JP2010133468A - 油圧式エレベータの安全弁装置 - Google Patents

油圧式エレベータの安全弁装置 Download PDF

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Abstract

【課題】落下防止弁が作動したときの衝撃を緩和するとともに、油圧シリンダの上昇時の立ち上がり特性を改善すること。
【解決手段】異常時において油圧シリンダから排出される圧油の流れを遮断する落下防止弁31と、落下防止弁に発生する差圧によって動作し、落下防止弁による圧油の流れの遮断特性を緩やかにするための補助弁33とを有し、補助弁は、差圧によって移動するスプール52と、スプールの両端部にそれぞれ設けられ、差圧に応じたスプールのストローク位置を設定するためのバネ58a、58bと、スプールのストローク位置に応じて流路面積が可変調整される可変絞り流路とを有し、可変絞り流路の流路面積が可変調整されることによって、遮断時における圧油の流れの遮断特性を緩やかにするようにかつ落下防止弁による開放時における圧油の流れの立ち上がり特性を速くするようになっている。
【選択図】図2

Description

本発明は、主弁の制御により油圧シリンダ内に圧油を給排してかごを昇降させる油圧式エレベータの安全弁装置に関する。
一般に、油圧エレベータは、電動機により駆動される油圧ポンプ、乗りかごを昇降駆動する油圧シリンダ、油圧ポンプまたは油タンクと油圧シリンダとの間に接続されて圧油の給排を制御する主弁装置などから構成される。
油圧シリンダを上昇させるときには、電動機の回転速度を制御してまたは制御弁により油圧ポンプからの吐出量を可変することによって、油圧シリンダに供給される圧油の流量を調整して油圧シリンダの上昇速度を制御する。油圧シリンダを下降させるときには、主弁装置をオンして油圧シリンダ内の圧油が主弁装置を通って油タンクに排出されるように制御する。油圧シリンダから排出される圧油の流量を調整することにより、油圧シリンダの下降速度が制御される。
従来において、乗りかごおよび油圧シリンダの下降時における主弁による圧油制御が異常となった場合に、乗りかごを即時に停止させてその落下を防止するための落下防止弁が、安全弁装置として設けられている(特許文献1)。
図8は従来の油圧式エレベータ80の油圧回路図である。
図8において、油圧ポンプ81から送出される圧油は、主弁装置82および落下防止弁83を含む主管路KMを経由して、油圧シリンダ86に供給される。これによって乗りかごは上昇する。主弁装置82の切り換えによって、油圧シリンダ86から排出される圧油は、落下防止弁83および主弁装置82を経由して油タンク87に戻る。これによって乗りかごは下降する。
落下防止弁83は、ハウジング91の穴の内部を密に摺動するピストン92によって第1の弁室RC11と第2の弁室RC12とに仕切られている。ピストン92には弁体93が一体に設けられており、弁体93が弁座94に密接することによって、第2の弁室RC12は第3の弁室RC13から遮断される。第1の弁室RC11には、ピストン92を第2の弁室RC12の方へ付勢するバネ95が設けられている。
落下防止弁83は、チェック機能を持っており、油圧シリンダ86に圧油を供給するときには、主管路KMの圧力によって弁体93が開く。油圧シリンダ86から圧油が排出されるときには、第1の弁室RC11の圧力が低いときにはピストン92が主管路KMの圧力に押されて図の上方へ移動し、弁体93が弁座94から離れて流路が開く。しかし、第1の弁室RC11の圧力が主管路KMの圧力よりも高いかまたは同じときには、バネ95の付勢力も加わって、ピストン92が図の下方へ移動し、弁体93が弁座94に押し付けられて流路が閉じる。
オリフィス85は、パイロット流路KP11の流量を絞り、電磁切換え弁84は、ソレノイドがオフのときにパイロット流路KP12を遮断しオンのときにパイロット流路KP12を流通させる。したがって、電磁切換え弁84がオンのときには、パイロット流路KP11がオリフィス85で絞られるので第1の弁室RC11の圧力が低下し、電磁切換え弁84がオフすると、オリフィス85の存在に関係なく第1の弁室RC11の圧力が高くなる。電磁切換え弁84は、油圧式エレベータが停止しているときおよび上昇中はオフであり、下降時にオンとなるように制御される。
