JP2010127245A - 遠心圧縮機 - Google Patents

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茂斉 堀江
Shinichiro Tokuyama
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Abstract

【課題】(1)遠心圧縮機の流路に対して洗浄液を均一に分布させる。(2)流路に付着・堆積する汚れや熱反応生成物を均一に除去・抑制すると共に、冷却効果を均一的に得る。(3)必要最低限の洗浄液を用いて、流体に対する洗浄液の混合比を低減させる。
【解決手段】ケーシング1と、このケーシング1内に支持された回転軸5と、この回転軸5に設けられて流体Eを圧縮するインペラ6と、このインペラ6と前記ケーシング1とが形成する流路Rに洗浄液を噴射する洗浄液噴射装置20とを備える遠心圧縮機Aであって、液体噴射装置20は、ケーシング1の小径部とインペラ6との隙間に向けて周方向における複数箇所から前記洗浄液を噴射する第一噴射部21と、インペラ6に圧縮された流体Eの上流側から下流側に向けて周方向における複数箇所から前記洗浄液を噴射する第二噴射部22とを備えることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は遠心圧縮機に関するものである。
周知のように、各種プラント等に用いられる遠心圧縮機の一種として、流路に洗浄液を噴射するものがある。この種の遠心圧縮機では、流路に付着・堆積した汚れや熱反応生成物が除去されるために、上記付着物・堆積物によって低下した性能を回復させることができる。また、洗浄液の気化によってガス温度が低下するために、駆動動力を低減させることができ、上記熱反応生成物の発生を抑止することができる。
例えば、下記特許文献1には、ケーシング内に支持された回転軸と、この回転軸とともに回転する複数の羽根車と、この羽根車の下流部となるディフューザベーンを有したディフューザと、このディフューザからのガス流を次段羽根車へ流入させるリターン流路とを有し、蒸発可能な液体をガス流路に噴出する液注入ノズルを、少なくとも1段の羽根車の芯板側のケーシング壁面に設けた遠心式圧縮機が開示されている。
特許第2918773号公報
しかしながら、従来の技術では、羽根車の芯板側のケーシング壁面に液注入ノズルを設けるために、羽根車の最外周部から径方向外方に向かう流路に流出した洗浄液が、軸方向において羽根車の小径側よりも大径側に偏ってしまい、洗浄液の分布が均一ならないという問題があった。
また、上記洗浄液の分布が均一とならないために、流路に付着・堆積した汚れ等の除去し切れずに、必要以上の洗浄液を注入しなければならず、不経済であり、また、ガスに対する洗浄液の混合比が増大してしまうという問題があった。
本発明は、上記問題点に鑑み、以下のことを目的とする。
(1)流路に対して洗浄液を均一に分布させる。
(2)流路に付着・堆積する汚れや熱反応生成物を均一に除去・抑制すると共に、冷却効果を均一的に得る。
(3)必要最低限の洗浄液を用いて、流体に対する洗浄液の混合比を低減させる。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を採用している。
すなわち、本発明は、ケーシングと、このケーシング内に支持された回転軸と、この回転軸に設けられて流体を圧縮するインペラと、このインペラと前記ケーシングとが形成する流路に洗浄液を噴射する洗浄液噴射装置とを備える遠心圧縮機であって、前記液体噴射装置は、前記ケーシングの小径部と前記インペラとの隙間に向けて周方向における複数箇所から前記洗浄液を噴射する第一噴射部と、前記インペラに圧縮された流体の上流側から下流側に向けて周方向における複数箇所から前記洗浄液を噴射する第二噴射部とを備えることを特徴とする。
この構成によれば、ケーシングの小径部とインペラとの隙間に向けて周方向における複数箇所から洗浄液を噴射する第一噴射部と、インペラに圧縮された流体の上流側から下流側に向けて周方向における複数箇所から洗浄液を噴射する第二噴射部とを備えるので、流路に対して洗浄液を均一に分布させることができる。
