JP2010125498A - 平版印刷版用アルミニウム合金板の製造装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】溶湯流路を内部に有する溶湯供給ノズル、該溶融供給ノズルからアルミニウム合金溶湯が供給される一対の冷却ローラ、および、該溶湯供給ノズルにアルミニウム合金溶湯を供給する容器を少なくとも備えたアルミニウム合金板の連続鋳造圧延装置であって、前記溶湯供給ノズルの上流側に、アルミニウム合金溶湯の表層に存在する異物をトラップする手段が設けられていることを特徴とするアルミニウム合金板の連続鋳造圧延装置。
【選択図】図5
Description
本願発明者らは、更にこの凹部に工夫をして黒筋故障を防止する方法として、特許文献4にて、溶湯をノズルから鋳造圧延手段に供給し、鋳造圧延手段で連続鋳造圧延を行う装置において、凹部に撹拌手段を設け、該攪拌手段によって凹部近傍の溶湯を攪拌することにより溶湯のよどみを防止する連続鋳造圧延装置を開示している。
本発明は、上記の知見に基づくものであり、溶湯流路を内部に有する溶湯供給ノズル、該溶融供給ノズルからアルミニウム合金溶湯が供給される一対の冷却ローラ、および、該溶湯供給ノズルにアルミニウム合金溶湯を供給する容器を少なくとも備えたアルミニウム合金板の連続鋳造圧延装置であって、
前記溶湯供給ノズルの上流側に、アルミニウム合金溶湯の表層に存在する異物をトラップする手段が設けられていることを特徴とするアルミニウム合金板の連続鋳造圧延装置(以下、「本発明の連続鋳造圧延装置」という。)を提供する。
前記容器内のアルミニウム合金溶湯の液面から前記邪魔板下面までの距離:5mm以上
アルミニウム合金溶湯の流動方向における前記邪魔板の長さ:10〜100mm
該延長部には、上流側端部付近の前記溶湯流路の上面が、前記溶湯流路の残りの部位の上面よりも低くなるように、前記溶湯流路の上面の一部が下方に突出し、かつ、下記を満たす凸部が設けられており、該延長部が前記トラップ手段であることを特徴とする。
前記容器内のアルミニウム合金溶湯の液面から前記凸部をなす前記溶湯流路の上面までの距離:10〜200mm
アルミニウム合金溶湯の流動方向における前記凸部の長さ:5〜100mm
前記凸部をなす前記溶湯流路の上面と、前記溶湯流路の残りの部位の上面と、の高さの差:5〜100mm
アルミニウム合金溶湯の流動方向における前記凸部の下流側端部と、前記溶湯流路の下面側の上流側端面と、の距離:10〜300mm
0mm ≦ H1 − H2 ≦ 190mm
前記容器内のアルミニウム合金溶湯の液面から前記邪魔板下面までの距離:5mm以上
アルミニウム合金溶湯の流動方向における前記邪魔板の長さ:10〜100mm
ここで、前記邪魔版の厚さが、2〜10mmであることが好ましい。
[連続鋳造圧延装置]
図1は本発明の平版印刷版用アルミニウム合金板の製造方法に用いる連続鋳造圧延装置の1実施形態を示した立面図である。図1では、図面手前側の壁面は省略されている。なお、この点については、本願における全ての立面図にも同様である。
濾過手段4内にはAl溶湯100を濾過するフィルタ41が設けられている。濾過手段4内に設けられたフィルタ41により、Al溶湯100中に混入した不純物、溶解炉、溶湯流路中に残っていたコンタミ等が除去される。
TiB2を含む母合金としては、具体的には、例えば、Ti(5%)、B(1%)、残部がAlと不可避不純物からなるワイヤ状の母合金を使用することができる。
なお、結晶粒微細化材を添加する場合、TiB2凝集粒子の流出を抑制するため、濾過手段4よりも上流側で添加することが望ましい。
