JP2010132017A - 燃料タンクの波消し構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 タンク本体の内部に配置した配管に対して波消し部材を簡単な構造で確実に位置決めする。
【解決手段】 燃料の通過に抵抗を与えるスポンジ39を収納した籠状の容器38よりなる波消し部材37をタンク本体の内部に配置するので、籠状の容器38あるいは容器38内のスポンジ39により燃料が衝突する衝撃を吸収し、燃料の波立ちによる騒音を低減するとともに、燃料液面の暴れを効果的に抑制することができる。波消し部材37を、その容器38に形成された貫通孔38fにタンク本体の内部に配置された配管36を貫通させることで支持する際に、配管36に設けた大径の蛇腹部36aよりなる移動規制手段を貫通孔38fの開口部に当接させるので、波消し部材37が配管36に沿って移動するのを規制することができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、燃料が通過可能で、該燃料の通過に抵抗を与える抵抗部材を有する波消し部材をタンク本体の内部に配置し、前記波消し部材を、それに形成された貫通孔に前記タンク本体の内部に配置された配管を貫通させることで支持する燃料タンクの波消し構造に関する。
下記特許文献1には、合成樹脂でブロー成形したタンク本体11の内部を、狭隘な通路23で第1室24および第2室25に区画することで、前記通路23にバッフル板(波消し板)の効果を発揮させるようにしたものが記載されている。
しかしながら、上記従来のものは、タンク本体11の内部に通路23を一体に形成するため、タンク本体11の設計自由度が阻害される問題があり、また通路23を持たない既存のタンク本体11に波消し効果を与えるのが難しいという問題があった。
そこで本出願人は、特願2008−175537号により、燃料の通過に抵抗を与える多孔部材を収納した籠状の容器よりなる波消し部材をタンク本体の内部に配置し、前記波消し部材を、その容器に形成された貫通孔に前記タンク本体の内部に配置された配管を貫通させることで支持する燃料タンクの波消し構造を提案した。
特開2005−335436号公報
ところで、特願2008−175537号により提案されたものは、タンク本体の内部に配置された配管を波消し部材の容器に形成された貫通孔に貫通させだけなので、波消し部材が配管に沿って移動してしまい、その位置決めが難しいという問題があった。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、タンク本体の内部に配置した配管に対して波消し部材を簡単な構造で確実に位置決めすることを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、燃料が通過可能で、該燃料の通過に抵抗を与える抵抗部材を有する波消し部材をタンク本体の内部に配置し、前記波消し部材を、それに形成された貫通孔に前記タンク本体の内部に配置された配管を貫通させることで支持する燃料タンクの波消し構造であって、前記配管は、前記貫通孔の開口部に当接して前記波消し部材の移動を規制する移動規制手段を備えることを特徴とする燃料タンクの波消し構造が提案される。
また請求項2に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、前記波消し部材は、前記抵抗部材と、該抵抗部材を収納する籠状の容器とよりなることを特徴とする燃料タンクの波消し構造が提案される。
また請求項3に記載された発明によれば、請求項1または請求項2の構成に加えて、前記配管は、前記波消し部材の内部に位置する平滑部と、前記平滑部よりも大径に形成されて前記波消し部材の外部に露出する蛇腹部とを備え、前記蛇腹部が前記移動規制手段を構成することを特徴とする燃料タンクの波消し構造が提案される。
また請求項4に記載された発明によれば、請求項1または請求項2の構成に加えて、前記配管は、バルジ加工により拡径されたフランジ部を備え、前記フランジ部が前記移動規制手段を構成することを特徴とする燃料タンクの波消し構造が提案される。
