JP2010136049A - 画像読み取り装置、画像読み取り制御方法、画像読み取り制御プログラム及び記録媒体 - Google Patents

画像読み取り装置、画像読み取り制御方法、画像読み取り制御プログラム及び記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、副走査移動を行うステッピングモータの共振を回避しつつ原稿の読み取りを行う技術を提供する。
【解決手段】スキャナ装置1は、原稿Ga、Gbの読み取り倍率として任意の読み取り倍率が指定されると、該読み取り倍率に応じた副走査移動速度で原稿Ga、Gbまたは原稿Ga、Gbの画像を主走査方向に読み取る画像読み取りユニット7を副走査方向に移動させるステッピングモータ8、37の駆動周波数を設定して該駆動周波数でステッピングモータ8、37を駆動させて、画像読み取りユニット7の読み取った画像データを主走査方向において該読み取り倍率に応じて倍率調整する場合に、ステッピングモータ8、37の共振の有無を共振検出部で検出して、該検出結果に基づいて該ステッピングモータ8、37の駆動周波数を調整してステッピングモータ8、37の共振を回避する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像読み取り装置、画像読み取り制御方法、画像読み取り制御プログラム及び記録媒体に関し、詳細には、原稿と該原稿画像を読み取る読み取り部との相対移動速度を変更して原稿の画像を変倍して読み取る画像読み取り装置、画像読み取り制御方法、画像読み取り制御プログラム及び記録媒体に関する。
スキャナ装置、複写装置、ファクシミリ装置、複合装置等の画像読み取り装置においては、ADF(Auto Document Feeder)等の原稿搬送部で原稿を搬送させつつ、該原稿の画像を、停止している画像読み取り部で読み取る場合、画像読み取り部の光源から搬送される原稿に読み取り光を照射して、原稿で反射された反射光を該画像読み取り部のCCD(Charge Coupled Device )等の光電変換素子で光電変換してライン毎に原稿の画像を読み取る。原稿搬送部は、ステッピングモータと原稿搬送ローラ等を用い、該ステッピングモータによって原稿搬送ローラを駆動させて、原稿を所定の搬送速度で等速度搬送する。
また、画像読み取り装置においては、コンタクトガラス上に固定的に設置された原稿を画像読み取り部をステッピングモータ及びローラやベルト等の移動駆動部を介して副走査方向に等速移動させて該移動する画像読み取り部の光源からコンタクトガラス上に固定されている原稿に読み取り光を照射して該原稿で反射された反射光を該移動する画像読み取り部のCCD等の光電変換素子で光電変換してライン毎に原稿の画像を読み取る。
すなわち、画像読み取り装置は、画像読み取り部と原稿を等速度で相対移動させて、原稿の画像データを読み取っている。
そして、従来、画像読み取り装置においては、駆動モータとして、一般的に、制御機構が簡易で安価なステッピングモータが用いられている。
また、従来、画像読み取り装置においては、原稿の読み取りを等倍サイズで読み取るだけでなく、拡大処理または縮小処理して読み取る変倍読み取り処理を行っており、この変倍読み取り処理においては、主走査方向については、画像読み取り部の読み取った画像データに対して変倍率に応じて画素の挿入または間引きを行うことで処理し、副走査方向については、変倍率に応じて画像読み取り部と原稿との相対速度を変倍率に応じて変更することで処理している(特許文献1参照)。
特開2001−145394号公報
しかしながら、上記従来技術にあっては、ステッピングモータの駆動速度を単純に変更制御して、画像読み取り部と原稿の相対速度を変更することで、変倍読み取り処理を行っているため、高品質の画像読み取りを適切に行う上で、改良の必要があった。
すなわち、ステッピングモータは、共振周波数を有しており、共振周波数では、振動や騒音が極端に大きくなるため、通常の等倍読み取りにおいては、この共振周波数を除外した駆動周波数でステッピングモータを駆動させている。ところが、従来技術にあっては、変倍読み取り処理を行う場合、副走査方向の変倍読み取り処理をステッピングモータの駆動周波数を変更することで行っているが、ステッピングモータの共振周波数については考慮されておらず、ステッピングモータの共振周波数と変倍時のステッピングモータの駆動周波数が一致すると、画像読み取り部や原稿の搬送速度に乱れが発生して読み取り画像の画像品質が悪化したり、動作騒音が大きくなるという問題があった。
そこで、本発明は、任意読み取り倍率での原稿の読み取りにおけるステッピングモータによる画像読み取り手段と原稿の相対移動速度を安定させて読み取り画像品質を向上させることのできる画像読み取り装置、画像読み取り制御方法、画像読み取り制御プログラム及び記録媒体を提供することを目的としている。
本発明は、上記目的を達成するために、原稿の読み取り倍率として任意の読み取り倍率が指定されると、該読み取り倍率に応じた副走査移動速度で原稿または/及び該原稿の画像を主走査方向に読み取る画像読み取り手段を副走査方向に移動させるステッピングモータの駆動周波数を設定して該駆動周波数で該ステッピングモータを駆動させて、該画像読み取り手段の読み取った画像データを主走査方向において該読み取り倍率に応じて倍率調整する画像読み取りにおいて、該ステッピングモータの共振有無の検出結果に基づいて該ステッピングモータの駆動周波数を制御して該ステッピングモータの共振を回避することを特徴としている。
