JP2010137110A - 生体情報測定装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】手首(R)付近の動脈の脈動に基づいて脈拍を検出する脈拍検出部(P)を装置本体(1)に有する腕時計(100)をバンド(2)を用いて手首(R)に装着する場合において、バンド(2)の裏面側に、バンド(2)の厚さ方向に伸縮自在な伸縮部材(2e)を設けるようにした。
【選択図】図3
Description
ところで、このような腕時計を手首に装着するためのバンドとしては、例えば、バンドに形成された孔に、尾錠に設けられたつく棒を挿入して手首に固定することができるものが知られている(例えば、特許文献2参照。)。
よって、装着者による装置本体の手首への締め付けの度合いにかかわらず、手首に装置本体を密着させることができ、確実に生体情報を検出することができる。
よって、装着者による装置本体の手首への締め付けの度合いにかかわらず、手首に装置本体を密着させることができ、確実に生体情報を検出することができる。
また、バンドに作用する引張力によってバンドの内部に設けられた第2の伸縮部が厚さ方向に圧縮され、第2の伸縮部が圧縮された状態で装置本体は手首に装着される。装置本体の装着後、装着者がバンドから手を離すと、圧縮された状態の第2の伸縮部には、元の状態に復元しようとする復元力が作用し、第2の伸縮部は元の厚さに戻ろうとする。第2の伸縮部が元の厚さに戻ろうとすることにより、バンドの内径は小さくなるので、バンドが増し締めされる。
これにより、装着者がバンドを緩く締めた場合であっても、バンドの増し締めにより装置本体は手首に密着するようになる。
よって、装着者による装置本体の手首への締め付けの度合いにかかわらず、手首に装置本体を密着させることができ、確実に生体情報を検出することができる。
よって、装着者による装置本体の手首への締め付けの度合いにかかわらず、手首に装置本体を密着させることができ、確実に生体情報を検出することができる。
よって、装着者による装置本体の手首への締め付けの度合いにかかわらず、手首に装置本体を密着させることができ、確実に生体情報を検出することができる。
よって、装着者による装置本体の手首への締め付けの度合いにかかわらず、手首に装置本体を密着させることができ、確実に生体情報を検出することができる。
よって、装着者による装置本体の手首への締め付けの度合いにかかわらず、手首に装置本体を密着させることができ、確実に生体情報を検出することができる。
よって、装着者による装置本体の手首への締め付けの度合いにかかわらず、手首に装置本体を密着させることができ、確実に生体情報を検出することができる。
また、バンドに作用する引張力によってバンドの内部に設けられた第2の伸縮部が厚さ方向に圧縮され、第2の伸縮部が圧縮された状態で装置本体は手首に装着される。装置本体の装着後、装着者がバンドから手を離すと、圧縮された状態の第2の伸縮部には、元の状態に復元しようとする復元力が作用し、第2の伸縮部は元の厚さに戻ろうとする。第2の伸縮部が元の厚さに戻ろうとすることにより、バンドの内径は小さくなるので、バンドが増し締めされる。
これにより、装着者がバンドを緩く締めた場合であっても、バンドの増し締めにより装置本体は手首に密着するようになる。
よって、装着者による装置本体の手首への締め付けの度合いにかかわらず、手首に装置本体を密着させることができ、確実に生体情報を検出することができる。
よって、装着者による装置本体の手首への締め付けの度合いにかかわらず、手首に装置本体を密着させることができ、確実に生体情報を検出することができる。
よって、装着者による装置本体の手首への締め付けの度合いにかかわらず、手首に装置本体を密着させることができ、確実に生体情報を検出することができる。
よって、装着者による装置本体の手首への締め付けの度合いにかかわらず、手首に装置本体を密着させることができ、確実に生体情報を検出することができる。
<実施形態1>
実施形態1における腕時計の構成について説明する。
図1は、腕時計100の平面図であり、図2は、腕時計100を手首に装着していない場合における図1のII−II断面図であり、図3は、腕時計100を手首に装着した場合における図1のII−II断面図である。また、図4は、腕時計100の装置本体1の拡大断面図である。
