JP2010137110A - 生体情報測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装着者の手首へのバンドの締め付けの度合いにかかわらず、手首に密着させることができ、確実に脈拍を検出する腕時計型の生体情報測定装置を実現する。
【解決手段】手首(R)付近の動脈の脈動に基づいて脈拍を検出する脈拍検出部(P)を装置本体(1)に有する腕時計(100)をバンド(2)を用いて手首(R)に装着する場合において、バンド(2)の裏面側に、バンド(2)の厚さ方向に伸縮自在な伸縮部材(2e)を設けるようにした。
【選択図】図3

Description

本発明は、生体情報測定装置に関する。
従来から脈拍や血圧等の生体情報を測定する機能を有する腕時計が知られている。例えば、腕時計には、ケース体に空気室が形成され、この空気室に連通するカフが設けられ、圧力センサが空気室内に臨むように設けられている(例えば、特許文献1参照。)。この腕時計は、手首の血管の脈動に伴ってカフ内の空気が断続的に加圧され、気圧変動として空気室内に伝達される。そして、この空気室内の気圧変化が圧力センサによって検出され、血圧として表示されるようになっている。
ところで、このような腕時計を手首に装着するためのバンドとしては、例えば、バンドに形成された孔に、尾錠に設けられたつく棒を挿入して手首に固定することができるものが知られている(例えば、特許文献2参照。)。
実開平6−11701号公報 特開2001−87013号公報
しかしながら、上記特許文献2のバンドの場合、腕時計の手首への締め付けの度合いは、バンドに形成された孔の間隔に基づき調整するようになっているので、装着者がその孔の間隔に応じた長さ調整を行うこととなって、脈拍測定機能を有する腕時計の手首への締め付けの度合いは、装着者の好みによってそれぞれ異なる。従って、腕時計を手首に比較的きつめに装着する場合には、カフと手首とが密着するため、脈動がカフに確実に伝達され、測定に問題はないが、腕時計を手首に緩く装着した場合には、カフと手首との間に隙間ができてしまい、脈拍や血圧を確実に検出できないという問題があった。
そこで、本発明の課題は、装着者の手首への締め付けの度合いにかかわらず、手首に密着させることができ、確実に生体情報を検出することができる生体情報測定装置を提供することである。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、生体情報測定装置(例えば、図1〜4の腕時計100、図7,8の腕時計200)であって、手首(例えば、図2〜4,7,8の手首R)手首付近の動脈の脈動に基づいて生体情報を検出する生体情報検出部(例えば、図2〜5,7,8の脈拍検出部P)と、この生体情報検出部を有する装置本体(例えば、図1〜4,7,8の装置本体1)を手首に装着するバンド(例えば、図1〜4のバンド2(第1のバンド21、第2のバンド22),図7,8のバンド2A(第1のバンド201、第2のバンド202))と、このバンドの裏面側に設けられ、前記バンドの厚さ方向に伸縮自在な伸縮部(例えば、図2〜4,7,8の伸縮部材2e)と、を備えていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、バンドにより装置本体を手首に装着する場合において、バンドには装着者の操作によって引張力が作用し、この引張力によってバンドの裏面側に設けられて手首と接触する伸縮部が厚さ方向に圧縮され、伸縮部が圧縮された状態で装置本体は手首に装着される。装置本体の装着後、装着者がバンドから手を離すと、圧縮された状態の伸縮部には、元の状態に復元しようとする復元力が作用し、伸縮部は元の厚さに戻ろうとする。伸縮部が元の厚さに戻ろうとすることにより、バンドの内径は小さくなるので、バンドが増し締めされる。これにより、装着者がバンドを緩く締めた場合であっても、バンドの増し締めにより装置本体は手首に密着するようになる。
よって、装着者による装置本体の手首への締め付けの度合いにかかわらず、手首に装置本体を密着させることができ、確実に生体情報を検出することができる。
請求項2に記載の発明は、生体情報測定装置(例えば、図9,10の腕時計300、図11,12の腕時計400)であって、手首(例えば、図9〜12の手首R)付近の動脈の脈動に基づいて生体情報を検出する生体情報検出部(例えば、図9〜12の脈拍検出部P)と、この生体情報検出部を有する装置本体(例えば、図9〜12の装置本体1)を手首に装着するバンド(例えば、図9,10のバンド2B(第1のバンド203、第2のバンド204)、図11,12のバンド2C(第1のバンド205、第2のバンド206))と、このバンドの内部に設けられ、前記バンドの厚さ方向に伸縮自在な伸縮部(例えば、図9〜12の伸縮部材2e)と、を備えていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、バンドにより装置本体を手首に装着する場合において、バンドには装着者の操作によって引張力が作用し、この引張力によってバンドの内部に設けられた伸縮部が厚さ方向に圧縮され、伸縮部が圧縮された状態で装置本体は手首に装着される。装置本体の装着後、装着者がバンドから手を離すと、圧縮された状態の伸縮部には、元の状態に復元しようとする復元力が作用し、伸縮部は元の厚さに戻ろうとする。伸縮部が元の厚さに戻ろうとすることにより、バンドの内径は小さくなるので、バンドが増し締めされる。これにより、装着者がバンドを緩く締めた場合であっても、バンドの増し締めにより装置本体は手首に密着するようになる。
よって、装着者による装置本体の手首への締め付けの度合いにかかわらず、手首に装置本体を密着させることができ、確実に生体情報を検出することができる。
請求項3に記載の発明は、生体情報測定装置(例えば、図13,14の腕時計500)であって、手首(例えば、図13,14の手首R)付近の動脈の脈動に基づいて生体情報を検出する生体情報検出部(例えば、図13,14の脈拍検出部P)と、この生体情報検出部を有する装置本体(例えば、図13,14の装置本体1)を手首に装着するバンド(例えば、図13,14のバンド2D(第1のバンド207、第2のバンド208))と、このバンドの裏面側に設けられ、前記バンドの厚さ方向に伸縮自在な第1の伸縮部(例えば、図13,14の第1の伸縮部材21e)と、前記バンドの内部に設けられ、前記バンドの厚さ方向に伸縮自在な第2の伸縮部(例えば、図13,14の第2の伸縮部材22e)と、を備えていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、バンドにより装置本体を手首に装着する場合において、バンドには装着者の操作によって引張力が作用し、この引張力によってバンドの裏面側に設けられて手首と接触する第1の伸縮部が厚さ方向に圧縮され、第1の伸縮部が圧縮された状態で装置本体は手首に装着される。装置本体の装着後、装着者がバンドから手を離すと、圧縮された状態の第1の伸縮部には、元の状態に復元しようとする復元力が作用し、第1の伸縮部は元の厚さに戻ろうとする。第1の伸縮部が元の厚さに戻ろうとすることにより、バンドの内径は小さくなるので、バンドが増し締めされる。
また、バンドに作用する引張力によってバンドの内部に設けられた第2の伸縮部が厚さ方向に圧縮され、第2の伸縮部が圧縮された状態で装置本体は手首に装着される。装置本体の装着後、装着者がバンドから手を離すと、圧縮された状態の第2の伸縮部には、元の状態に復元しようとする復元力が作用し、第2の伸縮部は元の厚さに戻ろうとする。第2の伸縮部が元の厚さに戻ろうとすることにより、バンドの内径は小さくなるので、バンドが増し締めされる。
これにより、装着者がバンドを緩く締めた場合であっても、バンドの増し締めにより装置本体は手首に密着するようになる。
よって、装着者による装置本体の手首への締め付けの度合いにかかわらず、手首に装置本体を密着させることができ、確実に生体情報を検出することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1又は2に記載の生体情報測定装置(例えば、図15,16の腕時計600)であって、前記伸縮部は、伸縮性の繊維材料により構成されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、伸縮性を有する材料の中でも繊維材料は軽量であるため、バンドの軽量化を図ることができる。
