JP2010131590A - 化学反応装置および攪拌機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】化学反応液を加熱して化学反応させつつ、光学式測定器を用いて吸収スペクトル等を光学測定することのできる化学反応装置を提供する。
【解決手段】化学反応装置1は、化学反応液30を入れる循環管路2が、マイクロ波加熱器5の付される加熱部3と、非加熱部4とでなり、非加熱部4に、光を透過する光学測定窓6が設けられている。好ましくは、この化学反応装置1は、循環管路2が高低差を有して配置され、管路2内に、気体送出ポンプ23に繋がって気体を吐出する吐出口8が設けられると共に、管路2の上部に、気体を排気する排気口9が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、化学反応液を加熱して化学反応させる装置および攪拌機構に関するものである。
加熱により物質を化学反応させる装置として、電気ヒータやマイクロ波発生器を備えた装置が従来から開発されている。例えば特許文献1には、マイクロ波発生装置(マイクロ波発生器)が付された筐体内で液体を化学反応させるマイクロ波加熱化学反応装置が記載されている。
この特許文献1に示される装置では、筐体内の台座部にマグネチックスターラを配置し、この上に、マグネット攪拌子と温度センサと原料とを入れたフラスコを置いて、マグネチックスターラを回転させて攪拌しつつ、温度センサの検出温度が所定温度となるようにマイクロ波発生器を制御して原料を加熱する。
特開2007−90203号公報
特許文献1に記載された化学反応装置では、化学反応液の反応途中の吸収スペクトル等を光学測定する場合、筐体内のフラスコを一旦取り出してから、分光光度計等の光学式測定器にセットして測定する必要がある。そのため、反応させつつ光学測定することが難しい。反応させつつ光学測定するためには、筐体内に光学式測定器を入れる必要があり、装置が高価になる等現実的でない。また、攪拌のために、マグネチックスターラやマグネット攪拌子を用いるのは煩雑であると共に、マイクロ波加熱器を用いた場合には、マグネットがマイクロ波で発熱して、試験や試験器具に悪影響を及ぼす虞がある。
本発明は前記の課題を解決するためになされたもので、化学反応液を加熱して化学反応させつつ、分光光度計等の光学式測定器を用いて吸収スペクトル等を光学測定することのできる化学反応装置を提供することを目的とする。また、攪拌を簡便に行うことのできる攪拌機構を提供することを他の目的とする。
前記の目的を達成するためになされた、特許請求の範囲の請求項1に記載された化学反応装置は、化学反応液の通る循環管路が、加熱器の付された加熱部と、非加熱部とを有しており、該非加熱部に、光を透過する光学測定用の窓が設けられていることを特徴とする。
ここで、光には、可視光の他に、紫外線、赤外線が含まれるものとする。
同じく請求項2に記載された化学反応装置は、請求項1に記載の化学反応装置であって、該循環管路が高低差を有して配置され、該管路内に、気体送出ポンプに繋がって気体を吐出する吐出口が設けられると共に、該管路の上部に、該気体を排気する排気口が設けられていることを特徴とする。
請求項3に記載された化学反応装置は、請求項1に記載の化学反応装置であって、前記加熱器は、マイクロ波を照射して加熱させるマイクロ波加熱器であることを特徴とする。
請求項4に記載された化学反応装置は、請求項1に記載の化学反応装置であって、前記循環管路の前記非加熱部には、温度センサが設けられていることを特徴とする。
請求項5に記載された化学反応装置は、請求項1に記載の化学反応装置であって、前記循環管路には、その上部に、前記化学反応液が供給される供給口が設けられ、その下部に、前記化学反応液を排出する弁付きの排出口が設けられていることを特徴とする。
請求項6に記載された化学反応装置は、請求項1に記載の化学反応装置であって、前記循環管路の前記非加熱部には、該循環管路の一部を構成するタンクが付されていることを特徴とする。
請求項7に記載された攪拌機構は、液体の通る循環管路が高低差を有して配置され、該管路内に、気体送出ポンプに繋がって気体を吐出する吐出口が設けられると共に、該管路の上部に、該気体を排気する排気口が設けられていることを特徴とする。
