JP2010121097A - クレンザー組成物 - Google Patents
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Abstract
【課題】安全性に優れるとともに、液だれが生じず使用性に優れた粘性を有するクレンザー組成物を提供すること
【解決手段】(A)炭酸水素ナトリウムと、(B)炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウム、リン酸三カルシウム、リン酸一水素カルシウム、リン酸二水素カルシウム、酸化マグネシウム、二酸化ケイ素から選択される1種以上の無機物と、(C)HLBが10〜18の多価アルコール脂肪酸エステル型非イオン性界面活性剤と、(D)増粘多糖類と、(E)ポリカルボン酸塩を含み、25℃における粘度が100〜2000cpsの粘調液体であることを特徴とするクレンザー組成物とする。
【選択図】なし
【解決手段】(A)炭酸水素ナトリウムと、(B)炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウム、リン酸三カルシウム、リン酸一水素カルシウム、リン酸二水素カルシウム、酸化マグネシウム、二酸化ケイ素から選択される1種以上の無機物と、(C)HLBが10〜18の多価アルコール脂肪酸エステル型非イオン性界面活性剤と、(D)増粘多糖類と、(E)ポリカルボン酸塩を含み、25℃における粘度が100〜2000cpsの粘調液体であることを特徴とするクレンザー組成物とする。
【選択図】なし
Description
本発明は、安全性に優れるとともに、洗浄性が高く且つ液だれが生じず作業性に優れた粘調液体のクレンザー組成物を提供することである。
従来より、重曹は、台所(例えば、茶渋、水垢)や浴室、洗面所等、家庭における様々な場所の汚れを効果的に洗浄する磨き粉として使用されてきた。近年、重曹は環境や人体にも安全であるとして注目されている。
クレンザーやその他洗浄用組成物として、重曹(炭酸水素ナトリウム)を主成分とした粉末タイプの様々な製品が市販されている。
例えば、特許文献1には、特定の粒径の炭酸水素ナトリウムを含む油汚れ用の粉末洗剤が開示されている。特許文献2には、洗浄時、粉末状の炭酸水素ナトリウムを水又は洗浄剤中に加えて洗浄面にスプレーするという車の洗浄方法が開示されている。特許文献3には、炭酸水素ナトリウムに分散剤としてポリアスパラギン酸又はその塩を加えた洗浄組成物が記載されている。
上記特許文献1乃至3に記載の洗浄剤は、粉末状であるため湿気を含むと固まったり、また容器から取り出す際に飛散し易いという問題を有していた。
例えば、特許文献1には、特定の粒径の炭酸水素ナトリウムを含む油汚れ用の粉末洗剤が開示されている。特許文献2には、洗浄時、粉末状の炭酸水素ナトリウムを水又は洗浄剤中に加えて洗浄面にスプレーするという車の洗浄方法が開示されている。特許文献3には、炭酸水素ナトリウムに分散剤としてポリアスパラギン酸又はその塩を加えた洗浄組成物が記載されている。
上記特許文献1乃至3に記載の洗浄剤は、粉末状であるため湿気を含むと固まったり、また容器から取り出す際に飛散し易いという問題を有していた。
これら粉末の洗浄剤が有する問題点を解消するために、液体状やペースト状の洗浄剤とすることが考えられる。液体状にすると炭酸水素ナトリウムが分離、沈殿したり、液だれ等の性状の不具合が生じる結果となる。そこで、増粘剤を用いてペースト状にする方法が考えられる。
しかしながら、単に増粘剤を加えてペースト状とすると粘性がかなり高くなり、容器から押し出し難く、汚れに直接付着できず、反対に粘性を上げないように増粘剤の量を少なくすると、炭酸水素ナトリウムが分離したり、沈澱ができてしまい容器から出てこなかったり、液だれが生じる結果となる。
しかしながら、単に増粘剤を加えてペースト状とすると粘性がかなり高くなり、容器から押し出し難く、汚れに直接付着できず、反対に粘性を上げないように増粘剤の量を少なくすると、炭酸水素ナトリウムが分離したり、沈澱ができてしまい容器から出てこなかったり、液だれが生じる結果となる。
上記の如く、作業性の観点から、炭酸水素ナトリウムが分散し且つ好適な粘性を有する洗浄剤が求められているが、その製造は難しいのが現状である。
また、特に洗浄剤が日常的に台所や食器類に使用されるクレンザー等である場合、炭酸水素ナトリウム以外に含まれる成分も安全な物質である必要がある。
例えば、従来、炭酸水素ナトリウムの含有の有無にかかわらず、液体クレンザーの界面活性剤としては、研磨剤粒子の分散の安定性、洗浄力の点から陰イオン性界面活性剤が広く使用されてきた(特許文献4参照)。しかしながら、陰イオン性界面活性剤の多くは生分解性が低く、環境に対する影響が懸念されているとともに、皮膚に対する刺激性も他の一般的な界面活性剤と比較して高いことが知られている。このような陰イオン性界面活性剤を含むクレンザーを使用した場合、人体や環境に対し悪影響を与える可能性が高く、これら陰イオン性界面活性剤を含まない、より安全なクレンザーが必要とされている。
これら安全性に加えて、クレンザーとして炭酸水素ナトリウム単体で用いた場合の洗浄性、研磨性を低下させず、望ましくは洗浄性や濯ぎ性を向上させたものである必要がある。
例えば、従来、炭酸水素ナトリウムの含有の有無にかかわらず、液体クレンザーの界面活性剤としては、研磨剤粒子の分散の安定性、洗浄力の点から陰イオン性界面活性剤が広く使用されてきた(特許文献4参照)。しかしながら、陰イオン性界面活性剤の多くは生分解性が低く、環境に対する影響が懸念されているとともに、皮膚に対する刺激性も他の一般的な界面活性剤と比較して高いことが知られている。このような陰イオン性界面活性剤を含むクレンザーを使用した場合、人体や環境に対し悪影響を与える可能性が高く、これら陰イオン性界面活性剤を含まない、より安全なクレンザーが必要とされている。
これら安全性に加えて、クレンザーとして炭酸水素ナトリウム単体で用いた場合の洗浄性、研磨性を低下させず、望ましくは洗浄性や濯ぎ性を向上させたものである必要がある。
上述した問題に鑑みて、本発明は、炭酸水素ナトリウムと食品添加物として使用される安全性の高い成分を含み、高い洗浄性や濯ぎ性が良好であるとともに液だれが生じず作業性に優れた粘調液体のクレンザー組成物を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、(A)炭酸水素ナトリウムと、(B)炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウム、リン酸三カルシウム、リン酸一水素カルシウム、リン酸二水素カルシウム、酸化マグネシウム、二酸化ケイ素から選択される1種以上の無機物と、(C)HLBが10〜18の多価アルコール脂肪酸エステル型非イオン性界面活性剤と、(D)増粘多糖類と、(E)ポリカルボン酸塩を含み、25℃における粘度が100〜2000cpsの粘調液体であることを特徴とするクレンザー組成物に関する。
請求項2に係る発明は、前記増粘多糖類がキサンタンガムであることを特徴とする請求項1記載のクレンザー組成物に関する。
