JP2010136580A - ステッピングモータ制御装置およびプログラム - Google Patents

ステッピングモータ制御装置およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】低コストかつ簡易な制御でステッピングモータを駆動させるための電力のピーク値を抑制することができるステッピングモータ制御装置およびプログラムを得る。
【解決手段】複数のステッピングモータの回転駆動の動作タイミングの基準となる基準クロック信号を生成する発振器12と、基準クロック信号に基づいて、前記複数のステッピングモータの回転速度を規定する速度制御用クロック信号を当該ステッピングモータの各々毎に生成する速度制御用クロック信号生成部13Aと、各々前記ステッピングモータの各々に対応して設けられ、対応するステッピングモータ用の速度制御用クロック信号に基づいて、対応するステッピングモータを回転駆動させる相励磁信号を生成する駆動回路18A〜18Dとを備え、CPU30により、ステッピングモータの各速度制御用クロック信号を各々の位相が互いに異なるように生成させるように制御する。
【選択図】図3

Description

本発明は、ステッピングモータ制御装置およびプログラムに関する。
特許文献1には、ステッピングモータとそのステッピングモータを駆動する回路と、その駆動回路に接続されステッピングモータの回転を制御する回路とを備えた複数個の用紙給送装置において、その用紙給送装置内の制御回路は用紙給送装置に接続される画像形成装置より同期信号を受け取り、各用紙給送装置内のステッピングモータをその同期信号に同期させ、かつ各ステッピングモータを異なった位相で駆動する技術が開示されている。
なお、上記ステッピングモータは、ステップモータ、パルスモータ、ステッパーモータ等と呼ばれる場合もあるが、ここでは、ステッピングモータと統一して記載する。
特開平8−156354号公報
本発明は、低コストかつ簡易な制御でステッピングモータを駆動させるための電力のピーク値を抑制することができるステッピングモータ制御装置およびプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載のステッピングモータ制御装置は、複数のステッピングモータの回転駆動の動作タイミングの基準となる基準クロック信号を生成する基準クロック信号生成手段と、前記基準クロック信号に基づいて、前記複数のステッピングモータの回転速度を規定する速度制御用クロック信号を当該複数のステッピングモータの各々毎に生成する速度制御用クロック信号生成手段と、各々前記複数のステッピングモータの各々に対応して設けられ、対応する前記ステッピングモータ用の前記速度制御用クロック信号に基づいて、対応する前記ステッピングモータを回転駆動させる相励磁信号を生成して当該ステッピングモータに入力することにより当該ステッピングモータを回転駆動させる複数の駆動手段と、前記複数のステッピングモータの各々毎の速度制御用クロック信号を、各々の位相が互いに異なるように生成させるように前記速度制御用クロック信号生成手段を制御する制御手段と、を備えている。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記速度制御用クロック信号生成手段が、前記基準クロック信号が入力され、当該基準クロック信号のパルス数を計数する計数回路と、各々前記複数のステッピングモータの各々に対応して設けられ、前記計数回路による計数値が入力されると共に、当該計数値の範囲を示す計数値範囲情報が予め設定され、入力された計数値と設定された計数値範囲情報により示される計数値の範囲とを比較することにより、前記入力された計数値が前記計数値範囲情報により示される計数値の範囲内または範囲外である場合にパルスを発生させることにより前記速度制御用クロック信号を生成する複数の比較回路と、を有し、前記制御手段が、前記複数の比較回路に対し、当該複数の比較回路の各々毎に互いに異なる前記計数値の範囲を示すものとして予め定められた計数値範囲情報を予め設定することにより前記制御を行うものである。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記速度制御用クロック信号生成手段が、各々前記複数のステッピングモータの各々に対応して設けられ、前記基準クロック信号が入力されると共に、入力された基準クロック信号のパルス数を計数して当該基準クロック信号を分周することにより前記速度制御用クロック信号を生成する複数の計数回路を有し、前記制御手段が、前記複数の計数回路による計数開始のタイミングを当該複数の計数回路の各々毎にずらすことにより前記制御を行うものである。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記速度制御用クロック信号生成手段が、前記複数のステッピングモータの一部に対応して設けられ、前記基準クロック信号が入力されると共に、入力された基準クロック信号のパルス数を計数して当該基準クロック信号を分周することにより前記一部のステッピングモータ用の前記速度制御用クロック信号を生成する第1の計数回路と、前記複数のステッピングモータの他部に対応して設けられ、前記基準クロック信号が入力されると共に、入力された基準クロック信号のパルス数を計数する第2の計数回路と、前記複数のステッピングモータの他部に対応して設けられ、前記第2の計数回路による計数値が入力されると共に、当該計数値の範囲を示す計数値範囲情報が予め設定され、入力された計数値と設定された計数値範囲情報により示される計数値の範囲とを比較することにより、前記入力された計数値が前記計数値範囲情報により示される計数値の範囲内または範囲外である場合にパルスを発生させることによって前記他部のステッピングモータ用の前記速度制御用クロック信号を生成する複数の比較回路と、を有し、前記制御手段が、前記第1の計数回路および前記第2の計数回路による計数開始のタイミングを当該第1の計数回路および第2の計数回路の各々毎にずらすと共に、前記複数の比較回路に対し、当該複数の比較回路の各々毎に互いに異なる前記計数値の範囲を示すものとして予め定められた計数値範囲情報を予め設定することにより前記制御を行うものである。
さらに、請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の発明において、前記複数の速度制御用クロック信号の各々の位相のずれ量が、前記相励磁信号の1周期を前記複数の駆動手段により並行して生成される相励磁信号の数で除算して得られる期間以下に相当する量とされたものである。
また、上記目的を達成するために、請求項6に記載のプログラムは、複数のステッピングモータの回転駆動の動作タイミングの基準となる基準クロック信号を生成する基準クロック信号生成手段と、前記基準クロック信号に基づいて、前記複数のステッピングモータの回転速度を規定する速度制御用クロック信号を当該複数のステッピングモータの各々毎に生成する速度制御用クロック信号生成手段と、各々前記複数のステッピングモータの各々に対応して設けられ、対応する前記ステッピングモータ用の前記速度制御用クロック信号に基づいて、対応する前記ステッピングモータを回転駆動させる相励磁信号を生成して当該ステッピングモータに入力することにより当該ステッピングモータを回転駆動させる複数の駆動手段と、を備えたステッピングモータ制御装置において実行されるプログラムであって、コンピュータを、前記複数のステッピングモータの各々毎の速度制御用クロック信号を、各々の位相が互いに異なるように生成させるように前記速度制御用クロック信号生成手段を制御する制御手段として機能させるためのものである。