図1に示すように、腕時計100には、時刻を計時するとともに脈拍測定を行う装置本体1、この装置本体1を手首Rに装着するバンド2等が備えられている。
図5に示すように、脈拍検出部Pには、仕切りプレート8を固定するハウジング10が設けられ、ビス(図示略)によって仕切りプレート8はハウジング10に固着されている。ハウジング10は略円盤状に形成され、ハウジング10の中心から少し外れた位置に中心を有する凹部10aが形成されている。また、この凹部10aの底面の一部にはハウジング10の下面側に貫通する開口部10bが形成されている。さらに、凹部10aの底面には、溝部10cが環状に形成され、この溝部10cには弾性を有するゴム等から成形されたOリング11が設けられている。また、凹部10aの底面には、当該底面のほぼ全域及び開口部10bを覆うように薄型プレート12が設けられている。薄型プレート12は、例えば、ステンレス鋼板(SUS鋼板)から成形されており、仕切りプレート8よりも薄く形成されている。開口部10bに面する薄型プレート12の上面には、手首付近の血管の脈動を検出する圧電素子13が貼り付けられている。また、仕切りプレート8と薄型プレート12との間には、圧電素子13の周囲に空間ができるように形成されたスペーサ14が設けられ、このスペーサ14が仕切りプレート8により押圧されることにより、薄型プレート12を溝部10cに向かって押圧するようになっている。これにより、Oリング11に押圧力が作用して薄型プレート12の上面側と下面側との間の気密が図られるようになっている。なお、スペーサ14は、仕切りプレート8が容易に撓まないように、アクリロニトリルブタジエンスチレン樹脂(ABS樹脂)等の硬質材料から成形することが望ましい。
裏蓋部15は、腕時計100を装着した際に手首Rに接触する位置に設けられ、装着時の手首R付近の血管の脈動によって弾性変形可能な軟質材料から成形されている。ここで、軟質材料としては、例えば、ウレタンやシリコンを用いることが好ましい。裏蓋部15は、押さえ板16によってケース体3に押さえ付けられる固定部15aと、外部に張り出し、装着時に手首Rに接する張出部15bとを備えている。固定部15aには、ケース体3側に突出する突出部15cが裏蓋部15の全周に亘って設けられている。そして、裏蓋部15をケース体3に固定した際に、突出部15cとケース体3の下端側に形成された凹部3aとが係合して、裏蓋部15がずれないように位置決めされるようになっている。
また、張出部15bは、ハウジング10から離間するように下方に張り出して形成され、ハウジング9と張出部15bとの間には気密空間Vが形成されている。
この際、ケース体3に当接する第1の突部15dが変形することで、ケース体3と裏蓋部15との間の気密が図られる。また、第2の突部15eが変形することで押さえ板16と裏蓋部15との間の気密が図られる。さらに、第3の突部15fが変形することで、ハウジング9と裏蓋部15との間の気密が図られる。これら、第1の突部15d、第2の突部15e、第3の突部15fとケース体3、裏蓋部15、ハウジング10との間で、気密保持が行われる。
第1のバンド21には、一端部に設けられ、当該第1のバンド21をケース体3に連結するためのつく部21aと、このつく部21aに隣接して設けられ、手首Rに巻きつけられる本体部21cとが備えられている。
つく部21aは、例えば、皮革やウレタン等から成形されており、このつく部21aには、つく棒211aが設けられている。そして、このつく棒211aをケース体3の両端部に形成された孔部に挿通させることにより第1のバンド21をケース体3に連結することができるようになっている。
本体部21cは、例えば、本皮や合皮の皮革、ウレタン等から成形されており、長尺方向に沿って複数の装着孔211c(図1参照)が形成されている。
また、本体部21cの裏面側には、本体部21cの厚さ方向に伸縮自在な伸縮部としての伸縮部材2eが適当な間隔をあけて複数設けられている。伸縮部材2eは、例えば、シリコン、ゴム、不織布、スポンジ等の材料で成形されており、接着剤によって本体部21cの裏面側に貼り付けられている。
つく部22aは、例えば、皮革やウレタン等から成形されており、このつく部22aには、つく棒221aが設けられている。そして、このつく棒221aをケース体3の両端部に形成された孔部に挿通させることにより第2のバンド22をケース体3に連結することができるようになっている。
