JP2010134359A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】クリーニング装置のクリーニングブレードと感光体ドラムとの摩擦抵抗を低減して、感光体ドラムの不要な磨耗を抑制し、クリーニング性能の低下を抑制し、クリーニングブレードのめくれや反転現象を防止して、画質の劣化を抑止することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】感光体ドラム15と、図示しないドラムモータ、帯電装置16と、露光装置17と、現像装置18と、現像バイアス電源29と、感光体ドラム15表面を清掃するクリーニングブレード21と有するクリーニング装置19を備え、感光体ドラム15を逆回転させることによってクリーニングブレード21の清掃を行う画像形成装置100において、現像装置18に、感光体ドラム15が逆方向に回転する際にクリーニングブレード21と感光体ドラム15との当接部にトナーを供給する機能を備えることを特徴とするものとする。
【選択図】図5

Description

本発明は、画像形成装置に係り、特に、電子写真方式によりトナーを用いて画像形成を行う複写機およびプリンタなどの画像形成装置に関する。
従来の複写機、プリンタ及びファクシミリ等の電子写真方式を利用した画像形成装置は、一般に帯電、露光、現像、転写、クリーニング、除電、及び定着の各工程からなる。
画像を形成する工程は、例えば、帯電装置によって回転駆動される感光体ドラムの表面を均一に帯電され、露光装置によって帯電した感光体表面にレーザ光を照射され静電潜像が形成される。続いて、現像装置によって感光体ドラム上の静電潜像が現像され感光体ドラム表面上にトナー像が形成される。
転写、定着工程では、転写装置によって感光体ドラム上のトナー像が転写材上に転写され、その後、定着装置によって転写材とともにトナー像が加熱されることによって、トナー像は転写材上に固定される。
また、感光体ドラム表面上に残った転写残留トナーは、クリーニング装置により除去されて所定の回収部に回収される。クリーニングされた後の感光体ドラム表面は、除電装置により残留電荷が除去されて次の画像形成に備える。
このように構成された画像形成装置において、感光体ドラム上の静電潜像を現像する現像剤としては、トナーのみからなる1成分現像剤やトナーとキャリアとからなる2成分現像剤が一般に用いられる。
1成分現像剤は、キャリアを用いないため、トナーとキャリアを均一に混合するための攪拌機構などを必要とせず、現像装置がシンプルになるといった利点を有する。しかしながら、1成分現像剤には、トナーの帯電量が安定しにくい等の問題がある。
一方、2成分現像剤は、トナーとキャリアを均一に混合するための攪拌機構などを必要とすることから、現像装置が複雑になるといった問題を有するが、帯電安定性や高速機への適合性に優れることから、高速画像形成装置やカラー画像形成装置によく使用されている。
クリーニング装置としては、感光体ドラムの表面の清掃・膜研磨の均一性に優れることから、感光体ドラム表面に先端部をカウンタ方向(逆方向)に当接させたブレード(以下、「クリーニングブレード」と称する。)がよく使用されている。
しかしながら、クリーニングブレードは、感光体ドラム表面上への現像過程を伴う感光体ドラムの積算回転数が進むにつれ、感光体ドラムに当接する当接部の先端にトナー樹脂成分と共に大粒径外添剤が固着してクリーニング性能が低下する状態となる。その結果、感光体ドラム表面には、回転方向に沿ってフィルミング筋が発生するという問題があった。
また、感光体ドラムの回転履歴が嵩むにつれ、クリーニングブレードの弾性が失われ、感光体ドラムとクリーニングブレードとの間の摩擦抵抗によってクリーニングブレードのめくれ反転現象が発生するという問題があった。
そこで、上記従来の問題を解決するために、従来技術として、例えば、クリーニングブレード先端のトナー成分や紙粉等を除去する目的で、感光体ドラムを逆回転させることにより、クリーニングブレード先端に付着した紙粉等の異物の除去を行うようにした画像形成装置が提案されている(特許文献1を参照)。
特開2002−258713号公報
しかしながら、クリーニングブレードの経時あるいは環境変動によるブレード材の弾性低下を原因とする、クリーニング性能の低下、ブレードの巻き込み及び反転を防止することは難しかった。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、クリーニングブレードのブレード先端と感光体ドラムとの摩擦抵抗を低減して、感光体ドラムの不要な磨耗を抑制し、クリーニングブレードによるクリーニング性能の低下を抑制するとともに、クリーニングブレードのめくれや反転現象を防止して、画質の劣化を抑止することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するための本発明に係る画像形成装置は、次の通りである。