請求項5に記載の発明は、生体情報測定装置(例えば、図17,18の腕時計700)であって、手首(例えば、図17,18の手首R)付近の動脈の脈動に基づいて生体情報を検出する生体情報検出部(例えば、図17,18の脈拍検出部P)と、この生体情報検出部を有する装置本体(例えば、図17,18の装置本体1)を手首に装着する複数の金属駒(例えば、図17,18の金属駒25,26)が連結されて成るバンド(例えば、図17,18のバンド2F(第1のバンド250、第2のバンド260))と、前記複数の金属駒のうち少なくとも一つの金属駒の裏面側に設けられ、前記バンドの厚さ方向に伸縮自在な伸縮部(例えば、図17,18の伸縮部材2e)と、を備えていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、バンドにより装置本体を手首に装着する場合において、バンドには装着者の操作によって引張力が作用し、この引張力によってバンドを構成する金属駒の裏面側に設けられて手首と接触する伸縮部が厚さ方向に圧縮され、伸縮部が圧縮された状態で装置本体は手首に装着される。装置本体の装着後、装着者がバンドから手を離すと、圧縮された状態の伸縮部には、元の状態に復元しようとする復元力が作用し、伸縮部は元の厚さに戻ろうとする。伸縮部が元の厚さに戻ろうとすることにより、バンドの内径は小さくなるので、バンドが増し締めされる。これにより、装着者がバンドを緩く締めた場合であっても、バンドの増し締めにより装置本体は手首に密着するようになる。
よって、装着者による装置本体の手首への締め付けの度合いにかかわらず、手首に装置本体を密着させることができ、確実に生体情報を検出することができる。
請求項6に記載の発明は、生体情報測定装置(例えば、図19,20の腕時計800)であって、手首(例えば、図19,20の手首R)付近の動脈の脈動に基づいて生体情報を検出する生体情報検出部(例えば、図19,20の脈拍検出部P)と、この生体情報検出部を有する装置本体(例えば、図19,20の装置本体1)を手首に装着する複数の金属駒(例えば、図19,20の金属駒25,26)が連結されて成るバンド(例えば、図19,20のバンド2G(第1のバンド270、第2のバンド280))と、このバンドに設けられ、前記装置本体の手首装着時におけるバンドの長さを一定に保持するように固定するバンド固定部(例えば、図19,20のバンド固定部29)と、前記バンド固定部の裏面側に設けられ、前記バンドの厚さ方向に伸縮自在な伸縮部(例えば、図19,20の伸縮部材2e)と、を備えていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明によれば、バンドにより装置本体を手首に装着する場合において、バンドには装着者の操作によって引張力が作用し、この引張力によってバンド固定部の裏面側に設けられて手首と接触する伸縮部が厚さ方向に圧縮され、伸縮部が圧縮された状態で装置本体は手首に装着される。装置本体の装着後、装着者がバンドから手を離すと、圧縮された状態の伸縮部には、元の状態に復元しようとする復元力が作用し、伸縮部は元の厚さに戻ろうとする。伸縮部が元の厚さに戻ろうとすることにより、バンドの内径は小さくなるので、バンドが増し締めされる。これにより、装着者がバンドを緩く締めた場合であっても、バンドの増し締めにより装置本体は手首に密着するようになる。
よって、装着者による装置本体の手首への締め付けの度合いにかかわらず、手首に装置本体を密着させることができ、確実に生体情報を検出することができる。
請求項7に記載の発明は、生体情報測定装置(例えば、図21,22の腕時計900)であって、手首(例えば、図21,22の手首R)付近の動脈の脈動に基づいて生体情報を検出する生体情報検出部(例えば、図21,22の脈拍検出部P)と、この生体情報検出部を有する装置本体(例えば、図21,22の装置本体1)を手首に装着する複数の金属駒(例えば、図21,22の金属駒25,26)が連結されて成るバンド(例えば、図21,22のバンド2H(第1のバンド291、第2のバンド292))と、前記金属駒間に設けられ、前記バンドの厚さ方向に伸縮自在な伸縮駒(例えば、図21,22の伸縮駒27,37)と、を備えていることを特徴とする。
請求項7に記載の発明によれば、バンドにより装置本体を手首に装着する場合において、バンドには装着者の操作によって引張力が作用し、この引張力によってバンドを構成する金属駒間に設けられて手首と接触する伸縮駒が厚さ方向に圧縮され、伸縮駒が圧縮された状態で装置本体は手首に装着される。装置本体の装着後、装着者がバンドから手を離すと、圧縮された状態の伸縮駒には、元の状態に復元しようとする復元力が作用し、伸縮駒は元の厚さに戻ろうとする。伸縮駒が元の厚さに戻ろうとすることにより、バンドの内径は小さくなるので、バンドが増し締めされる。これにより、装着者がバンドを緩く締めた場合であっても、バンドの増し締めにより装置本体は手首に密着するようになる。
よって、装着者による装置本体の手首への締め付けの度合いにかかわらず、手首に装置本体を密着させることができ、確実に生体情報を検出することができる。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7の何れか一項に記載の生体情報測定装置(例えば、図7,8の腕時計200、図9,10の腕時計300、図11,12の腕時計400、図13,14の腕時計500、図15,16の腕時計600)であって、前記バンドの裏面側に設けられ、当該バンドの前記手首の内側への移動を規制するガイド部(例えば、図7〜16のガイド部28)を備えていることを特徴とする。
請求項8に記載の発明によれば、バンドにより装置本体を手首に装着すると、バンドには装着者の操作によって引張力が作用し、この引張力によってバンドが手首の内側に向けて引っ張られるが、バンドの裏面側にはガイド部が設けられているので、ガイド部はバンドが手首の内側へ移動するのを規制する。このため、このガイド部の働きにより、バンドが手首から遠ざかる方向に延びた状態で装置本体は手首に装着される。これにより、装着者がバンドを緩く締めた場合であっても、バンドが手首から遠ざかる方向に延ばされた分だけバンドと手首との隙間がなくなるので、伸縮部が手首に接触しやすくなる。
請求項1に記載の発明によれば、バンドにより装置本体を手首に装着する場合において、バンドには装着者の操作によって引張力が作用し、この引張力によってバンドの裏面側に設けられて手首と接触する伸縮部が厚さ方向に圧縮され、伸縮部が圧縮された状態で装置本体は手首に装着される。装置本体の装着後、装着者がバンドから手を離すと、圧縮された状態の伸縮部には、元の状態に復元しようとする復元力が作用し、伸縮部は元の厚さに戻ろうとする。伸縮部が元の厚さに戻ろうとすることにより、バンドの内径は小さくなるので、バンドが増し締めされる。これにより、装着者がバンドを緩く締めた場合であっても、バンドの増し締めにより装置本体は手首に密着するようになる。
よって、装着者による装置本体の手首への締め付けの度合いにかかわらず、手首に装置本体を密着させることができ、確実に生体情報を検出することができる。
請求項2に記載の発明によれば、バンドにより装置本体を手首に装着する場合において、バンドには装着者の操作によって引張力が作用し、この引張力によってバンドの内部に設けられた伸縮部が厚さ方向に圧縮され、伸縮部が圧縮された状態で装置本体は手首に装着される。装置本体の装着後、装着者がバンドから手を離すと、圧縮された状態の伸縮部には、元の状態に復元しようとする復元力が作用し、伸縮部は元の厚さに戻ろうとする。伸縮部が元の厚さに戻ろうとすることにより、バンドの内径は小さくなるので、バンドが増し締めされる。これにより、装着者がバンドを緩く締めた場合であっても、バンドの増し締めにより装置本体は手首に密着するようになる。
よって、装着者による装置本体の手首への締め付けの度合いにかかわらず、手首に装置本体を密着させることができ、確実に生体情報を検出することができる。
請求項3に記載の発明によれば、バンドにより装置本体を手首に装着する場合において、バンドには装着者の操作によって引張力が作用し、この引張力によってバンドの裏面側に設けられて手首と接触する第1の伸縮部が厚さ方向に圧縮され、第1の伸縮部が圧縮された状態で装置本体は手首に装着される。装置本体の装着後、装着者がバンドから手を離すと、圧縮された状態の第1の伸縮部には、元の状態に復元しようとする復元力が作用し、第1の伸縮部は元の厚さに戻ろうとする。第1の伸縮部が元の厚さに戻ろうとすることにより、バンドの内径は小さくなるので、バンドが増し締めされる。