また、本発明は、予め前記ステッピングモータの共振の発生する駆動周波数を検出して共振周波数記憶手段に共振周波数として記憶し、設定された前記駆動周波数と該共振周波数記憶手段の該共振周波数を比較して該駆動周波数として該共振周波数以外の周波数を設定することを特徴としてもよい。
さらに、本発明は、指定された読み取り倍率に応じて設定された前記駆動周波数で回転駆動して、該回転駆動される前記ステッピングモータの共振の有無を検出して、該検出結果に基づいて該ステッピングモータの駆動周波数を制御して該ステッピングモータの共振を回避することを特徴としてもよい。
また、本発明は、前記駆動周波数を所定修正倍された周波数を駆動周波数として該駆動周波数に対応した駆動速度で前記ステッピングモータを駆動させて共振を回避し、前記主走査方向において前記読み取り倍率を該修正倍した倍率で前記画像読み取り手段の読み取った画像データを倍率調整することを特徴としてもよい。
さらに、本発明は、前記ステッピングモータの励磁方式を変更して該ステッピングモータの共振を回避することを特徴としてもよい。
本発明によれば、任意読み取り倍率での原稿の読み取りにおけるステッピングモータによる画像読み取り手段と原稿の相対移動速度を安定させることができ、読み取り画像の画像品質を向上させることができる。
以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施例は、本発明の好適な実施例であるので、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明によって不当に限定されるものではなく、また、本実施の形態で説明される構成の全てが本発明の必須の構成要件ではない。
図1〜図9は、本発明の画像読み取り装置、画像読み取り制御方法、画像読み取り制御プログラム及び記録媒体の一実施例を示す図であり、図1は、本発明の画像読み取り装置、画像読み取り制御方法、画像読み取り制御プログラム及び記録媒体の一実施例を適用したスキャナ装置1の正面概略構成図である。
図1において、スキャナ装置1は、本体筐体2の上部に第1原稿台ガラス3と第2原稿台ガラス4が設けられており、第1原稿台ガラス3と第2原稿台ガラス4の間には、シェーディング補正用の白基準板5が配設されている。第1原稿台ガラス3、4の上部には、開閉可能にADF(自動原稿送り装置)6が設けられており、ADF6は、第1原稿台ガラス3上にセットたれた原稿Gaを第1原稿台ガラス3に密着させるように押さえ付ける厚板の機能を兼ね備えている。
本体筐体2の内部には、画像読み取りユニット(画像読み取り部)7が副走査方向(図1に両矢印で示す方向)に移動可能に配設されており、画像読み取りユニット7は、スキャナモータ8の駆動軸9と該駆動軸9とは副走査方向反対側に設けられている従動軸10との間に張り渡された移動ベルト11に連結されていて、スキャナモータ8によって移動ベルト11が回転移動されることで、副走査方向に移動される。
画像読み取りユニット7は、光源21、反射板22、ミラー23、レンズ24及びCCD等のイメージセンサ25等を備えており、図1に一点鎖線で示すように、光源21から第1原稿台ガラス3上の原稿Gaまたは第2原稿台ガラス4上を通過する原稿Gbに読み取り光を照射して、原稿Ga、Gbで反射された反射光をミラー23及びレンズ24を介してイメージセンサ25に集光させて、イメージセンサ25で光電変換することで原稿Ga、Gbの画像の読み取りを行う。そして、スキャナ装置1は、第1原稿台ガラス3上の原稿Gaを読み取る場合には、スキャナモータ8によって画像読み取りユニット7を第1原稿台ガラス3の下方を副走査方向に移動させながら該原稿Gaの読み取り動作を行い、ADF6によって第2原稿ガラス第4上を搬送される原稿Gbの読み取りを行う場合には、スキャナモータ8によって画像読み取りユニット7を第2原稿台ガラス4の下方に移動させて固定した状態で、ADF6によって第2原稿台ガラス4上を搬送される原稿Gbの読み取りを行う。
ADF6は、原稿トレイ31、給紙ローラ32、原稿搬送ドラム33、従動ローラ34、排出ローラ35、排紙トレイ36及びADFモータ37等を備えており、原稿トレイ31上に複数枚の原稿Gbが載置される。ADF6は、原稿トレイ31上に載置されている原稿Gbを給紙ローラ32で1枚ずつ分離して原稿搬送ドラム33に送り出し、原稿搬送ドラム33をADFモータ37で回転駆動させることで、原稿Gbを第2原稿台ガラス4に密接させながら搬送して、第2原稿台ガラス4上を搬送される原稿Gbを画像読み取りユニット7で読み取る。ADF7は、画像読み取りユニット7によって画像の読み取られた原稿Gbを排出ローラ35によって排紙トレイ36上に排出する。
そして、スキャナ装置1は、図2に示すように、制御部40、上記画像読み取りユニット7、上記スキャナモータ8及びADFモータ37を総称するステッピングモータ50、ステッピングモータ50の共振を検出する共振検出部(共振検出手段)60等を備えている。すなわち、所定のタイミングに、上記スキャナモータ8及びADFモータ37として、このステッピングモータ50が用いられている。