本発明は、表面に静電潜像が形成される感光体ドラムと、該感光体ドラムを正方向および逆方向に回転駆動する感光体ドラム回転駆動手段と、感光体ドラム表面を帯電させる帯電装置と、帯電された感光体ドラム表面に静電潜像を形成する露光装置と、現像ローラを有し該現像ローラから感光体ドラム表面にトナーを供給して静電潜像を現像する現像装置と、現像ローラに現像バイアス電位を供給する現像バイアス供給手段と、感光体ドラム表面のトナーが転写される中間転写媒体と、前記中間転写媒体に転写バイアス電位を供給する転写バイアス供給手段と、回転する感光体ドラムに当接して感光体ドラム表面を清掃するクリーニングブレードと有するクリーニング装置を備え、前記感光体ドラム回転駆動手段により所定のタイミングで感光体ドラムを逆回転させることによって前記クリーニングブレードの清掃を行う画像形成装置において、前記現像装置の構成として、前記感光体ドラムが逆方向に回転する際に、前記クリーニングブレードと前記感光体ドラムとの当接部にトナーを供給する機能を備えることを特徴とするものである。
また、本発明は、前記クリーニングブレードと前記感光体ドラムとの当接部に供給されるトナーの単位長さ当りの供給量を1mg/cm以上で10g/cm以下とすることが好ましい。
また、本発明は、前記現像装置を、前記感光体ドラムが逆方向に回転する際に、感光体ドラム表面と現像バイアスとの電位差が、−100V以上で100V未満となるようにすることが好ましい。
また、本発明は、前記感光体ドラムが逆方向に回転する際に、トナーを前記感光体ドラムに供給するために前記感光体ドラムに印加される現像バイアスの印加時間が、前記感光体ドラムが前記現像ローラと対向する位置から前記クリーニングブレードが当接する位置に回転到達する時間よりも短いことが好ましい。
また、本発明は、前記感光体ドラムが逆方向に回転する際に、感光体ドラム表面上に供給されたトナー付着領域の先端が前記クリーニングブレードが当接する位置に到達後に、前記感光体ドラムが逆方向に回転する時間が、前記クリーニングブレードが当接する位置と前記中間転写媒体と対向する位置の間を逆方向に回転するために必要な時間よりも短いことが好ましい。
また、本発明は、前記画像形成装置の構成として、さらに感光体ドラム表面のトナーが転写される中間転写媒体と、該中間転写媒体に転写バイアス電位を供給する転写バイアス供給手段とを備え、前記転写バイアス供給手段が、前記感光体ドラムが逆方向に回転する際に、前記感光体ドラムにトナーとは逆極性の転写バイアス電位を供給することが好ましい。
また、本発明は、前記感光体ドラムの逆方向への回転駆動を、前記現像装置の初期装着後あるいは交換後に、所定の印字出力枚数毎または前記感光体ドラムの所定の回転履歴毎の非画像形成期間に実施することが好ましい。
また、本発明は、前記感光体ドラムの逆方向への回転駆動を、前記現像装置の初期装着後あるいは交換後に、前記画像形成装置内に設置された温湿度計のモニター値において、予め設定された温度及び湿度の値を基準として低温且つ低湿の場合に、予め設定された温度及び湿度の値を基準として高温または高湿の場合より高い頻度で、所定の印字出力枚数毎または前記感光体ドラムの所定の回転数毎の非画像形成期間に実施することが好ましい。
本発明によれば、表面に静電潜像が形成される感光体ドラムと、該感光体ドラムを正方向および逆方向に回転駆動する感光体ドラム回転駆動手段と、感光体ドラム表面を帯電させる帯電装置と、帯電された感光体ドラム表面に静電潜像を形成する露光装置と、現像ローラを有し該現像ローラから感光体ドラム表面にトナーを供給して静電潜像を現像する現像装置と、現像ローラに現像バイアス電位を供給する現像バイアス供給手段と、感光体ドラム表面のトナーが転写される中間転写媒体と、前記中間転写媒体に転写バイアス電位を供給する転写バイアス供給手段と、回転する感光体ドラムに当接して感光体ドラム表面を清掃するクリーニングブレードと有するクリーニング装置を備え、前記感光体ドラム回転駆動手段により所定のタイミングで感光体ドラムを逆回転させることによって前記クリーニングブレードの清掃を行う画像形成装置において、前記現像装置の構成として、前記感光体ドラムが逆方向に回転する際に、前記クリーニングブレードと前記感光体ドラムとの当接部にトナーを供給する機能を備えることで、前記クリーニングブレードと前記感光体ドラムの当接部における摩擦抵抗を低減し、クリーニングブレードのめくれや現像剤成分のすり抜けを抑止することができる。これにより、クリーニング性能の低下を抑制して、画質の劣化を抑止することができる。
また、本発明によれば、前記クリーニングブレードと前記感光体ドラムとの当接部に供給されるトナーの単位長さ当りの供給量を1mg/cm以上で10g/cm以下とすることで、逆回転駆動におけるトナーの飛散減少を抑えながら、前記クリーニングブレードと前記感光体ドラムの当接部における摩擦抵抗を低減し、クリーニングブレードのめくれや現像剤成分のすり抜けを抑止することができる。
また、本発明によれば、前記現像装置を、前記感光体ドラムが逆方向に回転する際に、感光体ドラム表面と現像バイアスとの電位差が、−100V以上で100V未満となるようにすることで、トナーの過度な消費を抑制することができ、通常印字におけるトナー収率への影響を低減することができる。
また、本発明によれば、前記感光体ドラムが逆方向に回転する際に、トナーを前記感光体ドラムに供給するために前記感光体ドラムに印加される現像バイアスの印加時間が、前記感光体ドラムが前記現像ローラと対向する位置から前記クリーニングブレードが当接する位置に回転到達する時間よりも短いことで、現像するためのトナーの消費量を極力抑制することができ、通常印字におけるトナー収率への影響を低減することができる。
