JP2010115256A - 磁気共鳴映像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易化したプローブユニットと制御/映像化ユニット間のクロック信号の高精度な同期を保証するMRI装置を提供する。
【解決手段】プローブユニットは、磁気共鳴信号を検出するプローブと、磁気共鳴信号をサンプリングするアナログ−ディジタル変換器と、ディジタル信号を第1の無線信号に変換して第1の無線チャネルにより送信する第1の送信機と、第2の無線チャネルにより第2の無線信号を受信し、第1の受信信号を得る第1の受信機と、第1の受信信号から再生クロック信号を生成するクロック再生部とを有し、制御/映像化ユニットは、第1の無線信号を受信して第2の受信信号を得る第2の受信機と、基準クロック信号を生成するクロック生成部と、第2の受信信号に対してデータ処理を行うデータ処理部と、搬送波を基準クロック信号で振幅変調した信号を第2の無線信号に変換して第2の無線チャネルにより送信する第2の送信機とを有する。
【選択図】図2

Description

この発明は、磁気共鳴信号及びクロック信号を無線で伝送する磁気共鳴映像装置に関する。
磁気共鳴映像装置(MRI装置)において、磁気共鳴信号を受信して検出するための検出コイルは、被検体と共にガントリ内の撮像空間に配置される。検出コイルにより検出された磁気共鳴信号は、一般には撮像空間内からガントリ外へ引き出されたケーブルを介して装置本体(以下、制御/映像化ユニットという)へ伝送される。制御/映像化ユニットでは、磁気共鳴信号に対して画像再構成処理を含むデータ処理を行うことにより映像化を行う。
このような一般的な構成では、ケーブルがしばしば邪魔になる。この問題を回避するため、特許文献1に開示されているように、RFプローブと呼ばれる検出コイルを含むプローブユニットにおいて磁気共鳴信号をアナログ−ディジタル変換器(ADC)によりディジタル化した後に、無線信号に変換して制御/映像化ユニットへ無線で伝送することが考えられている。
ここで、プローブユニット内のADCにおいてはサンプリングクロック信号が必要となる。制御/映像化ユニット側で用いられる基準クロック信号に対して、サンプリングクロック信号が高い精度で周波数同期を確立することが求められる場合、クロック信号源としては、恒温槽入り水晶発振器(oven controlled crystal oscillator:OCXO)や温度補償型水晶発振器(temperature controlled crystal oscillator:TCXO)のような高精度の発振器が必要となる。このような高精度の発振器はサイズが大きいため、これをプローブユニット内に設けることは、プローブユニットの大型化及び重量化を招き、被検者に大きな負担となる。
特許文献1には、制御装置からサンプリングクロック信号を無線でプローブユニットへ伝送してもよいことが記載されており、このようにすればプローブユニット内にクロック信号源を設ける場合のような問題は解消される。ただし、特許文献1ではサンプリングクロック信号の無線伝送方法及び受信信号からのクロック信号の再生方法については、特に開示されていない
一方、特許文献2には角度変調波を復調する復調装置に用いられるクロック再生回路が開示されている。特許文献2のクロック再生回路では、復調装置に入力されるQPSK信号のような角度変調波を復調する際にクロック信号を再生している。具体的には、発振器とミキサとローパスフィルタから構成される周波数変換器により入力される角度変調波の周波数変換を行い、周波数変換後の信号をADCによりディジタル化した後、ディジタル信号処理部に入力して復調とクロック信号の再生を行う。
特開平5−261083号公報 特開平6−232930号公報
特許文献1には、制御装置からプローブユニットへのサンプリングクロック信号の無線伝送方法について及びクロック信号の再生方法は開示されていないが、仮に特許文献2に記載されたクロック再生回路を用いた場合、発振器とミキサとローパスフィルタから構成される周波数変換器とADC及びディジタル信号処理部が必要であり、かつ再生クロック信号の精度は発振器の精度及びADCに用いられるクロック信号の精度に依存するという問題があった。
また、磁気共鳴信号取得期間中にクロック信号の再生を一旦停止する再生停止区間が存在し、再生停止区間の前後でクロック信号の位相を同一に保つ必要がある場合や、磁気共鳴信号取得期間中にクロック信号の送受信アンテナ間距離が変化してもクロック信号の位相を同一に保つ必要がある場合があるが、これらの問題に対する方策は特許文献1及び特許文献2には開示されていない。
本発明は、プローブユニットの構成を簡易化しつつプローブユニットと制御/映像化ユニット間のクロック信号の高精度な同期を保証する磁気共鳴映像装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様による磁気共鳴映像装置は、被検体からの磁気共鳴信号を検出するプローブと、前記磁気共鳴信号をサンプリングクロック信号によりサンプリングしてディジタル信号に変換するアナログ−ディジタル変換器と、前記ディジタル信号を第1の無線信号に変換して第1の無線チャネルにより送信する第1の送信機と、第2の無線チャネルにより送信されてきた第2の無線信号を受信し、該第2の無線信号に対して包絡線検波を行って第1の受信信号を得る第1の受信機と、前記第1の受信信号からクロック成分を再生して少なくとも前記サンプリングクロックの基となる再生クロック信号を生成するクロック再生部と、を有するプローブユニットと;
前記第1の無線信号を受信して第2の受信信号を得る第2の受信機と、基準クロック信号を生成するクロック生成部と、前記第2の受信信号に対して前記基準クロック信号に同期して画像再構成を含むデータ処理を行って映像信号を得るデータ処理部と、前記基準クロック信号により搬送波を振幅変調するAM変調器を含み、前記基準クロック信号を前記第2の無線信号に変換して前記第2の無線チャネルにより送信する第2の送信機と、を有する制御/映像化ユニットと;を具備することを特徴とする。