制御部40は、CPU(Central Processing Unit )41、モータドライバIC(Integrated Circuit:集積回路)42及び画像メモリ43等を備えているとともに、図示しないが、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)及びスキャナ装置1の電源がオフの場合にもその記憶内容を保持する不揮発性メモリ、例えば、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory等を搭載している。ROMには、スキャナ装置1の基本プログラムや後述する画像読み取り制御方法を実行する画像読み取り制御プログラム等のプログラム及び必要なシステムデータ等が格納されており、CPU(駆動制御手段、主走査倍率調整手段、共振回避手段)41はROM内のプログラムに基づいてRAMをワークメモリとして利用しつつ、スキャナ装置1の各部を制御してスキャナ装置1としての基本処理を実行するとともに、本発明の画像読み取り制御処理を実行する。
すなわち、スキャナ装置1は、ROM、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory )、EPROM、フラッシュメモリ、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory )、CD−RW(Compact Disc Rewritable )、DVD(Digital Video Disk)、SD(Secure Digital)カード、MO(Magneto-Optical Disc)等のコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録されている本発明の画像読み取り制御方法を実行する画像読み取り制御プログラムを読み込んでROM等に導入することで、後述する任意倍率での読み取り時におけるステッピングモータ50の駆動周波数を共振周波数から外して読み取り画像の画像品質を向上させる画像読み取り制御方法を実行する画像読み取り装置として構築されている。この画像読み取り制御プログラムは、アセンブラ、C、C++、C#、Java(登録商標)等のレガシープログラミング言語やオブジェクト指向ブログラミング言語等で記述されたコンピュータ実行可能なプログラムであり、上記記録媒体に格納して頒布することができる。
また、CPU41には、画像読み取りユニット7から画像読み取りユニット7の読み取った原稿Ga、Gbの画像データが入力され、CPU41は、画像読み取りユニット7からの画像データに対して必要な画像処理、特に、画像読み取りユニット7の読み取った画像データを主走査方向において読み取り倍率(変倍率)に応じて倍率調整する画像処理を施した後、画像メモリ43に保管する。CPU41は、画像メモリ43に保管した画像データを、LAN(Local Area Network)等の通信回線を介してパーソナルコンピュータ等のコンピュータに送信したり、プリンタ装置等に送信する等の画像出力に供する。
さらに、CPU41は、画像読み取りユニット7による原稿読み取り動作において、スキャナモータ8及びADFモータ37の駆動を制御し、本実施例のスキャナ装置1においては、これらのスキャナモータ8及びADFモータ37として、ステッピングモータが利用されていて、図2では、ステッピングモータ50は、これらスキャナモータ8及びADFモータ37を総称したモータとして示されている。
CPU41は、モータドライバIC42にステッピングモータ50の駆動速度に対応した駆動パルスを出力し、モータドライバIC42は、入力される駆動パルスに同期した駆動電圧をステッピングモータ50に出力して、ステッピングモータ50を駆動させる。すなわち、CPU41からモータドライバIC41に出力する駆動パルスを変更することで、ステッピングモータ50の駆動速度を変更することができる。
このパルス周期によって速度が決定されるステッピングモータ50は、図3に示すように、ある周波数で共振を起こす特性を有しており、この周波数が共振周波数であって、共振周波数及び振幅の大小は、ステッピングモータ50個々によって多少バラツキがある。そして、この共振周波数でステッピングモータ50を駆動させると、振動や騒音が大きくなり、読み取り画像の画像品質が悪化する。
そこで、スキャナ装置1は、画像読み取りユニット7に、ステッピングモータ50の共振の有無を検出する共振検出部60が設けられており、共振検出部60として、本実施例では、振動センサ61とロータリエンコーダ62のいずれかまたは双方が設けられていているが、共振検出部60としては、振動センサ61とロータリエンコーダ62に限るものではなく、例えば、騒音センサ等を用いてもよい。
振動センサ61は、例えば、圧電素子等が用いられており、ステッピングモータ50の振動の大きさを検出して、デジタルの振動信号としてCPU41に出力する。CPU41は、振動センサ61からの振動信号の大きさに基づいてステッピングモータ50の共振の有無を判定して、共振の発生しているときの駆動周波数を共振周波数として取得して不揮発性メモリに保管する。この場合、例えば、CPU41は、振動センサ61からの振動信号が所定値を越えると共振が発生していると判定する。
また、ロータリエンコーダ62は、ステッピングモータ50の回転角を検出して、デジタルの回転角信号としてCPU41に出力する。CPU41は、ロータリエンコーダ62からの回転角信号の大きさに基づいてステッピングモータ50の共振の有無を判定して、共振の発生しているときの駆動周波数を共振周波数として取得して不揮発性メモリに保管する。この場合、例えば、CPU41は、ロータリエンコーダ62からの回転角信号の振れが所定値以上であると、共振が発生していると判定する。
