JP2010122028A - 物理量センサ及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 特に、従来に比べて簡単な構成で検知精度を向上させることが可能な物理量センサ及びその製造方法を提供することを目的としている。
【解決手段】 高さ方向に移動可能に支持された可動部と、前記可動部の変位を静電容量変化に基づき検知するための第1検知部及び第2検知部と、を有しており、前記第1検知部及び第2検知部は共に平面的に交互に並設された可動電極と固定電極とで構成され、前記可動電極は前記可動部に一体に形成され、前記固定電極は前記可動電極とは分離して形成されており、例えば、前記第1検知部を構成する第1可動電極47aが、前記第1検知部を構成する第1固定電極51aに対して、及び、前記第2検知部を構成する第2固定電極53aが、前記第2検知部を構成する第2可動電極47bに対して、共に、上方向に反らされている。
【選択図】図4

Description

本発明は、MEMS(微小電気機械システム:Micro ElectroMechanical System)技術を用いて形成された加速度センサ等の物理量センサに関する。
SOI基板を用いて形成された例えば加速度センサは、一方の基板に、加速度を受けて変位する可動部、及び可動部の変位を測定するための検知部等が設けられる。
下記の特許文献には、高さ方向への加速度の検知を可能とするために、前記検知部を構成する可動電極自体及び固定電極自体の膜厚(高さ方向への長さ)を異ならせた構成が開示されている(例えば特許文献1の図2や、特許文献2の図3参照)。
これら特許文献では、可動電極及び固定電極の電極幅を異ならせ、エッチング速度差等を利用して、可動電極及び固定電極の膜厚を異ならせている。
しかしながら、一方の電極幅を他方に比べて大きくすれば、検知部の形成領域が広がり、センサの小型化に寄与できない。また、電極幅の差が小さければ、それだけ電極自体の膜厚差も小さくなり検知精度を向上させることができない。しかも、特許文献のように、電極幅を可動電極と固定電極とで変え、エッチング速度差等を利用する製造方法では、例えば特許文献1の図12Bから図12Cに至るリリース工程の精度を出すのが非常に難しいものと思われる。すなわち特許文献の製造方法では、所望の形状の可動電極及び固定電極を高精度に製造できないものと推測される。
特開2006−266873号公報 特開2003−014778号公報
そこで本発明は上記従来の課題を解決するためのものであり、特に、従来に比べて簡単な構成で検知精度を向上させることが可能な物理量センサ及びその製造方法を提供することを目的としている。
本発明の物理量センサは、
高さ方向に移動可能に支持された可動部と、前記可動部の変位を静電容量変化に基づき検知するための第1検知部及び第2検知部と、を有しており、
前記第1検知部及び第2検知部は共に平面的に交互に並設された可動電極と固定電極とで構成され、前記可動電極は前記可動部に一体に形成され、前記固定電極は前記可動電極とは分離して形成されており、
前記第1検知部を構成する第1可動電極が、前記第1検知部を構成する第1固定電極に対して、及び、前記第2検知部を構成する第2固定電極が、前記第2検知部を構成する第2可動電極に対して、共に、下方向あるいは上方向に反らされていることを特徴とするものである。
これにより本発明では、可動部が高さ方向に移動する構造の物理量センサにおいて、従来に比べて簡単な構成で、高い検知精度を安定して得ることが出来る。しかも本発明では全ての電極幅を細く形成でき、よって、センサの小型化に寄与できる。
また本発明では、前記第1可動電極、及び、前記第2固定電極には、夫々、各電極に対して引張応力あるいは圧縮応力を付与するための応力付与膜が重ねて形成されていることが好ましい。これにより、簡単且つ適切に、前記第1可動電極、及び、前記第2固定電極を所望の方向へ反らせることができる。
また本発明の物理量センサは、
高さ方向に移動可能に支持された可動部と、前記可動部の変位を静電容量変化に基づき検知するための第1検知部及び第2検知部と、を有しており、
前記第1検知部及び第2検知部は共に平面的に交互に並設された可動電極と固定電極とで構成され、前記可動電極は前記可動部に一体に形成され、前記固定電極は前記可動電極とは分離して形成されており、