さらに、上記目的を達成するために、請求項7に記載のプログラムは、コンピュータを、請求項1〜請求項5の何れか1項に記載のステッピングモータ制御装置における制御手段として機能させるためのものである。
請求項1、請求項6および請求項7に記載の発明によれば、低コストかつ簡易な制御でステッピングモータを駆動させるための電力のピーク値を抑制することができる、という効果が得られる。
また、請求項2に記載の発明によれば、本発明を適用しない場合に比較して、より低コストかつ簡易な制御でステッピングモータを駆動させるための電力のピーク値を抑制することができる、という効果が得られる。
また、請求項3に記載の発明によれば、本発明を適用しない場合に比較して、より低コストかつ簡易な制御でステッピングモータを駆動させるための電力のピーク値を抑制することができる、という効果が得られる。
また、請求項4に記載の発明によれば、本発明を適用しない場合に比較して、より低コストかつ簡易な制御でステッピングモータを駆動させるための電力のピーク値を抑制することができる、という効果が得られる。
さらに、請求項5に記載の発明によれば、本発明を適用しない場合に比較して、より確実に、ステッピングモータを駆動させるための電力のピーク値を抑制することができる、という効果が得られる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
図1には、本実施の形態に係るステッピングモータ制御装置10Aの構成が示されている。
同図に示すように、このステッピングモータ制御装置10Aは、発振器12と、速度制御用クロック信号生成部13Aと、複数の駆動回路(本実施の形態では、駆動回路18A〜18Dの4つの駆動回路)と、を備えている。
発振器12は、制御対象とする複数のステッピングモータ(本実施の形態では、ステッピングモータ20A〜20Dの4つのステッピングモータ)の回転駆動の動作タイミングの基準となる基準クロック信号CLKを生成する。
また、速度制御用クロック信号生成部13Aは、発振器12によって生成された基準クロック信号CLKに基づいて、各ステッピングモータ20A〜20Dの回転速度を規定する速度制御用クロック信号を当該複数のステッピングモータの各々毎に生成する。
そして、駆動回路18A〜18Dは、各々ステッピングモータ20A〜20Dの各々に対応して設けられ、対応するステッピングモータ用の上記速度制御用クロック信号が入力されると共に、入力された速度制御用クロック信号に基づいて、対応するステッピングモータを回転駆動させる相励磁信号を生成して当該ステッピングモータに入力することにより当該ステッピングモータを回転駆動させる。
なお、本実施の形態に係るステッピングモータ制御装置10Aは、複写機、プリンタ(画像形成装置)、ファクシミリ装置等の複数の機能を有する複合機における複数箇所に設けられたステッピングモータを制御するものとして適用されているが、これに限らず、ステッピングモータを複数有する他の装置に適用してもよい。
また、本実施の形態に係るステッピングモータ制御装置10Aは、ステッピングモータ20A〜20Dとして2相励磁方式のものを制御対象としているが、これに限らず、3相励磁方式、4相励磁方式、5相励磁方式等の他の方式のステッピングモータを制御対象としてもよい。
本実施の形態に係る速度制御用クロック信号生成部13Aは、カウンタ回路14と、複数のコンパレータ(本実施の形態では、コンパレータ16A〜16Dの4つのコンパレータ)と、を有している。
カウンタ回路14は、基準クロック信号CLKが入力され、当該基準クロック信号CLKのパルス数を計数する。
また、コンパレータ16A〜16Dは、各々ステッピングモータ20A〜20Dの各々に対応して設けられ、カウンタ回路14による計数値が入力されると共に、当該計数値の範囲を示す計数値範囲情報が予め設定され、入力された計数値と設定された計数値範囲情報により示される計数値の範囲とを比較することにより、入力された計数値が上記計数値範囲情報により示される計数値の範囲外である場合にパルスを発生させることにより上記速度制御用クロック信号を生成する。
図2に示すように、本実施の形態に係るコンパレータ16Aは、一対のレジスタ22Aおよびレジスタ24Aと、比較回路26Aと、を有している。
レジスタ22Aおよびレジスタ24Aは、上記計数値範囲情報が予め設定されるものであり、レジスタ22Aには計数値範囲情報における下限値が、レジスタ24Aには計数値範囲情報における上限値が、各々設定される。
一方、比較回路26Aには、カウンタ回路14の計数値を出力する出力端子と、各レジスタ22A,24Aの出力端子が接続されており、比較回路26Aは、カウンタ回路14から入力された計数値と、各レジスタ22A,24Aに予め設定された計数値範囲情報により示される計数値の範囲とを比較することにより、入力された計数値が上記計数値範囲情報により示される計数値の範囲外である場合にパルスを発生させることにより速度制御用クロック信号を生成する。
なお、コンパレータ16B〜16Dの構成は、コンパレータ16Aと同様であるので、ここでの説明は省略する。
次に、図3を参照して、ステッピングモータ制御装置10Aの電気系の要部構成を説明する。
同図に示すように、本実施の形態に係るステッピングモータ制御装置10Aには、ステッピングモータ制御装置10A全体の動作を司るCPU(中央処理装置)30、CPU30による各種プログラムの実行時におけるワークエリア等として用いられるRAM(Random Access Memory)32、および各種プログラムやパラメータ等の各種情報が予め記憶されたROM(Read Only Memory)34が備えられており、これら各部はシステムバスBUSを介して電気的に接続されている。従って、CPU30は、RAM32およびROM34に対してアクセスすることができる。
一方、前述した発振器12、カウンタ回路14、コンパレータ16A〜16D、および駆動回路18A〜18Dは、インタフェース(I/F)36を介してシステムバスBUSに電気的に接続されている。従って、CPU30は、I/F36を介して、これら各部の作動を制御することができる。
ところで、一例として図4に示すように、ステッピングモータに入力する相励磁信号は、相切り替えのタイミング(同図ではパルスの立ち上がりのタイミング)で急激な波形変化(電流の変化)が生じる。これは、次の相に切り替えるために電流を切断した際にステッピングモータによって逆起電力が発生するために生じるものである。なお、図4では、1相分の相励磁信号の実際の測定結果を示しているが、2相励磁方式のステッピングモータの場合における各相励磁信号は、一例として図5に示される状態となる。
これに対し、本実施の形態に係るステッピングモータ制御装置10Aは、複数のステッピングモータを制御対象としているため、各ステッピングモータに対応して生成された複数の相励磁信号のうちの少なくとも2つにおいてパルスの立ち上がりのタイミングが同一または略同一となった場合には、上述したステッピングモータの逆起電力に起因して生じる急激な波形変化が重畳される結果、相励磁信号を生成するために用いられる電力を供給する不図示の電源回路に対する負荷が大きくなる。