上述したように、黒筋故障を防止する方法として、沈降して溶湯の底部付近を移動するTiB2凝集粒子が鋳造板に混入することを防止するための手段については、これまで様々な提案がなされている。図3は、従来の連続鋳造圧延装置における容器6および溶湯供給ノズル7の構成を示した部分拡大図である。図3に示す溶湯供給ノズル7は、連続鋳造圧延装置に用いられる溶湯供給ノズルの一般的な構成である。図3に示す溶湯供給ノズル7は、上板部材72および下板部材73からなり、該上板部材72および下板部材73の間に溶湯流路71が存在している。図3に示すように、従来の連続鋳造圧延装置では、容器6の底面から溶湯流路71の底面までの距離L2を大きくすること、すなわち、溶湯流路71が容器6のAl溶湯100の液面に近い位置となるように溶湯供給ノズル7を配置することで、容器6の底部付近に存在するTiB2凝集粒子が溶湯供給ノズル7の溶湯流路71に進入するのを防止していた。なお、従来の連続鋳造圧延装置におけるL2の範囲は通常10〜200mmである。
従来の連続鋳造圧延装置では、溶湯供給ノズル7の溶湯流路71が容器6のAl溶湯100の液面に近い位置に配置されているため、容器6内のAl溶湯100の液面から溶湯流路71の上面までの距離L3が小さく、Al溶湯100の表層に存在するこれら異物(酸化膜101および該酸化膜101中に存在する不純物102)が溶湯流路71に進入することを防止できない。このような異物を含むAl溶湯100が溶湯流路71から冷却ローラ9,9の間に供給されると製造される連続鋳造板の故障(溶湯表層異物混入故障)の原因となる。
なお、従来の連続鋳造圧延装置におけるL3の範囲は、通常2〜10mmである。
図2において、溶湯供給ノズル7の上流側端面、より具体的には、溶湯供給ノズル7の上板部材72の上流側端面からAl溶湯100の流動方向上流側に略水平方向に延びるように邪魔板8が設けられている。図2に示すように、邪魔板8が設けられていることにより、Al溶湯100の表層に存在する異物(酸化膜101および該酸化膜101中に存在する不純物102)が溶湯流路71に進入することが防止される。すなわち、図2に示す構成では、邪魔板8が異物トラップ手段である。但し、邪魔板8が異物トラップ手段として機能するためには、下記(1)〜(3)を満たす必要がある。
図2から明らかなように、溶湯流路71の上流側端部と同一の高さ、もしくは該上流側端部よりも上方に邪魔板8が位置していないと、Al溶湯100の表層に存在する異物(酸化膜101および該酸化膜101中に存在する不純物102)が溶湯流路71に進入するのを防止することができないからである。なお、図2に示すように、邪魔板8が厚さを有している場合、邪魔板8の下面が上流側端部付近の溶湯流路71の上面と同一の高さ、もしくは該上面よりも上方に位置する必要がある。
図2に示すように、Al溶湯100の表層に存在する酸化膜はある程度の厚さを有している。このような酸化膜101および該酸化膜101に存在する不純物102が溶湯流路71に進入するのを防止するためには、このようなある程度の厚さを有する酸化膜101よりも下方に邪魔板8を設ける必要がある。ここで、Al溶湯100の表層に存在する酸化膜101は、通常3mm以下程度の厚さを有しており、L5を5mm以上とすれば、Al溶湯100の表層に存在する酸化膜101および該酸化膜101中に存在する不純物102が溶湯流路71に進入するのを防止するのに十分である。
L5は10mm以上であることが好ましい。
但し、邪魔板8の下面は上流側端部付近の溶湯流路71の上面と同一の高さ、もしくは該上面よりも上方に位置するため、L5が大きすぎると、それに応じて溶湯流路71の位置が下方に移動し、該溶湯流路71を通過する際のAl溶湯100のヘッド圧が通常の条件とは異なってくるので好ましくない。この点から、L5は50mm以下であることが好ましく、30mm以下であることがより好ましく、15mm以下であることがさらに好ましい。