前記第1検知部を構成する第1可動電極には、前記第1検知部を構成する第1固定電極よりも高さ方向に向けて突出し、第2検知部を構成する第2固定電極には、前記第2検知部を構成する第2可動電極よりも高さ方向に向けて突出する突出膜が夫々、重ねて形成されていることを特徴とするものである。
これにより本発明では、可動部が高さ方向に移動する構造の物理量センサにおいて、従来に比べて簡単な構成で高い検知精度を安定して得ることができる。しかも本発明では全ての電極幅を細く形成でき、よって、センサの小型化に寄与できる。
また本発明は、上下移動可能に支持された可動部と、前記可動部の変位を静電容量変化に基づき検知するための可動電極及び固定電極とが平面的に交互に並設して成る第1検知部及び第2検知部と、を有して成る物理量センサの製造方法において、
第1基板に、応力付与膜を重ねて形成する工程と、
前記応力付与膜を、前記第1検知部を構成する可動電極、及び前記第2検知部を構成する固定電極に対して残す工程と、
下面に絶縁層を介して第2基板が接合された状態の前記第1基板をエッチングして前記第1基板から前記可動部、前記検知部及び、前記可動部と前記固定電極の夫々のアンカ部を形成する工程と、
前記アンカ部と前記第2基板間の前記絶縁層を残し、前記可動部及び各検知部と前記第2基板間に位置する前記絶縁層を除去して、前記第1検知部を構成する可動電極、及び前記第2検知部を構成する固定電極を、共に、前記応力付与膜からの引張応力あるいは圧縮応力により、下方向あるいは上方向に反らせる工程と、
を有することを特徴とするものである。
上記の製造方法によれば、簡単且つ適切に、前記第1検知部を構成する前記可動電極、及び、前記第2検知部を構成する前記固定電極を反らせることができる。また本発明では、全ての電極幅を細く形成できるので、センサの小型化を促進できる。
また本発明は、上下移動可能に支持された可動部と、前記可動部の変位を静電容量変化に基づき検知するための可動電極及び固定電極とが平面的に交互に並設して成る第1検知部及び第2検知部と、を有して成る物理量センサの製造方法において、
第1基板に、突出膜を重ねて形成する工程と、
前記突出膜を、前記第1検知部を構成する前記可動電極、及び前記第2検知部を構成する前記固定電極に対して残す工程と、
下面に絶縁層を介して第2基板が接合された状態の前記第1基板をエッチングして前記第1基板から前記可動部、前記検知部及び、前記可動部と前記固定電極の夫々のアンカ部を形成する工程と、
前記アンカ部と前記第2基板間の前記絶縁層を残し、前記可動部及び各検知部と前記第2基板間に位置する前記絶縁層を除去する工程と、
を有することを特徴とするものである。
上記の製造方法によれば、簡単な方法で可動電極及び固定電極の高さを異ならせることができる。また本発明では、全ての電極幅を細く形成できるので、センサの小型化を促進できる。
本発明では、可動部が高さ方向に移動する構造の物理量センサにおいて、従来に比べて簡単な構成で高い検知精度を安定して得ることができる。また本発明では、全ての電極幅を細く形成でき、よって、センサの小型化に寄与することが出来る。
図1(a)は、本実施形態における加速度センサの平面図、図1(b)は、図1(a)の加速度センサ1をA−A線に沿って切断し矢印方向から見た断面図、図2は図1のIIの部分を拡大した部分拡大平面図、図3は図1のIIIの部分を拡大した部分拡大平面図、である。
加速度センサ1は、例えば、SOI(Silicon on Insulator)基板2を用いて形成される。SOI基板2は、第1基板3と、第2基板(支持基板)4と、前記第1基板3と前記第2基板4との間に介在する絶縁層5との積層構造で形成される。第1基板3及び第2基板4はシリコンで形成され、絶縁層5はSiO2で形成される。
図1に示すように、第1基板3には、可動部41が設けられている。可動部41には、中心線O1よりもX1側に右質量部41AがX2側に左質量部41Bがそれぞれ一体に形成され、右質量部41Aと左質量部41Bとの間に連結部41Cが一体に形成されている。中心線O1は連結部41Cに位置している。
可動部41の連結部41CのY1側とY2側に隣接する位置に、アンカ部42,42が設けられている。また、可動部41の右質量部41Aの外側にはコの字形状の右リンク部43Aが設けられ、左質量部41Bの外側には左リンク部43Bが設けられている。アンカ部42,42と右リンク部43Aおよび左リンク部43Bは、可動部41と共に、第1基板3から分離されて形成されている。
