JP2010115291A - インソール及びハーフインソール - Google Patents

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Abstract

【課題】O脚や変形性膝関節症(内反変位)の患者、又はその傾向のある者が装着するのに好適なインソール及びハーフインソールを提供する。
【解決手段】全体として板状である可撓性材料からなり、足裏に対応した平面形状を有するインソールにおいて、インソール表面の外側(足の小指側)にスポット状に設けた隆起部と、インソール表面の内側(足の親指側)にスポット状に設けた凹部とを、歩行時の足裏の重心移動ラインに沿って配設したインソール。このインソールの前半部分を切り欠いたハーフインソール。
【選択図】図2

Description

本発明は、履物用のインソール(中敷きパッド)、及びハーフインソールに関する。更に詳しくは、本発明は、O脚や変形性膝関節症(内反変位)の患者、又はその傾向のある者が装着するのに好適なインソール及びハーフインソールに関する。
靴、スリッパ、サンダル等の履物に使用するインソール(中敷きパッド)としては、例えば通気性の材料を用いて履物内部の喚気による脱臭効果等を狙ったものもあるが、一方で、インソールの適部に種々の形態の凹凸を形成して、足骨格や筋肉作用の不具合の矯正、又は良好なバランス確保等を狙ったものが提案されている。
その一例として、O脚や変形性膝関節症(内反変位)の治療・矯正を目的とするインソールが挙げられる。中高年ないし高齢者における膝の痛みの多くが変形性膝関節症に起因するとも言われており、O脚や変形性膝関節症(内反変位)の治療・矯正に有効なインソールは非常に有用である。
従来、このような目的を持ったインソールにおいては、基本的に、インソールの表面を外側(足の小指側)から内側(足の親指側)に向かって次第に低くなるように傾斜させている。即ち、インソール表面のこのような傾斜は、装着者の足首を内反変位とは逆の方向に外反変位(O脚とは逆のX脚の状態)させるため、O脚あるいは内反変位の変形性膝関節症の治療・矯正に有効である、という考え方に基づくものである。
特開2005−304583号公報 例えば、上記の特許文献1においては、履物の内側方向(親指側方向)に向かうほど下方に位置する傾斜面を持ち、かつ第1中足骨ないし第2中足骨の接地部から足先までの部分(内側の足先方向部分)を一段と低く形成した「履物のインソール構造」を開示している。そしてこのインソール構造は、O脚の患者や内反変位の変形性膝関節症患者のスムーズな歩行を可能にする、としている。
しかし、本願発明者の研究によれば、O脚や変形性膝関節症(内反変位)の患者が、外側から内側に向かって次第に低くなる傾斜の従来型インソールを長期間にわたり使用すると、図1(右足を後方から見た図)に示すように、インソールIが足首Nの外反変位変形を助長し、そのことが逆に下腿Lの外側方向への屈曲をもたらして、膝Kの内反変位変形を悪化させてしまう可能性があることが分かってきた。
そこで本発明は、このような不具合を伴わずに、O脚や変形性膝関節症を治療・矯正することができるインソールあるいはハーフインソールを提供することを、解決すべき技術的課題とする。
本願発明者は、インソールを用いたO脚あるいは変形性膝関節症(内反変位)の治療・矯正にあたり、足首を外反変位と内反変位とのニュートラルポジションでダイナミックに処置することが重要であるとの見地から、本発明を完成した。
(第1発明)
上記課題を解決するための本願第1発明の構成は、全体として板状である可撓性材料からなり、足裏に対応した平面形状を有するインソールにおいて、
インソール表面の外側(足の小指側)にスポット状に設けた隆起部と、インソール表面の内側(足の親指側)にスポット状に設けた凹部とを、歩行時の足裏の重心移動ラインに沿って配設した、インソールである。
(第2発明)
上記課題を解決するための本願第2発明の構成は、前記第1発明に係る隆起部が下記の(1)及び(2)に示すものであり、前記凹部が下記の(3)に示すものである、インソールである。
(1)外側縦アーチ後部に位置する立方骨に当接して、これを支持するように隆起した外側縦アーチ後部隆起部。
