JP2010125687A - 記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ヘッド搬送系及び被記録材搬送系を備えた記録装置において、公差の累積加算に起因して記録精度が低下する虞を低減させることを調整レスで実現する。
【解決手段】 左サイドフレーム4Lは、主ガイド軸支持部41L、副ガイド軸支持部42L、搬送駆動ローラ支持部43L及び排出駆動ローラ支持部44Lが、少なくともこれらの間には曲げ加工部分を介在させずに形成されている。右サイドフレーム4Rは、図示の如く、主ガイド軸支持部41R、副ガイド軸支持部42R、搬送駆動ローラ支持部43R及び排出駆動ローラ支持部44Rが、少なくともこれらの間には曲げ加工部分を介在させずに形成されている。これらの相対的な位置関係には、曲げ公差による誤差は生じないため、左サイドフレーム4L及び右サイドフレーム4Rをプレス加工等により製造する際の寸法公差による誤差しか生じない。
【選択図】 図5

Description

本発明は、被記録材に対して記録ヘッドを主走査方向へ往復動させるヘッド搬送系と、記録ヘッドに対して被記録材を副走査方向へ搬送する被記録材搬送系と、を備えた記録装置に関する。
インクジェットプリンタ等の記録装置におけるヘッド搬送系としては、例えば記録ヘッドを搭載したキャリッジをキャリッジガイド軸で主走査方向へ往復動可能に支持する構造が一般的に採用されている。また被記録材搬送系としては、例えば記録ヘッドによる記録実行領域でプラテン等に支持された被記録材をモータの駆動力で回転する搬送駆動ローラで副走査方向へ搬送する構造が一般的に採用されている。そして、従来のインクジェットプリンタ等の記録装置においては、キャリッジガイド軸、搬送駆動ローラ及びプラテンがそれぞれ異なるフレーム部品(筐体フレームを構成する部品)に支持される支持構造が多く採用されている(例えば、特許文献1又は2を参照)。
特開2001−334726号公報 特開2004−291334号公報
上記のようなヘッド搬送系及び被記録材搬送系を備えた記録装置において、高い記録精度を実現するには、ヘッド搬送系による主走査方向と被記録材搬送系による副走査方向とが寸分の誤差もなく直交するのが理想的である。具体的には、例えばキャリッジガイド軸と搬送駆動ローラとの相対的な位置関係が寸分の誤差もなく平行な位置関係となるように、これらが記録装置の筐体フレームに支持されるのが理想的である。
しかし、従来のインクジェットプリンタ等の記録装置においては、前記の通り、キャリッジガイド軸、搬送駆動ローラ及びプラテンがそれぞれ異なるフレーム部品に支持される支持構造が多く採用されている。そのため、これらの相対的な位置関係には、これらを支持する各フレーム部品のプレス加工等における寸法公差、各フレーム部品の曲げ加工部分の曲げ公差、各フレーム部品間の相対的な組み付け公差等が累積的に加算された誤差が生ずることとなる。したがって、従来のインクジェットプリンタ等の記録装置においては、上記のような公差の累積加算に起因して許容範囲を超える記録精度の低下が生ずる虞がある。
このようなことから従来は、例えばキャリッジガイド軸や搬送駆動ローラの支持部に偏心ブッシュ等の部品を用いた支持位置の微調整機構を設け、記録装置の製造工程において、これらの相対的な位置関係が一定の誤差範囲内になるように微調整機構で微調整しているものが多い。そのため従来の記録装置は、このような微調整機構を設けることに伴う部品点数の増加、及びその微調整機構の調整に伴う製造工程の増加等によって、記録装置のコストが大幅に増加してしまうという課題があった。また低価格帯の記録装置においては、コスト的な制約からこのような微調整機構を設けることができないため、調整レスとせざるを得ず、公差の累積加算に起因した記録精度の低下をある程度妥協せざるを得なかった。
本発明は、このような状況に鑑み成されたものであり、その課題は、ヘッド搬送系及び被記録材搬送系を備えた記録装置において、公差の累積加算に起因して記録精度が低下する虞を低減させることを調整レスで実現することにある。