また、本発明によれば、前記感光体ドラムが逆方向に回転する際に、感光体ドラム表面上に供給されたトナー付着領域の先端が前記クリーニングブレードが当接する位置に到達後に、前記感光体ドラムが逆方向に回転する時間が、前記クリーニングブレードが当接する位置と前記中間転写媒体と対向する位置の間を逆方向に回転するために必要な時間よりも短いことで、現像するためのトナーの消費量を極力抑制することができ、通常印字におけるトナー収率への影響を低減することができる。
また、本発明によれば、前記画像形成装置の構成として、さらに感光体ドラム表面のトナーが転写される中間転写媒体と、該中間転写媒体に転写バイアス電位を供給する転写バイアス供給手段とを備え、前記転写バイアス供給手段が、前記感光体ドラムが逆方向に回転する際に、前記感光体ドラムにトナーとは逆極性の転写バイアス電位を供給することで、逆方向へ回転駆動する時のトナーの前記中間転写媒体への移動を低減し、通常印字における裏汚れを抑制することができる。
また、本発明によれば、前記感光体ドラムの逆方向への回転駆動を、前記現像装置の初期装着後あるいは交換後に、所定の印字出力枚数毎または前記感光体ドラムの所定の回転履歴毎の非画像形成期間に実施することで、使用履歴による前記クリーニングブレードの劣化と、前記クリーニングブレードと前記感光体ドラムとの当接部の変位による印字画質の劣化を低減することができる。
また、本発明によれば、前記感光体ドラムの逆方向への回転駆動を、前記現像装置の初期装着後あるいは交換後に、前記画像形成装置内に設置された温湿度計のモニター値において、予め設定された温度及び湿度の値を基準として低温且つ低湿の場合に、予め設定された温度及び湿度の値を基準として高温または高湿の場合より高い頻度で、所定の印字出力枚数毎または前記感光体ドラムの所定の回転数毎の非画像形成期間に実施することで、低温及び低湿の環境履歴により前記クリーニングブレードの物性に変化が生じても、前記感光体ドラムとの接触特性を極力維持して、印字画質への影響を低減することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
図1は発明を実施する形態の一例であって、本発明の実施形態に係る画像形成装置の全体の構成を示す説明図である。
本実施形態は、図1に示すように、表面に静電潜像が形成される感光体ドラム15と、感光体ドラム15を正方向および逆方向に回転駆動する図示しないドラムモータ(感光体ドラム回転駆動手段)と、感光体ドラム15表面を帯電させる帯電装置16と、帯電された感光体ドラム15表面に静電潜像を形成する露光装置17と、現像ローラ23を有し該現像ローラ23から感光体ドラム15表面にトナーを供給して静電潜像を現像する現像装置18と、現像ローラ23に現像バイアス電位を供給する現像バイアス電源(現像バイアス供給手段)29(図2を参照)と、回転する感光体ドラム15に当接して感光体ドラム15表面を清掃するクリーニングブレード21と有するクリーニング装置19を備え、ドラムモータにより所定のタイミングで感光体ドラム15を逆回転させることによってクリーニングブレード21の清掃を行う画像形成装置100において、現像装置18の構成として、感光体ドラム15が逆方向に回転する際に、クリーニングブレード21と感光体ドラム15との当接部にトナーを供給する機能を備えたことを特徴とするものである。
まず、画像形成装置100の全体構成について説明する。
画像形成装置100は、図1に示すように、4つの画像形成ユニット(プロセスカートリッジ)1〜4を備えるタンデム方式のカラー画像形成装置である。
画像形成ユニット1〜4は、黒トナー画像を形成するための第1画像形成ユニット1、シアントナー画像を形成するための第2画像形成ユニット2、マゼンタトナー画像を形成するための第3画像形成ユニット3、及びイエロートナー画像を形成するための第4画像形成ユニット4から構成されている。
これら4つの画像形成ユニット1〜4の上方には、中間転写媒体として中間転写ベルト(無端ベルト)5が配設されている。中間転写ベルト5は、2つの支持ロール6,6によって略水平に掛け渡され、矢印R方向に回転移動するようになっている。
尚、本実施形態では、中間転写ベルト5の回転方向(ベルト移動方向)に対し、例えば、2次転写ローラ8が配置されている2次転写位置を基準に、図中下側をベルト移動方向上流、図中上側をベルト移動方向下流と表現するものとする。中間転写ベルト5の材料としては、ポリイミドまたはポリアミド等の樹脂に電子伝導性導電材を適当量含有させたものが使用できる。
4つの画像形成ユニット1〜4は、中間転写ベルト5の下方において、ベルト移動方向上流側から下流側に向かい、ブラックトナー用の第1画像形成ユニット1、シアントナー用の第2画像形成ユニット2、マゼンタトナー用の第3画像形成ユニット3、イエロートナー用の第4画像形成ユニット4の順に配置されている。
中間転写ベルト5の内側には、各画像形成ユニット1〜4で形成された単色トナー画像を中間転写ベルト5上に転写する1次転写ローラ(転写バイアス供給手段)7が、中間転写ベルト5を挟んで各画像形成ユニット1〜4に対向するように各々設けられている。そして、各画像形成ユニット1〜4で形成された単色トナー画像は、中間転写ベルト5上に重ね合うように順次転写されて一つのカラー画像を形成する。
第4画像形成ユニット4よりも中間転写ベルト5のベルト移動方向下流側には、中間転写ベルト5上に形成されたカラー画像を用紙(記録媒体)に転写する2次転写ローラ8が配設されている。
