JP2010134210A - 電子カメラ - Google Patents

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JP2010134210A JP2008310426A JP2008310426A JP2010134210A JP 2010134210 A JP2010134210 A JP 2010134210A JP 2008310426 A JP2008310426 A JP 2008310426A JP 2008310426 A JP2008310426 A JP 2008310426A JP 2010134210 A JP2010134210 A JP 2010134210A
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Abstract

【構成】撮像装置16は、フォーカスレンズ12を通して被写界を捉える撮像面を有し、被写界像を繰り返し生成する。CPU30は、粗調整のためにフォーカスレンズ12の位置を“Wrough”ずつ変更し、これと並列して生成されたAF評価値の中から最大AF評価値を検出する。CPU30はまた、検出された最大AF評価値に対応するレンズ位置を含む距離範囲において、微調整のためにフォーカスレンズ12の位置を“Wfine”ずつ変更する。ここで、“Wfine”は“Wrough”よりも小さい。CPU30は、“Wfine”毎の変更処理と並列して生成されたAF評価値のうち、上述の最大AF評価値の大きさに応じて異なる距離範囲に対応するAF評価値に基づいて、合焦点に対応するレンズ位置を検出する。
【効果】合焦性能が改善される。
【選択図】図1

Description

この発明は、電子カメラに関し、特にフォーカスレンズから撮像面までの距離を合焦点に対応する距離に調整する、電子カメラに関する。
この種のカメラの一例が、特許文献1に開示されている。この背景技術によれば、被写界像の高周波成分に基づく合焦調整を実行するにあたって、まず粗サーチが実行され、その後に粗サーチの結果を参照した詳細サーチが実行される。また、粗サーチで取得された焦点評価値の最大値が所定値以上であれば、詳細サーチにおける高周波成分の抽出動作は、粗サーチで用いたハイパスフィルタよりも高いカット周波数を有するハイパスフィルタを用いて行われる。
特開2004−325517号公報
しかし、背景技術によれば、詳細サーチの範囲は、常に“2×FLP”とされる。つまり、詳細サーチの範囲を設定するにあたって被写界の状況が参照されることはない。このため、背景技術では合焦性能に限界がある。
それゆえに、この発明の主たる目的は、合焦性能を改善することができる、電子カメラを提供することである。
この発明に従う電子カメラ(10:実施例で相当する参照符号。以下同じ)は、フォーカスレンズ(12)を通して被写界を捉える撮像面を有し、被写界像を繰り返し生成する撮像手段(16)、フォーカスレンズから撮像面までの距離を第1量ずつ変更する第1変更手段(S25, S33)、第1変更手段の変更処理と並列して撮像手段によって生成された被写界像の高周波成分の中から最大高周波成分を検出する第1検出手段(S31)、第1検出手段によって検出された最大高周波成分に対応する距離を含む距離範囲においてフォーカスレンズから撮像面までの距離を第1量よりも小さい第2量ずつ変更する第2変更手段(S45, S49, S55~S57)、および第2変更手段の変更処理と並列して撮像手段によって生成された被写界像のうち第1検出手段によって検出された最大高周波成分の大きさに応じて異なる距離範囲に対応する特定被写界像に基づいて合焦点に対応する距離を検出する第2検出手段(S37~S41, S53, S63~S67)を備える。
撮像手段は、フォーカスレンズを通して被写界を捉える撮像面を有し、被写界像を繰り返し生成する。第1変更手段は、フォーカスレンズから撮像面までの距離を第1量ずつ変更する。第1検出手段は、第1変更手段の変更処理と並列して撮像手段によって生成された被写界像の高周波成分の中から最大高周波成分を検出する。第2変更手段は、第1検出手段によって検出された最大高周波成分に対応する距離を含む距離範囲においてフォーカスレンズから撮像面までの距離を第1量よりも小さい第2量ずつ変更する。第2検出手段は、第2変更手段の変更処理と並列して撮像手段によって生成された被写界像のうち第1検出手段によって検出された最大高周波成分の大きさに応じて異なる距離範囲に対応する特定被写界像に基づいて合焦点に対応する距離を検出する。
