JP2010121531A - 車両走行中のdpf再生処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ディーゼルエンジン等のエンジンを搭載した車両においてDPFの自動再生作用を、エンジンからDPFを通る排ガス温度やDPF自体の温度状態を考慮して、加減速が少なく排ガス温度が均一して高くてDPFの自動再生に適した条件で以って実施可能にした車両走行中のDPF再生処理装置を提供する。
【解決手段】車両走行中のDPF再生処理装置において、ETC54よりの該ETCゲート通信信号が入力されるとともに車両の速度計53からの車両の走行速度が予め設定された一定値以上が入力され、さらに前記DPFの入口排ガス温度が予め設定された一定値以上が入力されて、これら3つの入力信号が揃ったとき、前記DPFの自動再生運転を行う自動再生制御装置51を備えたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用エンジンの排ガス後再生処理装に用いられ、DOC(酸化触媒)及び排ガス中のPM(粒子状物質)を除去するDPF(ディーゼルパティキュレートフィルタ)を備えた車両の走行中に、PMの除去処理を行うように構成された車両走行中のDPF再生処理装置に関する。
ディーゼルエンジンを搭載した車両においては、例えば特許文献1(特開2005−248762号公報)に開示されているように、車両の走行中に、前記DPF17の自動強制再生作用を行い得るように構成されている。
即ち、かかる車両において、DPF17の自動強制再生時には、DOC16の上流側に燃料をレイトポスト噴射して、該DOC16にて該燃料を酸化させることで、DOC16後の排ガス温度を、DPF17でPM(粒子状物質)が燃焼する温度(一般的には600〜650℃)まで昇温させている。
従って、DPF17入口の排ガス温度の必要値は600〜650℃程度となり、この600〜650℃程度の燃焼排ガスが、DPF17でPMを自動的に除去され、排気管を通って外部に排出される。
かかる従来の車両においては、自動強制再生作用を行っている車両の走行中にアイドリング運転となった場合でも、DPF17のフィルタの温度をPMが燃焼する温度即ち600℃以上に保持するため、エンジン回転数を上げ、吸気スロットルバルブを閉方向にするとともに排気スロットルバルブを閉、エンジンのEGR弁は閉じてEGR通路は閉、としてDOC16の上流側に燃料のレイトポスト噴射を継続している。
前記特許文献1においては、かかる自動強制再生作用をカーナビゲーションシステムの情報を用いて、該カーナビゲーションシステムによって交通渋滞に関連する情報が得られたとき、DPF17の自動強制再生の閾値を低下させて、交通渋滞に巻き込まれる前に実行するように構成されている。
特開2005−248762号公報
前記特許文献1(特開2005−248762号公報)においては、DPF17の自動強制再生作用をカーナビゲーションシステムの情報を用いて、該ETCによって交通渋滞に関連する情報が得られたとき、交通渋滞に突入する前にDPF17の自動強制再生の閾値を低下させて、DPF17内のPMの自動強制再生を終了し、自動強制再生に適さない走行状態での再生実施を回避することで、燃費の悪化抑制等を目的としている。
しかし、前記特許文献1においては、エンジンの排ガス温度やDPFの入口排ガス温度やDPF自体の温度状態をDPFの自動強制再生の開始条件に入れてないため、自動強制再生に適さないエンジンやDPF自体の条件でDPFの自動強制を開始してしまうことがあり得る。
本発明はかかる従来技術の課題に鑑み、ディーゼルエンジン等のエンジンを搭載した車両においてDPFの自動再生作用を、エンジンからDPFを通る排ガス温度やDPF自体の温度状態を考慮して、加減速が少なく排ガス温度が均一して高くてDPFの自動再生に適した条件で以って実施可能にした車両走行中のDPF再生処理装置を提供することを目的とする。
本発明はかかる課題を解決するもので、第1発明は、ETCシステム(Electronic Toll Collection、自動料金収受システム)を備え、エンジンの排ガスを排気管に設けられて該排ガスの燃料を酸化燃焼させるDOC(酸化触媒)と該DOCで加熱された燃料を燃焼させて排ガス中のPM(粒子状物質)を除去するDPF(ディーゼルパティキュレートフィルタ)に通すことにより排ガス中のPMの除去作用を行い、前記DPFの自動再生運転を、車両の走行中に行うように構成された車両走行中のDPF再生処理装置において、前記ETCシステムよりETCゲート通過信号が入力されるとともに、車両の走行速度が所定の第1設定速度以上になり、さらに前記DPFの入口排ガス温度が所定の温度以上になると、前記DPFの自動再生運転を行う自動再生制御装置を備えたことを特徴とする。