図1に示すように、右リンク部43AのX2側の2箇所の端部は、それぞれヒンジ部44A,44Aを介して前記アンカ部42,42に回動自在に連結されており、左リンク部43BのX1側の2箇所の端部は、それぞれヒンジ部44B,44Bを介して前記アンカ部42,42に回動自在に連結されている。さらに、右リンク部43AのX2側の2箇所の端部と、左リンク部43BのX1側の2箇所の端部は、連結ヒンジ部45,45によって互いに回動自在に連結されている。可動部41の右質量部41AのX1側の端部と、右リンク部43Aは、ヒンジ部46A,46Aを介して回動自在に連結されており、左質量部41BのX2側の端部と左リンク部43Bは、ヒンジ部46B,46Bを介して回動自在に連結されている。
ヒンジ部44A,44B,45,46A,46Bは、例えば、円柱状または角柱状に形成されており、弾性的に捻り変形可能であり、外力が作用しないときは、弾性力によって捻りの無い状態に復元する。
図1(b)に示すように、アンカ部42,42と、第2基板4の間には絶縁層5が介在し、前記アンカ部42,42が前記第2基板4に固定支持されている。
一方、可動部41と、右リンク部43Aおよび左リンク部43Bは、第2基板4と絶縁層5のそれぞれの表面から離れている。よって、右リンク部43Aがヒンジ部44Aを支点として例えば反時計方向へ回動すると、左リンク部43Bがヒンジ部44Bを支点として時計方向へ回動する。これにより、可動部41をZ1方向へ移動させることが可能である。逆に、前記ヒンジ部44Aとヒンジ部44Bが上記とは反対方向へ回動することで、第1の可動部41はZ2方向へ移動することが可能となっている。
また、高さ方向(Z方向)への外力が作用していないときは、それぞれのヒンジ部がねじり変形しない状態に復元するため、可動部41は、Z1方向とZ2方向へ移動しない中立位置にある。
図2に拡大して示すように、可動部41の右質量部41Aには、Y1側の側部からY2方向へ直線的に延びる複数の第1可動電極47aが一体に形成されている。同様に、右質量部41Aには、Y2側の側部からY1方向へ直線的に延びる複数の第1可動電極47aが一体に形成されている。
また図3に拡大して示すように、可動部41の左質量部41Bには、Y1側の側部からY2方向へ直線的に延びる複数の第2可動電極47bが一体に形成されている。同様に、左質量部41Bには、Y2側の側部からY1方向へ向けて直線的に延びる複数の第2可動電極47bが一体に形成されている。
図1に示すように、可動部41の内部には、右固定部51と左固定部53が可動部41から分離されて形成されている。右固定部51は中心線O1よりも右側に位置し、左固定部53は中心線O1よりも左側に位置している。右固定部51には、中心線O1に接近する位置に四角形のアンカ部52が一体に形成されており、左固定部53には、中心線O1に接近する位置に四角形のアンカ部54が一体に形成されている。
図1(b)に示すように、アンカ部52とアンカ部54は、それぞれ絶縁層5を介して第2基板4に固定支持されている。なお、右固定部51と左固定部53は、アンカ部52,54以外の部分が第2基板4と絶縁層5から離れている。
図2に示すように、右固定部51には、Y1方向とY2方向の双方に延びる複数の第1固定電極51aが一体に形成されている。図2に示す第1可動電極47aと第1固定電極51aとで第1検知部55が構成される。
また、図3に示すように、左固定部53には、Y1方向とY2方向の双方に延びる複数の第2固定電極53aが一体に形成されている。図2に示す第2可動電極47bと第2固定電極53aとで第2検知部56が構成される。
本実施形態の特徴的部分について説明する。
図4は、本実施形態における第1検知部55を構成する第1可動電極47a及び第1固定電極51a、第2検知部56を構成する第2可動電極47b及び第2固定電極53aを側面方向から見た(図2、図3に示すX方向から見た)側面図、である。
図4(a)は、初期状態、すなわち可動部41に高さ方向(Z方向)への外力が作用していない状態の図、である。
図4(a)に示すように、第1可動電極47a及び第2固定電極53aの上面には応力付与膜58が形成されている。図4の実施形態では、応力付与膜58から第1可動電極47a及び第2固定電極53aに圧縮応力が付与されて、第1可動電極47a及び第2固定電極53aが上方向(Z1方向)に反らされている。なお、以下において、特に断らない限り、第1可動電極47a及び第2固定電極53aの上面47d,53dとは、応力付与膜58の上面を指すこととする。