本発明の化学反応装置によれば、循環管路が加熱部と非加熱部とでなり、非加熱部に光を透過する光学測定用の窓が設けられていることにより、この窓に分光光度計等の光学式測定器を配置することで、化学反応させつつ吸収スペクトル等の光学測定を行うことができる。
また本発明の化学反応装置および攪拌機構によれば、循環管路内に、気体を吐出する吐出口が設けられると共に、管路の上部に、気体を排気する排気口が設けられていることにより、化学反応液内に吐出された気体が気泡となって上昇するため、この上昇作用で化学反応液が循環管路を循環する。したがって、化学反応液が加熱部を連続的に通るため、全体を均一に加熱することができる。また、この循環や気泡の上昇によって化学反応液が攪拌されるため、温度むらなく加熱でき、化学反応液全体を確実に化学反応させることができる。この攪拌機構によれば、マグネチックスターラや攪拌子などを用いることなく、簡便に攪拌することができる。また、例えば、加熱器がマイクロ波加熱器であっても、攪拌機構がマイクロ波の影響を受けないので試験や試験器具に影響を与えることなく攪拌することができる。
また本発明の化学反応装置によれば、加熱器がマイクロ波加熱器であることにより、化学反応液を内部加熱により化学反応させ促進させることができる。
また本発明の化学反応装置によれば、循環管路の非加熱部には、温度センサが備えられていることにより、温度センサ自体は加熱器の直接的な影響を受けないので、例えば加熱器としてマイクロ波加熱器が付されている場合に耐マイクロ波性が必要とされず、簡便な温度センサを用いることができ、装置を安価なものとすることができる。
また本発明の化学反応装置によれば、循環管路には、その上部に化学反応液の供給口、その下部に弁付きの排出口が形成されていることにより、化学反応液の供給や排出を迅速かつ簡便に行うことができる。このため、供給、反応、排出のサイクルを簡便に回すことができるので、少量生産だけでなく大量生産にも適している。
また本発明の化学反応装置によれば、非加熱部に循環管路の一部を構成するタンクが付されていることにより、循環する化学反応液の容量を増やすことができ、化学反応液を一度に大量に化学反応させることができる。
本発明を適用する化学反応装置を一部断面で示す正面図である。 本発明を適用する別の化学反応装置を一部断面で示す正面図である。 本発明を適用するさらに別の化学反応装置を一部断面で示す正面図である。 本発明を適用するさらに別の化学反応装置を一部断面で示す正面図である。 本発明を適用するさらに別の化学反応装置を一部断面で示す正面図である。 本発明を適用する吐出口の別の例を示す拡大図である。
以下、本発明の実施の好ましい形態を詳細に説明するが、本発明の範囲はこれらの実施の形態に限定されるものではない。
図1には、本発明の化学反応装置の一実施形態の正面図が、一部断面で図示されている。
同図に示されるように、化学反応装置1は、加熱によって化学反応させるべき化学反応液30の通る循環管路2が、マイクロ波加熱器5の付される加熱部3と非加熱部4とを有しており、非加熱部4に、光を透過する光学測定窓6(光学測定用の窓)が設けられている。
本装置で化学反応させる化学反応液30は、全体として流動性を有する液体状のものであればよく、例えば、前駆体を溶媒中に分散させたものであっても、前駆体を溶媒中に溶解させたものであっても、前駆体そのものが液体であってもよい。
循環管路2は、複数のガラス管が継手15a、15b、15c、15dによって長方形の4辺をなすように繋げられて構成され、これを垂直に起立させて、高低差を有して配置されている。同図に示されるように、継手15a,15b,15dは略T字型管の継手であり、継手15cは略L字型管の継手である。この継手15a〜15dもガラス製である。
この循環管路2の垂直起立している1本のガラス管(図の左辺側のガラス管)は、マイクロ波加熱器5の加熱室19を貫通している。このマイクロ波加熱器5を貫通する部分が本発明における加熱部3であり、それ以外の循環管路2の部分が本発明における非加熱部4である。この加熱部3のガラス管は石英ガラス管であることが好ましい。加熱部3にパイレックス(登録商標)ガラス製のガラス管を用いると、マイクロ波を吸収してガラス管自身が発熱してしまうが、加熱部3に石英ガラス管を用いると、それ自身がマイクロ波を吸収せずマイクロ波加熱されないため、ガラス管の発熱(損失)がない分、化学反応液30の加熱を効率よく行うことができる。