また請求項5に記載された発明によれば、請求項1または請求項2の構成に加えて、前記波消し部材の外部の前記配管の外周に嵌合するカラーを備え、前記カラーが前記移動規制手段を構成することを特徴とする燃料タンクの波消し構造が提案される。
また請求項6に記載された発明によれば、請求項1または請求項2の構成に加えて、前記配管の外周に係止されるクリップを備え、前記クリップが前記移動規制手段を構成することを特徴とする燃料タンクの波消し構造が提案される。
また請求項7に記載された発明によれば、請求項1〜請求項6の何れか1項の構成に加えて、前記配管は燃料を移送するためのものであることを特徴とする燃料タンクの波消し構造が提案される。
尚、実施の形態の燃料吸引パイプ36は本発明の配管に対応し、実施の形態のスポンジ39は本発明の抵抗部材に対応し、実施の形態の蛇腹部36a、フランジ部36c、カラー42およびクリップ43は本発明の移動規制手段に対応する。
請求項1の構成によれば、燃料の通過に抵抗を与える抵抗部材を有する波消し部材をタンク本体の内部に配置するので、波消し部材により燃料が衝突する衝撃を吸収し、燃料の波立ちによる騒音を低減するとともに、燃料液面の暴れを効果的に抑制することができる。波消し部材を、それに形成された貫通孔にタンク本体の内部に配置された配管を貫通させることで支持する際に、配管に設けた移動規制手段を貫通孔の開口部に当接させるので、波消し部材が配管に沿って移動するのを規制することができる。
また請求項2の構成によれば、波消し部材を抵抗部材と該抵抗部材を収納する籠状の容器とで構成したので、例えば多孔部材のような抵抗部材を容易かつ確実に支持することができる。
また請求項3の構成によれば、波消し部材の内部に位置する平滑部と、平滑部よりも大径に形成されて波消し部材の外部に露出する蛇腹部とを配管に形成し、この蛇腹部で移動規制手段を構成するので、簡単で安価な構造で波消し部材の移動を確実に規制することができ、しかも蛇腹部によって配管の形状を任意に変化させてタンク本体の内部でのレウアウトの自由度を増加させることができる。
また請求項4の構成によれば、配管をバルジ加工により拡径してフランジ部を形成し、このフランジで移動規制手段を構成するので、簡単で安価な構造で波消し部材の移動を確実に規制することができる。
また請求項5の構成によれば、波消し部材の外部の配管の外周に嵌合するカラーで移動規制手段を構成するので、簡単で安価な構造で波消し部材の移動を確実に規制することができる。
また請求項6の構成によれば、配管の外周に係止されるクリップで移動規制手段を構成するので、簡単で安価な構造で波消し部材の移動を確実に規制することができる。
また請求項7の構成によれば、燃料を移送するための配管を利用して波消し部材を支持するので、波消し部材を支持するための特別の部材が不要になって部品点数が削減される。
以下、本発明の実施の形態を添付の図面に基づいて説明する。
図1〜図4は本発明の第1の実施の形態を示すもので、図1は車両用燃料タンクの縦断面図、図2は図1の2部拡大図、図3は図2の3方向矢視図、図4は図3の4−4線断面図である。
図1に示すように、自動車の車体後部のフロアパネルの下面に搭載される燃料タンクTは、樹脂をブロー成形したタンク本体11を備えており、その下面の左右方向中央部を前後方向に延びる溝状の凹部11aには、エンジンの駆動力を後輪に伝達するプロペラシャフト12と、エンジンの排ガスを車体後部に導く排気管13とが配置される。タンク本体11は、凹部11aによって右側の第1タンク室14と左側の第2タンク室15とに区画され、第1、第2タンク室14,15は凹部11aの上方の連通部11bを介して相互に連通する。
第1タンク室14の上壁11cには外周に雄ねじを有する第1開口11dが形成され、第1開口11dを閉塞する第1蓋体16が、前記雄ねじに螺合する雌ねじを有するキャップ17により気密性を維持しながら固定される。第1蓋体16の下面に上下摺動自在に支持された複数本のガイドロツド18…に、上面が解放した第1チャンバー19の上部が固定され、ガイドロツド18…の外周に設けたコイルスプリング20…の弾発力で下向きに付勢された第1チャンバー19の下面が第1タンク室14の底壁上面に当接する。
