JP2010137355A - 搬送装置及びそれに用いられるシート - Google Patents
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Abstract
【解決手段】スライダ80の上部に設けられて、シート2の張り渡し方向をスライダ80の上方を迂回させるように転換する方向転換部10と、補償手段100とを備え、方向転換部10は、シート2の張り渡し方向を転換する第一の方向転換部20と、第二の方向転換部30とを有し、第一の方向転換部20はシート2に張力を与え、第二の方向転換部30はレール71上面との間にシート2を挟み、補償手段100は、シート2の経年変化による伸びを緩和するように構成されている。
【選択図】図1
Description
しかし、耐熱布地のようにある程度の伸縮性を備えたシートは、張力を付加したまま長時間使用していると、その自由長さに伸びが生じてしまい、シート自身の張力が抜け、略U字形状のレール又はケーシングとシートとの間に隙間が発生し、防塵カバーとしての機能に支障が生じる問題があった。
前記スライダに設けられて、前記スライダの移動方向に沿って、前記シートを収容するスライドユニットと、
前記スライドユニットに設けられて、前記シートの張り渡し方向を前記スライダを迂回させるように転換する方向転換部とを備える搬送装置であって、
前記シートの経年変化による伸びを緩和する補償手段が設けられたことを特徴としている。
本発明に係る搬送装置では、シートの材料として布地を採択した場合であっても、補償手段がシートの経年変化による伸びを緩和するので、フレームとシートとの密着性を常時確保することもできる。
また、本発明の請求項3に係る搬送装置は、請求項1に記載の搬送装置において、前記補償手段が、前記シートに対して張力を付与する手段であることを特徴としている。
また、本発明の請求項4に係る搬送装置は、請求項1に記載の搬送装置において、前記方向転換部が、前記スライドユニットに収容された前記シートを張架する複数の第一の方向転換部材と、前記スライドユニットに収容された前記シートを押さえつけて、前記開口部を覆うように前記シートを案内する第二の方向転換部材とを有し、
前記補償手段として、前記第一の方向転換部材を少なくとも上方又は前記スライドユニットの移動方向に付勢する付勢手段を有すること特徴としている。
また、本発明の請求項6に係る搬送装置は、請求項5に記載の搬送装置において、前記シートが防火布であることを特徴としている。
また、本発明の請求項7に係る搬送装置は、請求項1に記載の搬送装置において、前記スライドユニットが、前記スライダに固定されたスライドベースと、該スライドベースの移動方向の両端部に着脱可能に設けられたガイドロール支持ブロックとを有し、前記第一の方向転換部材が前記スライドベースに設けられ、前記第二の方向転換部材が前記ガイドロール支持ブロックに設けられたことを特徴としている。
また、本発明の請求項9に係るシートは、横断面が略U字形状のレール内にスライダを配置した、又は略U字形状のケーシング内部に、駆動伝達機構と、前記ケーシング長手方向に沿って移動するスライダとを備えた直動ユニットと、
前記スライダに設けられて、前記スライダの移動方向に沿って、前記レール又はケーシングに形成された開口部を覆うように前記レール又はケーシングに沿って張り渡される可撓性のシートを収容するスライドユニットと、
前記スライドユニットに設けられて、前記シートの張り渡し方向を前記スライダを迂回させるように転換する方向転換部と、前記シートの経年変化による伸びを緩和する補償手段とを備える搬送装置に用いられるシートであって、
布であることを特徴としている。
本発明に係るシートの材料として防火布を採用することによって、スパッタ等の異物が存在する環境下でも、シートの寿命の低下を招くことがない。
また、本発明の請求項11に係るシートは、請求項9又は10に記載のシートにおいて、該シートが固定されるための固定部材が端部に設けられたことを特徴としている。
以下、本発明の実施形態について図面を適宜参照しつつ説明する。
<第一実施形態>
まず、第一実施形態について説明する。図1は、本発明に係る搬送装置の第一実施形態の説明図であり、同図(a)はその平面図、同図(b)は、側面から見た、搬送方向に沿った断面図である。また、図2は、本発明に係る搬送装置の直動案内ユニット部分の構成を示す図であり、同図(a)はその平面図、同図(b)はその側面図、同図(c)は、同図(b)でのZ−Z断面を示している。また、図3(a)には図1での第一の方向転換部の位置で正面から見たA−Aにおける断面図を、図3(b)には図1での第二の方向転換部の位置で正面から見たB−Bにおける断面図を示し、図4には、本発明に係る搬送装置の一実施形態の側面図を示し、図5にその正面図を示す。
図1に示すように、この搬送装置1は、レール71と、そのレール71に沿ってスライド移動可能に設けられたスライダ80とを有する直動案内ユニット70を備えて構成されている。そして、このレール71の開口部を覆うように、可撓性のシート2がレール71上面に沿って張り渡されており、さらに、スライダ80の上部には、可撓性のシート2の張り渡し方向を、スライダ80の上方を迂回させるように転換する方向転換部10が付設されており、この方向転換部10とスライダ80とによって、スライドユニット3が構成されている。
