JP2006271610A - バンド - Google Patents

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Abstract

【課題】各種機器を手首などの所定の部位に好適に装着することができるバンドを実現する。
【解決手段】機器本体1に対向して取り付けられる一対のバンド片を有するバンド2において、一方のバンド片である第1のバンド片21が、機器本体1に取り付けられる第1バンド部材21aと、他方のバンド片である第2のバンド片22を挿通する尾錠21dが取り付けられる第2バンド部材21bと、第1バンド部材21aと第2バンド部材21bより高い伸縮性を有し、この第1バンド部材21aと第2バンド部材21bを連結する連結部材21cと、この連結部材21cを覆う配置に備えられる固定遊環23と、を備える構成にした。
【選択図】図3

Description

本発明は、バンドに係り、特に、各種機器を装着するためのバンドに関する。
従来、合成ゴムからなるバンドの上面と下面に交互に切欠部を複数箇所設けることによって、バンドの長手方向に凹部および凸部が連続する波形状部分が形成されたバンドが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
このバンドに腕時計や生体情報測定装置などの電子機器を取り付けて、バンドを手首に巻くように固定することで、電子機器を手首に装着することができる。そして、このバンドの波形状部分が弾性変形することにより、バンドが長手方向に伸縮可能となっている。
実公昭57−11530号公報
しかしながら、上記特許文献1の場合、手首の太さなどに応じて、そのバンドが長手方向に伸縮することにより電子機器は手首にフィットするが、バンドの波形状部分の凹凸が手首に当たることによって、装着感を損ねることがあった。
そこで、本発明の課題は、各種機器を手首などの所定の部位に好適に装着することができるバンドを提供することである。
本発明は、上記の課題を解決するため、以下のような構成要素を備えている。なお、以下に示す構成要素には、括弧書きにより実施形態に対応する構成及び図面参照符号を記す。
請求項1記載の発明は、機器本体(例えば、図1〜4、図12〜14、図20〜21の機器本体1、図22の機器本体1a)に対向して取り付けられる一対のバンド片を有し、この一対のバンド片のうち一方のバンド片(例えば、図1〜3、図7〜14、図20〜22の第1のバンド片21)の自由端部(例えば、図2〜3、図7〜14、図20〜22の一端部214)に尾錠(例えば、図1〜3、図7〜14、図20〜22の尾錠21d)が取り付けられているとともに、その一方のバンド片に他方のバンド片(例えば、図1〜3、図12の第2のバンド片22、図13の第2のバンド片22a、図14、図20〜22の第2のバンド片22b)の自由端部(例えば、図2〜3、図12〜14、図20〜22の自由端部222)が挿入される環状部材(例えば、図1〜3、図7〜14、図20〜22の固定遊環23)が備えられているバンド(例えば、図1〜3、図12のバンド2、図13のバンド2a、図14、図20〜22のバンド2b)において、
前記一方のバンド片は、前記機器本体に取り付けられる第1バンド部材(例えば、図1〜3、図7〜14、図20〜22の第1バンド部材21a)と、前記尾錠が取り付けられる第2バンド部材(例えば、図1〜3、図7〜14、図20〜22の第2バンド部材21b)と、前記第1バンド部材と前記第2バンド部材より高い伸縮性を有し、前記第1バンド部材と前記第2バンド部材の間に配設され、この第1バンド部材と第2バンド部材を連結する連結部材(例えば、図1〜3、図7〜14、図20〜22の連結部材21c)とを備え、この連結部材は前記環状部材で覆われていることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、機器本体(例えば、図23の機器本体1b)の裏面側に沿うように取り付けられ、その一端部(例えば、図23の一端部26a)に尾錠(例えば、図23の尾錠21d)が取り付けられているとともに、前記一端部側にその他端部(例えば、図23の自由端部25a)が挿入される環状部材(例えば、図23の固定遊環23)が備えられているバンド(例えば、図23のバンド2c)において、
前記バンドは、その他端部を有する第1バンド部材(例えば、図23の第1バンド部材25)と、前記尾錠が取り付けられる第2バンド部材(例えば、図23の第2バンド部材26)と、前記第1バンド部材と前記第2バンド部材より高い伸縮性を有し、前記第1バンド部材と前記第2バンド部材の間に配設され、この第1バンド部材と第2バンド部材を連結する連結部材(例えば、図23の連結部材27)とを備え、この連結部材は前記環状部材で覆われていることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2に記載のバンドにおいて、
前記環状部材は、その一部が前記バンドの幅方向に切り欠かれた切欠部(例えば、図1〜3、図7〜10、図12〜14、図20〜23の切欠部23a)を有することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載のバンドにおいて、
前記環状部材は、前記第1バンド部材と前記第2バンド部材のいずれか一方に固定されていることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載のバンドにおいて、
前記環状部材は、前記第1バンド部材に縫い合わされて接続されていることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載のバンドにおいて、
前記連結部材は、前記第1バンド部材と前記第2バンド部材にそれぞれ縫い合わされて接続されていることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1〜6のいずれか一項に記載のバンドにおいて、
前記第1バンド部材と前記第2バンド部材は、それぞれ伸縮性が異なることを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項1〜7のいずれか一項に記載のバンドにおいて、
前記第1バンド部材と前記第2バンド部材は、それぞれ異なる色彩を有することを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、バンドにより機器本体を手首などの所定の部位に装着する場合において、一対のバンド片をそれぞれ所定の部位に巻き付けるとともに、一方のバンド片の自由端部に取り付けられている尾錠に、他方のバンド片の自由端部を挿入して引っ張る。このような装着者の操作によって、バンドには引張力が作用し、この引張力によってバンドの一部である連結部材が伸び、その連結部材が伸びた状態で機器本体は所定の部位に装着される。機器本体の装着後、装着者がバンドから手を離すと、伸びた状態の連結部材には、元の状態に復元しようとする復元力が作用し、この復元力によって連結部材は縮むこととなる。連結部材が縮むことにより、バンドの外周は小さくなるので、バンドが増し締めされる。このバンドの増し締めによって機器本体は装着部位に密着するようになる。
つまり、バンドは、一方のバンド片に高い伸縮性を有する連結部材を備えているので、所定の装着部位の太さや形状に応じて、その連結部材が伸縮したり撓んだりすることによって、その所定の装着部位に追従するように変形することができ、その部位に好適にフィットすることができる。
また、バンドは、従来のように波形状部分を設ける必要がないので、平面形状にすることができることとなって、機器本体を所定の部位に装着する際に、装着感よく、好適に装着することができる。
また、環状部材は、第1バンド部材と第2バンド部材を連結する連結部材を覆うように備えられているので、連結部材が伸長するなど大きく変形した場合でも、環状部材が第1バンド部材や第2バンド部材の移動を規制することができ、バンドが腰折れて変形してしまうことを防ぐことができる。さらに、環状部材が連結部材を覆うことによって、連結部材を隠すことができるので、バンドのデザイン性を損ねることなく、美観を維持することができる。