本発明の第2の態様による磁気共鳴映像装置は、被検体からの磁気共鳴信号を検出するプローブと、前記磁気共鳴信号をサンプリングクロック信号によりサンプリングしてディジタル信号に変換するアナログ−ディジタル変換器と、前記ディジタル信号に対し第1の処理用クロック信号に同期して送信前処理を行い、前処理後ディジタル信号を得る送信前処理部と、前記前処理後ディジタル信号を第1の無線信号に変換して第1の無線チャネルにより送信する第1の送信機と、第2の無線チャネルにより送信されてきた第2の無線信号を受信し、該第2の無線信号に対して包絡線検波を行って第1の受信信号を得る第1の受信機と、前記第1の受信信号からクロック成分を再生して再生クロック信号を生成するクロック再生部と、前記再生クロック信号を逓倍して前記サンプリングクロック信号及び前記第1の処理用クロック信号を生成する第1の逓倍器と、を有するプローブユニットと;前記第1の無線信号を受信して第2の受信信号を得る第2の受信機と、基準クロック信号を生成するクロック生成部と、前記基準クロック信号を逓倍して第2の処理用クロック信号を生成する第2の逓倍器と、前記第2の受信信号に対し前記第2の処理用クロック信号を用いて画像再構成を含むデータ処理を行い、磁気共鳴映像データを得るデータ処理部と、前記基準クロック信号により搬送波信号を振幅変調するAM変調器を含み、前記基準クロック信号を前記第2の無線信号に変換して前記第2の無線チャネルにより送信する第2の送信機と、を有する制御/映像化ユニットと;
を具備することを特徴とする。
本発明によれば、制御/映像化ユニットからプローブユニットへクロック信号をAM変調により伝送し、プローブユニットにおいて包絡線検波によってクロック信号を再生して各部に必要なクロック信号を生成することにより、プローブユニットを高精度発振器が不要な簡易な構成としつつ、プローブユニットと制御/映像化ユニット間のクロック信号の高精度な同期を確保することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について詳細に説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態に係るMRI装置を示している。静磁場磁石11、傾斜磁場コイル12、RFコイルユニット13、プローブユニット14、プローブユニット15及びベッド16の天板17は、いわゆるガントリ内に配置される。ベッド16は移動可能であり、その位置は後述するベッド位置制御部によって制御される。傾斜磁場コイル12には傾斜磁場電源18が接続され、RFコイルユニット13には高周波送信器19が接続される。プローブユニット14は、図示しない有線チャネルを介して制御/映像化ユニット20に接続される。もう一つのプローブユニット15は、無線チャネルを介して制御/映像化ユニット20に接続される。
静磁場磁石11は中空の円筒形をなし、内部の空間に一様な静磁場を発生する。静磁場磁石11としては、例えば永久磁石または超伝導磁石等が使用される。傾斜磁場コイル12は中空の円筒形をなし、静磁場磁石11の内側に配置される。傾斜磁場コイル12は、互いに直交するX,Y,Zの各軸に対応する3種のコイルが組み合わされている。傾斜磁場コイル12は、上記の3種のコイルが傾斜磁場電源18から個別に電流供給を受けることによって、磁場強度がX,Y,Zの各軸に沿って傾斜する傾斜磁場を発生する。ここで、Z軸方向は例えば静磁場方向と同方向とする。
X,Y,Z各軸の傾斜磁場は、例えばスライス選択用傾斜磁場Gss、位相エンコード用傾斜磁場Gpe及びリードアウト用傾斜磁場Groにそれぞれ対応される。スライス選択用傾斜磁場Gssは、任意に撮影断面を決めるために利用される。位相エンコード用傾斜磁場Gpeは、空間的位置に応じて磁気共鳴信号の位相を変化させるために利用される。リードアウト用傾斜磁場Groは、空間的位置に応じて磁気共鳴信号の周波数を変化させるために利用される。
被検体Pは、ベッド16の天板17に載せられて傾斜磁場コイル12の内部の空間(撮像空間という)内に挿入される。ベッド16は、後述するベッド制御部により制御されて天板17を長手方向(図1中における左右方向)及び上下方向に移動させる。通常、天板17の長手方向が静磁場磁石11の中心軸と平行になるようにベッド16は設置される。
RFコイルユニット13は、1つまたは複数のコイルを円筒状のケースに収容して構成され、傾斜磁場コイル12の内側に配置される。RFコイルユニット13は、高周波送信器19からラーモア周波数に対応するRFパルス(高周波パルス)の供給を受けて高周波磁場を発生する。プローブユニット14は、磁気共鳴信号を検出するRFコイルである少なくとも一つのRFプローブを含み、天板17上に載置されるか、または天板17に内蔵される。一方、プローブユニット15も同様に磁気共鳴信号を検出するRFコイルであるRFプローブを含み、被検体Pに装着される。
プローブユニット14及び15は、撮影時には被検体Pと共に撮像空間内に挿入され、被検体Pでの磁気共鳴現象により生じる磁気共鳴信号を検出する。プローブユニット14及び15としては、様々なタイプのものが任意に装着可能である。プローブユニット15は、MRI装置の本体から独立したユニットであり、検出した磁気共鳴信号を無線チャネルにより制御/映像化ユニット20へ送信する機能を備える。
制御/映像化ユニット20は、傾斜磁場電源18及び高周波送信器19を制御する。さらに、制御/映像化ユニット20はプローブユニット14との間では有線チャネルを介して送受信を行い、またプローブユニット15との間では無線チャネルを介して送受信を行い、プローブユニット14及び15から送信される磁気共鳴信号に対して画像再構成を含むデータ処理を行うことにより、被検体P内の映像を示す映像信号を生成する。
