JP2010125076A - パチンコ遊技機 - Google Patents

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卓也 朝日
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Abstract

【課題】
普通機と称されるパチンコ遊技機において、複数の入賞装置への入賞順序の適否を報知する。また、該報知により遊技者にとって有利となる入賞順序の学習を可能にして、遊技者が遊技を行いながら興趣を持って遊技方法を習得できるパチンコ遊技機を提供する。
【解決手段】
遊技球の入球しやすい拡開状態と、遊技球の入球しにくい閉鎖状態を備えた入賞装置を複数有するパチンコ遊技機において、複数の進入穴からの遊技球の進入および入賞装置への入賞を検知して、入賞装置の拡開状態と閉鎖状態とを変換する変換機構1と、入賞装置への入賞を検知して、入賞情報を出力する入賞検知手段2と、入賞検知手段2の検知出力に基づき入賞順序の適否に基づく音態様によって報知する報知手段9を備えたパチンコ遊技機。
【選択図】図14

Description

本発明は、パチンコ遊技機において、遊技球の入球しやすい拡開状態と、遊技球の入球しにくい閉鎖状態を備えた入賞装置を複数有するパチンコ遊技機において、各入賞装置への入賞または複数の進入穴からの遊技球の進入により前記入賞装置の拡開状態および閉鎖状態が変換されるとともに、入賞順序の適否に基づく音態様によって報知するパチンコ遊技機に関するものである。
従来より、パチンコ遊技機の構成および機能の複雑化に伴い、パチンコ遊技機の遊技方法については分かりづらいものとなっており、遊技者とりわけ初心の遊技者が安心して遊技を行えるために、どのように遊技方法を説明するのかがホール運営上重要な問題となっている。
特許文献1に記載のパチンコ遊技機は、役物装置に遊技球が入賞した時に効果音を発生するものであった。
特開2000−233051
上述したように、一般に普通機と称されるパチンコ遊技機については、第1入賞装置への入賞を契機として付与される入賞口への入賞に対して、遊技方法を熟知した遊技者と遊技方法を熟知していない遊技者とでは獲得賞球数に差異が生じる可能性が比較的高いものであるため、遊技者の熟練度による有利不利が顕著に現れるものであり、公平性が保たれた遊技環境を提供するために遊技方法の説明が重要課題とされていた。
しかしながら、上記従来のパチンコ遊技機においては、図24に示されるように、役物装置に遊技球が入賞した時に、該各役物装置への入賞順序の適否に関係しない予め設定された効果音を出力するものであるため、該各役物装置への入賞順序の適否を遊技者に報知することができないという問題があった。
このためホールは、パチンコ遊技機についての小冊子を設置したり、遊技方法を記載したPOPを別途作成したり、遊技者に対してホール従業員による遊技方法の説明を行なったりと、パチンコ遊技機の遊技方法の説明のために多くの手間と費用が必要とされていた。
そこで本発明者らは、遊技球の入球しやすい拡開状態と、遊技球の入球しにくい閉鎖状態を備えた入賞装置を複数有するパチンコ遊技機において、複数の進入穴からの遊技球の進入および入賞装置への入賞を検知して、入賞装置の拡開状態と閉鎖状態とを変換する変換機構と、入賞装置への入賞を検知して、入賞情報を出力する入賞検知手段と、入賞検知手段の検知出力に基づき入賞順序の適否に基づく音態様によって報知するという本発明の技術的思想に着眼して、さらに研究開発を重ねた結果、遊技者は報知された音態様により前記入賞装置への入賞順序の適否を知ることができるという目的を達成する本発明に到達した。
本発明(請求項1に記載の第1発明)のパチンコ遊技機は、
遊技球の入球しやすい拡開状態と、遊技球の入球しにくい閉鎖状態を備えた入賞装置を複数有するパチンコ遊技機において、
複数の進入穴からの遊技球の進入および入賞装置への入賞を検知して、入賞装置の拡開状態と閉鎖状態とを変換する変換機構と、
入賞装置への入賞を検知して、入賞情報を出力する入賞検知手段と、
入賞検知手段の検知出力に基づき入賞順序の適否に基づく音態様によって報知する報知手段を備えた
ものである。
本発明(請求項2に記載の第2発明)のパチンコ遊技機は、
前記第1発明において、
前記入賞検知手段が、前記複数の入賞装置の中で役割が同一のものの入賞は、1つの検知手段によって検出する
ものである。
本発明(請求項3に記載の第3発明)のパチンコ遊技機は、
前記第1発明または第2発明において
前記複数の入賞装置が、第2種非電動役物によって構成される
ものである。
本発明(請求項4に記載の第4発明)のパチンコ遊技機は、
前記第1発明ないし第3発明のいずれかにおいて、
前記入賞装置への入賞順序の適否に応じて前記報知手段によって報知される音態様を任意のタイミング、種類またはおよび順序で設定する報知順序設定手段を備えた
ものである。
本発明(請求項5に記載の第5発明)のパチンコ遊技機は、
前記第1発明ないし第4発明において、
前記複数の進入穴への遊技球の進入または前記入賞装置への入賞のタイミングに同期して前記報知順序設定手段が作動する
ものである。
本発明(請求項6に記載の第6発明)のパチンコ遊技機は、
前記第1発明ないし第5発明のいずれかにおいて
前記入賞装置への入賞により獲得する賞球数が遊技者にとって有利となる順序で入賞した場合には、前記入賞順序の適否に応じて設定された順序の音態様が互いに関連して違和感のない音態様を形成するように構成されている
ものである。
本発明(請求項7に記載の第7発明)のパチンコ遊技機は、
遊技球の入球しやすい拡開状態と、遊技球の入球しにくい閉鎖状態を備えた入賞装置を複数有するパチンコ遊技機において、
複数の進入穴からの遊技球の進入および入賞装置への入賞を検知して、入賞装置の拡開状態と閉鎖状態とを変換する変換機構と、
入賞装置への入賞を検知して、入賞情報を出力する入賞検知手段と、
入賞装置毎に異なった音態様が設定されており、設定された音態様が前記複数の入賞装置への入賞順序の適否を反映するように構成されている
ものである。
本発明(請求項8に記載の第8発明)のパチンコ遊技機は、
遊技球の入球しやすい拡開状態と、遊技球の入球しにくい閉鎖状態を備えた入賞装置を複数有するパチンコ遊技機において、
複数の進入穴からの遊技球の進入および入賞装置への入賞を検知して、入賞装置の拡開状態と閉鎖状態とを変換する変換機構と、
入賞装置への入賞を検知して、入賞情報を出力する入賞検知手段と、
入賞装置に入賞する毎に、入賞検知手段により検知された前回の入賞情報と該入賞検知手段により検知された今回の入賞情報とを比較する入賞情報比較手段と、
入賞情報比較手段の比較結果に基づき、前回の入賞情報に対して今回の入賞情報が遊技者にとって有利かどうかで異なった音態様によって報知する報知手段とを備えた
ものである。
本発明(請求項9に記載の第9発明)のパチンコ遊技機は、
遊技球の入球しやすい拡開状態と、遊技球の入球しにくい閉鎖状態を備えた入賞装置を複数有するパチンコ遊技機において、
複数の進入穴からの遊技球の進入および入賞装置への入賞を検知して、入賞装置の拡開状態と閉鎖状態とを変換する変換機構と、
入賞装置の開閉状態を検知する開閉状態検知手段と、
入賞装置への入賞を検知して、入賞情報を出力する入賞検知手段と、
入賞装置に入賞する毎に、入賞検知手段により検知された入賞情報および入賞前における開閉状態検知手段により検知された開閉状態に基づいて構成される入賞判定テーブルに従って、遊技者にとって有利な入賞かどうかを判定する判定手段と、
判定手段における判定結果に基づいて有利かどうかで異なった音態様によって報知する報知手段とを備えた
ものである。
本発明(請求項10に記載の第10発明)のパチンコ遊技機は、
前記第7発明ないし第9発明のいずれかにおいて
前記入賞装置への入賞により獲得する賞球数が遊技者にとって有利となる順序で入賞した場合には、前記報知手段により報知する音態様が互いに関連して違和感のない音態様を形成するように構成されている
ものである。
本発明(請求項11に記載の第11発明)のパチンコ遊技機は、
請求項1ないし請求項10のいずれかにおいて、
前記報知手段が、音の種類が異なる複数の音態様を報知可能である
ものである。
本発明(請求項12に記載の第12発明)のパチンコ遊技機は、
請求項1ないし請求項11のいずれかにおいて
前記報知手段が、音量が異なる複数の音態様を報知可能である
ものである。
本発明(請求項13に記載の第13発明)のパチンコ遊技機は、
請求項1ないし請求項12のいずれかにおいて
前記報知手段が、音の周波数が異なる複数の音態様を報知可能である
ものである。
本発明(請求項1に記載の第1発明)のパチンコ遊技機は、遊技球の入球しやすい拡開状態と、遊技球の入球しにくい閉鎖状態を備えた入賞装置を複数有するパチンコ遊技機において、前記変換機構が複数の進入穴からの遊技球の進入および入賞装置への入賞を検知して、前記入賞装置の拡開状態と閉鎖状態とを変換するとともに、前記入賞検知手段が入賞装置への入賞を検知して、入賞情報を出力して、前記入賞検知手段の検知出力に基づき、前記報知手段によって入賞順序の適否に基づく音態様によって報知するので、遊技者が報知された音態様により前記入賞装置への入賞順序の適否を知ることができるという効果を奏する。
本発明(請求項2に記載の第2発明)のパチンコ遊技機は、前記第1発明において、前記入賞検知手段が、前記複数の入賞装置の中で役割が同一のものの入賞に対して1つの検知手段によって検出するので、必要となる検知手段の数を削減することによりパチンコ遊技機の製造コストを低減できるという効果を奏する。
本発明(請求項3に記載の第3発明)のパチンコ遊技機は、前記第1発明または第2発明において第2種非電動役物の中で役割が同一のものの入賞に対して1つの検知手段によって検出するので、必要となる検知手段の数を削減することによりパチンコ遊技機の製造コストを低減できるという効果を奏する。
本発明(請求項4に記載の第4発明)のパチンコ遊技機は、前記第1発明ないし第3発明のいずれかにおいて、前記報知順序設定手段が、前記入賞装置への入賞順序の適否に応じて前記報知手段によって報知される音態様を任意のタイミング、種類またはおよび順序で設定するので、前記報知順序設定手段の作動を契機として報知する音態様のタイミング、種類またはおよび順序を変更するため、遊技者に興趣のある遊技を提供することができるという効果を奏する。
本発明(請求項5に記載の第5発明)のパチンコ遊技機は、前記第1発明ないし第4発明において、前記複数の進入穴への遊技球の進入または前記入賞装置への入賞のタイミングに同期して前記報知順序設定手段が作動するので、前記報知手段において報知される音態様の順序の基準を明確にすることができるという効果を奏する。
本発明(請求項6に記載の第6発明)のパチンコ遊技機は、前記第1発明ないし第5発明のいずれかにおいて、前記入賞装置への入賞により獲得する賞球数が遊技者にとって有利となる順序で入賞した場合には、前記入賞順序の適否に応じて設定された順序の音態様が互いに関連して違和感のない音態様を形成するので、遊技者は報知された該音態様によって前記複数の入賞装置での入賞した順序が、遊技者にとって有利となる入賞順序であったかどうかを知ることができるという効果を奏するとともに、報知された該音態様によって前記複数の入賞装置への入賞した順序が、遊技者にとって有利となる入賞順序であったかどうかを報知するため、遊技者に対して間接的に遊技者にとって有利となる入賞順序の学習を可能にすることができるので、遊技者が遊技を行いながら興趣を持って遊技方法を習得できるという効果を奏する。
本発明(請求項7に記載の第7発明)のパチンコ遊技機は、遊技球の入球しやすい拡開状態と、遊技球の入球しにくい閉鎖状態を備えた入賞装置を複数有するパチンコ遊技機において、前記変換機構が複数の進入穴からの遊技球の進入および入賞装置への入賞を検知して、前記入賞装置の拡開状態と閉鎖状態とを変換するとともに、前記入賞検知手段が入賞装置への入賞を検知して、入賞情報を出力して、前記入賞検知手段の検知出力に基づき、前記報知手段によって入賞装置毎に設定された前記複数の入賞装置への入賞順序の適否を反映する異なった音態様によって報知するので、遊技者が報知された音態様により入賞した入賞装置の適否を知ることができるという効果を奏する。
本発明(請求項8に記載の第8発明)のパチンコ遊技機は、遊技球の入球しやすい拡開状態と、遊技球の入球しにくい閉鎖状態を備えた入賞装置を複数有するパチンコ遊技機において、前記変換機構が複数の進入穴からの遊技球の進入および入賞装置への入賞を検知して、前記入賞装置の拡開状態と閉鎖状態とを変換するとともに、前記入賞検知手段が入賞装置への入賞を検知して、入賞情報を出力して、入賞装置に入賞する毎に、前記入賞情報比較手段によって前記入賞検知手段により検知された前回の入賞情報と前記入賞検知手段により検知された今回の入賞情報とを比較することにより、入賞情報比較手段の比較結果に基づき前記報知手段によって、前回の入賞情報に対して今回の入賞情報が遊技者にとって有利かどうかで異なった音態様によって報知するので、遊技者は報知された音態様により前記入賞装置への入賞が遊技者にとって有利かどうかを知ることができるという効果を奏するとともに、報知された該音態様によって前記入賞装置への入賞が、遊技者にとって有利となる入賞であったかどうかを報知するため、遊技者に対して間接的に遊技者にとって有利となる前記入賞装置への入賞順序の学習を可能にすることができるので、遊技者が遊技を行いながら興趣を持って遊技方法を習得することができるという効果を奏する。