請求項3に係る発明は、前記ポリカルボン酸塩の平均分子量が3000〜10000であることを特徴とする請求項1または2記載のクレンザー組成物に関する。
請求項4に係る発明は、前記(A)炭酸水素ナトリウムと前記(B)無機物の配合比率が、重量比で1:0.3〜1:4であることを特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載のクレンザー組成物に関する。
請求項5に係る発明は、前記(A)炭酸水素ナトリウムと、前記(B)無機物と、前記(C)多価アルコール脂肪酸エステル型非イオン性界面活性剤と、前記(D)増粘多糖類と、前記(E)ポリカルボン酸塩いずれもが食品添加物であることを特徴とする請求項1乃至4いずれかに記載のクレンザー組成物に関する。
請求項2に係る発明は、前記増粘多糖類がキサンタンガムであることを特徴とする請求項1記載のクレンザー組成物に関する。
請求項3に係る発明は、前記ポリカルボン酸塩の平均分子量が3000〜10000であることを特徴とする請求項1または2記載のクレンザー組成物に関する。
請求項4に係る発明は、前記(A)炭酸水素ナトリウムと前記(B)無機物の配合比率が、重量比で1:0.3〜1:4であることを特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載のクレンザー組成物に関する。
請求項5に係る発明は、前記(A)炭酸水素ナトリウムと、前記(B)無機物と、前記(C)多価アルコール脂肪酸エステル型非イオン性界面活性剤と、前記(D)増粘多糖類と、前記(E)ポリカルボン酸塩いずれもが食品添加物であることを特徴とする請求項1乃至4いずれかに記載のクレンザー組成物に関する。
請求項1に係るクレンザー組成物は、好適な特定の粘度を有する粘調液体であるため、容器から取り出し易く、液だれが生じにくく使用対象面に留まって洗浄することが可能である。
請求項1に係るクレンザー組成物に含まれる界面活性剤は多価アルコール脂肪酸エステル型非イオン性界面活性剤であるから、人体や環境に対する安全性に優れる。
請求項1に係るクレンザー組成物は、含まれる炭酸水素ナトリウムと特定の無機物が、組成物中に固体として存在するため研磨剤として安定した効果をもたらすことができる。また、炭酸水素ナトリウムが有する洗浄性や研磨性に加え、無機物を組み合わせることにより濯ぎ性と研磨性が強化されている。
請求項2に係るクレンザー組成物は、キサンタンガムを含むことにより、液だれせず良好な洗浄性を得ることができる。また、温度による変化が少なく少量の添加量で長期間安定した増粘効果を得ることができる。
請求項3に係るクレンザー組成物は、特定の平均分子量を有するポリカルボン酸塩を含むため、炭酸水素ナトリウムと特定の無機物の分散性に優れる。
請求項4に係るクレンザー組成物は、特定の重量比で炭酸水素ナトリウムと特定の無機物を配合することにより、良好な洗浄性、濯ぎ性、研磨性、分散性を得ることができる。
請求項5に係るクレンザー組成物は、食品添加物を使用するため、人体及び環境に非常に安全である。
請求項1に係るクレンザー組成物に含まれる界面活性剤は多価アルコール脂肪酸エステル型非イオン性界面活性剤であるから、人体や環境に対する安全性に優れる。
請求項1に係るクレンザー組成物は、含まれる炭酸水素ナトリウムと特定の無機物が、組成物中に固体として存在するため研磨剤として安定した効果をもたらすことができる。また、炭酸水素ナトリウムが有する洗浄性や研磨性に加え、無機物を組み合わせることにより濯ぎ性と研磨性が強化されている。
請求項2に係るクレンザー組成物は、キサンタンガムを含むことにより、液だれせず良好な洗浄性を得ることができる。また、温度による変化が少なく少量の添加量で長期間安定した増粘効果を得ることができる。
請求項3に係るクレンザー組成物は、特定の平均分子量を有するポリカルボン酸塩を含むため、炭酸水素ナトリウムと特定の無機物の分散性に優れる。
請求項4に係るクレンザー組成物は、特定の重量比で炭酸水素ナトリウムと特定の無機物を配合することにより、良好な洗浄性、濯ぎ性、研磨性、分散性を得ることができる。
請求項5に係るクレンザー組成物は、食品添加物を使用するため、人体及び環境に非常に安全である。
本発明のクレンザー組成物は、必須成分として、(A)炭酸水素ナトリウムと、(B)炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウム、リン酸三カルシウム、リン酸一水素カルシウム、リン酸二水素カルシウム、酸化マグネシウム、二酸化ケイ素から選択される1種以上の無機物と、(C)HLBが10〜18の多価アルコール脂肪酸エステル型非イオン性界面活性剤と、(D)水溶性多糖類と、(E)ポリカルボン酸塩を含む。
これら(A)乃至(E)の成分は、いずれも食品添加物に認められているものが使用されることが好ましい。
尚、本発明でいう「食品添加物」とは食品衛生法によって食品への添加が認められた、毒性が低く安全性の高い成分をいう。食品添加物の成分規格や基準類は、「第8版食品添加物公定書」に記載されている。
また、本発明でいう「液だれ」が生じにくいとは、使用する際に付着させたクレンザー組成物が垂れにくい、またはとどまり易いことである。クレンザー成分がとどまり易いことから良好な洗浄性、研磨性を発揮することができる。
これら(A)乃至(E)の成分は、いずれも食品添加物に認められているものが使用されることが好ましい。
尚、本発明でいう「食品添加物」とは食品衛生法によって食品への添加が認められた、毒性が低く安全性の高い成分をいう。食品添加物の成分規格や基準類は、「第8版食品添加物公定書」に記載されている。
また、本発明でいう「液だれ」が生じにくいとは、使用する際に付着させたクレンザー組成物が垂れにくい、またはとどまり易いことである。クレンザー成分がとどまり易いことから良好な洗浄性、研磨性を発揮することができる。
まず、(A)炭酸水素ナトリウムについて説明する。
本発明のクレンザー組成物に含まれる炭酸水素ナトリウムは、一般に台所や浴室、洗面所等、家庭における様々な場所の汚れを効果的に洗浄する磨き粉として使用されており、洗浄性や研磨性に優れ、環境や人体にも安全な物質である。また、クレンザー組成物中に含まれた場合でも水への溶解性が低いため、固体として組成物中に存在し、安定した洗浄性、研磨性をもたらすことができる。
これに対し、水への溶解性が高い炭酸ナトリウムや炭酸カリウム等を炭酸水素ナトリウムの代わりに使用した場合、研磨性が期待できず、さらにこれらを多量に加えると液のアルカリ性が強くなり、皮膚に対する刺激が懸念される。
尚、炭酸水素ナトリウムは食品添加物として認められた安全性が高い物質である。
本発明のクレンザー組成物に含まれる炭酸水素ナトリウムは、一般に台所や浴室、洗面所等、家庭における様々な場所の汚れを効果的に洗浄する磨き粉として使用されており、洗浄性や研磨性に優れ、環境や人体にも安全な物質である。また、クレンザー組成物中に含まれた場合でも水への溶解性が低いため、固体として組成物中に存在し、安定した洗浄性、研磨性をもたらすことができる。
