JP2010131610A - パイプ曲げ加工用補助具 - Google Patents
パイプ曲げ加工用補助具 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010131610A JP2010131610A JP2008308072A JP2008308072A JP2010131610A JP 2010131610 A JP2010131610 A JP 2010131610A JP 2008308072 A JP2008308072 A JP 2008308072A JP 2008308072 A JP2008308072 A JP 2008308072A JP 2010131610 A JP2010131610 A JP 2010131610A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- elastic body
- cylindrical elastic
- bending
- cylindrical
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
Abstract
【課題】 本発明は、円筒パイプの曲げ加工時、内側にしわが発生すること、及び、曲げ内側におけるパイプ曲げ部材の挟み込みを防止でき、曲げ加工時に起こる管内面との摩擦を改善すると共に、円筒弾性体をパイプ曲げ加工済みの内面からスムーズに引き剥がせるようにしたパイプ曲げ補助部材を提供することにある。
【解決手段】 上記課題を解決するため、本発明に係るパイプ曲げ加工用補助具は、曲げ加工を行うパイプ内面に半径方向に膨張、拡縮自在な円筒状弾性体1を挿入し、膨張、管内面に密着させ、パイプ曲げ加工することで密着する円筒状弾性体とパイプ内壁との摩擦による擦り傷発生を少なくできることとともに、パイプ曲げ加工後、円筒状弾性体を収縮させ、可撓部材5に連結される支持ロッド6を軸方向へ可動させ、円筒状弾性体1を軸方向へ移動し、円筒状弾性体1をパイプ曲げ加工済みの内面からスムーズに引き剥がせるようにしたことを特徴としている。
【選択図】 図1
【解決手段】 上記課題を解決するため、本発明に係るパイプ曲げ加工用補助具は、曲げ加工を行うパイプ内面に半径方向に膨張、拡縮自在な円筒状弾性体1を挿入し、膨張、管内面に密着させ、パイプ曲げ加工することで密着する円筒状弾性体とパイプ内壁との摩擦による擦り傷発生を少なくできることとともに、パイプ曲げ加工後、円筒状弾性体を収縮させ、可撓部材5に連結される支持ロッド6を軸方向へ可動させ、円筒状弾性体1を軸方向へ移動し、円筒状弾性体1をパイプ曲げ加工済みの内面からスムーズに引き剥がせるようにしたことを特徴としている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、金属性円筒パイプの曲げ加工装置に用いられる補助具に関する。
従来、パイプ曲げ加工時に、しわ防止治具として金属製の芯金をパイプの加工点に挿入してしわの発生を防止している。また、パイプ内に水や油、砂などを封入して、パイプの曲げ加工を行う方法がある。
しかし、この種の芯金はパイプ内の内壁に密着させることが困難であるため、しわの発生を確実に防止することができなかった。いっぽう、水や油、砂などを封入する方法は、パイプの内壁に密着するため、前記芯金を用いた場合に比ししわの発生を防止することが可能であるが、これらの方法は設備が大掛かりなると共にそれらの処理が面倒であり、大量のパイプの曲げ加工を行うのには不向きであった。
そこで、複数のボール芯金を使い、相互間に形成される隙間を小さくするようにした多連装のボール芯金を備えた構造のものや、芯金の代わりに、変形追従性をもつ樹脂製等の弾性体部材を袋状、円筒状した構造のものが開発されている。
然しながら、上述の例にあっても、芯金とパイプ内壁との間には依然隙間が形成されるとともに、多連装のボール芯金は部品点数が多くなり、構造複雑であるため、コスト高となる、また、曲げ加工時、管内面の摩擦によって管内面に擦り傷が発生し、ひどいときには焼き付きによるむしり傷が起こる可能性がある。
そこで本発明は、管内面との隙間を少なくし、管内壁との摩擦による擦り傷発生少なくするべき、芯金の代わりに、円筒状の弾性体を使用することで、内壁との隙間、管内面との摩擦を改善できるパイプ曲げ加工用補助具を提供することにある。
