JP2010134365A - プラズマディスプレイ装置及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】フレームメモリを用いずに動画擬似輪郭の発生を抑制することができるプラズマディスプレイ装置を提供する。
【解決手段】1フレームが重み付けされたサステインパルス数を有する複数のサブフィールドからなり、各サブフィールドの点灯又は非点灯を選択することにより画像を階調表現するプラズマディスプレイ装置にて、プラズマディスプレイパネルにおける表示画面を複数に分割したブロック毎に、画像に係る入力データに基づいて表示負荷率を演算し、得られた各ブロックの表示負荷率を複数フレーム間で比較し、各ブロックの表示負荷率の変化に応じた階調表示方式を選択してフレーム単位で切り替えるようにして、画素毎に動き検出を行うことなく、表示負荷率の変化により画像における動き量を推定し適切な階調表現方式に切り替え、動画擬似輪郭の発生を抑制できるようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、プラズマディスプレイ装置及びその制御方法に関する。
サブフィールド法を用いて階調表示を行うプラズマディスプレイ装置においては、人間の目の残像効果等により、表示画像の動きがある部分に、本来は存在しないはずの不自然な色の輪郭が発生する現象が生じることがある。一般に、この現象は、動画擬似輪郭と呼ばれ、画質の劣化を招く。
この動画擬似輪郭の発生を抑制するために、入力画像信号を基に動き検出を行って擬似輪郭の発生しやすい画素を判定し、通常はある程度の階調数が確保されたメインパスで画像信号を処理し、擬似輪郭の発生しやすい画素については、メインパスより実表示階調数が少ないサブパスで画像信号を処理すること等で、擬似輪郭の発生を低減する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平11−85101号公報
ここで、従来、動き検出は、入力画像信号をフレーム遅延させ、画像信号に係るフレーム間の差分やエッジを検出することにより行われていた。そのため、動き検出を行う場合には、フレームメモリが必要となり、また、1TVフィールド分の表示遅延が発生する。
本発明の目的は、フレームメモリを用いずに動画擬似輪郭の発生を抑制することができるプラズマディスプレイ装置及びその制御方法を提供することである。
本発明の一観点によれば、プラズマディスプレイパネルを有するとともに、1フレームが重み付けされたサステインパルス数を有する複数のサブフィールドからなり、各サブフィールドの点灯又は非点灯を選択することにより画像を階調表現するプラズマディスプレイ装置であって、前記プラズマディスプレイパネルにおける表示画面を複数に分割したブロック毎に、画像に係る入力データに基づいて表示負荷率を演算する負荷率演算部と、前記負荷率演算部により得られた各ブロックの表示負荷率を複数フレーム間で比較し、各ブロックの表示負荷率の変化に応じて複数の階調表示方式のなかから1つの階調表示方式、または複数の階調表示方式を混在させた方式を選択してフレーム単位で切り替える制御部とを備え、前記複数の階調表示方式は、実表示階調数が互いに異なるプラズマディスプレイ装置が提供される。
画素毎に動き検出を行うことなく、各ブロックにおける表示負荷率の変化により画像における動き量を推定し適切な階調表現方式に切り替えることができ、動画擬似輪郭の発生を抑制することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態におけるプラズマディスプレイ装置の構成例を示す図である。本実施形態におけるプラズマディスプレイ装置は、プラズマディスプレイパネル1、X駆動回路2、Y駆動回路3、アドレス駆動回路4、及び制御回路5を有する。
X駆動回路2は、維持放電を繰り返す回路からなり、プラズマディスプレイパネル1に形成されたX電極(維持電極)X1、X2、…に所定の電圧を供給する。以下、X電極X1、X2、…の各々を又はそれらの総称を、X電極Xiともいい、iは添え字を意味する。
Y駆動回路3は、線順次走査して表示すべき行を選択する回路、及び維持放電を繰り返す回路からなり、プラズマディスプレイパネル1に形成されたY電極(走査電極)Y1、Y2、…に所定の電圧を供給する。以下、Y電極Y1、Y2、…の各々を又はそれらの総称を、Y電極Yiともいい、iは添え字を意味する。
アドレス駆動回路4は、表示すべき列を選択する回路からなり、プラズマディスプレイパネル1に形成されたアドレス電極A1、A2、…に所定の電圧を供給する。以下、アドレス電極A1、A2、…の各々を又はそれらの総称を、アドレス電極Ajともいい、jは添え字を意味する。
制御回路5は、外部から入力される表示データ、クロック信号、水平同期信号、及び垂直同期信号等に基づいて制御信号を生成する。制御回路5は、生成した制御信号をX駆動回路2、Y駆動回路3、及びアドレス駆動回路4に供給し、これら駆動回路2、3、4を制御する。
プラズマディスプレイパネル1では、Y電極Yi及びX電極Xiが水平方向に並列に延びる行を形成し、アドレス電極Ajが垂直方向に延びる列を形成する。Y電極Yi及びX電極Xiは、垂直方向に交互に配置されて表示ラインを構成する。すなわち、Y電極Yi及びX電極Xiは互いに平行に配置されて、アドレス電極AjはY電極Yi及びX電極Xiに略垂直な方向に配置される。Y電極Yi及びアドレス電極Ajは、i行j列の2次元行列を形成する。
セルCijは、Y電極Yi及びアドレス電極Ajの交点並びにそれに対応して隣接するX電極Xiにより形成される。このセルCijが、例えば赤色、緑色、青色のサブピクセルに対応し、これら3色のサブピクセルで1画素が構成される。パネル1は2次元配列された複数の画素の点灯により画像を表示する。Y駆動回路3の線順次走査して表示すべき行を選択する回路とアドレス駆動回路4とによってどこのセルを点灯させるかを決め、X駆動回路2とY駆動回路3とによって繰り返し放電を行うことにより、プラズマディスプレイ装置での表示動作が行われる。
図2は、本実施形態におけるプラズマディスプレイパネル1の構成例を示す分解斜視図である。
前面ガラス基板11上に、バス電極(金属電極)12と透明電極13からなる表示電極(サステイン電極ともいう。)が形成されている。表示電極(12、13)は、図1に示したY電極Yi及びX電極Xiに対応する。表示電極(12、13)の上には、誘電体層14が設けられ、さらにその上には、MgO(酸化マグネシウム)保護層15が設けられている。すなわち、前面ガラス基板11に配置された表示電極(12、13)は、誘電体層14に覆われており、さらにその表面がMgO保護層15に覆われている。
前面ガラス基板11と対向して配置された背面ガラス基板16上に、表示電極(12、13)と直交する方向に(交差するように)アドレス電極17R、17G、17Bが形成されている。アドレス電極17R、17G、17Bは、図1に示したアドレス電極Ajに対応する。アドレス電極17R、17G、17Bの上には、誘電体層18が設けられる。
さらに誘電体層18上には、格子状に配置された、すなわち放電空間をセル毎に区画する閉鎖型の隔壁(リブ)19、及びカラー表示のための赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の可視光を発光する蛍光体層PR、PG、PBが形成されている。対をなす表示電極(12、13)間の面放電で生じる紫外線によって蛍光体層PR、PG、PBを励起して各色が発光する。
隔壁19は、アドレス電極17R、17G、17Bが延びる方向に形成された縦隔壁(縦リブ)と、表示電極(12、13)が延びる方向に形成された横隔壁(横リブ)とからなる。すなわち、本実施形態におけるプラズマディスプレイパネル1は、閉鎖型隔壁構造を有する。
蛍光体層PR、PG、PBは、アドレス電極17Rの上方に赤色に発光する蛍光体層PRが形成され、アドレス電極17Gの上方に緑色に発光する蛍光体層PGが形成され、アドレス電極17Bの上方に青色に発光する蛍光体層PBが形成されている。言い換えれば、セル対応の隔壁19内面に塗布されている赤色、緑色、青色の蛍光体層PR、PG、PBに対応するようにしてアドレス電極17R、17G、17Bが配置されている。
プラズマディスプレイパネル1は、前面ガラス基板11と背面ガラス基板16を、保護層15と隔壁19が接するように封着し、その内部(前面ガラス基板11と背面ガラス基板16との間の放電空間)にNe−Xe等の放電ガスを封入して構成される。
図3は、本実施形態におけるプラズマディスプレイ装置の駆動方法の一例を説明するための図である。1つのフィールドは、複数のサブフィールド(SF)から構成される。図3では作画の都合上、1つのフィールドが6個のサブフィールドSF1、SF2、SF3、SF4、SF5、SF6からなる構成を図示しているが、通常は10個〜12個のサブフィールドからなる構成が一般的である。
各サブフィールドSF1〜SF6は、リセット期間、アドレス期間、及びサステイン期間で構成される。リセット期間において電極上の壁電荷状態を初期化し、アドレス期間において表示データに基づいて壁電荷状態を調整して点灯させようとするセルを選択し、サステイン期間で表示データに対応したセルを点灯させる(表示データに応じて選択されたセルを放電発光させる)。
本実施形態におけるプラズマディスプレイ装置においては、1フィールドが重み付けされたサステインパルス数を有する複数のサブフィールドで構成され、その複数のサブフィールドのうちの点灯するサブフィールドのパターンを選択することにより画像を階調表現することができる。すなわち、サブフィールドSF1〜SF6は、輝度の相対比率に応じた重み付けがなされ、どのサブフィールドSF1〜SF6で点灯させるかを選択することにより、階調表現が実現される。
図4は、本実施形態における制御回路5の構成例を示す図である。図4においては、後述する動画擬似輪郭低減のための階調表示方式の切り替えに係る要素的特徴のみを図示している。本実施形態における制御回路5は、映像処理部31、判定部38、データ出力部39、及び表示波形生成部40を有する。
