JP2010136727A - 田植機 - Google Patents

田植機 Download PDF

Info

Publication number
JP2010136727A
JP2010136727A JP2010030201A JP2010030201A JP2010136727A JP 2010136727 A JP2010136727 A JP 2010136727A JP 2010030201 A JP2010030201 A JP 2010030201A JP 2010030201 A JP2010030201 A JP 2010030201A JP 2010136727 A JP2010136727 A JP 2010136727A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
turning
planting
distance
turn
control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010030201A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5110100B2 (ja
Inventor
Hiroshi Nagai
博 長井
Takahide Shiozaki
塩崎  孝秀
Hikari Osano
光 小佐野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Iseki and Co Ltd, Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd filed Critical Iseki and Co Ltd
Priority to JP2010030201A priority Critical patent/JP5110100B2/ja
Publication of JP2010136727A publication Critical patent/JP2010136727A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5110100B2 publication Critical patent/JP5110100B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Guiding Agricultural Machines (AREA)
  • Transplanting Machines (AREA)
  • Lifting Devices For Agricultural Implements (AREA)

Abstract

【課題】 本発明の課題は、オペレータの操作負担を低減するべく、幅広い条件に適用可能な田植機を提供する点にある。
【解決手段】 植付部を備えて走行下で植付作業をするための機体の旋回動作を制御するとともに、その旋回動作と連動して上記植付部の動作を制御する制御部を備える田植機において、上記制御部は、距離カウントが第1の旋回距離になるまで待機し、第1の旋回距離になったら旋回操作中であることを条件に植付部を下降させ、続いて、植始め自動切替スイッチが入であることを条件に、距離カウントが第2の旋回距離になるまで待機し、第2の旋回距離になったら自動で植付部を稼動させる状態と、手動で植付部を稼動させる状態とに切替可能であるターン制御手段を備える。
【選択図】 図6

