JP2010136875A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】排出速度が速い場合にも確実に遊技球を排出できる排出装置を備える遊技機を提供すること。
【解決手段】球貯留タンク31に貯留された遊技球を排出する球排出装置100を備える遊技機1であって、球排出装置100は、球貯留タンク31から流下する遊技球を螺旋状に整列させるスクリュー部材51と、内部にスクリュー部材51を回動させるための回動空間68を有するスクリュー収納筒部63と、遊技球一個を排出可能な排出口65aを有する底面壁65と、を備え、スクリュー部材51とスクリュー収納筒部63とによって、遊技球が一列の螺旋状に整列して流下可能な流下経路を形成し、スクリュー部材51が回転すると、遊技球が一個ずつ排出口65aから排出される。
【選択図】図4

Description

本発明は、遊技球を貯留する遊技球貯留部に貯留された遊技球を排出する排出装置を備えるパチンコ遊技機等の遊技機に関するものである。
従来から、遊技球を用いるパチンコ遊技機の裏面上部には、遊技球を貯留する遊技球貯留部と遊技球を排出可能な球排出装置とが設けられている。遊技球が入賞口へ入賞すると、球排出装置が作動して遊技球貯留部に貯留された遊技球を賞球としてパチンコ遊技機前面の上皿へ排出するように構成されている。また、球貸し操作が行われた場合にも、球排出装置が作動して遊技球貯留部内の遊技球を上皿に排出する。
これに関連する技術として、特許文献1には、遊技球を貯留する遊技球貯留部の遊技球を一列に整列させてから球排出装置に遊技球を送り込む構造の遊技機が開示されている。
また近年、演出効果を増大させるために変動表示装置を大型化した遊技機が主流になってきている。この変動表示装置の大型化に対応させるとともに、部品点数を低減して配置スペースやコストを削減するために、特許文献2には、遊技球を保持する保持孔が形成された回転体の回転によって遊技球を排出する球排出装置を、遊技球整列樋を介さずに遊技球貯留部に直接付設した遊技機が開示されている。
特開平10−328379号広報 特開平8−141175号広報
しかしながら、引用文献1のような遊技機においては、遊技球貯留部の遊技球を一列に整列させるための球整列桶が必要になり、遊技機に球整列樋を設けるためのスペースが必要になってしまう。また、引用文献2のような遊技機においては、球整列樋は不要であるものの、回転体の保持孔に排出球が保持されるように回転体をゆっくり回転させる必要があり、排出速度を速くできないという問題があった。
そこで、本発明では球整列樋を不要にし、かつ排出速度が速い場合にも確実に遊技球を排出できる球排出装置を備える遊技機を提供することを目的とする。
第1の発明は、遊技球貯留部に貯留された遊技球を排出する球排出装置を備える遊技機であって、前記球排出装置は、前記遊技球貯留部から流下する遊技球を取り込んで、螺旋状に整列させるスクリュー部材と、前記スクリュー部材の外周と所定の間隔をもって形成され、内部に前記スクリュー部材を回動させるための回動空間を有するスクリュー収納筒部と、前記回動空間の端部に設けられ、遊技球を排出可能な排出口を有する底面壁と、を備え、前記スクリュー部材と前記スクリュー収納筒部とによって、遊技球が螺旋状に整列して流下可能な流下経路を形成し、前記スクリュー部材の回転によって、前記流下経路に整列した遊技球が前記排出口から排出されることを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明において、前記スクリュー部材は、螺旋状に整列した遊技球が流下する方向とは反対方向へと回動することを特徴とする。
第3の発明は、第1または第2の発明において、前記流下経路は、遊技球を一列の螺旋状に整列させ、前記排出口は、遊技球を一個ずつ排出可能に形成され、前記スクリュー部材が一回転する毎に一個の遊技球が前記排出口から排出されることを特徴とする。
第4の発明は、第1から第3のいずれか一つの発明において、前記スクリュー部材は、前記流下経路の下流へ向かって拡径する略錐体形状であることを特徴とする。