非加熱部4の直立起立するガラス管(図の右辺側のガラス管)には、その中央部に光学測定窓6が設けられている。この光学測定窓6は、一例として、無色透明な平板状の一対の石英ガラスを、平行に対向させて管路側壁としたものである。この光学測定窓6は、循環管路2の観察面側(図の手前側)から背面側(図の裏側)まで光を透過させる。
この光学測定窓6の材質は、石英ガラスに限られず、分光光度計等の光学式測定器が測定に用いる光を、測定帯域においてほとんど減衰させず、かつ散乱、反射させずに透過させるものであることが好ましい。ここで光学式測定器の測定帯域によっては、光には可視光領域のみならず、紫外線領域や、赤外線領域を含むものとする。光学測定窓6は、非加熱部4であれば、いずれの場所に設けてもよい。非加熱部4の上部側(図の上側)、または下部側(図の下側)の水平配置されているガラス管に設けてもよい。
加熱部3よりも上側の循環管路2の上部には、循環管路2から上方に管路を伸ばしてその先を開口させた排気口9が設けられている。また、非加熱部4の垂直起立するガラス管の上部には、循環管路2から上方に管路を伸ばしてその先を開口させた、化学反応液30を供給するための供給口11が設けられている。また、加熱部3よりも下側の循環管路2の下部には、循環管路2から下方に管路を伸ばした、化学反応液30を排出可能な弁12付きの排出口13が設けられている。弁12は、手動開閉可能なものであってもよいし、電磁弁、空圧制御弁、または油圧制御弁として開閉制御可能なものであってもよい。
マイクロ波加熱器5は、本発明の加熱器の一例であって、マグネトロン18の発生する一例として周波数2.45GHzのマイクロ波が加熱室19内に照射されることで、加熱室19内の化学反応液30を内部加熱するものである。マイクロ波を照射して加熱するものとして、多数の電磁界モードが存在するマルチモード共振によって加熱するものや、電磁界を特定の箇所に集中させるシングルモード共振によって加熱するものが知られているが、本発明ではいずれのものであっても用いることができる。マグネトロン18および加熱室19は、マイクロ波のシングルモード共振、またはマルチモード共振によって加熱する構造、配置となっている。シングルモードとしてH01モードを用いた場合には、マイクロ波の進行方向に垂直な電界の定在波が発生するので、加熱部3を、加熱室19内の電界強度の最大位置に配置する。加熱部3の貫通する加熱室19の貫通孔28は小径であるので、マイクロ波の外部への漏えいは、充分に減衰されるため危険性はない。
排気口9から循環管路2の中に、気体送出ポンプ23の接続された小径の吐出管7が差し込まれている。吐出管7の先端の吐出口8は、加熱部3よりも下側(図の下側)の循環管路2(非加熱部4)に位置固定されている。この吐出口8の位置は、化学反応液30の循環流を阻害させない位置で、なるべく低い位置に設けることが好ましい。例えば、図1に示されるように、加熱部3の直下のなるべく低位置に設けてもよいが、図6の一部拡大図に示されるように、吐出管7を循環管路2の外側壁に密着させて、さらに循環管路2の下辺(図の下側の辺)の延長線上よりも上側に吐出口8を設けることで、循環流の抵抗を小さくすることができる。
吐出口8から吐出させる気体は、化学反応液30に対して不活性な気体であることが好ましい。例えば、窒素ガス、アルゴンガス、アルゴン水素(5%)混合ガス等が例示できる。使用上問題なければ、空気や酸素であってもよい。空気以外の気体を吐出させる場合には、気体送出ポンプ23の吸入側に、ガスボンベ(非図示)を接続する。ガスボンベを用いる場合、気体送出ポンプ23を介さずに、レギュレータを介して吐出口8からガスを吐出させてもよい。なお、上記した高低差を有する循環管路2、排気口9、吐出口8、および気体送出ポンプ23(またはガスボンベ)が本発明における攪拌機構に相当する。
また、排気口9から循環管路2の中に、温度センサ14が差し込まれて位置固定されている。温度センサ14はその先端部に一例として温度検出のための熱電対を有するものである。この先端部は、加熱部3まで到達させずに非加熱部4内に留まる位置に固定されている。このため、温度センサ14には、マイクロ波が照射されない。
温度センサ14は、温度制御回路25に接続されている。温度制御回路25は、温度センサ14から入力される検出温度が所望する温度となるようにマグネトロン18のマイクロ波発振強度を閉ループ制御する。また、温度制御回路25には、温度センサ14の検出温度を表示する非図示の表示器(一例として、7セグメントLEDディスプレイや液晶ディスプレイ)が付されている。