次に、図2〜図10を用いて無線化されたプローブユニット15及び制御/映像化ユニット20について詳しく説明する。なお、図2中に示す制御/映像化ユニット20では、傾斜磁場電源18及び高周波送信器19の制御に関する構成については、本質的でないため図示を省略している。図2はプローブユニット15及び制御/映像化ユニット20の概略的な構成を示しており、図3〜図10は図2中の各部をより詳しく示している。
(プローブユニット15の概略について)
図2中に示すプローブユニット15は、RFプローブ101、アナログ処理部102、アナログ−ディジタル変換器(ADC)103、送信前処理部104、送信部105、送信アンテナ106、受信アンテナ107、受信部108、クロック再生部109及び逓倍器110を有する。送信部105と送信アンテナ106は第1の送信機を構成し、受信アンテナ107と受信部108は第1の受信機を構成する。
(プローブユニット15内のアナログ処理部102について)
プローブユニット15において、RFプローブ101により検出される磁気共鳴信号は、アナログ処理部102に入力される。アナログ処理部102は、図3に示されるように前置増幅器121、周波数変換器122、フィルタ123及び利得調整器124を有する。RFプローブ101からの磁気共鳴信号は、低雑音増幅器(LNA)のような前置増幅器121により電圧増幅がなされた後、周波数変換器122によって逓倍器110から供給される変換用クロック信号CK3に従って周波数変換され、所定周波数の中間周波信号とされる。
周波数変換器122においては、変換前の周波数をfa、変換後の周波数をfbと表すと、周波数fa−fb、もしくはfa+fbの正弦波信号を入力の磁気共鳴信号に乗積する周波数変換処理を一回以上実施するが、この正弦波信号は変換用クロック信号CK3から生成されるものとする。
周波数変換器122から出力される中間周波信号は、フィルタ123及び利得調整器124を介してアナログ処理部102から出力される。
図2に説明を戻すと、アナログ処理部102から出力される信号、すなわち、周波数変換、フィルタ及び利得調整後の磁気共鳴信号は、アナログ−ディジタル変換器(ADC)103に入力され、サンプリングクロック信号CK4に従ってサンプリングされることにより、ディジタル信号に変換される。ADC103から出力されるディジタル化された磁気共鳴信号は、送信前処理部104に入力される。
(プローブユニット15内の送信前処理部104について)
送信前処理部104は、ADC103からのディジタル化された磁気共鳴信号に対して、送信前に必要なディジタル信号処理(送信前処理)を施すものであり、図4に示されるように周波数変換器141、フィルタ142、サンプルレート変換器143及び情報源圧縮器144を有する。ADC103からのディジタル化された磁気共鳴信号は、周波数変換器141により変換用クロック信号CK5に従って周波数変換される。周波数変換後のディジタル化された磁気共鳴信号は、さらにフィルタ142を介してサンプルレート変換器143に入力される。サンプルレート変換器143では、ADC103がオーバサンプリングを行う場合に必要なサンプルレート変換、すなわちデシメーションが行われる。サンプルレート変換後の磁気共鳴信号は、さらに情報源圧縮器144によって情報量の削減が行われ、前処理後信号として出力される。送信前処理部104から出力される前処理後信号は、送信部105に入力される。
(プローブユニット15内の送信部105について)
送信部105は、図5に示されるように誤り訂正符号化/インタリーブ部151、変調器152、周波数変換器153及び電力増幅器154を有する。送信前処理部104から出力される前処理後信号に対し、まず誤り訂正符号化/インタリーブ部151によって誤り耐性を高めるための誤り訂正符号化とインタリーブが行われる。
次に、変調器152によって誤り訂正符号化/インタリーブ後のデータをIQ平面上にマッピングする変調操作、及びシングルキャリアまたはマルチキャリア信号への整形が施される。次に、変調器152により得られるベースバンド信号は、周波数変換器153によって逓倍器110から供給される変換用クロック信号CK6に従って、第1の無線チャネルで使用される搬送波周波数f_rf1へと周波数変換(アップコンバート)される。
周波数変換器153においては、ベースバンド信号の周波数を搬送波周波数f_rf1に変換する際に、元のベースバンド信号に対して正弦波信号を乗積する周波数変換処理を一回以上実施するが、この正弦波信号は変換用クロック信号CK6から生成されるものとする。
周波数変換器153から出力される搬送波周波数f_rf1の信号は、電力増幅器154により所要電力レベルまで増幅され、送信アンテナ106へ供給されることによって、第1の無線チャネルを介して制御/映像化ユニット20へ送信される。
(制御/映像化ユニット20の概略について)
制御/映像化ユニット20は、図2中に示すように受信アンテナ201、受信部202、データ処理部203、表示部204、クロック再生部205、逓倍器206、送信部207及び送信アンテナ208を有する。受信アンテナ201と受信部202は第2の受信機を構成し、送信部207と送信アンテナ208は第2の送信機を構成する。なお、受信部202、逓倍器206及び送信部207は、制御/映像化ユニット20から独立してガントリ付近に設置されていてもよい。
(制御/映像化ユニット20内の受信部202について)
制御/映像化ユニット20では、プローブユニット15から第1の無線チャネルを介して送信されてきた信号が受信アンテナ201によって受信され、受信部202に入力される。受信部202は、図6に示されるように前置増幅器221、周波数変換器222、復調器223、デインタリーブ/誤り訂正復号器224及び情報源伸張器225を有する。
