の変更によっても、エンジンに対する負荷を高めて暖機を行なうことができる。したがって、バッテリの充電量に応じて、発電負荷の増加による暖機か、変速比の変更による暖機か、又は両方による暖機かを選択することで、バッテリが満充電に達しても、排気温度の速やかな上昇が可能になる。
特開2008−179262号公報
ところで、ハイブリッド車両の走行中にアクセルペダルの踏み込みが解除されるなどして車両が減速状態になると、モータを用いた回生制動により車両の状態に応じた減速度が実現される。
しかしながら、蓄電装置の充電状態によっては受け入れられる回生電力が小さいため、内燃機関の摩擦抵抗等を利用した制動力を発生させる場合がある。このような場合には、内燃機関においてフューエルカット等が行なわれるため、排気浄化触媒の暖機が中断するという問題がある。そのため、排気浄化触媒の温度の上昇が抑制され、活性化した状態になる温度に到達できず排気エミッションが悪化する可能性がある。
上述した公報に開示された暖機制御装置においては、車両の減速時に排気浄化触媒の暖機の中断による排気エミッションの悪化について何ら考慮されておらず、このような問題を解決することができない。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであって、その目的は、ハイブリッド車両の減速時における排気エミッションの悪化を抑制する車両の制御装置および制御方法を提供することである。
第1の発明に係る車両の制御装置は、モータと内燃機関とを駆動源とする車両の制御装置である。車両は、モータに電力を供給する蓄電装置を含む。この制御装置は、内燃機関が触媒暖機状態であることを検出するための暖機状態検出手段と、車両の前進側を正方向とし、後進側を負方向とした、車両に対する要求駆動力を検出するための駆動力検出手段と、車両のシフトポジションを検出するためのシフトポジション検出手段と、内燃機関が触媒暖機状態であって、要求駆動力が負の値であって、かつ、シフトポジションが正方向の駆動力を発生するシフトポジションであるという禁止条件が成立した場合、内燃機関による負方向の駆動力の発生を禁止しつつ、蓄電装置が許容する範囲内の回生電力に対応するモータによる負方向の駆動力が車両に発生するようにモータを制御するための制御手段とを含む。第5の発明に係る車両の制御方法は、第1の発明に係る車両の制御装置と同様の構成を有する。
第1の発明によると、触媒暖機状態であって、車両の減速中に内燃機関による負方向の駆動力の発生を禁止することにより触媒暖機の中断が回避される。そのため、排気浄化触媒を速やかに活性化した状態にすることができるため、排気エミッションの悪化を抑制することができる。したがって、ハイブリッド車両の減速時における排気エミッションの悪化を抑制する車両の制御装置および制御方法を提供することができる。
第2の発明に係る車両の制御装置においては、第1の発明の構成に加えて、制御手段は、禁止条件が成立した場合、蓄電装置が許容する範囲内の回生電力の最大値に対応するモータによる駆動力の最小値を算出するための手段と、要求駆動力の程度がモータによる駆動力の最小値の程度よりも大きい場合にモータによる駆動力の最小値が発生するようにモータを制御するための手段と、要求駆動力の程度がモータによる駆動力の最小値の程度よりも小さい場合に要求駆動力に対応するモータによる負方向の駆動力が発生するようにモータを制御するための手段とを含む。第6の発明に係る車両の制御方法は、第2の発明に係る車両の制御装置と同様の構成を有する。
第2の発明によると、要求駆動力の程度がモータによる駆動力の最小値の程度よりも大きい場合には、モータの駆動力の最小値が発生するようにモータを制御することにより、蓄電装置を保護できる。また、要求駆動力の程度がモータによる駆動力の最小値の程度よりも小さい場合には、要求駆動力に対応するモータによる負方向の駆動力が発生するようにモータを制御することにより、車両に要求される駆動力を実現することができる。
第3の発明に係る車両の制御装置は、第1または2の発明の構成に加えて、禁止条件が成立しない場合、車両の減速時に、要求駆動力と蓄電装置の充電量に対応したモータによる負方向の駆動力との差分に応じた内燃機関による負方向の駆動力の発生を許可するための手段をさらに含む。第7の発明に係る車両の制御方法は、第3の発明に係る車両の制御装置と同様の構成を有する。
第3の発明によると、禁止条件が成立しない場合、要求駆動力と蓄電装置の充電量に対応したモータによる負方向の駆動量との差分に応じた内燃機関による負方向の駆動力の発生を許可することにより、車両に要求される駆動力を実現することができる。
第4の発明に係る車両の制御装置においては、第1〜3のいずれかの発明の構成に加えて、車両は、内燃機関の動力を用いた発電を行なうジェネレータと、内燃機関の動力を、モータおよびジェネレータに分割して伝達する動力分割機構と、モータに連結される車輪とをさらに含む。第8の発明に係る車両の制御方法は、第4の発明に係る車両の制御装置と同様の構成を有する。