第5の発明は、第1から第4のいずれか一つの発明において、前記スクリュー収納筒部と一体に設けられ、すり鉢状で前記遊技球貯留部に貯留された遊技球を前記スクリュー部材へ案内可能な遊技球集合部を更に備えることを特徴とする。
第6の発明は、第1から第5のいずれか一つの発明において、前記排出口の内周には、斜面が形成されることを特徴とする。
第7の発明は、第1から第6のいずれか一つの発明において、前記スクリュー収納筒部は、前記底面壁との間に遊技球の径よりも小さな間隔を空けて設けられる分離壁を備え、前記スクリュー部材は、前記分離壁の上方で回動する上部スクリューと、当該上部スクリューと連動して前記分離壁と前記底面壁との間で回動するガイド部材と、前記上部スクリューと前記ガイド部材とを一体として回動させる回動軸と、を備え、前記分離壁には、前記回動軸の軸方向の位置を前記排出口と異ならせて遊技球一個が通過可能な連通口が形成され、前記回動軸の回転によって、前記流下経路に整列した遊技球の先頭の一個が前記分離壁の連通口を介して前記分離壁と前記底面壁との間に落下し、前記ガイド部材によって案内され、前記排出口から排出されることを特徴とする。
第8の発明は、第7の発明において、前記連通口の内周には、斜面が形成されることを特徴とする。
第1の発明によれば、球排出装置内に設けた螺旋状の流下経路に遊技球を整列させることにより、遊技球を整列させるための樋が不要となるので、遊技球貯留部と球排出装置とを有する遊技球排出ユニット全体を小型化することが可能となる。また、あらかじめ遊技球を螺旋状に整列させておいてから排出することで、遊技球を確実に排出できる。
第2の発明によれば、遊技球が流下する方向とスクリュー部材の回転方向が逆なので、スクリュー部材は回転しながら流下経路へと遊技球を取り込み、下流へと進行させることができる。よって、球詰まりを防止でき、スクリュー部材が高速で回転しても遊技球を排出できる。
第3の発明によれば、遊技球を一列に整列させたまま先頭から順に排出することで、スクリュー部材が一回転する毎に一個の遊技球を排出することができる。
第4の発明によれば、遊技球貯留部に貯留された遊技球を、スクリュー部材の先端で撹拌することができる。よって、撹拌された遊技球はスクリュー部材に流下しやすくなり、球詰まりを防止することができる。
第5の発明によれば、遊技球集合部のすり鉢形状に沿って遊技球が流下するため、遊技球をスクリュー部材に向かわせるように案内でき、遊技球が滞留することに起因する球詰まりを防止することができる。
第6の発明によれば、スクリューの回転が高速であっても遊技球が流下しやすい排出口の形状であるため、スクリュー部材を高速回転させることで連続して多数の遊技球を排出可能となる。
第7の発明によれば、分離壁と底面壁との間に流下した一個の遊技球を排出することで、流下経路の後方に整列する遊技球が連続して排出されることはなく、スクリュー部材が一回転する毎に一個の遊技球を排出することができる。
第8の発明によれば、スクリューの回転が高速であっても遊技球が流下しやすい連通口の形状であるため、スクリュー部材を高速回転させることで連続して多数の遊技球を排出可能となる。
以下では、図1を参照しながら本発明の実施の形態に係る遊技機1について説明する。図1は遊技機1の背面図である。
遊技機1は、前面枠3の裏面側に大きな枠状の裏機構盤5を備え、裏機構盤5の中央部分には、略矩形状の開口部6が開設される。遊技機1の裏面側には、遊技機1の前面側に配置された遊技盤(図示省略)の裏側から突出したセンターケース(図示省略)の後部、遊技制御装置10、及び外部端子盤11などが裏機構盤5に干渉しないように配置されている。なお、遊技盤は、センターケースに表示装置や演出役物を備え、このセンターケースの後部、すなわち開口部6から後方へ臨む部分をカバー体13で後方から覆っている。