Description

本発明は、機体に備えた植付部により機体走行とともに植付作業をする田植機に搭載され、機体の走行動作と植付部の動作を制御する田植機に関するものである。
機体に備えた植付部により機体走行とともに植付作業をする田植機において、特許文献1に示すように、機体の旋回動作と連動して植付部の動作を制御するようにした田植機が知られている。この田植機は、少なくとも、畦際部の周回植付け作業に到るまでの中央部の往復植付け作業において、往復走行する植付行程と、その端部で機体をUターンする旋回行程とを制御する。植付行程においては、植付部の下降と伝動クラッチオンにより、機体の前進走行にしたがって複数条の苗を植付けする。旋回行程においては、植付部のクラッチオフによって植付け動作を停止するとともに、植付部を上昇した上でUターンにより隣接位置に移る。この隣接位置において、植付部の下降とクラッチオンの制御により先の植付け終了位置から植付けを再開する。このように、旋回動作と付帯して植付部の制御を自動で行う旋回付帯制御を導入することにより、オペレータの負担を軽減することができる(特許文献1参照)
しかし、上記旋回付帯制御においては、機体の旋回動作を基準に植付範囲が決められることから、旋回動作領域よりも植付停止範囲を広く、または、逆に狭くする場合等には適用できないので、植付け条数等の作業機仕様と多様な圃場条件との相互関係により、煩わしい手動操作による大きな操作負担を強いられる場合があった。
特開2002−335720号公報
解決しようとする問題点は、オペレータの操作負担を低減するべく、幅広い条件に適用可能な田植機を提供する点にある。
上記課題を解決するために、次のような技術的手段を講じた。
すなわち、請求項1の発明は、植付部を備えて走行下で植付作業をするための機体の旋回動作を制御するとともに、その旋回動作と連動して上記植付部の動作を制御する制御部を備える田植機において、上記制御部は、距離カウントが第1の旋回距離になるまで待機し、第1の旋回距離になったら旋回操作中であることを条件に植付部を下降させ、続いて、植始め自動切替スイッチが入であることを条件に、距離カウントが第2の旋回距離になるまで待機し、第2の旋回距離になったら自動で植付部稼動させる状態と、手動で植付部を稼動させる状態とに切替可能であるターン制御手段備えることを特徴とする田植機とした
請求項2の発明は、前記ターン制御手段は、機体旋回と連動して、植付けクラッチを切り植付部を上昇する制御と、機体旋回と連動して、植付けクラッチを切るが、植付部は上昇しない制御とを切替可能とすることを特徴とする請求項1に記載の田植機とした
請求項3の発明は、前記ターン制御手段は、植付部の稼動指令に先立ち、距離カウントが第3の旋回距離になるまで待機し、第3の旋回距離になったら旋回の操作が異常操作状態でないことを条件に施肥部を稼動することを特徴とする請求項1または2に記載の田植機とした
請求項4の発明は、制御部は、機体を旋回制御する際の複数の旋回パターンを内設し、その中から1つの旋回パターンを選択操作するための切替手段を備え、ターン制御手段は、植付部の上昇モードスイッチをチェックし、上昇モードでない場合に、距離カウントが第1の旋回距離になるまで待機し、第1の旋回距離になったら旋回操作中であることを条件に植付部を下降させ、続いて、植始め自動切替スイッチが入であることを条件に、距離カウントが第2の旋回距離になるまで待機し、第2の旋回距離になったら植付部の稼動を指令する制御する構成とし、各センサ値読込の後に、変速位置が植付速になるまで待機し、変速位置が植付速になったら上記切替手段をチェックし、切替手段の選択に応じたパターンの旋回処理を行う旋回パターン制御手段とを備えることを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項に記載の田植機とした
請求項5の発明は、前記切替手段で選択する旋回パターンが、機体前進動作の終了による停車検出に基づいて植付部を上昇させ、その後に後進し、その後の機体の前進で距離カウントを開始してターン制御を行うバックターンと、旋回のためのハンドル操作で距離カウントを開始してターン制御を行う自動ターンと、植付部の稼動停止操作で距離カウントを開始し、その後の旋回のためのハンドル操作でターン制御を行う枕地調節ターンであることを特徴とする請求項4に記載の田植機とした
請求項6の発明は、前記制御部が、植付部が稼動状態でないときに、ハンドル操作があれば前記自動ターンに設定し、ハンドル操作なしで機体前進状態であれば前記枕地調節ターンに設定し、ハンドル操作なしで機体前進状態でなく、タイマにより設定された範囲で機体前進状態であれば前記バックターンに設定する制御を行うことを特徴とする請求項5に記載の田植機とした
請求項1発明は、自動処理と手動処理を作業現場の状況に合わせて使い分けることにより、旋回時の作業性を向上することができる
請求項2の発明は、請求項1の発明の効果に加えて、植付部に備えたフロート部によって圃場の表面を均平することができるので、車輪跡を消して圃場をきれいにすることができる。その一方で、高畦では当たらないように植付部を上昇して旋回することができる
請求項3の発明は、請求項1または2の発明の効果に加えて、植付けに先立つ施肥部の稼動により、長い吐出路による吐出遅れを調整して施肥のタイミングを合わせることができる
請求項4の発明は、請求項1から請求項3のうちのいずれか1項に記載の発明の効果に加えて、制御部に複数の旋回パターンを備えることから、各種の条件の旋回が可能となり、また、旋回パターンを選択操作するための切替手段を備えることから、切替手段の操作によって選択された旋回パターンで旋回制御される。したがって、機体を旋回する際は、選択手段の簡易な切替操作によって好ましい旋回パターンを選ぶことにより、現場状況や作業内容に対応して機体の旋回動作と連動して植付部を制御することができる
請求項5の発明は、請求項4の発明の効果に加えて、バックターンと自動ターンと枕地調節ターンを選択できる。