このように、第1変更手段は第1量ずつ距離を変更し、第2変更手段は第1量よりも小さい第2量ずつ距離を変更する。合焦点に対応する距離は、第2変更手段の変更処理と並列して生成された被写界像に基づいて検出される。ただし、合焦点に対応する距離を検出するために注目する被写界像は、最大高周波成分の大きさに応じて異なる距離範囲に対応する被写界像である。これによって、合焦点の検出精度が向上し、合焦性能が改善される。
好ましくは、第2検出手段は、特定被写界像の高周波成分の変化を表す近似曲線を作成する近似曲線作成手段(S65)、および近似曲線作成手段によって作成された近似曲線の最大値に対応する距離を特定する距離特定手段(S67)を含む。
好ましくは、フォーカスレンズから撮像面までの距離を第2検出手段によって検出された距離に調整する調整手段(S69)がさらに備えられる。
好ましくは、第2検出手段によって注目される距離範囲を第2変更手段によって変更される距離範囲として定義する定義手段(S43)がさらに備えられる。
好ましくは、第2検出手段は注目する距離範囲の大きさを最大高周波成分の大きさが増大するほど減少させる。
この発明に従う合焦制御プログラムは、フォーカスレンズ(12)を通して被写界を捉える撮像面を有し、被写界像を繰り返し生成する撮像手段(16)を備える電子カメラ(10)のプロセッサ(30)に、フォーカスレンズから撮像面までの距離を第1量ずつ変更する第1変更ステップ(S25, S33)、第1変更ステップの変更処理と並列して撮像手段によって生成された被写界像の高周波成分の中から最大高周波成分を検出する第1検出ステップ(S31)、第1検出ステップによって検出された最大高周波成分に対応する距離を含む距離範囲においてフォーカスレンズから撮像面までの距離を第1量よりも小さい第2量ずつ変更する第2変更ステップ(S45, S49, S55~S57)、および第2変更ステップの変更処理と並列して撮像手段によって生成された被写界像のうち第1検出ステップによって検出された最大高周波成分の大きさに応じて異なる距離範囲に対応する特定被写界像に基づいて合焦点に対応する距離を検出する第2検出ステップ(S37~S41, S53, S63~S67)を実行させるための、合焦制御プログラムである。
この発明に従う合焦制御方法は、フォーカスレンズ(12)を通して被写界を捉える撮像面を有し、被写界像を繰り返し生成する撮像手段(16)を備える電子カメラ(10)によって実行される合焦制御方法であって、フォーカスレンズから撮像面までの距離を第1量ずつ変更する第1変更ステップ(S25, S33)、第1変更ステップの変更処理と並列して撮像手段によって生成された被写界像の高周波成分の中から最大高周波成分を検出する第1検出ステップ(S31)、第1検出ステップによって検出された最大高周波成分に対応する距離を含む距離範囲においてフォーカスレンズから撮像面までの距離を第1量よりも小さい第2量ずつ変更する第2変更ステップ(S45, S49, S55~S57)、および第2変更ステップの変更処理と並列して撮像手段によって生成された被写界像のうち第1検出ステップによって検出された最大高周波成分の大きさに応じて異なる距離範囲に対応する特定被写界像に基づいて合焦点に対応する距離を検出する第2検出ステップ(S37~S41, S53, S63~S67)を備える。
この発明によれば、第1変更手段は第1量ずつ距離を変更し、第2変更手段は第1量よりも小さい第2量ずつ距離を変更する。合焦点に対応する距離は、第2変更手段の変更処理と並列して生成された被写界像に基づいて検出される。ただし、合焦点に対応する距離を検出するために注目する被写界像は、最大高周波成分の大きさに応じて異なる距離範囲に対応する被写界像である。これによって、合焦点の検出精度が向上し、合焦性能が改善される。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
図1を参照して、この実施例のディジタルカメラ10は、ドライバ18aおよび18bによってそれぞれ駆動されるフォーカスレンズ12および絞り機構14を含む。フォーカスレンズ12および絞り機構14を経た被写界の光学像は、撮像装置16の撮像面に照射され、光電変換を施される。これによって、被写界像を表す電荷が生成される。
電源が投入されると、CPU30は、スルー画像処理を実行するべく、ドライバ18cにプリ露光動作および間引き読み出し動作の繰り返しを命令する。ドライバ18cは、SG(Signal Generator)20から周期的に発生する垂直同期信号Vsyncに応答して、撮像面にプリ露光を施し、かつ撮像面で生成された電荷を間引き態様で読み出す。撮像装置16からは、読み出された電荷に基づく低解像度の生画像データが、ラスタ走査態様で周期的に出力される。
信号処理回路22は、撮像装置16から出力された生画像データに白バランス調整,色分離,YUV変換などの処理を施し、これによって作成されたYUV形式の画像データをメモリ制御回路32を通してSDRAM34に書き込む。LCDドライバ36は、SDRAM34に書き込まれた画像データをメモリ制御回路32を通して繰り返し読み出し、読み出された画像データに基づいてLCDモニタ38を駆動する。この結果、被写界のリアルタイム動画像(スルー画像)がモニタ画面に表示される。
図2を参照して、撮像面の中央には測光エリアEAが割り当てられる。輝度評価回路24は、信号処理回路22から出力されたYデータのうち測光エリアEAに属するYデータを、垂直同期信号Vsyncが発生する毎に積分する。積分値つまり輝度評価値は、垂直同期信号Vsyncの発生周期で輝度評価回路24から出力される。CPU30は、輝度評価回路24から出力された輝度評価値に基づいて適正EV値を算出するべく、上述のスルー画像処理と並列してスルー画像用AE処理(簡易AE処理)を繰り返し実行する。算出された適正EV値を定義する絞り量および露光時間は、ドライバ18bおよび18cにそれぞれ設定される。この結果、LCDモニタ38に表示されるスルー画像の明るさが適度に調整される。
キー入力装置28上のシャッタボタン28sが半押しされると、輝度評価回路24から出力された輝度評価値に基づいて最適EV値を算出するべく、厳格な記録用AE処理が実行される。算出された最適EV値を定義する絞り量および露光時間は、上述と同様、ドライバ18bおよび18cにそれぞれ設定される。
記録用AE処理が完了すると、フォーカス評価回路26の出力に基づくAF処理が実行される。フォーカス評価回路26は、信号処理回路22から出力されたYデータのうち図2に示すフォーカスエリアFAに属するYデータの高周波成分を、垂直同期信号Vsyncが発生する毎に積分する。積分値つまりAF評価値は、垂直同期信号Vsyncの発生周期でフォーカス評価回路26から出力される。
CPU30は、フォーカス評価回路26からAF評価値を取り込み、いわゆる山登り処理によって合焦点に対応する位置を探索する。フォーカスレンズ12は、垂直同期信号Vsyncが発生する毎に光軸方向に段階的に移動した後、合焦点に対応する位置に配置される。
シャッタボタン28sが全押しされると、記録処理が実行される。CPU30は、本露光動作および全画素読み出しを1回ずつ実行することをドライバ18cに命令する。ドライバ18cは、垂直同期信号Vsyncの発生に応答して撮像面に本露光を施し、電荷読み出しエリアで生成された全ての電荷をラスタ走査態様で読み出す。この結果、被写界を表す高解像度の生画像データが撮像装置16から出力される。
出力された生画像データは上述と同様の処理を施され、この結果、YUV形式に従う高解像度の画像データがSDRAM34に確保される。I/F40は、こうしてSDRAM34に格納された高解像度の画像データをメモリ制御回路32を通して読み出し、読み出された画像データをファイル形式で記録媒体42に記録する。なお、スルー画像処理は、高解像度の画像データがSDRAM34に格納された時点で再開される。
AF処理は、以下に述べる要領で実行される。まず、粗調整動作が開始される。図4(A)または図4(B)を参照して、フォーカスレンズ12は、予め定義された粗調整範囲の至近側端部に配置され、無限側端部に向けて移動量Wroughずつ移動される。
フォーカス評価回路26は、移動量Wroughに相当する距離を隔てた複数のレンズ位置P(i)(i:1,2,3,…)の各々で捉えられた被写界像の高周波成分をAF評価値Yh(i)として出力する。図3(A)に示す粗調整用テーブルTBL1には、こうして得られたAF評価値Yh(i)が記述される。
高周波成分を多く含む被写界を捉えたとき、AF評価値Yh(i)は図4(A)に示す要領で変化する。一方、高周波成分が少ない被写界を捉えたとき、AF評価値Yh(i)は図4(B)に示す要領で変化する。
フォーカス評価回路26から今回取り込まれたAF評価値は、前回までに取り込まれたAF評価値以上である場合に、最大AF評価値としてレジスタRGST1に登録される。その後に取り込まれたAF評価値が2回連続して最大AF評価値を下回ると、フォーカスレンズ12は合焦点を跨いだとみなされ、これによって粗調整動作が終了する。
図4(A)によれば、AF評価値はレンズ位置P(9)に対応して最大となり、レンズ位置P(9)が暫定ピーク位置PPeakとされる。また、高周波成分を多く含む被写界であることから、暫定ピーク位置PPeakは真正ピーク位置TPeakと一致する。粗調整動作は、レンズ位置P(11)に対応するAF評価値Yh(11)が取得された時点で終了する。
一方、図4(B)によれば、AF評価値はレンズ位置P(7)に対応して最大となり、レンズ位置P(7)が暫定ピーク位置PPeakとされる。高周波成分が少ない被写界から取得されるAF評価値はノイズの影響を受け易く、この結果、レンズ位置P(8)が真正ピーク位置TPeakであるにも関わらず、レンズ位置P(7)が暫定ピーク位置PPeakとされる。粗調整動作は、レンズ位置P(9)に対応するAF評価値Yh(9)が取得された時点で終了する。
粗調整動作が終了すると、移動量Wroughよりも小さい移動量Wfineずつフォーカスレンズ12を移動させる微調整動作が開始される。まず、暫定ピーク位置PPeakを中心とする一部の範囲が、微調整範囲として定義される。微調整範囲の広さは、粗調整動作によってレジスタRGST1に登録された最大AF評価値と図4(A)または図4(B)に示す閾値THとの大小関係によって異なる。最大AF評価値が閾値TH以上である場合、微調整範囲の広さは、図5(A)に示すように“Wfine”の5倍の広さに設定される。一方、最大AF評価値が閾値THを下回る場合、微調整範囲の広さは、図6(A)に示すように“Wfine”の7倍の広さに設定される。フォーカスレンズ12は、こうして定義された微調整範囲の至近側端部に配置され、移動量Wfineずつ無限側端部に向けて移動される。
フォーカス評価回路26は、上述と同様、移動量Wfineに相当する距離を隔てた複数のレンズ位置P(i)(i:1,2,3,…)の各々で捉えられた被写界像の高周波成分をAF評価値Yh(i)として出力する。図3(B)に示す微調整用テーブルTBL2には、こうして得られたAF評価値Yh(i)が記述される。微調整動作は、微調整範囲の無限側端部に対応するAF評価値Yh(i)が取得された時点で終了する。
微調整用テーブルTBL2に記述された複数のAF評価値Yh(i)はその後、曲線近似処理(2次近似処理)を施される。これによって、微調整動作と並列して取得されたAF評価値Yh(i)の変化を表す近似曲線が作成される。
AF評価値Yh(i)が図5(A)に示す要領で変化する場合は、図5(B)に示す近似曲線が作成される。一方、図6(A)に示す要領でAF評価値Yh(i)が取得された場合は、図6(B)に実線で示す近似曲線が作成される。なお、図6(A)によれば、レンズ位置P(6)に対応するAF評価値Yh(6)がノイズの影響で減少している。
こうして近似曲線が得られると、この近似曲線のピークに対応するレンズ位置が確定ピーク位置FPeakとされる(図5(B)および図6(B)参照)。フォーカスレンズ12は、確定ピーク位置Fpeakを合焦点に対応する位置として、この位置に配置される。これによってAF処理が完了する。
参考までに、図6(B)に点線で示す曲線は、レンズ位置P(2)〜P(6)にそれぞれ対応するAF評価値Yh(2)〜Yh(6)に曲線近似処理を施して作成された曲線である。この曲線に注目した場合、フォーカスレンズ12はピーク位置FPeak’に配置される。
図5(A)および図5(B)から分かるように、高周波成分を多く含む被写界から取得されるAF評価値Yh(i)は、ノイズの影響を受け難い。したがって、フォーカスレンズ12が配置される位置は、真正ピーク位置TPeakとほぼ一致する。
一方、図6(A)および図6(B)から分かるように、高周波成分が少ない被写界から取得されるAF評価値Yh(i)は、ノイズの影響を受け易い。このため、フォーカスレンズ12が配置される位置は、曲線近似処理のために参照するAF評価値Yh(i)の数が小さいほど真正ピーク位置TPeakから離れる傾向にある。
この実施例では、曲線近似処理のために参照するAF評価値Yh(i)の数を被写界に含まれる高周波成分が少ないほど増大させるため、高周波成分が少ない場合でも、フォーカスレンズ12が配置される位置を真正ピーク位置TPeakに近づけることができる。これによって、合焦性能が向上する。
CPU30は、図7〜図10に示す撮像タスクに従う処理を実行する。この撮像タスクに対応する制御プログラムは、フラッシュメモリ44に記憶される。
まずステップS1でスルー画像処理を実行する。この結果、被写界を表すスルー画像がLCDモニタ38から出力される。ステップS3ではシャッタボタン28sが半押しされたか否かを判別し、判別結果がNOである限りステップS5のスルー画像用AE処理を繰り返す。この結果、スルー画像の明るさが適度に調整される。シャッタボタン28sが半押しされると、ステップS3で記録用AE処理を実行し、ステップS7でAF処理を実行する。ステップS7の処理によってスルー画像の明るさが最適値に調整され、ステップS9の処理によってフォーカスレンズ12が合焦点に配置される。
ステップS11ではシャッタボタン28sが全押しされたか否かを判別し、ステップS13ではシャッタボタン28sの操作が解除されたか否かを判別する。ステップS11でYESであればステップS15の記録処理を経てステップS1に戻る。ステップS13でYESであればそのままステップS3に戻る。
ステップS9のAF処理は、図8〜図10に示すサブルーチンに従って実行される。まずステップS21で、フォーカスレンズ12を粗調整範囲の至近側端部に配置する。ステップS23では変数iを“1”に設定し、ステップS25ではフォーカスレンズ12の移動量を“Wrough”に設定する。
垂直同期信号Vsyncが発生するとステップS27からステップS29に進み、AF評価値Yh(i)をフォーカス評価回路26から取り込む。取り込まれたAF評価値Yh(i)は、レンズ位置P(i)に関連付けて図3(A)に示す粗調整用テーブルTBL1に記述される。
ステップS31では、ピークが検出されたか否か(フォーカスレンズ12が合焦点を跨いだか否か)を粗調整用テーブルTBL1に記述された複数のAF評価値に基づいて判別する。ここでNOであれば、ステップS33でフォーカスレンズ12を移動量Wroughだけ無限側に移動させる。その後、ステップS35で変数iをインクリメントし、ステップS27に戻る。
ステップS31でYESであれば、レジスタRGST1に登録された最大AF評価値が閾値THを下回るか否かをステップS37で判別する。ここでYESであればステップS39で変数Pを“7”に設定する一方、NOであればステップS41で変数Pを“5”に設定する。ステップS39またはS41の処理が完了すると、ステップS43で微調整範囲を定義する。定義された微調整範囲は、レジスタRGST1に登録された最大AF評価値に対応するレンズ位置(=暫定ピーク位置PPeak)を中心として、“P×Wfine”に相当する広さを有する。
ステップS45では、こうして定義された微調整範囲の至近側端部にフォーカスレンズ12を配置する。ステップS47では変数iを“1”に設定し、ステップS49ではフォーカスレンズ12の移動量を“Wfine”に設定する。
垂直同期信号Vsyncが発生するとステップS51からステップS53に進み、AF評価値Yh(i)をフォーカス評価回路26から取り込む。取り込まれたAF評価値Yh(i)は、レンズ位置P(i)に関連付けて図3(B)に示す微調整用テーブルTBL2に記述される。
ステップS55では、フォーカスレンズ12が微調整範囲の無限側端部に到達したか否かを判別する。ここでNOであれば、ステップS57でフォーカスレンズ12を移動量Wfineだけ無限側に移動させる。その後、ステップS59で変数iをインクリメントし、ステップS51に戻る。
ステップS55でYESであれば、垂直同期信号Vsyncの発生を待ってステップS61からステップS63に進み、AF評価値Yh(i+1)をフォーカス評価回路26から取り込む。取り込まれたAF評価値Yh(i+1)は、レンズ位置P(i+1)に関連付けて微調整用テーブルTBL2に記述される。
なお、ステップS61〜S63の処理は、撮像装置16からの生画像データの出力動作が撮像面の露光動作から1フレーム期間遅れることを考慮した処理である。
ステップS65では、微調整用テーブルTBL2に記述された複数のAF評価値に曲線近似(2次近似)を施す。ステップS67では、ステップS65の処理によって作成された近似曲線のピークに対応するレンズ位置を確定ピーク位置FPeakとして検出する。ステップS69では、検出された確定ピーク位置FPeakつまり合焦点に対応する位置にフォーカスレンズ12を配置する。ステップS67の処理が完了すると、上階層のルーチンに復帰する。
以上の説明から分かるように、撮像装置16は、フォーカスレンズ12を通して被写界を捉える撮像面を有し、被写界像を繰り返し生成する。CPU30は、粗調整のためにフォーカスレンズ12の位置を“Wrough”ずつ変更し(S25, S33)、これと並列して生成されたAF評価値の中から最大AF評価値を検出する(S31)。CPU30はまた、検出された最大AF評価値に対応するレンズ位置を含む距離範囲において、微調整のためにフォーカスレンズ12の位置を“Wfine”ずつ変更する(S45, S49, S55~S57)。CPU30は、“Wfine”毎の変更処理と並列して生成されたAF評価値のうち、上述の最大AF評価値の大きさに応じて異なる距離範囲に対応するAF評価値に基づいて、合焦点に対応するレンズ位置を検出する(S37~S41, S53, S63~S67)。
このように、レンズ位置は、粗調整動作において“Wrough”ずつ変更され、微調整動作において“Wfine”ずつ変更される。合焦点に対応するレンズ位置は、微調整動作において得られたAF評価値に基づいて検出される。ただし、合焦点に対応するレンズ位置を検出するために注目するAF評価値は、粗調整動作において検出された最大AF評価値の大きさに応じて異なる距離範囲に属する被写界像である。これによって、合焦点の検出精度が向上し、合焦性能が改善される。
なお、この実施例では、微調整範囲の広さを最大AF評価値の大きさに応じて変更し(図9のステップS37〜S43参照)、微調整範囲に対応するレンズ位置で検出された全てのAF評価値Yh(i)を曲線近似処理のために参照するようにしている。しかし、微調整範囲を“Wfine”の7倍に固定し、曲線近似処理のために参照されるAF評価値Yh(i)の数を最大AF評価値の大きさに応じて変更するようにしてもよい。
また、この実施例では、AF処理の際にフォーカスレンズ12を光軸方向に移動させるようにしているが、フォーカスレンズ12の代わりに或いはフォーカスレンズ12とともに、撮像面を光軸方向に移動させるようにしてよい。
さらに、この実施例では、粗調整動作において、ピーク位置が検出された時点で動作を終了するようにしている(図8のステップS31参照)。しかし、フォーカスレンズ12が粗調整範囲の無限側端部に達した後に粗調整動作を終了するようにしてもよい。
また、この実施例では、粗調整動作および微調整動作のいずれにおいても、フォーカスレンズ12を至近側端部の近傍から無限側に移動させるようにしているが、フォーカスレンズ12の移動方向を粗調整動作および微調整動作の間で反転させるようにしてもよい。この場合、フォーカスレンズ12は、粗調整動作において至近側端部および無限側端部の一方に配置され、微調整動作において至近側端部および無限側端部の他方に配置される。
この発明の一実施例の構成を示すブロック図である。 測光エリアおよびフォーカスエリアの割り当て状態の一例を示す図解図である。 (A)は粗調整用テーブルの一例を示す図解図であり、(B)は微調整用テーブルの一例を示す図解図である。 (A)は高照度の被写界に対応する粗調整動作の一例を示すグラフであり、(B)は低照度の被写界に対応する粗調整動作の一例を示すグラフである。 (A)は高照度の被写界に対応する微調整動作の一例を示すグラフであり、(B)は高照度の被写界に対応して作成された近似曲線の一例を示すグラフである。 (A)は低照度の被写界に対応する微調整動作の一例を示すグラフであり、(B)は低照度の被写界に対応して作成された近似曲線の一例を示すグラフである。 図1実施例に適用されるCPUの動作の一部を示すフロー図である。 図1実施例に適用されるCPUの動作の他の一部を示すフロー図である。 図1実施例に適用されるCPUの動作のその他の一部を示すフロー図である。 他の実施例に適用されるCPUの動作の一部を示すフロー図である。
符号の説明
10 …ディジタルカメラ
12 …フォーカスレンズ
16 …撮像装置
24 …輝度評価回路
26 …フォーカス評価回路
30 …CPU
44 …フラッシュメモリ

Claims (7)

  1. フォーカスレンズを通して被写界を捉える撮像面を有し、被写界像を繰り返し生成する撮像手段、
    前記フォーカスレンズから前記撮像面までの距離を第1量ずつ変更する第1変更手段、
    前記第1変更手段の変更処理と並列して前記撮像手段によって生成された被写界像の高周波成分の中から最大高周波成分を検出する第1検出手段、
    前記第1検出手段によって検出された最大高周波成分に対応する距離を含む距離範囲において前記フォーカスレンズから前記撮像面までの距離を前記第1量よりも小さい第2量ずつ変更する第2変更手段、および
    前記第2変更手段の変更処理と並列して前記撮像手段によって生成された被写界像のうち前記第1検出手段によって検出された最大高周波成分の大きさに応じて異なる距離範囲に対応する特定被写界像に基づいて合焦点に対応する距離を検出する第2検出手段を備える、電子カメラ。
  2. 前記第2検出手段は、前記特定被写界像の高周波成分の変化を表す近似曲線を作成する近似曲線作成手段、および前記近似曲線作成手段によって作成された近似曲線の最大値に対応する距離を特定する距離特定手段を含む、請求項1記載の電子カメラ。
  3. 前記フォーカスレンズから前記撮像面までの距離を前記第2検出手段によって検出された距離に調整する調整手段をさらに備える、請求項1または2記載の電子カメラ。
  4. 前記第2検出手段によって注目される距離範囲を前記第2変更手段によって変更される距離範囲として定義する定義手段をさらに備える、請求項1ないし3のいずれかに記載の電子カメラ。
  5. 前記第2検出手段は注目する距離範囲の大きさを前記最大高周波成分の大きさが増大するほど減少させる、請求項1ないし4のいずれかに記載の電子カメラ。
  6. フォーカスレンズを通して被写界を捉える撮像面を有し、被写界像を繰り返し生成する撮像手段を備える電子カメラのプロセッサに、
    前記フォーカスレンズから前記撮像面までの距離を第1量ずつ変更する第1変更ステップ、
    前記第1変更ステップの変更処理と並列して前記撮像手段によって生成された被写界像の高周波成分の中から最大高周波成分を検出する第1検出ステップ、
    前記第1検出ステップによって検出された最大高周波成分に対応する距離を含む距離範囲において前記フォーカスレンズから前記撮像面までの距離を前記第1量よりも小さい第2量ずつ変更する第2変更ステップ、および
    前記第2変更ステップの変更処理と並列して前記撮像手段によって生成された被写界像のうち前記第1検出ステップによって検出された最大高周波成分の大きさに応じて異なる距離範囲に対応する特定被写界像に基づいて合焦点に対応する距離を検出する第2検出ステップを実行させるための、合焦制御プログラム。
  7. フォーカスレンズを通して被写界を捉える撮像面を有し、被写界像を繰り返し生成する撮像手段を備える電子カメラによって実行される合焦制御方法であって、
    前記フォーカスレンズから前記撮像面までの距離を第1量ずつ変更する第1変更ステップ、
    前記第1変更ステップの変更処理と並列して前記撮像手段によって生成された被写界像の高周波成分の中から最大高周波成分を検出する第1検出ステップ、
    前記第1検出ステップによって検出された最大高周波成分に対応する距離を含む距離範囲において前記フォーカスレンズから前記撮像面までの距離を前記第1量よりも小さい第2量ずつ変更する第2変更ステップ、および
    前記第2変更ステップの変更処理と並列して前記撮像手段によって生成された被写界像のうち前記第1検出ステップによって検出された最大高周波成分の大きさに応じて異なる距離範囲に対応する特定被写界像に基づいて合焦点に対応する距離を検出する第2検出ステップを備える、合焦制御方法。
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