JP2019150470A - 遊技機 - Google Patents

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嘉一 佐々木
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木村 裕一
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裕一 木村
勇輝 平
Yuki Taira
勇輝 平
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Abstract

【課題】所定の領域に遊技球が進入することを契機として当たり遊技が開始される遊技機の趣向性を向上させること。【解決手段】所定条件の成立を契機として当否判定を行う当否判定手段と、前記当否判定手段による当否判定結果が当たりであることが報知された後の特定期間において特定領域50に遊技球が進入することを契機として開始される当たり遊技を実行する当たり遊技実行手段と、遊技者が操作可能な操作手段10と、前記当たり遊技が開始されるよりも前の前記特定期間中に、前記操作手段10の操作が有効となる操作演出を実行する操作演出実行手段と、を備えることを特徴とする遊技機1とする。【選択図】図5

Description

本発明は、遊技機に関する。
当否判定結果が当たりとなったとき、所定の領域に遊技球が進入することを契機として当たり遊技(1ラウンド目の遊技)が開始される遊技機が公知である(例えば、下記特許文献1参照)。
特開2017−79892号公報
本発明は、所定の領域に遊技球が進入することを契機として当たり遊技が開始される遊技機の趣向性を向上させることを目的とする。
上記課題を解決するためになされた本発明にかかる遊技機は、所定条件の成立を契機として当否判定を行う当否判定手段と、前記当否判定手段による当否判定結果が当たりであることが報知された後の特定期間において特定領域に遊技球が進入することを契機として開始される当たり遊技を実行する当たり遊技実行手段と、遊技者が操作可能な操作手段と、前記当たり遊技が開始されるよりも前の前記特定期間中に、前記操作手段の操作が有効となる操作演出を実行する操作演出実行手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、特定領域に遊技球が進入することを契機として当たり遊技が開始される遊技機の趣向性を向上させることが可能である。
本実施形態にかかる遊技機の全体図である。 表示領域に表示された識別図柄を示した図である。 大当たり当選の報知から、大当たり遊技が開始されるまでの流れを示した図である。 操作演出として、大当たり遊技中に実行される演出を選択する選択演出が発生する例を示した図である。 操作演出として、大当たり遊技中に出力される演出を選択する選択演出が発生する例を示した図である。 操作演出として、進行演出をリセットさせるか否かの演出が発生する例を示した図である。 操作演出として、大当たり内容示唆演出が発生する例を示した図である。 操作演出として、保留連示唆演出が発生する例を示した図である。 第一具体例を説明するための図である。 第二具体例を説明するための図である。
1)全体構成
以下、本発明にかかる遊技機1の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。まず、図1を参照して遊技機1の全体構成について簡単に説明する。
遊技機1は遊技盤90を備える。遊技盤90は、ほぼ正方形の合板により成形されており、発射装置908(発射ハンドル)の操作によって発射された遊技球を遊技領域902に案内する通路を構成するガイドレール903が略円弧形状となるように設けられている。遊技領域902には、始動入賞口904、大入賞口906、アウト口907などが設けられている。
表示装置91の表示領域911は、遊技盤90に形成された開口901を通じて視認されるものである。なお、一部の図においては、遊技盤90に覆われずに露出する表示領域911の形状を簡略化して記載する(方形状に記載する)が、当該部分の大きさや形状は適宜変更可能である。