映像処理部31は、第1処理部32、第2処理部33、第3処理部34、第4処理部35、切り替え部36、及びブロック負荷率演算部37を有する。各処理部32〜35は、それぞれ所定の階調表示方式に応じて入力データ(入力画像信号、表示データ)に処理を施す。各処理部32〜35の対応する階調表示方式は互いに異なり、例えば1つの画素において実際に表示できる階調数(実表示階調数)、言い換えればサブフィールドの点灯/非点灯の選択により1画素において表示可能な階調数が異なる。
本実施形態では、第1処理部32は、処理部32〜35のなかで最も動画擬似輪郭が発生しやすい階調表現方式に対応しており、第2処理部33は、第1処理部32の階調表現方式よりも動画擬似輪郭が発生しにくい階調表現方式に対応しているものとする。また、第3処理部34は、第2処理部33の階調表現方式よりもさらに動画擬似輪郭が発生しにくい階調表現方式に対応しており、第4処理部35は、処理部32〜35のなかで最も動画擬似輪郭が発生しにくい階調表現方式に対応しているものとする。
第1処理部32は、静止画表示方式の点灯表(静止画表示パターン)を用いて階調表現を行うよう入力データを処理し、第2処理部33は、第1の擬似輪郭低減方式の点灯表(擬似輪郭低減パターンA)を用いて階調表現を行うよう入力データを処理する。また、第3処理部34は、第2の擬似輪郭低減方式の点灯表(擬似輪郭低減パターンB)を用いて階調表現を行うよう入力データを処理し、第4処理部35は、動画表示方式の点灯表(動画表示パターン)を用いて階調表現を行うよう入力データを処理する。
例えば、動画表示パターンは実表示階調数が最も少なく、動画表示パターン、擬似輪郭低減パターンB、擬似輪郭低減パターンA、静止画表示パターンの順に実表示階調数が多くなっていく。図5に、本実施形態におけるプラズマディスプレイ装置の点灯表の一例を示す。図5には、静止画表示方式の点灯表を示している。図5に示す例では、各サブフィールドSFn(nは添え字であり、1〜8の整数)は2(n-1)の重みを有しており、サブフィールドの点灯/非点灯を選択する(点灯を“1”で示す)ことで256階調の実表示階調数が表現可能である。
また、図5においては、他の方式でどの点灯パターンが用いられるかの一例を○印によりあわせて示しており、P2が第1の擬似輪郭低減方式で用いられる点灯パターンを示し、P3が第2の擬似輪郭低減方式で用いられる点灯パターンを示し、P4が動画表示方式で用いられる点灯パターンを示している。なお、図5に示した点灯表は一例であって、これに限定されるものではない。また、各サブフィールドの重みも2(n-1)に限るものではない。
切り替え部36は、判定部38の判定結果に基づいて入力データに係る階調表現方式を切り替える。具体的には、切り替え部36は、判定部38の判定結果に応じて処理部32〜35のうち何れか1つの処理部の出力を選択し、データ出力部39に供給する。
ブロック負荷率演算部37は、入力データを基にフレーム(フィールド)毎の表示負荷率を演算する。ブロック負荷率演算部37は、図6に一例を示すようにプラズマディスプレイパネル1の表示画面を複数のブロックに分割し、分割した各ブロック別に表示負荷率を演算する。以下、ブロック別に求められた表示負荷率をブロック負荷率とも称す。
図6には、表示画面を縦方向に10分割し、横方向に10分割して、画面全体を10×10のブロックBLab(a,bは添え字であり、それぞれ0〜9の整数)に分割した例を示している。ブロック負荷率演算部37は、ブロックBLab毎に発光する画素数及びその発光する画素の階調値を基に表示負荷率を検出する。例えばブロックBLab内の全画素を最大階調値で発光させる場合には表示負荷率が100%である。また、例えばブロックBLab内の全画素を最大階調値の1/2で発光させる場合には表示負荷率が50%であり、ブロックBLab内の半分の画素のみを最大階調値で発光させる場合には表示負荷率が50%である。なお、図6は一例であって表示画面の分割数は縦方向及び横方向とも任意であり、縦方向の分割数と横方向の分割数とが異なっていても良い。
判定部38は、ブロック負荷率演算部37により得られた各ブロックの表示負荷率に基づいて、何れの階調表現方式で入力データを処理するか判定する。詳細には、判定部38は、ブロック負荷率演算部37により得られた表示負荷率とそれ以前のフレーム(フィールド)での表示負荷率とをブロック毎に比較し、表示負荷率の変化に応じて、どの階調表現方式で入力データを処理するか判定する。
次に、図5に示した制御回路5の動作について説明する。
制御回路5に入力データが入力されると、各処理部32〜35のそれぞれは、所定の階調表現方式に応じて入力データを処理する。また、ブロック負荷率演算部37は、入力データから各ブロックの表示負荷率を求める。そして、判定部38は、求められた表示負荷率とそれ以前のフレーム(フィールド)で求められた表示負荷率とをブロック毎に比較し、その変化に応じて適用する階調表現方式を判定し、切り替え部は、その判定結果に従い、処理部32〜35のうち何れか1つの処理部の出力を選択する。選択された処理部の出力は、データ出力部39を介して表示波形生成部40に供給され、それを基に表示波形生成部40により各画素について点灯させるサブフィールドを選択するための制御信号が生成され出力される。
ここで、表示画面の分割したブロック単位で考えると、表示画像において動きのない部分が表示されるブロックは、フレーム間の表示負荷率の変化は小さい。それに対して、表示画像において動きのある部分が表示されるブロックは、通常、動きに対応して各フレームでの表示負荷率が変動するのでフレーム間の表示負荷率の変化は大きくなる傾向がある。つまり、表示画像における動きに対応してブロックの表示負荷率が変化すると考えられる。
そこで、本実施形態では、画素毎に動き検出を行うことなく、各ブロックにおける表示負荷率の変化に基づいて表示画像における動き量を推定し、それに応じて入力データの表示に係る階調表現方式を切り替える。これにより、フレームメモリを用いることなく表示画像における動き量を推定し、推定される動きに応じた階調表現方式で入力データを処理することができ、画質劣化を抑制しながらも動画擬似輪郭の発生を低減させることができる。また、入力データをフレーム遅延させて処理する必要もないので、表示遅延も抑制することができる。
なお、各階調表現方式での実表示階調数のみでは、入力データに係る階調が表現できない場合には、いわゆる誤差拡散処理やディザ処理を適用し中間調を生成するようにすれば良い。また、上述した制御回路5での処理は、入力データにおけるRGBの各成分毎に行うようにしても良い。
ここで、プラズマディスプレイパネルの熱破壊や焼付を防止するために、制御回路に図7に示すような構成を有するプラズマディスプレイ装置が提案されている。
図7に示す制御回路は、表示負荷率演算部51、サステインパルス数演算部52、ブロック負荷率演算部53、表示負荷率分散値演算部54、サステインパルス数制御部55、及びサステインパルス数テーブル56などから構成される。この制御回路には、プラズマディスプレイパネルにおける入力データが入力され、各機能部により検出・演算・制御が行われ、そしてX駆動回路2及びY駆動回路3に対するサステイン周波数(fSUS)が出力される。
例えば、表示負荷率演算部51及びブロック負荷率演算部53はハードウェアで実現され、サステインパルス数演算部52、表示負荷率分散値演算部54、及びサステインパルス数制御部55はCPUによるソフトウェアで実現される。また、サステインパルス数テーブル56はCPUからアクセス可能なメモリ上に設けられ、表示負荷率とサステインパルス数との対応表である。
表示負荷率演算部51は、プラズマディスプレイパネルにおける入力データを入力として、入力データの表示負荷率を検出する。この表示負荷率とは、画面のセルの総数に対する点灯すべきセルの割合を示す値である。
サステインパルス数演算部52は、表示負荷率演算部51で検出された表示負荷率と、サステインパルス数テーブル56の値を入力として、表示負荷率とサステインパルス数テーブル56の表示負荷率とサステインパルス数との関係に基づいてプラズマディスプレイパネルに印加するサステインパルス数を演算する。それと共に、サステインパルス数演算部52は、サステインパルス数制御部55からの制御信号も入力として、表示負荷率とサステインパルス数との関係に基づく演算により決定されたサステインパルス数をサステインパルス数制御部55から入力される制御信号に基づいて演算する機能も備えている。このサステインパルス数演算部52で演算されたサステインパルス数は、プラズマディスプレイパネルに印加するサステイン周波数(fSUS)として出力され、サステインパルス数が各サブフィールドの重みの比になるように分割される。
ブロック負荷率演算部53は、入力データを入力として、入力データの表示負荷率を図6に示したようなブロック別に検出する。
表示負荷率分散値演算部54は、表示負荷率演算部51で検出された入力データの画面全体の表示負荷率と、ブロック負荷率演算部53で検出されたブロック別の表示負荷率とを入力として、入力データの画面全体の表示負荷率とブロック別の表示負荷率との差を分散値として分割したブロックの数だけ加算していく。
サステインパルス数制御部55は、表示負荷率分散値演算部54で演算された分散値を入力として、分散値が第1の値を超えた場合、又は第1の値と第1の値より大きい第2の値との範囲内である場合に、表示負荷率演算部51により入力データから検出された表示負荷率によって決定された、プラズマディスプレイパネルに印加するサステインパルス数を減少させるように制御する。このサステインパルス数制御部55からの制御信号は、サステインパルス数演算部52に入力される。
以上のように構成される図7に示す制御回路において、プラズマディスプレイパネルの駆動を制御する場合には、以下の手順で行われる。
まず、ブロック負荷率演算部53で、プラズマディスプレイパネルにおける入力データの表示負荷率を分割したブロック別に検出する。この場合に、表示負荷率演算部51でも、入力データの画面全体の表示負荷率を検出する。さらに、表示負荷率分散値演算部54で、表示負荷率演算部51で検出された入力データの画面全体の表示負荷率と、ブロック負荷率演算部53で検出されたブロック別の表示負荷率との差を分散値として分割したブロックの数だけ加算していく。