アンテナ201からの受信信号は、LNAのような前置増幅器221により電圧増幅がなされた後、周波数変換器223、復調器223、デインタリーブ/誤り訂正復号器224及び情報源伸張器225において、図5に示した送信部105の処理と逆の処理が行われる。
すなわち、前置増幅器221から出力される受信信号は、周波数変換器223により逓倍器206からの変換用クロック信号CK1に従ってベースバンド信号に周波数変換(ダウンコンバート)される。周波数変換器223においては、前置増幅器221から出力される受信信号の搬送波周波数f_rf1をベースバンド信号の周波数に変換する際に、受信信号に対し正弦波信号を乗積する周波数変換処理を一回以上実施するが、この正弦波信号は変換用クロック信号CK1から生成されるものとする。
周波数変換器223から出力されるベースバンド信号は、さらに復調器223によって変調器152における変調処理に対応する復調処理と、誤り訂正符号化/インタリーブ部151での処理に対応するデインタリーブ及び誤り訂正復号、及び情報源圧縮器144の処理と逆の伸張処理が行われることにより、磁気共鳴信号データが得られる。
こうして得られる磁気共鳴信号データは、データ処理部203に入力される。データ処理部203は、公知の例えばデータ収集部、記憶部及び画像再構成部を備えた構成となっており、受信部202からの磁気共鳴信号データを収集し、それらを記憶部に格納する。画像再構成部は、記憶部に記憶された磁気共鳴信号データに対してフーリエ変換等の画像再構成処理を行い、被検体P内の所望核スピンの映像データ(磁気共鳴映像データ)を求める。画像再構成部は、さらに所望核スピンのスペクトラムデータを求めてもよいし、図示しない主制御部により指定される特定要素コイルで受信された磁気共鳴信号に関する磁気共鳴信号データに基づいて、要素コイルの配列方向の投影データをそれぞれ生成してもよい。記憶部は、磁気共鳴信号データと映像データさらにはスペクトラムデータを被検者毎に記憶する。
データ処理部203の上述した一連の処理は、逓倍器206からの処理用クロック信号CK2に従って行われる。こうしてデータ処理部203により得られる映像データその他のデータは、表示部204において適宜表示される。
(クロック生成部205について)
クロック生成部205は、一定周波数で振幅変化を繰り返す基準クロック信号CK0を生成するデバイスであり、例えば図7A〜図7Dに示すように構成される。図7Aに示すクロック生成部205は、水晶発振器211単体によって実現される。図7Bに示すクロック生成部205は、水晶発振器211とその後段に配置されるPLL(Phase-Locked Loop)212からなる。図7Cに示すクロック生成部205は、水晶発振器211と水晶発振器211によって駆動されるDDS(Direct Digital Synthesizer)213から構成される。図7Dに示すクロック生成部205は、水晶発振器211と水晶発振器211で駆動されるDDS213及びDDS213の後段に配置されるPLL212からなる。
PLL212は、例えば図8に示されるように、位相比較器2121、ループフィルタ2122及び電圧制御発振器(VCO)2123からなる一般的な構成であり、必要に応じて分周器2124が追加される。位相比較器2121では、入力される基準信号の位相とVCO2123から直接または分周器2124を介して帰還される信号の位相との比較を行い、両者の位相差に応じた信号を出力する。位相比較器2121からの出力信号はループフィルタ(一般にはローバスフィルタ)2122によりフィルタリングされることによって周波数制御電圧とされ、VCO2123の周波数制御端子に供給される。これによりVCO2123からは、位相比較器2121に入力される基準信号に同期した信号が出力される。
(逓倍器206について)
クロック生成部205から出力される基準クロック信号CK0は、逓倍器206と送信部207に供給される。逓倍器206は、基準クロック信号CK0を基準周波数として、基準周波数を所定の逓倍比で逓倍することによって、受信部202への変換用クロック信号CK1、及びデータ処理部203への処理用クロック信号CK2を生成する。
送信部207は、クロック生成部205からの基準クロック信号CK0で搬送波信号を振幅変調(AM)変調するAM変調器を含み、基準クロック信号CK0を無線信号に変換して送信アンテナ208に供給する。ここで、AM変調器はアナログAM変調に代表される連続的な振幅を有する振幅変調を行ってもよいし、オン・オフ・キーイング(OOK)などに代表される離散的な振幅を有する振幅変調を行ってもよい。
(制御/映像化ユニット20内の送信部207について)
図9は、制御/映像化ユニット20内の送信部207の具体例であり、乗算器271、搬送波発生器272及び電力増幅器273からなる。クロック生成部205からの基準クロック信号CK0は、乗算器271において搬送波発生器272からの周波数f_rf2の搬送波信号に乗積されることによってAM変調が行われる。これにより乗算器271から出力されるAM波の無線信号は、電力増幅器273において所要電力レベルまで増幅された後、送信アンテナ208により第2の無線チャネルを介してプローブユニット15へ送信される。
一方、こうして制御/映像化ユニット20から第2の無線チャネルを介して送信される、基準クロック信号によってAM変調された無線信号は、プローブユニット15において受信アンテナ107で受信され、受信部108に入力される。受信部108では、受信アンテナ107からのAM変調された無線信号に対して包絡線検波を行い、受信信号を出力する。
(プローブユニット15内の受信部108について)
図10は、受信部108の具体例であり、前置増幅器181、整流器182及びフィルタ183からなる。受信アンテナ107からのAM変調された無線信号は、LNAのような前置増幅器181により電圧増幅がなされた後、整流器182により整流され、さらにフィルタ183を通過することにより包絡線検波がなされる。こうして受信部108から包絡線検波によって得られる受信信号は、クロック再生部109に入力される。