請求項6の発明は、請求項5の発明の効果に加えて、ティーチングモードでオペレータが最初の行程を行うことにより、ターン選択スイッチを操作しなくても旋回パターンが自動的に選択されるので、操作が簡単になり操作性を向上することができる。
本発明の田植機の側面図である。 ターン選択スイッチである。 「自動ターン」(a)、「バックターン」(b)、「枕地調節ターン」(c)の各旋回構成図である。 制御部の入出力系統図である。 制御処理のフローチャートである。 ターン制御の詳細フローチャートである。 ティーチングにより旋回パターンを選択するフローチャートである。 ターン後の植付クラッチの別の制御処理のフローチャートである。
本発明の実施の形態について、以下に図面に基づいて詳細に説明する。
図1は田植機の側面図である。田植機1は、転向車輪2、2と後輪3、3とによって4輪駆動可能に機体を支持し、操舵ハンドル4、オペレータシート5、エンジン6、植付部7のほか、各種機器を制御する後述の制御部を備える。
植付部7は、機体後部に昇降部11を介して昇降可能に取付けられ、図示せぬ植付クラッチを介して機体の走行に合わせて多条植え動作するほか、植付け動作と連動して苗を順次送り出す送出部13、薬肥を吐出する施肥部14、均平用のフロート部15…等を備える。
制御部は、図2のターン切替スイッチ(切替手段)21の切替操作により、「バックターン」「自動ターン」「枕地調節ターン」の中から選択に応じたパターンの旋回処理を行うべく構成する。「自動ターン」は、図3(a)に示すように、旋回のためのハンドル操作に対応して植付を停止し、機体旋回に付帯して所定の手順で植付けを再開する旋回パターンであり、「バックターン」は、図3(b)に示すように、畦に近接した位置まで進んで停車するとともに植付けを停止し、その後の機体後進に続く機体旋回に付帯して植付けを再開するものであり、「枕地調節ターン」は、図3(c)に示すように、機体旋回の手前位置から植付けを停止してさらに前進し、続く機体旋回に付帯して植付けを再開するものである。
信号処理をする制御部22の入出力構成は、図4の系統図に示すように、旋回パターンを選択するための切替スイッチ21の入力信号のほか、各種のスイッチ、センサの信号を受け、また、走行と作業動作用の各種機器のアクチュエータ類を制御する。具体的には、入力側に、植付け動作指令用のフィンガーレバースイッチ23a、植付け自動動作選択用の植始め自動切替スイッチ23、植付部7の自動上昇選択用の植付部上昇モードスイッチ24、変速操作検知用のHSTレバー位置センサ25、操舵操作検知用のハンドル切れ角センサ26、時間調節用のタイムラグ調節ダイヤル27、ブレーキ操作検知用のブレーキペダルセンサ28等、また、出力側に、油圧シリンダ11aを介して植付部7を昇降する電磁油圧バルブ11b、植付部動作用の植付クラッチ作動ソレノイド31、施肥機動作用の施肥クラッチ作動ソレノイド32、HSTレバー傾動用のHSTモータ33等を接続する。
上記制御部22による制御処理は、図5のフローチャートに示すように、各センサ値読込(S1)の後に、変速位置が植付速(S2)になるまで待機してターン選択用の切替スイッチ21をチェック(S3)し、「バックターン」「自動ターン」「枕地調節ターン」の中から選択に応じたパターンの旋回処理を行う。それぞれの旋回処理は、植付停止位置の相違に伴う個別の処理を行う。
各旋回パターンについて詳細に説明すると、「バックターン」は、HSTレバー位置センサ25の信号によりHSTレバーが中立(S11)で、主クラッチが「切」(S12)でないことを条件に、すなわち、主クラッチが「入」になるまで待機して植付部「上昇」と植付クラッチ「切」とを指令(S13)する。
この場合、HSTレバーの中立検出によって旋回制御の感知精度を向上することができる。また、図示せぬ接触センサ等による畦検知センサを機体前端部に設け、畦の側面に最接近した時の検知信号によりレバー傾動装置33を介してHSTレバーを中立に戻し、自動停車するように構成することにより、畦との衝突を防止して位置決め精度を向上し、以降の制御精度を確保することができる。
主クラッチ「切」の場合は、所定時間以上の停車継続を検出した場合を含め、旋回処理を中止することにより、植付け途中の異常停車等に対応することができる。この時は、オペレータが後進操作を行うことにより、「バックターン」の処理に復帰するように構成する。また、植付部「上昇」は、機体の後進動作の前に行われることから、機体後進とともに作業部を上昇する通常のバックリフト動作による機体後進の際に植付部7が上昇しきれずに表土に喰い込むという事態が回避されるので、フロート部15の破損を防止することができる。
次いで、衝撃緩和のため所定時間の経過を挟んで所定距離後進(S14)する。この後進の際は、その時間的余裕により、走行方向切替によってオペレータが受けるショックを抑えるとともに、植付部7の上昇動作が遅い場合の表土への喰い込みを防止することができる。また、後進動作による車輪跡によって植え付け済みの圃場面が乱れ、その植苗を倒すことなく車輪跡を消すのは煩わしい手間を要するので、上記後進動作は、植え終わり位置までの範囲に規制する。
所定時間の経過後に前進操作(S15)を待ってドライブシャフト回転による距離カウントを開始(S16)する。この前進操作に代えてHSTレバーの傾動指令によって機体を前進させるように構成することにより、操作性の向上を図ることができる。また、機体の前進開始までのタイムラグを設けることにより、オペレータが受けるショックを抑えることができ、さらに、タイムラグ調節ダイヤル27を設けることにより後進時と前進時について好みの時間に設定できるので、操作性を向上することができる。
この前進開始に続く旋回のためのハンドル操作(S17)に応じて後述の左または右の所定のターン制御(S18,S18)により、機体の旋回動作に付帯して所定位置から植付けを再開する。所定のターン制御(S18)は、左右共通のサブルーチン処理によるものであり、他の旋回パターンにも組み込み可能に構成する。