すなわち、第一噴射部がインペラの入口直前で直接的に洗浄液を噴射するので、軸方向において、インペラの入り口からインペラ最外周部(出口)まで到達する洗浄液の割合が多くなり、洗浄液をインペラ全体及び下流側に行き渡らせることができる。
一方、第二噴射部がインペラに圧縮された流体の上流側から下流側に向けて洗浄液を噴射するので、軸方向において、洗浄液がケーシングに衝突・付着せずに下流側に流れていく。これにより、洗浄液がケーシングに衝突することによるエロージョンの発生が抑制されると共にインペラの下流側において効率的に洗浄液を行き渡らせることができる。
さらに、第一噴射部及び第二噴射部が複数箇所から洗浄液を噴射するので、周方向において、インペラ全体に洗浄液を行き渡らせることができる。
従って、流路に対して洗浄液を均一に分布することができる。
よって、流路に付着・堆積する汚れや熱反応生成物を均一に除去・抑制することができると共に、冷却効果を均一的に得ることができる。また、流路に対して洗浄液を均一に分布させることができるので、不必要に洗浄液を用いることなく、ガスに対する洗浄液の混合比を低減させることができる。
また、前記第一噴射部は、前記隙間に向けて径方向に前記洗浄液を噴射する軸方向噴射体を備えることを特徴とする。
この構成によれば、第一噴射部が、径方向に洗浄液を噴射する径方向噴射体を備えるので、洗浄液の配管を短く構成することができ、簡素な構成でケーシングの小径部とインペラとの隙間に向けて洗浄液を噴射することが可能になる。さらに、インペラ入口の曲がり部で剪断による粒子の微細化が進むので、エロージョンの発生を抑制することができると共に、流体の流れに随伴し易くすることができる。
また、前記第一噴射部は、前記隙間に向けて軸方向に前記洗浄液を噴射する径方向噴射体を備えることを特徴とする。
この構成によれば、第一噴射部が、軸方向に洗浄液を噴射する軸方向噴射体を備えるので、流体がインペラを通過する際に径方向内方に向かう慣性に関わらず、インペラ外周側にも洗浄液を到達し易くすることができる。
また、前記第二噴射部は、前記インペラの最外周部から径方向外方に向けて流れる前記流体と斜めに交差する方向に前記洗浄液を噴射する斜方向噴射体を備えることを特徴とする。
この構成によれば、第二噴射部が、インペラの最外周部から径方向外方に向けて流れる前記流体と斜めに交差する方向に前記洗浄液を噴射する斜方向噴射体を備えるので、流体の昇温が激しく熱反応生成物が多いインペラ出口近傍に直接的に洗浄液を噴射することができる。これにより、洗浄効果及び冷却効果を効率的に高めることができる。
また、前記インペラが軸方向に複数設けられ、前記ケーシングには、上流側のインペラから径方向外方に向けて流れる前記流体を該上流側のインペラと隣接する下流側のインペラに向けるリターンベンド部が形成されて、前記流体が多段で圧縮される構成とされ、前記第二噴射部は、前記リターンベンド部の下流側に設けられ、径方向内方に向けて前記洗浄液を噴射するリターンベンド噴射体を備えることを特徴とする。
この構成によれば、第二噴射部が、リターンベンド部の下流側に設けられ、径方向内方に向けて洗浄液を噴射するリターンベンド噴射体を備えるので、洗浄液がケーシングに衝突・付着せずに径方向内方に向かう流路に流れていく。これにより、洗浄液がケーシングに衝突することによるエロージョンの発生が抑制されると共に径方向内方に向かう流路において効率的に洗浄液を行き渡らせることができる。
また、第一噴射部及び第二噴射部のうち少なくとも一方は、前記洗浄液を噴霧することを特徴とする。
この構成によれば、第一噴射部及び第二噴射部のうち少なくとも一方が洗浄液を噴霧するので、エロージョンの発生の抑制効果をより高めることができる。