また、第2発明は、前記車両走行中のDPF再生処理装置において、前記ETCシステムよりETCゲート通過信号が入力されるとともに、車両の走行速度が所定の第1設定速度以上になり、前記DPFの入口排ガス温度が所定の温度以上になり、さらに、前記DPFの出口排ガス温度が所定の閾値以上になると、前記DPFの自動再生運転を行う自動再生制御装置を備えたことを特徴とする。
さらに、本発明は、前記に加えて次のように構成するのがよい。
(1)前記自動再生制御装置は、前記車両の走行速度が前記第1設定速度以上を一定時間以上保持するときに、前記自動再生運転を行うように構成される。
(2)前記自動再生制御装置は、前記第1設定速度より低い第2設定速度以下を一定時間以上保持するときに、前記自動再生運転を中止するように構成される。
(3)前記自動再生制御装置は、高速走行時のDPF再生開始PM堆積量を、通常走行時でのDPF再生開始PM堆積量よりも少なく設定して前記自動再生運転を開始するように構成される。
本第1発明によれば、車両走行中のDPF再生処理装置において、ETCシステムよりETCゲート通過信号が入力されるとともに、車両の走行速度が所定の第1設定速度以上になり、さらに前記DPFの入口排ガス温度が所定の温度以上の信号が入力されて、これら3つの入力信号が揃ったとき、前記DPFの自動再生運転を行う自動再生制御装置を備えたので、
ETCよりのETCゲート通過信号が入力され、車両の走行速度が一定値以上となるような場合には高速道路運転時と高速運転時を確実に判断でき、高速道路運転時には加減速が少なく走行速度が安定するので、自動再生に適した安定した条件で自動再生運転に入ることができる。
また、高速道路の走行時において、DPFの入口排ガス温度が予め設定された一定値以上の場合には、かかるDPFの入口排ガス温度が高い状態で、DOCの上流側に燃料をレイトポスト噴射して該DOCにて該燃料を酸化させ、DOC後の排ガス温度、つまりDPFの入口排ガス温度を、DPFでPMが燃焼する温度に昇温させて、DPFによってPMを容易に自動的に除去することができる。
また、本第2発明によれば、車両走行中のDPF再生処理装置において、ETCシステムよりETCゲート通過信号が入力されるとともに、車両の走行速度が所定の第1設定速度以上になり、前記DPFの入口排ガス温度が所定の温度以上になり、さらに、前記DPFの出口排ガス温度が所定の閾値以上の信号が入力されて、これら4つの入力信号が揃ったとき、前記DPFの自動再生運転を行う自動再生制御装置を備えたので、
DPFの温度が入口側および出口側共に再生に十分な温度にあることを確認後に再生を開始できるため、短時間でDPF内のPMを再生処理でき、自動再生の時間を減少できる。
また、かかる第1発明、第2発明において、前記自動再生制御装置は、前記車両の走行速度が前記第1設定速度以上を一定時間以上保持するときに、前記自動再生運転を行うように構成するので、車両の走行速度が予め設定された一定値以上の状態が一定時間以上保持し、しかも安定走行にあり、燃焼に必要な酸素流量が多い状態にあり、前記自動再生運転を行うことにより、通常の一般道での再生時間の半分以下の短時間で自動再生が可能になる。
また、かかる第1発明、第2発明において、前記自動再生制御装置は、前記第1設定速度より低い第2設定速度以下を一定時間以上保持するときに、前記自動再生運転を中止するように構成するので、車両の走行速度が、予め設定した第2設定速度以下を一定時間以上保持するとき、自動再生運転を止めることにより、高速安定走行状態にない場合に不要なポスト噴射を止めて自動再生運転の効率化を図ることができる。
また、かかる第1発明、第2発明において、前記自動再生制御装置は、高速走行時のDPF再生開始PM堆積量を、通常走行時でのDPF再生開始PM堆積量よりも少なく設定して前記自動再生運転を開始するように構成したので、すなわち、該自動再生制御装置はPMの堆積量が一般道での再生開始のPM堆積量よりも少なくても、ただちに自動再生運転を作動させる。
これにより、一般道に戻る前に高速道路における再生処理を確実に実施させて、高速道路運転時には加減速が少なく走行速度が安定するので、自動再生に適した安定した条件で自動再生運転に入ることができる利点を有効に利用することができる。
