JP2022186266A - 遠心圧縮機 - Google Patents
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Abstract
【課題】圧力損失を抑えつつ、より一層動力を低減させることが可能な遠心圧縮機を提供する。【解決手段】遠心圧縮機は、軸線回りに回転するインペラと、インペラから圧送された流体が流通するリターン流路が形成されたケーシングと、リターン流路内に配置されたリターンベーンと、を備え、リターンベーンには、外部から供給された液体をリターン流路内に噴射する噴射口が形成されている。これにより、圧力損失を抑えつつ、より一層動力を低減させる。【選択図】図3
Description
本開示は、遠心圧縮機に関する。
遠心圧縮機の動力を削減するために、下記特許文献1に示されるように、中間冷却と呼ばれる方法が提唱されている。中間冷却は、多段の圧縮機において、圧縮段の中間流路で作動流体を冷却、圧縮工程を等温過程に近づけることで、同流量、圧力比に対して動力を低減する方法である。流入するガスの全温度が低下すれば必要な圧縮仕事も線形に減少するため、作動ガスの冷却によって動力を削減できる。
特許文献1に係る装置は、ケーシングの外側から、インペラ下流側の戻り流路に冷却液を噴射する構成を採っている。
しかしながら、上記のようにケーシング外部から流路に液体を噴射する場合、噴射された液滴の輸送に伴って作動流体に圧力損失が生じることの不経済性や、作動流体に対して液体を均一に噴射することの困難性が課題とされていた。
本開示は上記課題を解決するためになされたものであって、圧力損失を抑えつつ、より一層動力を低減させることが可能な遠心圧縮機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本開示に係る遠心圧縮機は、軸線回りに回転するインペラと、該インペラから圧送された流体が流通するリターン流路が形成されたケーシングと、前記リターン流路内に配置されたリターンベーンと、を備え、前記リターンベーンには、外部から供給された液体を前記リターン流路内に噴射する噴射口が形成されている。
本開示によれば、圧力損失を抑えつつ、より一層動力を低減させることが可能な遠心圧縮機を提供することができる。
(遠心圧縮機の構成)
以下、本開示の実施形態に係る遠心圧縮機1について、図1から図3を参照して説明する。図1に示すように、遠心圧縮機1は、軸線O回りに回転する回転軸2と、この回転軸2を外側から覆うことで流体流路9を形成するケーシング10と、回転軸2に設けられた複数のインペラ20と、を備えている。
以下、本開示の実施形態に係る遠心圧縮機1について、図1から図3を参照して説明する。図1に示すように、遠心圧縮機1は、軸線O回りに回転する回転軸2と、この回転軸2を外側から覆うことで流体流路9を形成するケーシング10と、回転軸2に設けられた複数のインペラ20と、を備えている。
回転軸2は、軸線Oを中心とする柱状をなしている。回転軸2の軸線O方向一方側の軸端3には、ジャーナル軸受5、及びスラスト軸受6が取り付けられている。回転軸2の軸線O方向他方側の軸端4にはジャーナル軸受5のみが設けられている。ジャーナル軸受5は回転軸2の径方向の荷重を支持する。スラスト軸受6は回転軸2の軸線O方向の荷重を支持する。
ケーシング10は、軸線Oを中心とする円筒状をなしている。上記の回転軸2はこのケーシング10の内部を軸線Oに沿って貫通している。ケーシング10の軸線O方向一方側には外部からインペラ20に向かって流体を導くための案内流路12が形成されている。さらに、ケーシング10の軸線O方向他方側には、ケーシング10の内部で圧縮された高圧の流体を外部に排出するための排気流路17が形成されている。案内流路12内には、案内羽根12aが設けられている。
ケーシング10の内側には、これら案内流路12と排気流路17とを連通し、縮径と拡径を繰り返す内部空間が形成されている。この内部空間は、複数のインペラ20を収容するとともに、上記の流体流路9の一部をなしている。なお、以降の説明では、この流体流路9上における案内流路12が位置する側を上流側と呼び、排気流路17が位置する側を下流側と呼ぶ。
流体流路9は、ディフューザ流路14と、リターンベンド部13と、リターン流路15と、を有している。ディフューザ流路14は、インペラ20から径方向外側に向かって延びる部分である。リターンベンド部13は、ディフューザ流路14の径方向外側の端部から180°転向して径方向内側に向かう部分である。リターンベンド部13の下流側にはリターン流路15が接続されている。リターン流路15は径方向に延びている。なお、このリターン流路15にはリターンベーン15aが設けられている。リターンベーン15aは、周方向に間隔をあけて複数配列されている。
(リターンベーンの構成)