上記課題を達成するため、本発明の第1の態様は、被記録材に対して記録ヘッドを主走査方向へ往復動させるヘッド搬送系と、前記記録ヘッドに対して被記録材を副走査方向へ搬送する被記録材搬送系と、を備えた記録装置において、前記ヘッド搬送系及び前記被記録材搬送系は、一方側が第1支持部材に支持され、他方側が第2支持部材に支持され、前記第1支持部材及び前記第2支持部材は、ともに一枚の板金からなる部材であり、少なくとも前記ヘッド搬送系の支持部と前記被記録材搬送系の支持部との間に曲げ加工部分を介在させずに形成されている、ことを特徴とした記録装置である。
このような特徴によれば、ヘッド搬送系の支持部と被記録材搬送系の支持部とが一枚の板金からなる同一部品に設けられているので、両支持部の相対的な位置関係には、第1支持部材又は第2支持部材をプレス加工等により製造する際の寸法公差による誤差しか生じない。また第1支持部材及び第2支持部材は、少なくともヘッド搬送系の支持部と被記録材搬送系の支持部との間に曲げ加工部分を介在させずに形成されているので、両支持部の相対的な位置関係には、曲げ公差による誤差は生じない。すなわち本発明に係る第1支持部材及び第2支持部材は、プレス加工等により製造する際の寸法公差のみで両支持部の位置精度を管理することができるので、両支持部の相対的な位置関係を高精度に管理することができる。
これにより本発明の第1の態様に記載の記録装置によれば、ヘッド搬送系及び被記録材搬送系を備えた記録装置において、公差の累積加算に起因して記録精度が低下する虞を低減させることを調整レスで実現できるという作用効果が得られる。
本発明の第2の態様は、被記録材を搬送する搬送駆動ローラと、前記搬送駆動ローラの回転により搬送される被記録材の記録面に記録を実行する記録ヘッドを搭載したキャリッジと、前記キャリッジを往復動可能に支持するキャリッジ支持部材と、を備えた記録装置において、前記搬送駆動ローラ及び前記キャリッジ支持部材は、一方側が第1支持部材に支持され、他方側が第2支持部材に支持され、前記第1支持部材及び前記第2支持部材は、ともに一枚の板金からなる部材であり、少なくとも前記搬送駆動ローラの支持部と前記キャリッジ支持部材の支持部との間に曲げ加工部分を介在させずに形成されている、ことを特徴とした記録装置である。
このような特徴によれば、搬送駆動ローラの支持部とキャリッジ支持部材の支持部とが一枚の板金からなる同一部品に設けられているので、両支持部の相対的な位置関係には、第1支持部材又は第2支持部材をプレス加工等により製造する際の寸法公差による誤差しか生じない。また第1支持部材及び第2支持部材は、少なくとも搬送駆動ローラの支持部とキャリッジ支持部材の支持部との間に曲げ加工部分を介在させずに形成されているので、両支持部の相対的な位置関係には、曲げ公差による誤差は生じない。すなわち本発明に係る第1支持部材及び第2支持部材は、プレス加工等により製造する際の寸法公差のみで両支持部の位置精度を管理することができるので、両支持部の相対的な位置関係を高精度に管理することができる。
これにより本発明の第2の態様に記載の記録装置によれば、ヘッド搬送系及び被記録材搬送系を備えた記録装置において、公差の累積加算に起因して記録精度が低下する虞を低減させることを調整レスで実現できるという作用効果が得られる。
本発明の第3の態様は、前述した第2の態様に記載の記録装置において、前記キャリッジ支持部材は、主軸及び副軸を有し、前記第1支持部材及び前記第2支持部材は、少なくとも前記主軸の支持部と前記副軸の支持部との間に曲げ加工部分を介在させずに形成されている、ことを特徴とした記録装置である。
本発明の第3の態様に記載の記録装置によれば、二本の支持軸(主軸及び副軸)でキャリッジを支持するヘッド搬送系を備えた記録装置において、前述した第2の態様に記載の発明と同様の作用効果を得ることができる。
本発明の第4の態様は、前述した第2の態様又は第3の態様に記載の記録装置において、被記録材を排出する排出駆動ローラを備え、前記排出駆動ローラは、一方側が第1支持部材に支持され、他方側が第2支持部材に支持され、前記第1支持部材及び前記第2支持部材は、少なくとも前記搬送駆動ローラの支持部と前記キャリッジ支持部材の支持部と前記排出駆動ローラの支持部との間に曲げ加工部分を介在させずに形成されている、ことを特徴とした記録装置である。