第1チヤンバー19の内部には、燃料ポンプ21と、サクションフィルタ22と、プレッシャレギュレータ23と、ジェットポンプ24とで構成されるポンプモジュール25が設けられる。燃料ポンプ21は第1チャンバー19の底部に配置したサクションフィルタ22を介して吸い上げた燃料を、第1蓋体16を貫通してタンク本体11の外部に延びる燃料供給パイプ26を介してエンジンに供給する。燃料供給パイプ26の途中から分岐する燃料戻しパイプ27の途中にプレッシャレギュレータ23が設けられ、先端にジェットポンプ24が設けられる、プレッシャレギュレータ23はエンジンに供給する燃料の圧力を一定に保持し、余剰となった燃料をジェットポンプ24を介して第1チャンバー19の内部に戻すことで、第1チヤンバー19の内部を常に燃料で満たされた状態に維持する。
一方、第2タンク室15の上壁11eに形成された第2開口11fは、そこに振動溶着等により溶著された第2蓋体31で閉塞される。第2蓋体31の下面に上下摺動自在に支持された複数本のガイドロツド32…の下部に第2チャンバー33の上部が固定され、ガイドロツド32…の外周に設けたコイルスプリング34…の弾発力で下向きに付勢された第2チャンバー33の下面が第2タンク室15の底壁上面に当接する。第2チャンバー33には、その内部への燃料の流入を許容し、その外部への燃料の流出を阻止するフラップ(図示せず)が設けられており、第2チヤンバー33の内部は常に燃料で満たされた状態に維持される。
第2チヤンバー33の底部に配置されたサクションフィルタ35から延びる燃料吸引パイプ36は、第2タンク室15から連通部11bを通過して第1タンク室14に延び、第1チヤンバー19の内部のジェットポンプ24に接続される。
従って、エンジンの運転中、ポンプモジュール25の燃料ポンプ21が作動すると、第1タンク室14の第1チャンバー19内の燃料がサクションフィルタ22を介して汲み上げられて燃料供給パイプ26からエンジンに供給され、余剰となった燃料は燃料戻しパイプ27のプレッシャレギュレ一タ23およびジェットポンプ24を介して第1チャンバー19に戻される。ジェットポンプ24において発生する負庄により、第2タンク室15の第2チャンバー33内の燃料がサクションフィルタ35を介して汲み上げられ、燃料吸引パイプ36およびジェットポンプ24を介して第1タンク室14の第1チヤンバー19内に吸引される。
タンク本体11内の燃料液面が凹部11aの上端よりも高いとき、連通部11bを介して第1、第2タンク室14,15の燃料液面は等しくなるため、上述したジェットポンプ24による燃料の吸引は意味を持たない。しかしながら、タンク本体11内の燃料液面が凹部11aの上端よりも低くなると、第2タンク室15の燃料は連通部11bを介して第1タンク室14に移動できなくなるため、第2タンク室15の燃料は消費されずに、第1タンク室14の燃料だけが消費されることで、第1タンク室14の燃料液面が低下してエンジンヘの燃料の供給が早期に途切れる可能性がある。
しかしながら、上述したようにジェットポンプ24により第2タンク室15の燃料が第1タンク室14に供給されることで、第2タンク室15の燃料液面を常に高い位置に保ってタンク本体11内の燃料を最後まで使い切ることができる。
燃料吸引パイプ36には3個の波消し部材37…が設けられており、車両の動揺によってタンク本体11の内部の燃料液面が暴れようとしたとき、波消し部材37…が燃料の移動を抑制して燃料液面を安定させるように機能する。
図2〜図4に示すように、波消し部材37は概略円筒形をなす籠状の容器38を備える。容器38は同一部材である第1、第2半対38L,38Rに2分割されており、両者は接着や溶着で一体化される。例えば、第1半体38Lは、第2半体38Lに結合される四角枠状の結合リブ38aと、結合リブ38aを周方向に接続する4本の円弧状の横リブ38b…と、結合リブ38aを軸方向に接続する6本のコ字状の縦リブ38c…と、結合リブ38aの軸方向両端に設けられたボス部38dと、ボス部38dの中央に燃料吸引パイプ36が貫通可能に形成された支持部38eとを備える。