CPU41は、予め画像読み取りユニット7のスキャナモータ8及びADFモータ37を駆動させて、振動センサ61やロータリエンコーダ62の検出結果に基づいてステッピングモータ50の共振周波数を検出して不揮発性メモリに格納し、原稿Ga、Gbの読み取りを等倍ではなく、変倍で行う場合に、ステッピングモータ50の駆動周波数を該共振周波数から外すことで、読み取り画像の画像品質を向上させている。
なお、図示しないが、スキャナ装置1は、操作キーやディスプレイを備えた操作表示部(読み取り倍率指定手段)を備えており、操作キーでスキャナ装置1に原稿読取開始、読み取り解像度等のスキャナ装置1に読み取り処理を行わせるのに必要な各種命令の入力操作、特に、原稿Ga、Gbの読み取り倍率の指定操作が行われて、該操作キーで入力操作された操作内容やスキャナ装置1からオペレータに通知する各種情報をディスプレイに表示する。また、スキャナ装置1は、ネットワークI/Fを備えていて、LAN(Local Area Network)等のネットワークに接続され、該ネットワークに接続されているコンピュータ等のホスト装置からのスキャナ要求や操作表示部からの操作に応じて読み取った原稿画像データを該ホスト装置に送信してもよい。
次に、本実施例の作用を説明する。本実施例のスキャナ装置1は、ステッピングモータ50の共振周波数を予め検出して変倍読み取り時におけるステッピングモータ50の駆動周波数を該共振周波数から外して読み取り動作を行う。
まず、共振周波数の検出記憶処理について、図4に基づいて説明する。すなわち、CPU41は、スキャナ装置1の電源が投入されると(ステップS101)、ステッピングモータ50の駆動周波数として、予めステッピングモータ50の駆動を開始する駆動開始周波数として設定されているスタート周波数fsに設定してステッピングモータ50を駆動させ(ステップS102)、共振周波数であるか否かを共振検出検出部60の振動センサ61または/及びロータリエンコーダ62の検出結果に基づいて判断する(ステップS103)。
ステップS103で、駆動周波数が共振周波数でないときには、CPU41は、現在の駆動周波数が予めステッピングモータ50の駆動を終了する駆動終了周波数として設定されているエンド周波数feであるかチェックし(ステップS105)、エンド周波数feでないときには、周波数をインクリメント(周波数+1)して(ステップS106)、ステップS103に戻って上記同様に処理を行う(ステップS103、S105、S106)。
ステップS103で、駆動周波数が共振周波数であると、CPU41は、該駆動周波数を共振周波数として不揮発性メモリに記憶し(ステップS104)、駆動周波数がエンド周波数feであるかチェックする(ステップS105)。
ステップS105で、駆動周波数がエンド周波数feでないときには、CPU41は、駆動周波数をインクリメントし(ステップS106)、ステップS103に戻って、上記同様に処理を行う(ステップS103〜S106)。
ステップS105で、駆動周波数がエンド周波数feであると、CPU41は、共振周波数の検出記憶処理を、ステッピングモータ50の駆動範囲での全ての処理が終了したと判断して、共振周波数検出記憶処理を終了する。
CPU41は、不揮発性メモリに共振周波数を記憶している状態で、図5に示す共振回避を行う変倍読み取り処理を実行する。すなわち、CPU41は、上述のようにして共振周波数が不揮発性メモリに記憶されている状態で、図5に示すように、変倍読み取り処理を伴う原稿読み取り要求(変倍読み取りジョブ(JOB)受信)があると(ステップS201)、該変倍読み取り処理を行うのに必要なステッピングモータ50の駆動周波数を設定して、設定した駆動周波数が不揮発性メモリに記憶されている共振周波数と一致するかチェックする(ステップS202)。
すなわち、スキャナ装置1は、原稿Ga、Gbを等倍で読み取る際の駆動周波数は、スキャナ装置1の製造工程等において予めステッピングモータ50の共振周波数から外れた周波数に設定されているが、操作表示部で変倍読み取りが指定されて変倍率(読み取り倍率)が指定されると、該指定変倍率に応じた駆動速度でステッピングモータ50を駆動させるために、ステッピングモータ50の駆動周波数を変更する。ところが、指定変倍率によっては、該変倍率に対応するステッピングモータ50の駆動周波数が共振周波数に一致する場合があり、共振周波数を駆動周波数としてステッピングモータ50を駆動すると、振動や騒音が大きくなり画像品質が悪化したり、動作音が大きくなる。
そこで、CPU41は、変倍読み取りにおいて、該変倍読み取りの変倍率に合わせてステッピング50の駆動周波数を設定すると、ステップS202で、駆動周波数が共振周波数であるかチェックし、駆動周波数が共振周波数でないときには、該駆動周波数でステッピングモータ50を駆動させて、原稿Ga、Gbの変倍読み取りを行う(ステップS203)。この変倍読み取りでは、副走査方向については、ステッピングモータ50の駆動周波数を該変倍率に応じた駆動周波数で駆動させて該変倍率に応じた駆動速度で原稿Ga、Gbと画像読み取りユニット7を相対移動させて該画像読み取りユニット7で原稿Ga、Gbの画像を該変倍率で拡大または縮小して読み取り、主走査方向については、該変倍率で画像読み取りユニット7の読み取った読み取り画像データに対して画素の挿入または間引きを行うことで、変倍する倍率調整処理を行う。
