JP2010123486A - 電池パック - Google Patents

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Abstract

【課題】ラッチ部の耐久性を向上させることにより、ロックの不要な解除を防止して、長期にわたってすぐれた電源性能を発揮することが可能な電池パックを提供する。
【解決手段】ロック機構を、外装ケース2、ラッチ部5、スライドアーム10等の組み合わせで構成する。外装ケース2のスライド台22に開口部20を設け、その周縁に規制部201を一つ設ける。半円状突出部54を側面に形成した安全ロック部52を持つラッチ部5を、前記突出部54が規制部201と当接できるように開口部20に挿通させる。スライドアーム10の開口部104における係止側部105にスライド自在に安全ロック部52を係止させる。スライド台22にはスリット21を開け、半円状突出部54が規制部201と当接した際に、規制部201がスリット21側に退避できる弾性部202を設ける。
【選択図】図4

Description

本発明は、ラッチ部を備えた電池パックに関し、特に、ラッチ部周辺のロック機構の耐久性を向上させる技術に関する。
近年、ノート型PCやPDA、携帯電話、トランシーバ等に代表される携帯型電子機器の電源として、繰り返し利用が可能なニッケルカドミウム電池、リチウムイオン電池などの二次電池が利用されている。これらの二次電池は給電対象の電子機器の出力や形態に合わせ、成型樹脂からなる外装体(外装ケース)に素電池として1または複数個にわたり収納され、電池パックとして利用される。電池パックは対応する電子機器に合わせた形状に形成され、電子機器に取り付けられることにより、例えば当該機器の外装体の一部としても機能できるようになっている。
ここで図7(a)は従来の電池パックの構成例を示す図である。当図に示す電池パックは、樹脂成型された皿状の外装ケースとカバーの間に、複数の素電池と制御基板等を収納してなる。紙面手前側側面には、電子機器側に電力供給するためのコネクタが備えられている。外装ケースには、電池パックを電子機器側から容易に取り外すことができるように、ユーザが指でスライド操作して電池パックを脱着自在にするためのラッチ部が設けられている。
図7(b)は、ラッチ部の背面周辺の構造を示す外装ケースの内部図である。ラッチ部の背面には係合突起を持つ安全ロック部が配設されている。外装ケースの開口部から安全ロック部が挿入された状態で、安全ロック部の係合突起に長尺状のスライドアーム(図3の10を参照)が嵌合されている。
また外装ケースの開口部周縁には、係止状態と係止ロック状態のそれぞれにおけるラッチ部の位置の境界において、当該開口部の径を狭めるように一対の規制部(山)が突設されている。さらにラッチ部には、安全ロック部の側部において、前記規制部の各々と当接するように半円状突出部が配設されている。
したがって、ユーザーがラッチ部表面のノブを指で操作し、ケース表面に沿ってスライド往復させると、ラッチ部の動きに合わせてスライドアームが連動し、当該スライドアームの一端に配された掛止突起が外装ケースから出退する。掛止突起が外部に突出した状態では電池パックが電子機器側と係合し(係止状態)、掛止突起が外装ケース内部に退避した状態(係止解除状態)では電池パックを電子機器側から外すことができる。
ここで係止状態において、さらに掛止突起を外部に突出させる方向にラッチ部を強くスライドさせると、スライドアームの位置は固定されたまま、安全ロック部の係合突起がスライドアームに対して同方向にスライドする。これによって前記した係止状態がロックされる(図7(b)に示す係止ロック状態)。一方、ユーザーがラッチ部を逆の方向にスライドさせれば、この係止ロック状態は解放される。このように電池パックではラッチ部、外装ケース、スライドアームの組み合わせでロック機構が構成される。
当該電池パックを電子機器側に装着し、係止状態にした場合、ラッチ部のスライド動作時に規制部に半円状突出部を当接させ、規制部が半円状突出部の表面を乗り越えるまでスライド動作を完了させないと係止ロック状態にならない。また、いったん係止ロック状態となったのちは、規制部と半円状突出部の当接が障害となるので、前記と逆の方向に乗り越え動作を行わなければ係止ロック状態を解除することはできない。このようなロック機構を利用することで、電池パックでは係止ロック状態が不用意に解除されて、電子機器側から電池パックが脱落することのないように工夫されている。
特開2003−317680号公報 特開2005−129464号公報