次に、図2と図3を参照してリターンベーン15aの構成について説明する。図2に示すように、リターンベーン15aの表面には、液体を噴射するための噴射口15hが複数形成されている。この液体は、遠心圧縮機1の外部に設けられた供給源30から圧送される。供給源30から圧送された液体は、リターンベーン15aの内部に形成された流路(不図示)を通じて噴射口15hから噴射される。
次に、図2と図3を参照してリターンベーン15aの構成について説明する。図2に示すように、リターンベーン15aの表面には、液体を噴射するための噴射口15hが複数形成されている。この液体は、遠心圧縮機1の外部に設けられた供給源30から圧送される。供給源30から圧送された液体は、リターンベーン15aの内部に形成された流路(不図示)を通じて噴射口15hから噴射される。
ここで、図3に示すように、リターンベーン15aは、リターン流路15における上流側を向く端縁である前縁151と、下流側を向く端縁である後縁152と、リターン流路15の内壁面に接続されている第一端面153、及び第二端面154と、を有している。本実施形態では、上記の噴射口15hは、前縁151を含む領域Xに複数配列されている。なお、ここで言う前縁151を含む領域Xとは、翼型断面を有するリターンベーン15aの最大翼厚となる位置Dよりも上流側の領域を指す。つまり、この領域内であれば、厳密に前縁151上に噴射口15hが配置されていなくてもよい。図3の例では、当該領域に3つずつの列が2列配列されることで、計6つの噴射口15hが形成されている。
また、これら噴射口15hは、リターンベーン15aの幅方向における中央部にのみ配列されている。具体的には、噴射口15hは、第一端面153、及び第二端面154からリターンベーン15aの幅方向に離間した領域に形成されている。つまり、噴射口15hは、リターン流路15の内壁面からいずれも離間した位置に形成されている。
さらに、噴射口15hの開口方向は、リターンベーン15aに流入する旋回成分を含む流体の流れ方向に直交する方向であることが望ましい。つまり、上述した2列の噴射口15hでは、液体が互いに離間する方向に噴射されることが望ましい。なお、噴射口15hの開口方向はこれに限定されず、作動流体の流れに逆行する方向でなければ、いかなる方向であってもよい。
(作用効果)
続いて、上述の遠心圧縮機1の動作について説明する。遠心圧縮機1を動作させるに当たってはまず電動機等の駆動源によって回転軸2を軸線O回りに回転させる。回転軸2の回転に伴って複数のインペラ20も一体に回転する。インペラ20が回転することによって案内流路12から流体流路9に流体が取り込まれる。流体流路9を上流側から下流側に向かって流通する中途で流体はインペラ20によって遠心力を与えられ、次第に高圧となる。所望の圧力となって流体は排気流路17から外部に取り出される。
続いて、上述の遠心圧縮機1の動作について説明する。遠心圧縮機1を動作させるに当たってはまず電動機等の駆動源によって回転軸2を軸線O回りに回転させる。回転軸2の回転に伴って複数のインペラ20も一体に回転する。インペラ20が回転することによって案内流路12から流体流路9に流体が取り込まれる。流体流路9を上流側から下流側に向かって流通する中途で流体はインペラ20によって遠心力を与えられ、次第に高圧となる。所望の圧力となって流体は排気流路17から外部に取り出される。
ここで、近年では、遠心圧縮機の動力を削減するために中間冷却と呼ばれる方法が提唱されている。中間冷却は、多段の圧縮機において、圧縮段の中間流路で作動流体を冷却して、圧縮工程を等温過程に近づけることで、同流量、圧力比に対して動力を低減する方法である。流入するガスの全温度が低下すれば必要な圧縮仕事も線形に減少するため、作動ガスの冷却によって動力を削減できる。
このような中間冷却を実現するため、本実施形態では上述のように、リターンベーン15aに、液体を噴射するための噴射口15hが形成されている。外部の供給源30から圧送された液体(例えば水)は、噴射口15hから噴射される。噴射口15hから噴き出した液体は、リターン流路15を流通する作動流体の流れに乗って、リターンベーン15aの下流側に流れる。この中途で液体は気化する。つまり、作動流体の雰囲気中に溶け込む。この時、インペラ20による圧縮を経て高温高圧となっていた作動流体は、液体の気化熱によって冷却され、温度が下がる。
これにより、下流側の他のインペラ20による圧縮過程を等温圧縮に近づけることができる。その結果、遠心圧縮機1の駆動に要する動力を削減することができる。また、リターン流路15では、ケーシング10内の他の流路に比べて作動流体の流速が低いことから、液体(液滴)の輸送に要するエネルギーが相対的に低い。このため、当該リターン流路15では、液体を噴射しても作動流体の圧力損失が生じにくい。これにより、より効率的に遠心圧縮機1を動作させることも可能となる。