乗りかごの下降中、つまり油圧シリンダ86の下降中は、落下防止弁83の弁体93は開いているが、異常が発生すると、主弁装置82が遮断されるとともに、電磁切換え弁84がオフとなり、落下防止弁83の弁体93が閉じられる。これによって、主弁装置82が万が一動作しなかった場合でも、落下防止弁83による主管路KMの遮断によって、油圧シリンダ86の下降、つまり乗りかごの落下が防止される。
このように、特許文献1の安全弁装置では、主弁に万が一の故障が発生した場合のために、主弁とは別に落下防止弁83を設け、安全のための弁装置の二重化が図られている。
また、特許文献1に開示された安全弁装置には、落下防止弁83が作動したときの衝撃を緩和するために、落下防止弁83の作動時における当該落下防止弁83による圧力降下を差圧ΔPとして検出し、当該落下防止弁83による圧油の流れの遮断特性を緩やかにするための、補助弁133が設けられている。
図9において、補助弁133は、スプール152のストローク位置に応じてパイロット流路KP11における流量を調整する、絞り調整弁の機能を有する。つまり、補助弁133は、ハウジング151の穴の内部をスプール152が密に摺動することによって、パイロット流路KP11の途中のポートPT1とポートPT2との間の油室における流路を絞り調整する。スプール152には、テーパ面部154に続いてランド部155が設けられており、ポートPT1から流入する流路面積は、ポートPT1に対向するテーパ面部154の位置によって決定される。ポートPT1にランド部155が対向した場合には流路が遮断される。
ハウジング151の穴の左端部の油室に通じるポートには、パイロット流路KP4が接続されている。その油室には、スプール152を右方向に付勢するバネ158が設けられ、その付勢力を調整するための調整ネジ159が設けられている。
特開2008−196534
しかし、特許文献1に開示された安全弁装置では、これによって落下防止弁83が作動したときの衝撃が緩和されるが、次の問題がある。
すなわち、特許文献1で提案された補助弁では、差圧ΔPによってスプール152を移動させるためのバネ158が、ハウジング151の穴の左端部の油室のみに設けられている。スプール152は、差圧ΔPがないときにはバネ158の付勢力によって右端側に押しつけられ、差圧ΔPが発生すると、バネ158の付勢力に抗して左側へ移動する。
このような構造であるから、差圧ΔPによってスプール152を正確にかつ応答性よく移動させるためには、精度の極めて高いバネ158を用いる必要があった。つまり、精度の低いバネを用いた場合には、差圧ΔPが小さいときにスプール152が移動しないいわゆる不感帯が大きくなってしまう。
また、油圧シリンダ86の上昇開始時に、主弁装置82から主管路KMに圧油が供給されても、第1の弁室RC11の圧油がすぐには排出されないため、弁体93の開放が遅れる。この点においても、油圧シリンダ86の上昇時の立ち上がり特性に問題があった。また、差圧ΔPが大きくなるため圧力損失が発生し、そこにエネルギーのロスが生じていた。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたもので、落下防止弁が作動したときの衝撃を緩和するとともに、油圧シリンダの上昇時の立ち上がり特性を改善することを目的とする。
本発明に係る実施形態の装置は、主弁の制御により油圧シリンダ内に圧油を給排してかごを昇降させる油圧式エレベータの安全弁装置であって、前記油圧シリンダと前記主弁との間の管路に設けられ、異常時において前記油圧シリンダから排出される圧油の流れを遮断する落下防止弁と、前記落下防止弁に発生する差圧によって動作し、当該落下防止弁による圧油の流れの遮断特性を緩やかにするための補助弁と、を有し、前記補助弁は、前記差圧によって移動するスプールと、前記スプールの両端部にそれぞれ設けられ、前記差圧がないときの前記スプールのストローク位置および前記差圧が発生したときの前記スプールの移動量を設定するためのバネ部材と、前記スプールのストローク位置に応じて流路面積が可変調整される可変絞り流路と、を有し、前記可変絞り流路の流路面積が可変調整されることによって、前記落下防止弁による遮断時における圧油の流れの遮断特性を緩やかにするようにかつ前記落下防止弁による開放時における圧油の流れの立ち上がり特性を速くするようになっている。
好ましくは、前記油圧シリンダからの圧油の排出時において前記差圧が増大したときには、当該差圧による前記スプールの移動によって前記流路面積が減少するように、かつ、前記油圧シリンダへの圧油の供給時に前記差圧が増大したときには、当該差圧による前記スプールの移動によって前記流路面積が増大するように、前記可変絞り流路が形成されている。