このように制御処理する「バックターン」の処理は、植付け条数の少ない田植機を使用する場合において、圃場中央部の往復植付け作業において畦に近接した位置まで植付けすることにより、作業部の植付け幅に適合させるべく畦際部の周回植付け作業幅を小さくすることができる。なお、ブレーキペダルセンサ28の信号によって旋回処理の制御を中止するべく構成した場合には、異状に際して安全性を確保することができる。
「自動ターン」は、旋回のためのハンドル操作(S21)に応じて上記同様に距離カウントを開始(S22,S22)するとともに、対応するターン制御(S18,S18)により所定位置から植付けを再開する。また、「枕地調節ターン」は、植付「切」操作(S31)を条件として上記同様に距離カウントを開始(S32)し、前進を続行した後に旋回のためのハンドル操作(S33)に応じてターン制御(S18,S18)をすることにより所定位置から植付けを再開する。
サブルーチン処理による左または右のターン制御処理の詳細は、図6のフローチャートに示すように、植付部7の上昇モードスイッチ24をチェック(S41)し、上昇モードでない場合にドライブシャフト回転数チェック(S42)によって所定の旋回距離n1になるまで待ち、旋回操作の判定のためにハンドル角度が規定値a(例えば90°)以上であることを条件に植付部「下げ」を指令(S44)する。逆に上昇モードの場合は、植付部「上げ」を指令(S41a)する。ハンドル角度が規定値a以上でない場合は、警報出力(S43a)の上で処理を終了する。
次いで、ドライブシャフト回転数チェック(S45)によって所定の旋回距離n2’になるまで待機し、異常操作の判定のためにハンドル角度が規定値b(例えば180°)以上でないことを条件に施肥クラッチ「入」を指令(S47)する。ハンドル角度が規定値b以上であれば、上記同様に、警報出力(S43a)の上で処理を終了する。
続いて、植始め自動切替スイッチ23が「入」であることを条件に、ドライブシャフト回転数チェック(S49)によって所定の旋回距離n2になるまで待機し、植付「入」を指令(S50)するとともにドライブシャフト回転カウントクリア(S51)により処理を終了する。また、植始め自動切替スイッチ23が「入」でない場合は処理を終了する。この場合は、後述のように手動操作可能に構成することにより自由度を確保することができる。
このように、左または右のターン制御処理により、機体の旋回動作に付帯して植付部7が稼動されることによって所定位置から植付けが再開され、また、植付けに先立つ施肥部の稼動により、長い吐出路による吐出遅れを調整して施肥のタイミングを合わせることができる。
また、サブルーチン処理の組み合わせに応じて各種の旋回パターンを簡易に構成することができるので、切替スイッチと簡易な制御処理構成により、条件に応じた旋回処理の適用が可能となる。
つぎに、ティーチングにより旋回パターンを選択する方法について説明する。図7は、ティーチングにより旋回パターンを選択するフローチャートである。最初の行程は、オペレータが植付部7の「入」「切」を行い、枕地に来た時の旋回状態を記憶させ、この1回目のティーチングにより適合するターン形態を自動選択する。
詳細には、ティーチングモード(S61)まで待機後、植付クラッチ「入」のチェック(S62)によって該当しなくなるまで待機し、ハンドル操作(S63)があれば自動ターンモードに設定(S63a)する。ハンドル操作なしにHSTモータの「機体前進」(S64)に該当すれば、枕地調節ターンモードに設定(S64a)する。いずれも非該当であれば、タイマ設定(S65)して待機し、その範囲でHSTモータが「機体前進」(S66)であれば、バックターンモードに設定(S66a)する。
このように制御部を構成することにより、ティーチングモードでオペレータが最初の行程を行うことにより、ターン選択スイッチ21を操作しなくても旋回パターンが自動的に選択されるので、操作が簡単になり操作性を向上することができる。
つぎに、ターン後の植付クラッチの別の取扱いについて説明する。図8は、ターン後の植付クラッチの別の制御処理のフローチャートである。180°旋回の後において、回転センサ読込(S71)の後、植付クラッチの自動処理の選択スイッチ「オン」をチェック(S72)し、該当すれば、回転カウント値が規定値以上(S73)となるまで待機した上で植付クラッチ「入」を指令(S75)する。また、選択スイッチ「オン」に非該当であれば、フィンガップレバーの下げ操作(S72a)がされるまで待機した上で植付クラッチ「入」を指令(S75)する。
このように制御部を構成することにより、植付動作の自動処理と手動処理を植始め自動切替スイッチ23で選択できる。手動処理の場合は、フィンガーレバースイッチ23aの操作に応じて植始めをオペレータが調節することができるので、自動処理と手動処理を作業現場の状況に合わせて使い分けることにより、旋回時の作業性を向上することができる。
また、機体旋回と連動して植付けクラッチ「切」とする一方で、昇降モード選択スイッチによって植付部7の昇降モードを自動又は手動とするべく構成することにより、旋回中における植付部7の連動上昇を停止して作業中のままの高さ位置に維持しつつ旋回することが可能となる。このように機体を旋回することにより、植付部7に備えたフロート部15によって圃場の表面を均平することができるので、走行車輪の跡が圃場に残る程度の硬さの場合において、その車輪跡を消して圃場をきれいにすることができる。その一方で、高畦では当たらないように植付部7を上昇して旋回することができる。このように、植付部7についてクラッチと昇降の旋回連動処理のほかに、昇降のみ手動とする2モードのスイッチにより、ユーザの選択範囲が拡大し、適応性を向上することができる。
1 田植機
2 転向車輪
3 後輪
4 操舵ハンドル
7 植付部
7a 油圧シリンダ
7b 電磁油圧バルブ
11 昇降部
14 施肥部
15 フロート部
21 ターン切替スイッチ(切替手段)
22 制御部
23a フィンガーレバースイッチ
23 自動切替スイッチ
24 上昇モードスイッチ
24 植付部上昇モードスイッチ
25 レバー位置センサ
26 ハンドル切れ角センサ
27 タイムラグ調節ダイヤル
28 ブレーキペダルセンサ
31 植付クラッチ作動ソレノイド
32 施肥クラッチ作動ソレノイド
33 レバー傾動モータ

