JP2010131042A - スロットマシン - Google Patents

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谷口  誠
Kenichi Takeuchi
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Abstract

【課題】遊技者にメダルを消費させずにゲームを行わせて、メダル投入口へのメダルの投入が遊技者にとって楽しい作業となるようなスロットマシンを提供する。
【解決手段】メダルセレクター6は、メダル通路64の第1検知位置まで転げ落ちたメダルを検知する第1メダル検知部70と、メダル通路64の第2検知位置まで転げ落ちたメダルを検知する第2メダル検知部80と、第1検知位置を通過したメダルを第2検知位置へ到達する前にメダル通路から排除するメダル排除部90とを備える。制御装置は、メダル排除部90にメダルを通過させるとともに、メダルを第2メダル検知部80でカウントする通常カウントモードと、メダル排除部90にメダルを排除させるとともに、メダルを第1メダル検知部70でカウントする特別カウントモードと、メダル排除部90にメダルを排除させるとともに、メダルをカウントしないカウント禁止モードとを使い分ける。
【選択図】図7

Description

本発明は、スロットマシンに関し、さらに詳しくは、メダル投入口に投入されたメダルをベットとして受け付けた場合に、当該メダルを遊技者に返却したり、払い出し装置に貯留したりすることが可能なスロットマシンに関するものである。
メダルを用いて遊技を行う遊技機には、メダル投入口に投入されたメダルを選別するメダルセレクターと、メダルを貯留するとともに貯留したメダルを払い出す払い出し装置と、周面に複数の図柄が付された複数個の回転リールと、各回転リールの回転を開始させるためのスタートスイッチとを備えたスロットマシンが知られている。このようなスロットマシンでは、メダル投入口に所定枚数のメダルが投入されると、ゲームが開始可能になり、スタートスイッチの操作を契機に、各回転リールが回転を開始するとともに、複数の当選役のいずれに当選かまたはハズレかの抽選が行われる。
ここで、この抽選で当選役に当選した場合に、ストップスイッチが操作されると、当該当選役に係る図柄の組み合わせが有効ライン上に揃い得るように回転リールの停止制御が行われる。そして、各回転リールが回転を停止させたときに、当選役に係る図柄の組み合わせが有効ライン上に揃うと、当該当選役の入賞となってメダルの払い出し等が行われる。
また、従来のメダルセレクターには、メダル投入口に投入されたメダルを払い出し装置へ誘導するメダル通路と、メダル通路を転げ落ちるメダルを検知するメダル検知部と、メダル通路を転げ落ちるメダルをメダル検知部に検知される前にメダル通路から排除するメダル排除部とが設けられている。そして、メダル投入口に投入されたメダルは、スロットマシンがメダルのベットを受け付けている場合には、メダル検知部に検知されて払い出し装置に貯留されるとともに、ベットとしてカウントされるが、スロットマシンがメダルのベットを受け付けていない場合には、メダル検知部に検知される前に遊技者に返却され、ベットとしてカウントされないようになっている(特許文献1参照)。
特開2004−166806号公報
ところで、上述のメダル投入口に投入されたメダルの流れは、遊技者の間では周知の事実である。また、メダル投入口へのメダルの投入は、当選役に入賞しなければ単なるメダルの消費に過ぎず、遊技者にとって必ずしも楽しい作業ではなかった。
そこで、本発明は、上述のような問題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、次の点にある。
すなわち、本発明は、メダル投入口に投入されたメダルをベットとして受け付けるとともに、当該メダルを遊技者に返却することにより、遊技者にメダルを消費させずにゲームを行わせて、メダル投入口へのメダルの投入が遊技者にとって楽しい作業となるようなスロットマシンを提供することを目的とする。
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、
メダル投入口(42)に投入されたメダルを選別するメダルセレクター(6)、メダルを貯留するとともに貯留したメダルを払い出す払い出し装置(5)、表面に複数個の図柄が付された複数個の回転リール(23)、及びこれらを制御する制御装置(10)を備え、メダルのベットを受け付けてゲームの開始を可能にし、ゲームの開始により各回転リール(23)を回転させるとともに複数の当選役のいずれに当選か又はハズレかを抽選し、抽選結果に基づいて各回転リール(23)の停止制御を行い、当選役に係る図柄の組み合わせが揃うと当該当選役の入賞と判定するスロットマシン(S)であって、
メダルセレクター(6)は、
メダル投入口(42)に投入されたメダルを払い出し装置(5)へ誘導するメダル通路(64)と、
メダル通路(64)の所定位置(以下「第1検知位置」という。)まで転げ落ちたメダルを検知する第1メダル検知部(70)と、
第1検知位置を通過してメダル通路の所定位置(以下「第2検知位置」という。)まで転げ落ちたメダルを検知する第2メダル検知部(80)と、
第1検知位置を通過したメダルを第2検知位置へ到達する前にメダル通路から排除するメダル排除部(90)とを備え、
制御装置(10)は、
メダル排除部(90)にメダルを通過させるとともに、第2メダル検知部(80)によるメダルの検知に基づいて投入されたメダルの枚数をカウントする通常カウントモードと、
メダル排除部(90)にメダルをメダル通路(64)から排除させるとともに、第1メダル検知部(70)によるメダルの検知に基づいて投入されたメダルの枚数をカウントする特別カウントモードと、
メダル排除部(90)にメダルをメダル通路から排除させるとともに、投入されたメダルをカウントしないカウント禁止モードとを使い分けることを特徴とするスロットマシン(S)に関するものである。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明の特徴に加え、
制御装置(10)は、特別カウントモードで所定枚数のメダルのベットを受け付けたことを契機に、カウント禁止モードに切り替えてメダルのベットを受け付けなくするとともに、メダル投入口(42)から投入されたメダルを返却させることを特徴とするスロットマシン(S)に関するものである。
(請求項3)
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明の特徴に加え、
制御装置(10)は、特別カウントモードで所定枚数のメダルのベットを受け付けたことを契機に、通常カウントモードに切り替えてメダルのベットまたはクレジットを受け付けるとともに、メダル投入口(42)から投入されたメダルを払い出し装置に貯留させることを特徴とするスロットマシン(S)に関するものである。
(請求項4)
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の発明の特徴に加え、
制御装置(10)は、特定の当選役の入賞を契機に、特別カウントモードでメダルのベットを受け付けるとともに、メダル投入口(42)から投入されたメダルを返却させることを特徴とするスロットマシン(S)に関するものである。
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、メダル投入口に投入されたメダルをベットとして受け付けるとともに、当該メダルを遊技者に返却することにより、遊技者にメダルを消費させずにゲームを行わせることが可能である。これにより、メダル投入口へのメダルの投入を、遊技者にとって楽しい作業にすることができる。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明の効果に加え、次の効果を奏する。
すなわち、請求項2に記載の発明は、特別カウントモードで所定枚数のメダルのベットを受け付けたことを契機に、カウント禁止モードに切り替えてメダルのベットを受け付けなくするとともに、メダル投入口から投入されたメダルを返却させるようになっている。これにより、特別カウントモードで所定枚数のメダルがベットされた場合に、さらにメダル投入口から投入されたときに、ベットとしてもクレジットとしてもカウントしなくなる。
(請求項3)
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明の効果に加え、次の効果を奏する。
すなわち、請求項3に記載の発明は、特別カウントモードで所定枚数のメダルのベットを受け付けたことを契機に、通常カウントモードに切り替えてメダルのベットまたはクレジットを受け付けるとともに、メダル投入口から投入されたメダルを払い出し装置に貯留させるようになっている。これにより、特別カウントモードで所定枚数のメダルがベットされた場合に、さらにメダル投入口から投入されたときに、ベットとしてカウントしないが、クレジットとしてカウントすることが可能になる。
(請求項4)
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の発明の効果に加え、次の効果を奏する。
すなわち、請求項4に記載の発明は、特定の当選役の入賞を契機に、メダル投入口に投入されたメダルをベットとして受け付けるとともに、当該メダルを遊技者に返却するようになる。これにより、特定の当選役に入賞した際の遊技者の興趣を高めることができる。
本発明を実施するための最良の形態を2例挙げて、図面を参照しつつ順次説明する。
(第1の実施の形態)
(図面の説明)
図1ないし図14は、第1の実施の形態を示すものである。
図1は、スロットマシンSを示す斜視図である。図2は、スロットマシンSにおいて前扉3を取り外した状態を示す斜視図である。図3は、スロットマシンSにおける図柄表示窓31及び有効ライン37を示す正面図である。図4は、スロットマシンSにおける各回転リール23のリールテープ28の一部を展開して示す展開図である。図5は、スロットマシンSにおけるメダルセレクター6を示す斜視図である。図6は、スロットマシンSにおいてメダル投入口42から投入されたメダルが払い出し装置5へ誘導される様子を示す説明図である。図7は、スロットマシンSにおいてメダル投入口42から投入されたメダルがメダル排出部44へ排除される様子を示す説明図である。図8は、スロットマシンSにおける、(A)メダル排除部90がメダル通過状態にあるメダルセレクター6を示す断面図、(B)メダル排除部90がメダル排除状態にあるメダルセレクター6を示す断面図である。図9は、スロットマシンSにおける制御装置10の入力、制御及び出力の概略を示すブロック図である。図10は、スロットマシンSの動作の概略を示すフローチャートである。図11は、スロットマシンSにおける特別カウント処理を示すフローチャートである。図12は、スロットマシンSにおける通常カウント処理を示すフローチャートである。図13は、スロットマシンSにおける停止制御処理を示すフローチャートである。図14は、スロットマシンSにおける遊技移行処理を示すフローチャートである。
なお、「正面」とは、スロットマシンSにおける、遊技者が遊技を行う際に向き合う面をいう。また、「右側」とは、スロットマシンSの正面に向き合う遊技者から見て右側を意味し、「左側」とは、スロットマシンSの正面に向き合う遊技者から見て左側を意味する。
(スロットマシンS)
本実施の形態に係るスロットマシンSは、遊技媒体としてメダルを用いて遊技が行われる。
スロットマシンSは、図1及び図2に示すように、正面側に開口する正面開口部11を有する箱形の筐体1を備えている。また、筐体1の正面には、筐体1の正面開口部11を開閉可能に閉塞する前扉3が設けられている。また、筐体1の内部には、交換ユニット2が着脱可能に設けられている
また、前扉3は、正面開口部11の上部(開口上部13)を開閉可能に閉塞する上扉30と、正面開口部11の下部(開口下部14)を開閉可能に閉塞する下扉40とを備えている。
(筐体1)
筐体1は、図2に示すように、底板15、左右の側板である左側板16Bと右側板16A、天板17及び背板(図示せず)からなる正面側に開口する箱形に形成されている。また、右側板16A及び左側板16Bには、筐体1の高さ方向略中央で水平となるように中板12が設けられている。
そして、底板15の上面には、各部品に電力を供給するための電源装置を内蔵した電源ユニット4が固定されている。また、電源ユニット4の前面には、電源のON/OFFの切り替えを行うための電源スイッチ、設定変更のON/OFFの切り替えを行うための設定キースイッチ、設定値を変更するための設定変更スイッチ、エラーを解除するためのリセットスイッチ等が設けられている。
また、底板15の上面には、内部にメダルを貯留するとともに、その貯留したメダルをメダル受け皿43へ払い出すための払い出し装置5が設置されている。電源ユニット4及び払い出し装置5は、交換ユニット2の交換に際し、必ずしも交換する必要のないものであり、交換時には筐体1に設置されたままにしておけるようになっている。
また、左側板16B内面の正面側の端部における中板12よりも下方の位置には、図2に示すように、下扉40を係合させ、回転自在に支持するための筐体側蝶番18が、上下方向に間隔をおいて2つ設けられている。
(交換ユニット2)
交換ユニット2は、図2に示すように、直方体状に組まれた金属枠である枠体21と、枠体21に固定されたリールユニット22と、枠体21に固定された基板ユニット24Aとを備えている。また、交換ユニット2は、中板12の上に乗せ、筐体1内部に収納される。
