JP2010129194A - リチウムイオン二次電池用負極及びリチウムイオン二次電池 - Google Patents

リチウムイオン二次電池用負極及びリチウムイオン二次電池 Download PDF

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Abstract

【課題】リチウムイオン二次電池のサイクル特性及び負荷特性をより高める。
【解決手段】コイン型電池20は、正極活物質を有する正極22と、負極活物質を有する負極23と、正極22と負極23との間に介在しリチウムイオンを伝導する非水電解液と、を備えている。この負極23は、ラムスデライト型構造を有するチタン化合物を含む負極活物質を備え、電極のX線回折測定を行ったときの(101)面の回折ピークの面積をI(101)、(200)面の回折ピークの面積をI(200)、(201)面の回折ピークの面積をI(201)、(301)面の回折ピークの面積をI(301)とし回折ピークの面積強度比をRint=I(101)/[I(200)+I(201)+I(301)]としたときに、Rint≧3.0を満たしている。また、負極23の活物質密度は、2.0g/cm3以上2.3g/cm3以下である。
【選択図】図1

Description

本発明は、リチウムイオン二次電池用負極及びリチウムイオン二次電池に関する。
従来、リチウムイオン二次電池としては、LiCoO2の一次粒子を凝集させ、球状とすることにより電極上に塗布・プレスさせたときのX線回折の(110)/(003)のピーク強度を0.1以上とする、即ち配向性を低減させることにより内部抵抗を低減し、大電流放電時の容量を向上させるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、リチウム金属酸化物を活物質とする正極とLi2Ti37で表されるリチウムチタン酸化物を活物質とする負極とを備え、リチウム金属酸化物の実容量に対するリチウムチタン酸化物の実容量の比を0.8以下とすることにより、充放電の繰り返しによる正極活物質の結晶構造の破壊を抑制し充放電サイクルの寿命特性を高めたものが提案されている(例えば、特許文献2参照)。更に、ラムスデライト構造を有するリチウムチタン酸化物を用い、正極と負極との容量比を負極/正極=1〜7にした電気化学キャパシタが提案されている(例えば、特許文献3参照)。この電気化学キャパシタは、電気化学キャパシタと電池とを並列につなぐことにより、高容量且つ長寿命なハイブリッド電源になるとされている。
特開2002−279985号公報 特開2000−12090号公報 特開2004−221523号公報
このように、特許文献1〜3に記載されたリチウムイオン二次電池などでは、負極活物質の配向性の検討や、負極活物質としてのリチウムチタン酸化物の検討などにより、高容量化を図り、繰返充放電におけるサイクル特性を向上させていた。しかしながら、まだ十分でなく、サイクル特性及び負荷特性をより高めることが望まれていた。
本発明は、このような課題に鑑みなされたものであり、サイクル特性及び負荷特性をより高めることができるリチウムイオン二次電池用負極及びリチウムイオン二次電池を提供することを主目的とする。
上述した目的を達成するために鋭意研究したところ、本発明者らは、ラムスデライト構造を有するチタン化合物を含む負極活物質において、電極のX線回折測定を行ったときの各回折面のピーク面積を用いて求めた値Rintが所定の好適な範囲にあると、サイクル特性及び負荷特性をより高めることができることを見いだし、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明のリチウムイオン二次電池用負極は、
ラムスデライト型構造を有するチタン化合物を含む負極活物質を備え、電極のX線回折測定を行ったときの(101)面の回折ピークの面積をI(101)、(200)面の回折ピークの面積をI(200)、(201)面の回折ピークの面積をI(201)、(301)面の回折ピークの面積をI(301)とし回折ピークの面積強度比をRint=I(101)/[I(200)+I(201)+I(301)]としたときに、Rint≧3.0を満たすものである。