また、邪魔板8の下面は上流側端部付近の溶湯流路71の上面と同一の高さ、もしくは該上面よりも上方に位置するため、容器6内のAl溶湯100の液面から溶湯流路71の上面までの距離L3もL5について記載した条件を満たす必要がある。なお、邪魔板8の下面が上流側端部付近の溶湯流路71の上面と同一の高さ、もしくは該上面よりも上方に位置すると記載しているように、L3とL5とは一致している必要はないが、両者の差(L3−L5)が5mm以下であることが好ましく、3mm以下であることがより好ましく、1mm以下であることがさらに好ましい。
図2から明らかなように、Al溶湯100の表層に存在する酸化膜101および該酸化膜101中に存在する不純物102は、溶湯供給ノズル7の上流側端面、より具体的には、溶湯供給ノズル7の上板部材72の上流側端面に到達すると下方へと移動するので、邪魔板8の長さが短すぎると、Al溶湯100の表層に存在する酸化膜101および該酸化膜101中に存在する不純物102が溶湯流路71に進入するのを防止することができない。L6が10mm以上であると、Al溶湯100の表層に存在するAl溶湯100の表層に存在する酸化膜101および該酸化膜101中に存在する不純物102が溶湯流路71に進入するのを防止するのに十分である。L6は10mm以上であることが好ましく、20mm以上であることがより好ましく、30mm以上であることがさらに好ましい。
一方、L6が大きすぎると、Al溶湯100の表層に存在する酸化膜101および該酸化膜101中に存在する不純物102の溶湯流路71への進入防止にはもはや寄与せず、邪魔板8の製造コストが増加する、邪魔板8が破損するおそれがある、Al溶湯100の流動抵抗が増加する等の理由から好ましくない。この点から、L6の上限を100mmとする。L6は80mm以下であることが好ましく、60mm以下であることがより好ましい。
L7は3〜10mmであることがより好ましい。
溶融流路71の高さL1は、3〜30mmであることが 鋳造仕上げ板厚とアルミ供給量の関係から好ましく、5〜20mmであることがより好ましく、5〜15mmであることがさらに好ましい。
一方、下板部材73の厚さは、上記したL2の好適範囲を満たす限り特に限定されない。
図4において、溶湯供給ノズル7のうち、溶湯流路71の上面を含む側(すなわち、上板部材72)の上流側端面が、溶湯流路71の下面を含む側(すなわち、下板部材73)の上流側端面よりもAl溶湯100の流動方向上流側に位置するように、Al溶湯100の流動方向上流側に延びる延長部72bが設けられている。ここで、延長部72bには、上流側端部付近の溶湯流路71の上面が、溶湯流路71の残りの部位の上面よりも低くなるように、溶湯流路71の上面の一部が下方に突出した凸部72cが設けられている。
図3に示すように、凸部72cを有する延長部72bが設けられていることにより、Al溶湯100の表層に存在する異物(酸化膜101および該酸化膜101中に存在する不純物102)が溶湯流路71に進入することが防止される。すなわち、図3に示す構成では、凸部72cを有する延長部72bが異物トラップ手段である。但し、凸部72cを有する延長部72bが異物トラップ手段として機能するためには、下記(1)〜(4)を満たす必要がある。
H1に下限値を設ける理由は、図2に示した態様でL5に下限値を設けるのと同様の理由である。但し、容器6内のAl溶湯100の液面から溶湯流路71の上面までの距離L3、および、凸部72cをなす溶湯流路71の上面と溶湯流路71の残りの部位の上面(すなわち、凸部72cを除いた溶湯流路71の上面)との高さの差L8を後述する範囲とするため、H1の下限値は10mmとする。