また、バンドに作用する引張力によってバンドの内部に設けられた第2の伸縮部が厚さ方向に圧縮され、第2の伸縮部が圧縮された状態で装置本体は手首に装着される。装置本体の装着後、装着者がバンドから手を離すと、圧縮された状態の第2の伸縮部には、元の状態に復元しようとする復元力が作用し、第2の伸縮部は元の厚さに戻ろうとする。第2の伸縮部が元の厚さに戻ろうとすることにより、バンドの内径は小さくなるので、バンドが増し締めされる。
これにより、装着者がバンドを緩く締めた場合であっても、バンドの増し締めにより装置本体は手首に密着するようになる。
よって、装着者による装置本体の手首への締め付けの度合いにかかわらず、手首に装置本体を密着させることができ、確実に生体情報を検出することができる。
請求項4に記載の発明によれば、伸縮性を有する材料の中でも繊維材料は軽量であるため、バンドの軽量化を図ることができる。
請求項5に記載の発明によれば、バンドにより装置本体を手首に装着する場合において、バンドには装着者の操作によって引張力が作用し、この引張力によってバンドを構成する金属駒の裏面側に設けられて手首と接触する伸縮部が厚さ方向に圧縮され、伸縮部が圧縮された状態で装置本体は手首に装着される。装置本体の装着後、装着者がバンドから手を離すと、圧縮された状態の伸縮部には、元の状態に復元しようとする復元力が作用し、伸縮部は元の厚さに戻ろうとする。伸縮部が元の厚さに戻ろうとすることにより、バンドの内径は小さくなるので、バンドが増し締めされる。これにより、装着者がバンドを緩く締めた場合であっても、バンドの増し締めにより装置本体は手首に密着するようになる。
よって、装着者による装置本体の手首への締め付けの度合いにかかわらず、手首に装置本体を密着させることができ、確実に生体情報を検出することができる。
請求項6に記載の発明によれば、バンドにより装置本体を手首に装着する場合において、バンドには装着者の操作によって引張力が作用し、この引張力によってバンド固定部の裏面側に設けられて手首と接触する伸縮部が厚さ方向に圧縮され、伸縮部が圧縮された状態で装置本体は手首に装着される。装置本体の装着後、装着者がバンドから手を離すと、圧縮された状態の伸縮部には、元の状態に復元しようとする復元力が作用し、伸縮部は元の厚さに戻ろうとする。伸縮部が元の厚さに戻ろうとすることにより、バンドの内径は小さくなるので、バンドが増し締めされる。これにより、装着者がバンドを緩く締めた場合であっても、バンドの増し締めにより装置本体は手首に密着するようになる。
よって、装着者による装置本体の手首への締め付けの度合いにかかわらず、手首に装置本体を密着させることができ、確実に生体情報を検出することができる。
請求項7に記載の発明によれば、バンドにより装置本体を手首に装着する場合において、バンドには装着者の操作によって引張力が作用し、この引張力によってバンドを構成する金属駒間に設けられて手首と接触する伸縮駒が厚さ方向に圧縮され、伸縮駒が圧縮された状態で装置本体は手首に装着される。装置本体の装着後、装着者がバンドから手を離すと、圧縮された状態の伸縮駒には、元の状態に復元しようとする復元力が作用し、伸縮駒は元の厚さに戻ろうとする。伸縮駒が元の厚さに戻ろうとすることにより、バンドの内径は小さくなるので、バンドが増し締めされる。これにより、装着者がバンドを緩く締めた場合であっても、バンドの増し締めにより装置本体は手首に密着するようになる。
よって、装着者による装置本体の手首への締め付けの度合いにかかわらず、手首に装置本体を密着させることができ、確実に生体情報を検出することができる。
請求項8に記載の発明によれば、バンドにより装置本体を手首に装着すると、バンドには装着者の操作によって引張力が作用し、この引張力によってバンドが手首の内側に向けて引っ張られるが、バンドの裏面側にはガイド部が設けられているので、ガイド部はバンドが手首の内側へ移動するのを規制する。このため、このガイド部の働きにより、バンドが手首から遠ざかる方向に延びた状態で装置本体は手首に装着される。これにより、装着者がバンドを緩く締めた場合であっても、バンドが手首から遠ざかる方向に延ばされた分だけバンドと手首との隙間がなくなるので、伸縮部が手首に接触しやすくなる。
本発明における腕時計の平面図である。 本発明の実施形態1における腕時計の手首装着前の断面図であり、図1のII−II断面図である。 本発明の実施形態1における腕時計の手首装着後の断面図である。 本発明における腕時計の装置本体の拡大断面図である。 本発明における腕時計の脈拍検出部の拡大断面図である。 本発明における腕時計の裏蓋部の断面図である。 本発明の実施形態2における腕時計の手首装着前の断面図である。 本発明の実施形態2における腕時計の手首装着後の断面図である。 本発明の実施形態3における腕時計の手首装着前の断面図である。 本発明の実施形態3における腕時計の手首装着後の断面図である。 本発明の実施形態4における腕時計の手首装着前の断面図である。 本発明の実施形態4における腕時計の手首装着後の断面図である。 本発明の実施形態5における腕時計の手首装着前の断面図である。 本発明の実施形態5における腕時計の手首装着後の断面図である。 本発明の実施形態6における腕時計の手首装着前の断面図である。 本発明の実施形態6における腕時計の手首装着後の断面図である。 本発明の実施形態7における腕時計の手首装着前の断面図である。 本発明の実施形態7における腕時計の手首装着後の断面図である。 本発明の実施形態8における腕時計の手首装着前の断面図である。 本発明の実施形態8における腕時計の手首装着後の断面図である。 本発明の実施形態9における腕時計の手首装着前の断面図である。 本発明の実施形態9における腕時計の手首装着後の断面図である。
以下、本発明に係る生体情報測定装置の最良の実施形態について詳細に説明する。なお、本実施形態においては、生体情報測定装置の一例として脈拍測定機能付きの腕時計を挙げて説明する。
<実施形態1>
実施形態1における腕時計の構成について説明する。
図1は、腕時計100の平面図であり、図2は、腕時計100を手首に装着していない場合における図1のII−II断面図であり、図3は、腕時計100を手首に装着した場合における図1のII−II断面図である。また、図4は、腕時計100の装置本体1の拡大断面図である。
図1に示すように、腕時計100には、時刻を計時するとともに脈拍測定を行う装置本体1、この装置本体1を手首Rに装着するバンド2等が備えられている。
図2〜図4に示すように、装置本体1には、外側に配され、環状に形成されたケース体3が設けられ、ケース体3の上端部には時計ガラス4が設けられている。ケース体3内部には、時計ガラス4の下方に時刻や脈拍を表示する液晶表示部5が設けられ、液晶表示部5の下面側には、液晶表示部5に結線された時計計時部6が設けられている。また、ケース体3の外面には腕時計100の操作を行う操作キー7が設けられており、操作キー7の一端部はケース体3を貫通して時計計時部6に到達するように設けられている。すなわち、操作キー7を押下することにより、時計計時部6内の所定の回路が接続されて、この回路に対応する動作が実行されるようになっている。時計計時部6の下方には、ケース体3内の空間を仕切る仕切りプレート8が設けられている。仕切りプレート8は、例えば、ステンレス鋼板(SUS鋼板)から成形され、仕切りプレート8の上面側には、時計計時部6を支持する支持部材9が設けられている。また、仕切りプレート8の下面側には、生体情報検出部としての脈拍検出部Pが設けられている。
図5は、脈拍検出部Pの拡大断面図、図6は、裏蓋部15の断面図である。
図5に示すように、脈拍検出部Pには、仕切りプレート8を固定するハウジング10が設けられ、ビス(図示略)によって仕切りプレート8はハウジング10に固着されている。ハウジング10は略円盤状に形成され、ハウジング10の中心から少し外れた位置に中心を有する凹部10aが形成されている。また、この凹部10aの底面の一部にはハウジング10の下面側に貫通する開口部10bが形成されている。さらに、凹部10aの底面には、溝部10cが環状に形成され、この溝部10cには弾性を有するゴム等から成形されたOリング11が設けられている。また、凹部10aの底面には、当該底面のほぼ全域及び開口部10bを覆うように薄型プレート12が設けられている。薄型プレート12は、例えば、ステンレス鋼板(SUS鋼板)から成形されており、仕切りプレート8よりも薄く形成されている。開口部10bに面する薄型プレート12の上面には、手首付近の血管の脈動を検出する圧電素子13が貼り付けられている。また、仕切りプレート8と薄型プレート12との間には、圧電素子13の周囲に空間ができるように形成されたスペーサ14が設けられ、このスペーサ14が仕切りプレート8により押圧されることにより、薄型プレート12を溝部10cに向かって押圧するようになっている。これにより、Oリング11に押圧力が作用して薄型プレート12の上面側と下面側との間の気密が図られるようになっている。なお、スペーサ14は、仕切りプレート8が容易に撓まないように、アクリロニトリルブタジエンスチレン樹脂(ABS樹脂)等の硬質材料から成形することが望ましい。