そこで本発明は、管内面との隙間を少なくし、管内壁との摩擦による擦り傷発生少なくするべき、芯金の代わりに、円筒状の弾性体を使用することで、内壁との隙間、管内面との摩擦を改善できるパイプ曲げ加工用補助具を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係るパイプ曲げ加工用補助具は、曲げ加工を行うパイプ内面に内圧によって半径方向に拡縮自在な円筒状弾性体を挿入し、円筒状弾性体1を膨張、管内面に密着させ、パイプ曲げ加工ができるとともに、パイプ曲げ加工後、密着する円筒状弾性体とパイプ内壁との摩擦による擦り傷発生を少なくできること、また、可撓部材5に連結される支持ロッド6を有し、支持ロッド6を軸方向へ可動させ、円筒状弾性体1を軸方向へ移動させ、収縮した円筒状弾性体1をパイプ曲げ加工済みの内面から引き剥がせるようにしたことを特徴としている。
本発明は次のような効果がある。
1.パイプ曲げ加工におけるしわや形状不良などの発生防止できると共に、曲げ半径の小さなパイプの曲げ加工に有効である。
2.内圧によって周方向に拡縮自在な円筒上弾性体を使用することにより膨張できる範囲であれば各種断面寸法の曲げ加工製品の製造に共用でき、範囲が広がり、経済的である。
3.支持軸を軸方向へ作動させ、円筒状弾性体1を軸方向へ収縮させパイプ曲げ加工済みの内面から引き剥がせるようにすることで、パイプ曲げ加工済みの内面からの引き剥がす力を軽減できるとともに、円筒状弾性体の耐久性が増し、寿命の延長につながり、コスト低減を図れる。
1.パイプ曲げ加工におけるしわや形状不良などの発生防止できると共に、曲げ半径の小さなパイプの曲げ加工に有効である。
2.内圧によって周方向に拡縮自在な円筒上弾性体を使用することにより膨張できる範囲であれば各種断面寸法の曲げ加工製品の製造に共用でき、範囲が広がり、経済的である。
3.支持軸を軸方向へ作動させ、円筒状弾性体1を軸方向へ収縮させパイプ曲げ加工済みの内面から引き剥がせるようにすることで、パイプ曲げ加工済みの内面からの引き剥がす力を軽減できるとともに、円筒状弾性体の耐久性が増し、寿命の延長につながり、コスト低減を図れる。
以下、本発明の実施の形態を図1乃至図6に基づいて具体的に説明する。
図1は本発明のパイプ曲げ加工用補助具の実施例を示す全体図おいて、加工するパイプに円筒状弾性体1を挿入し膨張、収縮し、軸方向へ作動可能な構造を持つ円筒状弾性体部30と、円筒状弾性体1の内部空間に流体を供給するための流体供給連結管9、及び、円筒状弾性体1を収縮し、図示しない装置により円筒状弾性体1の片端を支持軸6で軸方向へ作動させ、パイプ内壁から剥す構造を持つ保持体部40から構成される。
図2において、円筒状弾性体部30は、円筒状弾性体1、弾性体内受け具2、22、弾性体外受け具3、23、締付けナット4、24及び、可撓性部材5から構成される。
円筒状弾性体1を弾性体内受け具2と弾性体外受け具3及び、弾性体内受け具22と弾性体外受け具23で挟み、弾性体内受け具2、22のねじ部2b、22bに締付けナット4、24で弾性体外受け具3、23を締め付け、弾性体内受け具2、22のテーパ部2a、22a及び、弾性体外受け具3、23のテーパ部3a、23aで円筒状弾性体1が抜けないように内外から狭持固定される。
円筒状弾性体1を弾性体内受け具2と弾性体外受け具3及び、弾性体内受け具22と弾性体外受け具23で挟み、弾性体内受け具2、22のねじ部2b、22bに締付けナット4、24で弾性体外受け具3、23を締め付け、弾性体内受け具2、22のテーパ部2a、22a及び、弾性体外受け具3、23のテーパ部3a、23aで円筒状弾性体1が抜けないように内外から狭持固定される。
弾性体内受け具2は可撓性部材5に連結され、可撓性部材5は支持軸6に連結され、図示しない装置により支持軸6を軸方向へ作動させることで、弾性体内受け具2、弾性体外受け具3により狭持固定されている円筒状弾性体1を軸方向へ作動させることができる。
図3において、保持体部40は、支持軸6、保持外筒7、フランジ8、液体供給連結管9、スリーブ10、スペーサ11、シール部材12、外シール13、及び、内シール14から構成される。