そこで、本実施の形態に係るステッピングモータ制御装置10Aでは、各ステッピングモータ20A〜20Dに対応して生成される4つの速度制御用クロック信号を、各々の位相が互いに異なるように生成している。
次に、図6を参照して、本実施の形態に係るステッピングモータ制御装置10Aの作用を説明する。なお、図6は、ステッピングモータ制御装置10AのCPU30によって実行されるモータ駆動制御処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートであり、当該プログラムはROM34の所定領域に予め記憶されている。また、ここでは、錯綜を回避するために、ステッピングモータ20A〜20Dの各ステッピングモータが略同一のタイミングで回転が開始され、略同一のタイミングで回転が停止される場合について説明する。
まず、同図のステップ100では、コンパレータ16Aに設けられたレジスタ22A,24A、コンパレータ16Bに設けられたレジスタ22B,24B、コンパレータ16Cに設けられたレジスタ22C,24C、およびコンパレータ16Dに設けられたレジスタ22D,24Dに対して前述した計数値範囲情報を設定する。
本実施の形態に係るステッピングモータ制御装置10Aでは、各コンパレータ16A〜16Dの各々毎に、出力される速度制御用クロック信号のデューティ比が共に50%となり、かつ予め定められたずれ量だけ位相がずれるように、上記計数値範囲情報の下限値および上限値を各コンパレータ16A〜16Dに設けられた一対のレジスタに設定する。
このように、本実施の形態では、速度制御用クロック信号のデューティ比として50%を適用しているが、これは制御対象としているステッピングモータが2相励磁方式のものであるためであり、例えば、制御対象としているステッピングモータが1相励磁方式のものである場合は上記デューティ比が25%となり、1−2相励磁方式のものである場合は上記デューティ比が37.5%となる。
なお、貫通電流防止のため、上記デューティ比を数%程度ずらす場合もあるが、この場合は、上記計数値範囲情報の下限値および上限値に、その差分を加味して、各コンパレータ16A〜16Dに設けられた一対のレジスタに設定する。
ここで、本実施の形態に係るステッピングモータ制御装置10Aでは、上記予め定められたずれ量として、相励磁信号の1周期を、駆動回路18A〜18Dにより並行して生成される相励磁信号の数(本実施の形態では、‘4’)で除算して得られる期間以下に相当する量を適用する。これは、各速度制御用クロック信号の同一相間に加えて、各相間でのパルスの立ち上がりの重畳の発生も抑制するためである。
次のステップ102では、各ステッピングモータ20A〜20Dの回転駆動を開始するタイミングが到来するまで待機し、次のステップ104にて、カウンタ回路14に対して計数を開始させた後、次のステップ106にて、駆動回路18A〜18Dの各々に対して作動開始を指示する。
次のステップ108では、各ステッピングモータ20A〜20Dの回転駆動を停止するタイミングが到来するまで待機し、次のステップ110にて、駆動回路18A〜18Dの各々に対して作動停止を指示し、次のステップ112にて、カウンタ回路14に対して計数を停止させ、その後に本モータ駆動制御処理プログラムを終了する。
図7には、以上のモータ駆動制御処理プログラムの実行時における要部信号の一例が示されている。なお、同図では、錯綜を回避するために、カウンタ回路14として‘0’(零)から‘7’までを計数することを繰り返す8進アップ・カウンタを適用し、各コンパレータ16A〜16Dによって生成される速度制御用クロック信号の周波数が、発振器12によって生成される基準クロック信号CLKの8分の1となる場合について説明するが、実際には、速度制御用クロック信号の周波数は基準クロック信号CLKの周波数の3桁程度低いものとなるのが一般的である。
前述したように、上記モータ駆動制御処理プログラムのステップ100では、各コンパレータ16A〜16Dの各々毎に、出力される速度制御用クロック信号のデューティ比が共に50%となり、かつ予め定められたずれ量(本実施の形態では、相励磁信号の1周期を並行して生成される相励磁信号の数である4で除算して得られる期間以下に相当する量)だけ位相がずれるように、上記計数値範囲情報の下限値および上限値を各コンパレータ16A〜16Dに設けられた一対のレジスタに設定する。
図7に示す例では、例えば、ステッピングモータ20Aに対応するコンパレータ16Aに設けられたレジスタ22Aおよび24Aには‘1’および‘5’を設定し、ステッピングモータ20Bに対応するコンパレータ16Bに設けられたレジスタ22Bおよび24Bには‘2’および‘6’を設定している。
ここで、上記モータ駆動制御処理プログラムのステップ104の処理によってカウンタ回路14の計時が開始されると、カウンタ回路14からコンパレータ16A〜16Dの各々の比較回路26A〜26Dには、図7に示されるように‘0’から‘7’までの計数値が繰り返し出力される。
これに応じて、各コンパレータの各比較回路は、一方のレジスタ(レジスタ22A〜22D)の設定値と上記計数値とを比較して、計数値が設定値より小さい場合にハイ・レベル(High Level)の信号を、計数値が設定値以上である場合にロー・レベル(Low Level)の信号を各々生成する。また、これと同時に、各コンパレータの各比較回路は、他方のレジスタ(レジスタ24A〜24D)の設定値と上記計数値とを比較して、計数値が設定値以上である場合にハイ・レベルの信号を、計数値が設定値より小さい場合にロー・レベルの信号を各々生成する。そして、各コンパレータの各比較回路は、生成した2つの信号の論理和演算を行い、これによって得られた値を速度制御用クロック信号として出力する。
以上により得られた速度制御用クロック信号は、一例として図7に示されるように、ステッピングモータ20A〜20Dの各々毎に、立ち上がりのタイミングが基準クロック信号CLKの1パルス分ずつずれたものとなる。
この結果、一例として図8に示されるように、ステッピングモータ20A〜20Dの各々に対応する相励磁信号は、その立ち上がりのタイミングが各相毎にずれることとなり、ステッピングモータの逆起電力に起因して生じる急激な波形変化が重畳される現象の発生頻度が低減される。
なお、一例として図4に示されるように、上記急激な波形変化の期間が測定等によって予め判明している場合には、上記ずれ量として、当該波形変化の期間以上の期間を適用してもよい。
以上詳細に説明したように、本実施の形態では、複数のステッピングモータ(本実施の形態では、ステッピングモータ20A〜20D)の回転駆動の動作タイミングの基準となる基準クロック信号を生成する基準クロック信号生成手段(本実施の形態では、発振器12)と、前記基準クロック信号に基づいて、前記複数のステッピングモータの回転速度を規定する速度制御用クロック信号を当該複数のステッピングモータの各々毎に生成する速度制御用クロック信号生成手段(本実施の形態では、速度制御用クロック信号生成部13A)と、各々前記複数のステッピングモータの各々に対応して設けられ、対応する前記ステッピングモータ用の前記速度制御用クロック信号に基づいて、対応する前記ステッピングモータを回転駆動させる相励磁信号を生成して当該ステッピングモータに入力することにより当該ステッピングモータを回転駆動させる複数の駆動手段(本実施の形態では、駆動回路18A〜18D)と、を備え、制御手段(本実施の形態では、CPU30)により、前記複数のステッピングモータの各々毎の速度制御用クロック信号を、各々の位相が互いに異なるように生成させるように前記速度制御用クロック信号生成手段を制御している。