本発明(請求項9に記載の第9発明)のパチンコ遊技機は、遊技球の入球しやすい拡開状態と、遊技球の入球しにくい閉鎖状態を備えた入賞装置を複数有するパチンコ遊技機において、前記変換機構が複数の進入穴からの遊技球の進入および入賞装置への入賞を検知して、前記入賞装置の拡開状態と閉鎖状態とを変換するとともに、前記開閉状態検知手段により入賞装置の開閉状態を検知して、前記入賞検知手段によって入賞装置への入賞を検知して、入賞情報を出力することにより、前記入賞装置に入賞する毎に、前記判定手段において入賞検知手段により検知された入賞情報および入賞前における開閉状態検知手段により検知された開閉状態に基づいて構成される前記入賞判定テーブルに従って、該入賞が遊技者にとって有利な入賞かどうかを判定して、前記報知手段によって前記判定手段における判定結果に基づいた音態様によって報知するので、遊技者は報知された音態様により前記入賞装置への入賞が遊技者にとって有利な入賞であったかどうかを知ることができるという効果を奏するとともに、報知された該音態様によって前記入賞装置への入賞が、遊技者にとって有利となる入賞であったかどうかを報知するため、遊技者に対して間接的に遊技者にとって有利となる入賞順序の学習を可能にすることができるので、遊技者が遊技を行いながら興趣を持って遊技方法を習得することができるという効果を奏する。
本発明(請求項10に記載の第10発明)のパチンコ遊技機は、前記第7発明ないし第9発明のいずれかにおいて、前記入賞装置への入賞により獲得する賞球数が遊技者にとって有利となる順序で入賞した場合には、前記報知手段により報知する音態様が互いに関連して違和感のない音態様を形成するので、遊技者は報知された該音態様により前記複数の入賞装置への入賞順序が、遊技者にとって有利であったかどうかを知ることができるという効果を奏する。また、報知された該音態様によって前記複数の入賞装置への入賞した順序が、遊技者にとって有利となる入賞順序であったかどうかを報知するため、遊技者に対して間接的に遊技者にとって有利となる入賞順序の学習を可能にすることができるので、遊技者が遊技を行いながら興趣を持って遊技方法を取得することができるという効果を奏する。
本発明(請求項11に記載の第11発明)のパチンコ遊技機は、前記第1発明ないし第10発明のいずれかにおいて、前記入賞装置への入賞順序の適否に基づき音の種類が異なる複数の音態様によって報知するので、遊技者が報知された音態様により興趣をもって前記入賞装置への入賞順序の適否を知ることができるという効果を奏する。
本発明(請求項12に記載の第12発明)のパチンコ遊技機は、前記第1発明ないし第11発明のいずれかにおいて、前記入賞装置への入賞順序の適否に基づき音量が異なる複数の音態様によって報知するので、遊技者が報知された音態様により興趣をもって前記入賞装置への入賞順序の適否を知ることができるという効果を奏する。
本発明(請求項13に記載の第13発明)のパチンコ遊技機は、前記第1発明ないし第12発明のいずれかにおいて、前記入賞装置への入賞順序の適否に基づき音の周波数が異なる複数の音態様によって報知するので、遊技者が報知された音態様により興趣をもって前記入賞装置への入賞順序の適否を知ることができるという効果を奏する。
以下本発明の最良の実施の形態につき実施例に基づき、図面を用いて説明する。
本第1実施例のパチンコ遊技機は前記第7発明および第10発明の実施例であり、図12に示されるように第2種非電動役物12ないし15の左誘導部材および右誘導部材に誘導されて入賞した遊技球を検知する入賞検知スイッチ29および25毎に異なった音態様が設定されていて、設定された音態様が前記第2種非電動役物12ないし15への入賞順序の適否を反映するように構成した点を特徴とする。
また、第2種非電動役物12ないし14の前記左誘導部材および右誘導部材に誘導されて入賞した遊技球を遊技盤100の後方に形成された遊技球導出路において同一経路を通過するように構成して、該同一経路に前記入賞検知スイッチ29を配設することにより、パチンコ遊技機製造に必要となる入賞検知スイッチの数を減らした点に特徴がある。
第1実施例のパチンコ遊技機は、図1ないし図12に示されるように、遊技球の入球しやすい拡開状態と、遊技球の入球しにくい閉鎖状態を備えた入賞装置を複数有するパチンコ遊技機において、複数の進入穴からの遊技球の進入および入賞装置への入賞を検知して、入賞装置の拡開状態と閉鎖状態とを変換する変換機構1と、入賞装置への入賞を検知して、入賞情報を出力する入賞検知手段2と、入賞検知手段の検知出力に基づき入賞順序の適否に基づく音態様によって報知する報知手段9を備えるものである。
第1実施例のパチンコ遊技機は、図1ないし図12に示されるように遊技盤100に、遊技球が入球しやすい拡開状態と、遊技球が入球しにくい閉鎖状態を備えた第1種非電動役物10および11と、遊技球が入球しやすい拡開状態と、遊技球が入球しにくい閉鎖状態を備えた第2種非電動役物12ないし15が配設されている。
前記変換機構1は、遊技球の進入を検知して、前記第1種非電動役物および第2種非電動役物の誘導状態を変換する変換機構10Tないし15Tによって構成される。
前記入賞検知手段2は、各入賞装置への入賞を検知して入賞情報を出力する入賞検知スイッチ20、21、25、26、27および29によって構成される。
前記報知手段9は、前記入賞検知スイッチ20、21、25、26、27および29より出力された入賞情報に基づいて音態様を出力するスピーカ99によって構成される。
第1実施例のパチンコ遊技機は、前記入賞検知スイッチ20、21、25、26、27および29より出力された入賞情報に基づいて同一または異なった音態様(すなわち音の発生態様)で報知する前記スピーカ99と、遊技球の進入によって前記第2種非電動役物12ないし15の一部を拡開状態へと変換する左ゲート30、中ゲート31および右ゲート32と、前記第2種非電動役物13の上入賞口への入賞を支持する下ゲート33と、遊技盤100の後方に形成された遊技球導出路を備えている。
前記第1種非電動役物10は、図4または図5に示されるように略扇形状に形成され対向して揺動可能に配設された左誘導部材40および右誘導部材41と、変換機構10Tにより構成されている。
前記変換機構10Tは、前記左誘導部材40および右誘導部材41の閉鎖状態においては前記左誘導部材40および右誘導部材41の下端部に当接支持することにより前記左誘導部材40および右誘導部材41を閉鎖状態に維持させるロック部材42と、前記ロック部材42と一体的に形成され上入賞口より入賞した遊技球を遊技盤100の後方に形成された遊技球導出路に誘導する第1のガイド部材43と、前記ロック部材42および第1のガイド部材43と対向して平行に形成され、前記左誘導部材40および右誘導部材41の拡開状態において、前記左誘導部材40および右誘導部材41に誘導されて入賞した遊技球を遊技盤100の後方に形成された遊技球導出路に誘導する第2のガイド部材45と、前記第1のガイド部材43の略中心位置に介挿され前記ロック部材42と、第1のガイド部材43、および第2のガイド部材45の揺動動作を支持する略円柱状の支持部材44により構成されている。
なお、前記左誘導部材40および右誘導部材41は、図4(a)に示されるようにその閉鎖状態において、前記第1種非電動役物10の上入賞口より入賞した遊技球は前記第1のガイド部材43上に落下して、図4(b)に示されるように前記第1のガイド部材43が前記支持部材44を支点として図4中時計方向に揺動動作するため、前記第1のガイド部材43と一体的に形成された前記ロック部材42と前記左誘導部材40および右誘導部材41との間に介挿された当接状態が解除されることにより、前記左誘導部材40および右誘導部材41が自重により拡開状態に変換される。
なお、図5(a)に示されるように前記左誘導部材40および右誘導部材41の拡開状態において、前記左誘導部材40および右誘導部材41に誘導されて入賞した遊技球は前記第2のガイド部材45上に落下して、図5(b)に示されるように前記第2のガイド部材45が前記支持部材44を支点として図5中時計方向に揺動動作するため、前記第1のガイド部材43と一体的に形成された前記ロック部材42が前記左誘導部材40および右誘導部材41との間に介挿されて当接状態となることにより、前記左誘導部材40および右誘導部材41が閉鎖状態に変換される。
なお、以下の説明では図4および図5に示されるように遊技球の進入により左誘導部材および右誘導部材を閉鎖状態から拡開状態へと変換する変換機構における範囲を拡開落下点OPとして表すとともに、左誘導部材および右誘導部材を拡開状態から閉鎖状態へと変換する変換機構における範囲を閉鎖落下点CLとして表す。
前記第1種非電動役物11および変換機構11Tは前記第1種非電動役物10および変換機構10Tと同様の構成であるため説明を省略する。
前記第2種非電動役物12は、図6ないし図9に示されるように略扇形状に形成された左誘導部材50および右誘導部材51と、変換機構12Tにより構成されている。
前記変換機構12Tは、前記左誘導部材50および右誘導部材51の閉鎖状態においては前記左誘導部材50および右誘導部材51の下端部に当接支持することにより前記左誘導部材50および右誘導部材51を閉鎖状態に維持させるロック部材52と、前記ロック部材52と一体的に形成され上入賞口より入賞して拡開落下点OPに落下した遊技球を遊技盤100の後方に形成された遊技球導出路に誘導する第1のガイド部材53と、前記ロック部材52および第1のガイド部材53と対向して平行に形成され、前記左誘導部材50および右誘導部材51の拡開状態において、前記左誘導部材50および右誘導部材51に誘導されて入賞した遊技球を遊技盤100の後方に形成された遊技球導出路に誘導する第2のガイド部材55と、前記第1のガイド部材53の略中心位置に介挿され前記ロック部材52、第1のガイド部材53、および第2のガイド部材55の揺動動作を支持する略円柱状の支持部材54と、前記第1のガイド部材53の図中後方右端に穿設され後述する第2の左アーム58の揺動動作を連絡する円柱状の連絡棒56と、前記左ゲート30および中ゲート31を通過した遊技球の自重により押圧されて揺動し、一方の先端に前記第2の左アーム58の歯部と噛み合う歯部を有する略くの字状の第1の左アーム57と、一方の先端に前記第1の左アーム57の歯部と噛み合う歯部を有するとともに他方の先端において図9に示されるように前記連絡棒56と当接する突出部59を備え、前記第1の左アーム57が図中時計方向に揺動する場合には互いに噛み合う歯部において連絡して図中反時計方向に揺動する略Yの字状の第2の左アーム58により構成されている。
なお、前記第2の左アーム58が、図8(B)に示されるように遊技球の落下による前記第1の左アーム57の時計方向の揺動に応じて中反時計方向に揺動することにより前記連絡棒56が前記突出部59によって図8(B)中下方に揺動されるので、図7に示されるように前記第1のガイド部材53が前記支持部材54を支点として図7中反時計方向に揺動するため、前記左誘導部材50および右誘導部材51の下部に介挿されている前記ロック部材52のロック機構としての状態が解除され、前記左誘導部材50および右誘導部材51が拡開状態となる。
なお、上述したように図8(B)に示される前記左誘導部材50および右誘導部材51の拡開状態において、前記左誘導部材50および右誘導部材51に誘導されて入賞した遊技球は前記第2のガイド部材55の閉鎖落下点CLに落下して、前記第2のガイド部材55が前記支持部材54を支点として揺動動作するため前記第1のガイド部材53と一体的に形成された前記ロック部材52が前記左誘導部材50および右誘導部材51の下部に介挿され当接状態となることにより、前記左誘導部材50および右誘導部材51が閉鎖状態に変換される。
第2種非電動役物14および変換機構14Tは前記第2種非電動役物12および変換機構12Tと左右対称に構成されており、基本構成が同様であるため説明および図示を省略する。すなわち、第2種非電動役物14は上入賞口より入賞した場合に加え、前記中ゲート31および右ゲート32を遊技球が通過した場合に、該入賞した遊技球または通過した遊技球が前記第2種非電動役物14における拡開落下点OPに落下することにより拡開状態となるように構成されている。
なお、上記した前記変換機構12Tにおいて図8(B)を用いた説明と同様に、前記第2種非電動役物14は、左誘導部材および右誘導部材の拡開状態において、左誘導部材および右誘導部材に誘導されて入賞した遊技球は前記第2のガイド部材の閉鎖落下点CLに落下して、第2のガイド部材が支持部材を支点として揺動動作するため記第1のガイド部材と一体的に形成されたロック部材が左誘導部材および右誘導部材の下部に介挿され当接状態となることにより、左誘導部材および右誘導部材が閉鎖状態に変換される。
第2種非電動役物13は前記第1種非電動役物10と基本構成が同様であるため、相違点を中心に説明する。
前記第2種非電動役物13の変換機構13Tの動作原理は、図10に示されるように前記下ゲート33に支持されるか、または直接上入賞口へ入賞した遊技球が拡開落下点OPに落下することにより拡開状態に変換されるとともに、前記左ゲート30、中ゲート31および右ゲート32に進入した遊技球が拡開落下点OPに落下することにより拡開状態に変換されるものである。
なお、上述したように左誘導部材および右誘導部材の拡開状態において、左誘導部材および右誘導部材に誘導されて入賞した遊技球は第2のガイド部材の閉鎖落下点CLに落下して、第2のガイド部材が支持部材を支点として揺動動作するため記第1のガイド部材と一体的に形成されたロック部材が左誘導部材および右誘導部材と当接状態となることにより、左誘導部材および右誘導部材が閉鎖状態に変換される。
第2種非電動役物15は前記第1種非電動役物10と基本構成が同様であるため、相違点を中心に説明する。