なお、本発明における「かご」には、エレベータ用の乗りかごの他に、荷物などを運搬するためのパレットや支持板などが含まれる。
本発明によると、落下防止弁が作動したときの衝撃が緩和されるとともに、油圧シリンダの上昇時の立ち上がり特性を改善することができる。
図1は本発明の実施形態に係る油圧式エレベータ1の油圧回路の例を示す図、図2は油圧式エレベータ1の安全弁装置14の回路を示す図、図3は補助弁33の構造の例を示す断面図、図4は各部の動作状態の例を示すタイミング図である。
図1において、油圧式エレベータ1は、油圧ポンプ11、主弁装置12、フィルタ13、安全弁装置14、油圧シリンダ15、および、油タンク16などからなっている。
油圧ポンプ11は、図示しない電動機によって回転駆動される。回転速度を制御することによって圧油の吐出量を制御し、これによって乗りかごの上昇時の速度を制御することが可能である。
また、電動機を停止した状態で、主弁装置12を制御することによって、油圧シリンダ15から排出される圧油の流量を制御し、これによって乗りかごの下降時の速度を制御することが可能である。また、上昇時および下降時のいずれにおいても、高速と低速とを切り換えて制御することが可能である。これらの制御は、図示しない制御装置によって行われる。
主弁装置12は、チェック弁21、チェック付き流量調整弁22、流量調整弁23、および圧力調整弁24などからなる。乗りかごの上昇時には、油圧ポンプ11からの圧油がチェック弁21を経由して主管路KMに送出され、フィルタ13および安全弁装置14経て油圧シリンダ15に供給される。流量調整弁23によって流量の調整が可能である。
乗りかごの下降時には、油圧シリンダ15から主管路KMに排出される圧油は、安全弁装置14およびフィルタ13を経由し、チェック付き流量調整弁22を経て油タンク16に戻る。フィルタ13は、主管路KM中の異物の除去などを行う。
図2において、安全弁装置14は、落下防止弁31、電磁切換え弁32、補助弁33、オリフィス34、オリフィス35、フィルタ36、およびフィルタ37などから構成される。
落下防止弁31は、ハウジング41に設けられた円柱状の穴の内部を密に摺動するピストン42によって第1の弁室RC1と第2の弁室RC2とに仕切られている。ピストン42には弁体43が一体に設けられており、弁体43が弁座44に密着することによって、第2の弁室RC2と第3の弁室RC3とが互いに遮断される。第1の弁室RC1には、ピストン42を第2の弁室RC2の方へ付勢するバネ45が設けられている。
落下防止弁31は、チェック機能を持っており、油圧シリンダ15に圧油を供給するときには、主管路KMの油圧力によって弁体43が開く。油圧シリンダ15から圧油が排出されるときには、第1の弁室RC1の圧力が低いときにはピストン42が主管路KMの圧力に押されて図2の上方へ移動し、弁体43が弁座44から離れて流路が開く。しかし、第1の弁室RC1の圧力が主管路KMの圧力よりも高いかまたは同じときには、バネ45の付勢力も加わって、ピストン42が図2の下方へ移動し、弁体43が弁座44に押し付けられて流路が閉じる。
図3に示されるように、補助弁33は、スプール52のストローク位置に応じてパイロット流路KP1における流量を調整するという、絞り調整弁の機能を有する。つまり、補助弁33は、ハウジング51の穴の内部をスプール52が密に摺動することによって、パイロット流路KP1の途中のポートPT1とポートPT2との間の油室HR1における流路を絞り調整する。
つまり、スプール52には、ランド部55が設けられており、ポートPT1から流入する流路面積は、ポートPT1に対向するランド部55の位置によって決定される。ポートPT1には、図2に示すような穴61が設けられており、ランド部55の位置によって穴61の塞がれる部分が変化する。これにより、スプール52のストローク位置に応じて流路面積が可変調整される。ポートPT1の穴61の全体にランド部55が対向した場合には、流路が遮断される。
ハウジング51の穴の右端部の油室HR2に通じるポートPT3にもパイロット流路KP1が接続され、スプール52の右側の端面にパイロット流路KP1の圧力が加わるようになっている。また、スプール52には、シールのためのパッキン57およびラビリンス溝53、56が設けられている。