特に、本実施の形態では、前記速度制御用クロック信号生成手段が、前記基準クロック信号が入力され、当該基準クロック信号のパルス数を計数する計数回路(本実施の形態では、カウンタ回路14)と、各々前記複数のステッピングモータの各々に対応して設けられ、前記計数回路による計数値が入力されると共に、当該計数値の範囲を示す計数値範囲情報が予め設定され、入力された計数値と設定された計数値範囲情報により示される計数値の範囲とを比較することにより、前記入力された計数値が前記計数値範囲情報により示される計数値の範囲外である場合にパルスを発生させることにより前記速度制御用クロック信号を生成する複数の比較回路(本実施の形態では、比較回路26A〜26D)と、を有し、前記制御手段が、前記複数の比較回路に対し、当該複数の比較回路の各々毎に互いに異なる前記計数値の範囲を示すものとして予め定められた計数値範囲情報を予め設定することにより前記制御を行っている。
[第2の実施の形態]
上記第1の実施の形態では、制御対象とするステッピングモータの数と同数のコンパレータを用いて速度制御用クロック信号を生成する場合の形態例について説明したが、本第2の実施の形態では、制御対象とするステッピングモータの数と同数のカウンタ回路を用いて速度制御用クロック信号を生成する場合の形態例について説明する。
まず、図9を参照して、本実施の形態に係るステッピングモータ制御装置10Bの構成を説明する。なお、図9の図1と同一の構成要素には図1と同一の符号を付して、その説明を省略する。
図9に示すように、本実施の形態に係るステッピングモータ制御装置10Bは、速度制御用クロック信号生成部13Bの構成のみが、上記第1の実施の形態に係るステッピングモータ制御装置10Aと異なっている。
なお、本実施の形態に係るステッピングモータ制御装置10Bも、複写機、プリンタ(画像形成装置)、ファクシミリ装置等の複数の機能を有する複合機における複数箇所に設けられたステッピングモータを制御するものとして適用されているが、これに限らず、ステッピングモータを複数有する他の装置に適用してもよい。
また、本実施の形態に係るステッピングモータ制御装置10Bも、ステッピングモータ20A〜20Dとして2相励磁方式のものを制御対象としているが、これに限らず、3相励磁方式、4相励磁方式、5相励磁方式等の他の方式のステッピングモータを制御対象としてもよい。
本実施の形態に係る速度制御用クロック信号生成部13Bもまた、上記第1の実施の形態に係る速度制御用クロック信号生成部13Aと同様に、発振器12によって生成された基準クロック信号CLKに基づいて、各ステッピングモータ20A〜20Dの回転速度を規定する速度制御用クロック信号を当該複数のステッピングモータの各々毎に生成する。
ここで、本実施の形態に係る速度制御用クロック信号生成部13Bは、複数のカウンタ回路(本実施の形態では、カウンタ回路14A〜14Dの4つのカウンタ回路)を有している。
カウンタ回路14A〜14Dは、各々上記複数のステッピングモータの各々に対応して設けられ、基準クロック信号CLKが入力されると共に、入力された基準クロック信号CLKのパルス数を計数して当該基準クロック信号CLKを分周することにより上記速度制御用クロック信号を生成する。
次に、図10を参照して、ステッピングモータ制御装置10Bの電気系の要部構成を説明する。なお、図10の図3と同一の構成要素については図3と同一の符号を付して、その説明を省略する。
同図に示すように、本実施の形態に係るステッピングモータ制御装置10Bでは、上記第1の実施の形態に係るステッピングモータ制御装置10A(図3も参照。)の速度制御用クロック信号生成部13Aに代えて、速度制御用クロック信号生成部13BがI/F36を介してシステムバスBUSに電気的に接続されている点が上記第1の実施の形態に係るステッピングモータ制御装置10Aと異なっている。
従って、CPU30は、I/F36を介して、速度制御用クロック信号生成部13Bの作動を制御することができる。
本実施の形態に係るステッピングモータ制御装置10Bでは、カウンタ回路14A〜14Dによる計数開始のタイミングを当該カウンタ回路の各々毎にずらすことにより、ステッピングモータ20A〜20Dの各々毎の速度制御用クロック信号を、各々の位相が互いに異なるように生成させる制御を行っている。
このため、ステッピングモータ制御装置10Bでは、カウンタ回路14A〜14Dの各々毎の計数開始タイミングのずれ量を示す情報(以下、「ずれ量情報」という。)がROM34の所定領域に予め記憶されている。
なお、本実施の形態に係るステッピングモータ制御装置10Bでは、上記ずれ量情報として、カウンタ回路14Aによる計数開始タイミングを基準(0(零))として、カウンタ回路14B、カウンタ回路14C、カウンタ回路14Dの順に計数開始タイミングが基準クロック信号CLKの1パルス分ずつ後にずれることを示す情報を適用している。
ここで、本実施の形態に係るステッピングモータ制御装置10Bでも、上記ずれ量として、相励磁信号の1周期を、駆動回路18A〜18Dにより並行して生成される相励磁信号の数(本実施の形態では、‘4’)で除算して得られる期間以下に相当する量を適用する。この理由は、前述したように、各速度制御用クロック信号の同一相間に加えて、各相間でのパルスの立ち上がりの重畳の発生も抑制するためである。
次に、図11を参照して、本実施の形態に係るステッピングモータ制御装置10Bの作用を説明する。なお、図11は、ステッピングモータ制御装置10BのCPU30によって実行されるモータ駆動制御処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートであり、当該プログラムはROM34の所定領域に予め記憶されている。また、ここでは、錯綜を回避するために、ステッピングモータ20A〜20Dの各ステッピングモータが略同一のタイミングで回転が開始され、略同一のタイミングで回転が停止される場合について説明する。
まず、同図のステップ200では、ROM34から上記ずれ量情報を読み出し、次のステップ202では、各ステッピングモータ20A〜20Dの回転駆動を開始するタイミングが到来するまで待機し、次のステップ204にて、カウンタ回路14A〜14Dの各々に対して、上記ステップ200の処理によって読み出したずれ量情報により示されるずれ量で開始タイミングがずれるように計数を開始させた後、次のステップ206にて、駆動回路18A〜18Dの各々に対して作動開始を指示する。
次のステップ208では、各ステッピングモータ20A〜20Dの回転駆動を停止するタイミングが到来するまで待機し、次のステップ210にて、駆動回路18A〜18Dの各々に対して作動停止を指示し、次のステップ212にて、カウンタ回路14A〜14Dの各々に対して計数を停止させ、その後に本モータ駆動制御処理プログラムを終了する。
本実施の形態に係るモータ駆動制御処理プログラムの実行によっても、一例として図7に示されるような、予め定められたずれ量(本実施の形態では、基準クロック信号CLKの1パルス分に相当するずれ量)で位相がずれた速度制御用クロック信号が生成されるため、この結果として、一例として図8に示されるように、ステッピングモータ20A〜20Dの各々に対応する相励磁信号は、その立ち上がりのタイミングが各相毎にずれることとなり、ステッピングモータの逆起電力に起因して生じる急激な波形変化が重畳される現象の発生頻度が低減される。