次に、この化学反応装置1の動作について説明する。
予め、光学測定窓6に、光学式測定器100を配置して光学測定の準備を行っておく。また、弁12を閉じておく。
最初に、供給口11から、循環管路2が充満状態になる量の化学反応液30を供給する。続いて、気体送出ポンプ23を作動させて吐出口8から化学反応液30中に気体の吐出を開始する。また、温度制御回路25およびマイクロ波加熱器5を作動させて化学反応液30の加熱を開始する。
吐出口8から吐出された気体は、化学反応液30内で気泡20となり、その浮力によって上昇する。気体は排気口9から排気されるが、この気泡20の上昇作用によって化学反応液30も気泡20の動く方向と同方向に流れ、化学反応液30は、同図中の二点鎖線矢印で示される方向に循環管路2内を循環する。この循環により、化学反応液30は加熱部3を均等に通り、全体が均一に加熱される。この方向は、加熱されたことによって生じる化学反応液30自体の対流方向と同方向なので、一層循環が促進される。また、この循環によって化学反応液30は攪拌される。
さらに気泡20は、まっすぐ上昇せずに、気泡20の形や化学反応液30の抵抗等から揺らぎつつ上昇する。これにより、化学反応液30は攪拌される。循環および気泡20の攪拌によって、化学反応液30の温度は均一化し、化学反応も均一化する。
温度センサ14の検出結果により温度制御回路25がマイクロ波加熱器5を制御することで、化学反応液30は、化学反応のために必要な所望の温度に維持されて、化学反応しつつ循環管路2を循環する。
この化学反応液30の化学反応の様子を、光学式測定器100によって、逐次、または任意のタイミングで測定することができる。この場合、循環管路2から化学反応液30を取り出す必要がなく、また化学反応を途中停止させる必要もない。化学反応液30を化学反応させつつ光学測定することができる。光学式測定器100にはマイクロ波が照射されず、また、加熱もされないので、光学式測定器100を損傷させることがない。
光学式測定器100の測定により、化学反応の終了、つまり前駆体が最終生成物に変化したことも、光学式測定器100の測定結果から判別することができる。
化学反応の終了を確認したときには、弁12を開いて、排出口13から化学反応液30を排出させ、図外の容器等に収容する。
続けて、化学反応処理したいときには、再び供給口11から化学反応液30を投入し、上記の動作を繰り返す。
次に、本発明の化学反応装置の別の実施形態について説明する。
図2には、マイクロ波加熱器5の加熱室19に、垂直起立して対向する循環管路2Aの2本のガラス管を貫通させた化学反応装置1Aの正面図が示されている。なお、以下において、既に説明した構成と同様の構成については同じ符号を付して、詳細な説明を省略する。
循環管路2Aは、光学測定窓6の位置以外は、循環管路2と同様にガラス管を長方形状に繋いだものである。
マイクロ波加熱器5の加熱室19を貫通する2本の管路部分が本発明における加熱部3であり、それ以外の循環管路2の部分が本発明における非加熱部4である。
マイクロ波加熱器5が、シングルモードのH01を用いるものである場合には、2本の管路を各々加熱室19内の電界強度が最大となる位置に配置する。加熱室19内に循環管路2Aのガラス管が2本配置されることで、循環管路2A内の化学反応液30を一層強力かつ迅速に加熱することができる。
この例では、加熱部3よりも上側の非加熱部4に光学測定窓6が設けられ、光学式測定器100によって、化学反応液30の特性を光学測定可能となっている。この光学測定窓6は、加熱部3よりも下側の非加熱部4に設けてもよい。
加熱部3の2本のガラス管内の化学反応液30を加熱することで、両部内の化学反応液30はいずれも上昇しようとするが、吐出口8から吐出される気泡20の上昇作用によって、化学反応液30は図中に二点鎖線矢印で示される方向に循環し、均一に加熱される。
次に、本発明の化学反応装置のさらに別の実施形態について説明する。
図3に示された化学反応装置1Bは、図2を用いて説明した化学反応装置1Aの循環管路2Aの非加熱部4に、タンク41を追加して循環管路2Bとしたものである。