枠体21は、リールユニット22及び基板ユニット24Aを支持するとともに、これらを一体に取り扱うためのものである。また、枠体21の正面左側の縦枠には、上扉30を係合させ、回動自在に支持するための枠体側蝶番25が、上下方向に間隔をおいて2つ設けられている。
また、基板ユニット24Aは、CPU、ROM、RAM、I/O等の電子部品を備えた基板を、基板ケースに収納したものである。そして、基板ユニット24Aは、スロットマシンSの遊技を制御するための遊技制御装置100として機能する。
(上扉30)
上扉30は、図1及び図2に示すように、筐体1の開口上部13を開閉可能に閉塞するための扉である。
また、上扉30の左側裏面端部には、上扉側蝶番36が、上下方向に間隔をおいて二つ設けられている。そして、この上扉側蝶番36を、枠体21に設けられた枠体側蝶番25と係合させることで、上扉30は、交換ユニット2の枠体21に回動自在に取り付けられている。
また、上扉30は、略中央部に回転リール23の図柄を正面側から見ることができる図柄表示窓31を備えている。図柄表示窓31は、図3に示すように、各回転リール23の図柄が3個ずつ表示可能に形成されている。ここで、3個の図柄が図柄表示窓31に適正な位置で表示されるときの各回転リール23の停止位置を、「停止基準位置」という。
また、図柄表示窓31には、水平に伸びる有効ライン37が上段、中段及び下段の3本、並びに図柄表示窓31の対角線に伸びる有効ライン37が2本形成されている。
また、本実施の形態では、水平に伸びる中段の有効ライン37を第一有効ライン37Aとし、水平に伸びる上段の有効ライン37を第二有効ライン37Bとし、水平に伸びる下段の有効ライン37を第三有効ライン37Cとし、図柄表示窓31の対角線に伸びる右下がりの有効ライン37を第四有効ライン37Dとし、図柄表示窓31の対角線に伸びる右上がりの有効ライン37を第五有効ライン37Eとする。
そして、図柄表示窓31の上方には、図1に示すように、画像表示装置34が設けられている。画像表示装置34は、各当選役の図柄配列や遊技履歴等の情報の画像や、遊技の状態や当選役の抽選結果を報知する画像等を表示するためのものである。画像表示装置34は、具体的には、例えば、液晶ディスプレイやCRT等を用いることができる。
また、画像表示装置34の周囲には、報知などを行うためのランプ33が設けられている。
また、図柄表示窓31の下方には、図1に示すように、7セグメント表示器などを用いて、クレジットされたメダルの枚数や設定値を表示するための数値表示部32が設けられている。
ここで、クレジットとは、メダル投入口42から投入され、メダルセレクター6により正規なメダルとして払い出し装置5へ移送されるメダル、または所定の入賞により払い出されるメダルを、スロットマシンS内部に貯留することである。また、本実施の形態においては、最大50枚までクレジット可能に形成されている。
また、上扉30の裏面上部には、図2に示すように、基板ユニット24Bが設けられている。基板ユニット24Bは、スロットマシンSの演出を制御するための演出制御装置300として機能する。
また、上扉30の裏面上部の左右には、図2に示すように、種々のサウンドを出力するためのスピーカ35が設けられている。
なお、上扉30は、筐体1の側板16に取り付けるように形成してもよい。
(下扉40)
下扉40は、図1及び図2に示すように、筐体1の開口下部14を開閉可能に閉塞するための扉である。また、下扉40は、施錠装置(図示せず)を備えており、閉じると施錠されるようになっている。遊技場では、遊技場のスタッフは解錠して下扉40を開放できるが、遊技者は下扉40を開放できないのが通常である。
また、下扉40の左側裏面端部には、下扉側蝶番46が、上下方向に間隔をおいて二つ設けられている。そして、この下扉側蝶番46を、筐体1の左側板16Bに設けられた筐体側蝶番18と係合させることで、下扉40は、筐体1の左側板16Bに回動自在に取り付けられている。また、下扉40が上扉30よりも先に開かれるように、下扉40の上面は、閉扉時において、上扉30の下端よりも正面側に突出するようになっている。つまり、下扉40が開放されると、上扉30も開放可能となるように形成されている。
また、下扉40の上部は、図1に示すように、スロットマシンSを操作するための操作部50が設けられている。操作部50には、クレジットされたメダルを減じてメダルの投入に代えるためのベットスイッチ51、クレジットされたメダルを払い出すための精算スイッチ52、ゲームを開始させるためのスタートスイッチ53、回転リール23の回転を停止させるためのストップスイッチ54が設けられている。
また、図1に示すように、下扉40の上部右側には、メダルを1枚ずつ投入するためのメダル投入口42が設けられている。また、下扉40の下部には、スロットマシンS内部よりメダルを排出するためのメダル払い出し口41と、メダル払い出し口41から排出されたメダルを溜めておくためのメダル受け皿43とが形成されている。
また、下扉40の裏面には、図2に示すように、メダル投入口42から投入されたメダルを誘導しながら真贋で選別するためのメダルセレクター6が設けられている。また、下扉40の裏面には、メダルセレクター6の下方に開口し、メダル払い出し口41に連通するメダル排出部44が設けられている。
(リールユニット22)
リールユニット22は、枠体21に固定された3枚の支持板と、各支持板に固定された3個のステッピングモータ26と、各々のステッピングモータ26の駆動軸に固定された3個の回転リール23とを備えている。
各ステッピングモータ26は、それぞれの駆動軸に固定された回転リール23を回転駆動するものとして機能する。
また、図3に示すように、3個の回転リール23のうち、左側に位置するのが左回転リール23Lであり、中央に位置するのが中央回転リール23Mであり、右側に位置するのが右回転リール23Rである。
また、各回転リール23は、合成樹脂からなる回転ドラムと、回転ドラムの周囲に貼付されるテープ状のリールテープ28とを備えている。このリールテープ28の外周面には、複数個(例えば21個)の図柄が表示されている。具体的には、図4に示すように、「7(赤色)」、「BAR」、「ベル」、「スイカ」、「チェリー」及び「REP」の図柄が配置されている。
また、各回転リール23の回転ドラムには、突起状のインデックスが設けられるとともに、リールユニット22の各支持板には、インデックスを検出するためのインデックスセンサー27が設けられている。
また、本実施の形態では、4相のステッピングモータ26を、1−2相励磁方式で制御している。また、各回転リール23のステップ角は0.71度であり、1回転させるためには504ステップ必要となる。また、各回転リール23には、21個の図柄が配置されていることから、各回転リール23を1図柄分回転させるためには、24ステップ必要となる。
(払い出し装置5)
払い出し装置5は、内部にメダルを貯留するとともに、その貯留したメダルをメダル受け皿43へ払い出すためのものである。払い出し装置5は、特に図示しないが、メダルを貯留するためのメダルタンクと、メダルタンクに貯留されているメダルを1枚ずつ排出するための送り出し機構と、送り出し機構により排出されたメダルを検出するための払い出しセンサーとを備えている。
また、送り出し機構により排出されたメダルは、メダル排出部44を通ってメダル受け皿43に払い出されるようになっている。
(メダルセレクター6)
メダルセレクター6は、メダル投入口42から投入されたメダルを誘導しながら真贋で選別するためのものである。また、メダルセレクター6は、下扉40の裏面に設けられている。
図5ないし図8に示すように、メダルセレクター6は、略L字形に折れ曲がったL字溝63を有するベース61と、ベース61のL字溝63側に設けられたカバー62とを備えている。L字溝63は、メダル投入口42に投入されたメダルを払い出し装置5へ誘導するメダル通路64として機能する。また、図7及び図8に示すように、ベース61には、メダル通路64の出口から転がり出たメダルを払い出し装置5へ落下させるためのメダルシュート65が設けられている。また、図5及び図8に示すように、カバー62には、メダル投入口42に投入されたメダルをメダル通路64の途中で排除するための開口(以下「排除口66」という)が形成されている。
また、図5ないし図7に示すように、メダルセレクター6のベース61には、メダル通路64の所定位置(以下「第1検知位置」という。)まで転げ落ちたメダルを検知する第1メダル検知部70と、第1検知位置を通過してメダル通路64の所定位置(以下「第2検知位置」という。)まで転げ落ちたメダルを検知する第2メダル検知部80と、第1検知位置を通過したメダルを第2検知位置へ到達する前にメダル通路64から排除するメダル排除部90とが設けられている。
図5ないし図8に示すように、メダル排除部90は、メダル通路64を転げ落ちるメダルが排除口66から飛び出さないようにL字溝63に留めることが可能な押さえ板91と、メダル通路64を転げ落ちるメダルを排除口66からメダル排出部44へ排除するためにメダル通路64内に突出することが可能な塞き止め板92と、押さえ板91及び塞き止め板92を駆動する排除部駆動装置93(図示せず)とを備えている。メダル排除部90は、メダル投入口42に投入されたメダルを払い出し装置5へ誘導する場合には、排除部駆動装置93の作動により、押さえ板91がメダルをL字溝63に留めるとともに、塞き止め板92がメダル通路64外に退避する「メダル通過状態」になる(図8(A)参照)。これにより、メダル通路64を転げ落ちるメダルが排除口66から飛び出さなくなるので、払い出し装置5へ誘導されるようになっている(図6参照)。また、メダル排除部90は、第1検知位置を通過したメダルを第2検知位置へ到達する前にメダル通路64から排除する場合には、排除部駆動装置93の作動により、押さえ板91の先端がベース61から離れるとともに、塞き止め板92がメダル通路64内に突出する「メダル排除状態」になる(図8(B)参照)。これにより、メダル通路64を転げ落ちるメダルが塞き止め板92に衝突して、排除口66からメダル排出部44へ飛び出すようになっている(図7参照)。
第1メダル検知部70は、図6及び図7に示すように、第1検知位置付近におけるメダルの進行方向と平行に並ぶ2個の光センサーを備えている。ここで、2個の光センサーのうち、メダル投入口42寄りの光センサーを「上流第1光センサー71」とし、第2メダル検知部80寄りの光センサーを「下流第1光センサー72」とする。
第2メダル検知部80は、図6及び図7に示すように、第2検知位置におけるメダルの進行方向と平行に並ぶ2個の光センサーを備えている。ここで、2個の光センサーのうち、第1メダル検知部70寄りの光センサーを「上流第2光センサー81」とし、メダルシュート65寄りの光センサーを「下流第2光センサー82」とする。
各光センサーは、遊技制御装置100と電気的に接続されており、メダルを検知しないときにはOFF信号を出力し、メダルを検知するときにはON信号を出力する。
(ベットスイッチ51)
ベットスイッチ51は、クレジットとして貯留されたメダルをベットするためのものである。具体的には、ベットスイッチ51が操作されると、クレジットとして貯留されたメダルの内から3枚ベットされるようになっている。
また、ベットスイッチ51は、図1に示すように、操作部50の上面左寄りに設けられている。
(精算スイッチ52)
精算スイッチ52は、クレジットされたすべてのメダルを払い戻させるためのものである。具体的には、精算スイッチ52が操作されると、払い出し装置5がその時点でクレジットされているメダルと同じ枚数のメダルを払い出すことにより、クレジットされたメダルを払い戻すようになっている。
また、精算スイッチ52は、図1に示すように、操作部50の上面左寄りに設けられている。
(スタートスイッチ53)
スタートスイッチ53は、所定枚数以上のメダルがベットされていることを条件に、または、前回のゲームで「リプレイ(再遊技)当選役」に入賞した場合において前回のゲーム終了から所定時間が経過したことを条件に、次のゲームを開始させるためのものである。
「リプレイ(再遊技)」とは、「REP」の図柄が有効化された有効ライン37上に揃うと、新たにメダルをベットすることなく1ゲーム行うことができるものである。
スタートスイッチ53は、図1に示すように、操作部50の正面左寄りに設けられている。また、スタートスイッチ53は、上下方向に揺動可能な操作レバーを備えている。この操作レバーが揺動操作されると、スタート信号が出力されて、リールユニット22の各ステッピングモータ26が駆動される。
(ストップスイッチ54)
ストップスイッチ54は、図1に示すように、操作部50の正面の中央部に設けられ、各回転リール23の回転を停止させるためのものである。具体的には、操作部50の前面の中央部には、各回転リール23に対応した3個のストップスイッチ54が、横並びに設けられている。
そして、ストップスイッチ54の操作により、このストップスイッチ54に対応した回転リール23が回転を停止するように設定されている。具体的には、左側に位置するストップスイッチ54(以下「左ストップスイッチ54L」という)を操作すると、左回転リール23L用のストップ信号が出力されて、左回転リール23Lが停止する。また、中央に位置するのストップスイッチ54(以下「中央ストップスイッチ54M」という)を操作すると、中央回転リール23M用のストップ信号が出力されて、中央回転リール23Mが停止する。また、右側に位置するストップスイッチ54(以下「右ストップスイッチ54R」という)を操作すると、右回転リール23R用のストップ信号が出力されて、右回転リール23Rが停止する。
(演出装置)