このような特徴によれば、前述した第2の態様又は第3の態様に記載の発明による作用効果に加えて、記録実行中において、被記録材の搬送方向の後端が搬送駆動ローラを通過した後、その被記録材が排出駆動ローラの回転によってのみ搬送されるときに記録精度が低下する虞を低減させることを調整レスで実現できるという作用効果が得られる。
本発明の第5の態様は、前述した第2〜第4の態様のいずれかに記載の記録装置において、前記記録ヘッドによる記録実行領域で被記録材を支持する被記録材支持部材を備え、前記被記録材支持部材は、一方側が第1支持部材に支持され、他方側が第2支持部材に支持され、前記第1支持部材及び前記第2支持部材は、少なくとも前記搬送駆動ローラの支持部と前記キャリッジ支持部材の支持部と前記被記録材支持部材の支持部との間に曲げ加工部分を介在させずに形成されている、ことを特徴とした記録装置である。
このような特徴によれば、前述した第2〜第4の態様のいずれかに記載の発明による作用効果に加えて、さらに記録ヘッドのヘッド面と被記録材の記録面との間隔及び平行度を調整レスで高精度に規定することができるという作用効果が得られる。
本発明の第6の態様は、前述した第1〜第5の態様のいずれかに記載の記録装置において、前記第1支持部材と前記第2支持部材は、同じ金型で形成される板金部材である、ことを特徴とした記録装置である。
このような特徴によれば、第1支持部材と第2支持部材とを異なる金型で形成する場合と比較して、金型が相違することに起因した寸法誤差が生じないため、支持部間の相対的な位置関係を極めて高精度に規定することができる。したがって、ヘッド搬送系及び被記録材搬送系を備えた記録装置において、公差の累積加算に起因して記録精度が低下する虞をさらに低減させることを調整レスで実現できるという作用効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
<インクジェットプリンタの概略構成>
まず、本発明に係る「記録装置」としてのインクジェットプリンタ50の概略構成について、図1〜図4を参照しながら説明する。
図1は、インクジェットプリンタ50の要部斜視図であり、図2は、その一部を拡大図示した要部斜視図である。図3は、インクジェットプリンタ50の要部側面図であり、図4は、その一部を拡大図示した要部斜視図である。
インクジェットプリンタ50は、「被記録材」としての記録紙(図示省略)をインクジェットプリンタ50の内部へ給送する自動給送装置70を備えている。またインクジェットプリンタ50は、記録紙の記録面にインクを噴射する5つの記録ヘッド621〜625を備えている。さらにインクジェットプリンタ50は、記録紙に対して記録ヘッド621〜625を相対的に主走査方向Xへ走査させる手段としてキャリッジ61を備えている。さらにインクジェットプリンタ50は、記録ヘッド621〜625に対して記録紙を相対的に副走査方向Yへ走査させる手段として搬送駆動ローラ51、搬送従動ローラ52、排出駆動ローラ54及び排出従動ローラ55を備えている。
自動給送装置70は、給送用トレイ71、左エッジガイド72、右エッジガイド73、トレイカバー74及び給送用ローラ(図示せず)を備えている。
給送用トレイ71は、複数の記録紙が積重された状態で載置されて収容される。左エッジガイド72及び右エッジガイド73は、給送用トレイ71に積重された記録紙の主走査方向Xの載置位置を規制するガイド部材である。トレイカバー74は、給送用トレイ71の上部を開閉可能に設けられた多段スライド構造の蓋体である。給送用トレイ71に積重された記録紙は、最上位にある記録紙が給送用ローラの外周面に当接し、その給送用ローラの回転により、搬送駆動ローラ51と搬送従動ローラ52との当接部分に先端が到達する位置まで給送される。
搬送駆動ローラ51は、表面に高摩擦被膜が施されており、図示していない搬送用モータの回転駆動力が伝達されて回転する。搬送従動ローラ52は、揺動可能に軸支された従動ローラホルダ521の先端に回転自在に軸支されている。従動ローラホルダ521は、ねじりコイルばね522のばね力によって、搬送従動ローラ52が搬送駆動ローラ51に当接する方向へ付勢されている。自動給送装置70により給送された記録紙は、搬送駆動ローラ51と搬送従動ローラ52とで挟持され、搬送駆動ローラ51の駆動回転によってプラテン53上を副走査方向Yへ搬送される。