本体部22cは、例えば、本皮や合皮の皮革、ウレタン等から成形されており、つく部22aと連結される端部の反対側の端部には、美錠221c、装着つく棒222cが設けられている。
また、本体部22cの裏面側にも、伸縮部材2eが適当な間隔をあけて複数設けられている。なお、第1のバンド21の本体部21cと第2のバンド22の本体部22cに設けられる伸縮部材2eは、同じ材料、同じ形状とした方が統一感があって好ましいが、それぞれ異なる材料、形状としてもよい。
図2及び図3に示すように、硬質プレート17を手首Rの甲側に当てて、第1のバンド21及び第2のバンド22を手首Rに沿って巻きつけ、第1のバンド21の先端を第2のバンド22に設けられた美錠221cに挿通させる。この時の動作によって、第1のバンド21及び第2のバンド22には引張力が作用し、手首Rと接触する伸縮部材2eは圧縮されることとなる。
その後、装着者が第1のバンド21及び第2のバンド22から手を離すと、圧縮された状態の伸縮部21b、22bには、元の状態に復元しようとする復元力が作用することによってバンド2が増し締めされる。
図3に示すように、手首Rに腕時計100の装置本体1が手の甲側になるようにバンド2で装着した場合、前腕の中の尺骨S及び橈骨Tの近傍を流れる尺骨動脈及び橈骨動脈に直交する方向にバンド2が配されることとなる。なお、前腕にある2本の骨のうち、小指側にある軸状の長骨を尺骨といい、親指側にある軸状の長骨を橈骨という。
よって、装着者による装置本体1の手首Rへの締め付けの度合いにかかわらず、手首Rに装置本体1を密着させることができ、確実に脈拍を検出することができる。
次に、本発明に係る腕時計の実施形態2について図7及び図8を用いて説明する。なお、実施形態2の腕時計200が実施形態1の腕時計100と異なる点は、ガイド部28を設けた点であるため、ガイド部28について説明し、その他の構成要素には同一符号を付して説明を省略する。
図7は、図1におけるII−II断面図と同様の腕時計200の断面図であり、図8は図7の腕時計200を手首Rに装着した状態を示す断面図である。
よって、装着者による装置本体1の手首Rへの締め付けの度合いにかかわらず、手首Rに装置本体1を密着させることができ、確実に脈拍を検出することができる。
次に、本発明に係る腕時計の実施形態3について図9及び図10を用いて説明する。なお、実施形態3の腕時計300が実施形態2の腕時計200と異なる点は、伸縮部材2eをバンド2Bの内部に設けた点であるため、バンド2Bについて説明し、その他の構成要素には同一符号を付して説明を省略する。
図9は、図1におけるII−II断面図と同様の腕時計300の断面図であり、図10は図9の腕時計300を手首Rに装着した状態を示す断面図である。
第1のバンド203には、一端部に設けられ、当該第1のバンド203をケース体3に連結するためのつく部21aと、このつく部21aに隣接して設けられ、手首Rに巻きつけられる本体部203cとが備えられている。
つく部21aは、例えば、皮革やウレタン等から成形されており、このつく部21aには、つく棒211aが設けられている。そして、このつく棒211aをケース体3の両端部に形成された孔部に挿通させることにより第1のバンド203をケース体3に連結することができるようになっている。
また、本体部203cのうち、装置本体1を手首Rに装着したときに手首Rの側面に位置し、手首Rに密着する密着部203dは、本体部203cの他の部分よりも厚く形成されており、その内部には本体部203cの厚さ方向に伸縮自在な伸縮部としての伸縮部材2eが充填されている。伸縮部材2eは、例えば、シリコン、ゴム、不織布、スポンジ等の材料で成形されており、密着部203d内に密閉された状態で充填されている。
つく部22aは、例えば、皮革やウレタン等から成形されており、このつく部22aには、つく棒221aが設けられている。そして、このつく棒221aをケース体3の両端部に形成された孔部に挿通させることにより第2のバンド204をケース体3に連結することができるようになっている。