しかしながら、上記した従来の電池パックでは、ラッチ部のスライド動作に伴って安全ロック部の半円状突出部が規制部の表面を乗り越えるたびに、摩擦で半円状突出部や規制部が削り取られ、ロック機構が弱くなる耐久性の問題がある。このため、ラッチ部の操作を多用する用途では、ロック機構の劣化によって電池パック自体の寿命を短くさせるおそれがある。
この問題は、電池パックを長期にわたり良好に使用する上において、特に解決すべき課題である。
本発明は以上の課題に鑑みてなされたものであって、ラッチ部周辺のロック機構の耐久性を向上させることにより、長期にわたってすぐれた性能を発揮することが可能な電池パックを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、給電対象側と係脱自在な掛止突起を備えたスライド部材が、1以上の素電池とともに外装ケースに収納されてなる電池パックであって、
外装ケースの主面に、第一の開口部及び第二の開口部が近接して並設され、前記第一の開口部又は前記第二の開口部を介して外部からラッチ部がスライド部材に係合され、スライド部材はラッチ部の操作によって、外装ケースの外部に掛止突起が突出する第一の位置から、掛止突起が外装ケース側に退避する第二の位置までスライド自在に配され、さらにラッチ部は膨出部を有し、当該膨出部が第一の開口部内に存在するように配され、当該第一の開口部の第二開口部に近接する周縁部分には、前記膨出部と当接して前記スライド動作を規制する第一の突出部が形成され、前記膨出部と当接した第一の突出部を含む外装ケース部分が、前記スライド動作に伴ってラッチ部側から第二の開口部中へ退避することにより弾性変形する構成とした。
ここで、膨出部の側部には、前記第一の開口部周縁において前記第一の突出部と当接する第二の突出部が設けられている構成とすることもできる。
また前記膨出部の先端には係合突起が設けられ、係合突起は第一の開口部に挿通されてスライド部材に係合され、前記第一の突出部および第二の突出部が各々一つずつ配設されている構成とすることもできる。
また、前記第二の開口部は前記主面に複数個所形成され、前記ラッチ部は複数の係合突起を有しており、各係合突起が第二の開口部に挿通されてスライド部材に係合され、第二の開口部周縁とこれに挿通された係合突起との間には、前記弾性変形を行うための間隙が存在する構成も取り得る。
第一の突出部および第二の突出部は半円形の外観形状を有するように構成するのが好適である。
スライド部材については、外装ケースの内部において、第二の位置から第一の位置に向けて付勢されるように構成するのが望ましい。
ここで、第一の位置はパック電池が電子機器などの給電対象に対する係止状態或いは係止ロック状態となる位置とし、第二の位置は、前記係止が解除される状態となる位置とすることができる。
以上の構成を有する本発明のパック電池によれば、第一の位置及び第二の位置の間のスライド動作時において、外装ケースの第一開口部周縁に設けられた第一突起部(規制部)がラッチ部側と当接すると、スライド動作の進行に伴って、前記規制部が設けられた外装ケース部分(第二開口部に近接する第一開口部の周縁部分)が、ラッチ部側から第二開口部側に退避する方向に向けて弾性変形する。したがって、このような弾性変形を行わない従来の電池パックに比べ、規制部やこれに当接するラッチ部が、互いの接触によって摩耗するのが低減される。よって長期にわたり、ラッチ部による良好なロック機構を維持することができる。
また、このように本発明では規制部やこれに当接するラッチ部の摩耗が低減されているので、規制部の配設数を1つのみとしても、ラッチ部によるロック機構を良好に実現できる。このように規制部を少なくできる分、電池パックの構造を簡単化でき、電池パックの小型化を図る上でも大きな利点となる。
以下に、本発明の各実施の形態を説明するが、当然ながら本発明はこれらの構成に限定されない。すなわち、本発明の技術的範囲を逸脱しない範囲で適宜変更して実施することができる。
<実施の形態1>
図1は、実施の形態1における電池パック1の外観図である。図1(a)は外装ケース側から見た斜視図、図1(b)はカバー側から見た斜視図をそれぞれ示す。
電池パック1はx方向を長手方向とし、y方向を短手(幅)方向とする長尺状の直方体であって、皿状の外装ケース2とカバー3とを各々の周囲で貼り合わせてなる。樹脂成型品の外装ケース2の表面には、x方向にスライド可能なラッチ部5が配設されている。ラッチ部5は、当該電池パック1を給電対象である電子機器(不図示)、例えば、ノート型パーソナルコンピュータ(ノートPC)に対して脱着自在に係止し、又は外す際の操作に用いる。ラッチ部5の近傍には、ラッチ部5の位置によって、当該電池パック1が電子機器側とロック状態またはロック解除状態のいずれにあるかを示すマークが形成されている。電池パック1の厚み方向(z方向)の一側面には、電子機器側と電気的に接続するための所定のコネクタ4が形成されている。当該電池パック1は、電子機器側とは主に図1(b)に示すカバー3の表面において接触するように配設される。