一対のレール袖部73は、レール基部72の幅方向両側それぞれに、被案内部材を搬送すべき方向となるアキシャル方向に沿って対向して立設している。そして、一対のレール袖部73には、同図(c)に示すように、上向き略U字状の凹部74の幅方向内側面に、それぞれ前記アキシャル方向に延びる半円弧状の転動体転動溝75が上下二段に形成されている。ここで、この搬送装置1の直動案内ユニット70を製造する際、レール袖部73の上面は、レール袖部73の内面に形成する転動体転動溝75を加工するときに用いた基準面と同一の基準面を使って研削加工によって仕上げ加工している。
すなわち、本搬送装置1に装着したシート2は、略U字形状のレール71の上面の開口部を覆っており、スライダ80の端部で方向転換し、スライドユニット3の上方に迂回して配置されている。シート2の両端は、図1(b)に示すように、レール71の両端それぞれに、矩形板状をなす金属製のカバー押え板(固定部材)40によって固定されている。
そして、図1に示すように、この搬送装置1は、上述した直動案内ユニット70のスライダ80上に方向転換部10を備えている。方向転換部10は、スライダ80の上部に設けられており、シート2の張り渡し方向をスライダ80の上方を迂回させるように転換している。
この方向転換部10は、図1(b)に示すように、シート2の張り渡し方向を転換する第一の方向転換部20及び第二の方向転換部30を有して構成されている。
第一の方向転換部20は、スライダ80の両端部近傍でシート2の張り渡し方向を転換するとともに、シート2をすべり接触で案内するように滑動支持する上方に凸の円弧状の方向転換路をもつ第一の方向転換部材22と、この第一の方向転換部材22をスライダ80の上面上に支持する二つの支持部材24と、この支持部材24と第一の方向転換部材22との間に設けられてシート2に張力を与えるように第一の方向転換部材22を上方にスライド移動させる補償手段100としての、ばね(付勢手段)101とを有する。二つの支持部材24同士の間には、略U字形状のスライドベース11がスライダ80の上部に固定され、支持部材24はスライドベース11に対してボルト等で固定されている。
なお、テーブル12の側面及び正面には、薄板の正面カバー6および側面カバー8が、スライドユニット3の周囲を囲繞するように組みつけられている。また、正面カバー6には、シート2の上に溜まった異物を取り除くために、薄板を折り曲げてシート2の上面と軽く接触するスクレーパ7を備えている。
ブラシシール9は、図6(a)に示すように、多数の剛毛91を保持したブラシシールブラケット92を有している。そして、図6(b)に示すように、剛毛91の先端がブラシシールブラケット92から突出してシート2の上面と接触するように正面カバー6に配設されている。
防火布の材料としては、パラ系アラミド繊維、超高分子量ポリエチレン繊維、ポリアリレート繊維、PBO繊維、炭素繊維、メタ系アラミド繊維、PPS繊維、ポリイミド繊維、フッ素繊維、ガラス繊維、レーヨン繊維、チタン繊維、及びそれらの生地表面にアルミ、樹脂をコーティングさせたもの、例えば、「ケブラー(登録商標)」、「ノーメックス(登録商標)」、「アルミナイズドクロス(ジェンテックス社製)」、「トワロン(登録商標)」、「ザイロン(登録商標)」、「コーテッドガラスM(ユニチカ社製)」、「HBCシート(住友電工社製)」、「SGSシート(泰陽株式会社製)」等が挙げられる。
この搬送装置1によれば、方向転換部10は、シート2の張り渡し方向を転換する第一の方向転換部20及び第二の方向転換部30を有して構成されており、第一の方向転換部20でシート2に張力を与え、第二の方向転換部30でレール71上面との間にシート2を挟むので、レール71上面とシート2が密着し、U字形のレール71上面の開口部からの異物の侵入を防ぐことができる。特に、第一の方向転換部20は、スライドユニット3内に補償手段100としてばね101を配置したので、布製のシート2の経年変化による伸びを吸収して、シート2に一定以上の張力を常に与えることができる。すなわち、シート2の経年変化による伸びを相殺することでシート2が撓むことによるレール71の上面との隙間の発生を解消するので、長期にわたってレール71上面の開口部からの異物の侵入を防ぐことができる。
また、この搬送装置1の製造方法として、レール袖部73の上面は、レール袖部73の内面に形成する転動体転動溝75を加工するときに用いた基準面と同一の基準面を使って研削加工によって仕上げ加工することにより、この方法で製造された搬送装置1は、スライドユニット3が長手方向にストロークしても、転動体転動溝75に対するレール袖部73の上面の位置関係が高精度に保たれる。そのため、レール71上面とシート2の密着性が一層向上する。
図8に第二実施形態の側面から見た断面図を、図9(a)には第一の方向転換部20の位置で正面から見たC−Cにおける断面図を、図9(b)には第二の方向転換部30の位置で正面から見たD−Dにおける断面図を、図10に側面図を示す。なお、以降は上記第一実施形態との相違点について述べる。