また、本体部204cのうち、装置本体1を手首Rに装着したときに手首Rの側面に位置し、手首Rに密着する密着部204dは、本体部204cの他の部分よりも厚く形成されており、その内部には本体部204cの厚さ方向に伸縮自在な伸縮部としての伸縮部材2eが充填されている。伸縮部材2eは、例えば、シリコン、ゴム、不織布、スポンジ等の材料で成形されており、密着部204d内に密閉された状態で充填されている。
よって、装着者による装置本体1の手首Rへの締め付けの度合いにかかわらず、手首Rに装置本体1を密着させることができ、確実に脈拍を検出することができる。
次に、本発明に係る腕時計の実施形態4について図11及び図12を用いて説明する。なお、実施形態4の腕時計400が実施形態3の腕時計300と異なる点は、伸縮部としての伸縮部材2eをバンド2Cの内部の全域にわたって設けた点であるため、バンド2Cについて説明し、その他の構成要素には同一符号を付して説明を省略する。
図11は、図1におけるII−II断面図と同様の腕時計400の断面図であり、図12は図11の腕時計400を手首Rに装着した状態を示す断面図である。
第1のバンド205には、一端部に設けられ、当該第1のバンド205をケース体3に連結するためのつく部21aと、このつく部21aに隣接して設けられ、手首Rに巻きつけられる本体部205cとが備えられている。
つく部21aは、例えば、皮革やウレタン等から成形されており、このつく部21aには、つく棒211aが設けられている。そして、このつく棒211aをケース体3の両端部に形成された孔部に挿通させることにより第1のバンド205をケース体3に連結することができるようになっている。
また、本体部205cの内部全域には、本体部205cの厚さ方向に伸縮自在な伸縮部材2eが充填されている。伸縮部材2eは、例えば、シリコン、ゴム、不織布、スポンジ等の材料で成形されており、本体部205c内に密閉された状態で充填されている。
つく部22aは、例えば、皮革やウレタン等から成形されており、このつく部22aには、つく棒221aが設けられている。そして、このつく棒221aをケース体3の両端部に形成された孔部に挿通させることにより第2のバンド206をケース体3に連結することができるようになっている。
また、本体部206cの内部全域には、本体部206cの厚さ方向に伸縮自在な伸縮部材2eが充填されている。伸縮部材2eは、例えば、シリコン、ゴム、不織布、スポンジ等の材料で成形されており、本体部206c内に密閉された状態で充填されている。
よって、装着者による装置本体1の手首Rへの締め付けの度合いにかかわらず、手首Rに装置本体1を密着させることができ、確実に脈拍を検出することができる。
次に、本発明に係る腕時計の実施形態5について図13及び図14を用いて説明する。なお、実施形態5の腕時計500が実施形態の腕時計300と異なる点は、バンド2Dの構造であるため、バンド2Dについて説明し、その他の構成要素には同一符号を付して説明を省略する。
図13は、図1におけるII−II断面図と同様の腕時計500の断面図であり、図14は図13の腕時計500を手首Rに装着した状態を示す断面図である。
第1のバンド207には、ケース体3に一端が連結された固定部207mと、この固定部207mの他端に連結され、手首Rに巻きつけられる変形部207nとが設けられている。
固定部207mは、例えば、金属やアクリロニトリルブタジエンスチレン樹脂(ABS樹脂)等のように、手首Rからの作用力によって変形しない硬質材料から成形されている。また、固定部207mの裏面側には、固定部207mの厚さ方向に伸縮自在な第1の伸縮部としての第1の伸縮部材21eが設けられている。第1の伸縮部材21eは、例えば、シリコン、ゴム、不織布、スポンジ等の材料で成形されており、接着剤によって固定部207mの裏面側に貼り付けられている。
変形部207nは、例えば、本皮や合皮の皮革、ウレタン等から成形されており、長尺方向に沿って複数の装着孔(図示略)が形成されている。また、変形部207nの内部全域には、変形部207nの厚さ方向に伸縮自在な第2の伸縮部としての第2の伸縮部材22eが充填されている。第2の伸縮部材22eは、例えば、シリコン、ゴム、不織布、スポンジ等の材料で成形されており、変形部207n内に密閉された状態で充填されている。