図2は、電池パック1の内部構成を示す図である。この図ではカバー3を取った状態の内部構成を示す。
電池パック1は、長方形状主面を持つ皿状の外装ケース2とカバー3との間に、素電池C1〜C4及び制御基板30、スライドアーム10等を収納し、内部封止して構成される。
素電池C1〜C4は、ここではリチウムイオン電池であって、外装ケース2の幅方向奥側で同順に直列に接続されて収納されている。素電池の接続方法は電子機器側の要求に応じて任意に設定する。
外装ケース2の幅方向手前側には制御基板30が収納される。当該制御基板30は、前記コネクタ4を通じた素電池C1〜C4の出力を制御するとともに、当該素電池C1〜C4を温度管理するためのサーミスタ素子、および熱暴走時に通電を遮断するPCT素子、残容量を演算し異常を検出する等の機能を備えるマイコン等が実装される。
なお、制御基板30の回路にLED素子を接続し、電池パックの外面にLED素子の発光窓を開口して、当該LED素子をバッテリーの残量を示すためのLEDインジケータとして利用することもできる。
図2中に示す29は、充放電を制御するために制御基板30に半田付け、素電池C1に粘着されたサーミスタを示す。
外装ケース2の内部主面において、制御基板30及び素電池の各収納領域間はリブ24で区画され、外装ケース2の手前で側面をなすリブ23との間にスライド溝25、26が設けられている。このスライド溝25、26に対し、軸状のスライドアーム10がx方向および逆x方向に沿って、後述する第一のスライド位置(係止状態或いは係止ロック状態)から第二のスライド位置(係止解除状態)の間でスライド自在に収納される。すなわち、安全ロック部52をx方向にスライドさせて同方向にスライドアーム10をスライドさせると、当該スライドアーム10の一方の端部において、電子機器側と係止するために設けられた掛止突起101が外部に露出する位置(第一のスライド位置)に移行し、電池パック1が電子機器側に対して係止される状態となる。一方、安全ロック部52をx方向にさらにスライドさせると、前記係止状態を維持したまま、スライドアーム10の位置がロックされる(係止ロック状態)。
スライドアーム10を前記方向と逆にスライドさせると、係止ロック状態が解除されて係止状態に戻る。さらに同方向にスライドさせると、掛止突起101が外装ケース2側に退避した係止解除状態となる。なお通常は、コイルばねSP(図3を参照)の付勢力をスライドアーム10が受けることにより係止状態が保たれているので、係止解除状態とするためは、このコイルばねSPの付勢力に逆らってラッチ部5をスライドさせる必要がある。係止解除状態では、スライドアーム10はその他方の端部102が外装ケース2の側面に設けられた開口部28から外部或いは外部表面に露出する位置に移行する(第二のスライド位置)。
次に示す図3は、電池パック1におけるロック機構の構成を具体的に説明するための組図である。
ロック機構は当図に示すように、外装ケース2と、当該外装ケース2の開口部20に安全ロック部52が存在するように配されたラッチ部5と、外装ケース2の内部側からラッチ部5に嵌合されるスライドアーム10、およびスライドアーム10を掛止突起101を上述の第二のスライド位置(係止解除状態)から第一のスライド位置(係止状態或いは係止ロック状態)に付勢するコイルばねSP等で構成される。
スライドアーム10は、外装ケース2の長手方向に沿って一筋に配されたスライド溝25、26に収納される。このスライド溝25、26の間には、電池パック1の厚み方向(z方向)高さが高められてなる矩形状主面のスライド台22が設けられる。さらにスライド台22の主面中央には、第一の開口部として、x方向を長手とする長方形状の開口部20が設けられ、開口部20の周縁(少なくともスリット21に近接する周縁)から当該開口部20の径を部分的に狭めるように規制部201が突設されている。また、スライド台22には第二の開口部として、短冊状のスリット21が規制部201を形成した開口部20周縁に近接して並設され、開口部20とスリット21との間でy方向に沿って撓むことが可能な弾性部202が配設されている。換言するなら、開口部20の近傍に、並設してスリット21を設けることにより、弾性を備える弾性部202を備えることができる。開口部20にスリット21を併設させる妥当な距離としては、弾性部202がスリット21側に良好に退避できる程度に近い距離が望ましいが、逆にスリット21と開口部20との間が狭いと、後述する規制部201及び半円状突起部54によるクリック感が低下する。これらのことを考慮して、2mm程度の距離とするのが望ましい。