また、本発明のリチウムイオン二次電池は、
リチウムを吸蔵・放出可能な正極活物質を有する正極と、
上述のリチウムイオン二次電池用負極と、
前記正極と前記リチウムイオン二次電池用負極との間に介在しリチウムイオンを伝導するイオン伝導媒体と、
を備えたものである。
このリチウムイオン二次電池用負極及びリチウムイオン二次電池では、サイクル特性及び負荷特性をより高めることができる。ここで、従来では電極内での活物質の配向は、例えばリチウムイオンのアクセスする方向が限定されるため望ましくないものとされているのに対し、本発明では電極内で活物質が(101)で配向することによりサイクル特性及び負荷特性を向上させることができる。このような効果が得られる理由は明らかではないが、以下のように推測される。例えば、ラムスデライト構造内では、リチウムイオンの通り道が一次元のトンネルとなっており、配向することにより電極内でこのトンネルがリチウムイオンの輸送に効果的に配列し、負荷特性が向上したものと考えられる。また、電極内で活物質が配向することにより充放電時の結晶構造の膨張・収縮が効果的に抑制されたため、サイクル特性が向上したものと推察される。なお、サイクル特性としては、繰り返し充放電を行ったときの放電容量の維持率としてもよい。また、負荷特性としては、低電流(例えば0.1C)による放電容量に対する高電流(例えば2C)による放電容量の比による評価としてもよい。
本発明のリチウムイオン二次電池は、リチウムを吸蔵・放出可能な正極活物質を有する正極と、リチウムを吸蔵・放出可能な負極活物質を有する負極と、正極と負極との間に介在しリチウムイオンを伝導するイオン伝導媒体と、を備えている。
本発明のリチウムイオン二次電池の正極は、例えば正極活物質に導電材及びバインダーを混合し、適当な溶剤を加えてペースト状の正極合材としたものを、正極集電体の表面に塗布乾燥し、必要に応じて電極密度を高めるべく圧縮して形成することができる。正極活物質としては、リチウムと遷移金属元素とを含む酸化物、又はポリアニオン系化合物を用いることができる。具体的には、例えばリチウムコバルト複合酸化物(Li(1-n)CoO2など(0<n<1、以下同じ))、リチウムニッケル複合酸化物(Li(1-n)NiO2など)、リチウムマンガン複合酸化物(Li(1-n)MnO2、Li(1-n)Mn24など)、リチウム鉄複合リン酸化物(LiFePO4など)、リチウムバナジウム複合酸化物(LiV23など)などが挙げられる。正極集電体としては、導電性材料で形成されたものであれば特に限定されないが、例えば、アルミニウムや銅、ステンレス鋼、ニッケルメッキ鋼などの金属で形成されている箔やメッシュを用いることができる。バインダーは、活物質粒子及び導電材粒子を繋ぎ止める役割を果たすものであり、例えばポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン、フッ素ゴムなどの含フッ素樹脂、或いはポリプロピレン、ポリエチレンなどの熱可塑性樹脂などを用いることができる。導電材は、正極の電気伝導性を確保するためのものであり、例えばカーボンブラック、アセチレンブラック、天然黒鉛、人造黒鉛、コークス類などの炭素物質粉末状体の1種又は2種以上を混合したものを用いることができる。正極活物質、導電材、バインダーを分散させる溶剤としては、例えばN−メチル−2−ピロリドンなどの有機溶剤を用いることができる。
本発明のリチウムイオン二次電池の負極は、例えば負極活物質と導電材と結着材とを混合し、適当な溶剤を加えてペースト状の負極材としたものを、集電体の表面に塗布乾燥し、必要に応じて電極密度を高めるべく圧縮して形成してもよい。本発明の負極は、ラムスデライト型構造を有するチタン化合物を含む負極活物質を備えている。このラムスデライト型構造を有するチタン化合物は、TiO2、LiTi24及びLi2Ti37(Li1.14Ti1.714)のうち1以上の基本組成を有するものとしてもよい。なお、「基本組成」とは、負極活物質に他の元素などを含むものとしてもよい趣旨である。