ハウジング10の下面側には、ケース体3の内部を遮蔽する裏蓋部15が設けられている。
裏蓋部15は、腕時計100を装着した際に手首Rに接触する位置に設けられ、装着時の手首R付近の血管の脈動によって弾性変形可能な軟質材料から成形されている。ここで、軟質材料としては、例えば、ウレタンやシリコンを用いることが好ましい。裏蓋部15は、押さえ板16によってケース体3に押さえ付けられる固定部15aと、外部に張り出し、装着時に手首Rに接する張出部15bとを備えている。固定部15aには、ケース体3側に突出する突出部15cが裏蓋部15の全周に亘って設けられている。そして、裏蓋部15をケース体3に固定した際に、突出部15cとケース体3の下端側に形成された凹部3aとが係合して、裏蓋部15がずれないように位置決めされるようになっている。
また、図6に示すように、固定部15aには、突出部15cよりも内側でケース体3側に突出してケース体3に当接する第1の突部15dが形成されている。更に、第1の突部15dの背面側には、押さえ板16側に突出して押さえ板16に当接する第2の突部15eが形成されている。また、固定部15aには、第1の突部15dよりも内側でケース体3側に突出してハウジング10に当接する第3の突部15fが形成されている。
また、張出部15bは、ハウジング10から離間するように下方に張り出して形成され、ハウジング9と張出部15bとの間には気密空間Vが形成されている。
押さえ板16は、例えば、ステンレス鋼板(SUS鋼板)等の硬質材料から成形され、裏蓋部15の固定部15aをケース体3側に裏蓋部15を少し変形させる程度、押さえ付けた状態で、ネジ(図示略)によりケース体3に取り付けられている。
この際、ケース体3に当接する第1の突部15dが変形することで、ケース体3と裏蓋部15との間の気密が図られる。また、第2の突部15eが変形することで押さえ板16と裏蓋部15との間の気密が図られる。さらに、第3の突部15fが変形することで、ハウジング9と裏蓋部15との間の気密が図られる。これら、第1の突部15d、第2の突部15e、第3の突部15fとケース体3、裏蓋部15、ハウジング10との間で、気密保持が行われる。
また、張出部15bの下面側には、ステンレス鋼板(SUS鋼板)等の硬質材料から成形された硬質プレート17が加硫接着により接着されている。この硬質プレート17は、手首Rから伝達される脈動を張出部15bに均等に作用させる役割を有する。
図1〜図4に示すように、バンド2は第1のバンド21と第2のバンド22とからなり、ケース体3の中心を挟んで対向する両端部にそれぞれ連結されている。
第1のバンド21には、一端部に設けられ、当該第1のバンド21をケース体3に連結するためのつく部21aと、このつく部21aに隣接して設けられ、手首Rに巻きつけられる本体部21cとが備えられている。
つく部21aは、例えば、皮革やウレタン等から成形されており、このつく部21aには、つく棒211aが設けられている。そして、このつく棒211aをケース体3の両端部に形成された孔部に挿通させることにより第1のバンド21をケース体3に連結することができるようになっている。
本体部21cは、例えば、本皮や合皮の皮革、ウレタン等から成形されており、長尺方向に沿って複数の装着孔211c(図1参照)が形成されている。
また、本体部21cの裏面側には、本体部21cの厚さ方向に伸縮自在な伸縮部としての伸縮部材2eが適当な間隔をあけて複数設けられている。伸縮部材2eは、例えば、シリコン、ゴム、不織布、スポンジ等の材料で成形されており、接着剤によって本体部21cの裏面側に貼り付けられている。
第2のバンド22には、一端部に設けられ、当該第2のバンド22をケース体3に連結するためのつく部22aと、このつく部22aに隣接して設けられ、手首Rに巻きつけられる本体部22cとが備えられている。
つく部22aは、例えば、皮革やウレタン等から成形されており、このつく部22aには、つく棒221aが設けられている。そして、このつく棒221aをケース体3の両端部に形成された孔部に挿通させることにより第2のバンド22をケース体3に連結することができるようになっている。
本体部22cは、例えば、本皮や合皮の皮革、ウレタン等から成形されており、つく部22aと連結される端部の反対側の端部には、美錠221c、装着つく棒222cが設けられている。
また、本体部22cの裏面側にも、伸縮部材2eが適当な間隔をあけて複数設けられている。なお、第1のバンド21の本体部21cと第2のバンド22の本体部22cに設けられる伸縮部材2eは、同じ材料、同じ形状とした方が統一感があって好ましいが、それぞれ異なる材料、形状としてもよい。
次に、腕時計100を手首Rに装着するときの作用について説明する。
図2及び図3に示すように、硬質プレート17を手首Rの甲側に当てて、第1のバンド21及び第2のバンド22を手首Rに沿って巻きつけ、第1のバンド21の先端を第2のバンド22に設けられた美錠221cに挿通させる。この時の動作によって、第1のバンド21及び第2のバンド22には引張力が作用し、手首Rと接触する伸縮部材2eは圧縮されることとなる。
その後、装着者が第1のバンド21及び第2のバンド22から手を離すと、圧縮された状態の伸縮部21b、22bには、元の状態に復元しようとする復元力が作用することによってバンド2が増し締めされる。
次に、腕時計100による脈拍測定の仕組みについて説明する。
図3に示すように、手首Rに腕時計100の装置本体1が手の甲側になるようにバンド2で装着した場合、前腕の中の尺骨S及び橈骨Tの近傍を流れる尺骨動脈及び橈骨動脈に直交する方向にバンド2が配されることとなる。なお、前腕にある2本の骨のうち、小指側にある軸状の長骨を尺骨といい、親指側にある軸状の長骨を橈骨という。
各動脈は、脈拍に同期して心臓から送り出される血液の圧力変動により、拡張と収縮を繰り返す。動脈が拡張すると、バンド2は、尺骨S及び橈骨Tに対して拡がる方向に力が作用し、動脈が収縮すると、バンド2は、拡がる方向に作用する力が開放され、戻ろうとする力が働く。このため、バンド2には、張力が作用するときと、張力から開放されるときとが交互に訪れる。この張力変動は、バンド2及びケース体3を介して脈拍検出部Pに伝達されるため、動脈が拡張したときは脈拍検出部Pにはバンド2に作用する張力が伝達され、脈拍検出部Pは手首Rに押し付けられる。
脈拍検出部Pが手首Rに押し付けられることにより、硬質プレート17を介して裏蓋部15がケース体3内部側に弾性変形し、裏蓋部15とハウジング10との間に形成された気密空間Vが圧縮される。すると、気密空間V内の空気圧は上昇し、この空気圧が薄型プレート12を押圧する。押圧された薄型プレート12は凹部10a側に撓み、この撓みに伴って圧電素子13も撓む。そして、圧電素子13には、圧電素子13の撓みの大きさに応じた電圧が発生し、この電圧は、電気信号として時計計時部6に送られ、時計計時部6が脈拍を算出して、液晶表示部5に表示させる。
実施形態1における腕時計100によれば、バンド2により装置本体1を手首Rに装着する場合において、バンド2には装着者の操作によって引張力が作用し、この引張力によってバンド2の裏面側に設けられて手首Rと接触する伸縮部材2eが厚さ方向に圧縮され、伸縮部材2eが圧縮された状態で装置本体1は手首Rに装着される。装置本体1の装着後、装着者がバンド2から手を離すと、圧縮された状態の伸縮部材2eには、元の状態に復元しようとする復元力が作用し、伸縮部材2eは元の厚さに戻ろうとする。伸縮部材2eが元の厚さに戻ろうとすることにより、バンド2の内径は小さくなるので、バンド2が増し締めされる。これにより、装着者がバンド2を緩く締めた場合であっても、バンド2の増し締めにより装置本体1は手首Rに密着するようになる。
よって、装着者による装置本体1の手首Rへの締め付けの度合いにかかわらず、手首Rに装置本体1を密着させることができ、確実に脈拍を検出することができる。