このタンク41は、一例として、循環管路2Bのガラス管よりも大径の円筒形状で、その上部側は天板、下部側は丸底で閉じられ、その天板および丸底の中央部にガラス管が接続可能に孔開けされた形状で、所望の収容容量に形成されている。また、タンク41は、使用温度で耐熱性を有し、耐薬品性を有する材質で形成されている。このタンク41を循環管路2Bの一部を構成するように追加するために、ガラス管が適宜繋がれている。例えば、同図に示されるように、継手15eによってタンク41の上部にガラス管が繋がれ、継手15fによってタンク41の下部にガラス管が繋がれて、タンク41が非加熱部4(加熱室19外)の循環管路2Bの一部になっている。継手15eの高さは、継手15aおよび継手15bと同じ高さとなるようにガラス管で繋がれている。
タンク41の上部側のガラス管には、循環管路2Bから上方に管路を伸ばしてその先を開口させた、化学反応液30を供給するための供給口42が設けられている。なお、同図に示された供給口11は設けなくてもよい。
この循環管路2Bでは、光学測定窓6が、一例として非加熱部4の下部側(図の下側)の水平配置されたガラス管に設けられている。また、この循環管路2Bでは、弁12付きの排出口13が、一例としてタンク41の下側に設けられている。また、この化学反応装置1Bでは、供給口42から循環管路2Bの中に、温度センサ14が差し込まれて位置固定されている。また、この化学反応装置1Bでは、吐出管7にレギュレータ付きのガスボンベ24が接続されて、吐出口8から一定圧力のガスを吐出可能に構成されている。
次に、この化学反応装置1Bの動作について説明する。
最初に、供給口42から、循環管路2Bが充満状態になる量の化学反応液30を供給する。この化学反応装置1Bでは、タンク41が追加されているので、大量の化学反応液30を循環管路2Bに収容することができる。例えば図1、2の化学反応装置1、1Aでは、循環管路2,2Aの液体収容容量が、加熱室19やガラス管のサイズによる制約で例えば50〜100mL程度の場合であっても、図3の化学反応装置1Bでは、タンク41の追加により循環回路2Bの液体収容容量を例えば1〜2Lと大容量化することができる。
次に、ガスボンベ24のレギュレータを開放して吐出口8からガスを吐出させる。また、温度制御回路25およびマイクロ波加熱器5を作動させる。
これにより、化学反応液30は、気泡20の上昇によってその方向に流れ出し、同図中に二点鎖線矢印で示される方向に循環管路2Bを循環する。また、化学反応液30は、タンク41が循環管路2Bの途中にあっても、温度制御回路25による制御で所定の温度となるように加熱部3を通る際に加熱される。これにより、循環管路2B内の全ての化学反応液30が加熱されて化学反応する。化学反応したことは、光学式測定器100によって確認することができる。
化学反応の終了を確認したときには、弁12を開いて、排出口13から化学反応液30を図外の容器等に収容する。この場合、タンク41の底部が丸底なので、タンク41内に液が残ることを防止できる。また、必要があれば、循環管路2Bの中央部分のガラス管内に残った化学反応液30を、装置を天地逆に傾けたり、吸入ポンプ等を用いたりして供給口11,42などから排出する。その循環管路2Bの中央部分の底部に弁12付きの排出口13をさらに設けてもよい。
なお、タンク41を耐熱ガラスで形成して、加熱室19内に入れて加熱部3の一部とすることも考えられる。しかしながら、マイクロ波が物質や溶液にどの程度入り込むか(侵入長)は、水等に代表されるマイクロ波を良く吸収して自己発熱する物質・溶液では、大まかにいうと1cm程度である。そのため、タンク41のように大きな収容容量で表面積が少ない場合、表面だけでマイクロ波が吸収されるため、内部側はマイクロ波加熱されない。したがって、タンク41を加熱室19内に入れたとしても加熱の効率は上がらない。また、タンク41を加熱室19内に入れるには、例えば業務用電子レンジのような大型の加熱室19が必要になってしまう。さらに、そのように加熱室19を大型化してタンク41を入れた場合には、マイクロ波がタンク41に均一に照射される必要がある。偏って照射された場合には加熱の偏りにより危険な圧力上昇等が生じる恐れがあるため、このような危険性を生じさせないように、試行錯誤によって最適なマイクロ波照射条件を見つける必要がある。これらの理由から、タンク41を非加熱部4に設けることが好ましい。
次に、本発明の化学反応装置のさらに別の実施形態について説明する。