そして、サステインパルス数制御部55で、表示負荷率分散値演算部54で演算された分散値が第1の値を超えた場合、又は第1の値と第2の値との範囲内である場合に、表示負荷率演算部51により検出された表示負荷率によって決定された、プラズマディスプレイパネルに印加するサステインパルス数を減少させるように制御する。このサステインパルス数制御部55からの制御信号に基づいて、サステインパルス数演算部52で、表示負荷率演算部51により検出された表示負荷率とサステインパルス数テーブル56の表示負荷率とサステインパルス数との関係に基づく演算により決定されたサステインパルス数を、プラズマディスプレイパネルに印加するサステイン周波数(fSUS)として出力する。このように分散値が第1の値を超えた場合、又は第1の値と第2の値との範囲内である場合に、サステインパルス数を減少させるように制御することで、負荷集中によってパネル管面が過熱することを防止し、プラズマディスプレイパネルの熱破壊や焼付を防止する。
この図7に示した制御回路を有するプラズマディスプレイ装置に対して、図4に示した本実施形態における制御回路5を適用して階調表現方式の切り替えを実現する場合には、図4に示したブロック負荷率演算部37を新たに設けることなく、図7に示したブロック負荷率演算部53からブロック毎の表示負荷率を得ることで階調表現方式の切り替えを行うことができる。すなわち、プラズマディスプレイパネルの熱破壊や焼付を防止するための処理と、動画擬似輪郭の発生を低減するための処理とを、1つのブロック負荷率演算部を共用して実現することができ、各処理を実現するためのコストを低減することができる。
以下に、本発明の実施形態における階調表現方式の切り替え処理について説明する。
なお、以下の説明において、第1動作は、階調表現力は優れているが、表示画像において動きがある場合に動画擬似輪郭が発生しやすい階調表現方式で入力データを処理する動作である。また、第2動作は、表示画像において動きがある場合に第1動作よりも動画擬似輪郭の発生が低減される(第1動作の実表示階調数よりも実表示階調数が少ない、または実表示階調数が異なる複数の階調表示方式が混在する)階調表現方式で入力データを処理する動作であり、第3動作は、表示画像において動きがある場合に第2動作よりも動画擬似輪郭の発生が低減される(第2動作の実表示階調数よりもさらに実表示階調数が少ない、または第2動作と比べ、少なくとも一つの実階調が異なる複数の階調表示方式を混在させ、数フレーム間での平均により階調を表現する混在表示方式を選択する)階調表現方式で入力データを処理する動作である。また、第4動作は、表示画像において動きがある場合に第3動作よりも動画擬似輪郭の発生が低減される(第3動作の実表示階調数よりもさらに実表示階調数が少ない、または第3動作と比べ、少なくとも一つの実階調が異なる複数の階調表示方式を混在させ、数フレーム間での平均により階調を表現する混在表示方式を選択する)階調表現方式で入力データを処理する動作である。
例えば、図4に示した例を参照すれば、第1動作は、第1処理部32での処理を選択する(切り替え部36により第1処理部32の出力が選択される)場合に対応し、第2動作は、第2処理部33での処理を選択する(切り替え部36により第2処理部33の出力が選択される)場合に対応する。同様に、第3動作は、第3処理部34での処理を選択する(切り替え部36により第3処理部34の出力が選択される)場合に対応し、第4動作は、第4処理部35での処理を選択する(切り替え部36により第4処理部35の出力が選択される)場合に対応する。
また、以下の説明において、累積カウント数及びVカウント数は、フレーム毎に初期化されるカウント数ではなく、複数のフレームにわたって累積されるカウント数であって、所定のタイミング(例えば、プラズマディスプレイ装置の起動時や供給される入力データのソース切り替え時等)に初期化される。また、累積カウント数は、負の値ともなり得るが、Vカウント数は、負の値となることはなく0以上の値である。
(第1の実施形態)
第1の実施形態における階調表現方式の切り替え処理について、図8及び図9を参照して説明する。
図8に示すように、まず、判定部38は、Nフレーム目の入力データを基にブロック負荷率演算部37により求められたNフレームの各ブロックにおける表示負荷率(ブロック負荷率)を読み込む(S101)。なお、ブロック負荷率演算部37により求めた各ブロックの表示負荷率は、ブロック負荷率演算部37や判定部38の内部に保持しておくようにしても良いし、図示しないメモリ等の記憶部に保持しておくようにしても良い。
次に、判定部38は、表示画面におけるn番目のブロックに係るNフレームの表示負荷率と1つの前の(N−1)フレームの表示負荷率とを比較し(S102)、その差分が閾値TA以上であるか否かを判定する(S103)。判定の結果、n番目のブロックに係るNフレームの表示負荷率と(N−1)フレームの表示負荷率との差分が閾値TA以上である場合には(S103のYES)、判定部38は、フレーム内カウント数に所定値VSを加算し(S104)、閾値TA以上でない場合には(S103のNO)、フレーム内カウント数を保持する。なお、nの値及びフレーム内カウント数は、処理開始時において初期化されており、対象フレームの切り替え時にリセットされる。
次に、判定部38は、表示画面の全ブロックについてNフレームの表示負荷率と(N−1)フレームの表示負荷率との比較処理が終了したか否かを判断し(S105)、終了していない場合には(S105のNO)、nの値を1インクリメントし(S106)、上述したステップS102に戻る。一方、全ブロックについて比較処理が終了した場合には(S105のYES)、図9に示すステップS121に進む。
図9に示すステップS121では、判定部38は、フレーム内カウント数を取り込み、取り込んだフレーム内カウント数と閾値TX、TY、TZとの比較を行う(S122、S124、S126)。ここで、閾値TX、TY、TZは、TX<TY<TZの関係を満たすように設定されている。
その比較の結果、フレーム内カウント数が閾値TX未満である場合には(S122のNO)、判定部38は、第1動作が実行されるよう制御する(S123)。言い換えれば、判定部38は、データ出力部39に第1処理部32の出力が選択されて出力されるよう切り替え部36を制御する。また、フレーム内カウント数が閾値TX以上かつ閾値TY未満である場合には(S124のNO)、判定部38は、第2動作が実行されるよう、すなわちデータ出力部39に第2処理部33の出力が選択されて出力されるよう切り替え部36を制御する(S125)。また、フレーム内カウント数が閾値TY以上かつ閾値TZ未満である場合には(S126のNO)、判定部38は、第3動作が実行されるよう、すなわちデータ出力部39に第3処理部34の出力が選択されて出力されるよう切り替え部36を制御する(S127)。また、フレーム内カウント数が閾値TZ以上である場合には(S126のYES)、判定部38は、第4動作が実行されるよう、すなわちデータ出力部39に第4処理部35の出力が選択されて出力されるよう切り替え部36を制御する(S128)。
第1の実施形態によれば、Nフレームの表示負荷率と(N−1)フレームの表示負荷率とをブロック毎に比較し、その差分が閾値TA以上の場合にはフレーム内カウント数をVS増加させる。そして、フレーム内カウント数、言い換えればフレーム間の表示負荷率の差分が閾値TA以上のブロック数に応じて、適切な階調表現方式を選択し、入力データに係る処理が行われる。これにより、フレーム内カウント数(フレーム間の表示負荷率の差分が閾値TA以上のブロック数)が大きいほど動画擬似輪郭の発生する可能性が高いと判断し、動画擬似輪郭の発生しにくい階調表現方式で入力データに係る処理が行われるので、各ブロックの表示負荷率の変化に応じて速やかに適切な階調表現方式に切り替え、動画指示輪郭の発生を低減することができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態における階調表現方式の切り替え処理について、図8及び図10を参照して説明する。
第1の実施形態と同様に、図8に示すようにして、表示画面の全ブロックについてNフレームの表示負荷率と(N−1)フレームの表示負荷率との比較処理を行い、全ブロックについて比較処理が終了すると(S105のYES)、図10に示すステップS141に進む。
図10に示すステップS141では、判定部38は、フレーム内カウント数を取り込み、続いて、取り込んだフレーム内カウント数が閾値TW以上であるか否かを判定する(S142)。判定の結果、フレーム内カウント数が閾値TW以上でない場合には(S142のNO)、判定部38は、前フレームからの累積カウント数から所定値VQを減算し(S143)、閾値TW以上である場合には(S142のYES)、累積カウント数に所定値VRを加算する(S144)。
次に、判定部38は、累積カウント数と閾値TX、TY、TZとの比較を行う(S145、S147、S149)。ここで、閾値TX、TY、TZは、TX<TY<TZの関係を満たすように設定されている。
その比較の結果、累積カウント数が閾値TX未満である場合には(S145のNO)、判定部38は、第1動作が実行されるよう、すなわちデータ出力部39に第1処理部32の出力が選択されて出力されるよう切り替え部36を制御する(S146)。また、累積カウント数が閾値TX以上かつ閾値TY未満である場合には(S147のNO)、判定部38は、第2動作が実行されるよう、すなわちデータ出力部39に第2処理部33の出力が選択されて出力されるよう切り替え部36を制御する(S148)。また、累積カウント数が閾値TY以上かつ閾値TZ未満である場合には(S149のNO)、判定部38は、第3動作が実行されるよう、すなわちデータ出力部39に第3処理部34の出力が選択されて出力されるよう切り替え部36を制御する(S150)。また、累積カウント数が閾値TZ以上である場合には(S149のYES)、判定部38は、第4動作が実行されるよう、すなわちデータ出力部39に第4処理部35の出力が選択されて出力されるよう切り替え部36を制御する(S151)。