第4の発明によると、ジェネレータと動力分割機構とを有する車両に本発明を適用することにより、触媒暖機状態であって、かつ、車両の減速中に触媒暖機の中断を回避することができる。そのため、排気エミッションの悪化を抑制することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
図1を参照して、本発明の実施の形態に係る車両の制御装置が搭載されるハイブリッド車両の制御ブロック図を説明する。
ハイブリッド車両は、駆動源としての内燃機関(以下、エンジンという)120と、回転電機であるモータジェネレータ(MG)140と、エンジン120およびモータジェネレータ140にそれぞれ接続されるトランスミッション202とを含む。なお、図1においては、説明の便宜上、モータジェネレータ140を、ジェネレータ140Aとモータ140Bと表現するが、ハイブリッド車両の走行状態に応じて、ジェネレータ140Aがモータとして機能したり、モータ140Bがジェネレータとして機能したりする。
本実施の形態において、エンジン120は、リーンバーンガソリンエンジンであるとして説明するが、ディーゼルエンジンであってもよい。
エンジン120の吸気通路122には、吸入空気のほこりを捕捉するエアクリーナ122A、エアクリーナ122Aを通ってエンジン120に吸入される空気量を検出するエアフローメータ122B、エンジン120に吸入される空気量を調整するためのスロットルバルブを有する電子スロットル122Cが設けられている。電子スロットル122Cにはスロットルポジションセンサ122Dが設けられている。エンジンECU(Electronic Control Unit)280には、エアフローメータ122Bにより検出された吸入空気量や、スロットルポジションセンサ122Dにより検出された電子スロットル122Cの開度等が入力される。
エンジン120は、複数の気筒と、複数の気筒のそれぞれに燃料を供給する燃料噴射装置130が設けられる。燃料噴射装置130は、エンジンECU280からの燃料噴射制御信号に基づいて各気筒に対して適切な時期に適切な量の燃料を噴射する。
また、エンジン120の排気通路124には、排気浄化触媒である三元触媒コンバータ124Bと、三元触媒コンバータ124Bに導入される排出ガスにおける空燃比(A/F)を検出する空燃比センサ124Aと、三元触媒コンバータ124Bの温度を検出する触媒温度センサ124Cと、消音器124Dと、三元触媒コンバータ124Bから排出される排出ガスにおける酸素濃度を検出する酸素センサ124Eとが設けられている。
本実施の形態において三元触媒コンバータ124Bは、排出ガス中の窒素酸化物(以下の説明においては、NOxとも記載する)を吸蔵し、吸蔵されたNOxを還元しつつ、排出ガス中の炭化水素および一酸化炭素を酸化するとして説明するが、少なくともNOxを吸蔵し、還元する触媒を用いてもよい。
エンジンECU280には、空燃比センサ124Aにより検出された三元触媒コンバータ124Bに導入される排出ガスの空燃比、触媒温度センサ124Cにより検出された三元触媒コンバータ124Bの温度、酸素センサ124Eにより検出された三元触媒コンバータ124Bから排出される排出ガスの酸素濃度等を示すが入力される。
なお、空燃比センサ124Aは、エンジン120で燃焼された混合気の空燃比に比例した出力電圧を発生する全域空燃比センサ(リニア空燃比センサ)である。本実施の形態において、空燃比センサ124Aは、検出素子を有し、エンジン120の排出ガスの検出素子への接触によりエンジン120の空燃比に対応した信号を出力する。
また、酸素センサ124Eは、エンジン120で燃焼された混合気の空燃比が理論空燃比に対してリッチであるかリーンであるかをオン−オフ的に検出する。酸素センサ124Eは、エンジン120で燃焼された混合気の空燃比が理論空燃比に対してリッチであるかリーンであるかを示す信号を出力する。
なお、空燃比センサ124Aに代えて、酸素センサを用いてもよいし、酸素センサ124Eに代えて空燃比センサを用いてもよい。
また、エンジンECU280には、エンジン120の冷却水の温度を検出する水温検出センサ360からエンジン冷却水温を示す信号が入力される。エンジン120の出力軸には、クランクポジションセンサ380が設けられており、エンジンECU280には、クランクポジションセンサ380から出力軸の回転数を示す信号が入力される。
トランスミッション202は、減速機180と動力分割機構200とを含む。減速機180は、エンジン120やモータジェネレータ140で発生した動力を車輪160に伝達したり、車輪160の駆動をエンジン120やモータジェネレータ140に伝達する。動力分割機構200は、たとえば、遊星歯車機構であって、エンジン120の発生する動力を車輪160(すなわち、モータ140B)とジェネレータ140Aとの2経路に分配する。遊星歯車機構は、サンギヤとリングギヤとキャリアとピニオンギヤとを含む。たとえば、遊星歯車機構のサンギヤは、ジェネレータ140Aに接続し、キャリアは、エンジンに接続され、リングギヤは、モータ140Bに接続されるものとする。なお、リングギヤとモータ140Bとの間に変速機構が設けられるようにしてもよい。