請求項2記載の発明によれば、バンドにより機器本体を手首などの所定の部位に装着する場合において、バンド片の両端部をそれぞれ所定の部位に巻き付けるとともに、その一端部に取り付けられている尾錠に、他端部を挿入して引っ張る。このような装着者の操作によって、バンドには引張力が作用し、この引張力によってバンドの一部である連結部材が伸び、その連結部材が伸びた状態で機器本体は所定の部位に装着される。機器本体の装着後、装着者がバンドから手を離すと、伸びた状態の連結部材には、元の状態に復元しようとする復元力が作用し、この復元力によって連結部材は縮むこととなる。連結部材が縮むことにより、バンドの外周は小さくなるので、バンドが増し締めされる。このバンドの増し締めによって機器本体は装着部位に密着するようになる。
つまり、バンドは、高い伸縮性を有する連結部材を備えているので、所定の装着部位の太さや形状に応じて、その連結部材が伸縮したり撓んだりすることによって、その所定の装着部位に追従するように変形することができ、その部位に好適にフィットすることができる。
また、バンドは、従来のように波形状部分を設ける必要がないので、平面形状にすることができることとなって、機器本体を所定の部位に装着する際に、装着感よく、好適に装着することができる。
また、環状部材は、第1バンド部材と第2バンド部材を連結する連結部材を覆うように備えられているので、連結部材が伸長するなど大きく変形した場合でも、環状部材が第1バンド部材や第2バンド部材の移動を規制することができ、バンドが腰折れて変形してしまうことを防ぐことができる。さらに、環状部材が連結部材を覆うことによって、連結部材を隠すことができるので、バンドのデザイン性を損ねることなく、美観を維持することができる。
請求項3記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、バンドに備えられる環状部材は、その一部がバンドの幅方向に切り欠かれた切欠部を有するので、バンドがその長手方向に撓むように変形する際に、切欠部がその開口を広げるように環状部材の形状を変形させることができる。
つまり、環状部材は、バンドの変形に応じて変形しやすくなるので、バンドは装着部位にフィットしやすくなって、バンドを、より装着感よく、好適に装着することができる。
請求項4記載の発明によれば、請求項1〜3のいずれか一項に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、環状部材は、第1バンド部材と第2バンド部材のいずれか一方に固定されているので、環状部材がそのバンドに沿って移動することを規制することができる。
つまり、環状部材は、より確実に連結部材やその連結部分を覆うことができるので、より好適に連結部材や連結部分を覆い隠すことができ、そのバンドのデザイン性や美観を維持することができる。
請求項5記載の発明によれば、請求項1〜4のいずれか一項に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、環状部材は、第1バンド部材に縫い合わされて接続されているので、バンドの着脱を行う際などに、第1バンド部材が変形を繰り返しても、例えば、環状部材が接着剤などで接着されて接続されている場合に比べて、環状部材を耐久性よく確実に第1バンド部材に固定することができる。
請求項6記載の発明によれば、請求項1〜5のいずれか一項に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、連結部材は、第1バンド部材と第2バンド部材にそれぞれ縫い合わされて接続されているので、高い伸縮性を有する連結部材が変形を繰り返しても、例えば、連結部材が接着剤などで接着されて接続されている場合に比べて、連結部材を耐久性よく確実に第1バンド部材と第2バンド部材に固定することができる。
請求項7記載の発明によれば、請求項1〜6のいずれか一項に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、第1バンド部材と第2バンド部材の伸縮性を、それぞれ異なるようにすることによって、バンドにおける部位毎に異なる伸縮性を有するようにして、よりフィット性に優れた装着感のよいバンドとすることができる。
また、機器本体の用途や形状、大きさなどに応じて、バンドにおける部位毎に異なる伸縮性を有するように調整することによって、より好適な装着性を有するバンドとすることもできる。
請求項8記載の発明によれば、請求項1〜7のいずれか一項に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、第1バンド部材と第2バンド部材の色彩を、それぞれ異なるようにすることによって、バンドにおける部位毎に異なる色彩や模様、デザインを有するようにして、より装飾性に優れたバンドとすることができる。
以下、本発明に係るバンドの最良の実施形態について詳細に説明する。なお、本実施形態においては、バンドの一例として電子機器である腕時計を手首に装着するためのバンドを挙げて説明する。
(実施形態1)
最初に腕時計の全体構成について説明する。
図1は腕時計100の正面図であり、図2は図1におけるII−II断面図であり、図3は図2の腕時計を手首に装着した状態を示す断面図である。また、図4は腕時計100の機器本体の拡大断面図である。
図1に示すように、腕時計100には、時刻を計時するとともに脈拍測定を行う機器本体1と、この機器本体1を手首Rに装着するバンド2等が備えられている。なお、この腕時計100は、脈拍測定機能付きの腕時計である。
図2〜図4に示すように、機器本体1は、環状に形成されたケース体3を備え、ケース体3の上端部には時計ガラス4が設けられている。ケース体3内部には、時計ガラス4の下方に時刻や脈拍を表示する液晶表示部5が設けられ、液晶表示部5の下面側には、液晶表示部5に結線された時計計時部6が設けられている。また、ケース体3の外面には腕時計100の操作を行う操作キー7が設けられており、操作キー7の一端部はケース体3を貫通して時計計時部6に到達するように設けられている。すなわち、操作キー7を押下することにより、時計計時部6内の所定の回路が接続されて、この回路に対応する動作が実行されるようになっている。時計計時部6の下方には、ケース体3内の空間を仕切る仕切りプレート8が設けられている。仕切りプレート8は、例えば、ステンレス鋼板(SUS鋼板)から成形され、仕切りプレート8の上面側には、時計計時部6を支持する支持部材9が設けられている。また、仕切りプレート8の下面側には、生体情報検出部としての脈拍検出部Pが設けられている。
なお、この時計計時部6や脈拍検出部Pを動作させるための電池(図示省略)は、例えば、時計計時部6や後述するハウジング10に組み込まれている。
図5は、脈拍検出部Pの拡大断面図、図6は、裏蓋15の断面図である。
図5に示すように、脈拍検出部Pは、仕切りプレート8を固定するハウジング10を備え、ビス(図示略)によって仕切りプレート8はハウジング10に固着されている。ハウジング10は略円盤状に形成され、ハウジング10の中心から少し外れた位置に中心を有する凹部10aが形成されている。また、この凹部10aの底面の一部にはハウジング10の下面側に貫通する開口部10bが形成されている。さらに、凹部10aの底面には、溝部10cが環状に形成され、この溝部10cには弾性を有するゴム等から成形されたOリング11が設けられている。また、凹部10aの底面には、当該底面のほぼ全域及び開口部10bを覆うように薄型プレート12が設けられている。薄型プレート12は、例えば、ステンレス鋼板(SUS鋼板)から成形されており、仕切りプレート8よりも薄く形成されている。開口部10bに面する薄型プレート12の上面には、手首付近の血管の脈動を検出する圧電素子13が貼り付けられている。また、仕切りプレート8と薄型プレート12との間には、圧電素子13の周囲に空間ができるように形成されたスペーサ14が設けられ、このスペーサ14が仕切りプレート8により押圧されることにより、薄型プレート12を溝部10cに向かって押圧するようになっている。これにより、Oリング11に押圧力が作用して薄型プレート12の上面側と下面側との間の気密が図られるようになっている。なお、スペーサ14は、仕切りプレート8が容易に撓まないように、アクリロニトリルブタジエンスチレン樹脂(ABS樹脂)等の硬質材料から成形することが望ましい。