また、遊技領域902には、流下する遊技球が衝突することにより遊技球の流下態様に変化を与える障害物としての遊技釘が複数設けられている。遊技領域902を流下する遊技球は、遊技釘に衝突したときの条件に応じて様々な態様に変化する。
このような遊技機1では、発射装置908を操作することにより遊技領域902に向けて遊技球を発射する。遊技領域902を流下する遊技球が、始動入賞口904や大入賞口906等の入賞口に入賞すると、所定の数の賞球が払出装置により払い出される。
大当たりの抽選は、図示されない制御基板に設けられた当否判定手段が始動入賞口904への遊技球の入賞を契機として実行する(このような始動入賞口904は複数設けられていてもよい)。具体的には、始動入賞口904への遊技球の入賞を契機として乱数源から数値(以下、当否判定情報と称することもある)が取得され、当該数値が予め定められた大当たりの数値と同じである場合には大当たりとなり、異なる場合にははずれとなる。本実施形態では、公知の遊技機と同様に、大当たりとなる場合には、表示装置91の表示領域911に表示される識別図柄80(図2参照)が所定の組み合わせ(例えば同じ図柄の三つ揃い)となることによって報知され、それ以外の組み合わせが表示された場合にははずれとなる。
本実施形態では、上記当否判定のための数値が取得された順に当否判定結果の報知が開始される(識別図柄80(識別図柄80群)の変動が開始される)こととなるが、ある数値が取得されたときに、それより前に取得された数値に基づく当否判定結果が報知されている際には、当該ある数値に基づく当否判定結果の報知が開始されるまで、図示されない制御基板に設けられた記憶手段に記憶される。未だ当否判定結果の報知が開始されていない数値(当該数値のそれぞれに対応するものが「保留(情報)」である。保留(情報)は当否判定情報の下位概念であるといえる)の最大の記憶数(最大保留数)は適宜設定することができる。本実施形態における記憶手段が記憶できる最大保留数は、一種の始動入賞口904につき四つである。なお、本実施形態では、当否判定結果の報知が開始される時点で、取得された数値が大当たりとなる数値か否かが判断されることとなるが、数値が取得されたときに当否判定を行い、当否判定結果自体を記憶させておく構成としてもよい。また、取得された数値は、当否判定結果を報知する演出の具体的な内容を決定するための数値としても利用される。
本実施形態にかかる遊技機1では、記憶手段に記憶されている当否判定結果の報知が開始されていない取得された数値(当否判定情報)のそれぞれに対応するマークである保留図柄(図示せず)が表示装置91の表示領域911に表示される。本実施形態では、数値が取得されたタイミングが早いものから(いわゆる保留消化が早いものから)順に左から並ぶよう表示される。保留図柄を表示する専用の表示装置が設けられていてもよい。保留図柄の態様は常に同じであってもよいし、対応する当否判定結果が大当たりとなる蓋然性(以下、(大当たり)信頼度と称することもある)が高まったことを示唆する通常の保留図柄とは異なる態様の一または複数種の特殊図柄が設定されていてもよい。
なお、遊技機1の枠体、遊技球を貯留する下皿や上皿など、本発明に関係のない遊技機1の構成要素は説明を省略する。これらについては公知の遊技機と同様の構造のものが適用できる。
2)大当たり遊技
当否判定結果が大当たりとなった場合、大当たり遊技が実行される。大当たり遊技は、所定条件が成立するまで大入賞口906が開放される単位遊技(いわゆる1ラウンド分の遊技)を一または複数回繰り返すものである。所定条件としては、大入賞口906に所定数の遊技球が入賞したことや、大入賞口906が開放されてから所定時間経過したこと等が設定される。