ステップS202で、駆動周波数が共振周波数であると、CPU41は、該駆動周波数を所定のx倍(例えば、0.5倍〜2.0倍)に変更して(ステップS204)、駆動周波数をx倍(修正倍)に変更した変更駆動周波数でステッピングモータ50を駆動させて、画像読み取りユニット7で原稿Ga、Gbの変倍読み取りを行う(ステップS205)。CPU41は、変更駆動周波数で原稿Ga、Gbの読み取りを行うと、画像読み取りユニット7の出力する画像データに対して、初期設定の変倍率をx倍した変倍率で画素の挿入または間引きを行って、変倍処理を行い(ステップS206)、画像読み取り処理を終了する。
なお、上記説明では、ステッピングモータ50の励磁方式はそのままで駆動周波数を変更することで、ステッピングモータ50の共振周波数での駆動を回避しているが、図6に示すように、励磁方式を変更して共振周波数での駆動を回避してもよい。
すなわち、CPU41は、上述のようにして共振周波数が不揮発性メモリに記憶されている状態で、図6に示すように、変倍読み取り処理を伴う原稿読み取り要求(変倍読み取りジョブ(JOB)受信)があると(ステップS301)、該変倍読み取り処理を行うのに設定した駆動周波数が不揮発性メモリに記憶されている共振周波数であるかチェックし(ステップS302)、駆動周波数が共振周波数でないときには、該駆動周波数でステッピングモータ50を駆動させて、原稿Ga、Gbの変倍読み取りを行う(ステップS303)。
ステップS302で、駆動周波数が共振周波数であると、CPU41は、ステッピングモータ50の励磁方式を変更し(ステップS304)、該変更後の励磁方式でステッピングモータ50を駆動させて、原稿Ga、Gbと画像読み取りユニット7を相対移動させて該画像読み取りユニット7で原稿Ga、Gbの画像を該変倍率で拡大または縮小して読み取る(ステップS303)。この励磁方式の変更によっては、ステッピングモータ50の駆動速度は変化しないため、初期設定の変倍率で原稿Ga、Gbの読み取りを行うことができ、CPU41は、画像読み取りユニット7の読み取った画像データに対して、初期設定の変倍率で倍率調整処理を行う。
すなわち、ステッピングモータ50は、種々の励磁方式があり、その励磁方式を切り替えて駆動することができる。例えば、図7に示すように、2相励磁と1−2相励磁の励磁方式を切り替える場合、1−2相励磁でのステップ角は、2相励磁でのステップ角の半分(1/2)であり、また、2相励磁を1−2相励磁に変更することは、周波数を2倍に変更することになる。したがって、等倍読み取り時の相励磁を2相励磁とし、変倍読み取り時に該駆動周波数が共振周波数に一致すると、励磁方式を2相励磁から1−2相励磁に切り替える。2相励磁から1−2相励磁に切り替えると、周波数が2倍になるため、駆動周波数を共振周波数から外すことができ、かつ、ステッピングモータ50の駆動速度は、励磁方式の変更前後で同じである。
なお、上記説明では、共振周波数検出記憶処理をスキャナ装置1の電源投入時に行っているが、共振周波数検出記憶処理は、スキャナ装置1の電源投入時に限るものではなく、例えば、定常動作期間中の所定時間間隔毎、変倍読み取り動作の開始前等に行ってもよい。
このように、本実施例のスキャナ装置1は、原稿Ga、Gbの読み取り倍率として任意の読み取り倍率が指定されると、該読み取り倍率に応じた副走査移動速度で原稿Ga、Gbまたは原稿Ga、Gbの画像を主走査方向に読み取る画像読み取りユニット7を副走査方向に移動させるステッピングモータ50の駆動周波数を設定して該駆動周波数で該ステッピングモータ50を駆動させて、画像読み取りユニット7の読み取った画像データを主走査方向において該読み取り倍率に応じて倍率調整する画像読み取りにおいて、ステッピングモータ50の共振の有無を共振検出部60で検出して、該検出結果に基づいて該ステッピングモータ50の駆動周波数を制御してステッピングモータ50の共振を回避している。
したがって、画像の拡大または縮小を伴う変倍読み取りにおいても、ステッピングモータ50による画像読み取りユニット7と原稿Ga、Gbの相対移動速度を安定させることができ、読み取り画像の画像品質を向上させることができる。
また、本実施例のスキャナ装置1は、予めステッピングモータ50の共振の発生する駆動周波数を検出して不揮発性メモリに共振周波数として記憶し、CPU41が、原稿Ga、Gbの読み取り時に、設定された駆動周波数と不揮発性メモリの該共振周波数を比較して該駆動周波数として該共振周波数以外の周波数を設定している。
したがって、原稿読み取り時に、ステッピングモータ50の共振の有無を検出することなく、速やかに共振を回避しつつステッピングモータ50を回転駆動させて、原稿Ga、Gbの読み取りを行うことができ、変倍読み取り処理を高速にかつ高品質で行うことができる。
さらに、本実施例のスキャナ装置1は、駆動周波数を所定のx倍(修正倍)された周波数を駆動周波数として該駆動周波数に対応した駆動速度でステッピングモータ50を駆動させて共振を回避し、CPU41が、主走査方向において該変倍率(読み取り倍率)をx倍した倍率で画像読み取りユニット7の読み取った画像データを倍率調整している。
したがって、ステッピングモータ50の共振を回避するために、ステッピングモータ50の駆動周波数を変更して、変更した周波数に応じてステッピングモータ50による原稿Ga、Gbまたは画像読み取りユニット7の移動速度の変更によって副走査方向の変倍率が変化する場合に、該副走査方向の変倍率の変化に合わせて画像データの主走査方向の変倍率を調整することができ、ステッピングモータ50の共振を適切に回避しつつ画像変倍読み取りを適切に行うことができる。