演出装置は、スロットマシンSの遊技を演出するためのものである。本実施の形態では、ランプ33、画像表示装置34及びスピーカ35などが、演出装置として機能する。そして、画像表示装置34に所定の画像を表示させたり、スピーカ35から所定の音声を出力させたり、ランプ33を所定のパターンで点滅させたり等することにより、遊技を演出することができる。
(制御装置10)
制御装置10は、スロットマシンSを制御するためのものである。また、制御装置10は、CPUを中心に構成され、ROM、RAM、I/O等を備えている。
本実施の形態では、制御装置10は、主にスロットマシンSの遊技を制御する遊技制御装置100と、遊技制御装置100からの信号を受信して、主にスロットマシンSの演出を制御する演出制御装置300とを備えている。このように、遊技を司る制御装置と演出を司る制御装置とを別個に構成することにより、演出制御に割り当てるメモリを大幅に増やすことができるとともに、演出のみを変更することも可能になっている。
(遊技制御装置100)
遊技制御装置100は、スロットマシンSの遊技を制御するためのものである。
また、遊技制御装置100の入力段には、図9に示すように、投入センサー7、ベットスイッチ51、精算スイッチ52、スタートスイッチ53、ストップスイッチ54、インデックスセンサー27などのパーツが接続されている。
また、遊技制御装置100の出力段には、図9に示すように、ステッピングモータ26、払い出し装置5、メダルセレクター6、数値表示部32などのパーツが接続されている。
また、遊技制御装置100は、CPUがROMに記憶されたプログラムを実行することにより、通常遊技制御手段110、特別遊技制御手段120、当選抽選手段130、回転制御手段140、回転位置判断手段150、停止制御手段160、入賞判定手段170、ベット数記憶手段180、クレジット数記憶手段190、支払制御手段200、ゲーム更新手段210、再遊技ベット手段220、メダルカウントモード設定手段230、排除部駆動装置制御手段240、第1メダル検知判断手段250、第2メダル検知判断手段260などとして機能する(図9参照)。
次に、遊技制御装置100が備える各手段について説明する。
(ベット数記憶手段180)
ベット数記憶手段180は、ベットされたメダルの枚数(以下「ベット数」という)を記憶するためのものである。ベット数記憶手段180のベット数には、上限が設定されている。本実施の形態では、ベット数記憶手段180のベット数の上限は「3」に設定されている。
また、ベット数記憶手段180は、ベット数が「0」ないし「2」である場合に、第1メダル検知判断手段が「メダルが第1メダル検知位置を通過した」と判断すると、ベット数に「1」を加算する更新を行う。また、ベット数記憶手段180は、ベット数が「0」ないし「2」である場合に、第2メダル検知判断手段が「メダルが第2メダル検知位置を通過した」と判断すると、ベット数に「1」を加算する更新を行う。なお、第1メダル検知判断手段及び第2メダル検知判断手段については、後述する。
また、有効ライン37は、ベットされたメダルの枚数に応じて有効化される。具体的には、ベット数記憶手段180のベット数が「0」のときに、メダルを1枚投入すると、ベット数記憶手段180のベット数が「1」に更新されるとともに、第一有効ライン37Aが有効化される。そして、メダルをもう1枚投入すると、ベット数記憶手段180のベット数が「2」に更新されるとともに、第二有効ライン37B及び第三有効ライン37Cが有効化される。さらに、メダルをもう1枚投入すると、ベット数記憶手段180のベット数が「3」に更新されるとともに、第四有効ライン37D及び第五有効ライン37Eが有効化される。
(クレジット数記憶手段190)
クレジット数記憶手段190は、クレジットされたメダルの枚数(以下「クレジット数」という)を記憶するためのものである。クレジット数記憶手段190のクレジット数には、上限が設定されている。本実施の形態では、クレジット数記憶手段190のクレジット数の上限は「50」に設定されている。
また、クレジット数記憶手段190は、クレジット数が「50」未満であり、且つベット数記憶手段180のベット数が上限の「3」に達している場合に、第2メダル検知判断手段が「メダルが第2メダル検知位置を通過した」と判断すると、クレジット数に「1」を加算する更新を行う。
また、クレジット数記憶手段190のクレジット数が上限の「50」に達し、且つベット数記憶手段180のベット数が上限の「3」に達している場合に、メダル投入口42からメダルが投入されたときには、メダルが第2メダル検知部80に到達する前にメダル通路64からメダル排出部44に排除されて、メダル受け皿43に返却される。
なお、本実施の形態では、ベットスイッチ51の操作によるクレジット数記憶手段190のクレジット数の減算をもってメダルの投入に代えることが可能になっている。
(通常遊技制御手段110)
通常遊技制御手段110は、通常遊技を行わせるためのものである。
ここで、本実施の形態における通常遊技について説明する。
ベット数記憶手段180の記憶するベット数が「3」である場合に、スタートスイッチ53が操作されると、リールユニット22の各ステッピングモータ26の駆動により各回転リール23が回転を開始する。
その後、ストップスイッチ54が操作されると、対応する回転リール23の回転が停止する。そして、すべての回転リール23の回転が停止したときに、当選役の図柄の組み合わせが有効ライン37上に揃うように各回転リール23が停止すると、該当選役の入賞となって遊技者に所定の利益が付与される。
当選役には、有効ライン37上に「ベル」の図柄が3個揃うと入賞となり、メダルが支払われる「ベル当選役」と、有効ライン37上に「スイカ」の図柄が3個揃うと入賞となり、メダルが支払われる「スイカ当選役」と、有効ライン37上に左回転リール23Lの「チェリー」の図柄が停止すると入賞となり、メダルが支払われる「チェリー当選役」と、有効ライン37上に「7(赤色)」の図柄が3個揃うと入賞となり、特別遊技(ビッグボーナス)が開始される「赤セブン当選役」と、有効ライン37上に「BAR」の図柄が3個揃うと入賞となり、特別遊技(レギュラーボーナス)が開始される「BAR当選役」と、有効ライン37上に「REP」の図柄が3個揃うと入賞となり、メダルを新たにベットすることなく再度1ゲームを行うことができる「リプレイ(再遊技)当選役」とがある。
なお、メダルの支払いは、クレジット数記憶手段190のクレジット数が上限値の「50」に到達している場合には、払い出し装置5によりメダル受け皿43にメダルを払い出すようになっている。また、クレジット数記憶手段190のクレジット数が「50」未満である場合には、払い出し装置5によりメダル受け皿43にメダルを払い出す代わりに、クレジット数記憶手段190のクレジット数に加算するようになっている。
(特別遊技制御手段120)
特別遊技制御手段120は、当選抽選手段130の抽選結果に基づいて、遊技者に有利な特別遊技を行わせるためのものである。
上記特別遊技としては、大別すると、次の遊技がある。
(1)ビッグボーナス(以下「BB」という)
(2)レギュラーボーナス(以下「RB」という)
なお、特別遊技としては、上記した遊技に限定されるものではない。
特別遊技制御手段120は、大別すると、次の手段を備える。
(1)BB制御手段
(2)RB制御手段
(BB制御手段)
BB制御手段は、BBを制御するためのものである。
ここで、本実施の形態におけるBBについて説明する。
通常遊技において「7(赤色)」の図柄が有効ライン37上に3個揃うと、BBに移行される。そして、ベット数記憶手段180の記憶するベット数が「3」である場合に、スタートスイッチ53が操作されると、リールユニット22の各ステッピングモータ26の駆動により各回転リール23が回転を開始する。
その後、ストップスイッチ54が操作されると、対応する回転リール23の回転が停止する。そして、すべての回転リール23の回転が停止したときに、当選役の図柄の組み合わせが有効ライン37上に揃うように各回転リール23が停止すると、該当選役の入賞となって遊技者に所定の利益が付与される。
また、BB中の当選役には、「ベル当選役」、「スイカ当選役」、「チェリー当選役」及び「リプレイ当選役」がある。また、BB中は、「ベル当選役」、「スイカ当選役」及び「チェリー当選役」に当選する確率が通常遊技中よりも高くなるように設定されている。
なお、BB中に465枚を超えるメダルの支払いが行われると、BBを終了して通常遊技に移行する。
(RB制御手段)
RB制御手段101は、RBを制御するためのものである。
ここで、本実施の形態におけるRBについて説明する。
通常遊技において「BAR」の図柄が有効ライン37上に3個揃うと、RBに移行される。そして、ベット数記憶手段180の記憶するベット数が「3」である場合に、スタートスイッチ53が操作されると、リールユニット22の各ステッピングモータ26の駆動により各回転リール23が回転を開始する。
その後、ストップスイッチ54が操作されると、対応する回転リール23の回転が停止する。そして、すべての回転リール23の回転が停止したときに、当選役の図柄の組み合わせが有効ライン37上に揃うように各回転リール23が停止すると、該当選役の入賞となって遊技者に所定の利益が付与される。
また、RB中の当選役には、「ベル当選役」、「スイカ当選役」、「チェリー当選役」及び「リプレイ当選役」がある。また、RB中は、「ベル当選役」、「スイカ当選役」及び「チェリー当選役」に当選する確率が通常遊技中よりも高くなるように設定されている。
なお、RB中に140枚を超えるメダルの支払いが行われると、RBを終了して通常遊技に移行する。
(当選抽選手段130)
当選抽選手段130は、複数の当選役のいずれに当選かまたはハズレかの抽選を行うためのものである。そして、この抽選で当選すると、当該当選に対応した当選フラグが立てられる。
また、本実施の形態では、当選抽選手段130の抽選結果には、「ベル当選役」の当選となる「ベル当選」と、「スイカ当選役」の当選となる「スイカ当選」と、「チェリー当選役」の当選となる「チェリー当選」と、「赤セブン当選役」の当選となる「赤セブン当選」と、「BAR当選役」の当選となる「BAR当選」と、「リプレイ当選役」の当選となる「リプレイ当選」と、いずれの当選役にも入賞不可能となる「ハズレ」とがある。
また、当選抽選手段130は、大別すると、以下の手段を有している。
(1)乱数発生手段
(2)乱数抽出手段
(3)当選判定テーブル記憶手段
(4)当選判定テーブル選択手段
(5)当選判定手段
(6)当選フラグ設定手段
なお、当選抽選手段130としては、上記手段に限定されるものではない。
(乱数発生手段)
乱数発生手段は、当選抽選用の乱数を所定の領域内(例えば十進数で0〜65535)で発生させるものである。
(乱数抽出手段)
乱数抽出手段は、乱数発生手段が発生させる乱数から1つの数値を抽出するためのものである。なお、この抽出した数値を「抽出乱数データ」とする。
本実施の形態では、乱数抽出手段は、ベット数記憶手段180の記憶するベット数が「3」である場合において、スタートスイッチ53の操作を契機に抽出乱数データを抽出するようになっている。
なおここで、「乱数発生手段」としては、ソフト乱数としての平方採中法等で乱数を発生させることができるものの他に、一定範囲の数値を高速で1ずつ加算するカウンタを用いて構成することもできる。例えば、0〜65535の範囲の数値を、1秒間に700万回程度順次繰り返すようにしたカウンタが考えられる。そして、「乱数抽出手段」としては、スタートスイッチ53を押したタイミングでカウンタの数値を読みとることとなる。
このように形成すると、「乱数発生手段」では乱数を発生しているわけではないものの、「乱数抽出手段」によって抽出される数値は、あたかも乱数のような分布となる。このように、結果として乱数のような分布を示す数値が得られる手段を、ここでは「乱数発生手段」あるいは「乱数抽出手段」に含めて考えるものとする。
(当選判定テーブル記憶手段)
当選判定テーブル記憶手段は、複数の当選判定テーブルを予め記憶するものである。
当選判定テーブルは、乱数発生手段が発生させる各乱数について、いずれかの当選役に当選かまたはハズレかを割り振ったテーブルである。また、当選判定テーブルは、特に図示しないが、通常遊技用の当選判定テーブル、ボーナス当選フラグ保有時の通常遊技用の当選判定テーブル、BB用の当選判定テーブル、RB用の当選判定テーブル等が設けられている。具体的には、例えば、通常遊技用の当選判定テーブルには、「ベル当選」、「スイカ当選」、「チェリー当選」、「赤セブン当選」、「BAR当選」、「リプレイ当選」及び「ハズレ」の領域が割り振られている。また、例えば、ボーナス当選フラグ保有時の通常遊技用の当選判定テーブルには、「ベル当選」、「スイカ当選」、「チェリー当選」、「リプレイ当選」及び「ハズレ」の領域が割り振られている。また、例えば、BB用及びRB用の当選判定テーブルには、「ベル当選」、「スイカ当選」、「チェリー当選」、「リプレイ当選」及び「ハズレ」の領域が割り振られている。
また、BB用の当選判定テーブル及びRB用の当選判定テーブルは、通常遊技用の当選判定テーブル及びボーナス当選フラグ保有時の通常遊技用の当選判定テーブルよりも「ベル当選」、「スイカ当選」及び「チェリー当選」、の領域が大きくなるとともに、「ハズレ」の領域が小さくなるように、各領域が割り振られている。
(当選判定テーブル選択手段)
当選判定テーブル選択手段は、当選判定テーブル記憶手段から1つの当選判定テーブルを選択するためのものである。
本実施の形態では、当選判定テーブル選択手段は、乱数抽出手段により抽出乱数データが抽出されたことを契機に、スロットマシンSの遊技の設定値や遊技状態に応じて当選判定テーブルを選択する。
例えば、当選判定テーブル選択手段は、通常遊技中において、遊技制御装置100のRAMの所定領域にボーナス当選フラグを有さない場合には、通常遊技用の当選判定テーブルを選択する。