また、2次転写ローラ8よりも中間転写ベルト5のベルト移動方向下流側には、中間転写ベルト5の表面をクリーニングするためのベルトクリーニングユニット9が設けられている。ベルトクリーニングユニット9は、中間転写ベルト5に接触配置されるベルトクリーニングブラシ10と、ベルトクリーニングブレード11とを有している。
ベルトクリーニングブレード11は、ベルトクリーニングブラシ10より中間転写ベルト5のベルト移動方向下流側に配置される。具体的には、ベルトクリーニングブレード11は、中間転写ベルト5を挟んで支持ロール6と対向する位置に配置されている。
また、4つの画像形成ユニット1〜4の下方には、用紙を収容するトレー(用紙供給部)13が配設されている。トレー13内の用紙は、一枚ずつ給紙されて、複数の給紙ローラ12により2次転写ローラ8と中間転写ベルト5とが対向する2次転写位置まで搬送される。矢印Pは用紙の搬送方向を示す。
2次転写ローラ8よりも用紙搬送方向下流側には、用紙に転写されたカラー画像を用紙上に定着するための定着ユニット14が設けられている。そして、定着ユニット14よりもさらに用紙搬送方向下流側には、カラー画像が定着された用紙を画像形成装置100内部から排出するための排紙ローラ12aが設けられている。
このような構成において、各画像形成ユニット1〜4で形成された各単色トナー画像は、中間転写ベルト5上へ順次転写されて、中間転写ベルト5上にカラー画像が形成される。中間転写ベルト5上のカラー画像は、2次転写位置において、複数の給紙ローラ12により搬送される用紙へ2次転写される。その後、定着ユニット14により用紙に定着される。カラー画像が定着された用紙は、排紙ローラ12aにより画像形成装置100から排出される。
一方、2次転写後、用紙に転写されずに中間転写ベルト5上に残ったトナーは、ベルトクリーニングユニット9により取り除かれる。
次に、本実施形態の画像形成ユニットについて図面を参照して説明する。
図2は本実施形態の画像形成装置を構成する画像形成ユニットの構成を模式的に示す説明図、図3は前記画像形成装置を構成するクリーニング装置におけるクリーニングブレードと感光体ドラムの当接状態を示す説明図である。
図2は、図1に示す画像形成装置100の画像形成ユニットのうちの第1画像形成ユニット1のみを示している。第1画像形成ユニット1、第2画像形成ユニット2、第3画像形成ユニット3、及び第4画像形成ユニット4の構成は、実質的に同じ構成である。したがって、第1画像形成ユニット1を例に挙げて説明することで、第2画像形成ユニット2、第3画像形成ユニット3、及び第4画像形成ユニット4の構成の詳細な説明は省略する。
第1画像形成ユニット1は、図2に示すように、感光体ドラム15と現像装置18の現像ローラ23とがその他の構成要素とともに所定の位置関係となるように構成されている。具体的には、感光体ドラム15の周囲には、感光体ドラム15を帯電する帯電装置16、感光体ドラム15上に静電潜像を書き込む露光装置17、感光体ドラム15上の静電潜像を可視化する現像装置18、感光体ドラム15上に残留するトナーを含む残留物を除去するクリーニング装置19、および感光体ドラム15上の残留電荷を除去する除電ランプ24が、この順序で回転方向Rd(正回転方向)で回転する感光体ドラム15の外周に沿って配置される。
帯電装置16は、スコロトロン帯電装置からなり、ノコ歯電極(放電電極)16aから感光体ドラム15の表面に到達するコロナイオンの量を制御可能な制御グリッド(制御グリッド)16bを備えている。
ノコ歯電極16aには数kVの高電圧を出力する高電圧電源(図示せず)が接続されている。また、制御グリッド16bには、切替えスイッチ(グリッド電圧供給手段)25を介して、高電圧用トランス(TH)を有する高電圧電源(グリッド電圧供給手段)26と、定電圧電源であり、低電圧用トランス(TL)を有する低電圧電源(グリッド電圧供給手段)27とが接続されている。
本実施形態において、低電圧電源27の出力電圧は約200Vであり、高電圧電源26の出力電圧は約650Vである。但し、電圧の極性は何れもマイナスである。切替えスイッチ25の切換動作は、例えば、マイクロコンピュータを備えた制御装置28によって制御される。
露光装置17は、例えば、レーザ露光器からなり、画像信号に応じたレーザ走査による露光を行い、帯電装置16によって帯電された感光体ドラム15の表面電位を変化させることで、画像情報に応じた静電潜像を形成する。尚、露光装置17として、LDEアレイ装置等も用いることができる。
現像装置18は、内部にキャリアとトナーからなる2成分現像剤を収容し、2成分現像剤を感光体ドラム15の表面に供給する現像ローラ23を備えている。この2成分現像剤は、磁性キャリアとトナーを含み、2成分反転現像方式により、感光体ドラム15に形成される静電潜像を現像する。
現像装置18によって現像されたトナー像は、中間転写ベルト5上に(図1参照)によって転写される。感光体ドラム15の表面に残留するトナーは、クリーニング装置19によって回収される一方、感光体ドラム15の表面に残留する電荷は、除電ランプ24によって除去される。
クリーニング装置19は、クリーナハウジング20と、クリーニングブレード21と、シール22とを備えている。
クリーナハウジング20は、掻き取られた残留物を収容する。
クリーニングブレード21は、クリーナハウジング20に取り付けられている。
シール22は、クリーナハウジング20内部をシールするもので、クリーニングブレード21よりも感光体ドラム15の回転方向Rd上流側において、一端が接着剤等によりクリーナハウジング20に固定されると共に、他端が感光体ドラム15に接触配置されている。