第2の実施形態によれば、Nフレームの表示負荷率と(N−1)フレームの表示負荷率とをブロック毎に比較し、その差分が閾値TA以上の場合にはフレーム内カウント数をVS増加させる。そして、フレーム内カウント数(フレーム間の表示負荷率の差分が閾値TA以上のブロック数)に応じて累積カウント数を増減し、累積カウント数に応じて適切な階調表現方式を選択し、入力データに係る処理が行われる。これにより、複数のフレームにわたるブロックの表示負荷率の変化を考慮し、表示負荷率の変化に応じて適切な階調表現方式に切り替え、動画指示輪郭の発生を低減することができる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態における階調表現方式の切り替え処理について、図11及び図12を参照して説明する。
図11に示すように、まず、判定部38は、Nフレーム目の入力データを基にブロック負荷率演算部37により求められたNフレームの各ブロックにおける表示負荷率を読み込む(S161)。なお、ブロック負荷率演算部37により求めた各ブロックの表示負荷率は、ブロック負荷率演算部37や判定部38の内部に保持しておくようにしても良いし、図示しないメモリ等の記憶部に保持しておくようにしても良い。
次に、判定部38は、表示画面におけるn番目のブロックに係るNフレームの表示負荷率と1つの前の(N−1)フレームの表示負荷率とを比較し(S162)、その差分が閾値TA以上であるか否かを判定する(S163)。判定の結果、n番目のブロックに係るNフレームの表示負荷率と(N−1)フレームの表示負荷率との差分が閾値TA以上である場合には(S163のYES)、判定部38は、累積差分値に値VSを加算し(S164)、閾値TA以上でない場合には(S163のNO)、累積差分値を保持する。なお、nの値及び累積差分値は、処理開始時において初期化されており、対象フレームの切り替え時にリセットされる。また、値VSは、固定値であっても良いが、フレーム間の表示負荷率の差分値であっても良いし、差分に応じた値であっても良い。
次に、判定部38は、表示画面の全ブロックについてNフレームの表示負荷率と(N−1)フレームの表示負荷率との比較処理が終了したか否かを判断し(S165)、終了していない場合には(S165のNO)、nの値を1インクリメントし(S166)、上述したステップS162に戻る。一方、全ブロックについて比較処理が終了した場合には(S165のYES)、図12に示すステップS181に進む。
図12に示すステップS181では、判定部38は、累積差分値を取り込み、続いて、取り込んだ累積差分値が閾値TW以上であるか否かを判定する(S182)。判定の結果、累積差分値が閾値TW以上でない場合には(S182のNO)、判定部38は、前フレームからの累積カウント数から所定値VQを減算し(S183)、閾値TW以上である場合には(S182のYES)、累積カウント数に所定値VRを加算する(184)。
次に、判定部38は、累積カウント数と閾値TX、TY、TZとの比較を行う(S185、S187、S189)。ここで、閾値TX、TY、TZは、TX<TY<TZの関係を満たすように設定されている。
その比較の結果、判定部38は、累積カウント数が閾値TX未満である場合には(S185のNO)、第1動作が実行されるよう制御し(S186)、累積カウント数が閾値TX以上かつ閾値TY未満である場合には(S187のNO)、第2動作が実行されるよう制御する(S188)。また、累積カウント数が閾値TY以上かつ閾値TZ未満である場合には(S189のNO)、第3動作が実行されるよう制御し(S190)、累積カウント数が閾値TZ以上である場合には(S189のYES)、第4動作が実行されるよう制御する(S191)。
第3の実施形態によれば、Nフレームの表示負荷率と(N−1)フレームの表示負荷率とをブロック毎に比較し、その差分が閾値TA以上の場合には累積差分値をVS増加させる。そして、累積差分値に応じて累積カウント数を増減し、累積カウント数に応じて適切な階調表現方式を選択し、入力データに係る処理が行われる。これにより、複数のフレームにわたるブロックの表示負荷率の変化を考慮し、表示負荷率の変化に応じて適切な階調表現方式に切り替え、動画指示輪郭の発生を低減することができる。
(第4の実施形態)
次に、第4の実施形態における階調表現方式の切り替え処理について、図8及び図13を参照して説明する。
第1の実施形態と同様に、図8に示すようにして、表示画面の全ブロックについてNフレームの表示負荷率と(N−1)フレームの表示負荷率との比較処理を行い、全ブロックについて比較処理が終了すると(S105のYES)、図13に示すステップS201に進む。
図13に示すステップS201では、判定部38は、フレーム内カウント数を取り込み、続いて、取り込んだフレーム内カウント数が閾値TW以上であるか否かを判定する(S202)。判定の結果、フレーム内カウント数が閾値TW以上でない場合には(S202のNO)、判定部38は、Vカウント数から所定値VQを減算し(S203)、閾値TW以上である場合には(S202のYES)、Vカウント数に所定値VRを加算する(S204)。なお、ステップS203において、Vカウント数から所定値VQを減算する際、減算前のVカウント数がVQ以下である場合には、Vカウント数を0にする。
次に、判定部38は、Vカウント数と閾値TX、TY、TZとの比較を行う(S205、S207、S209)。ここで、閾値TX、TY、TZは、TX<TY<TZの関係を満たすように設定されている。
その比較の結果、判定部38は、Vカウント数が閾値TX未満である場合には(S205のNO)、第1動作が実行されるよう制御し(S206)、Vカウント数が閾値TX以上かつ閾値TY未満である場合には(S207のNO)、第2動作が実行されるよう制御する(S208)。また、Vカウント数が閾値TY以上かつ閾値TZ未満である場合には(S209のNO)、第3動作が実行されるよう制御し(S210)、Vカウント数が閾値TZ以上である場合には(S209のYES)、第4動作が実行されるよう制御する(S211)。
第4の実施形態によれば、第2の実施形態と同様に、複数のフレームにわたるブロックの表示負荷率の変化を考慮し、表示負荷率の変化に応じて適切な階調表現方式に切り替え、動画指示輪郭の発生を低減することができる。また、例えば、静止画のようなブロックの表示負荷率の変化の小さい画像が継続的に入力された後、ブロックの表示負荷率の変化が大きい画像が入力された場合であっても、速やかに動画指示輪郭が発生しにくい階調表現方式に切り替えることができる。
(第5の実施形態)
次に、第5の実施形態における階調表現方式の切り替え処理について、図14及び図13を参照して説明する。
図14に示すように、まず、判定部38は、Nフレーム目の入力データを基にブロック負荷率演算部37により求められたNフレームの各ブロックにおける表示負荷率を読み込む(S221)。なお、ブロック負荷率演算部37により求めた各ブロックの表示負荷率は、ブロック負荷率演算部37や判定部38の内部に保持しておくようにしても良いし、図示しないメモリ等の記憶部に保持しておくようにしても良い。
次に、判定部38は、表示画面におけるn番目のブロックに係るNフレームの表示負荷率と1つの前の(N−1)フレームの表示負荷率とを比較し(S222)、その差分が閾値TA以上であるか否かを判定する(S223)。判定の結果、n番目のブロックに係るNフレームの表示負荷率と(N−1)フレームの表示負荷率との差分が閾値TA以上である場合には(S223のYES)、判定部38は、フレーム内カウント数に所定値VSを加算し(S228)、ステップS229に進む。
一方、n番目のブロックに係るNフレームの表示負荷率と(N−1)フレームの表示負荷率との差分が閾値TA以上でない場合には(S223のNO)、判定部38は、表示画面におけるn番目のブロックに係るNフレームの表示負荷率と2つの前の(N−2)フレームの表示負荷率とを比較し(S224)、その差分が閾値TB以上であるか否かを判定する(S225)。判定の結果、n番目のブロックに係るNフレームの表示負荷率と(N−2)フレームの表示負荷率との差分が閾値TB以上である場合には(S225のYES)、判定部38は、フレーム内カウント数に所定値VSを加算し(S228)、ステップS229に進む。
一方、n番目のブロックに係るNフレームの表示負荷率と(N−2)フレームの表示負荷率との差分が閾値TB以上でない場合には(S225のNO)、判定部38は、表示画面におけるn番目のブロックに係るNフレームの表示負荷率と3つの前の(N−3)フレームの表示負荷率とを比較し(S226)、その差分が閾値TC以上であるか否かを判定する(S227)。判定の結果、n番目のブロックに係るNフレームの表示負荷率と(N−3)フレームの表示負荷率との差分が閾値TC以上である場合には(S227のYES)、判定部38は、フレーム内カウント数に所定値VSを加算し(S228)、ステップS229に進む。
一方、n番目のブロックに係るNフレームの表示負荷率と(N−3)フレームの表示負荷率との差分が閾値TC以上でない場合には(S227のNO)、ステップS229に進む。なお、nの値及びフレーム内カウント数は、処理開始時において初期化されており、対象フレームの切り替え時にリセットされる。
次に、判定部38は、表示画面の全ブロックについて上述したフレーム間の表示負荷率の比較処理が終了したか否かを判断し(S229)、終了していない場合には(S229のNO)、nの値を1インクリメントし(S230)、上述したステップS222に戻る。一方、全ブロックについて比較処理が終了した場合には(S229のYES)、図13に示すステップS201に進む。
以降、第4の実施形態と同様に、図13に示すようにして、判定部38は、フレーム内カウント数に応じてVカウント数を増減し、Vカウント数に応じた動作が実行されるよう制御する。