保持体部40は保持外筒7のねじ部7bと円筒状弾性体部30の弾性体内受け具22のねじ部22bとで連結、結合される。
保持外筒7の内部にはスリーブ10、スペーサ11、および、外シール13、内シール14を保持するシール部材12を有し、シール部材12はフランジ8により保持外筒7に保持、固定され、支持軸6は保持外筒7の内部のスリーブ10により支持され、軸方向へ作動可能である。
保持体部40は保持外筒7のねじ部7bと円筒状弾性体部30の弾性体内受け具22のねじ部22bとで連結、結合される。
保持外筒7の内部にはスリーブ10、スペーサ11、および、外シール13、内シール14を保持するシール部材12を有し、シール部材12はフランジ8により保持外筒7に保持、固定され、支持軸6は保持外筒7の内部のスリーブ10により支持され、軸方向へ作動可能である。
図示しない液体供給装置から液体供給連結管9を通して、円筒状弾性体1の内部に液体を供給し、膨張させることが出来る。
円筒状弾性体1の内部の液体を排出することで、円筒弾性体1は収縮し、膨張する前の状態にもどる。
円筒状弾性体1の内部の液体を排出することで、円筒弾性体1は収縮し、膨張する前の状態にもどる。
図4本発明のパイプ曲げ加工用補助具を加工するパイプに挿入した状態を示す図において、同図(a)は曲げ加工するパイプPの内部に円筒状弾性体部30を挿入し、膨張させる前の状態を示し、円筒状弾性体部30は可撓性部材5を有することで、パイプPの内部に挿入する際、円筒状弾性体1の垂れを減少させ、よりスムーズに挿入可能となる。また、可撓性部材5を有することで、膨張した円筒状弾性体1の軸線方向の伸びを抑制する。
図4(b)は円筒状弾性体1を膨張させ、パイプPの内壁へ密着させた状態を示し、図示しない液体供給装置から液体供給連結管9を通して供給される液体は、保持体部40の内部を通り、弾性体受け具2,3,22,23により挟持された円筒状弾性体1の内部に供給され、半径方向へ膨張し、パイプPの内壁へ密着し、パイプ内面を液圧支持する。
図5パイプ曲げ加工した状態を示す図において、パイプ内面を液圧支持した状態を維持しながら、パイプを曲げる。弾性体である円筒状弾性体1はパイプ内面に密着、支持した状態で曲げ加工を行うため、パイプ内面と円筒状弾性体1と密着し、摩擦力は小さく、曲げ加工時に無理なく摺動しあうことが出来、パイプ内面曲がり部に断面変形を生じさせにくくなる。円筒状弾性体1の外面に潤滑油を用いることで、より一層、摩擦力を小さくできる。
図6パイプ曲げ加工した後、円筒状弾性体を収縮し、軸方向へ作動させ、パイプ内壁から剥す状態を示す図において、曲げ加工後、円筒状弾性体部30の内部の液体を排出、円筒状弾性体1を収縮させ、円筒状弾性体1を引き抜くため、円筒状弾性体1との摩擦が少なくなる。
更に、円筒状弾性体部30の内面の液体を排出し、収縮したのにもかかわらず円筒状弾性体1とパイプ内面とが密着している場合、可撓性部材5に連結される支持軸6を作動させ、円筒状弾性体1をパイプ内面から少しずつ剥ぎ取るように移動させることで、より容易に、引き抜くことができ、円筒状弾性体との摩擦は更に小さくなり、円筒状弾性体1の耐久性を向上が図れるとともに、コスト低減も図れる。
1 円筒状弾性体
2 弾性体内受け具
3 弾性体外受け具
4 締付けナット
5 可撓性部材
6 支持軸
7 保持外筒
8 フランジ
9 液体供給連結管
10 スリーブ
11 スペーサ
12 シール部材
13 外シール
14 内シール
22 弾性体内受け具
23 弾性体外受け具
24 締付けナット
30 円筒状弾性体部
40 保持体部
P パイプ
2 弾性体内受け具
3 弾性体外受け具
4 締付けナット
5 可撓性部材
6 支持軸
7 保持外筒
8 フランジ
9 液体供給連結管
10 スリーブ
11 スペーサ
12 シール部材
13 外シール
14 内シール
22 弾性体内受け具
23 弾性体外受け具
24 締付けナット
30 円筒状弾性体部
40 保持体部
P パイプ
Claims (1)