また、ハイブリッド車両は、走行用バッテリ220と、インバータ240とをさらに含む。走行用バッテリ220は、モータジェネレータ140を駆動するための電力を蓄電する蓄電装置である。なお、走行用バッテリ代えてキャパシタ等を蓄電装置として用いてもよい。インバータ240は、走行用バッテリ220の直流とジェネレータ140Aおよびモータ140Bの交流とを変換しながら電流制御を行なう。
さらに、ハイブリッド車両は、バッテリ制御ユニット(以下バッテリECUという)260と、エンジンECU280と、MG_ECU300と、HV_ECU320とをさらに含む。
バッテリECU260は、走行用バッテリ220の充放電状態を管理制御する。エンジンECU280は、エンジン120の動作状態を制御する。MG_ECU300は、ハイブリッド車両の状態に応じてモータジェネレータ140およびバッテリECU260、インバータ240等を制御する。HV_ECU320は、バッテリECU260、エンジンECU280およびMG_ECU300等を相互に管理制御して、ハイブリッド車両が最も効率よく運行できるようにハイブリッドシステム全体を制御する。
本実施の形態においては、走行用バッテリ220とインバータ240との間にはコンバータ242が設けられている。これは、走行用バッテリ220の定格電圧が、ジェネレータ140Aやモータ140Bの定格電圧よりも低いので、走行用バッテリ220からジェネレータ140Aやモータ140Bに電力を供給するときには、コンバータ242で電力を昇圧する。このコンバータ242には平滑コンデンサが内蔵されており、コンバータ242が昇圧動作を行なう際には、この平滑コンデンサに電荷が蓄えられる。
なお、図1においては、各ECUを別構成しているが、2個以上のECUを統合したECUとして構成してもよい(たとえば、図1に、点線で示すように、エンジンECU280とMG_ECU300とHV_ECU320とを統合したECUとすることがその一例である)。
運転席にはアクセルペダル382が設けられており、アクセルポジションセンサ384は、アクセルペダル382の踏込み量を検出する。アクセルポジションセンサ384は、アクセルペダル382の踏込み量を示す信号をHV_ECU320に出力する。HV_ECU320は、アクセルペダルの踏み込み量に対応する車両に対する要求駆動力を算出する。本実施の形態においては、要求駆動力は、車両の前進側を正方向とし、後進側を負方向とする。HV_ECU320は、踏込み量に対応する要求駆動力に応じて、ジェネレータ140A、モータ140BおよびエンジンECU280を介してエンジン120の出力あるいは発電量を制御する。
運転席には、さらにシフト操作装置388が設けられる。シフト操作装置388は、シフトレバーを有するものであってもよいし、スイッチを有するものであってもよく、特に限定されるものではない。シフトポジションセンサ386は、シフト操作装置388の操作状態に基づいて運転者が選択するシフトポジションを検出する。シフトポジションセンサ386は、シフト操作装置388の操作状態を示す信号をHV_ECU320に出力する。HV_ECU320は、運転者により選択されたシフトポジションに対応する走行状態になるようにエンジン120、ジェネレータ140Aおよびモータ140Bを制御する。本実施の形態において、シフトポジションは、たとえば、正方向の駆動力を発生させるドライブ(D)ポジション、負方向の駆動力を発生させるリバース(R)ポジション、エンジン120およびモータ140Bから車輪160への動力の伝達を遮断するニュートラル(N)ポジション、および、車両の駐車状態に対応するパーキング(P)ポジションを含む。なお、シフトポジションは、車両に作用するエンジンブレーキおよび/または回生制動力の発生の程度を増加させるブレーキ(B)ポジション、あるいは、手動変速モードに対応するシフトポジションを含むようにしてもよい。エンジンブレーキとは、エンジン120による負方向の駆動力である。回生制動力とは、モータ140Bによる負方向の駆動力である。
さらに、車輪速センサ330は、車輪160の車輪速を検出するセンサである。車輪速センサ330は、車輪160の車輪速を示す信号をHV_320に出力する。HV_ECU320は、車輪速に基づいて車両の速度を演算する。なお、車輪速センサ330により検出された車輪速を示す信号は、図示しないブレーキECUを経由してHV_ECU320に送信されてもよいし、ブレーキECUにて車両の速度が演算され、演算された車両の速度を示す信号がHV_ECU320に入力されるようにしてもよい。また、HV_ECU320は、車輪速に代えて、トランスミッション202の出力軸の回転数に基づいて車両の速度を演算するようにしてもよい。
動力分割機構200は、エンジン120の動力を、車輪160とジェネレータ140Aとの両方に振り分けるために、遊星歯車機構(プラネタリーギヤ)が使用される。ジェネレータ140Aの回転数を制御することにより、動力分割機構200は無段変速機としても機能する。