クリーニングブレード21は、図3に示すように、感光体ドラム15の回転方向Rdに対してエッジ部21aを逆向きに、すなわち、エッジ部21aを感光体ドラム15の回転方向Rdに向かう方向に配置して該感光体ドラム15の表面に圧接させることにより、エッジ部21aにより感光体ドラム15表面の残留物を掻き取るものである。
ここでは、クリーニングブレード21は、感光体ドラム15の回転方向Rdが下向きとなる位置で、感光体ドラム15の回転方向Rdに対してカウンタ方向で該感光体ドラム15に圧接するように配置されている。
クリーニングブレード21を感光体ドラム15の回転方向Rdに対してカウンタ方向、すなわち逆向きに圧接するように配置するとは、図3に示すように、感光体ドラム15の回転軸の軸線方向に対して垂直方向の断面図において、感光体ドラム15が停止した状態で、クリーニングブレード21のエッジ部21aが接触する位置Psより感光体ドラム15の回転方向下流側に位置する感光体ドラム15の表面15aとクリーニングブレード21の表面とのなす角度θが鋭角となるように、すなわち、角度θが0〜90°の範囲に入るようにクリーニングブレード21を配置する状態を示す。
尚、本実施形態では、クリーニングブレード21は、硬度の異なる2層のウレタンゴム層21b,21cからなり、感光体ドラム15と接する側のウレタンゴム層21bの硬度を高く、反対側のウレタンゴム層21cの硬度を低くして設けられている。これにより、クリーニングブレード21の柔軟性を損なうことなしに、クリーニングブレード21のエッジ部21a(感光体ドラム15に押圧される部分)の強度を高めることができる。なお、硬度の異なる2層のウレタンゴム層を有するクリーニングブレードの製造方法としては、公知の方法が利用でき、例えば、特開2007−3882号公報に記載された方法などが挙げられる。
また、画像形成装置100は、感光体ドラム15近傍の温湿度モニターを担う温湿度計(図示省略)を備えている。
次に、本実施形態の画像形成装置100における特徴的な画像形成動作について説明する。
図4は本実施形態の画像形成装置における通常の立ち下がり時の各部の動作タイミングを示すタイミングチャート、図5は前記画像形成装置における感光体ドラムの逆回転駆動が組み込まれる際の各部の特徴的な動作タイミングを示すタイミングチャートである。
まず、図2に示すように、感光体ドラム15が図示しないドラムモータにより回転駆動され、感光体ドラム15の表面が帯電装置16によって均一な電位に帯電される。次に、感光体ドラム15の表面に露光装置17からレーザ光が照射されて静電潜像が形成される。
感光体ドラム15における静電潜像の形成は、感光体ドラム15の基体をなすアルミニウム素管(図示せず)がドラムフランジからドラムシャフトを介してグランドに接続されており、露光装置17からのレーザ光による露光部の電位が低下することにより行われる。
感光体ドラム15上に形成された静電潜像は、現像装置18から供給されるトナーによって現像されてトナー像となる。このとき、現像装置18の現像ローラ23には、トナーを感光体ドラム15の表面に供給するために、現像バイアス電源29から現像バイアスが印加されている。本実施形態において、プラス側の出力電圧は200Vであり、マイナス側の出力電圧は100Vと500Vである。尚、出力電圧は、マイクロコンピュータを備えた制御装置28によって制御される。
画像形成装置100における通常の印字出力時の高圧シーケンスの立下りは、図4に示すように、中間転写が完了後、T1で制御グリッド電圧(グリッドバイアス)の高圧出力を落とし、T2で現像バイアスの高圧出力を落とした後に、T3で中間転写バイアスを落して、T4で感光体ドラム15の回転を停止する。
本実施形態では、画像形成装置100における一連の印字処理を含む感光体ドラム15の回転動作の終了立下りに際して、連続的に感光体ドラム15の逆回転方向Rrへの逆回転駆動によるクリーニングブレード21の下流側へのトナーの供給動作を行うことを特徴としている。
即ち、画像形成装置100においては、図5に示すように、一連の印字処理等が完了し、T5で感光体ドラム15の駆動(ドラムモータ)が静止した後に、t1ミリ秒経過した後のT6で感光体ドラム15の逆回転駆動を開始する。そして、t2ミリ秒後のT8で感光体ドラム15の逆回転駆動を停止するように制御する。
また、T6で感光体ドラム15の逆回転駆動を開始すると同時に、現像バイアス出力を立ち上げ、安定値にてマイナス側に100Vを供給する。これにより、グリッド帯電器を高圧出力することなく、バイアス現像にて感光体ドラム15に低付着量のトナーを現像できる。この現像バイアスは、立ち上がり後、t3ミリ秒後のT7で立ち下がるよう制御する。
また、T6で感光体ドラム15の逆回転駆動を開始すると同時に、中間転写ベルト5の中間転写バイアスを出力し、感光体ドラム15の逆回転停止後のt4ミリ秒経過した後のT9で出力が立ち下がるように制御する。
上述したように、画像形成装置100において、高圧制御を行うに当たり、現像装置18における現像剤に含まれるトナーの平均帯電量が、例えば、−16.0〜−10.0μC/gである場合、画像形成期間(画像形成行程)とは逆極性の−8.0〜−3.0μAの転写電流を与えるように中間転写ベルト5に中間転写バイアスを出力することが望ましい。これにより、感光体ドラム15の逆回転駆動中に感光体ドラム15表面上に現像されて付着したトナーが中間転写ベルト5へ移動することを防止できる。