- 円筒状弾性体部を曲げ加工する管内へ挿入し、両端を弾性体受具で挟持固定された円筒状弾性体の内部に液体を供給し、内圧によって半径方向に膨張させ、管内面に密着させた後、パイプ曲げ加工をおこない、パイプ曲げ加工後、円筒状弾性体の内部の液体を排出、円筒状弾性体を収縮させたのち、円筒状弾性体を挟持固定する弾性体内受具に連結される可撓性部材と、可撓部材に連結される支持ロッドを軸方向へ移動させ、円筒状弾性体をパイプ内壁から剥がし、引き抜くことを特徴とするパイプ曲げ加工用補助具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008308072A JP2010131610A (ja) | 2008-12-03 | 2008-12-03 | パイプ曲げ加工用補助具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008308072A JP2010131610A (ja) | 2008-12-03 | 2008-12-03 | パイプ曲げ加工用補助具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010131610A true JP2010131610A (ja) | 2010-06-17 |
Family
ID=42343479
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008308072A Pending JP2010131610A (ja) | 2008-12-03 | 2008-12-03 | パイプ曲げ加工用補助具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010131610A (ja) |
-
2008
- 2008-12-03 JP JP2008308072A patent/JP2010131610A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9227249B2 (en) | Method for processing a thin cylindrical work | |
KR101656473B1 (ko) | 파이프용 지그 | |
JP5080229B2 (ja) | 鋼管の曲げ加工装置及びそれを用いての鋼管の曲げ加工方法 | |
JP2008213080A (ja) | 薄肉円筒保持具および薄肉円筒の加工方法 | |
JP2010190319A (ja) | パイプ継手 | |
JP2010131610A (ja) | パイプ曲げ加工用補助具 | |
JP2009050993A (ja) | つかみ装置 | |
DE3461865D1 (en) | Tool for testing pipes in a pipe test press | |
SE526730C2 (sv) | Koppling för anslutning av en slang till en styv röranslutning | |
JP3489598B2 (ja) | 分岐管成形加工方法及び成形ヘッド | |
JPS60148627A (ja) | 管の曲げ加工方法 | |
JP2006026831A (ja) | 薄肉円筒状被加工物の保持方法とコレット。 | |
JPH11342427A (ja) | 液圧式マンドレルを用いた中空材の曲げ加工方法及び液圧式マンドレル | |
JP2006132626A (ja) | ハウジング形管継手、管体加工装置及び管体加工法 | |
JP5237619B2 (ja) | 鋼管の曲げ加工装置及びそれを用いての鋼管の曲げ加工方法 | |
KR102555361B1 (ko) | 말단이 확장된 분배관 및 그 제조방법 | |
CN110899527B (zh) | 一种筒形件缩口装置 | |
JP3532959B2 (ja) | 金属管の継手部加工方法 | |
JP2005180521A (ja) | 金属管の防食接続構造 | |
JP5350957B2 (ja) | 防振具及び防振具が挿入される薄肉円筒ワークの旋削方法 | |
JPH0727273A (ja) | ホース継手 | |
JPH11169957A (ja) | 液圧式マンドレルを用いた中空材の曲げ加工方法及び液圧式マンドレル | |
JP2006198912A (ja) | ライニング部材の端部固定具 | |
JP2011059710A (ja) | フィルム装填具、フィルム装填方法ならびに画像形成装置 | |
JPS6041276B2 (ja) | 内張りされた管路の端末処理方法及び装置 |