ハウジング10の下面側には、ケース体3の内部を遮蔽する裏蓋15が設けられている。
裏蓋15は、腕時計100を装着した際に手首Rに接触する位置に設けられ、装着時の手首R付近の血管の脈動によって弾性変形可能な軟質材料から成形されている。ここで、軟質材料としては、例えば、ウレタンやシリコンを用いることが好ましい。裏蓋15は、押さえ板16によってケース体3に押さえ付けられる固定部15aと、外部に張り出し、装着時に手首Rに接する張出部15bとを備えている。固定部15aには、ケース体3側に突出する突出部15cが裏蓋15の全周に亘って設けられている。そして、裏蓋15をケース体3に固定した際に、突出部15cとケース体3の下端側に形成された凹部3aとが係合して、裏蓋15がずれないように位置決めされるようになっている。
また、図6に示すように、固定部15aには、突出部15cよりも内側でケース体3側に突出してケース体3に当接する第1の突部15dが形成されている。更に、第1の突部15dの背面側には、押さえ板16側に突出して押さえ板16に当接する第2の突部15eが形成されている。また、固定部15aには、第1の突部15dよりも内側でケース体3側に突出してハウジング10に当接する第3の突部15fが形成されている。
また、張出部15bは、ハウジング10から離間するように下方に張り出して形成され、ハウジング9と張出部15bとの間には気密空間Vが形成されている。
押さえ板16は、例えば、ステンレス鋼板(SUS鋼板)等の硬質材料から成形され、裏蓋15の固定部15aをケース体3側に裏蓋15を少し変形させる程度、押さえ付けた状態で、ネジ(図示略)によりケース体3に取り付けられている。
この際、ケース体3に当接する第1の突部15dが変形することで、ケース体3と裏蓋15との間の気密が図られる。また、第2の突部15eが変形することで押さえ板16と裏蓋15との間の気密が図られる。さらに、第3の突部15fが変形することで、ハウジング9と裏蓋15との間の気密が図られる。これら、第1の突部15d、第2の突部15e、第3の突部15fとケース体3、裏蓋15、ハウジング10との間で、気密保持が行われる。
また、張出部15bの下面側には、ステンレス鋼板(SUS鋼板)等の硬質材料から成形された硬質プレート17が加硫接着により接着されている。この硬質プレート17は、手首Rから伝達される脈動を張出部15bに均等に作用させる役割を有する。
次に、腕時計100のバンドの構成について説明する。
図1〜3に示すように、バンド2は一方のバンド片である第1のバンド片21と、他方のバンド片である第2のバンド片22との一対のバンド片を有し、機器本体1(ケース体3)の中心を挟んで対向する両端部にそれぞれ取り付けられている。
第1のバンド片21は、図1〜3、図7〜9に示すように、機器本体1に取り付けられる第1バンド部材21aと、尾錠21dが取り付けられる第2バンド部材21bと、第1バンド部材21aと第2バンド部材21bの間に配設され、この第1バンド部材21aと第2バンド部材21bを連結する連結部材21c等を備えている。
また、第1のバンド片21には、第2のバンド片22の自由端部222が挿入される環状部材である固定遊環23が備えられている。
第1バンド部材21aには、その一端部に当該第1バンド部材21aをケース体3に取り付けるためのつく部211と、その他端部に連結部材21cを介して第2バンド部材21bを連結するための連結端部212とが設けられている。
第2バンド部材21bには、第1のバンド片21における自由端部であり、尾錠21dとつく棒21eが取り付けられる一端部214と、その他端部に連結部材21cを介して第1バンド部材21aを連結するための連結端部213とが設けられている。
連結部材21cは、第1バンド部材21aや第2バンド部材21bより高い伸縮性を有する軟らかい材料、例えば、ゴム等の弾性材料からなる。本実施の形態においては、連結部材21cに帯ゴムを適用している。そして、連結部材21cの一端部が第1バンド部材21aの連結端部212に、連結部材21cの他端部が第2バンド部材21bの連結端部213に、それぞれ縫い合わされて接続されている。
この連結部材21cは、第1バンド部材21aと第2バンド部材21bに縫い付けられているので、連結部材21cが伸縮や変形を繰り返しても、接着剤などで接着される場合に比べて、耐久性よく確実に各バンド部材に固定される。
固定遊環23は、略筒状に形成された部材であり、その内部に第1のバンド片21を挿通させて囲むように、第1のバンド片21に備えられている。
この固定遊環23に第1のバンド片21が挿通された状態において、固定遊環23の固定端部23bが第1バンド部材21の裏面側(手首R側の面)に縫い合わされて接続されている。なお、固定遊環23は、変形する第1バンド部材21aに縫い付けられているので、第1バンド部材21aが変形を繰り返しても、接着剤などで接着される場合に比べて、耐久性よく確実に第1バンド部材21aに固定される。
そして、固定遊環23は、対向する第1バンド部材21aの連結端部212と第2バンド部材21bの連結端部213とを連結する連結部材21cの位置に対応するように固定されている。
また、固定遊環23における第1のバンド片21の表面側には、バンド2の幅方向に切り欠かれた切欠部23aが形成されている。
このように、第1バンド部材21aと、第2バンド部材21bと、連結部材21cとが縫い付けられて一体となった第1のバンド片21は、第1バンド部材21aのつく部211に備えられている留め棒211aの両端をケース体3に形成された孔部に嵌入することによって、この第1のバンド片21を機器本体1に取り付けることができるようになっている。
そして、図9(a)、図9(b)に示すように、第1のバンド片21は、第1バンド部材21aと第2バンド部材21bとの間に縫い付けられた連結部材21cが伸縮することなどによって容易に変形することができる。つまり、第1のバンド片21は、手首Rの太さや、手首Rへのバンド2の装着状態に応じて、連結部材21cが伸縮したり撓んだりするように変形することによって、手首Rにフィットすることができるようになっている。
また、図10、図11に示すように、第1のバンド片21において、固定遊環23は、変形しやすい連結部材21cを囲んで覆う位置に配設されていることによって、連結部材21cが腰折れて変形してしまうことを防止でき、また、固定遊環23は、連結部材21cが「へ」の字型や「く」の字型に変形してしまう場合でも、第1バンド部材21aや第2バンド部材21bの移動を規制することができるので、第1のバンド片21における連結部分の形状がずれるなどして、第1のバンド片21が外観上、見苦しい不自然な形状となることを低減することができる。
また、固定遊環23が、連結部材21cや、第1バンド部材21aの連結端部212や第2バンド部材21bの連結端部213を覆うことによって、連結部材21cの変形や、連結端部212や連結端部213の位置ずれなどの、連結部分の形状変形を視認できないように、覆い隠すことができるので、第1のバンド片21(バンド2)のデザイン性を損ねることなく、その美観を向上させることができる。
なお、固定遊環23は、第1バンド部材21に縫い付けられて固定されているので、その移動が規制されることとなって、より確実に連結部材21cや、各連結端部212、213を覆うことができる。
また、図10に示すように、第1のバンド片21がその長手方向に撓む際に、この固定遊環23に形成された切欠部23aがその開口を拡げるように、固定遊環23は変形することができる。つまり、固定遊環23は、第1のバンド片21の変形に応じて変形しやすくなるので、第1のバンド片21(バンド2)が、手首Rによりフィットしやすくなる。
第2のバンド片22には、図2、図3に示すように、その一端部に当該第2のバンド片22をケース体3に取り付けるためのつく部221と、その他端部に、第1のバンド片21に備えられる固定遊環23に挿入するための自由端部222とが設けられている。