以下、本発明を図に示した実施例を用いて詳細に説明する。但し、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
図1は、本発明の実施例にかかるDOC及びDPF装置を備えた車両用ディーゼルエンジンの、排ガス後処理装置及びETCを用いた制御装置の全体構成図である。図2は前記実施例のETCを用いた制御ブロック図、図3は車両速度及び排ガス温度の時間変化を示す図である。
図1において、かかる車両用のディーゼルエンジン(以下エンジン300という)は、排気タービン4aとこれに同軸駆動されるコンプレッサ4bを有する排気ターボ過給機4を備えており、該過給機4のコンプレッサ4bから吐出された空気は空気管1sを通って空気冷却器9に入り、該空気冷却器9で冷却される。
該空気冷却器9で冷却された空気は給気管1を通り、吸気スロットル弁111で開度を制御された後、給気マニホールド2を通り、シリンダ毎に設けられた給気ポート2sからエンジン300のシリンダに吸入される。
エンジン300においては、燃料噴射装置30によって燃料の噴射時期及び噴射量を制御されており、かかる噴射時期及び噴射量にて、シリンダ毎に設けられた燃料噴射弁(図示省略)から噴射される。
噴射された高圧燃料は前記空気との混合によって燃焼される。燃焼後の排ガスは各シリンダの排気ポート3sから排気マニホールド3に送出される。
また、前記排気マニホールド3から、EGR(排ガス再循環)管6が分岐されている。前記排ガスの一部(EGRガス)は、EGR弁8で開度調整される前記EGR管6を通り、EGRクーラ7で降温され、吸気スロットル弁111の下流部位の給気マニホールド2に投入される。
そして、前記のように、エンジン300で燃焼された燃焼ガス即ち排ガスは、シリンダ毎に設けられた排気ポート3sから排気マニホールド3に送出され、前記のように、排気ターボ過給機4の排気タービン4aを駆動して前記コンプレッサ4bの動力源となった後、排気スロットル弁19を通って排ガス後処理装置200のDOC11に入る。
該DOC11で排ガス中の燃料を酸化させて昇温された後、該排ガスは排ガス後処理装置200のDPF12に送り込まれる。
該DPF12においては、前記DOCでHC(炭化水素)成分を酸化しこのとき発生する反応熱で、DPF内に堆積したPMが燃焼処理される。
かかるPMの燃焼処理された排ガスは排気管10を通って外部に排出される。尚、図1の矢印は、ガスの流れを示す。
以上の構成は、従来技術と同様である。本発明はかかるディーゼルエンジンを搭載した車両の走行中における排ガス後処理装置のDPFの自動再生処理装置に関するものである。
図1において、DPFの自動再生の制御の中心となる自動再生制御装置は符号51で示す。
前記自動再生制御装置51には、ETC54からETCゲート通過信号即ち車両がETCゲートに入った時刻とETCゲートを出た時刻とが入力される。即ち該車両はETCゲートを出た時刻とETCゲートに入った時刻との間にETCの通信範囲内にいることになる。また、車両の速度計53からの走行速度信号が、前記自動再生制御装置51に入力される。
前記DPF12には、DPF12の入口排ガス温度を検出するDPF入口排ガス温度センサ21と、DPF12自体の温度を検出するDPF出口温度センサ22が設置されている。
そして前記DPF入口排ガス温度センサ21からのDPF入口排ガス温度の検出値及びDPF出口温度センサ22からのDPF出口排ガス温度の検出値は、それぞれ前記自動再生制御装置51に入力される。
前記自動再生制御装置51では後述するDPFの再生処理が行われてその結果から、開度を自在にできる前記吸気スロットル弁111の開度制御信号、排気管10の通路をON−OFFする排気スロットル弁19の開閉信号、前記燃料噴射装置30にレイトポスト噴射のレイトポスト噴射信号、EGR弁8にEGR管6の開閉信号等がそれぞれ出力される。
次に、図2及び図1に基づき前記実施例の作動を説明する。
自動再生制御装置51に、ETC54よりのETCゲート入口信号が入力されると(図2のステップ(1))、ETC54よりのETCゲート出口信号がNOであることを確認する(ステップ(2))。
そして、前記速度計53からの走行速度信号が入力されるとともに、該予め設定された第1設定速度V0が入力される。次いで走行速度Vと第1設定速度V0とを比較し、V≧V0のとき、次に進む。なお、第1設定速度は約70km/hである。