一方、第1固定電極51a及び第2可動電極47bは、高さ方向(Z1−Z2方向)に直交するY1−Y2方向に平行に延びている。
図4(a)に示すように初期状態では、第1可動電極47aの支持端47a1側の下面47c1は、第1固定電極51aの下面51cと一致している。また、前記支持端47a1側の上面47d1は、前記応力付与膜58の膜厚分だけ、第1固定電極51aの上面51dよりも高い位置にある。
一方、第1可動電極47aの自由端47a2側の下面47c2は、前記第1固定電極51aの下面51cよりも高い位置にあり、また、前記自由端47a2側の上面47d2は、第1固定電極51aの上面51dよりも高い位置にあるとともに、支持端47a1側の上面47d1よりも高い位置にある。
また、図4(a)に示すように初期状態では、第2固定電極53aの支持端53a1側の下面53c1は、第2可動電極47bの下面47cと一致している。また、前記支持端53a1側の上面53d1は、前記応力付与膜58の膜厚分だけ、第2可動電極47bの上面47dよりも高い位置にある。
一方、第2固定電極53aの自由端53a2側の下面53c2は、前記第2可動電極47bの下面47cよりも高い位置にあり、また、前記自由端53a2側の上面53d2は、第2可動電極47bの上面47dよりも高い位置にあるとともに、支持端47a1側の上面53d1よりも高い位置にある。
ここで図4(a)には第1検知部55の第1可動電極47aと第1固定電極51aとの対向領域、及び第2検知部56の第2可動電極47bと第2固定電極53aとの対向領域が斜線で示されている。
例えば、可動部41が上方向(Z1方向)に移動したとする。その状態が図4(b)に示されている。また図5(a)には第1検知部55の容量変化、図5(b)には第2検知部56の容量変化が示されている。
図4(b)に示すように、可動部41が上方向に移動すると、第1検知部55を構成する第1可動電極47aが上方向に移動する。その結果、図4(b)の斜線で示すように、第1可動電極47aと第1固定電極51aとの対向面積が図4(a)の初期状態に比べて減少する。よって図5(a)に示すように、第1検知部55の静電容量は初期状態から減少する。
一方、図4(b)に示すように、可動部41が上方向に移動すると、第2検知部56を構成する第2可動電極47bが上方向に移動する。このとき、図4(b)の斜線で示すように、第2可動電極47bと第2固定電極53aとの対向面積は図4(a)の初期状態から多少増加した後、ほぼ一定となる。よって図5(b)に示すように、第1検知部55の静電容量は、初期状態から多少増加した後、ほぼ一定になる。
また、可動部41が下方向に移動した場合は、図5(a)に示すように、第1検知部55の静電容量は、初期状態から多少増加した後、ほぼ一定になる。また図5(b)に示すように、第2検知部56の静電容量は初期状態から減少する。
図5(c)は第1検知部55の静電容量変化及び第2検知部56の静電容量変化の差動容量変化を示している。この差動出力に基づき、可動部41の移動距離及び移動方向を知ることができる。
図4の実施形態では、第1検知部55を構成する第1可動電極47a、及び第2検知部56を構成する第2固定電極53aを上方向に反らせたが、図6のように下方向に反らせてもよい。
図6(a)に示すように、第1可動電極47a及び第2固定電極53aの上面には応力付与膜59が形成されている。図6の実施形態では、応力付与膜59から第1可動電極47a及び第2固定電極53aに引張応力が付与されて、第1可動電極47a及び第2固定電極53aが下方向(Z2方向)に反らされている。なお、以下において、特に断らない限り、第1可動電極47a及び第2固定電極53aの上面47d,53dとは、応力付与膜59の上面を指すこととする。
一方、第1固定電極51a及び第2可動電極47bは、高さ方向(Z1−Z2方向)に直交するY1−Y2方向に平行に延びている。
図6(a)に示すように初期状態では、第1可動電極47aの支持端47a1側の下面47c1は、第1固定電極51aの下面51cと一致している。また、前記支持端47a1側の上面47d1は、前記応力付与膜59の膜厚分だけ、第1固定電極51aの上面51dよりも高い位置にある。