また、図2、図3に示すように、第2のバンド片22の裏面側(手首R側の面)には、突起部223が形成されている。この突起部223は、バンド2が手首Rに装着された際に手首Rに押し付けられるようになっている。
また、この第2のバンド片22には、図1に示すように、第1のバンド片21の一端部214に備えられているつく棒21eが嵌入される装着孔224・・・が、第2のバンド片22の長手方向に沿って複数形成されている。
そして、第2のバンド片22は、つく部221に備えられている留め棒221aの両端をケース体3に形成された孔部に嵌入することによって、この第2のバンド片22を機器本体1に取り付けることができるようになっている。
次に、腕時計100を手首Rに装着するときの作用について説明する。
図2、図3に示すように、硬質プレート17を手首Rの甲側に当てて、第1のバンド片21及び第2のバンド片22を手首Rに沿って巻きつけ、第2のバンド片22の自由端部222を第1のバンド片21に設けられた尾錠21dに挿通させる。この時の動作によって、第1のバンド片21及び第2のバンド片22は、それぞれのつく部211、221の留め棒211a,221aを回転中心として回動しつつ、手首Rの裏側付近に向けて引っ張られる。そして、装着者が第1のバンド片21及び第2のバンド片22を引っ張ると、第1のバンド片21及び第2のバンド片22には引張力が作用し、連結部材21cが伸びることとなる。
そして、装着者は、手首Rの太さや好みに合わせて、第1のバンド片21のつく棒21eを第2のバンド片22の装着孔224に挿通させ、第2のバンド片22の自由端部222を固定遊環23に挿入する。
その後、装着者が第1のバンド片21及び第2のバンド片22から手を離すと、伸びた状態の連結部材21cには、元の状態に復元しようとする復元力が作用し、この復元力によってバンド2が増し締めされる。そして、第2のバンド片22の突起部223が手首Rにおける腱Kを避けて、親指側の血管Bに対応する位置に押し当てられるようになる。
また、図12に示すように、腕時計100を手首Rに装着した状態で、その手首Rを様々に動かすことがあっても、連結部材21cが伸縮したり、固定遊環23が変形したりすることによって、バンド2は手首Rの状態に追従するように変形することができるので、バンド2は、突起部223が手首Rの血管Bに対応する位置に押し当てられる状態を維持しつつ、手首Rにフィットする。
次に、腕時計100による脈拍測定の仕組みについて説明する。
図3に示すように、手首Rに腕時計100のケース体3が手の甲側になるようにバンド2で装着した場合、前腕の中の尺骨S及び橈骨Tの近傍を流れる血管Bである尺骨動脈及び橈骨動脈に直交する方向にバンド2が配されることとなる。なお、前腕にある2本の骨のうち、小指側にある軸状の長骨を尺骨Sといい、親指側にある軸状の長骨を橈骨Tという。また、尺骨動脈と橈骨動脈の間には手首の腱Kが通っている。
各血管B(動脈)は、脈拍に同期して心臓から送り出される血液の圧力変動により、拡張と収縮を繰り返す。動脈が拡張すると、バンド2は、尺骨S及び橈骨Tに対して拡がる方向に力が作用し、動脈が収縮すると、バンド2は、拡がる方向に作用する力が開放され、戻ろうとする力が働く。このため、バンド2には、張力が作用するときと、張力から開放されるときとが交互に訪れる。この張力変動は、バンド2及びケース体3を介して脈拍検出部Pに伝達されるため、動脈が拡張したときは脈拍検出部Pにはバンド2に作用する張力が伝達され、脈拍検出部Pは手首Rに押し付けられる。
特に、第2のバンド片22の突起部223が手首Rにおける親指側の血管Bに押し当てられているので、脈動に伴う張力変動がバンド2を介して脈拍検出部Pに伝達されやすくなっている。
脈拍検出部Pが手首Rに押し付けられることにより、硬質プレート17を介して裏蓋15がケース体3内部側に弾性変形し、裏蓋15とハウジング10との間に形成された気密空間Vが圧縮される。すると、気密空間V内の空気圧は上昇し、この空気圧が薄型プレート12を押圧する。押圧された薄型プレート12は凹部10a側に撓み、この撓みに伴って圧電素子13も撓む。そして、圧電素子13には、圧電素子13の撓みの大きさに応じた電圧が発生し、この電圧は、電気信号として時計計時部6に送られ、時計計時部6が脈拍を算出して、液晶表示部5に表示させる。
このように腕時計100によれば、バンド2により機器本体1を手首Rに装着する場合において、バンド2には装着者の操作によって引張力が作用し、この引張力によってバンド2の一部である連結部材21cが伸び、その連結部材21cが伸びた状態で機器本体1は手首Rに装着される。機器本体1の装着後、装着者がバンド2から手を離すと、伸びた状態の連結部材21cには、元の状態に復元しようとする復元力が作用し、この復元力によって連結部材21cは縮むこととなる。連結部材21cが縮むことにより、バンド2の外周は小さくなるので、バンド2が増し締めされる。このバンド2の増し締めによって機器本体1は手首Rに密着するようになる。更に、バンド2における第2のバンド片22の突起部223が手首Rにおける親指側の血管Bに押し当てられるので、脈動に伴う張力変動がバンド2を介して機器本体1の脈拍検出部Pに伝達されやすくなっている
よって、腕時計100は、手首Rに機器本体1を密着させることができ、より確実に脈拍を検出することができる。
特に、この腕時計100(機器本体1)を手首Rに装着する、本発明に係る実施形態1のバンド2は、第1のバンド片21に高い伸縮性を有する連結部材21cを備えているので、手首Rの太さや、手首Rの動作状態に応じて、その連結部材21cが伸縮したり撓んだりすることによって、その手首Rに追従するように変形することができ、手首Rに好適にフィットすることができる。
特に、バンド2は、従来のように波形状部分を設ける必要がなく、平面形状にすることができることとなって、機器本体1を手首Rに装着する際に、装着感よく、好適に装着することができる。
従って、バンド2は腕時計100を手首Rに装着感よく、好適に装着することができる。
(実施形態2)
次に、本発明に係るバンドの実施形態2について図13を用いて説明する。なお、実施形態1と同一部分には同一符号を付し、異なる部分についてのみ説明する。
図13に示すように、腕時計101には、機器本体1を手首Rに装着するためのバンド2aが備えられている。
バンド2aは、図13に示すように、一方のバンド片である第1のバンド片21と、他方のバンド片である第2のバンド片22aとの一対のバンド片を有し、機器本体1(ケース体3)の中心を挟んで対向する両端部にそれぞれ取り付けられている。
第1のバンド片21に備えられている固定遊環23の裏面(手首R側の面)には、突起部23cが形成されている。この突起部23cは、バンド2aが手首Rに装着された際に手首Rに押し付けられるようになっている。
また、第2のバンド片22aの裏面側(手首R側の面)には、複数(図中、2つ)の突起部223a、223bが形成されている。この突起部223a、223bは、バンド2aが手首Rに装着された際に手首Rに押し付けられるようになっている。
そして、バンド2aを手首Rに巻きつけて、腕時計101を手首Rに装着すると、固定遊環23の突起部23cは、腱Kを避けるように尺骨S近傍の血管Bに対応する位置に押し当てられ、第2のバンド片22aの突起部223a、223bは、腱Kを避けるように橈骨T近傍の血管Bに対応する位置に押し当てられる。
このように、本発明に係る実施形態2のバンド2aを備える腕時計101によれば、バンド2aにおける連結部材21cの増し締めによって機器本体1を手首Rに密着させることができる。そして、バンド2aは腕時計101を手首Rに装着感よく、好適に装着することができる。
また、固定遊環23の突起部23cと、第2のバンド片22aの突起部223a、223bとが、それぞれ手首Rにおける血管B(尺骨動脈と橈骨動脈)に押し当てられるので、両方の血管Bの脈動に伴う張力変動がバンド2aに伝わることとなり、一方の血管Bからの脈動伝達の場合に比べて、その脈動はバンド2aを介して機器本体1の脈拍検出部Pに伝達されやすくなっている。特に、第2のバンド片22aには、複数の突起部223a、223bが形成されているので、バンド2aの装着位置に僅かなずれがあった場合でも、突起部223a、223bのいずれかが血管B(橈骨動脈)に対応する位置になりやすく、脈動の伝達をより確実に行うことができる。