さらに、本実施例のスキャナ装置1は、ステッピングモータ50の励磁方式を変更してステッピングモータ50の共振を回避している。
したがって、指定された変倍率を変更することなくステッピングモータ50の共振を回避することができ、ユーザの意図する変倍率で高品質の画像読み取りを行うことができる。
また、上記説明においては、予め共振周波数を検出して記憶し、変倍読み取り処理の際に指定された変倍率で原稿Ga、Gbの読み取りを行うのに必要なステッピングモータ50の駆動周波数が該共振周波数と一致する場合に、駆動周波数をx倍に変更したり、励磁方式を変更して、共振周波数を回避しているが、予め共振周波数を検出して記憶することなく、変倍読み取り処理を指定の変倍率で行うのに駆動周波数を設定して駆動させたときに、共振が発生しているか否か検出して、共振が発生すると、共振周波数での変倍読み取りを回避するようにしてもよい。
すなわち、CPU41は、図8に示すように、変倍読み取り処理を伴う原稿読み取り要求(変倍読み取りジョブ(JOB)受信)があると(ステップS401)、該変倍読み取り処理を行うのに必要なステッピングモータ50の駆動周波数を設定し(ステップS402)、該駆動周波数でステッピングモータ50を駆動させて、画像読み取りユニット7で原稿Ga、Gbの変倍読み取りを開始して(ステップS403)、共振の発生の有無を共振検出部60の振動センサ61または/及びロータリエンコーダ62によって検出する(ステップS404)。
ステップS404で、共振が発生していないときには、CPU41は、画像読み取りユニット7による該原稿Ga、Gbの変倍読み取りが完了すると、読み取り画像データに対して変倍率に応じた主走査方向の画素の挿入または間引きを行って主走査方向の変倍処理を行い、変倍読み取り処理を終了する(ステップS405)。
ステップS404で、共振が発生しているときには、CPU41は、該駆動周波数を所定のx倍(例えば、0.5倍〜2.0倍)に変更して(ステップS407)、駆動周波数をx倍に変更した変更駆動周波数でステッピングモータ50を駆動させて、画像読み取りユニット7で原稿Ga、Gbの変倍読み取りを開始する(ステップS403)。CPU41は、共振が発生していないか検出して、共振が発生していないときには、該変更駆動周波数で原稿Ga、Gbの読み取りを完了すると(ステップS405)、画像読み取りユニット7の出力する画像データに対して、初期設定の変倍率をx倍した変倍率で画素の挿入または間引きを行って、変倍処理を行い(ステップS406)、画像読み取り処理を終了する。
このように、本実施例のスキャナ装置1は、変倍読み取りを行う際に、指定された読み取り倍率に応じて設定された駆動周波数で回転駆動されるステッピングモータ50の共振の有無を共振検出部60の検出結果に基づいてステッピングモータ50の駆動周波数を制御してステッピングモータ50の共振を回避している。
したがって、予めステッピングモータ50の共振周波数の検出を行うことなく、実際に変倍読み取りを行う場合に指定された変倍率でステッピングモータ50を駆動させた際に、共振が発生すると、駆動周波数を該周波数以外の周波数に設定して、共振を回避することができ、効率的に共振を回避しつつ適切に変倍読み取りを行うことができる。
また、この場合においても、図9に示すように、励磁方式を変更して共振周波数での駆動を回避してもよい。
すなわち、CPU41は、図9に示すように、変倍読み取り処理を伴う原稿読み取り要求(変倍読み取りジョブ(JOB)受信)があると(ステップS501)、該変倍読み取り処理を行うのに必要な駆動周波数を設定し(ステップS502)、該駆動周波数でステッピングモータ50を駆動させて、原稿Ga、Gbの変倍読み取りを行って(ステップS503)、共振が発生しているか検出する(ステップS504)。
ステップS504で、共振が発生していないときには、CPU41は、そのまま変倍読み取り処理を行って、読み取りが完了すると、変倍読み取り処理を終了する。
ステップS504で、共振が発生していると、CPU41は、ステッピングモータ50の励磁方式を変更して、該変更後の励磁方式でステッピングモータ50を駆動させ(ステップS505)、ステップS502に移行して、原稿Ga、Gbと画像読み取りユニット7を相対移動させて該画像読み取りユニット7で原稿Ga、Gbの画像を該変倍率で拡大または縮小して読み取る読み取り処理を開始して(ステップS503)、共振の有無を検出する(ステップS504)。ステップS504で、共振が発生していないと、CPU41は、上述のように、変倍読み取りを継続して、読み取りが完了すると、変倍読み取り処理を終了する。この励磁方式の変更によっては、ステッピングモータ50の駆動速度は変化しないため、初期設定の変倍率で原稿Ga、Gbの読み取りを行うことができ、該変更した励磁方式でステッピングモータ50を駆動させて変倍読み取りが完了すると、初期設定の変倍読み取り処理で副走査方向の読み取りが完了し、該画像読み取りユニット7で読み取った原稿Ga、Gbの画像データを初期の変倍率で画素の挿入または間引きを行うことで主走査方向の変倍処理を行って、変倍読み取り処理を終了する。
このようにすると、指定された変倍率を変更することなくステッピングモータ50の共振を回避することができ、ユーザの意図する変倍率で高品質の画像読み取りを行うことができる。