前記第2種非電動役物15の変換機構15Tの動作原理は、前記第2種非電動役物12、13および14の左誘導部材および右誘導部材に誘導されて入賞した遊技球が、図3に示されるように前記遊技盤100の後方に形成された遊技球導出路を通って、前記第2種非電動役物15の拡開落下点OPに落下することにより拡開状態に変換されるものである。
なお、上述したように左誘導部材および右誘導部材の拡開状態において、左誘導部材および右誘導部材に誘導されて入賞した遊技球は第2のガイド部材の閉鎖落下点CLに落下して、第2のガイド部材が支持部材を支点として揺動動作するため記第1のガイド部材と一体的に形成されたロック部材が左誘導部材および右誘導部材と当接状態となることにより、左誘導部材および右誘導部材が閉鎖状態に変換される。
本第1実施例のパチンコ遊技機の制御システムの概要は図11に示されるように、メイン制御基板80に信号を出力する入賞検知手段2を構成する入賞検知スイッチ20、21、25、26、27および29と、メインCPU81、メインROM82およびメインRAM83を格納した前記メイン制御基板80と、前記メイン制御基板80からの信号を入力して前記スピーカ99に対して出力指令を出力する音声制御基板84と、前記メイン制御基板80からの信号を入力して賞球払出指令を出力する払出制御基板85によって構成される。
以下において、本第1実施例における前記スピーカ99によって報知される音態様(音の発生態様)の決定制御を説明する。
本第1実施例のパチンコ遊技機における前記第1種非電動役物10および11へ遊技球が入賞すると図12に示されるように前記入賞検知スイッチ20および21に対応して設定された音態様(サ)が前記スピーカ99によって報知される。同様に、入賞口16および17へ遊技球が入賞すると前記入賞検知スイッチ26および27に対応して設定された音態様(タ)が前記スピーカ99によって報知される。
また、第2種非電動役物12ないし14の前記左誘導部材および右誘導部材に誘導されて遊技球が入賞すると図12に示されるように前記入賞検知スイッチ29に対応して設定された音態様(ア)が前記スピーカ99によって報知される。同様に、第2種非電動役物15の前記左誘導部材および右誘導部材に誘導されて遊技球が入賞すると前記入賞検知スイッチ25に対応して設定された音態様(イ)が前記スピーカ99によって報知される。
すなわち、本第1実施例のパチンコ遊技機は上述したように遊技者にとって有利となる順序で前記第2種非電動役物12ないし15の前記左誘導部材および右誘導部材に誘導されて遊技球が入賞すると「音態様(ア)→音態様(イ)→音態様(ア)→…」のように音態様(ア)と音態様(イ)が交互に報知されて違和感のない音態様の順序を形成するように音態様が設定されているものである。逆に遊技者にとって有利でない順序で前記第2種非電動役物12ないし15の前記左誘導部材および右誘導部材に誘導されて遊技球が入賞すると「音態様(ア)→音態様(ア)→音態様(イ)→…」のように音態様(ア)が続けて報知されてちぐはぐな音態様の順序を形成するように音態様が設定されているものである。
なお、本第1実施例のパチンコ遊技機では一例として音態様(ア)については例えば「ケロケロケロケロ」という効果音、音態様(イ)については例えば「クワックワックワ」という効果音に夫々設定することにより、「音態様(ア)→音態様(イ)→音態様(ア)→…」のように音態様(ア)と音態様(イ)が交互に報知された場合には違和感のない音態様の順序となるようにして意味を有するようにして、「音態様(ア)→音態様(ア)→音態様(イ)→…」のように音態様(ア)が続けて報知された場合には連続する音態様がちぐはぐな発生順序となるものである。
以下、上記構成および作用の本第1実施例のパチンコ遊技機の効果について説明する。
本第1実施例のパチンコ遊技機は、前記入賞検知スイッチ20、21、25、26、27および29が入賞装置への入賞を検知するとともに入賞情報を出力して、前記入賞検知スイッチ20、21、25、26、27および29毎に同一または異なった音態様が設定されていて、前記スピーカ99によって報知される設定された音態様が前記第2種非電動役物12ないし15への入賞順序の適否を反映するように構成されているので、遊技者が報知された連続する音態様の順序により入賞した入賞装置の適否を知ることができるという効果を奏する。
本第1実施例のパチンコ遊技機は、前記第2種非電動役物12ないし15への入賞により獲得する賞球数が遊技者にとって有利となる順序で入賞した場合には、報知された音態様が互いに関連して違和感のない音態様を形成するので、遊技者は報知された該音態様によって前記第2種非電動役物12ないし15への入賞した順序が遊技者にとって有利となる入賞順序であったかどうかを知ることができるという効果を奏する。
本第1実施例のパチンコ遊技機は、報知された該音態様によって前記第2種非電動役物12ないし15への入賞した順序が遊技者にとって有利となる入賞順序であったかどうかを報知するため、遊技者に対して間接的に遊技者にとって有利となる入賞順序の学習を可能にすることができるので、遊技者が遊技を行いながら興趣を持って遊技方法を習得することができるという効果を奏する。
本第1実施例のパチンコ遊技機は、前記第2種非電動役物12ないし14の前記左誘導部材および右誘導部材に誘導されて入賞した遊技球を前記遊技盤100の後方に形成された遊技球導出路において同一経路を通過するように構成して、該同一経路に前記入賞検知スイッチ29を配設したので、前記複数の入賞装置の中で役割が同一のものの入賞を1つの検知手段によって検出したので、必要となる検知手段の数を削減することによりパチンコ遊技機の製造コストを低減することができるという効果を奏する。
本第2実施例のパチンコ遊技機は前記第1発明および第4発明ないし第6発明の実施例であり、図13に示されるように入賞検知スイッチ20ないし27より出力された入賞情報および後述する検知順序に基づいて前記スピーカ99によって報知する音態様を選択する音態様割振手段86を備えたことを特徴とするもので、以下相違点を中心に説明する。
なお前記音態様割振手段86は、図14に示されるように遊技者にとって有利となる順序で遊技球が第2種非電動役物12ないし15の前記左誘導部材および右誘導部材に誘導されて入賞した場合に、選択される音態様が互いに関連して違和感のない音態様を形成するように構成されているものである。
第2実施例のパチンコ遊技機は、図1、図2、図4ないし図10および図13ないし図15に示されるように遊技盤100に、遊技球が入球しやすい拡開状態と、遊技球が入球しにくい閉鎖状態を備えた第1種非電動役物10および11と、遊技球が入球しやすい拡開状態と、遊技球が入球しにくい閉鎖状態を備えた第2種非電動役物12、13、14および15が配設されている。
前記入賞検知手段2は、各入賞装置への入賞を検知して夫々の入賞情報を出力する入賞検知スイッチ20ないし27によって構成される。
前記報知手段9は、前記入賞検知スイッチ20ないし27より出力された入賞情報に基づいて設定された順序で音態様を出力するスピーカ99によって構成される。
第2実施例のパチンコ遊技機は、前記入賞検知スイッチ20ないし27より出力された入賞情報および検知順序に基づいて前記スピーカ99によって報知する音態様(音の発生態様)を選択する音態様割振手段86と、遊技球の進入によって前記音態様割振手段86における検知順序をリセットする左ゲート30、中ゲート31および右ゲート32と、該左ゲート30、中ゲート31または右ゲート32に遊技球が進入したことを検知するゲート進入検知スイッチ28を備えている。
以下において、本第2実施例における前記スピーカ99によって報知される音態様の決定制御を説明する。
本第2実施例のパチンコ遊技機における前記音態様割振手段86は図14に示されるように、第1種非電動役物10および11における入賞を検知する入賞検知スイッチ20および21に対しては検知順序によらず音態様(サ)として表される同一の音態様が選択され、入賞口16および17における入賞を検知する入賞検知スイッチ26および27に対しては検知順序によらず音態様(タ)として表される同一の音態様が選択される。
一方、第2種非電動役物12ないし15における入賞を検知する入賞検知スイッチ22ないし25に対しては、図14に示されるように検知順序に応じた音態様(ア)ないし音態様(コ)、音態様(ア)´ないし音態様(コ)´および音態様(ア)´´ないし音態様(コ)´´が選択されるように構成されている。
なお、図14に示される前記音態様割振手段86における検知順序は前記左ゲート30、中ゲート31または右ゲート32に遊技球が進入したことを前記ゲート進入検知スイッチ28において検知した時にリセットされ、前記第2種非電動役物12ないし15の左誘導部材および右誘導部材に誘導されて入賞した遊技球を前記入賞検知スイッチ22ないし25において検知した時に次の検知順序へと移行する。
最初に、遊技球の打ち出しが開始される。この時点における前記音態様割振手段86の検知順序は「1」となる。
ここで遊技球が前記第1種非電動役物10に入賞すると、図14に示される前記音態様割振手段86の入賞検知スイッチ20・検知順序「1」の項目が参照され前記スピーカ99において音態様(サ)が報知される。同様に、遊技球が前記第1種非電動役物11に入賞すると、前記音態様割振手段86の入賞検知スイッチ21・検知順序「1」の項目が参照され前記スピーカ99において音態様(サ)が報知される。
また、遊技球が前記入賞口16に入賞すると、前記音態様割振手段86の入賞検知スイッチ26・検知順序「1」の項目が参照され前記スピーカ99において音態様(タ)が報知され、遊技球が前記入賞口17に入賞すると、前記音態様割振手段86の入賞検知スイッチ27・検知順序「1」の項目が参照され前記スピーカ99において音態様(タ)が報知される。
次に、遊技球が前記左ゲート30に進入すると、前記変換機構12Tおよび13Tが作動して前記第2種非電動役物12および第2種非電動役物13が拡開状態となる。以下においては、この状態を「状態1」として説明する。
「状態1」において、前記第2種非電動役物12の上入賞口より遊技球が入賞すると、本第1実施例のパチンコ遊技機は前記第2種非電動役物12の上入賞口より入賞した遊技球を検知する入賞検知スイッチを備えていないため、当然として該入賞情報は前記音態様割振手段86へ出力されないので前記スピーカ99によって音態様は報知されない。
一方「状態1」において、第2種非電動役物12の前記左誘導部材50および右誘導部材51に誘導されて遊技球が入賞すると、図14に示される前記音態様割振手段86の入賞検知スイッチ22・検知順序「1」の項目が参照され前記スピーカ99において音態様(ア)´´が報知される。また、前記第2種非電動役物12は拡開状態から閉鎖状態へと変換されるとともに前記第2種非電動役物15は閉鎖状態から拡開状態へと変換され、前記音態様割振手段86の検知順序は「1」から「2」へと移行される。
上述したように前記左ゲート30に遊技球が進入した後、前記第2種非電動役物12の前記左誘導部材50および右誘導部材51に誘導されて遊技球が入賞すると、前記第2種非電動役物13および15は拡開状態にあり、前記音態様割振手段86の検知順序は「2」である。以下においては、この状態を「状態2」として説明する。
「状態2」において前記第2種非電動役物13の上入賞口より遊技球が入賞すると、本第1実施例のパチンコ遊技機は前記第2種非電動役物13の上入賞口より入賞した遊技球を検知する入賞検知スイッチを備えていないため、当然として該入賞情報は前記音態様割振手段86へ出力されないので前記スピーカ99によって音態様は報知されない。
また「状態2」において、第2種非電動役物13の前記左誘導部材および右誘導部材に誘導されて遊技球が入賞すると、図14に示される前記音態様割振手段86の入賞検知スイッチ23・検知順序「2」の項目が参照され前記スピーカ99において音態様(ウ)´が報知される。また、前記第2種非電動役物13は拡開状態から閉鎖状態へと変換されるとともに前記第2種非電動役物15は拡開状態を維持し、前記音態様割振手段86の検知順序は「2」から「3」へと移行される。
一方「状態2」において、第2種非電動役物15の前記左誘導部材および右誘導部材に誘導されて遊技球が入賞すると、図14に示される前記音態様割振手段86の入賞検知スイッチ25・検知順序「2」の項目が参照され前記スピーカ99において音態様(イ)が報知される。また、前記第2種非電動役物15は拡開状態から閉鎖状態へと変換されるとともに、前記音態様割振手段86の検知順序は「2」から「3」へと移行される。
すなわち、「状態2」において遊技者にとって有利な入賞となる前記第2種非電動役物15の前記左誘導部材および右誘導部材に誘導されて遊技球が入賞すると、音態様(イ)が報知され「状態1」において報知された音態様(ア)´´と連続性を有した音態様として遊技者に報知される。一方、「状態2」において遊技者にとって不利な入賞となる前記第2種非電動役物13の前記左誘導部材および右誘導部材に誘導されて遊技球が入賞すると、音態様(ウ)´が報知され「状態1」において報知された音態様(ア)´´と連続性の無い音態様として遊技者に報知される。なお一例として、音態様(ア)ないし音態様(ケ)、音態様(ア)´ないし音態様(ケ)´および音態様(ア)´´ないし音態様(ケ)´´で報知される音情報は、時代劇「水戸黄門」において使用されたメロディーを9等分したものを音態様(ア)から音態様(ケ)に対して順に並べたものと、時代劇「水戸黄門」において使用されたメロディーを9等分してリズムをやや速めたものを音態様(ア)´から音態様(ケ)´に対して順に並べたものと、および時代劇「水戸黄門」において使用されたメロディーを9等分してリズムをやや遅めたものを音態様(ア)´´から音態様(ケ)´´に対して順に並べたものとする。なお、音態様に付帯する「´」または「´´」は、音態様の調子または雰囲気にわずかな変化を加えるものではあるが、音態様の基本に変更を加えるものでは無く音の発生態様の連続性に大きな影響を与えるものではないのである。