なお、スリット21の本数は一本に限定されず、その形状も短冊状に限らない。
スライドアーム10は樹脂成型で構成された軸状のスライド部材であって、一方の端部102は給電対象の電子機器に設けられた出没体による別のロック機構(不図示)を解除するための突起として作用する。具体的には、前記電子機器において、前記開口部28の内部に対して出没自在に配された出没体(不図示)が、突出方向にスプリング等で付勢されて配設されている。この出没体は、前記係止状態または前記係止ロック状態においては開口部28の内部に突出して電池パック1側と係止する。一方、前記係止解除状態においてはスライドアーム10の端部102が外部に露出することにより、出没体は当該端部102に押され、前記付勢力に抗して開口部28の外部に押し出される。これにより前記係止が解かれ、出没体による前記ロックが解除される。
スライドアーム10の他方の端部は、係止状態において電子機器側と係合するための掛止突起101が形成されている。その長手方向の中央部103は、前記スライド台22の主面と面接触し、x方向に沿って摺動する板状部として構成されている。
中央部103の中央にはラッチ部5の安全ロック部52と嵌合する矩形状の開口部104が設けられ、x方向に沿った一対の周縁部にはステップ状の係止側部105が設けられている。係止側部105のx方向長さは、ラッチ部5の係合突起53A、53Bがロック動作のため同方向にスライドできるように、当該係合突起53A、53Bのx方向長さよりも長く設定されている。
なお、中央部103の側面には、コイルばねSPの一端側に挿通してこれを固定する係止軸106が設けられている。コイルばねSPの他端側は、スライド台22を囲むように配設された係止壁27と当接しており、これによってコイルばねSPは係止軸106と係止壁27との間で圧縮された状態で配設されている。このコイルばねSPの復元力により、スライドアーム10は外装ケース2の内部においてx方向に付勢され、通常は係止状態をなすように調整されている。
ラッチ部5は樹脂成型品であって、矩形状主面を持つ板体からなる本体部50の一方の主面にノブ51が形成され、他方の主面には本体部50からの膨出部として安全ロック部52が形成されてなる。当該ラッチ部5は、スライドアーム10を外装ケース2に対してスライドさせるとともに、掛止突起101が外部に突出した係止ロック状態で、外装ケース2に対するスライドアーム10の位置をロックする役目をなす。
ノブ51は図1(a)に示すように、半円形の断面をもつ隆起部であって、ユーザーが指で容易に操作できる形状を持つ。
安全ロック部52は、構成的には逆z方向に向かって先端に一対の係合突起53A、53Bが一定間隔で立設されてなる。このうち、一方の係合突起53Bの側面部には、前記規制部201を第一の突出部とし、これと当接するための第二の突出部として半円状突出部54が設けられている。各々の係合突起53A、53Bの先端は、スライドアーム10の開口部104周辺に設けられた係止側部105に対して嵌合し、かつ、係合突起53A、53Bが係止側部105に沿ってx方向にスライドできるように配される。
この構成によりスライドアーム10は、外装ケース2に対して第二のスライド位置(係止解除状態)から第一のスライド位置(係止状態および係止ロック状態)の間を自在にスライドできるが、第一のスライド位置における係止状態および係止ロック状態の相互移行時には、外装ケース2に対するスライドアーム10の位置は固定される。つまり、スライドアーム10は係止状態で固定されたまま、ラッチ部5のみが係止側部105においてスライドアーム10上をスライドし、スライドアーム10がロックまたはロック解除される。
安全ロック部52は外装ケース2の開口部20に挿通されてスライドアーム10と係合され、ラッチ部5をx方向に強くスライドさせた時に、スライドアーム10の位置を掛止突起101が突出した状態でロックする役目をなす。このロックは、ラッチ部5をx方向と逆にスライドさせることで解除される。このロック機構を利用することで、ラッチ部5が不用意に動いてしまい、電子機器側から電池パック1が脱落されるのを防止できる。
このような構成を有するパック電池1では、ラッチ部5周辺の部材の耐久性が従来よりも格段に向上しており、長期にわたって良好なロック機構が得られるようになっている。
図4は、ラッチ部5の固定機構を説明するための図である。