よって、腕時計101は、手首Rに機器本体1を密着させることができ、より確実に脈拍を検出することができる。
(実施形態3)
次に、本発明に係るバンドの実施形態3について図14〜図19を用いて説明する。なお、実施形態1と同一部分には同一符号を付し、異なる部分についてのみ説明する。
図14に示すように、腕時計200には、機器本体1を手首Rに装着するためのバンド2bが備えられている。
バンド2bは、図14に示すように、一方のバンド片である第1のバンド片21と、他方のバンド片である第2のバンド片22bとの一対のバンド片を有し、機器本体1(ケース体3)の中心を挟んで対向する両端部にそれぞれ取り付けられている。
この第2のバンド片22bには、図14に示すように、突起部材30が備えられている。
突起部材30は、図15に示すように、第2のバンド片22bの裏面側(手首R側の面)に沿うように配置されるベース部31と、ベース部31の一方の面側に突出するように形成されている突起部32と、ベース部31の他方の面側に形成されているリング部33とを有している。
この突起部材30は、例えば、高硬度ゴムを成形することによって、ベース部31と突起部32とリング部33とが一体に形成されている。
突起部32の内部には、図15(d)に示すように、中空空間34が形成されており、高硬度ゴムからなる突起部32が弾性変形しやすくなっている。
リング部33は、図15(b)、(c)、(d)に示すように、第2のバンド片22bが挿入可能な管形状を有している。
この突起部32が手首R側に向くように、第2のバンド片22bの自由端部222にリング部33を挿入することによって、突起部材30を第2のバンド片22bに取り付けることができる。
そして、バンド2bを手首Rに装着した際に突起部材30の突起部32が、手首Rに押し付けられるようになっている。
特に、突起部材30は、リング部33に挿通される第2のバンド片22bに沿って移動可能になっているので、突起部材30の突起部32が、手首Rの腱Kを避けて血管Bに対応する位置に押し当てられるように、その位置を調整することができる。
なお、突起部32はその内部に中空空間34を有しており、手首Rに押し当てられた突起部32はへこむように弾性変形することができるので、この突起部32が手首Rを過度に押圧することはない。
また、この突起部材30を第2のバンド片22bから取り外しておくこともできるので、突起部材30が取り付けられたバンド2bの装着感に違和感があれば、装着者は、脈拍検出時以外この突起部材30を取り外しておくことにより、バンド2bの装着感を向上させることができる。なお、この突起部材30がない状態でも有効に脈拍検出を行うことができる装着者であれば、突起部材30は不要である。
このように、本発明に係る実施形態3のバンド2bを備える腕時計200によれば、バンド2bにおける連結部材21cの増し締めによって機器本体1を手首Rに密着させることができる。そして、バンド2bは腕時計200を手首Rに装着感よく、好適に装着することができる。
また、突起部材30の位置を調整して、突起部材30の突起部32が、手首Rにおける血管Bに押し当てることができるので、その血管Bの脈動に伴う張力変動がバンド2bに伝わることとなり、その脈動はバンド2bを介して機器本体1の脈拍検出部Pに伝達されやすくなっている。特に、突起部32が確実に血管Bの位置となるように調整することができるので、脈動の伝達をより確実に行うことができる。
よって、腕時計200は、手首Rに機器本体1を密着させることができ、より確実に脈拍を検出することができる。
(変形例1)
次に、本発明に係るバンドの実施形態3の変形例1について図16を用いて説明する。なお、実施形態3と同一部分には同一符号を付し、異なる部分についてのみ説明する。
腕時計200のバンド2bにおける第2のバンド片22bに取り付ける突起部材30aを、例えば、低硬度ゴムにより成形する場合、突起部32aは手首Rに押し当てられた際にへこむように弾性変形することができるので、図16(a)に示すように、突起部32aの内部に中空空間を形成する必要はない。
また、図16(b)に示すように、腕時計200のバンド2bにおける第2のバンド片22bに取り付ける突起部材30bを、ベース部31bとリング部33bとが高硬度ゴムにより一体的に成形されてなるものに、低硬度ゴムからなる突起部32bを取り付けて構成するようにしてもよい。
このような突起部材30a、突起部材30bを備えるバンド2bであっても、突起部が確実に血管Bの位置となるように調整することができるので、脈動の伝達をより確実に行うことができる。
そして、腕時計200は、バンド2bによって機器本体1を手首Rに密着させることができ、より確実に脈拍を検出することができる。
(変形例2)
次に、本発明に係るバンドの実施形態3の変形例2について図17、図18を用いて説明する。なお、実施形態3と同一部分には同一符号を付し、異なる部分についてのみ説明する。
腕時計200のバンド2bにおける第2のバンド片22bに取り付ける突起部材は、図17、図18に示す突起部材40であってもよい。
突起部材40は、図17に示すように、第2のバンド片22bの裏面側(手首R側の面)に沿うように配置されるベース部41と、ベース部41の一方の面側に突出するように形成されている突起部42と、ベース部41の一方の面側に縫い付けられて他方の面側にその両端部が延出するクロステープ部43とを有している。
クロステープ部43の一方の端部側には、オス型面ファスナー43aが貼付されており、また、他方の端部側には、メス型面ファスナー43bが貼付されている。
なお、オス型面ファスナー43aは、クロステープ部43の一方の端部である長めの端部における、その長めの端部をベース部41側に折り返した際にベース部41側となる面に貼付されている。また、メス型面ファスナー43bは、クロステープ部43の他方の端部である短めの端部における、その短めの端部をベース部41側に折り返した際にベース部41の反対側となる面に貼付されている。
この突起部42が手首R側に向くように、突起部材40を配置するとともに、クロステープ部43を第2のバンド片22bの長手方向と略直交する方向に巻きつけることによって、突起部材40を第2のバンド片22bに取り付けることができる。
なお、クロステープ部43をその第2のバンド片22bに巻きつける際は、図18に示すように、まず、メス型面ファスナー43bが貼付されている短めの端部を第2のバンド片22b側に折り曲げ、次に、オス型面ファスナー43aが貼付されている長めの端部を第2のバンド片22b側に折り曲げるように、そのクロステープ部43を第2のバンド片22bに巻きつける。このようにクロステープ部43を巻きつけることによって、オス型面ファスナー43aとメス型面ファスナー43bとが対向することとなって、オス型面ファスナー43aとメス型面ファスナー43bとが係着し、突起部材40が第2のバンド片22bに取り付けられる。
そして、バンド2bを手首Rに装着した際に突起部材40の突起部42が、手首Rに押し付けられるようになっている。
特に、突起部材40は、第2のバンド片22bの長手方向に移動可能になっているので、突起部材40の突起部42が、手首Rの腱Kを避けて血管Bに対応する位置に押し当てられるように、その位置を調整することができる。
また、この突起部材40を第2のバンド片22bから取り外しておくこともできるので、突起部材40が取り付けられたバンド2bの装着感に違和感があれば、装着者は、脈拍検出時以外この突起部材40を取り外しておくことにより、バンド2bの装着感を向上させることができる。なお、この突起部材40がない状態でも有効に脈拍検出を行うことができる装着者であれば、突起部材40は不要である。
このような突起部材40を備えるバンド2bであっても、突起部42が確実に血管Bの位置となるように調整することができるので、脈動の伝達をより確実に行うことができる。