一方、第1可動電極47aの自由端47a2側の下面47c2は、前記第1固定電極51aの下面51cよりも低い位置にあり、また、前記自由端47a2側の上面47d2は、第1固定電極51aの上面51dよりも低い位置にあるとともに、支持端47a1側の上面47d1よりも低い位置にある。なお、反り量によっては、前記自由端47a2側の上面47d2が、第1固定電極51aの上面51dとほぼ同程度の高さであってもよい。
また、図6(a)に示すように初期状態では、第2固定電極53aの支持端53a1側の下面53c1は、第2可動電極47bの下面47cと一致している。また、前記支持端53a1側の上面53d1は、前記応力付与膜59の膜厚分だけ、第2可動電極47bの上面47dよりも高い位置にある。
一方、第2固定電極53aの自由端53a2側の下面53c2は、前記第2可動電極47bの下面47cよりも低い位置にあり、また、前記自由端53a2側の上面53d2は、第2可動電極47bの上面47dよりも低い位置にあるとともに、支持端47a1側の上面53d1よりも低い位置にある。なお、反り量によっては、前記自由端53a2側の上面53d2が、第2可動電極47bの上面47dとほぼ同程度の高さであってもよい。
ここで図6(a)には、第1検知部55の第1可動電極47aと第1固定電極51aとの対向領域、及び第2検知部56の第2可動電極47bと第2固定電極53aとの対向領域が斜線で示されている。
ここで、例えば、可動部41が下方向(Z2方向)に移動したとする。その状態が図6(b)に示されている。また図7(a)には第1検知部55の容量変化、図7(b)には第2検知部56の容量変化が示されている。
図6(b)に示すように、可動部41が下方向に移動すると、第1検知部55を構成する第1可動電極47aが下方向に移動する。その結果、図6(b)の斜線で示すように、第1可動電極47aと第1固定電極51aとの対向面積が図6(a)の初期状態に比べて減少する。よって図7(a)に示すように、第1検知部55の静電容量は初期状態から下方向への移動により減少する。
一方、図6(b)に示すように、可動部41が下方向に移動すると、第2検知部56を構成する第2可動電極47bが下方向に移動する。このとき、図6(b)の斜線で示すように、第2可動電極47bと第2固定電極53aとの対向面積は図6(a)の初期状態から多少増加した後、ほぼ一定となる。よって図7(b)に示すように、第1検知部55の静電容量は、初期状態から多少増加した後、ほぼ一定になる。
また、可動部41が上方向に移動した場合は、図7(a)に示すように、第1検知部55の静電容量は、初期状態から多少増加した後、ほぼ一定になる。また図7(b)に示すように、第2検知部56の静電容量は初期状態から減少する。
図7(c)は第1検知部55の静電容量変化及び第2検知部56の静電容量変化の差動容量変化を示している。この差動出力に基づき、可動部41の移動距離及び移動方向を知ることができる。
また図示しないが、応力付与膜58,59を第1可動電極47aの下面及び第2固定電極53aの下面に設けてもよい。
上記のように、本実施形態では、第1可動電極47a及び第2固定電極53aに重ねて応力付与膜58,59を形成して、前記第1可動電極47a及び第2固定電極53aを上方向あるいは下方向に反らせることで、従来に比べて簡単な構成で高い検知精度を安定して得ることが出来る。しかも本実施形態では全ての電極幅を同等に細く形成でき、よって、センサの小型化に寄与できる。
続いて、応力付与膜58,59について説明する。まず、材質は導電性でも絶縁性でもどちらでもよい。応力付与膜58,59を金属で形成する場合、例えば、金(Au)、アルミニウム(Al)、クロム(Cr)、タングステン(W)、ニッケル(Ni)、タンタル(Ta)、ゲルマニウム(Ge)、銅(Cu)、チタン(Ti)を例示できる。また応力付与膜58,59を合金で形成する場合、アルミ銅合金(AlCu)、アルミスカンジウム銅合金(AlScCu)を例示できる。また、応力付与膜58,59を絶縁物で形成する場合、酸化シリコン(SiO2)、窒化シリコン(Si34)、酸化窒化シリコン(SiON)、パイレックス(登録商標)ガラスを例示できる。
また、例えばCVD法による成膜の場合、成膜時のガス圧、流量等の一般的な成膜条件を調整することで応力付与膜58,59の膜応力をコントロールできる。
図8は、Si34膜をCVD法で成膜したときの圧力と膜応力との関係を示すグラフである。
図8に示すように、圧力を大きく上昇させると引張応力になることがわかった。これは、ガスの脱離反応は、熱やプラズマによりラジカル化した原子によって促進されるが、圧力が高い条件では、ラジカル化されていないH原子がN−H結合として残り、この結合力により引張応力が増大するため等と考えられる。