例えば、ラムスデライト型構造を有するチタン化合物は、TiO2や一般式LixyTiz4で表されるものとしてもよい。ここで、Aは、遷移金属、周期律表の1族、2族及び3族元素のうち少なくとも1以上であり、0≦x≦2、0≦y≦1、1≦z≦2を満たすものとする。このラムスデライト型構造を有するチタン化合物としては、例えば、LiCrTiO4、LiFeTiO4、Li3Cr3Ti414などが挙げられる。この負極は、電極のX線回折測定を行ったときの(101)面の回折ピークの面積をI(101)、(200)面の回折ピークの面積をI(200)、(201)面の回折ピークの面積をI(201)、(301)面の回折ピークの面積をI(301)とし、回折ピークの面積強度比をRint=I(101)/[I(200)+I(201)+I(301)]としたときに、Rint≧3.0を満たしている。ここで、電極のRintが3.0以上というのは、ラムスデライト型構造を有するチタン化合物が、(101)面で配向していることを意味する。こうすれば、電極内で活物質が効果的に配向することにより、サイクル特性及び負荷特性をより高めることができる。これは、ラムスデライト構造による1次元トンネルがリチウム輸送に効果的に配列したり、充放電時の膨張・収縮が効果的に抑制されたりするためであると推察される。このRint比は、4.0以上を満たしていることがより好ましい。また、Rint比は、10以下であることが配向特性の限界からみて好ましい。また、この負極活物質は、その密度が2.0g/cm3以上2.3g/cm3以下であることが好ましい。活物質密度が2.0g/cm3以上では活物質同士の接触がより高まり電池性能が向上し、2.3g/cm3以下では、電極に空隙が十分あり電極内に電解液が行き渡りやすく、電池性能が向上しやすい。この範囲では、リチウムイオン二次電池のサイクル特性及び負荷特性をより高めることができる。
また、負極に用いられる導電材、結着材、溶剤などは、それぞれ正極で例示したものを用いることができる。負極の集電体には、銅、ニッケル、ステンレス鋼、チタン、アルミニウム、焼成炭素、導電性高分子、導電性ガラス、Al−Cd合金などのほか、接着性、導電性及び耐還元性向上の目的で、例えば銅などの表面をカーボン、ニッケル、チタンや銀などで処理したものも用いることができる。これらについては、表面を酸化処理することも可能である。集電体の形状は、正極と同様のものを用いることができる。
本発明のリチウムイオン二次電池において、イオン伝導媒体は、支持塩を有機溶媒に溶かした非水電解液やイオン性液体、ゲル電解質、固体電解質などを用いることができる。このうち、非水電解液であることが好ましい。支持塩としては、例えば、LiPF6,LiClO4,LiAsF6,LiBF4,Li(CF3SO22N,Li(CF3SO3),LiN(C25SO22などの公知の支持塩を用いることができる。支持塩の濃度としては、0.1〜2.0Mであることが好ましく、0.8〜1.2Mであることがより好ましい。有機溶媒としては、例えば、エチレンカーボネート(EC)、プロピレンカーボネート(PC)、γ−ブチロラクトン(γ−BL)、ジエチルカーボネート(DEC)、ジメチルカーボネート(DMC)など従来の二次電池やキャパシタに使われる有機溶媒が挙げられる。これらは単独で用いてもよいし、複数を混合して用いてもよい。また、イオン性液体としては、特に限定されるものではないが、1−メチル−3−プロピルイミダゾリウムビス(トリフルオロスルホニル)イミドや1−エチル−3−ブチルイミダゾリウムテトラフルオロボレートなどを用いることができる。ゲル電解質としては、特に限定されるものではないが、例えば、ポリフッ化ビニリデンやポリエチレングリコール、ポリアクリロニトリルなどの高分子類またはアミノ酸誘導体やソルビトール誘導体などの糖類に、支持塩を含む電解液を含ませてなるゲル電解質が挙げられる。固体電解質としては、無機固体電解質や有機固体電解質などが挙げられる。無機固体電解質としては、例えば、Liの窒化物、ハロゲン化物、酸素酸塩などがよく知られている。なかでも、Li4SiO4、Li4SiO4−LiI−LiOH、xLi3PO4−(1−x)Li4SiO4、Li2SiS3、Li3PO4−Li2S−SiS2、硫化リン化合物などが挙げられる。これらは単独で用いてもよいし、複数を混合して用いてもよい。有機固体電解質としては、例えば、ポリエチレンオキサイド、ポリプロピレンオキサイド、ポリビニルアルコール、ポリフッ化ビニリデン、ポリホスファゼン、ポリエチレンスルフィド、ポリヘキサフルオロプロピレンなどやこれらの誘導体が挙げられる。これらは単独で用いてもよいし、複数を混合して用いてもよい。