なお、本実施の形態に係るステッピングモータ制御装置10Bにおいても、一例として図4に示されるように、上記急激な波形変化の期間が測定等によって予め判明している場合には、上記ずれ量として、当該波形変化の期間以上の期間を適用してもよい。
以上詳細に説明したように、本実施の形態でも、複数のステッピングモータ(本実施の形態では、ステッピングモータ20A〜20D)の回転駆動の動作タイミングの基準となる基準クロック信号を生成する基準クロック信号生成手段(本実施の形態では、発振器12)と、前記基準クロック信号に基づいて、前記複数のステッピングモータの回転速度を規定する速度制御用クロック信号を当該複数のステッピングモータの各々毎に生成する速度制御用クロック信号生成手段(本実施の形態では、速度制御用クロック信号生成部13B)と、各々前記複数のステッピングモータの各々に対応して設けられ、対応する前記ステッピングモータ用の前記速度制御用クロック信号に基づいて、対応する前記ステッピングモータを回転駆動させる相励磁信号を生成して当該ステッピングモータに入力することにより当該ステッピングモータを回転駆動させる複数の駆動手段(本実施の形態では、駆動回路18A〜18D)と、を備え、制御手段(本実施の形態では、CPU30)により、前記複数のステッピングモータの各々毎の速度制御用クロック信号を、各々の位相が互いに異なるように生成させるように前記速度制御用クロック信号生成手段を制御している。
特に、本実施の形態では、前記速度制御用クロック信号生成手段が、各々前記複数のステッピングモータの各々に対応して設けられ、前記基準クロック信号が入力されると共に、入力された基準クロック信号のパルス数を計数して当該基準クロック信号を分周することにより前記速度制御用クロック信号を生成する複数の計数回路(本実施の形態では、カウンタ回路14A〜14D)を有し、前記制御手段が、前記複数の計数回路による計数開始のタイミングを当該複数の計数回路の各々毎にずらすことにより前記制御を行っている。
[第3の実施の形態]
本第3の実施の形態では、上記第1の実施の形態に係るステッピングモータ制御装置10Aの速度制御用クロック信号生成部13Aと、上記第2の実施の形態に係るステッピングモータ制御装置10Bの速度制御用クロック信号生成部13Bとを組み合わせた形態例について説明する。
まず、図12を参照して、本実施の形態に係るステッピングモータ制御装置10Cの構成を説明する。なお、図12の図1と同一の構成要素には図1と同一の符号を付して、その説明を省略する。
図12に示すように、本実施の形態に係るステッピングモータ制御装置10Cは、速度制御用クロック信号生成部13Cの構成のみが、上記第1の実施の形態に係るステッピングモータ制御装置10Aと異なっている。
なお、本実施の形態に係るステッピングモータ制御装置10Cも、複写機、プリンタ(画像形成装置)、ファクシミリ装置等の複数の機能を有する複合機における複数箇所に設けられたステッピングモータを制御するものとして適用されているが、これに限らず、ステッピングモータを複数有する他の装置に適用してもよい。
また、本実施の形態に係るステッピングモータ制御装置10Cも、ステッピングモータ20A〜20Dとして2相励磁方式のものを制御対象としているが、これに限らず、3相励磁方式、4相励磁方式、5相励磁方式等の他の方式のステッピングモータを制御対象としてもよい。
本実施の形態に係る速度制御用クロック信号生成部13Cもまた、上記第1の実施の形態に係る速度制御用クロック信号生成部13Aと同様に、発振器12によって生成された基準クロック信号CLKに基づいて、各ステッピングモータ20A〜20Dの回転速度を規定する速度制御用クロック信号を当該複数のステッピングモータの各々毎に生成する。
ここで、本実施の形態に係る速度制御用クロック信号生成部13Cは、複数のカウンタ回路(本実施の形態では、カウンタ回路14E〜14Gの3つのカウンタ回路)と、複数のコンパレータ(本実施の形態では、コンパレータ16E〜16Fの2つのコンパレータ)とを有している。
カウンタ回路14Eおよびカウンタ回路14Fは、各々上記複数のステッピングモータの一部(本実施の形態では、ステッピングモータ20Aおよびステッピングモータ20B)に対応して設けられ、基準クロック信号CLKが入力されると共に、入力された基準クロック信号CLKのパルス数を計数して当該基準クロック信号CLKを分周することにより上記一部のステッピングモータ用の上記速度制御用クロック信号を生成する。
また、カウンタ回路14Gは、上記複数のステッピングモータの他部(本実施の形態では、ステッピングモータ20Cおよびステッピングモータ20D)に対応して設けられ、基準クロック信号CLKが入力されると共に、入力された基準クロック信号CLKのパルス数を計数する。
さらに、コンパレータ16E〜コンパレータ16Fは、各々上記複数のステッピングモータの他部に対応して設けられ、カウンタ回路14Gによる計数値が入力されると共に、当該計数値の範囲を示す計数値範囲情報が予め設定され、入力された計数値と設定された計数値範囲情報により示される計数値の範囲とを比較することにより、入力された計数値が上記計数値範囲情報により示される計数値の範囲外である場合にパルスを発生させることによって上記他部のステッピングモータ用の上記速度制御用クロック信号を生成する。
本実施の形態に係るコンパレータ16Eおよびコンパレータ16Fは、上記第1の実施の形態に係るコンパレータ16A〜16D(図2も参照。)と同一の構成とされており、各々に設けられた一対のレジスタには、計数値範囲情報における下限値および上限値が設定される。
そして、各々に設けられた比較回路により、カウンタ回路14Gから入力された計数値と、上記一対のレジスタに予め設定された計数値範囲情報により示される計数値の範囲とを比較することにより、入力された計数値が上記計数値範囲情報により示される計数値の範囲外である場合にパルスを発生させることにより速度制御用クロック信号を生成する。
次に、図13を参照して、ステッピングモータ制御装置10Cの電気系の要部構成を説明する。なお、図13の図3と同一の構成要素については図3と同一の符号を付して、その説明を省略する。
同図に示すように、本実施の形態に係るステッピングモータ制御装置10Cでは、上記第1の実施の形態に係るステッピングモータ制御装置10A(図3も参照。)の速度制御用クロック信号生成部13Aに代えて、速度制御用クロック信号生成部13CがI/F36を介してシステムバスBUSに電気的に接続されている点が上記第1の実施の形態に係るステッピングモータ制御装置10Aと異なっている。
従って、CPU30は、I/F36を介して、速度制御用クロック信号生成部13Cの作動を制御することができる。
本実施の形態に係るステッピングモータ制御装置10Cでは、カウンタ回路14E〜14Gによる計数開始のタイミングを当該カウンタ回路の各々毎にずらすことにより、ステッピングモータ20A〜20Dの各々毎の速度制御用クロック信号を、各々の位相が互いに異なるように生成させる制御を行っている。
このため、ステッピングモータ制御装置10Cでは、カウンタ回路14E〜14Gの各々毎の計数開始タイミングのずれ量を示すずれ量情報がROM34の所定領域に予め記憶されている。