第5の実施形態によれば、複数のフレーム間のブロックの表示負荷率の変化を考慮し、表示負荷率の変化に応じて適切な階調表現方式に切り替え、動画指示輪郭の発生を低減することができる。また、例えば、静止画のようなブロックの表示負荷率の変化の小さい画像が継続的に入力された後、ブロックの表示負荷率の変化が大きい画像が入力された場合であっても、速やかに動画指示輪郭が発生しにくい階調表現方式に切り替えることができる。
(第6の実施形態)
次に、第6の実施形態における階調表現方式の切り替え処理について、図14及び図10を参照して説明する。
第6の実施形態における階調表現方式の切り替え処理では、第5の実施形態と同様に、図14に示すようにして、表示画面の全ブロックについてフレーム間の表示負荷率の比較処理を行い、全ブロックについて比較処理が終了すると(S229のYES)、図10に示すステップS141に進む。そして、第2の実施形態と同様に、図10に示すようにして、判定部38は、フレーム内カウント数に応じて累積カウント数を増減し、累積カウント数に応じた動作が実行されるよう制御する。
第6の実施形態によれば、第2の実施形態と同様に、複数のフレームにわたるブロックの表示負荷率の変化を考慮し、表示負荷率の変化に応じて適切な階調表現方式に切り替え、動画指示輪郭の発生を低減することができる。
(第7の実施形態)
次に、第7の実施形態における階調表現方式の切り替え処理について、図15及び図13を参照して説明する。
図15に示すように、まず、判定部38は、Nフレーム目の入力データを基にブロック負荷率演算部37により求められたNフレームの各ブロックにおける表示負荷率を読み込む(S241)。なお、ブロック負荷率演算部37により求めた各ブロックの表示負荷率は、ブロック負荷率演算部37や判定部38の内部に保持しておくようにしても良いし、図示しないメモリ等の記憶部に保持しておくようにしても良い。
次に、判定部38は、表示画面におけるn番目のブロックに係るNフレームの表示負荷率と1つの前の(N−1)フレームの表示負荷率とを比較し(S242)、その差分が閾値TA以上であるか否かを判定する(S243)。判定の結果、n番目のブロックに係るNフレームの表示負荷率と(N−1)フレームの表示負荷率との差分が閾値TA以上である場合には(S243のYES)、判定部38は、第1のフレーム内カウント数に所定値VJを加算し(S244)、閾値TA以上でない場合には(S243のNO)、第1のフレーム内カウント数を保持する。
次に、判定部38は、表示画面におけるn番目のブロックに係るNフレームの表示負荷率と2つの前の(N−2)フレームの表示負荷率とを比較し(S245)、その差分が閾値TB以上であるか否かを判定する(S246)。判定の結果、n番目のブロックに係るNフレームの表示負荷率と(N−2)フレームの表示負荷率との差分が閾値TB以上である場合には(S246のYES)、判定部38は、第2のフレーム内カウント数に所定値VKを加算し(S247)、閾値TB以上でない場合には(S246のNO)、第2のフレーム内カウント数を保持する。
次に、判定部38は、表示画面におけるn番目のブロックに係るNフレームの表示負荷率と3つの前の(N−3)フレームの表示負荷率とを比較し(S248)、その差分が閾値TC以上であるか否かを判定する(S249)。判定の結果、n番目のブロックに係るNフレームの表示負荷率と(N−3)フレームの表示負荷率との差分が閾値TC以上である場合には(S249のYES)、判定部38は、第3のフレーム内カウント数に所定値VLを加算し(S250)、閾値TC以上でない場合には(S249のNO)、第3のフレーム内カウント数を保持する。
次に、判定部38は、表示画面の全ブロックについて上述したフレーム間の表示負荷率の比較処理が終了したか否かを判断し(S251)、終了していない場合には(S251のNO)、nの値を1インクリメントし(S252)、上述したステップS242に戻る。一方、全ブロックについて比較処理が終了した場合には(S251のYES)、図13に示すステップS201に進む。なお、nの値及び第1〜第3のフレーム内カウント数は、処理開始時において初期化されており、対象フレームの切り替え時にリセットされる。
以降、第4の実施形態と同様に、図13に示すようにして、判定部38は、フレーム内カウント数に応じてVカウント数を増減し、Vカウント数に応じた動作が実行されるよう制御する。ここで、本実施形態では、第1〜第3のフレーム内カウント数に対応するようにして第1〜第3のVカウント数があり、第1〜第3のフレーム内カウント数のそれぞれを読み込んで図13に示した処理が行われる。また、Vカウント数と閾値TX、TY、TZとの比較は、第1〜第3のVカウント数のなかの最大値と閾値TX、TY、TZとの比較を行う。
第7の実施形態によれば、複数のフレームにわたるブロックの表示負荷率の変化を考慮し、表示負荷率の変化に応じて適切な階調表現方式に切り替え、動画指示輪郭の発生を低減することができる。
(第8の実施形態)
次に、第8の実施形態における階調表現方式の切り替え処理について、図15及び図10を参照して説明する。
第8の実施形態における階調表現方式の切り替え処理では、第7の実施形態と同様に、図15に示すようにして、表示画面の全ブロックについてフレーム間の表示負荷率の比較処理を行い、全ブロックについて比較処理が終了すると(S251のYES)、図10に示すステップS141に進む。そして、第2の実施形態と同様に、図10に示すようにして、判定部38は、フレーム内カウント数に応じて累積カウント数を増減し、累積カウント数に応じた動作が実行されるよう制御する。本実施形態においても、第1〜第3のフレーム内カウント数に対応するようにして第1〜第3の累積カウント数があり、第1〜第3のフレーム内カウント数のそれぞれを読み込んで図10に示した処理が行われる。また、累積カウント数と閾値TX、TY、TZとの比較は、第1〜第3の累積カウント数のなかの最大値と閾値TX、TY、TZとの比較を行う。
第8の実施形態によれば、複数のフレームにわたるブロックの表示負荷率の変化を考慮し、表示負荷率の変化に応じて適切な階調表現方式に切り替え、動画指示輪郭の発生を低減することができる。
(第9の実施形態)
次に、第9の実施形態における階調表現方式の切り替え処理について、図16及び図12を参照して説明する。
図16に示すように、まず、判定部38は、Nフレーム目の入力データを基にブロック負荷率演算部37により求められたNフレームの各ブロックにおける表示負荷率を読み込む(S261)。なお、ブロック負荷率演算部37により求めた各ブロックの表示負荷率は、ブロック負荷率演算部37や判定部38の内部に保持しておくようにしても良いし、図示しないメモリ等の記憶部に保持しておくようにしても良い。
次に、判定部38は、表示画面におけるn番目のブロックに係るNフレームの表示負荷率と1つの前の(N−1)フレームの表示負荷率とを比較し(S262)、その差分が閾値TA以上であるか否かを判定する(S263)。判定の結果、n番目のブロックに係るNフレームの表示負荷率と(N−1)フレームの表示負荷率との差分が閾値TA以上である場合には(S263のYES)、判定部38は、その差分を第1の累積差分値に加算し(S264)、閾値TA以上でない場合には(S263のNO)、第1の累積差分値を保持する。
次に、判定部38は、表示画面におけるn番目のブロックに係るNフレームの表示負荷率と2つの前の(N−2)フレームの表示負荷率とを比較し(S265)、その差分が閾値TB以上であるか否かを判定する(S266)。判定の結果、n番目のブロックに係るNフレームの表示負荷率と(N−2)フレームの表示負荷率との差分が閾値TB以上である場合には(S266のYES)、判定部38は、その差分を第2の累積差分値に加算し(S267)、閾値TB以上でない場合には(S266のNO)、第2の累積差分値を保持する。
次に、判定部38は、表示画面におけるn番目のブロックに係るNフレームの表示負荷率と3つの前の(N−3)フレームの表示負荷率とを比較し(S268)、その差分が閾値TC以上であるか否かを判定する(S269)。判定の結果、n番目のブロックに係るNフレームの表示負荷率と(N−3)フレームの表示負荷率との差分が閾値TC以上である場合には(S269のYES)、判定部38は、その差分を第3の累積差分値に加算し(S270)、閾値TC以上でない場合には(S269のNO)、第3の累積差分値を保持する。
次に、判定部38は、表示画面の全ブロックについて上述したフレーム間の表示負荷率の比較処理が終了したか否かを判断し(S271)、終了していない場合には(S271のNO)、nの値を1インクリメントし(S272)、上述したステップS262に戻る。一方、全ブロックについて比較処理が終了した場合には(S271のYES)、図12に示すステップS181に進む。なお、nの値及び第1〜第3の累積差分値は、処理開始時において初期化されており、対象フレームの切り替え時にリセットされる。
以降、第3の実施形態と同様に、図12に示すようにして、判定部38は、累積差分値に応じて累積カウント数を増減し、累積カウント数に応じた動作が実行されるよう制御する。ここで、本実施形態では、第1〜第3の累積差分値に対応するようにして第1〜第3の累積カウント数があり、第1〜第3の累積差分値のそれぞれを読み込んで図12に示した処理が行われる。また、累積カウント数と閾値TX、TY、TZとの比較は、第1〜第3の累積カウント数のなかの最大値と閾値TX、TY、TZとの比較を行う。
第9の実施形態によれば、複数のフレームにわたるブロックの表示負荷率の変化を考慮し、表示負荷率の変化に応じて適切な階調表現方式に切り替え、動画指示輪郭の発生を低減することができる。
(第10の実施形態)
次に、第10の実施形態における階調表現方式の切り替え処理について、図17及び図18を参照して説明する。
図17に示すように、まず、判定部38は、Nフレーム目の入力データを基にブロック負荷率演算部37により求められたNフレームの各ブロックにおける表示負荷率を読み込む(S281)。なお、ブロック負荷率演算部37により求めた各ブロックの表示負荷率は、ブロック負荷率演算部37や判定部38の内部に保持しておくようにしても良いし、図示しないメモリ等の記憶部に保持しておくようにしても良い。