また、本実施形態では、感光体ドラム15の表面電位を0Vとして現像バイアスを−100Vとすることで、現像電位差が−100Vとなり、クリーニングブレード21と感光体ドラム15との当接部に、感光体ドラム15の逆回転方向Rrで2.5mg/cm(単位長さ当り)の付着トナー供給が実現できる。
次に、感光体ドラム15の逆回転シーケンスのタイミングについて、以下に示すように規定することができる。
図6は本実施形態に係る画像形成装置の画像形成ユニットにおける感光体ドラムの動作状態を示す説明図である。
本実施形態は、図6に示すように、画像形成ユニット1において、感光体ドラム15の直径をD、感光体ドラム15の逆回転周速をP/S、感光体ドラム15の中心点をO、現像装置18の現像ローラ23に対して最も近接する感光体ドラム15表面上の位置を不動点A、クリーニングブレード21が感光体ドラム15の表面と当接する位置を不動点Ps、中間転写ベルト5に対して最も近接する感光体ドラム15表面上の位置をBとする。
更に、感光体ドラム15において、線分OAを基準として感光体ドラム15の逆回転方向Rrで線分OBに到る角度∠AOBをθ1として、線分OPを基準として感光体ドラム15の逆回転方向Rrで線分OBに到る角度∠PsOBをθ2とする。
ここで、直径D=40(mm)φの感光体ドラム15が設置された画像形成ユニット1に対して、感光体ドラム15の逆回転周速をP/S=195(mm/秒)に設定する時、画像形成装置100及びクリーニングブレード21がθ1=4.2(rad)、θ2=1.3(rad)を満たす位置に配置されている場合において、感光体ドラム15を逆回転する駆動時間t2を315〜350ミリ秒、現像バイアスの印加時間t3を、20〜50ミリ秒とすることが望ましい。
これにより、感光体ドラム15のクリーニングブレード21が当接する部分に低付着量のトナーを供給することができる。
例えば、t1=50(ミリ秒)、t2=350(ミリ秒)、t3=50(ミリ秒)、t4=30(ミリ秒)とする場合、感光体ドラム15における逆回転駆動開始時点におけるトナー付着領域の先行端点の位置は、逆回転駆動終了時点には、感光体ドラム15とクリーニングブレード21の当接する位置Psを基準として中間転写ベルト5に最も近接する位置Bまでの逆回転距離の39.4%の位置にある。
これにより、潤滑剤として供給されるトナーの一部が劣化したクリーニングブレード21をすり抜けた場合においても、中間転写ベルト5にトナー飛散などによってトナーが移動することを更に低減できる。
ここで、感光体ドラム15と現像ローラ23及びクリーニングブレード21との位置関係について図面を参照して具体的に説明する。
図7は実施形態に係る画像形成装置の画像形成ユニットにおいて感光体ドラムが逆回転を開始する開始位置(T6)を示す説明図、図8は前記感光体ドラムに現像バイアスを立ち上げた状態(T6〜T7)を示す説明図、図9は前記感光体ドラムにかけられた現像バイアスを立ち下げた状態でさらに感光体ドラムを逆回転させた状態(T7〜T8)を示す説明図、図10は前記感光体ドラムを図9の状態からさらに逆回転させた状態(T7〜T8)を示す説明図、図11は前記感光体ドラムを図10の状態からさらに逆回転させてトナーが付着した範囲がクリーニングブレードに到達した状態(T7〜T8)を示す説明図、図12は前記感光体ドラムのトナーが付着した範囲がクリーニングブレードを通過する状態(T7〜T8)を示す説明図、図13は前記感光体ドラムを図12の状態からさらに逆回転させてトナーが付着した範囲がクリーニングブレードを通過した状態(T9)を示す説明図である。
感光体ドラム15と現像ローラ23及びクリーニングブレード21との位置関係は、図6に示すように、感光体ドラム15が現像ローラ23と対向する位置を不動点Aとし、クリーニングブレード21が当接する位置を不動点Psとする。
以下、本実施形態の画像形成装置100において、図5に示すT6のタイミングに於ける不動点Aの位置を、感光体ドラム15表面上を移動する時の移動点Xの位置として、感光体ドラム15の回転に応じた移動点Xの位置について説明する。
まず、T6において、感光体ドラム15が195mm/秒で逆回転を開始するとともに、−100Vで現像バイアスの立ち上げを開始し、感光体ドラム15へトナーの供給を開始する。この時、図7に示すように、移動点X=不動点Aとなる。また、この時、中間転写バイアス出力の立ち上げを開始している。これにより、感光体ドラム15から中間転写ベルト5へのトナー移行を防止している。
次に、T7において、現像バイアスの立ち下げが開始されると、図8に示すように、感光体ドラム15上の移動点Xは、感光体ドラム15の逆回転方向Rrにおいて感光体ドラム15上の不動点Aと不動点Psの間に位置する。この時、感光体ドラム15上の弧AXの範囲で現像ローラ23から供給されたトナーが付着した状態となる(感光体ドラム15上の太い実線部)。この弧AXが弧APsよりも短いため、現像ローラ23から供給されるトナーの消費量を抑制することができる。
そして、T7〜T8において、感光体ドラム15上の移動点Xは、図9,図10に示すように、感光体ドラム15の逆回転方向Rrに移動して、図11に示すように、クリーニング装置19のクリーニングブレード21に到達する。そして、感光体ドラム15上の移動点Xは、図12に示すように、クリーニングブレード21を通過する。