そして、裏機構盤5のうち開口部6の上方に遊技球排出ユニット15を配置し、開口部6の側方には、遊技球排出ユニット15から排出された遊技球を流下させる球流下路、具体的には、遊技球排出ユニット15内の遊技球を賞球あるいは貸球として流下させる球流下路である排出流下路18と、遊技球排出ユニット15内の遊技球を遊技機島設備内の下部の球回収樋(図示省略)へ案内する球流下路である球抜流下路19を備えている。また、開口部6の下方には、球流下路から流下した遊技球を誘導する球誘導部21を形成し、球誘導部21の後方には取付ベース23が配置される。取付ベース23は、一側(図1中右側)に設けられた回動軸23aを介して裏機構盤5に回動自在な状態で軸着される。取付ベース23は、他側(図1中左側)に設けられた止着部23bを介して裏機構盤5に着脱可能な状態で止着される。取付ベース23の後部(裏機構盤5に対向する部分とは反対側の部分)には、排出制御装置25、電源装置26、中継基板27が配置される。
次に、図2及び図3を参照しながら遊技球排出ユニット15について説明する。図2は、遊技球排出ユニット15の背面図であり、図3は、遊技球排出ユニット15の分解斜視図である。
遊技球排出ユニット15は、補給装置から補給された遊技球を貯留するとともに、この貯留した遊技球を排出可能なユニットである。この遊技球排出ユニット15は、図2および図3に示すように、横長な板状の取付ベース30と、遊技球を貯留可能な遊技球貯留部としての球貯留タンク31と、球貯留タンク31に貯留された遊技球を排出流下路18あるいは球抜流下路19へ排出可能な球排出装置100とを備えて構成されている。
球貯留タンク31は、遊技機1の外部、具体的には遊技機島設備の補給装置から供給(補給)される遊技球を貯留するためのものである。球貯留タンク31は、裏機構盤5に固定されている取付ベース30の長手方向(裏機構盤5の左右方向)両側に形成されるボス孔状からなる止着部(図示省略)に、止着部材(図示は省略するが、例えば、ビスやワンタッチで着脱可能なグロメット等)を用いて固定される。この球貯留タンク31は、上面が開口した横長な有底箱体状に形成され、上面開口を球受入口として補給装置の下方に配置されている。また、球貯留タンク31の底面は長手方向に傾斜しており、最も低い部位(図3中右寄り)には、遊技球を球排出装置100へ流下させる連通口40が設けられている。
以下では、図4から図6を参照しながら、球排出装置100について説明する。図4は、球排出装置100の斜視断面図であり、図5は、排出装置本体61の斜視断面図であり、図6は、スクリュー部材51の斜視断面図である。
球排出装置100は、遊技球を一列の螺旋状に整列させるスクリュー部材51と、スクリュー部材51の外周と所定の間隔をもって形成され、内部にスクリュー部材51を回動させるための回動空間68を有する排出装置本体61とを備える。
排出装置本体61は、球貯留タンク31の下部に連結して設けられる略円筒形の装置で、スクリュー部材51の外周に、スクリュー部材51を取り囲むように形成される。
排出装置本体61は、球貯留タンク31から流下する遊技球を集合させてスクリュー部材51へと案内する遊技球集合部62、スクリュー部材51の外周形状に倣って形成されるスクリュー収納筒部63、遊技球を排出する排出口65aを有する底面壁65、及び底面壁と遊技球の径よりも小さな間隔を空けて設けられた分離壁64を備える。
遊技球集合部62は、下方が萎んだすり鉢状の円筒形状であり、上方開口部の径よりも下方開口部の径の方が小さく形成される。遊技球集合部62は、球貯留タンク31の下方に、球貯留タンク31の連通口40に連結するように設けられる。このとき、連通口40の内周と遊技球集合部62の外周とを互いに固定してもよい。
遊技球集合部62は、球貯留タンク31から流下する遊技球を集合させ、下方に設けられるスクリュー部材51へと案内する。遊技球集合部62はすり鉢状であるため、遊技球が滞留して球詰まりを起こすことはなく、遊技球を確実にすり鉢の中央へと集合させて案内することができる。
スクリュー収納筒部63は、遊技球集合部62の下方開口部と同一径の円筒形状である。スクリュー収納筒部63は、遊技球集合部62と一体に形成される。スクリュー収納筒部63には、排出口65aが形成される底面壁65及び連通口64aが形成される分離壁64が取り付けられる。