図1に示すようなハイブリッドシステムを搭載するハイブリッド車両においては、発進時や低速走行時等であってエンジン120の効率が悪い場合には、モータジェネレータ140のモータ140Bのみによりハイブリッド車両の走行を行ない、通常走行時には、たとえば動力分割機構200によりエンジン120の動力を2経路に分け、一方で車輪160の直接駆動を行ない、他方でジェネレータ140Aを駆動して発電を行なう。この時、発生する電力でモータ140Bを駆動して車輪160の駆動補助を行なう。また、高速走行時には、さらに走行用バッテリ220からの電力をモータ140Bに供給してモータ140Bの出力を増大させて車輪160に対して駆動力の追加を行なう。
一方、減速時には、車輪160により従動するモータ140Bがジェネレータとして機能して(すなわち、モータ140Bが負方向の駆動力を発生して)回生発電を行ない、回収した電力を走行用バッテリ220に蓄える。なお、走行用バッテリ220の充電量が低下し、充電が特に必要な場合には、エンジン120の出力を増加してジェネレータ140Aによる発電量を増やして走行用バッテリ220に対する充電量を増加する。もちろん、低速走行時でも必要に応じてエンジン120の駆動力を増加する制御を行なう場合もある。たとえば、上述のように走行用バッテリ220の充電が必要な場合や、エアコン等の補機を駆動する場合や、エンジン120の冷却水の温度を所定温度まで上げる場合等である。
さらに、図1に示すようなハイブリッドシステムを搭載するハイブリッド車両においては、車両の運転状態や走行用バッテリ220の状態によっては、燃費を向上させるために、エンジン120を停止させる。そして、その後も車両の運転状態や走行用バッテリ220の状態を検出して、エンジン120を再始動させる。このように、このエンジン120は間欠運転され、従来の車両(エンジンしか搭載していない車両)においては、イグニッションスイッチがSTART位置にまで回されてエンジンが始動すると、イグニッションスイッチがON位置からACC位置またはOFF位置にされるまでエンジンが停止しない点で異なる。なお、本実施の形態のハイブリッド車両においては、車両の速度が予め定められた速度V(0)以上である場合には、エンジン120の停止が抑制される。
以上のような構成を有する車両においては、触媒温度センサ124Cにより検出される三元触媒コンバータ124Bの温度が活性化した状態に対応する予め定められた活性温度以下である場合には、三元触媒コンバータ124Bが暖機の未完了状態であるとして、暖機が行なわれる。三元触媒コンバータ124Bの暖機は、エンジン120を継続して作動させることにより生じる排気熱を利用して行なわれる。なお、ジェネレータ140Aにおける発電負荷を増加させることにより、エンジン120の負荷を増加させて、排気温度を上昇させることにより、三元触媒コンバータ124Bの暖機を促進するようにしてもよいし、ジェネレータ140Aによりエンジン120の回転数を予め定められた回転数を維持することにより、三元触媒コンバータ124Bの暖機を促進するようにしてもよい。
しかしながら、走行用バッテリ220の充電状態に基づく受け入れ可能な回生電力が小さい場合に、エンジン120の摩擦抵抗等を利用した制動力を発生させるようにすると、エンジン120においてフューエルカット等が行なわれ、三元触媒コンバータ124Bの暖機が中断する場合がある。たとえば、走行用バッテリ220の電池温度が低い場合は、電池温度が高い場合と比較して、受け入れ可能な回生電力が小さくなる。あるいは、走行用バッテリ220のSOCが高い場合は、SOCが低い場合と比較して、受け入れ可能な回生電力が小さくなる。三元触媒コンバータ124Bの温度の上昇が抑制されると、予め定められた活性温度に到達できず排気エミッションが悪化する可能性がある。
そこで、本実施の形態においては、HV_ECU320が、エンジン120の三元触媒コンバータ124Bが暖機状態であって、車両に対して要求される駆動力(以下、要求駆動力と記載する)が負の値であって、かつ、シフトポジションが正方向の駆動力を発生するシフトポジションであるという禁止条件が成立した場合、エンジン120による負方向の駆動力の発生を禁止しつつ、走行用バッテリ220が許容する範囲内の回生電力に対応するモータ140Bによる負方向の駆動力が車両に発生するようにモータ140Bを制御する点に特徴を有する。
具体的には、HV_ECU320は、禁止条件が成立した場合、走行用バッテリ220が許容する範囲内の回生電力の最大値に対応するモータ140Bによる駆動力の最小値を算出して、要求駆動力の程度がモータによる駆動力の最小値の程度よりも大きい場合にモータによる駆動力の最小値が発生するようにモータ140Bを制御し、要求駆動力の程度がモータによる駆動力の最小値の程度よりも小さい場合に要求駆動力に対応するモータによる負方向の駆動力が発生するようにモータ140Bを制御する。