そして、T8において、感光体ドラム15の逆回転駆動の立ち下げが終了した後、中間転写バイアスの立ち下げが開始されると、感光体ドラム15上の移動点Xは、図13に示すように、感光体ドラム15の逆回転方向Rrに移動して、クリーニングブレード21を通って感光体ドラム15上の不動点Psと位置Bの間に位置する。
T9において、中間転写バイアスの立ち下げが終了した時、図13に示すように、弧PsXが弧PsBよりも短いために、感光体ドラム15上に供給されたトナーが、中間転写ベルト5に対して最も近接する感光体ドラム15表面上の位置Bよりも中間転写ベルト5から離れた所に位置するので、該トナーが中間転写ベルト5に転写されることを抑制することができる。
以上のように構成したので、本実施形態によれば、画像形成ユニット1において、現像装置18によって、感光体ドラム15を逆方向に回転させて感光体ドラム15表面をクリーニング装置19によってクリーニングする際に、感光体ドラム15のクリーニングブレード21と当接する部分にトナーを供給することで、トナーを潤滑剤として用いることにより、クリーニングブレード21と感光体ドラム15との摩擦抵抗を低減して、感光体ドラム15の不要な磨耗を抑制し、クリーニング性能の低下を抑制することができ、また、クリーニングブレード21のめくれや反転現象を防止して、トナー飛散などによる画質の劣化を抑止することができる。
また、本実施形態によれば、画像形成ユニット1において、高圧制御を行うに当たり、現像装置18における現像剤に含まれるトナーの平均帯電量が、例えば、−16.0〜−10.0μC/gである場合、画像形成期間(画像形成行程)とは逆極性の−8.0〜−3.0μAの転写電流を与えるように中間転写ベルト5に中間転写バイアスを出力することで、感光体ドラム15の逆回転駆動中に感光体ドラム15表面上に現像されて付着したトナーが中間転写ベルト5へ移動することを防止できる。
また、本実施形態の画像形成ユニット1の動作に加えて、例えば、A4用紙の被覆率換算5%の印字率において、1,000ページ分の印字出力毎に、各最後の一連の印字処理を含む感光体ドラム15の回転動作の終了立下りに際して、連続的に感光体ドラム15の逆回転駆動によるクリーニングブレード21より回転方向下流側の領域へトナーの供給動作を行うようにしてもよい。また、このクリーニング動作は、現像装置18の初期装着後あるいは交換後の非画像形成期間に実施するようにしてもよい。
このように感光体ドラム15の逆回転駆動のタイミングを制御することで、トナーを潤滑用として過度に浪費することなく、感光体ドラム15の寿命の向上と良好なクリーニング性の維持を実現できる。
また、その他の例として、画像形成装置100内に設置された温湿度モニターのモニター値による逆回転駆動の組み込み頻度の差別化を行ってもよい。
例えば、上述した組み込み頻度であるA4用紙の被覆率換算5%の印字率における各1,000ページ分の印字毎に、最後の一連の印字処理を含む感光体ドラム15の回転動作の終了立下りに際して、連続的に感光体ドラム15の逆回転駆動によるクリーニングブレード21より回転方向下流側の領域へのトナーの供給動作を行うものとする。
そして、上述した実施形態の画像形成ユニット1の動作に加えて、かかる時点を起点として100,200,300,400,500ページ分の印字毎に画像形成装置100に装備された温湿度計(図示省略)によるモニターを実施し、その5つのモニター値のうち、例えば、3つ以上が20℃以下且つ15%RH以下である場合に限り、前回逆回転駆動より起算してA4用紙の被覆率換算5%の印字率で500ページ分の印字後の最後の一連の印字処理を含む感光体ドラム15の回転動作の終了立下りに際して、連続的に感光体ドラム15の逆回転駆動によるクリーニングブレード21の回転方向下流側の領域へのトナーの供給動作を行うようにしてもよい。
このように構成することで、画像形成装置100が使用される環境が低温低湿環境であっても、クリーニングブレード21の弾性悪化に対応したクリーニング能力維持による一定の印字画質を確保することができる。
尚、上述した実施形態やその他の例では、本発明に係る画像形成装置100を図1に示すような構成を備える画像形成装置について説明したが、所定のタイミングで感光体ドラムを逆回転させることによってクリーニングブレードの清掃を行うようにしたクリーニング装置を搭載する画像形成装置であれば、上述したような構成の画像形成装置や複写機に限定されるものではなく、その他の画像形成装置等に展開が可能である。
以上のように、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の全体の構成を示す説明図である。 前記画像形成装置を構成する画像形成ユニットの構成を模式的に示す説明図である。 前記画像形成装置を構成するクリーニング装置におけるクリーニングブレードと感光体ドラムの当接状態を示す説明図である。 前記画像形成装置における通常の立ち下がり時の各部の動作タイミングを示すタイミングチャートである。 前記画像形成装置における感光体ドラムの逆回転駆動が組み込まれる際の各部の特徴的な動作タイミングを示すタイミングチャートである。 前記画像形成装置の画像形成ユニットにおける感光体ドラムの動作状態を示す断面図である。 前記画像形成装置の画像形成ユニットにおいて感光体ドラムが逆回転を開始する開始位置(T6)を示す説明図である。 前記感光体ドラムに現像バイアスを立ち上げた状態(T6〜T7)を示す説明図である。 前記感光体ドラムにかけられた現像バイアスを立ち下げた状態でさらに感光体ドラムを逆回転させた状態(T7〜T8)を示す説明図である。 前記感光体ドラムを図9の状態からさらに逆回転させた状態(T7〜T8)を示す説明図である。 前記感光体ドラムを図10の状態からさらに逆回転させてトナーが付着した範囲がクリーニングブレードに到達した状態(T7〜T8)を示す説明図である。 前記感光体ドラムのトナーが付着した範囲がクリーニングブレードを通過する状態(T7〜T8)を示す説明図である。 前記感光体ドラムを図12の状態からさらに逆回転させてトナーが付着した範囲がクリーニングブレードを通過した状態(T9)を示す説明図である。