さらに、上記構成によれば、噴射口15hがリターンベーン15aの幅方向における中央部に形成されている。つまり、噴射口15hは、リターン流路15の内壁面から離間した位置に形成されている。これにより、当該壁面に液体が付着してしまう可能性を低減することができる。一方で、壁面に液体が付着すると、当該液体の気化が促進されず、作動流体に圧力損失が生じたり、当該壁面にエロージョンを生じたりする虞がある。また、気化しなかった液滴が下流側のインペラ等に衝突してエロージョンを生じる虞もある。上記構成によれば、このような事象が起きる可能性を低減し、より効率的かつ安定的に遠心圧縮機1を動作させることが可能となる。
また、上記構成によれば、噴射口15hが前縁を含む領域に形成されていることから、液体が作動流体の流れに乗って当該噴射口15hから後縁152に至るまでの間にさらに十分な距離を確保することができる。その結果、噴射口15hから噴射された液体をより確実に気化させることが可能となる。したがって、作動流体中に液体が飛散してしまうことを防ぐことができ、作動流体の冷却を促進しつつ、エロージョンの発生を抑えることができる。
以上、本開示の実施形態について説明した。なお、本開示の要旨を逸脱しない限りにおいて、上記の構成に種々の変更や改修を施すことが可能である。例えば、上記実施形態では、前縁151を含む領域にのみ噴射口15hが形成されている例について説明した。しかしながら、噴射口15hが形成される領域はこれに限定されず、気化に要する距離を確保できる限りにおいては、リターンベーン15aの他の領域に噴射口15hを形成することが可能である。広義には、噴射口15hは、後縁152よりも上流側の領域に形成されていることが望ましい。
また、図4に変形例として示すように、前縁151を含む領域に噴射口15hを形成するとともに、前縁151から後縁152にかけての翼面155上に他の噴射口15h´を形成することも可能である。また、この場合でも、噴射口15h´はリターンベーン15aの幅方向の中央部に形成されることが望ましい。また、後縁152に近づくほど液体の気化に供される翼面155の距離が短くなることに鑑みて、前縁151側の噴射口15hの方が、後縁152側の噴射口15h´よりも液体の噴射量を多くすることが望ましい。
上記構成によれば、前縁から後縁にかけて複数の噴射口15h,及び噴射口15h´が形成されていることから、より多くの液体をリターン流路15内に供給することができる。また、前縁151側の噴射口15hになるほど液体の噴射量が多い。言い換えれば、後縁152側の噴射口15h´からは最小限の液体しか噴射しないことから、全ての液体を十分に気化させた状態でリターン流路15内に供給することができる。
<付記>
各実施形態に記載の遠心圧縮機1は、例えば以下のように把握される。
各実施形態に記載の遠心圧縮機1は、例えば以下のように把握される。
(1)第1の態様に係る遠心圧縮機1は、軸線O回りに回転するインペラ20と、該インペラ20から圧送された流体が流通するリターン流路15が形成されたケーシング10と、前記リターン流路15内に配置されたリターンベーン15aと、を備え、前記リターンベーン15aには、外部から供給された液体を前記リターン流路15内に噴射する噴射口15hが形成されている。
上記構成によれば、リターンベーン15aに形成された噴射口15hからリターン流路15に液体が噴射される。これにより、当該リターン流路15を流れる作動流体の温度を下げることができる。つまり、上流側のインペラ20で圧縮されて温度が上がっていた作動流体の温度が下がる。これにより、下流側の他のインペラ20による圧縮過程を等温圧縮に近づけることができる。その結果、遠心圧縮機1の駆動に要する動力を削減することができる。また、リターン流路15では、ケーシング10内の他の流路に比べて作動流体の流速が低いことから、液体(液滴)の輸送に伴う作動流体の圧力損失が生じにくい。これにより、より効率的に遠心圧縮機1を動作させることも可能となる。
(2)第2の態様に係る遠心圧縮機1では、前記噴射口15hは、前記リターンベーン15aの幅方向における中央部に形成されている。
上記構成によれば、噴射口15hがリターンベーン15aの幅方向における中央部に形成されている。つまり、噴射口15hは、リターン流路15の壁面から離間した位置に形成されている。これにより、当該壁面に液体が付着してしまう可能性を低減することができる。一方で、壁面に液体が付着すると、当該液体の気化が促進されず、作動流体に圧力損失が生じたり、当該壁面にエロージョンを生じたりする虞がある。上記構成によれば、このような事象が起きる可能性を低減し、より効率的かつ安定的に遠心圧縮機1を動作させることが可能となる。
(3)第3の態様に係る遠心圧縮機1では、前記噴射口15hは、前記リターンベーン15aの下流側の端縁である後縁152よりも上流側の領域に形成されている。
上記構成によれば、噴射口15hが後縁152よりも上流側の領域に形成されている。これにより、液体が作動流体の流れに乗って当該噴射口15hから後縁152に至るまでの間に十分な距離を確保することができる。その結果、噴射口15hから噴射された液体を十分に気化させることが可能となる。したがって、作動流体中に液体が飛散してしまうことを防ぐことができる。