本実施形態では、当否判定結果が大当たりであることが報知された(大当たりであることを示す組み合わせの識別図柄80が表示されたとき;図3(a)参照)後の特定期間(図3(b)参照)において、特定領域50に遊技球が進入すること(図3(c)参照)を契機として大当たり遊技(1ラウンド目の単位遊技)が開始される(図3(d)参照)。大入賞口906は、遊技領域の右側(いわゆる右打ちによって発射された遊技球が進入可能な領域)に設けられており、特定領域50も同様に遊技領域の右側に設けられている(図1参照)。したがって、遊技者が右打ちを行えば特定領域50に遊技球が進入し、当該右打ちを継続することにより開放した大入賞口906に遊技球が入賞することになる。特定領域50は、遊技者が指示通りの遊技(本実施形態では右打ち)を行った場合、確実に当該特定領域50に遊技球が進入することになるような位置に設けられる。したがって、遊技者が意図したタイミングで大当たり遊技を開始させることができる。特定領域50(特定領域50に遊技球が進入したことを検出するセンサ)は、いわゆる役連作動装置を構成するものである。
3)操作演出
本実施形態では、大当たり遊技が開始されるよりも前の特定期間中に、操作手段10を利用した操作演出が発生する(図3(b)参照)。換言すれば、操作手段10の操作が演出に反映される操作有効期間が設定される演出が発生するということである。遊技者が操作可能なものであれば操作手段10の具体的態様はどのようなものであってもよい。複数種の操作手段10が設けられた構成としてもよい。操作手段10の一例としてはいわゆる「押しボタン」のようなものが挙げられる。
上記特定期間は、特定領域50に遊技球が進入するまで継続する。換言すれば、特定領域50に遊技球が進入するまで遊技の進行(当否判定や大当たり遊技の実行等、遊技者の実質的な利益に関与する遊技の進行のことをいう)が停止する。かかる特定期間中に操作演出が実行されることになるところ、特定領域50に遊技球を進入させなければ(遊技球を発射しなければ)特定期間が終了することはないため、当該特定期間中の操作演出も終了することはない。つまり、遊技者は、操作演出にじっくりと時間をかけることができる(操作手段10の操作による選択等に時間をかけることができる)ということである。
操作演出では、遊技者に対して操作手段10の操作が促される。例えば、操作手段10を模した画像(操作画像)が表示されるとともに、その操作態様を示す文字(例えば「押せ」といった文字)が表示されることにより、遊技者は操作手段10の操作が有効となる時機であることおよび求められている操作手段10の操作態様を把握することが可能である。当該操作演出としては、種々の演出を例示することができる。以下で例示する演出の全てが発生しうるようにしてもよいし、一部の演出のみが発生しうるようにしてもよい。例えば、以下で説明する二種以上の操作演出が発生しうるものとする場合、大当たりの種類に応じて、発生する操作演出の種類が変化するようにすることが考えられる。
3−1)大当たり遊技中に実行される演出を選択する選択演出(図4参照)
大当たり遊技中(遊技者が大入賞口906に向かって遊技球を発射させるべきとき)に実行されうる演出として、種々の候補演出が設定されている構成とする。例えば、大当たり中に表示領域911に表示される映像として複数の映像が設けられ、当該映像のそれぞれが候補演出として設定された構成が考えられる。特定期間中において、これから発生する大当たり遊技中に実行される演出を、複数種の候補演出のうちから遊技者が任意に選択可能なものとする。
本演出では、選択可能な候補演出のそれぞれに対応する候補画像30(候補演出の内容を示唆、説明等する画像)が表示され、操作手段10(例えば、十字キー)を操作することにより、いずれかの候補画像30にカーソルCが合わせられるようにする(図4(a)参照)。そして、別の操作手段10(例えば、押しボタン)を操作することにより、カーソルCが合わせられた候補画像30に対応する候補演出が選択される(図4(b)参照)。当該演出中に遊技球が特定領域50に進入した場合には、その時点でカーソルCが合わせられた候補画像30に対応する候補演出が選択される。つまり、遊技球が特定領域50に進入することは、選択肢を決定したものとして取り扱われる。大当たり遊技中は、選択された演出が実行される(図4(c)参照)。
特定領域50に遊技球を進入させなければ大当たり遊技が開始されないから、遊技者はじっくりと好みの候補演出を選択することが可能である。