(2)第3趾〜第4趾の中足骨アーチ部に当接するように隆起した中央外側隆起と外側縦アーチの中央下部を横断するように隆起した外側縦アーチ隆起からなる中足骨外側隆起部。
(3)親指の中足骨骨頭部下側にある種子骨を受け止める位置にある種子骨凹部。
(第3発明)
上記課題を解決するための本願第3発明の構成は、前記第2発明に係る種子骨凹部が、インソール表面の基準面よりも下方へ凹陥した凹部であり、あるいはインソールを底部までくり抜いた孔である、インソールである。
(第4発明)
上記課題を解決するための本願第4発明の構成は、全体として板状である可撓性材料からなり、足裏の後半部に対応した平面形状を有するハーフインソールであって、
インソール表面の外側(足の小指側)にスポット状に設けた隆起部を歩行時の足裏の重心移動ラインに沿って配設した、ハーフインソールである。
(第5発明)
上記課題を解決するための本願第5発明の構成は、前記第4発明に係る隆起部が下記の(1)及び(2)に示すものである、ハーフインソールである。
(1)外側縦アーチ後部に位置する立方骨に当接して、これを支持するように隆起した外側縦アーチ後部隆起部。
(2)第3趾〜第4趾の中足骨アーチ部に当接するように隆起した中央外側隆起と外側縦アーチの中央下部を横断するように隆起した外側縦アーチ隆起からなる中足骨外側隆起部。
(第1発明の効果)
後述の実施例において重心移動ラインAとして具体的に示すように、歩行時において後部(踵の部分)から前部(足先部)へ向って移動する足裏の重心は、重心移動の前期、即ち重心が足裏の後半部を移動中には外側(小指側)に重心が偏って移動し、次いで、重心移動の後期、即ち重心が足裏の前半部を移動してゆく際には内側(親指側)に重心が偏って移動することが知られている。
この点を考慮して、第1発明のインソールにおいては、表面の外側(足の小指側)にスポット状に設けた隆起部と、表面の内側(足の親指側)にスポット状に設けた凹部とを歩行時の足裏の重心移動ラインに沿って配設している。そのため、本発明のインソールでは、O脚あるいは変形性膝関節症(内反変位)の治療・矯正を、外反変位と内反変位とのニュートラルポジションでダイナミックに処置することができる。
「ニュートラルポジションで処置する」とは、以下のことを言う。即ち、まず、重心移動の前期においては、外側に偏って移動する足裏の重心に対して、インソール表面の外側に設けた隆起部が強い支持効果を示す。これらの隆起部はスポット状に設けられているので、隆起部によって足骨格中の特定の部分だけが選択的に支持され、足骨格全体としては内反変位でも外反変位でもない中立状態(ニュートラルポジション)に維持される。その結果、前記した従来技術のように足骨格全体の無差別な外反変位や踵骨の固定的な外反変位状態が起こらず、しかも歩行が容易であってO脚や変形性膝関節症の治療・矯正の効果を期待できる。
次に、重心移動の後期に入ると重心が足裏の前半部へ移行するが、そのような重心はインソール表面の内側にスポット状に設けた凹部によって、足骨格中の特定の部分だけで受け止められ、足骨格全体としては内反変位でも外反変位でもない中立状態(ニュートラルポジション)に維持される。従って、上記と同様に踵骨の固定的な外反変位状態が起こらず、歩行が容易であって、O脚や変形性膝関節症の治療・矯正の効果を期待できる。
「ダイナミックに処置する」とは、以上にも述べたように、重心移動の前期と後期において、機能する部分がインソール表面の外側にスポット状に設けた隆起部からインソール表面の内側にスポット状に設けた凹部へと頻繁に移行し、前記した従来技術のように歩行中におけるインソールの支持手段及びその作用が固定的(スタティック)ではないことを言う。第1発明のインソールではダイナミックな処置が行われるので、足首が内反変位方向や外反変位方向へ固定化される恐れがない。
(第2発明の効果)
第2発明のインソールにおいては、インソール表面の外側にスポット状に設けた隆起部が前記の外側縦アーチ後部隆起部と中足骨外側隆起部であり、インソール表面の内側にスポット的に設けた凹部が前記の種子骨凹部である。
