JP2010136621A - 原動機出力の制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 出力電力指令値信号と、出力電力の現在値を示す出力電力信号とを入力として、指令値と現在値との偏差を示す偏差信号を出力する偏差検出手段1aと、偏差信号を入力として、原動機の出力を制御する制御出力信号を出力する制御手段3と、出力電力信号を入力として、この入力信号から、原動機の出力と出力電力との不一致により発生する出力電力の周期変動による所定の周波数成分を抽出して出力する変化検出手段7aと、周波数成分を入力として、この入力信号の位相を進め又は遅らせた補正信号を出力する位相調整手段8aと、その補正信号を制御出力信号に加算する加算手段9aとを備えたことを特徴とする。
【選択図】 図5
Description
また、発電機出力指令信号と発電機出力信号の偏差を無駄時間演算器に取り込み、ハンチング状態を判断し偏差信号と無駄時間演算器の出力を加算し制御信号を0とするようなものも有った(例えば特許文献2)。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたものであり、フィードバック信号に含まれるノイズ以外の、発電機と電力系統との間で発生する電力変動の拡大を防止して電力系統に擾乱を与えることなく安定な運転を継続できる原動機の制御装置を提供することを目的とする。
図1は、この発明の実施の形態1による発電装置の原動機の制御装置の制御方式を示すブロック図である。図1において、需給計画等から当該発電設備に与えられる、出力電力の目標となる指令値である電力指令値が偏差検出手段1aに入力され、また、フィードバック信号として使用する発電機(図示せず)の出力電力の現在値を示す出力電力信号がフィルタ手段2aを介して同じく偏差検出手段1aに入力される。偏差検出手段1aでは、電力指令値とフィルタ後の出力電力信号との偏差を求めて偏差信号を出力する。この偏差検出手段1aの出力する偏差信号に基づき、制御系の応答性、安定性を調整する制御手段の一例であって比例+積分制御を行うPI回路3から、原動機出力を調整するための制御出力信号が出力される。この制御出力信号は、水車タービンであればガイドベーンの開度制御系に、蒸気タービンであればボイラー制御系又は蒸気調整弁の開度制御系に、ガスタービンであれば燃焼制御系等の原動機出力調整部に与えられる。
フィルタ手段2aは、応答不要な変動成分を減衰或は除去する一定時間の平均値演算によるフィルタ、低域通過(高域減衰、除去)のローパスフィルタ、特定の周波数成分を減衰、除去のノッチフィルタ等で構成される。
発電機が電力系統に接続されている時の出力電力Peは、簡略化した図2の一機無限大系では式1にて表せる。
特性図には、1回線開放等があって送電線のリアクタンスXが増加したときの、増加前と増加後のP−δ曲線を示し、その変化により原動機の出力が変化したときの出力電力Peの時間変動を特性図の右側に、位相角δの時間変動を特性図の下側に示している。
定常状態においては、原動機の出力Pm0と発電機の出力電力Peの特性との交点a、つまり位相角δ0にて運転されている。
1回線開放等があって送電線のリアクタンスXが増加したときは、発電機の出力電力Peが変化し、次のような変動が発生する。
(1)運転点はa点からb点に変化する。この場合、出力電力Peは変化するが、位相角δは変化しない。
(2)出力電力Peが原動機の出力Pm0より小さくなるため、発電機は加速される。そして、出力電力Peが原動機の出力Pm0に一致する点であるc点を超えて加速される。発電機の回転損失、抵抗損失等が無視できて損失が0であれば、△abcの面積=△cdeの面積となるd点まで加速される。
(3)d点に到達すると、今度は出力電力Peが原動機の出力Pm0より大きくなり発電機は減速される。損失が0であれば、b点まで減速される。