なお、L3については、図2に示した態様におけるL3と同様の考えから、5mm以上であることが好ましく、10mm以上であることがより好ましい。
一方、H1の上限を200mmとするのは、容器6内のAl溶湯100の液面から溶湯流路7の下面までの距離H2、および、容器6の下面から溶湯流路7の下面までの距離L2について好適範囲を満足するためである。なお、H2、および、L2の好適範囲は、図2に示した態様におけるH2、および、L2の好適範囲と同様である。また、溶湯流路の高さL1の好適範囲は、図2に示した態様におけるL1の好適範囲と同様である。
H1は30〜150mmであることが好ましく、30〜100mmであることがより好ましい。
L8の下限値を5mmとするのは、図2に示した態様でL5の下限値を5mmとするのと同様の理由である。
一方、L8の上限値を100mmとするのは、L3およびH1を上記した範囲とするためである。
L8は30〜100mmであることが好ましい。
L9の下限値を5mmとするのは、機械的強度を確保するためである。
一方、L9の上限値を100mmとするのは、Al溶湯100の流動方向における凸部72cの下流側端部と、溶湯流路71の下面側の上流側端面(すなわち、下板部材73の上流側端面)と、の距離L11について後述する範囲を満たしつつ、L9を100mm超とすると、延長部72bが長くなりすぎるからである。
L9は5〜50mmであることが好ましく、5〜30mmであることがより好ましい。
L11の下限値を10mmとするのは、L11が10mm未満だと溶湯流路71の高さL1に比べてL11に相当する部分の流路が狭くなりすぎ、該部分でのAl溶湯100の流速が増加し、Al溶湯100の底部を移動するTiB2凝集粒子を巻き上げてしまうからである。
一方、L11の上限値を300mmとするのは、L11を300mm超とすると延長部72bが長くなりすぎるからである。
L12は10〜100mmであることが好ましく、10〜50mmであることがより好ましい。
0mm ≦ H1 − H2 ≦ 190mm
すなわち、凸部72cをなす溶湯流路71の上面と溶湯流路71の下面とが同一の高さになっているか、凸部72cをなす溶湯流路71の上面が溶湯流路71の下面よりも低くなっていることが好ましい。ここで、H1 − H2の上限を190mmとするのは、H1および H2について上記した範囲を満足するためである。
但し、凸部72cと容器6底面との距離H3が、溶湯流路71の高さL1より小さいと、H3に相当する部分の流路が狭くなりすぎ、該部分でのAl溶湯100の流速が増加し、Al溶湯100の底部を移動するTiB2凝集粒子を巻き上げてしまう。このため、H3と、L1と、は下記式に示す関係を満たすことが好ましい。
H3 ≧ L1
上板部材72の厚さL4の好適範囲は、図2に示した態様におけるL4の好適範囲と同様である。
延長部72bの長さL10は15〜400mmであることが好ましい。L10の下限値を15mmとするのは、L9およびL11について好適範囲を満足するためである。一方、L10の上限値を200mmとするのは、L10が200mm超だと延長部72bが長くなりすぎるからである。
L10は15〜200mmであることがより好ましい。
図5に示す態様は、図3および4に示す態様の組み合わせに相当し、邪魔板8、および、凸部72cを有する延長部72bが異物トラップ手段であり、Al溶湯100の表層に存在する異物(酸化膜101および不純物102)が溶湯流路71に進入するのを防止するうえでは最も好ましい。なお、各部の寸法については、図3および4に示した態様と同様である。
脱ガス処理としては、特開平5−51659号公報、実開平5−49148号公報、特開平7−40017号公報等に記載されている技術を用いてもよい。