<実施形態2>
次に、本発明に係る腕時計の実施形態2について図7及び図8を用いて説明する。なお、実施形態2の腕時計200が実施形態1の腕時計100と異なる点は、ガイド部28を設けた点であるため、ガイド部28について説明し、その他の構成要素には同一符号を付して説明を省略する。
図7は、図1におけるII−II断面図と同様の腕時計200の断面図であり、図8は図7の腕時計200を手首Rに装着した状態を示す断面図である。
図7及び図8に示すように、腕時計200には、ケース体3の中心を挟んで対向する両端部に、第1のバンド201及び第2のバンド202の長手方向に延出したカバー部材18が設けられている。カバー部材18は、第1のバンド201及び第2のバンド202のつく部21a,22a及び本体部201c,202cの基端部を囲むような略筒状に形成されている。このカバー部材18のうち、本体部201c,202cの基端部の裏面側には、本体部201c,202cに沿って延出するように形成されたガイド部28が設けられている。このガイド部28は、腕時計200を手首Rに装着する際に、本体部201c,202cが手首R側に曲がらないように本体部201c,202cの曲がる方向を規制する役割を有するものである。
実施形態2における腕時計200によれば、バンド2Aにより装置本体1を手首Rに装着する場合において、バンド2Aには装着者の操作によって引張力が作用し、この引張力によってバンド2Aの裏面側に設けられて手首Rと接触する伸縮部としての伸縮部材2eが厚さ方向に圧縮され、伸縮部材2eが圧縮された状態で装置本体1は手首Rに装着される。装置本体1の装着後、装着者がバンド2Aから手を離すと、圧縮された状態の伸縮部材2eには、元の状態に復元しようとする復元力が作用し、伸縮部材2eは元の厚さに戻ろうとする。伸縮部材2eが元の厚さに戻ろうとすることにより、バンド2Aの内径は小さくなるので、バンド2Aが増し締めされる。これにより、装着者がバンド2Aを緩く締めた場合であっても、バンド2Aの増し締めにより装置本体1は手首Rに密着するようになる。
よって、装着者による装置本体1の手首Rへの締め付けの度合いにかかわらず、手首Rに装置本体1を密着させることができ、確実に脈拍を検出することができる。
また、腕時計200によれば、バンド2Aにより装置本体1を手首Rに装着すると、バンド2Aには装着者の操作によって引張力が作用し、この引張力によってバンド2Aが手首Rの内側に向けて引っ張られるが、バンド2Aの裏面側にはガイド部28が設けられているので、ガイド部28はバンド2Aが手首Rの内側へ移動するのを規制する。このため、このガイド部28の働きにより、バンド2Aが手首Rから遠ざかる方向に延びた状態で装置本体1は手首Rに装着される。これにより、装着者がバンド2Aを緩く締めた場合であっても、バンド2Aが手首Rから遠ざかる方向に延ばされた分だけバンド2Aと手首Rとの隙間がなくなるので、伸縮部材2eが手首Rに接触しやすくなる。
<実施形態3>
次に、本発明に係る腕時計の実施形態3について図9及び図10を用いて説明する。なお、実施形態3の腕時計300が実施形態2の腕時計200と異なる点は、伸縮部材2eをバンド2Bの内部に設けた点であるため、バンド2Bについて説明し、その他の構成要素には同一符号を付して説明を省略する。
図9は、図1におけるII−II断面図と同様の腕時計300の断面図であり、図10は図9の腕時計300を手首Rに装着した状態を示す断面図である。
図9及び図10に示すように、腕時計300には、バンド2Bが設けられており、このバンド2Bは第1のバンド203と第2のバンド204とから構成され、ケース体3の中心を挟んで対向する両端部にそれぞれ連結されている。
第1のバンド203には、一端部に設けられ、当該第1のバンド203をケース体3に連結するためのつく部21aと、このつく部21aに隣接して設けられ、手首Rに巻きつけられる本体部203cとが備えられている。
つく部21aは、例えば、皮革やウレタン等から成形されており、このつく部21aには、つく棒211aが設けられている。そして、このつく棒211aをケース体3の両端部に形成された孔部に挿通させることにより第1のバンド203をケース体3に連結することができるようになっている。
本体部203cは、例えば、本皮や合皮の皮革、ウレタン等から成形されており、長尺方向に沿って複数の装着孔211c(図1参照)が形成されている。
また、本体部203cのうち、装置本体1を手首Rに装着したときに手首Rの側面に位置し、手首Rに密着する密着部203dは、本体部203cの他の部分よりも厚く形成されており、その内部には本体部203cの厚さ方向に伸縮自在な伸縮部としての伸縮部材2eが充填されている。伸縮部材2eは、例えば、シリコン、ゴム、不織布、スポンジ等の材料で成形されており、密着部203d内に密閉された状態で充填されている。
第2のバンド204には、一端部に設けられ、当該第2のバンド204をケース体3に連結するためのつく部22aと、このつく部22aに隣接して設けられ、手首Rに巻きつけられる本体部204cとが備えられている。
つく部22aは、例えば、皮革やウレタン等から成形されており、このつく部22aには、つく棒221aが設けられている。そして、このつく棒221aをケース体3の両端部に形成された孔部に挿通させることにより第2のバンド204をケース体3に連結することができるようになっている。
本体部204cは、例えば、本皮や合皮の皮革、ウレタン等から成形されており、つく部22aと連結される端部の反対側の端部には、美錠221c、装着つく棒222cが設けられている。
また、本体部204cのうち、装置本体1を手首Rに装着したときに手首Rの側面に位置し、手首Rに密着する密着部204dは、本体部204cの他の部分よりも厚く形成されており、その内部には本体部204cの厚さ方向に伸縮自在な伸縮部としての伸縮部材2eが充填されている。伸縮部材2eは、例えば、シリコン、ゴム、不織布、スポンジ等の材料で成形されており、密着部204d内に密閉された状態で充填されている。
実施形態3における腕時計300によれば、バンド2Bにより装置本体1を手首Rに装着する場合において、バンド2Bには装着者の操作によって引張力が作用し、この引張力によってバンド2Bの内部に設けられた伸縮部材2eが厚さ方向に圧縮され、伸縮部材2eが圧縮された状態で装置本体1は手首Rに装着される。装置本体1の装着後、装着者がバンド2Bから手を離すと、圧縮された状態の伸縮部材2eには、元の状態に復元しようとする復元力が作用し、伸縮部材2eは元の厚さに戻ろうとする。伸縮部材2eが元の厚さに戻ろうとすることにより、バンド2Bの内径は小さくなるので、バンド2Bが増し締めされる。これにより、装着者がバンド2Bを緩く締めた場合であっても、バンド2Bの増し締めにより装置本体1は手首Rに密着するようになる。
よって、装着者による装置本体1の手首Rへの締め付けの度合いにかかわらず、手首Rに装置本体1を密着させることができ、確実に脈拍を検出することができる。
<実施形態4>
次に、本発明に係る腕時計の実施形態4について図11及び図12を用いて説明する。なお、実施形態4の腕時計400が実施形態3の腕時計300と異なる点は、伸縮部としての伸縮部材2eをバンド2Cの内部の全域にわたって設けた点であるため、バンド2Cについて説明し、その他の構成要素には同一符号を付して説明を省略する。
図11は、図1におけるII−II断面図と同様の腕時計400の断面図であり、図12は図11の腕時計400を手首Rに装着した状態を示す断面図である。
図11及び図12に示すように、腕時計400には、バンド2Cが設けられており、このバンド2Cは第1のバンド205と第2のバンド206とから構成され、ケース体3の中心を挟んで対向する両端部にそれぞれ連結されている。
第1のバンド205には、一端部に設けられ、当該第1のバンド205をケース体3に連結するためのつく部21aと、このつく部21aに隣接して設けられ、手首Rに巻きつけられる本体部205cとが備えられている。
つく部21aは、例えば、皮革やウレタン等から成形されており、このつく部21aには、つく棒211aが設けられている。そして、このつく棒211aをケース体3の両端部に形成された孔部に挿通させることにより第1のバンド205をケース体3に連結することができるようになっている。
本体部205cは、例えば、本皮や合皮の皮革、ウレタン等から成形されており、長尺方向に沿って複数の装着孔211c(図1参照)が形成されている。