なお、HV_ECU320は、禁止条件が成立しない場合は、車両の減速時に、要求駆動力と走行用バッテリ220の充電量に対応したモータによる負方向の駆動力との差分に応じたエンジン120による負方向の駆動力の発生を許可する。
また、本実施の形態においては、三元触媒コンバータ124Bの温度に基づいて暖機が完了しているか否かを判定するとして説明するが、特に温度を判断基準とすることに限定されるものではなく、少なくとも三元触媒コンバータ124Bが所定の触媒能を満たしていないことが判定できる要素であればよい。
図2に、本実施の形態に係る車両の制御装置であるHV_ECU320の機能ブロック図を示す。HV_ECU320は、要求駆動力算出部400と、条件成立判定部402と、最小駆動力算出部404と、駆動力判定部406と、駆動力設定部408と、回生制御部410と、協調制御部412とを含む。
要求駆動力算出部400は、車両の要求駆動力を算出する。具体的には、要求駆動力算出部は、アクセルポジションセンサ384から送信されるアクセルペダル382の踏み込み量と、車輪速センサ330により検出される車輪速に基づく車両の速度とから車両の要求駆動力を算出する。要求駆動力算出部400は、たとえば、アクセルペダル382の踏み込みが解除された状態(アクセルオフ)の場合、要求駆動力算出部400は、要求駆動力の値として、負の値を算出する。要求駆動力は、アクセルペダル382の踏み込み量が予め定められた値以下である場合に負の値となり、予め定められた値よりも大きい場合に正の値となる。また、アクセルペダル382の踏み込み量が増加するほど要求駆動力は増加する傾向にある。要求駆動力とアクセルペダル382の踏み込み量との関係は、線形であっても非線形であってもよく、マップ、表あるいは数式等を用いて予め設定され、メモリ等に記憶される。
条件成立判定部402は、禁止条件が成立するか否かを判定する。禁止条件は、エンジン120が触媒暖機状態、すなわち、エンジン120の三元触媒コンバータ124Bが暖機状態であって、車両の要求駆動力が負の値であって、かつ、シフトポジションが正方向の駆動力を発生するシフトポジションであるという条件である。本実施の形態において、条件成立判定部402は、三元触媒コンバータ124Bの温度が予め定められた活性温度以下であって、要求駆動力算出部400において算出される要求駆動力が負の値であって、かつ、シフトポジションが(D)ポジションである場合、禁止条件が成立したと判定する。なお、シフトポジションは、少なくとも(D)ポジションを含むものであればよく、たとえば、(D)ポジションに加えて、手動変速モードを選択するためのシフトポジションを含むようにしてもよいし、エンジンブレーキの程度に応じて設定されるシフトポジション(たとえば、上述の(B)ポジション)を含むようにしてもよい。
なお、条件成立判定部402は、たとえば、禁止条件が成立すると、禁止フラグをオンするようにしてもよいし、許可フラグをオフするようにしてもよい。また、条件成立判定部402は、たとえば、禁止条件が成立しないと、禁止フラグをオフするようにしてもよいし、許可フラグをオンするようにしてもよい。
最小駆動力算出部404は、禁止条件が成立すると、走行用バッテリ220への入力制限Winに基づいて許容される範囲内の回生電力の最大値に対応するモータ140Bによる駆動力の最小値(回生制動力としては最大量)を算出する。走行用バッテリ220への入力制限Winとモータ140Bによる駆動力の最小値との関係は、実験等により適合され、予めマップ、表あるいは数式等により設定しておくようにしてもよい。最小駆動力算出部404は、走行用バッテリ220の入力制限WinをバッテリECU260から受信すると、入力制限Winに基づいてモータ140Bによる駆動力の最小値を算出する。なお、最小駆動力算出部404は、入力制限Winに基づいて許容される範囲内の回生電力の最大値を算出し、算出された回生電力の最大値に基づいてモータ140Bによる駆動力の最小値を算出するようにしてもよいし、入力制限Winに基づいてマップ等を用いてモータ140Bによる駆動力の最小値を直接的に算出するようにしてもよく、特に算出方法は限定されるものではない。
本実施の形態においては、バッテリECU260は、走行用バッテリ220の温度あるいはSOC(State Of Charge)に基づいて入力制限Winを設定するとして説明するが、特に、温度およびSOCに限定して入力制限Winを設定するものではなく、たとえば、温度およびSOCに加えて、走行用バッテリ220の寿命や充電状態、充電履歴等に基づいて入力制限Winを設定すればよい。
なお、入力制限Winの設定方法は、周知の方法を用いればよく、上述の方法に限定されるものではない。また、最小駆動力算出部404は、たとえば、禁止フラグがオンであるとモータ140Bによる駆動力の最小値を算出するようにしてもよい。
