JP2010121859A - 空気調和機の室外機 - Google Patents

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Masaaki Hiratsuka
政哲 平塚
Takayuki Hirao
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Abstract

【課題】電装品箱を確実に支持しつつ、筐体をコンパクト化した空気調和機の室外機を提供する。
【解決手段】通常時(空気調和機の使用時)には、吊下手段(フック部553)によって電装品箱5を筐体10に吊り下げて保持し、メンテナンス時にのみ回動手段(ヒンジ部7,8)に負荷をかるようにする。
【選択図】図7

Description

本発明は、側面に空気取込口が設けられ、上面に空気吹出口およびファンを有する大型の空気調和機の室外機に関し、さらに詳しく言えば、電装品箱の筐体への取り付け技術に関する。
ビルや商業施設などに設置される大型の空気調和機の室外機は、少なくとも2台の熱交換器を上下に積み重ねて連結した大型の熱交換器ユニットを筐体内に収納し、熱交換器ユニットを囲むように側面に空気取込口が設けられ、上面に空気吹出口およびファンが用いられている。
室外機の4つの側面のうち、3箇所は上述した空気吸込口とされ、残りの1箇所をメンテナンス用の開口部であり、開口部に圧縮機やモータなどを制御するための電装品箱が収納されている。
従来、電装品箱は、この開口部を塞ぐように据え付けられており、電装品箱の裏側に存在する冷凍サイクルユニットを整備点検する際には、電装品箱を移動させる必要があった。そこで、電装品箱を移動させる方法の一例として、例えば特許文献1には、電装品箱の側面に回転ヒンジなどの回動手段を介して開閉するようにしていた。
これによれば、電装品箱を片持ちヒンジを介して回転させることにより、筐体内部に簡単にアクセスできるようになったが、以下のような問題も残されている。すなわち、特許文献1の電装品箱は、1箇所の片持ちヒンジによってのみ、電装品箱が筐体に支持されているため、ヒンジ部に係る負荷が大きく、耐久性、信頼性をより向上させる必要があった。
ヒンジ部の歪みなどを防止するため、回転軸を太く設計するなどしてヒンジ部を頑丈に作る必要があるが、ヒンジ部を頑丈にした場合、ヒンジ部を構成する部品が必然的に大きく、かつ、重くなり、室外機をよりコンパクトに設計する際の障害になる。
特開平08−21643号公報
そこで、本発明は上述した課題を解決するため、電装品箱を確実に支持しつつ、筐体をコンパクト化した空気調和機の室外機を提供することにある。
上述した課題を解決するため、本発明は以下に示すいくつかの特徴を備えている。請求項1に記載の発明は、側面が空気取込口とされ、上記空気吸込口に沿って熱交換器が設けられ、上面に空気吹出口およびファンを有する筐体を含み、上記筐体の側面の一部には、電装品箱が所定の垂直回転軸を中心に回転する回動手段を介して回動可能に取り付けられている空気調和機の室外機において、上記回動手段は、上記筐体または上記電装品箱のいずれか一方に配置される一対の回転軸と、上記筐体または上記電装品箱のいずれか他方に配置され、上記一対の回転軸を軸受する一対の軸受部と、上記筐体または上記電装品箱のいずれか一方に設けられ、上記電装品箱を所定の水平面内で支持するスラスト面とを有し、上記電装品箱を上記筐体に吊り下げた状態で保持する吊下手段をさらに備え、上記吊下手段を介して上記電装品箱を上記筐体に吊り下げた際、上記スラスト面にかかる荷重が無負荷状態となることを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、上記請求項1において、上記吊下手段は、上記電装品箱側に設けられたフック部と、上記筐体側に設けられたフック孔とを備え、上記フック部を上記フック孔に引っ掛けたとき、上記回転軸と上記軸受孔との間に軸方向のクリアランスが形成されることを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、上記請求項1または2において、上記電装品箱は、前面が開口された箱本体と、上記開口を塞ぐ蓋体とを有し、上記フック部は、上記蓋体が上記筐体の側面とほぼ同一平面となる上記電装品箱を収納した状態で上記フック孔に係止される位置に配置されていることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、回動手段に加えて、電装品箱を筐体に吊り下げた状態で保持する吊下手段をさらに備え、吊下手段を介して電装品箱を筐体に吊り下げた際、回動手段にかかる電装品箱の荷重を無負荷状態としたことで、通常時(空気調和機の使用時)には、電装品箱を筐体に吊り下げて保持し、メンテナンス時にのみ回動手段に負荷をかけることで、回動手段のコンパクト化を図ることができ、ひいては筐体全体のコンパクト化に繋がる。