すなわち、図14に示される前記音態様割振手段86における音態様については「音態様(ア)´→音態様(イ)→音態様(ウ)´´→…」のように「´」または「´´」を考慮せず五十音順に音態様が報知された場合には連続性を有して違和感のない音態様を形成して、「音態様(ア)´´→音態様(ウ)→音態様(ウ)´→…」のように「´」または「´´」を考慮せず五十音順に音態様が報知されない場合には連続性の無いちぐはぐな順序の音の発生態様として遊技者に報知されるものである。
上述したように前記左ゲート30に遊技球が進入した後、前記第2種非電動役物12の前記左誘導部材50および右誘導部材51に誘導されて遊技球が入賞して、その後前記第2種非電動役物15の前記左誘導部材および右誘導部材に誘導されて遊技球が入賞すると、前記第2種非電動役物13は拡開状態にあり、前記音態様割振手段86の検知順序は「3」である。以下においては、この状態を「状態3」として説明する。
「状態3」において第2種非電動役物13の前記左誘導部材および右誘導部材に誘導されて遊技球が入賞すると、図14に示される前記音態様割振手段86の入賞検知スイッチ23・検知順序「3」の項目が参照され前記スピーカ99において音態様(ウ)´が報知される。また、前記第2種非電動役物13は拡開状態から閉鎖状態へと変換されるとともに前記第2種非電動役物15は閉鎖状態から拡開状態へと変換され、前記音態様割振手段86の検知順序は「3」から「4」へと移行される。
上述したように前記左ゲート30に遊技球が進入した後、前記第2種非電動役物12の前記左誘導部材50および右誘導部材51に誘導されて遊技球が入賞して、その後前記第2種非電動役物15の前記左誘導部材および右誘導部材に誘導されて遊技球が入賞して、さらに前記第2種非電動役物13の前記左誘導部材および右誘導部材に誘導されて遊技球が入賞すると、前記第2種非電動役物15は拡開状態にあり、前記音態様割振手段86の検知順序は「4」である。以下においては、この状態を「状態4」として説明する。
「状態4」において第2種非電動役物15の前記左誘導部材および右誘導部材に誘導されて遊技球が入賞すると、図14に示される前記音態様割振手段86の入賞検知スイッチ25・検知順序「4」の項目が参照され前記スピーカ99において音態様(エ)が報知される。また、前記第2種非電動役物15は拡開状態から閉鎖状態へと変換され、前記音態様割振手段86の検知順序は「4」から「5」へと移行される。
ここで前記第2種非電動役物14の上入賞口より遊技球が入賞すると、前記第2種非電動役物14は閉鎖状態から拡開状態へと変換される。なお、前記音態様割振手段86の検知順序は「5」を維持する。以下においては、この状態を「状態5」として説明する。
次に「状態5」において、第2種非電動役物14の前記左誘導部材および右誘導部材に誘導されて遊技球が入賞すると、図14に示される前記音態様割振手段86の入賞検知スイッチ24・検知順序「5」の項目が参照され前記スピーカ99において音態様(オ)が報知される。また、前記第2種非電動役物14は拡開状態から閉鎖状態へと変換されるとともに前記第2種非電動役物15は閉鎖状態から拡開状態へと変換され、前記音態様割振手段86の検知順序は「5」から「6」へと移行される。以下においては、この状態を「状態6」として説明する。
「状態6」において第2種非電動役物15の前記左誘導部材および右誘導部材に誘導されて遊技球が入賞すると、図14に示される前記音態様割振手段86の入賞検知スイッチ25・検知順序「6」の項目が参照され前記スピーカ99において音態様(カ)が報知される。また、前記第2種非電動役物15は拡開状態から閉鎖状態へと変換され、前記音態様割振手段86の検知順序は「6」から「7」へと移行される。以下においては、この状態を「状態7」として説明する。
このように前記左ゲート30、中ゲート31または右ゲート32に遊技球が進入した後の、前記第2種非電動役物12ないし15への入賞の一連の流れにおいて、前記第2種非電動役物12ないし14のいずれかの上入賞口より遊技球が入賞すると、該上入賞口より入賞した第2種非電動役物12ないし14のいずれかへの前記左誘導部材および右誘導部材に誘導されての入賞と、これに伴う第2種非電動役物15の前記左誘導部材および右誘導部材に誘導されての入賞の2回分の入賞権利が発生し、結果として前記音態様割振手段86における検知順序も2回移行することになる。
このため、前記音態様割振手段86による音態様の割振については、前記第2種非電動役物12ないし14のいずれかの上入賞口より遊技球が入賞するたびに連続性を持った音態様が2つ追加されることが望ましいが、本第1実施例のパチンコ遊技機においては、前記音態様割振手段86の入賞順序が「10」以上の場合に前記第2種非電動役物12ないし15への前記左誘導部材および右誘導部材に誘導されて遊技球が入賞した場合の音態様は一律音態様(コ)に統一されている。なお、本第1実施例における音態様(コ)は一例として「やったね」という心地良い音声、時代劇「水戸黄門」において使用された「カッカッカッ」という言葉、または「ピロン」という心地良い効果音等に設定し、連続して報知されることにより遊技者に興趣を与えることのできる音態様に設定する。
次に、「状態7」において、前記左ゲート30、中ゲート31または右ゲート32に遊技球が進入すると、前記音態様割振手段86の検知順序が「7」から「1」へとリセットされる。
以下、上記構成より成る本第2実施例のパチンコ遊技機の作用・効果について説明する。
上記作用を奏する第2実施例のパチンコ遊技機は、前記入賞検知スイッチ20ないし27が入賞装置への入賞を検知するとともに入賞情報を出力して、前記入賞検知スイッチ20ないし27の検知出力に基づき前記音態様割振手段86において、入賞順序の適否に応じて設定された順序の音態様を選択するとともに前記スピーカ99によって報知するので、遊技者が報知された音態様により前記入賞装置への入賞順序の適否を知ることができるという効果を奏する。
上記作用を奏する第2実施例のパチンコ遊技機は、前記ゲート進入検知スイッチ28において遊技球の進入を検知した時に、前記スピーカ99によって報知される音態様を決定する前記音態様割振手段86の検知順序をリセットするので、前記ゲート進入検知スイッチ28における遊技球の検知を契機として報知する音態様の順序を変更することにより、遊技者に興趣のある遊技を提供できるという効果を奏する。
上記作用を奏する第2実施例のパチンコ遊技機は、前記左ゲート30、中ゲート31および前記右ゲート32への遊技球の進入によって、前記ゲート進入検知スイッチ28において検知出力が出されるので、前記報知手段において報知される音態様の順序の基準を明確にするという効果を奏する。
上記作用を奏する第2実施例のパチンコ遊技機は、前記第2種非電動役物12ないし15への入賞により獲得する賞球数が遊技者にとって有利となる順序で入賞した場合には、前記音態様割振手段86により入賞順序の適否に応じて設定された順序の音態様が互いに関連して違和感のない音態様の連続を形成するので、遊技者は報知された該音態様によって前記第2種非電動役物12ないし15への入賞した順序が遊技者にとって有利となる入賞順序であったかどうかを知ることができるという効果を奏する。
上記作用を奏する第2実施例のパチンコ遊技機は、報知された該音態様によって前記第2種非電動役物12ないし15への入賞した順序が遊技者にとって有利となる入賞順序であったかどうかを報知するため、遊技者に対して間接的に遊技者にとって有利となる入賞順序の学習を可能にすることができるので、遊技者が遊技を行いながら興趣を持って遊技方法を習得できるという効果を奏する。
本第3実施例のパチンコ遊技機は前記第1発明、第4発明ないし第6発明、第12発明および第13発明の実施例であり、図16に示されるように、音態様割振手段862において検知順序に応じた音態様の割振パターンを3種類備え、音態様割振手段862における検知順序「1」において入賞した前記第2種非電動役物12ないし14のいずれかに応じて3種類の割振パターンを決定して、音態様割振手段862における検知順序「2」以降の報知する音態様を選択する構成とすることにより、前記第2種非電動役物12ないし14のいずれかを狙い打ちすることにより、遊技者の所望する音態様を選択可能として、遊技者の遊技への参加感または興趣を向上させたことが上述の第1実施例および第2実施例との主な相違点であり、以下相違点を中心に説明する。
第3実施例のパチンコ遊技機は図13に示されるように、前記入賞検知スイッチ20ないし27より出力された入賞情報および前記検知順序に基づいて前記スピーカ99によって報知する音態様を選択する音態様割振手段862を備えている。
以下において、本第3実施例における前記報知手段9を構成する前記スピーカ99によって報知される音態様の決定制御を説明する。
本第3実施例のパチンコ遊技機は、図16に示されるように前記音態様割振手段862が、前記第1種非電動役物10および11に対しては、上述した第2実施例のパチンコ遊技機における前記音態様割振手段86と同様に音態様(サ)が選択されるとともに、前記入賞口16および17に対しても、上述した第2実施例のパチンコ遊技機における前記音態様割振手段86と同様に音態様(タ)が選択される。
一方、前記音態様割振手段862は、前記第2種非電動役物12ないし15に対しての音態様割振パターンを3種類備えている。前記音態様割振手段862の検知順序「1」に対しては図16(a)に示されるように入賞検知スイッチ22、23および24に対して音態様(ア)、音態様(A)および音態様(1)が設定されている。
ここで、上述した「状態1」において前記第2種非電動役物12の前記左誘導部材50および右誘導部材51に誘導されて遊技球が入賞すると、図16(a)に示される前記音態様割振手段862の入賞検知スイッチ22・検知順序「1」の項目が参照され前記スピーカ99において音態様(ア)が報知される。また、前記第2種非電動役物12は拡開状態から閉鎖状態へと変換されるとともに前記第2種非電動役物15は閉鎖状態から拡開状態へと変換され、前記音態様割振手段862の検知順序は「1」から「2」へと移行されるとともに、図16(b)に示されるように音態様(ア)に対して連続性を有する音態様(イ)ないし音態様(コ)によって構成される音態様割振パターンが決定される。
一方、上述した「状態1」において前記第2種非電動役物13の前記左誘導部材および右誘導部材に誘導されて遊技球が入賞すると、図16(a)に示される前記音態様割振手段862の入賞検知スイッチ23・検知順序「1」の項目が参照され前記スピーカ99において音態様(A)が報知される。また、前記第2種非電動役物13は拡開状態から閉鎖状態へと変換されるとともに前記第2種非電動役物15は閉鎖状態から拡開状態へと変換され、前記音態様割振手段862の検知順序は「1」から「2」へと移行されるとともに、図16(c)に示されるように音態様(A)に対して連続性を有する音態様(B)ないし音態様(J)によって構成される音態様割振パターンが決定される。
前記音態様割振手段862における検知順序「2」以降についての音態様の決定制御については上述の第2実施例と同様に逐次選択されるものである。なお、図16(d)に示される音態様(2)ないし音態様(10)によって構成される割振パターンについては、前記中ゲート31および右ゲート32に遊技球が進入した場合に拡開状態となる前記第2種非電動役物14に対して、前記音態様割振手段862の検知順序が「1」である時に、該第2種非電動役物14の左誘導部材および右誘導部材に誘導されて遊技球が入賞した場合に決定されるものである。
上記構成より成る本第3実施例のパチンコ遊技機においては前記音態様割振手段862によって選択される音態様を一例として、音態様(ア)ないし音態様(コ)で報知される音情報をドラマ「冬のソナタ」で主人公がヒロインに対してかけた言葉を音態様(ア)から音態様(コ)に対して時系列の順に並べたものとし、音態様(A)ないし音態様(J)で報知される音情報を時代劇「水戸黄門」において使用されたメロディーを10等分して音態様(A)から音態様(J)に対して順に並べたものとし、音態様(1)ないし音態様(10)で報知される音情報を「ピロン」という効果音に対して音の高さまたは強さの、低いもの(すなわち、周波数の低いもの)または弱いものから高いもの(すなわち、周波数の高いもの)または強いものを音態様(1)から音態様(10)に対して順に並べたものとする。
以下、上記構成および作用の本第3実施例のパチンコ遊技機の効果について説明する。
上記作用を奏する第3実施例のパチンコ遊技機は、前記音態様割振手段862が前記第2種非電動役物12ないし15に対しての音態様割振パターンを3種類備えていることにより、遊技状況に応じて多彩な音態様を報知することが可能であるので遊技者に対して興趣のある遊技を提供できるという効果を奏する。
また、本第3実施例のパチンコ遊技機は、前記音態様割振手段862の検知順序が「1」である時において入賞した前記第2種非電動役物12ないし14のいずれかに応じて3種類の割振パターンを決定するため、遊技者は上述した3種類の割振パターンの所望する音態様を決定する第2種非電動役物12ないし14のいずれかを狙い打ちすることが可能であり、遊技者に対して遊技への参加感を高めるとともに、遊技に対しての興趣を維持することができるという効果を奏する。