(4)第4の態様に係る遠心圧縮機1では、前記噴射口15hは、前記リターンベーン15aの上流側の端縁である前縁151を含む領域に形成されている。
上記構成によれば、噴射口15hが前縁151を含む領域に形成されていることから、液体が作動流体の流れに乗って当該噴射口15hから後縁152に至るまでの間にさらに十分な距離を確保することができる。その結果、噴射口15hから噴射された液体をより確実に気化させることが可能となる。したがって、作動流体中に液体が飛散してしまうことを防ぐことができる。
(5)第5の態様に係る遠心圧縮機1では、前記リターンベーン15aの上流側の端縁である前縁151から下流側の端縁である後縁152にかけて複数の前記噴射口15h,15h´が形成され、前記前縁151側の前記噴射口15hになるほど前記液体の噴射量が多い。
上記構成によれば、前縁151から後縁152にかけて複数の噴射口15h,15h´が形成されていることから、より多くの液体をリターン流路15内に供給することができる。また、前縁151側の噴射口になるほど液体の噴射量が多いことから、液体を十分に気化させた状態でリターン流路15内に供給することができる。
1 遠心圧縮機
2 回転軸
3,4 軸端
5 ジャーナル軸受
6 スラスト軸受
9 流体流路
10 ケーシング
12 案内流路
12a,12a´ 案内羽根
12A ハブ側壁面
12B シュラウド側壁面
13 リターンベンド部
14 ディフューザ流路
15 リターン流路
15a,15a´ リターンベーン
15h,15h´ 噴射口
17 排気流路
20 インペラ
30 供給源
151 前縁
152 後縁
153 第一端面
154 第二端面
155 翼面
D 最大翼厚位置
O 軸線
2 回転軸
3,4 軸端
5 ジャーナル軸受
6 スラスト軸受
9 流体流路
10 ケーシング
12 案内流路
12a,12a´ 案内羽根
12A ハブ側壁面
12B シュラウド側壁面
13 リターンベンド部
14 ディフューザ流路
15 リターン流路
15a,15a´ リターンベーン
15h,15h´ 噴射口
17 排気流路
20 インペラ
30 供給源
151 前縁
152 後縁
153 第一端面
154 第二端面
155 翼面
D 最大翼厚位置
O 軸線
Claims (5)
- 軸線回りに回転するインペラと、
該インペラから圧送された流体が流通するリターン流路が形成されたケーシングと、
前記リターン流路内に配置されたリターンベーンと、
を備え、
前記リターンベーンには、外部から供給された液体を前記リターン流路内に噴射する噴射口が形成されている遠心圧縮機。 - 前記噴射口は、前記リターンベーンの幅方向における中央部に形成されている請求項1に記載の遠心圧縮機。
- 前記噴射口は、前記リターンベーンの下流側の端縁である後縁よりも上流側の領域に形成されている請求項1又は2に記載の遠心圧縮機。
- 前記噴射口は、前記リターンベーンの上流側の端縁である前縁を含む領域に形成されている請求項1から3のいずれか一項に記載の遠心圧縮機。
- 前記リターンベーンの上流側の端縁である前縁から下流側の端縁である後縁にかけて複数の前記噴射口が形成され、前記前縁側の前記噴射口になるほど前記液体の噴射量が多い請求項1から4のいずれか一項に記載の遠心圧縮機。
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---|---|---|---|
JP2021094405A JP2022186266A (ja) | 2021-06-04 | 2021-06-04 | 遠心圧縮機 |
US17/720,057 US20220389931A1 (en) | 2021-06-04 | 2022-04-13 | Centrifugal compressor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021094405A JP2022186266A (ja) | 2021-06-04 | 2021-06-04 | 遠心圧縮機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2022186266A true JP2022186266A (ja) | 2022-12-15 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021094405A Pending JP2022186266A (ja) | 2021-06-04 | 2021-06-04 | 遠心圧縮機 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2022186266A (ja) |
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