また、例えば、当選判定テーブル選択手段は、通常遊技中において、遊技制御装置100のRAMの所定領域にボーナス当選フラグを有する場合には、ボーナス当選フラグ保有時の通常遊技用の当選判定テーブルを選択する。
(当選判定手段)
当選判定手段は、乱数抽出手段の抽出した抽出乱数データと、当選判定テーブル選択手段の選択した当選判定テーブルとを対比し、複数の当選役のいずれに当選かまたはハズレかを決定するためのものである。
具体的には、当選判定手段は、乱数抽出手段の抽出した抽出乱数データを、当選判定テーブル選択手段の選択した当選判定テーブルにおける各当選役の当選領域と対比する。そして、当該抽出乱数データがいずれかの当選領域に属する場合には当該当選領域に対応する当選を決定し、当該抽出乱数データがいずれの当選領域にも属さない場合には、「ハズレ」の決定をする。
(当選フラグ設定手段)
当選フラグ設定手段は、当選判定手段により当選役の当選が決定されたときに、この当選に応じた当選フラグを設定するためのものである。
「当選フラグ」は、当選の有無について当選役毎に関連づけされた変数であり、制御装置10に当選抽選手段130の抽選結果を記憶させるためのものである。具体的には、当選判定手段により当選役の当選が決定されたときには、遊技制御装置100のRAMの所定領域に、この当選に応じた当選フラグが設定される。また、当選フラグには、「小役当選フラグ」と「ボーナス当選フラグ」とがある。
「小役当選フラグ」は、当選フラグ設定手段により当選フラグが設定されたが、この当選フラグに係る当選役の図柄の組み合わせが図柄表示31に表示されていないと入賞判定手段170により判定された場合において、次のゲームが開始される前に消去される当選フラグを意味する。本実施の形態では、「ベル当選」に対応した「ベル当選フラグ」、「スイカ当選」に対応した「スイカ当選フラグ」、「チェリー当選」に対応した「チェリー当選フラグ」、及び「リプレイ当選」に対応した「リプレイ当選フラグ」が、小役当選フラグである。
「ボーナス当選フラグ」は、当選フラグ設定手段により当選フラグが設定されたが、この当選フラグに係る当選役の図柄の組み合わせが図柄表示窓31に表示されていないと入賞判定手段170により判定された場合において、消去されずに次のゲームに持ち越される当選フラグを意味する。本実施の形態では、「赤セブン当選」に対応した「赤セブン当選フラグ」、及び「BAR当選」に対応した「BAR当選フラグ」が、ボーナス当選フラグである。
(回転制御手段140)
回転制御手段140は、スタートスイッチ53の操作を契機に各回転リール23の回転を開始させるとともに、各回転リール23を一定の回転速度で回転させるためのものである。
具体的には、回転制御手段140は、ベット数記憶手段180の記憶するベット数が「3」である場合において、スタートスイッチ53の操作を契機に、各ステッピングモータ26の回転駆動を開始させて、各回転リール23の回転を開始させる。また、各回転リール23の回転が一定の回転速度に達するまで加速するように、各ステッピングモータ26の回転駆動を制御する。そして、各回転リール23の回転が一定の回転速度まで加速すると、各回転リール23が一定の回転速度を保って定常回転するように、各ステッピングモータ26の回転駆動を制御するようになっている。
(回転位置判断手段150)
回転位置判断手段150は、各回転リール23の回転位置を特定するためのものである。
具体的には、各回転リール23が一定の回転速度まで回転を加速して定常回転になったことを契機に、各インデックスセンサー27によるインデックスの検出を開始する。そして、インデックスセンサー27がインデックスを検出したことを契機に、ステッピングモータ26のパルス数をカウントするとともに、このパルス数に基づいて対応する回転リール23の回転位置を特定する。
また、各回転リール23に21個ずつ付された図柄には、インデックスセンサー27がインデックスを検出した時の回転位置を基準にした図柄番号が割り振られている。具体的には、インデックスセンサー27がインデックスを検出したときに第一有効ライン37A上にある図柄から、順次「00」〜「20」の図柄番号が割り振られている。また、それぞれの図柄番号に対応する図柄の種類を各回転リール23毎に記憶している。そして、回転リール23の回転位置、すなわちパルス数に基づいて、第一有効ライン37A上にある図柄の図柄番号を特定し、この図柄番号に基づいて図柄の種類を特定するようになっている。
また、カウントしたパルス数は、インデックスを検出する度にリセットされ、あらたにパルス数がカウントされる。つまり、インデックスセンサー27によりインデックスが検出される回転位置を基準に「0」からパルス数のカウントを開始して、パルス数が「503」に達するまでカウントし、更にインデックスセンサー27によりインデックスが検出されると、パルス数が「0」にリセットされる。
(停止制御手段160)
停止制御手段160は、ストップスイッチ54の操作を契機に、対応する回転リール23の回転位置及び当選抽選手段130の抽選結果に基づいて、当該回転リール23の停止制御を行うためのものである。
具体的には、停止制御手段160は、ストップスイッチ54が操作された場合に、当選フラグを有しているときには、この操作時の回転リール23の回転位置に基づいて、当該当選フラグに係る当選役が入賞し得るように且つその他の当選役が入賞しないように、当該回転リール23に対応するステッピングモータ26の回転駆動を停止する。また、停止制御手段160は、ストップスイッチ54が操作された場合に、当選フラグを有していないときには、この操作時の回転リール23の回転位置に基づいて、いずれの当選役も入賞しないように、当該回転リール23に対応するステッピングモータ26の回転駆動を停止する。
なお、本実施の形態では、各回転リール23が定常回転するとともに、すべてのインデックスセンサー27がインデックスを検出したことを契機に、停止制御手段160による回転リール23の停止制御が可能になる。
ここで、ストップスイッチ54が操作されてから、対応する回転リール23がいずれかの停止基準位置に停止するまでの間に、図柄表示窓31に表示される停止基準位置の数を「滑りコマ数」という。
例えば、滑りコマ数「0」は、操作されたストップスイッチ54に対応する回転リール23を、当該操作から1番目に図柄表示窓31に表示される停止基準位置に停止させることを意味する。また、滑りコマ数「1」は、操作されたストップスイッチ54に対応する回転リール23を、当該操作から1番目に図柄表示窓31に表示される停止基準位置を通過させて、2番目に図柄表示窓31に表示される停止基準位置に停止させることを意味する。また、滑りコマ数「2」は、操作されたストップスイッチ54に対応する回転リール23を、当該操作から1番目及び2番目に図柄表示窓31に表示される停止基準位置を通過させて、3番目に図柄表示窓31に表示される停止基準位置に停止させることを意味する。また、滑りコマ数「3」は、操作されたストップスイッチ54に対応する回転リール23を、当該操作から1番目ないし3番目に図柄表示窓31に表示される停止基準位置を通過させて、4番目に図柄表示窓31に表示される停止基準位置に停止させることを意味する。また、滑りコマ数「4」は、操作されたストップスイッチ54に対応する回転リール23を、当該操作から1番目ないし4番目に図柄表示窓31に表示される停止基準位置を通過させて、5番目に図柄表示窓31に表示される停止基準位置に停止させることを意味する。
また、停止制御手段160は、当選抽選手段130の抽選結果に基づいて、滑りコマ数「0」ないし「4」の範囲で回転リール23を停止基準位置に停止させるようになっている。
また、停止制御手段160は、大別すると、以下の手段を有している。
(1)停止テーブル記憶手段
(2)停止テーブル選択手段
(3)回転リール停止手段
また、停止制御手段160としては、上記した(1)ないし(3)に限定されるものではない。
(停止テーブル記憶手段)
停止テーブル記憶手段は、複数の停止テーブルを記憶するためのものである。
停止テーブルは、ストップスイッチ54が操作されたときの回転リール23の回転位置に基づき、回転リール23が停止基準位置に停止するまでの滑りコマ数を、回転リール23毎にテーブル上に規定したものである。
本実施の形態では、停止テーブル記憶手段は、当選抽選手段130の抽選結果に応じた複数の停止テーブルを記憶している。具体的には、当選フラグを有する場合には、この当選フラグに係る当選役の図柄の組み合わせが有効ライン37上に揃い得るように、且つその他の当選フラグに係る当選役の図柄の組み合わせが有効ライン37上に揃わないように、回転リール23の回転停止までの滑りコマ数を回転リール23毎に規定した停止テーブルが、当選役毎に記憶されている。また、いずれの当選フラグも有さない場合には、いずれの当選役の図柄の組み合わせも有効ライン37上に揃わないように、回転リール23の回転停止までの滑りコマ数を回転リール23毎に規定した停止テーブルが記憶されている。
本実施の形態では、「赤セブン当選フラグ」に対応する「赤セブン停止テーブル」、「BAR当選フラグ」に対応する「BAR停止テーブル」、「ベル当選フラグ」に対応する「ベル停止テーブル」、「スイカ当選フラグ」に対応する「スイカ停止テーブル」、「チェリー当選フラグ」に対応する「チェリー停止テーブル」、「リプレイ当選フラグ」に対応する「リプレイ停止テーブル」、及び「ハズレ」に対応する「ハズレ停止テーブル」等の停止テーブルが記憶されている。
(停止テーブル選択手段)
停止テーブル選択手段は、当選抽選手段130の抽選結果に応じて、複数ある停止テーブルのいずれかを選択するためのものである。本実施の形態では、停止テーブル選択手段は、有している当選フラグに対応する停止テーブルを、停止テーブル記憶手段から1つ選択するようになっている。
具体的には、例えば、停止テーブル選択手段は、当選抽選手段130による抽選が行われた場合に、「赤セブン当選フラグ」を有するときには、「赤セブン停止テーブル」を読み出す。また、例えば、停止テーブル選択手段は、当選抽選手段130による抽選が行われた場合に、いずれの当選フラグも有さないときには、「ハズレ停止テーブル」を読み出す。
また、停止テーブル選択手段は、ボーナス当選フラグと小役当選フラグとを同時に有する場合には、当該ボーナス当選フラグ及び小役当選フラグに応じた停止テーブルを選択するようになっている。具体的には、例えば、停止テーブル選択手段は、当選抽選手段130による抽選が行われた場合に、「ベル当選フラグ」と「赤セブン当選フラグ」とを同時に有するときには、「ベル・赤セブン停止テーブル」を読み出す。
(回転リール停止手段)
回転リール停止手段は、操作されたストップスイッチに対応する回転リールについて、停止テーブル選択手段により選択された停止テーブルと当該操作時の回転リール23の回転位置とに基づいて滑りコマ数を決定するとともに、決定した滑りコマ数に基づいて当該回転リール23を停止させるためのものである。
具体的には、回転リール停止手段は、操作されたストップスイッチ54に対応する回転リール23について当該操作時の回転位置に応じて、停止テーブル選択手段により読み出された停止テーブルから滑りコマ数を取得する。そして、取得した滑りコマ数分の停止基準位置を通過させてから最初に図柄表示窓31に表示される停止基準位置に回転リール23が停止するように、ステッピングモータ26の回転駆動を停止する。
(入賞判定手段170)
入賞判定手段170は、すべての回転リール23の回転が停止したことを契機に、複数の当選役のいずれかに入賞か又は入賞なしかの判定を行うためのものである。
本実施の形態では、入賞判定手段170は、すべての回転リール23が停止されたときに、それぞれの当選役に係る図柄の組み合わせについて、有効ライン37上に揃うように各回転リール23が停止されたか否かの判定を行う。そして、入賞判定手段170は、当選役に係る図柄の組み合わせが有効ライン37上に揃うように各回転リール23が停止されたときには、当該当選役に入賞したと判定する。
入賞判定手段170は、例えば、すべての回転リール23が停止された場合において、「7(赤色)」の図柄が有効ライン37上に揃うように各回転リール23が停止されたときには、「赤セブン当選役の入賞」と判定する。
また、入賞判定手段170は、例えば、すべての回転リール23が停止された場合において、「チェリー」の図柄が有効ライン37上に停止するように左回転リール23Lが停止されたときには、「チェリー当選役の入賞」と判定する。
また、入賞判定手段170は、例えば、すべての回転リール23が停止された場合において、どの種類の図柄も有効ライン37上に3個揃わないように各回転リール23が停止され、且つ「チェリー」の図柄が有効ライン37上に停止しないように左回転リール23Lが停止されたときには、「入賞なし」と判定する。
(支払制御手段200)
支払制御手段200は、入賞判定手段170が「特定の当選役の入賞」と判定したことを契機に、メダルを支払う制御を行うためのものである。
「特定の当選役」は、本実施の形態では、「ベル当選役」、「スイカ当選役」及び「チェリー当選役」が該当する。
また、支払制御手段200は、「ベル当選役の入賞」により10枚のメダルを支払う制御を行い、「スイカ当選役の入賞」により6枚のメダルを支払う制御を行い、「チェリー当選役の入賞」により2枚のメダルを支払う制御を行う。
なお、「メダルを支払う制御」は、「払い出し装置5にメダルを払い出させる制御」を行ってもよいし、「クレジット数記憶手段190のクレジット数を増加させる制御」を行ってもよい。
支払制御手段200は、大別すると、次の手段を備える。
(1)支払カウント手段
(2)クレジット数増加手段
(3)払い出し制御手段