上記作用を奏する第3実施例のパチンコ遊技機は、前記入賞検知スイッチ20ないし27が入賞装置への入賞を検知するとともに入賞情報を出力して、前記入賞検知スイッチ20ないし27の検知出力に基づき前記音態様割振手段862において、入賞順序の適否に応じて設定された順序の音態様を選択するとともに前記スピーカ99によって報知するので、遊技者が報知された音態様の順序により前記入賞装置への入賞順序の適否を知ることができるという効果を奏する。
上記作用を奏する第3実施例のパチンコ遊技機は、前記ゲート進入検知スイッチ28において遊技球の進入を検知した時に、前記スピーカ99によって報知される音態様を決定する前記音態様割振手段862の検知順序をリセットするので、前記ゲート進入検知スイッチ28における遊技球の検知を契機として報知する音態様の順序を変更するため、遊技者に興趣のある遊技を提供できるという効果を奏する。
上記作用を奏する第3実施例のパチンコ遊技機は、前記左ゲート30、中ゲート31および前記右ゲート32への遊技球の進入によって、前記ゲート進入検知スイッチ28において検知出力が出されるので、前記報知手段において報知される音態様の順序の基準を明確にするという効果を奏する。
上記作用を奏する第3実施例のパチンコ遊技機は、前記第2種非電動役物12ないし15への入賞により獲得する賞球数が遊技者にとって有利となる順序で入賞した場合には、前記音態様割振手段862により入賞順序の適否に応じて設定された順序の音態様が互いに関連して違和感のない音態様を形成するので、遊技者は報知された該音態様によって前記第2種非電動役物12ないし15への入賞した順序が遊技者にとって有利となる入賞順序であったかどうかを知ることができるという効果を奏する。
上記作用を奏する第3実施例のパチンコ遊技機は、報知された該音態様によって前記第2種非電動役物12ないし15への入賞した順序が遊技者にとって有利となる入賞順序であったかどうかを報知するため、遊技者に対して間接的に遊技者にとって有利となる入賞順序の学習を可能にするので、遊技者が遊技を行いながら興趣を持って遊技方法を習得することができるという効果を奏する。
上記作用を奏する第3実施例のパチンコ遊技機は、前記第2種非電動役物12ないし15への入賞順序の適否に基づき音量が異なる複数の音態様によって報知するので、遊技者が報知された音態様により興趣をもって前記第2種非電動役物12ないし15への入賞順序の適否を知ることができるという効果を奏する。
上記作用を奏する第3実施例のパチンコ遊技機は、前記第2種非電動役物12ないし15への入賞順序の適否に基づき音の周波数(すなわち、音の高さ)が異なる複数の音態様によって報知するので、遊技者が報知された音態様により興趣をもって前記第2種非電動役物12ないし15への入賞順序の適否を知ることができるという効果を奏する。
本第4実施例のパチンコ遊技機は、前記第1発明ないし第6発明の実施例であり、図17に示されるように前記入賞検知スイッチ25および29より出力された入賞情報および検知順序に基づいて前記スピーカ99によって報知する音態様を選択する音態様割振手段863を備えたことを特徴とする。なお前記音態様割振手段863は、図18に示されるように遊技者にとって有利となる順序で遊技球が第2種非電動役物12ないし15の前記左誘導部材および右誘導部材に誘導されて入賞した場合に、選択される音態様が互いに関連して違和感のない音態様を形成するように構成されているものであり、以下より相違点を中心に説明する。
さらに、本第4実施例のパチンコ遊技機は、上述の第1実施例のパチンコ遊技機と同様に図3に示されるように前記第2種非電動役物12ないし14の前記左誘導部材および右誘導部材に誘導されて入賞した遊技球を前記遊技盤100の後方に形成された遊技球導出路において同一経路を通過するように構成して、該同一経路に前記入賞検知スイッチを配設することにより、パチンコ遊技機製造に必要となる前記入賞検知スイッチの数を減らしたものである。
また、本第4実施例のパチンコ遊技機は図18(a)ないし(c)に示されるように、音態様割振手段863において検知順序に応じた音態様の割振パターンを3種類備え、遊技球が前記左ゲート30、中ゲート31または右ゲート32のいずれに進入したかに応じて3種類の割振パターンを決定して、音態様割振手段863における検知順序「1」以降の報知する音態様を選択する構成とすることにより、前記左ゲート30、中ゲート31または右ゲート32のいずれかを狙い打ちすることにより、遊技者の所望する音態様を選択可能として、遊技者の遊技への参加感または興趣を向上させたことが上述の第1実施例ないし第3実施例との主な相違点である。
第4実施例のパチンコ遊技機は、図1ないし図10、図17および図18に示されるように前記第2種非電動役物12ないし14の入賞を検知して入賞情報を出力する入賞検知スイッチ29と、前記第2種非電動役物15の入賞を検知して入賞情報を出力する入賞検知スイッチ25と、前記入賞検知スイッチ25および29より出力された入賞情報に基づいて設定された順序で音態様を出力する報知手段としてのスピーカ99と、前記入賞検知スイッチ25および29より出力された入賞情報および検知順序に基づいて前記スピーカ99によって報知する音態様を選択する音態様割振手段863と、遊技球の進入によって前記音態様割振手段863における検知順序をリセットするとともに、前記音態様割振手段863における音態様の割振パターンを決定する左ゲート30、中ゲート31および右ゲート32と、該左ゲート30への遊技球の進入を検知するゲート進入スイッチ28a、該中ゲート31への遊技球の進入を検知するゲート進入スイッチ28bおよび該右ゲート32への遊技球の進入を検知するゲート進入スイッチ28cを備えている。
以下において、本第4実施例における前記スピーカ99によって報知される音態様の決定制御について説明する。
本第4実施例のパチンコ遊技機における前記第1種非電動役物10および11への遊技球の入賞に関しては、前記音態様割振手段863へと該入賞情報を出力する入賞検知スイッチを備えていないため、当然として前記スピーカ99によって音態様は報知されない。同様に、前記入賞口16および17に関しても、前記音態様割振手段863へと該入賞情報を出力する入賞検知スイッチを備えていないため、当然として前記スピーカ99によって音態様は報知されない。
前記音態様割振手段863は前記第2種非電動役物12ないし15の前記左誘導部材および右誘導部材に誘導による遊技球の入賞に対しての音態様割振パターンを3種類備えている。なお、遊技球が前記左ゲート30に進入して、前記ゲート進入スイッチ28aにおいて検知出力が出された場合には図18(a)に示されるように音態様(ア)ないし音態様(コ)によって構成される音態様割振パターンが決定され、遊技球が前記中ゲート31に進入して、前記ゲート進入スイッチ28bにおいて検知出力が出された場合には図18(b)に示されるように音態様(A)ないし音態様(J)によって構成される音態様割振パターンが決定され、遊技球が前記右ゲート32に進入して、前記ゲート進入スイッチ28cにおいて検知出力が出された場合には図18(c)に示されるように音態様(1)ないし音態様(10)によって構成される音態様割振パターンが決定される。
ここで、上述した「状態1」において前記第2種非電動役物12の前記左誘導部材50および右誘導部材51に誘導されて遊技球が入賞すると、図18(a)に示される前記音態様割振手段863の入賞検知スイッチ29・検知順序「1」の項目が参照され前記スピーカ99において音態様(ア)が報知される。また、前記第2種非電動役物12は拡開状態から閉鎖状態へと変換されるとともに前記第2種非電動役物15は閉鎖状態から拡開状態へと変換され、前記音態様割振手段863の検知順序は「1」から「2」へと移行される。
一方、上述した「状態1」において前記第2種非電動役物13の前記左誘導部材および右誘導部材に誘導されて遊技球が入賞すると、図18(a)に示される前記音態様割振手段863の入賞検知スイッチ29・検知順序「1」の項目が参照され前記スピーカ99において音態様(ア)が報知される。また、前記第2種非電動役物13は拡開状態から閉鎖状態へと変換されるとともに前記第2種非電動役物15は閉鎖状態から拡開状態へと変換され、前記音態様割振手段863の検知順序は「1」から「2」へと移行される。
すなわち、前記第2種非電動役物12ないし14の前記左誘導部材および右誘導部材に誘導されて入賞した遊技球を検知する入賞検知スイッチ29が共通であることから、当然として「状態1」において前記第2種非電動役物12の前記左誘導部材50および右誘導部材51に誘導されて遊技球が入賞するのか、前記第2種非電動役物13の前記左誘導部材および右誘導部材に誘導されて遊技球が入賞するのかに対して、前記音態様割振手段863において選択される音態様は同一であるとともにその後の遊技状況に変わりはない。
つまり、本第4実施例のパチンコ遊技機はパチンコ遊技機製造に必要となる前記入賞検知スイッチの数を減らすとともに、遊技者にとって有利となる前記第2種非電動役物12ないし15への入賞順序を遊技者が、遊技を通じて学習することを可能にするという作用を実現するものである。
なお、前記音態様割振手段863における検知順序「2」以降についての音態様の決定制御については第2実施例および第3実施例と同様に逐次選択されるものである。
上記構成より成る本第4実施例のパチンコ遊技機においては前記音態様割振手段863によって選択される音態様を一例として、音態様(ア)ないし音態様(コ)で報知される音情報をドラマの各場面で主人公が発した言葉を音態様(ア)から音態様(コ)に対して時系列の順に並べたものとし、音態様(A)ないし音態様(J)で報知される音情報を時代劇「必殺仕事人」において使用されたメロディーを10等分して音態様(A)から音態様(J)に対して順に並べたものとし、音態様(1)ないし音態様(10)で報知される音情報を「ひとつ」、「ふたつ」、「みっつ」から「ここのつ」、「とう」というかけ声を音態様(1)から音態様(10)に対して順に並べたものとする。
以下、上記構成および作用の本第4実施例のパチンコ遊技機の効果について説明する。
上記作用を奏する本第4実施例のパチンコ遊技機は、前記音態様割振手段863が前記第2種非電動役物12ないし15に対しての音態様割振パターンを3種類備えていることにより、遊技状況に応じて多彩な音態様を報知することが可能であるので遊技者に対して興趣のある遊技を提供できるという効果を奏する。
また、上記作用を奏する本第4実施例のパチンコ遊技機は、遊技球が前記左ゲート30、中ゲート31または右ゲート32のいずれかに進入するかに応じて前記音態様割振手段863の3種類の割振パターンを決定するため、遊技者は上述した3種類の割振パターンの所望する音態様を決定する前記左ゲート30、中ゲート31または右ゲート32のいずれかを狙い打ちすることが可能であり、遊技者に対して遊技への参加感を高めるとともに遊技に対しての興趣を維持することができるという効果を奏する。
本第4実施例のパチンコ遊技機は、前記入賞検知スイッチが入賞装置への入賞を検知するとともに入賞情報を出力して、前記入賞検知スイッチの検知出力に基づき前記音態様割振手段863において、検知順序に応じて設定された順序の音態様を選択するとともに前記スピーカ99によって報知するので、遊技者が報知された音態様の順序により前記入賞装置への入賞順序の適否を知ることができるという効果を奏する。
本第4実施例のパチンコ遊技機は、前記ゲート進入検知スイッチ28において遊技球の進入を検知した時に、前記スピーカ99によって報知される音態様を決定する前記音態様割振手段863の検知順序をリセットするとともに、報知する音態様の割振パターンを決定するので、前記ゲート進入検知スイッチ28における遊技球の検知を契機として報知する音態様の種類またはおよび順序を変更することにより、遊技者に興趣のある遊技を提供できるという効果を奏する。
本第4実施例のパチンコ遊技機は、前記左ゲート30、中ゲート31および前記右ゲート32への遊技球の進入によって、前記ゲート進入検知スイッチ28において検知出力が出されるので、前記報知手段において報知される音態様の順序の基準を明確にするという効果を奏する。
本第4実施例のパチンコ遊技機は、前記第2種非電動役物12ないし15への入賞により獲得する賞球数が遊技者にとって有利となる順序で入賞した場合には、前記音態様割振手段863により検知順序に応じて設定された順序の音態様が互いに関連して違和感のない音態様を形成するので、遊技者は報知された該音態様によって前記第2種非電動役物12ないし15への入賞した順序が遊技者にとって有利となる入賞順序であったかどうかを知ることができるという効果を奏する。
本第4実施例のパチンコ遊技機は、報知された該音態様によって前記第2種非電動役物12ないし15への入賞した順序が遊技者にとって有利となる入賞順序であったかどうかを報知するため、遊技者に対して間接的に遊技者にとって有利となる入賞順序の学習を可能にすることができるので、遊技者が遊技を行いながら興趣を持って遊技方法を習得することができるという効果を奏する。
本第4実施例のパチンコ遊技機は、前記第2種非電動役物12ないし14の前記左誘導部材および右誘導部材に誘導されて入賞した遊技球を前記遊技盤100の後方に形成された遊技球導出路において同一経路を通過するように構成して、該同一経路に前記入賞検知スイッチ29を配設したので、前記複数の入賞装置の中で役割が同一のものの入賞を1つの検知手段によって検出したので、必要となる検知手段の数を削減することによりパチンコ遊技機の製造コストを低減することができるという効果を奏する。