ハウジング51の穴の左端部の油室HR3に通じるポートPT4には、パイロット流路KP4が接続されている。油室HR3には、スプール52を右方向に付勢するバネ58aが設けられ、その付勢力を調整するための調整ネジ59aが設けられている。
ハウジング51の穴の右端部の油室HR2には、スプール52を左方向に付勢するバネ58bが設けられ、その付勢力を調整するための調整ネジ59bが設けられている。
これら、2つのバネ58a、58bによって、自由状態におけるストローク位置、つまり油室HR2と油室HR3との間に差圧がないときのスプール52のストローク位置が設定され、かつ、差圧が発生したときのスプール52の移動量が設定される。
つまり、そのようなストローク位置は、バネ58a、58bの自由長さおよびバネ定数などによって設定され、また、調整ネジ59a,59bの調整位置(ストローク位置)によっても可変される。
なお、調整ネジ59a,59bは、スプール52の最大の移動量を規制する規制部材を兼ねている。つまり、本実施形態において、スプール52は、調整ネジ59a,59bの先端部に当接した場合にはそれ以上移動しないようになっており、スプール52のストローク長さが調整ネジ59a,59bによって規制されている。
パイロット流路KP1とパイロット流路KP4とは、それぞれ、落下防止弁31の第2の弁室RC2または第3の弁室RC3に接続されているため、第2の弁室RC2と第3の弁室RC3との差圧ΔPが、補助弁33の油室HR1,2と油室HR3との間に加わることとなる。
差圧ΔPがほぼ「0」である場合には、スプール52は2つのバネ58a、58bの付勢力が釣り合ったストローク位置で静止し、その状態ではポートPT1は半分程度が解放されており、パイロット流路KP1は大きくは絞られていない。但し、オリフィス34によって、パイロット流路KP1における最小限の絞りが与えられ、つまり最大流量が制限され、パイロット流路KP3が解放された場合には第1の弁室RC1に圧力の低下が発生するようになっている。
油圧シリンダ15からの圧油の排出時において、差圧ΔPが増大するにつれて、つまりパイロット流路KP1の圧力が上昇するにつれて、スプール52はバネ58aに抗して左方向に移動し、その移動量(ストローク)に応じて、ランド部55によってポートPT1の部分が塞がれて行き、その結果、パイロット流路KP1が絞られていくこととなる。
パイロット流路KP1が絞られるにしたがって、圧油がパイロット流路KP1を介して落下防止弁31の第1の弁室RC1に流入する際に、その単位時間当たりの流入量が少なくなることから、流入に時間がかかり、ピストン42および弁体43の移動速度が遅くなる。したがって、それに応じて、落下防止弁31における弁体43による流路の遮断が緩やかに行われることとなる。
なお、補助弁33によってパイロット流路KP1が完全に遮断された場合であっても、それと並列に接続されたパイロット流路KP2のオリフィス35によって、最小限の流量が確保されるようになっている。
換言すれば、パイロット流路KP1,2について、絞り量は補助弁33によって調整され、その最大絞り(最小流量)はオリフィス35によって制限され、最小絞り(最大流量)はオリフィス34によって制限される。
また、油圧シリンダ15への圧油の供給時において、初期状態では落下防止弁31が閉じており、差圧ΔPが大きい。この状態から、落下防止弁31が開くためには、第1の弁室RC1内の圧油を排出する必要がある。
その際に、差圧ΔPが大きいため、つまりパイロット流路KP4の圧力が大きいため、補助弁33において、スプール52はバネ58bに抗して右方向に移動し、その移動量(ストローク)に応じて、ポートPT1の穴61がランド部55から開放され、つまり流路面積が大きくなり、その結果、パイロット流路KP1が開放される。これにより、第1の弁室RC1内の圧油は、パイロット流路KP1およびポートPT1を経由して、油圧シリンダ15の方へ迅速に排出される。
その結果、落下防止弁31が高速で開放され、油圧シリンダ15への圧油の供給時における圧油の流れの立ち上がり特性が速くなる。
このように、補助弁33において、スプール52の両側に2つのバネ58a、58bを対向させることにより、差圧ΔPがないときにはスプール52の位置をニュートラル状態とする。そして、差圧ΔPが発生したときに、差圧ΔPの正負の両方向に対し、スプール52にリニアな動きを持たせることができる。つまり、スプール52は、差圧ΔPにほぼ比例して敏感に移動し、不感帯がなくなる。