底面壁65は、略円形の薄板で、スクリュー収納筒部63の下方開口部を閉じるように設けられる。底面壁65は、スクリュー収納筒部63に固定される。底面壁65には、スクリュー部材51の回転軸52が挿通する貫通孔65cが中心に形成され、遊技球を排出するための排出口65aが外周に開口して形成される。遊技球は、底面壁65の排出口65aのみから排出される。
排出口65aは、遊技球が一個通過できるだけの切り欠きである。排出口65aの内周には、遊技球を案内しやすいように遊技球の通路に沿ってスクリュー部材51の回転方向に斜めに、即ち遊技球の流れに沿って斜めにエッジ65bが形成される。
分離壁64は、略円形の薄板で、底面壁65の上方に遊技球一個分よりも小さな間隔を空けて平行に設けられる。分離壁64は、スクリュー収納筒部63に固定される。分離壁64には、スクリュー部材51の回転軸52が挿通する貫通孔64cが中心に形成され、遊技球を排出するための連通口64aが外周に開口して形成される。
連通口64aは、遊技球が一個通過できるだけの切り欠きである。連通口64aの内周には、遊技球を案内しやすいように遊技球の通路に沿ってスクリュー部材51の回転方向に斜めに、即ち遊技球の流れに沿って斜めにエッジ65bが形成される。分離壁64の連通口64aは、底面壁65の排出口65aとは上下位置をずらして配置される。これは、分離壁64と底面壁65との間に遊技球を一個だけ収容させて留まらせることで、連続して二個以上遊技球が排出されることを防止し、一個ずつ確実に遊技球を排出するためである。
連通口64a,排出口65aにはそれぞれエッジ64b、65bが一辺のみに形成されている。しかし、遊技球を更に排出しやすくするために、エッジ64b、65bと向かい合う辺にもエッジを形成してもよい。
スクリュー部材51は、排出装置本体61の回動空間68に設けられる螺旋状の部材である。スクリュー部材51は、遊技球を案内する上部スクリュー55、遊技球を案内して排出口65aから排出させるガイド部材53、及び回転の中心軸である回転軸52を備える。スクリュー部材51は、スクリュー収納筒部63と共に遊技球の流下経路58を形成し、球貯留タンク31から流下経路58に遊技球を取り込んで一列の螺旋状に整列させる。
遊技球は、螺旋状の上部スクリュー55に沿って、上から見て反時計回りに流下する。スクリュー部材51は、遊技球が流下経路58を流下する方向とは反対方向へ、即ち上方から見て時計回りに回転する。つまり、スクリュー部材51は、遊技球を流下経路58へと取り込み、下流へと進行させる方向へと回転する。しかし、スクリュー部材51の回転方向が逆であっても、即ち遊技球が流下経路58を流下する方向と同方向への回転であっても、回転速度を制御することで遊技球を一個ずつ排出することは可能である。
スクリュー部材51は、鋼製である遊技球と常に接触しており、回転動作中にはスクリュー先端55bで球貯留タンク31に溜まっている多数の遊技球をかき分ける。そのため、材質としては、強度,耐衝撃性,耐摩耗性に優れている超硬、DLC等の表面処理を施した金属、窒化珪素セラミックス、ポリアセタール(POM)やポリエーテルエーテルケトン(PEEK)のような樹脂などを使用するとよい。
回転軸52は、スクリュー部材51の中心軸として設けられる。スクリュー部材51は、回転軸52を中心として回動空間68で回転する。回転軸52はモータ33によって駆動される。駆動用のモータ33はステッピングモータである。しかし、モータの回転数及び原点位置を把握できればよいので、AC/DCサーボモータを用いたり、モータと併せて遮光板やロータリエンコーダ等を設ける構成にしてもよい。
上部スクリュー55は、回転軸52に沿った螺旋状に形成される。上部スクリュー55には、遊技球を案内する一条の螺旋形状の螺旋部55aが形成される。螺旋部55aは、スクリュー先端55bに向かって縮径する、即ち流下経路58の上流から下流に向かって拡径する略錐体形状である。上部スクリュー55は、分離壁64の上方で回転軸52の回転によって回転する。上部スクリュー55の最下端で螺旋部55aの出口部付近には、遊技球が一個通過可能な遊技球出口57が下方に貫通して形成され、遊技球出口57から遊技球を排出させる略垂直のガイド壁56が設けられる。上部スクリュー55の螺旋部55aは、二条や三条等の螺旋形状で形成してもよい。複数条にした場合には、より多くの遊技球を排出できるが、球排出装置100の大きさは大きくなる。
