JP6793353B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
以下、通常遊技状態中の背景音楽として特定楽曲10が設定された場合に、楽曲がリセットされる条件(以下、リセット条件と称することもある)について説明する。なお、楽曲がリセットされるとは、リセット条件の成立を契機として特定楽曲10の出力が停止し、再び出力される際には特定楽曲10における所定の時点から出力される(特に説明する場合を除き、本実施形態では特定楽曲10の最初から出力される)ことをいう。リセットされないとは、そのまま特定楽曲10が継続して出力されることをいう。以下で説明するリセット条件の全部を採用した構成としてもよいし、一部のみを採用した構成としてもよい。また、以下で説明するリセット条件以外のリセット条件を設定した構成としてもよい。
特定楽曲10は通常遊技状態中の背景音楽として設定されるものであるため、通常遊技状態から大当たり遊技状態に移行する際には特定楽曲10がリセットされる(図3(a)〜図3(c)参照)。当該リセットされるタイミングは種々考えられる(大当たり遊技状態への移行と同時でなくてもよい)。例えば、大当たりおよびその種類が確定的に表示される時点よりも前に特定楽曲10がリセットされるようにしてもよい。大当たり遊技終了(図3(d)参照)後、再び通常遊技状態となったときには、特定楽曲10が最初から出力される(図3(e)参照)。
公知の遊技機と同様に、本実施形態にかかる遊技機1は、当否判定結果が大当たりとなる蓋然性を示唆する各種演出が実行される。リセット条件に関し当該各種演出を分類すると、特別演出とそれ以外の演出(以下、形式的に通常演出と称することもある)に分けられる。そして、本実施形態では、通常演出の発生を契機として特定楽曲10がリセットされず、特別演出の発生を契機として特定楽曲10がリセットされる(図4(a)〜(c)参照)。したがって、特別演出の終了(図4(d)参照)後、特定楽曲10が最初から出力される(図4(e)参照)。ただし、特別演出は、当否判定結果が大当たりであることを報知するものである場合もあるため、大当たりとなった場合には、それに伴う大当たり遊技終了後、特定楽曲10が最初から出力される。つまり、特別演出がはずれの当否判定結果を報知するものである場合、通常遊技状態に戻る(いわゆる保留が存在する場合、次の当否判定結果の報知が開始される)ことになるが、その際には特定楽曲10が最初から出力される。裏を返せば、通常演出では特定楽曲10がリセットされないということである。つまり、通常演出の発生では、特定楽曲10がリセットされずに継続して出力される。
上述したように、本実施形態では、遊技球が始動入賞口904に入賞することを契機として、乱数源から当否判定のための数値が取得される。当否判定結果の報知は、当該数値が取得された順に開始される(識別図柄80の変動が開始される)こととなるが、ある数値が取得されたときに、それより前に取得された数値に基づく当否判定結果が報知されている際には、当該ある数値に基づく当否判定結果の報知が開始されるまで、図示されない制御基板に設けられた記憶手段に記憶される。未だ当否判定結果の報知が開始されていない数値(以下、保留情報30と称することもある)の最大の記憶数(最大保留数)は適宜設定することができる。本実施形態における記憶手段が記憶できる最大の保留情報30の数は、一種の始動入賞口904につき四つである。当該保留情報30の数を示す保留図柄31が表示されるようにしてもよい(図5(a)参照)
特定楽曲10の具体的な内容について、具体例を挙げて説明する。なお、以下に示す具体例の全てを適用した特定楽曲10としてもよいし、一部のみを適用した特定楽曲10としてもよい。
遊技者が選択可能な一または複数種の特定楽曲10の少なくともいずれかを、大当たり遊技中に背景音楽として出力されることがある楽曲(以下、大当たり楽曲40と称することもある)とする。大当たり楽曲40が複数種設定されているのであれば、そのうちの少なくともいずれかを、一または複数種の特定楽曲10の少なくともいずれかと同じにする。例えば図6に示すように、特定楽曲A、C、Dを、大当たり楽曲A、B、Cと同じにする。これにより、本来であれば大当たりを獲得しなければ聞けなかった楽曲を聴くことが可能になる。なお、本例では、例えば、特定楽曲Aはある楽曲の1番(1コーラス目)のみ含むものとし、大当たり楽曲Aは当該ある楽曲の1番(1コーラス目)だけでなく2番(2コーラス目)を含むものとする、といった設定(楽曲の長さが異なる設定)であっても、「同じ楽曲」であるとする。また、例えば、特定楽曲Aを編曲等したものを大当たり楽曲Aとした設定であっても、「同じ楽曲」であるとする。つまり、厳密には(音楽的には)異なる楽曲であっても、遊技者が同じ楽曲であると認識できる程度の改変等が加えられたものは同じ楽曲であるとする。
遊技者が選択可能な一または複数種の特定楽曲10の少なくともいずれかを、所定の旋律(メロディ)およびそれに合わせた歌を含むものとし、一または複数種の通常楽曲20のうちの少なくともいずれかを、上記所定の旋律と同じ旋律であって歌を含まないもの(インストゥルメンタル)とする。つまり、ある特定楽曲10を所定の旋律に合わせた歌声を含む「歌付きの楽曲」とし、それに対応する通常楽曲20として「歌無しの楽曲」を設定する。
遊技者が選択可能な一または複数種の特定楽曲10のそれぞれは一つの楽曲(創作物(著作物)単位でみて一つという意である。以下同じ)であってもよいが、一つの楽曲である単位楽曲11がひとまとまりとなった単位楽曲11群を一つの特定楽曲10としてもよい(図7参照)。つまり、複数の単位楽曲11が連続して出力されるものを一つの特定楽曲10としてもよい。一つの特定楽曲10に含まれる単位楽曲11の数は、各特定楽曲10について全て同じであってもよいし、図7に示すように異なっていてもよい。本例では、一つの特定楽曲10を構成する単位楽曲11に順番が付与され、当該順番に単位楽曲11が出力されていく。最後の単位楽曲11の出力が終了した後、一番目の単位楽曲11が出力されるよう構成される。なお、各単位楽曲11は、必ずしも一つの創作物としての全体が出力されるものではなくてもよい。例えば、1番(1コーラス目)および2番(2コーラス目)からなる一つの創作物としての楽曲について、1番の部分のみを一つの単位楽曲11として設定してもよい。