請求項2に記載の発明によれば、フック部を上記フック孔に引っ掛けたときに、回転軸と軸受孔との間に軸方向のクリアランスが形成されることで、回動手段に係る荷重を無負荷とすることができる。
請求項3に記載の発明によれば、フック部は、上記蓋体が上記筐体の側面とほぼ同一平面となる上記電装品箱を収納した状態で上記フック孔に係止される位置に配置されていることにより、電装品箱を筐体に収納した際に吊り下げて保持することができる。
次に、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、本実施例は一実施例にすぎないもので、本発明の実施形態は本発明に限定されるものではない。図1は本発明の一実施形態に係る空気調和機の室外機の斜視図であり、図2はアクセスパネルを外して電装品箱が表れた状態の上記室外機の正面図であり、図3は電装品箱を回動させた状態の斜視図である。図4は電装品箱の中央縦断面図である。
図5は電装品箱の上部に取り付けられる支持板の正面図であり、図6は図5のA−A線断面図である。図7は電装品箱を回動させた状態の拡大斜視図であり、図8は上部ヒンジ部の拡大斜視図であり、図9は下部ヒンジ部の拡大斜視図である。図10(a)は上部ヒンジ部の拡大正面図であり、図10(b)は下部ヒンジ部の拡大正面図である。
図1〜図3に示すように、この空気調和機の室外機1は、大型で縦置きされた筐体10を有し、筐体10の側面には、内部に空気を取り込むための空気吸込口11が設けられている。筐体10の内部には、空気吸込口11に沿って熱交換器ユニット2が配置されている。
この例において、熱交換器ユニット2は、上から見てコ字型に形成された熱交換器を上下2段に組み上げて形成されており、筐体10の内周面に沿って配置されている。本発明において熱交換器ユニット2の構成は任意であってよく、その形状や構成は仕様に応じて任意に選択されてよい。
筐体10の上部には、ファン3が配置されており、ファン3を囲むようにして空気吹出口12が形成されている。これによれば、空気吸込口11から熱交換器2を経て筐体10の内部に吸い込まれた空気は、ファン3を介して筐体上部の空気吹出口12から排気される。
筐体10の4つの側面のうち、3箇所には空気吸込口11が形成されており、残りの1つの側面には、筐体10の内部をメンテナンスしたりする際に開閉されるアクセスパネル4,4が設けられている。
アクセスパネル4,4は、筐体10に対して上下2分割された金属板であり、その各々が筐体10に対してネジ止めされている。図2および3に示すように、上部側のアクセスパネル4を取り外すと、筐体10に設けられた電装品箱5が表れる。下部側のアクセスパネル4を開くと、筐体10の内部に据え置かれたコンプレッサやその配管類などを含む冷凍サイクルユニット6が表れる。
本発明において、冷凍サイクルユニット6の具体的な構成は任意であり、空気調和機用の冷凍サイクルとして用いるものであれば、それらの構成は仕様に応じて自由に構成される。
図4に示すように、電装品箱5は、正面および底面が開口された箱本体51と、同箱本体51の開口部を塞ぐように取り付けられる蓋体52と、箱本体51の底部の開口の一部に取り付けられる導風板53とを備えている。この例において、箱本体51,蓋体52および導風板53は、ステンレス板の成形品からなる。
箱本体51は、背面パネル511、上面パネル512および2枚の側面パネル513,513を有し、正面と下面が開放されている。箱本体51の内部には、基板Pが筐体10の側面に沿って平行となるように配置されている。
蓋体52は、箱本体51の正面開口を塞ぐ大きさの板状に形成されている。蓋体52の下端側は、L字状に折り曲げられた折曲部521が形成されており、折曲部521に沿ってシール材54が一体的に貼り合わせられている。