この第二実施形態では、その第一及び第二の方向転換部20,30は、シート2を転がり接触で案内するために、方向転換部材22,32を、別部材の外筒22c,32cと、軸部22b,32bと、転換部本体22a,32aとで構成している。軸部22b,32bは、金属製であり、転換部本体22a,32aにボルト等で固定されている。MCナイロン(MC703HL)製の外筒22c,32cは、軸部22b,32bに対して回転自在に、わずかな隙間を持って挿入されている。外筒22c,32cは、その外周面が、上記第一実施形態での方向転換路に対応している。なお、外筒22c,32cは、軸部22b,32bに対して長さを短くしている。
図11に第三実施形態の側面から見た断面図を示す。
この第三実施形態は、スライドユニット3に、更に大きな負荷容量を確保するために、複数のスライダ80,80を組み込んだ例である。本実施形態のように、一のスライドユニット3内に複数のスライダ80,80を組み込んだ場合でも、スライドユニット3の両端部にのみ、上述したような第一及び第二の方向転換部20,30を備えればよい。
図12及び図13は、本発明に係る搬送装置の第四実施形態を示す図である。図12(a),(b)に示すように、本実施形態では、スライドユニット3が、スライダ80の上面に固定されたスライドベース51と、スライドベース51の移動方向の両端部に着脱可能に固定されたガイドロール支持ブロック52とによって構成されている。
スライドベース51は、スライダ80の上面に固定される基部51aと、基部51aの側面に固定される側壁部51b,51bとを有してなる。側壁部51b,51bの移動方向の両端部近傍には、側壁部51b,51bの上面に開口された支持部51c,51cが幅方向に亘るように対応して1対形成される。
方向転換部10は、第一の方向転換部20と、第二の方向転換部30とを有する。第一の方向転換部20は、第一の方向転換部材22として、円柱形状の軸部22bと、該軸部22bに支持された筒体22cとを有する。また、第二の方向転換部30も、第二の方向転換部材32として、円柱形状の軸部32bと、該軸部32bに支持された筒体32cとを有する。
シート2の交換時には、まず、2つのガイドロール支持ブロック52,52をスライドベース51から離脱させて、シート2に対する下向きの付勢力を解除する。その後、古いシート2の端部に新しいシート2の端部を連結して引き抜くことによって、古いシート2と新しいシート2とを入れ替える。その後、スライドベース51の両端部において、外側ガイドロール32をシート2に下向きに押さえつけた状態で、各ガイドロール支持ブロック52,52をスライドベース51に設置する。このように、スライドベース51に着脱可能とされたガイドロール支持ブロック52に外側ガイドロール32が取付けられているため、シート2の交換時には、ガイドロール支持ブロック52をスライドベース51に設置するだけで外側ガイドロール32によるシート2への下向きの付勢が容易になされる。また、シート2の張力を損なうことなく、スライドベース51の上面に搭載物が取付けられている状態のまま、容易かつ確実にシート2の交換を行うことができる。
また、シート2の張力に抗って、ガイドロール支持ブロック52を支持しながら取付ける必要はなく、張力が作用していない、又はまだ張力が小さい範囲より、ねじSを締め付けていくことで、支持も必要なくガイドロール支持ブロック52をスライドベース51の両端部にしっかり固定することができる。
このように、スライドベースの移動方向両端に、着脱可能にガイドロール収容ブロックを設けたことにより、シート両端の固定部、またはスライダ端部に近いガイドロール部の少なくとも一方にシートの自由長さの伸びに追従した張力付与手段を設けた場合でも、最後に外側ロール収容ブロックを組付けることで、外側ロール収容ブロックを除いた他部品は、張力が作用していない、あるいは張力が未だ小さい状態で組付作業を行えるため、作業性がよい。
図14は、本発明に係る搬送装置の第五実施形態を示す図である。なお、本実施形態は、スライドユニットの構成を異ならせた以外は、前述した第四実施形態と同様であるので、第一実施形態と同じ符号を付した同様の構成については説明を省略する。図13に示すように、本実施形態では、第一の方向転換部材22の軸部22bを回転可能に支持する支持部51c,51cが、側壁部51b,51bの移動方向の両端面に開口されている。そして、これら支持部51c,51cの底部に、軸部22bを側壁部51b,51bの移動方向に付勢する付勢手段101が設けられている。この付勢手段101は、シート2が経年変化によって伸びる前の経路よりも経路長を長くして、シート2の経年変化による伸びを緩和する補償手段100として機能する。また、この付勢手段101は、シート2が経年変化によって伸びる前の経路から経路を外しやすくして、シート2が経年変化により伸びたときに、その伸びを常時緩和する補償手段100としても機能する。このように、付勢手段101が軸部22bを側壁部51b,51bの移動方向に付勢するように配設されることによって、搬送装置1の長手方向の寸法を短くすることができ、搬送装置の一層のコンパクト化が可能となる。