また、ケーシングと、このケーシング内に支持された回転軸と、この回転軸に設けられて流体を圧縮する複数のインペラと、これら複数のインペラと前記ケーシングとが形成する流路において前記複数のインペラの各上流側に設けられて洗浄液を噴射する複数の噴射体と、これら噴射体の各噴射量を調整する制御部とを備える遠心圧縮機であって、前記制御部は、上流側に位置する前記噴射体から下流側へ位置する前記噴射体に向けて前記各噴射量を次第に減少させることを特徴とする。
この構成によれば、制御部が、上流側に位置する前記噴射体から下流側へ位置する前記噴射体に向けて各噴射量を次第に減少させるので、流体の昇温の幅が大きく熱反応生成物が多い上流側に洗浄液を多く噴射すると共に、昇温の幅が小さい下流側に洗浄液を少なく噴射する。これにより、流路の各部分の洗浄液の必要量に応じて、洗浄液を噴射するので、不必要に洗浄液を用いることなく、流体に対する洗浄液の混合比を低減させることができる。
また、前記制御部は、前記各噴射体から噴射される前記洗浄液の総量を、前記流体の量に対して所定の比率に制限することを特徴とする。
この構成によれば、前記制御部が洗浄液の総量を流体の量に対して所定の比率に制限するので、流体に対する洗浄液の混合比を所定の範囲に制限して所望の品質の流体を得ることができる。
本願発明によれば、流路に対して洗浄液を均一に分布することができる。また、流路に付着・堆積する汚れや熱反応生成物を均一に除去・抑制することができると共に、冷却効果を均一的に得ることができる。さらに、必要最低限の洗浄液を用いて、流体に対する洗浄液の混合比を低減させることができる。
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態について説明する。
(第一実施形態)
図1は、本発明の第一実施形態に係る遠心圧縮機Aの概略構成断面図である。
図1に示すように、遠心圧縮機Aは、エチレン原料ガスEの圧縮に用いられるものであり、エチレン原料ガスEの吸込口2A,2Bと排出口3とが形成されたケーシング1と、両端部が軸受4A,4Bに支持されてケーシング1内を挿通する回転軸5と、この回転軸5に取付られた複数のインペラ6と、これら複数のインペラ6とケーシング1とで構成されるエチレン原料ガスEの流路に洗浄液Wを噴霧する洗浄液噴霧装置20とを備えている。
この遠心圧縮機Aは、インペラ6の配列の型が背面配列と称される型のものであり、具体的には、回転軸5の一端側に三つのインペラ6が小径側を一端に向けると共に、他端側に三つのインペラ6が小径側を他端に向けて、それぞれ軸方向に配列されている。
すなわち、この遠心圧縮機Aは、ケーシング1の両端側に形成された吸込口2A,2Bから吸い込んだエチレン原料ガスEを、ケーシング1の内部における一端側と他端側とで圧縮して、ケーシング1の中央に形成された排出口3から排出するように構成されている。
ケーシング1は、図1に示すように、吸込口2A,2Bにそれぞれ連通する導入部1a,1bから排出口3にそれぞれ連通する排出部1cまで、縮径及び増径を繰り返す内部空間を有しており、この内部空間に回転軸5とインペラ6とを収容している。このケーシング1は、軸方向の両側において、それぞれインペラ6と共に、エチレン原料ガスEの圧縮流路Rを二つ形成している。この圧縮流路Rについては、後述する。
図2は、遠心圧縮機Aの要部断面図である。なお、以下の説明では、二つの圧縮流路Rのうち一方のものについて説明するが、他方のものも同様の構成をしている。
インペラ6は、軸方向の一方側に進むにつれて漸次に径が大きくなるように形成されたハブ6aに羽根6bが複数形成され、この羽根6bの外周部を周方向に覆うようにシュウラド6cが接合された構成となっている。
圧縮流路Rは、エチレン原料ガスEを三段に圧縮するものであり、吸込通路11、圧縮通路12、ディフューザ通路13、リターンベンド通路14、戻り通路15を備えている。
吸込通路11は、各インペラ6(ハブ6a)とケーシング1の小径部1dとの隙間で画成されて、圧縮通路12と連通している。なお、第一段目(軸端側)におけるインペラ6の上流側の吸込通路11は、導入部1aに連通している。
圧縮通路12は、ハブ6aの羽根取り付け面とシュウラド6cの内壁面によって画成されている。