そのため、リップルマークを軽減する観点から、Al溶湯の離脱ポイントを一箇所に安定させるため、溶湯供給ノズル7の先端部を、少なくとも先端部下側の外側面の角度がAl溶湯の吐出方向に対して鋭角になるように傾斜させるのが好ましい。例えば、特開平10−58094号公報に記載されている方法を好適に使用することができる。
図6においては、溶湯供給ノズルの上板部材72の口部外縁が冷却ローラ9に接触し、上板部材72の口部外周に冷却ローラ9との接触を避ける逃げ部(面取り部)72dが凹設されている。即ち、上板部材72は先端部Tのみで冷却ローラ9と接触している。逃げ部(面取り部)は、上板部材72の全幅にわたって設けられているのが好ましい。
このような構造にすることで、溶湯メニスカス部が変動するスペースとなる隙間が与えられないので、外観故障が発生しないアルミニウム合金板を得ることができ、外観故障がより抑制された平版印刷版用支持体を得ることができる。
具体的には、例えば、溶湯供給ノズルを構成する上板部材と下板部材とが、それぞれ上下方向に可動であり、該上板部材および該下板部材が、それぞれ、Al溶湯の圧力によって加圧され、隣接する冷却ローラの表面に押しつけられる態様が好適に挙げられる。例えば、特開2000−117402号公報に記載されている態様を好適に使用することができる。
これにより、溶湯供給ノズル(より具体的には溶湯供給ノズルの上板部材および下板部材)の先端部と冷却ローラとが常に接し、その結果、溶湯メニスカス部の形状が一定状態で維持されるため、外観故障がより抑制された平版印刷版用支持体を得ることができる。
溶湯流路でのAl溶湯の滞り防止のためには、溶湯供給ノズル内面がAl溶湯との濡れ性が低いのが好ましい。そのためには、溶湯供給ノズルの内面が、Al溶湯に対する濡れ性が低い材料からなり、かつ、適度な凹凸を有するのが好ましい。特開平10−225750号公報では、溶湯供給ノズル内面の粗度を規定する方法を記載している。
具体的には、Al溶湯に接する溶湯供給ノズルの内面に、メジアン径が5〜20μmであり、モード径が4〜12μmである粒度分布の骨材粒子を含む離型剤があらかじめ塗布されているのが好ましい。Al溶湯の滞りを起こしにくい離型剤としては、例えば、酸化亜鉛、窒化ボロン(BN)等を骨材に用いる離型剤が挙げられる。中でも、窒化ボロンを骨材に用いる離型剤が好ましい。例えば、特開平11−192537号公報に記載されている方法を好適に使用することができる。例えば、特開平11−192537号公報に記載されている方法を好適に使用することができる。
図7に示される溶湯供給ノズルは、上板部材72および下板部材73を棒部材74で固定することにより、上板部材72および下板部材73の先端が、棒部材74を支点として、Al溶湯の圧力に応じて軽度に動くことができるようになっている。したがって、Al溶湯の圧力により、上板部材72および下板部材73の先端をそれぞれ冷却ローラに接触させることができる。
冷却ローラ表面で凝固したアルミニウムはそのままでは、冷却ローラに固着しやすく、連続的に安定して鋳造することが容易でない場合がある。そこで、本発明においては、冷却ローラが、その表面に、離型剤を塗布されるのが好ましい。離型剤としては、耐熱性に優れるものが好ましく、例えば、カーボングラファイトを含有するものが好適に挙げられる。塗布の方法は、特に限定されないが、例えば、カーボングラファイト粒子の懸濁液(好ましくは水懸濁液)をスプレー塗布する方法が好適に挙げられる。スプレー塗布は、冷却ローラに非接触で離型剤を供給することが可能な点で好ましい。
具体的には、例えば、耐火材や耐熱性の布で作られたワイパを冷却ローラ表面に一定圧力で接触させる方法が好適に挙げられる。また、溶湯と直接接する危険性がない場合には木綿等の布を使用して、均一化することができる。