本発明のリチウムイオン二次電池は、負極と正極との間にセパレータを備えていてもよい。セパレータとしては、リチウムイオン二次電池の使用範囲に耐えうる組成であれば特に限定されないが、例えば、ポリプロピレン製不織布やポリフェニレンスルフィド製不織布などの高分子不織布、ポリエチレンやポリプロピレンなどのオレフィン系樹脂の薄い微多孔膜が挙げられる。これらは単独で用いてもよいし、複数を混合して用いてもよい。
本発明のリチウムイオン二次電池の形状は、特に限定されないが、例えばコイン型、ボタン型、シート型、積層型、円筒型、偏平型、角型などが挙げられる。また、電気自動車等に用いる大型のものなどに適用してもよい。このリチウムイオン二次電池の一例を図1に示す。図1は、コイン型電池20の構成の概略を表す断面図である。このコイン型電池20は、カップ形状の電池ケース21と、正極活物質を有しこの電池ケース21の下部に設けられた正極22と、負極活物質を有し正極22に対してセパレータ24を介して対向する位置に設けられた負極23と、絶縁材により形成されたガスケット25と、電池ケース21の開口部に配設されガスケット25を介して電池ケース21を密封する封口板26と、を備えている。ここでは、負極23は、ラムスデライト型構造を有するチタン化合物を負極活物質として備え、電極のX線回折によるRint比が3.0以上を満たしている。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
以下には、リチウム電池を具体的に作製した例を、実施例として説明する。
[ラムスデライト型チタン酸化物:TiO2,LiTi24,Li2Ti37
ラムスデライト型LiTi24の合成では、出発原料として、Li[Li1/3Ti5/3]O4、TiO2(和光純薬工業製、ルチル型)、Ti金属粉末(高純度化学研究所製)を用いた。このLi[Li1/3Ti5/3]O4は、LiOH・H2O(和光純薬工業製)とTiO2(和光純薬工業製、アナターゼ型)を所定のモル比で秤量、混合後、直径2cm、厚さ5mmのペレットに30MPaで加圧成型し、窒素雰囲気下800℃、12時間焼成することにより合成した。次に、LiTi24,1molあたりLi[Li1/3Ti5/3]O4を0.75mol、TiO2を0.5mol、Ti金属粉末を0.25molとなるように秤量し、これらを乳鉢で混合した。混合粉末を直径2cm、厚さ5mm程度のペレットに30MPaで加圧成型し、焼成時にこの成型体が空気酸化されるのを避けるよう作製したペレットを銅箔に包んだ。これをアルゴン雰囲気下1000℃で16時間焼成することによりラムスデライト型LiTi24を得た。また、ラムスデライト型TiO2の合成では、この合成したLiTi24を1M塩酸水溶液中に投入し3日間攪拌後、濾過し、80℃で12時間乾燥させることによりラムスデライト型TiO2を得た。また、Li2Ti37の合成では、出発原料としてLi[Li1/3Ti5/3]O4、TiO2(ルチル型)、Ti金属粉末を用い、Li2Ti37]1molあたりLi[Li1/3Ti5/3]O4を1.5mol、TiO2を0.5molとなるように秤量し、LiTi24と同様の合成工程により混合・焼成することにより、ラムスデライト型Li2Ti37を得た。
[実施例1]
(塗工電極の作製)