ディフューザ通路13は、ケーシング1のディフューザ前壁13aと、ケーシング1に取付けられている隔壁部材1eのディフューザ後壁13bとにより画成されている。このディフューザ通路13は、第一段目及び第二段目のものがリターンベンド通路14に連通しており、第三段目のものが排出部1c(図1参照)に連通している。
リターンベンド通路14は、ケーシング1の反転通路壁14aと隔壁部材1eの外周端部壁14bにより画成されている。このリターンベンド通路14は、戻り流路5に連通している。
戻り通路15は、隔壁部材1eの下流側側壁15aと、ケーシング1に一体に形成されて内周側に延伸する上流側側壁15bとで画成されている。なお、第一段目の戻り通路15は、リターンベーン15cで分割されている。この戻り通路15は、第二段目、第三段目の吸込通離11に連通している。
このような構成により、エチレン原料ガスEが圧縮流路Rを、導入部1bから第一段目の吸込通路11、圧縮通路12、ディフューザ通路13、リターンベンド通路14、戻り通路15、第二段目の吸込通路11、圧縮通路12、ディフューザ通路13、リターンベンド通路14、戻り通路15、第三段目の吸込通路11、圧縮通路12、ディフューザ通路13、排出部1cの順に流れて、圧縮されるようになっている。
図1に示すように、洗浄液噴霧装置20は、圧縮流路Rに洗浄液Wを噴霧するものであり、第一噴霧部21と第二噴霧部22とを備えている。
第一噴霧部21は、図3に示すように、導入部1bに配設された四つの径方向噴霧体21aからなる。
四つの径方向噴霧体21aは、軸線Pを中心にして等間隔環状配置されたものであり、それぞれ第一段目の吸込通路11に向けて径方向外方から内方に向けて洗浄液Wを噴霧する。より具体的には、各径方向噴霧体21aは、軸線Pに直交する断面において、約115度の噴射角で、隣接する径方向噴霧体21aと一部が重複するように噴霧する。
径方向噴霧体21aは、ケーシング1を貫通する配管と洗浄液Wを噴霧可能なノズルとから構成されている。
第二噴霧部22は、第一段目及び第二段目のリターンベンド通路14を構成する反転通路壁14aに埋設されたリターンベンド噴霧体22aからなる。
リターンベンド噴霧体22aは、図3に示すように、第一段目及び第二段目の反転通路壁14aの下流側(出口側)において、それぞれ四つずつ等間隔環状配置されている。
このリターンベンド噴霧体22aは、径方向噴霧体21aと同様に、ケーシング1を貫通する配管と洗浄液Wを噴霧可能なノズルとから構成されている。リターンベンド噴霧体22aは、エチレン原料ガスEの上流側から下流側に向けて、換言すれば、リターンベンド通路14を経て径方向内方側に流れの向きを変えたエチレン原料ガスEに向けて、洗浄液Wを噴霧するようにノズルの向きが設定されている。
このような構成の洗浄液噴霧装置20には、洗浄液Wとして、エチレン原料ガスEの昇温に伴って生成されるポリマーを溶かす溶剤が充填されている。
次に、上述した構成の遠心圧縮機Aの洗浄方法について説明する。
まず、遠心圧縮機Aを駆動し、圧縮流路Rを介して、エチレン原料ガスEが順次圧縮されていく。すなわち、エチレン原料ガスEが圧縮通路12(インペラ6)を通過すると速度エネルギと圧力エネルギが増加し、この後にエチレン原料ガスEがディフューザ通路13を通過すると上記速度エネルギが圧力エネルギに変換されて圧力が増加していく。この際、エチレン原料ガスEの昇圧の幅は、第一段目が最も大きく、第三段目が最も小さい。
上記各段における昇圧に伴って、エチレン原料ガスEの温度が上昇する。つまり、エチレン原料ガスEの昇温の幅は、第一段目が最も大きく、第三段目が最も小さくなる。
このエチレン原料ガスEの昇温に伴って、エチレン原料ガスEからポリマーが生成されてケーシング1やインペラ6に付着していく。この際、ポリマーの付着の程度は、第一段目が最も多く、各段においてディフューザ通路13(特に入口側)が最も多くなる。
このポリマーの堆積に伴って、排出口3から排出されるエチレン原料ガスEの流量及び圧力が低下する。