一方、図8に示すように、圧力を下げていくと、圧縮応力になることがわかった。これは、Nを共有し合うことで純粋なSi34膜の密度が密になるため等と考えられる。
図9は別の実施形態を示す櫛歯状構造の可動電極と固定電極の図である。図9は、各電極を図3、図4に示すX1−X2方向に沿って高さ方向(Z1−Z2方向)に切断したときの断面図、である。ただし、見やすくするため、固定電極側には斜線を図示していない。なお図10は、例えば第1検知部55を側面方向から見た側面図、である。
図9、図10では、第1検知部55の第1可動電極47aの上面、及び第2検知部56の第2固定電極53aの上面に突出膜(嵩上げ膜)60が形成されている。この突出膜60の膜応力はほぼ0(MPa)である。よって前記第1可動電極47a、及び第2固定電極53aは、図4、図6のように反っておらず、水平方向に平行に延びている。上記したように膜応力を0(MPa)にするには図8にも示すように、例えばCVD法にて成膜するときの圧力の調整により得ることが可能である。
図9、図10に示す実施形態では、初期状態(加速度が作用していない状態)では、第1可動電極47a、第1固定電極51a、第2可動電極47b、第2固定電極53aの下面は同位置(点線で示す基準位置)である。第1可動電極47aと第2固定電極53aは突出膜60の膜厚分だけ、第1固定電極51a及び第2可動電極47bよりも高さが高い。
図9(a)に示すように、可動電極47a、47bが下方向に移動すると、第1検知部55では、第1可動電極47aと第1固定電極51aとの対向面積は変化しないため、静電容量は変化しない。一方、第2検知部56では、第2可動電極47bと第2固定電極53aとの対向面積が減少するため、静電容量が減少する。
次に、図9(b)に示すように、可動電極47a、47bが上方向に移動すると、第1検知部55では、第1可動電極47aと第1固定電極51aとの対向面積は減少するため、静電容量は減少する。一方、第2検知部56では、第2可動電極47bと第2固定電極53aとの対向面積が変化しないため、静電容量は変化しない。
そして、第1検知部55及び第2検知部56の静電容量の差動出力を得ることで、可動部41の移動距離及び移動方向を知ることができる。
なお、突出膜60を第1可動電極47aの下面及び第2固定電極53aの下面に形成してもよい。
上記のように、本実施形態では、第1可動電極47a及び第2固定電極53aに重ねて突出膜60を形成することで、従来に比べて簡単な構成で、高い検知精度を安定して得ることが出来る。しかも本実施形態では全ての電極幅を同等に細く形成でき、よって、センサの小型化に寄与できる。
図11ないし図18は、本実施形態の加速度センサの特に櫛歯状構造の電極の製造方法を示す断面図である。
まず図11に示す工程では、シリコンで形成された第1基板3とシリコンで形成された第2基板4と前記第1基板3と第2基板4との間に介在するSiO2で形成された絶縁層5とを備えるSOI基板2を用意する。
続いて、第1基板3の上面3a全体に、応力付与膜59を形成する。このとき応力付与膜59を例えばCVD法で成膜するとき、図8に示すように、圧力を調整して膜応力をコントロールする。例えばこの実施形態では、応力付与膜59の膜応力が引張応力となるように、成膜時の圧力を調整している。
次に図12に示す工程では、応力付与膜59の上面59aに第1可動電極形状及び第2固定電極形状のレジストパターン70を形成する。
次に図13の工程では、レジストパターン70に覆われていない応力付与膜59を例えばRIE(リアクティブ・イオン・エッチング)で除去する。
次に図14の工程では、レジストパターン70を除去する。
次に図15の工程では、検知部55,56、可動部41、アンカ部42、52、54、右リンク部43A、左リンク部43B、及び各ヒンジ部の形状のレジストパターン71を第1基板3上及び応力付与膜59上に形成する。
続いて図16の工程では、レジストパターン71に覆われていない第1基板3をディープRIE(Deep RIE)を用いて除去する。これにより、検知部55,56、可動部41、アンカ部42、52、54、右リンク部43A、左リンク部43B、及び各ヒンジ部を形成できる。なお図16ないし図18では、第1検知部55の第1可動電極47a及び第1固定電極51aの部分を図示している。