ラムスデライト型TiO2を85重量%、導電材としてカーボンブラックを5重量%、結着材としてポリフッ化ビニリデンを10重量%混合し、分散剤としてN−メチル−2−ピロリドンを適量添加し、スラリー状の合材とした。この合材スラリーを20μm厚のアルミニウム箔集電体に均一に塗布し、加熱乾燥して塗布シートを作製した。シート中に含まれる活物質の密度が2.1g/cm3となるように電極をプレス処理し、2.05cm2の面積に打ち抜いて円盤状の電極を作製した。活物質密度の測定は、以下の手法により行った。まず、作成した円盤状の電極の重量から同面積のアルミニウム箔集電体の重量を差し引き、それに電極内での活物質の割合(85重量%)を積算したものを活物質重量とした。次に、円盤状電極の厚さを測定し、そこからアルミニウム箔集電体の厚さ(20μm)を差し引いたものを電極の厚さとした。この電極の厚さ及び面積から求めた体積で上記活物質重量を除算した値を活物質密度(g/cm3)とした。
(X線回折測定によるRint比の算出)
この実施例1の電極をX線回折装置(リガク社製RINT−2200)を用いて測定した。測定条件は、Cu−Kα線により40kV−30mAで15°〜30°までスキャンするものとした。実施例1のX線回折の測定結果を図2に示す。この測定結果を用いて、(101)面の回折ピークの面積をI(101)、(200)面の回折ピークの面積をI(200)、(201)面の回折ピークの面積をI(201)、(301)面の回折ピークの面積をI(301)とし、回折ピークの面積強度比をRint=I(101)/[I(200)+I(201)+I(301)]として求めた。この結果、実施例1のRintは、4.5であった。なお、このX線回折測定及びRint比の算出は、後述する実施例2〜10、比較例1〜10の電極についても同様に行った。
(二極式評価セルの作製)
エチレンカーボネートとジエチルカーボネートとを体積比で3:7となるように混合した混合溶媒に、LiPF6を1mol/Lの濃度で溶解した非水電解液(イオン伝導媒体)を作製した。上記実施例1の電極を作用極とし、リチウム金属箔(厚さ300μm)を対極として、両電極の間に、上記非水電解液を含浸させたセパレータ(東燃タピルス)を挟んで作製した二極式評価セルを実施例1の評価セルとした。
(充放電試験)
作製した実施例1の二極式評価セルを用い、0.1C(0.3mA)で1.0Vまで還元(充電)したのち、0.1C(0.3mA)で3.0Vまで酸化(放電)させた。この充放電操作を3回繰り返して放電状態にしたものを初期状態とした。次に、20℃の温度環境下で、初期状態の二極式評価セルを0.1C(0.3mA)で充電させ、0.1C(0.3mA)で放電させたときの放電容量Q(0.1C)に対する2C(6.0mA)での放電容量Q(2C)の割合Rrate(%)=[(Q(2C)/Q(0.1C))×100]を負荷特性の指標とした。その後、0.2C(0.6mA)で50サイクル充放電を行い、初期状態の放電容量Q1(0.1C)に対する50サイクル後の0.1C(0.3mA)での放電容量Q50(0.1c)の割合Rcyc(%)=[(Q50(0.1c)/Q1(0.1C))×100]を用いてサイクル特性を評価した。
[実施例2]
実施例1で作製した塗工電極の代わりに以下に示す方法で作製した圧粉電極を用いた以外は実施例1と同様の工程を経て得られた電極及び二極式評価セルを実施例2とした。圧粉電極の作製は、ラムスデライト型TiO2を75重量%、導電材としてカーボンブラックを15重量%、結着材としてポリフッ化ビニリデンを10重量%混合し、分散剤としてN−メチル−2−ピロリドンを適量添加し、スラリー状の合材とした。この合材スラリーをガラス板上に滴下させ、120℃で減圧乾燥して混合粉末を作製し、それを加圧成型して面積2.05cm2の圧粉電極を作製した。このとき、Rint比が3.1、成型体内に含まれる活物質の密度が2.1g/cm3となるように圧粉電極の成型圧力を調整した。
[比較例1,2]
実施例2で作製した圧粉電極のRint比が2.9、活物質の密度が2.1g/cm3となるように成型圧力を調整した以外は実施例2と同様の工程を経て得られた電極及び二極式評価セルを比較例1とした。また、圧粉電極のRint比が2.1、活物質の密度が2.0g/cm3となるように成型圧力を調整した以外は実施例2と同様の工程を経て得られた電極及び二極式評価セルを比較例2とした。