図4(a)、(b)は、スライドアーム10の掛止突起101が突出した状態でラッチ部5をロックした状態(係止ロック状態)における、ラッチ部5とスライド台22との配置関係を示す図である。図4(c)は、係止状態(および係止解除状態)におけるラッチ部5とスライド台22との配置関係を示す部分斜視図である。
なお説明上の都合のため、図4ではスライドアーム10を省略している。
図4(a)、(b)の係止ロック状態から、ラッチ部5を操作してロックを解除するとき、ロック安全部52の半円状突出部54は開口部20の周縁に設けられた規制部201と当接し、その表面を乗り越えるようにして逆x方向に移動する。この乗り越えが完了すると、ラッチ部5はロックが外され、スライドアーム10は係止状態となる(図4(c))。この後、さらにラッチ部5を逆x方向にスライドさせると、スライドアーム10は係止解除状態に移行する。
ここで、半円状突出部54に対して規制部201が当接すると、ラッチ部5のスライド動作に伴い、弾性部202がスリット21の幅方向(y方向)に沿ってスリット21中へ撓むことで、突出部54の表面から比較的容易に退避する。このため、規制部が退避しない従来のラッチ部に比べ、スライド動作を頻繁に行っても規制部201が削り取られるのを大幅に抑制することができ、規制部や半円状突出部が摩耗することによって、係止ロック状態が不用意に解除されるのを防止できる。また規制部201の摩耗を低減できることから、規制部201を半円状突出部54が乗り越える際のクリック感(節度)の低下も防止できるので、ラッチ部5における良好な操作性を維持することもできる。
また、電池パック1ではこのように規制部201や半円状突出部54の摩耗が低減されているので、図7に示す従来構成のように、各々を2つずつ設ける必要がない。よって、規制部201及び半円状突出部54を一つずつ設けるだけでも確実にロック機構を実現できる。したがって、その分、従来よりもラッチ部周辺の構成を簡素化・小型化でき、電池パックの小型軽量化に貢献できるメリットも奏される。
なお上記では係止ロック状態から、係止状態および係止解除状態への移行を説明したが、本発明の効果はもちろん、これとは逆に、係止状態および係止解除状態から、係止ロック状態へ移行しても同様に得られる。すなわち図4(c)の状態から、ラッチ部5(ロック安全部52)をx方向にスライドさせると、ラッチ部5は係止状態または係止解除状態から、図4(a)、(b)に示す係止ロック状態に移行する。この場合も、規制部201が半円状突出部54と当接することで弾性部202がスリット21中へ撓むことによって、規制部201及び半円状突出部54の摩耗を効果的に防止できるので、安定したロック機構とクリック感を長期にわたり維持できる。
<実施の形態2>
次に本発明の実施の形態2について、実施の形態1との差異を中心に説明する。
図5は、本実施の形態の電池パックにおけるラッチ部5a周辺の構成を示す組図である。図6(a)はスライド台周辺の正面図、図6(b)、(c)はロック状態またはロック解除状態におけるラッチ部周辺の構成を示す部分斜視図である。
本電池パックが電池パック1と異なる点は、外装ケース2のスライド台22aの表面において、複数のスリット(ここでは3つの短冊状スリット210(第二の開口部)、211(第一の開口部)、212(第二の開口部))がx方向を長手として形成され、各々のスリット210、211、212に対し、ラッチ部5aの背面に設けられた係合突起55A、ガイド部56、係合突起55Bのいずれかが挿通され、スライドアーム10と係合されている点にある。スライド台22の中央のスリット212には、その幅方向の周縁に一対の規制部213A、213Bが配設される。これらはそれぞれ図6(a)のように、ガイド部56に設けられた半円状突出部561、562と当接するようになっている。係合突起55A、55Bがガイド部56と対向する裾付近の側面は、本体部50に向かってスロープ状に形成され、当該側面とスリット210、212の周縁との間に一定の間隔55C,55Dが確保されている。
このような構成によっても、実施の形態1と同様に、規制部や半円状突出部が摩耗してラッチ部のロック機構が経時的に耐久性を失う問題が抑制され、長期にわたって良好な固定機構が維持される。すなわち、ラッチ部5aをスライド操作させると、ガイド部56はスライド台22aにおける規制部213A、213Bをスリットの幅方向へ押しのける。これにより、弾性部214、215はスリット210、212の幅方向に向かって退避するように撓む。この際、係合突起55A、55Bの側面とスリット210、212の周縁との間に一定の間隔55C、55Dがあるので、弾性部214、215は良好に退避するように変形できる。