なお、本実施の形態に係るステッピングモータ制御装置10Cでは、上記ずれ量情報として、カウンタ回路14Eによる計数開始タイミングを基準(0(零))として、カウンタ回路14F、カウンタ回路14Gの順に計数開始タイミングが基準クロック信号CLKの1パルス分ずつ後にずれることを示す情報を適用している。
ここで、本実施の形態に係るステッピングモータ制御装置10Cでも、上記ずれ量として、相励磁信号の1周期を、駆動回路18A〜18Dにより並行して生成される相励磁信号の数(本実施の形態では、‘4’)で除算して得られる期間以下に相当する量を適用する。この理由は、前述したように、各速度制御用クロック信号の同一相間に加えて、各相間でのパルスの立ち上がりの重畳の発生も抑制するためである。
次に、図14を参照して、本実施の形態に係るステッピングモータ制御装置10Cの作用を説明する。なお、図14は、ステッピングモータ制御装置10CのCPU30によって実行されるモータ駆動制御処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートであり、当該プログラムはROM34の所定領域に予め記憶されている。また、ここでは、錯綜を回避するために、ステッピングモータ20A〜20Dの各ステッピングモータが略同一のタイミングで回転が開始され、略同一のタイミングで回転が停止される場合について説明する。
まず、同図のステップ300では、ROM34から上記ずれ量情報を読み出し、次のステップ302では、コンパレータ16Eに設けられた一対のレジスタ、およびコンパレータ16Fに設けられた一対のレジスタに対して前述した計数値範囲情報を設定する。
本実施の形態に係るステッピングモータ制御装置10Cでは、コンパレータ16Eおよびコンパレータ16Fの各々毎に、出力される速度制御用クロック信号のデューティ比が共に50%となり、かつ予め定められたずれ量だけ位相がずれるように、上記計数値範囲情報の下限値および上限値を各コンパレータ16E,16Fに設けられた一対のレジスタに設定する。
ここで、本実施の形態に係るステッピングモータ制御装置10Cでは、上記予め定められたずれ量としても、相励磁信号の1周期を、駆動回路18A〜18Dにより並行して生成される相励磁信号の数(本実施の形態では、‘4’)で除算して得られる期間以下に相当する量を適用する。これも、各速度制御用クロック信号の同一相間に加えて、各相間でのパルスの立ち上がりの重畳の発生も抑制するためである。
次のステップ304では、各ステッピングモータ20A〜20Dの回転駆動を開始するタイミングが到来するまで待機し、次のステップ306にて、カウンタ回路14E〜14Gの各々に対して、上記ステップ300の処理によって読み出したずれ量情報により示されるずれ量で開始タイミングがずれるように計数を開始させた後、次のステップ308にて、駆動回路18A〜18Dの各々に対して作動開始を指示する。
次のステップ310では、各ステッピングモータ20A〜20Dの回転駆動を停止するタイミングが到来するまで待機し、次のステップ312にて、駆動回路18A〜18Dの各々に対して作動停止を指示し、次のステップ314にて、カウンタ回路14E〜14Gの各々に対して計数を停止させ、その後に本モータ駆動制御処理プログラムを終了する。
本実施の形態に係るモータ駆動制御処理プログラムの実行によっても、一例として図7に示されるような、予め定められたずれ量(本実施の形態では、基準クロック信号CLKの1パルス分に相当するずれ量)で位相がずれた速度制御用クロック信号が生成されるため、この結果として、一例として図8に示されるように、ステッピングモータ20A〜20Dの各々に対応する相励磁信号は、その立ち上がりのタイミングが各相毎にずれることとなり、ステッピングモータの逆起電力に起因して生じる急激な波形変化が重畳される現象の発生頻度が低減される。
なお、本実施の形態に係るステッピングモータ制御装置10Cにおいても、一例として図4に示されるように、上記急激な波形変化の期間が測定等によって予め判明している場合には、上記ずれ量として、当該波形変化の期間以上の期間を適用してもよい。
以上詳細に説明したように、本実施の形態でも、複数のステッピングモータ(本実施の形態では、ステッピングモータ20A〜20D)の回転駆動の動作タイミングの基準となる基準クロック信号を生成する基準クロック信号生成手段(本実施の形態では、発振器12)と、前記基準クロック信号に基づいて、前記複数のステッピングモータの回転速度を規定する速度制御用クロック信号を当該複数のステッピングモータの各々毎に生成する速度制御用クロック信号生成手段(本実施の形態では、速度制御用クロック信号生成部13C)と、各々前記複数のステッピングモータの各々に対応して設けられ、対応する前記ステッピングモータ用の前記速度制御用クロック信号に基づいて、対応する前記ステッピングモータを回転駆動させる相励磁信号を生成して当該ステッピングモータに入力することにより当該ステッピングモータを回転駆動させる複数の駆動手段(本実施の形態では、駆動回路18A〜18D)と、を備え、制御手段(本実施の形態では、CPU30)により、前記複数のステッピングモータの各々毎の速度制御用クロック信号を、各々の位相が互いに異なるように生成させるように前記速度制御用クロック信号生成手段を制御している。
特に、本実施の形態では、前記速度制御用クロック信号生成手段が、前記複数のステッピングモータの一部(本実施の形態では、ステッピングモータ20A〜20B)に対応して設けられ、前記基準クロック信号が入力されると共に、入力された基準クロック信号のパルス数を計数して当該基準クロック信号を分周することにより前記一部のステッピングモータ用の前記速度制御用クロック信号を生成する第1の計数回路(本実施の形態では、カウンタ回路14Eおよびカウンタ回路14F)と、前記複数のステッピングモータの他部(本実施の形態では、ステッピングモータ20C〜20D)に対応して設けられ、前記基準クロック信号が入力されると共に、入力された基準クロック信号のパルス数を計数する第2の計数回路(本実施の形態では、カウンタ回路14G)と、前記複数のステッピングモータの他部に対応して設けられ、前記第2の計数回路による計数値が入力されると共に、当該計数値の範囲を示す計数値範囲情報が予め設定され、入力された計数値と設定された計数値範囲情報により示される計数値の範囲とを比較することにより、前記入力された計数値が前記計数値範囲情報により示される計数値の範囲外である場合にパルスを発生させることによって前記他部のステッピングモータ用の前記速度制御用クロック信号を生成する複数の比較回路(本実施の形態では、コンパレータ16Eおよびコンパレータ16Fに設けられた比較回路)と、を有し、前記制御手段が、前記第1の計数回路および前記第2の計数回路による計数開始のタイミングを当該第1の計数回路および第2の計数回路の各々毎にずらすと共に、前記複数の比較回路に対し、当該複数の比較回路の各々毎に互いに異なる前記計数値の範囲を示すものとして予め定められた計数値範囲情報を予め設定することにより前記制御を行っている。
以上、本発明を上記実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。発明の主旨を逸脱しない範囲で上記実施の形態に多様な変更または改良を加えることができ、当該変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