図4に示された化学反応装置1Cは、図3を用いて説明した化学反応装置1Bの循環管路2Bのガラス管を、加熱室19に垂直に3本、貫通するよう配置して循環管路2Cとしたものである。この場合、加熱室19を貫通する管路部分が加熱部3になる。このように加熱室19内を通る管路の本数を多くすることで、化学反応液30が循環管路2Cを一巡する間に加熱室19を何度も(この例では3度)通るため、化学反応液30に対する加熱性能が一層向上する。このため、タンク41の収容容量を大きくしても収容される化学反応液30を短時間に所望の温度に加熱できるため、一層大量の化学反応液30を短時間で化学反応処理することができる。
また、この化学反応装置1Cの循環管路2Cには、同図に示されるように、加熱室19を通る3本のうちの両脇側に位置するガラス管の上部に、各々排気口9が設けられている。この両排気口9には、各々にガスボンベ24に繋がる吐出管7が差し込まれている。各々の吐出管7は、その差し込まれたガラス管の底部近くに吐出口8が位置するように固定されている。このように、循環管路2Cの複数箇所(この場合2箇所)に吐出口8を設けることで、それぞれから吐出される気泡20の上昇作用によって、化学反応液30が循環管路2C内を撹拌されつつ一層早い速度で循環する。このため、化学反応液30が一層均一に加熱されて、安定して化学反応処理を行うことができる。なお、このように吐出口8を複数設ける場合には、化学反応液30が一方向に循環するような位置に設ける必要がある。
次に、本発明の化学反応装置のさらに別の実施形態について説明する。
図5には、マイクロ波加熱器を用いずに、加熱器の他の一例であるヒートバス5Dを用いて加熱部3を加熱する化学反応装置1Dが図示されている。
ヒートバス5Dは、熱浴により加熱部3を加熱するものであって、槽状の加熱室19Dに液体29を入れて、この液体29を電気ヒータ21によって加熱する。この液体29に浸漬させることによって加熱部3が加熱される。
なお、上記した循環管路2〜2Cには、弁12の付された排出口13が設けられている例を示したが、この化学反応装置1Dに用いる循環管路2Dでは、弁12および排出口を設けていない例が示されている。
この循環管路2Dは、直立起立されており、光学測定窓6の設けられた非加熱部4が加熱室19D(液体29)の外部に出されて配置されている。このため、光学測定窓6に光学式測定器を配置することができる。
化学反応装置1Dでは、温度センサ14の検出温度に基づいて、温度制御回路25が電気ヒータ21を制御して、化学反応液30を所望の温度に加熱する。
この化学反応装置1Dによっても、吐出口8から気体が吐出されることで、循環管路2Dを化学反応液30が循環し、攪拌されて、温度が均一化されて、化学反応も均一化する。
化学反応装置1Dでは、化学反応が終了した後には、供給口11からポンプ等で吸引したり、循環管路2D自体を傾けたりすることで化学反応液30を排出する。
なお、上記の化学反応装置1〜1Dの説明では、光学測定窓6を、対向する平板な石英ガラスを管路側面にして構成した例について説明したが、この構成に限られず、光学測定に用いる光を透過できる構成であればよい。例えば、被加熱部の継手15から継手15の間のガラス管を石英ガラス管として、この石英ガラス管部分を総て光学測定窓とすることもできるし、さらにこの石英ガラス管の形状を円筒状から4角柱の筒状にしたものとしてもよい。また、光学測定のために管路前面側から裏面側まで光を透過する必要がない場合には、管路の前面側のみに光学測定窓を設けてもよい。また、光学測定窓の材質は、石英ガラスに限られず、加熱温度において耐熱性を有し、かつ光学測定に用いる光を透過できる材質であれば用いることができる。例えば、耐熱ガラスや、耐熱性を有する無色透明な樹脂であってもよい。
また、循環管路2〜2Dおよび吐出管7をガラス管で構成した例について説明したが、管路の材質は、用いる温度および化学反応液30に対して耐熱性および耐化学薬品性を有していれば合成樹脂や金属であってもよい。
さらに、循環管路2〜2Dの形状(管路の接続形状)は、循環路であればその形状は上記例に限定されず、例えば、多角形の辺をなす形状、円環状や楕円環状の形状、またはつづら折り状でもよい。また、加熱部を並列接続して管路で構成してもよい。その場合、吐出口8の位置は、吐出された気体が、循環管路を一方向に上昇する位置に配置する。また、継手15を用いずに一体的な循環管路を用いてもよい。また、継手15の換わりに、接着や溶接等、材質に合わせて固定可能な手段を用いて管路を接続してもよい。