キャリッジ61は、第1軸受部611が「主軸」としての主ガイド軸56に支持され、第2軸受部612が「副軸」としての副ガイド軸57に支持された状態で、主走査方向Xへ往復動可能に配設されている。またキャリッジ駆動用モータ63の駆動プーリ631と従動プーリ(図示せず)との間には、主走査方向Xに沿って無端ベルト64が掛架されており、その無端ベルト64の一部がキャリッジ61に連結されている。キャリッジ61は、キャリッジ駆動用モータ63を双方向回転させることによって主走査方向Xへ往復動する。
記録ヘッド621〜625は、各々のヘッド面62aがプラテン53の支持面531に対面するようにキャリッジ61に搭載されている。記録ヘッド621〜615は、インクを噴射するための多数の噴射ノズルがヘッド面62aに配設されており(図示せず)、5本のインク流路を有するインクチューブ81を経由してインクタンク部80からインクが供給される。またキャリッジ61に実装されている駆動回路基板(図示せず)には、図示していないマイコン制御回路を有する制御装置からFFC82を介して、記録ヘッド621〜625の駆動信号が出力される。インクチューブ81及びFFC82は、キャリッジ61の往復動を妨げないように可撓性を有する材料で形成されており、一定の余長をもって弛んだ状態で配設されている。インクチューブ81及びFFC82は、接続部材84によりキャリッジ61に接続されるとともに、キャリッジ61が往復動する際にばたつかないように、ホルダ部材83でインクジェットプリンタ50の筐体フレームに支持されている。
プラテン53上の記録紙は、キャリッジ61が主走査方向Xへ往復動しながら記録ヘッド621〜625のヘッド面62aから記録面にインクを噴射してドットを形成する動作と、搬送駆動ローラ51の駆動回転により所定の搬送量で副走査方向Yへ搬送する動作とが交互に繰り返されることによって記録が実行される。そしてインク噴射後の記録紙は、排出駆動ローラ54と排出従動ローラ55とで挟持され、排出駆動ローラ54の駆動回転により搬送方向YFへ搬送されて排出スタッカ58へ排出される。これらの一連の記録制御は前記の制御装置により実行される。
<「ヘッド搬送系」及び「被記録材搬送系」の支持構造>
つづいて、本発明に係るインクジェットプリンタ50の「ヘッド搬送系」及び「被記録材搬送系」の支持構造について、図5〜図7を参照しながら説明する。
図5は、主ガイド軸56及び副ガイド軸57並びに搬送駆動ローラ51及び排出駆動ローラ54の支持構造を図示した要部斜視図であり、図6は、その要部右側面図であり、図7は、その要部左側面図である。
上記説明したインクジェットプリンタ50においては、キャリッジ61並びにキャリッジ61を主走査方向Xへ往復動可能に支持する「キャリッジ支持部材」としての主ガイド軸56及び副ガイド軸57が「ヘッド搬送系」を構成する。主ガイド軸56及び副ガイド軸57は、一方側が「第1支持部材」としての左サイドフレーム4Lに支持され、他方側が「第2支持部材」としての右サイドフレーム4Rに支持されている。より具体的には、主ガイド軸56は、左サイドフレーム4Lの主ガイド軸支持部41Lに一端側(左端側)が支持され、右サイドフレーム4Rの主ガイド軸支持部41Rに他端側(右端側)が支持された状態で、図示していない固定部材により固定される。副ガイド軸57は、左サイドフレーム4Lの副ガイド軸支持部42Lに一端側(左端側)が支持され、右サイドフレーム4Rの副ガイド軸支持部42Rに他端側(右端側)が支持された状態で、図示していない固定部材により固定される。
尚、当該実施例のインクジェットプリンタ50は、キャリッジ61の主ガイド軸56側の第1軸受部611がC形の断面形状であることから、主ガイド軸支持部41L、41Rに第1軸受部611が干渉することなく、左サイドフレーム4L又は右サイドフレーム4Rより外側にキャリッジ61が移動することが可能になっている。したがって、例えば左サイドフレーム4L又は右サイドフレーム4Rの外側に公知のキャッピング装置等を配設することも可能である。