上記ポリマーを除去するために、洗浄液噴霧装置20が第一噴霧体21と第二噴霧部22とから圧縮流路Rに洗浄液Wを噴霧する。この噴霧された洗浄液Wは、その大部分が微粒化され、エチレン原料ガスEの流れに随伴する。
より具体的には、第一噴霧体21の径方向噴霧体21aから径方向内方に噴霧された洗浄液Wは、導入部1bから第一段目の吸込通路11に流入する際に、エチレン原料ガスEの流れに随伴して、径方向から軸方向に流れの向きを変える。この際、液相状態の洗浄液Wは、剪断によって粒子の微細化が進み、圧縮通路12、ディフューザ通路13及びリターンベンド通路14まで行き渡る。また、径方向噴霧体21が等間隔環状配置されてそれぞれ洗浄液Wを噴霧するために、周方向に洗浄液Wが行き渡る。このようにして、圧縮通路12及びディフューザ通路13まで行き渡った洗浄液Wは、堆積したポリマーを溶解除去して下流側に流れていく。
第二噴霧部22のリターンベンド噴霧体22aから噴霧された洗浄液Wは、リターンベンド通路14を経て径方向内方側に流れの向きを変えたエチレン原料ガスEに随伴して、隔壁部材1eの外周端部壁14bに衝突・付着することなく下流側に流れていく。
そして、それぞれ戻り通路15を介して、第二段目、第三段目の圧縮通路12(インペラ6)に流入し、第二段目、第三段目のディフューザ通路13に流入していく。また、リターンベンド噴霧体22aが等間隔環状配置されてそれぞれ洗浄液Wを噴霧するために、周方向において、洗浄液Wが行き渡る。このようにして、戻り通路15、第二段目、第三段目の圧縮通路12及び第二段目、第三段目のディフューザ通路13に洗浄液Wが行き渡った洗浄液Wは、堆積したポリマーを溶解除去して下流側に流れていく。
堆積したポリマーが除去された遠心圧縮機Aは、排出口3から排出されるエチレン原料ガスEの流量及び圧力が回復する。その後、遠心圧縮機Aは、洗浄液噴霧装置20の洗浄液Wの噴霧を停止して、安定した稼働を続行する。
以上説明したように、遠心圧縮機Aによれば、ケーシング1の小径部1dとインペラ6との隙間に向けて周方向における複数箇所から洗浄液Wを噴霧する第一噴霧部21と、インペラ6に圧縮されたエチレン原料ガスEの上流側から下流側に向けて周方向における複数箇所から洗浄液Wを噴霧する第二噴霧部22とを備えるので、圧縮流路Rに対して洗浄液Wを均一に分布させることができる。
すなわち、第一噴霧部21がインペラ6の直前で直接的に洗浄液Wを噴霧するので、軸方向において、圧縮通路12、ディフューザ通路13及びリターンベンド通路14まで到達する洗浄液Wの割合が多くなり、洗浄液Wを、圧縮通路12、ディフューザ通路13及びリターンベンド通路14に行き渡らせることができる。
一方、第二噴霧部22がインペラ6に圧縮されたエチレン原料ガスEの上流側から下流側に向けて洗浄液Wを噴霧するので、軸方向において、洗浄液Wが隔壁部材1eの外周端部壁14bに衝突・付着せずに下流側に流れていく。これにより、洗浄液Wがケーシング1に衝突することによるエロージョンの発生が抑制されると共にインペラ6の戻り通路15を介して、第二段目、第三段目の圧縮通路12(インペラ6)、第二段目、第三段目のディフューザ通路13に効率的に洗浄液Wを行き渡らせることができる。
さらに、第一噴霧部21及び第二噴霧部22が周方向において等間隔に洗浄液Wを噴霧するので、インペラ全体に洗浄液を行き渡らせることができる。
従って、圧縮流路Rに対して洗浄液Wを均一に行き渡らせることができる。
よって、圧縮流路Rに付着・堆積する汚れや熱反応生成物を均一に除去・抑制することができる。さらに、冷却効果を均一的に得ることもできる。また、圧縮流路Rに対して洗浄液Wを均一に分布させることができるので、不必要に洗浄液Wを用いることなく、ガスに対する洗浄液Wの混合比を低減させることができる。
また、第一噴霧部21が、径方向に洗浄液Wを噴霧する軸方向噴霧体21aを備えるので、洗浄液Wの配管を短く構成することができ、簡素な構成でケーシング1の小径部1dとインペラ6との隙間に向けて洗浄液Wを噴霧することが可能になる。さらに、インペラ入口の曲がり部で剪断による粒子の微細化が進むので、エロージョンの発生を抑制することができると共に、エチレン原料ガスEの流れに随伴し易くすることができる。