なお、支払制御手段200としては、上記した(1)ないし(3)に限定されるものではない。
(支払カウント手段)
支払カウント手段は、支払制御手段200の制御により支払われたメダルの枚数をカウントするためのものである。
本実施の形態では、第1入賞判定手段170が「特定の当選役の入賞」と判定したことを契機に、支払カウント手段のカウント数を当該当選役に応じた数にセットする。具体的には、例えば、第1入賞判定手段170が「ベル当選役の入賞」と判定したことを契機に、支払カウント手段のカウント数を「10」にセットする。
そして、クレジット数記憶手段190のクレジット数に「1」を加算する更新が行われる度に、または1枚のメダルが払い出し装置5の払い出しセンサーにより検出される度に、支払カウント手段のカウント数から「1」を減算する更新を行う。
なお、支払カウント手段のカウント数が「0」に到達すると、メダルを支払う制御を終了するようになっている。
(クレジット数増加手段)
クレジット数増加手段は、クレジット数記憶手段190のクレジット数を増加させる制御、つまり、クレジット数記憶手段190のクレジット数に支払カウント手段のカウント数を加算する更新を行うためのものである。
具体的には、クレジット数増加手段は、クレジット数記憶手段190のクレジット数に「1」を加算する更新を、支払カウント手段のカウント数が「0」に到達するまで繰り返す。ただし、クレジット数記憶手段190のクレジット数が上限の「50」に達しているときには、この更新を行わない。
(払い出し制御手段)
払い出し制御手段は、クレジット数記憶手段190のクレジット数の上限を超えてメダルを支払う場合に、上限を超えた枚数のメダルを払い出し装置5に払い出させる制御を行うためのものである。
具体的には、払い出し制御手段は、支払カウント手段のカウント数が「0」に到達する前にクレジット数記憶手段190のクレジット数が上限の「50」に達したことを契機に、払い出し装置5にメダルを払い出させる制御を、支払カウント手段のカウント数が「0」に到達するまで行うようになっている。
(ゲーム更新手段210)
ゲーム更新手段210は、次のゲームに持ち越す必要のないRAMのデータをクリアするためのものである。
具体的には、ゲーム更新手段210が遊技制御装置100のRAMの所定領域をクリアすることにより、小役当選フラグの消去、入賞済みのボーナス当選フラグの消去、ベット数記憶手段180のベット数のクリア等がなされる。
(再遊技ベット手段220)
再遊技ベット手段220は、入賞判定手段170により「リプレイ当選役の入賞」と判定されたことを契機に、新たにメダルを消費することなく、スロットマシンSをメダルがベットされた状態にするためのものである。
具体的には、再遊技ベット手段220は、入賞判定手段170により「リプレイ当選役の入賞」と判定されるとともに、ゲーム更新手段210により遊技制御装置100のRAMの所定領域がクリアされたことを契機に、前回のゲームでベットされたメダルの枚数、つまり「3」をベット数記憶手段180のベット数に加算する更新を行う。
(メダルカウントモード設定手段230)
メダルカウントモード設定手段230は、スロットマシンSのメダルカウントモードを設定するためのものである。
本実施の形態では、メダル排除部90にメダルを通過させるとともに、第2メダル検知部80によるメダルの検知に基づいて投入されたメダルの枚数をカウントする「通常カウントモード」、メダル排除部90にメダルをメダル通路64から排除させるとともに、第1メダル検知部70によるメダルの検知に基づいて投入されたメダルの枚数をカウントする「特別カウントモード」、及び、メダル排除部90にメダルをメダル通路64から排除させるとともに、投入されたメダルをカウントしない「カウント禁止モード」の3つのメダルカウントモードが設けられている。
具体的には、スロットマシンSは、回転リール23が回転しているときには、メダル投入口42から投入されたメダルをベットまたはクレジットとして受け付けないように、メダルカウントモードが「カウント禁止モード」になっている。そして、各回転リール23が回転を停止し、ゲーム更新手段210が遊技制御装置100のRAMの所定領域をクリアした場合に、遊技状態が通常遊技またはRBであるときには、メダルカウントモード設定手段230がメダルカウントモードを「カウント禁止モード」から「通常カウントモード」に切り替える。これにより、メダル投入口42から投入されたメダルをベットまたはクレジットとして受け付けるようになる。そして、ベット数記憶手段180のベット数が上限の「3」に達し、さらにクレジット数記憶手段190のクレジット数が上限の「50」に達したことを契機に、メダルカウントモード設定手段230がメダルカウントモードを「通常カウントモード」から「カウント禁止モード」に切り替える。または、メダルカウントモード設定手段230がメダルカウントモードを「カウント禁止モード」から「通常カウントモード」に切り替えた際に、クレジット数記憶手段190のクレジット数が上限の「50」であった場合に、ベット数記憶手段180のベット数が上限の「3」に達したことを契機に、メダルカウントモード設定手段230がメダルカウントモードを「通常カウントモード」から「カウント禁止モード」に切り替える。または、ベット数記憶手段180のベット数が上限の「3」に達した場合に、スタートスイッチ53が操作されたことを契機に、メダルカウントモード設定手段230がメダルカウントモードを「通常カウントモード」から「カウント禁止モード」に切り替える。これらにより、メダル投入口42から投入されたメダルをベットまたはクレジットとして受け付けなくなる。
また、各回転リール23が回転を停止し、ゲーム更新手段210が遊技制御装置100のRAMの所定領域をクリアした場合に、遊技状態がBBであるときには、メダルカウントモード設定手段230がメダルカウントモードを「カウント禁止モード」から「特別カウントモード」に切り替える。これにより、BB中においてメダル投入口42から投入されたメダルをベットとして受け付けるようになる。そして、ベット数記憶手段180のベット数が上限の「3」に達したことを契機に、メダルカウントモード設定手段230がメダルカウントモードを「特別カウントモード」から「カウント禁止モード」に切り替える。これにより、メダル投入口42から投入されたメダルをベットまたはクレジットとして受け付けなくなる。
なお、各回転リール23が回転を停止し、入賞判定手段170の判定結果が「リプレイ当選役の入賞」であった場合に、ゲーム更新手段210が遊技制御装置100のRAMの所定領域をクリアしたときには、再遊技ベット手段220によるリプレイ入賞ベット処理が行われ、遊技状態に関わらず「カウント禁止モード」を継続するようになっている。
(排除部駆動装置制御手段240)
排除部駆動装置制御手段240は、排除部駆動装置93を制御するためのものである。
本実施の形態では、排除部駆動装置制御手段240は、通常カウントモード中において、メダル排除部90が「メダル通過状態」にあるように排除部駆動装置93を制御する。これにより、メダル通路64を転げ落ちるメダルが排除口66から飛び出さなくなるので、払い出し装置5へ誘導される。
また、排除部駆動装置制御手段240は、特別カウントモード中またはカウント禁止モード中において、メダル排除部90が「メダル排除状態」にあるように排除部駆動装置93を制御する。これにより、メダル通路64を転げ落ちるメダルが塞き止め板92に衝突して、排除口66からメダル排出部44へ飛び出すようになる。
(第1メダル検知判断手段250)
第1メダル検知判断手段250は、第1メダル検知部70の各光センサーから出力される信号に基づき、メダルが第1メダル検知位置を通過したか否かを判断するためのものである。
本実施の形態では、第1メダル検知判断手段250は、特別カウントモード中において、メダルが第1メダル検知位置を通過したか否かの判断を行うようになっている。また、「メダルが第1メダル検知位置を通過した」と判断するには、以下の3つの条件を満たした場合である。
第1の条件は、最初に上流第1光センサー71からの出力がOFF信号からON信号に切り替わり、その次に下流第1光センサー72からの出力がOFF信号からON信号に切り替わり、その次に上流第1センサーからの出力がON信号からOFF信号に切り替わり、最後に下流第1光センサー72からの出力がON信号からOFF信号に切り替わることである。
第2の条件は、上流第1光センサー71がON信号の出力を継続した時間が、所定の範囲内であることである。
第3の条件は、下流第1光センサー72がON信号の出力を継続した時間が、所定の範囲内であることである。
そして、第1メダル検知判断手段250は、これら3つの条件を満たした場合に、「メダルが第1メダル検知位置を通過した」と判断する。
なお、第1メダル検知判断手段250は、カウント禁止モード中においては、メダルが第1メダル検知位置を通過したか否かの判断を行わない。つまり、メダル投入口42にメダルが投入されても、メダルをカウントしないようになっている。
(第2メダル検知判断手段260)
第2メダル検知判断手段260は、第2メダル検知部80の各光センサーから出力される信号に基づき、メダルが第2メダル検知位置を通過したか否かを判断するためのものである。
本実施の形態では、第2メダル検知判断手段260は、通常カウントモード中において、メダルが第2メダル検知位置を通過したか否かの判断を行うようになっている。また、「メダルが第2メダル検知位置を通過した」と判断するには、以下の3つの条件を満たした場合である。
第1の条件は、最初に上流第2光センサー81からの出力がOFF信号からON信号に切り替わり、その次に下流第2光センサー82からの出力がOFF信号からON信号に切り替わり、その次に上流第2センサーからの出力がON信号からOFF信号に切り替わり、最後に下流第2光センサー82からの出力がON信号からOFF信号に切り替わることである。
第2の条件は、上流第2光センサー81がON信号の出力を継続した時間が、所定の範囲内であることである。
第3の条件は、下流第2光センサー82がON信号の出力を継続した時間が、所定の範囲内であることである。
そして、第2メダル検知判断手段260は、これら3つの条件を満たした場合に、「メダルが第2メダル検知位置を通過した」と判断する。
(演出制御装置300)
演出制御装置300は、遊技制御装置100からの信号に基づいて演出装置の出力を制御するためのものである。
また、演出制御装置300の出力段には、図9に示すように、ランプ33、画像表示装置34、スピーカ35などのパーツが接続されている。
演出制御装置は、CPUがROMに記憶されたプログラムを実行することにより、画像データ記憶手段310、画像表示制御手段320、音声データ記憶手段330、音声出力制御手段340、ランプ点滅制御手段350などとして機能する(図9参照)。
次に、演出制御装置300が備える各手段について説明する。
(画像データ記憶手段310)
画像データ記憶手段310は、画像表示装置34に表示させる画像に関するデータ(画像データ)を記憶する。この画像データは、ROMに格納されており、必要に応じてCPUに出力される。
(画像表示制御手段320)
画像表示制御手段320は、画像データ記憶手段310の記憶する画像データに基づいて、画像表示装置34の画像の表示を制御するためのものである。換言すると、遊技制御装置100からの信号に基づき、画像データ記憶手段310の記憶する画像データを選択し、この画像データに従って画像表示装置34に画像を表示させるようになっている。
(音声データ記憶手段330)
音声データ記憶手段330は、スピーカ35に出力させる音声に関するデータ(音声データ)を記憶する。この音声データは、ROMに格納されており、必要に応じてCPUに出力される。
(音声出力制御手段340)
音声出力制御手段340は、音声データ記憶手段330の記憶する音声データに基づいて、スピーカ35の音声の出力を制御するためのものである。換言すると、遊技制御装置100からの信号に基づき、音声データ記憶手段330の記憶する音声データを選択し、この音声データに従ってスピーカ35にBGMや効果音を発生させるようになっている。
(ランプ点滅制御手段350)
ランプ点滅制御手段350は、ランプ33の点滅を制御するためのものである。具体的には、ランプ点滅制御手段350は、遊技制御装置100からの信号に基づき、複数の点滅パターンから1つ選択し、この点滅パターンに従ってランプ33を点滅させるようになっている。
(スロットマシンSの動作)
本実施の形態に係るスロットマシンSの動作の概略について、図10に示したフローチャートを用いて説明する。
ステップ101において、ゲーム更新手段210によるゲーム更新処理が行われる。具体的には、RAMの所定の領域がクリアされて、通常当選フラグの消去、入賞済みのボーナス当選フラグの消去、ベット数記憶手段180のベット数のクリア等がなされる。そして、ステップ102に進む。
ステップ102において、再遊技であるか否かの判断が行われる。そして、再遊技であると判断した場合には、ステップ103に進む。再遊技でないと判断した場合には、ステップ105に進む。
ステップ103において、再遊技ベット手段220による再遊技ベット処理が行われる。具体的には、前回のゲームでベットされたメダルの枚数、つまり「3」をベット数記憶手段180のベット数に加算する更新が行われる。そして、ステップ104に進む。
ステップ104において、スタートスイッチ53が操作されたか否かの判断が行われる。そして、スタートスイッチ53が操作されたと判断したときには、ステップ110に進む。スタートスイッチ53が操作されていないと判断したときには、ステップ104に戻る。
ステップ105において、BB中であるか否かの判断が行われる。BB中であると判断した場合には、ステップ106に進む。BB中でないと判断した場合には、ステップ108に進む。
