JPH073781U - パイプ内洗浄器 - Google Patents

パイプ内洗浄器

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JPH073781U
JPH073781U JP3328193U JP3328193U JPH073781U JP H073781 U JPH073781 U JP H073781U JP 3328193 U JP3328193 U JP 3328193U JP 3328193 U JP3328193 U JP 3328193U JP H073781 U JPH073781 U JP H073781U
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JP
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pipe
small
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cleaning
fluid
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JP3328193U
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English (en)
Inventor
直 宮内
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パイプPの内面に付着した異物を自動的に強
制除去にする。 【構成】 パイプP内に洗浄器本体2を配置し、パイプ
P内を正逆方向に流動する水の圧力によって、洗浄器本
体2を移動させるとともに、洗浄器本体2を構成してい
る面板20,21の対向空間4に収容している多数の小
球30aによりパイプPの内面に付着している異物や錆
を自動的に除去するようにしてある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、パイプ内洗浄器に関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえば、下水用配管を構成しているパイプの内面に下水に多く含まれている 異物が付着し、これらが経時により堆積すると、通路断面が小さくなって流動抵 抗を増大させ、流量を低下させる。また、パイプの内面に錆が発生すると、パイ プの腐食を進行させる不都合が起こる。そのために、パイプの内面に付着した異 物やパイプの内面に発生した錆などを除去する洗浄が定期的に要求される。
【0003】 しかし、従来のパイプ内洗浄は、一般に、作業者の手作業に委ねられていた。 したがって、洗浄作業がきわめて煩わしく、しかも細部にわたって適正に洗浄す ることが困難であり、すぐれた洗浄効果を期待できない欠点が有る。このような 理由から、自動化により細部にわたって適正に洗浄することが可能で、すぐれた 洗浄効果を期待できるパイプ内洗浄器の開発が望まれている。
【0004】
【考考が解決しようとする課題】
解決しようとする問題点は、パイプ内洗浄が作業者の手作業に委ねられている ため、洗浄作業がきわめて煩わしく、しかも細部にわたって適正に洗浄すること が困難であり、すぐれた洗浄効果を期待できない点である。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、流体圧によって移動可能にパイプ内に配置される洗浄器本体と、こ の洗浄器本体に収容されて該洗浄器本体の移動により前記パイプの内面に摺接す る洗浄体とを有し、前記洗浄器本体が連結部を介してパイプの軸方向に所定の間 隔離して互いに対向するとともに、流体の通過機能を備えた少なくとも一対の面 板によって構成され、前記洗浄体が前記面板の対向空間に収容された小片群によ って構成されていることを特徴とし、自動化によりパイプの内面を細部にわたっ て適正に洗浄する目的を達成した。
【0006】
【作用】
本考案によれば、パイプ内を順方向に流れる流体圧が洗浄器本体における一側 の面板に負荷され、この流体圧によって洗浄器本体が流体とともに順方向に移動 する。前記一側の面板に負荷された流体は、通過機能を備えている一側の面板を 透過して両側面板間の対向空間に流入し、該対向空間に収容され分散している小 片群を下流側の面板方向、つまり他側の面板方向に移動させる。これらの小片群 は、流体の流れ易い部位、つまり圧力差の大きい部位に集合する。対向空間と洗 浄器本体の下流側の圧力差は、パイプの垂直横断面の全面ににおいてほぼ均等で あるから、小片群は他側の面板の全面に対して偏ることなく均等に集合し、パイ プおよび洗浄器本体の軸方向に沿う厚さが均等な小片群塊を形成する。したがっ て、順方向流体圧は他側の面板の全面に対して偏ることなく均等に負荷され、洗 浄器本体の軸方向の中心線をパイプの軸線に対して傾けることなく平行保持させ 、パイプ内をスムーズに順方向に移動させるとともに、前記小片群塊の最外周に 位置する小片群がパイプの内面に摺接して、パイプの内面に付着している異物を 強制的に除去する。