また、本体部205cの内部全域には、本体部205cの厚さ方向に伸縮自在な伸縮部材2eが充填されている。伸縮部材2eは、例えば、シリコン、ゴム、不織布、スポンジ等の材料で成形されており、本体部205c内に密閉された状態で充填されている。
第2のバンド206には、一端部に設けられ、当該第2のバンド206をケース体3に連結するためのつく部22aと、このつく部22aに隣接して設けられ、手首Rに巻きつけられる本体部206cとが備えられている。
つく部22aは、例えば、皮革やウレタン等から成形されており、このつく部22aには、つく棒221aが設けられている。そして、このつく棒221aをケース体3の両端部に形成された孔部に挿通させることにより第2のバンド206をケース体3に連結することができるようになっている。
本体部206cは、例えば、本皮や合皮の皮革、ウレタン等から成形されており、つく部22aと連結される端部の反対側の端部には、美錠221c、装着つく棒222cが設けられている。
また、本体部206cの内部全域には、本体部206cの厚さ方向に伸縮自在な伸縮部材2eが充填されている。伸縮部材2eは、例えば、シリコン、ゴム、不織布、スポンジ等の材料で成形されており、本体部206c内に密閉された状態で充填されている。
実施形態4における腕時計400によれば、バンド2Cにより装置本体1を手首Rに装着する場合において、バンド2Cには装着者の操作によって引張力が作用し、この引張力によってバンド2Cの内部全域にわたって設けられた伸縮部材2eが厚さ方向に圧縮され、伸縮部材2eが圧縮された状態で装置本体1は手首Rに装着される。装置本体1の装着後、装着者がバンド2Cから手を離すと、圧縮された状態の伸縮部材2eには、元の状態に復元しようとする復元力が作用し、伸縮部材2eは元の厚さに戻ろうとする。伸縮部材2eが元の厚さに戻ろうとすることにより、バンド2Cの内径は小さくなるので、バンド2Cが増し締めされる。これにより、装着者がバンド2Cを緩く締めた場合であっても、バンド2Cの増し締めにより装置本体1は手首Rに密着するようになる。
よって、装着者による装置本体1の手首Rへの締め付けの度合いにかかわらず、手首Rに装置本体1を密着させることができ、確実に脈拍を検出することができる。
<実施形態5>
次に、本発明に係る腕時計の実施形態5について図13及び図14を用いて説明する。なお、実施形態5の腕時計500が実施形態の腕時計300と異なる点は、バンド2Dの構造であるため、バンド2Dについて説明し、その他の構成要素には同一符号を付して説明を省略する。
図13は、図1におけるII−II断面図と同様の腕時計500の断面図であり、図14は図13の腕時計500を手首Rに装着した状態を示す断面図である。
図13及び図14に示すように、腕時計500には、バンド2Dが設けられており、このバンド2Dは第1のバンド207と第2のバンド208とから構成され、ケース体3の中心を挟んで対向する両端部にそれぞれ連結されている。
第1のバンド207には、ケース体3に一端が連結された固定部207mと、この固定部207mの他端に連結され、手首Rに巻きつけられる変形部207nとが設けられている。
固定部207mは、例えば、金属やアクリロニトリルブタジエンスチレン樹脂(ABS樹脂)等のように、手首Rからの作用力によって変形しない硬質材料から成形されている。また、固定部207mの裏面側には、固定部207mの厚さ方向に伸縮自在な第1の伸縮部としての第1の伸縮部材21eが設けられている。第1の伸縮部材21eは、例えば、シリコン、ゴム、不織布、スポンジ等の材料で成形されており、接着剤によって固定部207mの裏面側に貼り付けられている。
変形部207nは、例えば、本皮や合皮の皮革、ウレタン等から成形されており、長尺方向に沿って複数の装着孔(図示略)が形成されている。また、変形部207nの内部全域には、変形部207nの厚さ方向に伸縮自在な第2の伸縮部としての第2の伸縮部材22eが充填されている。第2の伸縮部材22eは、例えば、シリコン、ゴム、不織布、スポンジ等の材料で成形されており、変形部207n内に密閉された状態で充填されている。
第2のバンド208には、ケース体3に一端が連結された固定部208mと、この固定部208mの他端に連結され、手首Rに巻きつけられる変形部208nとが設けられている。
固定部208mは、例えば、金属やアクリロニトリルブタジエンスチレン樹脂(ABS樹脂)等のように、手首Rからの作用力によって変形しない硬質材料から成形されている。また、固定部208mの裏面側には、固定部208mの厚さ方向に伸縮自在な第1の伸縮部としての第1の伸縮部材21eが設けられている。第1の伸縮部材21eは、例えば、シリコン、ゴム、不織布、スポンジ等の材料で成形されており、接着剤によって固定部208mの裏面側に貼り付けられている。
変形部208nは、例えば、本皮や合皮の皮革、ウレタン等から成形されており、長尺方向に沿って複数の装着孔(図示略)が形成されている。また、変形部208nの内部全域には、変形部208nの厚さ方向に伸縮自在な第2の伸縮部としての第2の伸縮部材22eが充填されている。第2の伸縮部材22eは、例えば、シリコン、ゴム、不織布、スポンジ等の材料で成形されており、変形部208n内に密閉された状態で充填されている。また、ケース体3と連結される端部の反対側の端部には、美錠221c、装着つく棒222cが設けられている。
実施形態5における腕時計500によれば、バンド2Dにより装置本体1を手首Rに装着する場合において、バンド2Dには装着者の操作によって引張力が作用し、この引張力によってバンド2Dの裏面側に設けられて手首Rと接触する第1の伸縮部材21eが厚さ方向に圧縮され、第1の伸縮部材21eが圧縮された状態で装置本体1は手首Rに装着される。装置本体1の装着後、装着者がバンド2Dから手を離すと、圧縮された状態の第1の伸縮部材21eには、元の状態に復元しようとする復元力が作用し、第1の伸縮部材21eは元の厚さに戻ろうとする。第1の伸縮部材21eが元の厚さに戻ろうとすることにより、バンド2Dの内径は小さくなるので、バンド2Dが増し締めされる。
また、バンド2Dに作用する引張力によってバンド2Dの内部に設けられた第2の伸縮部材22eが厚さ方向に圧縮され、第2の伸縮部材22eが圧縮された状態で装置本体1は手首Rに装着される。装置本体1の装着後、装着者がバンド2Dから手を離すと、圧縮された状態の第2の伸縮部材22eには、元の状態に復元しようとする復元力が作用し、第2の伸縮部材22eは元の厚さに戻ろうとする。第2の伸縮部材22eが元の厚さに戻ろうとすることにより、バンド2Dの内径は小さくなるので、バンド2Dが増し締めされる。
これにより、装着者がバンド2Dを緩く締めた場合であっても、バンド2Dの増し締めにより装置本体1は手首Rに密着するようになる。
よって、装着者による装置本体1の手首Rへの締め付けの度合いにかかわらず、手首Rに装置本体1を密着させることができ、確実に脈拍を検出することができる。
<実施形態6>
次に、本発明に係る腕時計の実施形態6について図15及び図16を用いて説明する。なお、実施形態6の腕時計600が実施形態4の腕時計400と異なる点は、伸縮部材2eとして繊維材料を用いた点であるため、バンド2Eについて説明し、その他の構成要素には同一符号を付して説明を省略する。
図15は、図1におけるII−II断面図と同様の腕時計600の断面図であり、図16は図15の腕時計600を手首Rに装着した状態を示す断面図である。
図15及び図16に示すように、腕時計600には、バンド2Eが設けられており、このバンド2Eは第1のバンド209と第2のバンド210とから構成され、ケース体3の中心を挟んで対向する両端部にそれぞれ連結されている。
第1のバンド209には、一端部に設けられ、当該第1のバンド209をケース体3に連結するためのつく部21aと、このつく部21aに隣接して設けられ、手首Rに巻きつけられる本体部209cとが備えられている。
つく部21aは、例えば、皮革やウレタン等から成形されており、このつく部21aには、つく棒211aが設けられている。そして、このつく棒211aをケース体3の両端部に形成された孔部に挿通させることにより第1のバンド209をケース体3に連結することができるようになっている。
本体部209cは、例えば、本皮や合皮の皮革から成形されており、長尺方向に沿って複数の装着孔211c(図1参照)が形成されている。