シール材54は、例えばポリエチレンやポリスチレンなどの合成樹脂製の断面四角形の棒状を呈し、折曲部521の内面に沿って両面粘着テープまたは接着剤を介して貼り付けられている。より好ましい態様として、シール材54は、柔軟な発泡体とされていることが好ましい。
これによれば、シール材54の前面(図4では左側面)が後述する導風板53のガイド板532の外側面に沿って当接することにより、電装品箱5の下面開口を確実に塞ぐことができるばかりでなく、電装品箱5がモータ振動などによってビビリ音を発生することを防止できる。さらには、導風板53とシール材54との間から引き出される図示しないケーブルなどにシール材54が密着するため、ケーブルの隙間を塞いで虫などの侵入をより確実に塞ぐことができる。
導風板53の吸気パネル532には、吸気口531が形成されている。吸気口531は、吸気パネル532の延在方向(図4では紙面に対して垂直方向)に沿って所定間隔で多数穿設されている。
各吸気口531は、虫や小動物が入り込みにくい大きさ、例えば直径が6mm以下で、より好ましくは小さな楕円形状(短軸が6mm以下)に形成されていることが好ましい。これによれば、小動物の入り込みを確実に防止しつつ、電装品箱内に空気を取り入れることが可能となる。
導風板53には、吸気口531から吸い込まれた空気を基板Pの裏面側へと導くガイド部533が設けられている。ガイド部533は、吸気口531の軸線の延長線上に、その一部が張り出すように形成されており、吸気口531から入った空気がガイド部533に衝突することで、降雨時などに空気に含まれるミスト状の水を分離することができる。
排気口55は、上面パネル512と蓋体52の間に形成された隙間を利用して空気を排気する排気口としている。小動物や虫の侵入を防ぐため、この隙間は、虫や小動物の侵入を防ぐのに有効な大きさ、例えば3mm以下とすることが好ましい。これによれば、排気口55から空気を無駄なく排気させることができ、排気口55の形成に機械的な加工を必要としないため、無駄な工程を省くことができる。
箱本体51の上面パネル512には、電装品箱5を筐体10の一部に吊り下げた状態で支持するための支持プレート55が設けられている。図4〜図7を参照して、支持プレート55は、上面パネル511に沿って平行に設置されるベース551の一端をほぼ直角に折り曲げることにより、上面パネル511に対してほぼ垂直に立設されるフックプレート552を備えてている。
フックプレート552の一部には、筐体10のフレーム13に形成されたフック孔14に差し込まれるフック部553が形成されている。フック部553は、フック部553の周縁の一部を打抜加工したのち、フック部553を筐体10側にほぼ直角に折り曲げた舌片からなる。
この例において、フック部553は、フックプレート552の反ヒンジ部(図5では左側面)寄りに1箇所のみ設けられているが、吊下強度を高めるため複数のフック部553を設けて加重を分散させてもよい。この場合、フック部553の数に対応させた数のフック孔も併せて増設される。
図6を併せて参照して、フレーム13は筐体10の図示しない補強ビームの間を跨るように水平に設置された金属製の頑丈なフレームからなり、その一部には、フック孔14が形成されている。フック孔14は、フレーム13の前面から背面側に向けて形成されており、少なくとも上述したフック部553が挿入可能な大きさに開口されている。
フック孔14は、その開口の下端位置(フック部553を受ける面の位置)14aが、電装品箱5の収納時(フック孔14にフック部553を係止した状態)において、後述する各回転軸プレート71,81のスラスト面711,811(図10(a)参照)から各軸受プレート72,82のスラスト面721,821がΔTだけ浮いて、非接触となるような位置に設計されていることが好ましい。
これによれば、電装品箱5の収納時(空気調和機の使用時)は、フック孔14にフック部553を引っ掛けることで電装品箱5の荷重を筐体10で支え、電装品箱5を開いたとき(空気調和機のメンテナンス時)は、電装品箱5の荷重を第1および第2ヒンジ部7,8で支えるため、メンテナンス時以外は第1および第2ヒンジ部7,8に負荷がかからず、第1および第2ヒンジ部7,8の耐久性および信頼性の向上が図れる。