また、本演出において、遊技球を特定領域50に進入させるよりも前に遊技者がいずれかの候補画像30を選択した場合、大当たり遊技が開始されていなくても、当該候補画像30に対応する候補演出が開始されるようにするとよい。このようにすれば、大当たり遊技が開始されていない状態で遊技者が当該候補演出を楽しむことも可能となる。つまり、一般的な遊技機であれば、遊技球を発射させながら演出を見る必要があったところ、上記のような構成とすれば、遊技球を発射させずに演出のみを楽しむことも可能となる。
3−2)大当たり遊技中に出力される楽曲を選択する選択演出(図5参照)
大当たり遊技中(遊技者が大入賞口906に向かって遊技球を発射させるべきとき)にスピーカ20(音出力手段)より出力されうる楽曲として、種々の候補楽曲が設定されている構成とする。特定期間中において、これから発生する大当たり遊技中に実行される演出を、複数種の候補演出のうちから遊技者が任意に選択可能なものとする。
本演出では、選択可能な候補楽曲のそれぞれに対応する候補画像30(候補楽曲の内容を示唆、説明等する画像)が表示され、操作手段10(例えば、十字キー)を操作することにより、いずれかの候補画像30にカーソルCが合わせられるようにする(図5(a)参照)。そして、別の操作手段10(例えば、押しボタン)を操作することにより、カーソルCが合わせられた候補画像30に対応する候補楽曲が選択される(図5(b)参照)。当該演出中に遊技球が特定領域50に進入した場合には、その時点でカーソルCが合わせられた候補画像30に対応する候補楽曲が選択される。つまり、遊技球が特定領域50に進入することは、選択肢を決定したものとして取り扱われる。大当たり遊技中は、選択された楽曲がスピーカ20から出力される(図5(c)参照)。
特定領域50に遊技球を進入させなければ大当たり遊技が開始されないから、遊技者はじっくりと好みの候補楽曲を選択することが可能である。
また、本演出において、遊技球を特定領域50に進入させるよりも前に遊技者がいずれかの候補画像30を選択した場合、大当たり遊技が開始されていなくても、当該候補画像30に対応する候補楽曲の出力が開始されるようにするとよい。このようにすれば、大当たり遊技が開始されていない状態で遊技者が当該楽曲を楽しむことも可能となる。つまり、一般的な遊技機であれば、遊技球を発射させながら楽曲を聴く必要があったところ、上記のような構成とすれば、遊技球を発射させずに楽曲のみを楽しむことも可能となる。
3−3)リセット演出
大当たり遊技中に実行される演出が、遊技が継続されることにより進行しうるものとする(以下、当該演出を進行演出と称する)。例えば、遊技状態として、通常遊技状態および当該通常遊技状態よりも有利な特別遊技状態(いわゆる時間短縮遊技状態や確率変動状態)が設定され、通常遊技状態に移行することなく大当たりに当選したとき(いわゆる「連チャン」となったときに)、進行演出が進行するようにする。進行演出として、所定の順番が設定された複数種の演出が設けられ、当該順番に沿って演出の内容が変化していくことが「進行演出の進行」であるとする。例えば、遊技機1のモチーフとなった原作のストーリが複数に区分けされたもの一つ一つが進行演出として設定され、当該ストーリが進行していくようにすることが考えられる。
このような前提の下、特定期間中に、進行演出をリセットさせることが可能なリセット演出を発生させる。例えば、表示領域911に演出をリセットさせるか否かの選択肢である選択画像31が表示され、操作手段10(例えば十字キー)を操作することによりいずれかの選択画像31にカーソルCが合わせられるようにする(図6(a)参照)。そして、別の操作手段10(例えば、押しボタン)を操作することにより、カーソルCが合わせられた選択画像31が選択される(図6(b)参照)。当該演出中に遊技球が特定領域50に進入した場合には、その時点でカーソルCが合わせられた選択画像31に対応する選択肢が選択されたものとする。つまり、遊技球が特定領域50に進入することは、選択肢を決定したものとして取り扱われる。