また、本体部209cの内部全域には、本体部209cの厚さ方向に伸縮自在な伸縮部としての伸縮部材2eが充填されている。伸縮部材2eは、例えば、伸縮性を有する繊維材料で成形されており、本体部209c内に密閉された状態で充填されている。
第2のバンド22には、一端部に設けられ、当該第2のバンド210をケース体3に連結するためのつく部22aと、このつく部22aに隣接して設けられ、手首Rに巻きつけられる本体部22cとが備えられている。
つく部22aは、例えば、皮革やウレタン等から成形されており、このつく部22aには、つく棒221aが設けられている。そして、このつく棒221aをケース体3の両端部に形成された孔部に挿通させることにより第2のバンド210をケース体3に連結することができるようになっている。
本体部210cは、例えば、本皮や合皮の皮革から成形されており、つく部22aと連結される端部の反対側の端部には、美錠221c、装着つく棒222cが設けられている。
また、本体部210cの内部全域には、本体部210cの厚さ方向に伸縮自在な伸縮部材2eが充填されている。伸縮部材2eは、例えば、繊維材料で成形されており、本体部210c内に密閉された状態で充填されている。
実施形態6における腕時計600によれば、伸縮性を有する伸縮部材2eとして繊維材料を用いることにより、バンド2Eの軽量化を図ることができる。
<実施形態7>
次に、本発明に係る腕時計の実施形態7について図17及び図18を用いて説明する。なお、実施形態7の腕時計700が実施形態1の腕時計100と異なる点は、複数の金属駒25,26からなるバンド2Fに伸縮部としての伸縮部材2eを設けた点であるため、バンド2Fについて説明し、その他の構成要素には同一符号を付して説明を省略する。
図17は、図1におけるII−II断面図と同様の腕時計700の断面図であり、図18は図17の腕時計700を手首Rに装着した状態を示す断面図である。
図17及び図18に示すように、腕時計700には、バンド2Fが設けられており、このバンド2Fは第1のバンド250と第2のバンド260とから構成され、ケース体3の中心を挟んで対向する両端部にそれぞれ連結されている。
第1のバンド250は、複数の金属駒25が連結されて構成されている。第1のバンド250の一端部は、ケース体3にヒンジ部材25aにより連結されており、第1のバンド250の他端部は、装置本体1の手首装着時におけるバンド2Fの長さを一定に保持するように固定するバンド固定部29の一端部にヒンジ部材25bにより連結されている。バンド固定部29は、複数の板材が互いに回動可能となるように連結されており、折り畳むことによりバンド2Fを一定の長さに保持し、装置本体1を手首Rに装着させるものである。また、各金属駒25同士は、ヒンジ部材25cにより連結されている。
また、各金属駒25の裏面側には、金属駒25の厚さ方向に伸縮自在な伸縮部としての伸縮部材2eが設けられている。伸縮部材2eは、例えば、シリコン、ゴム、不織布、スポンジ等の材料で成形されており、接着剤によって金属駒25の裏面側に貼り付けられている。
第2のバンド260は、複数の金属駒26が連結されて構成されている。第2のバンド260の一端部は、ケース体3にヒンジ部材26aにより連結されており、第2のバンド260の他端部は、装置本体1の手首装着時におけるバンド2Fの長さを一定に保持するように固定するバンド固定部29の他端部にヒンジ部材26bにより連結されている。また、各金属駒26同士は、ヒンジ部材26cにより連結されている。
また、各金属駒26の裏面側には、金属駒26の厚さ方向に伸縮自在な伸縮部としての伸縮部材2eが設けられている。伸縮部材2eは、例えば、シリコン、ゴム、不織布、スポンジ等の材料で成形されており、接着剤によって金属駒26の裏面側に貼り付けられている。
実施形態7における腕時計700によれば、バンド2Fにより装置本体1を手首Rに装着する場合において、バンド2Fには装着者の操作によって引張力が作用し、この引張力によってバンド2Fを構成する金属駒25,26の裏面側に設けられて手首Rと接触する伸縮部材2eが厚さ方向に圧縮され、伸縮部材2eが圧縮された状態で装置本体1は手首Rに装着される。装置本体1の装着後、装着者がバンド2Fから手を離すと、圧縮された状態の伸縮部材2eには、元の状態に復元しようとする復元力が作用し、伸縮部材2eは元の厚さに戻ろうとする。伸縮部材2eが元の厚さに戻ろうとすることにより、バンド2Fの内径は小さくなるので、バンド2Fが増し締めされる。これにより、装着者がバンド2Fを緩く締めた場合であっても、バンド2Fの増し締めにより装置本体1は手首Rに密着するようになる。
よって、装着者による装置本体1の手首Rへの締め付けの度合いにかかわらず、手首Rに装置本体1を密着させることができ、確実に脈拍を検出することができる。
<実施形態8>
次に、本発明に係る腕時計の実施形態8について図19及び図20を用いて説明する。なお、実施形態8の腕時計800が実施形態7の腕時計700と異なる点は、伸縮部としての伸縮部材2eをバンド固定部29に設けた点であるため、バンド2Gについて説明し、その他の構成要素には同一符号を付して説明を省略する。
図19は、図1におけるII−II断面図と同様の腕時計800の断面図であり、図20は図19の腕時計800を手首Rに装着した状態を示す断面図である。
図19及び図20に示すように、腕時計800には、バンド2Gが設けられており、このバンド2Gは第1のバンド270と第2のバンド280とから構成され、ケース体3の中心を挟んで対向する両端部にそれぞれ連結されている。
第1のバンド270は、複数の金属駒25が連結されて構成されている。第1のバンド270の一端部は、ケース体3にヒンジ部材25aにより連結されており、第1のバンド270の他端部は、装置本体1の手首装着時におけるバンド2Gの長さを一定に保持するように固定するバンド固定部29の一端部にヒンジ部材25bにより連結されている。バンド固定部29は、複数の板材が互いに回動可能となるように連結されており、折り畳むことによりバンド2Gを一定の長さに保持し、装置本体1を手首Rに装着させるものである。また、各金属駒25同士は、ヒンジ部材25cにより連結されている。
第2のバンド280は、複数の金属駒26が連結されて構成されている。第2のバンド280の一端部は、ケース体3にヒンジ部材26aにより連結されており、第2のバンド280の他端部は、装置本体1の手首装着時におけるバンド2Gの長さを一定に保持するように固定するバンド固定部29の他端部にヒンジ部材26bにより連結されている。また、各金属駒26同士は、ヒンジ部材26cにより連結されている。
ここで、バンド固定部29のうち、当該バンド固定部29によりバンド2Gを手首Rに固定したときに手首Rの裏側に接触する位置には、バンド固定部29の厚さ方向に伸縮自在な伸縮部としての伸縮部材2eが設けられている。伸縮部材2eは、例えば、シリコン、ゴム、不織布、スポンジ等の材料で成形されており、接着剤によってバンド固定部29の裏面側となる位置に貼り付けられている。
実施形態8における腕時計800によれば、バンド2Gにより装置本体1を手首Rに装着する場合において、バンド2Gには装着者の操作によって引張力が作用し、この引張力によってバンド固定部29の裏面側に設けられて手首Rと接触する伸縮部材2eが厚さ方向に圧縮され、伸縮部材2eが圧縮された状態で装置本体1は手首Rに装着される。装置本体1の装着後、装着者がバンド2Gから手を離すと、圧縮された状態の伸縮部材2eには、元の状態に復元しようとする復元力が作用し、伸縮部材2eは元の厚さに戻ろうとする。伸縮部材2eが元の厚さに戻ろうとすることにより、バンド2Gの内径は小さくなるので、バンド2Gが増し締めされる。これにより、装着者がバンド2Gを緩く締めた場合であっても、バンド2Gの増し締めにより装置本体1は手首Rに密着するようになる。
よって、装着者による装置本体1の手首Rへの締め付けの度合いにかかわらず、手首Rに装置本体1を密着させることができ、確実に脈拍を検出することができる。
<実施形態9>
次に、本発明に係る腕時計の実施形態9について図21及び図22を用いて説明する。なお、実施形態9の腕時計900が実施形態7の腕時計700と異なる点は、バンド2Hを構成する複数の金属駒25,26間を伸縮駒27,37で連結した点であるため、バンド2Hについて説明し、その他の構成要素には同一符号を付して説明を省略する。
図21は、図1におけるII−II断面図と同様の腕時計900の断面図であり、図22は図21の腕時計900を手首Rに装着した状態を示す断面図である。