次に、判定部38は、表示画面におけるn番目のブロックに係るNフレームの表示負荷率と1つの前の(N−1)フレームの表示負荷率とを比較し(S282)、その差分を基に差分が大きい順が並べ替えるソート処理を行う(S283)。
次に、判定部38は、表示画面の全ブロックについてNフレームの表示負荷率と(N−1)フレームの表示負荷率との比較処理が終了したか否かを判断し(S284)、終了していない場合には(S284のNO)、nの値を1インクリメントし(S285)、上述したステップS282に戻る。一方、全ブロックについて比較処理が終了した場合には(S284のYES)、図18に示すステップS301に進む。なお、nの値は、処理開始時において初期化されており、対象フレームの切り替え時にリセットされる。
図18に示すステップS301では、判定部38は、上述した比較処理によりソートされたデータを基に、Nフレームの表示負荷率と(N−1)フレームの表示負荷率との差分が閾値TA以上であるブロック数が閾値TB個以上であるか否かを判定する。判定の結果、Nフレームの表示負荷率と(N−1)フレームの表示負荷率との差分が閾値TA以上であるブロック数が閾値TB個以上である場合には(S301のYES)、判定部38は、差分が閾値TA以上であるブロック数をカウントする(S302)。なお、このカウント数は、処理開始時において初期化されており、対象フレームの切り替え時にリセットされる。
次に、判定部38は、差分が閾値TA以上であるブロック数に係るカウント数を取り込み(S303)、取り込んだカウント数と閾値TX、TY、TZとの比較を行う(S304、S306、S308)。ここで、閾値TX、TY、TZは、TX<TY<TZの関係を満たすように設定されている。
その比較の結果、判定部38は、カウント数が閾値TX未満である場合には(S304のNO)、第1動作が実行されるよう制御し(S305)、カウント数が閾値TX以上かつ閾値TY未満である場合には(S306のNO)、第2動作が実行されるよう制御する(S307)。また、カウント数が閾値TY以上かつ閾値TZ未満である場合には(S308のNO)、第3動作が実行されるよう制御し(S309)、カウント数が閾値TZ以上である場合には(S308のYES)、第4動作が実行されるよう制御する(S310)。
第10の実施形態によれば、フレーム間の表示負荷率の差分が閾値TA以上のブロック数が大きいほど動画擬似輪郭の発生する可能性が高いと判断し、動画擬似輪郭の発生しにくい階調表現方式で入力データに係る処理が行われるので、各ブロックの表示負荷率の変化に応じて速やかに適切な階調表現方式に切り替え、動画指示輪郭の発生を低減することができる。
(第11の実施形態)
次に、第11の実施形態における階調表現方式の切り替え処理について、図19、図20A、及び図20Bを参照して説明する。
図19に示すように、まず、判定部38は、Nフレーム目の入力データを基にブロック負荷率演算部37により求められたNフレームの各ブロックにおける表示負荷率を読み込む(S321)。なお、ブロック負荷率演算部37により求めた各ブロックの表示負荷率は、ブロック負荷率演算部37や判定部38の内部に保持しておくようにしても良いし、図示しないメモリ等の記憶部に保持しておくようにしても良い。
次に、判定部38は、表示画面におけるn番目のブロックに係るNフレームの表示負荷率と1つの前の(N−1)フレームの表示負荷率とを比較し(S322)、その差分を基に差分が大きい順が並べ替えるソート処理を行う(S323)。ここで、ステップS323でのソート処理後のデータをデータαとする。
次に、判定部38は、表示画面におけるn番目のブロックに係るNフレームの表示負荷率と2つの前の(N−2)フレームの表示負荷率とを比較し(S324)、その差分を基に差分が大きい順が並べ替えるソート処理を行う(S325)。ここで、ステップS325でのソート処理後のデータをデータβとする。
次に、判定部38は、表示画面におけるn番目のブロックに係るNフレームの表示負荷率と3つの前の(N−3)フレームの表示負荷率とを比較し(S326)、その差分を基に差分が大きい順が並べ替えるソート処理を行う(S327)。ここで、ステップS327でのソート処理後のデータをデータγとする。
次に、判定部38は、表示画面の全ブロックについて上述したフレーム間の表示負荷率の比較処理が終了したか否かを判断し(S328)、終了していない場合には(S328のNO)、nの値を1インクリメントし(S329)、上述したステップS322に戻る。一方、全ブロックについて比較処理が終了した場合には(S328のYES)、図20Aに示すステップS341に進む。なお、nの値は、処理開始時において初期化されており、対象フレームの切り替え時にリセットされる。
図20Aに示すステップS341では、判定部38は、上述した比較処理により得られたデータαを基に、Nフレームの表示負荷率と(N−1)フレームの表示負荷率との差分が閾値TA以上であるブロック数が閾値TB個以上であるか否かを判定する。判定の結果、Nフレームの表示負荷率と(N−1)フレームの表示負荷率との差分が閾値TA以上であるブロック数が閾値TB以上である場合には(S341のYES)、判定部38は、差分が閾値TA以上であるブロック数をカウントして所定値VLを乗算し、カウント数VCとする(S342)。なお、このカウント数VCは、処理開始時において初期化されており、対象フレームの切り替え時にリセットされる。
次に、判定部38は、上述した比較処理により得られたデータβを基に、Nフレームの表示負荷率と(N−2)フレームの表示負荷率との差分が閾値TD以上であるブロック数が閾値TE個以上であるか否かを判定する(S343)。判定の結果、Nフレームの表示負荷率と(N−2)フレームの表示負荷率との差分が閾値TD以上であるブロック数が閾値TE個以上である場合には(S343のYES)、判定部38は、差分が閾値TD以上であるブロック数をカウントして所定値VMを乗算し、カウント数VFとする(S344)。なお、このカウント数VFも、処理開始時において初期化されており、対象フレームの切り替え時にリセットされる。
次に、判定部38は、上述した比較処理により得られたデータγを基に、Nフレームの表示負荷率と(N−3)フレームの表示負荷率との差分が閾値TG以上であるブロック数が閾値TH個以上であるか否かを判定する(S345)。判定の結果、Nフレームの表示負荷率と(N−3)フレームの表示負荷率との差分が閾値TG以上であるブロック数が閾値TH個以上である場合には(S345のYES)、判定部38は、差分が閾値TG以上であるブロック数をカウントして所定値VPを乗算し、カウント数VJとする(S346)。なお、このカウント数VJも、処理開始時において初期化されており、対象フレームの切り替え時にリセットされる。
以上の処理が終了すると、図20Bに示すステップS347に進む。なお、所定値VL、VM、VPは、任意の値であり、例えば比較するフレームを考慮して設定される。
図20Bに示すステップS347では、判定部38は、カウント数VC、VF、VJを取り込み、取り込んだカウント数VC、VF、VJと閾値TX、TY、TZとの比較を行う(S348、S350、S352)。ここで、閾値TX、TY、TZは、TX<TY<TZの関係を満たすように設定されている。
その比較の結果、判定部38は、カウント数VC、VF、VJのなかの最大値が閾値TX未満である場合には(S348のNO)、第1動作が実行されるよう制御し(S349)、カウント数VC、VF、VJのなかの最大値が閾値TX以上かつ閾値TY未満である場合には(S350のNO)、第2動作が実行されるよう制御する(S351)。また、カウント数VC、VF、VJのなかの最大値が閾値TY以上かつ閾値TZ未満である場合には(S352のNO)、第3動作が実行されるよう制御し(S353)、カウント数VC、VF、VJのなかの最大値が閾値TZ以上である場合には(S352のYES)、第4動作が実行されるよう制御する(S354)。
第11の実施形態によれば、複数のフレームにわたるブロックの表示負荷率の変化を考慮し、表示負荷率の変化に応じて適切な階調表現方式に切り替え、動画指示輪郭の発生を低減することができる。
(第12の実施形態)
次に、第12の実施形態における階調表現方式の切り替え処理について、図17及び図21を参照して説明する。
第10の実施形態と同様に、図17に示すようにして、表示画面の全ブロックについてNフレームの表示負荷率と(N−1)フレームの表示負荷率との比較処理を行い、全ブロックについて比較処理が終了すると(S284のYES)、図21に示すステップS361に進む。
図21に示すステップS361では、判定部38は、上述した比較処理によりソートされたデータを基に、Nフレームの表示負荷率と(N−1)フレームの表示負荷率との差分が閾値TA以上であるブロック数が閾値TB個以上であるか否かを判定する。判定の結果、Nフレームの表示負荷率と(N−1)フレームの表示負荷率との差分が閾値TA以上であるブロック数が閾値TB個以上である場合には(S361のYES)、判定部38は、差分が閾値TA以上であるブロックにおける差分を累積加算する(S362)。なお、累積加算値は、処理開始時において初期化されており、対象フレームの切り替え時にリセットされる。
次に、判定部38は、差分が閾値TA以上であるブロックにおける差分を累積加算した累積差分値を取り込み(S363)、取り込んだ累積差分値と閾値TX、TY、TZとの比較を行う(S364、S366、S368)。ここで、閾値TX、TY、TZは、TX<TY<TZの関係を満たすように設定されている。
その比較の結果、判定部38は、累積差分値が閾値TX未満である場合には(S364のNO)、第1動作が実行されるよう制御し(S365)、累積差分値が閾値TX以上かつ閾値TY未満である場合には(S366のNO)、第2動作が実行されるよう制御する(S367)。また、累積差分値が閾値TY以上かつ閾値TZ未満である場合には(S368のNO)、第3動作が実行されるよう制御し(S369)、累積差分値が閾値TZ以上である場合には(S368のYES)、第4動作が実行されるよう制御する(S370)。