固定部208mは、例えば、金属やアクリロニトリルブタジエンスチレン樹脂(ABS樹脂)等のように、手首Rからの作用力によって変形しない硬質材料から成形されている。また、固定部208mの裏面側には、固定部208mの厚さ方向に伸縮自在な第1の伸縮部としての第1の伸縮部材21eが設けられている。第1の伸縮部材21eは、例えば、シリコン、ゴム、不織布、スポンジ等の材料で成形されており、接着剤によって固定部208mの裏面側に貼り付けられている。
変形部208nは、例えば、本皮や合皮の皮革、ウレタン等から成形されており、長尺方向に沿って複数の装着孔(図示略)が形成されている。また、変形部208nの内部全域には、変形部208nの厚さ方向に伸縮自在な第2の伸縮部としての第2の伸縮部材22eが充填されている。第2の伸縮部材22eは、例えば、シリコン、ゴム、不織布、スポンジ等の材料で成形されており、変形部208n内に密閉された状態で充填されている。また、ケース体3と連結される端部の反対側の端部には、美錠221c、装着つく棒222cが設けられている。
また、バンド2Dに作用する引張力によってバンド2Dの内部に設けられた第2の伸縮部材22eが厚さ方向に圧縮され、第2の伸縮部材22eが圧縮された状態で装置本体1は手首Rに装着される。装置本体1の装着後、装着者がバンド2Dから手を離すと、圧縮された状態の第2の伸縮部材22eには、元の状態に復元しようとする復元力が作用し、第2の伸縮部材22eは元の厚さに戻ろうとする。第2の伸縮部材22eが元の厚さに戻ろうとすることにより、バンド2Dの内径は小さくなるので、バンド2Dが増し締めされる。
これにより、装着者がバンド2Dを緩く締めた場合であっても、バンド2Dの増し締めにより装置本体1は手首Rに密着するようになる。
よって、装着者による装置本体1の手首Rへの締め付けの度合いにかかわらず、手首Rに装置本体1を密着させることができ、確実に脈拍を検出することができる。
次に、本発明に係る腕時計の実施形態6について図15及び図16を用いて説明する。なお、実施形態6の腕時計600が実施形態4の腕時計400と異なる点は、伸縮部材2eとして繊維材料を用いた点であるため、バンド2Eについて説明し、その他の構成要素には同一符号を付して説明を省略する。
図15は、図1におけるII−II断面図と同様の腕時計600の断面図であり、図16は図15の腕時計600を手首Rに装着した状態を示す断面図である。
第1のバンド209には、一端部に設けられ、当該第1のバンド209をケース体3に連結するためのつく部21aと、このつく部21aに隣接して設けられ、手首Rに巻きつけられる本体部209cとが備えられている。
つく部21aは、例えば、皮革やウレタン等から成形されており、このつく部21aには、つく棒211aが設けられている。そして、このつく棒211aをケース体3の両端部に形成された孔部に挿通させることにより第1のバンド209をケース体3に連結することができるようになっている。
また、本体部209cの内部全域には、本体部209cの厚さ方向に伸縮自在な伸縮部としての伸縮部材2eが充填されている。伸縮部材2eは、例えば、伸縮性を有する繊維材料で成形されており、本体部209c内に密閉された状態で充填されている。
つく部22aは、例えば、皮革やウレタン等から成形されており、このつく部22aには、つく棒221aが設けられている。そして、このつく棒221aをケース体3の両端部に形成された孔部に挿通させることにより第2のバンド210をケース体3に連結することができるようになっている。
また、本体部210cの内部全域には、本体部210cの厚さ方向に伸縮自在な伸縮部材2eが充填されている。伸縮部材2eは、例えば、繊維材料で成形されており、本体部210c内に密閉された状態で充填されている。
次に、本発明に係る腕時計の実施形態7について図17及び図18を用いて説明する。なお、実施形態7の腕時計700が実施形態1の腕時計100と異なる点は、複数の金属駒25,26からなるバンド2Fに伸縮部としての伸縮部材2eを設けた点であるため、バンド2Fについて説明し、その他の構成要素には同一符号を付して説明を省略する。
図17は、図1におけるII−II断面図と同様の腕時計700の断面図であり、図18は図17の腕時計700を手首Rに装着した状態を示す断面図である。