また、化学反応装置1〜1Cに用いたマイクロ波加熱器5を、ヒートバスや電気炉、赤外線加熱器に換えることもできる。同様に、化学反応装置1Dに用いたヒートバスを、マイクロ波加熱器や赤外線加熱器、電気炉等他の加熱器に換えることができる。
また、温度センサ14が熱電対である例について説明したが、これに限られず、所望する温度で温度計測が可能なものであれば用いることができる。例えば、白金測温抵抗体やサーミスタ、水晶温度計、光ファイバー温度計、放射温度計等を用いることができる。温度センサ14の配置位置は、循環管路2内であればいずれの場所に設けてもよいが、非加熱部4に設けることがマイクロ波等の加熱器による影響を受けないので好ましい。
また、吐出管7を排気口9から循環管路2内に差し込んだ例について説明したが、図6に図示されるように、循環管路2の側壁の外側から内側に吐出管7Aが差し込まれた状態で一体的に形成された継手15dを用いて、吐出口8Aから気体を吐出させる構成としてもよい。
また、吐出された気泡20が加熱部3を上昇する位置に吐出口8を配した例について説明したが、気泡20が非加熱部4を上昇する位置に吐出口8を配してもよい。
本発明を適用する化学反応装置として図3に示される化学反応装置1Bを試作した。タンク41として、収容容量が1Lで、高さ150mmの容器を用いた。このタンク41に、図3に示す形状に、内径が約15mmのガラス管とシリコンチューブを総計約1500mm繋いで循環管路2Bとした。吐出管7として、内径が1mmのガラス管を用いた。
マイクロ波加熱器5として、電子レンジタイプ(マルチモード共振タイプ)を用いた。加熱室19の底部から天部の距離(ガラス管1本当たりの加熱部3の長さ)は、210mmであった。
この化学反応装置1Bの循環管路2Bに水を充満させて、ガスボンベ24から流量100mL/min程度で吐出管7に窒素ガスを送出すると、吐出口8から水中に気泡20が吐出され、同図の二点鎖線矢印方向に速度約10cm/secで水が循環した。
また、マイクロ波加熱器5の作動から約20分で水の温度を25℃から90℃に昇温できた。
1,1A,1B,1C,1Dは化学反応装置、2,2A,2B,2C,2Dは循環管路、3は加熱部、4は非加熱部、5はマイクロ波加熱器、5Dはヒートバス(熱浴)、6は光学測定窓、7、7Aは吐出管、8、8Aは吐出口、9は排気口、11は供給口、12は弁、13は排出口、14は温度センサ、15a,15b,15c,15d,15e,15fは継手、18はマグネトロン、19,19Dは加熱室、20は気泡、21は電気ヒータ、23は気体送出ポンプ、24はガスボンベ、25は温度制御回路、28は貫通孔、29は液体、30は化学反応液、41はタンク、42は供給口、100は光学式測定器である。

Claims (7)

  1. 化学反応液の通る循環管路が、加熱器の付された加熱部と、非加熱部とを有しており、該非加熱部に、光を透過する光学測定用の窓が設けられていることを特徴とする化学反応装置。
  2. 該循環管路が高低差を有して配置され、該管路内に、気体送出ポンプに繋がって気体を吐出する吐出口が設けられると共に、該管路の上部に、該気体を排気する排気口が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の化学反応装置。
  3. 前記加熱器は、マイクロ波を照射して加熱させるマイクロ波加熱器であることを特徴とする請求項1に記載の化学反応装置。
  4. 前記循環管路の前記非加熱部には、温度センサが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の化学反応装置。
  5. 前記循環管路には、その上部に、前記化学反応液が供給される供給口が設けられ、その下部に、前記化学反応液を排出する弁付きの排出口が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の化学反応装置。
  6. 前記循環管路の前記非加熱部には、該循環管路の一部を構成するタンクが付されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の化学反応装置。
  7. 液体の通る循環管路が高低差を有して配置され、該管路内に、気体送出ポンプに繋がって気体を吐出する吐出口が設けられると共に、該管路の上部に、該気体を排気する排気口が設けられていることを特徴とする攪拌機構。
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