(クロック再生部109について)
クロック再生部109は、受信部108からの受信信号を入力としてクロック信号を再生し、再生クロック信号を出力する。クロック再生部109は、図8で説明したPLLを用いてもよいし、クロック信号に対して高い周波数選択性を有するバンドパスフィルタ(BPF)を用いてクロック信号を抽出・再生してもよい。クロック信号再生部109としてPLLを用いれば、BPFによるクロック抽出より高精度にクロック信号を再生することができる。但し、PLLはフィードバックループが存在するため、安定した信号を得るまでにより長い時間がかかり、応答速度の面ではBPFの方が好ましい。
(逓倍器110について)
クロック再生部109からの再生クロック信号は、逓倍器110に入力される。逓倍器110は、クロック生成部109からの再生クロック信号の周波数を基準周波数として、基準周波数を所定の逓倍比で逓倍することによりプローブユニット15内の各部で必要なクロック信号、すなわち、アナログ処理部102への変換用クロック信号CK3、ADC103へのサンプリングクロック信号CK4、送信前処理部104への変換用クロック信号CK5及び送信部105への変換用クロック信号CK6を生成する。
(プローブユニット15と制御/映像化ユニット20間のクロック同期について)
以上述べた本実施形態の構成によると、プローブユニット15の構成を簡易化しつつプローブユニット15と制御/映像化ユニット20との間のクロック信号の高精度な同期を保証することが可能となる。
プローブユニット及び制御/映像化ユニットのそれぞれに高精度の発振器を設置したとしても、データ処理の際の基準クロック信号の周波数にプローブユニット側のクロック信号の周波数を完全に一致させることはできない。しかし、制御/映像化ユニット20からプローブユニット15に基準クロック信号を何らかの方法により無線で送信すると、PLLのようなクロック再生部109を通すことにより、制御/映像化ユニット20及びプローブユニット15間でクロック信号の周波数を一致させ、同期をとることができる。
そして、本実施形態では基準クロック信号の送信にAM変調方式を用いることで、プローブユニット15内の受信部108では、受信した無線信号の包絡線を検出する包絡線検波の適用によって、高精度の発振器を必要とすることなく受信信号を得ることができ、これを基にクロック再生部109によってクロック信号の再生が可能となる。
このようにプローブユニット15内に高精度の発振器を必要としないので、プローブユニット15の小型化・軽量化を達成でき、被検体Pに対する負担を軽減できる。また、再生クロック信号の精度が発振器の精度及びADCに用いられるクロック信号の精度に依存するという問題も解消する。
本実施形態のMRI装置のように、高周波コイルユニット13から被検体Pに電磁波パルスを照射し、それに呼応して放射される電磁波エコーである磁気共鳴信号をプローブユニット14及び15によって受信する場合、特にプローブユニット15と制御/映像化ユニット20との間の中心周波数をそれぞれf_rf1及びf_rf2とする第1の無線チャネル及び第2の無線チャネルの帯域は、電磁波パルスの周波数及びその高調波の周波数を避けることが望ましい。このように第1及び第2の無線チャネルの帯域を設定することによって、電磁波パルス及び磁気共鳴信号が第1及び第2の無線チャネルに与える干渉を避けることができる。
一方、プローブユニット15内において周期信号であるクロック信号を再生し、また逓倍器110によって種々のクロック信号を生成する際、クロック信号の基本波及びその高調波の周波数が電磁波パルス及び磁気共鳴信号の周波数に一致しないようにすることが望ましい。このようにすることにより、プローブユニット15から放射される電磁干渉(EMI)が電磁波パルス及び磁気共鳴信号を乱すことに起因する磁気共鳴映像の品質低下を避けることができる。
(クロック再生停止区間が存在する場合について)
ここで、何らかの原因によりプローブユニット15内のクロック再生部109が信頼できるクロック信号を出力することができないか、もしくはクロック信号の送出を停止する区間(クロック再生停止区間という)が存在する場合に、制御/映像化ユニット20からプローブユニット15に送出すべき基準クロック信号CK0の周波数の選択について考察する。
このようなクロック再生停止区間が存在する状況としては、(a)無線信号の伝搬損失や電磁波干渉によりプローブユニット15が第2の無線チャネルを介して受信したクロック信号の品質が劣悪である状況、(b)強力な電磁波の照射により装置が誤動作している状況、または(c)上記のような状況を避けるために意図的、かつ一時的にクロック再生部109の動作を停止させる状況がある。例えば、MRI装置のガントリ内にプローブユニット15を設置した場合、強烈な電磁波であるRFパルスの照射区間がクロック再生停止区間に対応する。
次に、図11を用いて磁気共鳴信号の観測中にクロック再生停止区間が存在する場合の問題点を説明する。制御/映像化ユニット20内のデータ処理部208で収集したい磁気共鳴信号は、周波数f1の基準クロック信号CK0でサンプリングされた信号であるとする。前述したように、プローブユニット15内のADC103がf1より高い周波数でサンプリング(オーバサンプリング)を行い、後続の送信前処理部104においてサンプルレート変換(デシメーション)を行う方式が採られることは珍しくない。
このとき、仮に制御/映像化ユニット20からプローブユニット15に周波数f2(>f1)のクロック信号(伝送クロックという)を伝送し、それをADC103のためのサンプリングクロック信号として用い、また伝送クロックを分周して生成した周波数f1の分周クロックをサンプルレート変換器143のためのクロック信号として用いたとする。ここでf2/f1=Nとすると、分周比Nの分周を実施した場合、分周後には同一周波数f1で位相が異なるN通りのクロック信号が得られる。