これにより、油圧シリンダ15の下降時において、差圧ΔPにともなってポートPT1の流路面積の調整を行い、絞り量の調整を行うことができる。また、油圧シリンダ15の上昇開始時において、差圧ΔPによるポートPT1の流路面積の増大を図り、パイロット流路KP1の管路抵抗を低減することにより、落下防止弁31の開放の立ち上がりを速く且つ開放を円滑に行う。これにより、油圧シリンダ15の上昇時の立ち上がり特性が改善され、また、落下防止弁31による圧力損失が低減され、エネルギーのロスが抑制される。
また、2つのバネ58a、58bは、互いに対向しかつ圧縮した状態で取り付けられるので、調整ネジ59a,59bによって初期の付勢力を調整することにより、バネ58a、58bの寸法およびバネ定数などのバラツキを吸収することができる。したがって、バネ58a、58bの精度が低い場合であっても、調整ネジ59a,59bによる調整によってスプール52のストローク位置および移動量を精密に調整することができる。
また、スプール52の移動量(全ストローク)が、バネが1つの場合の2倍となるとともに、スプール52は、異常時のみでなく通常の運転時において移動するので、パッキン57の劣化とスプール52の長期間にわたる静止状態とに起因するスプール52の固着現象を回避することができる。これにより、補助弁33において安定した作動が確保できる。
図4において、電動機がオンし、主弁装置12に上昇高速の信号を送ると、油圧シリンダ15は高速で上昇し、上昇低速の信号だけになると、油圧シリンダ15は低速で上昇し、やがて次の階で停止する。この間において、電磁切換え弁32はオフしており、落下防止弁31の差圧ΔPは油圧シリンダ15の速度にほぼ対応して正の範囲で増減し、スプール52は差圧ΔPに応じて右方へ移動し、ポートPT1の流路面積はほぼ最大を維持する。
主弁装置12に下降高速の信号を送ると、油圧シリンダ15は高速で下降し、下降低速の信号だけになると、油圧シリンダ15は低速で下降し、やがて次の階で停止する。この間において、電磁切換え弁32はオンしており、落下防止弁31の差圧ΔPは油圧シリンダ15の速度にほぼ対応して負の範囲で増減し、スプール52は差圧ΔPに応じて左方へ移動し、ポートPT1の流路面積は絞られる。
油圧式エレベータ1は、上のように構成されているので、電磁切換え弁32がオンのときには、パイロット流路KP1が補助弁33で絞られ、第1の弁室RC1の圧力が低下する。電磁切換え弁32がオフすると、第1の弁室RC1の圧力は、主管路KMのパイロット流路KP1の側とほぼ同じに高くなる。電磁切換え弁32は、油圧式エレベータ1が下降時正常に運転されている間はオンであり、何らかの異常が生じたときにオフとなるように制御される。
例えば、乗りかごが所定のフロアで停止する際に、その停止位置が許容された範囲を越えた場合などである。これらの異常は、適所に設けられたセンサにより検出され、その検出信号に基づいて異常信号が生成される。
乗りかごの下降中、つまり油圧シリンダ15の下降中は、落下防止弁31の弁体43は開いているが、異常が発生すると、主弁装置12が遮断されるとともに、電磁切換え弁32がオフとなり、落下防止弁31の弁体43が閉じられる。これによって、乗りかごの落下が防止される。
しかも、そのときに、弁体43が閉じられるにしたがってパイロット流路KP1の圧力が高くなり、差圧ΔPが大きくなるので、パイロット流路KP1が絞られ、その結果、第1の弁室RC1に流入する圧油の流量が少なくなり、弁体43による主管路KMの遮断が急激に行われることなく、主管路KMの流量が滑らかに減少し、油圧シリンダ15および乗りかごに与える衝撃が緩和される。
さらに、乗りかごが正常に下降しているときにも、差圧ΔPに応じて補助弁33の絞り量が可変され、絞り量に応じて落下防止弁31の第1の弁室RC1の圧力が調整され、これによって弁体43の開口度合いが調整される。そのため、弁体43の開口度合いが従来のように常にフルオープンとなることがなく、主管路KMの流量にほぼ比例した開口度合いとなり、異常時において落下防止弁31による遮断するときの弁体43の応答性が向上する。
次に、安全弁装置14の具体例について説明する。ここでは、1つの実施例の安全弁装置14Bを説明する。
図5は安全弁装置14Bの一実施例を示す断面図、図6は補助弁33Bの一実施例を示す断面図、図7は補助弁33Bの一部を拡大して示す断面図である。なお、図6に示す補助弁33Bは、図5に示す安全弁装置14Bに組み込まれたのと形態が異なる部分がある。