第12の実施形態によれば、フレーム間の表示負荷率の差分に応じて速やかに適切な階調表現方式に切り替え、動画指示輪郭の発生を低減することができる。
(第13の実施形態)
次に、第13の実施形態における階調表現方式の切り替え処理について、図19、図22A、及び図22Bを参照して説明する。
第11の実施形態と同様に、図19に示すようにして、表示画面の全ブロックについてフレーム間の表示負荷率の比較処理を行い、全ブロックについて比較処理が終了すると(S328のYES)、図22Aに示すステップS381に進む。
図22Aに示すステップS381では、判定部38は、上述した比較処理により得られたデータαを基に、Nフレームの表示負荷率と(N−1)フレームの表示負荷率との差分が閾値TA以上であるブロック数が閾値TB個以上であるか否かを判定する。判定の結果、Nフレームの表示負荷率と(N−1)フレームの表示負荷率との差分が閾値TA以上であるブロック数が閾値TB個以上である場合には(S381のYES)、判定部38は、差分が閾値TA以上であるブロックにおける差分を累積加算して所定値VLを乗算し、累積差分値VCとする(S382)。なお、累積差分値VCは、処理開始時において初期化されており、対象フレームの切り替え時にリセットされる。
次に、判定部38は、上述した比較処理により得られたデータβを基に、Nフレームの表示負荷率と(N−2)フレームの表示負荷率との差分が閾値TD以上であるブロック数が閾値TE個以上であるか否かを判定する(S383)。判定の結果、Nフレームの表示負荷率と(N−2)フレームの表示負荷率との差分が閾値TD以上であるブロック数が閾値TE個以上である場合には(S383のYES)、判定部38は、差分が閾値TD以上であるブロックにおける差分を累積加算して所定値VMを乗算し、累積差分値VFとする(S384)。なお、累積差分値VFは、処理開始時において初期化されており、対象フレームの切り替え時にリセットされる。
次に、判定部38は、上述した比較処理により得られたデータγを基に、Nフレームの表示負荷率と(N−3)フレームの表示負荷率との差分が閾値TG以上であるブロック数が閾値TH個以上であるか否かを判定する(S385)。判定の結果、Nフレームの表示負荷率と(N−3)フレームの表示負荷率との差分が閾値TG以上であるブロック数が閾値TH個以上である場合には(S385のYES)、判定部38は、差分が閾値TG以上であるブロックにおける差分を累積加算して所定値VPを乗算し、累積差分値VJとする(S386)。なお、累積差分値VJは、処理開始時において初期化されており、対象フレームの切り替え時にリセットされる。
以上の処理が終了すると、図22Bに示すステップS387に進む。なお、所定値VL、VM、VPは、任意の値であり、例えば比較するフレームを考慮して設定される。
図22Bに示すステップS387では、判定部38は、累積差分値VC、VF、VJを取り込み、取り込んだ累積差分値VC、VF、VJと閾値TX、TY、TZとの比較を行う(S388、S390、S392)。ここで、閾値TX、TY、TZは、TX<TY<TZの関係を満たすように設定されている。
その比較の結果、判定部38は、累積差分値VC、VF、VJのなかの最大値が閾値TX未満である場合には(S388のNO)、第1動作が実行されるよう制御し(S389)、累積差分値VC、VF、VJのなかの最大値が閾値TX以上かつ閾値TY未満である場合には(S390のNO)、第2動作が実行されるよう制御する(S391)。また、累積差分値VC、VF、VJのなかの最大値が閾値TY以上かつ閾値TZ未満である場合には(S392のNO)、第3動作が実行されるよう制御し(S393)、累積差分値VC、VF、VJのなかの最大値が閾値TZ以上である場合には(S392のYES)、第4動作が実行されるよう制御する(S394)。
第13の実施形態によれば、複数のフレームにわたるブロックの表示負荷率の変化を考慮し、表示負荷率の変化に応じて適切な階調表現方式に切り替え、動画指示輪郭の発生を低減することができる。
(第14の実施形態)
次に、第14の実施形態における階調表現方式の切り替え処理について、図17及び図23を参照して説明する。
第10の実施形態と同様に、図17に示すようにして、表示画面の全ブロックについてNフレームの表示負荷率と(N−1)フレームの表示負荷率との比較処理を行い、全ブロックについて比較処理が終了すると(S284のYES)、図23に示すステップS401に進む。
図23に示すステップS401では、判定部38は、上述した比較処理によりソートされたデータを基に、Nフレームの表示負荷率と(N−1)フレームの表示負荷率との差分が閾値TA以上であるブロック数が閾値TB個以上であるか否かを判定する。判定の結果、Nフレームの表示負荷率と(N−1)フレームの表示負荷率との差分が閾値TA以上であるブロック数が閾値TB個以上である場合には(S401のYES)、判定部38は、差分が閾値TA以上であるブロックにおける差分を累積加算する(S402)。なお、累積加算値は、処理開始時において初期化されており、対象フレームの切り替え時にリセットされる。
次に、判定部38は、差分が閾値TA以上であるブロックにおける差分を累積加算した累積差分値を取り込み(S403)、取り込んだ累積差分値が閾値TW以上であるか否かを判定する(S404)。判定の結果、累積差分値が閾値TW以上でない場合には(S404のNO)、判定部38は、前フレームからの累積カウント数から所定値VQを減算し(S405)、閾値TW以上である場合には(S404のYES)、累積カウント数に所定値VRを加算する(S406)。
次に、判定部38は、累積カウント数と閾値TX、TY、TZとの比較を行う(S407、S409、S411)。ここで、閾値TX、TY、TZは、TX<TY<TZの関係を満たすように設定されている。
その比較の結果、判定部38は、累積カウント数が閾値TX未満である場合には(S407のNO)、第1動作が実行されるよう制御し(S408)、累積カウント数が閾値TX以上かつ閾値TY未満である場合には(S409のNO)、第2動作が実行されるよう制御する(S410)。また、累積カウント数が閾値TY以上かつ閾値TZ未満である場合には(S411のNO)、第3動作が実行されるよう制御し(S412)、累積カウント数が閾値TZ以上である場合には(S411のYES)、第4動作が実行されるよう制御する(S413)。
第14の実施形態によれば、複数のフレームにわたるブロックの表示負荷率の変化を考慮し、表示負荷率の変化に応じて適切な階調表現方式に切り替え、動画指示輪郭の発生を低減することができる。
(第15の実施形態)
次に、第15の実施形態における階調表現方式の切り替え処理について、図19、図24A、及び図24Bを参照して説明する。
第11の実施形態と同様に、図19に示すようにして、表示画面の全ブロックについてフレーム間の表示負荷率の比較処理を行い、全ブロックについて比較処理が終了すると(S328のYES)、図24Aに示すステップS421に進む。
図24Aに示すステップS421では、判定部38は、上述した比較処理により得られたデータαを基に、Nフレームの表示負荷率と(N−1)フレームの表示負荷率との差分が閾値TA以上であるブロック数が閾値TB個以上であるか否かを判定する。判定の結果、Nフレームの表示負荷率と(N−1)フレームの表示負荷率との差分が閾値TA以上であるブロック数が閾値TB個以上である場合には(S421のYES)、判定部38は、差分が閾値TA以上であるブロックにおける差分を累積加算して所定値VLを乗算し、累積差分値VCとする(S422)。なお、累積差分値VCは、処理開始時において初期化されており、対象フレームの切り替え時にリセットされる。
次に、判定部38は、上述した比較処理により得られたデータβを基に、Nフレームの表示負荷率と(N−2)フレームの表示負荷率との差分が閾値TD以上であるブロック数が閾値TE個以上であるか否かを判定する(S423)。判定の結果、Nフレームの表示負荷率と(N−2)フレームの表示負荷率との差分が閾値TD以上であるブロック数が閾値TE個以上である場合には(S423のYES)、判定部38は、差分が閾値TD以上であるブロックにおける差分を累積加算して所定値VMを乗算し、累積差分値VFとする(S424)。なお、累積差分値VFは、処理開始時において初期化されており、対象フレームの切り替え時にリセットされる。
次に、判定部38は、上述した比較処理により得られたデータγを基に、Nフレームの表示負荷率と(N−3)フレームの表示負荷率との差分が閾値TG以上であるブロック数が閾値TH個以上であるか否かを判定する(S425)。判定の結果、Nフレームの表示負荷率と(N−3)フレームの表示負荷率との差分が閾値TG以上であるブロック数が閾値TH個以上である場合には(S425のYES)、判定部38は、差分が閾値TG以上であるブロックにおける差分を累積加算して所定値VPを乗算し、累積差分値VJとする(S426)。なお、累積差分値VJは、処理開始時において初期化されており、対象フレームの切り替え時にリセットされる。
以上の処理が終了すると、図24Bに示すステップS427に進む。なお、所定値VL、VM、VPは、任意の値であり、例えば比較するフレームを考慮して設定される。
図24Bに示すステップS427では、判定部38は、累積差分値VC、VF、VJを取り込み、取り込んだ累積差分値VC、VF、VJの各々について閾値TW以上であるか否かを判定する(S428)。判定の結果、累積差分値VCが閾値TW以上でない場合には(S428のNO)、判定部38は、前フレームからの第1の累積カウント数から所定値VQを減算し(S429)、閾値TW以上である場合には(S428のYES)、第1の累積カウント数に所定値VRを加算する(S430)。また、累積差分値VFが閾値TW以上でない場合には(S428のNO)、判定部38は、前フレームからの第2の累積カウント数から所定値VQを減算し(S429)、閾値TW以上である場合には(S428のYES)、第2の累積カウント数に所定値VRを加算する(S430)。同様に、累積差分値VJが閾値TW以上でない場合には(S428のNO)、判定部38は、前フレームからの第3の累積カウント数から所定値VQを減算し(S429)、閾値TW以上である場合には(S428のYES)、第3の累積カウント数に所定値VRを加算する(S430)。