次に、図7〜図10を参照して、電装品箱5は所定の回動手段として、一対のヒンジ部7,8を介して筐体10に回動可能に取り付けられている。一方のヒンジ部7(以下、第1ヒンジ部7とする)は、電装品箱5の側面(図2では右側面)の上部に設けられており、他方のヒンジ部8(以下、第2ヒンジ部8とする)は、同じ側面の下部に設けられている。これにより、電装品箱5は、上から見て反時計回りに回動する。
図8を併せて参照して、第1ヒンジ部7には、筐体10のフレーム13にネジ止め固定される第1回転軸プレート71と、電装品箱5の側面に支持される第1軸受プレート72とが含まれる。第1回転軸プレート71は頑丈な金属製で、その一部には第1軸受プレート72を回動可能に軸支する第1回転軸73が設けられている。
図10(a)を併せて参照して、第1回転軸プレート71には、電装品箱5の開き度を規制するストッパ712が設けられている。ストッパ712は、第1回転軸プレート71の先端(図10(a)では紙面手前側)をほぼ垂直に折り曲げるようにして設けられており、その内周面が第1軸受プレート72の一部に当接することで、必要以上に電装品箱5が開くことを規制している。
第1軸受プレート72は、上述した電装品箱5の支持プレート55の一部にネジ止めされた頑丈な金属製で、その一部には、上記第1回転軸73に沿って同軸的に差し込まれる第1軸受孔74が設けられている。
図9に示すように、第2ヒンジ部8には、筐体10のフレーム15にネジ止め固定される第2回転軸プレート81と、電装品箱5の側面に支持される第2軸受プレート82とが含まれる。第2回転軸プレート81は頑丈な金属製で、その一部には第2軸受プレート82を回動可能に軸支する第2回転軸83が設けられている。
第2回転軸プレート81は、フレーム15の上面151から側面152に沿って支持されるL字状の支持面812を備えている。これによれば、フレーム15の上面151から側面152に沿って支持面812を当接させることにより、第2回転軸プレート81に掛かる荷重をフレーム15で効果的に受け止めることができる。
第2軸受プレート82は、上述した電装品箱5の側面プレート513の下端に取り付けられた頑丈な金属製で、その一部には、上記第2回転軸83に沿って同軸的に差し込まれる第2軸受孔84が設けられている。
この例において、第1回転軸プレート81はフレーム13の一部にネジ止めされ、第2回転軸プレート81は、フレーム15の一部にネジ止めされている。各フレーム13,15は筐体10の左右に架け渡された横梁であり、この第1回転軸プレート71、第2回転軸プレート81のような構成であれば、横梁に固定することが可能になり、筐体10や電装品箱5の大きさに応じて、その設置位置をフレーム13,15に沿って自由に設定することが可能となる。
本発明において、第1回転軸73の軸長さをH1、第2回転軸83の軸長さをH2としたとき、第2回転軸83の軸長さH2を第1回転軸73の軸長さH1よりも長く(H1<H2)形成されている。
この例において、第1回転軸73の軸長さH1は13.2mmであり、第2回転軸83の軸長さH2は23.2mmであり、第2回転軸83の軸長さH2が10mmだけ長く形成されている。なお、H1<H2の条件を満たせば、第1および第2回転軸73,83の軸径や軸長さは仕様に応じて任意に選択されてよい。
第1および第2回転軸73,83は筐体10側に設けられ、第1および第2軸受孔74,84は、電装品箱5側に設けられている。これによれば、第1、第2回転軸73,83を筐体10側に設置するため、第1および第2回転軸73,83の自由端が上に向く、すなわち差し込み方向が上となり、電装品箱5をより簡単かつ安全に装着できる。
さらには、軸長さの長い第2回転軸83が電装品箱5の側面の下部に配置され、短い第1回転軸73が電装品箱5の側面の上部に配置されている。
これによれば、軸長さの長い第2回転軸83を軸長さの短い第1回転軸73に対して下側に配置したことにより、まず第2回転軸83を第2軸受部84に差し込んだのち、上部の第1回転軸73を第1軸受部74に差し込むことで、組み立てやすく、より安全に電装品箱を設置することができる。
なお、第1回転軸73および第2回転軸83は、電装品箱5を回動させるため、ともに同一軸線上に設置されるが、図8に示すように、この例において、第1回転軸73および第2回転軸83は、第1および第2回転軸プレート71,81がフレーム15の右端部から電装品箱5の厚さ(背面パネル511と蓋体52の間の長さ)1つ分の位置だけ内側に位置するように配置されている。