前記した重心移動の前期において、外側に偏って移動する足裏の重心に対して、外側縦アーチ後部隆起部は、立方骨に当接してこれを支持する。又、中足骨外側隆起部のうち、第3趾〜第4趾の中足骨アーチ部に当接するように隆起した中央外側隆起は足裏の中足骨アーチの凹部中央部の外側部分を支持し、外側縦アーチの中央下部を横断するように隆起した外側縦アーチ隆起は外側縦アーチの中央下部を直接に支持する。従って、足骨格全体としてはニュートラルポジションに維持されながら、外側に偏って移動する足裏の重心に対してこれらの隆起部が強い支持効果を示す。
重心移動の後期において、内側に偏って移動する足裏の重心に対して、種子骨凹部が、親指の中足骨骨頭部下側にある種子骨を受け止めて、重心を支持する。従って、足骨格全体としてはニュートラルポジションに維持されながら、内側に偏って移動する足裏の重心に対して、種子骨凹部が強い安定・支持効果を示す。
(第3発明の効果)
第3発明においては、種子骨凹部がインソール表面の基準面よりも下方へ凹陥しており、あるいはインソールを底部までくり抜いた孔として形成されているので、第2発明で述べた種子骨凹部の安定・支持効果が特に強く得られる。
(第4発明及び第5発明の効果)
第4発明及び第5発明のハーフインソールは、要するに、第1発明〜第3発明に係るインソールにおいて、そのインソール表面内側の凹部もしくは種子骨凹部を含む前半部分を切り欠いた形態のものである。
これらのハーフインソールは、第1発明〜第3発明に係るインソールと同様に、インソール表面の外側にスポット状に所定の隆起部を設けているので、歩行時の重心移動の前期においては、これらの隆起部が強い支持効果を示す。
一方、ハーフインソールはインソール表面内側の凹部もしくは種子骨凹部を備えていないが、これらの凹部を含む前半部分を切り欠いているので、重心移動の後期において、切り欠き部分の落差によって実質的にインソール表面内側の凹部もしくは種子骨凹部と同様の作用が確保される。
次に本発明を実施するための形態を、その最良の形態を含めて説明する。
〔インソールの主要な構成〕
本発明のインソールは、全体として板状である可撓性材料からなり、足裏に対応した平面形状を有するインソールにおいて、インソール表面の外側(足の小指側)にスポット状に設けた隆起部と、インソール表面の内側(足の親指側)にスポット状に設けた凹部とを、歩行時の足裏の重心移動ラインに沿って配設したものである。
インソールは、必ずしも限定はされないが、全体として平坦な板状であることが好ましい。又、インソール全体が単一の構成材料を以て一体的に成形されていても良く、同種あるいは異種の材料からなる積層構造を持つものであっても良い。
本発明のインソールは、より好ましくは、上記隆起部が次の(1)及び(2)に示すものであり、上記凹部が下記の(3)に示すものである。
(1)外側縦アーチ後部に位置する立方骨に当接して、これを支持するように隆起した外側縦アーチ後部隆起部。
(2)第3趾〜第4趾の中足骨アーチ部に当接するように隆起した中央外側隆起と、外側縦アーチの中央下部を横断するように隆起した外側縦アーチ隆起からなる中足骨外側隆起部。この中足骨外側隆起部における外側縦アーチ隆起部は、中央外側隆起部から外側縦アーチ方向へ連続的に延設され、外側縦アーチの下部を横断するように隆起している。
(3)親指の中足骨骨頭部下側にある種子骨を受け止める位置にある種子骨凹部。
更に好ましくは、種子骨凹部がインソール表面の基準面よりも下方へ凹陥した凹部であり、又はインソールを底部までくり抜いた孔である。「インソール表面の基準面」とは、板状であるインソールにおける隆起部でも凹部でもない表面を言う。
インソールの構成材料は可撓性材料である限りにおいて種類を限定されないが、好ましくは、例えばラバー、ポリウレタン、EVA、ポリエチレン、軟質塩化ビニル等からなる。また、緩衝性の高い発泡性素材からなることが好ましい。発泡素材における気泡率(気泡が占める容積割合)は限定されない。インソールの厚さは必要に応じて適宜に決定すれば良いが、例えば、1mm〜7mm程度の範囲内が好ましい。
〔インソールにおけるその他の構造〕