図11は、N=2の場合に、f2の伝送クロックの立ち上がりエッジに同期した分周クロックを得る際に、同一周波数f1で異なる位相を持った分周クロック1と分周クロック2が得られることを例示している。このような位相の不確定性により、クロック再生停止区間の前後で分周クロックと伝送クロック(基準クロック)とのタイミング同期が崩れることがある。従って、磁気共鳴信号の観測区間中にクロック再生停止区間が存在すると、取得した磁気共鳴信号系列の中で位相ずれが発生し、磁気共鳴映像の品質が低下するという問題が発生する。
ここでは、ADC103においてオーバサンプリングを行い、送信前処理部104においてデシメーションを行うという簡易な構成で説明したが、オーバサンプリングとデシメーションとの間で周波数変換やフィルタリングを施している場合においても、同様の問題が発生する。
一方、このようにプローブユニット15側において、異なる周波数を持ち、互いに位相同期した複数のクロック信号が必要とされる場合、制御/映像化ユニット20側からこれら複数のクロック信号を送出することは非効率的である。そこで、本実施形態では基準クロックCK0の位相に同期し、かつ周波数が基準クロック信号CK0の周波数以下のクロック信号を伝送することにより、上記問題を解決する。
図12は、伝送クロックの周波数が基準クロックCK0の周波数と同一の場合を示している。制御/映像化ユニット20は、周波数f1の基準クロック信号CK0を伝送クロックとして送信する。
プローブユニット15では、受信信号から伝送クロック(基準クロック信号CK0)を再生し、再生クロック信号を逓倍器110により逓倍することによって変換用クロック信号CK3、周波数f2のサンプリングクロック信号CK4及び変換用クロック信号CK5を生成する。ADC103においてサンプリングクロック信号CK4を用いてサンプリングを行った後に、基準クロック信号CK0と同じ周波数f1の変換用クロック信号CK3を用いて周波数変換器141で周波数変換を行い、サンプルレート変換器143でデシメーションを実施すれば、クロック再生停止区間の前後で位相ずれは発生しない。
一方、図13は伝送クロックの周波数が基準クロック信号CK0の周波数以下の場合を示したものである。制御/映像化ユニット20は、周波数f1の基準クロック信号CK0を分周して得た周波数f3のクロック信号を伝送クロックとして、プローブユニット15へ送信する。
プローブユニット15では、受信信号から伝送クロック(基準クロック信号CK0)を再生し、再生クロック信号を逓倍器110により逓倍することによって変換用クロック信号CK3、周波数f2のサンプリングクロック信号CK4及び変換用クロック信号CK5を生成する。ADC103においてサンプリングクロック信号CK4を用いてサンプリングを行った後に、周波数f1の変換用クロック信号CK3を用いて周波数変換器141で周波数変換を行い、サンプルレート変換器143でデシメーションを実施すれば、クロック再生停止区間の前後で位相ずれは発生しない。
前述したように、クロック信号再生部109に図8のようなPLLを用いると、BPFによるクロック抽出・再生に比較してより高精度にクロック信号を再生することができるが、フィードバックループのため安定した信号を得るまでにより長い時間がかかる。MRI装置のようにRFパルス照射区間がクロック再生停止区間にあたり、その後に磁気共鳴信号の取得を開始する場合、クロック再生停止区間から磁気共鳴信号の取得までの時間にPLLが引き込みを完了できるように、図8中のループフィルタ2122を設計することが有効である。しかし、クロック再生停止区間から信号取得までの時間が短く、PLL引き込みが完了できるよう設計できない場合は、BPFによるクロック信号の抽出・再生が有効である。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態において、MRI装置全体の概略構成は第1の実施形態と同様であり、例えば図1に示される通りである。図15は、本実施形態における無線化されたプローブユニット15及び制御/映像化ユニット20を示している。
図15において図2と同一部分に同一符号を付して第1の実施形態との相違点について説明すると、本実施形態ではプローブユニット15内のクロック生成部205及び逓倍器206が位相可変クロック生成部210に置き換えられる。さらに、本実施形態ではプローブユニット15内にベッド位置制御部211及び位相計算部212が設けられる。本実施形態によれば、以下に説明するようにクロック信号の位相補償機能により磁気共鳴信号取得中の位相ずれを防ぐことができる。
プローブユニット15の受信アンテナ107は、ベッド位置制御部211によって制御されるベッド16上に設置されている。一方、制御/映像化ユニット20の送信アンテナ208は、固定位置に設置されている。従って、磁気共鳴信号取得中に送信アンテナ208と受信アンテナ107間の距離、すなわち第2の無線チャネルの伝搬距離が変動する。
制御/映像化ユニット20内の受信部202及びデータ処理部203は、本実施形態では位相可変クロック生成部210から変換用クロック信号CK1及び処理用クロック信号CK2の供給をそれぞれ受ける。
ベッド位置制御部211は、ベッド16の位置を制御するとともに、ベッド16の位置座標(x,y,z)の情報を出力する。MRI装置の場合、一般的には1次元座標(x)で十分であるが、ここでは一般性を持たせるため3次元座標で説明する。
送信アンテナ208は、座標(xa,ya,za)の位置に固定されているとする。位相計算部212は、ベッド位置制御部211からベッド16の位置座標(x,y,z)の情報を継続的に受取り、磁気共鳴信号の取得開始時のベッド位置座標(x0,y0,z0)と現在のベッド位置座標(x1,y1,z1)から、第2の無線チャネルの伝搬距離の変化を次の式で計算する。
Figure 2010115256
次に、式(1)の伝送距離の変化Δdに対応する周波数f1のクロック信号の位相変化を次の式で計算する。
