JP2010126941A - 下水道の伏越構造の清掃方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】障害物3を挟んで配設された上流側下水路1および下流側下水路2にそれぞれ連結されて障害物よりも下方に延びる上流側伏越室11および下流側伏越室12と、障害物の下方で上流側伏越室および下流側伏越室の下端同士を連結する伏越横断管13とを備える下水道の伏越構造において、伏越横断管内の水面に多数個の浮体Fを浮かせ、それら浮体を当該伏越横断管内に滞留させた状態で動かすことにより、浮体を伏越横断管の内壁面に対して擦らせて、それにより、伏越横断管の内壁面に付着した汚れを清掃する。
【選択図】図1
Description
れ空気袋を配設し、必要に応じてこれらの空気袋に空気を導入して空気袋を膨らませることにより、伏越横断管の両端連絡口を上側から所定の断面分だけ閉鎖して、伏越横断管の流路断面内の上部にエアクッション室を形成し、そのエアクッション室に空気を導入することにより、伏越横断管の実質的な流路断面を縮小するようにしたものもある。
(a)伏越横断管内において下水を流すことによって浮体を動かす。
(b)伏越横断管内において水面レベルを上げ下げすることによって浮体を動かす。
(c)伏越横断管内において下水を流すと共に水面レベルを上げ下げすることによって
浮体を動かす。
(d)伏越横断管内においてエアレーションを行うことによって浮体を動かす。
であって、前記浮体が、粒状、塊状、あるいはボール状のものであり、且つ、下流に流し去ることのできるもの、下流で回収することのできるもの、あるいは、時間経過により消失させることのできるもの、であることを特徴としている。
図1は実施形態の清掃方法を実現するための下水道の伏越システムの概略構成を示す断面図である。
このシステムの伏越構造では、障害物3を挟んで上流側と下流側に上流側下水路1と下流側下水路2が設けられ、各下水路1、2に連通させて、障害物3の両側に上流側伏越室11と下流側伏越室12とが垂直に設けられている。そして、垂直に設けられた両伏越室11、12の下端間を、障害物3の下側に通した伏越横断管13で連結している。この場合の伏越横断管13内の流路は上流側から下流側に向かって下り傾斜している。
側のゲート17のフレーム60または下流側のゲート18のフレーム60の少なくとも一方の上辺部には、空気溜まり用の空間Pにエアを導入するためのエア導入口62が設けられている。そして、このエア導入口62に、垂直上方に延びる前記連通管40の下端が接続されている。なお、図2では、エア導入口62や連通管40を伏越横断管13の下流側に設けた例を示しているが、上流側にエア導入口62や連通管40を設けてもよいし、伏越横断管13の長さが非常に長い場合は、上流側と下流側の両方にエア導入口62や連通管40を設けてもよい。
この伏越システムを運転する場合、通常時はゲート17、18を全開して、伏越横断管13の流路断面を大きく使って下水を流す。流路断面を大きく使った場合、緩い流れとなるので、伏越横断管13内に堆積物が溜まるおそれがある。
伏越横断管13の中に堆積物が溜まりにくくすることができる。また、雨天時に下水の量が増えたときには、晴天時に封入しておいた空気を抜いて、ゲート17、18を全開することで、たくさんの下水を流せるようにする。
(2)次に、第3バルブV3を閉じ、コンプレッサ51の運転を停止することにより、コンプレッサ51から導入チャンバ71への高圧空気の導入を停止する。そして、その状態で、導入チャンバ71の入口側の第2バルブV2を開いて、導入チャンバ71の中に貯留容器72から浮体Fを投入する。
(3)その後、導入チャンバ71の入口側の第2バルブV2を閉じ、第3バルブV3を開けると共に、コンプレッサ51を起動してコンプレッサ51からの高圧空気を導入チャンバ71へ導入する。そして、導入チャンバ71内を伏越横断管13内と同気圧とする。
(4)次に、その状態で導入チャンバ71の出口側の第1バルブV1を開放することにより、導入チャンバ71内の浮体Fを連通管40を通して伏越横断管13内に重力により投入する。
(a)伏越横断管13内で下水を流すことによって浮体Fを動かす。
(b)伏越横断管13内で水面レベルを上げ下げすることによって浮体Fを動かす。
(c)伏越横断管13内で下水を流すと共に水面レベルを上げ下げすることによって浮体Fを動かす。
(d)伏越横断管13内でエアレーションを行うことによって浮体を動かす。
のが採用可能である。
2 下流側下水路
3 障害物
11 上流側伏越室
12 下流側伏越室
13 伏越横断管
15,16 連絡口
17,18 ゲート(空気保持手段)
40 連通管
50 空気供給手段
51 コンプレッサ
60 フレーム