これに対し、水への溶解性が高い炭酸ナトリウムや炭酸カリウム等を炭酸水素ナトリウムの代わりに使用した場合、研磨性が期待できず、さらにこれらを多量に加えると液のアルカリ性が強くなり、皮膚に対する刺激が懸念される。
尚、炭酸水素ナトリウムは食品添加物として認められた安全性が高い物質である。
上記炭酸水素ナトリウムの粒径は、特に制限されないが、好ましくは(平均粒径として)10〜100μmである。この理由は、10μm未満では研磨性及び濯ぎ性が悪く、100μmを超えると濯ぎ性が低下するため、いずれの場合も好ましくないからである。
次に、(B)炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウム、リン酸三カルシウム、リン酸一水素カルシウム、リン酸二水素カルシウム、酸化マグネシウム、二酸化ケイ素から選択される1種以上の無機物について説明する。
本発明に係る炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウム、リン酸三カルシウム、リン酸一水素カルシウム、リン酸二水素カルシウム、酸化マグネシウムまたは二酸化ケイ素は、濯ぎ性や分散性が優れているとともに、(A)炭酸水素ナトリウムの沈降を防止することができる。また、クレンザー組成物中に固体として存在でき、研磨性も期待できる。
本発明に係る炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウム、リン酸三カルシウム、リン酸一水素カルシウム、リン酸二水素カルシウム、酸化マグネシウムまたは二酸化ケイ素は、濯ぎ性や分散性が優れているとともに、(A)炭酸水素ナトリウムの沈降を防止することができる。また、クレンザー組成物中に固体として存在でき、研磨性も期待できる。
上記炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウム、リン酸三カルシウム、リン酸一水素カルシウム、リン酸二水素カルシウム、酸化マグネシウム、二酸化ケイ素から選択される1種以上の無機物の粒径は、特に制限されないが、好ましくは(平均粒径として)10μm未満である。この理由は、10μmを超えると分散性が悪いため好ましくないからである。
また、本発明に係る無機物は、目的、用途に応じて適したモース硬度の無機物を選択すればよい。モース硬度とは、鉱物の硬さの尺度であり、数値が大きくなるほど硬さが増すことを示す。特に制限されないが、好ましくは(A)炭酸水素ナトリウムのモース硬度2.5に近いものがよい。この理由としては、モース硬度2.5から大きく外れると、使用対象面を傷つけるため好ましくないからである。
また、本発明に係る無機物は、目的、用途に応じて適したモース硬度の無機物を選択すればよい。モース硬度とは、鉱物の硬さの尺度であり、数値が大きくなるほど硬さが増すことを示す。特に制限されないが、好ましくは(A)炭酸水素ナトリウムのモース硬度2.5に近いものがよい。この理由としては、モース硬度2.5から大きく外れると、使用対象面を傷つけるため好ましくないからである。
本発明に係る無機物は、単独で用いてもよく、2種以上を混合して用いてもよい。これら無機塩のうち、特に、炭酸カルシウムが好ましく用いられる。この理由は、炭酸カルシウムは濯ぎ性、分散性に優れ、(A)炭酸水素ナトリウムの沈降を防止することができるからである。また、炭酸カルシウムのモース硬度は3であり、炭酸水素ナトリウムのモース硬度に近い。
尚、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウム、リン酸三カルシウム、リン酸一水素カルシウム、リン酸二水素カルシウム、酸化マグネシウム、二酸化ケイ素は食品添加物として認められた安全性が高い物質である。
尚、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウム、リン酸三カルシウム、リン酸一水素カルシウム、リン酸二水素カルシウム、酸化マグネシウム、二酸化ケイ素は食品添加物として認められた安全性が高い物質である。
本発明に係る(A)炭酸水素ナトリウムと(B)炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウム、リン酸三カルシウム、リン酸一水素カルシウム、リン酸二水素カルシウム、酸化マグネシウム、二酸化ケイ素から選択される1種以上の無機物は混合して用いる。その理由は、(A)炭酸水素ナトリウムのみでは、分散性が悪くなり、(B)無機物のみでは、研磨性、洗浄性が悪くなるため、どちらの場合も好ましくないからである。
詳細には、(A)炭酸水素ナトリウムのみを使用すると、炭酸水素ナトリウムが沈降するため分散が難しい。しかし、(A)炭酸水素ナトリウムに上記の粒径範囲の(B)無機物を添加することにより炭酸水素ナトリウムの沈降を防ぐことができ、クレンザー組成物として安定した研磨性を得ることができる。
本発明に係る(A)炭酸水素ナトリウムと(B)無機物は、特に限定されないが、好ましくはクレンザー組成物全量中、(A)と(B)を合わせて30〜60重量%、特に好ましくは35〜50重量%含まれる。この理由は、30重量%未満であると研磨性及び洗浄性が悪くなり、60重量%を超えるとクレンザー組成物が固化しやすくなる上に、濯ぎ性も悪くなるため、いずれの場合も好ましくないからである。
詳細には、(A)炭酸水素ナトリウムのみを使用すると、炭酸水素ナトリウムが沈降するため分散が難しい。しかし、(A)炭酸水素ナトリウムに上記の粒径範囲の(B)無機物を添加することにより炭酸水素ナトリウムの沈降を防ぐことができ、クレンザー組成物として安定した研磨性を得ることができる。
本発明に係る(A)炭酸水素ナトリウムと(B)無機物は、特に限定されないが、好ましくはクレンザー組成物全量中、(A)と(B)を合わせて30〜60重量%、特に好ましくは35〜50重量%含まれる。この理由は、30重量%未満であると研磨性及び洗浄性が悪くなり、60重量%を超えるとクレンザー組成物が固化しやすくなる上に、濯ぎ性も悪くなるため、いずれの場合も好ましくないからである。
(A)炭酸水素ナトリウムと(B)炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウム、リン酸三カルシウム、リン酸一水素カルシウム、リン酸二水素カルシウム、酸化マグネシウム、二酸化ケイ素から選択される1種以上の無機物の配合比率は特に限定されないが、重量比で1:0.3〜1:4、より好ましくは1:1〜1:3となるように配合する。また、(A)炭酸水素ナトリウムを10重量%以上配合することが好ましい。
この理由は、上記重量比及び配合量で用いることにより、洗浄性、研磨性、及び濯ぎ性が優れ、さらに長期間安定な性状を保つことができるからである。
この理由は、上記重量比及び配合量で用いることにより、洗浄性、研磨性、及び濯ぎ性が優れ、さらに長期間安定な性状を保つことができるからである。
次に、(C)HLB10〜18の多価アルコール型非イオン性界面活性剤について説明する。