また、上記各説明においては、共振検出部60として、ステッピングモータ50の振動に基づいて共振の有無を検出する圧電センサ等の振動センサ61を用いている。
したがって、簡単かつ安価にステッピングモータ50の共振発生の有無を検出することができる。
さらに、上記各説明においては、共振検出部60として、ステッピングモータ50の回転ムラに基づいて共振の有無を検出するロータリエンコーダ62を用いている。
したがって、ステッピングモータ50の共振の発生の有無を高精度に検出することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を好適な実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例で説明したものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
本発明は、ステッピングモータで原稿または/及び画像読み取りユニットを副走査方向に相対移動させる相対移動速度を変更して原稿の画像を任意の倍率で読み取るスキャナ装置、複写装置、複合装置等の画像読み取り装置、画像読み取り制御方法、画像読み取り制御プログラム及び記録媒体に利用することができる。
本発明の一実施例を適用したスキャナ装置の正面概略構成図。 図1のスキャナ装置の要部ブロック構成図。 ステッピングモータの周波数−振動波形図。 共振周波数検出記憶処理を示すフローチャート。 周波数変更によって共振回避を行う変倍読み取り処理を示すフローチャート。 励磁方式変更によって共振回避を行う変倍読み取り処理を示すフローチャート。 ステッピングモータの励磁方式とトルクベクトルの関係を示す図。 読み取り時共振有無検出に基づく周波数変更によって共振回避を行う変倍読み取り処理を示すフローチャート。 読み取り時共振有無検出に基づく励磁方式変更によって共振回避を行う変倍読み取り処理を示すフローチャート。
符号の説明
1 スキャナ装置
2 本体筐体
3 第1原稿台ガラス
4 第2原稿台ガラス
5 白基準板
6 ADF
7 画像読み取りユニット
8 スキャナモータ
9 駆動軸
10 従動軸
11 移動ベルト
21 光源
22 反射板
23 ミラー
24 レンズ
25 イメージセンサ
31 原稿トレイ
32 給紙ローラ
33 原稿搬送ドラム
34 従動ローラ
35 排出ローラ
36 排紙トレイ
37 ADFモータ
40 制御部
41 CPU
42 モータドライバIC
43 画像メモリ
50 ステッピングモータ
60 共振検出部
61 振動センサ
62 ロータリエンコーダ

Claims (14)

  1. 原稿の画像を主走査方向に読み取って読み取り画像データを出力する画像読み取り手段と、ステッピングモータにより該原稿と該画像読み取り手段のうち少なくとも一方を副走査方向に移動させる副走査移動手段と、原稿の読み取り倍率として任意の読み取り倍率を指定する読み取り倍率指定手段と、該読み取り倍率指定手段で指定された読み取り倍率に応じた副走査移動速度で該原稿または/及び該画像読み取り手段を副走査方向に移動させる該ステッピングモータの駆動周波数を設定して該駆動周波数で該ステッピングモータを駆動させる駆動制御手段と、該画像読み取り手段の読み取った画像データを主走査方向において該読み取り倍率に応じて倍率調整する主走査倍率調整手段と、該ステッピングモータの共振の有無を検出する共振検出手段と、該共振検出手段の検出結果に基づいて該駆動制御手段による該ステッピングモータの駆動周波数を制御して該ステッピングモータの共振を回避する共振回避手段と、を備えていることを特徴とする画像読み取り装置。
  2. 前記画像読み取り装置は、前記ステッピングモータの共振周波数を記憶する共振周波数記憶手段を備え、予め前記共振検出手段によって該ステッピングモータの共振の発生する駆動周波数を検出して該共振周波数記憶手段に共振周波数として記憶し、前記共振回避手段が、前記駆動制御手段の設定した前記駆動周波数と該共振周波数記憶手段の該共振周波数を比較して該駆動制御手段に該駆動周波数として該共振周波数以外の周波数を設定させて該ステッピングモータの共振を回避することを特徴とする請求項1記載の画像読み取り装置。
  3. 前記共振回避手段は、前記読み取り倍率指定手段で指定された読み取り倍率に応じて前記駆動制御手段が設定した前記駆動周波数で前記副走査移動手段によって回転駆動される前記ステッピングモータの共振の有無を前記共振検出手段が検出した検出結果に基づいて該駆動制御手段による該ステッピングモータの駆動周波数を制御して該ステッピングモータの共振を回避することを特徴とする請求項1記載の画像読み取り装置。
  4. 前記共振回避手段は、前記駆動制御手段に前記駆動周波数を所定修正倍した周波数を駆動周波数として該駆動周波数に対応した駆動速度で前記ステッピングモータを駆動させて共振を回避し、前記主走査倍率調整手段は、前記主走査方向において前記読み取り倍率を該修正倍した倍率で前記画像読み取り手段の読み取った画像データを倍率調整することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の画像読み取り装置。
  5. 前記共振回避手段は、前記ステッピングモータの励磁方式を変更して該ステッピングモータの共振を回避することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の画像読み取り装置。