ステップ106において、メダルカウントモード設定手段230がメダルカウントモードを「カウント禁止モード」から「特別カウントモード」に切り替える。したがって、メダル排除部90が「メダル排除状態」のまま、メダルが第1メダル検知位置を通過したか否かの判断が行われるので、メダル投入口42から投入されたメダルをベットとして受け付けるようになる。そして、ステップ107に進む。
ステップ107において、特別カウント処理が行われる。そして、ステップ110に進む。なお、特別カウント処理については、後述する。
ステップ108において、メダルカウントモード設定手段230がメダルカウントモードを「カウント禁止モード」から「通常カウントモード」に切り替える。これにより、メダル排除部90が「メダル排除状態」から「メダル通過状態」になり、また、メダルが第2メダル検知位置を通過したか否かの判断が行われるので、メダル投入口42から投入されたメダルをベットまたはクレジットとして受け付けるようになる。そして、ステップ109に進む。
ステップ109において、通常カウント処理が行われる。そして、ステップ110に進む。なお、通常カウント処理については、後述する。
ステップ110において、3個の回転リール23の回転が開始される。そして、ステップ111に進む。
ステップ111において、当選抽選手段130による当選抽選処理が行われる。具体的には、複数の当選役のいずれに当選かまたはハズレかの抽選が行われる。この抽選で当選すると、当該当選に対応した当選フラグが遊技制御装置100のRAMの所定領域に設定される。そして、ステップ112に進む。
ステップ112において、停止制御手段160による停止制御処理が行われる。そして、ステップ113に進む。なお、停止制御処理については、後述する。
ステップ113において、入賞判定手段170による入賞判定処理が行われる。具体的には、複数の当選役のいずれに入賞か又は入賞なしかの判定が行われる。そして、ステップ114に進む。
ステップ114において、支払制御手段200による支払制御処理が行われる。そして、ステップ115に進む。
ステップ115において、遊技移行処理が行われる。そして、ゲームを終了する。なお、遊技移行処理については、後述する。
次に、ステップ107の特別カウント処理について、図11に示したフローチャートを用いて説明する。
ステップ201において、メダルが第1メダル検知位置を通過したか否かの判断が、第1メダル検知判断手段250により行われる。そして、メダルが第1メダル検知位置を通過したと判断した場合には、ステップ202に進む。メダルが第1メダル検知位置を通過していないと判断した場合には、ステップ201に戻る。
ステップ202において、ベット数記憶手段180のベット数に「1」を加算する更新が行われる。そして、ステップ203に進む。
ステップ203において、ベット数記憶手段180のベット数が「3」であるか否かの判断が行われる。そして、ベット数記憶手段180のベット数が「3」であると判断した場合には、ステップ204に進む。ベット数記憶手段180のベット数が「3」でないと判断した場合には、ステップ201に戻る。
ステップ204において、メダルカウントモード設定手段230がメダルカウントモードを「特別カウントモード」から「カウント禁止モード」に切り替える。これにより、メダルが第1メダル検知位置を通過したか否かの判断が行われなくなるので、メダル投入口42から投入されたメダルをベットまたはクレジットとして受け付けなくなる。そして、ステップ205に進む。
ステップ205において、スタートスイッチ53が操作されたか否かの判断が行われる。そして、スタートスイッチ53が操作されたと判断したときには、特別カウント処理を終了し、ステップ110に進む。スタートスイッチ53が操作されていないと判断したときには、ステップ205に戻る。
次に、ステップ109の通常カウント処理について、図12に示したフローチャートを用いて説明する。
ステップ301において、メダルが第2メダル検知位置を通過したか否かの判断が、第2メダル検知判断手段260により行われる。そして、メダルが第2メダル検知位置を通過したと判断した場合には、ステップ302に進む。メダルが第2メダル検知位置を通過していないと判断した場合には、ステップ303に進む。
ステップ302において、ベット数記憶手段180のベット数に「1」を加算する更新が行われる。そして、ステップ305に進む。
ステップ303において、ベットスイッチ51が操作されたか否かの判断が行われる。そして、ベットスイッチ51が操作されたと判断した場合には、ステップ304に進む。ベットスイッチ51が操作されていないと判断した場合には、ステップ301に戻る。
ステップ304において、振り替え処理が行われる。具体的には、クレジット数記憶手段190のクレジット数に応じて、このクレジット数からベット数記憶手段180のベット数に最大「3」まで振り替える演算が行われる。そして、ステップ305に進む。
ステップ305において、ベット数記憶手段180のベット数が「3」であるか否かの判断が行われる。そして、ベット数記憶手段180のベット数が「3」であると判断した場合には、ステップ306に進む。ベット数記憶手段180のベット数が「3」でないと判断した場合には、ステップ301に戻る。
ステップ306において、クレジット数記憶手段190のクレジット数が「50」であるか否かの判断が行われる。そして、クレジット数記憶手段190のクレジット数が「50」であると判断した場合には、ステップ307に進む。クレジット数記憶手段190のクレジット数が「50」でないと判断した場合には、ステップ309に進む。
ステップ307において、メダルカウントモード設定手段230がメダルカウントモードを「通常カウントモード」から「カウント禁止モード」に切り替える。これにより、メダル排除部90が「メダル通過状態」から「メダル排除状態」になり、また、メダルが第1メダル検知位置を通過したか否かの判断も行われないので、メダル投入口42から投入されたメダルをベットまたはクレジットとして受け付けなくなる。そして、ステップ308に進む。
ステップ308において、スタートスイッチ53が操作されたか否かの判断が行われる。そして、スタートスイッチ53が操作されたと判断したときには、通常カウント処理を終了し、ステップ110に進む。スタートスイッチ53が操作されていないと判断したときには、ステップ308に戻る。
ステップ309において、スタートスイッチ53が操作されたか否かの判断が行われる。そして、スタートスイッチ53が操作されていないと判断したときには、ステップ310に進む。スタートスイッチ53が操作されたと判断したときには、ステップ313に進む。
ステップ310において、メダルが第2メダル検知位置を通過したか否かの判断が、第2メダル検知判断手段260により行われる。そして、メダルが第2メダル検知位置を通過したと判断した場合には、ステップ311に進む。メダルが第2メダル検知位置を通過していないと判断した場合には、ステップ309に戻る。
ステップ311において、クレジット数記憶手段190のクレジット数に「1」を加算する更新が行われる。そして、ステップ312に進む。
ステップ312において、クレジット数記憶手段190のクレジット数が「50」であるか否かの判断が行われる。そして、クレジット数記憶手段190のクレジット数が「50」であると判断した場合には、ステップ307に進む。クレジット数記憶手段190のクレジット数が「50」でないと判断した場合には、ステップ309に戻る。
ステップ313において、メダルカウントモード設定手段230がメダルカウントモードを「通常カウントモード」から「カウント禁止モード」に切り替える。これにより、メダル排除部90が「メダル通過状態」から「メダル排除状態」になり、また、メダルが第1メダル検知位置を通過したか否かの判断も行われないので、メダル投入口42から投入されたメダルをベットまたはクレジットとして受け付けなくなる。そして、通常カウント処理を終了し、ステップ110に進む。
次に、ステップ112の停止制御処理について、13に示したフローチャートを用いて説明する。
ステップ401において、遊技制御装置100のRAMの所定領域に有する当選フラグに応じて、停止テーブルが読み出される。そして、ステップ402に進む。
ステップ402において、ストップスイッチ54が操作されたか否かの判断が行われる。そして、ストップスイッチ54が操作されたと判断したときには、ステップ403に進む。ストップスイッチ54が操作されていないと判断したときには、ステップ402に戻る。
ステップ403において、読み出した停止テーブルを参照して、操作されたストップスイッチ54に対応する回転リール23の滑りコマ数を取得する。そして、ステップ404に進む。
ステップ404において、取得した滑りコマ数分の停止基準位置を通過させてから最初に図柄表示窓31に表示される停止基準位置に回転リール23が停止するように、ステッピングモータ26の回転駆動を停止する。そして、ステップ405に進む。
ステップ405において、すべての回転リール23が回転を停止したか否かの判断が行われる。そして、すべての回転リール23が回転を停止したと判断した場合には、停止制御処理を終了し、ステップ113に進む。いずれかの回転リール23が回転していると判断した場合は、ステップ402に戻る。
次に、ステップ115の遊技移行処理について、図14に示したフローチャートを用いて説明する。
ステップ501において、BB中であるか否かの判断が行われる。BB中であると判断した場合には、ステップ502に進む。BB中でないと判断した場合には、ステップ504に進む。
ステップ502において、BB中に支払われたメダルが465枚を超えたか否かの判断が行われる。そして、BB中に支払われたメダルが465枚を超えたと判断した場合には、ステップ503に進む。BB中に支払われたメダルが465枚を超えていないと判断した場合には、遊技移行処理を終了する。
ステップ503において、BBを終了して、通常遊技に移行する。そして、遊技移行処理を終了する。
ステップ504において、RB中であるか否かの判断が行われる。RB中であると判断した場合には、ステップ505に進む。RB中でないと判断した場合には、ステップ507に進む。
ステップ505において、RB中に支払われたメダルが140枚を超えたか否かの判断が行われる。そして、RB中に支払われたメダルが140枚を超えたと判断した場合には、ステップ506に進む。RB中に支払われたメダルが140枚を超えていないと判断した場合には、遊技移行処理を終了する。
ステップ506において、RBを終了して、通常遊技に移行する。そして、遊技移行処理を終了する。
ステップ507において、ステップ113の入賞判定結果が「赤セブン当選役の入賞」であるか否かの判断が行われる。そして、入賞判定結果が「赤セブン当選役の入賞」であると判断した場合には、ステップ508に進む。入賞判定結果が「赤セブン当選役の入賞」でないと判断した場合には、ステップ509に進む。
ステップ508において、通常遊技からBBに移行する。そして、遊技移行処理を終了する。
ステップ509において、ステップ113の入賞判定結果が「BAR当選役の入賞」であるか否かの判断が行われる。そして、入賞判定結果が「BAR当選役の入賞」であると判断した場合には、ステップ510に進む。入賞判定結果が「BAR当選役の入賞」でないと判断した場合には、遊技移行処理を終了する。
ステップ510において、通常遊技からRBに移行する。そして、遊技移行処理を終了する。
以上のように、第1の実施の形態に係るスロットマシンSは、メダル投入口42に投入されたメダルをベットとして受け付けるとともに、当該メダルを遊技者に返却することにより、遊技者にメダルを消費させずにゲームを行わせることが可能である。これにより、メダル投入口42へのメダルの投入を、遊技者にとって楽しい作業にすることができる。
また、第1の実施の形態に係るスロットマシンSは、特別カウントモードで3枚のメダルのベットを受け付けたことを契機に、カウント禁止モードに切り替えてメダルのベットを受け付けなくするとともに、メダル投入口42から投入されたメダルを返却させるようになっている。これにより、特別カウントモードで3枚のメダルがベットされた場合に、さらにメダル投入口42から投入されたときに、ベットとしてもクレジットとしてもカウントしなくなる。
また、第1の実施の形態に係るスロットマシンSは、「赤セブン当選役」に入賞し、通常遊技からBBに移行したことを契機に、メダル投入口42に投入されたメダルをベットとして受け付けるとともに、当該メダルを遊技者に返却するようになる。これにより、赤セブン当選役に入賞した際の遊技者の興趣を高めることができる。また、遊技者は、BB中にメダルを消費することなくゲームを行うことができる。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態では、「赤セブン当選役」に入賞し、通常遊技からBBに移行したことを契機に、特別カウントモードに切り替わるようになっているが、第2の実施の形態では、通常遊技中に特別カウントモード開始抽選に当選したことを契機に、特別カウントモードに切り替わるようになっている。
また、第2の実施の形態に係るスロットマシンは、ハードウエアの構成については、第1の実施の形態に係るスロットマシンと同様である。
そこで、第2の実施の形態では、第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。
(図面の説明)
図15ないし図17は、第2の実施の形態を示すものである。