また、第一噴霧部21及び第二噴霧部22が洗浄液Wを噴霧するので、エロージョンの発生の抑制効果をより高めることができる。
続いて、上述した第一実施形態の変形例(第一の変形例、第二の変形例)について、図を用いて説明する。なお、以下の説明において、図1から図3に示すものと同様の構成要素については、同一の符合を付し、説明を省略する。
図4は、遠心圧縮機Aの第一の変形例を示す要部断面図である。
この第一の変形例は、図4に示すように、第一噴霧部21の構成を上述した径方向噴霧体21aに代えて、軸方向噴霧体21bに変更したものである。
軸方向噴霧体21bは、導入部1bに軸線Pを中心にして四つ等間隔環状配置設されており、それぞれ一段目の吸込通路11に向けて軸方向に洗浄液Wを噴霧する。
より具体的には、各軸方向噴霧体21bは、軸方向において、インペラ6と重なる位置まで拝観が延設されており、吸込通路11に向けて軸方向に洗浄液Wを噴霧するように構成されている。
この構成によれば、第一噴霧部が、軸方向に洗浄液を噴霧する軸方向噴霧体を備えるので、流体がインペラを通過する際に径方向内方に向かう慣性に関わらず、インペラ外周側にも洗浄液を到達し易くすることができる。
すなわち、エチレン原料ガスEが吸込通路11から圧縮通路12を通過する際に径方向内方に向かうために、このエチレン原料ガスEに洗浄液Wが随伴していると径方向内方に慣性が働くこととなる。
しかしながら、この構成によれば、軸方向噴霧体21bが軸方向に洗浄液Wを噴霧するので、上記エチレン原料ガスEの影響を受けずに、圧縮通路12の外周側にも洗浄液Wを到達し易くすることができる。
続いて、上述した第一実施形態の第二の変形例について、説明する。
図5は、遠心圧縮機Aの第二の変形例を示す要部断面図である。
この第二の変形例は、第二噴霧部22の構成を上述したリターンベンド噴霧体22aに代えて、斜方向噴霧体22bに変更したものである。
斜方向噴霧体22bは、各ディフューザ前壁13aに軸線Pを中心にして四つ等間隔環状配置設されており、それぞれディフューザ通路13を流れるエチレン原料ガスEの上流側から下流側に向けて斜めに交差する方向に洗浄液Wを噴霧する。
この構成によれば、エチレン原料ガスEの昇温が激しくポリマーの生成が多い圧縮通路12の出口近傍(ディフューザ通路13の入口近傍)に直接的に洗浄液Wを噴霧することができる。これにより、洗浄効果及び冷却効果を効率的に高めることができる。
なお、上記の構成に代えて、第一噴霧部21に径方向噴霧体21a及び軸方向噴霧体21bを同時に備えても良い。同様に、第二噴霧部22にリターンベンド噴霧体22aと斜方向噴霧体22bとを同時に備えてもよい。
(第二実施形態)
次に、本発明の第二実施形態について説明する。
図6は、本発明の第二実施形態に係る遠心圧縮機Bの概略構成断面図である。
図6に示すように、遠心圧縮機Bは、上述した遠心圧縮機Aと同様の構成の遠心圧縮機本体40と、洗浄液Wの噴霧量を調整する流量コントローラ(制御部)50とを備えている。
各径方向噴霧体21aと、各リターンベンド噴霧体22aは、同一の洗浄液タンクTに配管を介して接続されており、それぞれに電動弁51と、ノズルの元圧を検出する圧力センサ52とが設けられている。
また、各径方向噴霧体21a及び各リターンベンド噴霧体22aの配管には、洗浄液タンクTから洗浄液Wが圧送されている。なお、この圧送には、最下流部におけるエチレン原料ガスEの圧力を上回る圧力が設定されている。
流量コントローラ50は、排出口3に設けられた圧力センサ(不図示)に基づいて、圧縮流路Rに洗浄液Wの供給を開始・停止すると共に、各圧力センサ52のノズル元圧の検出値に基づいて、各電動弁51の開閉を行い洗浄液Wの流量を制御するものである。