本発明でいうHLB(hydrophile−lipophile balance)とは、非イオン性界面活性剤の親水性と親油性とのバランスを示す数値である。非イオン性界面活性剤の親水性が疎水性に比べてどれ位大きいか、非イオン性界面活性剤が水に溶けるかどうか等の非イオン性界面活性剤の性能(水溶性等)を表現する数値である。HLBを求める手法としてはグリフィン法とデイビス法があるが、本発明でいうHLBとはグリフィン法で求めた値をいう。グリフィン法ではHLBを0〜20の値で示し、数値が大きいほど、親水性及び水溶性が高いことを示す。
本発明に係る多価アルコール脂肪酸エステル型非イオン性界面活性剤が10〜18の範囲のHLBを有することが好ましい理由は、10未満であると、水溶性が低いために水に溶解せず沈殿し、貯蔵安定性、低温安定性が悪く、18を超えると、油汚れに対する溶解力が不足し洗浄性が低下してしまうため、いずれの場合も好ましくないからである。
本発明でいうHLB(hydrophile−lipophile balance)とは、非イオン性界面活性剤の親水性と親油性とのバランスを示す数値である。非イオン性界面活性剤の親水性が疎水性に比べてどれ位大きいか、非イオン性界面活性剤が水に溶けるかどうか等の非イオン性界面活性剤の性能(水溶性等)を表現する数値である。HLBを求める手法としてはグリフィン法とデイビス法があるが、本発明でいうHLBとはグリフィン法で求めた値をいう。グリフィン法ではHLBを0〜20の値で示し、数値が大きいほど、親水性及び水溶性が高いことを示す。
本発明に係る多価アルコール脂肪酸エステル型非イオン性界面活性剤が10〜18の範囲のHLBを有することが好ましい理由は、10未満であると、水溶性が低いために水に溶解せず沈殿し、貯蔵安定性、低温安定性が悪く、18を超えると、油汚れに対する溶解力が不足し洗浄性が低下してしまうため、いずれの場合も好ましくないからである。
多価アルコール脂肪酸エステル型非イオン性界面活性剤として、例えば、プロピレングリコール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステルが挙げられる。これらは単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
尚、プロピレングリコール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステルは食品添加物として認められた安全性が高い物質である。
尚、プロピレングリコール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステルは食品添加物として認められた安全性が高い物質である。
これら多価アルコール脂肪酸エステル型非イオン性界面活性剤のうち、特にポリグリセリン脂肪酸エステルとショ糖脂肪酸エステルが好ましく用いられ、より好ましくはポリグリセリン脂肪酸エステルとショ糖脂肪酸エステルを混合して用いる。この理由は、ショ糖脂肪酸エステルを使用すると洗浄性及び濯ぎ性に優れ、ポリグリセリン脂肪酸エステルを使用すると分散性に優れ、これら2種を混合することにより分散性と洗浄性の両方に優れたクレンザー組成物が得られるからである。
ポリグリセリン脂肪酸エステルは、ポリグリセリンと脂肪酸のエステルである。ポリグリセリン脂肪酸エステルとしては、ジグリセリン脂肪酸エステル、トリグリセリン脂肪酸エステル、テトラグリセリン脂肪酸エステル、ペンタグリセリン脂肪酸エステル、ヘキサグリセリン脂肪酸エステル、ヘプタグリセリン脂肪酸エステル、オクタグリセリン脂肪酸エステル、ノナグリセリン脂肪酸エステル、デカグリセリン脂肪酸エステル等が挙げられる。
ポリグリセリン脂肪酸エステルに用いられる脂肪酸としては、カプロン酸、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸等が挙げられる。
ポリグリセリン脂肪酸エステルとしては、ジグリモノカプリレート、トリグリセリンモノカプリレート、テトラグリセリンモノカプリレート、ペンタグリセリンモノカプリレート、ヘキサグリセリンモノカプリレート、ヘプタグリセリンモノカプリレート、オクタグリセリンモノカプリレート、ノナグリセリンモノカプリレート、デカグリセリンモノカプリレート、ジグリモノラウレート、トリグリセリンモノラウレート、テトラグリセリンモノラウレート、ペンタグリセリンモノラウレート、ヘキサグリセリンモノラウレート、ヘプタグリセリンモノラウレート、オクタグリセリンモノラウレート、ノナグリセリンモノラウレート、デカグリセリンモノラウレート、ジグリモノステアレート、トリグリセリンモノステアレート、テトラグリセリンモノステアレート、ペンタグリセリンモノステアレート、ヘキサグリセリンモノステアレート、ヘプタグリセリンモノステアレート、オクタグリセリンモノステアレート、ノナグリセリンモノステアレート、デカグリセリンモノステアレート、ジグリモノオレート、トリグリセリンモノオレート、テトラグリセリンモノオレート、ペンタグリセリンモノオレート、ヘキサグリセリンモノオレート、ヘプタグリセリンモノオレート、オクタグリセリンモノオレート、ノナグリセリンモノオレート、デカグリセリンモノオレート等が挙げられる。
ポリグリセリン脂肪酸エステルに用いられる脂肪酸としては、カプロン酸、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸等が挙げられる。
ポリグリセリン脂肪酸エステルとしては、ジグリモノカプリレート、トリグリセリンモノカプリレート、テトラグリセリンモノカプリレート、ペンタグリセリンモノカプリレート、ヘキサグリセリンモノカプリレート、ヘプタグリセリンモノカプリレート、オクタグリセリンモノカプリレート、ノナグリセリンモノカプリレート、デカグリセリンモノカプリレート、ジグリモノラウレート、トリグリセリンモノラウレート、テトラグリセリンモノラウレート、ペンタグリセリンモノラウレート、ヘキサグリセリンモノラウレート、ヘプタグリセリンモノラウレート、オクタグリセリンモノラウレート、ノナグリセリンモノラウレート、デカグリセリンモノラウレート、ジグリモノステアレート、トリグリセリンモノステアレート、テトラグリセリンモノステアレート、ペンタグリセリンモノステアレート、ヘキサグリセリンモノステアレート、ヘプタグリセリンモノステアレート、オクタグリセリンモノステアレート、ノナグリセリンモノステアレート、デカグリセリンモノステアレート、ジグリモノオレート、トリグリセリンモノオレート、テトラグリセリンモノオレート、ペンタグリセリンモノオレート、ヘキサグリセリンモノオレート、ヘプタグリセリンモノオレート、オクタグリセリンモノオレート、ノナグリセリンモノオレート、デカグリセリンモノオレート等が挙げられる。
ショ糖脂肪酸エステルは、ショ糖と脂肪酸のエステルである。ショ糖脂肪酸エステルに用いられる脂肪酸としては、カプロン酸、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸等が挙げられる。
ショ糖脂肪酸エステルとしては、カプロン酸ショ糖脂肪酸エステル、カプリル酸ショ糖エステル、カプリン酸ショ糖エステル、ラウリン酸ショ糖エステル、ミリスチン酸ショ糖エステル、パルミチン酸ショ糖エステル、ステアリン酸ショ糖エステル、オレイン酸ショ糖エステル、リノール酸ショ糖エステル等が挙げられる。