(4)損失が0であれば、このb−d間の出力電力Peの変動は継続するが、実際には種々の損失が存在して出力電力Peの変動を抑制する方向に作用するため、最終的にはc点(Pe=Pm0、δ=δs)に収束する。なお、この出力電力Peの変動の周期は電力系統と発電機の特性から決まる同期化力と回転体の慣性定数とから決まる。
この変化は原動機の特性で左右されるが、(1)で運転点がb点に変化した時に原動機の出力が増加すると、△abcの面積、つまり加速エネルギーが大きくなり、原動機の出力が変化しないときの変化点d点よりも出力電力Peが大きくなるまで加速される。
次に(3)で運転点がd点に変化した時に原動機の出力が減少すると、△cdeの面積、つまり減速エネルギーが大きくなり原動機の出力が変化しないときの変化点b点より出力電力Peが小さくなるまで減速されることになる。これらの動きを繰り返すことにより振動を拡大させる。
なお、フィルタ手段2aで除去する成分の調整については、この変動成分の周期が前述のとおり同期化力と回転体の慣性定数とから決まることに基づいて行うほか、実機で条件を変化させて調整する等の方法が考えられる。
実施の形態1では、応動不要な変動成分を減衰、除去することにより電力変動の拡大を防止する方式について述べたが、この実施の形態2では、この変動を積極的に抑制する制御方式を示す。
図4は、この発明の実施の形態2による原動機の制御装置の制御方式示すブロック図である。図4において、図1のフィルタ手段2aに代わって、遅れ進み回路(1+T1・s)/(1+T2・s)等で構成される位相調整手段6aがPI回路3の前に置かれる。この位相の調整は実施の形態1と同様であり、最終的には実機にての調整となる。
(1)b点に変化した時に、原動機の出力を低下させる。△abcの面積、つまり加速エネルギーが小さくなり、原動機の出力が変化しない時の変化点d点よりも出力電力Peが低い点までしか加速されない。
(2)次にd点での原動機の出力を増加させる。△cdeの面積、つまり減速エネルギーが小さくなり、原動機の出力が変化しないときの変化点b点よりも出力電力Peが低くなるほどには減速されない。
実施の形態2では、原動機の出力を増減するタイミングを調整するために、位相調整手段6aを制御手段に直列に挿入する方式を示したが、この実施の形態3では、発電機の出力電力の変動分のみに応動する回路を新たに付加して、積極的に原動機の出力を増減することにより発電機の出力電力の変動を抑制する方式を示す。
変化検出手段7aは、変動成分のみを取り出す微分回路、所定の変動周期の成分のみを通過させるバンドパスフィルタ回路等で構成され、位相調整手段8aは、位相調整手段6aと同様に遅れ進み回路(1+T1・s)/(1+T2・s)等で構成される。位相の調整は実施の形態2と同様に行う。
また、この実施の形態3では出力電力信号の変動成分のみに応動する回路を新たに付加する構成として、通常の電力制御と、変動抑制とを個々に調整できる方式としたので、それぞれの機能として最適な状態に調整可能である。
同様に、実施の形態2のように電力指令値に対する電力制御に位相調整手段6aを設けた方式に変化検出手段7a及び位相調整手段8aを付加しても、位相調整手段6a及び9aの調整により同様の効果を得ることができる。
原動機の出力トルクをTm、発電機の出力トルクをTe、回転体の慣性定数をM、回転数偏差をΔωとするとこれらは式2に示す関係にある。なお、sはラプラス演算子である。
実施の形態1から3では、発電機の出力電力を電力指令値を目標として制御する電力制御に関するものであったが、原動機の制御には回転数の変化に応じて原動機の出力を増減する回転数制御機能も設けられている。この実施の形態5は、この回転数制御に関するものである。
従って、図7から9のように構成することで、実施の形態1から3と同様の作用により、回転数制御においても、電力制御と同様の効果を発揮することができる。