本第5実施例のパチンコ遊技機は前記第8発明の実施例であり、前記第2種非電動役物12ないし15の前記左誘導部材および右誘導部材に誘導されて入賞する毎に、前記入賞検知スイッチ29および25による検知出力と前記入賞検知スイッチ29および25により検知された前回の検知出力とを比較する入賞情報比較手段91を備え、該入賞情報比較手段の比較結果に基づいて、前回の入賞に対する今回の入賞の順序が遊技者にとって有利な順序かどうかを判定し、判定結果に応じて異なった音態様によって報知するように構成した点が、上述の第1実施例ないし第4実施例との主な相違点であり、以下相違点を中心に説明する。
また、本第5実施例のパチンコ遊技機は、上述の第1実施例、第3実施例および第4実施例のパチンコ遊技機と同様に図3に示されるように前記第2種非電動役物12ないし14の前記左誘導部材および右誘導部材に誘導されて入賞した遊技球を前記遊技盤100の後方に形成された遊技球導出路において同一経路を通過するように構成して、該同一経路に前記入賞検知スイッチ29を配設することにより、パチンコ遊技機製造に必要となる前記入賞検知スイッチの数を減らしたものである。
第5実施例のパチンコ遊技機は、図19に示されるように、前記第2種非電動役物12ないし14への入賞を検知して入賞情報を出力する入賞検知スイッチ29と、前記第2種非電動役物15の入賞を検知して入賞情報を出力する入賞検知スイッチ25と、前記入賞検知スイッチ25および29より出力された入賞情報と、該入賞検知スイッチ25および29により出力された前回の入賞情報とを比較して前記スピーカ99によって報知する音態様を選択する入賞情報比較手段91と、遊技球の進入によって前記第2種非電動役物12ないし15の一部を拡開状態へと変換する左ゲート30、中ゲート31および右ゲート32を備えている。
以下において、本第5実施例における前記スピーカ99によって報知される音態様の順序の決定制御を説明する。
本第5実施例のパチンコ遊技機において前記入賞口16および17への入賞が前記入賞検知スイッチ26および27において検知されると、前記入賞口16および17への入賞に関しては入賞する順序が遊技者にとって有利であるかどうかに関与しないため前記入賞情報比較手段91において入賞情報は比較せず、前記スピーカ99によって音態様(ア)を報知する。また、前記第1種非電動役物10および11への入賞が前記入賞検知スイッチ20および21において検知されると、前記第1種非電動役物10および11への入賞に関しては入賞する順序が遊技者にとって有利であるかどうかに関与しないため前記入賞情報比較手段91において入賞情報は比較せず、前記スピーカ99によって音態様(イ)を報知する。
ここで、上述した「状態1」において前記第2種非電動役物12の前記左誘導部材50および右誘導部材51に誘導されて遊技球が入賞して、前記入賞検知スイッチ29において入賞が検知されると、前記入賞情報比較手段91において比較対象となる前回の入賞情報は存在しない。なお、前記入賞情報比較手段91においては比較対象となる前回の入賞情報が存在しない場合には今回の入賞情報は遊技者にとって有利であったと判断されるので、前記スピーカ99において音態様(カ)が報知される。また、前記第2種非電動役物12は拡開状態から閉鎖状態へと変換されるとともに前記第2種非電動役物15は閉鎖状態から拡開状態へと変換され、前記入賞検知スイッチ29において取得された入賞情報が前記RAM83において一時的に記憶される。
次に上述した「状態2」において、前記第2種非電動役物15の前記左誘導部材および右誘導部材に誘導されて遊技球が入賞して、前記入賞検知スイッチ25において入賞が検知されると、前記入賞情報比較手段91において前回取得された前記入賞検知スイッチ29における入賞に対する今回取得された前記入賞検知スイッチ25による入賞の順序が遊技者にとって有利となる順序かどうかを比較判定して、遊技者にとって有利となる順序であると判定されるため前記スピーカ99において音態様(カ)が報知されるとともに、前記入賞検知スイッチ25において取得された入賞情報が前記RAM83において一時的に記憶される。
一方上述した「状態2」において、前記第2種非電動役物13の前記左誘導部材および右誘導部材に誘導されて遊技球が入賞して、前記入賞検知スイッチ29において入賞が検知されると、前記入賞情報比較手段91において前回取得された前記入賞検知スイッチ29における入賞に対する今回取得された前記入賞検知スイッチ29による入賞の順序が遊技者にとって有利となる順序かどうかを比較判定して、遊技者にとって有利とならない順序であると判定されるため前記スピーカ99において音態様(サ)が報知されるとともに、前記入賞検知スイッチ29において取得された入賞情報およびが前記RAM83において一時的に記憶される。
上述したように、前記入賞情報比較手段91において、今回取得した第2種非電動役物への入賞が前回取得した第2種非電動役物への入賞に対して遊技者にとって有利となる順序と判断された場合においては、前記スピーカ99によって音態様(カ)を報知する。また、前記入賞情報比較手段91において、今回取得した第2種非電動役物への入賞情報が前回取得した第2種非電動役物への入賞情報と比較して遊技者にとって有利とならない順序と判断される場合においては、前記スピーカ99によって音態様(サ)を報知する。
本第5実施例における前記入賞検知スイッチ20、21、25、26、27または29における入賞検知から前記入賞情報比較手段91における比較判定に基づいて報知する音態様を選択する流れを図20に示されるフローチャートを用いて説明する。
遊技球が発射され遊技が開始され、最初にステップ101において、前記第1種非電動役物10または11に遊技球が入賞すると、前記入賞検知スイッチ20または21において該入賞情報が出力される。ここで、前記第1種非電動役物10または11への入賞に関しては前記入賞情報比較手段91において入賞情報の比較は行なわれず、ステップ102において、前記スピーカ99によって音態様(イ)が報知される。
次にステップ103において、前記入賞口16または17に遊技球が入賞すると、前記入賞検知スイッチ26または27において該入賞情報が出力される。ここで、前記入賞口16または17への入賞に関しては前記入賞情報比較手段91において入賞情報の比較は行なわれず、ステップ104において、前記スピーカ99によって音態様(ア)が報知される。
次にステップ105において、前記第2種非電動役物12ないし15に遊技球が入賞すると、前記入賞検知スイッチ29および25において該入賞情報が出力される。ここでステップ106において、前記入賞情報比較手段91において前記RAM83に一時的に記憶された前回の入賞情報と、前記入賞検知スイッチ29および25によって今回取得された今回の入賞情報とが比較され、前回の入賞に対する今回の入賞の順序が遊技者にとって有利であったかどうかが判定される。
なおステップ107において、前記入賞情報比較手段91における比較結果が遊技者にとって有利であったかどうか判断され、前記入賞情報比較手段91における比較結果が遊技者にとって有利であった場合にはステップ108において、前記スピーカ99によって音態様(カ)が報知されるとともに、ステップ109において、前記入賞検知スイッチ29および25によって取得された今回の入賞情報を前記RAM83において一時的に記憶する。
また、前記入賞情報比較手段91における比較結果が遊技者にとって有利でなかった場合にはステップ110において、前記スピーカ99によって音態様(サ)が報知されるとともに、ステップ111において、前記入賞検知スイッチ29および25によって取得された今回の入賞情報を前記RAM83において一時的に記憶する。
以下、上記構成および作用の本第5実施例のパチンコ遊技機の効果について説明する。
上記作用を奏する第5実施例のパチンコ遊技機は、前記入賞検知スイッチ29および25が前記第2種非電動役物12ないし15への入賞を検知するとともに入賞情報を出力して、前記第2種非電動役物12ないし15に入賞する毎に、前記入賞情報比較手段91によって前記入賞検知スイッチ29および25により検知された前回の入賞情報と前記入賞検知スイッチ29および25により検知された今回の入賞情報とを比較することにより、前回の入賞に対する今回の入賞の順序が遊技者にとって有利であるかどうかの前記入賞情報比較手段91の比較結果に基づき前記スピーカ99によって、前回の入賞情報に対して今回の入賞情報が遊技者にとって有利かどうかで異なった音態様によって報知するので、遊技者が報知された音態様により前記入賞装置への入賞順序が遊技者にとって有利かどうかを知ることができるという効果を奏する。
上記作用を奏する第5実施例のパチンコ遊技機は、報知された該音態様の順序によって前記第2種非電動役物12ないし15への入賞した順序が遊技者にとって有利となる入賞順序であったかどうかを報知するため、遊技者に対して間接的に遊技者にとって有利となる入賞順序の学習を可能にすることができるので、遊技者が遊技を行いながら興趣を持って遊技方法を習得することができるという効果を奏する。
上記作用を奏する第5実施例のパチンコ遊技機は、前記第2種非電動役物12ないし14の前記左誘導部材および右誘導部材に誘導されて入賞した遊技球を前記遊技盤100の後方に形成された遊技球導出路において同一経路を通過するように構成して、該同一経路に前記入賞検知スイッチ29を配設したので、特定の組み合わせにより組み合わせた複数の入賞装置に対して、必要となる入賞検知装置の数を削減することによりパチンコ遊技機の製造コストを低減することができるという効果を奏する。
上記作用を奏する第5実施例のパチンコ遊技機は、前記RAM83において一時的に記憶される前記入賞検知スイッチ29および25において取得された入賞情報は最大で1つであるので、高価な前記RAM83において必要となるメモリ容量を低減することにより安価な部品によってパチンコ遊技機を製造することができるという効果を奏する。
本第6実施例のパチンコ遊技機は、前記第9発明の実施例であり、前記第2種非電動役物12ないし15の開閉状態を検知する開閉状態検知手段92を備え、前記第2種非電動役物12ないし15の前記左誘導部材および右誘導部材に誘導されて入賞する毎に、前記入賞検知スイッチ22ないし25による入賞検知出力と入賞前の前記開閉状態検知手段92による第2種非電動役物12ないし15の開閉状態の検知出力に基づいて入賞が有利かどうかを判定するための入賞判定テーブル93に従って、遊技者にとって有利な入賞の順序かどうかを判定する判定手段94における判定結果に基づいて有利かどうかで異なった音態様によって報知するように構成した点が、上述の第1実施例ないし第5実施例との主な相違点であり、以下相違点を中心に説明する。すなわち、入賞前の第2種非電動役物12ないし15の開閉状態とどの第2種非電動役物に入賞したのかによって、有利な入賞かどうかを判定する点が特徴である。
第6実施例のパチンコ遊技機は、図21ないし図23に示されるように前記第2種非電動役物12ないし15の開閉状態を検知する開閉状態検知手段92と、前記第2種非電動役物12ないし15に入賞する毎に、前記入賞検知スイッチ22ないし25により検知された入賞情報および前記開閉状態検知手段92における検知出力に基づいて構成される入賞判定テーブル93に従って、前記第2種非電動役物12ないし15への入賞が遊技者にとって有利な入賞かどうかを判定する判定手段94と、前記判定手段94における判定結果に基づいて前記第2種非電動役物12ないし15への入賞が遊技者にとって有利かどうかで異なった音態様を出力する報知手段としてのスピーカ99と、遊技球の進入によって前記第2種非電動役物12ないし15の一部を拡開状態へと変換する左ゲート30、中ゲート31および右ゲート32を備えている。
前記開閉状態検知手段92は、前記第2種非電動役物12の開閉状態を検知する開閉状態検知装置112、前記第2種非電動役物13の開閉状態を検知する開閉状態検知装置113、前記第2種非電動役物14の開閉状態を検知する開閉状態検知装置114および前記第2種非電動役物15の開閉状態を検知する開閉状態検知装置115により構成される。
前記開閉状態検知装置112は、図22(a)に示されるように、前記遊技盤100の裏面に前記第2種非電動役物12に対して一定距離下方に離して配設され、一端が固着されたバネ部材より成る薄板矩形状の揺動部材120と、前記揺動部材120の他端に回転自在に配設されたローラ状部材121とから成り、前記第2種非電動役物12が閉鎖状態の時には、前記ローラ状部材121が前記第2のガイド部材55の下端に当接して図中下方に押圧されるので、前記ローラ状部材121を一端に支持する前記揺動部材120が他端を中心として図中時計方向に揺動するので、前記揺動部材120と非接触の接点部材122が揺動してきた前記揺動部材120に接触して図中下方へ押圧され、前記第2種非電動役物12が閉鎖状態であることを検知するように構成されている。
なお、図22(b)に示されるように、前記第2種非電動役物12が拡開状態の時には、前記ローラ状部材121が図中反時計方向に揺動した前記第2のガイド部材55と非接触状態となるので、前記ローラ状部材121を一端に支持する前記揺動部材120が他端を中心として図中反時計方向に揺動するので、前記揺動部材120と接点部材122は非接触状態を維持して、前記第2種非電動役物12が拡開状態であることを検知するように構成されている。
また、前記開閉状態検知装置113ないし115については前記開閉状態検知装置112と同様の構成であるため説明を省略する。
なお、前記開閉状態検知手段92は、各開閉状態検知装置112ないし115の開閉状態のデータを一時的に保存する一時保存手段を備え、前記スピーカ99による音態様の報知が行なわれると、前記開閉状態検知装置112ないし115によって検知された前記第2種非電動役物12ないし15の開閉状態の情報によって前記一時保存手段のデータが上書きされるものである。