駆動力判定部406は、要求駆動力算出部400において算出された要求駆動力の程度が最小駆動力算出部404において算出されたモータ140Bによる駆動力の最小値の程度よりも大きいか否かを判定する。具体的には、駆動力判定部は、要求駆動力の絶対値がモータ140Bによる駆動力の最小値の絶対値よりも大きいか否かを判定する。なお、駆動力判定部406は、たとえば、要求駆動力の絶対値がモータ140Bによる駆動力の最小値の絶対値よりも大きいと、駆動力判定フラグをオンするようにしてもよい。
また、駆動力判定部406は、要求駆動力の値がモータ140Bによる駆動力の最小値よりも小さいか否かを判定し、要求駆動力の値がモータ140Bによる駆動力の最小値よりも小さいと、駆動力判定フラグをオンするようにしてもよい。
駆動力設定部408は、駆動力判定部406において、要求駆動力の絶対値がモータ140Bによる駆動力の最小値の絶対値よりも大きいと判定されると、モータ140Bによる駆動力の最小値を駆動力決定値として設定する。また、駆動力設定部408は、要求駆動力の絶対値がモータ140Bによる駆動力の最小値の絶対値以下であると判定されると、要求駆動力を駆動力決定値として設定する。なお、駆動力設定部408は、たとえば、駆動力判定フラグがオンであるとモータ140Bによる駆動力の最小値を駆動力決定値として設定し、駆動力判定フラグがオフであると要求駆動力を駆動力決定値として設定するようにしてもよい。
回生制御部410は、設定された駆動力決定値に対応する駆動力(制動力)が発現するようにモータ制御信号を生成して、MG_ECU300に送信してモータ140Bを制御する。また、回生制御部410は、ジェネレータ140Aを用いてエンジン120の回転数を上昇させることによる、負方向の駆動力の発生を禁止する。また、回生制御部410は、ジェネレータ140Aを用いてエンジン120の回転数を三元触媒コンバータ124Bを暖機する回転数で維持する。
協調制御部412は、禁止条件が成立しないと、エンジン120による負方向の駆動力の発生を許可して、要求駆動力算出部400において算出された要求駆動力が発現するようにモータ制御信号、ジェネレータ制御信号およびエンジン制御信号を生成する。協調制御部412は、モータ制御信号およびジェネレータ制御信号をMG_ECU300に送信して、ジェネレータ140Aおよびモータ140Bを制御し、エンジン制御信号をエンジンECU280に送信して、エンジン120を制御する。
本実施の形態において、要求駆動力算出部400と、条件成立判定部402と、最小駆動力算出部404と、駆動力判定部406と、駆動力設定部408と、回生制御部410と、協調制御部412とは、いずれもHV_ECU320のCPUがメモリに記憶されたプログラムを実行することにより実現される、ソフトウェアとして機能するものとして説明するが、ハードウェアにより実現されるようにしてもよい。なお、このようなプログラムは記憶媒体に記録されて車両に搭載される。
図3を参照して、本実施の形態に係る車両の制御装置であるHV_ECU320で実行されるプログラムの制御構造について説明する。
ステップ(以下、ステップをSと記載する)100にて、HV_ECU320は、要求駆動力を算出する。
S102にて、HV_ECU320は、禁止条件が成立するか否かを判定する。禁止条件については、上述した通りであるため、その詳細な説明は繰返さない。禁止条件が成立すると(S102にてYES)、処理はS104に移される。もしそうでないと(S102にてNO)、処理はS116に移される。
S104にて、HV_ECU320は、エンジン120による負方向の駆動力の発生を禁止する。S106にて、HV_ECU320は、走行用バッテリ220の入力制限Winに基づいてモータ140Bによる駆動力の最小値を算出する。
S108にて、HV_ECU320は、要求駆動力の絶対値がモータ140Bによる駆動力の最小値の絶対値よりも大きいか否かを判定する。要求駆動力の絶対値がモータ140Bによる駆動力の最小値の絶対値よりも大きいと(S108にてYES)、処理はS110に移される。もしそうでないと(S108にてNO)、処理はS112に移される。
S110にて、HV_ECU320は、モータ140Bによる駆動力の最小値を駆動力決定値として設定する。S112にて、HV_ECU320は、要求駆動力を駆動力決定値として設定する。
S114にて、HV_ECU320は、回生制御を実行し、すなわち、設定された駆動力決定値に対応する駆動力(制動力)が実現するように、モータ140Bを制御し、かつ、三元触媒コンバータ124Bの暖機を継続する。
S116にて、HV_ECU320は、エンジン120による負方向の駆動力の発生を許可する。S118にて、HV_ECU320は、駆動力制御を実行し、算出された要求駆動力が実現されるように、MG_ECU300を経由してジェネレータ140Aおよびモータ140Bを制御し、エンジンECU280を経由してエンジン120を制御する。
以上のようにして本実施の形態に係る車両の制御装置であるHV_ECU320の動作について図4を参照しつつ説明する。