図21及び図22に示すように、腕時計900には、バンド2Hが設けられており、このバンド2Hは第1のバンド291と第2のバンド292とから構成され、ケース体3の中心を挟んで対向する両端部にそれぞれ連結されている。
第1のバンド291は、複数の金属駒25が連結されて構成されている。第1のバンド291の一端部は、ケース体3にヒンジ部材25aにより連結されており、第1のバンド291の他端部は、装置本体1の手首装着時におけるバンド2Hの長さを一定に保持するように固定するバンド固定部29の一端部にヒンジ部材25bにより連結されている。バンド固定部29は、複数の板材が互いに回動可能となるように連結されており、折り畳むことによりバンド2Hを一定の長さに保持し、装置本体1を手首Rに装着させるものである。
また、各金属駒25間には、バンド2Hの厚さ方向に伸縮自在な伸縮駒27が設けられており、金属駒25と伸縮駒27は、ヒンジ部材27cにより連結されている。すなわち、伸縮駒27は金属駒25同士を連結する連結部材としても機能する。ここで、伸縮駒27は、例えば、シリコン、ゴム、不織布、スポンジ等の材料で成形されている。
伸縮駒27の裏面には、金属駒25と連結した状態で金属駒25の裏面よりも手首R側に突出する突出部27dが形成されており、伸縮駒27の内部には伸縮駒27に力が作用したときのクッションとなる空隙部27eが形成されている。
第2のバンド292は、複数の金属駒26が連結されて構成されている。第2のバンド292の一端部は、ケース体3にヒンジ部材26aにより連結されており、第2のバンド292の他端部は、装置本体1の手首装着時におけるバンド2Hの長さを一定に保持するように固定するバンド固定部29の他端部にヒンジ部材26bにより連結されている。
また、各金属駒26間には、バンド2Hの厚さ方向に伸縮自在な伸縮駒37が設けられており、金属駒26と伸縮駒37は、ヒンジ部材37cにより連結されている。すなわち、伸縮駒37は金属駒26同士を連結する連結部材としても機能する。ここで、伸縮駒37は、例えば、シリコン、ゴム、不織布、スポンジ等の材料で成形されている。
伸縮駒37の裏面には、金属駒26と連結した状態で金属駒26の裏面よりも手首R側に突出する突出部37dが形成されており、伸縮駒37の内部には伸縮駒37に力が作用したときのクッションとなる空隙部37eが形成されている。
実施形態9における腕時計900によれば、硬質プレート17を手首Rの甲側に当てて、第1のバンド21及び第2のバンド22を手首Rに沿って巻きつけ、バンド固定部29を折り畳んでバンド2Hの長さを一定に保持するように固定する。ここで、図22に示すように、手首Rに対して緩めにバンド2Hを巻きつけた場合、バンド2Hを構成する金属駒25,26の裏面と手首Rとの間には隙間が形成される。しかし、金属駒25,26間には伸縮駒27,37が連結されているため、金属駒25,26が手首Rに接触しなくても伸縮駒27,37の突出部27d,37dが手首Rに接触する。突出部27d,37dは、手首Rに接触すると、手首Rの外側に押し上げられるが、伸縮駒27,37の内部には空隙部27e,37eが形成されているため、突出部27d,37dに作用する力は空隙部27e,37eがクッションとなって解放される。これにより、伸縮駒27,37だけが手首Rの外側に押し上げられることなく、装置本体1は手首Rに確実に装着される。
また、バンド2Hには装着者の操作によって引張力が作用し、この引張力によってバンド2Hを構成する金属駒25,26間に設けられて手首Rと接触する伸縮駒27,37が厚さ方向に圧縮され、伸縮駒27,37が圧縮された状態で装置本体1は手首Rに装着される。装置本体1の装着後、装着者がバンド2Hから手を離すと、圧縮された状態の伸縮駒27,37には、元の状態に復元しようとする復元力が作用し、伸縮駒27,37は元の厚さに戻ろうとする。伸縮駒27,37が元の厚さに戻ろうとすることにより、バンド2Hの内径は小さくなるので、バンド2Hが増し締めされる。これにより、装着者がバンド2Hを緩く締めた場合であっても、バンド2Hの増し締めにより装置本体1は手首Rに密着するようになる。
よって、装着者による装置本体1の手首Rへの締め付けの度合いにかかわらず、手首Rに装置本体1を密着させることができ、確実に脈拍を検出することができる。
なお、本発明に係る腕時計は、上記実施形態に限られるものではない。例えば、伸縮部材は、必ずしも第1のバンドと第2のバンドの両方に設ける必要はなく、何れか一方のバンドに設けていてもよい。また、伸縮部材は、バンドの厚さ方向だけに伸縮するものに限らず、バンドの長手方向にも伸縮自在なものであってもよい。また、バンドを構成する材料、伸縮部材の取り付け位置等も自由に組み合わせ或いは変更可能である。
さらに、ガイド部は、カバー部材と別個の部材として設けてもよい。また、金属駒や伸縮駒の形状や数も任意であり、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
1 装置本体
2,2A,2B,2C,2D,2E,2F,2G,2H バンド
21,201,203,205,207,209,250,270,291 第1のバンド
22,202,204,206,208,210,260,280,292 第2のバンド
2e 伸縮部材(伸縮部)
21e 伸縮部材(第1の伸縮部)
22e 伸縮部材(第2の伸縮部)
25 金属駒
26 金属駒
27 伸縮駒
28 ガイド部
29 バンド固定部
37 伸縮駒
100,200,300,400,500,600,700,800,900 腕時計(生体情報測定装置)
P 脈拍検出部(生体情報検出部)
R 手首

Claims (8)

  1. 手首付近の動脈の脈動に基づいて生体情報を検出する生体情報検出部と、
    この生体情報検出部を有する装置本体を手首に装着するバンドと、
    このバンドの裏面側に設けられ、前記バンドの厚さ方向に伸縮自在な伸縮部と、
    を備えていることを特徴とする生体情報測定装置。
  2. 手首付近の動脈の脈動に基づいて生体情報を検出する生体情報検出部と、
    この生体情報検出部を有する装置本体を手首に装着するバンドと、
    このバンドの内部に設けられ、前記バンドの厚さ方向に伸縮自在な伸縮部と、
    を備えていることを特徴とする生体情報測定装置。
  3. 手首付近の動脈の脈動に基づいて生体情報を検出する生体情報検出部と、
    この生体情報検出部を有する装置本体を手首に装着するバンドと、
    このバンドの裏面側に設けられ、前記バンドの厚さ方向に伸縮自在な第1の伸縮部と、
    前記バンドの内部に設けられ、前記バンドの厚さ方向に伸縮自在な第2の伸縮部と、
    を備えていることを特徴とする生体情報測定装置。
  4. 前記伸縮部は、伸縮性の繊維材料により構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の生体情報測定装置。
  5. 手首付近の動脈の脈動に基づいて生体情報を検出する生体情報検出部と、
    この生体情報検出部を有する装置本体を手首に装着する複数の金属駒が連結されて成るバンドと、
    前記複数の金属駒のうち少なくとも一つの金属駒の裏面側に設けられ、前記バンドの厚さ方向に伸縮自在な伸縮部と、
    を備えていることを特徴とする生体情報測定装置。
  6. 手首付近の動脈の脈動に基づいて生体情報を検出する生体情報検出部と、
    この生体情報検出部を有する装置本体を手首に装着する複数の金属駒が連結されて成るバンドと、
    このバンドに設けられ、前記装置本体の手首装着時におけるバンドの長さを一定に保持するように固定するバンド固定部と、
    前記バンド固定部の裏面側に設けられ、前記バンドの厚さ方向に伸縮自在な伸縮部と、
    を備えていることを特徴とする生体情報測定装置。
  7. 手首付近の動脈の脈動に基づいて生体情報を検出する生体情報検出部と、
    この生体情報検出部を有する装置本体を手首に装着する複数の金属駒が連結されて成るバンドと、
    前記金属駒間に設けられ、前記バンドの厚さ方向に伸縮自在な伸縮駒と、
    を備えていることを特徴とする生体情報測定装置。
  8. 前記バンドの裏面側に設けられ、当該バンドの前記手首の内側への移動を規制するガイド部を備えていることを特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載の生体情報測定装置。
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