  6. 前記共振検出手段は、前記ステッピングモータの振動に基づいて前記共振の有無を検出することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の画像読み取り装置。
  7. 前記共振検出手段は、前記ステッピングモータの回転ムラに基づいて前記共振の有無を検出することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の画像読み取り装置。
  8. 原稿の画像を画像読み取り手段で主走査方向に読み取って読み取り画像データを出力する画像読み取り処理ステップと、ステッピングモータにより該原稿と該画像読み取り手段のうち少なくとも一方を副走査方向に移動させる副走査移動処理ステップと、原稿の読み取り倍率として任意の読み取り倍率を指定する読み取り倍率指定処理ステップと、該読み取り倍率指定処理ステップで指定された読み取り倍率に応じた副走査移動速度で該原稿または/及び該画像読み取り手段を副走査方向に移動させる該ステッピングモータの駆動周波数を設定して該駆動周波数で該ステッピングモータを駆動させる駆動制御処理ステップと、該画像読み取り手段の読み取った画像データを主走査方向において該読み取り倍率に応じて倍率調整する主走査倍率調整処理ステップと、該ステッピングモータの共振の有無を検出する共振検出処理ステップと、該共振検出処理ステップでの検出結果に基づいて該駆動制御処理ステップによる該ステッピングモータの駆動周波数を制御して該ステッピングモータの共振を回避する共振回避処理ステップと、を有していることを特徴とする画像読み取り制御方法。
  9. 前記画像読み取り制御方法は、予め前記共振検出処理ステップによって前記ステッピングモータの共振の発生する駆動周波数を検出して共振周波数記憶手段に共振周波数として記憶する共振周波数記憶処理ステップを有し、前記共振回避処理ステップが、前記駆動制御処理ステップで設定された前記駆動周波数と該共振周波数記憶手段の該共振周波数を比較して該駆動制御処理ステップに該駆動周波数として該共振周波数以外の周波数を設定させることを特徴とする請求項8記載の画像読み取り制御方法。
  10. 前記共振回避処理ステップは、前記読み取り倍率指定処理ステップで指定された読み取り倍率に応じて前記駆動制御処理ステップで設定された前記駆動周波数で前記副走査移動処理ステップによって回転駆動される前記ステッピングモータの共振の有無を前記共振検出処理ステップにおいて検出された検出結果に基づいて該駆動制御処理ステップにおける該ステッピングモータの駆動周波数を制御して該ステッピングモータの共振を回避することを特徴とする請求項8記載の画像読み取り制御方法。
  11. 前記共振回避処理ステップは、前記駆動制御処理ステップで前記駆動周波数を所定修正倍された周波数を駆動周波数として該駆動周波数に対応した駆動速度で前記ステッピングモータを駆動させて共振を回避し、前記主走査倍率調整処理ステップは、前記主走査方向において前記読み取り倍率を該修正倍した倍率で前記画像読み取り手段の読み取った画像データを倍率調整することを特徴とする請求項8から請求項10のいずれかに記載の画像読み取り制御方法。
  12. 前記共振回避処理ステップは、前記ステッピングモータの励磁方式を変更して該ステッピングモータの共振を回避することを特徴とする請求項8から請求項10のいずれかに記載の画像読み取り制御方法。
  13. コンピュータに、原稿の画像を画像読み取り手段で主走査方向に読み取って読み取り画像データを出力する画像読み取り処理と、ステッピングモータにより該原稿と該画像読み取り手段のうち少なくとも一方を副走査方向に移動させる副走査移動処理と、原稿の読み取り倍率として任意の読み取り倍率を指定する読み取り倍率指定処理と、該読み取り倍率指定処理で指定された読み取り倍率に応じた副走査移動速度で該原稿または/及び該画像読み取り手段を副走査方向に移動させる該ステッピングモータの駆動周波数を設定して該駆動周波数で該ステッピングモータを駆動させる駆動制御処理と、該画像読み取り手段の読み取った画像データを主走査方向において該読み取り倍率に応じて倍率調整する主走査倍率調整処理と、該ステッピングモータの共振の有無を検出する共振検出処理と、該共振検出処理での検出結果に基づいて該駆動制御処理による該ステッピングモータの駆動周波数を制御して該ステッピングモータの共振を回避する共振回避処理と、を実行させることを特徴とする画像読み取り制御プログラム。
  14. 請求項13記載の画像読み取り制御プログラムを記録したことを特徴とするコンピュータが読み取り可能な記録媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011029610A (ja) * 2009-06-26 2011-02-10 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置及びその作製方法
JP2015091083A (ja) * 2013-11-07 2015-05-11 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像読取装置、画像形成装置、及び画像読取方法

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