また、上記実施の形態は、特許請求の範囲に記載された発明を限定するものではなく、また、上記実施の形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。上記実施の形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における状況に応じた組み合わせにより種々の発明が抽出される。上記実施の形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、効果が得られる限りにおいて、この幾つかの構成要件が削除された構成が発明として抽出される。
例えば、上記各実施の形態では、速度制御用クロック信号生成部および駆動回路(以下、「被制御部」という。)と、当該速度制御用クロック信号生成部および駆動回路の作動を制御する制御部との間の接続形態については特に言及しなかったが、例えば、一例として図15に示すように、制御部と被制御部との間を、シリアル伝送を行うことのできる伝送路で電気的に接続する形態としてもよい。この場合、制御部にはパラレル/シリアル変換部(同図では、「P/S」と表記。)が必要となり、被制御部にはシリアル/パラレル変換部(同図では、「S/P」と表記。)が必要となるが、上記シリアル伝送を行うことのできる伝送路は、パラレル伝送を行う伝送路に比較して、配線数が著しく低減される。
また、上記各実施の形態では、制御対象とするステッピングモータが4つの場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、ステッピングモータの数は複数であれば如何なる数でも対応可能である。なお、制御対象とするステッピングモータの数が4つ以外の複数である場合には、その数に応じてカウンタ回路やコンパレータの数が加減されることになる。
また、上記各実施の形態では、錯綜を回避するために、モータ駆動制御処理プログラムにおいてステッピングモータを回転駆動の開始時から停止時まで一定の回転速度で回転させる場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、ステッピングモータの脱調の発生を抑制するために、回転駆動の開始時と、所望の回転速度で一定とする定常時と、回転駆動の停止時との各々毎に回転速度を変更する制御を行う形態としてもよい。この場合、上記各実施の形態において実行している速度制御用クロック信号の位相を異ならせる制御は、少なくとも上記定常時に行うようにすればよい。これは、上記回転駆動の開始時および停止時の制御期間がごく短期間であるためである。
また、上記各実施の形態では、本発明の比較回路として、カウンタ回路から入力された計数値が計数値範囲情報により示される計数値の範囲外である場合にパルスを発生させるものを適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、カウンタ回路から入力された計数値が計数値範囲情報により示される計数値の範囲内である場合にパルスを発生させるものを、本発明の比較回路として適用する形態としてもよい。
また、上記各実施の形態では、各速度制御用クロック信号のずれ量として基準クロック信号CLKの1パルス分の期間に相当する量を適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、基準クロック信号CLKの2パルス分の期間以上の期間に相当する量等の他のずれ量を適用する形態としてもよい。なお、この場合も、当該ずれ量として、相励磁信号の1周期を複数の駆動回路により並行して生成される相励磁信号の数で除算して得られる期間以下に相当する量を適用したり、相励磁信号の急激な波形変化の期間が予め判明している場合には当該期間以上の期間に相当する量を適用したりすることが好ましい。
また、上記各実施の形態では、安全性を確保するためにヒューズが設けられている場合については特に言及しなかったが、この場合においても、ステッピングモータを駆動させるための電力のピーク値を抑制することができる結果、ヒューズ切れの発生が抑制される。なお、この場合、ラッシュ対応のヒューズを用いることが好ましい。
また、上記各実施の形態では、相励磁信号を生成するために用いられる電力を供給する不図示の電源回路において供給電力を所望の電力とするためにフィードバック制御を行う帰還制御回路が設けられている場合については特に言及しなかったが、この場合にもステッピングモータを駆動させるための電力のピーク値を抑制することができる結果、当該帰還制御回路の誤動作が抑制される。
また、上記第3の実施の形態では、本発明の第1の計数回路としてのカウンタ回路が2つで、本発明の第2の計数回路としてのカウンタ回路が1つである場合について説明したが、これらの数も一例であり、これら以外の数の組み合わせを適用してもよい。
さらに、上記第3の実施の形態では、コンパレータを2つ用いた場合について説明したが、この数についてもこの限りでないことは言うまでもない。
また、上記各実施の形態では、カウンタ回路ないしコンパレータを用いて速度制御用クロック信号生成部を構成した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、複数のステッピングモータの各々毎の速度制御用クロック信号を、各々の位相が互いに異なるように生成させることのできる他の構成が適用できることも言うまでもない。
また、上記各実施の形態では、モータ駆動制御処理プログラムがROM34に予め記憶されている場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらのプログラムをCD−ROMやDVD−ROM、USBメモリなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納した状態で提供する形態を適用してもよいし、有線又は無線による通信手段を介して配信する形態を適用してもよい。
その他、上記各実施の形態で説明したステッピングモータ制御装置の構成(図1〜図3,図9,図10,図12,図13参照。)は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において、不要な部位を削除したり、新たな部位を追加したり、各部位の配設位置を変更したりしてもよい。
さらに、上記各実施の形態で説明したモータ駆動制御処理プログラムの処理の流れ(図6,図11,図14参照。)も一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において不要なステップを削除したり、新たなステップを追加したり、処理順序を入れ替えたりしてもよい。