ラムスデライト型TiO2を用い、Rint比を検討した実施例1,2及び比較例1,2の電極形成方法、Rint比、活物質密度、負荷特性Rrate、サイクル特性Rcycをまとめて表1に示す。図3は、Rint比に対する負荷特性Rrate及びサイクル特性Rcycの関係を表す図である。表1及び図3に示すように、ラムスデライト型TiO2電極は、Rint比が3を境に負荷特性、サイクル特性が屈曲的に変化することが明らかとなった。このRint比が3以上であるラムスデライト型TiO2電極は、負荷特性、サイクル特性共に優れていることがわかった。なお、活物質密度が2.1g/cm3以外であっても、この傾向を示すものと類推される。最もRint比が大きい4.5を示す実施例1の場合、特にその特性が高かった。圧粉電極ではRint比を調整するために導電材を15重量%としているのに対し、塗工電極では5重量%である。通常であれば導電材が少ないと導電性が低く、電池性能も低くなるが、この塗工電極では、導電材を減らしているにもかかわらず導電性の高い圧粉電極よりも負荷特性、サイクル特性が優れており、ラムスデライト型TiO2の配向の効果が顕著に表れていることがわかった。
Figure 2010129194
[実施例3,4]
塗工電極の活物質の密度が2.0g/cm3となるように成型圧力を調整した以外は実施例1と同様の工程を経て得られた電極及び二極式評価セルを実施例3とした。なお、実施例3のRint比は4.3であった。また、塗工電極の活物質の密度が2.3g/cm3となるように成型圧力を調整した以外は実施例1と同様の工程を経て得られた電極及び二極式評価セルを実施例4とした。なお、実施例4のRint比は4.6であった。
[比較例3,4]
塗工電極の活物質の密度が1.9g/cm3となるように成型圧力を調整した以外は実施例1と同様の工程を経て得られた電極及び二極式評価セルを比較例3とした。なお、比較例3のRint比は4.3であった。また、塗工電極の活物質の密度が2.4g/cm3となるように成型圧力を調整した以外は実施例1と同様の工程を経て得られた電極及び二極式評価セルを比較例4とした。なお、比較例4のRint比は4.6であった。
ラムスデライト型TiO2を用い、活物質密度を検討した実施例1,3,4及び比較例3,4の電極形成方法、Rint比、活物質密度、負荷特性Rrate、サイクル特性Rcycをまとめて表2に示す。ここでは、Rint比が3を大きく上回る塗工電極において活物質密度を種々変化させたときの負荷特性及びサイクル特性を示した。電極内の活物質密度が2.0g/cm3以上2.3g/cm3以下の範囲に含まれるときに特に負荷特性、サイクル特性が優れていることがわかった。
Figure 2010129194
[実施例5〜7]
実施例2で作製した圧粉電極の負極活物質をラムスデライト型LiTi24とし、Rint比を3.1とし、活物質密度を2.1g/cm3とした以外は実施例2と同様の工程を経て得られた電極及び二極式評価セルを実施例5とした。また、実施例1で作製した塗工電極の活物質をラムスデライト型LiTi24とし、活物質密度が2.0g/cm3となるように成型圧力を調整した以外は実施例1と同様の工程を経て得られた電極及び二極式評価セルを実施例6とした。なお、実施例6のRint比は4.4であった。また、塗工電極の活物質をラムスデライト型LiTi24とし、活物質密度が2.3g/cm3となるように成型圧力を調整した以外は実施例1と同様の工程を経て得られた電極及び二極式評価セルを実施例7とした。なお、実施例7のRint比は4.5であった。
[比較例5〜7]
実施例5で作製した圧粉電極のRint比を2.9とし、活物質密度を2.1g/cm3とした以外は実施例5と同様の工程を経て得られた電極及び二極式評価セルを比較例5とした。また、実施例6で作製した塗工電極の活物質の密度が1.9g/cm3となるように成型圧力を調整した以外は実施例6と同様の工程を経て得られた電極及び二極式評価セルを比較例6とした。なお、比較例6のRint比は4.4であった。また、塗工電極の活物質密度が2.4g/cm3となるように成型圧力を調整した以外は実施例7と同様の工程を経て得られた電極及び二極式評価セルを比較例7とした。なお、比較例7のRint比は4.5であった。