したがって、本発明においては、溶湯供給ノズルの口部外縁が、冷却ローラに接触しないのが好ましく、上述したリップルマークの軽減の観点から、その先端でのみ接触するのがより好ましい。
平版印刷版支持体用アルミニウム合金板の製造方法では、本発明の連続鋳造圧延装置を用いて連続鋳造板(アルミニウム合金板)を作成した後、通常の手順で冷間圧延、中間焼鈍、仕上げ冷間圧延および平面性矯正を実施する。これらの手順、および、連続鋳造板(アルミニウム合金板)の製造に用いるAl溶湯の好適組成について以下に説明する。
Al溶湯の好適組成について以下に説明する。
本発明においては、Al溶湯中のSi量は、0.04〜0.15wt%であるのが好ましい。なお、0.10wt%以上の値は、Al地金中のSiに加えて、別途母合金を添加することで実施される。
Fe含有量が少なすぎると、機械的強度が低すぎて、平版印刷版を印刷機の版胴に取り付ける際に、版切れを起こしやすくなる。また、高速で大部数の印刷を行う際にも、同様に版切れを起こしやすくなる。
一方、Fe含有量が多すぎると、必要以上に高強度となり、平版印刷版を印刷機の版胴に取り付ける際に、フィットネス性に劣り、印刷中に版切れを起こしやすくなる。また、Feの含有量が、例えば、1.0wt%より多くなると圧延途中に割れが生じやすくなる。
本発明においては、Al溶湯中のFe量は、0.10〜0.50wt%であるのが好ましい。
本発明においては、Al溶湯中のCu量は、電解粗面化の均一性の観点から、0.001wt%以上であるのが好ましく、硝酸液中での電解粗面化処理により生成するピットの径、ピット径の均一性、ひいては耐汚れ性の観点から、0.050wt%以下であるのが好ましい。
例えば、Tiを0.003〜0.05wt%の範囲で含有することができる。また、Bを0.001〜0.02wt%の範囲で含有することができる。
不可避不純物の大部分は、Al地金中に含有される。不可避不純物は、例えば、Al純度99.7wt%の地金に含有されるものであれば、本発明の効果を損なわない。不可避不純物については、例えば、L.F.Mondolfo著「Aluminum Alloys:Structurand properties」(1976年)等に記載されている量の不純物が含有されていてもよい。
図1に示す連続鋳造圧延装置1において、切断機(図示せず)により適宜切断され、巻き取り装置10によってコイル状に巻き取られた連続鋳造板(アルミニウム合金板)200に対して冷間圧延を行う。冷間圧延は、図1に示す連続鋳造圧延装置1で製造された連続鋳造板(アルミニウム合金板)200の厚さを減じさせる手順である。これにより、連続鋳造板(アルミニウム合金板)200を所望の厚さにする。なお、冷間圧延は、従来公知の方法により行うことができる。図8は、冷間圧延に用いられる冷間圧延機の例を示す模式図である。図8に示される冷間圧延機11は、送り出しコイル12および巻き取りコイル13の間で搬送される連続鋳造板(アルミニウム合金板)200に、それぞれ支持ローラ15により回転される一対の圧延ローラ14により圧力を加えて、冷間圧延を行う。
冷間圧延を実施した後、中間焼鈍を行う。中間焼鈍は、冷間圧延実施後の連続鋳造板(アルミニウム合金板)に熱処理を行う手順である。
本来、連続鋳造方法は、従来の固定鋳型を用いる方法と異なり、溶湯を極めて急速に冷却凝固させることができる。その結果、連続鋳造を経て得られた連続鋳造板(アルミニウム合金板)中の結晶粒は、従来の固定鋳型を用いる方法に比べて格段に微細化されうる。ただし、そのままでは結晶粒の大きさがまだ大きく、仕上げ冷間圧延後、更に、粗面化処理を経て平版印刷版用支持体としたときに、結晶粒の大きさに起因する外観故障(表面処理ムラ)が発生しやすい。