容器38の内部には、空間の多い多孔部材であるスポンジ39が収納される。容器38の第1、第2半対38L,38Rは、その内部にスポンジ39を収納した後に、結合リブ38a,38aで接着あるいは溶着される。円筒状の容器38の直径D1は、タンク本体11の第1、第2開口11d,11fの直径D2よりも小さく設定されており(図1参照)、従ってタンク本体11に波消し部材37…を挿入するための特別の開口を形成せずとも、ポンプモジュール25あるいはサクションフィルタ35を挿入するための第1、第2開口11d,11fを利用してタンク本体11に波消し部材37…を挿入することができる。またスポンジ39を容器38の内部に収納したので、形状の不安定なスポンジ39を容易かつ確実に支持することができる。
樹脂製の燃料吸引パイプ36は、蛇腹状のパイプよりなる蛇腹部36aと、単純なパイプよりなる平滑部36bとを備えており、蛇腹部36aの最大外径は平滑部36bの外径よりも大きくなっている。波消し部材37の内部に収納された平滑部36bは、その両端部が容器38の支持部38e,38eに形成した貫通孔38f,38fに嵌合し、その中間部がスポンジ39の内部を貫通する。燃料吸引パイプ36の蛇腹部36aは波消し部材37の外部に露出しており、平滑部36bよりも大径の蛇腹部36aの端部が容器38の支持部38e,38eの貫通孔38f,38fの開口端に当接する。
これにより、波消し部材37は燃料吸引パイプ36の平滑部35bの外周に拘束され、燃料吸引パイプ36に沿って移動することが防止されるため、タンク本体11の内部で波消し部材37…が妄動したり相互に衝突したりするのを確実に阻止することができる。
またタンク本体11の内部に配置した燃料吸引パイプ36を利用して波消し部材37…を支持したので、波消し部材37…を支持するための特別の支持部材が不要になって構造が簡素化される。しかも燃料吸引パイプ36の蛇腹部36a…は自由に屈曲可能であるため、タンク本体11の内部における燃料吸引パイプ36のレイアウトの自由度を高めることができる。
尚、燃料吸引パイプ36の平滑部36bへの波消し部材37の組付けは、容器38の2分割された第1、第2半対38L,38Rを平滑部36bを挟んで結合することにより可能である。
しかして、車両の動揺によってタンク本体11の内部の燃料液面が暴れても、波消し部材37…で燃料の移動を抑制して燃料液面を安定させることで、エンジンへの安定した燃料の供給を可能にすることができる。このとき、容器38内に収納されたスポンジ39は多孔部材であるために燃料の通過を完全に遮断することがなく、よって移動する燃料から受ける荷重を小さくして燃料吸引パイプ36の変形を防止することができる。しかも、多孔部材がスポンジ39のように形状が不安定なものであっても、それを籠状の容器38に収納することで、形状を安定させて他部材との干渉を回避することができる。
次に、図5に基づいて本発明の第2の実施の形態を説明する。
第2の実施の形態の燃料吸引パイプ36は、基本的に一定の直径を有する円形断面のパイプで構成されるが、その適所をバルジ加工により拡径することでフランジ部36c…が形成される。燃料吸引パイプ36に波消し部材37を装着した状態では、燃料吸引パイプ36の一対のフランジ部36c,36cが容器38の支持部38e,38eの貫通孔38f,38fの開口端に当接することで、波消し部材37を燃料吸引パイプ36上の所定の位置に移動不能に拘束することができる。
次に、図6に基づいて本発明の第3の実施の形態を説明する。
第3の実施の形態の燃料吸引パイプ36は、一定の直径を有する円形断面のパイプで構成されており、その外周に燃料吸引パイプ36よりも大径の複数のカラー42…と複数の波消し部材37…とが交互に嵌合する。燃料吸引パイプ36の両端の2個のカラー42,42の外端が第1、第2チャンバー19,33(図1参照)に移動不能に当接することで、各波消し部材37をその両側のカラー42,42を介して燃料吸引パイプ36上の所定の位置に移動不能に拘束することができる。
次に、図7および図8に基づいて本発明の第4の実施の形態を説明する。