符号の説明
1 第1画像形成ユニット
2 第2画像形成ユニット
3 第3画像形成ユニット
4 第4画像形成ユニット
5 中間転写ベルト(中間転写媒体)
7 1次転写ローラ(転写バイアス供給手段)
15 感光体ドラム
15a 表面(回転方向下流側の表面)
16 帯電装置
17 露光装置
18 現像装置
19 クリーニング装置
20 クリーナハウジング
21 クリーニングブレード
21a エッジ部
22 シール
23 現像ローラ
26 高電圧電源
27 低電圧電源
28 制御装置
29 現像バイアス電源(現像バイアス供給手段)
100 画像形成装置
A 不動点
B 位置
Ps 位置(不動点)
Rd 回転方向
Rr 逆回転方向
X 移動点

Claims (8)

  1. 表面に静電潜像が形成される感光体ドラムと、該感光体ドラムを正方向および逆方向に回転駆動する感光体ドラム回転駆動手段と、感光体ドラム表面を帯電させる帯電装置と、帯電された感光体ドラム表面に静電潜像を形成する露光装置と、現像ローラを有し該現像ローラから感光体ドラム表面にトナーを供給して静電潜像を現像する現像装置と、現像ローラに現像バイアス電位を供給する現像バイアス供給手段と、感光体ドラム表面のトナーが転写される中間転写媒体と、前記中間転写媒体に転写バイアス電位を供給する転写バイアス供給手段と、回転する感光体ドラムに当接して感光体ドラム表面を清掃するクリーニングブレードと有するクリーニング装置を備え、前記感光体ドラム回転駆動手段により所定のタイミングで感光体ドラムを逆回転させることによって前記クリーニングブレードの清掃を行う画像形成装置において、
    前記現像装置は、前記感光体ドラムが逆方向に回転する際に、前記クリーニングブレードと前記感光体ドラムとの当接部にトナーを供給する機能を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記クリーニングブレードと前記感光体ドラムとの当接部に供給されるトナーは、単位長さ当りの供給量が1mg/cm以上で10g/cm以下であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記現像装置は、前記感光体ドラムが逆方向に回転する際に、感光体ドラム表面と現像バイアスとの電位差が、−100V以上で100V未満であることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記感光体ドラムが逆方向に回転する際に、トナーを前記感光体ドラムに供給するために前記感光体ドラムに印加される現像バイアスの印加時間は、前記感光体ドラムが前記現像ローラと対向する位置から前記クリーニングブレードが当接する位置に回転到達する時間よりも短いことを特徴とする請求項1乃至3のうちの何れか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記感光体ドラムが逆方向に回転する際に、感光体ドラム表面上に供給されたトナー付着領域の先端が前記クリーニングブレードが当接する位置に到達後に、前記感光体ドラムが逆方向に回転する時間は、前記クリーニングブレードが当接する位置と前記中間転写媒体と対向する位置の間を逆方向に回転するために必要な時間よりも短いこと特徴とする請求項1乃至4のうちの何れか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記転写バイアス供給手段は、前記感光体ドラムが逆方向に回転する際に、前記感光体ドラムにトナーとは逆極性の転写バイアス電位を供給することを特徴とした請求項1乃至5のうちの何れか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記感光体ドラムの逆方向への回転駆動は、前記現像装置の初期装着後あるいは交換後に、所定の印字出力枚数毎または前記感光体ドラムの所定の回転履歴毎の非画像形成期間に実施されることを特徴とする請求項1乃至6のうちの何れか一項に記載の画像形成装置。
  8. 前記感光体ドラムの逆方向への回転駆動は、前記現像装置の初期装着後あるいは交換後に、前記画像形成装置内に設置された温湿度計のモニター値において、予め設定された温度及び湿度の値を基準として低温且つ低湿の場合に、予め設定された温度及び湿度の値を基準として高温または高湿の場合より高い頻度で、所定の印字出力枚数毎または前記感光体ドラムの所定の回転数毎の非画像形成期間に実施されることを特徴とする請求項1乃至7のうちの何れか一項に記載の画像形成装置。
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