この電装品箱5を筐体10に組み付けるにあたっては、まず、筐体10の下部側に設置された第2ヒンジ部8の第2回転軸プレート81に立設された第2回転軸83に、第2軸受プレート82の第2軸受孔84を先に差し込む。
次に、第2回転軸83の一部に第2軸受孔84が差し込まれた状態のまま、次に第1ヒンジ部7の第1回転軸73に第1軸受孔74を差し込むことにより、電装品箱5が筐体10に支持される。これによれば、第1ヒンジ部7と第2ヒンジ部8とを同時に挿通させることがないため、重い電装品箱5を作業性よく安全に筐体10に組み付けることができる。
また、電装品箱5は、収納時(空気調和機の使用時)は、フック孔14にフック部553を引っ掛けることで、各回転軸プレート71,81の上端面711,811(図10(a)参照)から各軸受プレート72,82の下端面721,721がΔTだけ浮く。
これによれば、電装品箱5を開いたとき(空気調和機のメンテナンス時)に、電装品箱5の荷重を第1および第2ヒンジ部7,8で支え、メンテナンス時以外は、フック部553で加重を支えるため、第1および第2ヒンジ部7,8に負荷がかからず、第1および第2ヒンジ部7,8の耐久性および信頼性の向上が図れる。
また、第1および第2ヒンジ部7,に設けられた各回転軸73,83で電装品箱5を分けて支持することにより、各回転軸73,83の間の空間が確保でき、回転軸が作業の邪魔にならない。
図1は本発明の一実施形態に係る空気調和機の室外機の斜視図。 アクセスパネルを外して電装品箱が表れた状態の上記室外機の正面図。 電装品箱を回動させた状態の斜視図。 電装品箱の中央縦断面図。 電装品箱の上部に取り付けられる支持板の正面図。 図5のA−A線断面図。 電装品箱を回動させた状態の拡大斜視図。 上部ヒンジ部の拡大斜視図。 下部ヒンジ部の拡大斜視図。 (a)は上部ヒンジ部の拡大正面図、(b)は下部ヒンジ部の拡大正面図。
符号の説明
1 室外機
10 筐体
11 空気吸込口
12 空気吹出口
2 熱交換器ユニット
3 ファン
4 アクセスパネル
5 電装品箱
51 箱本体
52 蓋体
53 導風板
54 シール材
6 冷凍サイクルユニット
7 第1ヒンジ部
71 第1回転軸プレート
72 第1回転軸
73 第1軸受プレート
74 第1軸受孔
8 第2ヒンジ部
81 第2回転軸プレート
82 第2回転軸
83 第2軸受プレート
84 第2軸受孔

Claims (3)

  1. 側面が空気取込口とされ、上記空気吸込口に沿って熱交換器が設けられ、上面に空気吹出口およびファンを有する筐体を含み、上記筐体の側面の一部には、電装品箱が所定の垂直回転軸を中心に回転する回動手段を介して回動可能に取り付けられている空気調和機の室外機において、
    上記回動手段は、上記筐体または上記電装品箱のいずれか一方に配置される一対の回転軸と、上記筐体または上記電装品箱のいずれか他方に配置され、上記一対の回転軸を軸受する一対の軸受部と、上記筐体または上記電装品箱のいずれか一方に設けられ、上記電装品箱を所定の水平面内で支持するスラスト面とを有し、
    上記電装品箱を上記筐体に吊り下げた状態で保持する吊下手段をさらに備え、上記吊下手段を介して上記電装品箱を上記筐体に吊り下げた際、上記スラスト面にかかる荷重が無負荷となることを特徴とする空気調和機の室外機。
  2. 上記吊下手段は、上記電装品箱側に設けられたフック部と、上記筐体側に設けられたフック孔とを備え、上記フック部を上記フック孔に引っ掛けたとき、上記回転軸と上記軸受孔との間に軸方向のクリアランスが形成されることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機の室外機。
  3. 上記電装品箱は、前面が開口された箱本体と、上記開口を塞ぐ蓋体とを有し、上記フック部は、上記蓋体が上記筐体の側面とほぼ同一平面となる上記電装品箱を収納した状態で上記フック孔に係止される位置に配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の空気調和機の室外機。
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