そして、腕時計200は、バンド2bによって機器本体1を手首Rに密着させることができ、より確実に脈拍を検出することができる。
なお、この突起部材40におけるオス型面ファスナー43aとメス型面ファスナー43bを代用するように、スナップボタンなどのオス型係着部とメス型係着部とを有する係着部材を用いても同様の効果が得られる。
(変形例3)
次に、本発明に係るバンドの実施形態3の変形例3について図19を用いて説明する。なお、実施形態3と同一部分には同一符号を付し、異なる部分についてのみ説明する。
腕時計200のバンド2bにおける第2のバンド片22bに取り付ける突起部材は、図19に示す突起部材50であってもよい。なお、バンド2bにおける第2のバンド片22bには、つく棒21eが係入される装着孔224・・・が、第2のバンド片22bの長手方向に沿って複数形成されている(図1参照)。
突起部材50は、図19に示すように、第2のバンド片22bの裏面側(手首R側の面)に沿うように配置されるベース部51と、ベース部51の一方の面側に突出するように形成されている突起部52と、ベース部51の他方の面側に突出するように形成されている取付突端53、53とを有している。
この取付突端53、53は、図19(c)に示すように、バンド2bの第2のバンド片22bに形成されている装着孔224、224に係入することができる形状、間隔で形成されている。
この突起部52が手首R側に向くように、突起部材50を配置するとともに、取付突端53、53を第2のバンド片22bの装着孔224における、つく棒21eが係入されていない装着孔224に係入することによって、突起部材50を第2のバンド片22bに取り付けることができる。
そして、バンド2bを手首Rに装着した際に突起部材50の突起部52が、手首Rに押し付けられるようになっている。
特に、突起部材50は、第2のバンド片22bにおける複数の装着孔224のうち、いずれの装着孔224に取付突端53を係入するかによって、その取り付け位置を調節することができるので、突起部材50の突起部52が、手首Rの腱Kを避けて血管Bに対応する位置に押し当てられるように、その位置を調整することができる。
また、この突起部材50を第2のバンド片22bから取り外しておくこともできるので、突起部材50が取り付けられたバンド2bの装着感に違和感があれば、装着者は、脈拍検出時以外この突起部材50を取り外しておくことにより、バンド2bの装着感を向上させることができる。なお、この突起部材50がない状態でも有効に脈拍検出を行うことができる装着者であれば、突起部材50は不要である。
このような突起部材50を備えるバンド2bであっても、突起部52が確実に血管Bの位置となるように調整することができるので、脈動の伝達をより確実に行うことができる。
そして、腕時計200は、バンド2bによって機器本体1を手首Rに密着させることができ、より確実に脈拍を検出することができる。
(実施形態4)
次に、本発明に係るバンドの実施形態4について図20、図21を用いて説明する。なお、実施形態1、実施形態3と同一部分には同一符号を付し、異なる部分についてのみ説明する。
図20に示すように、腕時計200には、機器本体1を手首Rに装着するためのバンド2bが備えられている。
バンド2bは、図20に示すように、一方のバンド片である第1のバンド片21と、他方のバンド片である第2のバンド片22bとの一対のバンド片を有し、機器本体1(ケース体3)の中心を挟んで対向する両端部にそれぞれ取り付けられている。
この腕時計200を用いて脈拍検出を行う場合、図20に示すように、機器本体1が手首Rの内側に位置し、バンド2bを手首Rの甲側で留めるように、腕時計200を装着する。
そして、腕時計200の裏蓋15側の硬質プレート17と手首Rの間に、脈拍検出用アタッチメント60を挟むようにする。なお、バンド2bの第1のバンド片21bには、伸縮可能な連結部材21cが備えられているので、脈拍検出用アタッチメント60を硬質プレート17と手首Rの間に挟む際には第1のバンド片21bを伸ばすようにすることで、脈拍検出用アタッチメント60を容易に挟み込むことができる。
脈拍検出用アタッチメント60は、図20に示すように、腕時計200の硬質プレート17と接触する平板部61と、平板部61の一端側に形成されている突起部62とを有している。
この平板部61を、硬質プレート17の所定の位置に位置合わせすることによって、突起部62が手首Rの腱Kを避けて血管Bに対応する位置に押し当てられるようになっている。
そして、血管Bの脈動は、脈拍検出用アタッチメント60の突起部62に伝わり、平板部61を介して脈拍検出部Pの硬質プレート17に伝達される。
このような脈拍検出方法であれば、血管Bの脈動を手首Rの甲側に位置する機器本体1の脈拍検出部Pにバンド2bを介して伝達することに比べ、血管Bにより近接した位置に配置される脈拍検出部Pに伝達することができるので、より正確に脈拍を検出することができる。
このように、本発明に係る実施形態4のバンド2bを備える腕時計200によれば、バンド2bにおける連結部材21cの増し締めによって機器本体1を手首Rに密着させることができる。そして、バンド2bは腕時計200を手首Rに装着感よく、好適に装着することができる。
また、脈拍検出用アタッチメント60を用いることによって、血管Bの脈動を、より直接的に機器本体1の脈拍検出部Pに伝達することができる。
よって、腕時計200は、手首Rに機器本体1を密着させることができ、より確実に脈拍を検出することができる。
(変形例1)
次に、本発明に係るバンドの実施形態4の変形例1について図21を用いて説明する。なお、実施形態4と同一部分には同一符号を付し、異なる部分についてのみ説明する。
腕時計200における脈拍検出に用いる脈拍検出用アタッチメントは、図21に示す脈拍検出用アタッチメント60aであってもよい。
脈拍検出用アタッチメント60aは、図21に示すように、腕時計200の硬質プレート17と接触する平板部61aと、平板部61aの両端側に形成されている2つの突起部62a、62aとを有している。
この平板部61aを、硬質プレート17の所定の位置に位置合わせすることによって、突起部62aが手首Rの腱Kを避けるように尺骨S近傍の血管Bと、橈骨T近傍の血管Bに対応する位置に押し当てられるようになっている。
そして、両方の血管Bの脈動は、脈拍検出用アタッチメント60aの突起部62aに伝わり、平板部61aを介して脈拍検出部Pの硬質プレート17に伝達される。
このような脈拍検出方法であれば、血管Bの脈動を手首Rの甲側に位置する機器本体1の脈拍検出部Pにバンド2bを介して伝達することに比べ、血管Bにより近接した位置に配置される脈拍検出部Pに伝達することができるので、より正確に脈拍を検出することができる。特に、手首Rにおける両方の血管B(尺骨動脈と橈骨動脈)の脈動を脈拍検出部Pに伝達することができるので、さらに正確に脈拍を検出することが可能になる。
このような脈拍検出用アタッチメント60aを用いることによって、血管Bの脈動を、バンド2bを介することなく、より直接的に機器本体1の脈拍検出部Pに伝達することができる。
よって、腕時計200は、手首Rに機器本体1を密着させることができ、より確実に脈拍を検出することができる。
(実施形態5)
次に、本発明に係るバンドの実施形態5について図22を用いて説明する。なお、実施形態1と同一部分には同一符号を付し、異なる部分についてのみ説明する。
まず、腕時計の全体構成について説明する。
図22は腕時計300を手首に装着した状態を示す断面図である。
図22に示すように、腕時計300には、時刻を計時する機器本体1aと、この機器本体1aを手首Rに装着するバンド2b等が備えられている。
図22に示すように、機器本体1aは、環状に形成されたケース体3aを備え、ケース体3aの上端部には時計ガラス4aが設けられている。また、ケース体3aの上部外周にはベゼル3bが設けられている。ケース体3a内部には、時計ガラス4aの下方に文字板5aが設けられ、文字板5aの下面側には、時針や分針等の指針6cを文字板5a上で運針させるアナログ指針機構6aが設けられている。アナログ指針機構6aの下面側には、ハウジング10aが設けられ、このハウジング10aの下面側に、ケース体3aの内部を遮蔽する裏蓋15aが設けられている。