ガイド部材53は、図6に示すように上部スクリュー55の下方に分離壁64の厚さ分の間隔を空けて設けられ、回転軸52に固定される。つまり、ガイド部材53は分離壁64と底面壁65との間に配置される。ガイド部材53は、底面壁65と分離壁64との間で上部スクリュー55と連動して同期回転する。ガイド部材53には、遊技球一個が収容可能な凹部54が上下に貫通して形成され、凹部54に遊技球を留めるために略垂直のガイド壁54aが設けられる。凹部54の大きさは、連通口64a及び排出口65aの大きさと略同一である。凹部54の周方向の位置は、上部スクリュー55の遊技球出口57と略同一である。
以下では、図7から図11を参照しながら、球排出装置100を備える遊技機1の動作について説明する。図7は、遊技球排出直後における球排出装置100の斜視断面図であり、図8は、図7の次の状態における球排出装置100の斜視断面図であり、図9は、図8の次の状態における球排出装置100の斜視断面図であり、図10は、図9の次の状態における球排出装置100の斜視断面図であり、図11は、図10の次の状態における球排出装置100の斜視断面図である。ここで、スクリュー部材51は、上方から見て時計回りに回転する。
図7に示すように、ガイド部材53の回転によって凹部54から遊技球を排出した直後には、遊技球は流下経路58に一列に整列している。遊技球を排出した直後であるため、底面壁65と分離壁64との間は、遊技球がない空の状態である。スクリュー部材51が回転すると、列の先頭の遊技球は、上部スクリュー55のガイド壁56と当接しながら分離壁64上を転動する。この状態からスクリュー部材51が更に回転すると、列の先頭の遊技球が落下する直前である図8に示す状態を経て、図9に示す状態へと移行する。
図9に示すように、上部スクリュー55の遊技球出口57と分離壁64の連通口64aとが上下に重なると、列の先端の遊技球は分離壁64と底面壁65との間へと落下する。図9に示す状態の後、遊技球が落下し終わった状態が図10に示す状態である。落下した遊技球は、底面壁65の上部に当接した状態で止まる。これは、連通口64aと排出口65aとの上下位置をずらして形成されるためである。落下した遊技球は、凹部54内に保持された状態で、ガイド壁54aに押されながら底面壁65上を転動する。遊技球の落下に伴い、落下した遊技球の後方の流下経路58に並んでいる遊技球は、それぞれ遊技球一個分だけ流下経路58を進むこととなる。
ここで、図3に示すように、球排出装置100は、上部にある球貯留タンク31に固定されている。球排出装置100の動作を明確に示すために図7から図11には図示されていないが、上部の球貯留タンク31からは常に多数の遊技球が球排出装置100へと流下し、順に流下経路58に一列に整列する。このとき、スクリュー部材51の回転動作によって、スクリュー先端55bが上部に溜まっている遊技球を撹拌する。そのため、遊技球はスクリュー部材51の流下経路58へと流下しやすくなり、球排出装置100の上部における球詰まりを防止できる。また、球排出装置100の内部で遊技球を整列させてから排出するので、あらかじめ遊技球を整列させておくための樋が不要である。したがって、遊技球排出ユニット15全体を小型化することができる。
図10に示す状態は、分離壁64と底面壁65との間に遊技球が落下して留まっている状態である。この状態が定位置に該当し、球排出装置100を停止する場合は常にこの位置で停止させる。これは、遊技球が排出される直前で停止することによって、排出動作を再開した場合すぐに一個目の遊技球を排出できるようにするためである。