実施の形態6の構成例を図11に示す。図11において、偏差検出手段1cにおいて、基準周波数(通常、50Hz又は60Hz)とフィードバック信号としての発電機端子又は系統側の周波数信号との偏差を求め、調定率10cに従って原動機の出力の制御量に変換して制御出力信号を出力する。この制御出力信号を原動機出力調整部へ与えることにより、発電機端子又は系統側の周波数変動が抑制される。
なお、図11の構成は、図7の構成について、回転数指令値を基準周波数に、回転数信号を周波数信号に置き換えた構成からフィルタ手段2bを除いた構成であるが、この構成に対して、図7から図10のようにフィルタ手段2bや位相調整手段8bなどを追加しても、実施の形態5と同様の効果を得ることができる。
実施の形態6では回転数制御の信号として周波数信号を使用する方式を示したが、系統に並列されていない無負荷時又は単独系統時は、回転数信号を使用する方式より制御の精度や感度が低下する。この実施の形態7は、これを解決するものである。
実施の形態7の構成例を図12に示す。図12において、切替手段11が単独系統/無負荷信号の入力に基づき、周波数信号と回転数信号のいずれを使用するか切り替える。単独系統/無負荷信号は、系統並列用遮断器の動作状態及び変電所等から単独系統状態時に転送される状態信号で、単独系統又は無負荷状態のときは”1”、それ以外の通常の運転状態では”0”となる信号であり、切替手段11は、この単独系統/無負荷信号が”0”の時はC=A、”1”のときはC=Bとなるように調定率10dへの入力を切り替える。
なお、図12では、制御信号切替のための信号として系統並列用遮断器の動作状態等の運転状態信号を適用する構成を示したが、前述のように、電力系統に接続されている時は回転数と発電機端子又は系統側の周波数との変化に大きな差があり、無負荷又は単独系統時にはその差が小さくなるので、この特性を利用して、回転数と周波数の差が小さくなった時に、無負荷又は単独系統状態と判定する回路を設け、この信号で切り替えるようにしても良い。
実施の形態7では、周波数信号と回転数信号と運転状態に応じて切り替える方式を示したが、この方式だと回転数検出部と周波数検出部との2種類の検出部を設ける必要がある。
ところで、図13に示したように、回転数変動と任意の地点の周波数変動との関係は、その地点までのリアクタンスXの比率で決まり、発電機端子の場合、回転数変動をXe/(Xd+Xe)倍(感度調整率と呼ぶ)することにより発電機端子12の周波数信号と等価なレベルに変換できる。
なお、切替手段11を適用することで、この実施の形態8における回転数信号とそれを周波数の変動感度に変換した信号とを運転状態に応じて切り替える構成を、実施の形態5の図7から10の構成に適用することについては、実施の形態7と同様である。
実施の形態1から4では、発電機の出力電力が電力指令値と等しくなるように制御する原動機制御装置について、発電機の出力電力の変動に応動して制御した場合に原動機の出力のタイミングによっては発電機の出力電力の変動を拡大する可能性があること、そして、その抑制方式を示した。
この実施の形態9は、原動機の出力に近い信号を演算により求め、この信号をフィードバック信号として適用することにより、原動機の制御装置の不要な応動を防止することにより発電機の出力電力の変動拡大を回避する方式に関するものである。
図15にフィードバック信号の演算方式例を示す。図15において、発電機の定格回転数と実回転数との偏差を示す回転数偏差信号が微分手段14に入力され、加算手段15において発電機の出力電力信号と微分手段14の出力とが加算されて、原動機の出力制御に適用する原動機出力相当信号が出力される。
なお、微分手段14は純微分関数でも、不完全微分関数でもよく、また、ディジタル制御装置の場合は前値からの変化を演算する方式等でも同様の効果を得ることができる。
2a、2b フィルタ手段
3 制御手段であるPI回路
6a、6b 位相調整手段
7a、7b 変化検出手段
8a、8b 位相調整手段
9a、9b 加算手段
10b、10c、10d 制御手段である調定率
11 切替手段