Claims (6)

  1. 植付部を備えて走行下で植付作業をするための機体の旋回動作を制御するとともに、その旋回動作と連動して上記植付部の動作を制御する制御部を備える田植機において、上記制御部は、距離カウントが第1の旋回距離になるまで待機し、第1の旋回距離になったら旋回操作中であることを条件に植付部を下降させ、続いて、植始め自動切替スイッチが入であることを条件に、距離カウントが第2の旋回距離になるまで待機し、第2の旋回距離になったら自動で植付部稼動させる状態と、手動で植付部を稼動させる状態とに切替可能であるターン制御手段備えることを特徴とする田植機。
  2. 前記ターン制御手段は、機体旋回と連動して、植付けクラッチを切り植付部を上昇する制御と、機体旋回と連動して、植付けクラッチを切るが、植付部は上昇しない制御とを切替可能とすることを特徴とする請求項1に記載の田植機。
  3. 前記ターン制御手段は、植付部の稼動指令に先立ち、距離カウントが第3の旋回距離になるまで待機し、第3の旋回距離になったら旋回の操作が異常操作状態でないことを条件に施肥部を稼動することを特徴とする請求項1または2に記載の田植機。
  4. 制御部は、機体を旋回制御する際の複数の旋回パターンを内設し、その中から1つの旋回パターンを選択操作するための切替手段を備え、ターン制御手段は、植付部の上昇モードスイッチをチェックし、上昇モードでない場合に、距離カウントが第1の旋回距離になるまで待機し、第1の旋回距離になったら旋回操作中であることを条件に植付部を下降させ、続いて、植始め自動切替スイッチが入であることを条件に、距離カウントが第2の旋回距離になるまで待機し、第2の旋回距離になったら植付部の稼動を指令する制御する構成とし、各センサ値読込の後に、変速位置が植付速になるまで待機し、変速位置が植付速になったら上記切替手段をチェックし、切替手段の選択に応じたパターンの旋回処理を行う旋回パターン制御手段とを備えることを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項に記載の田植機。
  5. 前記切替手段で選択する旋回パターンが、機体前進動作の終了による停車検出に基づいて植付部を上昇させ、その後に後進し、その後の機体の前進で距離カウントを開始してターン制御を行うバックターンと、旋回のためのハンドル操作で距離カウントを開始してターン制御を行う自動ターンと、植付部の稼動停止操作で距離カウントを開始し、その後の旋回のためのハンドル操作でターン制御を行う枕地調節ターンであることを特徴とする請求項に記載の田植機。
  6. 前記制御部が、植付部が稼動状態でないときに、ハンドル操作があれば前記自動ターンに設定し、ハンドル操作なしで機体前進状態であれば前記枕地調節ターンに設定し、ハンドル操作なしで機体前進状態でなく、タイマにより設定された範囲で機体前進状態であれば前記バックターンに設定する制御を行うことを特徴とする請求項5に記載の田植機。
JP2010030201A 2010-02-15 2010-02-15 田植機 Expired - Fee Related JP5110100B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010030201A JP5110100B2 (ja) 2010-02-15 2010-02-15 田植機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010030201A JP5110100B2 (ja) 2010-02-15 2010-02-15 田植機