【0007】 一方、流体をパイプ内で逆方向に流すことによって、流体圧が洗浄器本体にお ける他側の面板に負荷され、この流体圧によって洗浄器本体が流体とともに逆方 向に移動する。その結果、前述の逆作用により、小片群は一側の面板の全面に対 して偏ることなく均等に集合し、パイプおよび洗浄器本体の軸方向に沿う厚さが 均等な小片群塊を形成する。これにより、逆方向流体圧は一側の面板の全面に対 して偏ることなく均等に負荷され、洗浄器本体の軸方向の中心線をパイプの軸線 に対して傾けることなく平行保持させ、パイプ内をスムーズに逆方向に移動させ るとともに、前記小片群塊の最外周に位置する小片群がパイプの内面に摺接して 、パイプの内面に付着している異物を強制的に除去する。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図1は本考案に係るパイプ 内洗浄器の設置状態を示す縦断側面図、図2は図1のA−A線に沿う拡大縦断正 面図、図3は図1のB−B線に沿う拡大縦断正面図、図4は図1のC−C線に沿 う拡大縦断背面図であり、これらの図において、パイプ内洗浄器1は、パイプP に移動可能に配置される洗浄器本体2と、この洗浄器本体2に収容されて該洗浄 器本体2の移動によりパイプPの内面に摺接する洗浄体3を具備している。
【0009】 洗浄器本体2は、パイプPの内径よりも若干小さい外径を有し軸方向で対向す る一対の円形面板20、21と、これら面板20、21を所定の間隔(外径の1 .5〜2倍)離し互いに連結する複数の連結棒22A,22A……によって構成 され、それぞれは、たとえば合成樹脂によって成形されており、円形面板20、 21には、軸方向(厚さ方向)に多数の小孔20a、20a……、20b,20 b……が貫通形成され、これによって円形面板20、21に流体の通過機能をも たせている。
【0010】 一方、洗浄体3は、面板20,21の対向空間4に収容された多数の小球30 a、30a……によって構成され、これら多数の小球30a、30a……は、パ イプP内を通る流体の比重にほぼ等しい比重をもつ材料によって成形されている 。すなわち、パイプP内を流れる流体が水の場合は、比重が1前後の合成樹脂な どによって成形した多数の小球30a、30a……が面板20,21の対向空間 4に収容される。
【0011】 このような構成であれば、図1のように、洗浄器本体2をパイプP内に配置し て、順方向(矢印X1)に水を流すと、水圧P1が洗浄器本体2における一側の 面板20に負荷され、この水圧P1によって洗浄器本体2が水とともに順方向に 移動する。順方向に流れる水は、一側の面板20に形成された多数の小孔20a ,20a……を透過して、面板20,21の対向空間4に流入し、対向空間4に 収容され分散している多数の小球30a、30a……を他側面板21方向に移動 させる。この場合、多数の小球30a、30a……は、水の流れ易い部位、つま り圧力差の大きい部位に集合する。
【0012】 水圧P1にほぼ等しい対向空間4内の圧力P2と洗浄器本体2の下流側の圧力 P3との圧力差は、パイプPの垂直横断面の全面ににおいてほぼ均等であるから 、多数の小球30a、30a……は、他側の面板21の全面に対して偏ることな く、図5に示すように均等に集合し、パイプPおよび洗浄器本体2の軸方向に沿 う厚さtが均等な小球群塊5を形成する。したがって、順方向流によって生じる 水圧P2は他側の面板21の全面に対して偏ることなく均等に負荷され、洗浄器 本体2の軸方向の中心線C1をパイプPの軸線C2に対して傾けることなく平行 保持させ、がたつくことなくパイプP内をスムーズに順方向に移動させるととも に、小球群塊5の最外周に位置する小球群5A,5A……がパイプPの内面に転 動摺接して、パイプPの内面に付着している異物や錆を強制的に除去する。除去 された異物や錆は水とともに下流側に流下して排出される。
【0013】 一方、図6のように、洗浄器本体2をパイプP内に配置して、逆方向(矢印X 2)に水を流すと、図6のように、水圧P1が洗浄器本体2における他側の面板 21に負荷され、この水圧P1によって洗浄器本体2が水とともに逆方向に移動 する。他側の面板21に負荷された水は、他側の面板21に形成された多数の小 孔21a,21a……を透過して、面板20,21の対向空間4に流入し、対向 空間4に収容され分散している多数の小球30a、30a……を一側面板20方 向に移動させる。この場合、多数の小球30a、30a……は、水の流れ易い部 位、つまり圧力差の大きい部位に集合する。
【0014】 水圧P1にほぼ等しい対向空間4内の圧力P2と洗浄器本体2の下流側の圧力 P3との圧力差は、パイプPの垂直横断面の全面ににおいて均等であるから、多 数の小球30a、30a……は、一側の面板20の全面に対して偏ることなく、 図7に示すように均等に集合し、パイプPおよび洗浄器本体2の軸方向に沿う厚 さtが均等な小球群塊5を形成する。したがって、逆方向流によって生じる水圧 P2は一側の面板21の全面に対して偏ることなく均等に負荷され、洗浄器本体 2の軸方向の中心線C1をパイプPの軸線C2に対して傾けることなく平行保持 させ、パイプP内をがたつくことなくスムーズに逆方向に移動させるとともに、 小球群塊5の最外周に位置する小球群5A,5A……がパイプPの内面に転動摺 接して、パイプPの内面に付着している異物や錆を強制的に除去する。除去され た異物や錆は、水とともに下流側に流下して排出される。
【0015】 このように、パイプP内を流動する水の圧力によって、洗浄器本体2を正逆方 向に移動させ、洗浄器本体2に収容した多数の小球30a、30a……で小球群 塊5を形成し、この小球群塊5の最外周に位置する小球群5A,5A……により パイプPの内面に付着している異物や錆を自動的に除去するようにしているので 、夜間等のパイプPの非使用時において前述の作業を行えば、事実上、パイプP の内面に異物が付着したり、錆が発生することはない。勿論、異物が付着したり 錆が発生していても、これらを確実に強制的除去することができる。したがって 、パイプPの内面に異物が付着し、これらが経時により堆積することによって通 路断面が小さくなり、流動抵抗を増大させて流量を低下させたり、パイプPの内 面に錆を発生させて、パイプの腐食を進行させる等の不都合の発生を確実に防止 することができる。しかも、従来のように作業者の手作業に委ねることなく、自 動により細部にわたって適正に洗浄することができるので、すぐれた洗浄効果を 期待できる。