13 変換手段である感度調整率
14 微分手段
15 加算手段
Claims (10)
- 原動機に駆動される発電機の出力電力の目標となる指令値を示す出力電力指令値信号と、前記出力電力の現在値を示す出力電力信号とを入力として、前記指令値と前記現在値との偏差を示す偏差信号を出力する偏差検出手段、
前記偏差信号を入力として、前記原動機の出力を制御する制御出力信号を出力する制御手段、
前記出力電力信号を入力として、この入力信号から、前記原動機の出力と前記出力電力との不一致により発生する前記出力電力の周期変動による所定の周波数成分を抽出して出力する変化検出手段、
前記周波数成分を入力として、この入力信号の位相を進め又は遅らせた補正信号を出力する位相調整手段、
及び、その補正信号を前記制御出力信号に加算する加算手段を備えたことを特徴とする原動機出力の制御装置。 - 出力電力信号に代えて原動機の回転数の現在値を示す回転数信号を使用し、出力電力指令値信号に代えて前記回転数の目標となる回転数指令値信号を使用するか、
又は、出力電力信号に代えて原動機に駆動される発電機の出力端若しくは前記発電機が接続される電力系統の周波数の現在値を示す周波数信号を使用し、出力電力指令値信号の入力に代えて前記電力系統の基準周波数を外部から入力され若しくはあらかじめ記憶して使用することを特徴とする請求項1に記載の原動機出力の制御装置。 - 変化検出手段への入力を、出力電力信号に代えて、原動機の回転数の現在値を示す回転数信号、又は原動機に駆動される発電機の出力端又は前記発電機が接続される電力系統の周波数の現在値を示す周波数信号としたことを特徴とする請求項1に記載の原動機出力の制御装置。
- 偏差検出手段への入力について、出力電力信号に代えて原動機の回転数の現在値を示す回転数信号を使用し、出力電力指令値信号に代えて前記回転数の目標となる回転数指令値を使用するか、
又は出力電力信号に代えて、原動機に駆動される発電機の出力端若しくは前記発電機が接続される電力系統の周波数の現在値を示す周波数信号を使用して、出力電力指令値信号の入力に代えて、前記電力系統の基準周波数を外部から入力され若しくはあらかじめ記憶して使用することを特徴とする請求項1に記載の原動機出力の制御装置。 - 原動機に駆動される発電機の電力系統への接続の有無を示す信号を入力として、前記接続ありと判断したときは、前記発電機の出力端又は前記電力系統の周波数の現在値を示す周波数信号を選択し、前記接続なしと判断したときは、前記原動機の回転数の現在値を示す回転数信号を選択する第1の切替え手段、
前記第1の切替え手段の選択した信号を入力として、この入力信号と前記回転数又は前記周波数の基準値との偏差を示す第1の偏差信号を出力する第1の偏差検出手段、
及び、前記偏差信号を入力として、前記原動機の出力を制御する制御出力信号を出力する制御手段、
原動機に駆動される発電機の電力系統への接続の有無を示す信号を入力として、前記接続ありと判断したときは、前記発電機の出力端又は前記電力系統の周波数の現在値を示す周波数信号を選択し、前記接続なしと判断したときは、前記原動機の回転数の現在値を示す回転数信号を選択する第2の切替え手段、
この第2の切替え手段の選択した信号を入力として、この入力信号から、原動機の出力と出力電力との不一致により発生する前記出力電力の周期変動による所定の周波数成分を抽出して出力する変化検出手段、
前記周波数成分を入力として、この入力信号の位相を進め又は遅らせた補正信号を出力する位相調整手段、
及び、その補正信号を前記制御出力信号に加算する加算手段、
を備えたことを特徴とする原動機出力の制御装置。 - 発電機を駆動する原動機の回転数の現在値を示す回転数信号を、前記発電機が接続される電力系統の基準周波数と等価になるように変換した等価信号を出力する変換手段、
前記発電機の前記電力系統への接続の有無を示す信号を入力として、前記接続ありと判断したときは前記等価信号を選択し、前記接続なしと判断したときは前記回転数信号を選択する第1の切替え手段、