Figure 2010115256
但し、cは光速でc=3.0×108[m/s]である。Δφの符号は正のとき基準クロックの位相から遅れていることを示し、負のとき進んでいることを示す。
式(2)は、第2の無線チャネルの伝送距離が長くなると(Δd:正)、クロック信号の位相が遅れ、伝送距離が短くなると(Δd:負)、クロック信号の位相が進むことを意味している。ここでは、ベッド位置制御部211がベッド16の絶対位置を座標情報として出力するように説明しているが、磁気共鳴信号取得開始時からの相対的な位置(=現在の座標(x1,y1,z1)−磁気共鳴信号取得開始時の座標(x0,y0,z0))を出力してもよい。
可変位相クロック生成部210は、例えば第1の実施形態の図2におけるクロック生成部205と基本的に同様、図7A〜図7Dに示すように水晶発振器211単体か、または水晶発振器211とその後段に配置されるPLL212とから構成されるか、または水晶発振器211と水晶発振器211によって駆動されるDDS213から構成されるか、あるいは水晶発振器211と水晶発振器211で駆動されるDDS213及びDDS213の後段に配置されるPLL212から構成され、周波数f1の処理用クロック信号CK2をデータ処理部203に供給する。
可変位相クロック生成部210は、また処理用クロック信号CK2に対し上記Δφの符号を反転した位相だけDDS213またはDDS213の後段に配置されたPLL212により位相調整を行う機能を有し、位相調整されたクロック信号CK0を出力する。すなわち、このクロック信号CK0はCK2と同一周波数を有しながら、ベッド16の移動による位相変化を事前に補償したクロック信号である。従って、磁気共鳴信号の取得区間中にベッド16が移動して、第2の無線チャネルの伝搬距離が変化したとしても、プローブユニット15内では常に制御/映像化ユニット20での変換用クロック信号CK1及び処理用クロック信号CK2に対して一定の位相関係にあるクロック信号CK3〜CK6が得られる。よって、磁気共鳴信号取得中のクロック信号の位相ずれによる磁気共鳴映像の品質劣化を免れることができる。
また、磁気共鳴信号取得中のクロック信号の位相ずれを防ぐために、ベッド16とプローブユニット15の受信アンテナ107を連動させずに、受信アンテナ107を固定位置に配置することによって、受信アンテナ107と制御/映像化ユニット20の送信アンテナ208との相対関係が変化しないようにしても良い。
このように第2の実施形態によれば、第1の実施形態の利点に加えて、磁気共鳴信号取得中のベッド16の変位に起因する位相ずれを予め補償したクロック信号を制御/映像化ユニット20からプローブユニット15へ伝送することにより、プローブユニット15で用いるクロック信号の位相ずれを避けることができるという効果が得られる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の一実施形態に係るMRI装置を示すブロック図 図1中のプローブユニット及び制御/映像化ユニットの例を示すブロック図 プローブユニット内のアナログ処理部を示すブロック図 プローブユニット内の送信前処理部を示すブロック図 プローブユニット内の送信部を示すブロック図 制御/映像化ユニット内の受信部を示すブロック図 クロック生成部の一例を示すブロック図 クロック生成部の一例を示すブロック図 クロック生成部の一例を示すブロック図 クロック生成部の一例を示すブロック図 典型的なPLLを示すブロック図 制御/映像化ユニット内の送信部を示すブロック図 プローブユニット内の受信部を示すブロック図 クロック再生停止期間が存在する場合の位相ずれの問題を説明するためのタイムチャート クロック再生停止期間が存在する場合の位相ずれの問題が解決される原理を説明するためのタイムチャート クロック再生停止期間が存在する場合の位相ずれの問題が解決される原理を説明するためのタイムチャート 図1中のプローブユニット及び制御/映像化ユニットの他の例を示すブロック図
符号の説明
11・・・静磁場磁石
12・・・傾斜磁場コイル
13・・・RFコイルユニット
14・・・プローブユニット
15・・・プローブユニット(第1の装置)
16・・・ベッド
17・・・ベッド天板
18・・・傾斜磁場電源
19・・・高周波送信器
20・・・制御/映像化ユニット(第2の装置)
101・・・RFプローブ
102・・・アナログ処理部
103・・・アナログ−ディジタル変換器
104・・・送信前処理部
105・・・プローブユニット側送信部
106・・・送信アンテナ
107・・・受信アンテナ
108・・・プローブユニット側受信部(包絡線検波部)
109・・・クロック再生部
110・・・逓倍器
201・・・受信アンテナ
202・・・制御/映像化ユニット側受信部
203・・・データ処理部
204・・・表示部
205・・・クロック生成部
206・・・逓倍器
207・・・制御/映像化ユニット側送信部
208・・・送信アンテナ
210・・・位相可変クロック生成部
211・・・ベッド位置制御部
212・・・位相計算部

Claims (10)

  1. 被検体からの磁気共鳴信号を検出するプローブと、
    前記磁気共鳴信号をサンプリングクロック信号によりサンプリングしてディジタル信号に変換するアナログ−ディジタル変換器と、
    前記ディジタル信号を第1の無線信号に変換して第1の無線チャネルにより送信する第1の送信機と、
    第2の無線チャネルにより送信されてきた第2の無線信号を受信し、該第2の無線信号に対して包絡線検波を行って第1の受信信号を得る第1の受信機と、
    前記第1の受信信号からクロック成分を再生して少なくとも前記サンプリングクロック信号の基となる再生クロック信号を生成するクロック再生部と、
    を有するプローブユニットと;
    前記第1の無線信号を受信して第2の受信信号を得る第2の受信機と、