次に図17に示す工程では、レジストパターン71を除去する。
次に図18に示す工程では、検知部55,56、可動部41、右リンク部43A、左リンク部43B、及び各ヒンジ部と、第2基板4との間にある絶縁層5を、ウエットエッチングやドライエッチングによる等方性エッチング工程にて除去する。なお面積が大きくて絶縁層5を除去しにくい箇所には、絶縁層5の除去工程前に、絶縁層5にまで通じる多数の微細孔を第1基板3に形成しておき、微細孔を介して絶縁層5を等方性エッチングで除去できるようにしておく。
またこの工程では、各アンカ部42、52、54の下にある絶縁層5は残され、各アンカ部42、52、54は、第2基板4上に固定支持された状態を保っている。
図18に示すように絶縁層5を除去することで、応力付与膜59から第1可動電極47a及び第2固定電極53aに引張応力が付与されて、第1可動電極47a及び第2固定電極53aは下方向に反らされる(図6も参照)。
なお図11の応力付与膜の成膜時に膜応力が圧縮応力となるように調整すれば、図18の工程で、第1可動電極47a及び第2固定電極53aは上方向に反らされる(図4も参照)。
また、図11の工程時に、膜応力がほぼ0(MPa)となるように成膜すれば、図9で説明した突出膜(嵩上げ膜)として形成することが出来る。
上記の製造方法によれば、簡単且つ適切に、前記第1可動電極47a、及び、前記第2固定電極53aを所定の方向に反らせることができる。また反り量も、成膜時の条件の調整により簡単に調整できる。あるいは、本実施形態の製造方法によれば、簡単な方法で、可動電極及び固定電極の高さを異ならせることができる。また本実施形態では、全ての電極幅を細く形成できるので、センサの小型化を促進できる。
なお上記した製造方法では、SOI基板2を用いたが、例えば第1基板3と第2基板4とを別々に用意し、後の工程で、第1基板3と第2基板4とを絶縁層5を介して接合するようにしてもよい。かかる場合、第1基板3の下面(第2基板4との対向面)側に応力付与膜や突出膜の形成が可能である。
また上記では応力付与膜や突出膜は、電極のみならず可動部の部分とも重なるように形成されてもよい。これにより可動部の質量をより効果的に大きくできる。
また上記の構成では、第1検知部55の第1可動電極47a及び第2検知部56の第2固定電極53aが高さ方向に反っており、一方、第1検知部55の第1固定電極51a及び第2検知部56の第2可動電極47bは水平方向に延びている。ただし、第1検知部55の第1固定電極51a及び第2検知部56の第2可動電極47bも多少、高さ方向に反っていてもよいし、あるいは、第1検知部55の第1可動電極47a及び第2検知部56の第2固定電極53aと逆方向に反っていてもよい。本実施形態では、第1検知部55の第1可動電極47aが、第1固定電極51aに対して(第1固定電極51aの延び方向を基準としたとき、その基準に対して)、及び、第2検知部56の第2固定電極53aが、第2可動電極47bに対して(第2可動電極47bの延び方向を基準としたとき、その基準に対して)共に、下方向あるいは上方向に反っていればよい。
本実施形態は加速度センサのみならず角速度センサ等にも適用可能である。
図1(a)は、本実施形態における加速度センサの平面図、図1(b)は、図1(a)の加速度センサ1をA−A線に沿って切断し矢印方向から見た断面図、 図1のIIの部分を拡大した部分拡大平面図、 図1のIIIの部分を拡大した部分拡大平面図、 本実施形態における第1検知部を構成する第1可動電極及び第1固定電極、第2検知部を構成する第2可動電極及び第2固定電極を側面方向から見た側面図、 (a)は、図4の形態での第1検知部の静電容量変化を示すグラフ、(b)は、図4の形態での第2検知部の静電容量変化を示すグラフ、(c)は、差動容量のグラフ、 図4とは別の実施形態での第1検知部を構成する第1可動電極及び第1固定電極、第2検知部を構成する第2可動電極及び第2固定電極を側面方向から見た側面図、 (a)は、図6の形態での第1検知部の静電容量変化を示すグラフ、(b)は、図6の形態での第2検知部の静電容量変化を示すグラフ、(c)は、差動容量のグラフ、 Si34膜をCVD法で成膜したときの圧力と膜応力との関係を示すグラフ、 別の実施形態を示す櫛歯状構造の可動電極と固定電極の断面図、 図9の実施形態での第1検知部を側面方向から見た側面図、 本実施形態の加速度センサのうち、特に櫛歯状の電極構造の部分の製造方法を示す工程図(断面図)、 図11の次に行われる工程図(断面図)、 図12の次に行われる工程図(断面図)、 図13の次に行われる工程図(断面図)、 図14の次に行われる工程図(断面図)、 図15の次に行われる工程図(断面図)、 図16の次に行われる工程図(断面図)、 図17の次に行われる工程図(断面図)、