またインクジェットプリンタ50においては、記録紙を副走査方向Yへ搬送する搬送駆動ローラ51及び排出駆動ローラ54が「被記録材搬送系」を構成する。搬送駆動ローラ51及び排出駆動ローラ54も同様に、一方側が左サイドフレーム4Lに支持され、他方側が右サイドフレーム4Rに支持されている。より具体的には、搬送駆動ローラ51は、左サイドフレーム4Lの搬送駆動ローラ支持部43Lに嵌合している回転ブッシュ51Lに一端側(左端側)が軸支され、右サイドフレーム4Rの搬送駆動ローラ支持部43Rに嵌合している回転ブッシュ51Rに他端側(右端側)が軸支されている。排出駆動ローラ54は、左サイドフレーム4Lの排出駆動ローラ支持部44Lに嵌合している回転ブッシュ54Lに一端側(左端側)が軸支され、右サイドフレーム4Rの排出駆動ローラ支持部44Rに嵌合している回転ブッシュ54Rに他端側(右端側)が軸支されている。
左サイドフレーム4L及び右サイドフレーム4Rは、インクジェットプリンタ50の筐体フレームを構成するフレーム部品である。左サイドフレーム4L及び右サイドフレーム4Rは、ともに一枚の金属板からプレス加工及び曲げ加工等により形成した部品であり、曲げ加工部分の曲げ方向が左右対称になっている以外は、全く同じ寸法形状のフレーム部品である。つまり左サイドフレーム4L及び右サイドフレーム4Rは、まず全く同じ寸法形状の2枚の金属板部品をプレス加工等で形成した後、曲げ加工部分の曲げ方向が左右対称となるように曲げ加工を行って製造したものである。
そして左サイドフレーム4Lは、図示の如く、主ガイド軸支持部41L、副ガイド軸支持部42L、搬送駆動ローラ支持部43L及び排出駆動ローラ支持部44Lが、少なくともこれらの間には曲げ加工部分を介在させずに形成されている。それによって、これらの相対的な位置関係には、曲げ公差による誤差は生じないため、左サイドフレーム4Lをプレス加工等により製造する際の寸法公差による誤差しか生じない。
同様に右サイドフレーム4Rは、図示の如く、主ガイド軸支持部41R、副ガイド軸支持部42R、搬送駆動ローラ支持部43R及び排出駆動ローラ支持部44Rが、少なくともこれらの間には曲げ加工部分を介在させずに形成されている。それによって、これらの相対的な位置関係には、曲げ公差による誤差は生じないため、右サイドフレーム4Rをプレス加工等により製造する際の寸法公差による誤差しか生じない。
すなわち、本発明に係る左サイドフレーム4L及び右サイドフレーム4Rは、プレス加工等により製造する際の寸法公差のみで各支持部の位置精度を管理することができるので、各支持部の相対的な位置関係を高精度に管理することができる。したがって本発明に係るインクジェットプリンタ50は、主ガイド軸56及び副ガイド軸57並びに搬送駆動ローラ51及び排出駆動ローラ54の支持構造において、公差の累積加算に起因して記録精度が低下する虞を調整レスで低減させることができる。より具体的に例を挙げて説明すると、金属板からプレス加工等によりフレーム部品を形成する際には、例えば±50μm前後の寸法公差で加工することが可能であるが、支持部間に曲げ加工部分が介在すると、その支持部間においては例えば±0.2mm前後まで寸法公差が大きくなってしまう。したがって、プレス加工等により製造する際の寸法公差のみで各支持部の位置精度を管理できれば、各支持部の相対的な位置関係を極めて高精度に管理することができる。
また本発明に係るインクジェットプリンタ50においては、さらに「被記録材支持部材」としてのプラテン53も左サイドフレーム4L及び右サイドフレーム4Rで両端を支持した状態で配設するのが好ましい。この場合、左サイドフレーム4Lにおけるプラテン53の支持部(図示省略)は、主ガイド軸支持部41L、副ガイド軸支持部42L、搬送駆動ローラ支持部43L及び排出駆動ローラ支持部44Lとの間に曲げ加工部分を介在させずに形成すれば良い。同様に、右サイドフレーム4Rにおけるプラテン53の支持部(図示省略)は、主ガイド軸支持部41R、副ガイド軸支持部42R、搬送駆動ローラ支持部43R及び排出駆動ローラ支持部44Rとの間に曲げ加工部分を介在させずに形成すれば良い。それによって、記録ヘッド621〜625のヘッド面62aと記録紙の記録面との間隔及び平行度を調整レスで高精度に規定することができる。
さらに本発明に係るインクジェットプリンタ50においては、左サイドフレーム4Lと右サイドフレーム4Rとを同じ金型で形成するのが好ましい。左サイドフレーム4Lと右サイドフレーム4Rとを異なる金型で形成する場合と比較して、金型が相違することに起因した寸法誤差が生じないため、各支持部間の相対的な位置関係を極めて高精度に規定することができる。それによって、公差の累積加算に起因して記録精度が低下する虞をさらに低減させることを調整レスで実現できる。