アナログ指針機構6aは、文字板5aの上方に延びる指針軸6bと、指針軸6bに取り付けられた時針、分針等の指針6cとを有し、指針6cを文字板5aの上方で運針させる。このアナログ指針機構6a(腕時計300)を動作させるための電池(図示省略)は、例えば、ハウジング部10aに組み込まれている。
図22に示すように、バンド2bは一方のバンド片である第1のバンド片21と、他方のバンド片である第2のバンド片22bとの一対のバンド片を有し、機器本体1a(ケース体3a)の中心を挟んで対向する両端部にそれぞれ取り付けられている。
第1のバンド片21は、図22に示すように、機器本体1aに取り付けられる第1バンド部材21aと、尾錠21dが取り付けられる第2バンド部材21bと、第1バンド部材21aと第2バンド部材21bの間に配設され、この第1バンド部材21aと第2バンド部材21bを連結する連結部材21c等を備えている。
また、第1のバンド片21には、第2のバンド片22bの自由端部222が挿入される環状部材である固定遊環23が備えられている。
第1バンド部材21aには、その一端部に当該第1バンド部材21aをケース体3aに取り付けるためのつく部211と、その他端部に連結部材21cを介して第2バンド部材21bを連結するための連結端部212とが設けられている。
第2バンド部材21bには、第1のバンド片21における自由端部であり、尾錠21dとつく棒21eが取り付けられる一端部214と、その他端部に連結部材21cを介して第1バンド部材21aを連結するための連結端部213とが設けられている。
連結部材21cは、第1バンド部材21aや第2バンド部材21bより高い伸縮性を有する軟らかい材料、例えば、ゴム等の弾性材料からなる。本実施の形態においては、連結部材21cに帯ゴムを適用している。そして、連結部材21cの一端部が第1バンド部材21aの連結端部212に、連結部材21cの他端部が第2バンド部材21bの連結端部213に、それぞれ縫い合わされて接続されている。
この連結部材21cは、第1バンド部材21aと第2バンド部材21bに縫い付けられているので、連結部材21cが伸縮や変形を繰り返しても、接着剤などで接着される場合に比べて、耐久性よく確実に各バンド部材に固定される。
固定遊環23は、略筒状に形成された部材であり、その内部に第1のバンド片21を挿通させて囲むように、第1のバンド片21に備えられている。
この固定遊環23に第1のバンド片21が挿通された状態において、固定遊環23の固定端部23bが第1バンド部材21の裏面側(手首R側の面)に縫い合わされて接続されている。なお、固定遊環23は、変形する第1バンド部材21aに縫い付けられているので、第1バンド部材21aが変形を繰り返しても、接着剤などで接着される場合に比べて、耐久性よく確実に第1バンド部材21aに固定される。
そして、固定遊環23は、対向する第1バンド部材21aの連結端部212と第2バンド部材21bの連結端部213とを連結する連結部材21cの位置に対応するように固定されている。また、固定遊環23における第1のバンド片21の表面側には、バンド2bの幅方向に切り欠かれた切欠部23aが形成されている。
第2のバンド片22bには、図22に示すように、その一端部に当該第2のバンド片22bをケース体3aに取り付けるためのつく部221と、その他端部に、第1のバンド片21に備えられる固定遊環23に挿入するための自由端部222とが設けられている。
また、この第2のバンド片22bには、第1のバンド片21の一端部214に備えられているつく棒21eが係入される装着孔(図示省略)が、第2のバンド片22の長手方向に沿って複数形成されている(図1参照)。
そして、第2のバンド片22bは、つく部221に備えられている留め棒221aの両端をケース体3aに形成された孔部に嵌入することによって、この第2のバンド片22bを機器本体1aに取り付けることができるようになっている。
このように腕時計300によれば、バンド2bにより機器本体1aを手首Rに装着する場合において、連結部材21cが伸縮する作用によって、機器本体1aを手首Rに密着させることができる。
つまり、この腕時計300(機器本体1a)を手首Rに装着する、本発明に係る実施形態5のバンド2bは、第1のバンド片21に高い伸縮性を有する連結部材21cを備えているので、手首Rの太さや、手首Rの動作状態に応じて、その連結部材21cが伸縮したり撓んだりすることによって、その手首Rに追従するように変形することができ、手首Rに好適にフィットすることができる。
従って、バンド2bは腕時計300を手首Rに装着感よく、好適に装着することができる。
(実施形態6)
次に、本発明に係るバンドの実施形態6について図23を用いて説明する。なお、実施形態1、実施形態5と同一部分には同一符号を付し、異なる部分についてのみ説明する。
図23は腕時計400を手首に装着した状態を示す断面図である。
図23に示すように、腕時計400には、時刻を計時する機器本体1bと、この機器本体1bを手首Rに装着するバンド2c等が備えられている。
そして、この機器本体1bを構成するケース体3aには、ケース体3a(機器本体1b)の中心を挟んで対向する両端部に、それぞれ留め棒333、333が備えられている。
バンド2cは、図23に示すように、バンド2cをケース体3aと留め棒333との間を通すことによって、機器本体1bの裏蓋15側である裏面側に沿うように取り付けられている。そして、バンド2cにおける一端部26aには尾錠21dが取り付けられており、その他端部は尾錠21dに挿通させる自由端部25aとなっている。
図23に示すように、バンド2cは、自由端部25aを有する第1バンド部材25と、尾錠21dが取り付けられている一端部26aを有する第2バンド部材26と、第1バンド部材25と第2バンド部材26の間に配設され、この第1バンド部材25と第2バンド部材26を連結する連結部材27等を備えている。
また、バンド2cの一端部26a側には、第1バンド部材25の自由端部25aが挿入される環状部材である固定遊環23が備えられている。
第1バンド部材25には、自由端部25aと、その他端部に連結部材27を介して第2バンド部材226を連結するための連結端部25bとが設けられている。
また、第1バンド部材25の自由端部25a側には、第2バンド部材26の一端部26aに備えられているつく棒21eが係入される装着孔(図示省略)が、第2バンド部材26の長手方向に沿って複数形成されている(図1参照)。
第2バンド部材26には、尾錠21dとつく棒21eが取り付けられる一端部26aと、その他端部に連結部材27を介して第1バンド部材25を連結するための連結端部26bとが設けられている。
連結部材27は、第1バンド部材25や第2バンド部材26より高い伸縮性を有する軟らかい材料、例えば、ゴム等の弾性材料からなる。本実施の形態においては、連結部材27に帯ゴムを適用している。そして、連結部材27の一端部が第1バンド部材25の連結端部25bに、連結部材27の他端部が第2バンド部材26の連結端部26bに、それぞれ縫い合わされて接続されている。
この連結部材27は、第1バンド部材25と第2バンド部材26に縫い付けられているので、連結部材27が伸縮や変形を繰り返しても、接着剤などで接着される場合に比べて、耐久性よく確実に各バンド部材に固定される。
固定遊環23は、略筒状に形成された部材であり、その内部にバンド2cを挿通させて囲むように、バンド2cに備えられている。
この固定遊環23にバンド2cが挿通された状態において、固定遊環23の固定端部23bが第1バンド部材25における連結端部25b側の裏面側(手首R側の面)に縫い合わされて接続されている。なお、固定遊環23は、変形する第1バンド部材25に縫い付けられているので、第1バンド部材25が変形を繰り返しても、接着剤などで接着される場合に比べて、耐久性よく確実に第1バンド部材25に固定される。
そして、固定遊環23は、対向する第1バンド部材25の連結端部25bと第2バンド部材26の連結端部26bとを連結する連結部材27の位置に対応するように固定されている。また、固定遊環23におけるバンド2cの表面側には、バンド2cの幅方向に切り欠かれた切欠部23aが形成されている。