    基準クロック信号を生成するクロック生成部と、
    前記第2の受信信号に対して前記基準クロック信号に同期して画像再構成を含むデータ処理を行って映像信号を得るデータ処理部と、
    前記基準クロック信号により搬送波を振幅変調するAM変調器を含み、前記基準クロック信号を前記第2の無線信号に変換して前記第2の無線チャネルにより送信する第2の送信機と、
    を有する制御/映像化ユニットと;
    を具備することを特徴とする磁気共鳴映像装置。
  2. 被検体からの磁気共鳴信号を検出するプローブと、
    前記磁気共鳴信号をサンプリングクロック信号によりサンプリングしてディジタル信号に変換するアナログ−ディジタル変換器と、
    前記ディジタル信号に対し第1の処理用クロック信号に同期して送信前処理を行い、前処理後ディジタル信号を得る送信前処理部と、
    前記前処理後ディジタル信号を第1の無線信号に変換して第1の無線チャネルにより送信する第1の送信機と、
    第2の無線チャネルにより送信されてきた第2の無線信号を受信し、該第2の無線信号に対して包絡線検波を行って第1の受信信号を得る第1の受信機と、
    前記第1の受信信号からクロック成分を再生して再生クロック信号を生成するクロック再生部と、
    前記再生クロック信号を逓倍して前記サンプリングクロック信号及び前記第1の処理用クロック信号を生成する第1の逓倍器と、
    を有するプローブユニットと;
    前記第1の無線信号を受信して第2の受信信号を得る第2の受信機と、
    基準クロック信号を生成するクロック生成部と、
    前記基準クロック信号を逓倍して第2の処理用クロック信号を生成する第2の逓倍器と、
    前記第2の受信信号に対し前記第2の処理用クロック信号を用いて画像再構成を含むデータ処理を行い、磁気共鳴映像データを得るデータ処理部と、
    前記基準クロック信号により搬送波信号を振幅変調するAM変調器を含み、前記基準クロック信号を前記第2の無線信号に変換して前記第2の無線チャネルにより送信する第2の送信機と、
    を有する制御/映像化ユニットと;
    を具備することを特徴とする磁気共鳴映像装置。
  3. 前記第1の逓倍器は、さらに前記再生クロック信号を逓倍して第1の変換用クロック信号を生成するように構成され、
    前記プローブユニットは、前記プローブと前記アナログ−ディジタル変換器との間に挿入された、前記磁気共鳴信号に対して前記第1の変換用クロック信号を用いて周波数変換を行う第1の周波数変換器を含むアナログ処理部をさらに有することを特徴とする請求項2に記載の磁気共鳴映像装置。
  4. 前記第1の逓倍器は、さらに前記再生クロック信号を逓倍して第2の変換用クロック信号を生成するように構成され、
    前記第1の送信機は、前記処理後ディジタル信号に対し前記第2の変換用クロック信号を用いて周波数変換を行い、前記第1の無線信号を生成する第2の周波数変換器を含むことを特徴とする請求項2記載の磁気共鳴映像装置。
  5. 前記第2の逓倍器は、さらに前記基準クロック信号を逓倍して第3の変換用クロック信号を生成するように構成され、
    前記第2の受信機は、前記第1の無線信号に対し前記第3の変換用クロック信号を用いて周波数変換を行い、前記第2の受信信号を得る第3の周波数変換器を含むことを特徴とする請求項2記載の磁気共鳴映像装置。
  6. 前記第2の逓倍器は、さらに前記基準クロック信号を逓倍して第4の変換用クロック信号を生成するように構成され、
    前記第2の送信機は、前記基準クロック信号に対し前記第4の変換用クロック信号を用いて周波数変換を行い、前記第1の無線信号を生成する第2の周波数変換器を含むことを特徴とする請求項2記載の磁気共鳴映像装置。
  7. 前記基準クロック信号は、前記処理用クロック信号の最小の周波数と同一もしくはそれ未満の周波数を有し、かつ前記処理用クロック信号と位相が同期していることを特徴とする請求項2記載の磁気共鳴映像装置。
  8. 前記第1の受信機は、前記被検体を載せて移動可能なベッドに設置された受信アンテナを用いて前記第1の無線信号を受信するように構成され、
    前記第2の送信機は、固定位置に設置された送信アンテナを用いて前記第2の無線信号を送信するように構成され、
    前記クロック生成部は、前記受信アンテナと前記送信アンテナとの間の距離変化に対して前記基準クロック信号の位相補償を行うように構成されることを特徴とする請求項1または2のいずれか1項記載の磁気共鳴映像装置。
  9. 前記第1の受信機は、前記被検体を載せて移動可能なベッドに設置された受信アンテナを用いて前記第1の無線信号を受信するように構成され、
    前記第2の送信機は、固定位置に設置された送信アンテナを用いて前記第2の無線信号を送信するように構成され、
    前記制御/映像化ユニットは、前記ベッドの位置を制御すると共に、前記ベッドの位置を示す座標情報を出力する位置制御部と、前記座標情報を用いて前記送信アンテナと前記受信アンテナとの間の距離変化を計算すると共に該距離変化に対応する位相変化を計算する位相計算部と、をさらに有し、
    前記クロック生成部は、前記基準クロック信号の位相を前記位相変化分だけ調整することにより、前記受信アンテナと前記送信アンテナとの間の距離変化に対して前記基準クロック信号の位相補償を行うように構成されることを特徴とする請求項1または2のいずれか1項記載の磁気共鳴映像装置。
  10. 前記第1の受信機は、固定位置に設置された受信アンテナを用いて前記第1の無線信号を受信するように構成され、
    前記第2の送信機は、固定位置に設置された送信アンテナを用いて前記第2の無線信号を送信するように構成されることを特徴とする請求項1または2のいずれか1項記載の磁気共鳴映像装置。
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