遊技者が進行演出をリセットさせる選択肢を選んだ場合には進行演出がリセットされることとなる(図6(c)参照)。具体的には、進行演出がリセットされた場合には、その後発生する大当たり遊技中に実行される演出が、上記所定の順で「1番目」の演出となる。進行演出をリセットさせなかった場合には、前回の大当たり遊技中に実行された進行演出を踏まえ、今回の大当たり遊技中に実行される進行演出が決定される。
特定領域50に遊技球を進入させなければ大当たり遊技が開始されないから、遊技者は進行演出をリセットさせるか否かについてじっくりと検討することが可能である。
3−4)大当たり内容示唆演出
大当たりとして、複数種の大当たりが設定されているものとする。各大当たりは、遊技者が得る利益(獲得できる遊技球(いわゆる出玉)に関係する直接的な利益をいう)が異なるものとする。例えば、大当たり遊技終了後の遊技状態が通常遊技状態となる第一大当たりと、通常遊技状態よりも有利な遊技状態(例えば、いわゆる確率変動状態)となる第二大当たりが設定されているものとする。なお、当該利益の差を、大当たり遊技中に獲得することができる遊技球数の期待値(出玉の期待値)等により設定してもよい。
そして、大当たり当選時に、当選した大当たりが第一大当たりであるか第二大当たりであるかが報知されずに、大当たり遊技中または大当たり遊技終了後に大当たりの種類を報知する演出(大当たり内容報知演出)が実行されるものとする。大当たり内容報知演出としては、大当たり遊技中に味方側キャラクタと敵側キャラクタが戦う演出が実行され、味方側キャラクタが勝利した場合には第二大当たりとなり、味方側キャラクタが敗北した場合には第一大当たりとなる演出を例示することができる。なお、大当たり当選時に、予め第二大当たりであることが確定する報知態様が設定されていてもよい。以下で説明する大当たり内容示唆演出は、大当たり当選時に、当選した大当たりが第一大当たりであるか第二大当たりであるかが報知されなかった場合に発生する。
このような前提の下、特定期間中に、大当たり内容示唆演出が発生する。大当たり内容示唆演出は、その結末により、大当たり遊技が開始された後に実行される上記大当たり内容報知演出の結末を示唆するものである。つまり、特定領域50に遊技球を進入させることによって開始される大当たりが第一大当たりであるか第二大当たりであるかを、特定期間中、すなわち大当たり遊技が開始されるよりも前に示唆する。大当たりの種類を確定的に報知するものではなく、あくまで「示唆」(第二大当たりとなる蓋然性の示唆)に留まるものであり、かつ操作手段10の操作を契機として発生する演出であれば、大当たり内容示唆演出の具体的態様はどのようなものであってもよい。例えば、遊技者に対して操作手段10の操作を促し(図7(a)参照)、当該操作手段10の操作を契機として実行される演出の結末の態様が、第一結末(例えば、敵側キャラクタの声がスピーカ20より出力される態様)である場合よりも、第二結末(例えば、味方側キャラクタの声がスピーカ20より出力される態様)である場合の方が第二大当たりとなる蓋然性が高くなるように設定すること(図7(b)参照)が考えられる。
遊技者が特定期間中に操作手段10を操作しなかったときには、大当たり内容示唆演出の結末は発生しない(図7(a)、(c)参照)。つまり、大当たり内容示唆演出の作用を享受したくないと考えるのであれば、操作手段10を操作することなく、大当たり遊技を開始させればよい。かかる点を明確にするため、操作手段10の操作が促される際には、大当たり内容示唆演出の意味(作用等)が表示されるようにするとよい。例えば、「ボタンを押すと勝利する可能性示唆?」といった表示がなされる(図7(a)参照)ものとする。
特定領域50に遊技球を進入させなければ大当たり遊技が開始されないから、遊技者は大当たり内容示唆演出の結末を発生させ、それによる示唆作用を享受するか否かをじっくりと検討することが可能である。
上記例の大当たり内容示唆演出は、その結末により、二種の大当たり(第一大当たり、第二大当たり)のいずれかであるかを示唆するものであることを説明したが、三種以上の大当たりが設定された構成において、いずれの大当たりに当選したのかを示唆するものとしてもよい。
3−5)保留連示唆演出