そして、この場合、前記車両の走行速度Vが、前記第1設定速度V0以上(V≧V0)を一定時間t0以上保持するときに(ステップ(3))、次のステップ(6)に進んで、DPFhisp=1かどうか、すなわち高速走行時のDPF再生制御中のフラグが立っているかどうかを判定して、高速走行時のDPF再生制御がONになっていれば、ステップ(7)に進む。高速走行時のDPF再生制御がONになっていなければ、ステップ(5)に進んでSOOT堆積量の判定をする。
なお、図2のフローチャートのステップ(3)の高速走行判定条件Aとは、前記設定車速V0以上を一定時間t0以上保持した場合をいう。
ステップ(5)では、DPF12におけるPMの堆積量が、予め設定された高速走行時用のPMの堆積量設定値以上かどうかを判定する。
この高速走行時用のPMの堆積量設定値は、通常走行時でのDPF再生開始PM堆積量よりも少なく設定され、高速走行時の再生開始時期を早めている。すなわち、PMの堆積量が一般道での再生開始のPM堆積量よりも少なくても、ただちに自動再生運転を行わせる。これにより、一般道に戻る前に高速道路における再生処理を確実に実施させて、高速道路運転時には加減速が少なく走行速度が安定するので、自動再生に適した安定した条件で自動再生運転に入ることができる利点を有効に利用することができる。
そして、前記DPF入口排ガス温度センサ21で検出されたDPF入口排ガス温度T1が入力され、該DPFの入口排ガス温度T1が予め設定されたDPFの閾値温度T0以上を確認する(T1≧T0)(ステップ(7))。
以上の3つの入力信号が揃ったとき(即ちETCゲート入口信号が入力され、車両の走行速度Vが前記第1設定速度V0以上(V≧V0)、さらにDPF入口排ガス温度T1が(T1≧T0)とされたとき)、ステップ(8)で、自動再生制御装置51は前記DPF12の自動再生運転を行い、DPFhisp=1のフラグを立てる。
また、ステップ(3)で、高速走行判定条件Aを満たさないと判定した時には、VがV0より低い予め設定された第2設定速度以下を一定時間以上保持したときには、前記自動再生制御装置51の作動をOFFにする(ステップ(4))。なお、図2のフローチャートのステップ(4)の高速走行判定条件Bとは、前記設定車速V0より低い第2設定速度以下を一定時間t1以上保持した場合をいう。
このように構成すれば、車両の走行速度Vが、予め設定した第2設定速度以下となった時間を一定時間t1以上保持したときには、自動再生制御装置51によりDPF12の自動再生運転を停止する。これによって、高速安定走行状態にない場合に不要なポスト噴射等を停止して無駄な燃料消費を回避して自動再生運転の効率化を図ることができる。
また、ステップ(7)で、DPF出口温度センサ22で検出されたDPF12の出口排ガス温度T3が、予め設定された所定の温度T4以上のときに(T3≧T4)、前記自動再生運転をONにするように構成するとよい。
すなわち、ETCゲート入口信号が入力され、車両の走行速度Vが前記第1設定速度V0以上(V≧V0)、さらにDPF入口排ガス温度T1が所定の温度T0以上(T1≧T0)、さらにDPFの温度の入口側だけでなく、出口側の排ガス温度T3が、予め設定された所定の温度T4以上(T3≧T4)のときの4つの入力信号が揃ったとき、前記自動再生制御装置51は前記DPF12の自動再生運転を行う。
このように、DPF12の温度が入口側および出口側共に再生に十分な温度にあることを確認後に再生を開始できるため、短時間でDPF12内のPMを再生処理でき、自動再生の時間を短縮または減少できる。
なお、図3は、高速走行時再生動作例を示したものであり、DPF12の前段側に設置されたDOC11の入口側の排ガス温度T5、出口側の排ガス温度T6、即ちDPF12の入口側排ガス温度をそれぞれ示したものである。例えばT5=250℃程度の高温から自動再生運転に入るようにすれば、スタートが高温であるのでPMが燃える出口側の排ガス温度T6、即ちDPF12の入口側排ガス温度(600℃程度)までの温度上昇が少なくて済み、自動再生の時間を減少できる。
以上の実施例によれば、車両走行中のDPF再生処理装置において、ETC54よりの該ETCゲート通過信号が入力されるとともに、車両の速度計53からの車両の走行速度が一定値V0以上の走行速度Vが入力され、さらに前記DPF12の入口排ガス温度T1が一定値T0以上の入力がある3つの入力信号が揃ったとき、または、加えて、DPF12の出口排ガス温度T3が一定値T4以上の入力がある場合の4つの信号が揃ったとき、前記DPF12の自動再生運転を行う自動再生制御装置51を備えたので、高速道路運転時には加減速が少なく走行速度が安定するので、自動再生に適した安定した条件で自動再生運転に入ることができる。