図15は、スロットマシンSの動作の概略を示すフローチャートである。図16は、スロットマシンSにおける特別カウント処理を示すフローチャートである。図17は、スロットマシンSにおける遊技移行処理を示すフローチャートである。
(特別カウントモード開始抽選手段)
特別カウントモード開始抽選手段は、特別カウントモードを開始するか否かの抽選を行うためのものである。
本実施の形態では、特別カウントモード開始抽選手段は、遊技制御装置100に設けられている。また、特別カウントモード開始抽選手段は、遊技移行処理が行われた場合に、遊技状態が通常遊技であるときには、特別カウントモードを開始するか否かの抽選(以下「特別カウントモード開始抽選」という)を行う。そして、特別カウントモード開始抽選に当選すると、その旨を示唆する「特別カウントモード開始フラグ」が遊技制御装置100のRAMの所定領域に設定される。
ここで、特別カウントモード開始抽選手段は、遊技移行処理が行われた場合に、遊技状態がBBまたはRBであるときには、「特別カウントモード開始抽選」を行わない。また、特別カウントモード開始抽選手段は、遊技移行処理が行われた場合に、遊技制御装置100のRAMの所定領域に「特別カウントモード開始フラグ」を有するときには、「特別カウントモード開始抽選」を行わない。
なお、特別カウントモード開始抽選手段は、当選抽選手段130と同様に乱数を用いて抽選を行うものとし、具体的な抽選方法についての説明を省略する。
(メダルカウントモード設定手段230)
メダルカウントモード設定手段230は、スロットマシンSのメダルカウントモードを設定するためのものである。
本実施の形態では、メダル排除部90にメダルを通過させるとともに、第2メダル検知部80によるメダルの検知に基づいて投入されたメダルの枚数をカウントする「通常カウントモード」、メダル排除部90にメダルをメダル通路64から排除させるとともに、第1メダル検知部70によるメダルの検知に基づいて投入されたメダルの枚数をカウントする「特別カウントモード」、及び、メダル排除部90にメダルをメダル通路64から排除させるとともに、投入されたメダルをカウントしない「カウント禁止モード」の3つのメダルカウントモードが設けられている。
具体的には、スロットマシンSは、回転リール23が回転しているときには、メダル投入口42から投入されたメダルをベットまたはクレジットとして受け付けないように、「カウント禁止モード」になっている。そして、各回転リール23が回転を停止し、ゲーム更新手段210が遊技制御装置100のRAMの所定領域をクリアした場合に、遊技制御装置100のRAMの所定領域に「特別カウントモード開始フラグ」を有するときには、メダルカウントモード設定手段230がメダルカウントモードを「カウント禁止モード」から「特別カウントモード」に切り替える。これにより、メダル投入口42から投入されたメダルをベットとして受け付けるようになる。そして、ベット数記憶手段180のベット数が上限の「3」に達したことを契機に、メダルカウントモード設定手段230がメダルカウントモードを「特別カウントモード」から「通常カウントモード」に切り替える。これにより、メダル投入口42から投入されたメダルをクレジットとして受け付けるようになる。そして、スタートスイッチ53が操作されたことを契機に、またはクレジット数記憶手段190のクレジット数が上限の「50」に達したことを契機に、メダルカウントモード設定手段230がメダルカウントモードを「通常カウントモード」から「カウント禁止モード」に切り替える。これにより、メダル投入口42から投入されたメダルをベットまたはクレジットとして受け付けなくなる。
また、各回転リール23が回転を停止し、ゲーム更新手段210が遊技制御装置100のRAMの所定領域をクリアした場合に、遊技制御装置100のRAMの所定領域に「特別カウントモード開始フラグ」を有さないときには、メダルカウントモード設定手段230がメダルカウントモードを「カウント禁止モード」から「通常カウントモード」に切り替える。これにより、メダル投入口42から投入されたメダルをベットまたはクレジットとして受け付けるようになる。そして、ベット数記憶手段180のベット数が上限の「3」に達し、さらにクレジット数記憶手段190のクレジット数が上限の「50」に達したことを契機に、メダルカウントモード設定手段230がメダルカウントモードを「通常カウントモード」から「カウント禁止モード」に切り替える。または、メダルカウントモード設定手段230がメダルカウントモードを「カウント禁止モード」から「通常カウントモード」に切り替えた際に、クレジット数記憶手段190のクレジット数が上限の「50」であった場合に、ベット数記憶手段180のベット数が上限の「3」に達したことを契機に、メダルカウントモード設定手段230がメダルカウントモードを「通常カウントモード」から「カウント禁止モード」に切り替える。または、ベット数記憶手段180のベット数が上限の「3」に達した場合に、スタートスイッチ53が操作されたことを契機に、メダルカウントモード設定手段230がメダルカウントモードを「通常カウントモード」から「カウント禁止モード」に切り替える。これらにより、メダル投入口42から投入されたメダルをベットまたはクレジットとして受け付けなくなる。
なお、各回転リール23が回転を停止し、入賞判定手段170の判定結果が「リプレイ当選役の入賞」であった場合に、ゲーム更新手段210が遊技制御装置100のRAMの所定領域をクリアしたときには、再遊技ベット手段220によるリプレイ入賞ベット処理が行われ、遊技状態に関わらず「カウント禁止モード」を継続するようになっている。
(特別カウントモード完結手段)
特別カウントモード完結手段は、メダルカウントモード設定手段230がメダルカウントモードを「カウント禁止モード」から「特別カウントモード」に所定回数切り替えたことを契機に、遊技制御装置100のRAMの所定領域に設定された「特別カウントモード開始フラグ」を消去する。
本実施の形態では、特別カウントモード完結手段は、遊技制御装置100に設けられている。また、特別カウントモード完結手段は、メダルカウントモード設定手段230がメダルカウントモードを「カウント禁止モード」から「特別カウントモード」に50回切り替えたことを契機に、遊技制御装置100のRAMの所定領域に設定された「特別カウントモード開始フラグ」を消去する。これにより、特別カウントモード開始抽選に当選するまでの間は、メダルカウントモード設定手段230がメダルカウントモードを「特別カウントモード」に設定しなくなる。
また、特別カウントモード完結手段は、遊技移行処理において通常遊技を終了してBBまたはRBに移行する場合に、遊技制御装置100のRAMの所定領域に設定された「特別カウントモード開始フラグ」を消去する。ここで、遊技状態がBBまたはRBであるときには、特別カウントモード開始抽選を行わないようになっている。したがって、BBまたはRBを終了して通常遊技に移行し、特別カウントモード開始抽選に当選するまでの間は、メダルカウントモード設定手段230がメダルカウントモードを「特別カウントモード」に設定しなくなる。
本実施の形態に係るスロットマシンSの動作の概略について、図15に示したフローチャートを用いて説明する。
ステップ601において、ゲーム更新手段210によるゲーム更新処理が行われる。具体的には、RAMの所定の領域がクリアされて、通常当選フラグの消去、入賞済みのボーナス当選フラグの消去、ベット数記憶手段180のベット数のクリア等がなされる。そして、ステップ602に進む。
ステップ602において、再遊技であるか否かの判断が行われる。そして、再遊技であると判断した場合には、ステップ603に進む。再遊技でないと判断した場合には、ステップ605に進む。
ステップ603において、再遊技ベット手段220による再遊技ベット処理が行われる。具体的には、前回のゲームでベットされたメダルの枚数、つまり「3」をベット数記憶手段180のベット数に加算する更新が行われる。そして、ステップ604に進む。
ステップ604において、スタートスイッチ53が操作されたか否かの判断が行われる。そして、スタートスイッチ53が操作されたと判断したときには、ステップ616に進む。スタートスイッチ53が操作されていないと判断したときには、ステップ604に戻る。
ステップ605において、BBまたはRB中であるか否かの判断が行われる。BBまたはRB中でないと判断した場合には、ステップ606に進む。BBまたはRB中であると判断した場合には、ステップ614に進む。
ステップ606において、遊技制御装置100のRAMの所定領域に「特別カウントモード開始フラグ」を有するか否かの判断が行われる。そして、遊技制御装置100のRAMの所定領域に「特別カウントモード開始フラグ」を有さないと判断した場合には、ステップ607に進む。遊技制御装置100のRAMの所定領域に「特別カウントモード開始フラグ」を有すると判断した場合には、ステップ610に進む。
ステップ607において、特別カウントモード開始抽選手段により特別カウントモード開始抽選が行われる。そして、ステップ608に進む。
ステップ608において、ステップ607の特別カウントモード開始抽選に当選したか否かの判断が行われる。そして、特別カウントモード開始抽選に当選したと判断した場合には、ステップ609に進む。特別カウントモード開始抽選に外れたと判断した場合には、ステップ614に進む。
ステップ609において、遊技制御装置100のRAMの所定領域に「特別カウントモード開始フラグ」が設定される。そして、ステップ610に進む。
ステップ610において、メダルカウントモード設定手段230がメダルカウントモードを「カウント禁止モード」から「特別カウントモード」に切り替える。したがって、メダル排除部90が「メダル排除状態」のまま、メダルが第1メダル検知位置を通過したか否かの判断が行われるので、メダル投入口42から投入されたメダルをベットとして受け付けるようになる。そして、ステップ611に進む。
ステップ611において、メダルカウントモードを「カウント禁止モード」から「特別カウントモード」に50回切り替えたか否かの判断が行われる。そして、メダルカウントモードを「カウント禁止モード」から「特別カウントモード」に50回切り替えたと判断した場合には、ステップ612に進む。メダルカウントモードを「カウント禁止モード」から「特別カウントモード」に50回切り替えていないと判断した場合には、ステップ613に進む。
ステップ612において、遊技制御装置100のRAMの所定領域に設定された「特別カウントモード開始フラグ」が、特別カウントモード完結手段により消去される。そして、ステップ613に進む。
ステップ613において、特別カウント処理が行われる。そして、ステップ616に進む。なお、特別カウント処理については、後述する。
ステップ614において、メダルカウントモード設定手段230がメダルカウントモードを「カウント禁止モード」から「通常カウントモード」に切り替える。これにより、メダル排除部90が「メダル排除状態」から「メダル通過状態」になり、また、メダルが第2メダル検知位置を通過したか否かの判断が行われるので、メダル投入口42から投入されたメダルをベットまたはクレジットとして受け付けるようになる。そして、ステップ615に進む。
ステップ615において、通常カウント処理が行われる。そして、ステップ616に進む。なお、通常カウント処理については、第1の実施の形態に係る通常カウント処理と同様なので、説明を省略する。
ステップ616において、3個の回転リール23の回転が開始される。そして、ステップ617に進む。
ステップ617において、当選抽選手段130による当選抽選処理が行われる。具体的には、複数の当選役のいずれに当選かまたはハズレかの抽選が行われる。この抽選で当選すると、当該当選に対応した当選フラグが遊技制御装置100のRAMの所定領域に設定される。そして、ステップ618に進む。
ステップ618において、停止制御手段160による停止制御処理が行われる。そして、ステップ619に進む。なお、停止制御処理については、第1の実施の形態に係る停止制御処理と同様なので、説明を省略する。
ステップ619において、入賞判定手段170による入賞判定処理が行われる。具体的には、複数の当選役のいずれに入賞か又は入賞なしかの判定が行われる。そして、ステップ620に進む。
ステップ620において、支払制御手段200による支払制御処理が行われる。そして、ステップ621に進む。
ステップ621において、遊技移行処理が行われる。そして、ゲームを終了する。なお、遊技移行処理については、後述する。
次に、ステップ613の特別カウント処理について、図16に示したフローチャートを用いて説明する。
ステップ701において、メダルが第1メダル検知位置を通過したか否かの判断が、第1メダル検知判断手段250により行われる。そして、メダルが第1メダル検知位置を通過したと判断した場合には、ステップ702に進む。メダルが第1メダル検知位置を通過していないと判断した場合には、ステップ701に戻る。
ステップ702において、ベット数記憶手段180のベット数に「1」を加算する更新が行われる。そして、ステップ703に進む。
ステップ703において、ベット数記憶手段180のベット数が「3」であるか否かの判断が行われる。そして、ベット数記憶手段180のベット数が「3」であると判断した場合には、ステップ704に進む。ベット数記憶手段180のベット数が「3」でないと判断した場合には、ステップ701に戻る。
ステップ704において、クレジット数記憶手段190のクレジット数が「50」であるか否かの判断が行われる。そして、クレジット数記憶手段190のクレジット数が「50」であると判断した場合には、ステップ705に進む。クレジット数記憶手段190のクレジット数が「50」でないと判断した場合には、ステップ707に進む。