たとえば、三元触媒コンバータ124Bの温度が予め定められた活性温度よりも低い場合を想定する。このとき、エンジン120が作動中である場合には、三元触媒コンバータ124Bの暖機が行なわれる。このとき、アクセルペダル382の踏み込み量および車両の速度に基づいて要求駆動力が算出される(S100)。三元触媒コンバータ124Bの暖機は未完了であるため、運転者が車両の走行中にアクセルペダル382の踏み込みを解除するなどして、算出された要求駆動力が負の値になる場合であって、かつ、シフトポジションがDポジション等の正方向の駆動力を発生するシフトポジションである場合には、禁止条件が成立する(S102にてYES)。そのため、エンジン120による負方向の駆動力の発生が禁止され(S104)、走行用バッテリ220への入力制限Winに基づいてモータ140Bによる駆動力の最小値が算出される(S106)。要求駆動力の絶対値がモータ140Bによる駆動力の最小値の絶対値よりも大きいと(S108にてYES)、モータ140Bによる駆動力の最小値を駆動力決定値として設定し(S110)、三元触媒コンバータ124Bの暖機を継続しつつ、設定された駆動力決定値に対応する駆動力(制動力)が発現するようにモータ140Bが制御される(S114)。
一方、要求駆動力の絶対値がモータ140Bによる駆動力の最小値の絶対値以下であると(S108にてNO)、要求駆動力を駆動力決定値として設定し(S112)、三元触媒コンバータ124Bの暖機を継続しつつ、設定された駆動力決定値に対応する駆動力(制動力)が発現するようにモータ140Bが制御される(S114)。
時間T(0)にて、三元触媒コンバータ124Bの温度が予め定められた活性温度以上になると、三元触媒コンバータ124Bの暖機が完了する。そのため、禁止条件が成立しないため(S102にてNO)、エンジン120による負方向の駆動力の発生が許可され(S116)、要求駆動力が発現するようにジェネレータ140A、モータ140Bおよびエンジン120が制御される。このとき、要求駆動力が走行用バッテリ220への電力の回生による負方向の駆動力のみで不足する場合は、フューエルカットおよび車輪160からの動力をエンジン120に伝達するようにジェネレータ140Aが制御されることにより、車両には、モータ140Bによる負方向の駆動力に加えて、エンジン120による負方向の駆動力が発生される。
以上のようにして、本実施の形態に係る車両の制御装置によると、触媒暖機状態であって、車両の減速中にエンジンによる負方向の駆動力の発生を禁止することにより触媒暖機の中断が回避される。そのため、排気浄化触媒を速やかに活性化した状態にすることができるため、排気エミッションの悪化を抑制することができる。したがって、ハイブリッド車両の減速時における排気エミッションの悪化を抑制する車両の制御装置および制御方法を提供することができる。
また、要求駆動力の絶対値がモータによる駆動力の最小値よりも大きい場合には、モータによる駆動力の最小値が発生するようにモータを制御することにより、走行用バッテリを保護することができる。また、要求駆動力の絶対値がモータによる駆動力の最小値の絶対値よりも小さい場合には、要求駆動力に対応するモータによる負方向の駆動力が発生するようにモータを制御することにより、車両に要求される駆動力を実現することができる。
さらに、禁止条件が成立しない場合、要求駆動力と走行用バッテリの充電量に対応したモータによる負方向の駆動力との差分に応じたエンジンによる負方向の駆動力の発生を許可することにより、車両に要求される駆動力(制動力)を実現することができる。
なお、三元触媒コンバータの暖機が完了した時点において、要求駆動力と暖機が完了する直前の駆動力決定値とが予め定められた値以上乖離している場合は、遷移状態を設け、駆動力決定値を要求駆動力に徐変するように設定し、設定された駆動力決定値になるように、ジェネレータ140A、モータ140Bおよびエンジン120を制御するようにしてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本実施の形態におけるハイブリッド車両の構成を示す制御ブロック図である。 本実施の形態に係る車両の制御装置であるHV_ECUの機能ブロック図である。 本実施の形態に係る車両の制御装置であるHV_ECUで実行されるプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 本実施の形態に係る車両の制御装置であるHV_ECUの動作を示すタイミングチャートである。
符号の説明
120 エンジン、122 吸気通路、122A エアクリーナ、122B エアフローメータ、122C 電子スロットル、122D スロットルポジションセンサ、124 排気通路、124A 空燃比センサ、124B 三元触媒コンバータ、124C 触媒温度センサ、124D 消音器、124E 酸素センサ、130 燃料噴射装置、140 モータジェネレータ、140A ジェネレータ、140B モータ、160 車輪、180 減速機、200 動力分割機構、202 トランスミッション、220 走行用バッテリ、240 インバータ、242 コンバータ、260 バッテリECU、280 エンジンECU、300 MG_ECU、320 HV_ECU、330 車輪速センサ、360 水温検出センサ、380 クランクポジションセンサ、382 アクセルペダル、384 アクセルポジションセンサ、386 シフトポジションセンサ、388 シフト操作装置、400 要求駆動力算出部、402 条件成立判定部、404 最大回生制動力算出部、406 駆動力判定部、408 駆動力設定部、410 回生制御部、412 協調制御部。