この流量コントローラ50は、第一段目の径方向噴霧体21a、第二段目のリターンベンド噴霧体22a、第三段目のリターンベンド噴霧体22aに供給される洗浄液Wの流量の割合を記憶している。この割合は、第一段目の径方向噴霧体21a、第二段目のリターンベンド噴霧体22a、第三段目のリターンベンド噴霧体22aの順に小さくなるようになっている。
さらに、流量コントローラ50は、圧縮流路Rに供給する洗浄液Wの単位時間当たりの総量が、排出口3から排出される単位時間当たりのエチレン原料ガスEに対して所定の割合(重量比で3%)以下となるように、圧縮流路Rに供給する洗浄液Wの単位時間当たりの総量を記憶している。
続いて、遠心圧縮機Bにおける圧縮流路Rの洗浄方法について説明する。
まず、圧縮流路Rにエチレン原料ガスEが連続して流れると、排出口3から排出されるエチレン原料ガスEの圧力が熱分解生成物の付着により低下する。そうすると、排出口3に設けられた圧力センサ(不図示)から、この圧力を指し示す検出値が流量コントローラ50に入力される。
流量コントローラ50は、記憶している圧縮流路Rに供給する洗浄液Wの単位時間当たりの総量の範囲内になるように、各電動弁51の開閉を行って、洗浄液Wを圧縮流路Rに供給する。この際、各圧力センサ52のノズル元圧の検出値に基づいて、洗浄液Wの流量を制御すると共に、第一段目の径方向噴霧体21a、第二段目のリターンベンド噴霧体22a、第三段目のリターンベンド噴霧体22aに供給される洗浄液Wが所定の割合となるように制御する。具体的には、第一段目の径方向噴霧体21a、第二段目のリターンベンド噴霧体22a、第三段目のリターンベンド噴霧体22aの順に、洗浄液Wが多くなるように制御する。
つまり、エチレン原料ガスEの昇温により生成したポリマーの付着量は、上述したように、第一段目が最も多く、第二段目、第三段目の順に少なくなる。すなわちポリマーの付着量が最も多い第一段目に洗浄液Wが多く供給され、第二段目、第三段目の順に次第に少なく供給される。
この一連の動作において、排出口3から排出される単位時間当たりのエチレン原料ガスEに対する洗浄液Wは、所定の割合(重量比で3%)以下の範囲内に収まっている。
ポリマーが溶解して、下流側に流れると排出口3から排出されるエチレン原料ガスEの圧力が回復する。そうすると、排出口3に設けられた圧力センサ(不図示)の検出値に基づいて流量コントローラ50が電動弁52を閉塞し、圧縮流路Rに洗浄液Wの供給を停止する。
その後、遠心圧縮機Bは、安定した稼働を続行する。
以上説明したように、遠心圧縮機Bによれば、流量コントローラ50が、第一段目の径方向噴霧体21a、第二段目のリターンベンド噴霧体22a、第三段目のリターンベンド噴霧体22aの順に洗浄液Wの噴霧量を次第に減少させるので、エチレン原料ガスEの昇温の幅が大きく熱反応生成物が多い上流側に洗浄液Wを多く噴霧すると共に、昇温の幅が小さい下流側に洗浄液Wを少なく噴霧する。これにより、エチレン原料ガスEの流路の各部分の洗浄液Wの必要量に応じて、洗浄液Wを噴霧するので、不必要に洗浄液Wを用いることなく、エチレン原料ガスEに対する洗浄液Wの混合比を低減させることができる。
また、流量コントローラ50が洗浄液Wの総量をエチレン原料ガスEの量に対して所定の比率に制限するので、エチレン原料ガスEに対する洗浄液Wの混合比を所定の範囲に制限して所望の品質のエチレン原料ガスEを得ることができる。
なお、上述した構成に代えて、各圧縮段の圧力を検出して、圧力が低下した段のみに洗浄液Wを供給する構成にしてもよい。
また、上述した構成に代えて、排出口3に圧力センサを設けたが、この圧力センサを設けずに一定時間毎に洗浄液Wを圧縮流路Rに供給する構成にしてもよい。
なお、上述した実施の形態において示した動作手順、あるいは各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上述した実施の形態では、洗浄液Wに溶剤を用いたが、これに代えて水を用いてもよい。このようにすることで、冷却効果を増大させることができる。
また、上述した実施の形態では、背面配列の遠心圧縮機に本発明を適用したが、インペラの向きを軸方向に統一させた型のものにも本発明を適用できるのは、当然である。