ショ糖脂肪酸エステルとしては、カプロン酸ショ糖脂肪酸エステル、カプリル酸ショ糖エステル、カプリン酸ショ糖エステル、ラウリン酸ショ糖エステル、ミリスチン酸ショ糖エステル、パルミチン酸ショ糖エステル、ステアリン酸ショ糖エステル、オレイン酸ショ糖エステル、リノール酸ショ糖エステル等が挙げられる。
さらに、洗浄性、濯ぎ性を高めるためには、比較的高いHLB(14〜18)のショ糖脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステルを使用することが好ましく、分散性、油汚れに対する溶解力を高めるためには比較的低いHLB(10〜13)のショ糖脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステルを使用することが好ましい。
本発明に係る多価アルコール脂肪酸エステル型非イオン性界面活性剤は、特に限定されないが、好ましくはクレンザー組成物全量中、2.0〜10.0重量%、特に好ましくは3.0〜8.0重量%含まれる。この理由は、2.0重量%未満であると十分な洗浄性が得られず、10.0重量%を超えると沈澱もしくは固化するため、いずれの場合も好ましくないからである。
次に、(D)増粘多糖類について説明する。
上記増粘多糖類としては、キサンタンガム、グアガム、CMC(カルボキシメチルセルロース)があげられ、特に限定されないがキサンタンガムを使用することが好ましい。この理由は、キサンタンガムを用いると、少ない添加量で好適な粘度が得られ、経時や温度による粘度変化も少なく安定したクレンザー組成物を得ることができるからである。
尚、キサンタンガム、グアガム、CMCは食品添加物として認められた安全性が高い物質である。
上記増粘多糖類としては、キサンタンガム、グアガム、CMC(カルボキシメチルセルロース)があげられ、特に限定されないがキサンタンガムを使用することが好ましい。この理由は、キサンタンガムを用いると、少ない添加量で好適な粘度が得られ、経時や温度による粘度変化も少なく安定したクレンザー組成物を得ることができるからである。
尚、キサンタンガム、グアガム、CMCは食品添加物として認められた安全性が高い物質である。
本発明に係る増粘多糖類は、特に限定されないが、好ましくはクレンザー組成物全量中、0.1〜1.0重量%、特に好ましくは0.2〜0.8重量%含まれる。この理由は、0.1重量%未満であると粘度が低く液だれを防止することができず、1.0重量%を超えると粘度が高く容器から容易に取り出すことができなくなり使用に支障をきたすため、いずれの場合も好ましくないからである。
次に、(E)ポリカルボン酸塩について説明する。
本発明に係るポリカルボン酸塩は、クレンザー組成物に含まれる(B)炭酸水素ナトリウム及び(C)無機物の分散性を向上させる目的で含まれる。ポリカルボン酸塩として、好ましくは、ポリアクリル酸ソーダが用いられる。この理由は、ポリアクリル酸ソーダは、
(A)炭酸水素ナトリウムと(B)無機物の分離、凝集、沈降または固化を抑制し、クレンザー組成物として安定した研磨性を得ることができるからである。
尚、ポリアクリル酸ソーダは食品添加物として認められた安全性が高い物質である。
本発明に係るポリカルボン酸塩は、クレンザー組成物に含まれる(B)炭酸水素ナトリウム及び(C)無機物の分散性を向上させる目的で含まれる。ポリカルボン酸塩として、好ましくは、ポリアクリル酸ソーダが用いられる。この理由は、ポリアクリル酸ソーダは、
(A)炭酸水素ナトリウムと(B)無機物の分離、凝集、沈降または固化を抑制し、クレンザー組成物として安定した研磨性を得ることができるからである。
尚、ポリアクリル酸ソーダは食品添加物として認められた安全性が高い物質である。
ポリカルボン酸塩の含量は特に限定されないが、好ましくはクレンザー組成物全量中、0.1〜2.0重量%、特に好ましくは0.3〜1.0重量%含まれる。0.1重量%未満及び2.0重量%を超えると、(A)炭酸水素ナトリウムと(B)無機物が分離、凝集、沈降または固化してしまうため、いずれの場合も好ましくない。
上記ポリカルボン酸塩の平均分子量は、3000〜10000であることが好ましい。この理由は、平均分子量が3000未満及び10000を超えると、(A)炭酸水素ナトリウムと(B)無機物が分離、凝集、沈降または固化してしまうため、いずれの場合も好ましくないからである。
本発明のクレンザー組成物は、残部として(F)水を含む。
残部として水を使用する場合、水の含量は特に制限されないが、上記(A)乃至(E)(或いは(A)乃至(E)と、以下に示す任意の成分等)がそれぞれ必要量含まれ、組成物全体が100重量%となるよう配合される。
残部として水を使用する場合、水の含量は特に制限されないが、上記(A)乃至(E)(或いは(A)乃至(E)と、以下に示す任意の成分等)がそれぞれ必要量含まれ、組成物全体が100重量%となるよう配合される。
本発明のクレンザー組成物は、25℃における粘度が100〜2000cps、より好ましくは300〜1600cpsの粘調液体である。この理由は、100cps未満であると液だれが生じ易くなり、2000cpsを超えると、容器から容易に取り出すことができなくなり、使用に支障をきたすため、いずれの場合も好ましくないからである。
尚、粘度の測定方法については、当業者が一般的に取り得る方法にて測定すれば良く、上記粘度はVISCOMATER(TOKIMEC社製)にて25℃、60rpmで測定したものである。
尚、粘度の測定方法については、当業者が一般的に取り得る方法にて測定すれば良く、上記粘度はVISCOMATER(TOKIMEC社製)にて25℃、60rpmで測定したものである。
本発明のクレンザー組成物は、好ましくはpH7.0〜11.0を有し、より好ましくはpH7.5〜10.0を有する。この理由は、pHが7.0未満であると、洗浄性及び研磨性が悪くなり、pHが11.0を超えると、皮膚に対する刺激性が高くなるため好ましくないからである。
以下、本発明のクレンザー組成物に含まれる任意成分について説明する。
尚、本発明のクレンザー組成物に含まれる任意成分は、好ましくは食品添加物に認められた安全性の高い物質が採用される。
尚、本発明のクレンザー組成物に含まれる任意成分は、好ましくは食品添加物に認められた安全性の高い物質が採用される。
本発明のクレンザー組成物は、任意成分として(G)アルコールを含んでもよい。
本発明のクレンザー組成物に含まれるアルコールは、例えば、エタノール、プロピレングリコール、グリセリン、イソプロピルアルコールが挙げられ、好ましくはエタノールが用いられる。この理由は、エタノールにより低温(0〜5℃)での安定性が良くなり、また安全で使用しやすいからである。
本発明のクレンザー組成物に含まれるアルコールは、例えば、エタノール、プロピレングリコール、グリセリン、イソプロピルアルコールが挙げられ、好ましくはエタノールが用いられる。この理由は、エタノールにより低温(0〜5℃)での安定性が良くなり、また安全で使用しやすいからである。
本発明に係るアルコールは、特に限定されないが好ましくはクレンザー組成物全量中、