そこで、上述した冷間圧延工程で加工歪みを蓄えたうえで、中間焼鈍工程を行うことで、冷間圧延工程で蓄積された転位が解放されて、再結晶が起こり、結晶粒を更に微細化することができるようになる。具体的には、冷間圧延工程の加工率および中間焼鈍工程の熱処理条件(中でも、温度、時間および昇温速度)の条件によって、結晶粒を制御することができる。例えば、連続式の焼鈍を行う場合、通常は、300〜600℃で10分間以下加熱するが、400〜600℃で6分間以下加熱するのが好ましく、450〜550℃で2分間以下加熱するのがより好ましい。また、通常は、昇温速度を0.5〜500℃/分程度とするが、昇温速度を10〜200℃/秒以上とし、かつ、昇温後の保持時間を短時間(10分以内、好ましくは2分以内)とすることにより、結晶粒の微細化を促進することができる。
バッチ式の焼鈍を用いた場合、通常は、300〜550℃で5時間以上加熱するが、300〜500℃で10時間以上加熱するのが好ましく、350〜490℃で10時間以上加熱するのがより好ましい。各温度について焼鈍時間の上限は40時間以下とするのが望ましい。
中間焼鈍は、従来公知の方法により行うことができ、具体的には、特開平6−220593号、特開平6−210308号、特開平7−54111号、特開平8−92709号の各公報等に記載されている方法を使用することができる。
中間焼鈍の実施後、仕上げ冷間圧延を行う。仕上げ冷間圧延は、中間焼鈍後の連続鋳造板(アルミニウム合金板)の厚さを減じさせる手順である。仕上げ冷間圧延実施後の厚さは、0.1〜0.5mmであるのが好ましい。
冷間圧延は、従来公知の方法により行うことができる。例えば、上述した中間焼鈍の前に行われる冷間圧延と同様の方法により行うことができる。
平面性矯正は、連続鋳造板(アルミニウム合金板)の平面性を矯正する工程である。
平面性矯正は、従来公知の方法により行うことができる。例えば、ローラレベラ、テンションレベラ等の矯正装置を用いて行うことができる。
また、この平面性矯正は、アルミニウム合金板をシート状にカットした後に行ってもよいが、生産性を向上させる観点から、連続したコイルの状態で行うことが好ましい。
図9は、矯正装置の例を示す模式図である。図9に示される矯正装置20は、送り出しコイル22および巻き取りコイル23の間で搬送される連続鋳造板(アルミニウム合金板)200に、ワークロール24を含むレベラ部21にて、張力を加えながら平面性を改善する。その後、スリッタ25により板幅が所定の幅に調整される。
2:溶解保持炉
3:第1の流路
4:濾過手段
41:フィルタ
5:第2の流路
6:容器
7:溶湯供給ノズル
71:溶湯流路
72:上板部材
72b:延長部
72c:凸部
72d:逃げ部(面取り部)
73:下板部材
74:棒部材
8:邪魔板
9:冷却ローラ
10:巻き取り装置
11:冷間圧延機
12:送り出しコイル
13:巻き取りコイル
14:圧延ローラ
15:支持ローラ
20:矯正装置
21:レベラ部
22:送り出しコイル
23:巻き取りコイル
24:ワークロール
25:スリッタ
100:アルミニウム溶湯
200:連続鋳造板(アルミニウム合金板)
T:溶湯供給ノズルの先端部
Claims (12)
- 溶湯流路を内部に有する溶湯供給ノズル、該溶融供給ノズルからアルミニウム合金溶湯が供給される一対の冷却ローラ、および、該溶湯供給ノズルにアルミニウム合金溶湯を供給する容器を少なくとも備えたアルミニウム合金板の連続鋳造圧延装置であって、