前記入賞判定テーブル93は、図23に示されるように、前記第2種非電動役物12の前記左誘導部材50および右誘導部材51に誘導されて遊技球が入賞した場合に参照されるテーブルAと、前記第2種非電動役物13の前記左誘導部材および右誘導部材に誘導されて遊技球が入賞した場合に参照されるテーブルBと、前記第2種非電動役物14の前記左誘導部材および右誘導部材に誘導されて遊技球が入賞した場合に参照されるテーブルCと、前記第2種非電動役物15の前記左誘導部材および右誘導部1に誘導されて遊技球が入賞した場合に参照されるテーブルDとにより構成され、予め前記ROM82に格納されている。
以下において、本第6実施例における前記スピーカ99によって報知される音態様の決定制御を説明する。
本第6実施例のパチンコ遊技機は、前記入賞口16および17への入賞が前記入賞検知スイッチ26および27において検知されると、前記入賞口16および17への入賞に関しては入賞する順序が遊技者にとって有利であるかどうかに関与しないため、上述の第5実施例と同様に前記スピーカ99によって音態様(ア)を報知する。また、前記第1種非電動役物10および11への入賞が前記入賞検知スイッチ20および21において検知されると、前記第1種非電動役物10および11への入賞に関しては入賞する順序が遊技者にとって有利であるかどうかに関与しないため、上述の第5実施例と同様に前記スピーカ99によって音態様(イ)を報知する。
ここで、上述した「状態1」において前記第2種非電動役物12の前記左誘導部材50および右誘導部材51に誘導されて遊技球が入賞して、前記入賞検知スイッチ22において入賞が検知されると、前記スイッチ22における入賞データおよび前記一時保存手段に保存された入賞前の前記第2種非電動役物12ないし15の開閉状態のデータに基づき、図23に示される前記入賞判定テーブル93のテーブルAにおける上から4行目を参照して、該入賞が遊技者にとって有利な入賞であると判定され、前記スピーカ99において音態様(カ)が報知される。なお、前記第2種非電動役物12は拡開状態から閉鎖状態へと変換され、前記第2種非電動役物15は閉鎖状態から拡開状態へと変換されるとともに、前記一時保存手段において保存する開閉状態のデータが、前記第2種非電動役物12は閉鎖状態、前記第2種非電動役物13は拡開状態、前記第2種非電動役物14は閉鎖状態および前記第2種非電動役物15は拡開状態であると上書きされる。
また、上述した「状態2」において前記第2種非電動役物15の前記左誘導部材および右誘導部材に誘導されて遊技球が入賞して、前記入賞検知スイッチ25において入賞が検知されると、前記スイッチ25における入賞データおよび前記一時保存手段に保存された入賞前の前記第2種非電動役物12ないし15の開閉状態のデータに基づき、図23に示される前記入賞判定テーブル93のテーブルDにおける上から6行目を参照して該入賞が遊技者にとって有利な入賞であると判定され、前記スピーカ99において音態様(カ)が報知される。なお、前記第2種非電動役物15は拡開状態から閉鎖状態へと変換されるとともに、前記一時保存手段において保存する開閉状態のデータが、前記第2種非電動役物12は閉鎖状態、前記第2種非電動役物13は拡開状態、前記第2種非電動役物14は閉鎖状態および前記第2種非電動役物15は閉鎖状態であると上書きされる。
一方、上述した「状態2」において前記第2種非電動役物13の前記左誘導部材および右誘導部材に誘導されて遊技球が入賞して、前記入賞検知スイッチ23において入賞が検知されると、前記スイッチ23における入賞データおよび前記一時保存手段に保存された入賞前の前記第2種非電動役物12ないし15の開閉状態のデータに基づき、図23に示される前記入賞判定テーブル93のテーブルBにおける上から7行目を参照して該入賞が遊技者にとって有利とならない入賞であると判定され、前記スピーカ99において音態様(サ)が報知される。なお、前記第2種非電動役物13は拡開状態から閉鎖状態へと変換され、前記第2種非電動役物15は拡開状態を維持するとともに、前記一時保存手段において保存する開閉状態のデータが、前記第2種非電動役物12は閉鎖状態、前記第2種非電動役物13は閉鎖状態、前記第2種非電動役物14は閉鎖状態および前記第2種非電動役物15は拡開状態であると上書きされる。
本第6実施例のパチンコ遊技機においては、上述したように前記第2種非電動役物12ないし15の前記左誘導部材および右誘導部材に誘導されて遊技球が入賞する毎に、上記した前記入賞判定テーブル93を参照して前記スピーカ99によって報知する音態様を選択する。
なお、本第6実施例のパチンコ遊技機においては音態様(カ)を遊技者にとって有利な入賞であると判定された場合に報知される音態様として、音態様(サ)を遊技者にとって有利な入賞とならないと判定された場合に報知される音態様とする。
以下、上記構成および作用の本第6実施例のパチンコ遊技機の効果について説明する。
上記作用を奏する第6実施例のパチンコ遊技機は、前記入賞検知スイッチ22ないし25が前記第2種非電動役物12ないし15への入賞を検知して入賞情報を出力するとともに、前記開閉状態検知手段92が前記第2種非電動役物12ないし15の開閉状態を検知して、前記第2種非電動役物12ないし15に入賞する毎に、前記入賞検知スイッチ22ないし25により検知された入賞情報および入賞前における前記開閉状態検知手段92における検知出力に基づいて構成される前記入賞判定テーブル93に従って、前記第2種非電動役物12ないし15への入賞が遊技者にとって有利かどうかを判定するとともに、該判定結果に基づき前記スピーカ99によって、該入賞が遊技者にとって有利かどうかで異なった音態様によって報知するので、遊技者は報知された音態様の順序により前記第2種非電動役物12ないし15への入賞が遊技者にとって有利となる入賞かどうかを知ることができるという効果を奏する。
上記作用を奏する第6実施例のパチンコ遊技機は、報知された該音態様によって前記第2種非電動役物12ないし15への入賞した順序が遊技者にとって有利となる入賞順序であったかどうかを報知するため、遊技者に対して間接的に遊技者にとって有利となる入賞順序の学習を可能にすることができるので、遊技者は遊技を行いながら興趣を持って遊技方法を習得することができるという効果を奏する。
上記作用を奏する第6実施例のパチンコ遊技機は、前記第2種非電動役物12ないし15への入賞が前記入賞検知スイッチ22ないし25において検知される毎に、前記入賞判定テーブル93を参照して、遊技者にとって有利となるかどうかを判定するため、前記入賞検知スイッチにおいて取得された入賞情報を前記RAM83に記憶する必要がないので、高価な前記RAM83において必要となるメモリ容量を削減することにより安価な部品によってパチンコ遊技機を製造することができるという効果を奏する。
上述の実施例は、説明のために例示したもので、本発明としてはそれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲、発明の詳細な説明および図面の記載から当業者が認識することができる本発明の技術的思想に反しない限り、変更および付加が可能である。
前記第1実施例ないし第6実施例においては、前記報知手段9の形態の一例として歌、交響曲、電子音、効果音、音声、台詞またはその他を発生する音の発生手段として前記スピーカ99を用いたが、本発明はこれに限定されるものではなく、入賞検知手段2からの信号により作動するモータまたはソレノイド、ぜんまい等によりオルゴールまたはベル等に音を発生させる形態を採用することが出来る。また、空気の振動を発生させる装置を備えることにより、入賞検知手段2からの信号を受け音態様を発生させる構成を採用することも出来るものであり、どのような装置または形態によって報知する音態様を発生させるかについては、本発明の効果を実現するにあたり有効的に適宜選択できるものであり、上述したスピーカ99によるものに限定されない。
前記第1実施例のパチンコ遊技機については一例として、前記第2種非電動役物12ないし14に対応して設定された音態様を「音態様(ア)」として同一のものを採用したが、本発明はこれに限定されるものではなく前記第2種非電動役物12ないし14の前記左誘導部材および右誘導部材に誘導されて入賞した遊技球を検知する入賞検知スイッチを備え、前記第2種非電動役物12に対応した音態様を「音態様(ア)」、前記第2種非電動役物13に対応した音態様を「音態様(ウ)」および前記第2種非電動役物14に対応した音態様を「音態様(エ)」として別の音態様を設定する形態を採ることが出来る。なお、上記した形態を採った場合には「音態様(ア)→音態様(イ)」、「音態様(ウ)→音態様(イ)」「音態様(エ)→音態様(イ)」「音態様(イ)→音態様(ア)」「音態様(イ)→音態様(ウ)」および「音態様(イ)→音態様(エ)」の順序で音態様が報知されると違和感のない音態様として意味を有して、「音態様(ア)→音態様(ウ)」「音態様(ア)→音態様(エ)」「音態様(ウ)→音態様(ア)」「音態様(ウ)→音態様(エ)」「音態様(エ)→音態様(ア)」および「音態様(エ)→音態様(ウ)」の順序で音態様が報知されると連続した音態様として順序またはつながりがちぐはぐになるように音態様(ア)ないし音態様(エ)を設定する。
前記第2実施例においては前記音態様割振手段86の入賞順序が「10」以上の場合に前記第2種非電動役物12ないし15への前記左誘導部材および右誘導部材に誘導されて遊技球が入賞した場合の音態様については、一律音態様(コ)に統一したが、本発明はこれに限定されるものでなく前記音態様割振手段86の入賞順序「1」から「9」においての音態様割振と同様に連続性を持ったものとすることが出来る。また、入賞検知スイッチ20、21、26および27については前記音態様割振手段86の入賞順序によらない音態様としたが、入賞順序に応じた音態様の順序を割振る構成とすることが出来る。
前記第2実施例においては、前記入賞検知スイッチ22ないし24に対しての音態様を音態様(ア)ないし音態様(コ)、音態様(ア)´ないし音態様(コ)´および音態様(ア)´´ないし音態様(コ)´´を備えた構成としたが、本発明はこれに限定されるものでなく前記入賞検知手段22ないし24に対しての音態様を同一の(ア)ないし音態様(コ)とすることが出来る。
前記第2実施例のパチンコ遊技機において、音態様(ア)ないし音態様(ケ)、音態様(ア)´ないし音態様(ケ)´および音態様(ア)´´ないし音態様(ケ)´´における差異を報知されるメロディーのリズムを速めるまたは遅めることにより実現したが、本発明はこれに限定されることなく、一例として報知されるメロディーをピアノ、フルートおよびバイオリンの3種類の楽器によって発生される音態様における差異を実現する形態を採用することが出来る。なお、上記した音の種類はピアノ、フルートおよびバイオリンの3種類の楽器が発生する音に限定されることなく、本発明の効果を有効に実現するにあたりその他の楽器の音、自然の音を録音したもの、シンセサイザーで合成した音、その他適宜選択できるものである。
前記第3実施例および第4実施例においては前記音態様割振手段862および863における入賞順序に応じた音態様の割振パターンを一例として3種類備える構成としたが、本発明はこれに限定されるものでなく該割振パターンを複数種類備え、該複数の割振パターンを遊技状況に応じて選択的に用いるものであればよい。
前記第3実施例および第4実施例においては、前記音態様割振手段862および863によって選択される連続性を有する音態様を10つの音態様すべてが報知された時に、繋がった新たな音態様として完結するものとしたが、本発明はこれに限定されるものでなく一例として、連続性を有する音態様が4つもしくは6つの音態様すべてが順に報知された時に、繋がった新たな音態様として完結するものとしてもよいし、これらに限定されるものではない。
前記第4実施例においては前記音態様割振手段863においては前記第2種非電動役物12ないし15の前記左誘導部材および右誘導部材に誘導による遊技球の入賞に対しての音態様割振パターンを一例として3種類備えた構成としたが、本発明はこれに限定されるものでなく図18(a)に示される音態様割振パターン1種類のみとする形態を採用することが出来る。
前記第1実施例、第4実施例および第5実施例においては、一例として前記第2種非電動役物12ないし14の前記左誘導部材および右誘導部材に誘導されて入賞した遊技球を前記遊技盤100の後方に形成された遊技球導出路において同一経路を通過するように構成して、該同一経路に前記入賞検知スイッチを配設したが、本発明はこれに限定されるものではなく、前記第1種非電動役物10および11、前記第2種非電動役物12ないし15および前記入賞口16および17の何れの組み合わせに対して共通の入賞検知スイッチを備えるかは、本発明の効果を実現するにあたり有効的に適宜選択できるものである。
前記第1実施例、第4実施例および第5実施例においては、前記第2種非電動役物12ないし14の前記左誘導部材および右誘導部材に誘導されて入賞した遊技球を前記遊技盤100の後方に形成された遊技球導出路において同一経路を通過するように構成して、該同一経路に前記入賞検知スイッチを配設したが、本発明を第2実施例、第3実施例および第6実施例に適用することができる。
前記第1実施例ないし第6実施例のパチンコ遊技機において報知する音態様の連続性については、上述したように一例として連続性を有する「音態様(ア)→音態様(イ)」と、連続性を有しないちぐはぐな「音態様(ア)→音態様(ウ)」によって前記入賞装置への入賞順序の適否を報知する構成としたが、本発明はこれらに限定されるものでなく、適当なタイミングで報知されると連続性を有する「音態様(ア)→発生のタイミングが適当な音態様(イ)」に対して、音態様(イ)を報知するタイミングを前後にずらすことにより連続性を有しないちぐはぐな「音態様(ア)→発生のタイミングがずれた音態様(イ)」を備えることによって、前記入賞装置への入賞順序の適否を報知する形態を採用することが出来る。