保留連示唆演出は、その結末により、大当たり遊技終了後に遊技者に有利な事象が発生するかどうかを示唆するものである。具体的には、大当たりに当選した時点において、既に取得されている当否判定情報(保留)であって、大当たり遊技終了後に当該当否判定情報に基づく当否判定結果が報知されることになる場合、大当たり遊技が開始されるよりも前の特定期間中に、当該当否判定情報のうちに大当たりとなるものが存在しているかどうかを示唆する。つまり、いわゆる「保留内連チャン」を示唆するものである。
当該保留連示唆演出は、その結末により、上記当否判定情報のうちに大当たりとなるものが存在しているか否かを報知する演出(保留内連チャンが発生するか否かを確定的に示す演出)であってもよいし、大当たりとなるものが存在している蓋然性(保留連の期待度)の高低を示すものであってもよい。また、操作手段10の操作を契機として結末が発生する演出であれば、保留連示唆演出の具体的態様はどのようなものであってもよい。例えば、演出の結末として複数種の態様が設定されたものとし、操作手段10の操作を契機としていずれの態様の結末が実行されるか(図8(a)、(b)参照)に応じて、保留連が発生するか否かや、保留連発生の蓋然性の高低を示唆するものとする。
遊技者が特定期間中に操作手段10を操作しなかったときには、保留連示唆演出の結末(保留連示唆)は実行されない(図8(a)、(c)参照)。つまり、保留連示唆演出の作用を享受したくないと考えるのであれば、操作手段10を操作することなく、大当たり遊技を開始させればよい。かかる点を明確にするため、操作手段10の操作が促される際には、保留連示唆演出の意味(作用等)が表示されるようにするとよい。例えば、「ボタンを押して音が鳴ると保留内連チャン?」といった表示がなされる(図8(a)参照)ものとする。
特定領域50に遊技球を進入させなければ大当たり遊技が開始されないから、遊技者は保留連示唆演出の結末を発生させ、それによる示唆作用を享受するか否かをじっくりと検討することが可能である。
なお、本演出は、いわゆる保留連が発生するかどうかを示唆するものであるが、大当たり遊技終了後(終了から一定期間後)に発生しうる遊技者に有利な事象であれば、演出によって示唆される事象はどのようなものであってもよい。
4)変形例等
以下、上記実施形態にかかる遊技機1を改良、変形、具体化等した具体例について説明する。なお、以下の各具体例を用いて説明する事項を複数適用した構成としてもよい。
○第一具体例
上記実施形態における操作演出が、特定期間中の操作手段10の操作を契機として演出の結末が発生するもの(上記実施形態で説明した例で言えば、大当たり内容示唆演出や保留連示唆演出が該当する)である場合において、特定期間中に操作手段10の操作がなされなかった場合、すなわち、特定期間中に操作手段10の操作がなされずに特定領域50に遊技球が進入した場合には当該演出の結末が実行されないことを説明したが、特定期間中に操作手段10の操作がなされずに特定領域50に遊技球が進入して大当たり遊技が開始された場合、大当たり遊技が開始された後(大当たり遊技中に)当該操作演出の結末が実行されるようにしてもよい(図9参照)。
このようにすれば、操作演出の結末を大当たり遊技が開始されるよりも前にじっくりと把握したい遊技者は特定期間中に操作手段10を操作すればよく、大当たり遊技中に操作演出の結末が発生してもよいと考える遊技者(はやく大当たり遊技を発生させたいと考えている遊技者)は特定期間中に操作手段10を操作することなく特定領域50に遊技球を進入させるようにすればよい。つまり、特定期間中に操作手段10を操作しなくても、操作演出の結末による示唆作用を享受することができるという利点がある。
○第二具体例
大当たりに当選した後、操作手段10の操作がなされるまで、遊技者に遊技態様が報知されないようにする。具体的には、大当たり遊技を開始させるためには、遊技球を特定領域50に進入させることが必要になるため、遊技者に対して特定領域50を狙って遊技する旨の指示(例えば、「右のゲートを狙え」といった表示)等、遊技態様が報知されることになるところ、当該遊技態様の報知が、操作手段10の操作(選択肢の決定操作や、操作演出の結末を発生させる操作をいう)がなされない限り行われないようにする。つまり、操作手段10の操作が促されるときには遊技態様の報知がなされず(図10(a)参照)、操作手段10の操作がなされた(図10(b)参照)後、遊技態様の報知がなされるようにする(図10(c)参照)。