【0016】 なお、前記実施例では、多数の小孔20a、20a……、20b,20b…… を貫通形成することで、面板20、21に水の通過機能をもたせた構成で説明し ているが、ポーラス状の面板20、21を使用してもよい。また、多数の小球3 0a、30a……によって洗浄体3を構成して説明しているが、小球30a、3 0a……にのみ限定されるものではなく、不定形の小塊群もしくは小片群によっ て洗浄体3を構成してもよい。
【0017】 さらに、洗浄器本体2を軸線C1まわりに回転させることなく、単に軸方向に 移動させる構成で説明しているが、面板20,21それぞれの外周領域に、斜め に貫通する複数の透孔を形成するか、あるいは面板20,21それぞれの外面に おける外周領域に、複数の羽根を取付けることによって、パイプP内を流動する 水を軸線C1まわりに高速回転させるように構成し、面板20,21の対向空間 4に収容された小球群塊5を旋回させると、小球群塊5の最外周に位置する小球 群5A,5A……は遠心力によりパイプPの内面に強く押付けらて高速回転する ことになるので、洗浄効果を一層向上させることができる。
【0018】 他方、洗浄作業時にパイプP内に空気を混入させ、パイプP内において多数の 気泡を発生させると、前述の小球群5A,5A……による異物除去作用と、気泡 の混合攪拌作用との協働によって、洗浄効果をより一層向上させることができる 。
【0019】 また、予め、面板20,21の対向空間4に水溶性の洗剤を入れたカプセルを 収容しておき、洗剤の洗浄力を利用することによって高い洗浄効果をあげるよう にしてもよい。さらに、前記実施例では、パイプP内を流動する流体が水の場合 につて説明しているが、水以外の流体を流動させるパイプPの洗浄にも適用可能 であることはいうまでもない。
【0020】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案は、パイプ内で流体とともに洗浄器本体を移動さ せ、該洗浄器本体に収容した小片群によってなる洗浄体をパイプの内面に摺接さ せて、パイプの内面に付着している異物を強制的に除去することができるので、 異物が付着することによって生じる水の流動抵抗の増大や流量の低下および錆の 発生によりパイプの腐食などの不都合を確実に防止するとともに、作業者の手作 業に委ねることなく、自動により細部にわたって適正に洗浄することができるの ですぐれた洗浄効果を期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案パイプ内洗浄器の一実施例の設置状態を
示す縦断側面図である。
【図2】図1のA−A線に沿う拡大縦断正面図である。
【図3】図1のB−B線に沿う拡大縦断正面図である。
【図4】図1のC−C線に沿う拡大縦断背面図である。
【図5】順方向流体の作用による小球群塊の形成状態を
示す縦断側面図である。
【図6】逆方向流体の発生を示す縦断面図である。
【図7】逆方向流体の作用による小球群塊の形成状態を
示す縦断側面図である。
【符号の説明】
1 パイプ内洗浄器 2 洗浄器本体 3 洗浄体 4 対向空間 20 面板 21 面板 22A 複数の連結棒(連結部) 30a 小球(小片) P パイプ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体圧によって移動可能にパイプ内に配
    置される洗浄器本体と、この洗浄器本体に収容されて該
    洗浄器本体の移動により前記パイプの内面に摺接する洗
    浄体とを有し、前記洗浄器本体が連結部を介してパイプ
    の軸方向に所定の間隔離して互いに対向するとともに、
    流体の通過機能を備えた少なくとも一対の面板によって
    構成され、前記洗浄体が前記面板の対向空間に収容され
    た小片群によって構成されていることを特徴とするパイ
    プ内洗浄器。
JP3328193U 1993-06-21 1993-06-21 パイプ内洗浄器 Pending JPH073781U (ja)

Priority Applications (1)

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JP3328193U JPH073781U (ja) 1993-06-21 1993-06-21 パイプ内洗浄器

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JP3328193U JPH073781U (ja) 1993-06-21 1993-06-21 パイプ内洗浄器

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JPH073781U true JPH073781U (ja) 1995-01-20

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ID=12382153

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JP (1) JPH073781U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010126941A (ja) * 2008-11-26 2010-06-10 Maezawa Ind Inc 下水道の伏越構造の清掃方法
JP2016079738A (ja) * 2014-10-21 2016-05-16 鈴木 宏 水路洗浄方法

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