Claims (8)

  1. モータと内燃機関とを駆動源とする車両の制御装置であって、前記車両は、前記モータに電力を供給する蓄電装置を含み、
    前記内燃機関が触媒暖機状態であることを検出するための暖機状態検出手段と、
    前記車両の前進側を正方向とし、後進側を負方向とした、前記車両に対する要求駆動力を検出するための駆動力検出手段と、
    前記車両のシフトポジションを検出するためのシフトポジション検出手段と、
    前記内燃機関が前記触媒暖機状態であって、前記要求駆動力が負の値であって、かつ、前記シフトポジションが正方向の駆動力を発生するシフトポジションであるという禁止条件が成立した場合、前記内燃機関による負方向の駆動力の発生を禁止しつつ、前記蓄電装置が許容する範囲内の回生電力に対応する前記モータによる負方向の駆動力が前記車両に発生するように前記モータを制御するための制御手段とを含む、車両の制御装置。
  2. 前記制御手段は、
    前記禁止条件が成立した場合、前記蓄電装置が許容する範囲内の回生電力の最大値に対応する前記モータによる駆動力の最小値を算出するための手段と、
    前記要求駆動力の程度が前記モータによる駆動力の最小値の程度よりも大きい場合に前記モータによる駆動力の最小値が発生するように前記モータを制御するための手段と、
    前記要求駆動力の程度が前記モータによる駆動力の最小値の程度よりも小さい場合に前記要求駆動力に対応する前記モータによる負方向の駆動力が発生するように前記モータを制御するための手段とを含む、請求項1に記載の車両の制御装置。
  3. 前記制御装置は、前記禁止条件が成立しない場合、前記車両の減速時に、前記要求駆動力と前記蓄電装置の充電量に対応した前記モータによる負方向の駆動力との差分に応じた前記内燃機関による負方向の駆動力の発生を許可するための手段をさらに含む、請求項1または2に記載の車両の制御装置。
  4. 前記車両は、前記内燃機関の動力を用いた発電を行なうジェネレータと、前記内燃機関の動力を、前記モータおよび前記ジェネレータに分割して伝達する動力分割機構と、前記モータに連結される車輪とをさらに含む、請求項1〜3のいずれかに記載の車両の制御装置。
  5. モータと内燃機関とを駆動源とする車両の制御方法であって、前記車両は、前記モータに電力を供給する蓄電装置を含み、
    前記内燃機関が触媒暖機状態であることを検出するステップと、
    前記車両の前進側を正方向とし、後進側を負方向とした、前記車両に対する要求駆動力を検出するステップと、
    前記車両のシフトポジションを検出するステップと、
    前記内燃機関が前記触媒暖機状態であって、前記要求駆動力が負の値であって、かつ、前記シフトポジションが正方向の駆動力を発生するシフトポジションであるという禁止条件が成立した場合、前記内燃機関による負方向の駆動力の発生を禁止しつつ、前記蓄電装置が許容する範囲内の回生電力に対応する前記モータによる負方向の駆動力が前記車両に発生するように前記モータを制御するステップとを含む、車両の制御方法。
  6. 前記モータを制御するステップは、
    前記禁止条件が成立した場合、前記蓄電装置が許容する範囲内の回生電力の最大値に対応する前記モータによる駆動力の最小値を算出するステップと、
    前記要求駆動力の程度が前記モータによる駆動力の最小値の程度よりも大きい場合に前記モータによる駆動力の最小値が発生するように前記モータを制御するステップと、
    前記要求駆動力の程度が前記モータによる駆動力の最小値の程度よりも小さい場合に前記要求駆動力に対応する前記モータによる負方向の駆動力が発生するように前記モータを制御するステップとを含む、請求項5に記載の車両の制御方法。
  7. 前記制御方法は、前記禁止条件が成立しない場合、前記車両の減速時に、前記要求駆動力と前記蓄電装置の充電量に対応した前記モータによる負方向の駆動力との差分に応じた前記内燃機関による負方向の駆動力の発生を許可するステップをさらに含む、請求項5または6に記載の車両の制御方法。
  8. 前記車両は、前記内燃機関の動力を用いた発電を行なうジェネレータと、前記内燃機関の動力を、前記モータおよび前記ジェネレータに分割して伝達する動力分割機構と、前記モータに連結される車輪とをさらに含む、請求項5〜7のいずれかに記載の車両の制御方法。
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