ステップ705において、メダルカウントモード設定手段230がメダルカウントモードを「特別カウントモード」から「カウント禁止モード」に切り替える。これにより、メダルが第1メダル検知位置を通過したか否かの判断が行われなくなるので、メダル投入口42から投入されたメダルをベットまたはクレジットとして受け付けなくなる。そして、ステップ706に進む。
ステップ706において、スタートスイッチ53が操作されたか否かの判断が行われる。そして、スタートスイッチ53が操作されたと判断したときには、特別カウント処理を終了し、ステップ616に進む。スタートスイッチ53が操作されていないと判断したときには、ステップ706に戻る。
ステップ707において、メダルカウントモード設定手段230がメダルカウントモードを「特別カウントモード」から「通常カウントモード」に切り替える。これにより、メダル排除部90が「メダル排除状態」から「メダル通過状態」になるとともに、メダルが第1メダル検知位置を通過したか否かの判断が行われなくなる。そして、ステップ708に進む。
ステップ708において、スタートスイッチ53が操作されたか否かの判断が行われる。そして、スタートスイッチ53が操作されていないと判断したときには、ステップ709に進む。スタートスイッチ53が操作されたと判断したときには、ステップ713に進む。
ステップ709において、メダルが第2メダル検知位置を通過したか否かの判断が、第2メダル検知判断手段260により行われる。そして、メダルが第2メダル検知位置を通過したと判断した場合には、ステップ710に進む。メダルが第2メダル検知位置を通過していないと判断した場合には、ステップ708に戻る。
ステップ710において、クレジット数記憶手段190のクレジット数に「1」を加算する更新が行われる。そして、ステップ711に進む。
ステップ711において、クレジット数記憶手段190のクレジット数が「50」であるか否かの判断が行われる。そして、クレジット数記憶手段190のクレジット数が「50」であると判断した場合には、ステップ712に進む。クレジット数記憶手段190のクレジット数が「50」でないと判断した場合には、ステップ708に戻る。
ステップ712において、メダルカウントモード設定手段230がメダルカウントモードを「通常カウントモード」から「カウント禁止モード」に切り替える。これにより、メダル排除部90が「メダル通過状態」から「メダル排除状態」になり、また、メダルが第1メダル検知位置を通過したか否かの判断も行われないので、メダル投入口42から投入されたメダルをベットまたはクレジットとして受け付けなくなる。そして、ステップ706に進む。
ステップ713において、メダルカウントモード設定手段230がメダルカウントモードを「通常カウントモード」から「カウント禁止モード」に切り替える。そして、特別カウント処理を終了し、ステップ616に進む。
次に、ステップ621の遊技移行処理について、図17に示したフローチャートを用いて説明する。
ステップ801において、BB中であるか否かの判断が行われる。BB中であると判断した場合には、ステップ802に進む。BB中でないと判断した場合には、ステップ804に進む。
ステップ802において、BB中に支払われたメダルが465枚を超えたか否かの判断が行われる。そして、BB中に支払われたメダルが465枚を超えたと判断した場合には、ステップ803に進む。BB中に支払われたメダルが465枚を超えていないと判断した場合には、遊技移行処理を終了する。
ステップ803において、BBを終了して、通常遊技に移行する。そして、遊技移行処理を終了する。
ステップ804において、RB中であるか否かの判断が行われる。RB中であると判断した場合には、ステップ805に進む。RB中でないと判断した場合には、ステップ807に進む。
ステップ805において、RB中に支払われたメダルが140枚を超えたか否かの判断が行われる。そして、RB中に支払われたメダルが140枚を超えたと判断した場合には、ステップ806に進む。RB中に支払われたメダルが140枚を超えていないと判断した場合には、遊技移行処理を終了する。
ステップ806において、RBを終了して、通常遊技に移行する。そして、遊技移行処理を終了する。
ステップ807において、ステップ619の入賞判定結果が「赤セブン当選役の入賞」であるか否かの判断が行われる。そして、入賞判定結果が「赤セブン当選役の入賞」であると判断した場合には、ステップ808に進む。入賞判定結果が「赤セブン当選役の入賞」でないと判断した場合には、ステップ810に進む。
ステップ808において、通常遊技からBBに移行する。そして、ステップ809に進む。
ステップ809において、遊技制御装置100のRAMの所定領域に設定された「特別カウントモード開始フラグ」が、特別カウントモード完結手段により消去される。そして、遊技移行処理を終了する。
ステップ810において、ステップ619の入賞判定結果が「BAR当選役の入賞」であるか否かの判断が行われる。そして、入賞判定結果が「BAR当選役の入賞」であると判断した場合には、ステップ811に進む。入賞判定結果が「BAR当選役の入賞」でないと判断した場合には、遊技移行処理を終了する。
ステップ811において、通常遊技からRBに移行する。そして、ステップ812に進む。
ステップ812において、遊技制御装置100のRAMの所定領域に設定された「特別カウントモード開始フラグ」が、特別カウントモード完結手段により消去される。そして、遊技移行処理を終了する。
以上のように、第2の実施の形態に係るスロットマシンSは、メダル投入口42に投入されたメダルをベットとして受け付けるとともに、当該メダルを遊技者に返却することにより、遊技者にメダルを消費させずにゲームを行わせることが可能である。これにより、メダル投入口42へのメダルの投入を、遊技者にとって楽しい作業にすることができる。
また、第2の実施の形態に係るスロットマシンSは、特別カウントモードで3枚のメダルのベットを受け付けたことを契機に、通常カウントモードに切り替えてメダルのベットまたはクレジットを受け付けるとともに、メダル投入口42から投入されたメダルを払い出し装置5に貯留させるようになっている。これにより、特別カウントモードで3枚のメダルがベットされた場合に、さらにメダル投入口42から投入されたときに、ベットとしてカウントしないが、クレジットとしてカウントすることが可能になる。
また、第2の実施の形態に係るスロットマシンSは、通常遊技中に特別カウントモード開始抽選に当選したことを契機に、メダルカウントモードを特別カウントモードに切り替える。これにより、遊技者は、50ゲーム間(50ゲーム行う前にBBまたはRBに移行した場合は、移行する前のゲームまで)、メダルを消費することなくゲームを行うことができる。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲における変形や改良も含むものである。また、本発明は、上述した実施の形態を適宜組み合わせる、または組み替えることもできる。
第1の実施の形態に係るスロットマシンを示す斜視図である。 第1の実施の形態に係るスロットマシンにおいて前扉を取り外した状態を示す斜視図である。 第1の実施の形態に係るスロットマシンにおける図柄表示窓及び有効ラインを示す正面図である。 第1の実施の形態に係るスロットマシンにおける各回転リールのリールテープの一部を展開して示す展開図である。 第1の実施の形態に係るスロットマシンにおけるメダルセレクターを示す斜視図である。 第1の実施の形態に係るスロットマシンにおいてメダル投入口から投入されたメダルが払い出し装置へ誘導される様子を示す説明図である。 第1の実施の形態に係るスロットマシンにおいてメダル投入口から投入されたメダルがメダル排出部へ排除される様子を示す説明図である。 第1の実施の形態に係るスロットマシンにおける、(A)メダル排除部がメダル通過状態にあるメダルセレクターを示す断面図、(B)メダル排除部がメダル排除状態にあるメダルセレクターを示す断面図である。 第1の実施の形態に係るスロットマシンにおける制御装置の入力、制御及び出力の概略を示すブロック図である。 第1の実施の形態に係るスロットマシンの動作の概略を示すフローチャートである。 第1の実施の形態に係るスロットマシンにおける特別カウント処理を示すフローチャートである。 第1の実施の形態に係るスロットマシンにおける通常カウント処理を示すフローチャートである。 第1の実施の形態に係るスロットマシンにおける停止制御処理を示すフローチャートである。 第1の実施の形態に係るスロットマシンにおける遊技移行処理を示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係るスロットマシンの動作の概略を示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係るスロットマシンにおける特別カウント処理を示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係るスロットマシンにおける遊技移行処理を示すフローチャートである。
符号の説明
S スロットマシン 1 筐体
2 交換ユニット 3 前扉
4 電源ユニット 5 払い出し装置
6 メダルセレクター
10 制御装置 11 正面開口部
12 中板 13 開口上部
14 開口下部 15 底板
16A 右側板 16B 左側板
17 天板 18 筐体側蝶番
21 枠体 22 リールユニット
23 回転リール 24 基板ユニット
25 枠体側蝶番 26 ステッピングモータ
27 インデックスセンサー 28 リールテープ
30 上扉 31 図柄表示窓
32 数値表示部 33 ランプ
34 画像表示装置 35 スピーカ
36 上扉側蝶番 37 有効ライン
40 下扉 41 メダル払い出し口
42 メダル投入口 43 メダル受け皿
44 メダル排出部 46 下扉側蝶番
50 操作部 51 ベットスイッチ
52 精算スイッチ 53 スタートスイッチ
54 ストップスイッチ
61 ベース 62 カバー
63 L字溝 64 メダル通路
65 メダルシュート 66 排除口
70 第1メダル検知部 71 上流第1光センサー
72 下流第1光センサー
80 第2メダル検知部 81 上流第2光センサー
82 下流第2光センサー
90 メダル排除部 91 押さえ板
92 塞き止め板 93 排除部駆動装置
100 遊技制御装置 110 通常遊技制御手段
120 特別遊技制御手段 130 当選抽選手段
140 回転制御手段 150 回転位置判断手段
160 停止制御手段 170 入賞判定手段
180 ベット数記憶手段 190 クレジット数記憶手段
200 支払制御手段 210 ゲーム更新手段
220 再遊技ベット手段 230メダルカウントモード設定手段
240 排除部駆動装置制御手段 250 第1メダル検知判断手段
260 第2メダル検知判断手段
300 演出制御装置 310 画像データ記憶手段
320 画像表示制御手段 330 音声データ記憶手段
340 音声出力制御手段 350 ランプ点滅制御手段

Claims (4)

  1. メダル投入口に投入されたメダルを選別するメダルセレクター、メダルを貯留するとともに貯留したメダルを払い出す払い出し装置、表面に複数個の図柄が付された複数個の回転リール、及びこれらを制御する制御装置を備え、メダルのベットを受け付けてゲームの開始を可能にし、ゲームの開始により各回転リールを回転させるとともに複数の当選役のいずれに当選か又はハズレかを抽選し、抽選結果に基づいて各回転リールの停止制御を行い、当選役に係る図柄の組み合わせが揃うと当該当選役の入賞と判定するスロットマシンであって、
    メダルセレクターは、
    メダル投入口に投入されたメダルを払い出し装置へ誘導するメダル通路と、
    メダル通路の所定位置(以下「第1検知位置」という。)まで転げ落ちたメダルを検知する第1メダル検知部と、
    第1検知位置を通過してメダル通路の所定位置(以下「第2検知位置」という。)まで転げ落ちたメダルを検知する第2メダル検知部と、
    第1検知位置を通過したメダルを第2検知位置へ到達する前にメダル通路から排除するメダル排除部とを備え、
    制御装置は、
    メダル排除部にメダルを通過させるとともに、第2メダル検知部によるメダルの検知に基づいて投入されたメダルの枚数をカウントする通常カウントモードと、
    メダル排除部にメダルをメダル通路から排除させるとともに、第1メダル検知部によるメダルの検知に基づいて投入されたメダルの枚数をカウントする特別カウントモードと、
    メダル排除部にメダルをメダル通路から排除させるとともに、投入されたメダルをカウントしないカウント禁止モードとを使い分けることを特徴とするスロットマシン。
  2. 制御装置は、特別カウントモードで所定枚数のメダルのベットを受け付けたことを契機に、カウント禁止モードに切り替えてメダルのベットを受け付けなくするとともに、メダル投入口から投入されたメダルを返却させることを特徴とする請求項1に記載のスロットマシン。
  3. 制御装置は、特別カウントモードで所定枚数のメダルのベットを受け付けたことを契機に、通常カウントモードに切り替えてメダルのベットまたはクレジットを受け付けるとともに、メダル投入口から投入されたメダルを払い出し装置に貯留させることを特徴とする請求項1に記載のスロットマシン。
  4. 制御装置は、特定の当選役の入賞を契機に、特別カウントモードでメダルのベットを受け付けるとともに、メダル投入口から投入されたメダルを返却させることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のスロットマシン。
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