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003428561A Division JP4543247B2 (ja) 2003-12-25 2003-12-25 田植機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010136727A true JP2010136727A (ja) 2010-06-24
JP5110100B2 JP5110100B2 (ja) 2012-12-26

Family

ID=42347375

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010030201A Expired - Fee Related JP5110100B2 (ja) 2010-02-15 2010-02-15 田植機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5110100B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012135251A (ja) * 2010-12-27 2012-07-19 Kubota Corp 作業機
JP2021108607A (ja) * 2020-01-14 2021-08-02 株式会社クボタ 作業機

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07274631A (ja) * 1994-04-08 1995-10-24 Kubota Corp 田植機の制御装置
JPH1128007A (ja) * 1997-07-14 1999-02-02 Iseki & Co Ltd 乗用型苗植機
JP2001086816A (ja) * 1999-09-21 2001-04-03 Kubota Corp 水田作業機の作業装置昇降構造
JP2002335720A (ja) * 2001-05-16 2002-11-26 Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd 移植機
JP2003002228A (ja) * 2001-06-20 2003-01-08 Yanmar Agricult Equip Co Ltd トラクタ
JP2003261059A (ja) * 2002-03-11 2003-09-16 Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd 作業車輛の旋回制御装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07274631A (ja) * 1994-04-08 1995-10-24 Kubota Corp 田植機の制御装置
JPH1128007A (ja) * 1997-07-14 1999-02-02 Iseki & Co Ltd 乗用型苗植機
JP2001086816A (ja) * 1999-09-21 2001-04-03 Kubota Corp 水田作業機の作業装置昇降構造
JP2002335720A (ja) * 2001-05-16 2002-11-26 Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd 移植機
JP2003002228A (ja) * 2001-06-20 2003-01-08 Yanmar Agricult Equip Co Ltd トラクタ
JP2003261059A (ja) * 2002-03-11 2003-09-16 Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd 作業車輛の旋回制御装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012135251A (ja) * 2010-12-27 2012-07-19 Kubota Corp 作業機
JP2021108607A (ja) * 2020-01-14 2021-08-02 株式会社クボタ 作業機

Also Published As

Publication number Publication date
JP5110100B2 (ja) 2012-12-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101974650B1 (ko) 이앙기
JP5267501B2 (ja) 乗用型作業機
JP2010119363A (ja) 旋回連動制御式の作業車両
JP5664634B2 (ja) 田植機
JP2007029006A (ja) 作業車
JP5110100B2 (ja) 田植機
JP4710396B2 (ja) 乗用型作業機
JP4415672B2 (ja) 田植機の制御装置
JP4543247B2 (ja) 田植機
JP5900210B2 (ja) 田植機
JP2014144008A (ja) 農業用作業車両
JP4622407B2 (ja) 田植機
JP2005198594A (ja) 苗植機の苗植昇降制御装置
JP5099153B2 (ja) 田植機
JP5280131B2 (ja) 移植機
JP4840489B2 (ja) 田植機
JP5088402B2 (ja) 田植機
JP4548094B2 (ja) 田植機
JP5508073B2 (ja) 農業用作業車両
JP4631416B2 (ja) 圃場走行作業用農作業車
JP2006129744A5 (ja)
JP4899373B2 (ja) 作業車両
JP2006333724A (ja) 移植機
JP2019165703A (ja) 自動走行農作業車
JP5804133B2 (ja) 田植機

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120911

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120924

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151019

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5110100

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees