JP2010133507A - 転がり軸受 - Google Patents

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Masashi Fukunaga
正史 福永
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Abstract

【課題】長寿命・高剛性かつ簡易な構造で密封が可能な転がり軸受を提供する。
【解決手段】内輪2と、外輪3と、内輪2と外輪3に配置された複数の円筒ころ4と、を備える転がり軸受1において、内輪2と外輪3により形成された軸受空間Sの両端部に配置され軸受空間Sを封止する一対のOリング5,5と、円筒ころ4と一対のOリング5,5との間に配置された一対の間座6,6と、一対のOリング5,5の軸方向外側に配置された一対の止め輪7,7と、を備え、隣接する円筒ころ4,4同士が接触可能なように周方向に並んで配置され、内輪2の外周面2aと外輪3の内周面3aは一様径で構成され、内輪2の外周面2aには一対の止め輪7,7が嵌合する溝2cが形成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、転がり軸受、例えば、印刷機印圧(紙厚)調整部位、シーブ等、低速回転又は揺動する部位に使用される円筒ころ軸受又はニードル軸受に関する。
転がり軸受として、従来から内輪と、外輪と、内輪と外輪との間に単列又は複列に転動自在に配置された複数のころと、を備える転がり軸受が知られている(例えば特許文献1〜4)。
これら転がり軸受は、各列のころが保持器によって周方向に等間隔に配置されており、内輪と外輪との間に配置されるころ数に制限があるため、軸受の定格荷重を増加させることが難しく寿命・剛性の点に改善の余地があった。
この問題を解消するものとして例えば特許文献5に記載の転がり軸受は、保持器を用いずに各列ごとに隣接するころ同士が接触可能なように周方向に並んで配置された総ころ形式としている。また、軸受空間にグリースを封入して潤滑性を確保している。
実公昭63−27146号公報 実公平1−41649号公報 実公平2−366号公報 実公平4−9457号公報 特開2002−147445号公報
しかしながら、特許文献5に記載の転がり軸受は、封止構造が複雑であり、かつ、外輪の内周面には鍔が設けられているため、部品点数が多く複雑な加工を必要とするものであった。
本発明は、このような不都合を解消するためになされたものであり、その目的は、長寿命・高剛性でかつ簡易な構造で封止が可能な転がり軸受を提供することにある。
本発明の上記目的は、下記の構成により達成される。
(1)内輪と、外輪と、前記内輪と前記外輪との間に転動自在に配置された複数のころと、を備える転がり軸受において、
前記内輪と前記外輪により形成された軸受空間の両端部に配置され前記軸受空間を封止する一対のOリングと、
前記ころと前記一対のOリングとの間に配置された一対の間座と、
前記一対のOリングの軸方向外側に配置された一対の止め輪と、を備え、
隣接する前記ころ同士が接触可能なように周方向に並んで配置され、
前記内輪の外周面と前記外輪の内周面は一様径で構成され、前記内輪の外周面には前記一対の止め輪が嵌合する溝が形成される、
ことを特徴とする。
(2)前記複数のころは、多列に配置されており、各列ごとに隣接する前記ころ同士が接触可能なように周方向に並んで配置され、
軸方向に隣り合う各列の前記ころ間には間座が設けられている、
ことを特徴とする。
(3)(1)又は(2)に記載の転がり軸受を備えることを特徴とする印刷機シリンダー。
請求項1の転がり軸受によれば、保持器を用いずに隣接するころ同士が接触可能なように周方向に並んで配置されているので、長寿命・高剛性化を図ることができる。また、Oリングと止め輪により軸受空間を封止する構造としたので封止構造を簡略化することができ部品点数を削減することができる。また、ころとOリングとの間に間座を配置したため、ころとOリングが接触しOリングが摩耗・破損してグリース漏れが起きるのを防止することができる。さらに、内輪の外周面と外輪の内周面を一様径で構成したため、内輪と外輪に鍔を形成する必要がなく製造工程を簡略化することができるとともに、間座の幅は鍔の幅より小さく設定することができるため、その分ころの長さを長くすることで長寿命・高剛性化を図ることができる。
請求項2の転がり軸受によれば、軸方向に隣り合う各列のころ間には間座を設けたので、間座によりころの姿勢を制御することができる。これにより、各列のころ同士が衝突して回転精度不良、異音、打痕、摩耗等の発生を防止することができる。
以下、本発明に係る転がり軸受の各実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1に示された円筒ころ軸受は、低速回転又は揺動での使用に適する印刷機シリンダー用の円筒ころ軸受であり、円筒ころ軸受1は、内輪2と、外輪3と、複数の円筒ころ4とを備えている。内輪2の軸方向長さは外輪3の軸方向長さより長く形成されており、内輪2の外周面2aは、軸方向一端部から他端部まで一様外径で構成され、中央部に内輪軌道面2bを有し、両端部近傍には後述する止め輪7,7を嵌合する凹溝2c, 2cが形成されている。外輪3の内周面3aは、内周面に軸方向一端部から他端部まで一様内径で構成され、中央部に外輪軌道面3bを有している。内輪軌道面2aと外輪軌道面3aとの間には、単列に配置された円筒ころ4が転動自在に配置されている。
円筒ころ4は中実状に構成され、隣接するころ同士が接触可能なように周方向に並んで配置されている。即ち、円筒ころ軸受1は、保持器を有しない総ころ形式としている。
また、内輪2と外輪3により形成される軸受空間Sの両端部には、内輪2の外周面2a及び外輪3の内周面3aと接触する断面径を有して軸受空間Sを封止する一対のOリング5,5が設けられており、円筒ころ4とOリング5,5との間には外径が外輪3の内周面3aより小さく内輪2の外周面2aより大きい矩形断面を有する一対の間座6,6が設けられている。また、Oリング5,5の軸方向外側には側面視でC型形状の一対の止め輪7,7が設けられ、止め輪7の内周部が内輪2の凹溝2cに嵌合し、止め輪7の外周部が外輪3の側面と近接対向するように配置されている。そして、円筒ころ軸受1は軸受空間S内にグリースが封入されており、円筒ころ4が内輪軌道面2aと外輪軌道面3aとの間で転動するように構成されている。
以上説明したように、本実施形態の円筒ころ軸受1によれば、保持器を用いずに隣接する円筒ころ4,4同士が接触可能なように周方向に並んで配置されているので、軸受空間S内に配置される円筒ころ4の総数が多く円筒ころ軸受1の長寿命・高剛性化を図ることができる。
また、一対のOリング5,5により軸受空間Sを封止する構造としたので、封止構造を簡略化することができ、部品点数を削減することができ、ひいては製造コストを低減することができる。さらにOリング5,5の軸方向外側には内輪2の凹溝2c,2cに嵌合する止め輪7,7を設けたので、Oリング5,5の軸方向への移動を規制してOリング5,5が軸方向に外れることを防止することができる。
また、円筒ころ4とOリング5との間には間座6を設けたので円筒ころ4の姿勢を安定化させることができる。これにより、円筒ころ4がOリング5と接触しOリング5が摩耗・破損してグリースが漏出するのを防止することができる。
また、内輪2の外周面2aと外輪3の内周面3aを一様径で構成したため、鍔を設ける場合に比べて工数を削減でき容易に製造することができる。さらに、間座6の幅は鍔の幅より小さく設定することができるため、その分ころの長さを長くしより長寿命・高剛性化を図ることができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係る円筒ころ軸受1Aについて、図2を参照して詳細に説明する。なお、第1実施形態と重複又は相当する部分については、図に同一符号を付して、説明を省略或いは簡略化する。
本実施形態の円筒ころ軸受1Aは、内輪2と、外輪3と、複数の円筒ころ4A,4Bとを備え、内輪軌道面2b,2bと外輪軌道面3b,3bとの間には、複列に配置された円筒ころ4A,4Bが転動自在に配置されている。
円筒ころ4A,4Bは中実状に構成され、各列ごとに隣接する円筒ころ4A,4A(4B,4B)同士が接触可能なように周方向に並んで配置されている。即ち、円筒ころ軸受1Aは、保持器を有しない総ころ形式としている。
また、内輪2と外輪3により形成される軸受空間Sの両端部には、内輪2の外周面2a及び外輪3の内周面3aと接触する断面径を有して軸受空間Sを封止する一対のOリング5,5が設けられており、円筒ころ4A,4BとOリング5,5との間には外径が外輪3の内周面3aより小さく内輪2の外周面2aより大きい矩形断面を有する一対の間座6,6が設けられている。また、Oリング5,5の軸方向外側には側面視でC型形状の一対の止め輪7,7が設けられ、止め輪7の内周部が内輪2の凹溝2cに嵌合し、止め輪7の外周部が外輪3の側面と近接対向するように配置されている。そして、円筒ころ軸受1は軸受空間S内にグリースが封入されており、円筒ころ4が内輪軌道面2aと外輪軌道面3aとの間で転動するように構成されている。
また、軸方向に隣り合う円筒ころ4A,4Bとの間には、外径が外輪3の内周面3aより小さく内輪2の外周面2aより大きい矩形断面を有する間座8が設けられている。
本実施形態の円筒ころ軸受1Aによれば、円筒ころ4A,4Bが複列に配置されているのでより高剛性化を図ることができる。
また、円筒ころ4A,4Bの間には間座8が設けられているので、円筒ころ4A,4B同士が衝突して回転精度不良、異音、打痕、摩耗等するのを防止することができる。また、円筒ころ4A,4Bとの間にも鍔ではなく間座8を設けたので、内輪2の外周面2aと外輪3の外周面3aを一様径で構成することができ、鍔を設ける場合に比べて工数を削減でき容易に製造することができる。さらに、間座8の幅は鍔の幅より小さく設定することができるため、その分ころの長さを長くしより長寿命・高剛性化を図ることができる。
なお、円筒ころ軸受1Aも第1実施形態の円筒ころ軸受1と同様の作用・効果を奏する。
なお、本発明は、上記各実施形態に例示したものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
例えば、本実施形態においては多列ころ軸受として2列の複列ころ軸受を採用したが、3列以上の多列ころ軸受にも適用することができる。
また、円筒ころ軸受に限らずニードル軸受(針状ころ軸受)にも適用することができる。
本発明の第1実施形態に係るころ軸受の断面図である。 本発明の第2実施形態に係るころ軸受の断面図である。
符号の説明
1,1A 円筒ころ軸受(転がり軸受)
2 内輪
2a 内輪の外周面
2c 凹溝(溝)
3 外輪
3a 外輪の内周面
4,4A,4B 円筒ころ
5 Oリング
6 間座
7 止め輪
8 間座

Claims (3)

  1. 内輪と、外輪と、前記内輪と前記外輪との間に転動自在に配置された複数のころと、を備える転がり軸受において、
    前記内輪と前記外輪により形成された軸受空間の両端部に配置され前記軸受空間を封止する一対のOリングと、
    前記ころと前記一対のOリングとの間に配置された一対の間座と、
    前記一対のOリングの軸方向外側に配置された一対の止め輪と、を備え、
    隣接する前記ころ同士が接触可能なように周方向に並んで配置され、
    前記内輪の外周面と前記外輪の内周面は一様径で構成され、前記内輪の外周面には前記一対の止め輪が嵌合する溝が形成される、
    ことを特徴とする転がり軸受。
  2. 前記複数のころは、多列に配置されており、各列ごとに隣接する前記ころ同士が接触可能なように周方向に並んで配置され、
    軸方向に隣り合う各列の前記ころ間には間座が設けられている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の転がり軸受。
  3. 請求項1又は2に記載の転がり軸受を備えることを特徴とする印刷機シリンダー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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