10重量%未満、特に好ましくは2〜7重量%含まれる。この理由は、10重量%以上では粘度が高くなるため容器から容易に取り出すことができなくなり、使用に支障をきたすため、好ましくないからである。
10重量%未満、特に好ましくは2〜7重量%含まれる。この理由は、10重量%以上では粘度が高くなるため容器から容易に取り出すことができなくなり、使用に支障をきたすため、好ましくないからである。
本発明のクレンザー組成物には、上記必須成分である(A)乃至(F)成分、並びに任意成分である(G)成分に加え、本発明の効果を妨げない範囲で、所望により、研磨剤、殺菌剤、防腐剤、防黴剤、酸化防止剤、pH調整剤、香料、染料等を適宜配合することができる。
本発明のクレンザー組成物は、一般に用いられる配合槽及び攪拌機を有する混合設備を使用して、定法により製造することができる。
本発明のクレンザー組成物の使用形態について説明する。
本発明のクレンザー組成物は、上述した如く特定の粘度を有する粘調液体であるため、一般に用いられる容器を使用しても飛散することなく容易に取り出すことができる。そして、シンクの垂直面等の液だれしやすい面でもその面に留まることが可能であり、十分な洗浄性を得ることができる。
本発明のクレンザー組成物は、上述した如く特定の粘度を有する粘調液体であるため、一般に用いられる容器を使用しても飛散することなく容易に取り出すことができる。そして、シンクの垂直面等の液だれしやすい面でもその面に留まることが可能であり、十分な洗浄性を得ることができる。
本発明のクレンザー組成物の使用対象面は、特に限定されず、台所まわり、シンク、調理器具、食器、窓ガラス、トイレ、サッシ、洗面台、換気扇、レンジ、冷蔵庫、レンジフード、タイル面等のプラスチック、金属、ガラス、おもちゃ等あらゆる対象に好適に使用することができる。特に、本発明のクレンザー組成物は食品添加物として規定された化合物を用いることにより、口に入るものを使用する場所で好適に使用することができる。
以下、本発明のクレンザー組成物を、実施例を用いてより詳細に説明する。
本発明のクレンザー組成物の洗浄性、濯ぎ性、安定性を以下の方法により評価した。
本発明のクレンザー組成物の洗浄性、濯ぎ性、安定性を以下の方法により評価した。
[本発明のクレンザー組成物の製造]
本発明のクレンザー組成物である実施例1乃至25、比較例1乃至4を製造するために使用した原料を、それぞれ図1、表1乃至表3に示す。
表中に示される数字は、クレンザー組成物全量中、各原料の配合量(重量%)である。ただし、ショ糖脂肪酸エステル及びポリアクリル酸ソーダは水溶液であるため、配合量中の有効成分の重量%を示す。
本発明のクレンザー組成物である実施例1乃至25、比較例1乃至4を製造するために使用した原料を、それぞれ図1、表1乃至表3に示す。
表中に示される数字は、クレンザー組成物全量中、各原料の配合量(重量%)である。ただし、ショ糖脂肪酸エステル及びポリアクリル酸ソーダは水溶液であるため、配合量中の有効成分の重量%を示す。
表中の炭酸水素ナトリウムとして、「重曹C(東ソー株式会社)」を使用した。
表中の炭酸カルシウムとして、「NS#1000(日東粉化工業株式会社)」を使用した。
表中の炭酸ナトリウムとして、「炭酸ナトリウム(キシダ化学株式会社)」を使用した。
表中のクレー(ケイ酸アルミニウム)として、「NAクレー(ネオライト興産株式会社)」を使用した。
表中のシリカ(二酸化ケイ素)として、「ニップシールE―75(日本シリカ工業株式会社)」を使用した。
表中のショ糖脂肪酸エステル(HLB16)として、ラウリン酸スクロース(第一工業製薬社/DKエステルL−160(40重量%品))を使用した。
表中のポリグリセリンラウリン酸エステル(HLB14.8)として、「阪本薬品社製/SYグリスターML−750」、ポリグリセリンオレイン酸エステル(HLB12.9)として、「阪本薬品社製/SYグリスターMO−7S」を使用した。
表中のキサンタンガムとして、「KELTROL(三晶株式会社)」を使用した。
表中のポリアクリル酸ソーダ又はポリアクリル酸ソーダ(5000)として、「アクアリックDL−365(株式会社日本触媒)平均分子量:5000」を使用した。ポリアクリル酸ソーダ(50000)として、「アクアリックDL−453(株式会社日本触媒)平均分子量:50000」を使用した。ポリアクリル酸ソーダ(10000)として、ポリアクリル酸を水酸化ナトリウムで中和して使用した(平均分子量10000)。上記アクアリックの製品は全て、ポリアクリル酸ソーダを48重量%含む製品である。
表中のエタノールとして、「エチルアルコール(日本アルコール販売株式会社)」を使用した。
表中の粘度は、VISCOMETER(TOKIMEC社製)を用いて25℃下で測定した。
表中の炭酸カルシウムとして、「NS#1000(日東粉化工業株式会社)」を使用した。
表中の炭酸ナトリウムとして、「炭酸ナトリウム(キシダ化学株式会社)」を使用した。
表中のクレー(ケイ酸アルミニウム)として、「NAクレー(ネオライト興産株式会社)」を使用した。
表中のシリカ(二酸化ケイ素)として、「ニップシールE―75(日本シリカ工業株式会社)」を使用した。
表中のショ糖脂肪酸エステル(HLB16)として、ラウリン酸スクロース(第一工業製薬社/DKエステルL−160(40重量%品))を使用した。
表中のポリグリセリンラウリン酸エステル(HLB14.8)として、「阪本薬品社製/SYグリスターML−750」、ポリグリセリンオレイン酸エステル(HLB12.9)として、「阪本薬品社製/SYグリスターMO−7S」を使用した。
表中のキサンタンガムとして、「KELTROL(三晶株式会社)」を使用した。
表中のポリアクリル酸ソーダ又はポリアクリル酸ソーダ(5000)として、「アクアリックDL−365(株式会社日本触媒)平均分子量:5000」を使用した。ポリアクリル酸ソーダ(50000)として、「アクアリックDL−453(株式会社日本触媒)平均分子量:50000」を使用した。ポリアクリル酸ソーダ(10000)として、ポリアクリル酸を水酸化ナトリウムで中和して使用した(平均分子量10000)。上記アクアリックの製品は全て、ポリアクリル酸ソーダを48重量%含む製品である。
表中のエタノールとして、「エチルアルコール(日本アルコール販売株式会社)」を使用した。
表中の粘度は、VISCOMETER(TOKIMEC社製)を用いて25℃下で測定した。
[本発明のクレンザー組成物の評価(無機物の種類及び配合量)]
図1に示す原料を混合して実施例1乃至10及び比較例1及び2を得た。以下に示す静置安定性、洗浄性及び濯ぎ性の評価試験を行った。
(静置安定性の評価)
室温(25℃)または、5℃で7日間静置した際の液の状態を評価した。
<判定基準>
○:分離していないことが目視で観察できる
△:分離していることが目視で観察できるが、容易に均一な状態に分散できる
×:分離していることが目視で観察でき、容易に均一な状態に分散することができない
図1に示す原料を混合して実施例1乃至10及び比較例1及び2を得た。以下に示す静置安定性、洗浄性及び濯ぎ性の評価試験を行った。
(静置安定性の評価)