図5において、安全弁装置14Bは、落下防止弁31B、電磁切換え弁32B、補助弁33B、オリフィス34B、およびオリフィス35Bなどから構成される。これらは、共通のハウジング5に組み込まれている。ハウジング5には、これらの機器が組み込まれまたは形成されるとともに、弁室RC1〜3、パイロット流路KP1〜3、主管路KM、およびポートPT11,PT12など、安全弁装置14Bの機能を実現するために必要なものが設けられている。
落下防止弁31Bは、図2に示す落下防止弁31と同じ機能を有する。つまり、ハウジング5に設けられた穴の内部を密に摺動するピストン42Bによって第1の弁室RC1と第2の弁室RC2とに仕切られている。弁体43Bは、円柱状であってその周壁に複数の切り欠き部が設けられ、弁壁44Bとの間で摺動することにより、そのストロークに応じた開口度合いとなる。第1の弁室RC1にはバネ45Bが設けられている。
補助弁33Bは、図2の補助弁33とほぼ同じ構造によって同じ機能を有している。ハウジング5は、図2の補助弁33のハウジング51に相当する。つまり、ハウジング5に設けられた円柱状の穴の中に、図3に示す種々の部品が組み込まれ、押さえネジ60a,60bによって固定されている。
図6において、押さえネジ60aの上端中央部から突出する調整ネジ59aを回転させることにより、スプール52を付勢するバネ58aの付勢力が調整され、また、押さえネジ60bの下端中央部から突出する調整ネジ59bを回転させることにより、スプール52を付勢するバネ58bの付勢力が調整される。これにより、補助弁33Bの絞り特性(流量特性)が調整される。
図7において、ハウジング51には、円筒状のスリーブ63、64が設けられており、スリーブ63、64の内周面をスプール52が軸方向に摺動する。スリーブ63、64には、ポートPT1,PT2である穴61,62が設けられている。
一方の穴61は、正面視で、つまりスリーブ64の外周面を半径方向の外方から見たときに、ほぼ三角形と四角形とが連結された形状の穴である。スプール52がニュートラル状態のときには、ランド部55の縁部は穴61のほぼ中央部である三角形と四角形との境界部分に位置する。スプール52が図の矢印M1方向に移動すると、穴61の三角形の部分も塞がれて行って流路面積が減少し、スプール52が矢印M1方向と逆の方向に移動すると、穴61の四角形の部分も開放されて行って流路面積が増大する。
このように、スリーブ64に設けられた穴61がスプール52のストローク位置に応じて塞がれることによって可変絞り流路が形成されており、これによって、パイロット流路KP1の流路面積が決定されることになる。
なお、穴61の形状は、ほぼ三角形と四角形ととが連結された形状であるが、三角形として、二等辺三角形、直角二等辺三角形、正三角形、その他の三角形とすることができ、四角形として、長方形、正方形などとすることができる。また、それぞれの頂点部分は滑らかなアール形状としておけばよい。また、それぞれの辺は直線ではなく若干膨らみを持った曲線であってもよく、例えば三角形の部分は半円形であってもよい。
他方の穴62は、円形状の穴である。穴61,62は、いずれも、スリーブ63、64の周方向の4ヵ所の等角度位置にそれぞれ設けられており、スリーブ63、64の外周面に設けられた円環状の凹溝によってそれぞれ連通されている。
このような安全弁装置14Bを用いることにより、乗りかごの落下防止が2重に行われ、安全である。また、落下防止弁31Bの作動時における落下防止弁31Bの応答性が向上するとともに、乗りかごに与える衝撃が緩和される。ハウジング5の中に一体化されているので、配管作業を省くことができ、信頼性が向上し、メンテナンスが容易である。
上に述べた実施形態および実施例において、補助弁33,33Bの絞り調整が適度であれば、オリフィス34,34B、35,35Bを省略することも可能である。
その他、補助弁33,33B、安全弁装置14,14B、主弁装置12、および油圧式エレベータ1の全体または各部の構造、形状、寸法、個数、材質、回路などは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。