本発明のインソールにおいては、前記した各種の隆起部及び凹部の他にも、例えば、インソール上面の後端部周縁において足の踵部の周囲を取り囲むように隆起したヒールカップ隆起や、そのヒールカップ隆起がインソールの内側周縁沿いに内側アーチ下方のほぼ中央部まで延設された内側アーチサポート隆起を設けることができる。
〔インソールの加工方法〕
本発明のインソールの加工にあたっては、切削加工や型成形その他の公知の各種加工方法を任意に選択して利用することができる。例えば切削加工においては、装着者個人の足骨格等の計測データを取得したもとで、コンピュータを利用してインソールのデザイン及び加工を行う、いわゆるCAD/CAMの手法によるオーダーメードの加工方法が特に好ましい。
〔ハーフインソール〕
本発明のハーフインソールは、全体として板状である可撓性材料からなり、足裏の後半部に対応した平面形状を有し、インソール表面の外側(足の小指側)にスポット状に設けた隆起部を歩行時の足裏の重心移動ラインに沿って配設したものである。より好ましい具体的な形態において、本発明のハーフインソールは、上記の隆起部が下記の(1)及び(2)に示すものである。
(1)外側縦アーチ後部に位置する立方骨に当接して、これを支持するように隆起した外側縦アーチ後部隆起部。
(2)第3趾〜第4趾の中足骨アーチ部に当接するように隆起した中央外側隆起と外側縦アーチの中央下部を横断するように隆起した外側縦アーチ隆起からなる中足骨外側隆起部。
言い換えれば、ハーフインソールは、インソールの表面内側の凹部もしくは種子骨凹部を含む前半部分を切り欠いた形態のものであって、この場合の切り欠き線は、中足骨外側隆起部の前端部あるいは前方を通過し、かつ種子骨凹部の後端部あるいは後方を通過する直線、折れ線状の直線あるいは曲線である。
ハーフインソールにおける上記以外の点の構成、加工方法等は上記したインソールの場合と同様である。
以下に本発明の実施例を説明する。本発明の技術的範囲は、下記の実施例によって制約されない。
〔実施例1:インソール〕
図2に平面図を示す本実施例のインソール1は左足用のものであるが、右足用のインソールは、これと対称に形成される。インソール1は発泡性の可撓性樹脂材料からなり、その縦方向(図の上下方向)の長さがほぼ25cm、横方向の最大幅がほぼ9cmのサイズであり、足裏の形状Bに対応した平面形状を有する。インソール1は単一の構成材料からなる単層のものでも良いが、同一又は異なる構成材料を層状に接合させた積層構造を持つこともできる。
このインソール1は、後述する各種隆起部や凹部の形成部分を除いては、全体的に約3mmの厚さを有する。図2の縦方向のX−X線断面図である図3(a)及びY−Y線断面図である図3(b)から分かるように、インソール1は、全体として平坦な形状の板状を呈する。
図2及び図3に示すように、歩行時の足裏の重心移動ラインAに沿って、インソール1の表面の外側(足の小指側)には外側縦アーチ後部隆起部2と中足骨外側隆起部3を、インソール1の表面の内側には種子骨凹部4を設けている。これらの隆起部の高さあるいは凹部の深さは任意に設定できるが、例えば2〜3mm程度の隆起部の高さあるいは凹部の深さとすることができる。
図4に示すように、足骨格には外側縦アーチ5、内側縦アーチ6、横アーチ7と言うアーチ構造が知られているが、上記の外側縦アーチ後部隆起部2は、重心移動ラインA上にあって、足骨格の外側縦アーチ5の後部に位置する立方骨8に当接しこれを支持するような位置に隆起している。
次に、中足骨外側隆起部3は、重心移動ラインA上にあって、中央外側隆起3aと外側縦アーチ隆起3bが一体的に形成されたものである。これらの内、中央外側隆起3aは、図4に示す足の第1趾9〜第5趾13の内の第3趾11〜第4趾12の中足骨アーチ部に当接するように隆起しており、外側縦アーチ隆起3bは、外側縦アーチ5の中央下部を横断するように隆起している。
次に、種子骨凹部4は、重心移動ラインA上にあって、第1趾9である親指の中足骨骨頭部下側にある種子骨(平面図である図4では見えていない)を受け止める位置に形成されている。種子骨凹部4は、図3(b)から分かるように、インソール1の表面の基準面よりも下方へ凹陥した凹部であるが、インソール1を底部までくり抜いた孔として形成しても良い。