符号の説明
1 加速度センサ
2 SOI基板
3 第1基板
4 第2基板
5 絶縁層
41 可動部
42、52、54 アンカ部
47a 第1可動電極
47b 第2可動電極
51a 第1固定電極
53a 第2固定電極
55 第1検知部
56 第2検知部
58、59 応力付与膜
60 突出膜(嵩上げ膜)
70、71 レジストパターン

Claims (5)

  1. 高さ方向に移動可能に支持された可動部と、前記可動部の変位を静電容量変化に基づき検知するための第1検知部及び第2検知部と、を有しており、
    前記第1検知部及び第2検知部は共に平面的に交互に並設された可動電極と固定電極とで構成され、前記可動電極は前記可動部に一体に形成され、前記固定電極は前記可動電極とは分離して形成されており、
    前記第1検知部を構成する第1可動電極が、前記第1検知部を構成する第1固定電極に対して、及び、前記第2検知部を構成する第2固定電極が、前記第2検知部を構成する第2可動電極に対して、共に、下方向あるいは上方向に反らされていることを特徴とする物理量センサ。
  2. 前記第1可動電極、及び、前記第2固定電極には、夫々、各電極に対して引張応力あるいは圧縮応力を付与するための応力付与膜が重ねて形成されている請求項1記載の物理量センサ。
  3. 高さ方向に移動可能に支持された可動部と、前記可動部の変位を静電容量変化に基づき検知するための第1検知部及び第2検知部と、を有しており、
    前記第1検知部及び第2検知部は共に平面的に交互に並設された可動電極と固定電極とで構成され、前記可動電極は前記可動部に一体に形成され、前記固定電極は前記可動電極とは分離して形成されており、
    前記第1検知部を構成する第1可動電極には、前記第1検知部を構成する第1固定電極よりも高さ方向に向けて突出し、第2検知部を構成する第2固定電極には、前記第2検知部を構成する第2可動電極よりも高さ方向に向けて突出する突出膜が夫々、重ねて形成されていることを特徴とする物理量センサ。
  4. 上下移動可能に支持された可動部と、前記可動部の変位を静電容量変化に基づき検知するための可動電極及び固定電極とが平面的に交互に並設して成る第1検知部及び第2検知部と、を有して成る物理量センサの製造方法において、
    第1基板に、応力付与膜を重ねて形成する工程と、
    前記応力付与膜を、前記第1検知部を構成する可動電極、及び前記第2検知部を構成する固定電極に対して残す工程と、
    下面に絶縁層を介して第2基板が接合された状態の前記第1基板をエッチングして前記第1基板から前記可動部、前記検知部及び、前記可動部と前記固定電極の夫々のアンカ部を形成する工程と、
    前記アンカ部と前記第2基板間の前記絶縁層を残し、前記可動部及び各検知部と前記第2基板間に位置する前記絶縁層を除去して、前記第1検知部を構成する可動電極、及び前記第2検知部を構成する固定電極を、共に、前記応力付与膜からの引張応力あるいは圧縮応力により、下方向あるいは上方向に反らせる工程と、
    を有することを特徴とする物理量センサの製造方法。
  5. 上下移動可能に支持された可動部と、前記可動部の変位を静電容量変化に基づき検知するための可動電極及び固定電極とが平面的に交互に並設して成る第1検知部及び第2検知部と、を有して成る物理量センサの製造方法において、
    第1基板に、突出膜を重ねて形成する工程と、
    前記突出膜を、前記第1検知部を構成する前記可動電極、及び前記第2検知部を構成する前記固定電極に対して残す工程と、
    下面に絶縁層を介して第2基板が接合された状態の前記第1基板をエッチングして前記第1基板から前記可動部、前記検知部及び、前記可動部と前記固定電極の夫々のアンカ部を形成する工程と、
    前記アンカ部と前記第2基板間の前記絶縁層を残し、前記可動部及び各検知部と前記第2基板間に位置する前記絶縁層を除去する工程と、
    を有することを特徴とする物理量センサの製造方法。
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