また、高速道路の走行時において、DPFの入口排ガス温度が予め設定された一定値以上であるので、かかるDPFの入口排ガス温度が高い状態で、DOCの上流側に燃料をレイトポスト噴射して該DOCにて該燃料を酸化させ、DOC後の排ガス温度、つまりDPFの入口排ガス温度を、DPFでPMが燃焼する温度に昇温させて、DPFによってPMを容易に自動的に除去することができる。
また、高速道路走行中かつ再生に適した状態から再生制御を開始するため、短時間で再生が完了するので、DOC11にて燃料を酸化させるために燃料噴射装置30によってレイトポスト噴射する燃料消費量を最小限にすることができ、このレイトポスト噴射量の低減によって、燃焼室からクランクケースへ侵入してオイルパン内の潤滑油を希釈化するダイリューションの問題も解消される。
本発明によれば、ディーゼルエンジン等のエンジンを搭載した車両においてDPFの自動再生作用を、エンジンからDPFを通る排ガス温度やDPF自体の温度状態を考慮して、加減速が少なく排ガス温度が均一して高くてDPFの自動再生に適した条件で以って実施可能にした車両走行中のDPF再生処理装置を提供できる。
本発明の実施例にかかるDOC及びDPF装置を備えた車両用ディーゼルエンジンの、排ガス後処理装置及びETCを用いた制御装置の全体構成図である。 前記実施例のETCを用いた制御ブロック図である。 車両速度及び排ガス温度の時間変化を示す図である。
符号の説明
1 給気管
2 給気マニホールド
2s 給気ポート
3 排気マニホールド
3s 排気ポート
4 排気ターボ過給機
6 EGR管
8 EGR弁
10 排気管
11 DOC
12 DPF
19 排気スロットル弁
21 DPF入口排気温度センサ
22 DPF出口排気温度センサ
51 自動再生制御装置
53 速度計
54 ETC
111 吸気スロットル弁
300 エンジン
200 排ガス後処理装置

Claims (5)

  1. ETCシステム(Electronic Toll Collection、自動料金収受システム)を備え、エンジンの排ガスを排気管に設けられて該排ガスの燃料を酸化燃焼させるDOC(酸化触媒)と該DOCで加熱された燃料を燃焼させて排ガス中のPM(粒子状物質)を除去するDPF(ディーゼルパティキュレートフィルタ)に通すことにより排ガス中のPMの除去作用を行い、前記DPFの自動再生運転を、車両の走行中に行うように構成された車両走行中のDPF再生処理装置において、
    前記ETCシステムよりETCゲート通過信号が入力されるとともに、車両の走行速度が所定の第1設定速度以上になり、さらに前記DPFの入口排ガス温度が所定の温度以上になると、前記DPFの自動再生運転を行う自動再生制御装置を備えたことを特徴とする車両走行中のDPF再生処理装置。
  2. ETCシステム(Electronic Toll Collection、自動料金収受システム)を備え、エンジンの排ガスを排気管に設けられて該排ガスの燃料を酸化燃焼させるDOC(酸化触媒)と該DOCで加熱された燃料を燃焼させて排ガス中のPM(粒子状物質)を除去するDPF(ディーゼルパティキュレートフィルタ)に通すことにより排ガス中のPMの除去作用を行い、前記DPFの自動再生運転を、車両の走行中に行うように構成された車両走行中のDPF再生処理装置において
    前記ETCシステムよりETCゲート通過信号が入力されるとともに、車両の走行速度が所定の第1設定速度以上になり、前記DPFの入口排ガス温度が所定の温度以上になり、さらに、前記DPFの出口排ガス温度が所定の閾値以上になると、前記DPFの自動再生運転を行う自動再生制御装置を備えたことを特徴とする車両走行中のDPF再生処理装置。
  3. 前記自動再生制御装置は、前記車両の走行速度が前記第1設定速度以上を一定時間以上保持するときに、前記自動再生運転を行うことを特徴とする請求項1または2記載の車両走行中のDPF再生処理装置。
  4. 前記自動再生制御装置は、前記第1設定速度より低い第2設定速度以下を一定時間以上保持するときに、前記自動再生運転を中止することを特徴とする請求項1または2記載の車両走行中のDPF再生処理装置。
  5. 前記自動再生制御装置は、高速走行時のDPF再生開始PM堆積量を、通常走行時でのDPF再生開始PM堆積量よりも少なく設定して前記自動再生運転を開始することを特徴とする請求項1または2記載の車両走行中のDPF再生処理装置。
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