第1のバンド250は、複数の金属駒25が連結されて構成されている。第1のバンド250の一端部は、ケース体3にヒンジ部材25aにより連結されており、第1のバンド250の他端部は、装置本体1の手首装着時におけるバンド2Fの長さを一定に保持するように固定するバンド固定部29の一端部にヒンジ部材25bにより連結されている。バンド固定部29は、複数の板材が互いに回動可能となるように連結されており、折り畳むことによりバンド2Fを一定の長さに保持し、装置本体1を手首Rに装着させるものである。また、各金属駒25同士は、ヒンジ部材25cにより連結されている。
また、各金属駒25の裏面側には、金属駒25の厚さ方向に伸縮自在な伸縮部としての伸縮部材2eが設けられている。伸縮部材2eは、例えば、シリコン、ゴム、不織布、スポンジ等の材料で成形されており、接着剤によって金属駒25の裏面側に貼り付けられている。
また、各金属駒26の裏面側には、金属駒26の厚さ方向に伸縮自在な伸縮部としての伸縮部材2eが設けられている。伸縮部材2eは、例えば、シリコン、ゴム、不織布、スポンジ等の材料で成形されており、接着剤によって金属駒26の裏面側に貼り付けられている。
よって、装着者による装置本体1の手首Rへの締め付けの度合いにかかわらず、手首Rに装置本体1を密着させることができ、確実に脈拍を検出することができる。
次に、本発明に係る腕時計の実施形態8について図19及び図20を用いて説明する。なお、実施形態8の腕時計800が実施形態7の腕時計700と異なる点は、伸縮部としての伸縮部材2eをバンド固定部29に設けた点であるため、バンド2Gについて説明し、その他の構成要素には同一符号を付して説明を省略する。
図19は、図1におけるII−II断面図と同様の腕時計800の断面図であり、図20は図19の腕時計800を手首Rに装着した状態を示す断面図である。
第1のバンド270は、複数の金属駒25が連結されて構成されている。第1のバンド270の一端部は、ケース体3にヒンジ部材25aにより連結されており、第1のバンド270の他端部は、装置本体1の手首装着時におけるバンド2Gの長さを一定に保持するように固定するバンド固定部29の一端部にヒンジ部材25bにより連結されている。バンド固定部29は、複数の板材が互いに回動可能となるように連結されており、折り畳むことによりバンド2Gを一定の長さに保持し、装置本体1を手首Rに装着させるものである。また、各金属駒25同士は、ヒンジ部材25cにより連結されている。
よって、装着者による装置本体1の手首Rへの締め付けの度合いにかかわらず、手首Rに装置本体1を密着させることができ、確実に脈拍を検出することができる。
次に、本発明に係る腕時計の実施形態9について図21及び図22を用いて説明する。なお、実施形態9の腕時計900が実施形態7の腕時計700と異なる点は、バンド2Hを構成する複数の金属駒25,26間を伸縮駒27,37で連結した点であるため、バンド2Hについて説明し、その他の構成要素には同一符号を付して説明を省略する。
図21は、図1におけるII−II断面図と同様の腕時計900の断面図であり、図22は図21の腕時計900を手首Rに装着した状態を示す断面図である。
第1のバンド291は、複数の金属駒25が連結されて構成されている。第1のバンド291の一端部は、ケース体3にヒンジ部材25aにより連結されており、第1のバンド291の他端部は、装置本体1の手首装着時におけるバンド2Hの長さを一定に保持するように固定するバンド固定部29の一端部にヒンジ部材25bにより連結されている。バンド固定部29は、複数の板材が互いに回動可能となるように連結されており、折り畳むことによりバンド2Hを一定の長さに保持し、装置本体1を手首Rに装着させるものである。
また、各金属駒25間には、バンド2Hの厚さ方向に伸縮自在な伸縮駒27が設けられており、金属駒25と伸縮駒27は、ヒンジ部材27cにより連結されている。すなわち、伸縮駒27は金属駒25同士を連結する連結部材としても機能する。ここで、伸縮駒27は、例えば、シリコン、ゴム、不織布、スポンジ等の材料で成形されている。
伸縮駒27の裏面には、金属駒25と連結した状態で金属駒25の裏面よりも手首R側に突出する突出部27dが形成されており、伸縮駒27の内部には伸縮駒27に力が作用したときのクッションとなる空隙部27eが形成されている。