このようにすれば、遊技態様の報知が行われるよりも前に、必ず遊技者に対して操作手段10の操作が促される(上述した操作画像や操作態様を示す画像が表示される)ことになるため、操作手段10を操作することなく特定領域50に向けて遊技球を発射してしまうことが抑制される。つまり、遊技態様の報知と、操作手段10の操作が促されることが同時期に発生してしまうと、遊技者が操作手段10を操作することを考えていたとしても特定領域50に向かって遊技球を発射し、特定期間が終了してしまうおそれがある(操作しそびれてしまうおそれがある)ところ、本例のようにすれば、操作手段10の操作が促された後、遊技態様の報知がなされるため、このような状況が発生してしまうおそれを低減することが可能となる。なお、大当たり遊技をいち早く開始させたいと考えている遊技者のために、遊技態様の報知がなされていない状況であっても、特定領域50に遊技球が進入したときには、大当たり遊技が開始されるように設定されているとよい。
また、遊技態様の報知が、操作手段10の操作がなされたことを契機として発生するのではなく、操作手段10の操作が促されることが開始される時点(上述した操作画像や操作態様を示す画像の表示が開始される時点)の方が、遊技態様の報知が開始される時点よりも早くなるようにしてもよい。つまり、遊技態様の報知は、操作手段10の操作の有無に拘わらず発生するものであるが、当該報知が開始されるタイミングを、操作手段10の操作が促されるタイミングよりも遅くすることで、操作しそびれてしまう状況が発生してしまうおそれを低減することが可能となる。
○第三具体例
操作手段10の操作は、物理的な構造物を操作することに限られるものではない。例えば、遊技者の身体の一部を検出するセンサを設け、当該センサにより遊技者の手等が検出されることが操作手段10の操作として取り扱われる構成としてもよい。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
上記実施形態から得られる具体的手段(遊技機)を以下に列挙する。
○手段1
所定条件の成立を契機として当否判定を行う当否判定手段と、
前記当否判定手段による当否判定結果が当たりであることが報知された後の特定期間において特定領域に遊技球が進入することを契機として開始される当たり遊技を実行する当たり遊技実行手段と、
遊技者が操作可能な操作手段と、
前記当たり遊技が開始されるよりも前の前記特定期間中に、前記操作手段の操作が有効となる操作演出を実行する操作演出実行手段と、
を備えることを特徴とする遊技機。
上記遊技機によれば、遊技者は、当たり遊技を開始させることなくじっくりと操作演出に接することが可能となるため、遊技の趣向性を向上させることが可能である。
○手段2
前記操作演出は、前記当たり遊技中に実行される演出を複数種の候補演出のうちから遊技者が任意に選択する演出であることを特徴とする手段1に記載の遊技機。
○手段3
前記操作演出は、前記当たり遊技中に出力される楽曲を複数種の候補楽曲のうちから遊技者が任意に選択する演出であることを特徴とする手段1に記載の遊技機。
操作演出としては、複数種の候補のうちから、遊技者が好みのものを選択する演出を例示することができる。遊技者は、じっくりと好みの選択肢を選択することが可能である。
○手段4
遊技が継続されることにより進行する進行演出を実行する進行演出実行手段を備え、
前記操作演出は、前記進行演出をリセットさせることが可能な演出であることを特徴とする手段1に記載の遊技機。
このようにすれば、遊技者は、進行演出をリセットさせるか否かについて、じっくりと検討することが可能となる。
○手段5
前記当たり遊技として第一当たり遊技と当該第一当たり遊技よりも遊技者に有利な第二当たり遊技が設定されており、
前記操作演出は、その結末により、前記特定領域に遊技球が進入することを契機として開始される当たり遊技が、前記第二当たり遊技である蓋然性を示唆する演出であることを特徴とする手段1に記載の遊技機。