また、上述した実施の形態では、洗浄液Wを周方向の四箇所から噴霧する構成としたが、二つ以上であれば本発明の効果を十分に達成することができる。
本発明の第一実施形態に係る遠心圧縮機Aの概略構成断面図である。 本発明の第一実施形態に係る遠心圧縮機Aの要部断面図である。 本発明の第一実施形態に係る遠心圧縮機AのI-I線(II-II線、III-III線)断面図である。 本発明の第一実施形態に係る遠心圧縮機Aの第一の変形例を示す要部断面図である。 本発明の第一実施形態に係る遠心圧縮機Aの第二の変形例を示す要部断面図である。 本発明の第一実施形態に係る遠心圧縮機Bの概略構成断面図である。
符号の説明
1…ケーシング
1d…小径部
5…回転軸
6…インペラ
14…リターンベンド通路(リターンベンド部)
20…洗浄液噴霧装置(洗浄液噴射装置)
21…第一噴霧部(第一噴射部)
21a…径方向噴霧体(径方向噴射体)
21b…軸方向噴霧体(軸方向噴射体)
22…第二噴霧部(第二噴射部)
22a…リターンベンド噴霧体(リターンベンド噴射体)
22b…斜方向噴霧体(斜方向噴霧体)
50…流量コントローラ(制御部)
A,B…遠心圧縮機
E…エチレン原料ガス(流体)
P…軸線
R…圧縮流路(流路)
W…洗浄液

Claims (8)

  1. ケーシングと、このケーシング内に支持された回転軸と、この回転軸に設けられて流体を圧縮するインペラと、このインペラと前記ケーシングとが形成する流路に洗浄液を噴射する洗浄液噴射装置とを備える遠心圧縮機であって、
    前記液体噴射装置は、前記ケーシングの小径部と前記インペラとの隙間に向けて周方向における複数箇所から前記洗浄液を噴射する第一噴射部と、
    前記インペラに圧縮された流体の上流側から下流側に向けて周方向における複数箇所から前記洗浄液を噴射する第二噴射部とを備えることを特徴とする遠心圧縮機。
  2. 前記第一噴射部は、前記隙間に向けて径方向に前記洗浄液を噴射する軸方向噴射体を備えることを特徴とする請求項1に記載の遠心圧縮機。
  3. 前記第一噴射部は、前記隙間に向けて軸方向に前記洗浄液を噴射する径方向噴射体を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の遠心圧縮機。
  4. 前記第二噴射部は、前記インペラの最外周部から径方向外方に向けて流れる前記流体と斜めに交差する方向に前記洗浄液を噴射する斜方向噴射体を備えることを特徴とする請求項1から3のうちいずれか一項に記載の遠心圧縮機。
  5. 前記インペラが軸方向に複数設けられ、
    前記ケーシングには、上流側のインペラから径方向外方に向けて流れる前記流体を該上流側のインペラと隣接する下流側のインペラに向けるリターンベンド部が形成されて、前記流体が多段で圧縮される構成とされ、
    前記第二噴射部は、前記リターンベンド部の下流側に設けられ、径方向内方に向けて前記洗浄液を噴射するリターンベンド噴射体を備えることを特徴とする請求項1から4のうちいずれか一項に記載の遠心圧縮機。
  6. 第一噴射部及び第二噴射部のうち少なくとも一方は、前記洗浄液を噴霧することを特徴とする請求項1から5のうちいずれか一項に記載の遠心圧縮機。
  7. ケーシングと、このケーシング内に支持された回転軸と、この回転軸に設けられて流体を圧縮する複数のインペラと、これら複数のインペラと前記ケーシングとが形成する流路において前記複数のインペラの各上流側に設けられて洗浄液を噴射する複数の噴射体と、これら噴射体の各噴射量を調整する制御部とを備える遠心圧縮機であって、
    前記制御部は、上流側に位置する前記噴射体から下流側へ位置する前記噴射体に向けて前記各噴射量を次第に減少させることを特徴とする遠心圧縮機。
  8. 前記制御部は、前記各噴射体から噴射される前記洗浄液の総量を、前記流体の量に対して所定の比率に制限することを特徴とする請求項7に記載の遠心圧縮機。
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