以上の他にも、インソール1の表面の後端部周縁において、足の踵部の周囲を取り囲むように隆起した、隆起高さが5〜10mm程度であるヒールカップ隆起14を形成している。このヒールカップ隆起14は足の踵部全体をサポートするもので、その一端は前記の外側縦アーチ後部隆起部2につながっており、その他端は内側アーチサポート隆起15につながっている。内側アーチサポート隆起15は、インソール1の内側周縁沿いに前記内側縦アーチ6の下方のほぼ中央部まで延設された、隆起高さが5〜10mm程度の隆起である。
〔実施例2:ハーフインソール〕
本実施例のハーフインソールは、図2に示すインソール1における切り欠き線Cよりも後方部分(図2の下方部分)のみからなる。このハーフインソールは、そのような形状のものとして加工されたものであっても良いし、実施例1に係るインソール1を切り欠き線Cに沿ってカットしたものであっても良い。
従って、このハーフインソールは外側縦アーチ後部隆起部2、中足骨外側隆起部3、ヒールカップ隆起14及び内側アーチサポート隆起15を備えているが、種子骨凹部4は備えていない。しかし、ハーフインソールの前端部(切り欠き線Cに沿う部分)においては、前記インソール1の種子骨凹部4がインソール1を底部までくり抜いた孔として形成された場合と同じ落差(3mm)があるので、結果的に種子骨凹部4がある場合と同様の効果が確保される。
本発明のインソール及びハーフインソールは、O脚や変形性膝関節症(内反変位)の患者、又はその傾向のある者が装着するのに好適である。
従来のインソールの不具合を示す図である。
実施例に係るインソールの平面図である。
図3(a)は図1のX−X線断面の端面図であり、図3(b)は図1のY−Y線断面の端面図である。
左足の足骨格の平面図である。
符号の説明
A 歩行時の足裏の重心移動ライン
B 足裏
C 切り欠き線
1 インソール
2 外側縦アーチ後部隆起部
3 中足骨外側隆起部
3a 中央外側隆起
3b 外側縦アーチ隆起
4 種子骨凹部
5 外側縦アーチ
6 内側縦アーチ
7 横アーチ
8 立方骨
14 ヒールカップ隆起
15 内側アーチサポート隆起

Claims (5)

  1. 全体として板状である可撓性材料からなり、足裏に対応した平面形状を有するインソールにおいて、
    インソール表面の外側(足の小指側)にスポット状に設けた隆起部と、インソール表面の内側(足の親指側)にスポット状に設けた凹部とを、歩行時の足裏の重心移動ラインに沿って配設したことを特徴とするインソール。
  2. 前記隆起部が下記の(1)及び(2)に示すものであり、前記凹部が下記の(3)に示すものであることを特徴とする請求項1に記載のインソール。
    (1)外側縦アーチ後部に位置する立方骨に当接して、これを支持するように隆起した外側縦アーチ後部隆起部。
    (2)第3趾〜第4趾の中足骨アーチ部に当接するように隆起した中央外側隆起と外側縦アーチの中央下部を横断するように隆起した外側縦アーチ隆起からなる中足骨外側隆起部。
    (3)親指の中足骨骨頭部下側にある種子骨を受け止める位置にある種子骨凹部。
  3. 前記種子骨凹部が、インソール表面の基準面よりも下方へ凹陥した凹部であり、あるいはインソールを底部までくり抜いた孔であることを特徴とする請求項2に記載のインソール。
  4. 全体として板状である可撓性材料からなり、足裏の後半部に対応した平面形状を有するハーフインソールであって、
    インソール表面の外側(足の小指側)にスポット状に設けた隆起部を歩行時の足裏の重心移動ラインに沿って配設したことを特徴とするハーフインソール。
  5. 前記隆起部が下記の(1)及び(2)に示すものであることを特徴とする請求項4に記載のハーフインソール。
    (1)外側縦アーチ後部に位置する立方骨に当接して、これを支持するように隆起した外側縦アーチ後部隆起部。
    (2)第3趾〜第4趾の中足骨アーチ部に当接するように隆起した中央外側隆起と外側縦アーチの中央下部を横断するように隆起した外側縦アーチ隆起からなる中足骨外側隆起部。
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