室温(25℃)または、5℃で7日間静置した際の液の状態を評価した。
<判定基準>
○:分離していないことが目視で観察できる
△:分離していることが目視で観察できるが、容易に均一な状態に分散できる
×:分離していることが目視で観察でき、容易に均一な状態に分散することができない
(結果)
実施例1乃至8と10については、室温で7日間静置した後でも分離せず、安定であった。実施例9については、分離が観察できるが、振ることにより容易に均一な分散状態にすることができた。
比較例1及び2は分離しており、容易に均一な状態に分散することができなかった。また、比較例1はゲル化したため、粘度測定、洗浄性及び濯ぎ性の試験は行わなかった。
実施例1乃至8と10については、室温で7日間静置した後でも分離せず、安定であった。実施例9については、分離が観察できるが、振ることにより容易に均一な分散状態にすることができた。
比較例1及び2は分離しており、容易に均一な状態に分散することができなかった。また、比較例1はゲル化したため、粘度測定、洗浄性及び濯ぎ性の試験は行わなかった。
(洗浄性の評価)
ステンレス板(75cm2)に1.0gの酸化油を塗り、3時間50℃で乾燥させたものを疑似汚れとした。実施例1乃至10及び比較例2をそれぞれ0.5gつけ、水(約1ml)で塗らしたスポンジで各実施例及び比較例にわたって一定の力で20回こすり洗いした時の洗浄力を評価した。
ステンレス板(75cm2)に1.0gの酸化油を塗り、3時間50℃で乾燥させたものを疑似汚れとした。実施例1乃至10及び比較例2をそれぞれ0.5gつけ、水(約1ml)で塗らしたスポンジで各実施例及び比較例にわたって一定の力で20回こすり洗いした時の洗浄力を評価した。
<判定基準>
下記洗浄性の判定基準により、汚れを洗い落とす能力である洗浄性と汚れを掻き落とす能力である研磨性を評価する。
○:汚れを良好に落とすことを目視で観察できる
△:汚れが残る部分があることを目視で観察できる
×:汚れをほとんど落とすことができないことを目視で観察できる
下記洗浄性の判定基準により、汚れを洗い落とす能力である洗浄性と汚れを掻き落とす能力である研磨性を評価する。
○:汚れを良好に落とすことを目視で観察できる
△:汚れが残る部分があることを目視で観察できる
×:汚れをほとんど落とすことができないことを目視で観察できる
(濯ぎ性の評価)
上記洗浄性試験の後、上記のクレンザー組成物を200mlの水で洗い流した。その時のステンレス板上の汚れ、クレンザー組成物の残り具合、汚れとクレンザー組成物の洗い流し易さを評価した。
上記洗浄性試験の後、上記のクレンザー組成物を200mlの水で洗い流した。その時のステンレス板上の汚れ、クレンザー組成物の残り具合、汚れとクレンザー組成物の洗い流し易さを評価した。
<判定基準>
○:汚れとクレンザー組成物が残らずに全て洗い流せたことを目視で観察できる
△:汚れとクレンザー組成物が残る部分があることを目視で観察できる
×:汚れとクレンザー組成物がほとんど残っていることを目視で観察できる
○:汚れとクレンザー組成物が残らずに全て洗い流せたことを目視で観察できる
△:汚れとクレンザー組成物が残る部分があることを目視で観察できる
×:汚れとクレンザー組成物がほとんど残っていることを目視で観察できる
(結果)
炭酸水素ナトリウムのみを用いた比較例2は、室温静置したところ分離し、洗浄性及び濯ぎ牲が十分ではなかった。これに対し、炭酸水素ナトリウムと炭酸カルシウムを組み合わせて用いた実施例1乃至6、炭酸水素ナトリウムとクレーを組み合わせて用いた実施例7、炭酸水素ナトリウムとシリカを組み合わせて用いた実施例8は、室温静置した後も分離せず、洗浄性も濯ぎ性も良好であった。
炭酸水素ナトリウムのみを用いた比較例2は、室温静置したところ分離し、洗浄性及び濯ぎ牲が十分ではなかった。これに対し、炭酸水素ナトリウムと炭酸カルシウムを組み合わせて用いた実施例1乃至6、炭酸水素ナトリウムとクレーを組み合わせて用いた実施例7、炭酸水素ナトリウムとシリカを組み合わせて用いた実施例8は、室温静置した後も分離せず、洗浄性も濯ぎ性も良好であった。
また、炭酸水素ナトリウムと炭酸カルシウムを合わせて20重量%含む実施例9は洗浄性が少し悪くなり、合わせて65重量%含む実施例10は、低温(5℃)において少し再分散性が悪く、濯ぎ性が若干悪くなった。これに対し、炭酸水素ナトリウムと炭酸カルシウムを合わせて30重量%含む実施例4や、合わせて60重量%含む実施例6は、洗浄性及び濯ぎ性ともに優れていた。これにより、炭酸水素ナトリウムと特定の無機物を、全体量に対し30〜60重量%配合することにより洗浄性及び濯ぎ牲が向上することが示された。
さらに、炭酸水素ナトリウムと特定の無機物の配合比率は、実施例1では1:0.3、実施例6では1:4で使用でき、1:0.3〜1:4で好適に用いることが可能であった。
さらに、炭酸水素ナトリウムと特定の無機物の配合比率は、実施例1では1:0.3、実施例6では1:4で使用でき、1:0.3〜1:4で好適に用いることが可能であった。
[本発明のクレンザー組成物の評価(ポリアクリル酸ソーダの平均分子量及び配合量)]
表1に示す原料を混合して、実施例11乃至17及び比較例3を得た。
実施例11乃至17及び比較例3に対し、上記の静置安定性を評価した。
表1に示す原料を混合して、実施例11乃至17及び比較例3を得た。
実施例11乃至17及び比較例3に対し、上記の静置安定性を評価した。
(結果)
ポリアクリル酸ソーダが0.1〜1.0重量%含まれる実施例11乃至15は、室温静置下で安定していた。ポリアクリル酸ソーダが2.3重量%含まれる実施例17は、室温静置で分離したが振れば容易に分散でき問題なかった。ポリアクリル酸ソーダを含まない比較例3は分離しており、振っても容易には分散せず、また分散させてもすぐに分離してしまった。
これらより、ポリアクリル酸ソーダの配合量は、0.1〜1.0重量%の範囲で好ましく用いることが示された。
ポリアクリル酸ソーダが0.1〜1.0重量%含まれる実施例11乃至15は、室温静置下で安定していた。ポリアクリル酸ソーダが2.3重量%含まれる実施例17は、室温静置で分離したが振れば容易に分散でき問題なかった。ポリアクリル酸ソーダを含まない比較例3は分離しており、振っても容易には分散せず、また分散させてもすぐに分離してしまった。
これらより、ポリアクリル酸ソーダの配合量は、0.1〜1.0重量%の範囲で好ましく用いることが示された。
また、平均分子量が5000又は10000であるポリアクリル酸ソーダを用いた実施例11乃至15は、平均分子量が50000であるポリアクリル酸ソーダを用いた実施例16と比較して、分散性、洗浄性、濯ぎ性がより良好であり、好適に使用できた。
[本発明のクレンザー組成物の評価(界面活性剤の種類及び配合量)]
表2に示す原料を混合して、実施例18乃至22を得た。実施例18乃至22に対し、上記の静置安定性、洗浄性及び濯ぎ性試験を実施し、pHを測定した。
表2に示す原料を混合して、実施例18乃至22を得た。実施例18乃至22に対し、上記の静置安定性、洗浄性及び濯ぎ性試験を実施し、pHを測定した。
(結果)