第4の実施の形態の燃料吸引パイプ36は、一定の直径を有する円形断面のパイプで構成されており、その適所に着脱自在なクリップ43,43が装着される。各クリップ43は、一対の円弧状の本体部43a,43aの一端側をヒンジ部43bで屈曲可能に連結し、本体部43a,43aの他端側に設けた結合部43c,43dのうち、その一方に係止突起43eを形成して他方に係止孔43fを形成したものであり、燃料吸引パイプ36の外周に一対の円弧状の本体部43a,43aを位置決めした状態で、係止突起43eを係止孔孔43fに嵌合させることで燃料吸引パイプ36に固定される。このクリップ43、43が、第2の実施の形態のフランジ部36c,36cと同様の機能を発揮することで、各波消し部材37を燃料吸引パイプ36上の所定の位置に移動不能に拘束することができる。
しかして、上述した第1〜第4の実施の形態によれば、簡単で安価な構造で波消し部材37…の移動を確実に規制することができる。
以上、本発明の実施の形態を詳述したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、実施の形態の燃料タンクTは第1、第2タンク室14,15を備えているが、単一のタンク室を備えるものであっても良い。
また実施の形態では波消し部材37を抵抗部材(実施の形態ではスポンジ39)および容器38で構成しているが、容器38を省略して波消し部材37を抵抗部材だけで構成しても良い。その場合貫通孔は抵抗部材自体に形成される。
第1の実施の形態に係る車両用燃料タンクの縦断面図 図1の2部拡大図 図2の3方向矢視図 図3の4−4線断面図 第2の実施の形態に係る移動規制手段を示す図 第3の実施の形態に係る移動規制手段を示す図 第4の実施の形態に係る移動規制手段を示す図 図7の8−8線拡大断面図
符号の説明
11 タンク本体
36 燃料吸引パイプ(配管)
36a 蛇腹部(移動規制手段)
36b 平滑部
36c フランジ部(移動規制手段)
37 波消し部材
38 容器
38f 貫通孔
39 スポンジ(抵抗部材)
42 カラー(移動規制手段)
43 クリップ(移動規制手段)

Claims (7)

  1. 燃料が通過可能で、該燃料の通過に抵抗を与える抵抗部材を有する波消し部材をタンク本体の内部に配置し、前記波消し部材を、それに形成された貫通孔に前記タンク本体の内部に配置された配管を貫通させることで支持する燃料タンクの波消し構造であって、
    前記配管は、前記貫通孔の開口部に当接して前記波消し部材の移動を規制する移動規制手段を備えることを特徴とする燃料タンクの波消し構造。
  2. 前記波消し部材は、前記抵抗部材と、該抵抗部材を収納する籠状の容器とよりなることを特徴とする、請求項1に記載の燃料タンクの波消し構造。
  3. 前記配管は、前記波消し部材の内部に位置する平滑部と、前記平滑部よりも大径に形成されて前記波消し部材の外部に露出する蛇腹部とを備え、前記蛇腹部が前記移動規制手段を構成することを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の燃料タンクの波消し構造。
  4. 前記配管は、バルジ加工により拡径されたフランジ部を備え、前記フランジ部が前記移動規制手段を構成することを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の燃料タンクの波消し構造。
  5. 前記波消し部材の外部の前記配管の外周に嵌合するカラーを備え、前記カラーが前記移動規制手段を構成することを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の燃料タンクの波消し構造。
  6. 前記配管の外周に係止されるクリップを備え、前記クリップが前記移動規制手段を構成することを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の燃料タンクの波消し構造。
  7. 前記配管は燃料を移送するためのものであることを特徴とする、請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の燃料タンクの波消し構造。
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