次に、判定部38は、第1〜第3の累積カウント数と閾値TX、TY、TZとの比較を行う(S431、S433、S435)。ここで、閾値TX、TY、TZは、TX<TY<TZの関係を満たすように設定されている。
その比較の結果、判定部38は、第1〜第3の累積カウント数のなかの最大値が閾値TX未満である場合には(S431のNO)、第1動作が実行されるよう制御し(S432)、第1〜第3の累積カウント数のなかの最大値が閾値TX以上かつ閾値TY未満である場合には(S433のNO)、第2動作が実行されるよう制御する(S434)。また、第1〜第3の累積カウント数のなかの最大値が閾値TY以上かつ閾値TZ未満である場合には(S435のNO)、第3動作が実行されるよう制御し(S436)、第1〜第3の累積カウント数のなかの最大値が閾値TZ以上である場合には(S435のYES)、第4動作が実行されるよう制御する(S437)。
第15の実施形態によれば、複数のフレームにわたるブロックの表示負荷率の変化を考慮し、表示負荷率の変化に応じて適切な階調表現方式に切り替え、動画指示輪郭の発生を低減することができる。
なお、上述した階調表示方法の切り替え処理においては、ユーザに認識される切り替え前の階調表示方法と切り替え後の階調表示方法での画質変化(切り替えショック)を低減するために、第1動作から第3動作や第4動作から第2動作といった2段階を超える切り替えは行わずに、第1動作と第2動作間、第2動作と第3動作間、及び第3動作と第4動作間での切り替え(段階的な切り替え)を行うことが望ましい。例えば、複数個の異なる階調表現方式があり、それぞれを第p階調表現方式と表現した場合にpの値の増加方向又は減少方向の一方向に動画擬似輪郭が発生しにくくなる(例えば、実表示階調数が少なくなる)場合には、第p階調表現方式で動作を行っている場合には、第(p−1)階調表現方式又は第(p+1)階調表現方式のみ切り替えるように制御することが望ましい。この制御は、例えば累積カウント数やVカウント数を用いて制御を行っている場合には、所定値VQやVRの値を、閾値TXとTYの差及び閾値TYとTZの差より小さくすることで実現することができる。
また、上述した実施形態では、切り替え可能な(選択可能な)階調表示方法は4つとしているが、一例であってこれに限定されるものではなく、複数(例えば、2つや3つであっても良いし、4つ以上であってもよい。)であれば良い。
なお、前記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
本発明の実施形態におけるプラズマディスプレイ装置の構成例を示す図である。 本発明の実施形態におけるプラズマディスプレイパネルの構成例を示す図である。 プラズマディスプレイ装置の駆動方法について説明するための図である。 本発明の実施形態における制御回路の構成例を示す図である。 本発明の実施形態におけるプラズマディスプレイ装置の点灯表の一例を示す図である。 本発明の実施形態における表示画面のブロック分割の一例を示す図である。 プラズマディスプレイパネルの熱破壊や焼付の防止を実現するための制御回路の構成例を示す図である。 第1、第2、及び第4の実施形態における切り替え処理の一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態における切り替え処理の一例を示すフローチャートである。 第2、第6、及び第8の実施形態における切り替え処理の一例を示すフローチャートである。 第3の実施形態における切り替え処理の一例を示すフローチャートである。 第3及び第9の実施形態における切り替え処理の一例を示すフローチャートである。 第4、第5、及び第7の実施形態における切り替え処理の一例を示すフローチャートである。 第5及び第6の実施形態における切り替え処理の一例を示すフローチャートである。 第7及び第8の実施形態における切り替え処理の一例を示すフローチャートである。 第9の実施形態における切り替え処理の一例を示すフローチャートである。 第10、第12、及び第14の実施形態における切り替え処理の一例を示すフローチャートである。 第10の実施形態における切り替え処理の一例を示すフローチャートである。 第11、第13、及び第15の実施形態における切り替え処理の一例を示すフローチャートである。 第11の実施形態における切り替え処理の一例を示すフローチャートである。 第11の実施形態における切り替え処理の一例を示すフローチャートである。 第12の実施形態における切り替え処理の一例を示すフローチャートである。 第13の実施形態における切り替え処理の一例を示すフローチャートである。 第13の実施形態における切り替え処理の一例を示すフローチャートである。 第14の実施形態における切り替え処理の一例を示すフローチャートである。 第15の実施形態における切り替え処理の一例を示すフローチャートである。 第15の実施形態における切り替え処理の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
1 プラズマディスプレイパネル
2 X駆動回路
3 Y駆動回路
4 アドレス駆動回路
5 制御回路
31 映像処理部
32〜35 処理部
36 切り替え部
37 ブロック負荷率演算部
38 判定部
39 データ出力部
40 表示波形生成部

Claims (9)

  1. プラズマディスプレイパネルを有するとともに、1フレームが重み付けされたサステインパルス数を有する複数のサブフィールドからなり、各サブフィールドの点灯又は非点灯を選択することにより画像を階調表現するプラズマディスプレイ装置であって、
    前記プラズマディスプレイパネルにおける表示画面を複数に分割したブロック毎に、画像に係る入力データに基づいて表示負荷率を演算する負荷率演算部と、
    前記負荷率演算部により得られた各ブロックの表示負荷率を複数フレーム間で比較し、各ブロックの表示負荷率の変化に応じて複数の階調表示方式のなかから1つの階調表示方式、または複数の階調表示方式を混在させた方式を選択してフレーム単位で切り替える制御部とを備え、前記複数の階調表示方式は、実表示階調数が互いに異なることを特徴とするプラズマディスプレイ装置。
  2. 前記制御部は、複数フレーム間で前記各ブロックの表示負荷率を比較し表示負荷率の変化に応じて前記階調表示方式を選択する判定部と、
    前記判定部での結果に従い前記入力データに係る階調表示方式を切り替える切り替え部とを備えることを特徴とする請求項1記載のプラズマディスプレイ装置。
  3. 各階調表示方式で前記入力データを処理する複数の処理部を有し、
    前記切り替え部は、前記判定部での結果に従って前記複数の処理部のなかの1つの処理部の出力を選択して出力することを特徴とする請求項2記載のプラズマディスプレイ装置。
  4. 前記制御部は、複数フレーム間での前記各ブロックの表示負荷率の変化に対応して増減される指標値を有し、当該指標値に基づいて前記階調表示方式を選択することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のプラズマディスプレイ装置。
  5. 前記制御部は、
    選択している階調表示方式における上限側の閾値より前記指標値が大きい場合には、当該階調表示方式より実表示階調数が少ない階調を選択するか、または実表示階調数が異なる複数の階調表示方式を混在させ、数フレーム間での平均により階調を表現する混在表示方式を選択し、
    下限側の閾値より前記指標値が小さい場合には、当該階調表示方式より実表示階調数が多い階調表示方式を選択するか、または実表示階調数が異なり、前記混在表示方式と比べ、少なくとも一つの実階調が異なる複数の階調表示方式を混在させ、数フレーム間での平均により階調を表現する混在表示方式を選択することを特徴とする請求項4記載のプラズマディスプレイ装置。
  6. 前記制御部は、フレーム間でのブロックの表示負荷率の差分が所定値以上のブロックの数に基づいて、前記ブロックの表示負荷率の変化を検出することを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載のプラズマディスプレイ装置。
  7. 前記制御部は、フレーム間でのブロックの表示負荷率の差分が所定値以上のブロックの当該差分の累積値に基づいて、前記ブロックの表示負荷率の変化を検出することを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載のプラズマディスプレイ装置。
  8. 前記負荷率演算部は、前記入力データのRGB成分毎に前記表示負荷率をブロック毎に演算し、
    前記制御部は、色成分毎の各ブロックの表示負荷率の変化に応じて階調表示方式を選択することを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載のプラズマディスプレイ装置。
  9. プラズマディスプレイパネルを有するとともに、1フレームが重み付けされたサステインパルス数を有する複数のサブフィールドからなり、各サブフィールドの点灯又は非点灯を選択することにより画像を階調表現するプラズマディスプレイ装置の制御方法であって、
    前記プラズマディスプレイパネルにおける表示画面を複数に分割したブロック毎に、画像に係る入力データに基づいて表示負荷率を演算する負荷率演算ステップと、
    得られた各ブロックの表示負荷率を複数フレーム間で比較し、各ブロックの表示負荷率の変化に応じて、実表示階調数が互いに異なる複数の階調表示方式のなかから1つの階調表示方式を選択してフレーム単位で切り替える制御ステップとを有することを特徴とするプラズマディスプレイ装置の制御方法。
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