ラムスデライト型LiTi24を用いた評価結果を表3に示す。表3の実施例5及び比較例5に示すように、Rint比が3以上で、負荷特性及びサイクル特性が優れていることがわかった。また、実施例6,7及び比較例6,7に示すように、電極内の活物質密度が2.0g/cm3以上2.3g/cm3以下の範囲に含まれるときに特に負荷特性、サイクル特性が優れていることがわかった。
Figure 2010129194
[実施例8〜10]
実施例2で作製した圧粉電極の負極活物質をラムスデライト型Li2Ti37とし、Rint比を3.1とし、活物質密度を2.1g/cm3とした以外は実施例2と同様の工程を経て得られた電極及び二極式評価セルを実施例8とした。また、実施例1で作製した塗工電極の活物質をラムスデライト型Li2Ti37とし、活物質密度が2.0g/cm3となるように成型圧力を調整した以外は実施例1と同様の工程を経て得られた電極及び二極式評価セルを実施例9とした。なお、実施例9のRint比は4.6であった。また、塗工電極の活物質をラムスデライト型Li2Ti37とし、活物質密度が2.3g/cm3となるように成型圧力を調整した以外は実施例1と同様の工程を経て得られた電極及び二極式評価セルを実施例10とした。なお、実施例10のRint比は4.7であった。
[比較例8〜10]
実施例8で作製した圧粉電極のRint比を2.9とし、活物質密度を2.1g/cm3とした以外は実施例8と同様の工程を経て得られた電極及び二極式評価セルを比較例8とした。また、実施例9で作製した塗工電極の活物質の密度が1.9g/cm3となるように成型圧力を調整した以外は実施例9と同様の工程を経て得られた電極及び二極式評価セルを比較例9とした。なお、比較例9のRint比は4.6であった。また、塗工電極の活物質密度が2.4g/cm3となるように成型圧力を調整した以外は実施例10と同様の工程を経て得られた電極及び二極式評価セルを比較例10とした。なお、比較例10のRint比は4.7であった。
ラムスデライト型Li2Ti37を用いた評価結果を表4に示す。表4の実施例8及び比較例8に示すように、Rint比が3を上回ると、負荷特性及びサイクル特性が優れていることがわかった。また、実施例9,10及び比較例9,10に示すように、電極内の活物質密度が2.0g/cm3以上2.3g/cm3以下の範囲に含まれるときに特に負荷特性、サイクル特性が優れていることがわかった。
Figure 2010129194
コイン型電池20の構成の概略を表す断面図である。 実施例1のX線回折の測定結果である。 int比に対する負荷特性Rrate及びサイクル特性Rcycの関係を表す図である。
符号の説明
20 コイン型電池、21 電池ケース、22 正極、23 負極、24 セパレータ、25 ガスケット、26 封口板。

Claims (4)

  1. ラムスデライト型構造を有するチタン化合物を含む負極活物質を備え、電極のX線回折測定を行ったときの(101)面の回折ピークの面積をI(101)、(200)面の回折ピークの面積をI(200)、(201)面の回折ピークの面積をI(201)、(301)面の回折ピークの面積をI(301)とし回折ピークの面積強度比をRint=I(101)/[I(200)+I(201)+I(301)]としたときに、Rint≧3.0を満たす、リチウムイオン二次電池用負極。
  2. 電極に含まれる前記負極活物質の密度が2.0g/cm3以上2.3g/cm3以下である、請求項1に記載のリチウムイオン二次電池用負極。
  3. 前記負極活物質は、TiO2、LiTi24及びLi2Ti37のうち1以上の基本組成を有する前記チタン化合物を含んでいる、請求項1又は2に記載のリチウムイオン二次電池用負極。
  4. リチウムを吸蔵・放出可能な正極活物質を有する正極と、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載のリチウムイオン二次電池用負極と、
    前記正極と前記リチウムイオン二次電池用負極との間に介在しリチウムイオンを伝導するイオン伝導媒体と、
    を備えたリチウムイオン二次電池。
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