実施例18乃至22はクレンザー組成物として好適に使用できた。ただし、HLBが低い(12)ポリグリセリンオレイン酸エステルを使用した実施例20は、安定性は高いが、濯ぎ性が少し悪かった。これに対し、HLBが高い(16)ショ糖脂肪酸エステルやポリグリセリンラウリン酸エステルを使用した実施例18及び19は、洗浄性、濯ぎ性ともに好適であった。HLBが高いショ糖脂肪酸エステルと低いポリグリセリンオレイン酸エステルを組み合わせて用いた実施例21や、HLBが高いポリグリセリンラウリン酸エステルと低いポリグリセリンオレイン酸エステルを組み合わせて用いた実施例22は、洗浄性や濯ぎ性を備えつつも安定性が高かった。
これらより、HLBが高いショ糖脂肪酸エステルやポリグリセリン脂肪酸エステルを使用すると洗浄性、濯ぎ性を高めることができ、HLBが低いショ糖脂肪酸エステルやポリグリセリン脂肪酸エステルを用いることにより、安定性を高められることが確認できた。
実施例18乃至22はクレンザー組成物として好適に使用できた。ただし、HLBが低い(12)ポリグリセリンオレイン酸エステルを使用した実施例20は、安定性は高いが、濯ぎ性が少し悪かった。これに対し、HLBが高い(16)ショ糖脂肪酸エステルやポリグリセリンラウリン酸エステルを使用した実施例18及び19は、洗浄性、濯ぎ性ともに好適であった。HLBが高いショ糖脂肪酸エステルと低いポリグリセリンオレイン酸エステルを組み合わせて用いた実施例21や、HLBが高いポリグリセリンラウリン酸エステルと低いポリグリセリンオレイン酸エステルを組み合わせて用いた実施例22は、洗浄性や濯ぎ性を備えつつも安定性が高かった。
これらより、HLBが高いショ糖脂肪酸エステルやポリグリセリン脂肪酸エステルを使用すると洗浄性、濯ぎ性を高めることができ、HLBが低いショ糖脂肪酸エステルやポリグリセリン脂肪酸エステルを用いることにより、安定性を高められることが確認できた。
[本発明のクレンザー組成物の評価(粘度)]
表3に示す原料を混合して、実施例23乃至25及び比較例4を得た。
実施例23乃至25及び比較例4に対し、上記の静置安定性試験、以下に示す液だれ性及び洗浄性試験を実施した。
表3に示す原料を混合して、実施例23乃至25及び比較例4を得た。
実施例23乃至25及び比較例4に対し、上記の静置安定性試験、以下に示す液だれ性及び洗浄性試験を実施した。
(液だれ性の評価)
ステンレス板(75cm2)に1.0gの酸化油を塗り、3時間50℃で乾燥させたものを疑似汚れとした。ステンレス板に実施例23乃至25及び比較例4をそれぞれ0.5gつけ、ステンレス板を一定の角度(30度)に傾け30秒間放置後、ステンレス板に残ったクレンザー量をはかり、液だれの程度を確認した。
ステンレス板(75cm2)に1.0gの酸化油を塗り、3時間50℃で乾燥させたものを疑似汚れとした。ステンレス板に実施例23乃至25及び比較例4をそれぞれ0.5gつけ、ステンレス板を一定の角度(30度)に傾け30秒間放置後、ステンレス板に残ったクレンザー量をはかり、液だれの程度を確認した。
<判定基準>
○:85%以上がステンレス板に残っていることを目視で観察できる
△:50〜85%以上がステンレス板に残っていることを目視で観察できる
×:50%以下がステンレス板に残っていることを目視で観察できる
(洗浄性の評価)
上記液だれ試験の後、水で濡らしたスポンジで各実施例及び比較例にわたって一定の力で20回こすり洗い、洗浄性を評価した。
洗浄性の評価については、上述の洗浄性の判定基準と同様に3段階で評価した。
(結果)
実施例23乃至25は液だれが少なく、洗浄性も好適であった。これと比較して、キサンタンガムを含まない比較例4は液だれが激しく、洗浄性も好適なものではなかった。
○:85%以上がステンレス板に残っていることを目視で観察できる
△:50〜85%以上がステンレス板に残っていることを目視で観察できる
×:50%以下がステンレス板に残っていることを目視で観察できる
(洗浄性の評価)
上記液だれ試験の後、水で濡らしたスポンジで各実施例及び比較例にわたって一定の力で20回こすり洗い、洗浄性を評価した。
洗浄性の評価については、上述の洗浄性の判定基準と同様に3段階で評価した。
(結果)
実施例23乃至25は液だれが少なく、洗浄性も好適であった。これと比較して、キサンタンガムを含まない比較例4は液だれが激しく、洗浄性も好適なものではなかった。
Claims (5)
- (A)炭酸水素ナトリウムと、
(B)炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウム、リン酸三カルシウム、リン酸一水素カルシウム、リン酸二水素カルシウム、酸化マグネシウム、二酸化ケイ素から選択される1種以上の無機物と、
(C)HLBが10〜18の多価アルコール脂肪酸エステル型非イオン性界面活性剤と、
(D)増粘多糖類と、
(E)ポリカルボン酸塩を含み、
25℃における粘度が100〜2000cpsの粘調液体であることを特徴とするクレンザー組成物。 - 前記増粘多糖類がキサンタンガムであることを特徴とする請求項1記載のクレンザー組成物。
- 前記ポリカルボン酸塩の分子量が3000〜10000であることを特徴とする請求項1または2記載のクレンザー組成物。
- 前記(A)炭酸水素ナトリウムと前記(B)無機物の配合比率が、重量比で1:0.3〜1:4であることを特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載のクレンザー組成物。
- 前記(A)炭酸水素ナトリウムと、前記(B)無機物と、前記(C)多価アルコール脂肪酸エステル型非イオン性界面活性剤と、前記(D)増粘多糖類と、前記(E)ポリカルボン酸塩いずれもが食品添加物であることを特徴とする請求項1乃至4いずれかに記載のクレンザー組成物。
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JP2014200867A (ja) * | 2013-04-02 | 2014-10-27 | 学校法人 工学院大学 | 洗浄剤、洗浄方法、および洗浄剤の処理方法 |
-
2008
- 2008-11-21 JP JP2008298792A patent/JP2010121097A/ja active Pending
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---|---|---|---|---|
EP2372799A2 (en) | 2010-03-30 | 2011-10-05 | Panasonic Corporation | Highly reflective white material and led package |
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JP2012077173A (ja) * | 2010-09-30 | 2012-04-19 | Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd | 研磨剤組成物 |
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