ここで、分離壁64と底面壁65との間隔は、遊技球の径よりも小さく設けられる。遊技球の径よりも小さな間隔とすることで、球排出装置100の大きさを小さくすることができる。また、先頭から二個目の遊技球は、底面壁65上に落下した先頭の遊技球の上部に当接して止まるため、二個目の遊技球が分離壁64よりも下まで流下することを防止できる。よって、分離壁64から一部が流下した二個目の遊技球を分離壁64上へ戻すことに伴ってスクリュー部材51の回転が阻害されることは無く、スクリュー部材51はスムーズに回転することができる。望ましくは、底面壁65の上面から分離壁64の上面までの距離を遊技球の径と同一にするとよい。これは、先頭から二個目の遊技球を分離壁64の上面に当接する高さで常に保持できるためである。しかし、分離壁64と底面壁65との間隔は、遊技球一個分程度又は遊技球一個分よりも大きくても遊技球を排出することは可能である。図10に示す状態からスクリュー部材51が更に回転すると、図11の状態へと移行する。
図11に示すように、ガイド部材53の凹部54と底面壁65の排出口65aとが上下に重なると、底面壁65上を転動していた遊技球は排出口65aから下方へと排出される。連通口64aと排出口65aとには、それぞれエッジ64b,65bが形成されているため遊技球が流下しやすい。したがって、エッジ64b、65bを形成することで遊技球の流れが滑らかになり、スクリュー部材51の回転が高速であっても、連続して多数の遊技球を排出することが可能である。
螺旋部55aに一列に並んだ遊技球のうち先頭の一個は、分離壁64によって下方へ落下することはなく、分離壁64の上を転動する。この一連の動作が完了すると、再び図7の状態へと移行して排出動作を繰り返すこととなる。一列に整列させた遊技球を先頭から順に一個ずつ排出することで、スクリュー部材51が高速で回転しても確実に一個ずつ遊技球を排出できる。
球排出装置100では、スクリュー部材51が一回転する毎に一個の遊技球が排出される。しかし、分離壁64及び底面壁65に形成される連通口64a及び排出口65aを一つずつではなく、周の反対側にもう一つずつ形成して二つずつ形成したり、120度間隔で三つずつ形成したりするなど連通口64a及び排出口65aを複数形成することも可能である。その場合、スクリュー部材51が一回転する毎に連通口64a,排出口65aの数に対応する数の遊技球を排出することができ、更に高速で遊技球を排出することが可能である。例えば、同じ速度でスクリュー部材51を回転させた場合、連通口64a及び排出口65aの数をそれぞれ二倍にすると、排出される遊技球の数は二倍になる。
以上の実施の形態によれば、以下のような効果を奏する。
球排出装置100内に設けた螺旋状の流下経路58に遊技球を整列させることにより、遊技球を整列させるための樋が不要となるので、球貯留タンク31や球排出装置100を含む遊技球排出ユニット15全体を小型化することが可能となる。また、流下経路58に螺旋状に整列させた遊技球を先頭から一個ずつ排出されるため、スクリュー部材51が高速で回転しても、連続して多数の遊技球を確実に排出できる。
球貯留タンク31に貯留された遊技球を、スクリュー部材51の回転動作によってスクリュー部材51のスクリュー先端55bで撹拌することができる。撹拌された遊技球はスクリュー部材51の螺旋部55aに流下しやすくなり、球詰まりを防止することができる。また、遊技球集合部62のすり鉢形状に沿って遊技球が流下するため、遊技球を確実にスクリュー部材51に向かわせるように案内でき、遊技球が滞留することに起因する球詰まりを防止することができる。
本発明は上記の実施の形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
本発明の遊技機は、前記実施の形態に示されるようなパチンコ遊技機に限られるものではなく、例えば、その他のパチンコ遊技機、アレンジボール遊技機、雀球遊技機などの遊技球を使用する全ての遊技機に適用可能である。