尚、本発明は、上記説明した実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
インクジェットプリンタの要部斜視図。 インクジェットプリンタの一部を拡大図示した要部斜視図。 インクジェットプリンタの要部側面図。 インクジェットプリンタの一部を拡大図示した要部斜視図。 ヘッド搬送系及び被記録材搬送系の支持構造を図示した要部斜視図。 ヘッド搬送系及び被記録材搬送系の支持構造を図示した要部右側面図。 ヘッド搬送系及び被記録材搬送系の支持構造を図示した要部左側面図。
符号の説明
4L 左サイドフレーム、4R 右サイドフレーム、10 ヘッドユニット、20 APG切換機構、50 インクジェットプリンタ、51 搬送駆動ローラ、52 搬送従動ローラ、53 プラテン、54 排出駆動ローラ、55 排出従動ローラ、56 主ガイド軸、57 副ガイド軸、61 キャリッジ、621〜625 記録ヘッド、70 自動給送装置、80 インクタンク部、X 主走査方向、Y 副走査方向

Claims (6)

  1. 被記録材に対して記録ヘッドを主走査方向へ往復動させるヘッド搬送系と、
    前記記録ヘッドに対して被記録材を副走査方向へ搬送する被記録材搬送系と、を備えた記録装置において、
    前記ヘッド搬送系及び前記被記録材搬送系は、一方側が第1支持部材に支持され、他方側が第2支持部材に支持され、
    前記第1支持部材及び前記第2支持部材は、ともに一枚の板金からなる部材であり、少なくとも前記ヘッド搬送系の支持部と前記被記録材搬送系の支持部との間に曲げ加工部分を介在させずに形成されている、ことを特徴とした記録装置。
  2. 被記録材を搬送する搬送駆動ローラと、前記搬送駆動ローラの回転により搬送される被記録材の記録面に記録を実行する記録ヘッドを搭載したキャリッジと、前記キャリッジを往復動可能に支持するキャリッジ支持部材と、を備えた記録装置において、
    前記搬送駆動ローラ及び前記キャリッジ支持部材は、一方側が第1支持部材に支持され、他方側が第2支持部材に支持され、
    前記第1支持部材及び前記第2支持部材は、ともに一枚の板金からなる部材であり、少なくとも前記搬送駆動ローラの支持部と前記キャリッジ支持部材の支持部との間に曲げ加工部分を介在させずに形成されている、ことを特徴とした記録装置。
  3. 請求項2に記載の記録装置において、前記キャリッジ支持部材は、主軸及び副軸を有し、
    前記第1支持部材及び前記第2支持部材は、少なくとも前記主軸の支持部と前記副軸の支持部との間に曲げ加工部分を介在させずに形成されている、ことを特徴とした記録装置。
  4. 請求項2又は3に記載の記録装置において、被記録材を排出する排出駆動ローラを備え、
    前記排出駆動ローラは、一方側が第1支持部材に支持され、他方側が第2支持部材に支持され、
    前記第1支持部材及び前記第2支持部材は、少なくとも前記搬送駆動ローラの支持部と前記キャリッジ支持部材の支持部と前記排出駆動ローラの支持部との間に曲げ加工部分を介在させずに形成されている、ことを特徴とした記録装置。
  5. 請求項2〜4のいずれか1項に記載の記録装置において、前記記録ヘッドによる記録実行領域で被記録材を支持する被記録材支持部材を備え、
    前記被記録材支持部材は、一方側が第1支持部材に支持され、他方側が第2支持部材に支持され、
    前記第1支持部材及び前記第2支持部材は、少なくとも前記搬送駆動ローラの支持部と前記キャリッジ支持部材の支持部と前記被記録材支持部材の支持部との間に曲げ加工部分を介在させずに形成されている、ことを特徴とした記録装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の記録装置において、前記第1支持部材と前記第2支持部材は、同じ金型で形成される板金部材である、ことを特徴とした記録装置。
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