なお、実施の形態2ではガイド部56に2つの半円形突出部561、562を設け、それぞれを規制部213A、213Bのいずれかと当接するように設けているが、たとえば半円形突出部と規制部とを一つずつ備えるように構成することも可能である。このような設定を行うことで、電池パックの構成の簡略化と小型化を有利に図ることができる。
<その他の事項>
上記実施の形態では、素電池としてリチウムイオン電池を例示したが、当然ながらこれに限定するものではない。その他ニッケル水素電池、ニッケルカドミウム電池、リチウムイオンポリマー電池等、各種二次電池を挙げることができる。また、素電池形状も角型に限定せず、円筒型やボタン型であってもよい。素電池の個数も任意に設定することができる。
本発明は、例えばノート型コンピュータ、PDAのほか、ポータブルDVDプレーヤー、携帯型GPS,トランシーバ等の小型電子機器の主電源として幅広く利用することが可能である。
実施の形態1の電池パックの外観図である。 電池パックの内部を示す図である。 ラッチ部周辺の構成を示す部分組図である。 動作時のラッチ部周辺の構成を説明するための図である。 実施の形態2の電池パックのラッチ部周辺の構成を示す部分組図である。 動作時のラッチ部周辺の構成を説明するための図である。 従来の電池パックにおけるラッチ部周辺の構成を説明するための図である。
符号の説明
1 電池パック
2 外装ケース
3 カバー
5 ラッチ部
10 スライドアーム
20 開口部
21、210、211、212 スリット
22 スライド台
25 スライド溝
50 本体部
51 ノブ
52 安全ロック部
53A、53B、55A、55B 係合突起
54、561、562 半円状突出部
55C、55D 間隙
56 ガイド部
101 掛止突起
102 端部
103 中央部
104 開口部
105 係止側部
202、214、215 弾性部

Claims (6)

  1. 給電対象側と係脱自在な掛止突起を備えたスライド部材が、1以上の素電池とともに外装ケースに収納されてなる電池パックであって、
    外装ケースの主面に、第一の開口部及び第二の開口部が近接して並設され、前記第一の開口部又は前記第二の開口部を介して外部からラッチ部がスライド部材に係合され、
    スライド部材はラッチ部の操作によって、外装ケースの外部に掛止突起が突出する第一の位置から、掛止突起が外装ケース側に退避する第二の位置までスライド自在に配され、
    さらにラッチ部は膨出部を有し、当該膨出部が第一の開口部内に存在するように配され、当該第一の開口部の第二開口部に近接する周縁部分には、前記膨出部と当接して前記スライド動作を規制する第一の突出部が形成され、
    前記膨出部と当接した第一の突出部を含む外装ケース部分が、前記スライド動作に伴ってラッチ部側から第二の開口部中へ退避することにより弾性変形する
    ことを特徴とする電池パック。
  2. 膨出部の側部には、前記第一の開口部周縁において前記第一の突出部と当接する第二の突出部が設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の電池パック。
  3. 前記膨出部の先端には係合突起が設けられ、
    係合突起は第一の開口部に挿通されてスライド部材に係合され、
    前記第一の突出部および第二の突出部が各々一つずつ配設されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の電池パック。
  4. 前記第二の開口部は前記主面に複数個所形成され、
    前記ラッチ部は複数の係合突起を有しており、
    各係合突起が第二の開口部に挿通されてスライド部材に係合され、
    第二の開口部周縁とこれに挿通された係合突起との間には、前記弾性変形を行うための間隙が存在する
    ことを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の電池パック。
  5. 第一の突出部および第二の突出部は半円形の外観形状を有する
    ことを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の電池パック。
  6. スライド部材は、外装ケースの内部において、第二の位置から第一の位置に向けて付勢されている
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の電池パック。
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