手段1にかかる遊技機は、遊技者が当たりを獲得することを目指す通常遊技状態と、当たりを獲得した場合に実行される当たり遊技状態と、が設定された遊技機であって、前記通常遊技状態中に音声出力手段より出力される背景音楽を、登録された一または複数種の特定楽曲のうちから遊技者の任意で選択可能であることを特徴とする。
手段1にかかる遊技機によれば、通常遊技状態中に背景音楽として出力される楽曲を、登録された一または複数種の特定楽曲のうちから遊技者の任意で選択することができるため、通常遊技状態中の演出効果を高めることが可能である。
手段2にかかる遊技機は、手段1に記載の遊技機において、当否判定結果が当たりとなる蓋然性が高まったことを示唆する一または複数種の特別演出が実行可能であり、前記特別演出以外の演出が実行されたことに起因して、前記音声出力手段より出力される背景音楽としての特定楽曲がリセットされないように設定されていることを特徴とする。
手段3にかかる遊技機は、手段1または手段2に記載の遊技機において、当否判定に関する情報であって、既に当否判定結果を報知する演出が開始されているものに対応する変動中情報、および未だ当否判定結果を報知する演出が開始されていないものに対応する一または複数の保留情報を記憶する記憶手段と、前記変動中情報に対応するはずれであることを示す当否判定結果の報知が完了したとき、前記記憶手段に記憶されている前記保留情報が存在している場合には、前記変動中情報に対応する当否判定結果の報知が完了したことに起因して、前記音声出力手段より出力される背景音楽としての特定楽曲がリセットされないように設定されていることを特徴とする。
手段2、3にかかる遊技機のような構成とすれば、遊技者が特定楽曲を継続して聴くこと(比較的長い時間連続して聴くこと)が可能である。
手段4にかかる遊技機は、手段1から手段3のいずれかに記載の遊技機において、前記一または複数種の特定楽曲のうちの少なくともいずれかは、前記当たり遊技状態中に前記音声出力手段より出力される背景音楽として設定されていることを特徴とする。
手段4にかかる遊技機のような構成とすれば、基本的には大当たり遊技中に出力される楽曲を、通常遊技状態中に聴くことが可能となる。
手段5にかかる遊技機は、手段1から手段4のいずれかに記載の遊技機において、前記通常遊技状態中に音声出力手段より出力される背景音楽として、遊技者が前記一または複数種の特定楽曲のうちのいずれかを選択しなかった場合に出力される一または複数種の通常楽曲が設定されており、前記一または複数種の特定楽曲のうちの少なくとも一つは、所定の旋律およびそれに合わせた歌を含むものであり、前記一または複数種の通常楽曲のうちの少なくとも一つは、前記所定の旋律と同じ旋律であって歌を含まないものであることを特徴とする。
手段5にかかる遊技機のように、何も選択しなかった場合に出力されることがある楽曲と同じ旋律の歌付きの楽曲を聴くことができる構成とすることで、演出効果をさらに高めることが可能である。
手段6にかかる遊技機は、手段1から手段5のいずれかに記載の遊技機において、前記複数種の特定楽曲のそれぞれは、互いに所定の関係性を有する複数の単位楽曲が連続して出力されるものであることを特徴とする。
手段6にかかる遊技機のようにすることで、所定の関係性を有する複数の楽曲(単位楽曲)を連続して聴くことが可能である(同じ楽曲が繰り返されることで遊技者が飽きてしまうのを抑制することが可能である)。
10 特定楽曲
11 単位楽曲
20 通常楽曲
30 保留情報
40 大当たり楽曲
91 表示装置
911 表示領域
92 スピーカ
Claims (1)
- 遊技者が当たりを獲得することを目指す通常遊技状態と、当たりを獲得した場合に実行される当たり遊技状態と、が設定された遊技機であって、
前記通常遊技状態中に音声出力手段より出力される背景音楽を、登録された一または複数種の特定楽曲のうちから遊技者の任意で選択可能であり、
当否判定結果が当たりとなる蓋然性が高まったことを示唆する複数種の演出が実行可能であり、当該複数種の演出は特別演出とそれ以外の他演出に分けられ、
前記通常遊技状態中に前記音声出力手段より出力される背景音楽を登録された一または複数種の前記特定楽曲のうちから遊技者が選択した場合には、その結果として出力される背景音楽としての前記特定楽曲は、前記特別演出が実行されたことに起因してリセットされるものの、前記他演出が実行されたことに起因してはリセットされずにそのまま継続して出力される一方、
前記通常遊技状態中に前記音声出力手段より出力される背景音楽を登録された一または複数種の前記特定楽曲のうちから遊技者が選択しなかった場合には、その結果として出力される背景音楽としての楽曲は、前記特別演出および前記他演出のいずれが実行されたときであってもこれらの演出の実行に起因してリセットされる
ように設定されていることを特徴とする遊技機。
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Family Applications (1)
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- 2017-08-28 JP JP2017163041A patent/JP6793353B2/ja active Active
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