なお、本発明に係る搬送装置は、上記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しなければ種々の変形が可能である。
例えば、上記各実施形態では、スライダ80の両側に配置した第一の方向転換部20の両方に、付勢手段101や張力付与手段102による補償手段100を設けた例で説明したが、これに限定されず、補償手段100はどちらか一方の第一の方向転換部に設けてもよい。
また、方向転換部10や、その内部の支持部材24等の形状や構成についても、上記各実施形態に例示した構成に限るものではなく、スライダ80端部で方向転換したシート2に適切な張力を与え、シート2とレール71とが常時密着する構造であれば、種々の形態を採用することができる。
2 シート
3 スライドユニット
6 正面カバー
7 スクレーパ
8 側面カバー
10 方向転換部
11 スライドベース
12 テーブル
20 第一の方向転換部
22 第一の方向転換部材
24 支持部材
30 第二の方向転換部
32 第二の方向転換部材
40 カバー押え板
60 転動体
70 直動案内ユニット
71 レール
72 レール基部
73 レール袖部
74 凹面
75 転動体転動溝
76 負荷転動体転動溝
77 転動体
80 スライダ
82 ねじ軸
100 補償手段
Claims (11)
- 横断面が略U字形状のレール内にスライダを配置した、又は略U字形状のケーシング内部に、駆動伝達機構と、前記ケーシング長手方向に沿って移動するスライダとを備えた直動ユニットと、前記レール又はケーシングに形成された開口部を覆うように前記レール又はケーシングに沿って張り渡されるとともに、両端部が固定されてなる可撓性のシートと、
前記スライダに設けられて、前記スライダの移動方向に沿って、前記シートを収容するスライドユニットと、
前記スライドユニットに設けられて、前記シートの張り渡し方向を前記スライダを迂回させるように転換する方向転換部とを備える搬送装置であって、
前記シートの経年変化による伸びを緩和する補償手段が設けられたことを特徴とする搬送装置。 - 前記補償手段が、前記シートの経年変化による伸びに応じて前記シートの経路長を長くする手段であることを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
- 前記補償手段が、前記シートに対して張力を付与する手段であることを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
- 前記方向転換部が、前記スライドユニットに収容された前記シートを張架する複数の第一の方向転換部材と、前記スライドユニットに収容された前記シートを押さえつけて、前記開口部を覆うように前記シートを案内する第二の方向転換部材とを有し、
前記補償手段として、前記第一の方向転換部材を少なくとも上方又は前記スライドユニットの移動方向に付勢する付勢手段を有すること特徴とする請求項1に記載の搬送装置。 - 前記シートが布地であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の搬送装置。
- 前記シートが防火布であることを特徴とする請求項5に記載の搬送装置。
- 前記スライドユニットが、前記スライダに固定されたスライドベースと、該スライドベースの移動方向の両端部に着脱可能に設けられたガイドロール支持ブロックとを有し、前記第一の方向転換部材が前記スライドベースに設けられ、前記第二の方向転換部材が前記ガイドロール支持ブロックに設けられたことを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
- 前記スライダと前記レールには、それぞれ転動体転動溝が形成され、前記スライダの転動体転動溝と前記レールの転動体転動溝との間に転動体が配置されることを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
- 横断面が略U字形状のレール内にスライダを配置した、又は略U字形状のケーシング内部に、駆動伝達機構と、前記ケーシング長手方向に沿って移動するスライダとを備えた直動ユニットと、
前記スライダに設けられて、前記スライダの移動方向に沿って、前記レール又はケーシングに形成された開口部を覆うように前記レール又はケーシングに沿って張り渡される可撓性のシートを収容するスライドユニットと、
前記スライドユニットに設けられて、前記シートの張り渡し方向を前記スライダを迂回させるように転換する方向転換部と、前記シートの経年変化による伸びを緩和する補償手段とを備える搬送装置に用いられるシートであって、
布であることを特徴とするシート。 - 防火布であることを特徴とする請求項9に記載のシート。
- 該シートが固定されるための固定部材が端部に設けられたことを特徴とする請求項9又は10に記載のシート。
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