62 エア導入口
70 浮体供給手段
71 導入チャンバ
71a 出口
71b 入口
V1 第1バルブ
V2 第2バルブ
F 浮体
Claims (9)
- 障害物を挟んで配設された上流側下水路および下流側下水路にそれぞれ連結されて前記障害物よりも下方に延びる上流側伏越室および下流側伏越室と、前記障害物の下方で上流側伏越室および下流側伏越室の下端同士を連結する伏越横断管と、を備える下水道の伏越構造において、
前記伏越横断管内の水面に多数個の浮体を浮かせ、それら浮体を当該伏越横断管内に滞留させた状態で動かすことにより、前記浮体を伏越横断管の内壁面に対して擦らせて、それにより、該伏越横断管の内壁面に付着した汚れを清掃することを特徴とする下水道の伏越構造の清掃方法。 - 請求項1に記載の下水道の伏越構造の清掃方法であって、
前記伏越横断管内に空気を導入する空気供給手段と、導入された空気によって前記伏越横断管内の上部に長手方向に沿った空気溜まりを形成して下水の流れる断面を小さくする空気保持手段とを設け、
該空気保持手段として、上流側および下流側伏越室と伏越横断管の両端との各連絡口に、該各連絡口を上方から閉鎖して該伏越横断管内の上部に空気溜まり用の空間を形成するゲートを設け、
上流側のゲートと下流側のゲートを少なくとも途中位置まで閉鎖して伏越横断管内に空気を導入することにより、該伏越横断管内の上部に長手方向に沿った空気溜まりを形成し、
該空気溜まりを形成した状態で、または、前記空気溜まりを形成しながら、前記伏越横断管内に前記浮体を導入することを特徴とする下水道の伏越構造の清掃方法。 - 請求項2に記載の下水道の伏越構造の清掃方法であって、
前記ゲートの開度を調節することで、前記伏越横断管内に前記浮体を滞留させつつ、前記浮体の下側において下水を流すことを特徴とする下水道の伏越構造の清掃方法。 - 請求項2または3に記載の下水道の伏越構造の清掃方法であって、
前記空気溜まりへの空気の供給量を加減することで、前記伏越横断管内の水面レベルを変化させ、それにより水面に浮かせた前記浮体を動かすことを特徴とする下水道の伏越構造の清掃方法。 - 請求項2〜4のいずれか1項に記載の下水道の伏越構造の清掃方法であって、
前記伏越横断管の内部から見て前記上流側のゲートの内側の位置または下流側のゲートの内側の位置の少なくとも一方に、空気または/および浮体を前記伏越横断管内に送り込む連通管の下端を連通させ、
前記連通管の上端に、該連通管内に空気または/および浮体を導入する導入チャンバの出口を接続し、
前記導入チャンバの出口および該導入チャンバ内に前記浮体を投入する入口に、それら出口および入口を開閉する第1バルブおよび第2バルブをそれぞれ設け、
更に前記導入チャンバに、該チャンバ内に高圧空気を送り込むコンプレッサを接続し、
前記連通管、導入チャンバ、第1、第2バルブ、およびコンプレッサにより構成される前記空気供給手段により前記伏越横断管内に空気を供給し、
前記連通管、導入チャンバ、および第1、第2バルブにより構成される浮体供給手段により前記伏越横断管内に浮体を供給することを特徴とする下水道の伏越構造の清掃方法。 - 請求項5に記載の下水道の伏越構造の清掃方法であって、
前記上流側伏越室と前記伏越横断管の連絡口に前記上流側のゲートを開閉自在に支持するフレームが固定され、前記下流側伏越室と前記伏越横断管の連絡口に前記下流側のゲー
トを開閉自在に支持するフレームが固定され、前記上流側のゲートのフレームまたは下流側のゲートのフレームの少なくとも一方に設けられたエア導入口に前記連通管の下端を接続したことを特徴とする下水道の伏越構造の清掃方法。 - 請求項1〜6のいずれか1項に記載の下水道の伏越構造の清掃方法であって、
前記伏越横断管内の水面に全水面を覆う量の前記浮体を浮かせることを特徴とする下水道の伏越構造の清掃方法。 - 請求項1〜7のいずれか1項に記載の下水道の伏越構造の清掃方法であって、
前記浮体として、水没容積が大きく且つ比重の異なるものをそれぞれ多数個、前記伏越横断管内の水面に向けて供給することにより、比重の違いによる前記浮体の層を形成することを特徴とする下水道の伏越構造の清掃方法。 - 請求項1〜8のいずれか1項に記載の下水道の伏越構造の清掃方法であって、
前記浮体が、粒状、塊状、あるいはボール状のものであり、且つ、下流に流し去ることのできるもの、下流で回収することのできるもの、あるいは、時間経過により消失させることのできるもの、であることを特徴とする下水道の伏越構造の清掃方法。
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-
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