前記第1の切替え手段の選択した信号を入力として、この入力信号と前記回転数及び前記周波数の基準値との偏差を示す偏差信号を出力する偏差検出手段、
及び、その切替え手段の選択した信号を入力として、前記原動機の出力を制御する制御出力信号を出力する制御手段、
原動機に駆動される発電機の電力系統への接続の有無を示す信号を入力として、前記接続ありと判断したときは、前記発電機の出力端又は前記電力系統の周波数の現在値を示す周波数信号を選択し、前記接続なしと判断したときは、前記原動機の回転数の現在値を示す回転数信号を選択する第2の切替え手段、
この第2の切替え手段の選択した信号を入力として、この入力信号から、原動機の出力と出力電力との不一致により発生する前記出力電力の周期変動による所定の周波数成分を抽出して出力する変化検出手段、
前記周波数成分を入力として、この入力信号の位相を進め又は遅らせた補正信号を出力する位相調整手段、
及び、その補正信号を前記制御出力信号に加算する加算手段、
を備えたことを特徴とする原動機出力の制御装置。 - 発電機を駆動する原動機の回転数の現在値を示す回転数信号を入力として、この回転数信号と外部から入力され又はあらかじめ記憶した前記回転数の基準値との偏差を示す偏差信号を出力する偏差検出手段、
前記偏差信号を、前記発電機が接続される電力系統の基準周波数と前記電力系統の周波数の現在値を示す周波数信号との偏差と等価になるように変換した等価信号を出力する変換手段、
前記発電機の前記電力系統への接続の有無を示す信号を入力として、前記接続ありと判断したときは前記等価信号を選択し、前記接続なしと判断したときは前記偏差信号を選択する第1の切替え手段、
及び、この第1の切替え手段の選択した信号を入力として、前記原動機の出力を制御する制御出力信号を出力する制御手段、
原動機に駆動される発電機の電力系統への接続の有無を示す信号を入力として、前記接続ありと判断したときは、前記発電機の出力端又は前記電力系統の周波数の現在値を示す周波数信号を選択し、前記接続なしと判断したときは、前記原動機の回転数の現在値を示す回転数信号を選択する第2の切替え手段、
この第2の切替え手段の選択した信号を入力として、この入力信号から、原動機の出力と出力電力との不一致により発生する前記出力電力の周期変動による所定の周波数成分を抽出して出力する変化検出手段、
前記周波数成分を入力として、この入力信号の位相を進め又は遅らせた補正信号を出力する位相調整手段、
及び、その補正信号を前記制御出力信号に加算する加算手段、
を備えたことを特徴とする原動機出力の制御装置。 - 発電機を駆動する原動機の実回転数の定格回転数からの偏差と、前記発電機と前記原動機の回転体の慣性定数とを乗じたものを微分して得られる補償信号を出力する微分手段、
その補償信号を前記出力電力の現在値を示す出力電力信号に加算して原動機出力相当信号を出力する加算手段
前記出力電力の目標となる指令値を示す出力電力指令値信号と、前記原動機出力相当信号とを入力として、前記指令値と前記原動機の出力の現在値との偏差を示す偏差信号を出力する偏差検出手段、
及び、前記偏差信号を入力として、前記原動機の出力を制御する制御出力信号を出力する制御手段を備えたことを特徴とする原動機出力の制御装置。 - 原動機出力相当信号、偏差信号又は制御出力信号のいずれかから、所定の周波数成分を減衰又は除去するフィルタ手段を備えたことを特徴とする請求項8に記載の原動機出力の制御装置。
- 原動機出力相当信号を入力として、この入力信号から所定の周波数成分を抽出して出力する変化検出手段、
前記周波数成分を入力として、この入力信号の位相を進め又は遅らせた補正信号を出力する位相調整手段、
及び、前記補正信号を制御出力信号に加算する加算手段を備えたことを特徴とする請求項8に記載の原動機出力の制御装置。
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