前記第2実施例ないし第4実施例のパチンコ遊技機においては報知する音態様を選択する音態様割振手段を図13に示されるようにメイン制御基板に備えた構成としたが、音態様割振手段を音声制御基板に格納して、入賞検知スイッチ等の検知出力に従い音声制御基板においてメイン制御基板とは独立して報知する音態様を選択する構成とすることが出来る。
前記第5実施例ないし第6実施例のパチンコ遊技機においては、前記第2種非電動役物の左誘導部材および右誘導部材に誘導されて入賞した場合に、該入賞が遊技者にとって有利となる入賞であった時に前記スピーカ99によって報知する音態様を1種類の同一の音態様としたが、本発明はこれに限定されるものではなく第2実施例ないし第4実施例において記載したように、前記スピーカ99によって報知する音態様を複数種類備え、該入賞が遊技者にとって有利となる入賞であった時に前記スピーカ99によって報知される音態様が連続性を有する違和感のない音態様を形成するような形態を採用することが出来る。
前記第1実施例ないし第6実施例に記載したパチンコ遊技機においては、一例として前記スピーカ99によって実現される音情報を用いての報知形態を採用したが、本発明はこれに限定されるものではなくLED等を用いた光情報による報知形態、ソレノイドまたはモータを用いた報知役物による報知形態、またはおよび電気的駆動力を用いずに該報知役物を作動させることにより実現される報知形態等を本発明の効果を実現するにあたり有効的に適宜組み合わせることが出来るものである。
前記第5実施例においては、前記入賞情報比較手段91の比較結果に基づいて、前回の入賞に対する今回の入賞の順序が遊技者にとって有利な順序でないと判定した後においても、前記スピーカ99による報知を行なう構成としたが、本発明はこれに限定されるものでなく一例として、前回の入賞に対する今回の入賞の順序が遊技者にとって有利な順序でないと判定した後においては、前記スピーカ99による報知を行なわない形態を採用することが出来る。なお、前記スピーカ99による報知を停止した後には、前記左ゲート30、中ゲート31または右ゲート32への遊技球の進入を検知する等の一定条件を満たすと再び前記スピーカ99による報知が開始される構成とする。
前記第6実施例においては、前記判定手段94の判定結果に基づいて、今回の入賞の順序が遊技者にとって有利な順序でないと判定した後においても、前記スピーカ99による報知を行なう構成としたが、本発明はこれに限定されるものでなく一例として、今回の入賞の順序が遊技者にとって有利な順序でないと判定した後においては、前記スピーカ99による報知を行なわない形態を採用することが出来る。なお、前記スピーカ99による報知を停止した後には、前記左ゲート30、中ゲート31または右ゲート32への遊技球の進入を検知する等の一定条件を満たすと再び前記スピーカ99による報知が開始される構成とする。
前記第1実施例ないし第6実施例に記載したパチンコ遊技機においては、入賞検知手段の検知出力に基づいて入賞装置への入賞順序の適否を報知する形態を採用したが、本発明はこれに限定されることなく、遊技球の入球しやすい拡開状態と、遊技球の入球しにくい閉鎖状態を備えた複数の入賞装置を有するとともに、遊技球が複数の進入穴へ進入した時および入賞装置へ入賞した時に、入賞装置の拡開状態と閉鎖状態とを変換する変換機構とを備え、遊技球の動きによって動く部材の動きにより作動するもしくは作動を停止するスピーカ等の音態様によって、入賞装置への入賞順序の適否を報知する形態を採用することが出来る。
遊技球の入球しやすい拡開状態と、遊技球の入球しにくい閉鎖状態を備えた入賞装置を複数有するパチンコ遊技機において、複数の進入穴からの遊技球の進入および入賞装置への入賞を検知して、入賞装置の拡開状態と閉鎖状態とを変換する変換機構と、入賞装置への入賞を検知して、入賞情報を出力する入賞検知手段と、入賞検知手段の検知出力に基づき入賞順序の適否に基づく音態様によって報知する報知手段を備え、遊技者は報知された音態様により前記入賞装置への入賞順序の適否を知ることができるという用途に適用できる。
本発明の第1実施例ないし第6実施例パチンコ遊技機を示す正面図である。 本第1実施例ないし第6実施例のパチンコ遊技機の遊技盤面を示す正面図である。 本第1実施例、第4実施例および第5実施例におけるパチンコ遊技機の遊技盤裏面に配設された、遊技球導出路、変換機構および入賞検知スイッチを示す裏面図である。 本第1実施例ないし第6実施例のパチンコ遊技機の第1種非電動役物および変換機構を示す部分拡大正面図および部分拡大斜視図である。 本第1実施例ないし第6実施例のパチンコ遊技機の第1種非電動役物および変換機構を示す部分拡大側面図および部分拡大正面図である。 本第1実施例ないし第6実施例のパチンコ遊技機の第2種非電動役物および変換機構を示す部分拡大正面図および部分拡大斜視図である。 本第1実施例ないし第6実施例のパチンコ遊技機の第2種非電動役物および変換機構を示す部分拡大側面図および部分拡大正面図である。 本第1実施例ないし第6実施例のパチンコ遊技機の第2種非電動役物および変換機構の要部を示す部分拡大正面図である。 本第1実施例ないし第6実施例のパチンコ遊技機の第2種非電動役物および変換機構の要部を示す部分拡大上面図である。 本第1実施例ないし第6実施例のパチンコ遊技機の第2種非電動役物、左ゲート、中ゲート、右ゲート、下ゲートおよび変換機構の要部を示す部分拡大正面図および部分拡大断面図である。 本第1実施例のパチンコ遊技機における報知する音態様を選択して報知するための制御ブロック図である。 本第1実施例のパチンコ遊技機において、入賞検知スイッチと報知される音態様の対応関係を示す説明図である。 本第2実施例および第3実施例のパチンコ遊技機における報知する音態様を選択して報知するための制御ブロック図である。 本第2実施例の音態様割振手段により選択される音態様を示した説明図である。 本第2実施例、第3実施例および第6実施例のパチンコ遊技機の遊技盤裏面に配設された、遊技球導出路、変換機構および入賞検知スイッチを示す裏面図である。 本第3実施例の音態様割振手段により選択される音態様を示した説明図である。 本第4実施例のパチンコ遊技機における報知する音態様を選択して報知するための制御ブロック図である。 本第4実施例の音態様割振手段により選択される音態様を示した説明図である。 本第5実施例のパチンコ遊技機における報知する音態様を選択して報知するための制御ブロック図である。 本第5実施例のパチンコ遊技機において、入賞検知スイッチによる入賞情報の出力から報知する音態様を選択する際の流れを示すフローチャート図である。 本第6実施例のパチンコ遊技機における報知する音態様を選択して報知するための制御ブロック図である。 本第6実施例のパチンコ遊技機における、第2種非電動役物と開閉状態検知装置の位置関係を示す部分拡大側面図である。 本第6実施例の入賞判定テーブルの詳細を示した説明図である。 従来のパチンコ遊技機において、各役物装置と該各役物装置への入賞順序の適否に関係しない予め設定された効果音との対応関係を示した説明図。
符号の説明
1 変換機構
2 入賞検知手段
9 報知手段
10ないし11 第1種非電動役物
12ないし15 第2種非電動役物
10Tないし15T 変換機構
16ないし17 入賞口
20ないし27および29 入賞検知スイッチ
28 ゲート進入検知スイッチ
30 左ゲート
31 中ゲート
32 右ゲート
33 下ゲート
40および50 左誘導部材
41および51 右誘導部材
42および52 ロック部材
43および53 第1のガイド部材
44および54 支持部材
45および55 第2のガイド部材
56 連絡棒
57 第1の左アーム
58 第2の左アーム
59 突出部材
80 メイン制御基板
81 CPU
82 ROM
83 RAM
84 音声制御基板
85 払出制御基板
86、862および863 音割振手段
91 入賞情報比較手段
92 開閉状態検知手段
93 入賞判定テーブル
94 判定手段
99 スピーカ
100 遊技盤
112ないし115 開閉状態検知装置
120 揺動部材
121 ローラ状部材
122 接点部材
CL 閉鎖落下点
OP 拡開落下点

Claims (13)

  1. 遊技球の入球しやすい拡開状態と、遊技球の入球しにくい閉鎖状態を備えた入賞装置を複数有するパチンコ遊技機において、
    複数の進入穴からの遊技球の進入および入賞装置への入賞を検知して、入賞装置の拡開状態と閉鎖状態とを変換する変換機構と、
    入賞装置への入賞を検知して、入賞情報を出力する入賞検知手段と、
    入賞検知手段の検知出力に基づき入賞順序の適否に基づく音態様によって報知する報知手段を備えた
    ことを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 請求項1において、
    前記入賞検知手段が、前記複数の入賞装置の中で役割が同一のものの入賞は、1つの検知手段によって検出する
    ことを特徴とするパチンコ遊技機。
  3. 請求項1または請求項2において
    前記複数の入賞装置が、第2種非電動役物によって構成される
    ことを特徴とするパチンコ遊技機。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかにおいて、
    前記入賞装置への入賞順序の適否に応じて前記報知手段によって報知される音態様を任意のタイミング、種類またはおよび順序で設定する報知順序設定手段を備えた
    ことを特徴とするパチンコ遊技機。
  5. 請求項1または請求項4において、
    前記複数の進入穴への遊技球の進入または前記入賞装置への入賞のタイミングに同期して前記報知順序設定手段が作動する
    ことを特徴とするパチンコ遊技機。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかにおいて
    前記入賞装置への入賞により獲得する賞球数が遊技者にとって有利となる順序で入賞した場合には、前記入賞順序の適否に応じて設定された順序の音態様が互いに関連して違和感のない音態様を形成するように構成されている
    ことを特徴とするパチンコ遊技機。
  7. 遊技球の入球しやすい拡開状態と、遊技球の入球しにくい閉鎖状態を備えた入賞装置を複数有するパチンコ遊技機において、
    複数の進入穴からの遊技球の進入および入賞装置への入賞を検知して、入賞装置の拡開状態と閉鎖状態とを変換する変換機構と、
    入賞装置への入賞を検知して、入賞情報を出力する入賞検知手段と、
    入賞装置毎に異なった音態様が設定されており、設定された音態様が前記複数の入賞装置への入賞順序の適否を反映するように構成されている
    ことを特徴とするパチンコ遊技機。
  8. 遊技球の入球しやすい拡開状態と、遊技球の入球しにくい閉鎖状態を備えた入賞装置を複数有するパチンコ遊技機において、
    複数の進入穴からの遊技球の進入および入賞装置への入賞を検知して、入賞装置の拡開状態と閉鎖状態とを変換する変換機構と、
    入賞装置への入賞を検知して、入賞情報を出力する入賞検知手段と、
    入賞装置に入賞する毎に、入賞検知手段により検知された前回の入賞情報と該入賞検知手段により検知された今回の入賞情報とを比較する入賞情報比較手段と、
    入賞情報比較手段の比較結果に基づき、前回の入賞情報に対して今回の入賞情報が遊技者にとって有利かどうかで異なった音態様によって報知する報知手段とを備えた
    ことを特徴とするパチンコ遊技機。
  9. 遊技球の入球しやすい拡開状態と、遊技球の入球しにくい閉鎖状態を備えた入賞装置を複数有するパチンコ遊技機において、
    複数の進入穴からの遊技球の進入および入賞装置への入賞を検知して、入賞装置の拡開状態と閉鎖状態とを変換する変換機構と、
    入賞装置の開閉状態を検知する開閉状態検知手段と、
    入賞装置への入賞を検知して、入賞情報を出力する入賞検知手段と、
    入賞装置に入賞する毎に、入賞検知手段により検知された入賞情報および入賞前における開閉状態検知手段により検知された開閉状態に基づいて構成される入賞判定テーブルに従って、遊技者にとって有利な入賞かどうかを判定する判定手段と、
    判定手段における判定結果に基づいて有利かどうかで異なった音態様によって報知する報知手段とを備えた
    ことを特徴とするパチンコ遊技機。
  10. 請求項7ないし請求項9のいずれかにおいて
    前記入賞装置への入賞により獲得する賞球数が遊技者にとって有利となる順序で入賞した場合には、前記報知手段により報知する音態様が互いに関連して違和感のない音態様を形成するように構成されている
    ことを特徴とするパチンコ遊技機。
  11. 請求項1ないし請求項10のいずれかにおいて、
    前記報知手段が、音の種類が異なる複数の音態様を報知可能である
    ことを特徴とするパチンコ遊技機。
  12. 請求項1ないし請求項11のいずれかにおいて
    前記報知手段が、音量が異なる複数の音態様を報知可能である
    ことを特徴とするパチンコ遊技機。
  13. 請求項1ないし請求項12のいずれかにおいて
    前記報知手段が、音の周波数が異なる複数の音態様を報知可能である
    ことを特徴とするパチンコ遊技機。
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