○手段6
前記操作演出は、その結末により、前記特定領域に遊技球が進入することを契機として開始される当たり遊技の終了後に、遊技者に有利な事象が発生することを示唆する演出であることを特徴とする手段1に記載の遊技機。
上記のような構成とすることで、遊技者は、操作演出の結末による示唆作用を供述するか否かについて、じっくりと検討することが可能である。
○手段7
前記操作演出において前記操作手段の操作がなされずに前記特定領域に遊技球を進入させた場合には、当該操作演出の結末が示されずに前記当たり遊技が開始されることを特徴とする手段5または手段6に記載の遊技機。
このように、操作演出の結末の結末を知らずに遊技を進行させる(当たり遊技を開始させる)ことが可能となるようにすることで、遊技者の好み(操作演出の結末による示唆作用を享受するか否か)に合わせた遊技が可能となる。
○手段8
前記操作演出において前記操作手段の操作がなされずに前記特定領域に遊技球を進入させた場合には、前記当たり遊技が開始された後当該操作演出の結末が示されることを特徴とする手段5または手段6に記載の遊技機。
このようにすることで、特定期間中に操作手段の操作をしなくても、操作演出の結末による示唆作用を享受することが可能となる。
1 遊技機
10 操作手段
20 スピーカ
50 特定領域
80 識別図柄
91 表示装置
911 表示領域

Claims (8)

  1. 所定条件の成立を契機として当否判定を行う当否判定手段と、
    前記当否判定手段による当否判定結果が当たりであることが報知された後の特定期間において特定領域に遊技球が進入することを契機として開始される当たり遊技を実行する当たり遊技実行手段と、
    遊技者が操作可能な操作手段と、
    前記当たり遊技が開始されるよりも前の前記特定期間中に、前記操作手段の操作が有効となる操作演出を実行する操作演出実行手段と、
    を備えることを特徴とする遊技機。
  2. 前記操作演出は、前記当たり遊技中に実行される演出を複数種の候補演出のうちから遊技者が任意に選択する演出であることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記操作演出は、前記当たり遊技中に出力される楽曲を複数種の候補楽曲のうちから遊技者が任意に選択する演出であることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  4. 遊技が継続されることにより進行する進行演出を実行する進行演出実行手段を備え、
    前記操作演出は、前記進行演出をリセットさせることが可能な演出であることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  5. 前記当たり遊技として第一当たり遊技と当該第一当たり遊技よりも遊技者に有利な第二当たり遊技が設定されており、
    前記操作演出は、その結末により、前記特定領域に遊技球が進入することを契機として開始される当たり遊技が、前記第二当たり遊技である蓋然性を示唆する演出であることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  6. 前記操作演出は、その結末により、前記特定領域に遊技球が進入することを契機として開始される当たり遊技の終了後に、遊技者に有利な事象が発生することを示唆する演出であることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  7. 前記操作演出において前記操作手段の操作がなされずに前記特定領域に遊技球を進入させた場合には、当該操作演出の結末が示されずに前記当たり遊技が開始されることを特徴とする請求項5または請求項6に記載の遊技機。
  8. 前記操作演出において前記操作手段の操作がなされずに前記特定領域に遊技球を進入させた場合には、前記当たり遊技が開始された後当該操作演出の結末が示されることを特徴とする請求項5または請求項6に記載の遊技機。

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