第1の実施の形態に係るステッピングモータ制御装置の構成を示すブロック図である。 第1,第3の実施の形態に係るコンパレータの構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態に係るステッピングモータ制御装置の電気系の要部構成を示すブロック図である。 ステッピングモータに入力する相励磁信号の測定結果の一例を示す波形図である。 2相励磁方式のステッピングモータにおける各相励磁信号の状態の一例を示す波形図である。 第1の実施の形態に係るモータ駆動制御処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 第1の実施の形態に係るモータ駆動制御処理プログラムの実行時における要部信号の一例を示すタイムチャートである。 実施の形態に係るモータ駆動制御処理プログラムの実行時におけるステッピングモータの各々に対応する相励磁信号のずれの状態の一例を示すタイムチャートおよび波形図である。 第2の実施の形態に係るステッピングモータ制御装置の構成を示すブロック図である。 第2の実施の形態に係るステッピングモータ制御装置の電気系の要部構成を示すブロック図である。 第2の実施の形態に係るモータ駆動制御処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 第3の実施の形態に係るステッピングモータ制御装置の構成を示すブロック図である。 第3の実施の形態に係るステッピングモータ制御装置の電気系の要部構成を示すブロック図である。 第3の実施の形態に係るモータ駆動制御処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 他の実施の形態に係るステッピングモータ制御装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
10A〜10D ステッピングモータ制御装置
12 発振器(基準クロック信号生成手段)
13A〜13C 速度制御用クロック信号生成部(速度制御用クロック信号生成手段)
14 カウンタ回路(計数回路)
14A〜14D カウンタ回路(計数回路)
14E〜14F カウンタ回路(第1の計数回路)
14G カウンタ回路(第2の計数回路)
16A〜16F コンパレータ
18A〜18D 駆動回路(駆動手段)
20A〜20D ステッピングモータ
22A〜22D レジスタ
24A〜24D レジスタ
26A〜26D 比較回路
30 CPU(制御手段)
32 RAM
34 ROM
36 インタフェース

Claims (7)

  1. 複数のステッピングモータの回転駆動の動作タイミングの基準となる基準クロック信号を生成する基準クロック信号生成手段と、
    前記基準クロック信号に基づいて、前記複数のステッピングモータの回転速度を規定する速度制御用クロック信号を当該複数のステッピングモータの各々毎に生成する速度制御用クロック信号生成手段と、
    各々前記複数のステッピングモータの各々に対応して設けられ、対応する前記ステッピングモータ用の前記速度制御用クロック信号に基づいて、対応する前記ステッピングモータを回転駆動させる相励磁信号を生成して当該ステッピングモータに入力することにより当該ステッピングモータを回転駆動させる複数の駆動手段と、
    前記複数のステッピングモータの各々毎の速度制御用クロック信号を、各々の位相が互いに異なるように生成させるように前記速度制御用クロック信号生成手段を制御する制御手段と、
    を備えたステッピングモータ制御装置。
  2. 前記速度制御用クロック信号生成手段は、
    前記基準クロック信号が入力され、当該基準クロック信号のパルス数を計数する計数回路と、
    各々前記複数のステッピングモータの各々に対応して設けられ、前記計数回路による計数値が入力されると共に、当該計数値の範囲を示す計数値範囲情報が予め設定され、入力された計数値と設定された計数値範囲情報により示される計数値の範囲とを比較することにより、前記入力された計数値が前記計数値範囲情報により示される計数値の範囲内または範囲外である場合にパルスを発生させることにより前記速度制御用クロック信号を生成する複数の比較回路と、
    を有し、
    前記制御手段は、前記複数の比較回路に対し、当該複数の比較回路の各々毎に互いに異なる前記計数値の範囲を示すものとして予め定められた計数値範囲情報を予め設定することにより前記制御を行う
    請求項1記載のステッピングモータ制御装置。
  3. 前記速度制御用クロック信号生成手段は、
    各々前記複数のステッピングモータの各々に対応して設けられ、前記基準クロック信号が入力されると共に、入力された基準クロック信号のパルス数を計数して当該基準クロック信号を分周することにより前記速度制御用クロック信号を生成する複数の計数回路を有し、
    前記制御手段は、前記複数の計数回路による計数開始のタイミングを当該複数の計数回路の各々毎にずらすことにより前記制御を行う
    請求項1記載のステッピングモータ制御装置。
  4. 前記速度制御用クロック信号生成手段は、
    前記複数のステッピングモータの一部に対応して設けられ、前記基準クロック信号が入力されると共に、入力された基準クロック信号のパルス数を計数して当該基準クロック信号を分周することにより前記一部のステッピングモータ用の前記速度制御用クロック信号を生成する第1の計数回路と、
    前記複数のステッピングモータの他部に対応して設けられ、前記基準クロック信号が入力されると共に、入力された基準クロック信号のパルス数を計数する第2の計数回路と、
    前記複数のステッピングモータの他部に対応して設けられ、前記第2の計数回路による計数値が入力されると共に、当該計数値の範囲を示す計数値範囲情報が予め設定され、入力された計数値と設定された計数値範囲情報により示される計数値の範囲とを比較することにより、前記入力された計数値が前記計数値範囲情報により示される計数値の範囲内または範囲外である場合にパルスを発生させることによって前記他部のステッピングモータ用の前記速度制御用クロック信号を生成する複数の比較回路と、
    を有し、
    前記制御手段は、前記第1の計数回路および前記第2の計数回路による計数開始のタイミングを当該第1の計数回路および第2の計数回路の各々毎にずらすと共に、前記複数の比較回路に対し、当該複数の比較回路の各々毎に互いに異なる前記計数値の範囲を示すものとして予め定められた計数値範囲情報を予め設定することにより前記制御を行う
    請求項1記載のステッピングモータ制御装置。
  5. 前記複数の速度制御用クロック信号の各々の位相のずれ量は、前記相励磁信号の1周期を前記複数の駆動手段により並行して生成される相励磁信号の数で除算して得られる期間以下に相当する量である
    請求項1〜請求項4の何れか1項記載のステッピングモータ制御装置。
  6. 複数のステッピングモータの回転駆動の動作タイミングの基準となる基準クロック信号を生成する基準クロック信号生成手段と、前記基準クロック信号に基づいて、前記複数のステッピングモータの回転速度を規定する速度制御用クロック信号を当該複数のステッピングモータの各々毎に生成する速度制御用クロック信号生成手段と、各々前記複数のステッピングモータの各々に対応して設けられ、対応する前記ステッピングモータ用の前記速度制御用クロック信号に基づいて、対応する前記ステッピングモータを回転駆動させる相励磁信号を生成して当該ステッピングモータに入力することにより当該ステッピングモータを回転駆動させる複数の駆動手段と、を備えたステッピングモータ制御装置において実行されるプログラムであって、
    コンピュータを、
    前記複数のステッピングモータの各々毎の速度制御用クロック信号を、各々の位相が互いに異なるように生成させるように前記速度制御用クロック信号生成手段を制御する制御手段として機能させるためのプログラム。
  7. コンピュータを、請求項1〜請求項5の何れか1項に記載のステッピングモータ制御装置における制御手段として機能させるためのプログラム。
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