前記溶湯供給ノズルの上流側に、アルミニウム合金溶湯の表層に存在する異物をトラップする手段が設けられていることを特徴とするアルミニウム合金板の連続鋳造圧延装置。 - 前記溶湯供給ノズルの上流側端部付近の前記溶湯流路の上面と同一の高さ、もしくは該上面よりも上方に位置するように、該溶湯供給ノズルの上流側端面からアルミニウム合金溶湯の流動方向上流側に略水平方向に延び、かつ、下記を満たす邪魔板が設けられており、該邪魔板が前記トラップ手段であることを特徴とする請求項1に記載のアルミニウム合金板の連続鋳造圧延装置。
前記容器内のアルミニウム合金溶湯の液面から前記邪魔板下面までの距離:5mm以上
アルミニウム合金溶湯の流動方向における前記邪魔板の長さ:10〜100mm - 前記邪魔版の厚さが、2〜10mmである請求項2に記載のアルミニウム合金板の連続鋳造圧延装置。
- 前記溶湯供給ノズルには、前記溶湯流路の上面を含む側の上流側端面が、前記溶湯流路の下面を含む側の上流側端面よりもアルミニウム合金溶湯の流動方向上流側に位置するように、アルミニウム合金溶湯の流動方向上流側に延び、かつ、下記を満たす延長部が設けられており、
該延長部には、上流側端部付近の前記溶湯流路の上面が、前記溶湯流路の残りの部位の上面よりも低くなるように、前記溶湯流路の上面の一部が下方に突出し、かつ、下記を満たす凸部が設けられており、該延長部が前記トラップ手段であることを特徴とする請求項1に記載のアルミニウム合金板の連続鋳造圧延装置。
前記容器内のアルミニウム合金溶湯の液面から前記凸部をなす前記溶湯流路の上面までの距離:10〜200mm
アルミニウム合金溶湯の流動方向における前記凸部の長さ:5〜100mm
前記凸部をなす前記溶湯流路の上面と、前記溶湯流路の残りの部位の上面と、の高さの差:5〜100mm
アルミニウム合金溶湯の流動方向における前記凸部の下流側端部と、前記溶湯流路の下面側の上流側端面と、の距離:10〜300mm - 前記容器内のアルミニウム合金溶湯の液面から前記凸部をなす前記溶湯流路の上面までの距離をH1、前記容器内のアルミニウム合金溶湯の液面から前記溶湯流路の下面までの距離をH2とするとき、下記を満たすことを特徴とする請求項4に記載のアルミニウム合金板の連続鋳造圧延装置。
0mm ≦ H1 − H2 ≦ 190mm - 前記溶湯供給ノズルの上流側端面と同一の高さ、若しくは該上流側端部よりも上方に位置するように、アルミニウム合金溶湯の流動方向上流側に延び、かつ、下記を満たす邪魔板がさらに設けられており、前記延長部および該邪魔板が前記トラップ手段をなすことを特徴とする請求項4または5に記載のアルミニウム合金板の連続鋳造圧延装置。
前記容器内のアルミニウム合金溶湯の液面から前記邪魔板下面までの距離:5mm以上
アルミニウム合金溶湯の流動方向における前記邪魔板の長さ:10〜100mm - 前記邪魔版の厚さが、2〜10mmである請求項6に記載のアルミニウム合金板の連続鋳造圧延装置。
- 前記容器内のアルミニウム合金溶湯の液面から前記溶湯流路の下面までの距離が15〜250mmであることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のアルミニウム合金板の連続鋳造圧延装置。
- 前記容器の下面から前記溶湯流路の下面までの距離が10〜200mmであることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のアルミニウム合金板の連続鋳造圧延装置。
- 請求項1〜9のいずれかに記載の連続鋳造圧延装置を用いて平版印刷版支持体用アルミニウム合金板を製造する方法。
- 請求項1〜9のいずれかに記載の連続鋳造圧延装置を用いて製造された平版印刷版支持体用アルミニウム合金板。
- 請求項10に記載の方法を用いて製造された平版印刷版支持体用アルミニウム合金板。
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