本発明の実施の形態に係る遊技機の背面図である。 遊技球排出ユニットの背面図である。 遊技球排出ユニットの分解斜視図である。 球排出装置の斜視断面図である。 排出装置本体の斜視断面図である。 スクリュー部材の斜視断面図である。 遊技球排出直後における球排出装置の斜視断面図である。 図7の次の状態における球排出装置の斜視断面図である。 図8の次の状態における球排出装置の斜視断面図である。 図9の次の状態における球排出装置の斜視断面図である。 図10の次の状態における球排出装置の斜視断面図である。
符号の説明
100 球排出装置
1 遊技機
3 前面枠
5 裏機構盤
6 開口部
15 遊技球排出ユニット
18 排出流下路
21 球誘導部
23 取付ベース
25 排出制御装置
30 取付ベース
31 球貯留タンク
33 モータ
40 連通口
51 スクリュー部材
52 回転軸
53 ガイド部材
54 凹部
54a ガイド壁
55 上部スクリュー
55a 螺旋部
56 ガイド壁
61 排出装置本体
64 分離壁
64a 排出口
64b エッジ
65 底面壁
65a 排出口
65b エッジ
68 回動空間

Claims (8)

  1. 遊技球貯留部に貯留された遊技球を排出する球排出装置を備える遊技機であって、
    前記球排出装置は、
    前記遊技球貯留部から流下する遊技球を取り込んで、螺旋状に整列させるスクリュー部材と、
    前記スクリュー部材の外周と所定の間隔をもって形成され、内部に前記スクリュー部材を回動させるための回動空間を有するスクリュー収納筒部と、
    前記回動空間の端部に設けられ、遊技球を排出可能な排出口を有する底面壁と、
    を備え、
    前記スクリュー部材と前記スクリュー収納筒部とによって、遊技球が螺旋状に整列して流下可能な流下経路を形成し、
    前記スクリュー部材の回転によって、前記流下経路に整列した遊技球が前記排出口から排出されることを特徴とする遊技機。
  2. 前記スクリュー部材は、螺旋状に整列した遊技球が流下する方向とは反対方向へと回動することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記流下経路は、遊技球を一列の螺旋状に整列させ、
    前記排出口は、遊技球を一個ずつ排出可能に形成され、
    前記スクリュー部材が一回転する毎に一個の遊技球が前記排出口から排出されることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 前記スクリュー部材は、前記流下経路の下流へ向かって拡径する略錐体形状であることを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の遊技機。
  5. 前記スクリュー収納筒部と一体に設けられ、すり鉢状で前記遊技球貯留部に貯留された遊技球を前記スクリュー部材へ案内可能な遊技球集合部を更に備えることを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載の遊技機。
  6. 前記排出口の内周には、斜面が形成されることを特徴とする請求項1から5のいずれか一つに記載の遊技機。
  7. 前記スクリュー収納筒部は、前記底面壁との間に遊技球の径よりも小さな間隔を空けて設けられる分離壁を備え、
    前記スクリュー部材は、
    前記分離壁の上方で回動する上部スクリューと、
    当該上部スクリューと連動して前記分離壁と前記底面壁との間で回動するガイド部材と、
    前記上部スクリューと前記ガイド部材とを一体として回動させる回動軸と、
    を備え、
    前記分離壁には、前記回動軸の軸方向の位置を前記排出口と異ならせて遊技球一個が通過可能な連通口が形成され、
    前記回動軸の回転によって、前記流下経路に整列した遊技球の先頭の一個が前記分離壁の連通口を介して前記分離壁と前記底面壁との間に落下し、前記ガイド部材によって案内され、前記排出口から排出されることを特徴とする請求項1から6のいずれか一つに記載の遊技機。
  8. 前記連通口の内周には、斜面が形成されることを特徴とする請求項7に記載の遊技機。
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