そして、バンド2cにおける第1バンド部材25の自由端部25aを、一方の留め棒333(図23中、左側の留め棒333)とケース体3aの間を通した後、そのバンド2c(第1バンド部材25)を機器本体1bの裏蓋15側を沿わし、更に、第1バンド部材25の自由端部25aを、他方の留め棒333(図23中、右側の留め棒333)とケース体3aの間を通すことによって、バンド2cを機器本体1bに取り付けることができるようになっている。
このように腕時計400によれば、バンド2cにより機器本体1bを手首Rに装着する場合において、連結部材27が伸縮する作用によって、機器本体1bを手首Rに密着させることができる。
つまり、この腕時計400(機器本体1b)を手首Rに装着する、本発明に係る実施形態6のバンド2cは、高い伸縮性を有する連結部材27を備えているので、手首Rの太さや、手首Rの動作状態に応じて、その連結部材27が伸縮したり撓んだりすることによって、その手首Rに追従するように変形することができ、手首Rに好適にフィットすることができる。
従って、バンド2cは腕時計400を手首Rに装着感よく、好適に装着することができる。
なお、以上の実施の形態においては、第1バンド部材(21a、25)や第2バンド部材(21b、26)の素材、材料について特に規定しなかったが、第1バンド部材や第2バンド部材、また、第1のバンド片や第2のバンド片は、本皮や合皮の皮革や、ウレタンなどの樹脂材料によって形成すればよい。
そして、第1バンド部材や第2バンド部材などを異なる素材(材料)や、異なる構造によって形成するなどし、第1バンド部材や第2バンド部材の伸縮性をそれぞれ異ならせたり、また、第1のバンド片や第2のバンド片の伸縮性をそれぞれ異ならせたりすることによって、バンドにおける部位毎に異なる伸縮性を有するようにして、よりフィット性に優れた装着感のよいバンドとすることができる。また、機器本体や電子機器の用途や形状、大きさなどに応じて、バンドにおける部位毎に異なる伸縮性を有するように調整することによって、より好適な装着性を有するバンドとすることもできる。
また、第1バンド部材や第2バンド部材がそれぞれ異なる色彩や模様、デザインを有するようにしたり、また、第1のバンド片や第2のバンド片がそれぞれ異なる色彩や模様、デザインを有するようにしたりすることによって、より装飾性に優れたバンドとすることができる。
また、本発明の適用は上述した実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
本発明の実施形態1における腕時計の平面図である。 本発明の実施形態1における腕時計の手首装着前の断面図であり、図1のII−II断面図である。 本発明の実施形態1における腕時計の手首装着後の断面図である。 本発明における腕時計の機器本体の拡大断面図である。 本発明における腕時計の脈拍検出部の拡大断面図である。 本発明における腕時計の裏蓋の断面図である。 本発明に係る第1のバンド片の平面図である。 本発明に係る第1のバンド片の側面図である。 本発明に係る第1のバンド片における、図7のIX−IX断面図であり、連結部材収縮時(a)と、連結部材伸長時(b)を示すものである。 本発明に係る第1のバンド片の形状変形状態を示す側面図である。 本発明に係る第1のバンド片の形状変形状態を示す平面図である。 本発明の実施形態1における腕時計の手首装着後の断面図である。 本発明の実施形態2における腕時計の断面図である。 本発明の実施形態3における腕時計の断面図である。 本発明の実施形態3における突起部材を示す説明図であり、平面図(a)、b方向側面図(b)、c方向側面図(c)、図15(a)のd−d断面図(d)である。 本発明の実施形態3における突起部材の変形例1を示す説明図であり、その実施例を示す断面図(a)と、他の実施例を示す断面図(b)である。 本発明の実施形態3における突起部材の変形例2を示す説明図であり、平面図(a)、b方向側面図(b)、c方向側面図(c)である。 本発明の実施形態3における突起部材の変形例2を示す説明図であり、突起部材を第2のバンド片に取り付けた状態を示すものである。 本発明の実施形態3における突起部材の変形例3を示す説明図であり、平面図(a)、b方向側面図(b)、断面図(c)である。 本発明の実施形態4における腕時計の断面図である。 本発明の実施形態4に関し、アタッチメントの変形例1を示す腕時計の断面図である。 本発明の実施形態5における腕時計の断面図である。 本発明の実施形態6における腕時計の断面図である。
符号の説明
1、1a、1b 機器本体
2、2a、2b、2c バンド
21 第1のバンド片(一方のバンド片)
21a 第1バンド部材
21b 第2バンド部材
21c 連結部材
21d 尾錠
214 一端部(自由端部)
22、22a、22b 第2のバンド片(他方のバンド片)
222 自由端部
223、223a、223b、23c 突起部
23 固定遊環(環状部材)
23a 切欠部
25 第1バンド部材
25a 自由端部(他端部)
26 第2バンド部材
26a 一端部
27 連結部材
30、30a、30b、40、50 突起部材
32、32a、32b、42、52 突起部
60、60a 脈拍検出用アタッチメント
61、61a 平板部
62、62a 突起部
100、101、200、300、400 腕時計
B 血管
P 脈拍検出部
R 手首

Claims (8)

  1. 機器本体に対向して取り付けられる一対のバンド片を有し、この一対のバンド片のうち一方のバンド片の自由端部に尾錠が取り付けられているとともに、その一方のバンド片に他方のバンド片の自由端部が挿入される環状部材が備えられているバンドにおいて、
    前記一方のバンド片は、前記機器本体に取り付けられる第1バンド部材と、前記尾錠が取り付けられる第2バンド部材と、前記第1バンド部材と前記第2バンド部材より高い伸縮性を有し、前記第1バンド部材と前記第2バンド部材の間に配設され、この第1バンド部材と第2バンド部材を連結する連結部材とを備え、この連結部材は前記環状部材で覆われていることを特徴とするバンド。
  2. 機器本体の裏面側に沿うように取り付けられ、その一端部に尾錠が取り付けられているとともに、前記一端部側にその他端部が挿入される環状部材が備えられているバンドにおいて、
    前記バンドは、その他端部を有する第1バンド部材と、前記尾錠が取り付けられる第2バンド部材と、前記第1バンド部材と前記第2バンド部材より高い伸縮性を有し、前記第1バンド部材と前記第2バンド部材の間に配設され、この第1バンド部材と第2バンド部材を連結する連結部材とを備え、この連結部材は前記環状部材で覆われていることを特徴とするバンド。
  3. 前記環状部材は、その一部が前記バンドの幅方向に切り欠かれた切欠部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のバンド。
  4. 前記環状部材は、前記第1バンド部材と前記第2バンド部材のいずれか一方に固定されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のバンド。
  5. 前記環状部材は、前記第1バンド部材に縫い合わされて接続されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のバンド。
  6. 前記連結部材は、前記第1バンド部材と前記第2バンド部材にそれぞれ縫い合わされて接続されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のバンド。
  7. 前記第1バンド部材と前記第2バンド部材は、それぞれ伸縮性が異なることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のバンド。
  8. 前記第1バンド部材と前記第2バンド部材は、それぞれ異なる色彩を有することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載のバンド。
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