本発明に係る油圧式エレベータの油圧回路の例を示す図である。 油圧式エレベータの安全弁装置の回路を示す図である。 補助弁の構造の例を示す断面図である。 各部の動作状態の例を示すタイミング図である。 安全弁装置の一実施例を示す断面図である。 補助弁の一実施例を示す断面図である。 補助弁の一部を拡大して示す断面図である。 従来の油圧式エレベータの油圧回路図である。 従来の補助弁の構造を示す図である。
符号の説明
1 油圧式エレベータ
11 油圧ポンプ
12 主弁装置(主弁)
14,14B 安全弁装置
31,31B 落下防止弁(遮断弁装置)
32,32B 電磁切換え弁(切換え弁)
33,33B 補助弁
35 オリフィス(絞り弁)
52 スプール
55 ランド部(可変絞り流路)
61 穴(可変絞り流路)
58a,58b バネ(バネ部材)
59a,59b 調整ネジ(調整部材)
64 スリーブ
RC1 第1の弁室(パイロット室)
ΔP 差圧
KM 主管路(管路)

Claims (8)

  1. 主弁の制御により油圧シリンダ内に圧油を給排してかごを昇降させる油圧式エレベータの安全弁装置であって、
    前記油圧シリンダと前記主弁との間の管路に設けられ、異常時において前記油圧シリンダから排出される圧油の流れを遮断する落下防止弁と、
    前記落下防止弁に発生する差圧によって動作し、当該落下防止弁による圧油の流れの遮断特性を緩やかにするための補助弁と、
    を有し、
    前記補助弁は、
    前記差圧によって移動するスプールと、
    前記スプールの両端部にそれぞれ設けられ、前記差圧がないときの前記スプールのストローク位置および前記差圧が発生したときの前記スプールの移動量を設定するためのバネ部材と、
    前記スプールのストローク位置に応じて流路面積が可変調整される可変絞り流路と、を有し、
    前記可変絞り流路の流路面積が可変調整されることによって、前記落下防止弁による遮断時における圧油の流れの遮断特性を緩やかにするようにかつ前記落下防止弁による開放時における圧油の流れの立ち上がり特性を速くするようになっている、
    ことを特徴とする油圧式エレベータの安全弁装置。
  2. 前記油圧シリンダからの圧油の排出時において前記差圧が増大したときには、当該差圧による前記スプールの移動によって前記流路面積が減少するように、かつ、前記油圧シリンダへの圧油の供給時に前記差圧が増大したときには、当該差圧による前記スプールの移動によって前記流路面積が増大するように、前記可変絞り流路が形成されている、
    請求項1記載の油圧式エレベータの安全弁装置。
  3. 前記スプールは、前記補助弁に設けられたスリーブの内周面を摺動可能に設けられており、
    前記可変絞り流路は、前記スリーブに設けられた穴が前記スプールのストローク位置に応じて塞がれることによって形成されている、
    請求項2記載の油圧式エレベータの安全弁装置。
  4. 前記穴は、正面視でほぼ三角形と四角形とが連結された形状である、
    請求項3記載の油圧式エレベータの安全弁装置。
  5. 前記落下防止弁は、
    前記油圧シリンダに圧油を供給する方向に自由流となるチェック機能を有した遮断弁装置と、前記油圧シリンダから排出される圧油を前記遮断弁装置のパイロット室に導いてパイロット圧を与えるための絞り弁と、
    前記遮断弁装置のパイロット室の圧油を逃がすかまたは保持するように切り換える切換え弁と、を有し、
    前記遮断弁装置は、前記切換え弁が前記パイロット室の圧油を保持するように切り換えられることによって前記パイロット室の圧力が上昇したときに、前記油圧シリンダから排出される圧油の流れを遮断し、前記切換え弁が前記パイロット室の圧油を逃がすように切り換えられることによって前記パイロット室の圧力が低下したときに、前記油圧シリンダから排出される圧油を前記主弁の方へ流通させるように構成されている、
    請求項2ないし4のいずれかに記載の油圧式エレベータの安全弁装置。
  6. 前記補助弁の可変絞り流路は、前記絞り弁と並列的に接続されるか、または前記絞り弁の代わりに接続されている、
    請求項5記載の油圧式エレベータの安全弁装置。
  7. 前記補助弁には、前記バネ部材による前記スプールに対する付勢力を調整するための調整部材が設けられている、
    請求項5または6記載の油圧式エレベータの安全弁装置。
  8. 前記調整部材は、前記スプールの最大の移動量を規制する規制部材を兼ねている、
    請求項7記載の油圧式エレベータの安全弁装置。
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