また、各金属駒26間には、バンド2Hの厚さ方向に伸縮自在な伸縮駒37が設けられており、金属駒26と伸縮駒37は、ヒンジ部材37cにより連結されている。すなわち、伸縮駒37は金属駒26同士を連結する連結部材としても機能する。ここで、伸縮駒37は、例えば、シリコン、ゴム、不織布、スポンジ等の材料で成形されている。
伸縮駒37の裏面には、金属駒26と連結した状態で金属駒26の裏面よりも手首R側に突出する突出部37dが形成されており、伸縮駒37の内部には伸縮駒37に力が作用したときのクッションとなる空隙部37eが形成されている。
よって、装着者による装置本体1の手首Rへの締め付けの度合いにかかわらず、手首Rに装置本体1を密着させることができ、確実に脈拍を検出することができる。
さらに、ガイド部は、カバー部材と別個の部材として設けてもよい。また、金属駒や伸縮駒の形状や数も任意であり、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
2,2A,2B,2C,2D,2E,2F,2G,2H バンド
21,201,203,205,207,209,250,270,291 第1のバンド
22,202,204,206,208,210,260,280,292 第2のバンド
2e 伸縮部材(伸縮部)
21e 伸縮部材(第1の伸縮部)
22e 伸縮部材(第2の伸縮部)
25 金属駒
26 金属駒
27 伸縮駒
28 ガイド部
29 バンド固定部
37 伸縮駒
100,200,300,400,500,600,700,800,900 腕時計(生体情報測定装置)
P 脈拍検出部(生体情報検出部)
R 手首
Claims (8)
- 手首付近の動脈の脈動に基づいて生体情報を検出する生体情報検出部と、
この生体情報検出部を有する装置本体を手首に装着するバンドと、
このバンドの裏面側に設けられ、前記バンドの厚さ方向に伸縮自在な伸縮部と、
を備えていることを特徴とする生体情報測定装置。 - 手首付近の動脈の脈動に基づいて生体情報を検出する生体情報検出部と、
この生体情報検出部を有する装置本体を手首に装着するバンドと、
このバンドの内部に設けられ、前記バンドの厚さ方向に伸縮自在な伸縮部と、
を備えていることを特徴とする生体情報測定装置。 - 手首付近の動脈の脈動に基づいて生体情報を検出する生体情報検出部と、
この生体情報検出部を有する装置本体を手首に装着するバンドと、
このバンドの裏面側に設けられ、前記バンドの厚さ方向に伸縮自在な第1の伸縮部と、
前記バンドの内部に設けられ、前記バンドの厚さ方向に伸縮自在な第2の伸縮部と、
を備えていることを特徴とする生体情報測定装置。 - 前記伸縮部は、伸縮性の繊維材料により構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の生体情報測定装置。
- 手首付近の動脈の脈動に基づいて生体情報を検出する生体情報検出部と、
この生体情報検出部を有する装置本体を手首に装着する複数の金属駒が連結されて成るバンドと、
前記複数の金属駒のうち少なくとも一つの金属駒の裏面側に設けられ、前記バンドの厚さ方向に伸縮自在な伸縮部と、
を備えていることを特徴とする生体情報測定装置。 - 手首付近の動脈の脈動に基づいて生体情報を検出する生体情報検出部と、
この生体情報検出部を有する装置本体を手首に装着する複数の金属駒が連結されて成るバンドと、
このバンドに設けられ、前記装置本体の手首装着時におけるバンドの長さを一定に保持するように固定するバンド固定部と、
前記バンド固定部の裏面側に設けられ、前記バンドの厚さ方向に伸縮自在な伸縮部と、
を備えていることを特徴とする生体情報測定装置。 - 手首付近の動脈の脈動に基づいて生体情報を検出する生体情報検出部と、
この生体情報検出部を有する装置本体を手首に装着する複数の金属駒が連結されて成るバンドと、
前記金属駒間に設けられ、前記バンドの厚さ方向に伸縮自在な伸縮駒と、
を備えていることを特徴とする生体情報測定装置。 - 前記バンドの裏面側に設けられ、当該バンドの前記手首の内側への移動を規制するガイド部を備えていることを特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載の生体情報測定装置。
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